(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-01
(54)【発明の名称】洗浄システム及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
D06F 34/20 20200101AFI20220325BHJP
D06F 34/14 20200101ALI20220325BHJP
D06F 39/02 20060101ALI20220325BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20220325BHJP
G16Y 40/35 20200101ALI20220325BHJP
G16Y 10/45 20200101ALI20220325BHJP
【FI】
D06F34/20
D06F34/14
D06F39/02 A
D06F39/02 Z
G16Y40/20
G16Y40/35
G16Y10/45
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021514342
(86)(22)【出願日】2019-09-12
(85)【翻訳文提出日】2021-05-11
(86)【国際出願番号】 CN2019105561
(87)【国際公開番号】W WO2020052618
(87)【国際公開日】2020-03-19
(31)【優先権主張番号】201811066036.4
(32)【優先日】2018-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811588967.0
(32)【優先日】2018-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811589710.7
(32)【優先日】2018-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811589721.5
(32)【優先日】2018-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
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(31)【優先権主張番号】201811589005.7
(32)【優先日】2018-12-25
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(31)【優先権主張番号】201811588981.0
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(31)【優先権主張番号】201811589801.0
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(31)【優先権主張番号】201811589754.X
(32)【優先日】2018-12-25
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(31)【優先権主張番号】201811588989.7
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(31)【優先権主張番号】201811588949.2
(32)【優先日】2018-12-25
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(31)【優先権主張番号】201811589752.0
(32)【優先日】2018-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】520148792
【氏名又は名称】海爾智家股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1 Haier Road, Laoshan District Qingdao, Shandong 266101 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】黄振興
(72)【発明者】
【氏名】許升
(72)【発明者】
【氏名】舒海
(72)【発明者】
【氏名】尹俊明
【テーマコード(参考)】
3B166
3B167
【Fターム(参考)】
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(57)【要約】
本発明は、洗浄システム及びその制御方法を開示する。洗浄システムは洗浄装置と制御端末を含む。前記制御方法において、洗浄装置は衣類処理剤の消費量を検出する。制御端末は、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。本発明の洗浄システムは、洗浄装置による衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を特定可能である。よって、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄装置と制御端末を含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置が衣類処理剤の消費量を検出し、前記制御端末が前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記衣類処理剤の消費量を検出する際には、前記洗浄装置における衣類処理剤の投入量を検出し、前記制御端末は洗浄装置における衣類処理剤の投入量に基づいてストック量を更新することを特徴とする請求項1に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項3】
前記洗浄装置は自動投入機能を有しており、洗浄イベントごとに、前記洗浄装置は投入量情報を自動的に生成し、前記制御端末は前記投入量情報に基づいてストック量を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項4】
前記洗浄装置が前記投入量情報を自動的に生成する際には、洗濯物の衣類情報と洗浄パラメータに基づいて、対応する衣類処理剤の投入量を洗浄装置が算出し、
好ましくは、前記衣類情報には少なくとも衣類の重量情報が含まれており、前記洗浄パラメータには少なくとも水位パラメータが含まれていることを特徴とする請求項3に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項5】
前記洗浄装置は、前記衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には液位計が設置されており、前記洗浄装置は、前記液位計によって検出された貯蔵ケース内の液位の変化量に基づいて衣類処理剤の投入量を特定し、前記制御端末は前記投入量に基づいて自宅における前記衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項6】
前記液位計は、前記洗浄装置が投入動作を実行する前後に、前記貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出し、前記洗浄装置は、前記液位計がそれぞれ検出した液位の差に基づいて衣類処理剤の投入量を特定することを特徴とする請求項5に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項7】
所定の時間間隔ごと、又は洗浄イベントN回ごとを1つの検出サイクルとし、前記液位計は各サイクルの初めと終わりに前記貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出し、前記洗浄装置は、前記液位計が2回にわたり検出した液位の差を算出することで当該検出サイクルにおける衣類処理剤の実際の投入量を取得するとともに、前記実際の投入量を制御端末に送信し、前記制御端末は、当該情報を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項5に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項8】
前記洗浄装置は投入ケースを含んでおり、前記投入ケースは投入ダクトを通じて前記洗浄装置の洗浄室に接続されており、洗浄時には、洗浄水が前記投入ケースを通過することで、前記投入ケース内の衣類処理剤を前記洗浄室に流し込み、前記洗浄装置は、ユーザが前記投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出する検出装置を更に含んでおり、前記検出装置は、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出し、制御端末は前記衣類処理剤量に基づきストック量を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項9】
前記検出装置は前記投入ケースの重量を測定し、前記投入ケースの重量の変化量に基づいて、ユーザが前記投入ケース内に投入した衣類処理剤量を特定することを特徴とする請求項8に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項10】
洗浄装置と制御端末を含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に補給した衣類処理剤の補給量を取得し、前記制御端末は前記補給量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項11】
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出することで前記補給量を取得し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記制御端末は、前記洗浄装置が補給イベントを検出すると、前のサイクルで更新されたストック量から前記固定値を減じることで自宅における現在のストック量を取得することを特徴とする請求項10に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項12】
前記固定値は所定の値であり、
或いは、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられており、前記固定値は、前記貯蔵ケースの最大容量と、前記接水スイッチの位置に対応する前記貯蔵ケース内の衣類処理剤量との差であり、
好ましくは、前記接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項11に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項13】
前記接水スイッチは、前記貯蔵ケース内であって、少なくともN回の洗浄を前記洗浄装置に実施させられる液位箇所に設置され、
好ましくは、前記Nは1~4であり、より好ましくは、前記Nは3であり、
最適には、前記接水スイッチは、前記貯蔵ケース内における衣類処理剤の容量が300mlを超える液位箇所に設置されることを特徴とする請求項12に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項14】
上記のユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出する際には、接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化したか否かを検出し、変化した場合には、ユーザが補給イベントを実行したと判断し、変化していない場合には、ユーザが補給イベントを実行していないと判断することを特徴とする請求項11~13のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項15】
前記洗浄装置は、衣類処理剤が前記貯蔵ケースに満杯であるか否かを検出する検出装置を含み、前記洗浄装置は、補給イベントにおいて前記貯蔵ケースが満杯でないことを検出すると、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項12又は13に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項16】
前記貯蔵ケース内には、前記貯蔵ケースにおける衣類処理剤の不足状態を検出するための第1接水スイッチが設置されており、前記検出装置は、前記貯蔵ケースにおける衣類処理剤の満杯状態を検出するための第2接水スイッチを含み、前記第1接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化し、且つ、前記第2接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項15に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項17】
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントにおいて、ユーザが入力した補給量を受け付け、前記制御端末は、前記補給量に基づいて自宅のストック量を更新し、
好ましくは、前記洗浄装置は貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる補給量の算出を補助する目盛線が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項18】
洗浄イベントのあと、ユーザによる補給量の入力を前記洗浄装置が検出しなかった場合/前記貯蔵ケースが満杯になっていないことを前記洗浄装置が検出した場合、洗浄システムはストック量の更新に失敗したことをユーザに提示することを特徴とする請求項16又は17に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項19】
前記洗浄システムはスマート端末を更に含み、前記洗浄装置が補給イベントを検出したあと、前記スマート端末は、ユーザが補給量を入力するためのフォーム情報をプッシュすることを特徴とする請求項18に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項20】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは、自動的に、或いはユーザの操作を受け付けて自宅における衣類処理剤の初期ストック量を設定し、前記初期ストック量及び検出した自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項21】
前記洗浄システムは入力装置を含み、前記入力装置は、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて前記初期ストック量を設定することを特徴とする請求項20に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項22】
前記入力装置は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付け、
或いは、前記入力装置は、ユーザが衣類処理剤のパッケージ数を編集することで設定した前記初期ストック量を受け付けることを特徴とする請求項21に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項23】
前記洗浄システムは表示装置を含み、前記表示装置は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することで前記ストック量を表示するとともに、前記入力装置が受け付けたユーザからの入力情報に基づいてアイコン数及び/又はアイコン割合を調節し、各アイコンは所定量の衣類処理剤を表し、
好ましくは、各アイコンは衣類処理剤1パッケージを表し、前記アイコン割合は、衣類処理剤1パッケージ内における衣類処理剤の残存割合を表すことを特徴とする請求項21又は22に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項24】
前記入力装置は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した初期ストック量を受け付け、表示装置は、前記体積及び/又は重量に基づき、アイコン数及び/又はアイコン割合によって初期ストック量を表示し、前記アイコン数及び/又はアイコン割合は、ユーザが入力した数値に基づき換算することで得られ、
或いは、表示装置は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することでストック量を表示し、入力装置は、ユーザによるアイコンの削除、追加、割合調節の命令を受け付け、前記表示装置は、前記入力装置が受け付けた命令に基づいて然るべき表示調整を行い、好ましくは、各アイコンは自宅ストックの衣類処理剤1ボトル/パッケージに対応していることを特徴とする請求項23に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項25】
前記表示装置の表示インターフェースには残量設定欄が表示されており、入力装置は、ユーザが選択したいずれかのアイコンを受け付けるとともに、ユーザが当該残量設定欄で設定した残量を受け付け、当該残量は、対応するパッケージ内の衣類処理剤の残量を表す請求項23~25のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項26】
前記表示装置と入力装置はタッチパネルであり、前記タッチパネルにおける表示インターフェース上の残量設定欄は割合アイコンと位置アイコンを含み、前記タッチパネルは、ユーザによる前記位置アイコンのドラッグを受け付けて、前記位置アイコンの終点位置に基づき、前記割合アイコンの異なる位置で、対応するパッケージ内における衣類処理剤の残存割合を特定することを特徴とする請求項25に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項27】
前記洗浄システムは自動識別装置を含み、前記自動識別装置は、自宅における衣類処理剤のパッケージを識別することで、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を自動で取得し、
好ましくは、前記自動識別装置はスキャナを含み、前記スキャナは、自宅における各衣類処理剤のパッケージ上の識別情報を順に走査して対応する重量情報を取得するとともに、各パッケージの前記重量情報を累加することで自宅における衣類処理剤の初期ストック量を取得することを特徴とする請求項20~26のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項28】
