(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-06
(54)【発明の名称】ロタウイルスVP7融合タンパク質およびそれらを含むロタウイルス様粒子
(51)【国際特許分類】
C12N 15/62 20060101AFI20220330BHJP
C12N 15/46 20060101ALI20220330BHJP
C07K 19/00 20060101ALI20220330BHJP
C07K 14/14 20060101ALI20220330BHJP
C12N 7/01 20060101ALI20220330BHJP
C12N 5/10 20060101ALI20220330BHJP
C07K 16/00 20060101ALI20220330BHJP
C12P 21/08 20060101ALI20220330BHJP
A61K 39/15 20060101ALI20220330BHJP
A61P 37/04 20060101ALI20220330BHJP
A61P 31/12 20060101ALI20220330BHJP
A61K 38/16 20060101ALI20220330BHJP
【FI】
C12N15/62 Z ZNA
C12N15/46
C07K19/00
C07K14/14
C12N7/01
C12N5/10
C07K16/00
C12P21/08
A61K39/15
A61P37/04
A61P31/12
A61K38/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021548591
(86)(22)【出願日】2020-02-19
(85)【翻訳文提出日】2021-10-15
(86)【国際出願番号】 CA2020050212
(87)【国際公開番号】W WO2020168424
(87)【国際公開日】2020-08-27
(32)【優先日】2019-02-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】502121395
【氏名又は名称】メディカゴ インコーポレイテッド
(71)【出願人】
【識別番号】000002956
【氏名又は名称】田辺三菱製薬株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100150500
【氏名又は名称】森本 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100176474
【氏名又は名称】秋山 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ダウスト,マルク-アンドレ
(72)【発明者】
【氏名】ラボイエ,ピエール-オリヴィエ
【テーマコード(参考)】
4B064
4B065
4C084
4C085
4H045
【Fターム(参考)】
4B064AG27
4B064CA11
4B064CA19
4B064CC24
4B064DA01
4B065AA88X
4B065AA88Y
4B065AA89X
4B065AA89Y
4B065AA95X
4B065AA95Y
4B065AB01
4B065AC14
4B065CA24
4B065CA25
4B065CA45
4C084AA01
4C084AA02
4C084BA01
4C084BA08
4C084BA44
4C084CA01
4C084CA53
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB09
4C084ZB33
4C085AA03
4C085BA56
4C085CC08
4C085DD62
4C085EE01
4H045AA10
4H045AA11
4H045BA41
4H045CA01
4H045CA40
4H045DA50
4H045DA76
4H045EA20
4H045EA31
4H045FA72
4H045FA74
(57)【要約】
ロタウイルスVP7融合タンパク質および前記ロタウイルスVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子(RLP)をコードする核酸が提供される。植物におけるロタウイルスVP7融合タンパク質およびRLPの生成のための方法もまた記載される。前記VP7融合タンパク質は、7-1aサブドメインをコードする第1の配列、7-2ドメインをコードする第2の配列、および7-1bサブドメインをコードする第3の配列を含み、前記7-2ドメインの配列は、第1のロタウイルス株に由来し、前記7-1aサブドメインの配列、前記7-1bサブドメインの配列、または前記7-1aサブドメインの配列および前記7-1bサブドメインの配列は、第2のロタウイルス株に由来する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロタウイルスVP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含む核酸であって、前記配列が、7-1aサブドメインをコードする第1の配列、7-2ドメインをコードする第2の配列、および7-1bサブドメインをコードする第3の配列を含み、
前記7-2ドメインの配列が、第1のロタウイルス株に由来し、
前記7-1aサブドメインの配列、前記7-1bサブドメインの配列、または前記7-1aサブドメインの配列および前記7-1bサブドメインの配列が、第2のロタウイルス株に由来するものであって、
前記第1のロタウイルス株が、前記第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である、核酸。
【請求項2】
前記7-2ドメインおよび前記7-1bサブドメインが、第1のロタウイルス株に由来し、前記7-1aサブドメインが、第2のロタウイルス株に由来する、請求項1に記載の核酸。
【請求項3】
前記7-2ドメインおよび前記7-1aサブドメインが、第1のロタウイルス株に由来し、前記7-1bサブドメインが、第2のロタウイルス株に由来する、請求項1に記載の核酸。
【請求項4】
前記7-2ドメインが、第1のロタウイルス株に由来し、前記7-1aサブドメインおよび前記7-1bサブドメインが、第2のロタウイルス株に由来する、請求項1に記載の核酸。
【請求項5】
リーダーペプチドおよびグリップアームをさらにコードする、請求項1~4のいずれか1項に記載の核酸であって、前記リーダーペプチドおよびグリップアームが、前記第1のロタウイルス株に由来する、核酸。
【請求項6】
前記第1のロタウイルス株および前記第2のロタウイルス株が、遺伝子型G1~G19を有するロタウイルス株のいずれか1つから選択される、請求項1に記載の核酸。
【請求項7】
前記第1のロタウイルス株が、遺伝子型G12のロタウイルス株である、請求項1に記載の核酸。
【請求項8】
前記第1のロタウイルス株、前記第2のロタウイルス株、または前記第1のロタウイルス株および前記第2のロタウイルス株が、遺伝子型G4のロタウイルス株ではない、請求項1に記載の核酸。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸によってコードされる、ロタウイルスVP7融合タンパク質。
【請求項10】
請求項9に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質を含む、ロタウイルス様粒子(RLP)。
【請求項11】
ロタウイルスタンパク質VP2およびVP6をさらに含む、請求項10に記載のRLP。
【請求項12】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法であって、請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸を含む植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記ロタウイルスVP7融合タンパク質の発現および生成を可能にする条件下でインキュベートすることを含む、方法。
【請求項13】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法であって、請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸を、前記植物、植物の部分、または植物細胞に導入し、次いで前記植物、植物の部分、または植物細胞を、ロタウイルスVP7融合タンパク質の発現および生成を可能にする条件下でインキュベートすることを含む、方法。
【請求項14】
請求項12または13に記載の方法によって生成される、ロタウイルスVP7融合タンパク質。
【請求項15】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルス様粒子(RLP)を生成するための方法であって、
a)請求項9に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質をコードする第1のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第1の調節領域を含む、第1の核酸、ロタウイルスVP2タンパク質をコードする第2のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第2の調節領域を含む、第2の核酸、およびロタウイルスVP6タンパク質をコードする第3のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第3の調節領域を含む、第3の核酸を含む、植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで
b)前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記第1、第2、および第3の核酸の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それにより前記RLPを生成することを含む、方法。
【請求項16】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルス様粒子(RLP)を生成するための方法であって、
a)前記植物、植物の部分、または植物細胞に、
VP2、VP6、および請求項9に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第1のロタウイルス構造タンパク質をコードする第1のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第1の調節領域を含む、第1の核酸、
VP2、VP6、および請求項9に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第2のロタウイルス構造タンパク質をコードする第2のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第2の調節領域を含む、第2の核酸、ならびに
VP2、VP6、および請求項9に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第3のロタウイルス構造タンパク質をコードする第3のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第3の調節領域を含む、第3の核酸
を導入し、次いで
b)前記植物、植物の部分または植物細胞を、前記第1、第2、および第3の核酸の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それによりVP2、VP6、および請求項9に記載のVP7融合タンパク質を含むRLPを生成することを含む、方法。
【請求項17】
c)前記植物、植物の部分、または植物細胞を回収し、次いで
d)前記植物、植物の部分、または植物細胞から前記RLPを抽出し、精製することを含む、請求項15~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1、第2、および第3の核酸が、前記植物、植物の部分、または植物細胞において一過的または安定的に発現される、請求項15または16に記載の方法。
【請求項19】
請求項15~18のいずれか1項に記載の方法によって生成される、RLP。
【請求項20】
請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質を用いて調製される、抗体または抗体フラグメント。
【請求項21】
請求項10または19に記載のRLPを用いて調製される、抗体または抗体フラグメント。
【請求項22】
前記抗体または抗体フラグメントが、7-1aサブドメインのエピトープを認識する、請求項20または21に記載の抗体または抗体フラグメント。
【請求項23】
抗体または抗体フラグメントを生成するための方法であって、請求項7または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLPを、これを必要とする対象、または宿主動物に投与し、それにより抗体または抗体を生成することを含む、方法。
【請求項24】
有効用量の請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLP、ならびに医薬的に許容される担体、アジュバント、ベヒクル、または賦形剤を含む、免疫応答を誘導するための組成物。
【請求項25】
有効用量の請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLPを含む、免疫応答を誘導するためのワクチン。
【請求項26】
対象においてロタウイルス感染に対する免疫を誘導するための方法であって、請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLPを前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項27】
請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLPを含む植物、植物の部分、または植物細胞。
【請求項28】
請求項9または14に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、あるいは請求項10または19に記載のRLPを含む、植物抽出物。
【請求項29】
請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸を含む、植物、植物の部分、または植物細胞。
【請求項30】
植物、植物の部分、または植物細胞におけるロタウイルスVP7融合タンパク質の生成の収量を増加させるための方法であって、
a)請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸を、前記植物、植物の部分、または植物細胞に導入するか、あるいは請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸を含む植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで
b)前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記核酸によってコードされるロタウイルスVP7融合タンパク質の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それにより天然ロタウイルスVP7タンパク質を発現する植物、植物の部分、または植物細胞と比較してより高い収率でロタウイルスVP7融合タンパク質を生成することを含む、方法。
【請求項31】
前記方法が、前記植物、植物の部分、または植物細胞を回収し、次いで前記ロタウイルスVP7融合タンパク質を精製する工程c)をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ロタウイルス融合タンパク質
本開示は、ロタウイルス融合タンパク質、ロタウイルス融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子、およびこれらを生成するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
急性胃腸炎は、先進国と発展途上国の両方において、子供の罹患率と死亡率の主な原因として実証されている。実際に全ての子供は、ロタウイルスに3歳までに少なくとも1回感染していることは十分に立証されている。レオウイルス科の属を構成するロタウイルスは、外観が球形であり、直径が約80nmである。
【0003】
感染性およびサブウイルス性ロタウイルス粒子の構造は、X線結晶学およびクライオEM画像の単一粒子再構成を用いて解明された(McClain B, Settembre E, Temple BR, Bellamy AR, Harrison SC J Mol Biol. 2010;397:587-599)。直径約80nmの感染性三層粒子(TLP)は、他の多くのエンベロープを有しない正二十面体ウイルスと比較して比較的大きい。TLPの最内層はコア殻と呼ばれ、ウイルスのdsRNAゲノムを直接取り囲んでいる。コア殻は、VP2の60個の二量体(102kDa)で構成されている。ロタウイルスVP2殻の周囲には、2つのさらなるタンパク質層がある(Trask et al. Nat Rev Microbiol. 2012 Jan 23; 10(3): 165-177)。中間層は他の2つの層と比べて比較的厚く、VP6の260個の三量体(モノマー、45kDa)で構成されている。VP6がVP2に結合すると、非常に壊れやすいコアが劇的に安定し、非感染性の二重層ウイルス粒子(DLP)が形成される。VP6はまた、宿主細胞への付着と侵入に重要であるロタウイルスの外側カプシドタンパク質のアダプターとしても機能する。具体的には、糖タンパク質VP7の260個の三量体(モノマー、37kDa)がVP6三量体の真上に位置し、連続した有孔殻を形成する。VP7三量体は、安定性について結合カルシウムイオンに依存し、2つのカルシウムイオンが各サブユニット接触面で保持され、これには、三量体ごとに合計6つの結合イオンが必要とされる(Aoki ST, et al. Science. 2009; 324:1444-1447)。ロタウイルスビリオンのVP7層から突き出ているのは、VP6層のペントン周囲チャネル(peripentonal channel)から発出する長さ120Åの60個の三量体のスパイクである。これらのスパイクは、ウイルス付着タンパク質であるVP4(88kDa)によって形成される。外側のカプシドタンパク質VP7およびVP4(VP4切断産物、VP5*およびVP8*を含む)は、ロタウイルス中和抗体の主な標的である。VP7糖タンパク質(G抗原)およびプロテアーゼ感受性スパイクタンパク質のVP4(P抗原)は、配列比較と中和抗体との反応性に基づいてロタウイルス株の血清型を分類するために用いられる。
【0004】
ロタウイルスは、VP6の抗原特性に基づいて、7つのグループ(A~G)とグループAにおける4つのサブグループ(I、II、I+II、および非I/II)に分けられる。2つの外側カプシドタンパク質がウイルスの二重血清型分類を決定し、VP4(プロテアーゼ感受性)がP血清型を決定し、VP7(糖タンパク質)がG血清型を決定する。
【0005】
グループA、B、およびCは、人間と動物の両方で発見されており、グループD、E、およびFは、動物でのみ発見されている。ロタウイルスのグループAは、ヒトにおけるロタウイルス下痢の一般的な原因であり、ワクチン開発の第一候補である。
【0006】
サブグループ間の高い多様性にもかかわらず、VP6タンパク質は、全てのグループAのロタウイルス間で厳密に保存されており、非常に免疫原性がある。但し、カプシドタンパク質VP7およびVP4は、株間で非常に高い多様性を有し、中和抗体の主な標的である。
【0007】
適切な免疫試薬が不足しており、配列決定が容易になっているため、血清型は、同族のロタウイルス遺伝子セグメントの配列間の同一性に基づく遺伝子型で補完されている。これまでに、15Gの遺伝子型(14Gの血清型)が特定され、27個の異なるP遺伝子型のうち、14個のP血清型(1A、1B、および2~14)が利用可能なVP4特異的抗体で特定されている(Matthijnssens J. et al. J. Virol. April 2008 vol. 82 no. 7 3204-3219)。
【0008】
従来、89%のVP7アミノ酸配列同一性のカットオフ値がG遺伝子型を分類するために使用され、異なるG血清型にほぼ完全に一致する(Estes, M. K., and A. Z. Kapikian. 2007. Rotaviruses and their replication, p. 1917-1974. In B. N. Fields, D. M. Knipe, P. M. Howley, D. E. Griffin, R. A. Lamb, M. A. Martin, B. Roizman, and S. E. Straus (ed.), Fields virology, 5th ed. Lippincott, Williams and Wilkins, Philadelphia, PA)。対照的に、Gorzigliaらによって確立されたVP4の89%のアミノ酸同一性のカットオフ値は(Gorziglia, M., G. Larralde, A. Z. Kapikian, and R. M. Chanock. 1990. Antigenic relationships among human rotaviruses as determined by outer capsid protein VP4. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 87:7155-7159.)、異なるP遺伝子型とP血清型の間で絶対的に一致するものではない。具体的に、P血清型は、四角括弧間のアラビア数字で示されるP遺伝子型の約半分について決定されていない(Estes, M. K., and A. Z. Kapikian. 2007. Rotaviruses and their replication, p. 1917-1974. In B. N. Fields, D. M. Knipe, P. M. Howley, D. E. Griffin, R. A. Lamb, M. A. Martin, B. Roizman, and S. E. Straus (ed.), Fields virology, 5th ed. Lippincott, Williams and Wilkins, Philadelphia, PA)。
【0009】
G遺伝子型と血清型の命名法は、同一であるが(Gの後に数字が続く)、P遺伝子型を示す数字は、括弧で囲まれているが、血清型の命名法はそうではない。VP4とVP7遺伝子は、独立して分離されているため、異なるGとPの組み合わせが自然感染で観察されている。世界的な疫学データに基づくと、G1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4P[8]、G9P[6]、およびG9P[8]は、ヒトで見られる最も普及している遺伝子型の組み合わせである。他の遺伝子型は、動物によく見られるが、人間への感染は可能であり、ヒトで見られる遺伝子型の範囲は増加している。
【0010】
VP6の分子分析は、VP6の379bpのフラグメントにのみ限定されているため、SG特異性とは相関しない2つの広い遺伝子群となる。ロタウイルスの非構造タンパク質の分類はNSP4に限定されており、6つの遺伝子型(A~F)が、アミノ酸に基づく系統樹樹状図のクラスタリングパターンに基づいて認識されている(Ito, H., M. Sugiyama, K. Masubuchi, Y. Mori, and N. Minamoto. 2001. Complete nucleotide sequence of a group A avian rotavirus genome and a comparison with its counterparts of mammalian rotaviruses. Virus Res. 75:123-138)。最近では、11個のRV遺伝子セグメント全てを網羅する分類システムが導入され、Wa様およびDS-1様と呼ばれる2つの主要な遺伝子型(非G、非P)の一群が同定された。
【0011】
ロタウイルスの糖タンパク質VP7は、G血清型VP7、またはGタンパク質を決定する。VP7は、N末端とC末端の伸長(アーム)を有し、ロスマンフォールドのループに挿入されたβ-ゼリーロールドメインを有するロスマンフォールドドメインである。Ca2+で安定化されたVP7三量体は、DLPにおける各VP6三量体をキャップする。
【0012】
VP7三量体は、構造的に決定された2つの抗原領域(ドメインとも本明細書で称される):7-1および7-2を含む。7-2抗原領域またはドメインは、ロタウイルスVP7タンパク質のアミノ酸161からアミノ酸255を含む。領域7-1は、サブユニット間の境界に及び、さらに2つのサブ領域(またはサブドメイン):7-1a(接触面の一方の側)および7-1b(もう一方の側)に分けられる。7-1aサブ領域またはサブドメインは、アミノ酸78~アミノ酸160に及び、7-1bサブ領域またはサブドメインは、ロタウイルスVP7タンパク質のアミノ酸256~311に及ぶ。各領域またはドメインには、文字で以前に同定され、指定されたいくつかの「エピトープ」が含まれ、7-1領域は、68個のテスト済み抗体のうち58個によって認識される「免疫ドミナント」領域である(Aoki et al. Science, 2009 June 12; 324(5933):1444-1447)。
【0013】
ロタウイルスのさまざまな血清型からヒト集団を保護するために適したロタウイルスワクチンを作成するために、様々な異なるアプローチが行われてきた。これらのアプローチには、様々なジェネリアンアプローチ、弱毒化生ウイルスの使用、ウイルス様粒子(VLP)の使用、核酸ワクチン、および免疫原としてのウイルスサブユニットが含まれる。現在、市場には2つの経口ワクチンが存在するが、一部の発展途上国では、株の変動や他の病原体の存在により、これらのワクチンの有効性は低くなっている。
【0014】
従来のワクチン作成方法とは異なり、分子生物学分野における進歩により、個々のロタウイルスタンパク質の発現およびロタウイルス様粒子(RLP)の生成が可能となった。
【0015】
RLPは、ウイルス構造タンパク質から自己構築し、ウイルスゲノムのない対応する天然ウイルス粒子および非構造ウイルスタンパク質の形態構造を模倣する、高度に組織化された多量体タンパク質複合体である。それらは、細菌発現系から様々な哺乳動物細胞株までの異なる異種発現宿主細胞における構造タンパク質の組換え発現によって生成される。RLPは、弱毒生経口ワクチンの安全で有用な代替候補ワクチンとなりうる。
【0016】
Crawfordら(J Virol. 1994 September; 68(9): 5945-5952)は、主要なカプシドタンパク質をコードするVP2、VP4、VP6、およびVP7をバキュロウイルス発現系にクローン化し、各タンパク質を昆虫細胞で発現させた。ロタウイルスの主要な構造タンパク質の異なる組み合わせの共発現により、安定なウイルス様粒子(VLP)が形成された。VP2とVP6を単独で、またはVP4と共発現させると、2層ロタウイルス粒子と類似したVP2/6またはVP2/4/6のRLPが生成された。VP4の有無にかかわらず、VP2、VP6、およびVP7の共発現により、内在的な感染性ロタウイルス粒子と類似する3層のVP2/6/7またはVP2/4/6/7のRLPが生成された。RLPは、粒子の電子顕微鏡検査により調べられる天然粒子の構造的および機能的な特徴、VP4およびVP7上の非中和および中和エピトープの存在、およびVP2/4/6/7のRLPの血球凝集活性を維持していた。
【0017】
多くの研究者がRVのVLPの生成と精製を昆虫細胞で成功しているが、昆虫細胞におけるRVのVLPの構築の効率は非常に低く、昆虫細胞で生成されたウイルスカプシドタンパク質全体の約15%のみがRVのVLPの形成に関与している(Vieira H L A, Alves P M, et al. Intracellular dynamics in rotavirus-like particles production: Evaluation of multigene and monocistronic infection strategies. Proc Biochem, 2006, 41: 2188-2199)。
【0018】
トランスジェニック植物で生成された2/6-RVのVLPの自己構築化効率はさらに低下した。Saldanaらは、カリフラワーモザイクウイルス(CaMV)35Sプロモーターおよび組換えA. tumefaciensを用いてトマト植物の細胞質でVP2とVP6を発現させた(Saldana et al., 2006)。電子顕微鏡研究により、前記粒子のごく一部が2/6VLPに構築されたことが示された。防御免疫応答がマウスで検出され、これは、組み立てられていないVPによるある程度の寄与の可能性がある(Saldana S, Esquivel Guadarrama F, Olivera Flores T de J, et al. Production of rotavirus-like particles in tomato (Lycopersicon esculentum L.) fruit by expression of capsid proteins VP2 and VP6 and immunological studies. Viral immunol, 2006, 19: 42-53)。
【0019】
米国特許第6867353号は、安定した形質転換されたトマト植物における組換えロタウイルス構造タンパク質VP2、VP4およびVP7の発現を開示している。血清型G1、G2、G3、およびG4のVP7タンパク質が発現した。しかしながら、米国特許第6867353号は、ロタウイルス様粒子の生成を示していない。
【0020】
Choiらはまた、VP7-コレラ毒素B融合タンパク質(CTB::VP7融合)をジャガイモで発現させた。サルロタウイルスSA11由来のVP7は、コレラ毒素Bサブユニットのカルボキシル末端に融合され、ジャガイモ塊茎組織で発現した。しかしながら、ELISAの結果により、CTB::VP7融合タンパク質が総可溶性塊茎タンパク質の約0.01%のみを構成することが示された(Choi, NW., Estes, M.K. & Langridge, W.H.R. Mol Biotechnol (2005) 31: 193)。
【0021】
Wuら(2003年)は、ヒトグループAのロタウイルス血清型G1のVP7をトランスジェニックジャガイモで発現させた。形質転換された塊茎で免疫されたマウスは、VP7に特異的な血清IgGおよび粘膜IgAを誘発することに成功した。しかしながら、VP7のロタウイルスに対する中和活性は、粘膜IgA力価が1000と高いが、血清IgG力価がわずか600であったことから、主にIgGではなく抗体IgAに依存すした(Wu et al. 2003 "Oral immunization with rotavirus VP7 expressed in transgenic potatoes induced high titers of mucosal neutralizing IgA" Virology, 313 (2003), pp. 337-342)。
【0022】
トランスジェニックジャガイモ植物を用いてヒトグループAのロタウイルス血清型G1のVP7を発現させる別の研究では、VP7遺伝子が形質転換された植物で50世代にわたり安定であることが示された。50世代に由来するVP7タンパク質は、成体マウスで防御抗体と中和抗体の両方を誘導した(Li et al. 2006 "Immunogenicity of a plant-derived edible rotavirus subunit vaccine transformed over fifty generations" Virology, Volume 356, Issues 1-2, 5-20 December 2006, Pages 171-178.)。
【0023】
