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特表2022-520202サプライチェーンにおけるデジタル消費者識別
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-29
(54)【発明の名称】サプライチェーンにおけるデジタル消費者識別
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20220322BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021546764
(86)(22)【出願日】2020-02-11
(85)【翻訳文提出日】2021-10-06
(86)【国際出願番号】 US2020017784
(87)【国際公開番号】W WO2020167861
(87)【国際公開日】2020-08-20
(31)【優先権主張番号】62/803,860
(32)【優先日】2019-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】507314729
【氏名又は名称】カタリナ マーケティング コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100129425
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 護晃
(74)【代理人】
【識別番号】100087505
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 春之
(74)【代理人】
【識別番号】100168642
【弁理士】
【氏名又は名称】関谷 充司
(74)【代理人】
【識別番号】100217076
【弁理士】
【氏名又は名称】宅間 邦俊
(74)【代理人】
【識別番号】100218604
【弁理士】
【氏名又は名称】池本 理絵
(72)【発明者】
【氏名】チャー,ワッシム・サミール
(72)【発明者】
【氏名】シン,ズービン
(72)【発明者】
【氏名】ハンター,ケヴィン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、第一者データをデータベースに記憶することと、を含む方法が提供される。本方法はまた、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することと、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供することとを含む。また、上述の方法を実施するシステムが提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、
前記第一者データをデータベースに記憶することと、
前記第一者データを前記データベースの第二者データと比較し、前記第一者データおよび前記第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することと、
前記クライアントデバイスに、前記データベースの前記消費者プロファイル、および前記第一者データに基づいてデジタル広告を提供することと
を含むコンピュータ実施方法。
【請求項2】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、小売店舗から所定半径内の前記消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、前記第一者データを前記第二者データと比較することが、前記地理的位置情報が前記消費者プロファイルに対応する確度を特定することを含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項3】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの前記消費者の得意客識別データを含み、前記第一者データを前記第二者データと比較することが、前記得意客識別データ、前記消費者プロファイル、および前記クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードが同じ消費者に対応する確度を特定することを含む、請求項1または2に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項4】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、前記クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、前記第一者データを前記第二者データと比較することが、前記クライアントデバイスが、前記消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定することを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項5】
前記第一者データを前記第二者データと比較することが、インターネットプロトコルアドレス、前記クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、または前記クライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関させることを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項6】
前記第一者データを前記第二者データと比較することが、前記クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の前記第一者データおよび前記第二者データを対にすることを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項7】
前記第一者データを前記データベースの前記第二者データと比較することが、前記消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループに関連付けることを含む、請求項1から6のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項8】
前記データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて前記第一者データの少なくとも一部に基づいて前記第二者データを特定することをさらに含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項9】
前記第一者データが前記クライアントデバイスのモビリティデータを含み、前記モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて前記第二者データを推測することをさらに含む、請求項1から8のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項10】
前記デジタル広告および前記消費者に関連付けられた購入データを受信し、前記購入データに基づいて前記第一者データを前記第二者データと比較するモデルを更新することをさらに含む、請求項1から9のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項11】
前記第一者データおよび前記第二者データに基づいて前記消費者プロファイルを更新することをさらに含む、請求項1から10のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項12】
前記第一者データを前記第二者データと比較することが、前記消費者と前記消費者プロファイルとの間の相関を特定し、前記相関の信頼レベルを特定することを含む、請求項1から11のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項13】
前記消費者に関連付けられた第三者データを受信し、前記消費者プロファイルが前記消費者に関連付けられる確度を改善するために前記第三者データを用いて前記データベースを更新することをさらに含む、請求項1から12のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項14】
前記デジタル広告を提供することが、付加価値証明書を前記消費者に提供することを含み、前記付加価値証明書が、前記第一者データに従って識別された小売店舗における販売製品に関連付けられる、請求項1から13のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項15】
消費者ネットワークにアクセスし、付加価値証明書を前記デジタル広告と共に受信する要求を前記クライアントデバイスから受信することをさらに含む、請求項1から14のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項16】
小売店舗における購入に基づいて前記データベースの前記第一者データと前記第二者データとの間の相関を変更することをさらに含み、前記購入が前記デジタル広告に基づく、請求項1から15のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項17】
前記クライアントデバイスが消費者のグループに関連付けられており、前記第一者データおよび前記第二者データに基づいて消費者の前記グループから消費者を選択し、前記消費者プロファイルを識別することをさらに含む、請求項1から16のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項18】
ネットワークサービスを前記クライアントデバイスに提供する第2のサーバから前記第二者データを収集することをさらに含む、請求項1から17のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項19】
前記第一者データを前記データベースに記憶することが、前記第一者データを第1のデータベースに記憶し、前記第二者データを第2のデータベースから取得することを含む、請求項1から18のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項20】
前記消費者プロファイルおよび前記第一者データに基づいて前記デジタル広告を提供することが、印刷命令を、前記第一者データに従って識別された小売店舗内のプリンタに提供することを含み、前記印刷命令が前記消費者の付加価値証明書の印刷命令を含む、請求項1から19のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項21】
命令を記憶するメモリ回路と、
少なくとも1つの命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備えるシステムであって、
前記少なくとも1つの命令が、前記システムに、
消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、
前記第一者データをデータベースに記憶することと、
前記第一者データを前記データベースの第二者データと比較し、前記第一者データおよび前記第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することと、
前記クライアントデバイスに、前記データベースの前記消費者プロファイル、および前記第一者データに基づいてデジタル広告を提供することと
を行わせるシステム。
【請求項22】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、小売店舗から所定半径内の前記消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記地理的位置情報が前記消費者プロファイルに対応する確度を特定する命令を実行する、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの前記消費者の得意客識別データを含み、前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記得意客識別データ、前記消費者プロファイル、および前記クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードが同じ消費者に対応する確度を特定する命令を実行する、請求項21または22に記載のシステム。
【請求項24】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、前記クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記クライアントデバイスが、前記消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定する命令を実行する、請求項21から23のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項25】
前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、インターネットプロトコルアドレス、前記クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、または前記クライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関させる命令を実行する、請求項21から24のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項26】
前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の前記第一者データおよび前記第二者データを対にする命令を実行する、請求項21から25のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項27】
前記第一者データを前記データベースの前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループに関連付ける命令を実行する、請求項21から26のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項28】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて前記第一者データの少なくとも一部に基づいて前記第二者データを特定する命令をさらに実行する、請求項21から27のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項29】
