(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-30
(54)【発明の名称】繊維紡績機の巻回装置
(51)【国際特許分類】
B65H 54/44 20060101AFI20220323BHJP
B65H 67/02 20060101ALI20220323BHJP
B65H 67/052 20060101ALI20220323BHJP
B21C 47/00 20060101ALN20220323BHJP
【FI】
B65H54/44 B
B65H67/02
B65H67/052
B21C47/00 G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555024
(86)(22)【出願日】2019-09-27
(85)【翻訳文提出日】2021-09-10
(86)【国際出願番号】 CN2019108472
(87)【国際公開番号】W WO2021056398
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201921620831.3
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521404749
【氏名又は名称】蘇州比達尓創新材料科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOUBIDAER INNOVATION MATERIALS TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 205, Building 10 No. 1188 West Second Ring Road Shengze Town, Wujiang District Suzhou, Jiangsu 215228, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】王 明輝
(72)【発明者】
【氏名】徐 海峰
【テーマコード(参考)】
3F112
4E026
【Fターム(参考)】
3F112AA08
3F112BA01
3F112CA03
3F112CA06
3F112CA07
3F112EA03
3F112EA09
3F112EB02
3F112EB06
3F112GE01
3F112GE06
3F112LB05
3F112VC04
3F112VC05
4E026AA05
(57)【要約】
繊維紡績機の巻回装置は、第一支持フレーム(1)、第二支持フレーム(2)、取付板(16)、取付台(17)、モータ(18)、主動歯車(19)及び作業台(20)を含み、第一支持フレーム(1)と第二支持フレーム(2)とは、縦方向に沿って作業台(20)に並んで設けられており、巻回アセンブリは、鉛直方向に沿って2組並んで設けられており、巻回アセンブリは、巻回ローラ(3)、取付軸(41)、接続軸(42)、第一支持台(5)、第一スライドレール(6)、第一接続ロッド(7)、第二支持台(8)、第二スライドレール(9)、第二接続ロッド(10)、従動歯車(11)、取付クランプ(12)、接続板(14)及び電動プッシュロッド(15)を含み、第一支持台(5)は、第一スライドレール(6)に摺設されており、第二支持台(8)は、第二スライドレール(9)に摺設されており、巻回ローラ(3)は、取付軸(41)に設けられており、接続軸(42)は、取付クランプ(12)に回動可能に設けられており、従動歯車(11)は、接続軸(42)に設けられており、電動プッシュロッド(15)と接続板(14)とが駆動接続されている。本発明は、巻回ローラ(3)が2つ設けられ、一方の巻回ローラ(3)が使い果たされると、他方の巻回ローラ(3)に切り替えて作業可能であり、時間が節約され、生産効率が保証された。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維紡績機の巻回装置であって、第一支持フレーム(1)、第二支持フレーム(2)、巻回アセンブリ、取付板(16)、取付台(17)、モータ(18)、主動歯車(19)及び作業台(20)を含み、
第一支持フレーム(1)と第二支持フレーム(2)とは、縦方向に沿って作業台(20)に並んで設けられており、第一支持フレーム(1)には、第一取付台面(101)及び第二取付台面(102)が上から下へ順次に設けられており、第二支持フレーム(2)には、第三取付台面(201)及び第四取付台面(202)が上から下へ順次に設けられており、巻回アセンブリは、鉛直方向に沿って2組並んで設けられており、巻回アセンブリは、巻回ローラ(3)、取付軸(41)、接続軸(42)、第一支持台(5)、第一スライドレール(6)、第一接続ロッド(7)、第二支持台(8)、第二スライドレール(9)、第二接続ロッド(10)、従動歯車(11)、取付クランプ(12)、接続板(14)及び電動プッシュロッド(15)を含み、第一支持台(5)は、第一スライドレール(6)に摺設され、第一支持台(5)に位置規制溝(501)が設けられており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレール(9)は、それぞれ第一取付台面(101)及び第二取付台面(102)に設けられており、第二支持台(8)は、第二スライドレール(9)に摺設されており