ヤンら(2011年)(Science China Life Sciences January 2011, Volume 54, Issue 1, pp 82-89)は、グループAのRV(P[8]G1)の3つのロタウイルスのカプシドタンパク質VP2、VP6、およびVP7をタバコ植物で共発現させ、これらのタンパク質の発現レベル、ならびにロタウイルス様粒子の形成および免疫原性を研究した。VLPは、トランスジェニックタバコ植物から精製され、電子顕微鏡とウエスタンブロットによって分析された。ヤンらの結果は、植物由来のVP2、VP6、およびVP7タンパク質が、直径60~80nmの2/6または2/6/7ロタウイルス様粒子に自己構築化したことを示している。しかしながら、トランスジェニックタバコ植物で生成された発現したロタウイルスのカプシドタンパク質のごく一部のみがRVのVLPに構築された。ヤンら(2011年)は、VP7がそれらの植物中で低発現していることを知見し、VP7が三層粒子の構築中の制限するタンパク質である可能性を推測した。
【0024】
組換えVP7を発現させることの困難性は、E. coliおよび真核生物の細胞発現系について以前に報告されており、VP7は細胞に対して毒性があることが示されている(Emslie KR, Miller JM, Slade MB, Dormitzer PR, Greenberg HB, Williams KL. Expression of the rotavirus SA11 protein VP7 in the simple eukaryote Dictyostelium discoideum. J Virol. 1995; 69(3):1747-54, McCrae MA, Corquodale JG. Expression of a major bovine rotavirus neutralization antigen (VP7c) in Escherichia coli. Gene. 1987;55:9-18.)。
【0025】
ペラら(2015年)(Virology Journal201512:205)は、Nicotiana benthamianaにおけるヒトG9P[6](RVA/ヒト-wt/ZAF/GR10924/1999/G9P[6])株からVP2およびVP6を一過的に発現した。ペラらはまた、ロタウイルスの糖タンパク質VP7とスパイクタンパク質VP4の発現を試行した。しかしながら、VP7の発現は、試験時間の経過過程で植物がしおれ、いずれのタンパク質においても発現を検出できなかった。
【0026】
WO2013/166609は、ロタウイルスのカプシドタンパク質VP2、VP6、VP4およびVP7を植物で発現させ、前記ロタウイルスタンパク質がロタウイルス様粒子に自動的に構築された。VP7タンパク質は、VP7タンパク質の発現および/または収量を増加させるために、短縮型シグナルペプチドまたは非天然シグナルペプチドを有していた。
【発明の概要】
【0027】
本開示は、ロタウイルスの構造タンパク質を植物で生成することに関する。より具体的には、本発明はまた、ロタウイルスの構造タンパク質を含むウイルス様粒子を植物で生成することに関する。
【0028】
本発明によれば、ロタウイルスVP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含む核酸であって、前記配列が、7-1aサブドメインをコードする第1の配列、7-2ドメインをコードする第2の配列、および7-1bサブドメインをコードする第3の配列を含み、
前記7-2ドメインの配列が、第1のロタウイルス株に由来し、
前記7-1aサブドメインの配列、前記7-1bサブドメインの配列、または前記7-1aサブドメインの配列および前記7-1bサブドメインの配列が、第2のロタウイルス株に由来するものであって、
前記第1のロタウイルス株が、前記第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である、核酸が提供される。
【0029】
7-2ドメインおよび7-1bサブドメインは、第1のロタウイルス株に由来してもよく、7-1aサブドメインは、第2のロタウイルス株に由来する。7-2ドメインおよび7-1aサブドメインは、第1のロタウイルス株に由来してもよく、7-1bサブドメインは、第2のロタウイルス株に由来する。7-2ドメインは、第1のロタウイルス株に由来してもよく、7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインは、第2のロタウイルス株に由来する。さらに、第1のロタウイルス株および第2のロタウイルス株は、遺伝子型G1からG19を有するロタウイルス株のいずれか1つから選択されてもよい。例えば、第1のロタウイルス株は、遺伝子型G12のロタウイルス株であってもよい。さらに、第2のロタウイルス株または第1のロタウイルス株および第2のロタウイルス株は、遺伝子型G4のロタウイルス株ではなくてもよい。
【0030】
本開示の核酸は、リーダーペプチド(シグナルペプチドとも呼ばれる)およびグリップアーム(grip arm)をさらにコードしていてもよく、前記リーダーペプチドおよびグリップアームは、第1のロタウイルス株に由来する。
【0031】
別の態様において、本開示は、上記に記載される核酸によってコードされるロタウイルスVP7融合タンパク質をさらに提供する。
【0032】
さらなる態様において、上記に記載されるロタウイルスのVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子(RLP)が提供される。RLPは、ロタウイルスのタンパク質VP2およびVP6をさらに含んでいてもよく、三層であってもよい。RLPは、VP7:VP6の比率を0.2~0.85で含みうる。RLPは、ロタウイルスの構造タンパク質VP2、VP6およびVP7融合タンパク質をさらに含むものであってもよく、RLPの総構造タンパク質重量の5%~38%は、VP7融合タンパク質である。
【0033】
別の態様において、本開示は、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法であって、上記に記載される核酸を含む植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記ロタウイルスVP7融合タンパク質の発現および生成を可能にする条件下でインキュベートすることを含む方法が提供される。さらに、上記に記載される方法によって生成されるロタウイルスVP7融合タンパク質もまた提供される。
【0034】
別の態様において、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法であって、上記に記載される核酸を、前記植物、植物の部分、または植物細胞に導入し、次いで前記植物、植物の部分、または植物細胞を、ロタウイルスVP7融合タンパク質の発現および生成を可能にする条件下でインキュベートすることを含む方法が提供される。さらに、上記に記載される方法によって生成されるロタウイルスVP7融合タンパク質もまた提供される。
【0035】
別の態様において、本開示は、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルス様粒子(RLP)を生成するための方法(A)であって、
a)本開示のロタウイルスVP7融合タンパク質をコードする第1のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第1の調節領域を含む、第1の核酸、ロタウイルスVP2タンパク質をコードする第2のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第2の調節領域を含む、第2の核酸、およびロタウイルスVP6タンパク質をコードする第3のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第3の調節領域を含む、第3の核酸を含む、植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで
b)前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記第1、第2、および第3の核酸の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それにより前記RLPを生成することを含む、方法を提供する。
【0036】
上記方法において、植物、植物の部分、または植物細胞は、植物において活性であり、ロタウイルスNSP4タンパク質またはロタウイルスVP4タンパク質をコードする第4のヌクレオチド配列に作動可能に連結された第4の調節領域を含む、第4の核酸をさらに適宜含んでいてもよい。上記方法において、植物、植物の部分、または植物細胞は、植物において活性であり、ロタウイルスNSP4タンパク質またはロタウイルスVP4タンパク質をコードする第5のヌクレオチド配列に作動可能に連結された第5の調節領域を含む、第5の核酸をさらに適宜含んでいてもよい。
【0037】
さらに別の態様において、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルス様粒子(RLP)を生成するための方法(B)であって、
a)前記植物、植物の部分、または植物細胞に、
VP2、VP6、および本開示に記載されるロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第1のロタウイルス構造タンパク質をコードする第1のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第1の調節領域を含む、第1の核酸、
VP2、VP6、および前記ロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第2のロタウイルス構造タンパク質をコードする第2のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第2の調節領域を含む、第2の核酸、ならびに
VP2、VP6、および前記ロタウイルスVP7融合タンパク質のうちの1つから選択される第3のロタウイルス構造タンパク質をコードする第3のヌクレオチド配列に作動可能に連結された植物において活性な第3の調節領域を含む、第3の核酸
を導入し、次いで
b)前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記第1、第2、および第3の核酸の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それによりVP2、VP6、および前記VP7融合タンパク質を含むRLPを生成することを含む方法が提供される。
【0038】
方法(B)において、植物において活性であり、ロタウイルスタンパク質NSP4またはロタウイルスタンパク質VP4をコードする第4のヌクレオチド配列に作動可能に連結された第4の調節領域を含む第4の核酸は、工程a)において、植物、植物の部分、または植物細胞にさらに導入されてもよく、工程b)において、植物、植物の部分、または植物細胞をインキュベートしながら発現させて、RLPを生成してもよい。さらに、植物において活性であり、ロタウイルスタンパク質NSP4またはロタウイルスタンパク質VP4をコードする第5のヌクレオチド配列に作動可能に連結された第5の調節領域を含む第5の核酸は、工程a)において、植物、植物の部分または植物細胞にさらに導入されてもよく、工程b)において、植物、植物の部分、または植物細胞をインキュベートしながら発現させて、RLPを生成してもよい。
【0039】
上記に記載される方法(A)および(B)は、c)植物、植物の部分、または植物細胞を収集し、次いでd)植物、植物の部分、または植物細胞からRLPを抽出し、精製する工程をさらに含んでいてもよい。方法(A)または(B)において、第1、第2、および第3の核酸は、植物、植物の部分、または植物細胞において一過的または安定的に発現されうる。
【0040】
さらなる態様において、上記に記載される方法(A)または(B)によって生成されるRLPが提供される。RLPは、VP7:VP6の比率を0.2~0.85で含みうる。RLPの総構造タンパク質重量の5%~38%は、VP7融合タンパク質でありうる。
【0041】
別の態様において、上記に記載されるロタウイルスVP7融合タンパク質を用いて作成される抗体または抗体フラグメントが提供される。抗体または抗体フラグメントは、7-1aサブドメインのエピトープを認識しうる。
【0042】
別の態様において、上記に記載されるRLPを用いて作成される抗体または抗体フラグメントが提供される。抗体または抗体フラグメントは、7-1aサブドメインのエピトープを認識しうる。
【0043】
別の態様において、抗体または抗体フラグメントを生成するための方法であって、上記に記載されるロタウイルスVP7融合タンパク質またはRLPを、それを必要とする対象または宿主動物に投与し、それにより抗体または抗体フラグメントを生成することを含む方法が提供される。有効用量のロタウイルスVP7融合タンパク質またはRLP、および医薬的に許容される担体、アジュバント、ベヒクルまたは賦形剤を含む、免疫応答を誘導するための組成物もまた提供される。さらに、免疫応答を誘導するための有効用量のロタウイルスVP7融合タンパク質またはRLPを含むワクチンが提供される。
【0044】
別の態様において、対象においてロタウイルス感染に対する免疫を誘導するための方法であって、本明細書に記載されるロタウイルスVP7融合タンパク質またはRLPを前記対象に投与することを含む方法が提供される。
【0045】
さらなる態様において、本明細書に記載される核酸、ロタウイルスVP7融合タンパク質またはRLPを含む、植物、植物の部分、または植物細胞もしくは植物抽出物が提供される。
【0046】
さらに別の態様において、本開示は、植物、植物の部分、または植物細胞におけるロタウイルスVP7融合タンパク質の生成の収量を増加させるための方法であって、
a)本明細書に記載の核酸を、前記植物、植物の部分、または植物細胞に導入するか、あるいは本明細書に記載の核酸を含む植物、植物の部分、または植物細胞を供し、次いで
b)前記植物、植物の部分、または植物細胞を、前記核酸によってコードされるロタウイルスVP7融合タンパク質の発現を可能にする条件下でインキュベートし、それにより天然ロタウイルスVP7タンパク質を発現する植物、植物の部分、または植物細胞と比較してより高い収率でロタウイルスVP7融合タンパク質を生成することを含む、方法を提供する。
【0047】
方法において、工程c)植物、植物の部分、または植物細胞を収集し、次いでロタウイルスVP7融合タンパク質を精製することをさらに含んでいてもよい。
【0048】
本発明のこの概要は、必ずしも本発明の全ての特徴を説明するものではない。
【0049】
本発明のこれらの他の特徴は、添付の図面を参照して以下の説明からより明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【
図1】
図1Aは、三回転軸に沿って図示した(すなわち、ビリオン表面上を見るように)三量体のリボン図を示し、1つのサブユニットを濃い灰色で示し、他の2つのサブユニットを薄い灰色で示した。7-1aおよび7-1bサブドメインならびに7-2ドメイン(βバレルドメイン:ドメインII)を含む7-1ドメイン(ロスマンフォールドドメイン;ドメインI)を示す。
図1Bは、シグナルペプチド(Sp)とも称されるリーダー配列(残基1~50、薄い灰色)、グリップアーム(残基51~77)、7-1aサブドメイン(残基78~160、灰色)、7-2ドメイン(残基161~255、黒色)、7-1bサブドメイン(残基256~311、灰色)およびC末端(残基312~326)を含むVP7一次構造の概略図を示す。サブユニット内のジスルフィド結合のパターンも示され、システイン残基の位置に対応する番号を示す。
【
図2】
図2Aは、第1のロタウイルス遺伝子型(例えば、遺伝子型G1)および第2の遺伝子型からの天然VP7タンパク質および例示的なVP7融合タンパク質のドメイン構造の概略図を示す。VP7タンパク質は、シグナルペプチド(Sp)、グリップアームドメイン(マークなし)、7-1aサブドメイン、7-2ドメイン、7-1bサブドメイン、およびC末端(マークなし)を含む。ロタウイルス7-1a VP7融合タンパク質(7-1a
2--7-2
1--7-1b
1)は、第1のロタウイルス遺伝子型からのシグナルペプチド、グリップアーム、7-2ドメイン、7-1bサブドメインおよびC末端、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型からの7-1aサブドメインを含む。ロタウイルス7-1b VP7融合タンパク質(7-1a
1--7-2
1--7-1b
2)は、第1のロタウイルス遺伝子型からのシグナルペプチド、グリップアーム、7-1aサブドメイン、7-2ドメインおよびC末端、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型からの7-1bサブドメインを含む。ロタウイルス7-1a+7-1b VP7融合タンパク質(7-1a
2--7-2
1--7-1b
2)は、第1のロタウイルス遺伝子型からのシグナルペプチド、グリップアーム、7-2ドメインおよびC末端、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型からの7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインを含む。
図2Bは、ロタウイルスの遺伝子型G1P8(G1P8_Rtx;H2E8G2;RVA/ワクチン/USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8];Genbank:AEX30682)、G2P5(G2P5_SC2-9;RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5],GenBank:ADK27036)、G3P5(G3P6_WI78-8;RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5];GenBank:ADK27037)、G4P5(G4P5_BrB-9;RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-BrB-9/1996/G4P7[5];GenBank:ADK27038)、G9P8(G9P8_WI61;A Hu/WI61/1983/G9P1A[8];UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9)およびG12P8(G12P8_KDH651;RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8];GenBank:BAO74145)のVP7ドメインおよびサブドメインの境界配列のアミノ酸配列のアラインメントを示す。保存されたアミノ酸を濃い灰色で網掛けした。VP7タンパク質配列の配列中のアミノ酸位置に対応する番号を示す。
【
図3A】
図3Aの上の図は、下記VP7タンパク質をコードする構築物で形質転換させたN. benthamianaの葉から調製した粗タンパク質抽出物のクーマシー染色SDS-PAGE分析を示す:ヒトコドン最適化天然G1 VP7(「VP7 Rtx」、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]、Genbank:AEX30682、構築物1199、配列番号20);ヒトコドン最適化天然G2P5 VP7(「VP7G2P5」、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5]、GenBank:ADK27036、構築物3463、配列番号26);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G2)(「VP7(Rtx)+(7-1a)G2」、構築物4540、配列番号28);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G2)(VP7(Rtx)+(7-1b)G2、構築物4541、配列番号31);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G2)(「VP7(Rtx)+(7-1a-1b)G2」、構築物4542、配列番号33);ヒトコドン最適化天然G9P8VP7(Hu/WI61/1983/G9P1A[8]、UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9、構築物3481、配列番号37);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G9)(「VP7(Rtx)+(7-1a)G9」、構築物4546、配列番号39);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1b-G9)(「VP7(Rtx)+(7-1b)G9」、構築物4547、配列番号41)、およびヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G9)(「VP7(Rtx)+(7-1a-1b」)G9、構築物4548、配列番号43)。下の図は、上の図で示すゲルの抗VP7抗体を用いたウエスタンブロット分析を示す。
【
図3B】
図3Bの上の図は、下記VP7タンパク質をコードする構築物で形質転換させたN. benthamianaの葉から調製した粗タンパク質抽出物のクーマシー染色SDS-PAGE分析を示す:ヒトコドン最適化天然G1 VP7(「VP7 Rtx」、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]、Genbank:AEX30682、構築物1199、配列番号20);ヒトコドン最適化天然G3P5 VP7(「VP7G3P5」、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5]、GenBank:ADK27037、構築物3469、配列番号47);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G3)(「VP7(rtx)+7-1b)G3、構築物4551、配列番号50);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G3)(「VP7(rtx)+7-1a-1b)G3、構築物4552、配列番号52);ヒトコドン最適化天然G12P8VP7(「VP7G12P8」、RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8]、GenBank:BAO74145、構築物3487、配列番号56);ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G12)(「VP7(Rtx)+7-1b)G12、構築物4553、配列番号59)およびヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G12)(「VP7(Rtx)+7-1a-1b)G12、構築物4554、配列番号61)。下の図は、上の図で示すゲルの抗VP7抗体を用いたウエスタンブロット分析を示す。
【
図4】
図4Aは、植物で生成されたロタウイルスRLPの電子顕微鏡写真を示し、前記RLPは、ロタウイルス株G9P[6](Hu/BEL/BE2001/2009/G9P[6]、GenBank:AFJ11215)からの天然VP7を含む。
図4Bは、植物で生成されたロタウイルスRLPの電子顕微鏡写真を示し、前記RLPは、ヒトコドン最適化融合VP7 RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G9)(コンストラクト4548、配列番号43)を含む。
【
図5】
図5は、WI61株(G9P[8])に対する天然G9-RLP(G9-RLP AFJ11215)およびVP7融合タンパク質(G9-RLPキメラ)を含むG9-RLPの中和活性を示す。
【
図6A】
図6aは、ベクター1710(RVA(WA)VP2(opt))の概略図を示す。
【
図6B】
図6bは、ベクター1191(C5-1ガンマ)の概略図を示す。
【
図6C】
図6cは、ベクター1713(RVA(WA)VP6(opt))の概略図を示す。
【
図6D】
図6dは、ベクター1706(RVA(WA)NSP4)の概略図を示す。
【
図6E】
図6eは、ベクター1708(RVA(WA)VP6(opt)およびRVA(WA)VP2(opt))の概略図を示す。
【
図6F】
図6fは、ベクター2252(RVA(WA)VP6(opt)、RVA(WA)VP2(opt)、およびRVA(WA)NSP4)の概略図を示す。
【
図6G】
図6gは、ベクター1190(C5-1ガンマ)の概略図を示す。
【
図6H】
図6hは、ベクター1199(RVA(Rtx G1)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図6I】
図6iは、ベクター3463(RVA(Sc2-9 G2)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図6J】
図6jは、ベクター4540(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G2))の概略図を示す。
【
図6K】
図6kは、ベクター4541(RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G2))の概略図を示す。
【
図6L】
図6lは、ベクター4542(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G2))の概略図を示す。
【
図6M】
図6mは、ベクター3481(RVA(WI61 G9)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図6N】
図6nは、ベクター4546(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G9))の概略図を示す。
【
図6O】
図6oは、ベクター4547(RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G9))の概略図を示す。
【
図6P】
図6pは、ベクター4548(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G9))の概略図を示す。
【
図6Q】
図6qは、ベクター3469(RVA(WI78-8 G3)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図6R】
図6rは、ベクター4551(RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G3))の概略図を示す。
【
図6S】
図6sは、ベクター4552(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G3))の概略図を示す。
【
図6T】
図6tは、ベクター3487(RVA(KDH651 G12)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図6U】
図6uは、ベクター4553(RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G12))の概略図を示す。
【
図6V】
図6vは、ベクター4554(RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G12))の概略図を示す。
【
図7A】
図7aは、ベクター6026(RVA(G3 HCR3)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図7B】
図7bは、ベクター6501(RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(opt)の概略図を示す。
【
図7C】
図7cは、ベクター6502(RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(opt)を示す。
【
図7D】
図7dは、ベクター6503(RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(opt)の概略図を示す。
【
図7E】
図7eは、ベクター6504(RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G9 BE2001)(opt)の概略図を示す。
【
図7F】
図7fは、ベクター6505(RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G12 K12)(opt))の概略図を示す。
【
図7G】
図7gは、ベクター3475(RVA(G4 BrB-9)VP7(opt)の概略図を示す。
【
図7H】
図7hは、ベクター6506(RVA(G4 BrB-9)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(opt))の概略図を示す。
【
図7I】
図7iは、ベクター6507(RVA(G4 BrB-9)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(opt))の概略図を示す。
【
図7J】
図7jは、ベクター6508(RVA(G4 BrB-9)VP7(7-1a-1b G3 HCR3)(opt)の概略図を示す。
【
図7K】
図7kは、ベクター6509(RVA(G4 BrB-9)VP7(7-1a-1b G9 BE2001)(opt)の概略図を示す。
【
図7L】
図7lは、ベクター6510(RVA(G4 BrB-9)VP7(7-1a-1b G12 K12)(opt)の概略図を示す。
【
図7M】
図7mは、ベクター4568(RVA(G9 BE2001)VP7(opt)(RVA(WI61 G9)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図7N】
図7nは、ベクター6511(RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(opt))の概略図を示す。
【
図7O】
図7oは、ベクター6512(RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(opt))の概略図を示す。
【
図7P】
図7pは、ベクター6513(RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G3 HCR3)(opt))の概略図を示す。
【
図7Q】
図7qは、ベクター6514(RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(opt))の概略図を示す。
【
図7R】
図7rは、ベクター6515(RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G12 K12)(opt))の概略図を示す。
【
図7S】
図7sは、ベクター6042(RVA(G12 K12)VP7(opt))の概略図を示す。
【
図7T】
図7tは、ベクター6516(RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(opt))の概略図を示す。
【
図7U】
図7uは、ベクター6517(RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(opt))の概略図を示す。
【
図7V】
図7vは、ベクター6518(RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G3 HCR3)(opt))の概略図を示す。
【
図7W】
図7wは、ベクター6519(RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(opt))の概略図を示す。
【
図7X】
図7xは、ベクター6520(RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G9 BE2001)(opt)の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下の説明は、好ましい実施態様のものである。
