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特表2022-520619電気駆動部及びトランスミッションを有するドライブユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-31
(54)【発明の名称】電気駆動部及びトランスミッションを有するドライブユニット
(51)【国際特許分類】
   F16D 1/02 20060101AFI20220324BHJP
【FI】
F16D1/02 200
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021547445
(86)(22)【出願日】2019-02-14
(85)【翻訳文提出日】2021-10-08
(86)【国際出願番号】 EP2019053703
(87)【国際公開番号】W WO2020164715
(87)【国際公開日】2020-08-20
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517175611
【氏名又は名称】ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】シュミット,マルク
(72)【発明者】
【氏名】マイヤー,ニコラウス
(72)【発明者】
【氏名】セノナー,シグムンド
(72)【発明者】
【氏名】メルテンス,ラルフ
(72)【発明者】
【氏名】ヒルベル,パトリック
(57)【要約】
本発明は、ドライブユニット(1)に関する。ドライブユニット(1)は、駆動軸(3)を有する電気駆動部(2)と、少なくとも1つの入力軸(5)を有するトランスミッション(4)とを少なくとも備える。電気駆動部(2)の駆動力を、駆動軸(3)を介して入力軸(5)に伝達可能であり且つ入力軸(5)からトランスミッション(4)に伝達可能である。駆動軸(3)と入力軸(5)は、同軸上に配置されており、且つ、少なくとも周方向(6)に回転不能に連結する噛み合いシステム(7)によって互いに連結されている。駆動軸(3)と入力軸(5)は、少なくとも軸方向(8)において、少なくともa)回転軸(9)に平行な内周面(10)と回転軸(9)に平行な外周面(11)との間に形成される圧力嵌め(12)を介して、少なくとも圧力嵌め接続されるか、又は、b)駆動軸と入力軸は共に、連結要素(13)を介して、形状嵌め接続(14)をなしている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドライブユニット(1)であって、
駆動軸(3)を有する電気駆動部(2)と、
少なくとも1つの入力軸(5)を有するトランスミッション(4)とを
少なくとも備え、
前記電気駆動部(2)の駆動力を、前記駆動軸(3)を介して前記入力軸(5)に伝達可能であり且つ前記入力軸(5)から前記トランスミッション(4)に伝達可能であり
前記駆動軸(3)と前記入力軸(5)は、
同軸上に配置されており、且つ、
少なくとも周方向(6)に回転不能に連結する噛み合いシステム(7)によって互いに連結されており、
前記駆動軸(3)と前記入力軸(5)は、
少なくとも軸方向(8)において、少なくとも
a)回転軸(9)に平行な内周面(10)と回転軸(9)に平行な外周面(11)との間に形成される圧力嵌め(12)を介して、少なくとも圧力嵌め接続されるか、又は
b)前記駆動軸と前記入力軸は共に、連結要素(13)を介して、形状嵌め接続(14)をなしている
ドライブユニット(1)。
【請求項2】
請求項1に記載のドライブユニット(1)であって、
前記連結要素(13)は、ねじであり、
前記連結要素(13)は、ねじ山(15)を有し、
該ねじ山(15)は、前記駆動軸(3)及び前記入力軸(5)のうち一方の相手ねじ山(16)と係合し、前記形状嵌め接続(14)をなす
ドライブユニット(1)。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のドライブユニット(1)であって、
前記駆動軸(3)及び前記入力軸(5)のうち一方と前記連結要素(13)との間の前記形状嵌め接続(14)は、前記入力軸(5)及び前記駆動軸(3)のうち他方の、径方向(17)に関して内側に配置されている
ドライブユニット(1)。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
前記駆動軸(3)又は前記入力軸(5)は、前記軸方向(8)に対して、第1のストップ(18)を介して前記ドライブユニット(1)の筐体(19)上に支持されており、
・前記駆動軸(3)及び前記入力軸(5)のうちの一方と前記連結要素(13)との間の前記形状嵌め接続(14)と、
・前記第1のストップ(18)と