前記第一者データが前記クライアントデバイスのモビリティデータを含み、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて前記第二者データを推測する命令をさらに実行する、請求項21から28のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項30】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記デジタル広告および前記消費者に関連付けられた購入データを受信し、前記購入データに基づいて前記第一者データを前記第二者データと比較するモデルを更新する命令をさらに実行する、請求項21から29のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項31】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記第一者データおよび前記第二者データに基づいて前記消費者プロファイルを更新する命令をさらに実行する、請求項21から30のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項32】
前記第一者データを前記第二者データと比較するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記消費者と前記消費者プロファイルとの間の相関を特定し、前記相関の信頼レベルを特定する命令を実行する、請求項21から31のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項33】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記消費者に関連付けられた第三者データを受信し、前記消費者プロファイルが前記消費者に関連付けられる確度を改善するために前記第三者データを用いて前記データベースを更新する命令をさらに実行する、請求項21から32のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項34】
前記デジタル広告を提供するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、付加価値証明書を前記消費者に提供する命令を実行し、前記付加価値証明書が、前記第一者データに従って識別された小売店舗における販売製品に関連付けられる、請求項21から33のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項35】
前記1つまたは複数のプロセッサが、消費者ネットワークにアクセスし、付加価値証明書を前記デジタル広告と共に受信する要求を前記クライアントデバイスから受信する命令をさらに実行する、請求項21から34のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項36】
前記1つまたは複数のプロセッサが、小売店舗における購入に基づいて前記データベースの前記第一者データと前記第二者データとの間の相関を変更する命令をさらに実行し、前記購入が前記デジタル広告に基づく、請求項21から35のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項37】
前記クライアントデバイスが消費者のグループに関連付けられており、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記第一者データおよび前記第二者データに基づいて消費者の前記グループから消費者を選択し、前記消費者プロファイルを識別する命令をさらに実行する、請求項21から36のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項38】
前記1つまたは複数のプロセッサが、ネットワークサービスを前記クライアントデバイスに提供する第2のサーバから前記第二者データを収集する命令を実行する、請求項21から37のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項39】
前記第一者データを前記データベースに記憶するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記第一者データを第1のデータベースに記憶し、前記第二者データを第2のデータベースから取得する命令を実行する、請求項21から38のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項40】
前記消費者プロファイルおよび前記第一者データに基づいて前記デジタル広告を提供するときに、前記1つまたは複数のプロセッサが、印刷命令を、前記第一者データに従って識別された小売店舗内のプリンタに提供する命令を実行し、前記印刷命令が前記消費者の付加価値証明書の印刷命令を含む、請求項21から39のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項41】
クライアントデバイスから、消費者ネットワークをホストする第1のサーバへ、デジタル付加価値証明書を要求することであって、前記クライアントデバイスが、前記消費者ネットワークに加入した消費者に関連付けられていることと、
前記第1のサーバに、前記クライアントデバイスからの第一者データを提供することであって、
前記第一者データが、前記第1のサーバにアクセス可能なデータベースの第二者データと相関し、
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、小売店舗から所定半径内の前記消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、
前記第1のサーバが、前記第一者データおよび前記第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、前記地理的位置情報が前記消費者プロファイルに対応する確度に基づいて前記消費者の前記デジタル付加価値証明書を生成するように構成されていることと、
前記クライアントデバイスにおいて、前記デジタル付加価値証明書を受信することと、
前記小売店舗内の販売時点管理において前記デジタル付加価値証明書を認証することと
を含むコンピュータ実施方法。
【請求項42】
前記第1のサーバに対して前記デジタル付加価値証明書を認証することをさらに含む、請求項41に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項43】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの前記消費者の得意客識別データを含み、前記クライアントデバイスを用いて前記第1のサーバに対して前記得意客識別データを認証することをさらに含む、請求項41または42に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項44】
前記第一者データまたは前記第二者データのうちの少なくとも一方が、前記クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、前記第1のサーバに対して、前記クライアントデバイスが、前記消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されていることを認証することをさらに含む、請求項41から43のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項45】
前記第一者データを提供することが、インターネットプロトコルアドレス、前記クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、または前記クライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを提供することを含む、請求項41から44のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項46】
前記クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の前記第一者データおよび前記第二者データを対にすることを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から45のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項47】
世帯識別子を有する消費者のグループから前記消費者プロファイルを選択することをさらに含み、消費者の前記グループが前記第1のサーバによって前記第一者データおよび前記第二者データの相関に基づいて提供される、請求項41から46のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項48】
前記データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて前記第一者データの少なくとも一部に基づいて前記第二者データを特定することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から47のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項49】
前記第一者データを提供することが、前記クライアントデバイスのモビリティデータを前記第1のサーバに提供することを含み、前記第1のサーバが、前記モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて前記第二者データを推測するように構成されている、請求項41から48のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項50】
前記第1のサーバに、前記デジタル付加価値証明書に関連付けられた購入データを提供することをさらに含み、前記第1のサーバが、前記購入データに基づいて前記第一者データを前記第二者データと比較するモデルを更新するように構成されている、請求項41から49のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項51】
前記第一者データおよび前記第二者データに基づいて前記消費者プロファイルを更新することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から50のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項52】
前記消費者と前記消費者プロファイルとの間の相関を特定することを前記第1のサーバに許可し、前記相関の信頼レベルを特定することをさらに含む、請求項41から51のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項53】
前記第二者データを前記第1のサーバに提供することを第2のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から52のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項54】
前記デジタル付加価値証明書が前記小売店舗における販売製品に関連付けられ、前記小売店舗における第2の販売製品の第2のデジタル付加価値証明書を要求することをさらに含む、請求項41から53のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項55】
前記消費者プロファイルが前記消費者に関連付けられる確度を改善するために前記第二者データを用いて前記データベースを更新することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から54のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項56】
前記デジタル付加価値証明書に関連付けられた小売店舗における購入に基づいて前記データベースの前記第一者データと前記第二者データとの間の相関を変更することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から55のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項57】
前記第一者データが、前記第1のサーバによって、前記クライアントデバイスにインストールされたアプリケーションから取得された情報を含み、前記情報を取得することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から56のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項58】
ソーシャルネットワークをホストする第2のサーバにアクセスし、前記第二者データを前記第1のサーバに提供することを前記第2のサーバに許可することをさらに含み、前記第二者データが、前記消費者のソーシャルネットワーク活動に関連付けられたデータを含む、請求項41から57のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項59】
前記第二者データを第2のデータベースから取得することを前記第1のサーバに許可することをさらに含む、請求項41から58のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項60】
印刷命令を前記小売店舗内のプリンタに提供することをさらに含み、前記印刷命令が前記デジタル付加価値証明書の印刷命令を含む、請求項41から59のいずれか1項に記載のコンピュータ実施方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2019年2月11日に出願された、Wassim Samir CHAARらへの「DIGITAL CONSUMER IDENTIFICATION IN A SUPPLY CHAIN」と題する、米国仮特許出願第62/803,860号に関し、WIPO特許協力条約の規則および規定の下でその優先権を主張する。同出願の内容は全体が、全ての目的のために、本明細書において参照により組み込まれる。
【0002】
本開示は、概して、サーバデータベースに(例えば、マーケティング目的のために)記憶された既存の世帯および消費者識別グラフと混合され、結合された種々の第一者(first party)データセットおよび第二者(second party)データセットを用いて消費者を識別するシステムおよび手順に関する。より詳細には、本明細書において開示される実施形態は、消費者関心データ、地理的位置データ、人口統計データ、パーソナリティデータ、メディア消費データ、iAB供給分類データ、デジタル信号、および同様のものを伴う確率論的技法を用いて消費者を識別することに関しており、これは消費者の堅牢なプロファイルを経時的に作成することを助ける。消費者プロファイルは、最終的に、デジタル広告キャンペーンを用いて消費者をクラスタリングし、対象にするために用いることができる。
【背景技術】
【0003】