【0052】
本発明は、1つまたはそれ以上の実施態様に関して記載されている。しかしながら、当業者には、特許請求の範囲で定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形および修正を行うことができることが明らかであろう。
【0053】
本明細書で用いられるように、用語「含む(comprising)」、「有する(having)」、「包含する(including)」および「含有する(containing)」、ならびにこれらの文法上のバリエーションは、包括的であるか、またはオープンエンドであり、さらなる列挙されていない要素および/または方法工程を除外するものではない。用語「から本質的になる」は、使用または方法に関して本明細書で用いられる場合、さらなる要素および/または方法工程が存在してもよいことを意味するが、これらの追加は、列挙される方法または使用が機能する方法に実質的に影響を及ぼさないことを意味する。用語「からなる」は、使用または方法に関して本明細書で用いられる場合、さらなる要素および/または方法工程の存在を除外する。特定の要素および/または工程を含むものとして本明細書に記載される使用または方法はまた、特定の実施態様において、これらの要素および/または工程から本質的になっていてもよく、他の実施態様において、これらの実施態様が特に言及されているか、または言及されていない。さらに、単数形の使用には、複数形が含まれ、「または」は、特に明記しない限り「および/または」を意味する。本明細書で用いられる用語「複数」は、1つより多い、例えば、2つまたはそれ以上、3つまたはそれ以上、4つまたはそれ以上などを意味する。本明細書で別段の定義がない限り、本明細書で用いられる全ての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解される意味と同一の意味を有する。本明細書で用いられるように、用語「約」は、所定の値からの約+/-10%の変動を意味する。このような変動は、それが具体的に言及されているかどうかにかかわらず、本明細書で供されるいずれの所定の値に常に含まれるものと理解されるべきである。単語「a」または「an」の使用は、用語「含む」と併せて本明細書で使用される場合、「1つ」を意味しうるが、「1つまたはそれ以上」、「少なくとも1つ」および「1つまたはそれ以上の」の意味とも一致する。
【0054】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質、ならびにロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法が、本明細書に記載される。ロタウイルスVP7融合タンパク質は、第2のロタウイルスからの1つまたは1つ以上のドメインまたはサブドメインに融合された第1のロタウイルスからの1つまたは1つ以上のドメインまたはサブドメインを有していてもよい。植物、植物の部分、または植物細胞におけるVP7融合タンパク質の発現は、同一タイプの植物、植物の部分、または植物細胞において、同一条件下で発現される野生型または天然のVP7タンパク質の収量と比較した場合、VP7融合タンパク質の収量を増加することが観察されている。
【0055】
さらに、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子(RLP)を生成するための方法もまた記載される。本明細書に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPが生成される場合、RLP生成の収量は、同一タイプの植物、植物の部分、または植物細胞において、同一条件下で生成される野生型または天然のVP7を含むRLPの収量と比較して増加することが観察されている。
【0056】
本明細書に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPが生成される場合、RLPは、野生型または天然のVP7を含むRLPと比較して、ロタウイルスVP7融合タンパク質のより高い含有量、より多い量、またはより高い導入を含むことも観察されている。よって、植物、植物の部分、または植物細胞で生成されたRLPへのロタウイルスVP7の導入を高めるための方法、および植物、植物の部分または植物細胞で生成されたロタウイルスVP7タンパク質の導入が高まったRLPもまた、提供される。
【0057】
ロタウイルスVP7融合タンパク質のより高い含有量、より多い量またはより高い導入は、例えば、ロタウイルスVP7融合タンパク質(VP7)のロタウイルスVP6タンパク質(VP6)に対する比率として表されてもよい。よって、野生型または天然のVP7を含むRLPと比較した場合、VP7:VP6のより高い比率を含みうるRLPがさらに提供される。
【0058】
ロタウイルス株
本明細書で用いられる用語「ロタウイルス」は、レオウイルス科のロタウイルス属の多層であり、エンベロープを有しないウイルス株を意味する。成熟した粒子は、外層、中間層、および内層からなる三層カプシドからなる。外側のカプシドもしくは層にはVP4およびVP7タンパク質が含まれるが、中間層は、VP6によって形成され、内層は、他の2つのタンパク質VP1およびVP3を包むVP2、ならびに二本鎖RNAの11個のセグメントからなるウイルスゲノムによって形成され、後者は6つの構造タンパク質および6つの非構造タンパク質をコードしている。カプシドの内層は、VP2の120個のポリペプチドで構成される薄い殻であり、60個の非対称二量体を形成し、T=1の正二十面体対称性で配置される。二層粒子(DLP)の外層、すなわち、成熟粒子の中間層は、260個の三量体として分布する780個のVP6ポリペプチドで構成される。ビリオンの外層は、ビリオンの滑らかな表面を構成する最も豊富な外部タンパク質である37kDaの糖タンパク質VP7の260個の三量体と、88kDaのタンパク質VP4の60個の二量体スパイクで構成されている。ロタウイルスゲノムのセグメント化された性質のために、遺伝子再集合は混合感染中に高頻度で発生する。
【0059】
ロタウイルスは、抗血清のパネルを用いて中和アッセイによって血清型を決定し、異なる遺伝子セグメントの配列分析によって遺伝子型を決定することができる。2つの分類システムの間には密接な関係が存在するが、近年、血清型という用語を血清学的分析に使用し、遺伝子型という用語を遺伝子分類および比較配列分析に使用することが推奨されている。一般に、89%を超えるアミノ酸同一性を示す株は、同一の遺伝子型であると見なされることが認められている(Estes, M. K. 2001. Rotaviruses and their replication, p. 1747-1786. In P. M. Howley (ed.), Fields virology, vol. 2., 4th ed. Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, Pa)。しかしながら、ごく最近の系統発生分析に基づいて、適切な同一性のカットオフ値が各遺伝子について決定された。VP7遺伝子の場合、80%のヌクレオチド同一性のカットオフ値は、確立されたG遺伝子型とほぼ一致したが、マウスまたはトリのロタウイルス株で構成される4つのさらに異なる遺伝子型を特定した(J Virol. 2008 Apr; 82(7):3204-19)。
【0060】
よって、本出願について、2つまたはそれ以上のロタウイルスは、ロタウイルス由来のVP7タンパク質のアミノ酸配列が、少なくとも89%のアミノ酸同一性を有する場合、またはロタウイルス由来のVP7タンパク質をコードするヌクレオチド配列が、少なくとも80%の配列類似性を共有する場合、同一の「ロタウイルス株」または同一の「ロタウイルス遺伝子型」に属すると考えられる。逆に、2つまたはそれ以上のロタウイルスは、ロタウイルス由来のVP7タンパク質のアミノ酸配列が、89%以下のアミノ酸同一性を有する場合、またはロタウイルス由来のVP7タンパク質をコードするヌクレオチド配列が、80%以下の配列類似性を共有する場合、異なる「ロタウイルス株」または異なる「ロタウイルス遺伝子型」に属すると考えられる。
【0061】
配列同一性または配列類似性を決定するための方法は、当該技術分野で周知であり、ヌクレオチド配列比較プログラム(例えば、DNASIS内で提供されるものなど)を用いて決定することができる(例えば、限定されないが、下記パラメーターを用いる:GAPペナルティ5、上対角線の数5、固定ギャップペナルティ10、kタプル2、フローティングギャップ10、およびウィンドウサイズ5)。しかしながら、配列比較のアラインメントおよび配列の同一性または類似性の決定のための他の方法は、当該技術分野で周知であり、例えば、SmithおよびWatermanのアルゴニズム(1981, Adv. Appl. Math. 2:482)、NeedlemanおよびWunsch(J. Mol. Biol. 48:443, 1970)、PearsonおよびLipman(1988, Proc. Nat’l. Acad. Sci. USA 85:2444)のアルゴリズム、およびこれらのアルゴリズムのコンピュータ上の実行(GAP、BESTFIT、FASTA、およびBLAST(NIHを通して利用可能))であり、ならびに手動によるアラインメントと目視による研究(例えば、Current Protocols in Molecular Biology, Ausubel et al., eds. 1995 supplementを参照)、またはストリンジェントな条件下でのサザンまたはノーザンハイブリダイゼーションの使用(Maniatis et al., in Molecular Cloning (A Laboratory Manual), Cold Spring Harbor Laboratory, 1982)による。
【0062】
VP7融合タンパク質
ロタウイルスVP7融合タンパク質および植物においてロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法が本明細書に記載される。ロタウイルスVP7融合タンパク質(「VP7融合」または「融合VP7」とも呼ばれる)は、第2のロタウイルスに由来する1つまたはそれ以上のドメインまたはサブドメインに融合した第1のロタウイルスに由来する1つまたはそれ以上のドメインまたはサブドメインを有していてもよい。
【0063】
ロタウイルスVP7融合タンパク質は、7-1aサブドメイン、7-2ドメイン、および7-1bサブドメインを有していてもよく、ここで、前記7-2ドメインの配列は、第1のロタウイルス株に由来し、前記7-1aサブドメインの配列、前記7-1bサブドメインの配列または前記7-1aサブドメインの配列、および前記7-1bサブドメインの配列は、第2のロタウイルス株に由来する。前記第1のロタウイルス株は、前記第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である。
【0064】
「第1のロタウイルス」または「第1のロタウイルス株」との記載は、第1のロタウイルスのロタウイルスVP7タンパク質の遺伝子型決定または血清型決定に基づく第1の遺伝子型または第1の血清型を有するロタウイルスを意味する。「第2のロタウイルス」または「第2のロタウイルス株」との記載は、第2のロタウイルスのロタウイルスVP7タンパク質の遺伝子型または血清型に基づく第2の遺伝子型または第2の血清型を有し、第2の遺伝子型または第2の血清型は、第1の遺伝子型または第1の血清型とは異なる、1つまたはそれ以上のロタウイルスを意味する。第1のロタウイルス株は、VP7タンパク質の遺伝子型、血清型、または遺伝子型と血清型において第2のロタウイルス株とは異なる。
【0065】
ロタウイルスVP7のドメイン構成が
図1Bおよび
図2Aに示される。ロタウイルスVP7の一次構造には、リーダー配列(シグナルペプチド(Sp)とも呼ばれる)(残基1~50)、グリップアーム(残基51~77)、7-1aサブドメイン(残基78~160)、7-2ドメイン(残基161-255)、7-1bサブドメイン(残基256-311)、およびC末端(残基312-326)が含まれる。
【0066】
様々な遺伝子型のロタウイルス株における対応するアミノ酸の位置は、ロタウイルスVP7タンパク質の公知の配列に対するアラインメントによって決定されてもよい。比較のための配列のアラインメントの方法は、当該技術分野で周知である。比較のための配列の最適なアラインメントは、例えば、Smith & Waterman, Adv. Appl. Math. 2:482 (1981)のローカルホモロジーアルゴリズム、Needleman & Wunsch, J. Mol. Biol. 48:443 (1970)のホモロジーアラインメントアルゴリズム、Pearson & Lipman, Proc. Nat’l. Acad. Sci. USA 85:2444 (1988)の類似性サーチ方法、これらのアルゴリズムのコンピュータ処理実行(Wisconsin Genetics Software PackageにおけるGAP、BESTFIT、FASTA、およびTFASTA, Genetics Computer Group, 575 Science Dr., Madison, WI)、手動によるアラインメントと目視による研究(例えば、Current Protocols in Molecular Biology (Ausubel et al., eds. 1995 supplement)を参照)によって行うことができる。
【0067】
上記に記載されるように、VP7タンパク質は株間で高い多様性を有するが、ロタウイルスVP7の複数のヌクレオチド配列、または対応するポリペプチド配列は、VP7タンパク質の「コンセンサス」または「コンセンサス配列」を決定するために整列されてもよい。
【0068】
ロタウイルスVP7のVP7ドメインおよびサブドメインの境界に隣接するアミノ酸配列は、よく保存されており(
図2bを参照)、以下の例示的なコンセンサス配列で構成される。
a.ロタウイルスVP7のグリップアームドメインと7-1aサブドメインとの間の境界配列の非限定的な例
…StqXXXFl||tSTL…(配列番号118)
[配列中、「||」は、グリップアームドメインと7-1aサブドメインとの間の境界を示す]。境界配列は、ロタウイルスVP7タンパク質内の70位から81位までのアミノ酸を含んでいてもよく、グリップアームドメインと7-1aサブドメインとの間の境界は、ロタウイルスVP7タンパク質のアミノ酸77と78との間に位置していてもよい。
【0069】
b.ロタウイルスVP7の7-1aサブドメインと7-2ドメインとの間の境界配列の非限定的な例
…DLiL||NEWL…(配列番号119)
[配列中、「||」は、7-1aサブドメインと7-2ドメインとの間の境界を示す]。境界配列は、ロタウイルスVP7タンパク質内の157位から164位までのアミノ酸を含んでいてもよく、7-1aサブドメインと7-2ドメインとの間の境界は、ロタウイルスVP7タンパク質のアミノ酸160と161との間に位置していてもよい。
【0070】
c.ロタウイルスVP7の7-2ドメインと7-1bサブドメインとの間の境界配列の非限定的な例
…GPRE||NVAi…(配列番号120)
[配列中、「||」は、7-2ドメインと7-1bサブドメインとの間の境界を示す]。境界配列は、ロタウイルスのVP7タンパク質内の位置253から位置260までのアミノ酸を含んでいてもよく、7-2ドメインと7-1bサブドメインとの間の境界は、ロタウイルスのVP7タンパク質のアミノ酸256と257との間に位置していてもよい。
【0071】
d.ロタウイルスVP7の7-1bサブドメインとC末端との間の境界配列
…MSK||RS…(配列番号121)
[配列中、「||」は、7-1bサブドメインとC末端との間の境界を示す]。境界配列は、ロタウイルスのVP7タンパク質内の310位から314位までのアミノ酸を含んでいてもよく、7-1bサブドメインとC末端との間の境界は、ロタウイルスのVP7タンパク質のアミノ酸312と313との間に位置していてもよい。
【0072】
ロタウイルスVP7融合タンパク質は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインと、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメイン、7-1bサブドメイン、または7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインとを含んでいてもよい。よって、「VP7融合タンパク質」または「キメラVP7タンパク質」とは、第2のロタウイルス遺伝子型に由来する7-1a、7-1b、または7-1aおよび7-1bサブドメインに融合した第1のロタウイルス遺伝子型に由来する7-2ドメインを含むものであって、前記VP7融合タンパク質が、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する少なくとも1つのドメインまたはサブドメインと、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する少なくとも1つまたはそれ以上のドメインまたはサブドメインを含む、タンパク質を意味する。前記VP7融合タンパク質は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインを含んでいてもよく、7-1aおよび7-1bサブドメインのうちの1つまたは1つ以上は、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来していてもよい:
7-1a第1または第2の株--7-2第1の株--7-1b第1または第2の株(7-1a1/2-7-21-7-1b1/2)。
【0073】
VP7融合タンパク質をコードする配列は、ヒトのコドン使用、GC含量の増加、またはこれらの組み合わせのために最適化されてもよい。
【0074】
本明細書に記載のロタウイルス構造タンパク質は、短縮型、天然または非天然のシグナルペプチド(SP)を含んでいてもよい。シグナルペプチド(SP)は、例えば、VP7融合、VP2、VP4、VP6またはNSP4などのロタウイルス構造タンパク質に由来していてもよい。例えば、VP7融合タンパク質において、シグナルペプチドは、第1または第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来していてもよい。シグナルペプチドはまた、シグナルペプチドが、第1または第2のロタウイルス遺伝子型または株とは異なる第3のロタウイルス遺伝子型または株に由来しうるという意味で異種であってもよい。例えば、シグナルペプチドは、VP7融合タンパク質の第1または第2のロタウイルス遺伝子型または株に関して異種であってもよい。ロタウイルス構造タンパク質の天然のシグナルペプチドは、宿主または宿主細胞、例えば、植物系、植物、植物の部分または植物細胞においてロタウイルス構造タンパク質を発現させるために用いられうる。
【0075】
シグナルペプチドはまた、例えば、ロタウイルスタンパク質以外のウイルスのタンパク質、ウイルスタンパク質または天然構造タンパク質に由来し、あるいは植物、動物または細菌のポリペプチドに由来する非天然のものであってもよい。用いられうるシグナルペプチドの非限定的な例は、ジスルフィドイソメラーゼシグナル(PDI)ペプチド、例えば、アルファルファタンパク質ジスルフィドイソメラーゼ(受入番号Z11499のヌクレオチド32~103)である。さらに、シグナルペプチドは、完全に欠失され、または短縮されていてもよい。短縮または短縮型とは、アミノ酸残基の1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、またはこれらの間のいずれかの量がシグナルペプチドから欠失されることを意味する。よって、短縮型シグナルペプチドは、欠失された1~50個のアミノ酸またはこれらの間のいずれかの量を有していてもよい。例えば、短縮型シグナルペプチドは、元の配列から欠失された1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、または50個のアミノ酸を有していてもよい。好ましくは、短縮されたアミノ酸残基は、連続的であり、短縮は第2のメチオニン以降で生じる。
【0076】
VP7融合タンパク質は、融合タンパク質が、(第1のロタウイルス株または遺伝子型に由来に由来する)第1のVP7タンパク質に由来する7-2ドメイン、および(第2のロタウイルス株または遺伝子型に由来する)第2のVP7タンパク質に由来する7-1aサブドメイン、7-1bサブドメイン、または7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインを含む点で異種である。異種VP7融合タンパク質は、7-2ドメイン、7-1aサブドメイン、および7-1bサブドメイン(含まれるアミノ酸配列を有する)、または前記アミノ酸配列が、前記VP7配列の7-2ドメイン、7-1aサブドメイン、7-1bサブドメインコンセンサス配列内で見出され(または前記配列に対してマッピングされ)、
図2aおよび2bで示されるように、7-1aサブドメイン配列は、グリップアーム||7-1a境界(配列番号62)と7-1a||7-2境界(配列番号63)との間にあり、7-2ドメイン配列は、7-1a||7-2境界(配列番号63)と7-2||7-1b境界(配列番号:64)との間にあり、7-1bサブドメイン配列は、7-2||7-1b境界(配列番号64)と7-1b||C末端境界(配列番号65)との間にあるが、但し、融合タンパク質の7-2ドメインは、7-1aサブドメイン、7-1bサブドメイン、または7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインに対して異種であり、VP7融合タンパク質は、VP7タンパク質が対象に投与されると対象においてロタウイルスに対して免疫を誘導する場合に限る。誘導された免疫は、第2のロタウイルス株または遺伝子型、第1のロタウイルス株または遺伝子型、あるいはその両方に対するものでありうる。
【0077】
A.7-1a2--7-21--7-1b1;7-1a
例えば、ロタウイルスVP7融合タンパク質、およびロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1bサブドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメインを含むロタウイルスVP7融合タンパク質を含んでいてもよい。第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメインは、7-2ドメインおよび7-1bサブドメインに融合されており、7-2ドメインおよび7-1bサブドメインは両方とも最初のロタウイルス遺伝子型または株に由来する:
7-1a第2の株--7-2第1の株--7-1b第1の株(7-1a2--7-21--7-1b1;7-1a)。
【0078】
第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1bサブドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメインを含むVP7融合タンパク質(7-1a
2--7-2
1--7-1b
1)の発現は、同一の第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1ドメイン(7-1aおよび7-1bサブドメイン)を含む野生型または天然のVP7タンパク質の収量と比較した場合、天然または野生型のVP7タンパク質と同一タイプの植物において同一条件下で発現させる場合、VP7融合タンパク質の収量を増加させることが観察されている(例えば、
図3aを参照し、3番目と7番目のレーン(7-1a)を2番目のレーン(VP7 G2P5)と6番目のレーン(VP7 G9P8)とそれぞれ比較)。
【0079】
7-1a2--7-21-7-1b1(7-1a)の形態のVP7融合タンパク質の例には、以下に限定されないが、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメインおよび7-1bサブドメイン、ならびにロタウイルス株G2P5[RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5]]に由来する7-1aサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a)G2P5[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G2);配列番号28]、またはUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメインおよび7-1bサブドメイン、ならびにロタウイルス株G9P8[RVA/Hu/WI61/1983/G9P1A[8]]に由来する7-1aサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a)G9P8[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a G9);配列番号39]、または配列番号28または39の7-1a2--7-21--7-1b1(7-1a)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59~100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性、例えば、配列番号28または39の7-1a2--7-21-7-1b1(7-1a)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列であるが、前記VP7タンパク質は、対象に投与されると対象においてロタウイルスに対する免疫を誘導するものである配列が含まれる。
【0080】
B.7-1a1--7-21--7-1b2;7-1b
例えば、ロタウイルスVP7融合タンパク質、およびロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1aサブドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1bサブドメインを含むロタウイルスVP7融合タンパク質を含んでいてもよい。7-1aサブドメインと7-2ドメインは両方とも、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来し、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1bサブドメインに融合されている:
7-1a第1の株--7-2第1の株--7-1b第2の株(7-1a1--7-21--7-1b2;7-1b)。
【0081】
第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1aサブドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1bサブドメインを含むVP7融合タンパク質(7-1a
1--7-2
1--7-1b
2)の発現は、同一の第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1ドメイン(7-1aおよび7-1bサブドメイン)を含む野生型または天然のVP7タンパク質の収量と比較した場合、天然または野生型のVP7タンパク質と同一タイプの植物において同一条件下で発現させる場合、VP7融合タンパク質の収量を増加させることが観察されている(例えば、
図3aを参照し、4番目と8番目のレーン(7-1b)を2番目のレーン(VP7 G3P5)と5番目のレーン(VP7 G12P8)とそれぞれ比較)。
【0082】
7-1a1--7-21-7-1b2(7-1b)の形態のVP7融合タンパク質の例には、以下に限定されないが、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-1aサブドメインおよび7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G2P5[RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5]]に由来する7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1b)G2P5[RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G2);配列番号31]、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-1aサブドメインおよび7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G9P8[RVA/Hu/WI61/1983/G9P1A[8]]に由来する7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1b)G9P8[RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G9);配列番号41]、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-1aサブドメインおよび7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G3P5[RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5]]に由来する7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1b)G3P5[RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G3);配列番号50]、ならびにUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-1aサブドメインおよび7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G12P8[RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8]]に由来する7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1b)G12P8[RVA(Rtx G1)VP7(7-1b G12);配列番号59]、あるいは配列番号31、41、50、または59の7-1a1--7-21--7-1b2(7-1b)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59~100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性、例えば、配列番号31、41、50、または59の7-1a1--7-21--7-1b2(7-1b)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列であるが、前記VP7タンパク質は、対象に投与されると対象においてロタウイルスに対する免疫を誘導するものである配列が含まれる。
【0083】
C.7-1a2--7-21--7-1b2;7-1a-1b
例えば、ロタウイルスVP7融合タンパク質、およびロタウイルスVP7融合タンパク質を生成するための方法は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインを含むロタウイルスVP7融合タンパク質を含んでいてもよい。7-1aサブドメインは、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来し、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインに融合し、次いで、第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1bサブドメインに融合されている:
7-1a第2の株--7-2第1の株--7-1b第2の株(7-1a2--7-21--7-1b2;7-1a-1b)。
【0084】