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレール(9)は、それぞれ第三取付台面(201)及び第四取付台面(202)に設けられており、巻回ローラ(3)は、取付軸(41)に設けられており、取付軸(41)は、一端が取付クランプ(12)に接続され、他端が位置規制溝(501)内に位置し、接続軸(42)は、取付クランプ(12)に回動可能に設けられており、従動歯車(11)は、接続軸(42)に設けられており、第一接続ロッド(7)の両端は、それぞれ第一支持台(5)及び接続板(14)に接続されており、第二接続ロッド(10)の両端は、それぞれ第二支持台(8)及び接続板(14)に接続されており、電動プッシュロッド(15)は、取付板(16)に設けられ、電動プッシュロッド(15)と接続板(14)とが駆動接続されており、取付板(16)及び取付台(17)は、何れも作業台(20)に設けられており、モータ(18)は、作業台(20)に設けられ、且つモータ(18)と主動歯車(19)とが駆動接続されており、主動歯車(19)と従動歯車(11)とが噛合接続されている、ことを特徴とする繊維紡績機の巻回装置。
【請求項2】
第一支持台(5)には、面取りが設けられており、面取りは、位置規制溝(501)の溝口に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項3】
第一支持台(5)の底部及び第二支持台(8)の底部は、何れもT字型ボス構造であり、第一スライドレール(6)には、第一支持台(5)のT字型ボス構造に合致する第一スライド溝が設けられており、第二スライドレール(9)には、第二支持台(8)のT字型ボス構造に合致する第二スライド溝が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項4】
第一支持フレーム(1)には、第一支持台(5)を位置規制するための第一位置規制段差(103)が設けられており、第二支持フレーム(2)には、第二支持台(8)を位置規制するための第二位置規制段差(203)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項5】
電動プッシュロッド(15)の駆動端には、接続台(151)が接続され、接続台(151)は、接続板(14)に設けられており、取付板(16)には、補強リブ板(161)が設けられ、補強リブ板(161)は、作業台(20)に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項6】
取付クランプ(12)には、押付ノブ(13)が螺接され、押付ノブ(13)は、取付軸(41)の周面に当接している、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項7】
作業台(20)の底部には、ブラケット(21)が設けられており、ブラケット(21)の底部には、衝撃吸収パッドが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻回装置の技術分野に関し、特に繊維紡績機の巻回装置に関する。
【背景技術】
【0002】
紡績機械とは、天然繊維又は化学繊維を紡績品に加工するために必要となる様々な機械設備である。化学繊維を生産する機械は、様々な化学機械を含むが、現在、紡績機械の延長と見なされ、広い意味での紡績機械に属している。綿、麻、絹や毛等の様々な繊維を紡績品に加工するために必要な工程は、全て同じではおらず、全く異なることもあるため、必要な機器も多様であり、種類が多い。紡績機械を生産に使用する場合、巻回装置を用いて材料の巻き出し及び巻き取りを行う必要がある。
【0003】
従来の巻回装置には、巻回ローラが1つしか設けられていないため、当該巻回ローラが材料をいっぱい収集するか、材料を完全に放出すると、巻回ローラを取り外して、新しい巻回ローラを取り付ける必要があり、時間が無駄になり、生産効率が低下してしまう。
【発明の概要】
【0004】
(一)発明目的
背景技術に存在する技術的問題を解決するために、本発明は、巻回ローラが2つ設けられ、一方の巻回ローラが使い果たされると、他方の巻回ローラに切り替えて作業可能であり、時間が節約され、生産効率が保証された繊維紡績機の巻回装置を提案する。
【0005】
(二)解決手段
本発明は、繊維紡績機の巻回装置であって、第一支持フレーム、第二支持フレーム、巻回アセンブリ、取付板、取付台、モータ、主動歯車及び作業台を含み、
第一支持フレームと第二支持フレームとは、縦方向に沿って作業台に並んで設けられており、第一支持フレームには、第一取付台面及び第二取付台面が上から下へ順次に設けられており、第二支持フレームには、第三取付台面及び第四取付台面が上から下へ順次に設けられており、巻回アセンブリは、鉛直方向に沿って2組並んで設けられており、巻回アセンブリは、巻回ローラ、取付軸、接続軸、第一支持台、第一スライドレール、第一接続ロッド、第二支持台、第二スライドレール、第二接続ロッド、従動歯車、取付クランプ、接続板及び電動プッシュロッドを含み、第一支持台は、第一スライドレールに摺設され、第一支持台に位置規制溝が設けられており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレールは、それぞれ第一取付台面及び第二取付台面に設けられており、第二支持台は、第二スライドレールに摺設されており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレールは、それぞれ第三取付台面及び第四取付台面設けられており、巻回ローラは、取付軸に設けられており、取付軸は、一端が取付クランプに接続され、他端が位置規制溝内に位置し、接続軸は、取付クランプに回動可能に設けられており、従動歯車は、接続軸に設けられており、第一接続ロッドの両端は、それぞれ第一支持台及び接続板に接続されており、第二接続ロッドの両端は、それぞれ第二支持台及び接続板に接続されており、電動プッシュロッドは、取付板に設けられ、電動プッシュロッドと接続板とが駆動接続されており、取付板及び取付台は、何れも作業台に設けられており、モータは、作業台に設けられ、且つモータと主動歯車とが駆動接続されており、主動歯車と従動歯車とが噛合接続されている、繊維紡績機の巻回装置を提供している。
【0006】
好ましくは、第一支持台には、面取りが設けられており、面取りは、位置規制溝の溝口に位置する。
【0007】
好ましくは、第一支持台の底部及び第二支持台の底部は、何れもT字型ボス構造であり、第一スライドレールには、第一支持台のT字型ボス構造に合致する第一スライド溝が設けられており、第二スライドレールには、第二支持台のT字型ボス構造に合致する第二スライド溝が設けられている。
【0008】
好ましくは、第一支持フレームには、第一支持台を位置規制するための第一位置規制段差が設けられており、第二支持フレームには、第二支持台を位置規制するための第二位置規制段差が設けられている。
【0009】
好ましくは、電動プッシュロッドの駆動端には、接続台が接続され、接続台は、接続板に設けられており、取付板には、補強リブ板が設けられ、補強リブ板は、作業台に設けられている。
【0010】
好ましくは、取付クランプには、押付ノブが螺接され、押付ノブは、取付軸の周面に当接している。
【0011】
好ましくは、作業台の底部には、ブラケットが設けられており、ブラケットの底部には、衝撃吸収パッドが設けられている。
【0012】
本発明の上記解決手段は、次の有益な技術的効果を有する。巻回アセンブリが合計2組設けられており、一方組の巻回アセンブリが使用状態とされ、他方組の巻回アセンブリがスタンバイ状態とされる。一方組の巻回アセンブリにおける巻回ローラが使い果たされると、当該組の巻回アセンブリにおける電動プッシュロッドの駆動端は、接続板を移動させるように駆動することで、当該組の巻回アセンブリにおける従動歯車は、主動歯車との噛合から離脱し、当該組の巻回アセンブリにおける巻回ローラが作業員によって取り外され易くなる。他方組の巻回アセンブリにおける電動プッシュロッドの駆動端は、接続板を移動させるように駆動することで、当該組の巻回アセンブリにおける従動歯車は、主動歯車と噛合するため、2つの巻回アセンブリの使用状態の切り替えが完了する。本発明は、巻回ローラが2つ設けられ、一方の巻回ローラが使い果たされると、他方の巻回ローラに切り替えて作業可能であり、時間が節約され、生産効率が保証された。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明による繊維紡績機の巻回装置を第一角度から見た構造模式図である。
【
図3】
図3は、本発明による繊維紡績機の巻回装置を第二角度から見た構造模式図である。
【
図5】
図5は、本発明による繊維紡績機の巻回装置の部分構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の目的、解決手段及び利点をより明確及び明瞭にするために、以下、具体的な実施形態を挙げて図面を参照しながら、本発明を更に詳しく説明する。理解すべきなのは、これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。なお、以下の説明では、本発明の概念が不必要に混淆されないように、公知構造及び技術についての説明を省略している。
【0015】
図1~5に示すように、本発明による繊維紡績機の巻回装置は、第一支持フレーム1、第二支持フレーム2、巻回アセンブリ、取付板16、取付台17、モータ18、主動歯車19及び作業台20を含み、
第一支持フレーム1と第二支持フレーム2とは、縦方向に沿って作業台20に並んで設けられており、第一支持フレーム1には、第一取付台面101及び第二取付台面102が上から下へ順次に設けられており、第二支持フレーム2には、第三取付台面201及び第四取付台面202が上から下へ順次に設けられており、巻回アセンブリは、鉛直方向に沿って2組並んで設けられており、巻回アセンブリは、巻回ローラ3、取付軸41、接続軸42、第一支持台5、第一スライドレール6、第一接続ロッド7、第二支持台8、第二スライドレール9、第二接続ロッド10、従動歯車11、取付クランプ12、接続板14及び電動プッシュロッド15を含み、第一支持台5は、第一スライドレール6に摺設され、第一支持台5に位置規制溝501が設けられており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレール9は、それぞれ第一取付台面101及び第二取付台面102に設けられており、第二支持台8は、第二スライドレール9に摺設されており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレール9は、それぞれ第三取付台面201及び第四取付台面202に設けられており、巻回ローラ3は、取付軸41に設けられており、取付軸41は、一端が取付クランプ12に接続され、他端が位置規制溝501内に位置し、接続軸42は、取付クランプ12に回動可能に設けられており、従動歯車11は、接続軸42に設けられており、第一接続ロッド7の両端は、それぞれ第一支持台5及び接続板14に接続されており、第二接続ロッド10の両端は、それぞれ第二支持台8及び接続板14に接続されており、電動プッシュロッド15は、取付板16に設けられ、電動プッシュロッド15と接続板14とが駆動接続されており、取付板16及び取付台17は、何れも作業台20に設けられており、モータ18は、作業台20に設けられ、且つモータ18と主動歯車19とが駆動接続されており、主動歯車19と従動歯車11とが噛合接続されている。
【0016】
本発明では、巻回アセンブリが合計2組設けられており、一方組の巻回アセンブリが使用状態とされ、他方組の巻回アセンブリがスタンバイ状態とされる。一方組の巻回アセンブリにおける巻回ローラ3が使い果たされると、当該組の巻回アセンブリにおける電動プッシュロッド15の駆動端は、接続板14を移動させるように駆動することで、当該組の巻回アセンブリにおける従動歯車11は、主動歯車19との噛合から離脱し、当該組の巻回アセンブリにおける巻回ローラ3が作業員によって取り外され易くなる。他方組の巻回アセンブリにおける電動プッシュロッド15の駆動端は、接続板14を移動させるように駆動することで、当該組の巻回アセンブリにおける従動歯車11は、主動歯車19と噛合するため、2つの巻回アセンブリの使用状態の切り替えが完了する。本発明は、巻回ローラ3が2つ設けられ、一方の巻回ローラ3が使い果たされると、他方の巻回ローラ3に切り替えて作業可能であり、時間が節約され、生産効率が保証された。
【0017】
1つの選択的な実施例において、第一支持台5には、面取りが設けられており、面取りは、位置規制溝501の溝口に位置する。
【0018】
説明すべきなのは、面取りを設けることで、取付軸41を位置規制溝501内に入れることが容易になる。
【0019】
1つの選択的な実施例において、第一支持台5の底部及び第二支持台8の底部は、何れもT字型ボス構造であり、第一スライドレール6には、第一支持台5のT字型ボス構造に合致する第一スライド溝が設けられており、第二スライドレール9には、第二支持台8のT字型ボス構造に合致する第二スライド溝が設けられている。
【0020】
説明すべきなのは、T字型ボス構造がスライド溝内を安定して摺動できるため、第一支持台5及び第二支持台8の摺動過程の滑らかさが保証される。
【0021】
1つの選択的な実施例において、第一支持フレーム1には、第一支持台5を位置規制するための第一位置規制段差103が設けられており、第二支持フレーム2には、第二支持台8を位置規制するための第二位置規制段差203が設けられている。
【0022】
説明すべきなのは、第一位置規制段差103を設けることで、取付軸41が位置規制され、取付軸41が回動中に位置規制溝501内から脱落してしまうことを防止でき、第二位置規制段差203を設けることで、第二支持台8が位置規制される。
【0023】
1つの選択的な実施例において、電動プッシュロッド15の駆動端には、接続台151が接続され、接続台151は、接続板14に設けられており、取付板16には、補強リブ板161が設けられ、補強リブ板161は、作業台20に設けられている。
【0024】
説明すべきなのは、接続台151及び補強リブ板161を設けることで、構造接続の信頼性が向上されているため、電動プッシュロッド15の駆動端が接続板14を移動させるように安定して駆動することを保証される。
【0025】
1つの選択的な実施例において、取付クランプ12には、押付ノブ13が螺接され、押付ノブ13は、取付軸41の周面に当接している。
【0026】
説明すべきなのは、押付ノブ13を設けることで、押付ノブ13は、取付クランプ12の中部に伸入して取付軸41の表面に当接し、取付軸41に対する位置規制が達成される。
【0027】
1つの選択的な実施例において、作業台20の底部には、ブラケット21に設けられており、ブラケット21の底部には、衝撃吸収パッドが設けられている。
【0028】
説明すべきなのは、衝撃吸収パッドを設けることで、装置の使用時の機械的振動を低減し、使用騒音を低減することができる。
【0029】
理解されたいのは、本発明の上記具体的な実施形態は、あくまでも本発明の原理を例示的に説明又は解釈するためのものに過ぎず、本発明に対する制限を構成しない。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱ことなく行われた修正、同等的置換、改良等は、全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。なお、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲及び境界、又はこれらの範囲及び境界の同等の形態内の全ての変更及び修正例をカバーすることを意図している。
【符号の説明】
【0030】