現在のデジタル広告およびマーケティング技法は、通例、特定のネットワークサービスに加入した消費者から集められた断片的情報を用いる。これは、誤ったターゲットを対象にしたときに、マーケティング機会の損失、またはさらに、広告リソースの浪費を招く。
【発明の概要】
【0004】
一実施形態では、消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、第一者データをデータベースに記憶することとを含むコンピュータ実施方法が提供される。コンピュータ実施方法はまた、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することと、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供することとを含む。
【0005】
第2の実施形態では、クライアントデバイスから、消費者ネットワークをホストする第1のサーバへ、デジタル付加価値証明書を要求することであって、クライアントデバイスが、消費者ネットワークに加入した消費者に関連付けられていることを含むコンピュータ実施方法が開示される。コンピュータ実施方法はまた、第1のサーバに、クライアントデバイスからの第一者データを提供することを含む。第一者データは、第1のサーバにアクセス可能なデータベースの第二者データと相関し、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含む。第1のサーバは、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度に基づいて消費者のデジタル付加価値証明書を生成するように構成されている。コンピュータ実施方法はまた、クライアントデバイスにおいて、デジタル付加価値証明書を受信することと、小売店舗内の販売時点管理においてデジタル付加価値証明書を認証することとを含む。
【0006】
さらに別の実施形態では、命令を記憶するメモリ回路と、1つまたは複数のプロセッサとを含むシステムが開示される。1つまたは複数のプロセッサは、システムに、消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、第一者データをデータベースに記憶することとを行わせる少なくとも1つの命令を実行するように構成されている。1つまたは複数のプロセッサはまた、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供する命令を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】いくつかの実施形態に係る、サプライチェーンにおけるデジタル消費者識別のために構成されたシステムを示す図である。
図2】いくつかの実施形態に係る、図1におけるシステムを実施するために適した例示的なアーキテクチャを示す図である。
図3】いくつかの実施形態に係る、得意客カードIDを含む複数の列と、第二者提供データとを相互相関させるデータベースのテーブルを示す図である。
図4】いくつかの実施形態に係る、データベースの複数の世帯識別子とデジタル識別子とを相関させるグラフを示す図である。
図5】いくつかの実施形態に係る、第一者所有および第二者提供データセットを用いて消費者を識別する方法におけるステップを含むフローチャートである。
図6】いくつかの実施形態に係る、データベースにおける消費者の識別に応じてデジタル広告を消費者に提供する方法におけるステップを含むフローチャートである。
図7】いくつかの実施形態に係る、デジタル付加価値証明書を、消費者ネットワークをホストするサーバに要求する方法におけるステップを含むフローチャートである。
図8】いくつかの実施形態に係る、図1のクライアントおよびネットワークデバイスならびに図5図7の方法が実施され得る例示的なコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図において、同じまたは同様の参照符号で標識された要素は、特に明記しない限り、同様の機能性および特徴を有し得る。
【0009】
以下の詳細な説明では、本開示の完全な理解を与えるために、数多くの具体的詳細が説明される。しかし、当業者には、本開示の実施形態は、これらの具体的詳細のうちの一部を有せず実施され得ることが明らかであろう。他の例では、よく知られた構造および技法は、本開示を不明瞭にしないよう、詳細に示されなかった。
【0010】
本明細書において提供されるシステムは、消費者関心データ、地理的位置データ、人口統計データ、パーソナリティデータ、メディア消費データ、iAB供給分類データ、デジタル信号、および同様のもののような種々の第一および第二者データセットを収集し、この情報をデータベースに記憶し、既存の世帯および消費者識別グラフ内からの未知の消費者アイデンティティを確率論的にクラスタリングして解明する種々のデータサイエンス技法および手順を実行し、デジタル空間の解明された消費者アイデンティティプロファイルをターゲットにする機能を提供するように構成されている。実施形態によっては、本明細書において開示されるシステムは、消費者が小売店舗の内部、または小売店舗の販売時点管理(point of sale、POS)に位置するという状況下で動作し得る。
【0011】
本明細書において開示される実施形態は、消費者の大集団にわたるターゲットとなるペイロードに向けられた広告モデルを開発するコンピュータ技術の領域において生じる問題に対する解決策を提供する。本明細書において開示されるツールは、複数の者(party)によって集中データベースに収集されたデジタル情報から消費者または消費者のグループを正確に識別する技術的能力を提供する。
【0012】
本主題のシステムおよび方法は、相関するテーブルおよびグラフのデータの表示を含む、いくつかの利点をもたらす。本提案の解決策は、相関関係を見出し、消費者パターンおよびネットワークを識別するための処理時間を短縮することができるため、コンピュータ自体の機能の改善をさらにもたらす。加えて、本主題のシステムは、相関づけを実施し、システムの1つまたは複数の構成要素にわたるモデルを更新するコンピュータプロセッサ、ネットワークハードウェアおよびリソース、および/またはデバイスパワーへの負担を低減し、目に見える仕方で実現され得る改善をもたらす。
【0013】
図1は、ネットワーク150で収集された地理的位置データおよび他のデジタル識別データを用いて消費者101を識別するように構成されたシステム100を示す。システム100は、サーバ130A、サーバ130B(以下、まとめて「サーバ130」と称する)、データベース152、ならびにクライアントデバイス110-1、110-2、および110-3(以下、まとめて「クライアントデバイス110」と称する)を含む。実施形態によっては、クライアントデバイス110は、ネットワーク150を介する、モバイルデバイス110-1、タブレットデバイス110-2、家庭用コンピュータ110-3などのインターネット接続可能デバイス、およびテレビセットなどの他の機器、ならびに任意の他のセンサおよびデバイスを含む。クライアントデバイス110、サーバ130、およびデータベース152は、無線で(例えば、セルラーネットワーク、WiFi、BlueTooth、および同様のもの)、あるいは有線チャネル(例えば、電話回線、イーサネット、および同様のもの)を通じて互いに通信可能に結合され得る。クライアントデバイス110、サーバ130、およびデータベース152は、少なくとも、メモリ回路および1つまたは複数のプロセッサ回路を各々含み得る。メモリ回路は、プロセッサ回路によって実行されたときに、デバイス、サーバAおよびB、ならびにデータベースに、本明細書において開示される方法における少なくともいくつかのステップを実施させる命令を含み得る。
【0014】
クライアントデバイス110は、サーバ130のうちの任意のものによってホストされた、アプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface、API)またはソフトウェア開発キット(software development kit、SDK)などの1つまたは複数のアプリケーション122を含み得る。限定するものではないが、複数のサーバ130は、デバイスにインストールされた複数のAPIまたはSDKをホストし得、異なるネットワークサービスを消費者101に提供する。例えば、サーバ130Bは、マルチメディアコンテンツ(例えば、ニュースおよびエンターテインメント、サービス、ならびに同様のもの)をダウンストリームのために消費者101に提供する、ネットワークパブリッシングホストであり得る。実施形態によっては、サーバ130Bは消費者へのマッピングおよび他の地理的位置サービス(例えば、スマートフォン110-1のGPSデバイス112を通じた、アプリケーション122-1および122-2)をホストし得る。同様に、クライアントデバイス110-3は、アプリケーション122-3(API)および/またはアプリケーション122-4(SDK)を実行するデスクトップコンピュータであり得る。より一般的には、サーバ130は、小売の買い物、消費者ブランド、サービス、情報、エンターテインメント、旅行、ビジネス、および同様のものを含む、任意のネットワークサービスを消費者101に提供し得る。
【0015】
消費者101は、サーバAによってホストされたネットワークサービスへの会員権の付いた、得意客カードID119-12を含む得意客カード115を有し得る。実施形態によっては、クライアントデバイス110またはアプリケーション122は、広告デジタル識別子119-1、デバイス識別子119-2、IPアドレス119-3、またはiABによって規定されたガイドラインに従う、PII安全である任意の他のID命名方式などの、個人識別可能情報(personal identifiable information、PII)を含み得る。以下、広告デジタル識別子119-1、デバイス識別子119-2、またはIPアドレス119-3をまとめて「デジタル識別子119」と称する。実施形態によっては、消費者101は、小売店舗内(例えば、店舗の特定のセクション、通路、またはキオスク)、またはさらに、小売店舗の販売時点管理(POS)に位置し得、サーバ130は、デジタル識別子119を本明細書において開示される方法などで使用するために取得することが可能であり得る。
【0016】
データベース152はPII安全なデータベースを含み得、消費者101に関する情報125を記憶し得る。実施形態によっては、情報125は、デジタル識別子119、およびアプリケーション122のうちの任意のものによって集められた他の消費者情報を含み得る。データベース152は、ネットワーク150を通じてサーバ130のうちの少なくとも1つにアクセス可能な1つまたは複数のデータベースを含み得る。実施形態によっては、サーバ130は、プライバシおよびセキュリティを情報に提供するように構成されたファイアウォールを通じてネットワークに結合された、独自のデータベースを含み得る。
【0017】
実施形態によっては、限定するものではないが、GPSデバイス112はクライアントデバイス110-1の緯度および経度座標を、メモリ内で実行するAPI122-1またはSDK122-2に提供し得る。サーバ130のうちのいずれか、または両方は、デバイスに固有の他のテクノグラフィック情報(IPアドレス、デバイスオペレーティングシステム、「ユーザ-エージェント」、および同様のもの)、アプリケーション122、もしくは消費者101が実行しているウェブサイトについての情報、および他のPII安全なコンテクスト情報を含む、モバイルデバイス110-1の地理的位置を収集し得る。サーバ130はまた、消費者101による承諾および同意に基づいて、デジタル識別子119および他の情報125をデータベース152に記憶し得る。
【0018】
図2は、いくつかの実施形態に係る、図1におけるシステムを実施するために適した例示的なアーキテクチャ200を示す。クライアントデバイス210がネットワーク150を介してサーバ230と通信可能に結合されている。サーバ230はまた、ネットワーク150を介してデータベース252へアクセスし得る。実施形態によっては、データベース252はサーバ230の一部であり得る。アーキテクチャ200は1つのサーバ230および1つのクライアントデバイス210のみを示しているが、実施形態によっては、複数のクライアントデバイスがネットワーク150を通じて複数のサーバに結合していてもよく、クライアントデバイス210およびサーバ230はそのうちの一例にすぎない。クライアントデバイス210は、パーソナルコンピュータ、ポータブルもしくはモバイルコンピュータ(例えば、ラップトップ)、セルフォン、スマートフォン、パームデバイス、あるいはプリンタ、スマートプリンタ、またはディスプレイ(例えば、クライアントデバイス110)などの任意の他のデバイスを含み得る。クライアントデバイス210はまた、入力デバイス214および出力デバイス216などの1つまたは複数の周辺デバイスを含むか、またはそれらに通信可能に結合され得る。実施形態によっては、入力デバイス214は、タッチスクリーン、スタイラス、マウス、キーボード、またはマイクロフォンのうちの任意のものを含む。同様に、出力デバイス216は、ディスプレイ、スピーカ、および同様のものを含み得る。
【0019】
クライアントデバイス210およびサーバ230は、以下、まとめて「プロセッサ212」および「メモリ220」と称する、プロセッサ212-1およびメモリ220-1(クライアントデバイス210)、プロセッサ212-2およびメモリ220-2(サーバ230)を含み得る。クライアントデバイス210の通信モジュール218-1およびサーバ230の通信モジュール218-2が、これらのデバイスの各々をネットワーク150とインターフェースで接続することを可能にする(以下、まとめて「通信モジュール218」と称する)。通信モジュール218は、Bluetooth、近接場結合、Wi-Fi、および同様のものなどの無線周波数信号を伝送および受信するように構成された無線周波数回路機構およびアンテナを含み得る。その点について、通信モジュール218は、クライアントデバイス210としての1つまたは複数のクライアントデバイスおよびサーバ230としての1つまたは複数のサーバが、ネットワーク150とは別個に、互いに直接通信することを可能にし得る。
【0020】
データベース252は識別テーブル255を含み得る。実施形態によっては、識別テーブル255は、デジタル識別子219を複数のデバイス210および複数の消費者の消費者購入履歴と関連付ける相関テーブルを含み得る。実施形態によっては、テーブル355は複数のデジタルデータソース間の相関テーブルである。データベース252はまた、小売店舗およびブランド製造製品からの情報を含み得る。
【0021】
メモリ220-1は、プロセッサ212-1によって実行されたときに、クライアントデバイス210に、本明細書において開示される方法のうちのいくつかを少なくとも部分的に実行させる命令を含むアプリケーション222(例えば、API、SDK、および同様のもの、アプリケーション122参照)を含み得る。実施形態によっては、アプリケーション222は消費者の許可に基づいてサーバ230によってインストールされ、ホストされ得る。同様に、メモリ220-2は、プロセッサ212-2によって実行されたときに、サーバ230に、本開示に従う方法のうちのいくつかを少なくとも部分的に実行させる命令を有するマーケティングエンジン240およびデジタル識別エンジン246を含み得る。クライアントデバイス210はまた、デバイスに関連付けられたデジタル識別子219、および/またはアプリケーション222のデジタル識別番号(例えば、デジタル識別子119)を含み得る。
【0022】
マーケティングエンジン240はマーケティング分析を実施し、ビジネス規定、広告規定、および消費者プロファイルに照らして消費者への広告キャンペーン戦略およびプロモーションオファーを案出する。実施形態によっては、マーケティングエンジン240は管理ツール242および広告ツール244を含む。実施形態によっては、管理ツール242は、ビジネス規定に基づく分析アルゴリズムを含む。実施形態によっては、広告ツール244は、キャンペーン規定、キャンペーン管理、キャンペーン最適化、キャンペーン分析、およびキャンペーンエラーの処理に基づくアルゴリズムを含む。実施形態によっては、マーケティングエンジン240はアイデンティティ(身元)解明アルゴリズムを含み、新たな加入者のアイデンティティのマッピングおよびオンボーディングを実施するように構成されている。実施形態によっては、マーケティングエンジン240は、アプリケーション222およびそれに関連したデバイス(例えば、GPSデバイス112)を含む、クライアントデバイス210のデジタルプラットフォームアダプタおよびインターフェースをインストールし、更新することを含む。
【0023】
デジタル識別エンジン246は相関ツール248およびデータベース管理ツール249を含み得る。実施形態によっては、相関ツール248は、デジタル識別子219および識別テーブル255に基づいて、適切で魅力のある広告媒体のターゲティングをする目的のために消費者を確率論的に識別するデータサイエンスの分野における技法および手順を含む。データベース管理ツール249は、識別テーブル255、およびデジタル情報225にまとめられた複数のクライアントデバイス210からのデジタル識別子219を作成し、更新し得る。
【0024】
実施形態によっては、相関ツール248およびデータベース管理ツール249は、1つまたは複数のサーバ230からのデータ(例えば、第一者データ、第二者データ、第三者データ、および同様のもの)を収集し、集約し得る。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方はデジタル識別子219を含み、相関ツール248は第一者データを第二者データと比較し、クライアントデバイス210が、データベース252の消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定する。実施形態によっては、相関ツール248は、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、または(例えば、アプリケーション222内の)クライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関させる。実施形態によっては、相関ツール248は、クライアントデバイス210に関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にする。実施形態によっては、相関ツール248は、消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループと関連付ける。実施形態によっては、相関ツール248は、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定する。実施形態によっては、第一者データはクライアントデバイスのモビリティデータを含み、相関ツール248はモビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測する。実施形態によっては、デジタル識別エンジン246は、デジタル広告および消費者に関連付けられた購入データを受信し、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新する。モデルは、ニューラルネットワークモデル、機械学習モデル、人工知能モデル、ならびに任意の種類の多重線形回帰モデル、非線形モデル、または線形モデルを含み得る。実施形態によっては、相関ツール248は第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新する。実施形態によっては、相関ツール248は消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定し、相関の信頼レベルを特定する。実施形態によっては、相関ツール248は、消費者に関連付けられた第三者データを受信し、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第三者データを用いてデータベースを更新する。
【0025】
図3は、いくつかの実施形態に係る、得意客カードIDを含む複数の列と第二者提供データ(例えば、識別テーブル255およびデータベース252)とを相互相関させるデータベースのテーブル355を示す。テーブル355は、いくつかの実施形態に係る、種々の第一および第二者ソースデータを用いて、世帯ID(household ID、HHID)列311と得意客カードID(Loyalty Card ID、LCID)列312およびデジタルID(Digital ID、DID)列313とを相互相関させるデータベースを含む。限定するものではないが、位置情報(例えば、GPSデバイスによって提供される、GPSデバイス112参照)が、緯度列314、経度列315、およびIPアドレス列316に含まれ得る。テーブル355は、第三者サーバから取得され得る(例えば、購入される、またはライセンスを受ける)PII安全な消費者情報を包含する他のデータソースから提供され得る消費者情報をさらに含み得る。消費者情報は、「パーソナリティ特性」列317、「関心」列318、および「iABカテゴリ」列319に含まれ得る。実施形態によっては、列317~319の情報は、消費者が加入していてもよいソーシャルネットワーキングサーバによって、または消費者が利用可能な他のデジタルデータ(例えば、列314~316のうちの任意のもの)を使って動作する、機械学習アルゴリズム、人工知能アルゴリズムによって提供され得る。テーブル355はデータベースに記憶され、デジタル識別エンジン(例えば、デジタル識別エンジン246)によって、テーブル355の異なる列と消費者識別との間の相関を確立するために用いられ得る。
【0026】
本開示に従う実施形態では、テーブル355は、サーバ(例えば、データベース252およびサーバ230)に結合されたデータベースに作成または記憶される。データベースは種々のデバイスならびに第一および第二者データソースから情報(例えば、情報125および225)を収集し、データセットを相関させ、順不同で新たな消費者世帯、得意客、デジタルIDの関連付けを向上させ、作成する。相関は、例えば、緯度列314および経度列315の同じ(または同様の)エントリに基づいて、HHID列311のエントリをLCID列312のエントリおよびDID列313のエントリと互いに対にすることを含み得る。例えば、テーブル355の行5は、DID_5(DID列313)を有するモバイルデバイスを用いて、サーバAのLCID_5(LCID列312)を有するアカウントにログインする消費者を示す。モバイルデバイスは、HHID_2(緯度:37.301390、経度:-122.043210)と一致した地理的位置をさらに報告し得る。このような場合には、HHID_2値、LCID_5値、およびDID_5値の間の相関は強くなり得る。すなわち、DID_5を有するモバイルデバイスのユーザはまた、得意客カードLCID_5を有し、世帯HHID_2内に居住している可能性が高い。したがって、テーブル355の行1~5および7は決定論的一致320に関連付けられ得る。
【0027】
予想されるように、複数の消費者がHHID列311の所与のエントリに関連付けられ得ることに留意されたい。例えば、HHID_2を有する世帯は、LCID列312のLCID_4およびLCID_5を有する少なくとも2人の個人を含む。各個人は、DID_4およびDID_5をそれぞれ有する異なるモバイルデバイスを使用している(DID列313、ll.4および5参照)。緯度:37.301390および経度:-122.043210を有する地理的位置はおそらくHHID_2の自宅の位置である。さらに、HHID_1を有する世帯は、LCID_1、LCID_2、およびLCID_3を有する少なくとも3人の個人を含む。各個人は、DID_1、DID_2、およびDID_3をそれぞれ有する、異なるモバイルデバイスを使用している。緯度:37.900921および経度:-108.525893を有する地理的位置は、HHID_1の自宅の位置、または小売店舗の位置、あるいはDID_3を有するモバイルデバイスに関連付けられた任意の他の位置であり得る。HHID_1の特定の場合には、HHID_1の正確な位置はDID_1、DID_2によって裏付けられ得ないことに留意されたい(例えば、テーブル355の最初の2行については緯度列314または経度列315のデータがない)。例えば、サーバAは、モバイルデバイスDID_1およびDID_2の地理的位置へのアクセスを有しなかった可能性があるが、他の情報に基づいて、依然として全てをHHID-1に相関させることができ得る。他の情報は、(LCID列312のエントリに基づく)それぞれの得意客カードを用いた購入パターン:長いサンプリング期間にわたる、品物、小売業者の位置、および購入時間を含み得る。
【0028】
テーブル355はまた、LCID値が欠けているか、またはまだ確立されていない可能性がある、より弱い相関を有するエントリを含み得、1つのIDセットから別のもの(例えば、列311~319のうちのいずれか1つ)へリンクし、結び付け、相関を強めるために、確率論的一致340が用いられ得る。これは、サーバ(例えば、サーバ130A)が、得意客カードネットワーク加入者でない消費者のデータおよび情報にアクセスするときに当てはまり得る。したがって、世帯HHID_5では、モバイルデバイスDID_8、DID_9、およびDID_10を有する消費者が地理的位置(41.878113、-87.629799)、(41.893353、-87.681200)、および(41.875972、-87.669708)にそれぞれ関連付けられ得る(テーブル355の行8~10参照)。これらの地理的位置は、異なるものの、互いに非常に近く(データブロック342A参照)、これは、おそらく、HHID_5の自宅の所在地、または異なる世帯員が(例えば、同じ、または重複する時間に)買い物に出掛けている店舗もしくはモールの所在地のどちらかを示している。しかし、実施形態によっては、HHID_5の世帯員の地理的位置の差(この特定の事例では、数平方kmになり得る)は、これらのDIDがHHID_5に関連付けられるべきである確実度を低減し得る。別の確率論的一致は、IPアドレス216.3.128.12を有する、世帯HHID_6を有するモバイルデバイスDID_11およびDID_12を有する2人の消費者をリンクし得る(テーブル355の行11~12、ブロック342B参照)。例えば、サーバAは、DID_11およびDID_12の両方が深夜にIPアドレス216.3.128.12からネットワークにログインするのを検出したかもしれない。さらに、(サーバAによってサーバBから集められた)他の情報に基づいて、HHID_6の両方の消費者は、(例えば、購入履歴、公園や屋外における通例の位置、それらの位置における典型的な運動速度、ならびに同様のものを通じて)、自転車運転に関心のある健康愛好家としてリストに記載され得る。
【0029】
加えて、テーブル355は、世帯HHID_3がモバイルデバイスDID_6とリンクされ得ることを示し得る(テーブル355の行6参照)。しかし、地理的位置(40.712776、-74.005974)およびIPアドレス73.15.66.31が確立されているのに対して、データをバックアップする得意客カードが存在しないこと(例えば、LCID列312のデータがない)、またはさらなる世帯員を欠いていることは、テーブル355で示される相関が正しい確実度を弱める。実施形態によっては、HHID値、LCID値、およびDID値の間に相関があることは、たとえ、地理的位置、またはIPアドレス、あるいはLCID_6に関連付けられた得意客カードアカウントから特定され得る、iABカテゴリ(iAB12)以外の、任意のさらなる消費者データが存在しなくとも、HHID_4、LCID_6、およびDID_7の間の強い決定論的一致320を示す。
【0030】
図4は、いくつかの実施形態に係る、データベースの、複数の世帯識別子411-1、411-2、411-3、411-4、および411-5(以下、まとめて「世帯識別子411」と称する)およびデジタル識別子419-1、419-2、419-3、419-4、419-5、419-6、419-7、419-8、419-9、419-10、419-11、および419-12(以下、まとめて「デジタル識別子419」と称する)を相関させるグラフ400を示す。グラフ400は、いくつかの実施形態に係る、データベース(例えば、データベース152および252)の複数の世帯識別子411とデジタル識別子419との間のマッピング相関を含む。実施形態によっては、グラフ400はサーバのデジタル識別エンジンによって、データベースに記憶された識別テーブルから取得され得る(例えば、デジタル識別エンジン246、サーバ130、サーバ230、データベース152、データベース252、識別テーブル255、およびテーブル355)。したがって、グラフ400は、強い決定論的リンク410-1を通じてDID_1、DID_2、およびDID_3をHHID_1と関連付ける。同様に、DID_4およびDID_5は、強い決定論的リンク410-2を通じてHHID_2に関連付けられ、DID_7は、強い決定論的リンク410-3を通じてHHID_4に関連付けられる。グラフ400はまた、(3つのモバイルデバイスDID_8~10の類似する地理的位置が示すように(テーブル355参照)、高い確信度をもって)確率論的リンク430-1を通じてHHID_5に関連付けられたDID_8、DID_9、およびDID_10を示す。また、DID_11およびDID_12は、(両方のデバイスに関連付けられたIPアドレスが同じであり、両方の消費者が同じパーソナリティ特性を有し、同じiABカテゴリを共有するように思われるため、高い確信度をもって)確率論的リンク430-2を通じてHHID_2に関連付けられる。
【0031】
グラフ400はまた、得意客カードに関する情報が欠けていることに帰因する、DID419-6とHHID411-3との間の非決定的なリンク420を示す(テーブル355参照)。HHID411-3の場合には、たとえ、IPアドレスに加えて、地理的位置が確立されていても、同じ世帯と相関する第2のモバイルデバイスまたは消費者が存在しないことが、HHID411-3とDID419-6との間のリンクが正確である確実度をいくらか低減することに留意されたい。