第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメイン、ならびに第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインを含むVP7融合タンパク質(7-1a
2--7-2
1--7-1b
2;7-1a-1b)の発現は、同一の第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメインおよび7-1ドメイン(7-1aおよび7-1bサブドメイン)を含む野生型または天然のVP7タンパク質の収量と比較した場合、天然または野生型のVP7タンパク質と同一タイプの植物において同一条件下で発現させる場合、VP7融合タンパク質の収量を増加させることが観察されている(例えば、
図3aを参照し、5番目と9番目のレーン(7-1a-1b)を2番目のレーン(VP7 G3P5)と6番目のレーン(VP7 G9P8)とそれぞれ比較し、
図3bを参照し、4番目と7番目のレーン(7-1a-1b)を2番目のレーン(VP7 G3P5)と5番目のレーン(VP7 G12P8)とそれぞれ比較)。
【0085】
7-1a2--7-21-7-1b2(7-1a-1b)の形態のVP7融合タンパク質の例には、以下に限定されないが、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G2P5[RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5]]に由来する7-1aおよび7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G2P5[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G2);配列番号33]、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G9P8[RVA/Hu/WI61/1983/G9P1A[8]]に由来する7-1aおよび7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G9P8[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G9);配列番号43]、USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G3P5[RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5]]に由来する7-1aおよび7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G3P5[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G3);配列番号52]、ならびにUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]に由来する7-2ドメイン、ならびにロタウイルス株G12P8[RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8]]に由来する7-1aおよび7-1bサブドメインを含むVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G12P8[RVA(Rtx G1)VP7(7-1a-1b G12);配列番号61]、あるいは配列番号33、43、52、または61の7-1a2--7-21--7-1b2(7-1a-1b)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59~100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性、例えば、配列番号33、43、52、または61の7-1a2--7-21--7-1b2(7-1a-1b)融合アミノ酸配列のアミノ酸配列と約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列であるが、前記VP7タンパク質は、対象に投与されると対象においてロタウイルスに対する免疫を誘導するものである配列が含まれる。
【0086】
ロタウイルスVP7融合タンパク質は、G1からG27およびP1からP34、より好ましくはG1からG19およびP1からP27のG型とP型の任意の組み合わせの遺伝子型を有する任意のロタウイルス株に由来する1つまたはそれ以上のドメインまたはサブドメインを含んでいてもよく、下記に限定されないが、G1P[8]、G2P[4]、G2P[8]、G2P[5]、G3P[5]、G3P[8]、G4P[5]、G4P[8]、G9P[6]、G9P[8]、G12P[8]、ロタウイルスA WA株、ロタウイルスUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]株、ロタウイルスSA11株、ヒトロタウイルスHCR3(GenBank:AAA18522)、ブタ様ヒトG9P[6]ロタウイルス株(A Hu/BEL/BE2001/2009/G9P[6];GenBank:AFJ11215.1)、ロタウイルスG12(GenBank:BAD89095);ロタウイルス株G4 BrB-9、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5](GenBank:ADK27036)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5];(GenBan;ADK27037)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-BrB-9/1996/G4P7[5](GenBank:ADK27038)、RVA Hu/WI61/1983/G9P1A[8](UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9)RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8](GenBank:BAO74145)、RVA/ワクチン/USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8](GenBank:JN849114.1)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI79-9/1992/G1P7[5](GenBank:GU565057)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1520/2009/G1P[8](GenBank:JN849152)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1175/2009/G1P[8](GenBank:JN849154)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1280/2009/G1P[8](GenBank:JN849150)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1001a/2008/G1P[8](GenBank:JN849126)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0253/2008/G1P[8](GenBank:JN849120)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1023/2008/G1P[8](GenBank:JN849122)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1286/2009/G1P[8](GenBank:JN849148)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1128/2009/G1P[8](GenBank:JN849136)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5](GenBank:GU565068)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1248/2009/G2P[4](GenBank:JN849130)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1141/2009/G2P[4](GenBank:JN849156)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1058/2008/G2P[4](GenBank:JN849124)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1251/2009/G2P[4](GenBank:JN849144)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5](GenBank:GU565079)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1322/2009/G3P[6](GenBank:JF460828)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1214/2009/G3P[8](GenBank:JN849140)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1259/2009/G3P[8](GenBank:JN8491460)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-BrB-9/1996/G4P7[5](GenBank:GU565090)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1129/2009/G4P[8](GenBank:JN849138)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1113/2009/G4P[8](GenBank:JN849134)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI79-4/1992/G6P1A[8](GenBank:GU565046)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1242/2009/G9P[8](GenBank:JN849142)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1119/2009/G9P[8](GenBank:JN849132)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1032/2008/G9P[8](GenBank:JN849128)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0258/2008/G12P[8](GenBank:JN849118)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0085/2008/G12P[8](GenBank:JN849116)に由来する1つまたはそれ以上のドメインまたはサブドメインを含んでいてもよく、GenBank:AAA18522、GenBank:AFJ11215.1、GenBank:BAD89095、GenBank:ADK27036、GenBan;ADK27037、GenBank:ADK27038、UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9、GenBank:BAO74145、GenBank:JN849114.1、GenBank:GU565057、GenBank:JN849152、GenBank:JN849154、GenBank:JN849150、GenBank:JN849126、GenBank:JN849122、GenBank:JN849148、GenBank:JN849136、GenBank:GU565068、GenBank:JN849130、GenBank:JN849156、GenBank:JN849124、GenBank:JN849144、GenBank:GU565079、GenBank:JF460828、GenBank:JN849140、GenBank:JN8491460、GenBank:GU565090、GenBank:JN849138、GenBank:JN849134、GenBank:GU565046、GenBank:JN849142、GenBank:JN849132、GenBank:JN849128、GenBank:JN849118、GenBank:JN849116の配列のアミノ酸配列と約59~100%またはその間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列を含んでいてもよく、GenBank:AAA18522、GenBank:AFJ11215.1、GenBank:BAD89095、GenBank:ADK27036、GenBank:ADK27037、GenBank:ADK27038、UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9、GenBank:BAO74145、GenBank:JN849114.1、GenBank:GU565057、GenBank:JN849152、GenBank:JN849154、GenBank:JN849150、GenBank:JN849126、GenBank:JN849120、GenBank:JN849122、GenBank:JN849148、GenBank:JN849136、GenBank:GU565068、GenBank:JN849130、GenBank:JN849156、GenBank:JN849124、GenBank:JN849144、GenBank:GU565079、GenBank:JF460828、GenBank:JN849140、GenBank:JN8491460、GenBank:GU565090、GenBank:JN849138、GenBank:JN849134、GenBank:GU565046、GenBank:JN849142、GenBank:JN849132、GenBank:JN849128、GenBank:JN849118、GenBank:JN849116と、例えば、約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはこれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列を含んでいてもよいが、但し、前記VP7タンパク質は、対象に投与されると対象においてロタウイルスに対する免疫を誘導するものである配列が含まれる。
【0087】
本明細書に開示されるロタウイルス株または遺伝子型には、任意の既知のロタウイルス株または遺伝子型が含まれるが、時間とともに定期的に発生することが知られている既知のロタウイルス株への改変も含まれる(例えば、Kirkwood CD The Journal of Infectious Diseases, 2010, Volume 202 (Supplement 1)を参照のこと)。よって、第1のロタウイルス株もしくは遺伝子型または第2のロタウイルス株もしくは遺伝子型は、例えば、G1からG27およびP1からP34、より好ましくは、G1からG19およびP1からP27のG型およびP型の任意の組み合わせの遺伝子型を有する任意のロタウイルス株に由来していてもよく、下記に限定されないが、G1P[8]、G2P[4]、G2P[8]、G2P[5]、G3P[5]、G3P[8]、G4P[5]、G4P[8]、G9P[6]、G9P[8]、G12P[8]、ロタウイルスA WA株、ロタウイルスUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]株、ロタウイルスSA11株、ヒトロタウイルスHCR3(GenBank:AAA18522)、ブタ様ヒトG9P[6]ロタウイルス株(A Hu/BEL/BE2001/2009/G9P[6];GenBank:AFJ11215.1)、ロタウイルスG12(GenBank:BAD89095);ロタウイルス株G4 BrB-9、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5](GenBank:ADK27036)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5](GenBan;ADK27037)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-BrB-9/1996/G4P7[5](GenBank:ADK27038)、RVA Hu/WI61/1983/G9P1A[8](UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9)、RVA/ヒト-tc/KEN/KDH651/2010/G12P[8](GenBank:BAO74145)、RVA/ワクチン/USA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8](GenBank:JN849114.1)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI79-9/1992/G1P7[5](GenBank:GU565057)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1520/2009/G1P[8](GenBank:JN849152)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1175/2009/G1P[8](GenBank:JN849154)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1280/2009/G1P[8](GenBank:JN849150)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1001a/2008/G1P[8](GenBank:JN849126)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0253/2008/G1P[8](GenBank:JN849120)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1023/2008/G1P[8](GenBank:JN849122)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1286/2009/G1P[8](GenBank:JN849148)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1128/2009/G1P[8](GenBank:JN849136)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-SC2-9/1992/G2P7[5](GenBank:GU565068)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1248/2009/G2P[4](GenBank:JN849130)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1141/2009/G2P[4](GenBank:JN849156)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1058/2008/G2P[4](GenBank:JN849124)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1251/2009/G2P[4](GenBank:JN849144)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI78-8/1992/G3P7[5](GenBank:GU565079)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1322/2009/G3P[6](GenBank:JF460828)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1214/2009/G3P[8](GenBank:JN849140)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1259/2009/G3P[8](GenBank:JN8491460)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-BrB-9/1996/G4P7[5](GenBank:GU565090)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1129/2009/G4P[8](GenBank:JN849138)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1113/2009/G4P[8](GenBank:JN849134)、RVA/ワクチン/USA/RotaTeq-WI79-4/1992/G6P1A[8](GenBank:GU565046)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1242/2009/G9P[8](GenBank:JN849142)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1119/2009/G9P[8](GenBank:JN849132)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE1032/2008/G9P[8](GenBank:JN849128)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0258/2008/G12P[8](GenBank:JN849118)、RVA/ヒト-wt/BEL/BE0085/2008/G12P[8](GenBank:JN849116)を含み、GenBank:AAA18522、GenBank:AFJ11215.1、GenBank:BAD89095、GenBank:ADK27036、GenBan;ADK27037、GenBank:ADK27038、UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9、GenBank:BAO74145、GenBank:JN849114.1、GenBank:GU565057、GenBank:JN849152、GenBank:JN849154、GenBank:JN849150、GenBank:JN849126、GenBank:JN849120、GenBank:JN849122、GenBank:JN849148、GenBank:JN849136、GenBank:GU565068、GenBank:JN849130、GenBank:JN849156、GenBank:JN849124、GenBank:JN849144、GenBank:GU565079、GenBank:JF460828、GenBank:JN849140、GenBank:JN8491460、GenBank:JN849138、GenBank:JN849134、GenBank:GU565046、GenBank:JN849142、GenBank:JN849132、GenBank:JN849128、GenBank:JN849118、GenBank:JN849116の配列のアミノ酸配列と約59~100%またはこれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列、例えば、GenBank:AAA18522、GenBank:AFJ11215.1、GenBank:BAD89095、GenBank:ADK27036、GenBan;ADK27037、GenBank:ADK27038、UniProtKB/Swiss-Prot:B3SRX9、GenBank:BAO74145、GenBank:JN849114.1、GenBank:GU565057、GenBank:JN849152、GenBank:JN849154、GenBank:JN849150、GenBank:JN849126、GenBank:JN849120、GenBank:JN849122、GenBank:JN849148、GenBank:JN849136、GenBank:GU565068、GenBank:JN849130、GenBank:JN849156、GenBank:JN849124、GenBank:JN849144、GenBank:GU565079、GenBank:JF460828、GenBank:JN849140、GenBank:JN8491460、GenBank:GU565090、GenBank:JN849138、GenBank:JN849134、GenBank:GU565046、GenBank:JN849142、GenBank:JN849132、GenBank:JN849128、GenBank:JN849118、GenBank:JN849116の配列のアミノ酸配列と、約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはそれらの間の任意の量の配列類似性または同一性を示す配列を含んでいてもよいが、但し、前記VP7タンパク質は、対象に投与されると対象においてロタウイルスに対する免疫を誘導するものである配列が含まれる。
【0088】
融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子(RLP)
また、ロタウイルス様粒子(RLP)とも呼ばれるウイルス様粒子(VLP)を生成するための方法、または植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を含むVLPの生成を増加させるための方法もまた、本明細書で提供される。
【0089】
VLPはまた、VP7融合タンパク質を含む「ロタウイルスVLP」、「ロタウイルス様粒子(RVLP)」、「ロタウイルス様粒子(RLP)」、「ロタウイルス様粒子」、「RVLP」、「RLP」、または「融合RLP」とも呼ばれうる。VLPまたはRLPは、自己集合し、1つまたはそれ以上のロタウイルス天然構造タンパク質、1つまたはそれ以上のロタウイルス融合タンパク質、またはこれらの組み合わせを自己構築し、含む構造である。例えば、RLPは、1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質VP2、VP4および/またはVP6、ならびに/あるいは1つまたはそれ以上のVP7融合タンパク質を含んでいてもよい。非限定的な例において、RLPは、構造タンパク質VP2、VP6、および融合タンパク質VP7を含む。別の非限定的な例において、RLPは、構造タンパク質VP2、VP4、VP6、および融合タンパク質VP7を含んでいてもよい。VLPまたはRLPは、一般に、感染時に生成されるビリオンと形態学的および抗原的に類似しているが、複製するのに十分な遺伝学的情報が不足し、それゆえ非感染性である。
【0090】
VP2タンパク質、VP6タンパク質およびVP7融合タンパク質、またはVP2タンパク質、VP6タンパク質、VP4タンパク質およびVP7融合タンパク質を含むRLPまたはVLPは、約50nm~120nmまたはこれらの間の任意のサイズ、例えば、55、60、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120nm、またはこれらの間の任意の量のサイズのものである。例えば、RLPは、約75~約110nmであってもよい。
【0091】
本明細書に記載の方法によって生成されるロタウイルスVP7融合タンパク質を含むVLPまたはRLPは、野生型の天然VP7を含むRLPと比較した場合、VP7:VP6をより高い比率で含んでいてもよい(実施例3を参照のこと)。
【0092】
成熟したロタビリオンは、タンパク質の3つの同心円層(殻)とds RNAの11個のセグメントのゲノムからなるT=13の二十面体である(Patton J.T. Journal of General Virology (1995), 76, 2633-264)。最外層は、糖タンパク質VP7(37kDa)の780コピーと、ウイルス付着タンパク質VP4(87kDa)の二量体から形成された60個のスパイクで構成されている(Patton J.T. Journal of General Virology (1995), 76, 2633-264)。中間殻または層は、T=13の格子に配置されたVP6(45kDa)の260個の三量体で構成されている。最内層は、RNA結合タンパク質VP2(102kDa)の60個の二量体で構成されるT=1構造である(Patton J.T. Journal of General Virology (1995), 76, 2633-264)。成熟ロタビリオンにおけるVP2:VP6:VP7の化学量論的質量比は、約:1:2.8:2.4である。したがって、成熟ロタビリオンにおいて、VP7:VP6の質量比は、約0.85である。
【0093】
Yangら(2011年)(Science China Life Sciences January 2011, Volume 54, Issue 1, pp 82-89)は、タバコ植物において、グループAのRV(P[8]G1)の3つのロタウイルスカプシドタンパク質VP2、VP6、およびVP7を共発現させ、これらのタンパク質の発現レベルならびにロタウイルス様粒子の形成を研究した。しかしながら、RV VLPに構築され生成された発現ロタウイルスカプシドタンパク質のごく一部と、外層タンパク質VP7は、Yangら(2011年)によって生成されたRV VLPに、部分的にのみ存在するか、または完全に存在しない可能性がある。
【0094】
Yangら(2011年)が提供したデータに基づくと、RLPにおけるVP7:VP6の化学量論的質量比は0.18である。この比率は、Yangらの表2において供されるデータから決定することができ、当該データは、VP6:VP2の比率が4.26であり、VP7/VP2の比率が0.77であり、これは、VP7:VP6の比率が、VP7/VP6=0.77/4.26=0.18について解くことにより0.18と等しくなることを示している。
【0095】
本明細書に記載の方法によって生成されるロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPは、野生型または天然のVP7を含むRLPと比較した場合、VP7:VP6のより高い比率を含んでいてもよい。
【0096】
VP7融合タンパク質を含むRLPと同一の条件下で生成されるが、RLPが野生型または天然のVP7タンパク質を含むRLPと比較した場合、ロタウイルスVP7融合タンパク質の増加した量または増加した取り込みを含むRLPを生成するための方法もまた本明細書で提供される。
【0097】
RLPにおけるロタウイルスVP7融合タンパク質の量または取り込みは、例えば、上記に記載されるように、VP7:VP6の化学量論的質量比として表されうる。したがって、植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルス様粒子(RLP)中のVP7:VP6の化学量論的質量比を増加させるための方法が提供される。さらに、VP7:VP6の化学量論的質量比が増加したRLPが提供される。前記方法またはRLPにおけるVP7:VP6の化学量論的質量比は、野生型または天然のVP7タンパク質を含むRLPと比較され、ロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPと同一の条件下で生成される。