の間の最小距離(20)は、前記形状嵌め接続(14)を形成する前記軸(3、5)の最大長さ(21)の少なくとも20%である
ドライブユニット(1)。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
前記入力軸(3)は、前記軸方向(8)に沿って、第1の入力軸端部(22)と第2の入力軸端部(23)との間に延在しており、
前記駆動軸(5)は、前記軸方向(8)に沿って、第1の駆動軸端部(24)と第2の駆動軸端部(25)との間を延在しており、
前記第1の入力軸端部(22)が前記駆動軸(3)内に配置されているか、又は、前記第2の駆動軸端部(25)が前記入力軸(3)内に配置されており、
前記圧力嵌め(12)により又は前記連結要素(13)により前記形状嵌め接続(14)を形成する
ドライブユニット(1)。
【請求項6】
請求項5に記載のドライブユニット(1)であって、
前記形状嵌め接続(14)をなすために、
前記連結要素(13)を、前記第1の駆動軸端部(24)を介して前記駆動軸(3)内に配置可能であるか、又は、
前記連結要素(13)を、前記第2の入力軸端部(23)を介して前記入力軸(5)内に配置可能である
ドライブユニット(1)。
【請求項7】
請求項6に記載のドライブユニット(1)であって、
前記連結要素(13)は、前記軸方向(8)に対して、前記駆動軸(3)又は前記入力軸(5)上において、第2のストップ(26)にて支持されており、
前記第2のストップ(26)は、
前記それぞれの軸(3、5)の外側で、前記第1の駆動軸端部(24)上に若しくは前記第2の入力軸端部(22)上に配置されているか、又は、
前記それぞれの軸(3、5)内に配置されている
ドライブユニット(1)。
【請求項8】
請求項5乃至7のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
第1の筐体部分(27)と第2の筐体部分(28)とを有する複部構成の筐体(19)を少なくともさらに備え、
前記電気駆動部(2)は、前記駆動軸(3)と共に前記第1の筐体部分(27)に配置されており、
前記トランスミッション(4)は、前記入力軸(5)と共に前記第2の筐体部分(28)に配置されており、
前記第1の入力軸端部(22)を前記駆動軸(3)に挿入するか、又は、前記第2の駆動軸端部(25)を前記入力軸(5)に挿入することにより、前記筐体部分(27、28)を連結できる、
ドライブユニット(1)。
【請求項9】
請求項8に記載のドライブユニット(1)であって、
前記入力軸(5)は、2つの転がり軸受(29)を介して、回転可能な態様で前記第2の筐体部分(28)に装着されるか、又は、
前記駆動軸(3)は、2つの転がり軸受(29)を介して、回転可能な態様で前記第1の筐体部分(27)に装着されており、
前記2つの転がり軸受(29)は、前記軸方向(8)に沿って互いからある距離の位置に配置されている
ドライブユニット(1)。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のドライブユニット(1)であって、
前記駆動軸(3)は、唯一の転がり軸受(29)を介して、前記第1の筐体部分(27)に回転可能に装着されているか、又は、
前記入力軸(5)は、唯一の転がり軸受(29)を介して、前記第2の筐体部分(28)に回転可能に装着されている
ドライブユニット(1)。
【請求項11】
請求項8乃至10のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
前記第1の筐体部分(27)と前記第2の筐体部分(28)は、前記入力軸(5)と前記第2の筐体部分(28)との間に配置される少なくとも1つの第1のシール(30)によって、互いから流体分離されている
ドライブユニット(1)。
【請求項12】
前記請求項8乃至11のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
前記第1の筐体部分(27)と前記第2の筐体部分(28)は、前記入力軸(5)と前記駆動軸(3)との間に配置される少なくとも1つの第2のシール(31)によって、互いから流体分離されている
ドライブユニット(1)。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)であって、
前記駆動軸(3)は、未硬化材料から構成されるか、又は、内周面(10)でのみ少なくとも部分的に硬化されており、
前記入力軸(5)は全体的に硬化されている、
ドライブユニット(1)。
【請求項14】
自動車(32)であって、
車軸(33)と、少なくとも前記車軸(33)を駆動するためのドライブトレイン(34とを少なくとも備え、
前記ドライブトレイン(34)は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のドライブユニット(1)を少なくとも1つ備える