【0032】
図5は、いくつかの実施形態に係る、第一者が所有し第二者が提供するデータセットを用いて消費者を識別する方法500におけるステップを含むフローチャートである。実施形態によっては、方法500におけるステップのうちの1つまたは複数は、図1および図2に示されるデバイスおよび構成要素のうちの1つまたは複数によって実施され得る。例えば、実施形態によっては、方法500におけるステップのうちの1つまたは複数は、メモリ回路に記憶された命令を実行するプロセッサを含むクライアントデバイスまたはサーバによって実施され得る(例えば、クライアントデバイス110および210、サーバ130および230、ならびにプロセッサ212、ならびにメモリ220、図1図2参照)。実施形態によっては、メモリは、管理ツールおよび広告ツールを有するマーケティングエンジン、ならびに相関ツールおよびデータベース管理ツールを有するデジタル識別エンジンを含み得る(例えば、マーケティングエンジン240、管理ツール242、広告ツール244、デジタル識別エンジン246、相関ツール248、およびデータベース管理ツール249、図2参照)。実施形態によっては、サーバはまた、ネットワークを介して、識別テーブルまたは任意の他のテーブルの形、およびグラフの形で編成されたデジタル情報を記憶するデータベースに通信可能に結合され得る(例えば、データベース152および252、デジタル情報225、識別テーブル255、テーブル355、グラフ400、ならびにネットワーク150、図1図2図3、および図4参照)。実施形態によっては、互いに、およびネットワークと通信するために、クライアントデバイスおよびサーバは、入力デバイス、出力デバイス、および通信モジュールを用いて方法500に従うステップを実行し得る(例えば、入力デバイス214、出力デバイス216、および通信モジュール218、図2参照)。さらに、実施形態によっては、本開示に従う方法は、異なる順序で、同時に、準同時に、または時間的に重複して実施される方法500におけるステップのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0033】
ステップ502は、APIおよびSDKが、消費者関心データ、地理的位置データ、人口統計学的データ、パーソナリティデータ、メディア消費データ、iAB供給分類データ、デジタル信号、および同様のものを提供する第二者が提供するデータセットを含むテクノグラフィックおよびデジタルデバイスデータを提供するデバイスから、情報を収集することを含む。実施形態によっては、ステップ502は、既存の消費者アイデンティティマップデータベースを、上述の収集されたデータで補うことを含む。
【0034】
ステップ504は、収集された位置情報をデータベースに記憶することを含む。実施形態によっては、ステップ504は、デバイスにインストールされたアプリケーションプログラミングインターフェースによって実施され、ステップ504は、図1において参照されるデバイスにインストールされた第2のアプリケーションプログラミングインターフェースを用いてアプリケーションプログラミングインターフェースにアクセスすることを含む。限定するものではないが、実施形態によっては、ステップ504は、デバイスIDの識別子をデータベースに記憶することを含み、第二者が提供する情報をデータベースの消費者プロファイルと比較することは、デバイスの識別子をデータベースの消費者世帯識別子と照合することを含む。
【0035】
ステップ506は、データサイエンスの分野から分析および手順のセットを実行し、ばらばらのIDを確率論的に分類してリンクし、アイデンティティマップデータベース内の世帯およびデバイスを識別することを含む。実施形態によっては、限定するものではないが、消費者プロファイルは、小売業者における消費者の購入履歴のようなPII安全な第一者データ、テクノグラフィックデータ、ならびに消費者関心データ、地理的位置データ、人口統計学的データ、パーソナリティデータ、メディア消費データ、iAB供給カテゴリ分類データ、デジタル信号、および同様のものを提供する第二者が提供するデータセットを含む。実施形態によっては、限定するものではないが、ステップ506は、消費者向けパッケージ商品空間における取引を種々の位置データ、消費者関心データ、テクノグラフィックデータ、人口統計学的データ、パーソナリティデータ、メディア消費データ、および同様のものと相関させることを含む。
【0036】
ステップ508は、新たに識別されたID連携に基づいて、デジタル広告、プロモーション、オファー、およびデジタルメディアを、マーケティングおよび広告空間内の消費者にターゲティングすることを含む。実施形態によっては、デバイスからの位置情報のような第一者が取得したデータセットは小売店舗内の位置データを含み、当該位置は、PII安全な方法で収集された消費者取引データを含む消費者向けパッケージ商品の区分に関連付けられている。したがって、実施形態によっては、ステップ508は、消費者プロファイルを当区分の消費者向けパッケージ商品と相関させることを含む。実施形態によっては、ステップ508は、小売店舗において品物を購入する付加価値証明書を提供することを含む。実施形態によっては、ステップ508は、プロモーション情報を含むメディアファイルをモバイルデバイスおよび他のデバイスにおいて表示させるために送ることを含む。実施形態によっては、ステップ508は、第一者データセットおよび第二者データセットからの情報を用いてデータベースの消費者プロファイルを更新することを含む。実施形態によっては、位置情報をデータベースに記憶することは、クライアントデバイス(例えば、クライアントデバイス110または210)のユーザを消費者カテゴリに分類することを含み、ステップ508は、消費者カテゴリに関連付けられた広告を、モバイル、デスクトップ、コネクテッドTV、および同様のものの形のデバイスにわたって表示させるために提供することを含む。
【0037】
図6は、いくつかの実施形態に係る、データベースの消費者の識別に応じてデジタル広告を消費者に提供する方法600におけるステップを含むフローチャートである。実施形態によっては、方法600におけるステップのうちの1つまたは複数は、図1および図2に示されるデバイスおよび構成要素のうちの1つまたは複数によって実施され得る。例えば、実施形態によっては、方法600におけるステップのうちの1つまたは複数は、メモリ回路に記憶された命令を実行するプロセッサを含むクライアントデバイスまたはサーバによって実施され得る(例えば、クライアントデバイス110および210、サーバ130および230、ならびにプロセッサ212、ならびにメモリ220、図1図2参照)。実施形態によっては、メモリは、管理ツールおよび広告ツールを有するマーケティングエンジン、ならびに相関ツールおよびデータベース管理ツールを有するデジタル識別エンジンを含み得る(例えば、マーケティングエンジン240、管理ツール242、広告ツール244、デジタル識別エンジン246、相関ツール248、およびデータベース管理ツール249、図2参照)。実施形態によっては、サーバはまた、ネットワークを介して、識別テーブルまたは任意の他のテーブルの形、およびグラフの形で編成されたデジタル情報を記憶するデータベースに通信可能に結合され得る(例えば、データベース152および252、デジタル情報225、識別テーブル255、テーブル355、グラフ400、ならびにネットワーク150、図1図2図3、および図4参照)。実施形態によっては、互いに、およびネットワークと通信するために、クライアントデバイスおよびサーバは、入力デバイス、出力デバイス、および通信モジュールを用いて方法600に従うステップを実行し得る(例えば、入力デバイス214、出力デバイス216、および通信モジュール218、図2参照)。さらに、実施形態によっては、本開示に従う方法は、異なる順序で、同時に、準同時に、または時間的に重複して実施される方法600におけるステップのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0038】
ステップ602は、消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することを含む。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、ステップ602は、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度を特定することを含む。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、消費者小売サービスネットワークの消費者の得意客識別データを含み、ステップ602は、得意客識別データ、消費者プロファイル、およびクライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードが同じ消費者に対応する確度を特定することを含む。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、ステップ602は、クライアントデバイスが、消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定することを含む。実施形態によっては、ステップ602は、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、またはクライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関させることを含む。実施形態によっては、ステップ602は、クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にすることを含む。実施形態によっては、ステップ602は、消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループと関連付けることを含む。
【0039】
ステップ604は、第一者データをデータベースに記憶することを含む。実施形態によっては、ステップ604は、第一者データを第1のデータベースに記憶し、第二者データを第2のデータベースから取得することを含む。
【0040】
ステップ606は、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することを含む。実施形態によっては、ステップ606は、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定することを含む。実施形態によっては、第一者データはクライアントデバイスのモビリティデータを含み、ステップ606は、モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測することを含む。実施形態によっては、ステップ606は、デジタル広告および消費者に関連付けられた購入データを受信し、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新することを含む。実施形態によっては、ステップ606は、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新することを含む。実施形態によっては、ステップ606は、消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定し、相関の信頼レベルを特定することを含む。実施形態によっては、ステップ606は、消費者に関連付けられた第三者データを受信し、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第三者データを用いてデータベースを更新することを含む。実施形態によっては、クライアントデバイスは消費者のグループに関連付けられており、ステップ606は、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者のグループから消費者を選択し、消費者プロファイルを識別することを含む。
【0041】
ステップ608は、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供することを含む。実施形態によっては、ステップ608は、付加価値証明書を消費者に提供することを含み、付加価値証明書は、第一者データに従って識別された小売店舗における販売製品に関連付けられる。実施形態によっては、ステップ608は、消費者ネットワークにアクセスし、付加価値証明書をデジタル広告と共に受信する要求を、クライアントデバイスから受信することを含む。実施形態によっては、ステップ608は、小売店舗における購入に基づいてデータベースの第一者データと第二者データとの間の相関を変更することを含み、購入はデジタル広告に基づく。実施形態によっては、ステップ608は、ネットワークサービスをクライアントデバイスに提供する第2のサーバから第二者データを収集することを含む。実施形態によっては、ステップ608は、印刷命令を、第一者データに従って識別された小売店舗内のプリンタに提供することを含み、印刷命令は消費者の付加価値証明書の印刷命令を含む。
【0042】
図7は、いくつかの実施形態に係る、デジタル付加価値証明書を、消費者ネットワークをホストするサーバに要求する方法700におけるステップを含むフローチャートである。実施形態によっては、方法700におけるステップのうちの1つまたは複数は、図1および図2に示されるデバイスおよび構成要素のうちの1つまたは複数によって実施され得る。例えば、実施形態によっては、方法700におけるステップのうちの1つまたは複数は、メモリ回路に記憶された命令を実行するプロセッサを含むクライアントデバイスまたはサーバによって実施され得る(例えば、クライアントデバイス110および210、サーバ130および230、ならびにプロセッサ212、ならびにメモリ220、図1図2参照)。実施形態によっては、メモリは、管理ツールおよび広告ツールを有するマーケティングエンジン、ならびに相関ツールおよびデータベース管理ツールを有するデジタル識別エンジンを含み得る(例えば、マーケティングエンジン240、管理ツール242、広告ツール244、デジタル識別エンジン246、相関ツール248、およびデータベース管理ツール249、図2参照)。実施形態によっては、サーバはまた、ネットワークを介して、識別テーブルまたは任意の他のテーブル、およびグラフの形で編成されたデジタル情報を記憶するデータベースに通信可能に結合され得る(例えば、データベース152および252、デジタル情報225、識別テーブル255、テーブル355、グラフ400、ならびにネットワーク150、図1図2図3、および図4参照)。実施形態によっては、互いに、およびネットワークと通信するために、クライアントデバイスおよびサーバは、入力デバイス、出力デバイス、および通信モジュールを用いて方法700に従うステップを実行し得る(例えば、入力デバイス214、出力デバイス216、および通信モジュール218、図2参照)。さらに、実施形態によっては、本開示に従う方法は、異なる順序で、同時に、準同時に、または時間的に重複して実施される方法700におけるステップのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0043】