【0098】
ロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPにおけるVP7:VP6の化学量論的質量比は、約0.2から0.85またはこれらの間の任意の量であってもよい。例えば、VP7:VP6の化学量論的質量比は、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.7、0.75、0.8、0.85、またはこれらの間の任意の量であってもよい。
【0099】
ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6、およびVP7融合タンパク質を含む三重層ロタウイルス様粒子(RLP)であって、前記RLPのVP7:VP6の比が、0.2から0.85またはこれらの間の任意の量である、前記RLPがさらに提供される。例えば、三重層RLPは、ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6、およびVP7を含んでいてもよく、VP7:VP6の化学量論的質量比は、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.7、0.75、0.8、0.85、またはこれらの間の任意の量である。三重層RLPは、適宜、ロタウイルス構造タンパク質VP4を含んでいてもよい。
【0100】
RLPにおけるVP7の組み込みまたはVP7の含有量は、RLPにおけるVP7の%含有量でさらに表されてもよい(例えば、表5を参照のこと)。天然のロタウイルスにおいて、(VP2、VP4、VP6、およびVP7を含む)RLPの総構造タンパク質の質量の約37%が、理論上の分子量と構造タンパク質の化学量論を用いて算出されたVP7タンパク質である。本開示のRLPにおけるVP7融合タンパク質の含有量は、VP7融合、VP2およびVP6を含むRLPの総構造タンパク質の質量の約5%から約38%またはこれらの間の任意の量であってもよい。例えば、RLPにおけるVP7融合タンパク質の含有量は、VP7融合物、VP2およびVP6を含むRLPの総構造タンパク質の質量の5%、10%、12%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、またはこれらの間の任意の量であってもよい。
【0101】
ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6およびVP7融合タンパク質を含む三重層ロタウイルス様粒子(RLP)であって、前記RLPの総構造タンパク質の質量の5%から38%またはこれらの間の任意の量が、VP7タンパク質である、前記RLPがさらに提供される。例えば、三層RLPは、ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6およびVP7を含んでいてもよく、RLPにおけるVP7融合タンパク質の含有量は、RLPの総構造タンパク質の質量の5%、10%、12%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、またはこれらの間の任意の量であってもよい。三重層RLPは、適宜、ロタウイルス構造タンパク質VP4を含んでいてもよい。
【0102】
植物、植物の部分、または植物細胞においてロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPを生成するための方法またはRLPの生成を増加させるための方法において、本明細書に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質、例えば、タンパク質7-1a(7-1a第2の株--7-2第1の株--7-1b第1の株)、タンパク質7-1b(7-1a第1の株--7-2第1の株--7-1b第2の株)、タンパク質7-1a-1b(7-1a第2の株--7-2第1の株--7-1b第2の株)またはこれらの組み合わせをコードする核酸が、植物、植物の部分、または植物細胞に導入される。核酸は、植物、植物の部分、または植物細胞において適切な条件下で発現され、ロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPが生成される。1つまたは1つ以上のタイプのロタウイルス融合タンパク質は、1つまたは1つ以上のタイプのロタウイルス融合タンパク質を含むRLPを生成するために、植物、植物の部分、または植物細胞で発現させることができる。
【0103】
VP7融合タンパク質を含むRLPを生成するための方法はまた、植物または植物の部分において、ロタウイルスVP2構造タンパク質、ロタウイルスVP6構造タンパク質、およびロタウイルスVP4構造タンパク質をコードする核酸配列を共発現する工程を含んでいてもよい。ロタウイルスVP2、VP6、および/またはVP4構造タンパク質は、VP7融合のドメインまたはサブドメインが由来する第1のロタウイルス株に由来していてもよい。さらに、ロタウイルスVP2、VP6、および/またはVP4構造タンパク質は、VP7融合物のドメインまたはサブドメインが由来する第2のロタウイルス株に由来していてもよい。さらに、ロタウイルスVP2、VP6、および/またはVP4構造タンパク質は、第3のロタウイルス株に由来し、前記第3のロタウイルス株は、第1または第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株であってもよい。
【0104】
例えば、ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6、またはVP2およびVP6の両方は、G1からG27およびP1からP34、より好ましくは、G1からG19およびP1からP27のG型およびP型のいずれかの組み合わせであって、G1P[8]、G2P[4]、G2P[8]、G2P[5]、G3P[5]、G3P[8]、G4P[5]、G4P[8]、G9P[6]、G9P[8]およびG12P[8]を含むが、これらに限定されない、遺伝子型を有するいずれかのロタウイルス株に由来していてもよい。したがって、ロタウイルス構造タンパク質VP2、VP6、またはVP2およびVP6の両方は、VP2、VP6、またはVP2とVP6の両方は、G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7、G8、G9、G10、G11、G12、G13、G14、G15、G16、G17、G18、G19、G20、G21、G22、G23、G24、G25、またはG27の遺伝子型を有するいずれかのロタウイルス株に由来していてもよい。
【0105】
さらに、上記に記載されるVP7融合タンパク質を含むRLPを生成するための方法は、ロタウイルス非構造タンパク質、例えば、NSP4をコードする核酸配列を発現する工程をさらに含んでいてもよい。
【0106】
ロタウイルス構造タンパク質およびロタウイルス非構造タンパク質を宿主(例えば、植物または植物の部分など)に導入し、共発現させることにより、生成されるVLPまたはRLPの収量を調節することができることが見出された。特に、ロタウイルス構造タンパク質をロタウイルス非構造タンパク質NSP4とともに宿主(例えば、植物、植物の部分、または植物細胞など)で共発現させることにより、構造タンパク質VP7のRPLへの取り込みは、同一条件下で同一のロタウイルス構造タンパク質を発現するがロタウイルス非構造タンパク質を発現しない第2の宿主(例えば、第2の植物、第2の植物の部分、または第2の植物細胞など)により生成されるVP7のレベルと比較して増加しうる(例えば、参照により本明細書に組み込まれるWO2016/115630を参照のこと)。
【0107】
よって、宿主または宿主細胞においてVP7融合物を含むRLPを生成するための方法は、VP7融合物をコードする第1のヌクレオチド配列、VP2をコードする第2のヌクレオチド配列およびVP6をコードする第3のヌクレオチド配列、ならびにNSP4をコードする第4のヌクレオチド配列を含む1つまたはそれ以上の核酸を含む、宿主または宿主細胞(例えば、植物、植物の部分、または植物細胞など)を供することを含んでいてもよい。第1、第2、第3、および第4のヌクレオチド配列は、宿主または宿主細胞(例えば、植物、植物の部分、または植物細胞など)において活性な1つまたはそれ以上の調節領域に作動可能に連結されている。宿主または宿主細胞は、1つまたはそれ以上の核酸の発現を可能にする条件下でインキュベートされ、その結果、VP7融合物、VP2、VP6およびNSP4の各々が発現される。前記方法によって生成されるVLP(またはRLP)には、ロタウイルス構造タンパク質のVP7融合物、VP2およびVP6が含まれる。RLPには、ロタウイルスタンパク質NSP4が含まれない。
【0108】
宿主または宿主細胞(例えば、植物、植物の部分、または植物細胞など)には、ロタウイルス構造タンパク質VP4をコードする第5のヌクレオチド配列がさらに含まれていてもよく、発現時に、VP4は、前記宿主または宿主細胞内で生成される。この方法によって生成されるVLP(またはRLP)には、ロタウイルス構造タンパク質VP7融合物、VP2、VP6が含まれ、さらにVP4が適宜含まれてもよい。
【0109】
ロタウイルスVP2、VP6、VP4、NSP4タンパク質、またはこれらの組み合わせは、VP7融合物のドメインまたはサブドメインが由来する第1のロタウイルス株に由来していてもよい。さらに、ロタウイルスVP2、VP6、VP4、NSP4タンパク質、またはこれらの組み合わせは、VP7融合物のドメインまたはサブドメインが由来する第2のロタウイルス株に由来していてもよい。さらに、ロタウイルスVP2、VP6、VP4、NSP4タンパク質、またはこれらの組み合わせは、第3のロタウイルス株に由来していてもよく、第3のロタウイルス株は、第1または第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である。さらに、VP2、VP6、VP4、NSP4タンパク質、またはこれらの組み合わせは、第4のロタウイルス株に由来していてもよく、第3のロタウイルス株は、第1、第2、または第4のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である。表1に示されるように、ある株に由来するVP2、VP6、VP4、およびNSP4のうちのいずれか1つは、少なくとも1つのVP2および1つのVP6が用いられる限り、1つまたは1つより多くの他の株に由来するVP2、VP6、VP4、およびNSP4のいずれか1つと組み合わされてもよい。VP6が使用されている。ロタウイルスタンパク質VP4およびNSP4は、記載される方法において適宜用いられてもよい。
表1:ロタウイルスタンパク質と株の組み合わせ
【表1】
*(_)は、様々なロタウイルス株を示す。第1、第2、第3、第4のロタウイルス株のいずれか1つは異なる株である。
【0110】
例えば、ロタウイルスタンパク質VP2およびVP6の以下の組み合わせは、本明細書に記載のVP7融合タンパク質とともに用いられ/共発現されてもよい:VP2(1)、VP6(1)、VP2(1)、VP6(2);VP2(1)、VP6(3);VP2(1)、VP6(4);VP2(2)、VP6(1);VP2(2)、VP6(2);VP2(2)、VP6(3);VP2(2)、VP6(4);VP2(3)、VP6(1);VP2(3)、VP6(2);VP2(3)、VP6(3);VP2(3)、VP6(4);VP2(4)、VP6(1);VP2(4)、VP6(2);VP2(4)、VP6(3)またはVP2(4)、VP6(4)。
【0111】
1つまたはそれ以上のタイプのロタウイルスVP7融合タンパク質が、植物、植物の部分、または植物細胞において、1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質、例えば、VP2、VP6および/またはVP4タンパク質と共発現される場合、1つまたはそれ以上のタイプのVP7融合タンパク質と1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質がRLPに自己構築する。植物または植物の部分は、RLPの完全性を維持するために適切な抽出および精製条件下で収集され、1つまたはそれ以上のタイプのVP7融合タンパク質を含むRLPが精製されうる。1つまたはそれ以上のVP7融合タンパク質はまた、ロタウイルスVP2タンパク質(VP2)をコードするヌクレオチド配列およびロタウイルスVP6タンパク質(VP6)をコードするヌクレオチド配列と共発現され、その結果、RLPは、VP7融合タンパク質、VP2およびVP6タンパク質を含みうる。1つまたはそれ以上のVP7融合タンパク質はまた、VP2をコードするヌクレオチド配列、VP6をコードするヌクレオチド配列、ロタウイルスVP4タンパク質(VP4)をコードするヌクレオチド配列と共発現され、その結果、RLPは、VP7融合タンパク質、VP2、VP6およびVP4タンパク質を含みうる。本開示はまた、植物、植物の部分、または植物細胞内における本明細書に記載される1つまたはそれ以上のタイプのVP7融合タンパク質の生成、ならびにVP7融合タンパク質を含む植物物質、植物抽出物、またはタンパク質抽出物を生成するための植物、植物の部分、または植物細胞からの1つまたはそれ以上のタイプのVP7の抽出および精製を提供する。
【0112】
植物物質、植物抽出物、またはタンパク質抽出物は、を使用して、対象におけるロタウイルス感染に対する免疫を誘導するために用いられてもよい。あるいは、VP7融合タンパク質、またはVP7融合タンパク質を含むRLPは、精製され、または部分的に精製されてもよく、精製され、または部分的に精製された調製物は、対象におけるロタウイルス感染に対する免疫を誘導するために用いられてもよい。
【0113】
本開示はまた、免疫応答を誘導するための、1つまたはそれ以上のタイプのロタウイルスVP7融合タンパク質、または1つまたはそれ以上のタイプのロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPの有効用量、および医薬的に許容される担体、アジュバント、ベヒクル、または賦形剤を含む組成物を提供する。
【0114】
また、対象においてロタウイルス感染に対する免疫を誘導するための方法であって、1つまたはそれ以上のタイプのロタウイルスVP7融合タンパク質または1つまたはそれ以上のタイプのロタウイルスVP7融合タンパク質を含むRLPを、対象に経口、鼻腔内、筋肉内、腹腔内、静脈内、または皮下に投与することを含む方法が、本明細書で提供される。
【0115】
本開示はまた、植物においてRLPを生成するための方法であって、ロタウイルスVP7融合タンパク質をコードする第1の核酸が、第2のロタウイルス構造タンパク質(例えば、VP2タンパク質)をコードする第2の核酸および第3のロタウイルス構造タンパク質(例えば、VP6)をコードする第3の核酸と共発現され、前記第1、第2、および第3の核酸が植物において共発現される。第1の核酸、第2の核酸、および第3の核酸は、同一の工程で植物に導入されてもよく、または植物に順次導入されてもよい。
【0116】
さらに、VP7融合タンパク質をコードする第1の核酸、第2のロタウイルス構造タンパク質(例えば、VP2タンパク質)をコードする第2の核酸、および第3のロタウイルス構造タンパク質(例えば、VP6タンパク質)をコードする第3の核酸を発現する植物は、第4のロタウイルス構造タンパク質(例えば、VP4タンパク質)をコードする第4の核酸でさらに形質転換され、その結果、第1、第2、第3および第4の核酸が植物において共発現されてもよい。
【0117】
さらに、VP7融合をコードする第1の核酸を発現する第1の植物は、例えば、VP6またはVP2タンパク質に限定されないが1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質をコードする第2の核酸を発現する第2の植物と交配させて、VP7融合タンパク質およびVP6タンパク質またはVP7融合タンパク質およびVP2タンパク質をそれぞれコードする第1および第2の核酸を共発現する子孫植物(第3の植物)を生成することできる。さらに、VP7融合タンパク質およびVP6タンパク質またはVP7融合タンパク質およびVP2タンパク質をそれぞれコードする第1および第2の核酸を発現する第3の植物は、例えば、1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質(例えば、下記に限定されないが、VP6またはVP2タンパク質)をコードする第3の核酸を発現する第4の植物と交配されて、VP7融合タンパク質、VP2タンパク質またはVP6タンパク質、およびVP6またはVP2タンパク質をコードする第1、第2、および第3の核酸を共発現するさらなる子孫植物(第5の植物)を生成し、その結果、VP7融合タンパク質、VP2タンパク質およびVP6タンパク質が前記第5番目の植物内で発現されてもよい。
【0118】
VP7融合タンパク質、VP2タンパク質およびVP6タンパク質を発現する第5の植物は、1つまたはそれ以上のロタウイルス構造タンパク質(例えば、下記に限定されないが、VP4)をコードする第4の核酸を発現する第6の植物とさらに交配されて、VP7融合タンパク質、VP2タンパク質、VP6タンパク質およびVP6タンパク質を発現する第7の植物を生成してもよい。
【0119】
図4bで見られるように、ロタウイルスVP7融合タンパク質は、植物においてVP2およびVP6とともにRLP内で自己構築する。単離されたRLPは、野生型VP7タンパク質を有するRLPと同様の立体構造を示す(
図4a)。
【0120】
核酸
本開示は、本明細書に記載されるロタウイルスVP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含む核酸をさらに提供する。したがって、前記核酸は、第1のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-2ドメイン、および第2のロタウイルス遺伝子型または株に由来する7-1aサブドメイン、7-1bサブドメインまたは7-1aサブドメインを含みうるVP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含んでいてもよい(7-1a第1または第2の株--7-2第1の株--7-1b第1または第2の株(7-1a1/2-7-21-7-1b1/2)。
【0121】
さらに、ロタウイルスVP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含む核酸であって、前記配列は、7-1aサブドメインをコードする第1の配列、7-2ドメインをコードする第2の配列、および7-1bサブドメインをコードする第3の配列を含み;7-2ドメインの配列は、第1のロタウイルス株に由来し、および7-1aサブドメインの配列、7-1bサブドメインの配列または7-1aサブドメインの配列および7-1bサブドメインの配列は、第2のロタウイルス株に由来し、第1のロタウイルス株は、第2のロタウイルス株とは異なるロタウイルス株である、核酸がさらに提供される。
【0122】
ロタウイルス融合タンパク質をコードする核酸は、「ロタウイルスVP7融合核酸」、「ロタウイルスVP7融合ヌクレオチド配列」として記載されうる。このような核酸の非限定的な例は、配列番号27、30、32、38、40、42、49、51、58または60に開示される配列、あるいは配列番号27、30、32、38、40、42、49、51、58、60と約59~100%またはこれらの間の任意の割合の配列類似性または同一性、例えば、配列番号27、30、32、38、40、42、49、51、58または60の配列と約59、60、62、64、66、68、70、72、74、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100%またはこれらの間の任意の割合の配列類似性または同一性を示す配列である。
【0123】
ヌクレオチド配列は、例えば、ヒトのコドン使用または植物のコドン使用のために最適化されうる。さらに、VP7融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列は、1つまたはそれ以上の増幅要素に作動可能に連結されていてもよい。さらに、例えば、ロタウイルスタンパク質VP2、VP4、VP6、VP7融合タンパク質またはNSP4などのロタウイルスタンパク質をコードするヌクレオチド配列は、1つまたはそれ以上のエンハンサー配列に作動可能に連結されていてもよい。例えば、発現エンハンサーは、CPMVエンハンサーエレメントと呼ばれる、カウピーモザイクウイルス(CPMV)に由来するエンハンサーであってもよい。
【0124】
本明細書で用いられる用語「CPMVエンハンサーエレメント」は、当技術分野で知られているカウピーモザイクウイルス(CPMV)RNA2ポリペプチドを調節する5’UTRをコードするヌクレオチド配列またはその改変CPMV配列を意味する。例えば、CPMVエンハンサーエレメントまたはCPMV発現エンハンサーは、WO2015/14367、WO2015/103704;WO2007/135480;WO2009/087391;Sainsbury F., and Lomonossoff G.P., (2008, Plant Physiol. 148: pp. 1212-1218)(これらの文献の各々は、参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるヌクレオチド配列を含む。CPMVエンハンサー配列は、それらが結合している下流の異種オープンリーディングフレーム(ORF)の発現を高めることができる。CPMV発現エンハンサーは、CPMV HT、CPMVX、CPMVX+、CPMV-HT+、CPMV HT+[WT115]、またはCPMV HT+[511]を含んでいてもよい(参照により本明細書に組み込まれるWO2015/14367;WO2015/103704)。CPMV発現エンハンサーは、CPMV発現エンハンサー配列および目的のヌクレオチド配列と作動可能に連結されている調節領域を含む植物発現システム内で用いられてもよい。用語「5’UTR」、「5’非翻訳領域」または「5’リーダー配列」は、翻訳されないmRNAの領域を意味する。5’UTRは、典型的に、転写開始部位から開始し、コード領域の翻訳開始部位または開始コドンの直前で終結する。5’UTRは、mRNA転写物の安定性および/または翻訳を調節しうる。
【0125】
例えば、ロタウイルスタンパク質VP2、VP4、VP6、VP7融合タンパク質またはNSP4などのロタウイルスタンパク質に作動可能に連結された1つまたはそれ以上のエンハンサー配列は、さらに、(参照により本明細書に組み込まれる)米国出願第62/643,053号であってもよい。よって、用いられうる発現エンハンサーの非限定的な例には:
nbGT61 (配列番号122);
ATCCAGAAGTAGGAATTCTTCAGTATAATCTAGGGTTTTTTGAAAAGCAAATTGATCGAAA;
nbATL75 (配列番号123);
ATCTCCACCACCAAAAACCCTAATCGCCTCTCCGTTTCTTCATCAGATTCTCGGTTCTCTTCTTCTACAGCAACA;
nbDJ46 (配列番号124);
ACTCACCAAGAAAATAAACAAATTAAAGAATTTTAAGAAAAACAAG;
nbCHP79 (配列番号125);
ATTCTGCCCTCAGTTAACTAAATTATCTCTCTGATTAACAGTACTTTCTGATTTTCTGTGATTTCTACAAATCTGAGAC;
nbEN42 (配列番号126);
ACTTTTGTATAGCTCCATTGAAATAGAGAAAAGAAAATAGCC;
atHSP69 (配列番号127);
AAATTCAAAATTTAACACACAAACACAAACACACACACCAAAAAAAACACAGACCTTAAAAAAATAAAA;
atGRP62 (配列番号128);
ATAACAAAACAAGATTTTGAAGTAAAACATAAAAGAAAATAAACCCTAAGAATATATCGAAA
atPK65 (配列番号129);
GCAAAAACAAAAATAAAAAAAACATCGCACAAGAAAATAAAAGATTTGTAGAATCAACTAAGAAA
atRP46 (配列番号130);
AGAAACAAAAAGAATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAGAATAAAGAA;
nb30S72 (配列番号131);
ATCTTTCCCTCAAAACCCTAGCCGCAGTCACTTCCGTAGGTGCTTACTTCGCTGTTAGTGCAATTCCAAACC;
nbMT78 (配列番号132);
(AC)ACAATTTGCTTTAGTGATTAAACTTTCTTTTACAACAAATTAAAGGTCTATTATCTCCCAACAACATAAGAAAACA
nbPV55 (配列番号133);
AATTAAAGATCAATTCACTGTATCCCTCTTCTCCAAAAAAAACTCTGCTGTAGTC
nbPPI43 (配列番号134);
(AGC)ACAAATCGTACACAGCGAAAACCTCACTGAAATATTTAGAGAG
nbPM64 (配列番号135);
(GTTC)AGAAAGATTTGTTTCCTCTGAAATAGTTTTACAGAGCCAGAAGAAGAAAAAGAAGAAGAGAGCAおよび
nbH2A86 (配列番号136);
ACTCAACACTCAAATCGCAATCCAAAAGCTTCAATTTTTCCTAATACTTCTCTGTATTCAAGCTTCGTAAACTTTCATTCACATCA
が含まれる。
【0126】
本開示で言及される核酸配列は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下において本明細書で定義される1つまたはそれ以上のヌクレオチド配列またはその核酸配列の相補物にハイブリダイズする場合、配列またはその相補物に対して「実質的に相同」、「実質的に類似」または「実質的に同一」であってもよい。配列は、そのヌクレオチドの少なくとも約70%、または70~100%、またはこれらの間の任意の割合、例えば、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100%、またはこれらの間の任意の割合が、ヌクレオチド配列の定義された長さに対して一致する場合、「実質的に相同」「実質的に類似」「実質的に同一」であるが、但し、このような相同配列が、その配列の特性、または本明細書に記載のコード化された産物のうちの1つまたはそれ以上を示すことを条件とする。
【0127】
このような配列類似性または同一性は、DNASIS内で提供されるものなどのヌクレオチド配列比較プログラムを用いて(例えば、以下に限定されないが、GAPペナルティ5、上部対角線5の数(# of top diagonals 5)、固定GAPペナルティ10、k-タプル2、フローティングギャップ10、およびウィンドウサイズ5を用いて)決定されてもよい。しかしながら、比較のための配列アラインメントの他の方法は、当該技術分野で周知であり、例えば、Smith & Waterman (1981, Adv. Appl. Math. 2:482)、Needleman & Wunsch (J. Mol. Biol. 48:443, 1970)、Pearson & Lipman (1988, Proc. Nat’l. Acad. Sci. USA 85:2444)のアルゴリズム、これらのアルゴリズムNIHにより利用可能なGAP、BESTFIT、FASTA、およびBLAST)のコンピュータ上の実行、あるいは手動アラインメントと目視による研究(例えば、Current Protocols in Molecular Biology, Ausubel et al., eds. 1995 supplementを参照のこと)、あるいはストリンジェントな条件下におけるサザンまたはノザンハイブリダイゼーションを用いる(Maniatis et al., in Molecular Cloning (A Laboratory Manual), Cold Spring Harbor Laboratory, 1982を参照のこと)。好ましくは、実質的に相同である配列は、その分子の定義された長さに対して少なくとも約80%、最も好ましくは少なくとも約90%の配列類似性を示す。
【0128】
このようなストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の1つの例として、65℃で4XSSC中において終夜(約16~20時間)ハイブリダイゼーションし、次いで65℃で0.1XSSC中において1時間洗浄するか、65℃で0.1XSSC中において各々20分または30分間で2回洗浄することがであってもよい。あるいは、例示的なストリンジェントなハイブリダイゼーション条件として、ユニークな配列領域のために、42℃で50%のホルムアミド、4XSSCにおいて終夜(16~20時間)、続いて65℃で0.1XSSCにおいて1時間洗浄するか、65℃で0.1XSSC中において各々20または30分間または一晩(16~20時間)で2回洗浄しうるか、または65℃でChurch水性リン酸緩衝液(7% SDS;0.5M NaPO4緩衝液、pH7.2;10mM EDTA)でハイブリダイゼーションし、50℃で0.1XSSC、0.1%SDS中において各々20または30分間で2回洗浄し、または65℃で2XSSC、0.1%SDS中において各々20または30分間で2回洗浄しうる。
【0129】
コドン最適化
多くの生物は、成長するペプチド鎖における特定のアミノ酸の挿入のためにコードする特定のコドンの使用について偏りを示す。生物間のコドン使用におけるコドン選択、コドンバイアス、差異は、遺伝コードの縮重によってもたらされ、多くの生物の間で十分に記録されている。コドンバイアスは、メッセンジャーRNA(mRNA)の翻訳効率と相関することが多く、これは、とりわけ、翻訳されるコドンの特性と特定の転移RNA(tRNA)分子の利用可能性に依存すると考えられている。細胞内の選択されるtRNAの優勢性は、一般に、ペプチド合成で最も頻繁に使用されるコドンを反映している。よって、遺伝子は、コドン最適化に基づいて、一定の生物における最適な遺伝子発現のために調整されうる。異種的に発現されるタンパク質をコードするヌクレオチド配列を最適化するためのプロセスは、発現収量を改善するための重要なステップとなりうる。最適化の要件には、外来タンパク質を生成する宿主の能力を改善するためのステップが含まれうる。
【0130】
「コドン最適化」は、天然配列の少なくとも1つ、それ以上、または多数のコドンを、別の生物または種の遺伝子でより頻繁にまたは最も頻繁に用いられうるコドンで置き換えることによって、目的の細胞において発現を高めるために核酸配列を改変することとして定義される。様々な種が、特定のアミノ酸の特定のコドンに対して特定のバイアスを示す。
【0131】
本開示には、コドン最適化された合成ポリヌクレオチド配列が含まれ、例えば、配列は、ヒトコドン使用または植物コドン使用のために最適化されている。次いで、コドン最適化ポリヌクレオチド配列は、植物で発現させうる。より具体的には、ヒトのコドン使用または植物のコドン使用のために最適化された配列は、植物において発現されてもよい。理論に拘束されることを望まないが、ヒトコドンに最適化された配列は、配列のグアニンシトシン含有量(GC含量)を増加させ、植物における発現収量を改善すると考えられている。
【0132】
翻訳的に非効率的なタンパク質コード領域の翻訳速度を改善するために当該技術分野で公知の様々なコドン最適化技術が存在する。これらの技術は、主に、特定の宿主生物のコドン使用を同定することによるものである。特定の遺伝子または配列がこの生物で発現されるべきである場合、このような遺伝子および配列のコード配列は、目的の配列のコドンをその宿主生物のより頻繁に使用されるコドンで置き換えるように改変される。
【0133】
ロタウイルス感染に対する免疫の誘導
「免疫応答」は、一般に、対象の適応免疫系の応答を意味する。適応免疫系は、一般に、体液性応答と細胞性応答を含む。体液性応答は、Bリンパ球系統の細胞(B細胞)で生成される分泌抗体によって介在される免疫の態様である。分泌された抗体は、侵入する微生物(例えば、ウイルスや細菌など)の表面上の抗原に結合し、それらに破壊のための旗を立てる。体液性免疫は、一般に、抗体生成およびそれに伴うプロセス、ならびにTh2細胞の活性化およびサイトカイン生成、メモリー細胞の生成、食作用のオプソニン促進、病原体の排除などを含む抗体のエフェクター機能を意味するために用いられる。「調節する」または「調節する」などの用語は、一般に知られ、または用いられるいくつかのアッセイのうちのいずれかによって決定される、特定の応答またはパラメーターの増加または減少を意味し、そのいくつかは本明細書に例示される。