自動車(32)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動軸を有する電気駆動部と、少なくとも1つの入力軸を有するトランスミッションとを少なくとも備えるドライブユニットであって、電気駆動部の駆動力を、駆動軸を介して入力軸に伝達可能であり且つ入力軸からトランスミッションに伝達可能であるドライブユニットに関する。好ましくは、ドライブユニットは、自動車に配することが可能であり、例えば、電気機械をモータとして純粋に電気的に作動される自動車(BEV:battery electric vehicle、バッテリ式電気自動車)に配することが可能である。ドライブユニットは、(電気)駆動部の(駆動)トルクを発生させてトランスミッションの入力軸に伝達するために使用される。自動車の少なくとも1つの車輪がドライブユニットを介して駆動される。
【背景技術】
【0002】
駆動部の駆動軸がトランスミッションを通って延在するドライブユニットが知られている。このようなトランスミッション装置の入力軸は、駆動軸の同軸上に配置され、それに対して回転不能に連結される。
【0003】
ドライブユニットのこのような既知の実施形態では、モータとトランスミッションとが最初に組み立てられ、トランスミッションの機能性のチェックがなされるのはその後である。そのため、トランスミッションの入力軸は駆動軸に支持されているだけだが駆動軸はモータに連結されているので、トランスミッションの機能試験をモータから独立して行うことは不可能である。
【0004】
自動車用のドライブユニットをさらなる開発について常に関心が示されている。これについては、モータとトランスミッションの機能試験を別々にするか又はトランスミッション単独の機能試験を別個に行うことが有利であると認識されていた。それにより、構成要素の製造者らが、個々の構成要素(ここでは、一方がトランスミッション、他方が駆動部)を互いに独立に試験することが可能となり、駆動部及びトランスミッションからなるユニットを製造者に提供することが可能となる。そのため、不具合を早い段階で検出し、駆動部とトランスミッションとが組み立てられる前にその不具合の原因である構成要素を特定できる。よって、異なる構成要素の製造者の責任を、互いから明確に区別可能となる。
【0005】
特許文献1から、モータとトランスミッションのユニット(ドライブユニット)が知られている。そのユニットでは、同軸上に配置された2つの軸が、軸方向に沿って互いに重なり合うように配置されており、形状嵌め接続(スプライン/プラグイン式スプライン)によって、周方向に回転不能に互いに連結されている。この例では、トランスミッションの個別の機能試験がすでに可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2018/086679(A1)号
【0007】
上記に基づき、本発明は、先行技術に関連して述べた前述の課題を少なくとも部分的に解決することを目的とする。特に、その意図は、取扱いや組立ての容易さ、不具合のチェックや機能性に関して、利点を有するドライブユニットを提案することである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の特徴におけるドライブユニットがこの目的に貢献する。有利な発展形態は、従属請求項の主題である。特許請求の範囲に列挙する特徴は、技術的に実現可能な態様で組み合わせ可能であり、且つ、本発明の更なる実施形態を開示しているところの、本明細書の説明的な技術内容及び図の詳細により補完してもよい。
【0009】
駆動軸を有する電気駆動部と、少なくとも1つの入力軸(及び出力軸)を有するトランスミッションとを少なくとも備えるドライブユニットを提案する(ここで、入力軸と出力軸とは、トルクが伝達する態様で、切り換え可能な又は可変のトランスミッションを介して互いに連結可能である。)。電気駆動部の駆動力を、駆動軸を介して入力軸に伝達可能であり且つ入力軸からトランスミッションに(出力軸に向かって)伝達可能である。駆動軸と入力軸は、同軸上に配置されており、且つ、少なくとも周方向に回転不能に連結する噛み合いシステム(又は、接続部や、プラグイン式スプライン、スプライン、さねはぎ等)によって、互いに連結されており、
駆動軸と入力軸は、少なくとも軸方向において、少なくとも
a)回転軸に平行な内周面と回転軸に平行な外周面との間に形成される圧力嵌めを介して、少なくとも圧力嵌め接続されるか、又は
b)駆動軸と入力軸は共に、連結要素を介して、形状嵌め接続をなす。
【0010】