前記自動識別装置が1パッケージを識別するごとに、対応する衣類処理剤量を反映したアイコンが洗浄システムの表示装置における表示インターフェース上に然るべく追加され、
好ましくは、前記自動識別装置がパッケージ上の識別情報を識別したあとに、表示装置は対応する製品情報を表示し、前記製品情報には、種別情報及び/又は容量情報及び/又はメーカー情報が含まれていることを特徴とする請求項27に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項29】
前記洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有し、上記のユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付ける際には、更に、ユーザが設定した前記貯蔵ケース内の衣類処理剤の残量を受け付け、
好ましくは、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる残量チェックを補助する目盛線が設けられていることを特徴とする請求項20~28のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項30】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは、自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を自動で更新し、前記制御方法では、前記ストック量を更新する過程において、前記洗浄システムがユーザの操作に基づき前記ストック量を修正することを特徴とする制御方法。
【請求項31】
前記洗浄システムがユーザの操作を受け付けてストック量を調整する際、前記洗浄システムは、ユーザによる前記ストック量の再編集命令を受け付けるか、現在更新されているストック量をベースとしたユーザによる前記ストック量の編集命令を受け付けて、前記ストック量を修正することを特徴とする請求項30に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項32】
前記ストック量を再編集する場合には、前記洗浄システムは、ユーザが文字又は数字を編集することで再設定した自宅のストック量を受け付け、
或いは、前記洗浄システムは、ユーザが編集した自宅における衣類処理剤の余剰パッケージ数を受け付けることを特徴とする請求項31に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項33】
前記洗浄システムはディスプレイを含み、前記ディスプレイに自宅における衣類処理剤のパッケージ数を表す複数のアイコンを表示し、各アイコンは自宅ストックの衣類処理剤1ボトル/パッケージに対応しており、上記の現在更新されているストック量をベースとして前記ストック量を修正する場合には、前記洗浄システムは、ユーザがアイコンを削除又は追加することで修正した自宅のストック量を受け付けることを特徴とする請求項31に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項34】
前記洗浄システムは、ユーザがアイコンを選択して当該アイコンが表すパッケージの具体的な衣類処理剤残量を修正する操作を更に受け付けることを特徴とする請求項33に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項35】
前記ディスプレイはタッチディスプレイであり、前記タッチディスプレイには、残量修正欄と、自宅における衣類処理剤のストック量を表す複数のアイコンが表示され、ユーザがいずれかのアイコンを選択すると、対応するパッケージ内の衣類処理剤の残量を当該残量修正欄で設定可能となることを特徴とする請求項33又は34に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項36】
前記残量設定欄には割合アイコンと位置アイコンが含まれており、ユーザによる前記位置アイコンのドラッグを受け付けると、位置アイコンの終点位置に基づいて、対応するパッケージ内における衣類処理剤の残存割合が特定されることを特徴とする請求項35に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項37】
前記洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有し、上記のユーザの操作によりストック量を調整する際には、更に、前記洗浄システムがユーザにより設定された前記貯蔵ケース内の衣類処理剤の残量を受け付け、
好ましくは、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる残量チェックを補助する目盛線が設けられていることを特徴とする請求項30~36のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項38】
前記洗浄システムの表示インターフェースには修正キーが備わっており、当該キーを触発することで、前記表示インターフェースは、ユーザによる修正操作を受け付けるべくストック量修正インターフェースに進み、
好ましくは、前記修正インターフェースはオフライン購入オプションを含み、ユーザはオフラインで購入した衣類処理剤の情報を入力可能であり、前記洗浄システムは、現在のストック量にユーザが入力した情報を加えることで現在のストック量を取得することを特徴とする請求項30~37のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項39】
前記洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有し、前記洗浄システムは、衣類処理剤が不足した状態で、洗浄装置がN回連続で洗浄プログラムを実行したか否かを検出し、実行した場合には、自宅におけるストック量を0に自動修正し、
好ましくは、前記Nは2~4であることを特徴とする請求項30~38のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項40】
洗浄装置とクラウドサーバを含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、衣類処理剤の消費量を検出するか、ユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出して、検出結果を前記クラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記検出結果に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項41】
前記洗浄装置が衣類処理剤の消費量を検出する際には、前記洗浄装置が衣類処理剤の投入量を検出し、前記洗浄装置は検出結果をクラウドサーバにアップロードし、前記クラウドサーバは、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じることで、自宅における現在のストック量を取得することを特徴とする請求項40に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項42】
前記洗浄装置は自動投入機能を有しており、前記洗浄装置は、洗浄イベントごとにその衣類処理剤の投入量をクラウドサーバにアップロードし、前記クラウドサーバは、前記洗浄装置から送信された情報を受信したあとストック量を更新することを特徴とする請求項40又は41に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項43】
前記洗浄装置は、所定の期間ごと又は隣り合う所定の回数の洗浄イベントごとを1つのサイクルとし、前記洗浄装置は、前記サイクル内における衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値をクラウドサーバにアップロードし、前記クラウドサーバは、前記累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項40又は41に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項44】
前記洗浄装置は、洗浄装置内へ衣類処理剤を補給する隣り合う2度の補給イベントにおける洗浄装置への衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値をクラウドサーバにアップロードし、前記クラウドサーバは、前記累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項40~42のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項45】
上記のユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出する際、前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記洗浄装置は、前記補給イベントを検出すると補給信号を生成し、前記補給信号をクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、前回更新したストック量から前記固定値を減じて現在のストック量を取得することを特徴とする請求項40に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項46】
前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、前記貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられており、前記固定値は、前記貯蔵ケースの最大容量から前記接水スイッチの位置に対応する前記貯蔵ケース内の衣類処理剤量を減ずることで得られ、
好ましくは、前記接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項45に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項47】
前記接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化すると、前記洗浄装置は前記補給信号を生成し、クラウドサーバに送信することで自宅における衣類処理剤のストック量の更新を行うことを特徴とする請求項46に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項48】
前記洗浄装置は、いずれかの洗浄イベントにおいて前記接水スイッチが水に触れていない状態であることを検出すると、衣類処理剤が不足している旨の信号を生成してクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、更に、衣類処理剤が不足している旨の注意喚起信号を連続受信した回数が所定の値Mよりも小さかったか否かを判断し、小さかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤の量が前記固定値であったと判断し、小さくなかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤量が前記貯蔵ケースの最大貯蔵量であったとみなし、
好ましくは、前記Mは1~4であることを特徴とする請求項46又は47に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項49】
洗浄装置とスマート端末を含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、衣類処理剤の消費量を検出するか、ユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出して、検出結果を前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、前記検出結果に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項50】
前記洗浄装置が衣類処理剤の消費量を検出する際には、前記洗浄装置が衣類処理剤の投入量を検出し、前記洗浄装置は検出結果を前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じることで、自宅における現在のストック量を取得し、
前記スマート端末は、ユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を予め受け付け、前記初期ストック量をベースとして前記ストック量を更新することを特徴とする請求項49に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項51】
前記洗浄装置は自動投入機能を有しており、前記洗浄装置は、洗浄イベントごとにその衣類処理剤の投入量をスマート端末に送信し、前記スマート端末は、前記洗浄装置から送信された情報を受信すると、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じて現在のストック量を取得することを特徴とする請求項49又は50に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項52】
いずれかの洗浄イベントにおいて、前記洗浄装置は前記スマート端末と接続しているか否かを判断し、接続している場合には、今回の洗浄イベントにおける衣類処理剤の投入量情報を前記スマート端末に送信し、接続されていない場合には、今回の衣類処理剤の投入量情報を保存し、洗浄装置とスマート端末の通信接続が検出されると、前記衣類処理剤の投入量をスマート端末に送信することを特徴とする請求項49~51のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項53】
上記のユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出する際、前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記洗浄装置は、前記補給イベントを検出すると補給信号を生成し、前記補給信号を前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、前記補給信号を受信すると、前回更新したストック量から前記固定値を減じて現在のストック量を取得することを特徴とする請求項49に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項54】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは、衣類処理剤の消費量を検出し、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項55】
前記洗浄システムは、ユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を予め受け付け、前記初期ストック量から各回の衣類処理剤の消費量を順に減じて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項54に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項56】
前記洗浄システムは入力装置を含み、前記入力装置が、ユーザにより入力された衣類処理剤の初期ストック量を受け付けるか、前記洗浄システムがスマート端末と通信接続し、スマート端末がユーザにより設定された初期ストック量を受け付けて洗浄システムに送信することを特徴とする請求項55に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項57】
前記洗浄システムは自動投入システムを含み、前記自動投入システムは、洗濯タスクにおいて投入量を自動的に特定し、前記洗浄システムは、初期ストック量から自動投入システムの各回の投入量を順に減じて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項54~56のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項58】
前記洗浄システムは、衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記洗浄システムは、ユーザが前記貯蔵ケース内に補給した衣類処理剤の補給量を検出し、前記補給量は衣類処理剤の消費量を表しており、前記洗浄システムは、前記初期ストック量から各回の補給量を順に減じて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項54~57のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項59】
洗浄システムの制御方法であって、
ユーザが設定した再購入情報を前記洗浄システムが受け付け、前記再購入情報は、自動再購入サービスに必要な情報を再購入システムに提供するものであり、前記洗浄システムは、前記再購入情報に基づいて衣類処理剤を自動的に購入することを特徴とする制御方法。
【請求項60】
前記洗浄システムはスマート端末を含み、前記スマート端末は、ユーザが設定/修正した前記再購入情報を受け付け、前記洗浄システムは、前記再購入情報に基づいて衣類処理剤を自動的に購入することを特徴とする請求項59に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項61】
前記再購入情報には再購入閾値が含まれており、前記スマート端末は、ユーザが編集及び設定した前記再購入閾値を受け付け前記、洗浄システムは、自宅における衣類処理剤のストック量が前記再購入閾値を下回ったことを検出すると、衣類処理剤を自動的に購入することを特徴とする請求項60に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項62】
前記再購入情報には、衣類処理剤の種別及び/又はメーカー情報が更に含まれており、前記スマート端末は、ユーザが編集及び設定した前記種別及び/又はメーカー情報を受け付け、前記洗浄システムは、ユーザが編集した情報に基づいて、購入すべき衣類処理剤を決定することを特徴とする請求項60又は61に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項63】
前記スマート端末はユーザが設定した購入先を受け付け、前記洗浄システムは、前記ユーザが設定した購入先に基づき、対応する販売者サーバに接続して衣類処理剤を購入することを特徴とする請求項61又は62に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項64】
前記スマート端末は、ユーザの位置情報に基づいて然るべき販売者を自動的に提案し、
好ましくは、前記スマート端末は、ユーザの受取住所に配送可能な販売者を提案及び推奨し、
より好ましくは、前記スマート端末は、最も早く配達可能な販売者を自動的に提案することを特徴とする請求項63に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項65】
前記スマート端末がユーザにより編集及び設定された前記種別及びメーカー情報を受け付ける際、ユーザは、前記スマート端末を通じて販売者サーバにログインし、販売者サーバの製品表示インターフェースにおいて具体的な衣類処理剤を選択することを特徴とする請求項63又は64に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項66】
前記洗浄システムは、自宅における衣類処理剤の不足を検出すると、注文書を生成してスマート端末に送信し、前記スマート端末は、ユーザによる前記注文書の確認又は取り消し又は修正を受け付け、
好ましくは、前記注文書には、衣類処理剤の種別、メーカー、数量情報が含まれており、前記スマート端末がユーザによる前記注文書の修正を受け付ける際、スマート端末は、ユーザによる前記種別、メーカー、数量情報の調整を受け付けることを特徴とする請求項59~65のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項67】
ユーザが前記注文書を確認したあと、前記スマート端末は、然るべき物流情報を表示インターフェース上に同期することを特徴とする請求項66に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項68】
前記洗浄システムのスマート端末は、ユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を更に受け付け、洗浄システムは、前記初期ストック量及び検出されたユーザの自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅のストック量を更新することを特徴とする請求項59~67のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項69】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは、販売者サーバと洗浄装置、又は、洗浄装置と通信接続する家電サーバを含み、前記洗浄装置/家電サーバは、洗浄装置の衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新し、前記ストック量が不足している場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう前記販売者サーバを促すことを特徴とする制御方法。
【請求項70】
前記洗浄システムは、ユーザが設定した自動購入パラメータを自動的に又は予め受け付け、前記販売者サーバと洗浄装置/家電サーバは、前記自動購入パラメータに基づいて衣類処理剤の自動購入過程を実行することを特徴とする請求項69に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項71】
前記自動購入パラメータには再購入閾値が含まれており、洗浄装置/家電サーバにより更新されたストック量が前記再購入閾値を下回った場合に、前記注文書を生成するよう販売者サーバを促し、
或いは、前記再購入閾値は、洗浄システムが自宅における衣類処理剤の消費速度に基づいて自動的に決定する値であることを特徴とする請求項70に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項72】
前記自動購入パラメータには、衣類処理剤の種別及びメーカーパラメータが更に含まれており、販売者サーバは、前記種別及びメーカーパラメータに基づいて、前記注文書における衣類処理剤の種別及びメーカーを決定することを特徴とする請求項70又は71に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項73】
前記自動購入パラメータには購入量パラメータが更に含まれており、洗浄システムは、前記購入量パラメータに基づいて前記注文書における購入量情報を決定し、
或いは、前記洗浄システムは、ユーザの自宅における衣類処理剤の消費速度を分析し、前記消費速度に基づいて購入量情報を決定することを特徴とする請求項72に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項74】
ストック量が再購入閾値に達したか、再購入閾値を下回った場合、販売者サーバは当該家庭に未配達の注文書が存在するか否かを更に検出し、存在する場合には注文書を生成せず、存在しない場合には前記注文書を生成することを特徴とする請求項69~73のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項75】
前記注文書についてユーザの商品受領を検出したあと、洗浄装置/家電サーバは前記ストック量を更新する過程を更に実行し、洗浄装置/家電サーバは、前回更新したストック量に前記注文書での購入量を加えることで自宅における現在のストック量を取得するよう制御することを特徴とする請求項74に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項76】
販売者サーバが注文書を生成したあと、更に、ユーザに前記注文書の確認を促す過程を含み、
好ましくは、前記洗浄システムは更にスマート端末を含み、前記販売者サーバは、注文書を生成したあと前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、ユーザによる前記注文書の確認又は取り消しの選択操作を受け付けることを特徴とする請求項69~75のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項77】
洗浄システムが所定の時間Tが経ってもユーザによる前記注文書の決定を受け付けなかった場合、販売者サーバは前記注文書を自動的に取り消し、
好ましくは、前記時間Tは12~36時間であることを特徴とする請求項76に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項78】
前記洗浄装置は自動投入装置を含み、前記自動投入装置は貯蔵ケースを有しており、前記洗浄装置が、貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足した状態で洗浄プログラムをN回連続で実行した場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを自動的に促し、
好ましくは、前記Nは2~5であることを特徴とする請求項77に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項79】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは制御端末と複数の洗浄装置を含み、前記制御方法では、各洗浄装置が当該装置による衣類処理剤の消費量をそれぞれ検出し、前記制御端末は、各洗浄装置による消費量に基づいて衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項80】
前記衣類処理剤のストック量を更新する際、前記制御端末は、各洗浄装置から送信された消費量情報をそれぞれ受信し、前回更新されたストック量から各洗浄装置による消費量を減じることでストック量を更新するよう制御することを特徴とする請求項79に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項81】
前記洗浄装置が検出する消費量情報は洗浄装置への投入量であり、前記制御端末は、前回更新されたストック量から各洗浄装置への投入量を減じることで前記ストック量を更新するよう制御することを特徴とする請求項79又は80に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項82】
前記洗浄装置が検出する消費量情報は、前記洗浄装置に補給された衣類処理剤の補給量であり、前記制御端末は、前回更新されたストック量から各洗浄装置への補給量を減じることで前記ストック量を更新するよう制御することを特徴とする請求項79又は80に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項83】
洗浄システムはクライアントを含み、前記クライアントは、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて衣類処理剤の初期ストック量を設定し、前記初期ストック量には、各洗浄装置内に貯蔵されている衣類処理剤の残量と、パッケージ内に貯蔵されている衣類処理剤のストック量が含まれ、前記制御端末は、前記初期ストック量と各洗浄装置による消費量に基づいて前記ストック量を更新することを特徴とする請求項79~82のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項84】
前記クライアントに複数の洗浄装置をバインディングしてユーザの然るべき操作を受け付け可能とし、いくつかの洗浄装置を1つのグループとし、前記制御端末が、各グループ内の各洗浄装置による消費量に基づいて前記グループに対応するストック量を更新することを特徴とする請求項83に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項85】
前記制御端末は、各グループの洗浄装置における衣類処理剤のストック量が再購入閾値を下回っているか否かを判断し、下回っている場合には衣類処理剤を自動的に購入することを特徴とする請求項84に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項86】
前記再購入閾値は、ユーザが入力した然るべき数値に基づいてクライアントにより設定され、
或いは、前記再購入閾値は、同一グループの洗浄装置における衣類処理剤全体の消費速度に基づき自動的に設定され、
或いは、前記再購入閾値は、同一グループの洗浄装置における残りの洗浄回数に基づき自動的に設定されることを特徴とする請求項85に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項87】
制御端末はストック量が所定の値Qを下回ったか否かを判断し、下回っている場合には、制御端末が衣類処理剤を自動的に購入し、
好ましくは、前記所定の値Qは、洗浄装置によるN回の洗浄に十分な値であり、
或いは、前記所定の値Qは、対応するグループの各洗浄装置がそれぞれN回の洗浄を実行するのに十分な値であり、
前記Nは1~3であることを特徴とする請求項86に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項88】
各洗浄装置は異なる衣類処理剤を使用し、前記制御端末は、それぞれ各洗浄装置による消費量に基づいて、対応する洗浄装置における衣類処理剤のストック量を更新し、いずれかの洗浄装置におけるストック量が不足している場合には、然るべき衣類処理剤を自動的に購入することを特徴とする請求項79に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項89】
洗浄システムであって、
洗浄装置とクラウドサーバを含み、前記洗浄装置は制御モジュールと通信モジュールを含み、前記制御モジュールは、前記洗浄装置における衣類処理剤の消費量情報を取得するために用いられ、前記通信モジュールはクラウドサーバに通信接続されて、前記クラウドサーバに前記消費量情報をアップロードし、クラウドサーバは、前記消費量情報に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新するために用いられることを特徴とする洗浄システム。
【請求項90】
前記洗浄装置は自動投入装置を含み、前記制御モジュールは、制御するよう前記自動投入装置に接続されて、前記自動投入装置の投入量を制御するために用いられ、前記通信モジュールは、前記制御モジュールに接続されて、前記投入量をクラウドサーバに送信するために用いられることを特徴とする請求項89に記載の洗浄システム。
【請求項91】
前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、前記貯蔵ケース内には、衣類処理剤の補給を検出する検出装置が設置されており、前記検出モジュールは前記制御モジュールに電気的に接続され、前記通信モジュールは、前記制御モジュールに電気的に接続されて、前記検出装置の検出信号をクラウドサーバに送信するために用いられることを特徴とする請求項89に記載の洗浄システム。
【請求項92】
前記検出装置は、前記貯蔵ケース内の所定の位置に設置される接水スイッチを含み、前記接水スイッチは、水に触れていない状態から水に触れている状態に変化した際に補給信号を生成し、前記通信モジュールは、前記補給信号をクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新することを特徴とする請求項91に記載の洗浄システム。
【請求項93】
前記クラウドサーバは家電サーバと販売者サーバを含み、前記家電サーバと前記販売者サーバは通信接続され、前記家電サーバは、自宅における衣類処理剤のストック量を更新するために用いられ、前記販売者サーバは、前記家電サーバの命令に基づき、衣類処理剤購入の注文書を自動的に生成するために用いられることを特徴とする請求項89~92のいずれか1項に記載の洗浄システム。
【請求項94】
入力装置を含み、前記入力装置は前記家電サーバと通信接続し、ユーザが設定した自宅の初期ストック量情報、及び/又は、修正された自宅における衣類処理剤のストック量情報を受け付け、前記家電サーバは、前記初期ストック量情報に基づいてストック量の更新操作を実行するために用いられることを特徴とする請求項93に記載の洗浄システム。
【請求項95】
前記入力装置は前記販売者サーバと通信接続し、前記入力装置は、ユーザが設定した自動再購入情報を受け付けて前記販売者サーバに送信し、前記販売者サーバは、前記自動再購入情報に基づいて注文書における各情報を決定するために用いられ、
好ましくは、前記自動再購入情報には購入物情報と配送情報が含まれており、前記購入物情報には衣類処理剤の種別情報とメーカー情報が含まれており、前記配送情報には配送先住所情報と連絡方法情報が含まれていることを特徴とする請求項94に記載の洗浄システム。
【請求項96】
前記入力装置は洗浄装置に設置され、前記入力装置は、前記洗浄装置の通信モジュールに接続されて、受け付けたユーザによる入力情報を前記通信モジュールを通じて家電サーバ及び/又は販売者サーバに送信することを特徴とする請求項94又は95に記載の洗浄システム。
【請求項97】
前記洗浄装置はディスプレイを含み、前記ディスプレイには設定インターフェースが表示され、前記入力装置は、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて、初期ストック量情報の設定、及び/又はストック量情報の修正、及び/又は自動再購入情報の設定を行い、設定インターフェースにユーザが設定した然るべき情報が表示されることを特徴とする請求項96に記載の洗浄システム。
【請求項98】
前記入力装置はスマート端末であり、前記スマート端末は、前記家電サーバと販売者サーバに通信接続され、前記スマート端末にはアプリケーションプログラムがインストールされており、前記アプリケーションプログラムの設定インターフェースによってユーザが入力した設定情報を受け付けることを特徴とする請求項94又は95に記載の洗浄システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家電の技術分野に属し、具体的には、洗浄システム及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機は人々の日常生活に不可欠な家電製品である。洗濯機は使用頻度が高く、洗剤や粉末洗剤を頻繁に消費するため、洗剤や柔軟剤、或いはその他の衣類処理剤を度々購入する必要がある。家庭での洗濯に支障をきたさないよう、ユーザは、一般的に自宅の衣類処理剤が不足した場合には新たな衣類処理剤を購入することで、衣類処理剤を切らさないようにしている。しかし、目まぐるしい現代生活において、人々は多くの仕事や家庭での雑事に追われており、自宅における衣類処理剤の残量を把握していないことが多い。そのため、洗濯しようとしたときに初めて衣類処理剤の不足に気付くとの事態が生じやすく、正常な生活に支障をきたしている。
【0003】
現在、ユーザにとっての利便性、及びより良好な洗浄効果が達成されるよう、自動投入機能を備えた洗濯機が開発されている。この場合、洗濯機側に一定量の衣類処理剤を予め貯蔵しておき、洗浄過程で洗濯機が適量の衣類処理剤を自動で投入する。しかし、衣類処理剤は洗濯機内に貯蔵されるため、ユーザは洗濯機内の衣類処理剤の貯蔵量をなおさら把握できない。
【0004】
また、自宅における衣類処理剤のストック不足を防止するために、ユーザは、自ら自宅における衣類処理剤のストック量を度々チェックせねばならず、人為的な関与が必要なことからミスが発生しやすい。そのため、自宅における衣類処理剤のストック量を自動で検出でき、且つ検出精度の高い技術によって、ユーザの生活の質を向上させることが強く求められている。
【0005】
一方、スマート洗濯機は、洗剤や柔軟剤の自動投入を実現可能であり、人々に非常に大きな利便性をもたらしている。しかし、洗剤は消耗品であり、多くのユーザは、洗濯機から当該機の洗剤が不足している旨を指摘されて初めて自宅に洗剤がないことに思い至る。ところが、そのときになって購入していたのでは時間がかかり、洗濯に支障をきたしてしまう。
【0006】
上記に鑑みて、本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ユーザが自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすいよう、洗浄装置による衣類処理剤の消費量に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量を特定する洗浄システムの制御方法を提供する。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明で採用する技術方案の基本思想は以下の通りである。