【0134】
細胞性応答は、抗体に関連しない免疫応答であり、マクロファージ、ナチュラルキラー細胞(NK)、抗原特異的な細胞傷害性Tリンパ球の活性化、および抗原に対する応答時の様々なサイトカインの放出に関する。細胞性免疫は、一般に、Th細胞活性化、Tc細胞活性化、およびT細胞媒介性応答を意味するために用いられる。細胞性免疫は、ウイルス感染に対する応答時に特に重要でありうる。
【0135】
例えば、抗原特異的なCD8陽性Tリンパ球の誘導は、ELISPOTアッセイを用いて測定されてもよく、CD4陽性Tリンパ球の刺激は、増殖アッセイを用いて測定されてもよい。抗ロタウイルス抗体価は、ELISAアッセイを用いて定量化されてもよく、抗原特異的または交差反応性の抗体のアイソタイプはまた、抗アイソタイプ抗体(例えば、抗IgG、IgA、IgEまたはIgM)を用いて測定されてもよい。このようなアッセイを実施するための方法および技術は、当該技術分野で周知である。
【0136】
サイトカインの存在またはレベルもまた定量化されうる。例えば、Tヘルパー細胞応答(Th1/Th2)は、ELISA(例えば、BD Biosciences OptEIAキットなど)を用いるIFN-γおよびIL-4分泌細胞の測定によって特徴付けられる。対象から得られた末梢血単核細胞(PBMC)または脾細胞が培養され、上清が分析されうる。Tリンパ球はまた、当該技術分野で公知のマーカー特異的蛍光標識および方法を用いて、蛍光励起セルソーター(FACS)によって定量化されうる。
【0137】
マイクロ中和アッセイはまた、対象における免疫応答を特徴付けるために行われうる。例えば、Roweら(1973)の方法を参照のこと。ウイルス中和力価は、細胞のクリスタルバイオレット(crystal violent)固定/着色後の溶解プラークの計数(プラークアッセイ)、インビトロ培養における細胞溶解の顕微鏡観察、およびロタウイルスのELISAおよび分光光度検出を含む多くの方法で定量化されうる。
【0138】
本明細書で用いられる用語「エピトープ(epitope)」または「エピトープ(epitopes)」は、抗体が特異的に結合する抗原の構造部分を意味する。
【0139】
VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含む植物生成RLPの投与に応答して誘発される免疫応答は、例えば、Balb/Cマウスで観察されうる。動物から採取された血液に由来する血清試料は、VP7特異的な総IgGおよびIgA抗体についてELISAによって分析されうる。VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含む植物生成RLPで免疫化されたマウスは、各治療群について血清中にロタウイルスVP7特異的IgG抗体価を示しうる(
図5を参照のこと)。
図5は、G9マウス免疫化血清の存在下でロタウイルスG9株に感染した細胞培養物のマイクロ中和力価を示す。前記図に見られるように、天然のVP7融合およびVP7融合を含むRLPは、G9ウイルス感染から保護し、およびG9ウイルスで得られた免疫から保護する。
【0140】
抗体または抗体フラグメントを生成するための方法であって、本明細書に記載されるVP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPを、対象または宿主動物に投与し、それにより抗体または抗体フラグメントを生成することを含む方法が提供される。前記方法によって生成された抗体または抗体フラグメントもまた提供される。
【0141】
それゆえ、本開示はまた、対象においてロタウイルス感染に対する免疫を誘導するための、本明細書に記載されるVP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPの使用を提供する。また、VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPを対象または宿主動物に投与することによって生成される抗体または抗体フラグメントもまた、本明細書で開示される。対象において免疫応答を誘導するための、本明細書に記載されるVP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPの有効用量、および医薬的に許容される担体、アジュバント、ベヒクル、または賦形剤を含む組成物がさらに提供される。対象において免疫応答を誘導するためのワクチンであって、前記ワクチンが、VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPの有効用量を含むものである、ワクチンもまた提供される。
【0142】
ロタウイルスVP7タンパク質について、7-1aサブドメインは、免疫優性である。したがって、7-1aサブドメインまたは7-1aエピトープは、対象において優性な免疫応答を生じうる。よって、1の態様において、VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPは、7-1aサブドメインが由来するロタウイルス遺伝子型または株に対する対象における免疫を誘導しうる。別の態様において、VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPは、7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインが由来するロタウイルス遺伝子型または株に対する対象における免疫を誘導しうる。
【0143】
ロタウイルスVP7融合タンパク質は、第1のロタウイルス株に由来する7-2ドメインをコードする第1の配列、ならびに第2のロタウイルス株に由来する7-1aドメイン、7-1bサブドメインまたは7-1aサブドメインおよび7-1bサブドメインをコードする第2の配列を含んでいてもよい。VP7融合タンパク質またはVP7融合タンパク質を含むRLPは、第2のロタウイルス株に対して対象において免疫を誘導しうる。
【0144】
植物の発現
本開示の構築物は、Tiプラスミド、Riプラスミド、植物ウイルスベクター、直接DNA形質転換、マイクロインジェクション、エレクトロポレーションなどを用いて植物細胞に導入することができる。このような技術の総説については、例えば、Weissbach and Weissbach, Methods for Plant Molecular Biology, Academy Press, New York VIII, pp. 421-463 (1988); Geierson and Corey, Plant Molecular Biology, 2d Ed. (1988);ならびにMiki and Iyer, Fundamentals of Gene Transfer in Plants In Plant Metabolism, 2d Ed. DT. Dennis, DH Turpin, DD Lefebvre, DB Layzell (eds), Addison Wesly, Langmans Ltd. London, pp. 561-579 (1997)をご参照下さい。他の方法として、直接的なDNAの取り込み、リポソーム、エレクトロポレーション(例えば、プロトプラスト、マイクロインジェクション、マイクロプロジェクタイルまたはウィスカーを使用)、および真空浸潤(vacuum infiltration)が含まれる。例えば、Bilang, et al. (1991, Gene 100: 247-250)、Scheid et al. (1991, Mol. Gen. Genet. 228: 104-112)、Guerche et al. (1987, Plant Science 52: 111-116)、Neuhause et al. (1987, Theor. Appl Genet. 75: 30-36)、Klein et al. (2987, Nature 327: 70-73)、Freeman et al. (1984, Plant Cell Physiol. 29: 1353)、Howell et al. (1980, Science 208: 1265)、Horsch et al. (1985, Science 227: 1229-1231)、DeBlock et al. (1989, Plant Physiology 91: 694-701)、Methods for Plant Molecular Biology (Weissbach and Weissbach, eds., Academic Press Inc., 1988)、Methods in Plant Molecular Biology (Schuler and Zielinski, eds., Academic Press Inc., 1989)、WO92/09696、WO94/00583、EP331083、EP175966、Liu and Lomonossoff (2002, J Virol Meth, 105:343-348)、EP290395;WO8706614;米国特許第4,945,050号;第5,036,006号;および第5,100,792号、1995年5月10日出願の米国特許出願第08/438,666号、および1992年9月25日出願の第07/951,715号(これらの全ては、参照により本明細書に組み込まれる)を参照のこと。
【0145】
一過的な発現方法は、本開示の構築物を発現させるために用いられうる(D’Aoust et al., 2009, Methods in molecular biology, Vol 483, pages41-50;Liu and Lomonossoff, 2002, Journal of Virological Methods, 105:343-348;これらは、参照により本明細書に取り込まれる)。あるいは、Kapilaら(1997, Plant Sci.122, 101-108;参照により本明細書に組み込まれる)、またはWO00/063400、WO00/037663(参照により本明細書に組み込まれる)に記載される、真空を基にした一過的発現法が用いられてもよい。これらの方法には、例えば、以下に限定されないが、アグロ接種(Agro-inoculation)、アグロ浸潤(Agro-infiltration)、またはシリンジ浸潤(syringe infiltration)の方法が含まれうるが、他の一過的方法もまた、上記に記載されるように用いられてもよい。アグロ接種、アグロ浸潤、またはシリンジ浸潤では、所望の核酸を含むアグロバクテリアの混合物が、組織の細胞間空間、例えば、葉、植物の大気中部分(茎、葉および花を含む)、植物の他の部分(茎、根、花)、または植物全体に入る。表皮を通過した後、アグロバクテリアは感染し、t-DNAコピーを細胞に移行する。t-DNAは、エピソームとして転写され、mRNAが翻訳されて、感染細胞で目的のタンパク質が生成されるが、核内でのt-DNAの通過は一時的なものである。
【0146】
また、本開示の一部としては、本明細書に記載の一過的なタンパク質の発現に適したプラットフォーム植物として用いられうる、本開示の遺伝子構築物を含むトランスジェニック植物、植物細胞、または種子である。植物細胞から植物全体を再生するための方法もまた、当該当技術分野で公知である(例えば、Guerineau and Mullineaux (1993, Plant transformation and expression vectors. In: Plant Molecular Biology Labfax (Croy RRD ed) Oxford, BIOS Scientific Publishers, pp 121-148を参照のこと)。一般に、形質転換された植物細胞は、抗生物質などの選択性薬剤を含有していてもよい適切な培地で培養され、選択可能なマーカーは、形質転換された植物細胞の同定を容易にするために用いられる。カルスが形成されると、芽の形成は、公知の方法による適切な植物ホルモンを使用することによって促進することができ、その芽は植物の再生のための発根培地に移される。次に、前記植物は、種子から、または栄養繁殖技術を用いて、反復世代を確立することができる。トランスジェニック植物はまた、組織培養を用いずに生成することもできる。これらの生物の安定した形質転換および再生のための方法は、当該技術分野で確立されており、当業者に公知である。利用可能な技術は、Vasil et al. (Cell Culture and Somatic Cell Genetics of Plants, VoI I, Il and III, Laboratory Procedures and Their Applications, Academic Press, 1984)、およびWeissbach and Weissbach (Methods for Plant Molecular Biology, Academic Press, 1989)で総説されている。形質転換され、再生された植物を取得するための方法は、本開示にとって重要ではない。
【0147】
植物、植物の部分または植物細胞は、2つまたはそれ以上の核酸構築物によって形質転換され、または同時形質転換される場合、前記核酸構築物は、一回のトランスフェクションでアグロバクテリウムに導入され、そして核酸がプールされ、細菌細胞がトランスフェクトされてもよい。トランスフェクトされた細胞。あるいは、前記構築物は、連続的に導入されてもよい。この場合、第1の構築物は、記載されるようにアグロバクテリウムに導入され、細胞は、単一の形質転換された細菌のみが増殖できる選択的な条件下(例えば、抗生物質の存在下)で増殖される。この第1の選択工程ステップ後、第2の核酸構築物は、記載されるようにアグロバクテリウムに導入され、前記細胞は、2つの形質転換された細菌のみが増殖できる二重選択条件下で増殖される。次に、2つの形質転換された細菌は、本明細書に記載される植物、植物の部分、または植物細胞を形質転換するために用いられるか、あるいは第3の核酸構築物を受容するためのさらなる形質転換工程に供されてもよい。
【0148】
あるいは、植物、植物の部分、または植物細胞が2つまたはそれ以上の核酸構築物によって形質転換され、または同時形質転換される場合、前記核酸構築物は、アグロバクテリウム細胞の混合物を植物、植物の部分、または植物細胞と共浸潤させることによって植物に導入されてもよく、各アグロバクテリウム細胞は、植物内に導入される1つまたはそれ以上の構築物を含みうる。構築物内の目的のヌクレオチド配列の植物、植物の部分、または植物細胞内の相対的な発現レベルを変化させるために、浸潤工程中に、所望の構築物を含む様々なアグロバクテリア集団の濃度が変化されてもよい。
【0149】
本明細書で用いられる用語「植物」、「植物の部分」、「植物の部分」、「植物物質」、「植物バイオマス」、「植物材料」、「植物抽出物」、または「植物の葉」は、本明細書に記載の1つまたはそれ以上の核酸の発現のための転写、翻訳、または翻訳後機構を供することができ、および/または発現されたタンパク質またはRLPが抽出され、精製されうる、植物全体、組織、細胞、またはこれらのいずれかの画分、細胞内植物構成成分、細胞外植物構成成分、植物の液体または固体抽出物、またはこれらの組み合わせを含んでいてもよい。植物として、以下に限定されないが、例えば、キャノーラ、ブラッシカ属、トウモロコシ、ニコチアナ属、(タバコ)、例えば、Nicotiana benthamiana、Nicotiana rustica、Nicotiana tabacum、Nicotiana alata、Arabidopsis thaliana、アルファルファ、ジャガイモ、サツマイモ(Ipomoea batatus)、ニンジン、エンドウ豆、オート麦、米、大豆、小麦、大麦、ヒマワリ、綿、トウモロコシ、ライ麦(Secale cereale)、モロコシ(Sorghum bicolor、Sorghum vulgare)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)を含む農業作物が含まれうる。
【0150】
本明細書で用いられる用語「植物の部分」は、以下に限定されないが、葉、茎、根、花、果実、葉、茎、根、花、果実から得られる植物細胞、葉、茎、根、花、果物から得られた抽出物、またはこれらの組み合わせを含む、植物のいずれかの部分を意味する。本明細書で用いられる用語「植物抽出物」は、植物、植物の部分、植物細胞、またはこれらの組み合わせを、物理的に(例えば、適切な緩衝液中で凍結し、続いて抽出することによって)、機械的に(例えば、植物または植物の部分を粉砕し、または均質化し、続いて適切な緩衝液中で抽出することによって)、酵素的に(例えば、細胞壁分解酵素を用いて)、化学的に(例えば、1つまたはそれ以上のキレート剤または緩衝液を用いて)、またはこれらの組み合わせにより処理した後に得られる植物由来の生成物を意味する。植物抽出物は、望ましくない植物成分、例えば、細胞壁の破片を除去するために、さらに処理されてもよい。植物抽出物は、植物、植物の部分、または植物細胞からの1つまたはそれ以上の構成成分、例えば、植物、植物の部分、または植物細胞からのタンパク質(タンパク質複合体、タンパク質超構造および/またはRLPを含む)、核酸、脂質、炭水化物、またはこれらの組み合わせの回収に有用であるために得られてもよい。植物抽出物がタンパク質を含む場合、それはタンパク質抽出物と呼ばれうる。タンパク質抽出物は、植物組織からの1つまたはそれ以上のタンパク質、タンパク質複合体、タンパク質超構造、および/またはVLPを含む、粗植物抽出物、部分的に精製された植物またはタンパク質抽出物、または精製された生成物であってもよい。必要に応じて、タンパク質抽出物または植物抽出物は、当業者に公知の技術を用いて部分的に精製されてもよく、例えば、抽出物は、塩またはpH沈殿、遠心分離、勾配密度遠心分離、濾過、クロマトグラフィー、例えば、サイズ排除クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、またはこれらの組み合わせに供されてもよい。タンパク質抽出物は、当業者に公知の技術を用いて精製されてもよい。
【0151】
本明細書で用いられる核酸セグメントという用語は、目的のタンパク質をコードする核酸の配列を示す。核酸の配列に加え、核酸セグメントには、核酸の配列に作動可能に連結されている調節領域およびターミネーターを含まれる。調節領域は、例えば、プロモーターを含み、適宜、プロモーターに作動可能に連結されたエンハンサーエレメントを含んでいてもよい。
【0152】
本明細書のロタウイルスタンパク質、例えば、本明細書に記載のロタウイルスVP7融合タンパク質は、ウイルスを基にしたDNAまたはRNA発現系を含む発現系、例えば、以下に限定されないが、コモウイルスを基にした発現カセットにおいて発現されてもよい。
【0153】
本明細書に記載される発現系には、二分節型ウイルス、または二分節ゲノムを有するウイルスに基づく発現カセットが含まれうる。例えば、二分節型ウイルスは、コモウイルス科のものであってもよい。コモウイルス科の属として、コモウイルス、ネポウイルス、ファバウイルス、チェラウイルス、およびサドワウイルスが含まれる。コモウイルスには、ササゲモザイクウイルス(CPMV)、ササゲ重症モザイクウイルス(CPSMV)、スカッシュモザイクウイルス(SqMV)、アカツメクサ斑紋ウイルス(Red clover mottle virus)(RCMV)、ビーンポッドモットルウイルス(Bean pod mottle virus)(BPMV)、カブ輪点ウイルス(Turnip ringspot)(TuRSV)、ソラマメトゥルーモザイクウイルス(Broad bean true mosaic virus)(BBtMV)、ソラマメステインウイルス(Broad bean stain virus)(BBSV)、ダイコンモザイクウイルス(Radish mosaic virus)(RaMV)が含まれる。本発明の様々な態様に有用でありうるエンハンサーエレメントを含むコモウイルスRNA-2配列の例には、以下に限定されないが、CPMV RNA-2(GenBank受入番号NC_003550)、RCMV RNA-2(GenBank受入番号NC_003738)、BPMV RNA-2(GenBank受入番号NC_003495)、CPSMV RNA-2(GenBank受入番号NC_003544)、SqMV RNA-2(GenBank受入番号NC_003800)、TuRSV RNA-2(GenBank受入番号NC_013219.1)、BBtMV RNA-2(GenBank受入番号GU810904)、BBSV RNA2(GenBank受入番号FJ028650)、RaMV(GenBank受入番号NC_003800)が含まれる。
【0154】
二分節型コモウイルスRNAゲノムのセグメントは、RNA-1およびRNA-2と呼ばれる。RNA-1は、複製に関連するタンパク質をコードし、RNA-2は、細胞間移動に必要なタンパク質と2つのカプシドタンパク質をコードする。CPMV、CPSMV、SqMV、RCMV、またはBPMVを含む適切なコモウイルスを基にしたカセットが用いられてもよく、例えば、発現カセットは、CPMVに基づいていてもよい。
【0155】
「発現カセット」は、宿主細胞における目的の核酸の転写のための適切なプロモーターまたは他の調節エレメントの制御下にあり、それらに作動可能に(または作動的に)連結された目的の核酸を含むヌクレオチド配列を意味する。
【0156】
本明細書で用いられる用語「核酸複合体」は、2つまたはそれ以上の核酸セグメントの組み合わせを意味する。2つまたはそれ以上の核酸セグメントは、単一の核酸中に存在し、その結果、核酸複合体は、2つまたはそれ以上の核酸セグメントを含み、各核酸セグメントは、調節領域およびターミネーターの制御下にありうる。あるいは、核酸複合体は、2つまたはそれ以上の別々の核酸を含み、前記核酸の各々は、1つまたはそれ以上の核酸セグメントを含み、各核酸セグメントは、調節領域およびターミネーターの制御下にありうる。例えば、核酸複合体は、2つの核酸セグメントを含む1つの核酸を含んでいてもよく、核酸複合体は、2つの核酸を含み、各核酸は1つの核酸セグメントを含んでいてもよく、あるいは核酸複合体は、2つまたはそれ以上の核酸を含み、各核酸は1つまたはそれ以上の核酸セグメントを含んでいてもよい。
【0157】
本明細書で用いられる用語「ベクター」または「発現ベクター」は、外因性核酸配列を宿主細胞(例えば、植物細胞)に移行し、前記外因性核酸配列の発現を宿主細胞内で指揮するための組換え核酸を意味する。「発現カセット」は、宿主細胞における目的の核酸の転写のための適切なプロモーターまたは他の調節エレメントの制御下にあり、これらに作動可能に(または作動的に)連結された目的の核酸を含むヌクレオチド配列を意味する。当業者が理解するように、発現カセットは、植物宿主を活性にする配列である終結(ターミネーター)配列を含みうる。例えば、終結配列は、二分節型RNAウイルス(例えば、コモウイルス)のRNA-2ゲノムセグメントに由来していてもよく、終結配列は、NOSターミネーターであってもよく、または終結配列は、アルファルファプラストシアニン遺伝子の3’UTRから得られうる。
【0158】
本開示の構築物は、3’非翻訳領域(UTR)をさらに含みうる。3’非翻訳領域には、ポリアデニル化シグナルおよびmRNAプロセッシングまたは遺伝子発現を引き起こすことができる他の調節シグナルが含まれる。ポリアデニル化シグナルは、通常、mRNA前駆体の3’末端にポリアデニル酸を付加することを特徴とする。ポリアデニル化シグナルは、一般に、標準型5’AATAAA-3’に対する相同性の存在によって認識されるが、変異型は異常ではない。適切な3’領域の非限定的な例は、アグロバクテリウム腫瘍誘導(Ti)プラスミド遺伝子(例えば、ノパリンシンターゼ(Nos遺伝子))および植物遺伝子(例えば、大豆貯蔵タンパク質)のポリアデニル化シグナルを含む3’転写非翻訳領域、リブロース-1,5-ビスホスフェートカルボキシラーゼ遺伝子の小サブユニット(ssRUBISCO;US4,962,028;参照により本明細書に組み込まれる)(プラストシアニン発現の調節に用いられるプロモーター)である。
【0159】
「調節領域」「調節エレメント」または「プロモーター」とは、DNAまたはRNAのいずれか、あるいはDNAおよびRNAの両方から構成されうる、遺伝子のタンパク質コード領域の上流にあるが必ずしもそうではなく、典型的には、核酸の一部を意味する。調節領域が活性であり、目的のヌクレオチド配列と作動可能に結合しているか、または作動可能に連結されている場合、これは、目的のヌクレオチド配列の発現を生じうる。調節エレメントは、器官特異的に介在し、発生的または一時的な遺伝子活性化を制御することができてもよい。「調節領域」には、プロモーターエレメント、基本的なプロモーター活性を示すコアプロモーターエレメント、外部刺激に応答して誘導可能なエレメント、負の調節エレメントまたは転写エンハンサーなどのプロモーター活性を介在するエレメントが含まれる。本明細書で用いられる「調節領域」にはまた、転写後に活性であるエレメント、例えば、遺伝子発現を調節する調節エレメント、例えば、翻訳および転写エンハンサー、翻訳および転写リプレッサー、上流活性化配列、およびmRNA不安定性決定因子などが含まれる。これらの後者のエレメントのいくつかは、コード領域の近位に位置していてもよい。
【0160】
本開示の文脈において、用語「調節エレメント」または「調節領域」は、典型的に、特定の部位で転写を開始するために必要なRNAポリメラーゼおよび/または他の因子の認識を供することによるコード領域の発現を制御する、構造遺伝子のコード配列の上流(5’)にある、必ずしもそうではないが、通常、DNA配列を意味する。しかしながら、イントロンまたは前記配列の3’側に位置する他のヌクレオチド配列もまた、目的のコード領域の発現の調節に関与しうることを理解されたい。特定の部位での開始を確保するためのRNAポリメラーゼまたは他の転写因子の認識を供する調節エレメントの例は、プロモーターエレメントである。全てではないがほとんどの真核生物のプロモーターエレメントは、通常、転写開始部位の約25塩基対上流に位置するアデノシンおよびチミジンヌクレオチド塩基対で構成される保存された核酸配列であるTATAボックスを含む。プロモーターエレメントは、転写の開始に関連する基本的なプロモーターエレメント、ならびに遺伝子発現を調節する他の調節エレメントを含みうる。
【0161】
発生的に調節され、誘導され、または構成されている領域を含む、いくつかのタイプの調節領域が存在する。発生的に調節され、またはその制御下で遺伝子の差次的発現を制御する調節領域は、器官または組織の発生中に特定の時間に特定の器官または器官の組織織内で活性化される。しかしながら、発生的に調節されるいくつかの調節領域は、特定の発生段階で特定の器官または組織内で優先的に活性されてもよく、それらはまた、発生的に調節される方法で、または植物内の他の器官または組織における基礎レベルで活性化されてもよい。組織特異的な調節領域の例、例えば、種子特異的な調節領域には、ナピンプロモーターおよびクルシフェリンプロモーターが含まれる(Rask et al., 1998, J. Plant Physiol. 152: 595-599; Bilodeau et al., 1994, Plant Cell 14: 125-130)。葉特異的プロモーターの例には、プラストシアニンプロモーターが含まれる(参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,125,978号を参照のこと)。
【0162】
誘導性調節領域は、誘導因子に応答して1つまたはそれ以上のDNA配列または遺伝子の転写を直接的または間接的に活性化することができる領域である。誘導因子が不在の場合、DNA配列または遺伝子は転写されない。典型的に、誘導性調節領域に特異的に結合して転写を活性化するタンパク質因子は、不活性型で存在し、誘導因子によって直接的または間接的に活性型に変換されてもよい。但し、タンパク質因子が不在であってもよい。誘導因子は、化学物質、例えば、タンパク質、代謝物、成長調節因子、除草剤またはフェノール化合物、あるいは熱、寒さ、塩、または毒性要素によって直接的に、または病原もしくは病気媒介物(例えば、ウイルス)の作用によって間接的に課される生理学的ストレスでありうる。誘導性調節領域を含有する植物細胞は、誘導因子を細胞または植物に外部から適用することによって、例えば、例えば、噴霧、水やり、加熱または類似する方法などによって誘導因子に曝露されてもよい。誘導性調節エレメントは、植物または非植物遺伝子のいずれかに由来していてもよい(例えば、Gatz, C. and Lenk, I.R.P., 1998, Trends Plant Sci. 3, 352-358)。可能性のある誘導性プロモーターの例には、以下に限定されないが、テトラサイクリン誘導性プロモーター(Gatz, C.,1997, Ann. Rev. Plant Physiol. Plant Mol. Biol. 48, 89-108)、ステロイド誘導性プロモーター(Aoyama, T. and Chua, N.H.,1997, Plant J. 2, 397-404)およびエタノール誘導性プロモーター(Salter, M.G., et al, 1998, Plant Journal 16, 127-132; Caddick, M.X., et al,1998, Nature Biotech. 16, 177-180)、サイトカイニン誘導性IB6およびCKI1遺伝子(Brandstatter, I. and Kieber, J.J.,1998, Plant Cell 10, 1009-1019; Kakimoto, T., 1996, Science 274, 982-985)およびオーキシン誘導性エレメントのDR5(Ulmasov, T., et al., 1997, Plant Cell 9, 1963-1971)が含まれる。
【0163】
構成性調節領域は、植物の様々な部分全体にわたって、植物の発生にわたり継続して遺伝子の発現を指示する。公知の構成性調節エレメントの例には、CaMV35S転写物に関連するプロモーター(p35S;Odell et al., 1985, Nature, 313: 810-812;参照により本明細書に組み込まれる)、イネアクチン1(rice actin 1)(Zhang et al, 1991, Plant Cell, 3: 1155-1165)、アクチン2(An et al., 1996, Plant J., 10: 107-121)、またはtms 2(米国特許第5,428,147号)、およびトリオースリン酸イソメラーゼ1(Xu et. al., 1994, Plant Physiol. 106: 459-467)遺伝子、トウモロコシユビキチン1遺伝子(Cornejo et al, 1993, Plant Mol. Biol. 29: 637-646)、シロイヌナズナユビキチン1および6遺伝子(Holtorf et al, 1995, Plant Mol. Biol. 29: 637-646)、タバコ翻訳開始因子4A遺伝子(Mandel et al, 1995 Plant Mol. Biol. 29: 995-1004)、キャッサバ葉脈(Cassava Vein)モザイクウイルスプロモーター、pCAS(Verdaguer et al., 1996);リブロース二リン酸カルボキシラーゼの小サブユニットのプロモーター、pRbcS(Outchkourov et al., 2003)、pUbi(単子葉植物および双子葉植物)が含まれる。
【0164】
本明細書で用いられる用語「構成性」は、構成性調節領域の制御下にあるヌクレオチド配列が、全ての細胞型において同一レベルで発現されることを必ずしも意味するものではないが、前記配列は、分布にばらつきが見られることがよくあるが、広範囲の細胞型で発現されることを意味する。
【0165】
上記に記載の発現構築物は、ベクター中に存在していてもよい。ベクターは、発現カセットの生物または宿主のゲノムへの移入および組み込みを可能にする境界配列を含んでいてもよい。構築物は、植物バイナリーベクター、例えば、pPZPに基づくバイナリー形質転換ベクターであってもよい(Hajdukiewicz, et al. 1994)。構築物の他の例として、pBin19が含まれる(Frisch, D. A., L. W. Harris-Haller, et al. 1995, Plant Molecular Biology 27: 405-409を参照のこと)。