特に、駆動軸は、電気駆動部のロータであるか、又は、ロータに回転不能に連結されているか又は連結可能である。駆動軸は、特に、(軸方向に平行な)回転軸に沿って駆動部を通って延在しており、駆動部によって発生するトルクをトランスミッションに向かう方向に伝達ことに供される。入力軸は、トランスミッションの構成要素であり、駆動軸から駆動部のトルクを受け取り、それをトランスミッションに供給する。入力軸及び駆動軸は、特に、別個に生産される構成要素であり、駆動部とトランスミッションとが組み立てられる状況でのみ回転不能に互いに連結される構成要素である。
【0011】
入力軸及び駆動軸は、軸方向に沿ってそれら軸の一部が互いに重なり合うように、相対的に配置される。その場合、一方の軸が、少なくとも部分的に中空の軸として実装される他方の軸の中に延在することになる。軸のこの重なり合う領域では、例えば、(0から100μmの範囲内のサイズ、具体的には、0μmと50μmとの間のサイズを有する)軸間に圧力嵌めをなすことが可能である。具体的には、軸は、せいぜい100ミリメートル、好ましくは、50ミリメートル未満の外径を有する。
【0012】
圧力嵌めの代わりに又はこれに加えて、軸は、軸方向における形状嵌め接続によって、重なり合う領域で、連結可能である。特に、形状嵌め接続をなすための連結要素が設けられる。
【0013】
形状嵌め接続は、具体的には、少なくとも2つの接続相手が連結することによってなされる。それにより、接続相手は、動力伝達がなくても又は動力伝達が中断されても、切り離すことができない。言い換えれば、形状嵌め接続の場合は、接続相手の一方が他方の邪魔になる。圧力嵌め接続の場合は、互いに接続する面同士に対して垂直方向を向く力が必要となる。これが静止摩擦による抵抗力を超えない限り、面同士が互いに対して変位することは防止される。接線方向に作用する負荷力が静止摩擦力よりも大きいと、圧力嵌め接続又は摩擦接続が失われ、これらの面は互いの上を摺動する。
【0014】
軸方向における圧力嵌め接続又は形状嵌め接続又はその両方により、軸の配置は軸方向に関して固定可能である。互いに接触する周面によってなされる圧力嵌めにより、互いに対して(径方向に対して)軸の中心を合わせること、又は、駆動軸及び入力軸からなる軸アセンブリの全長を調節すること、又は、その両方が可能となる。
【0015】
特に、連結要素は、ねじであり、(雌又は雄)ねじ山を有し、このねじ山は、駆動軸及び入力軸のうち一方の相手ねじ山と係合し、形状嵌め接続をなす。ここで、例えば、差し込み式のロック(Bajonettverschlusses)等の形成による他の形状嵌め接続も可能である。
【0016】
特に、駆動軸及び入力軸のうち一方と連結要素との間の形状嵌め接続は、入力軸及び駆動軸のうち他方の、径方向に関して内側に配置されている。具体的には、連結要素は、2つの軸のうち一方の内側に少なくとも部分的に配置されており、好ましくは、中空の軸として設計されている軸内に少なくとも部分的に配置されている。
【0017】
特に、入力軸又は駆動軸は、軸方向に対して、第1のストップを介して(任意選択で、転がり軸受や他方の軸を介して)ドライブユニットの筐体上に支持されており、
・駆動軸及び入力軸のうちの一方(特に、第1のストップ上に支持されている軸)と連結要素との間の形状嵌め接続と、
・第1のストップと
の間の(軸方向に沿った)最小距離は、前述の形状嵌め接続又はある形状嵌め接続を形成する(特に、第1のストップ上に支持されている)軸の最大長さの少なくとも20%である。
【0018】
軸の長さは、具体的には、軸方向に沿って、軸の第1の端部と第2の端部との間を延在する。
【0019】
第1のストップと形状嵌め接続との間の距離があることにより、特に、該当する軸の弾性を、ドライブユニットの動作や組立てに利用することが可能となる。特に、軸の予荷重をこのように調節することが可能とあり、距離が増大するにつれて、利用可能な軸の弾性が大きくなり、調節可能な予荷重は大きくなる。具体的には、ここでは、軸方向に対して第2のストップに支持される連結要素の弾性を利用可能である。
【0020】
特に、入力軸は、軸方向に沿って、第1の入力軸端部と第2の入力軸端部との間に延在している。第1の入力軸端部は、駆動軸内に配置されており、圧力嵌めをなすか又は連結要素と共に形状嵌め接続をなす。
【0021】
ただし、逆の配置も可能である。その場合は、駆動軸は入力軸内に延在しており、第2の駆動軸端部と共に圧力嵌めをなすか又は連結要素と共に形状嵌め接続をなす。
【0022】
特に、駆動軸は、軸方向に沿って、第1の駆動軸端部から入力軸に向かって第2の駆動軸端部まで延在している。連結要素は、第1の駆動軸端部を介して駆動軸に配置し、形状嵌め接続をなすことができる。
【0023】
ただし、別の配置も可能である。その配置では、連結要素を、入力軸端部を介して入力軸内に配置可能である。具体的には、連結要素は、第2の駆動軸端部と共に形状嵌め接続をなすために、第2の入力軸端部を介して入力軸内に配置されることができる。