【0009】
洗浄システムの制御方法であって、洗浄システムは洗浄装置と制御端末を含む。前記制御方法において、洗浄装置は衣類処理剤の消費量を検出する。制御端末は、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0010】
上記の方案では、制御端末が、洗浄装置側の衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新するため、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【0011】
好ましくは、上記の衣類処理剤の消費量を検出する際には、洗浄装置における衣類処理剤の投入量を検出し、制御端末は洗浄装置における衣類処理剤の投入量に基づいてストック量を更新する。
【0012】
上記の方案では、衣類処理剤の投入量を検出することで衣類処理剤の消費量を正確に算出可能なことから、衣類処理剤のストック量の更新精度が確保される。
【0013】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入機能を有している。洗浄イベントごとに、洗浄装置は投入量情報を自動的に生成し、制御端末は前記投入量情報に基づいてストック量を更新する。
【0014】
具体的に、上記の洗浄装置が投入量情報を自動的に生成する際には、洗濯物の衣類情報と洗浄パラメータに基づいて、対応する衣類処理剤の投入量を洗浄装置が算出する。
【0015】
好ましくは、前記衣類情報には少なくとも衣類の重量情報が含まれており、前記洗浄パラメータには少なくとも水位パラメータが含まれている。衣類の重量が大きいほど水位は高くなり、自動投入量も大きくなる。
【0016】
好ましくは、洗浄装置は、衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には液位計が設置されている。洗浄装置は、液位計によって検出された貯蔵ケース内の液位の変化量に基づいて衣類処理剤の投入量を特定し、制御端末は前記投入量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0017】
好ましくは、前記液位計は、洗浄装置が投入動作を実行する前後に、貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出する。洗浄装置は、液位計がそれぞれ検出した液位の差に基づいて衣類処理剤の投入量を特定する。
【0018】
好ましくは、所定の時間間隔ごと、又は洗浄イベントN回ごとを1つの検出サイクルとし、液位計が各サイクルの初めと終わりに貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出する。洗浄装置は、液位計が2回にわたり検出した液位の差を算出することで当該検出サイクルにおける衣類処理剤の実際の投入量を取得し、当該実際の投入量を制御端末に送信する。制御端末は、当該情報を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0019】
好ましくは、洗浄装置は投入ケースを含んでいる。投入ケースは、投入ダクトを通じて洗浄装置の洗浄室に接続されている。洗浄時には、洗浄水が投入ケースを通過することで、投入ケース内の衣類処理剤を洗浄室に流し込む。また、洗浄装置は、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出する検出装置を更に含んでいる。検出装置は、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出し、制御端末は前記衣類処理剤量に基づきストック量を更新する。
【0020】
前記検出装置は前記投入ケースの重量を測定し、投入ケースの重量の変化量に基づいて、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を特定する。
【0021】
本発明の他の目的は、洗浄装置と制御端末を含む洗浄システムを提供することである。前記洗浄装置は衣類処理剤の消費量を検出する。前記制御端末は、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【発明の効果】
【0022】
上記の技術方案を用いることで、本発明は従来技術と比較して以下の有益な効果を有する。
【0023】
本発明における洗浄システムは、洗浄装置と制御端末を含む。洗浄装置は衣類処理剤の消費量を検出する。制御端末は、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。本発明の洗浄システムは、洗浄装置による衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を特定可能である。よって、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【0024】
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
【0025】
図面は本発明の一部として本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなくこれらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は、本発明における洗浄システムの制御ロジックチャートである。
【
図2】
図2は、スマート端末における初期ストック量設定インターフェースである。
【
図3】
図3は、ユーザにより設定された各情報を表示したスマート端末における表示インターフェースである。
【
図4】
図4は、衣類処理剤のメーカー情報を設定するためのインターフェースである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
【0028】
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明確とすべく、以下では、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
【0029】
本発明の記載において、説明すべき点として、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であって、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
【0030】
本発明の記載において、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的な接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
【0031】
本発明は、洗浄システムの制御方法を提供する。洗浄システムは、洗浄装置と制御端末を含む。前記制御方法では、洗浄装置が衣類処理剤の消費量を検出し、制御端末が前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0032】
本発明では、制御端末が、洗浄装置側の衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新するため、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【実施例1】
【0033】
本実施例1において、洗浄装置は本装置における衣類処理剤の投入量を検出し、制御端末は洗浄装置における衣類処理剤の投入量に基づいてストック量を更新する。
【0034】
上記の方案では、衣類処理剤の投入量を検出することで衣類処理剤の消費量を正確に算出可能なことから、衣類処理剤のストック量の更新精度が確保される。
【0035】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入機能を有している。洗浄イベントごとに、洗浄装置は投入量情報を自動的に生成し、制御端末は前記投入量情報に基づいてストック量を更新する。具体的に、上記の洗浄装置が投入量情報を自動的に生成する際には、洗濯物の衣類情報と洗浄パラメータに基づいて、対応する衣類処理剤の投入量を洗浄装置が算出する。前記衣類情報には少なくとも衣類の重量情報が含まれており、前記洗浄パラメータには少なくとも水位パラメータが含まれている。衣類の重量が大きいほど水位は高くなり、自動投入量も大きくなる。
【実施例2】
【0036】
本実施例2では、別の投入量の検出方案を提供する。洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には液位計が設置されている。洗浄装置は、液位計によって検出された貯蔵ケース内の液位の変化量に基づいて衣類処理剤の投入量を特定し、制御端末は、前記投入量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0037】
例えば、前記液位計は、洗浄装置が投入動作を実行する前後に、貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出する。洗浄装置は、液位計がそれぞれ検出した液位の差に基づいて衣類処理剤の投入量を特定する。
【0038】
好ましくは、所定の時間間隔ごと又は洗浄イベントN回ごとを1つの検出サイクルとし、液位計が各サイクルの初めと終わりに貯蔵ケース内の液位情報をそれぞれ検出する。洗浄装置は、液位計が2回にわたり検出した液位の差を算出することで、当該検出サイクルにおける衣類処理剤の実際の投入量を取得し、当該実際の投入量を制御端末に送信する。制御端末は、当該情報を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【実施例3】
【0039】
本実施例は、自動投入機能を有さない洗浄装置によって衣類処理剤の消費量を検出する方案を提供する。洗浄装置は投入ケースを含んでいる。投入ケースは、投入ダクトを通じて洗浄装置の洗浄室に接続されている。洗浄時には、洗浄水が投入ケースを通過することで、投入ケース内の衣類処理剤を洗浄室に流し込む。また、洗浄装置は、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出する検出装置を更に含んでいる。検出装置は、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を検出し、制御端末は前記衣類処理剤量に基づきストック量を更新する。当該検出装置は液位検出装置としてもよいし、重量センサとしてもよい。
【0040】
好ましくは、前記検出装置は前記投入ケースの重量を測定し、投入ケースの重量の変化量に基づいて、ユーザが投入ケース内に投入した衣類処理剤量を特定する。ユーザが衣類処理剤(液状又は粉末状)を投入ケースに投入する度に、当該検出装置は重量を検出することで、今回の洗浄イベントにおける衣類処理剤の投入量を取得する。
【0041】
このほか、ユーザが投入するものが液状の衣類処理剤の場合には、液位検出装置による方案を採用してもよい。投入ケースは、少量の衣類処理剤を貯蔵可能な構造に設計される。例えば、投入ケースは、深さは大きいが容量は小さい空間を有する。液位検出装置には、どのような原理による液位を設定してもよい。液位検出装置は、液面高さを検出することで今回の洗浄イベントにおける衣類処理剤の投入量を取得可能である。
【実施例4】
【0042】
本実施例では、主に、自宅における衣類処理剤のストック量の更新について詳細に述べる。
【0043】
洗浄装置は、検出した衣類処理剤の投入量情報を前記制御端末に送信する。制御端末は、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じることで、自宅における現在のストック量を取得する。
【0044】
具体的に、前記洗浄装置は自動投入機能を有している。洗浄装置は、洗浄イベントごとに衣類処理剤の投入量を制御端末に送信する。制御端末は、洗浄装置から送信された情報を受信すると、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じて現在のストック量を取得する。
【0045】
或いは、洗浄装置は、所定の期間ごと又は隣り合う所定の回数の洗浄イベントごとを1つのサイクルとする。洗浄装置は、当該サイクル内における衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を制御端末にアップロードする。制御端末は、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0046】
例えば、洗浄装置は、洗浄装置内へ衣類処理剤を補給する隣り合う2度の補給イベントにおける洗浄装置への衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を制御端末にアップロードする。制御端末は、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0047】
補給イベントの検出方式には様々なものがある。例えば、洗浄装置の投入ケース/貯蔵ケース内に、接水スイッチ、重力センサ等の感知装置を設置して、ユーザが投入した衣類処理剤を感知すればよい。
【実施例5】
【0048】
実施例5では、自宅における衣類処理剤のストック量を更新するために、更に、自宅の初期ストック量を設定する必要がある。制御端末は、前記初期ストック量と洗浄装置側の消費量に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0049】
洗浄システムは、自動的に、或いはユーザの操作を受け付けて、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を設定し、前記初期ストック量及び検出した自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0050】
上記の方案では、自宅における衣類処理剤のストック量を更新したい場合、まずは自宅の初期ストック量を設定しておく必要がある。自宅の初期ストック量を設定したあとに、自宅における衣類処理剤の消費量に基づくことで、自宅における衣類処理剤のストック量を正確に更新することが可能となる。
【0051】
好ましくは、洗浄システムは入力装置(スマート端末、又は洗浄装置自体の一部の部材とすればよい)を含む。入力装置は、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて前記初期ストック量を設定する。
【0052】
好ましくは、前記入力装置は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付ける。或いは、前記入力装置は、ユーザが衣類処理剤のパッケージ数を編集することで設定した前記初期ストック量を受け付ける。
【0053】
好ましくは、洗浄システムは表示装置を含む。表示装置は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することで前記ストック量を表示し、入力装置が受け付けたユーザからの入力情報に基づいてアイコン数及び/又はアイコン割合を調節する。各アイコンは、所定量の衣類処理剤を表す。
【0054】
好ましくは、各アイコンは衣類処理剤1パッケージを表す。また、前記アイコン割合は、衣類処理剤1パッケージ内における衣類処理剤の残存割合を表す。
【0055】
上記の方案において、表示装置は、ユーザが入力した衣類処理剤量に基づき、表示状態を同期して調節する。これにより、調節効果が視覚的となるため、ユーザエクスペリエンスに優れる。
【0056】
好ましくは、入力装置は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した初期ストック量を受け付ける。表示装置は、前記体積及び/又は重量に基づき、アイコン数及び/又はアイコン割合によって初期ストック量を表示する。前記アイコン数及び/又はアイコン割合は、ユーザが入力した数値に基づき換算することで得られる。
【0057】
上記の方案において、ユーザが入力するのは体積又は重量についての文字や数字の情報であり、表示装置が表示するのは視覚的なアイコン情報である。当該方案は視覚的なため、ユーザエクスペリエンスに優れる。
【0058】
或いは、表示装置は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することでストック量を表示する。入力装置は、ユーザによるアイコンの削除、追加、割合調節の命令を受け付け、表示装置は、入力装置が受け付けた命令に基づいて然るべき表示調整を行う。好ましくは、各アイコンは自宅ストックの衣類処理剤1ボトル/パッケージに対応している。
【0059】
上記の方案は、数字に敏感でないユーザに特に適しており、視覚的なアイコンによって貯蔵量を示すことができる。ユーザは、アイコン数及び各アイコンに表示される割合を直接編集することで初期ストック量を調節できる。
【0060】
好ましくは、前記表示装置の表示インターフェースには残量設定欄が表示されている。入力装置は、ユーザが選択したいずれかのアイコンを受け付けるとともに、ユーザが当該残量設定欄で設定した残量を受け付ける。当該残量は、対応するパッケージ内の衣類処理剤の残量を表す。
【0061】
好ましくは、前記表示装置と入力装置はタッチパネルである。タッチパネルにおける表示インターフェース上の残量設定欄は、割合アイコンと位置アイコンを含む。タッチパネルは、ユーザによる前記位置アイコンのドラッグを受け付けて、位置アイコンの終点位置に基づき対応するパッケージ内における衣類処理剤の残存割合を特定する。
【0062】
上記の方案では、割合アイコンと位置アイコンによってアイコン割合を構成し、対応するアイコンが反映するパッケージ内の衣類処理剤の残存割合を表す。
【0063】
好ましくは、洗浄システムは自動識別装置を含む。自動識別装置は、自宅における衣類処理剤のパッケージを識別することで、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を自動で取得する。
【0064】
好ましくは、前記自動識別装置はスキャナを含む。スキャナは、自宅における各衣類処理剤のパッケージ上の識別情報を順に走査して対応する重量情報を取得するとともに、各パッケージの重量情報を累加することで自宅における衣類処理剤の初期ストック量を取得する。
【0065】
上記の方案では、自動識別装置がパッケージ上のバーコード又はQRコード(登録商標)を識別することで詳細な製品情報を取得し、重量又は体積情報を抽出することが可能である。よって、ユーザが文字又は数字を手動で入力する必要がなく、ユーザにとって便利である。