【0166】
本明細書で用いられる用語「天然」、「天然タンパク質」または「天然ドメイン」は、野生型と同一の最初のアミノ酸配列を有するタンパク質またはドメインを意味する。天然タンパク質またはドメインは、野生型配列と100%の配列類似性を有するヌクレオチド配列によってコードされうる。天然アミノ酸配列はまた、ヒトコドン(hCod)最適化されたヌクレオチド配列または野生型ヌクレオチド配列と比較した場合に高いGC含量を含むヌクレオチド配列によってコードされていてもよいが、hCodヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列は、天然アミノ酸配列と100%の配列同一性を示すものとする。
【0167】
「ヒトコドン最適化」または「hCod」ヌクレオチド配列であるヌクレオチド配列とは、ヒトヌクレオチド配列のオリゴヌクレオチド配列内で一般的に見られるコドン使用に近いオリゴヌクレオチド配列またはそのフラグメントの合成のための適切なDNAヌクレオチドの選択を意味する。「高いGC含量」とは、対応する天然オリゴヌクレオチド配列と比較した場合、例えば、オリゴヌクレオチド配列のコーディング部分の長さに対して、約1から約30%またはこれらの間のいずれかの割合などの高いGC含量を含む、コドン使用に近づけるためのオリゴヌクレオチド配列またはそのフラグメントの合成のための適切なDNAヌクレオチドの選択を意味する。高いGC含量は、例えば、オリゴヌクレオチド配列のコーディング部分の長さに対して、約1、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30%、またはこれらの間のいずれかの割合である。下記に記載されるように、ヒトコドン最適化ヌクレオチド配列または(野生型ヌクレオチド配列と比較した場合に)高いGC含量を含むヌクレオチド配列は、非ヒト最適化された(またはより低いGC含量の)ヌクレオチド配列の発現と比較した場合に植物、植物の部分、または植物細胞において高い発現を示す。
表2:配列番号および配列の説明
【表2-1】
【表2-2】
【表2-3】
表3:ロタウイルス株および構築物
【表3-1】
【表3-2】
【実施例】
【0168】
本発明は、以下の実施例でさらに例示される。
【0169】
天然ロタウイルスG2P5VP7タンパク質および天然G3P5VP7タンパク質の発現は、困難であることが示されており、VP7タンパク質の生成は、ウエスタンブロット分析で検出可能なレベル以下である(
図3aおよび3bを参照のこと)。しかしながら、
図3aおよび3bに示すように、7-1a
2--7-2
1--7-1b
1(7-1a)、7-1a
1--7-2
1--7-1b
2(7-1b)または7-1a
2--7-2
1--7-1b
2(7-1a-1b)を含むVP7融合タンパク質は、SDS-Comassie染色ゲルまたはウエスタン分析を用いて決定されるように、第1(Rtx)または第2のロタウイルス株(G2P5またはG3P5)のいずれかからのみの対応するドメインまたはサブドメインを含む天然VP7タンパク質の収量と同様またはそれ以上である(SDS-Comassie染色ゲルまたはウエスタン分析を用いて決定されるような)植物におけるVP7融合タンパク質を生成した。
図3aで見られるように、植物において発現させた場合、VP7融合タンパク質VP7(Rtx)+(7-1a)G2P5、VP7(Rtx)+(7-1b)G2P5、およびVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G2P5は、天然VP7 G2P5タンパク質よりも高い発現レベルを示した。さらに、VP7融合タンパク質VP7(Rtx)+(7-1a)G9P8、VP7(Rtx)+(7-1b)G9P8、およびVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G9P8は、天然VP7 G9P8タンパク質よりも高い発現レベルを示した。
【0170】
さらに、
図3bで示されるように、植物において発現させた場合、VP7融合タンパク質VP7(Rtx)+(7-1b)G3P5およびVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G3P5は、天然VP7 G3P5タンパク質よりも高い発現レベルを示した。同様に、VP7融合タンパク質VP7(Rtx)+(7-1b)G12P8、およびVP7(Rtx)+(7-1a-1b)G12P8は、天然VP7 G12P8タンパク質よりも高い発現レベルを示した。
【0171】
実施例1:ロタウイルスVP7構築物
2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP2(opt)/NOS(構築物番号1710)
ロタウイルスA WA株に由来するVP2をコードする最適化された配列を、以下のPCRに基づく方法を用いて、Plasto_pro/P19/Plasto_ter発現カセットを含むプラスミド中において2X35S-CPMV-HT-NOS発現系にクローニングした。VP2コード配列を含むフラグメントは、最適化されたVP2遺伝子配列(配列番号3)を鋳型として使用して、プライマーIF-WA_VP2(opt).s1+3c(配列番号1)およびIF-WA_VP2(opt).s1-4r(配列番号2)を用いて増幅した。配列の最適化のために、VP2タンパク質配列(Genbank受入番号CAA33074)を逆翻訳し、ヒトコドン使用、GC含量、およびmRNA構造について最適化した。PCR産物は、In-Fusionクローニングシステム(Clontech,カリフォルニア州マウンテンビュー)を用いて、2X35S/CPMV-HT/NOS発現系中にクローニングした。構築物番号1191(
図6b)をSacIIおよびStuI制限酵素で消化し、線状化したプラスミドをIn-Fusion構築反応に用いた。構築物番号1191は、CPMV-HTを基にした発現カセット中に目的の遺伝子を「In Fusion」クローニングするためのアクセプタープラスミドである。また、これは、アルファルファ プラストシアニン遺伝子プロモーターおよびターミネーター下でサイレンシングするためのTBSVP19サプレッサーを共発現させるための遺伝子構築物もまた組み込まれている。骨格は、pCAMBIAバイナリープラスミドであり、左から右へのt-DNA境界の配列を配列番号5の配列で示す。得られた構築物に番号1710を与えた(
図6a、配列番号6)。ロタウイルスA株WAに由来するVP2のアミノ酸配列を配列番号4の配列で示す。プラスミド1710を
図6aで図示する。
【0172】
2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP6(opt)/NOS(構築物番号1713)
ロタウイルスA WA株からのVP6をコードする最適化された配列を、以下のPCRに基づく方法を用いて、Plasto_pro/P19/Plasto_ter発現カセットを含むプラスミド中の2X35S-CPMV-HT-NOS発現系にクローニングした。VP6をコードする配列を含むフラグメントは、最適化されたVP6遺伝子(配列番号6)をテンプレートとして用いて、プライマーIF-WA_VP6(opt).s1+3c(配列番号7)およびIF-WA_VP6(opt).s1-4r(配列番号8)を使用して増幅させた。配列の最適化のために、VP6タンパク質配列(Genbank受入番号AAA47311)を逆翻訳し、ヒトコドン使用、GC含量、およびmRNA構造について最適化した。PCR産物は、In-Fusionクローニングシステム(Clontech,カリフォルニア州マウンテンビュー)を用いて、2X35S/CPMV-HT/NOS発現系中にクローニングした。構築物番号1191(
図6b)をSacIIおよびStuI制限酵素で消化し、線状化したプラスミドをIn-Fusion構築反応に用いた。構築物番号1191は、CPMV-HTを基にした発現カセット中に目的の遺伝子を「In Fusion」クローニングするためのアクセプタープラスミドである。また、アルファルファ プラストシアニン遺伝子プロモーターおよびターミネーター下でサイレンシングするためのTBSV P19サプレッサーを共発現させるための遺伝子構築物も組み込まれている。骨格はpCAMBIAバイナリープラスミドであり、左から右へのt-DNA境界の配列を配列番号5の配列に示す。得られた構築物には番号1713を与えた(
図6c、配列番号11)。ロタウイルスA株WAに由来するVP6のアミノ酸配列を、配列番号10の配列で示す。プラスミド1713を
図6cに図示する。
【0173】
2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)NSP4/NOS(構築物番号1706)
ロタウイルスA WA株からのNSP4をコードする配列を、以下のPCRに基づく方法を用いて、Plasto_pro/P19/Plasto_ter発現カセットを含むプラスミド中の2X35S-CPMV-HT-NOS発現系にクローニングした。NSP4コード配列を含むフラグメントを、プライマーIF-WA_NSP4.s1+3c(配列番号12)およびIF-WA_NSP4.s1-4r(配列番号13)を用い、合成されたNSP4遺伝子(GenBank受入番号K02032からのnt42~569に対応)(配列番号14)をテンプレートとして使用して増幅させた。PCR産物は、In-Fusionクローニングシステム(Clontech、カリフォルニア州マウンテンビュー)を用いて、2X35S/CPMV-HT/NOS発現系にクローニングした。構築物番号1191(
図6b)をSacIIおよびStuI制限酵素で消化し、線状化したプラスミドをIn-Fusion構築反応に用いた。構築物番号1191は、CPMV-HTを基にした発現カセット中に目的の遺伝子を「In Fusion」クローニングするためのアクセプタープラスミドである。また、アルファルファ プラストシアニン遺伝子プロモーターおよびターミネーター下でサイレンシングするためのTBSV P19サプレッサーを共発現させるための遺伝子構築物もまた組み込まれている。骨格はpCAMBIAバイナリープラスミドであり、左から右へのt-DNA境界の配列を配列番号5の配列に示す。得られた構築物には番号1706を与えた(
図6d、配列番号16)。ロタウイルスA株WAに由来するNSP4のアミノ酸配列を配列番号15の配列で示す。プラスミド1706を
図6dに図示する。
【0174】
CPMV-HT発現カセット下でのVP6およびVP2の発現のための二重遺伝子構築物(構築物番号1708)
CPMV-HT発現系の制御下でのロタウイルスA WA株からのVP6およびロタウイルスA WA株からのVP2の共発現のための単一ベクターを、以下の制限酵素/リガーゼに基づく方法を用いて構築した。ドナープラスミドDNA(構築物番号1710;2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP2(opt)/NOS)(
図6a、配列番号6)をAvrII(2X35Sプロモーターの前に位置)およびAscI(NOSターミネーターの後に位置)制限酵素で消化し、2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP2(opt)/NOS発現カセットに相当するフラグメントをゲル精製した。次に、このフラグメントを、XbaIおよびAscI制限酵素(両方の部位は、VP6発現カセットのNOSターミネーターの後に位置する)を用いて線状化させたアクセプター構築物番号1713(2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP6(opt)/NOS)(
図6c、配列番号11)に挿入した。得られた構築物には番号178を与えた。プラスミド1708を
図6eに図示する。
【0175】
CPMV-HT発現カセット下でのVP6、VP2およびNSP4の発現のための三重遺伝子構築物(構築物番号2252)
CPMV-HT発現系の制御下でのロタウイルスA WA株からのVP6、ロタウイルスA WA株からのVP2、およびロタウイルスWA株からのNSP4の共発現のための単一ベクターを、以下の制限酵素/リガーゼに基づく方法を用いて構築した。ドナープラスミドDNA(構築物番号1706;2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)NSP4/NOS)(
図6d、配列番号16)をAvrII(2X35Sプロモーターの前に位置)およびAscI(NOSターミネーターの後に位置)制限酵素で消化し、2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)NSP4/NOS発現カセットに相当するフラグメントをゲル精製した。次に、このフラグメントを、XbaIおよびAscI制限酵素(両方の部位はVP2発現カセットのNOSターミネーターの後に位置する)を用いて線状化したアクセプター構築物番号1708(2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP6(opt)/NOS+2X35S/CPMV-HT/RVA(WA)VP2(opt)/NO)(
図6e)に挿入した。得られた構築物には番号2252を与えた。プラスミド1708を
図6eに図示する。
【0176】
2X35S/CPMV-160/TrSp-RVA(Rtx)VP7(opt)/NOS(構築物番号1199)
ロタウイルスAワクチンUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]株からの天然シグナルペプチドの短縮型を有するVP7をコードする最適化された配列を、以下のPCRに基づく方法を用いて、Plasto_pro/P19/Plasto_ter発現カセットを含むプラスミド中の2X35S/CPMV-160/NOS発現系にクローニングした。VP7をコードする配列を含むフラグメントは、最適化されたVP7遺伝子配列(配列番号19)をテンプレートとして用いて、プライマーIF(C160)-TrSP+Rtx_VP7(opt).c(配列番号17)およびIF-Rtx_VP7(opt).s1-4r(配列番号18)を使用して増幅した。配列の最適化のために、VP7タンパク質配列(Genbank受入番号AEX30682)を逆翻訳し、ヒトコドン使用、GC含量、およびmRNA構造について最適化した。PCR産物は、In-Fusionクローニングシステム(Clontech、カリフォルニア州マウンテンビュー)を用いて、2X35S/CPMV-160/NOS発現系中にクローニングした。構築物番号1190(
図6g)をSacIIおよびStuI制限酵素で消化し、線状化したプラスミドをIn-Fusion構築反応に使用した。構築物番号1190は、CPMV-160を基にした発現カセット中に目的の遺伝子を「In Fusion」クローニングするためのアクセプタープラスミドである。また、アルファルファ プラストシアニン遺伝子プロモーターおよびターミネーター下でサイレンシングするためのTBSVP19サプレッサーを共発現させるための遺伝子構築物も組み込まれている。骨格はpCAMBIAバイナリープラスミドであり、左から右へのt-DNA境界の配列を配列番号21の配列で示す。得られた構築物には番号1199(7h、配列番号22)を与えた。ロタウイルスAワクチンUSA/Rotarix-A41CB052A/1988/G1P1A[8]株からの短縮型シグナルペプチドを有するVP7のアミノ酸配列を、配列番号20の配列で示す。プラスミド1199を
図6hに図示する。
【0177】
他の構築物は、以下の表4に記載されている合成された遺伝子およびプライマーを使用して、構築物1199(
図6h、配列番号22)と同一の方法を用いて構築した。
表4:本明細書に記載のされる調製された構築物の例。配列を実施例5および配列表に示す。
【表4-1】
【表4-2】
【表4-3】
【0178】
実施例2:遺伝子構築物の構築とアグロバクテリウム形質転換
プラスミド1710、1713、1730、および1734を含む全てのプラスミドを、エレクトロポレーション(Mattanovich et al., 1989, Nucleic Acid Res. 17:6747)によってAgrobacterium tumefaciens(AGL1;ATCC、Manassas、VA20108、USA)を形質転換するために使用したが、CaCl2で調製したコンピテントセルを用いるヒートショック(XU et al., 2008, Plant Methods 4)を用いてもよい。作成されたA. tumefaciens株中のプラスミドの完全性を、制限酵素マッピングによって確認した。所定のバイナリープラスミドで形質転換されたA. tumefaciens株は、AGL1/「プラスミド番号」で名付ける。例えば、構築物番号1710で形質転換されたA. tumefaciens株は、「AGL1/1710」と呼ばれる。
【0179】
植物バイオマスの調製、接種、アグロ浸潤、および収穫
ベンサミアナタバコ(Nicotiana benthamiana)植物を、市販のピートモス基質を充填した平地で種子から育てた。前記植物を、16/8の光周期および日中25℃/夜間20℃の温度状況下で温室内にて成長させた。播種から3週間後、各苗木を摘み取り、鉢に移植し、同一環境条件下でさらに3週間温室内で成長させた。
【0180】
各構築物でトランスフェクトしたアグロバクテリアは、OD600が0.6~2.5に達するまで、10mMの2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)および50μg/mlのカナマイシンを添加した植物由来のLB培地(pH5.6)で増殖させた。アグロバクテリウム懸濁液を核公知物の適切な比率に達するまで混合し、浸潤培地(10mM MgCl2および10mM MES、pH5.6)で2.5XOD600にした。A. tumefaciens懸濁液を4℃で終夜保存した。浸潤の日に、培養バッチを2.5倍の懸濁液体積に浸潤培地で希釈し、使用前に温めた。ベンサミアナタバコ(N. benthamiana)の植物全体を、20~40Torrの真空下において、気密性のあるステンレス鋼タンク内の細菌懸濁液中に逆さまに2分間置いた。浸潤後、植物を収穫まで3~12日間のインキュベーション期間温室に戻した。収穫されたバイオマスを、粒子の精製に使用するまで凍結(-80℃)した。
【0181】
ロタウイルス様粒子の抽出および精製
タンパク質は、3倍体積の抽出緩衝液(TNC:10mM Tris、pH7.4、140mM NaCl、10mM CaCl2)を用いてブレンダーで機械的抽出により凍結させたバイオマスから抽出した。該スラリーを大孔径ナイロンフィルターに通して濾過して大きな破片を取り除き、5000gで4℃にて5分間遠心分離した。上清を回収し、5000gで30分間(4℃)再度遠心分離して、さらなる量の破片を除去した。上澄みを深層濾過し、限外濾過し、濾液を75000gで20分間(4℃)遠心分離して、ロタウイルス様粒子を濃縮した。該粒子を含む沈殿物を1/12体積のTNC中に再懸濁させ、不溶性物質を5000gで5分間の遠心分離により除去した。上澄みをミラクロスで濾過し、イオジキサノール密度勾配にロードした。
【0182】
密度勾配遠心分離を以下のとおり行った。5%~45%のイオジキサノールの段階的勾配を含むチューブを調製し、ロタウイルス様粒子を含む濾過された抽出物で覆った。該勾配物を120000gで4時間(4℃)遠心分離した。遠心分離後、1mlのフラクション物を下から上まで採取し、クーマシー染色するSDS-PAGEおよびウエスタンブロットで分析した。さらなる分析のために選択されたフラクションのイオジキサノールを除去するために、選択したフラクションを75000gで20分間(4℃)遠心分離し、沈殿した粒子を新たなTNC緩衝液中に再懸濁させた。
【0183】
SDS-PAGEおよびイムノブロッティング
タンパク質濃度を、BCAタンパク質アッセイ(Pierce Biochemicals、イリノイ州ロックポート)によって調べた。タンパク質を還元または非還元条件下でSDS-PAGEにより分離し、クーマシーブルーで染色した。染色されたゲルをスキャンし、デンシトメトリー分析をImageJソフトウェア(NIH)を用いて行った。
【0184】
イムノブロッティングについて、電気泳動したタンパク質をポリフッ化ビニリデン(PVDF)メンブレン(Roche Diagnostics Corporation、インディアナ州インディアナポリス)上で電気泳動転写させた。イムノブロッティングの前に、前記メンブレンを5%のスキムミルクおよび0.1%のTween-20を含むトリス緩衝生理食塩水(TBS-T)中で4℃にて16~18時間ブロックした。
【0185】
イムノブロッティングは、TBS-Tween20の0.1%中の2%スキムミルク中で2μg/mlの適切な抗体(表6)とインキュベートすることにより行った。化学発光検出のために使用した二次抗体は、表6に示すとおりであり、TBS-Tween20 0.1%中の2%スキムミルク中で示されるように希釈した。免疫反応性複合体は、ルミノールを基質として用いて化学発光によって検出した(Roche Diagnostics Corporation)。ヒトIgG抗体の西洋ワサビペルオキシダーゼ-酵素コンジュゲーションを、EZ-Link Plus(登録商標)Activated Peroxidaseコンジュゲーションキット(Pierce、イリノイ州ロックポート)を用いて行った。
【0186】
VP2タンパク質、VP6タンパク質、およびVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子の生成
VP2タンパク質、VP6タンパク質、およびVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子を、ベンサミアナタバコ(Nicotiana benthamiana)において一過的な発現によって生成させた。植物を、VP2タンパク質、VP6タンパク質、およびVP7融合タンパク質をコードする構築物(構築物については表3を参照)の混合物を1:1:1の割合で含むアグロバクテリアの接種物でアグロ浸潤し、収穫前に7日間インキュベートした。ロタウイルス様粒子を、材料と方法の項目で説明されている方法を用いて前記バイオマスから精製した。清澄化した抽出物をイオジキサノール密度勾配で遠心分離し、チューブの底から最初の10個のフラクションをクーマシー染色SDS-PAGEで分析した。
【0187】
VP2、VP6、およびVP7を含むロタウイルス様粒子の生成
VP2タンパク質、VP4タンパク質、VP6タンパク質、およびVP7融合タンパク質を含むロタウイルス様粒子を、ベンサミアナタバコ(Nicotiana benthamiana)において一過的な発現によって生成させた。植物を、VP2タンパク質、VP4タンパク質、VP6タンパク質、およびVP7融合タンパク質をコードする構築物(構築物については表3を参照)の混合物を1:1:1の割合で含むアグロバクテリアの接種物でアグロ浸潤し、収穫前に7日間インキュベートした。ロタウイルス様粒子を、材料と方法の項目で説明されている方法を用いて前記バイオマスから精製した。清澄化した抽出物をイオジキサノール密度勾配で遠心分離し、チューブの底から最初の10個のフラクションをクーマシー染色SDS-PAGEで分析した。
【0188】
精製したVP2/VP6/融合VP7 RLPを、クライオ電子顕微鏡分析(NanoImaging Services Inc.,カリフォルニア州ラホヤ)にかけ、ロタウイルス粒子に類似する粒子への4つの抗原の構築を確認した。
図4bに示すように、VP2/VP6/融合VP7粒子のクライオEM画像により、ロタウイルス様粒子への抗原の正しい構築を確認した。
【0189】
実施例3:ロタウイルス様粒子(RLP)におけるVP7含有量
VP2/VP6/融合VP7粒子におけるVP7の取り込みまたはVP7の含有量をさらに分析した。簡単に説明すると、上記および表5に記載されるように、ロタウイルスVP2、VP6、およびVP7融合物を共発現するベンサミアナタバコ(N. benthamiana)の葉から調製された粗タンパク質抽出物のイオジキサノール密度勾配フラクション(35%)を、クーマシー染色SDSPAGE分析によって分析した。簡単に説明すると、一定量のRLPをSDS-PAGEにロードし、クーマシー染色した。バンド濃度測定を、構造タンパク質各々について調べ、RLP純度を補正して、各構造タンパク質の割合を決定する。
【0190】
以下の表5からわかるように、本明細書に記載の7-1a2--7-21-7-1b2(7-1a-1b)型VP7融合タンパク質を含むVP2/VP6/融合VP7粒子(RLP)は、粒子の総構造タンパク質重量の5%から35%の範囲のVP7融合物含有量である。
【0191】
例えば、VP7含有量またはVP7取り込みは、G4株からの天然/野生型VP7を含むRLPにおける5%~10%のVP7含有量から、VP7融合物VP7(G3)+7-1a-1b G4、VP7(G9)7-1a-1b G4、またはVP7(G12)+7-1a-1b G4を含むRLPにおける25%~35%のVP7含有量に増加した(表5、5列目の「G4BrB-9」を参照)。
【0192】
VP2/VP6/融合VP7粒子RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(構築#6503)、RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(構築#6514)、RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G4 BrB-9)(構築#6519)およびRVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G4 G3 HCR3)(構築#6518)は、粒子の総構造タンパク質重量の約25%~約35%のVP7融合物含有量であった。
【0193】
VP2/VP6/融合VP7粒子RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(構築#6516)、RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(構築#6517)、RVA(G12 K12)VP7(7-1a-1b G9 BE2001)(構築#6520)、RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G12 K12)(構築#6515)は、粒子の総構造タンパク質重量の約15%~約25%のVP7融合物含有量であった。
【0194】
VP2/VP6/融合VP7粒子RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(構築#6501)、RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(構築#6502)、RVA(G3 HCR3)VP7(7-1a-1b G9 Be2001)(構築#6504)、RVA(G4 BrB9)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(構築#6506)、RVA(G4 BrB9)VP7(7-1a-1b G3 HCR3)(構築#6508)、RVA(G4 BrB9)VP7(7-1a-1b G12K12)(構築#6510)、RVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G1 Rtx)(構築#6511)およびRVA(G9 BE2001)VP7(7-1a-1b G2 Sc2-9)(構築#6512)は、粒子の総構造タンパク質重量の約10%~約15%のVP7融合物含有量であった。
表5:VP2/VP6/融合VP7粒子(VP2/VP6/VP7融合RLP)のVP7融合物含有量
【表5】
【0195】
実施例4:免疫原性実験
マウスを、表6に示される抗原と用量で2回(3週間間隔)免疫した。最後の投与から3週間後に、マウスを屠殺し、血清を採取した。
表6:免疫原性実験の概要
【表6】
【0196】
G9 WI61ウイルスに対する中和抗体
血清のWI61株(G9P[8])に対する中和活性を以下の手順に従って評価した。WI61(G9P[8])株(G9-WI61ビリオン)、天然G9-RLP(G9-RLP AFJ11215)およびVP7融合タンパク質を含むG9-RLP(G9-RLPキメラ-VP7(G1)+7-1a-1b G9)に対する中和活性における差異はあまり存在しなかった(
図5を参照)。
【0197】
活性化とmoi(感染多重度)調整済みロタウイルスWI61(G9P[8])株を、同体積のMEM希釈マウス血清とチューブ内で37℃にて1時間混合した。混合物を、加湿CO2インキュベーター(37℃および5%CO2に設定)内で96ウェルプレートに播種したMA-104細胞に1時間感染させた。プレートの上清を除去し、100μLのMEMをプレートの各ウェルに加えた。プレートを加湿CO2インキュベーター内で約16時間インキュベートした。プレートを、最終濃度2%のパラホルムアルデヒド中にて室温で30分間固定し、細胞を0.2w/v%のTritonX-100溶液中において室温で30分間透過処理した。細胞を、3%BSA-PBS-Tで200倍希釈した抗ロタウイルス抗体と室温で終夜染色し、2000倍希釈したロバ抗ヤギIgG(H+L)二次抗体のalexa fluor488を3%BSA-PBSで室温にて1時間コンジュゲートする。核を、DPBS(ダルベッコリン酸緩衝生理食塩水)で1000倍希釈したHoechst33258(最終濃度:1μg/mL)にて室温で30分間染色し、感染細胞(alexa fluor 488染色細胞)数をアレイスキャンVTIでカウントした。
【0198】
血清のWa株(G1P[8])に対する中和活性を以下の手順で評価した。天然G9-RLP(G9-RLP)、VP7融合タンパク質を含むG9-RLP(G9-RLPキメラ-VP7(G1)+7-1a-1b G9)およびG9 WI61ビリオンは、プラセボ対照に相当する中和活性を示した。
【0199】
活性化とmoi(感染多重度)調整済みロタウイルスWa(G1P[8])株を、同体積のMEM希釈マウス血清とチューブ内で37℃にて1時間混合した。混合物を、加湿CO2インキュベーター(37℃および5%CO2に設定)内で96ウェルプレートに播種したMA-104細胞に1時間感染させた。プレートの上清を除去し、100μLのMEMをプレートの各ウェルに加えた。プレートを加湿CO2インキュベーター内で約16時間インキュベートした。プレートを、最終濃度2%のパラホルムアルデヒド中にて室温で30分間固定し、細胞を0.2w/v%のTritonX-100溶液中において室温で30分間透過処理した。細胞を、3%BSA-PBS-Tで200倍希釈した抗ロタウイルス抗体と室温で終夜染色し、2000倍希釈したロバ抗ヤギIgG(H+L)二次抗体のalexa fluor 488を3%BSA-PBSで室温にて1時間コンジュゲートする。核を、DPBS(ダルベッコリン酸緩衝生理食塩水)で1000倍希釈したHoechst33258(最終濃度:1μg/mL)にて室温で30分間染色し、感染細胞(alexa fluor 488染色細胞)数をアレイスキャンVTIでカウントした。
【0200】
実施例5:配列
下記の配列を用いた(表4も参照のこと)。
配列番号1 IF-WA_VP2(opt).s1+3c
AAATTTGTCGGGCCCATGGCATACCGGAAGAGAGGAGCAAAGCGCGAA
【0201】
配列番号2 IF-WA_VP2(opt).s1-4r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTTAAAGCTCGTTCATTATTCGCATATTGTCGA
【0202】
配列番号3 Wa_VP2_DNA_Opt