【0024】
第1の駆動軸端部を介して(又はある入力軸端部若しくは第2の入力軸端部を介して)連結要素を配置すると、各軸は、トランスミッションと駆動部との組立ての際に互いの中に押し込まれ、このように組立てが行われた後で、連結要素によって互いに対して位置を固定可能になる。
【0025】
特に、連結要素は、軸方向に対して、駆動軸上(又は入力軸上)において第2のストップにて支持されている。第2のストップは、駆動軸の外側で、第1の駆動軸端部上に配置されているか、又は、駆動軸内に(例えば、駆動軸のショルダ上又は駆動軸の内周面のショルダ上に)配置されている。
【0026】
特に、ドライブユニットは、第1の筐体部分と第2の筐体部分とを有する複部構成の筐体を少なくともさらに備える。電気駆動部は、駆動軸と共に第1の筐体部分に配置されており、トランスミッションは、入力軸と共に第2の筐体部分に配置されている。第1の入力軸端部を駆動軸に挿入するか、又は、第2の駆動軸端部を入力軸に挿入することにより、筐体部分を連結することができる。特に、少なくとも第1の筐体部分又は第2の筐体部分は、同様に、複数の部分からなる構成に設計されている。
【0027】
特に、入力軸は、軸方向に沿って互いからある距離の位置に配置されている2つの転がり軸受を介して、回転可能な態様で、第2の筐体部分に装着されている。特に、駆動軸は、唯一の転がり軸受を介して、第1の筐体部分に回転可能に装着されている。
【0028】
特に、入力軸の設置位置は、転がり軸受の配置(特に、径方向に対する配置及び軸方向に対する配置)によって、固定可能であり又は決定可能である。
【0029】
ただし、別の配置も可能である。その配置では、駆動軸は、軸方向に沿って互いからある距離の位置に配置される2つの転がり軸受を介して、回転可能な態様で、第1の筐体部分に装着されている。特に、入力軸は、唯一の転がり軸受を介して、第2の筐体部分に回転可能に装着されている。
【0030】
特に、駆動軸の設置位置は、転がり軸受の配置(特に、径方向に対する配置及び軸方向に対する配置)によって、固定可能であり又は決定可能である。
【0031】
入力軸を第2の筐体部分に収容することにより、特に、駆動部、駆動軸、第1の筐体部分がなくても、トランスミッションの機能試験を行うことが可能である。転がり軸受を介して入力軸を第2の部分筐体に装着することにより、駆動部とは独立にトランスミッションの機能性を試験することもできる。このため、製造されたトランスミッションを試験台上に配置し、各トランスミッションを、(後にそれぞれのトランスミッションに連結される)駆動部の駆動軸等ではなく、試験台の駆動軸を介して駆動することができる。
【0032】
特に、駆動軸は、入力軸に連結可能であり、この連結は、筐体に対して位置が固定された入力軸を介して駆動軸も軸方向において位置が固定されるようになされている。特に、駆動軸は、自由側軸受を介して第1の筐体部分に装着可能である。
【0033】
ただし、別の配置も可能である。その配置では、筐体に対して位置が固定された駆動軸を介して入力軸も軸方向において位置が固定されるように、駆動軸は入力軸に連結されている。特に、入力軸は、自由側軸受を介して第2の筐体部分に装着可能である。
【0034】
特に、径方向における軸(入力軸及び駆動軸)の位置の固定は、少なくとも圧力嵌めによってもなされる。特に、軸方向における軸(入力軸及び駆動軸)の位置の固定は、連結要素と一方の軸との間の、圧力嵌め又は形状嵌め接続又はその両方によってなされる。
【0035】
転がり軸受を介して駆動軸を筐体に装着することにより、トランスミッションとは独立に駆動部の機能性を試験することもできる。そのために、製造された駆動部を試験台上に配置し、各駆動部を、(後にそれぞれの駆動部に連結される)トランスミッションの入力軸等ではなく、試験台の入力軸を介して駆動することができる。
【0036】
第1の筐体部分と第2の筐体部分は、好ましくは、入力軸と第2の筐体部分との間に配置される少なくとも1つの第1のシール(例えば、軸シールリング、具体的には、動的シール、すなわち、シーリング面を基準として、この場合、入力軸を基準としてシールが動く)によって互いから流体分離されているか、又は、駆動軸と第1の筐体部分との間に配置される少なくとも1つの第1のシールによって、互いから流体分離されている。
【0037】
特に、入力軸と第2の筐体部分との間に第1のシールが配置されることにより、内部に配置され(且つ潤滑された)トランスミッションを有する第2の筐体部分と、入力軸とを、第1の筐体部分から流体密に封止可能となる。特に、これにより、第2の筐体部分は、駆動部と第1の筐体部分とを組み立てる必要はなく、製造され且つ完全に機能する形態で試験することが可能となる。