【0066】
好ましくは、自動識別装置が1パッケージを識別するごとに、対応する衣類処理剤量を反映したアイコンが洗浄システムの表示装置における表示インターフェース上に然るべく追加される。
【0067】
好ましくは、自動識別装置がパッケージ上の識別情報を識別したあとに、表示装置は対応する製品情報を表示する。前記製品情報には、種別情報及び/又は容量情報及び/又はメーカー情報が含まれている。
【0068】
好ましくは、洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有する。上記のユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付ける際には、更に、ユーザが設定した前記貯蔵ケース内の衣類処理剤の残量を受け付ける。
【0069】
好ましくは、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる残量チェックを補助する目盛線が設けられている。
【0070】
上記の方案では、貯蔵ケース内の残量を設定することで、自宅における衣類処理剤のストック量を正確に特定することが可能となる。
【実施例6】
【0071】
本実施例6では、上記実施例をベースに、洗浄システムが衣類処理剤のストック量を更新したあとの制御について更に開示する。
【0072】
例えば、自宅における衣類処理剤のストック量が不足しているにもかかわらずユーザがそれを知らない場合には、家庭での洗濯に支障をきたす。そこで、洗浄システムが自宅における衣類処理剤のストック量が不足していることを検出すると、洗浄装置は警告を発してユーザに注意を促す。これにより、ユーザは衣類処理剤を適時に購入可能となるため、その後の洗濯に支障をきたすとの事態が防止される。
【実施例7】
【0073】
実施例6では、洗浄装置が衣類処理剤を購入するようユーザに注意を促すことを考慮したが、この場合にはユーザの時間を浪費することになる。そこで、本実施例では、自宅における衣類処理剤のストック量が不足した場合には、制御端末が衣類処理剤を自動で購入する。
【0074】
具体的に、前記制御端末は販売者サーバに接続される。制御端末により更新された自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを自動的に促す。これにより、家庭内に常に十分なストック量が確保されるため、ユーザが洗濯添加剤の購入を失念して家庭での洗濯に支障をきたすとの事態が防止される。よって、人々の生活に非常に大きな利便性がもたらされる。
【0075】
具体的に、更新されたストック量が不足している場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを促す。
【0076】
上記の方案では、自宅におけるストック量が不足している場合には、販売者サーバが衣類処理剤購入の注文書を自動的に生成し、販売者側が自発的に衣類処理剤製品をユーザに配送する。ユーザはこの過程に関与してもしなくてもよいため、ユーザにとって極めて便利である。
【0077】
好ましくは、洗浄システムは、ユーザが設定した自動購入パラメータを自動的に又は予め受け付ける。前記販売者サーバと洗浄装置/制御端末は、前記自動購入パラメータに基づいて衣類処理剤の自動購入過程を実行する。
【0078】
上記の方案において、ユーザは購入パラメータを設定し、洗浄システムは、ユーザが設定したパラメータ情報に基づいて購入過程を自動的に実行する。
【0079】
好ましくは、前記自動購入パラメータには再購入閾値が含まれており、制御端末により更新されたストック量が当該再購入閾値を下回った場合に、前記注文書を生成するよう販売者サーバを促す。
【0080】
或いは、前記再購入閾値は、洗浄システムが自宅における衣類処理剤の消費速度に基づいて自動的に決定する値である。
【0081】
上記の方案において、洗浄システムは、自宅における衣類処理剤の消費速度に基づいて再購入閾値を自動的に決定する。当該再購入閾値は、衣類処理剤を購入してから衣類処理剤が配達される日まで、自宅の衣類処理剤が十分にあり、使い切ることがないとの状況を満たすものである。
【0082】
好ましくは、前記自動購入パラメータには、衣類処理剤の種別及びメーカーパラメータが更に含まれている。販売者サーバは、前記種別及びメーカーパラメータに基づいて、前記注文書における衣類処理剤の種別及びメーカーを決定する。
【0083】
上記の方案において、ユーザは購入したい衣類処理剤を予め設定しておく。販売者サーバは、ユーザの選択に基づいてその後の注文書における衣類処理剤製品を決定する。
【0084】
好ましくは、前記自動購入パラメータには購入量パラメータが更に含まれている。洗浄システムは、前記購入量パラメータに基づいて前記注文書における購入量情報を決定する。
【0085】
或いは、洗浄システムは、ユーザの自宅における衣類処理剤の消費速度を分析し、前記消費速度に基づいて購入量情報を決定する。
【0086】
上記の方案において、洗浄システムは、ユーザの自宅における衣類処理剤の消費速度を分析する。消費速度が速いほど、決定される購入量は大きくなる。
【0087】
好ましくは、ストック量が再購入閾値に達したか、再購入閾値を下回った場合、販売者サーバは当該家庭に未配達の注文書が存在するか否かを更に検出する。そして、存在する場合には注文書を生成せず、存在しない場合には前記注文書を生成する。
【0088】
上記の方案において、家庭に未配達の注文書が存在する場合には、ユーザが衣類処理剤を購入済みであることを意味するため、重ねて購入する必要はない。
【0089】
好ましくは、前記注文書についてユーザの商品受領を検出したあと、制御端末は前記ストック量を更新する過程を更に実行する。制御端末は、前回更新したストック量に前記注文書での購入量を加えることで自宅における現在のストック量を取得する。
【0090】
好ましくは、販売者サーバが注文書を生成したあと、更に、ユーザに注文書の確認を促す過程を含む。
【0091】
好ましくは、洗浄システムは更にスマート端末を含む。前記販売者サーバは、注文書を生成したあとスマート端末に送信する。スマート端末は、ユーザによる前記注文書の確認又は取り消しの選択操作を受け付ける。
【0092】
上記の方案は選択可能な方案であり、ユーザの習慣の違いに応じて設定される。当該方案では、ユーザも自動購入活動に関与する。
【0093】
好ましくは、洗浄システムが所定の時間Tが経ってもユーザによる前記注文書の決定を受け付けなかった場合、販売者サーバは前記注文書を自動的に取り消す。
【0094】
好ましくは、時間Tは12~36時間である。
【0095】
上記の方案において、ユーザが長時間にわたって前記注文書を確認しなかった場合には、ユーザのニーズを考慮して当該注文書を自動的に取り消す。
【0096】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入装置を含み、自動投入装置は貯蔵ケースを有している。洗浄装置が、貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足した状態で洗浄プログラムをN回連続で実行した場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを自動的に促す。
【0097】
好ましくは、前記Nは2~5である。
【0098】
上記の方案において、洗浄装置が貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足した状態で洗浄プログラムをN回連続で実行した場合には、すでに自宅に衣類処理剤が存在しないことを意味するため、そのまま自動的に注文書を生成し、ユーザに出荷する。
【実施例8】
【0099】
本実施例8は、上記実施例の制御方法を用いる洗浄システムを提供する。当該洗浄システムは、洗浄装置と制御端末を含む。前記洗浄装置は衣類処理剤の消費量を検出する。前記制御端末は、前記衣類処理剤の消費量に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。前記制御端末は洗浄装置のコントローラとしてもよいし、洗浄装置と別々に設置される制御端末としてもよい。
【0100】
好ましい方案において、前記制御端末は洗浄装置に通信接続される家電サーバである。当該家電サーバは、衣類処理剤のストック量を更新し、ストックが不足している場合には、販売者サーバに自動的に接続して衣類処理剤を購入する。
【実施例9】
【0101】
本実施例9は、上記実施例における洗浄システムのシステム構成及び制御方法と組み合わせて、好ましい制御方法を提供する。
図1を参照して、当該制御方法は以下のステップを含む。
【0102】
S1:洗浄装置が起動する。
【0103】
S2:洗浄装置は、衣類処理剤の投入量を検出し、検出情報を家電サーバに送信する。
【0104】
S3:家電サーバは、衣類処理剤のストック量を更新し、ストック量が再購入閾値に達しているか否かを判断する。そして、達している場合にはステップS4に進み、達していない場合には制御を終了する。
【0105】
S4:家電サーバが販売者サーバに接続され、販売者サーバが注文書を自動的に生成して出荷する。
【0106】
S5:販売者サーバがユーザによる商品受領を検出すると、家電サーバは注文書の情報に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【実施例10】
【0107】
本実施例は、洗浄システムの制御方法を提供する。当該制御方法では、ユーザが設定した再購入情報を洗浄システムが受け付ける。前記再購入情報は、自動再購入サービスに必要な情報を再購入システムに提供するものである。洗浄システムは、前記再購入情報に基づいて衣類処理剤を自動的に購入する。洗浄システムは、ユーザが編集及び設定した再購入情報を受け付けて、当該再購入情報に基づき衣類処理剤の自動購入過程を実行する。これにより、自宅の衣類処理剤が不足する前にユーザのために衣類処理剤が購入されるため、家庭での洗濯に支障をきたしてユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【0108】
洗浄システムは、洗浄装置、家電サーバ、スマート端末及び販売者サーバを含む。洗浄装置は衣類処理剤の消費量情報を検出する。スマート端末のユーザは、ユーザが設定した自動再購入サービスに必要な情報を受け付ける。家電サーバは、前記消費量情報とユーザにより設定された初期ストック量情報に基づいて自宅のストック量を更新し、ストック量が不足している場合には、販売者サーバに接続して自動再購入過程を実行する。
【0109】
具体的に、洗浄装置は衣類処理剤の投入量を検出する。洗浄装置は検出結果を家電サーバにアップロードし、家電サーバは、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じることで、自宅における現在のストック量を取得する。
【0110】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入機能を有している。洗浄装置は、洗浄イベントごとに衣類処理剤の投入量を家電サーバにアップロードする。家電サーバは、洗浄装置から送信された情報を受信したあとストック量を更新する。洗浄イベントごとに、洗浄装置は投入量情報を自動的に生成し、家電サーバは前記投入量情報に基づいてストック量を更新する。具体的に、上記の洗浄装置が投入量情報を自動的に生成する際には、洗濯物の衣類情報と洗浄パラメータに基づいて、対応する衣類処理剤の投入量を洗浄装置が算出する。前記衣類情報には少なくとも衣類の重量情報が含まれており、前記洗浄パラメータには少なくとも水位パラメータが含まれている。衣類の重量が大きいほど水位は高くなり、自動投入量も大きくなる。
【0111】
好ましくは、洗浄装置は、所定の期間ごと又は隣り合う所定の回数の洗浄イベントごとを1つのサイクルとする。洗浄装置は、当該サイクル内における衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を家電サーバにアップロードする。家電サーバは、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0112】
上記の方案において、家電サーバは、サイクルごとにストック量を1回更新するのであって、洗濯イベントごとにストック量を更新する必要はないため、更新過程が簡略化される。
【0113】
或いは、洗浄装置は、洗浄装置内へ衣類処理剤を補給する隣り合う2度の補給イベントにおける洗浄装置への衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を家電サーバにアップロードする。家電サーバは、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0114】
好ましくは、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられている。前記固定値は、貯蔵ケースの最大容量から前記接水スイッチの位置に対応する貯蔵ケース内の衣類処理剤量を減ずることで得られる。
【0115】
好ましくは、接水スイッチが水に触れていない状態の場合、洗浄装置は、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促す。
【0116】
上記の方案では、接水スイッチから貯蔵ケースの最高液位までを固定値とし、水に触れていない状態の場合には、洗浄装置が前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促す。そして、接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化すると、ユーザが衣類処理剤を満杯にしたと判断する。よって、先に更新されたストック量から当該固定値を減じることで現在のストック量を取得可能である。
【0117】
好ましくは、接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化すると、洗浄装置は前記補給信号を生成し、家電サーバに送信することで自宅における衣類処理剤のストック量の更新を行う。
【0118】
前記接水スイッチは、貯蔵ケース内であって、少なくともN回の洗浄を洗浄装置に実施させられる液位箇所に設置される。好ましくは、前記Nは1~4であり、より好ましくは、前記Nは3である。最適には、前記接水スイッチは、貯蔵ケース内における衣類処理剤の容量が300mlを超える液位箇所に設置される。接水スイッチは貯蔵ケースの底端には設置されない。よって、洗浄装置が貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足している旨の警告を発し、注意喚起した場合でも、ユーザはあと数回衣類を洗浄することができる。
【0119】
洗浄装置は、いずれかの洗浄イベントにおいて接水スイッチが水に触れていない状態であることを検出すると、衣類処理剤が不足している旨の信号を生成して家電サーバに送信する。また、家電サーバは、前記補給信号を受信すると、更に、衣類処理剤が不足している旨の注意喚起信号を連続受信した回数が所定の値Mよりも小さかったか否かを判断する。そして、小さかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤の量が前記固定値であったと判断し、小さくなかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤量が貯蔵ケースの最大貯蔵量であったとみなす。
【0120】
好ましくは、前記Mは1~4である。接水スイッチは貯蔵ケースの底端には設置されないため、接水スイッチと貯蔵ケースの底端の間には、洗浄装置があと1~4回の洗浄を実施するのに十分な衣類処理剤が存在している。衣類処理剤の液位が前記接水スイッチよりも低い状態で、洗浄装置が複数回の洗浄プログラムを連続して実行した場合には、衣類処理剤が完全に使い切られたと判断し得る。そのため、ユーザが衣類処理剤を満杯にするために実質的に追加した量は貯蔵ケースの最大貯蔵量となる。
【0121】
本実施例において、ユーザは複雑な構造の液位センサを設置しなくても、単純な接水スイッチを設置するだけでストック量の更新機能を実現することができる。よって、洗浄装置のコストが低下する。
【実施例11】
【0122】
実施例11では、ストック量の更新精度を向上させるために、ユーザが衣類処理剤を補給する際に、貯蔵ケースを確実に満杯にする必要がある。そこで、本実施例では以下の方案を提供する。
【0123】
前記貯蔵ケース内には、貯蔵ケースにおける衣類処理剤の不足状態を検出するための第1接水スイッチが設置されており、更には、貯蔵ケースにおける衣類処理剤の満杯状態を検出するための第2接水スイッチを含んでいる。第1接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化し、且つ、第2接水スイッチが水に触れていない状態の場合、洗浄装置は、貯蔵ケースを満杯にするようユーザに促す。
【0124】
上記の方案では、第2接水スイッチを設計することで、衣類処理剤が貯蔵ケースを満杯にしたか否かを検出する機能が実現される。補給イベントにおいて、第2接水スイッチは、衣類処理剤が貯蔵ケースを満杯にしたか否かを検出する。そして、貯蔵ケース内が満杯になっていない場合、洗浄装置は衣類処理剤を満杯にするようユーザに促す。これにより、正確なストック量の更新が保証される。
【実施例12】
【0125】
本実施例は、投入量に基づいてストック量を更新する方案を提供する。
【0126】
洗浄装置は、検出した衣類処理剤の投入量情報を前記家電サーバに送信する。家電サーバは、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じることで、自宅における現在のストック量を取得する。
【0127】
具体的に、前記洗浄装置は自動投入機能を有している。洗浄装置は、洗浄イベントごとに衣類処理剤の投入量を家電サーバに送信する。家電サーバは、洗浄装置から送信された情報を受信すると、前回更新したストック量から前記衣類処理剤の投入量を減じて現在のストック量を取得する。
【0128】
或いは、洗浄装置は、所定の期間ごと又は隣り合う所定の回数の洗浄イベントごとを1つのサイクルとする。洗浄装置は、当該サイクル内における衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を家電サーバにアップロードする。家電サーバは、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0129】