ステップ702は、クライアントデバイスから消費者ネットワークをホストする第1のサーバへ、デジタル付加価値証明書を要求することを含み、クライアントデバイスは、消費者ネットワークに加入した消費者に関連付けられている。
【0044】
ステップ704は、第1のサーバに、クライアントデバイスからの第一者データを提供することを含む。実施形態によっては、第一者データは、第1のサーバにアクセス可能なデータベースの第二者データと相関する。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含む。実施形態によっては、第1のサーバは、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度に基づいて消費者のデジタル付加価値証明書を生成するように構成されている。実施形態によっては、ステップ704は、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、またはクライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを提供することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にすることを第1のサーバに許可することをさらに含む。実施形態によっては、ステップ704は、世帯識別子を有する消費者のグループから消費者プロファイルを選択することを含み、消費者のグループは第1のサーバによって第一者データおよび第二者データの相関に基づいて提供される。実施形態によっては、ステップ704は、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定することを第1のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、クライアントデバイスのモビリティデータを第1のサーバに提供することを含み、第1のサーバは、モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測するように構成されている。実施形態によっては、ステップ704は、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新することを第1のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定することを第1のサーバに許可し、相関の信頼レベルを特定することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、第二者データを第1のサーバに提供することを第2のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第二者データを用いてデータベースを更新することを第1のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、デジタル付加価値証明書に関連付けられた小売店舗における購入に基づいてデータベースの第一者データと第二者データとの間の相関を変更することを第1のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、第一者データは、第1のサーバによって、クライアントデバイスにインストールされたアプリケーションから取得された情報を含み、ステップ704は、情報を取得することを第1のサーバに許可することを含む。実施形態によっては、ステップ704は、ソーシャルネットワークをホストする第2のサーバにアクセスし、第二者データを第1のサーバに提供することを第2のサーバに許可することを含み、第二者データは、消費者のソーシャルネットワーク活動に関連付けられたデータを含む。実施形態によっては、ステップ704は、第二者データを第2のデータベースから取得することを第1のサーバに許可することを含む。
【0045】
ステップ706は、クライアントデバイスにおいて、デジタル付加価値証明書を受信することを含む。
【0046】
ステップ708は、小売店舗内の販売時点管理においてデジタル付加価値証明書を認証することを含む。実施形態によっては、ステップ708は、第1のサーバに対してデジタル付加価値証明書を認証することを含む。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、消費者小売サービスネットワークの消費者の得意客識別データを含み、ステップ708は、クライアントデバイスを用いて第1のサーバに対して得意客識別データを認証することを含む。実施形態によっては、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、ステップ708は、第1のサーバに対して、クライアントデバイスが、消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されていることを認証することを含む。実施形態によっては、ステップ708は、第1のサーバに、デジタル付加価値証明書に関連付けられた購入データを提供することを含み、第1のサーバは、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新するように構成されている。実施形態によっては、デジタル付加価値証明書は小売店舗における販売製品に関連付けられ、ステップ708は、小売店舗における第2の販売製品の第2のデジタル付加価値証明書を要求することを含む。実施形態によっては、ステップ708は、印刷命令を小売店舗内のプリンタに提供することを含み、印刷命令はデジタル付加価値証明書の印刷命令を含む。
【0047】
ハードウェアの概説
図8は、図1のクライアントデバイスおよびネットワークデバイス、ならびに図5から図7の方法が実施され得る例示的なコンピュータシステム800を示すブロック図である。特定の態様では、コンピュータシステム800は、専用ネットワークデバイスの、または別のエンティティに統合された、または複数のエンティティにわたって分散した、ハードウェア、あるいはソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせを用いて実施され得る。
【0048】
コンピュータシステム800(例えば、クライアントデバイス110およびサーバ130)は、バス808、または情報を通信する他の通信機構と、情報を処理するためにバス808に連結されたプロセッサ802(例えば、プロセッサ212)とを含む。例として、コンピュータシステム800は1つまたは複数のプロセッサ802を実装され得る。プロセッサ802は、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、あるいは情報の算出または他の操作を実施することができる任意の他の好適なエンティティであり得る。
【0049】
コンピュータシステム800は、ハードウェアに加えて、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(Read Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable Read-Only Memory、PROM)、消去可能PROM(Erasable PROM、EPROM)、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD-ROM、DVD、またはプロセッサ802によって実行されるべき情報および命令を記憶するためにバス808に連結された任意の他の好適な記憶デバイスなどの、含まれるメモリ804(例えば、メモリ220)に記憶された、問題のコンピュータプログラムの実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つまたは複数の組み合わせを構成するコードを含むことができる。プロセッサ802およびメモリ804は、専用論理回路機構によって補完されるか、またはその内部に組み込まれ得る。
【0050】
命令はメモリ804に記憶され、1つまたは複数のコンピュータプログラム消費者製品、例えば、コンピュータシステム800による実行のために、またはコンピュータシステム800の動作を制御するためにコンピュータ可読媒体上にエンコードされ、限定するものではないが、データ指向言語(例えば、SQL、dBase)、システム言語(例えば、C、Objective-C、C++、アセンブリ)、アーキテクチャ言語(例えば、Java、.NET)、およびアプリケーション言語(例えば、PHP、Ruby、Perl、Python)などのコンピュータ言語を含む、当業者によく知られた任意の方法に従うコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールにおいて実施され得る。命令はまた、配列言語、アスペクト指向言語、アセンブリ言語、オーサリング言語、コマンドラインインターフェース言語、コンパイル言語、並行言語、中括弧言語、データフロー言語、データ構造化言語、宣言型言語、難解言語、拡張言語、第四世代言語、関数型言語、インタラクション形言語、インタプリタ型言語、反復型言語、リストベース言語、小言語、論理ベース言語、機械語、マクロ言語、メタプログラミング言語、マルチパラダイム言語、数値解析、非英語ベース言語、オブジェクト指向クラスベース言語、オブジェクト指向プロトタイプベース言語、オフサイドルール言語、手続き型言語、自己反映言語、ルールベース言語、スクリプト言語、スタックベース言語、同期言語、構文処理言語、ビジュアル言語、wirth言語、およびxmlベース言語などのコンピュータ言語で実施され得る。メモリ804はまた、プロセッサ802によって実行されるべき命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するために用いられ得る。
【0051】
本明細書において説明されるコンピュータプログラムは必ずしもファイルシステムのファイルに対応しない。プログラムは、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの一部分(例えば、マークアップ言語ドキュメントに記憶された1つまたは複数のスクリプト)、問題のプログラム専用の単一のファイル、あるいは複数の協調ファイル(例えば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)に記憶することができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上、あるいは1つのサイトに位置するか、または複数のサイトにわたって分散しており、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。本明細書において説明されるプロセスおよび論理の流れは、入力データに作用し、出力を生成することによって機能を実施する1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラム可能プロセッサによって実施され得る。
【0052】
コンピュータシステム800は、情報および命令を記憶する、バス808に連結された、磁気ディスクまたは光ディスクなどのデータ記憶デバイス806をさらに含む。コンピュータシステム800は入力/出力モジュール810を介して様々なデバイスに連結され得る。入力/出力モジュール810は任意の入力/出力モジュールであることができる。例示的な入力/出力モジュール810としてはUSBポートなどのデータポートが挙げられる。入力/出力モジュール810は、通信モジュール812に接続するように構成されている。例示的な通信モジュール812(例えば、通信モジュール218および238)としては、イーサネットカードおよびモデムなどの、ネットワークインターフェースカードが挙げられる。特定の態様では、入力/出力モジュール810は、入力デバイス814(例えば、入力デバイス114)および/または出力デバイス816(例えば、出力デバイス116)などの、複数のデバイスに接続するように構成されている。例示的な入力デバイス814としては、消費者が入力をコンピュータシステム800に提供することができる、キーボード、およびポインティングデバイス、例えば、マウスもしくはトラックボールが挙げられる。触知入力デバイス、視覚入力デバイス、音声入力デバイス、または脳コンピュータインターフェースデバイスなどの、他の種類の入力デバイス814を、消費者とのインタラクションを提供するために用いることもできる。例えば、消費者に提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック、例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触知フィードバックであることができ、消費者からの入力は、音響、音声、触知、または脳波入力を含む、任意の形態で受け取ることができる。例示的な出力デバイス816としては、情報を消費者に表示する、LCD(liquid crystal display(液晶ディスプレイ))モニタなどの表示デバイスが挙げられる。
【0053】
本開示の一態様によれば、クライアントデバイス110およびサーバ130は、コンピュータシステム800を用いて、プロセッサ802が、メモリ804に包含された1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行したことに応答して実施することができる。このような命令は、データ記憶デバイス806などの別の機械可読媒体からメモリ804に読み込まれてもよい。主メモリ804に包含された命令のシーケンスの実行は、プロセッサ802に、本明細書において説明されるプロセスステップを実施させる。また、多重処理機構における1つまたは複数のプロセッサも、メモリ804に包含された命令のシーケンスを実行するために利用され得る。代替的な態様では、本開示の様々な態様を実施するために、ハードワイヤード回路機構が、ソフトウェア命令の代わりに、またはそれと組み合わせて用いられてもよい。それゆえ、本開示の態様はハードウェア回路機構およびソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
【0054】