【0038】
特に、第1の筐体部分と第2の筐体部分は、入力軸と駆動軸との間に配置される少なくとも1つの第2のシール(好ましくは、Oリング、具体的には、静的シール、すなわち、シールとシーリング面との間で、この場合、軸間で相対的な動きがない)によって、互いから流体分離されている。
【0039】
特に、連結要素とそれぞれの軸、すなわち、駆動軸又は入力軸との間に、第3のシールが配置される(好ましくはOリング、特に、静的シール、すなわち、シールとシーリング面との間で、この場合、駆動軸と連結要素との間で相対的な動きがないもの)。特に、第3のシールと第2のシールとの間に、摩耗現象(「フレッチング腐食」等)を防止可能な媒体又は少なくとも低減可能な媒体を配置することが可能である。
【0040】
特に、(好ましくは、入力軸が駆動軸中に延在している場合、)駆動軸は未硬化材料から構成されるか、又は、内周面でのみ少なくとも部分的に硬化されている。入力軸は、好ましくは、全体的に硬化されている。硬化された状態とは、軸の熱処理が材料の構造を変え、その後、構造の変換及びそれに関連する軸の材料硬さの上昇が熱処理の結果として実現されることを指す。
【0041】
特に、このように、少なくとも軸の場合は、硬さの上昇を必要なくすることが可能である。これは、特に、入力軸が駆動軸中に延在しており、それによって外周面で周方向に形状嵌め接続をなすことから実現される。外周面に形成される噛み合いシステムは、特に、硬さの上昇を必要とする。トランスミッションへのトルク伝達の機能のため、入力軸は元から硬化されているはずである。このように、ここでは相乗効果を利用できる。結果として、駆動軸は、内周面に噛み合いシステムを有するように設計される。通常は、この噛み合いシステムには硬さの上昇は必要なく、したがって、駆動軸全体に硬さの上昇が全く必要なく、又は、内周面でのみ硬さの上昇が必要とされない。
【0042】
車軸と、少なくとも車軸を駆動するためのドライブトレインとを少なくとも備える自動車であって、ドライブトレインは少なくともドライブユニットを有する自動車がさらに提案される。
【0043】
ドライブユニットの説明は、特に、自動車に当てはめることができ、その逆も同様である。
【0044】
疑義を回避するために言えば、本明細書において使用する序数詞(「第1」、「第2」等)は、主として、幾つかの同じような対象物、数値、工程を区別するために(のみ)供されるものであり、すなわち、特に、これらの序数詞が、これら対象物、数値、工程の、互いに対する任意の依存関係や順序を必ずしも定めるものではない。依存関係や順序が必要である場合には、このことは本明細書において明記されるか、あるいは、実際に記載されている実施形態を検討することにより、当業者にとって明らかになる。
【0045】
以下で、図を参照して、本発明及び技術的背景をより詳細に説明する。本発明が図示する例示的な実施形態により限定されることを、意図しないことに言及されるべきである。特に、特段の記載のない限り、図で説明する技術内容の部分的特徴を抽出し、それらを他の構成要素及び本明細書からの知見と組み合わせることも可能である。同一の参照符号は同一の対象を指し、したがって、他の図からの説明を併せて利用してもよい。図は概略的である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】ドライブユニットの第1の実施形態例を側方断面図で示す。
図2】ドライブユニットの第2の実施形態例を側方断面図で示す。
図3】ドライブユニットの第3の実施形態例を側方断面図で示す。
図4】ドライブユニットの第4の実施形態例を側方断面図で示す。
図5】ドライブユニットの第5の実施形態例を側方断面図で示す。
図6】自動車を示す。
【発明を実施するための形態】
【0047】
図1は、ドライブユニット1の第1の実施形態例を側方断面図で示す。ドライブユニット1は、駆動軸3を有する電気駆動部2と、入力軸5を有するトランスミッション4を備える。駆動軸3と入力軸5は、同軸上に配置されており、少なくとも周方向6に回転不能に連結する噛み合いシステム7によって互いに連結されている。駆動軸3と入力軸5は、回転軸9に平行な内周面10と回転軸9に平行な外周面11との間に形成される圧力嵌め12を介して、軸方向8において少なくとも圧力嵌め接続される。
【0048】
ドライブユニット1は、第1の筐体部分27と第2の筐体部分28とを有する複部構成の筐体19をさらに備え、電気駆動部2は、駆動軸3と共に第1の筐体部分27に配置されており、トランスミッション4は、入力軸5と共に第2の筐体部分28に配置されている。第1の入力軸端部22を駆動軸3に挿入して、筐体部分27と28とを連結することができる。入力軸5は、軸方向8に沿って互いからある距離の位置に配置される2つの転がり軸受29を介して、回転可能な態様で第2の筐体部分28に装着されている。入力軸5の設置位置は、転がり軸受29の配置(径方向17に対する配置及び軸方向8に対する配置)によって固定されるか又は決定される。