例えば、洗浄装置は、洗浄装置内へ衣類処理剤を補給する隣り合う2度の補給イベントにおける洗浄装置への衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値を家電サーバにアップロードする。家電サーバは、当該累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0130】
補給イベントの検出方式には様々なものがある。例えば、洗浄装置の投入ケース/貯蔵ケース内に接水スイッチ、重力センサ等の感知装置を設置して、ユーザが投入した衣類処理剤を感知すればよい。
【実施例13】
【0131】
本実施例は、補給量に基づいてストック量を更新する方案を提供する。
【0132】
洗浄装置は、ユーザが洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出する。各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値である。洗浄装置は、前記補給イベントを検出すると補給信号を生成し、当該補給信号を家電サーバに送信する。家電サーバは、前記補給信号を受信すると、前回更新したストック量から当該固定値を減じて現在のストック量を取得する。
【0133】
好ましくは、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられている。前記固定値は、貯蔵ケースの最大容量から前記接水スイッチの位置に対応する貯蔵ケース内の衣類処理剤量を減ずることで得られる。
【0134】
接水スイッチが水に触れていない状態になると、洗浄装置及び/又は家電サーバは、(スマート端末を通じて)衣類処理剤を補給するようユーザに促す。
【0135】
接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化すると、洗浄装置は前記補給信号を生成し、家電サーバに送信することで自宅における衣類処理剤のストック量の更新を行う。
【0136】
好ましくは、洗浄装置は、補給イベントにおいて洗浄装置の貯蔵ケースが満杯になったか否かを検出する。そして、満杯になった場合には家電サーバに補給信号を送信し、家電サーバがストック量を更新する。一方、満杯になっていない場合には、家電サーバに非満杯信号を送信する。家電サーバは、当該非満杯信号を受信した場合にはストック量を更新せず、貯蔵ケース内を衣類処理剤で満杯にするようユーザに促す。
【0137】
或いは、家電サーバが非満杯信号を受信した場合、洗浄システムはユーザが入力した補給量情報を受け付け、ユーザ入が力した補給量情報に基づきストック量を更新する。
【0138】
或いは、洗浄装置は、ユーザが洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出し、補給信号を生成して家電サーバに送信する。家電サーバは、ユーザが入力した今回の補給イベントにおける補給量情報をスマート端末を通じて受け付ける。家電サーバは、前記補給量情報に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を算出する。
【実施例14】
【0139】
本実施例では、自宅における衣類処理剤のストック量を更新するために、更に、自宅の初期ストック量を設定する必要がある。家電サーバは、前記初期ストック量と洗浄装置側の消費量に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0140】
洗浄システムは、自動的に、或いはユーザの操作を受け付けて、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を設定し、前記初期ストック量及び検出した自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0141】
上記の方案では、自宅における衣類処理剤のストック量を更新したい場合、まずは自宅の初期ストック量を設定しておく必要がある。自宅の初期ストック量を設定したあとに、自宅における衣類処理剤の消費量に基づくことで、自宅における衣類処理剤のストック量を正確に更新することが可能となる。また、洗浄システムはスマート端末を含む。スマート端末は、ユーザが設定/修正した前記再購入情報を受け付ける。洗浄システムは、前記再購入情報に基づいて衣類処理剤を自動的に購入する。
【0142】
好ましくは、前記再購入情報には再購入閾値が含まれている。スマート端末は、ユーザが編集及び設定した前記再購入閾値を受け付ける。洗浄システムは、自宅における衣類処理剤のストック量が前記再購入閾値を下回ったことを検出すると、衣類処理剤を自動的に購入する。
【0143】
好ましくは、前記再購入情報には、衣類処理剤の種別及び/又はメーカー情報が更に含まれている。スマート端末は、ユーザが編集及び設定した前記種別及び/又はメーカー情報を受け付ける。洗浄システムは、ユーザが編集した情報に基づいて、購入すべき衣類処理剤を決定する。
【0144】
好ましくは、前記スマート端末はユーザが設定した購入先を受け付ける。洗浄システムは、ユーザが設定した購入先に基づき、対応する販売者サーバに接続して衣類処理剤を購入する。
【0145】
好ましくは、スマート端末は、ユーザの位置情報に基づいて然るべき販売者を自動的に提案する。
【0146】
好ましくは、前記スマート端末は、ユーザの受取住所に配送可能な販売者を提案及び推奨する。
【0147】
より好ましくは、スマート端末は、最も早く配達可能な販売者を自動的に提案する。
【0148】
好ましくは、スマート端末がユーザにより編集及び設定された前記種別及びメーカー情報を受け付ける際、ユーザは、スマート端末を通じて販売者サーバにログインし、販売者サーバの製品表示インターフェースにおいて具体的な衣類処理剤を選択する。
【0149】
好ましくは、洗浄システムは、自宅における衣類処理剤の不足を検出すると、注文書を生成してスマート端末に送信する。スマート端末は、ユーザによる前記注文書の確認又は取り消し又は修正を受け付ける。
【0150】
好ましくは、前記注文書には、衣類処理剤の種別、メーカー、数量情報が含まれている。スマート端末がユーザによる前記注文書の修正を受け付ける際、スマート端末は、ユーザによる前記種別、メーカー、数量情報の調整を受け付ける。
【0151】
好ましくは、ユーザが前記注文書を確認したあと、スマート端末は、然るべき物流情報を表示インターフェース上に同期する。
【0152】
好ましくは、洗浄システムのスマート端末は、ユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を更に受け付ける。洗浄システムは、前記初期ストック量及び検出されたユーザの自宅における衣類処理剤の消費量に基づいて自宅のストック量を更新する。説明すべき点として、本発明における衣類処理剤との用語には、洗剤及び柔軟剤が含まれる。
【実施例15】
【0153】
本実施例では、初期ストック量の設定方式を提供する。洗浄システムはスマート端末を含んでいる。スマート端末は、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて前記初期ストック量を設定する。スマート端末は、ユーザが入力した情報を受け付けると、家電サーバに送信して保存する。
【0154】
好ましくは、前記スマート端末は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付ける。或いは、前記スマート端末は、ユーザが衣類処理剤のパッケージ数を編集することで設定した前記初期ストック量を受け付ける。
【0155】
スマート端末は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することで前記ストック量を表示し、スマート端末が受け付けたユーザからの入力情報に基づいてアイコン数及び/又はアイコン割合を調節する。各アイコンは、所定量の衣類処理剤を表す。
【0156】
好ましくは、各アイコンは衣類処理剤1パッケージを表す。また、前記アイコン割合は、衣類処理剤1パッケージ内における衣類処理剤の残存割合を表す。
【0157】
上記の方案において、スマート端末は、ユーザが入力した衣類処理剤量に基づき、表示状態を同期して調節する。これにより、調節効果が視覚的となるため、ユーザエクスペリエンスに優れる。
【0158】
好ましくは、スマート端末は、ユーザが衣類処理剤の体積及び/又は重量情報を編集することで設定した初期ストック量を受け付ける。スマート端末は、前記体積及び/又は重量に基づき、アイコン数及び/又はアイコン割合によって初期ストック量を表示する。前記アイコン数及び/又はアイコン割合は、ユーザが入力した数値に基づき換算することで得られる。
【0159】
上記の方案において、ユーザが入力するのは体積又は重量についての文字や数字の情報であり、スマート端末が表示するのは視覚的なアイコン情報である。当該方案は視覚的なため、ユーザエクスペリエンスに優れる。
【0160】
或いは、スマート端末は、アイコン数及び/又はアイコン割合を表示することでストック量を表示する。スマート端末は、ユーザによるアイコンの削除、追加、割合調節の命令を受け付ける。また、スマート端末は、スマート端末が受け付けた命令に基づいて然るべき表示調整を行う。好ましくは、各アイコンは自宅ストックの衣類処理剤1ボトル/パッケージに対応している。
【0161】
上記の方案は、数字に敏感でないユーザに特に適しており、視覚的なアイコンによって貯蔵量を示すことができる。ユーザは、アイコン数及び各アイコンに表示される割合を直接編集することで初期ストック量を調節できる。
【0162】
前記スマート端末の表示インターフェースには残量設定欄が表示されている。スマート端末は、ユーザが選択したいずれかのアイコンを受け付けるとともに、ユーザが当該残量設定欄で設定した残量を受け付ける。当該残量は、対応するパッケージ内の衣類処理剤の残量を表す。
【0163】
好ましくは、前記スマート端末はタッチパネルである。タッチパネルにおける表示インターフェース上の残量設定欄は、割合アイコンと位置アイコンを含む。タッチパネルは、ユーザによる前記位置アイコンのドラッグを受け付けて、位置アイコンの終点位置に基づき、割合アイコンの異なる位置で、対応するパッケージ内における衣類処理剤の残存割合を特定する。
【0164】
上記の方案では、割合アイコンと位置アイコンによってアイコン割合を構成し、対応するアイコンが反映するパッケージ内の衣類処理剤の残存割合を表す。
【0165】
好ましくは、洗浄システムは自動識別装置を含む。自動識別装置は、自宅における衣類処理剤のパッケージを識別することで、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を自動で取得する。
【0166】
好ましくは、前記自動識別装置はスキャナを含む。スキャナは、自宅における各衣類処理剤のパッケージ上の識別情報を順に走査して対応する重量情報を取得するとともに、各パッケージの重量情報を累加することで自宅における衣類処理剤の初期ストック量を取得する。
【0167】
上記の方案では、自動識別装置がパッケージ上のバーコード又はQRコード(登録商標)を識別することで詳細な製品情報を取得し、重量又は体積情報を抽出することが可能である。よって、ユーザが文字又は数字を手動で入力する必要がなく、ユーザにとって便利である。
【0168】
好ましくは、自動識別装置が1パッケージを識別するごとに、対応する衣類処理剤量を反映したアイコンが洗浄システムのスマート端末における表示インターフェース上に然るべく追加される。
【0169】
好ましくは、自動識別装置がパッケージ上の識別情報を識別したあとに、スマート端末は対応する製品情報を表示する。前記製品情報には、種別情報及び/又は容量情報及び/又はメーカー情報が含まれている。好ましくは、前記自動識別装置は前記スマート端末である。
【0170】
好ましくは、洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有する。上記のユーザが設定した自宅における衣類処理剤の初期ストック量を受け付ける際には、更に、ユーザが設定した前記貯蔵ケース内の衣類処理剤の残量を受け付ける。
【0171】
好ましくは、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる残量チェックを補助する目盛線が設けられている。
【0172】
上記の方案では、貯蔵ケース内の残量を設定することで、自宅における衣類処理剤のストック量を正確に特定することが可能となる。
【0173】
例えば、スマート端末の表示インターフェースには、貯蔵ケース内の衣類処理剤についての残量設定欄が表示されている。ユーザは、貯蔵ケース内の目盛線に基づいて衣類処理剤の残量を読み取ったあと、スマート端末上で対応する数字を編集すればよい。
【0174】
なお、貯蔵ケース内に目盛線が存在しない場合も同様に、残量設定欄でユーザによるドラッグを受け付けて残存割合を選択することが可能である。スマート端末は、ユーザが選択した割合に基づいて、対応する具体的な体積又は重量を自動的に表示する。例えば、当該残量設定欄は割合アイコンと位置アイコンを含み、ユーザは、当該位置アイコンを指でドラッグすることで対応する割合アイコンの割合値を調節可能である。当該操作はより視覚的であり、ユーザエクスペリエンスに優れる。
【0175】
最適な具体的実施例について、
図2~
図4を参照する。
【0176】
図2を参照すると、スマート端末に表示される初期ストック量設定インターフェースは、外部残量編集欄、洗浄装置貯蔵ケース内部残量編集欄、再購入閾値設定欄を含む。外部残量編集欄は表示インターフェースの最上部に位置し、ユーザによるパッケージ数の編集を受け付けるためのパッケージ数編集サブフィールドを含んでいる。好ましくは、各アイコンは1つのパッケージを表す。表示インターフェースには追加キーが設けられており、当該追加キーのクリックに応じてアイコンを1つ追加することができる。また、当該パッケージ数編集サブフィールドの底部には、ユーザによる容量数値の入力を受け付けるための容量設定サブフィールドが更に備わっている。当該容量設定サブフィールドの下方には、パッケージ内における衣類処理剤の残存割合を選択するための割合調節サブフィールドが設けられている。また、洗浄装置貯蔵ケース内部残量編集欄は、割合アイコンによって残量を表示する。ユーザは、当該割合アイコンの割合値を手動で調節可能である。当該方案は、簡単でユーザエクスペリエンスに優れる。また、前記再購入閾値設定欄は、ユーザが入力した数値を直接受け付ける。
【0177】
図3を参照して、ユーザがストック量情報を編集したあと、スマート端末の表示インターフェースは、当該表示インターフェースにアイコンと数字を組み合わせた形式でストック量を表示する。また、
図4を参照して、当該表示インターフェースは、例えば柔軟剤や洗剤といった自動再購入する衣類処理剤の種別及びメーカーを示す種別及びメーカー表示モジュールを更に備える。当該表示インターフェースの末尾には、製品メーカー選択キーが表示されている。ここで、
図4におけるメーカー設定キーを参照する。ユーザは、当該設定キーを選択して販売者サーバに接続する。そして、販売者サーバのウェブページを閲覧し、所望の衣類処理剤の種別及び対応メーカーを選択する。
【実施例16】
【0178】
本実施例では、洗浄システムが自宅における衣類処理剤のストック量の更新を長期的に追跡する過程で、実際のストック量から徐々に逸脱していくことから、ストック量を修正し、ストック量の更新精度を高める必要があるとの点を考慮する。修正は定期的に行ってもよいし、ユーザによるストック量の調整及び修正を随時受け付けてもよい。
【0179】
洗浄システムがユーザの操作を受け付けてストック量を調整する際、洗浄システムは、ユーザによる前記ストック量の再編集命令を受け付けるか、現在更新されているストック量をベースとしたユーザによる前記ストック量の編集命令を受け付けて、前記ストック量を修正する。なお、現在更新されているストック量をベースとしてストック量を編集及び修正する方が簡単且つ便利である。
【0180】
ストック量を再編集する場合には、洗浄システムは、ユーザが文字又は数字を編集することで再設定した自宅のストック量を受け付ける。或いは、洗浄システムは、ユーザが編集した自宅における衣類処理剤の余剰パッケージ数を受け付ける。
【0181】
好ましくは、前記洗浄システムはディスプレイ(例えば、スマート端末)を含み、ディスプレイに自宅における衣類処理剤のパッケージ数を表す複数のアイコンを表示する。各アイコンは自宅ストックの衣類処理剤1ボトル/パッケージに対応している。上記の現在更新されているストック量をベースとして前記ストック量を修正する場合には、洗浄システムは、ユーザがアイコンを削除又は追加することで修正した自宅のストック量を受け付ける。
【0182】
好ましくは、洗浄システムは、ユーザがアイコンを選択して当該アイコンが表すパッケージの具体的な衣類処理剤残量を修正する操作を更に受け付ける。
【0183】
好ましくは、前記ディスプレイはタッチディスプレイである。タッチディスプレイには、残量修正欄と、自宅における衣類処理剤のストック量を表す複数のアイコンが表示される。ユーザがいずれかのアイコンを選択すると、対応するパッケージ内の衣類処理剤の残量を当該残量修正欄で設定可能となる。
【0184】
好ましくは、前記残量設定欄には割合アイコンと位置アイコンが含まれる。ユーザによる前記位置アイコンのドラッグを受け付けると、位置アイコンの終点位置に基づいて、対応するパッケージ内における衣類処理剤の残存割合が特定される。
【0185】
上記の方案では、パッケージ内の残量が不確定な場合、ユーザは、感覚に基づいて残存割合を大まかに調節することができる。当該方式は操作が簡単であり、ユーザにとって使用しやすい。
【0186】
好ましくは、洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含み、洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有する。上記のユーザの操作によりストック量を調整する際には、更に、洗浄システムがユーザにより設定された前記貯蔵ケース内の衣類処理剤の残量を受け付ける。
【0187】
好ましくは、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる残量チェックを補助する目盛線が設けられている。
【0188】
上記の方案では、貯蔵ケース内の残量を設定することで修正精度を向上させる。
【0189】
好ましくは、洗浄システムの表示インターフェースには修正キーが備わっている。当該キーを触発することで、表示インターフェースは、ユーザによる修正操作を受け付けるべくストック量修正インターフェースに進む。
【0190】