1 第一支持フレーム、101 第一取付台面、102 第二取付台面、103 第一位置規制段差、2 第二支持フレーム、201 第三取付台面、202 第四取付台面、203 第二位置規制段差、3 巻回ローラ、41 取付軸、42 接続軸、5 第一支持台、501 位置規制溝、6 第一スライドレール、7 第一接続ロッド、8 第二支持台、9 第二スライドレール、10 第二接続ロッド、11 従動歯車、12 取付クランプ、13 押付ノブ、14 接続板、15 電動プッシュロッド、151 接続台、16 取付板、161 補強リブ板、17 取付台、18 モータ、19 主動歯車、20 作業台、21、ブラケット
【手続補正書】
【提出日】2022-03-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維紡績機の巻回装置であって、第一支持フレーム(1)、第二支持フレーム(2)、巻回アセンブリ、取付板(16)、取付台(17)、モータ(18)、主動歯車(19)及び作業台(20)を含み、
第一支持フレーム(1)と第二支持フレーム(2)とは、縦方向に沿って作業台(20)に並んで設けられており、第一支持フレーム(1)には、第一取付台面(101)及び第二取付台面(102)が上から下へ順次に設けられており、第二支持フレーム(2)には、第三取付台面(201)及び第四取付台面(202)が上から下へ順次に設けられており、巻回アセンブリは、鉛直方向に沿って2組並んで設けられており、巻回アセンブリは、巻回ローラ(3)、取付軸(41)、接続軸(42)、第一支持台(5)、第一スライドレール(6)、第一接続ロッド(7)、第二支持台(8)、第二スライドレール(9)、第二接続ロッド(10)、従動歯車(11)、取付クランプ(12)、接続板(14)及び電動プッシュロッド(15)を含み、第一支持台(5)は、第一スライドレール(6)に摺設され、第一支持台(5)に位置規制溝(501)が設けられており、2組の巻回アセンブリにおける
2つの第一スライドレール(6)は、それぞれ第一取付台面(101)及び第二取付台面(102)に設けられており、第二支持台(8)は、第二スライドレール(9)に摺設されており、2組の巻回アセンブリにおける2つの第二スライドレール(9)は、それぞれ第三取付台面(201)及び第四取付台面(202)に設けられており、巻回ローラ(3)は、取付軸(41)に設けられており、取付軸(41)は、一端が取付クランプ(12)に接続され、他端が位置規制溝(501)内に位置し、接続軸(42)は、取付クランプ(12)に回動可能に設けられており、従動歯車(11)は、接続軸(42)に設けられており、第一接続ロッド(7)の両端は、それぞれ第一支持台(5)及び接続板(14)に接続されており、第二接続ロッド(10)の両端は、それぞれ第二支持台(8)及び接続板(14)に接続されており、電動プッシュロッド(15)は、取付板(16)に設けられ、電動プッシュロッド(15)と接続板(14)とが駆動接続されており、取付板(16)及び取付台(17)は、何れも作業台(20)に設けられており、モータ(18)は、作業台(20)に設けられ、且つモータ(18)と主動歯車(19)とが駆動接続されており、主動歯車(19)と従動歯車(11)とが噛合接続されて
おり、
一方組の巻回アセンブリにおける巻回ローラ(3)が使い果たされると、当該組の巻回アセンブリにおける電動プッシュロッド(15)の駆動端は、接続板(14)を移動させるように駆動することで、当該組の巻回アセンブリにおける従動歯車(11)が主動歯車(19)との噛合から離脱する、ことを特徴とする繊維紡績機の巻回装置。
【請求項2】
第一支持台(5)には、面取りが設けられており、面取りは、位置規制溝(501)の溝口に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項3】
第一支持台(5)の底部及び第二支持台(8)の底部は、何れもT字型ボス構造であり、第一スライドレール(6)には、第一支持台(5)のT字型ボス構造に合致する第一スライド溝が設けられており、第二スライドレール(9)には、第二支持台(8)のT字型ボス構造に合致する第二スライド溝が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項4】
第一支持フレーム(1)には、第一支持台(5)を位置規制するための第一位置規制段差(103)が設けられており、第二支持フレーム(2)には、第二支持台(8)を位置規制するための第二位置規制段差(203)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項5】
電動プッシュロッド(15)の駆動端には、接続台(151)が接続され、接続台(151)は、接続板(14)に設けられており、取付板(16)には、補強リブ板(161)が設けられ、補強リブ板(161)は、作業台(20)に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項6】
取付クランプ(12)には、押付ノブ(13)が螺接され、押付ノブ(13)は、取付軸(41)の周面に当接している、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【請求項7】
作業台(20)の底部には、ブラケット(21)が設けられており、ブラケット(21)の底部には、衝撃吸収パッドが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の繊維紡績機の巻回装置。
【国際調査報告】