【0049】
入力軸5を第2の筐体部分28に収容することにより、駆動部2、駆動軸3、第1の筐体部分27がなくても、トランスミッション4の機能試験を行うことができる。
【0050】
駆動軸3は、唯一の転がり軸受29を介して第1の筐体部分27に回転可能に装着されている。駆動軸3は、入力軸5に連結されており、この連結は、筐体19に対して位置が固定された入力軸5を介して駆動軸3も軸方向8において位置が固定されるようになされている。特に、入力軸5及び駆動軸3の径方向17における位置を固定すること又は入力軸5及び駆動軸3を同軸に配置することは、これら2つの軸3、5を接続することによって、すなわち、特に、圧力嵌め12によって、少なくとも実現される。軸方向8における位置の固定は、特に、図2及び図3に示す圧力嵌め12又は形状嵌め接続14によって実現される。駆動軸3は、自由側軸受を介して第1の筐体部分27に装着される。
【0051】
第1の筐体部分27と第2の筐体部分28は、入力軸5と第2の筐体部分28との間に配置される第1のシール30(この場合、軸シールリング)によって、互いから流体分離されている。これにより、内部に配置され且つ潤滑されたトランスミッション4を有する第2の筐体部分28と、入力軸5とを、第1の筐体部分27から流体密に封止可能となる。さらに、これにより、第2の筐体部分28は、駆動部2と第1の筐体部分27とを組み立てる必要はなく、製造され且つ完全に機能する態様で試験することが可能となる。
【0052】
入力軸5は、軸方向8に沿って、第1の入力軸端部22と第2の入力軸端部23との間に延在している。第1の入力軸端部22は、駆動軸3内に配置されており、圧力嵌め12及び噛み合いシステム7を形成する。
【0053】
ドライブユニット1を組み立てるには、トランスミッション4と入力軸5とを有する第2の筐体部分28を用意する。駆動部2と駆動軸3とを有する第1の筐体部分27が用意され、軸方向8に沿って第2の筐体部分28に押し付けられ、入力軸5は、内周面10を介して外周面11によって駆動軸3と中心を合わせられる。このプロセスの間に、第1の入力軸端部22は、駆動軸3中に挿入される。各軸は、組立ツール36によって軸方向8に沿って互いに対して変位可能である。組立ツール36は、第1の駆動軸端部24を介して駆動軸3中に挿入可能である。組立ツール36は、ねじ接続によって第1の入力軸端部22と相互作用し、第1の駆動軸端部24にて支持される。組立ツール36が回転することにより、入力軸5へのねじ接続を介して、入力軸5に駆動軸3を押し付けることができ、圧力嵌め接続12がなされる。このプロセスの間に、入力軸5のストップに駆動軸3を押し付けることができ、例えば、駆動軸3と入力軸5のストップとの間のばね要素によって予荷重を設定できる。さらに、組立て中の入力軸5に沿った駆動軸3の変位路は、ストップに配置されるワッシャ等によって、短縮又は調節可能である。組立ツール36は、筐体部分27、28を配置し連結して筐体19を形成した後に取り外すことができる。
【0054】
図2は、ドライブユニット1の第2の実施形態例を側方断面図で示す。図1の説明に注目する。
【0055】
第1の実施形態例とは異なり、この例では、圧力嵌め12及び周方向6において形状嵌め接続をなす噛み合いシステム7に加えて、軸方向における形状嵌め接続14が、連結要素13と第1の入力軸端部22との間に設けられる。形状嵌め接続14は、連結要素13のねじ山15と、入力軸5の相手ねじ山16とによりなされる。
【0056】
駆動軸3は、軸方向8に沿って、第1の駆動軸端部24から入力軸5に向かって第2の駆動軸端部25まで延在している。連結要素13は、第1の駆動軸端部24を介して駆動軸3内に配置されており、形状嵌め接続14をなすことができる。第1の駆動軸端部24を介して連結要素13を配置すると、軸3、5が、トランスミッション4と駆動部2との組立ての際に互いの中に押し込まれ、このように組立てが行われた後で、連結要素13によって互いに対して位置を固定可能になる。
【0057】
連結要素13は、軸方向8に対して、駆動軸3上において第2のストップ26にて支持されている。この第2のストップ26は、駆動軸3内(この場合、駆動軸3の内周面10のショルダ上)に配置されている。
【0058】
入力軸5は、軸方向8に対して、第1のストップ18を介して(この場合、転がり軸受29の軸受内側リングを介して)ドライブユニット1の筐体19(第2の筐体部分28)上に支持されており、
・連結要素13と入力軸5との間の形状嵌め接続14と、
・第1のストップ18と