好ましくは、前記修正インターフェースはオフライン購入オプションを含む。これにより、ユーザは、オフラインで購入した衣類処理剤の情報を入力可能となる。洗浄システムは、現在のストック量に当該ユーザが入力した情報を加えることで現在のストック量を取得する。
【0191】
上記の方案では、オフライン購入オプションを設置することで、オフライン購入とオンライン購入を同期させる。これにより、自宅における衣類処理剤のストック量が包括的に修正されるため、更新されるストック量が正確且つ有用となる。
【0192】
好ましくは、洗浄システムは自動投入機能を有する洗浄装置を含む。洗浄装置は、衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを有する。洗浄システムは、衣類処理剤が不足した状態で、洗浄装置がN回連続で洗浄プログラムを実行したか否かを検出し、実行した場合には、自宅におけるストック量を0に自動修正する。
【0193】
好ましくは、前記Nは2~4である。
【0194】
上記の方案では、特殊な状況において洗浄システムがストック量を自動修正するため、スマート化の度合が高い。
【実施例17】
【0195】
本実施例では、ユーザが、自動再購入サービスを一定期間使用したあと、何らかの要因で当該サービスを取り消したが、一定期間後に当該自動再購入サービスの使用を再び開始したというように、初めてではない自動再購入サービスの開始を制御する場合について詳細に述べる。
【0196】
当該自動再購入機能をオフにしたあと、当該自動再購入機能を再開する場合、洗浄システムは、まずユーザによる再購入情報の再設定を受け付ける過程を実行し、前記再購入情報に基づいて対応する自動再購入サービスを実行する。
【0197】
好ましくは、上記のユーザによる再購入情報の再設定を受け付ける過程を実行する際、洗浄システムは、ユーザが再編集した再購入情報を受け付ける。或いは、洗浄システムはデフォルトの再購入情報を提供し、ユーザによる前記デフォルトの再購入情報の確認又は調整を受け付ける。
【0198】
好ましくは、前記デフォルトの再購入情報は、自動再購入機能を前回オフにする前の再購入情報である。洗浄システムは、表示インターフェースに当該自動再購入情報を表示して、ユーザによる前記再購入情報の調整を受け付ける。
【0199】
上記の方案において、デフォルトの再購入情報は、自動再購入機能を前回オフにする前の再購入情報であるため、ユーザは再購入情報を迅速に確認及び修正しやすい。
【0200】
好ましくは、洗浄システムは、ユーザが自動再購入機能の開始を再び要求した場合、自動再購入機能を前回オフにしたときから今回の要求までの時間差を検出し、前記時間差が所定の値Tよりも大きいか否かを判断する。そして、大きい場合には、ブランクの再購入情報設定インターフェースを表示して、ユーザが再編集した再購入情報を受け付ける。一方、大きくない場合には、自動再購入機能を前回オフにする前に設定されていた再購入情報を表示して、ユーザによる前記再購入情報の確認又は修正を受け付ける。
【0201】
上記の方案では、時間差がTよりも小さい場合には、ユーザの自宅における各種情報にそれほど変化はないと思われる。よって、自動再購入機能を前回オフにする前に設定されていた再購入情報を表示する。当該設計はより合理的である。
【0202】
好ましくは、前記Tは1~100日とする。
【0203】
好ましくは、洗浄システムはスマート端末を含む。スマート端末は、デフォルトの再購入情報を有する表示インターフェースを表示する。表示インターフェースには編集キーが表示されており、当該編集キーを触発することで、スマート端末は再購入情報を設定するための編集可能インターフェースに切り替えられる。
【0204】
好ましくは、前記編集可能インターフェースは、衣類処理剤初期ストック量設定欄を含む。当該初期ストック量設定欄には、衣類処理剤残量設定欄と洗浄装置内残量設定欄が含まれる。洗浄システムは、ユーザが編集した各残量を加算することで自宅における衣類処理剤の初期ストック量を取得する。
【0205】
洗浄システムは、前記初期ストック量と洗浄装置側での衣類処理剤の消費量に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量を更新するとともに、前記ストック量に基づいて衣類処理剤を購入するか否かを判断する。
【0206】
好ましくは、前記衣類処理剤残量設定欄は、洗剤残量設定サブフィールドと柔軟剤残量設定サブフィールドを含む。また、前記洗浄装置内残量設定欄も、洗剤残量設定サブフィールドと柔軟剤残量設定サブフィールドに分けられる。洗浄システムは、2種類の洗剤残量を加算することで自宅における洗剤の初期ストック量を取得し、2種類の柔軟剤残量を加算することで自宅における柔軟剤の初期ストック量を取得する。
【0207】
好ましくは、ユーザが再購入情報の再設定を終えて確認したあと、スマート端末は前記表示インターフェースに切り替えられる。当該表示インターフェースは、体積又は重量を表示することで、自宅における衣類処理剤の初期ストック量を提示する。当該体積又は重量は、ユーザが編集した各残量を累加することで得られる。
【0208】
好ましくは、洗浄システムがユーザによる再購入情報の再設定を受け付ける過程を実行する際に、更に、洗浄システムは、ユーザに対し衣類処理剤を変更するか否かを提示する。そして、ユーザが衣類処理剤製品を変更する旨を確認すると、当該スマート端末が販売者サーバに接続されて、ユーザが所望の衣類処理剤を選択できるよう商品リストを表示する。
【0209】
好ましくは、洗浄システムがユーザによる再購入情報の再設定を受け付ける過程を実行する際に、更に、ユーザによる配送情報の編集/確認を受け付ける。洗浄システムは、前記配送情報に基づいて物流情報シートを生成する。
【0210】
好ましくは、前記配送情報には、受取住所、荷受人、連絡方法が含まれる。
【実施例18】
【0211】
本実施例において、洗浄システムは、ユーザが設定した再購入情報を自動的に又は予め受け付ける。前記販売者サーバと洗浄装置/家電サーバは、前記再購入情報に基づいて衣類処理剤の自動購入過程を実行する。
【0212】
好ましくは、前記再購入情報には再購入閾値が含まれており、洗浄装置/家電サーバにより更新されたストック量が当該再購入閾値を下回った場合に、前記注文書を生成するよう販売者サーバを促す。
【0213】
或いは、前記再購入閾値は、洗浄システムが自宅における衣類処理剤の消費速度に基づいて自動的に決定する値である。
【0214】
上記の方案において、洗浄システムは、自宅における衣類処理剤の消費速度に基づいて再購入閾値を自動的に決定する。当該再購入閾値は、衣類処理剤を購入してから衣類処理剤が配達される日まで、自宅の衣類処理剤が十分にあり、使い切ることがないとの状況を満たすものである。
【0215】
好ましくは、前記再購入情報には、衣類処理剤の種別及びメーカーパラメータが更に含まれている。販売者サーバは、前記種別及びメーカーパラメータに基づいて、前記注文書における衣類処理剤の種別及びメーカーを決定する。
【0216】
上記の方案において、ユーザは購入したい衣類処理剤を予め設定しておく。販売者サーバは、ユーザの選択に基づいてその後の注文書における衣類処理剤製品を決定する。
【0217】
好ましくは、前記再購入情報には購入量パラメータが更に含まれる。洗浄システムは、前記購入量パラメータに基づいて前記注文書における購入量情報を決定する。
【0218】
或いは、洗浄システムは、ユーザの自宅における衣類処理剤の消費速度を分析し、前記消費速度に基づいて購入量情報を決定する。
【0219】
上記の方案において、洗浄システムは、ユーザの自宅における衣類処理剤の消費速度を分析する。消費速度が速いほど、決定される購入量は大きくなる。
【0220】
加えて、洗浄システムは、ユーザが設定した配送先住所、連絡方法等を含む配送情報を受け付ける。
【0221】
好ましくは、ストック量が再購入閾値に達したか、再購入閾値を下回った場合、販売者サーバは当該家庭に未配達の注文書が存在するか否かを更に検出する。そして、存在する場合には注文書を生成せず、存在しない場合には前記注文書を生成する。
【0222】
上記の方案において、家庭に未配達の注文書が存在する場合には、ユーザが衣類処理剤を購入済みであることを意味するため、重ねて購入する必要はない。
【0223】
好ましくは、前記注文書についてユーザの商品受領を検出したあと、洗浄装置/家電サーバは前記ストック量を更新する過程を更に実行する。洗浄装置/家電サーバは、前回更新したストック量に前記注文書での購入量を加えることで自宅における現在のストック量を取得するよう制御する。
【0224】
好ましくは、販売者サーバが注文書を生成したあと、更に、ユーザに注文書の確認を促す過程を含む。
【0225】
好ましくは、洗浄システムは更にスマート端末を含む。前記販売者サーバは、注文書を生成したあとスマート端末に送信する。スマート端末は、ユーザによる前記注文書の確認又は取り消しの選択操作を受け付ける。
【0226】
上記の方案は選択可能な方案であり、ユーザの習慣の違いに応じて設定される。当該方案では、ユーザも自動購入活動に関与する。
【0227】
好ましくは、洗浄システムが所定の時間Tが経ってもユーザによる前記注文書の決定を受け付けなかった場合、販売者サーバは前記注文書を自動的に取り消す。
【0228】
好ましくは、時間Tは12~36時間とする。
【0229】
上記の方案において、ユーザが長時間にわたって前記注文書を確認しなかった場合には、ユーザのニーズを考慮して当該注文書を自動的に取り消す。
【0230】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入装置を含み、自動投入装置は貯蔵ケースを有している。洗浄装置が、貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足した状態で洗浄プログラムをN回連続で実行した場合には、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを自動的に促す。
【0231】
好ましくは、前記Nは2~5である。
【0232】
上記の方案において、洗浄装置が貯蔵ケース内の衣類処理剤が不足した状態で洗浄プログラムをN回連続で実行した場合には、すでに自宅に衣類処理剤が存在しないことを意味するため、そのまま自動的に注文書を生成し、ユーザに出荷する。
【実施例19】
【0233】
本実施例は、上記実施例における洗浄システムのシステム構成及び制御方法と組み合わせて、好ましい制御方法を提供する。当該制御方法は、以下のステップを含む。
【0234】
S101:洗浄装置が起動して、液位状態検出装置が、貯蔵ケース内の液位が所定の液位(接水スイッチの位置)に達したか否かを検出する。そして、達している場合にはステップS102に進み、達していない場合には今回の制御を終了する。
【0235】
S102:洗浄装置は、衣類処理剤が不足している旨の注意喚起信号を発する。
【0236】
S103:家電サーバは、前記注意喚起信号が取り消されたか否かを検出する。そして、取り消された場合にはステップS104に進み、取り消されていない場合にはステップS103に進む。
【0237】
S104:家電サーバは、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0238】
S105:家電サーバは、自宅における衣類処理剤のストック量が再購入閾値を下回ったか否かを判断する。そして、下回った場合にはステップS106に進み、下回っていない場合には今回の制御を終了する。
【0239】
S106:家電サーバは、衣類処理剤購入の注文書を生成するよう販売者サーバを促す。また、洗浄システムは、前記注文書を確認するようユーザを促す。そして、ユーザが前記注文書を確認した場合にはステップS107に進み、確認しなかった場合には前記注文書を取り消して今回の制御を終了する。
【0240】
S107:ユーザによる商品受領確認を検出すると、家電サーバは自宅における衣類処理剤のストック量を更新するよう制御する。
【実施例20】
【0241】
本実施例は、洗浄システムの制御方法を提供する。洗浄システムは、制御端末と複数の洗浄装置を含む。前記制御方法では、各洗浄装置が当該装置による衣類処理剤の消費量をそれぞれ検出する。前記制御端末は、各洗浄装置による消費量に基づいて衣類処理剤のストック量を更新する。
【0242】
上記の方案では、複数の洗浄装置による洗濯添加剤の消費量に基づいて洗濯添加剤のストック量を特定し、ストックが不足している場合には、洗濯添加剤の購入をユーザに促すか、自動的に購入することができる。これにより、人々の生活に非常に大きな利便性がもたらされ、洗濯添加剤の購入を失念することで洗濯に支障をきたすとの事態が防止される。
【0243】
好ましくは、上記の衣類処理剤のストック量を更新する際、制御端末は、各洗浄装置から送信された消費量情報をそれぞれ受信し、前回更新されたストック量から各洗浄装置による消費量を減じることでストック量を更新するよう制御する。
【0244】
上記の方案では、家庭又はその他の応用シーンに適用する際に、1つのユニットが複数の洗浄装置を含んでいる場合、制御端末は各洗浄装置から送信された消費量情報をそれぞれ受信して、当該ユニットのストック量を更新する。
【0245】
好ましくは、洗浄装置が検出する消費量情報は洗浄装置への投入量である。制御端末は、前回更新されたストック量から各洗浄装置への投入量を減じることで前記ストック量を更新するよう制御する。
【0246】
上記の方案において、洗浄装置は自動投入機能を有する。洗浄の度に、洗浄装置は投入量を自動的に特定し、制御端末に送信する。
【0247】
好ましくは、洗浄装置が検出する消費量情報は、洗浄装置に補給された衣類処理剤の補給量である。制御端末は、前回更新されたストック量から各洗浄装置への補給量を減じることで前記ストック量を更新するよう制御する。
【0248】
上記の方案では、ユーザが洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給量を検出する。補給量は、洗浄装置のそれまでの消費量を表す。
【0249】
好ましくは、洗浄システムはクライアントを含む。クライアントは、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて衣類処理剤の初期ストック量を設定する。前記初期ストック量には、各洗浄装置内に貯蔵されている衣類処理剤の残量と、パッケージ内に貯蔵されている衣類処理剤のストック量が含まれる。制御端末は、前記初期ストック量と各洗浄装置による消費量に基づいて前記ストック量を更新する。
【0250】
上記の方案において、クライアントには然るべきAPPプログラムがインストールされている。ユーザが当該APPプログラムに初期ストック量を設定することで、制御端末は当該初期ストック量に基づいて更新操作を実施可能となる。
【0251】
好ましくは、前記クライアントに複数の洗浄装置をバインディングして、ユーザの然るべき操作を受け付け可能とする。また、いくつかの洗浄装置を1つのグループとし、制御端末が、各グループ内の各洗浄装置による消費量に基づいて当該グループに対応するストック量を更新する。
【0252】
上記の方案において、ユーザは、クライアントを通じて操作することで、自宅における各洗浄装置を1つのグループに設定したあと、当該グループについて初期ストック量情報を設定する。制御端末は、当該グループ内の各洗浄装置による衣類処理剤の消費量及び初期ストック量に基づいてストック量を更新する。
【0253】
好ましくは、前記制御端末は、各グループの洗浄装置における衣類処理剤のストック量が再購入閾値を下回っているか否かを判断し、下回っている場合には衣類処理剤を自動的に購入する。
【0254】
好ましくは、前記再購入閾値は、ユーザが入力した然るべき数値に基づいてクライアントにより設定される。或いは、前記再購入閾値は、同一グループの洗浄装置における衣類処理剤全体の消費速度に基づき自動的に設定される。或いは、前記再購入閾値は、同一グループの洗浄装置における残りの洗浄回数に基づき自動的に設定される。
【0255】
好ましくは、制御端末は、ストック量が所定の値Qを下回ったか否かを判断する。そして、下回っている場合には、制御端末が衣類処理剤を自動的に購入する。
【0256】
好ましくは、前記所定の値Qは、洗浄装置によるN回の洗浄に十分な値である。
【0257】
上記の方案において、所定の値Qは洗浄装置によるN回の洗浄に十分な値であることから、購入した衣類処理剤が配達されるまで、自宅では更にN回の洗浄を実施可能である。よって、通常の家庭生活に支障をきたすことがない。
【0258】
或いは、前記所定の値Qは、対応するグループの各洗浄装置がそれぞれN回の洗浄を実行するのに十分な値である。
【0259】
上記の方案において、所定の値Qは、対応するグループの各洗浄装置がそれぞれN回の洗浄を実行するのに十分な値であることから、更に、購入した衣類処理剤が配達されるまで、自宅における役割の異なる各洗浄装置はいずれも正常に動作可能である。よって、一部の洗浄対象物を洗浄できないとの事態は発生し得ない。
【0260】
前記Nは1~3である。
【0261】
好ましくは、各洗浄装置は異なる衣類処理剤を使用する。制御端末は、それぞれ各洗浄装置による消費量に基づいて、対応する洗浄装置における衣類処理剤のストック量を更新する。そして、いずれかの洗浄装置におけるストック量が不足している場合には、然るべき衣類処理剤を自動的に購入する。
【0262】
上記の方案において、自宅には複数の洗浄装置が備わっている。また、各洗浄装置はそれぞれ異なる衣類の洗浄に用いられるため、使用する洗剤が異なっている。例えば、自宅に大人の衣類を洗浄するための洗浄装置と、乳児の衣類を洗浄するための洗浄装置が存在しているとする。この場合、2種類の洗浄装置は異なる衣類処理剤を使用するため、2つの洗浄装置による消費量をそれぞれ検出して、2つの洗浄装置におけるストック量をそれぞれ更新する必要がある。そして、いずれかの洗浄装置における衣類処理剤のストック量が不足した場合には、当該洗浄装置で使用する衣類処理剤を購入する。
【0263】
説明すべき点として、本発明における洗濯添加剤との用語には、衣類処理剤及び柔軟剤が含まれる。
【実施例21】
【0264】
本実施例では、上記各実施例の制御方法を用いる洗浄システムを提供する。当該洗浄システムは、洗浄装置とクラウドサーバを含む。洗浄装置は制御モジュールと通信モジュールを含む。前記制御モジュールは、洗浄装置における衣類処理剤の消費量情報を取得するために用いられる。前記通信モジュールはクラウドサーバに通信接続されて、クラウドサーバに前記消費量情報をアップロードする。前記クラウドサーバは、前記消費量情報に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新するために用いられる。
【0265】