本明細書において説明される主題の様々な態様は、バックエンド構成要素、例えば、データネットワークデバイスを含むか、またはミドルウェア構成要素、例えば、アプリケーションネットワークデバイスを含むか、またはフロントエンド構成要素、例えば、消費者が、本明細書において説明される主題の一実装形態とインタラクションすることができるグラフィカル消費者インターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ、またはこのようなバックエンド、ミドルウェア、もしくはフロントエンド構成要素のうちの1つまたは複数の任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムにおいて実施することができる。システムの構成要素は、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体、例えば、通信ネットワークによって相互接続され得る。通信ネットワーク(例えば、ネットワーク150)は、例えば、LAN、WAN、インターネット、および同様のもののうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。さらに、通信ネットワークは、限定するものではないが、例えば以下の、バスネットワーク、星状ネットワーク、環状ネットワーク、網目状ネットワーク、星状バスネットワーク、木状もしくは階層ネットワーク、または同様のものを含む、ネットワークトポロジーのうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。通信モジュールは、例えば、モデムまたはイーサネットカードであることができる。
【0055】
コンピュータシステム800はクライアントおよびネットワークデバイスを含むことができる。クライアントおよびネットワークデバイスは、概して、互いに遠隔にあり、典型的には、通信ネットワークを通じてインタラクションする。クライアントおよびネットワークデバイスの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムにより生じる。コンピュータシステム800は、例えば、限定するものではないが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはタブレットコンピュータであることができる。コンピュータシステム800はまた、別のデバイス、例えば、限定するものではないが、携帯電話、PDA、モバイルオーディオプレーヤ、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)受信器、ビデオゲームコンソール、および/またはテレビセットトップボックスに組み込まれ得る。
【0056】
用語「機械可読記憶媒体」または「コンピュータ可読媒体」は、本明細書で使用するとき、命令を実行のためにプロセッサ802に提供することに関与する任意の媒体もしくは媒体群を指す。このような媒体は、限定するものではないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む、多くの形態を取り得る。不揮発性媒体としては、例えば、データ記憶デバイス806などの、光または磁気ディスクが挙げられる。揮発性媒体としては、メモリ804などの、ダイナミックメモリが挙げられる。伝送媒体としては、バス808を形成するワイヤを含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが挙げられる。一般的な形態の機械可読媒体としては、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD-ROM、DVD、任意の他の光媒体、穿孔カード、紙テープ、孔のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、またはコンピュータが読み出すことができる任意の他の媒体が挙げられる。機械可読記憶媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号に影響を及ぼす組成物、またはそれらのうちの1つまたは複数の組み合わせであることができる。
【0057】
一態様では、方法は、操作、命令、または機能であってもよく、その逆もまたあり得る。一態様では、請求項は、他の1つ以上の請求項に記載されている単語(例えば、命令、動作、機能、または構成要素)の一部または全て、1つ以上の単語、1つ以上の文、1つ以上の表現、1つ以上の段落、および/または1つ以上の請求項を含むように修正されてもよい。
【0058】
ハードウェアおよびソフトウェアの互換性を示すために、様々な例示的なブロック、モジュール、構成要素、方法、動作、命令、およびアルゴリズムなどの事項はそれらの機能性に関して一般的に説明された。このような機能性が、ハードウェアとして実施されるのか、ソフトウェアとして実施されるのか、それともハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせとして実施されるのかは、特定のアプリケーション、およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに様々な仕方で上述の機能性を実施し得る。
【0059】
本明細書で使用するとき、一連の項目に先行し、項目のうちの任意のものを分離する用語「および」または「または」を伴う表現「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、リストの各構成要素(例えば、各項目)ではなく、リストを全体として修飾する。表現「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は少なくとも1つの項目の選択を必要とせず、むしろ、この表現は、項目のうちの任意のもののうちの少なくとも1つ、および/または項目の任意の組み合わせのうちの少なくとも1つ、および/または項目の各々のうちの少なくとも1つを含む意味を許容する。例として、表現「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は各々、Aのみ、Bのみ、あるいはCのみ、A、B、およびCの任意の組み合わせ、ならびに/あるいはA、B、およびCの各々のうちの少なくとも1つを指す。
【0060】
単語「例示的(exemplary)」は、本明細書において、「例、実例、または例示の役割を果たすこと」を意味するように使用される。本明細書において「例示的」として説明される任意の実施形態は、必ずしも、他の実施形態に対して好ましい、または有利であると解釈されるべきではない。一態様、本態様、別の態様、いくつかの態様、1つまたは複数の態様、一実装形態、本実装形態、別の実装形態、いくつかの実装形態、1つまたは複数の実装形態、一実施形態、本実施形態、別の実施形態、いくつかの実施形態、1つまたは複数の実施形態、一構成、本構成、別の構成、いくつかの構成、1つまたは複数の構成、本主題の技術、本開示(the disclosure)、本開示(the present disclosure)、ならびにこれらの他の変形および同様のものなどの表現は便宜的なものであり、このような表現に関連する開示が本主題の技術に本質的であること、またはこのような開示が本主題の技術の全ての構成に当てはまることを含意しない。このような表現に関連する開示は、全ての構成、または1つまたは複数の構成に当てはまり得る。このような表現に関連する開示は1つまたは複数の例を提供し得る。一態様またはいくつかの態様などの表現は1つまたは複数の態様を指し得、その逆もあり得、これは他の上述の表現にも同様に当てはまる。
【0061】
単数形での要素への言及は、特に断りのないかぎり、「唯一(one and only one)」を意味することを意図されておらず、むしろ、「1つまたは複数(one or more)」を意味することを意図されている。男性の代名詞(例:his)には、女性と中性(例:herおよびits)が含まれ、その逆もあり得る。用語「いくつか(some)」は1つまたは複数を指す。下線付きおよび/またはイタリック体の見出しおよび小見出しは、単に便宜的に用いられているにすぎず、本主題の技術を限定せず、本主題の技術の説明の解釈に関連して参照されるものではない。第1(first)および第2(second)ならびに同様のものなどの関係語は1つの実体またはアクションを別のものと区別するために使用され得、必ずしも、このような実体またはアクションの間の任意の実際のこのような関係または順序を必要とせず、またはこれを含意しない。当業者に知られているか、または後に知られるようになる、本開示全体を通じて説明される様々な構成の要素の全ての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、本主題の技術によって包含されることを意図される。さらに、本明細書において開示されているものは、このような開示が上述の説明において明示的に述べられているかどうかにかかわらず、公衆に供されることを意図されていない。要素が表現「~の手段(means for)」を用いて明示的に述べられていないか、または、方法クレームの場合には、要素が表現「~のステップ(step for)」を用いて述べられていないかぎり、いずれのクレーム要素も米国特許法第112条第6段落の規定の下で解釈されるべきではない。
【0062】
実施形態の列挙
本明細書において開示される実施形態は以下のものを含む。
【0063】
I.消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、第一者データをデータベースに記憶することとを含むコンピュータ実施方法。コンピュータ実施方法はまた、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別することと、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供することとを含む。
【0064】
II.クライアントデバイスから、消費者ネットワークをホストする第1のサーバへ、デジタル付加価値証明書を要求することであって、クライアントデバイスが、消費者ネットワークに加入した消費者に関連付けられていることを含むコンピュータ実施方法。コンピュータ実施方法はまた、第1のサーバに、クライアントデバイスからの第一者データを提供することを含む。第一者データは、第1のサーバにアクセス可能なデータベースの第二者データと相関し、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方は、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含む。第1のサーバは、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度に基づいて消費者のデジタル付加価値証明書を生成するように構成されている。コンピュータ実施方法はまた、クライアントデバイスにおいて、デジタル付加価値証明書を受信することと、小売店舗内の販売時点管理においてデジタル付加価値証明書を認証することとを含む。
【0065】
III.命令およびプロセッサを記憶するメモリを含むシステム。プロセッサは、少なくとも1つの命令を実行し、システムに、消費者に関連付けられたクライアントデバイスから第一者データを収集することと、第一者データをデータベースに記憶することとを行わせるように構成されている。1つまたは複数のプロセッサはまた、第一者データをデータベースの第二者データと比較し、第一者データおよび第二者データに関連付けられた消費者プロファイルを識別し、クライアントデバイスに、データベースの消費者プロファイル、および第一者データに基づいてデジタル広告を提供する命令を実行する。
【0066】
実施形態I、II、およびIIIに加えて、本開示に従う実施形態は以下の要素のうちの任意の1つまたは複数を任意の組み合わせで含み得る。
【0067】
要素1であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、第一者データを第二者データと比較することが、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度を特定することを含む、要素1。要素2であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの消費者の得意客識別データを含み、第一者データを第二者データと比較することが、得意客識別データ、消費者プロファイル、およびクライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードが同じ消費者に対応する確度を特定することを含む、要素2。要素3であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、第一者データを第二者データと比較することが、クライアントデバイスが、消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定することを含む、要素3。要素4であって、第一者データを第二者データと比較することが、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、またはクライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関することを含む、要素4。要素5であって、第一者データを第二者データと比較することが、クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にすることを含む、要素5。要素6であって、第一者データをデータベースの第二者データと比較することが、消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループに関連付けることを含む、要素6。要素7であって、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定することをさらに含む、要素7。要素8であって、第一者データがクライアントデバイスのモビリティデータを含み、モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測することをさらに含む、要素8。要素9であって、デジタル広告および消費者に関連付けられた購入データを受信し、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新することをさらに含む、要素9。要素10であって、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新することをさらに含む、要素10。要素11であって、第一者データを第二者データと比較することが、消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定し、相関の信頼レベルを特定することを含む、要素11。要素12であって、消費者に関連付けられた第三者データを受信し、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第三者データを用いてデータベースを更新することをさらに含む、要素12。要素13であって、デジタル広告を提供することが、付加価値証明書を消費者に提供することを含み、付加価値証明書が、第一者データに従って識別された小売店舗における販売製品に関連付けられる、要素13。要素14であって、消費者ネットワークにアクセスし、付加価値証明書をデジタル広告と共に受信する要求をクライアントデバイスから受信することをさらに含む、要素14。要素15であって、小売店舗における購入に基づいてデータベースの第一者データと第二者データとの間の相関を変更することをさらに含み、購入がデジタル広告に基づく、要素15。要素16であって、クライアントデバイスが消費者のグループに関連付けられており、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者のグループから消費者を選択し、消費者プロファイルを識別することをさらに含む、要素16。要素17であって、ネットワークサービスをクライアントデバイスに提供する第2のサーバから第二者データを収集することをさらに含む、要素17。要素18であって、第一者データをデータベースに記憶することが、第一者データを第1のデータベースに記憶し、第二者データを第2のデータベースから取得することを含む、要素18。要素19であって、消費者プロファイルおよび第一者データに基づいてデジタル広告を提供することが、印刷命令を、第一者データに従って識別された小売店舗内のプリンタに提供することを含み、印刷命令が消費者の付加価値証明書の印刷命令を含む、要素19。
【0068】
要素20であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、小売店舗から所定半径内の消費者の存在を示す地理的位置情報を含み、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、地理的位置情報が消費者プロファイルに対応する確度を特定する命令を実行する、要素20。要素21であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの消費者の得意客識別データを含み、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、得意客識別データ、消費者プロファイル、およびクライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードが同じ消費者に対応する確度を特定する命令を実行する、要素21。要素22であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、クライアントデバイスが、消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されている確度を特定する命令を実行する、要素22。要素23であって、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、またはクライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを相関させる命令を実行する、要素23。要素24であって、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にする命令を実行する、要素24。要素25であって、第一者データをデータベースの第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、消費者プロファイルを、世帯識別子を有する消費者のグループに関連付ける命令を実行する、要素25。要素26であって、1つまたは複数のプロセッサが、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定する命令をさらに実行する、要素26。要素27であって、第一者データがクライアントデバイスのモビリティデータを含み、1つまたは複数のプロセッサが、モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測する命令をさらに実行する、要素27。要素28であって、1つまたは複数のプロセッサが、デジタル広告および消費者に関連付けられた購入データを受信し、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新する命令をさらに実行する、要素28。要素29であって、1つまたは複数のプロセッサが、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新する命令をさらに実行する、要素29。要素30であって、第一者データを第二者データと比較するために、1つまたは複数のプロセッサが、消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定し、相関の信頼レベルを特定する命令を実行する、要素30。要素31であって、1つまたは複数のプロセッサが、消費者に関連付けられた第三者データを受信し、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第三者データを用いてデータベースを更新する命令をさらに実行する、要素31。要素32であって、デジタル広告を提供するために、1つまたは複数のプロセッサが、付加価値証明書を消費者に提供する命令を実行し、付加価値証明書が、第一者データに従って識別された小売店舗における販売製品に関連付けられる、要素32。要素33であって、1つまたは複数のプロセッサが、消費者ネットワークにアクセスし、付加価値証明書をデジタル広告と共に受信する要求をクライアントデバイスから受信する命令をさらに実行する、要素33。要素34であって、1つまたは複数のプロセッサが、小売店舗における購入に基づいてデータベースの第一者データと第二者データとの間の相関を変更する命令をさらに実行し、購入がデジタル広告に基づく、要素34。要素35であって、クライアントデバイスが消費者のグループに関連付けられており、1つまたは複数のプロセッサが、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者のグループから消費者を選択し、消費者プロファイルを識別する命令をさらに実行する、要素35。要素36であって、1つまたは複数のプロセッサが、ネットワークサービスをクライアントデバイスに提供する第2のサーバから第二者データを収集する命令を実行する、要素36。要素37であって、第一者データをデータベースに記憶するために、1つまたは複数のプロセッサが、第一者データを第1のデータベースに記憶し、第二者データを第2のデータベースから取得する命令を実行する、要素37。要素38であって、消費者プロファイルおよび第一者データに基づいてデジタル広告を提供するために、1つまたは複数のプロセッサが、印刷命令を、第一者データに従って識別された小売店舗内のプリンタに提供する命令を実行し、印刷命令が消費者の付加価値証明書の印刷命令を含む、要素38。
【0069】
要素39であって、第1のサーバに対してデジタル付加価値証明書を認証することをさらに含む、要素39。要素40であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、消費者小売サービスネットワークの消費者の得意客識別データを含み、クライアントデバイスを用いて第1のサーバに対して得意客識別データを認証することをさらに含む、要素40。要素41であって、第一者データまたは第二者データのうちの少なくとも一方が、クライアントデバイスに関連付けられたデバイスコードを含み、第1のサーバに対して、クライアントデバイスが、消費者プロファイルに関連付けられた消費者によって使用されていることを認証することをさらに含む、要素41。要素42であって、第一者データを提供することが、インターネットプロトコルアドレス、クライアントデバイスのオペレーティングシステムバージョン、ユーザエージェント、アプリケーション、またはクライアントデバイスで実行するウェブサイトのうちの少なくとも1つを提供することを含む、要素42。要素43であって、クライアントデバイスに関連付けられた地理的位置情報の所定半径内の第一者データおよび第二者データを対にすることを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素43。要素44であって、世帯識別子を有する消費者のグループから消費者プロファイルを選択することをさらに含み、消費者のグループが第1のサーバによって第一者データおよび第二者データの相関に基づいて提供される、要素44。要素45であって、データベースに記憶されたデータを用いて訓練されたモデルを用いて第一者データの少なくとも一部に基づいて第二者データを特定することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素45。要素46であって、第一者データを提供することが、クライアントデバイスのモビリティデータを第1のサーバに提供することを含み、第1のサーバが、モビリティデータに基づいて行動モデルを用いて第二者データを推測するように構成されている、要素46。要素47であって、第1のサーバに、デジタル付加価値証明書に関連付けられた購入データを提供することをさらに含み、第1のサーバが、購入データに基づいて第一者データを第二者データと比較するモデルを更新するように構成されている、要素47。要素48であって、第一者データおよび第二者データに基づいて消費者プロファイルを更新することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素48。要素49であって、消費者と消費者プロファイルとの間の相関を特定することを第1のサーバに許可し、相関の信頼レベルを特定することをさらに含む、要素49。要素50であって、第二者データを第1のサーバに提供することを第2のサーバに許可することをさらに含む、要素50。要素51であって、デジタル付加価値証明書が小売店舗における販売製品に関連付けられ、小売店舗における第2の販売製品の第2のデジタル付加価値証明書を要求することをさらに含む、要素51。要素52であって、消費者プロファイルが消費者に関連付けられる確度を改善するために第二者データを用いてデータベースを更新することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素52。要素53であって、デジタル付加価値証明書に関連付けられた小売店舗における購入に基づいてデータベースの第一者データと第二者データとの間の相関を変更することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素53。要素54であって、第一者データが、第1のサーバによって、クライアントデバイスにインストールされたアプリケーションから取得された情報を含み、情報を取得することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素54。要素55であって、ソーシャルネットワークをホストする第2のサーバにアクセスし、第二者データを第1のサーバに提供することを第2のサーバに許可することをさらに含み、第二者データが、消費者のソーシャルネットワーク活動に関連付けられたデータを含む、要素55。要素56であって、第二者データを第2のデータベースから取得することを第1のサーバに許可することをさらに含む、要素56。要素57であって、印刷命令を小売店舗内のプリンタに提供することをさらに含み、印刷命令がデジタル付加価値証明書の印刷命令を含む、要素57。
【0070】
本明細書は多くの細目を包含するが、これらは、説明され得ることの範囲の限定として解釈されるべきではなく、むしろ、本主題の特定の実装形態の説明として解釈されるべきである。本明細書において別個の実施形態の文脈で記載されている一部の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴はまた、複数の実施形態において、別個に、または任意の好適な部分的組み合わせで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで機能するように以上において説明され、さらにはそのように最初に説明されている場合があるが、説明されている組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、組み合わせから削除することができ、説明されている組み合わせは、部分的組み合わせ、または部分的組み合わせの変形に関し得る。
【0071】
本明細書の主題は特定の態様に関して説明されたが、他の態様も実施され得、添付の請求項の範囲に含まれる。例えば、動作は図面において特定の順序で示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、このような動作が、図示されている特定の順序で、または順番に行われること、あるいは例示されている動作が全て行われることを必要とするものと理解されるべきではない。請求項において述べられるアクションは異なる順序で実施され、依然として所望の結果を達成することができる。一例として、添付の図面に示されるプロセスは、所望の結果を達成するために、必ずしも、図示されている特定の順序、または順番を必要としない。特定の状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利になり得る。さらに、上述された態様における様々なシステム構成要素の分離は、全ての態様においてこのような分離を必要とするものと理解されるべきではなく、上述のプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品にまとめて統合されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ることを理解されたい。
【0072】
タイトル、背景、図面の簡単な説明、要約、および図面は本明細書において本開示に組み込まれ、限定的な説明としてではなく、本開示の例示的な例として提供される。それらは、請求項の範囲または意味を限定するために用いられることはないという了解の下で提示される。加えて、詳細な説明では、説明が例示的な例を提供し、様々な特徴が、本開示を合理化する目的のために様々な実装形態において互いにグループ化されていることがうかがえる。開示の方法は、記載される主題が、各請求項において明示的に述べられているよりも多くの特徴を必要とするとの意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、請求項が反映するとおり、発明の主題は、単一の開示された構成または動作の全ての特徴よりも少数の特徴に存する。請求項は本明細書において発明を実施する形態に組み込まれ、各請求項は別個に記載された主題として自立する。
【0073】
主題の技術は、例えば、以下の特許請求の範囲に記載されている様々な態様に従って示される。主題の技術の側面の様々な例が、特許請求の範囲に記載されている。これらは例として提供されるものであり、対象の技術を限定するものではない。請求項は、本明細書において説明された態様に限定されることを意図されず、文言の請求項に従う全範囲を認められ、全ての法的同等物を包含するべきである。それにもかかわらず、請求項はいずれも、適用可能な特許法の要件を満足しない主題を包含することを意図されておらず、また、請求項はそのように解釈されるべきでない。
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【国際調査報告】