の間の(軸方向8に沿った)最小距離20は、(第1の入力軸端部22と第2の入力軸端部23との間の)形状嵌め接続14を形成する入力軸5の最大長さ21の約50%である。
【0059】
第1のストップ18と形状嵌め接続14との間の距離20があることにより、入力軸5の弾性を、ドライブユニット1の動作や組立てに利用できる。特に、軸3、5の予荷重をこのように設定することが可能となり、距離20が増大するにつれて、入力軸5の利用できる弾性が増大し、調節可能な予荷重が増大する。
【0060】
形状嵌め接続14をなすために、連結要素13を、第1の駆動軸端部24を介して駆動軸3内に配置できる。第1の駆動軸端部24を介して連結要素13を配置すると、軸3、5が、トランスミッション4と駆動部2との組立ての際に互いの中に押し込まれ、このように組立てが行われた後で、連結要素13によって互いに対して位置を固定可能になる。
【0061】
図3は、ドライブユニット1の第3の実施形態例を側方断面図で示す。図1及び図2の説明に注目する。
【0062】
第2の実施形態例とは異なり、連結要素13は、軸方向8に対して、駆動軸3上において第2のストップ26にて支持されている。この第2のストップ26は、駆動軸3の外側で、第1の駆動軸端部24上に配置されている。そのため、駆動軸3と入力軸5とにストレスが加えられるときに、入力軸5(距離20)の弾性及び連結要素13の弾性を利用することができる。
【0063】
さらに、第1の筐体部分27と第2の筐体部分28は、この場合、入力軸3と駆動軸5との間に配置される第2のシール31(この場合、Oリング)によって互いから流体分離されている。さらに、連結要素13と駆動軸3との間には、第3のシール35が配置されている。
【0064】
図4は、ドライブユニット1の第4の実施形態例を側方断面図で示す。図5は、ドライブユニット1の第5の実施形態例を側方断面図で示す。図4及び図5は以下で併せて記載する。図3の説明に注目する。
【0065】
図3とは異なり、この例では、駆動部2とトランスミッション4とを含めた構成要素配置は入れ替わっており、すなわち、駆動軸3は、軸方向8に沿って第1の駆動軸端部24と第2の駆動軸端部25との間に延在しており、第2の駆動軸端部25は、入力軸5内に配置されており、圧力嵌め12及び噛み合いシステム7を形成する。圧力嵌め接続12及び周方向6において形状嵌め接続をなす噛み合いシステム7に加えて、軸方向8における形状嵌め接続14が、連結要素13と第2の駆動軸端部25との間にさらに設けられる。形状嵌め接続14は、連結要素13のねじ山15と、駆動軸3の相手ねじ山16とによりなされる。連結要素13は、第2の入力軸端部23を越えて入力軸5内に延在しており、形状嵌め接続14により第2の駆動軸端部25に連結される。
【0066】
さらに、入力軸5上の連結要素13は、軸方向8に対して第2のストップ26にて支持されており、第2のストップ26は、入力軸5の外側で第2の入力軸端部23上に配置されている。
【0067】
図4による第4の実施形態では、駆動軸3は、軸方向8に対して、第1のストップ18を介して(また、転がり軸受29、入力軸5及びさらなる転がり軸受29を介して)、ドライブユニット1の筐体19(この場合、第2の筐体部分28)上に支持されている。
【0068】
図5による第5の実施形態例では、駆動軸3は、軸方向8に対して、第1のストップ18を介して(入力軸5及び転がり軸受29を介して)ドライブユニット1の筐体19(この場合、第2の筐体部分28)上に支持されている。
【0069】
図4による第4の実施形態例では、連結要素13は、径方向17に第2の入力軸端部23を越えて延在しており、転がり軸受29の内側リングのためのストップをなしている。
【0070】
図6は、車輪を有する少なくとも2本の車軸33と、これらの車軸33を駆動するためのドライブトレイン34を備える自動車32を示す。ここで、ドライブトレイン34は、ドライブユニット1を有する。
【符号の説明】
【0071】
1 ドライブユニット
2 駆動部
3 駆動軸
4 トランスミッション
5 入力軸
6 周方向
7 噛み合いシステム
8 軸方向
9 回転軸
10 内周面
11 外周面
12 圧力嵌め
13 連結要素
14 接続
15 ねじ山
16 相手ねじ山
17 径方向
18 第1のストップ
19 筐体
20 最小距離
21 最大長さ
22 第1の入力軸端部
23 第2の入力軸端部
24 第1の駆動軸端部
25 第2の駆動軸端部
26 第2のストップ
27 第1の筐体部分
28 第2の筐体部分
29 転がり軸受
30 第1のシール
31 第2のシール
32 自動車
33 車軸
34 ドライブトレイン
35 第3のシール
36 組立ツール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】