本発明では、クラウドサーバによって、洗浄装置側の検出情報を受信して自宅のストック量を更新し、ユーザに提示する。よって、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき、衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【0266】
好ましくは、前記洗浄装置は自動投入装置を含む。前記制御モジュールは、制御するよう前記自動投入装置に接続されて、自動投入装置の投入量を制御するために用いられる。前記通信モジュールは、前記制御モジュールに接続されて、前記投入量をクラウドサーバに送信するために用いられる。
【0267】
或いは、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、貯蔵ケース内には、衣類処理剤が補給されたか否かを検出する検出装置が設置されている。前記検出モジュールは制御モジュールに電気的に接続される。前記通信モジュールは、前記制御モジュールに電気的に接続されて、検出装置の検出信号をクラウドサーバに送信するために用いられる。クラウドサーバは、前記検出信号を受信すると、自宅における衣類処理剤のストック量を更新する。
【0268】
更に、前記検出装置は、貯蔵ケース内の所定の位置に設置される接水スイッチを含む。接水スイッチは、水に触れていない状態から水に触れている状態に変化した際に補給信号を生成する。通信モジュールは、前記補給信号をクラウドサーバに送信する。クラウドサーバは、当該補給信号を受信すると、自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新する。ここで、ユーザによる毎回の補給量は固定値である。そのため、各補給信号は、ユーザが貯蔵ケース内に定量の衣類処理剤を補給したことを表す。実質的に、各補給信号は、決まった衣類処理剤の消費量を表す。
【0269】
好ましくは、前記クラウドサーバは家電サーバと販売者サーバを含む。家電サーバと販売者サーバは通信接続される。前記家電サーバは、自宅における衣類処理剤のストック量を更新するために用いられる。前記販売者サーバは、家電サーバの命令に基づき、衣類処理剤購入の注文書を自動的に生成するために用いられる。
【0270】
なお、言うまでもなく、クラウドサーバは家電サーバと販売者サーバを集約した1つの独立したサーバであってもよい。
【0271】
好ましくは、入力装置を含む。前記入力装置は前記家電サーバと通信接続し、ユーザが設定した自宅の初期ストック量情報、及び/又は、修正された自宅における衣類処理剤のストック量情報を受け付ける。前記家電サーバは、前記初期ストック量情報に基づいてストック量の更新操作を実行するために用いられる。
【0272】
上記の方案において、入力装置は家電サーバと通信接続し、ユーザが設定した初期ストック量情報を受け付ける。家電サーバは、前記初期ストック量に基づいて更新操作を実行する。加えて、自宅における衣類処理剤のストック量を長期的に更新しているうちに実際の値とのズレが生じることを考慮して、当該入力装置は、更に、ユーザの操作により修正された自宅における衣類処理剤のストック量情報を受け付けるためにも用いられる。
【0273】
好ましくは、前記入力装置は前記販売者サーバと通信接続する。入力装置は、ユーザが設定した自動再購入情報を受け付けて販売者サーバに送信する。販売者サーバは、前記自動再購入情報に基づいて注文書における各情報を決定するために用いられる。
【0274】
好ましくは、前記自動再購入情報には購入物情報と配送情報が含まれている。また、前記購入物情報には衣類処理剤の種別情報とメーカー情報が含まれており、前記配送情報には配送先住所情報と連絡方法情報が含まれている。
【0275】
上記の方案では、自動購入する具体的製品を入力装置を通じて設定可能である。
【0276】
好ましくは、前記入力装置は洗浄装置に設置される。入力装置は、洗浄装置の通信モジュールに接続されて、受け付けたユーザによる入力情報を前記通信モジュールを通じて家電サーバ及び/又は販売者サーバに送信する。
【0277】
上記の方案において、入力装置は洗浄装置に設置されているため、ユーザは、洗浄装置側から入力装置を通じて各情報を容易に設定可能である。
【0278】
更に、前記洗浄装置はディスプレイを含む。前記ディスプレイには設定インターフェースが表示される。入力装置は、ユーザが入力した然るべき情報に基づいて、初期ストック量情報の設定、及び/又はストック量情報の修正、及び/又は自動再購入情報の設定を行い、設定インターフェースにユーザが設定した然るべき情報が表示される。
【0279】
より好ましくは、前記入力装置とディスプレイは一体的に設計される。例えば、これらは洗浄装置に設置されるタッチディスプレイである。
【0280】
或いは、前記入力装置はスマート端末である。スマート端末は、前記家電サーバと販売者サーバに通信接続される。スマート端末にはアプリケーションプログラムがインストールされており、アプリケーションプログラムの設定インターフェースによってユーザが入力した設定情報を受け付ける。
【0281】
本実施例の洗浄システムは、洗浄装置とクラウドサーバを含む。洗浄装置は制御モジュールと通信モジュールを含む。前記制御モジュールは、洗浄装置における衣類処理剤の消費量情報を取得するために用いられる。前記通信モジュールはクラウドサーバに通信接続されて、クラウドサーバに前記消費量情報をアップロードする。前記クラウドサーバは、前記消費量情報に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新するために用いられる。本発明では、クラウドサーバが洗浄装置側の検出情報を受信して自宅のストック量を更新し、ユーザに提示する。よって、ユーザは自宅における衣類処理剤のストック量を把握しやすい。ユーザは、自宅における衣類処理剤のストック量に基づき衣類処理剤を事前に購入できるため、自宅における衣類処理剤のストック量が不足している場合にユーザがそれを知らず、家庭での洗濯に支障をきたすことで、ユーザに不都合が生じるとの事態が防止される。
【0282】
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる任意の簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2021-05-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄装置と制御端末を含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に補給した衣類処理剤の補給量を取得し、前記制御端末は前記補給量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出することで前記補給量を取得し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記制御端末は、前記洗浄装置が補給イベントを検出すると、前のサイクルで更新されたストック量から前記固定値を減じることで自宅における現在のストック量を取得することを特徴とする請求項1に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項3】
前記固定値は所定の値であり、
或いは、前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられており、前記固定値は、前記貯蔵ケースの最大容量と、前記接水スイッチの位置に対応する前記貯蔵ケース内の衣類処理剤量との差であり、
好ましくは、前記接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項2に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項4】
前記接水スイッチは、前記貯蔵ケース内であって、少なくともN回の洗浄を前記洗浄装置に実施させられる液位箇所に設置され、
好ましくは、前記Nは1~4であり、より好ましくは、前記Nは3であり、
最適には、前記接水スイッチは、前記貯蔵ケース内における衣類処理剤の容量が300mlを超える液位箇所に設置されることを特徴とする請求項3に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項5】
上記のユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出する際には、接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化したか否かを検出し、変化した場合には、ユーザが補給イベントを実行したと判断し、変化していない場合には、ユーザが補給イベントを実行していないと判断することを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項6】
前記洗浄装置は、衣類処理剤が前記貯蔵ケースに満杯であるか否かを検出する検出装置を含み、前記洗浄装置は、補給イベントにおいて前記貯蔵ケースが満杯でないことを検出すると、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項3又は4に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項7】
前記貯蔵ケース内には、前記貯蔵ケースにおける衣類処理剤の不足状態を検出するための第1接水スイッチが設置されており、前記検出装置は、前記貯蔵ケースにおける衣類処理剤の満杯状態を検出するための第2接水スイッチを含み、前記第1接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化し、且つ、前記第2接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項6に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項8】
前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントにおいて、ユーザが入力した補給量を受け付け、前記制御端末は、前記補給量に基づいて自宅のストック量を更新し、
好ましくは、前記洗浄装置は貯蔵ケースを含んでおり、前記貯蔵ケース内には、ユーザによる補給量の算出を補助する目盛線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項9】
洗浄イベントのあと、ユーザによる補給量の入力を前記洗浄装置が検出しなかった場合/前記貯蔵ケースが満杯になっていないことを前記洗浄装置が検出した場合、洗浄システムはストック量の更新に失敗したことをユーザに提示することを特徴とする請求項7又は8に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項10】
前記洗浄システムはスマート端末を更に含み、前記洗浄装置が補給イベントを検出したあと、前記スマート端末は、ユーザが補給量を入力するためのフォーム情報をプッシュすることを特徴とする請求項9に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項11】
洗浄装置とクラウドサーバを含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、衣類処理剤の消費量を検出するか、ユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出して、検出結果を前記クラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記検出結果に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項12】
前記洗浄装置は、洗浄装置内へ衣類処理剤を補給する隣り合う2度の補給イベントにおける洗浄装置への衣類処理剤の総投入量を累計し、累計値をクラウドサーバにアップロードし、前記クラウドサーバは、前記累計値を受信したあと、自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする請求項11に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項13】
上記のユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出する際、前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記洗浄装置は、前記補給イベントを検出すると補給信号を生成し、前記補給信号をクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、前回更新したストック量から前記固定値を減じて現在のストック量を取得することを特徴とする請求項12に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項14】
前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、前記貯蔵ケース内には接水スイッチが設けられており、前記固定値は、前記貯蔵ケースの最大容量から前記接水スイッチの位置に対応する前記貯蔵ケース内の衣類処理剤量を減ずることで得られ、
好ましくは、前記接水スイッチが水に触れていない状態の場合、前記洗浄装置は、前記貯蔵ケースを衣類処理剤で満杯にするようユーザに促すことを特徴とする請求項13に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項15】
前記接水スイッチが水に触れていない状態から水に触れている状態に変化すると、前記洗浄装置は前記補給信号を生成し、クラウドサーバに送信することで自宅における衣類処理剤のストック量の更新を行うことを特徴とする請求項14に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項16】
前記洗浄装置は、いずれかの洗浄イベントにおいて前記接水スイッチが水に触れていない状態であることを検出すると、衣類処理剤が不足している旨の信号を生成してクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、更に、衣類処理剤が不足している旨の注意喚起信号を連続受信した回数が所定の値Mよりも小さかったか否かを判断し、小さかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤の量が前記固定値であったと判断し、小さくなかった場合には、ユーザが補給した衣類処理剤量が前記貯蔵ケースの最大貯蔵量であったとみなし、
好ましくは、前記Mは1~4であることを特徴とする請求項14又は15に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項17】
洗浄装置とスマート端末を含む洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄装置は、衣類処理剤の消費量を検出するか、ユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出して、検出結果を前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、前記検出結果に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項18】
上記のユーザが前記洗浄装置に補給した衣類処理剤の補給情報を検出する際、前記洗浄装置は、ユーザが前記洗浄装置内に衣類処理剤を補給する補給イベントを検出し、各補給イベントでユーザが補給する衣類処理剤の量は固定値であり、前記洗浄装置は、前記補給イベントを検出すると補給信号を生成し、前記補給信号を前記スマート端末に送信し、前記スマート端末は、前記補給信号を受信すると、前回更新したストック量から前記固定値を減じて現在のストック量を取得することを特徴とする請求項17に記載の洗浄システムの制御方法。
【請求項19】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは、衣類処理剤の消費量を検出し、前記衣類処理剤の消費量に基づいて自宅における衣類処理剤のストック量を更新し、
前記洗浄システムは、衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含んでおり、前記洗浄システムは、ユーザが前記貯蔵ケース内に補給した衣類処理剤の補給量を検出し、前記補給量は衣類処理剤の消費量を表しており、前記洗浄システムは、初期ストック量から各回の補給量を順に減じて自宅における衣類処理剤のストック量を更新することを特徴とする制御方法。
【請求項20】
洗浄システムの制御方法であって、
前記洗浄システムは制御端末と複数の洗浄装置を含み、前記制御方法では、各洗浄装置が当該装置による衣類処理剤の消費量をそれぞれ検出し、前記制御端末は、各洗浄装置による消費量に基づいて衣類処理剤のストック量を更新し、
前記洗浄装置が検出する消費量情報は、前記洗浄装置に補給された衣類処理剤の補給量であり、前記制御端末は、前回更新されたストック量から各洗浄装置への補給量を減じることで前記ストック量を更新するよう制御することを特徴とする制御方法。
【請求項21】
洗浄システムであって、
洗浄装置とクラウドサーバを含み、前記洗浄装置は制御モジュールと通信モジュールを含み、前記制御モジュールは、前記洗浄装置における衣類処理剤の消費量情報を取得するために用いられ、前記通信モジュールはクラウドサーバに通信接続されて、前記クラウドサーバに前記消費量情報をアップロードし、クラウドサーバは、前記消費量情報に基づいて、自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新するために用いられることを特徴とする洗浄システム。
【請求項22】
前記洗浄装置は衣類処理剤を貯蔵する貯蔵ケースを含み、前記貯蔵ケース内には、衣類処理剤の補給を検出する検出装置が設置されており、前記検出モジュールは前記制御モジュールに電気的に接続され、前記通信モジュールは、前記制御モジュールに電気的に接続されて、前記検出装置の検出信号をクラウドサーバに送信するために用いられることを特徴とする請求項21に記載の洗浄システム。
【請求項23】
前記検出装置は、前記貯蔵ケース内の所定の位置に設置される接水スイッチを含み、前記接水スイッチは、水に触れていない状態から水に触れている状態に変化した際に補給信号を生成し、前記通信モジュールは、前記補給信号をクラウドサーバに送信し、前記クラウドサーバは、前記補給信号を受信すると、自宅における衣類処理剤のストック量情報を更新することを特徴とする請求項22に記載の洗浄システム。
【国際調査報告】