ATGGCATACCGGAAGAGAGGAGCAAAGCGCGAAAACCTGCCGCAACAGAACGAGAGACTGCAAGAAAAAGAGATAGAGAAAGATGTCGACGTAACAATGGAAAACAAGAATAACAATAGGAAACAACAGCTGTCCGACAAAGTTCTGTCCCAGAAGGAGGAAATTATCACTGACGCCCAGGACGATATTAAAATTGCCGGAGAAATAAAGAAGAGCTCGAAAGAAGAATCTAAACAGCTGCTCGAAATTCTGAAAACAAAAGAAGACCATCAGAAAGAGATTCAATATGAAATTTTGCAAAAAACAATACCTACATTTGAGTCCAAAGAAAGTATCCTCAAGAAGCTTGAAGACATAAGACCGGAGCAGGCAAAAAAACAGATGAAACTCTTTCGCATTTTCGAGCCAAAACAGCTCCCTATATATCGCGCCAATGGCGAGAAGGAGCTACGCAACCGGTGGTACTGGAAGTTGAAAAAAGACACCCTGCCAGATGGAGATTATGACGTCCGGGAGTATTTCCTCAATCTCTATGATCAGATCCTCATCGAAATGCCGGACTATCTGCTCCTCAAGGACATGGCCGTGGAGAACAAAAATAGCAGAGACGCCGGCAAAGTTGTCGACTCTGAGACTGCCAATATTTGTGATGCCATCTTCCAGGATGAGGAGACCGAGGGAGTCGTCCGTAGATTCATCGCTGATATGCGGCAACAGGTCCAGGCTGATCGTAACATTGTCAATTACCCTTCCATCCTTCACCCTATTGATCATGCATTCAATGAGTATTTTCTTAACCACCAGTTGGTGGAGCCGCTGAACAATGAGATAATCTTCAATTACATACCAGAGAGGATAAGGAATGACGTGAATTACATCCTGAACATGGATATGAATCTGCCATCTACAGCCAGGTATATCAGGCCAAACTTGTTGCAGGATAGACTGAATCTTCACGATAATTTTGAGTCCCTGTGGGATACCATCACAACATCCAACTACATTCTGGCCAGGTCCGTCGTTCCCGATTTGAAGGAGAAGGAGCTGGTCTCCACCGAAGCACAGATCCAGAAAATGAGCCAGGACCTGCAGCTGGAGGCCCTCACTATTCAGAGCGAGACACAGTTTTTAGCCGGGATTAACAGTCAGGCTGCCAATGATTGTTTCAAGACCCTCATAGCCGCCATGCTGTCTCAAAGAACCATGTCTTTGGACTTTGTGACCACGAACTATATGAGCCTAATCTCCGGAATGTGGCTACTTACAGTGATTCCCAACGATATGTTCCTCCGGGAGTCACTAGTGGCCTGTGAGCTGGCGATCATCAACACCATCGTGTATCCAGCATTCGGAATGCAGAGAATGCATTACCGGAATGGCGACCCTCAGACACCCTTCCAGATCGCAGAACAGCAGATCCAGAATTTCCAGGTGGCGAACTGGCTCCATTTTATTAACAATAACAGATTCAGGCAAGTTGTGATTGATGGAGTTCTGAATCAGACTCTGAACGACAATATACGGAATGGACAGGTCATCAACCAGCTGATGGAAGCATTGATGCAACTCAGCAGACAGCAGTTCCCCACGATGCCTGTGGATTACAAACGGAGCATCCAACGGGGCATTCTGCTTCTCTCCAATAGGCTGGGGCAGCTTGTCGACTTAACCCGACTGGTCTCCTATAACTACGAGACGCTAATGGCTTGTGTGACCATGAACATGCAGCACGTGCAAACCCTGACAACTGAGAAGTTGCAGCTCACTTCTGTGACTTCGCTTTGTATGTTAATTGGTAACACAACCGTGATTCCGTCCCCACAGACACTGTTCCACTACTACAACATCAACGTGAATTTCCACTCCAATTATAATGAGCGGATCAACGACGCCGTCGCCATAATTACCGCAGCAAATAGGCTGAATCTTTATCAGAAAAAAATGAAGTCCATAGTGGAAGACTTTCTGAAACGGCTCCAGATTTTCGACGTACCACGAGTGCCTGACGACCAAATGTACAGGCTGAGGGATCGCCTTCGGCTCTTACCCGTTGAACGGAGACGGCTTGACATATTCAACTTGATCCTGATGAATATGGAGCAGATCGAACGCGCTTCTGATAAGATTGCTCAGGGGGTTATCATCGCATACCGAGATATGCAGCTGGAACGCGACGAGATGTACGGATATGTTAATATTGCACGGAATCTTGATGGCTACCAGCAAATTAACTTGGAGGAACTCATGCGCACCGGTGATTACGGACAAATTACGAACATGCTTCTCAACAATCAACCCGTTGCCCTTGTGGGTGCATTGCCCTTCGTTACGGACTCATCCGTGATCAGTCTAATCGCCAAGCTCGACGCAACCGTCTTCGCTCAGATAGTGAAGCTCAGGAAAGTTGACACACTGAAGCCCATACTGTACAAAATAAACTCGGATTCCAATGACTTTTACCTTGTGGCCAACTACGACTGGATCCCCACAAGTACAACTAAGGTCTACAAACAGGTGCCACAACCATTCGACTTTAGAGCCAGCATGCACATGCTGACTTCTAACCTTACGTTTACCGTCTACTCTGACCTACTGTCATTTGTTTCAGCGGACACGGTAGAGCCCATTAACGCAGTCGCATTCGACAATATGCGAATAATGAACGAGCTTTAA
【0203】
配列番号4 Wa_VP2_AA
MAYRKRGAKRENLPQQNERLQEKEIEKDVDVTMENKNNNRKQQLSDKVLSQKEEIITDAQDDIKIAGEIKKSSKEESKQLLEILKTKEDHQKEIQYEILQKTIPTFESKESILKKLEDIRPEQAKKQMKLFRIFEPKQLPIYRANGEKELRNRWYWKLKKDTLPDGDYDVREYFLNLYDQILIEMPDYLLLKDMAVENKNSRDAGKVVDSETANICDAIFQDEETEGVVRRFIADMRQQVQADRNIVNYPSILHPIDHAFNEYFLNHQLVEPLNNEIIFNYIPERIRNDVNYILNMDMNLPSTARYIRPNLLQDRLNLHDNFESLWDTITTSNYILARSVVPDLKEKELVSTEAQIQKMSQDLQLEALTIQSETQFLAGINSQAANDCFKTLIAAMLSQRTMSLDFVTTNYMSLISGMWLLTVIPNDMFLRESLVACELAIINTIVYPAFGMQRMHYRNGDPQTPFQIAEQQIQNFQVANWLHFINNNRFRQVVIDGVLNQTLNDNIRNGQVINQLMEALMQLSRQQFPTMPVDYKRSIQRGILLLSNRLGQLVDLTRLVSYNYETLMACVTMNMQHVQTLTTEKLQLTSVTSLCMLIGNTTVIPSPQTLFHYYNINVNFHSNYNERINDAVAIITAANRLNLYQKKMKSIVEDFLKRLQIFDVPRVPDDQMYRLRDRLRLLPVERRRLDIFNLILMNMEQIERASDKIAQGVIIAYRDMQLERDEMYGYVNIARNLDGYQQINLEELMRTGDYGQITNMLLNNQPVALVGALPFVTDSSVISLIAKLDATVFAQIVKLRKVDTLKPILYKINSDSNDFYLVANYDWIPTSTTKVYKQVPQPFDFRASMHMLTSNLTFTVYSDLLSFVSADTVEPINAVAFDNMRIMNEL
【0204】
配列番号5 左から右へのT-DNAのクローニングベクター1191
TGGCAGGATATATTGTGGTGTAAACAAATTGACGCTTAGACAACTTAATAACACATTGCGGACGTTTTTAATGTACTGAATTAACGCCGAATCCCGGGCTGGTATATTTATATGTTGTCAAATAACTCAAAAACCATAAAAGTTTAAGTTAGCAAGTGTGTACATTTTTACTTGAACAAAAATATTCACCTACTACTGTTATAAATCATTATTAAACATTAGAGTAAAGAAATATGGATGATAAGAACAAGAGTAGTGATATTTTGACAACAATTTTGTTGCAACATTTGAGAAAATTTTGTTGTTCTCTCTTTTCATTGGTCAAAAACAATAGAGAGAGAAAAAGGAAGAGGGAGAATAAAAACATAATGTGAGTATGAGAGAGAAAGTTGTACAAAAGTTGTACCAAAATAGTTGTACAAATATCATTGAGGAATTTGACAAAAGCTACACAAATAAGGGTTAATTGCTGTAAATAAATAAGGATGACGCATTAGAGAGATGTACCATTAGAGAATTTTTGGCAAGTCATTAAAAAGAAAGAATAAATTATTTTTAAAATTAAAAGTTGAGTCATTTGATTAAACATGTGATTATTTAATGAATTGATGAAAGAGTTGGATTAAAGTTGTATTAGTAATTAGAATTTGGTGTCAAATTTAATTTGACATTTGATCTTTTCCTATATATTGCCCCATAGAGTCAGTTAACTCATTTTTATATTTCATAGATCAAATAAGAGAAATAACGGTATATTAATCCCTCCAAAAAAAAAAAACGGTATATTTACTAAAAAATCTAAGCCACGTAGGAGGATAACAGGATCCCCGTAGGAGGATAACATCCAATCCAACCAATCACAACAATCCTGATGAGATAACCCACTTTAAGCCCACGCATCTGTGGCACATCTACATTATCTAAATCACACATTCTTCCACACATCTGAGCCACACAAAAACCAATCCACATCTTTATCACCCATTCTATAAAAAATCACACTTTGTGAGTCTACACTTTGATTCCCTTCAAACACATACAAAGAGAAGAGACTAATTAATTAATTAATCATCTTGAGAGAAAATGGAACGAGCTATACAAGGAAACGACGCTAGGGAACAAGCTAACAGTGAACGTTGGGATGGAGGATCAGGAGGTACCACTTCTCCCTTCAAACTTCCTGACGAAAGTCCGAGTTGGACTGAGTGGCGGCTACATAACGATGAGACGAATTCGAATCAAGATAATCCCCTTGGTTTCAAGGAAAGCTGGGGTTTCGGGAAAGTTGTATTTAAGAGATATCTCAGATACGACAGGACGGAAGCTTCACTGCACAGAGTCCTTGGATCTTGGACGGGAGATTCGGTTAACTATGCAGCATCTCGATTTTTCGGTTTCGACCAGATCGGATGTACCTATAGTATTCGGTTTCGAGGAGTTAGTATCACCGTTTCTGGAGGGTCGCGAACTCTTCAGCATCTCTGTGAGATGGCAATTCGGTCTAAGCAAGAACTGCTACAGCTTGCCCCAATCGAAGTGGAAAGTAATGTATCAAGAGGATGCCCTGAAGGTACTCAAACCTTCGAAAAAGAAAGCGAGTAAGTTAAAATGCTTCTTCGTCTCCTATTTATAATATGGTTTGTTATTGTTAATTTTGTTCTTGTAGAAGAGCTTAATTAATCGTTGTTGTTATGAAATACTATTTGTATGAGATGAACTGGTGTAATGTAATTCATTTACATAAGTGGAGTCAGAATCAGAATGTTTCCTCCATAACTAACTAGACATGAAGACCTGCCGCGTACAATTGTCTTATATTTGAACAACTAAAATTGAACATCTTTTGCCACAACTTTATAAGTGGTTAATATAGCTCAAATATATGGTCAAGTTCAATAGATTAATAATGGAAATATCAGTTATCGAAATTCATTAACAATCAACTTAACGTTATTAACTACTAATTTTATATCATCCCCTTTGATAAATGATAGTACACCAATTAGGAAGGAGCATGCTCGCCTAGGAGATTGTCGTTTCCCGCCTTCAGTTTGCAAGCTGCTCTAGCCGTGTAGCCAATACGCAAACCGCCTCTCCCCGCGCGTTGGGAATTACTAGCGCGTGTCGACAAGCTTGCATGCCGGTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCAGTACAACGTTTTCTTTCACTGAAGCGAAATCAAAGATCTCTTTGTGGACACGTAGTGCGGCGCCATTAAATAACGTGTACTTGTCCTATTCTTGTCGGTGTGGTCTTGGGAAAAGAAAGCTTGCTGGAGGCTGCTGTTCAGCCCCATACATTACTTGTTACGATTCTGCTGACTTTCGGCGGGTGCAATATCTCTACTTCTGCTTGACGAGGTATTGTTGCCTGTACTTCTTTCTTCTTCTTCTTGCTGATTGGTTCTATAAGAAATCTAGTATTTTCTTTGAAACAGAGTTTTCCCGTGGTTTTCGAACTTGGAGAAAGATTGTTAAGCTTCTGTATATTCTGCCCAAATTTGTCGGGCCCGCGGATGGCGAAAAACGTTGCGATTTTCGGCTTATTGTTTTCTCTTCTTGTGTTGGTTCCTTCTCAGATCTTCGCCTGCAGGCTCCTCAGCCAAAACGACACCCCCATCTGTCTATCCACTGGCCCCTGGATCTGCTGCCCAAACTAACTCCATGGTGACCCTGGGATGCCTGGTCAAGGGCTATTTCCCTGAGCCAGTGACAGTGACCTGGAACTCTGGATCCCTGTCCAGCGGTGTGCACACCTTCCCAGCTGTCCTGCAGTCTGACCTCTACACTCTGAGCAGCTCAGTGACTGTCCCCTCCAGCACCTGGCCCAGCGAGACCGTCACCTGCAACGTTGCCCACCCGGCCAGCAGCACCAAGGTGGACAAGAAAATTGTGCCCAGGGATTGTGGTTGTAAGCCTTGCATATGTACAGTCCCAGAAGTATCATCTGTCTTCATCTTCCCCCCAAAGCCCAAGGATGTGCTCACCATTACTCTGACTCCTAAGGTCACGTGTGTTGTGGTAGACATCAGCAAGGATGATCCCGAGGTCCAGTTCAGCTGGTTTGTAGATGATGTGGAGGTGCACACAGCTCAGACGCAACCCCGGGAGGAGCAGTTCAACAGCACTTTCCGCTCAGTCAGTGAACTTCCCATCATGCACCAGGACTGGCTCAATGGCAAGGAGCGATCGCTCACCATCACCATCACCATCACCATCACCATTAAAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGCGATAGAAAACAAAATATAGCGCGCAAACTAGGATAAATTATCGCGCGCGGTGTCATCTATGTTACTAGATCTCTAGAGTCTCAAGCTTGGCGCGCCCACGTGACTAGTGGCACTGGCCGTCGTTTTACAACGTCGTGACTGGGAAAACCCTGGCGTTACCCAACTTAATCGCCTTGCAGCACATCCCCCTTTCGCCAGCTGGCGTAATAGCGAAGAGGCCCGCACCGATCGCCCTTCCCAACAGTTGCGCAGCCTGAATGGCGAATGCTAGAGCAGCTTGAGCTTGGATCAGATTGTCGTTTCCCGCCTTCAGTTTAAACTATCAGTGTTTGACAGGATATATTGGCGGGTAAACCTAAGAGAAAAGAGCGTTTA
【0205】
配列番号6 2X35SからNOSへの構築物1710
GTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCAGTACAACGTTTTCTTTCACTGAAGCGAAATCAAAGATCTCTTTGTGGACACGTAGTGCGGCGCCATTAAATAACGTGTACTTGTCCTATTCTTGTCGGTGTGGTCTTGGGAAAAGAAAGCTTGCTGGAGGCTGCTGTTCAGCCCCATACATTACTTGTTACGATTCTGCTGACTTTCGGCGGGTGCAATATCTCTACTTCTGCTTGACGAGGTATTGTTGCCTGTACTTCTTTCTTCTTCTTCTTGCTGATTGGTTCTATAAGAAATCTAGTATTTTCTTTGAAACAGAGTTTTCCCGTGGTTTTCGAACTTGGAGAAAGATTGTTAAGCTTCTGTATATTCTGCCCAAATTTGTCGGGCCCATGGCATACCGGAAGAGAGGAGCAAAGCGCGAAAACCTGCCGCAACAGAACGAGAGACTGCAAGAAAAAGAGATAGAGAAAGATGTCGACGTAACAATGGAAAACAAGAATAACAATAGGAAACAACAGCTGTCCGACAAAGTTCTGTCCCAGAAGGAGGAAATTATCACTGACGCCCAGGACGATATTAAAATTGCCGGAGAAATAAAGAAGAGCTCGAAAGAAGAATCTAAACAGCTGCTCGAAATTCTGAAAACAAAAGAAGACCATCAGAAAGAGATTCAATATGAAATTTTGCAAAAAACAATACCTACATTTGAGTCCAAAGAAAGTATCCTCAAGAAGCTTGAAGACATAAGACCGGAGCAGGCAAAAAAACAGATGAAACTCTTTCGCATTTTCGAGCCAAAACAGCTCCCTATATATCGCGCCAATGGCGAGAAGGAGCTACGCAACCGGTGGTACTGGAAGTTGAAAAAAGACACCCTGCCAGATGGAGATTATGACGTCCGGGAGTATTTCCTCAATCTCTATGATCAGATCCTCATCGAAATGCCGGACTATCTGCTCCTCAAGGACATGGCCGTGGAGAACAAAAATAGCAGAGACGCCGGCAAAGTTGTCGACTCTGAGACTGCCAATATTTGTGATGCCATCTTCCAGGATGAGGAGACCGAGGGAGTCGTCCGTAGATTCATCGCTGATATGCGGCAACAGGTCCAGGCTGATCGTAACATTGTCAATTACCCTTCCATCCTTCACCCTATTGATCATGCATTCAATGAGTATTTTCTTAACCACCAGTTGGTGGAGCCGCTGAACAATGAGATAATCTTCAATTACATACCAGAGAGGATAAGGAATGACGTGAATTACATCCTGAACATGGATATGAATCTGCCATCTACAGCCAGGTATATCAGGCCAAACTTGTTGCAGGATAGACTGAATCTTCACGATAATTTTGAGTCCCTGTGGGATACCATCACAACATCCAACTACATTCTGGCCAGGTCCGTCGTTCCCGATTTGAAGGAGAAGGAGCTGGTCTCCACCGAAGCACAGATCCAGAAAATGAGCCAGGACCTGCAGCTGGAGGCCCTCACTATTCAGAGCGAGACACAGTTTTTAGCCGGGATTAACAGTCAGGCTGCCAATGATTGTTTCAAGACCCTCATAGCCGCCATGCTGTCTCAAAGAACCATGTCTTTGGACTTTGTGACCACGAACTATATGAGCCTAATCTCCGGAATGTGGCTACTTACAGTGATTCCCAACGATATGTTCCTCCGGGAGTCACTAGTGGCCTGTGAGCTGGCGATCATCAACACCATCGTGTATCCAGCATTCGGAATGCAGAGAATGCATTACCGGAATGGCGACCCTCAGACACCCTTCCAGATCGCAGAACAGCAGATCCAGAATTTCCAGGTGGCGAACTGGCTCCATTTTATTAACAATAACAGATTCAGGCAAGTTGTGATTGATGGAGTTCTGAATCAGACTCTGAACGACAATATACGGAATGGACAGGTCATCAACCAGCTGATGGAAGCATTGATGCAACTCAGCAGACAGCAGTTCCCCACGATGCCTGTGGATTACAAACGGAGCATCCAACGGGGCATTCTGCTTCTCTCCAATAGGCTGGGGCAGCTTGTCGACTTAACCCGACTGGTCTCCTATAACTACGAGACGCTAATGGCTTGTGTGACCATGAACATGCAGCACGTGCAAACCCTGACAACTGAGAAGTTGCAGCTCACTTCTGTGACTTCGCTTTGTATGTTAATTGGTAACACAACCGTGATTCCGTCCCCACAGACACTGTTCCACTACTACAACATCAACGTGAATTTCCACTCCAATTATAATGAGCGGATCAACGACGCCGTCGCCATAATTACCGCAGCAAATAGGCTGAATCTTTATCAGAAAAAAATGAAGTCCATAGTGGAAGACTTTCTGAAACGGCTCCAGATTTTCGACGTACCACGAGTGCCTGACGACCAAATGTACAGGCTGAGGGATCGCCTTCGGCTCTTACCCGTTGAACGGAGACGGCTTGACATATTCAACTTGATCCTGATGAATATGGAGCAGATCGAACGCGCTTCTGATAAGATTGCTCAGGGGGTTATCATCGCATACCGAGATATGCAGCTGGAACGCGACGAGATGTACGGATATGTTAATATTGCACGGAATCTTGATGGCTACCAGCAAATTAACTTGGAGGAACTCATGCGCACCGGTGATTACGGACAAATTACGAACATGCTTCTCAACAATCAACCCGTTGCCCTTGTGGGTGCATTGCCCTTCGTTACGGACTCATCCGTGATCAGTCTAATCGCCAAGCTCGACGCAACCGTCTTCGCTCAGATAGTGAAGCTCAGGAAAGTTGACACACTGAAGCCCATACTGTACAAAATAAACTCGGATTCCAATGACTTTTACCTTGTGGCCAACTACGACTGGATCCCCACAAGTACAACTAAGGTCTACAAACAGGTGCCACAACCATTCGACTTTAGAGCCAGCATGCACATGCTGACTTCTAACCTTACGTTTACCGTCTACTCTGACCTACTGTCATTTGTTTCAGCGGACACGGTAGAGCCCATTAACGCAGTCGCATTCGACAATATGCGAATAATGAACGAGCTTTAAAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGCGATAGAAAACAAAATATAGCGCGCAAACTAGGATAAATTATCGCGCGCGGTGTCATCTATGTTACTAGAT
【0206】
配列番号7 IF-WA_VP6(opt).s1+3c
AAATTTGTCGGGCCCATGGAGGTCCTTTATAGTCTCTCCAAAACGCTGA
【0207】
配列番号8 IF-WA_VP6(opt).s1-4r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTACTTGATCAACATACTCCGGATAGAGGCCACA
【0208】
配列番号9 Wa_VP6_DNA_Opt
ATGGAGGTCCTTTATAGTCTCTCCAAAACGCTGAAGGACGCTAGGGACAAGATCGTGGAGGGTACACTTTATAGCAATGTCAGCGACCTAATACAGCAGTTTAATCAAATGATCGTTACAATGAATGGGAATGATTTCCAAACTGGCGGTATTGGTAATCTGCCCGTGAGGAACTGGACATTCGATTTCGGCCTGCTGGGCACGACTCTCCTTAATCTCGATGCAAATTATGTAGAAAACGCCAGAACGATTATCGAGTACTTTATCGATTTCATTGATAACGTTTGTATGGATGAGATGGCCCGCGAGTCACAACGGAACGGAGTTGCTCCACAGTCCGAGGCCCTTCGGAAACTCGCCGGCATTAAGTTCAAGCGTATTAATTTCGACAACTCCTCCGAATATATAGAGAACTGGAACTTGCAGAATCGTCGACAGAGAACCGGCTTCGTGTTCCATAAACCTAATATCTTTCCGTATAGCGCCTCATTCACCCTGAATAGGAGTCAGCCCATGCACGACAACCTCATGGGTACAATGTGGCTGAATGCGGGGAGTGAAATACAGGTCGCCGGGTTCGATTACTCCTGTGCCATTAATGCACCCGCAAACATCCAGCAGTTCGAACATATCGTGCAACTAAGACGGGCTCTCACGACCGCGACAATTACACTCCTGCCCGACGCCGAGCGCTTCTCCTTTCCCCGCGTAATCAACTCAGCTGATGGCGCCACCACTTGGTTCTTCAACCCTGTTATATTGCGCCCTAACAACGTAGAGGTGGAGTTTCTCTTAAACGGACAGATCATCAATACCTACCAAGCCAGGTTCGGCACGATTATTGCAAGAAATTTCGACGCTATCAGGCTGCTCTTCCAACTGATGAGGCCCCCCAATATGACTCCCGCTGTGAACGCTTTGTTTCCGCAGGCTCAGCCTTTCCAGCACCACGCCACCGTCGGCTTGACTCTTCGAATAGAGAGCGCGGTCTGCGAATCAGTGCTGGCAGACGCCAACGAGACGCTGCTGGCAAACGTTACCGCCGTGCGGCAAGAGTATGCCATCCCAGTAGGGCCTGTGTTTCCACCCGGCATGAACTGGACTGAACTAATTACTAACTATAGCCCATCCAGAGAAGACAACTTGCAGCGGGTCTTCACTGTGGCCTCTATCCGGAGTATGTTGATCAAGTAG
【0209】
配列番号10 Wa_VP6_AA
MEVLYSLSKTLKDARDKIVEGTLYSNVSDLIQQFNQMIVTMNGNDFQTGGIGNLPVRNWTFDFGLLGTTLLNLDANYVENARTIIEYFIDFIDNVCMDEMARESQRNGVAPQSEALRKLAGIKFKRINFDNSSEYIENWNLQNRRQRTGFVFHKPNIFPYSASFTLNRSQPMHDNLMGTMWLNAGSEIQVAGFDYSCAINAPANIQQFEHIVQLRRALTTATITLLPDAERFSFPRVINSADGATTWFFNPVILRPNNVEVEFLLNGQIINTYQARFGTIIARNFDAIRLLFQLMRPPNMTPAVNALFPQAQPFQHHATVGLTLRIESAVCESVLADANETLLANVTAVRQEYAIPVGPVFPPGMNWTELITNYSPSREDNLQRVFTVASIRSMLIK
【0210】
配列番号11 2X35SからNOSへの構築物1713
GTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCAGTACAACGTTTTCTTTCACTGAAGCGAAATCAAAGATCTCTTTGTGGACACGTAGTGCGGCGCCATTAAATAACGTGTACTTGTCCTATTCTTGTCGGTGTGGTCTTGGGAAAAGAAAGCTTGCTGGAGGCTGCTGTTCAGCCCCATACATTACTTGTTACGATTCTGCTGACTTTCGGCGGGTGCAATATCTCTACTTCTGCTTGACGAGGTATTGTTGCCTGTACTTCTTTCTTCTTCTTCTTGCTGATTGGTTCTATAAGAAATCTAGTATTTTCTTTGAAACAGAGTTTTCCCGTGGTTTTCGAACTTGGAGAAAGATTGTTAAGCTTCTGTATATTCTGCCCAAATTTGTCGGGCCCATGGAGGTCCTTTATAGTCTCTCCAAAACGCTGAAGGACGCTAGGGACAAGATCGTGGAGGGTACACTTTATAGCAATGTCAGCGACCTAATACAGCAGTTTAATCAAATGATCGTTACAATGAATGGGAATGATTTCCAAACTGGCGGTATTGGTAATCTGCCCGTGAGGAACTGGACATTCGATTTCGGCCTGCTGGGCACGACTCTCCTTAATCTCGATGCAAATTATGTAGAAAACGCCAGAACGATTATCGAGTACTTTATCGATTTCATTGATAACGTTTGTATGGATGAGATGGCCCGCGAGTCACAACGGAACGGAGTTGCTCCACAGTCCGAGGCCCTTCGGAAACTCGCCGGCATTAAGTTCAAGCGTATTAATTTCGACAACTCCTCCGAATATATAGAGAACTGGAACTTGCAGAATCGTCGACAGAGAACCGGCTTCGTGTTCCATAAACCTAATATCTTTCCGTATAGCGCCTCATTCACCCTGAATAGGAGTCAGCCCATGCACGACAACCTCATGGGTACAATGTGGCTGAATGCGGGGAGTGAAATACAGGTCGCCGGGTTCGATTACTCCTGTGCCATTAATGCACCCGCAAACATCCAGCAGTTCGAACATATCGTGCAACTAAGACGGGCTCTCACGACCGCGACAATTACACTCCTGCCCGACGCCGAGCGCTTCTCCTTTCCCCGCGTAATCAACTCAGCTGATGGCGCCACCA CTTGGTTCTTCAACCCTGTTATATTGCGCCCTAACAACGTAGAGGTGGAGTTTCTCTTAAACGGACAGATCATCAATACCTACCAAGCCAGGTTCGGCACGATTATTGCAAGAAATTTCGACGCTATCAGGCTGCTCTTCCAACTGATGAGGCCCCCCAATATGACTCCCGCTGTGAACGCTTTGTTTCCGCAGGCTCAGCCTTTCCAGCACCACGCCACCGTCGGCTTGACTCTTCGAATAGAGAGCGCGGTCTGCGAATCAGTGCTGGCAGACGCCAACGAGACGCTGCTGGCAAACGTTACCGCCGTGCGGCAAGAGTATGCCATCCCAGTAGGGCCTGTGTTTCCACCCGGCATGAACTGGACTGAACTAATTACTAACTATAGCCCATCCAGAGAAGACAACTTGCAGCGGGTCTTCACTGTGGCCTCTATCCGGAGTATGTTGATCAAGTAGAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGCGATAGAAAACAAAATATAGCGCGCAAACTAGGATAAATTATCGCGCGCGGTGTCATCTATGTTACTAGAT
【0211】
配列番号12 IF-WA_NSP4.s1+3c
AAATTTGTCGGGCCCATGGATAAGCTTGCCGACCTCAACTACACATTGAGTG
【0212】
配列番号13 IF-WA_NSP4.s1-4r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTCACATGGATGCAGTCACTTCTGACGGTTCATATGGA
【0213】
配列番号14 Wa_NSP4_DNA
ATGGATAAGCTTGCCGACCTCAACTACACATTGAGTGTAATCACTTCAATGAATGACACATTGCATTCTATAATTCAAGATCCTGGAATGGCGTATTTTCTATATATTGCATCTGTTCTAACAGTTTTGTTCACATTACATAAAGCTTCAATTCCAACCATGAAAATAGCATTGAAAACATCAAAATGTTCATATAAAGTGATTAAATATTGTATAGTCACGATCATTAATACTCTTTTAAAATTGGCTGGATATAAAGAGCAGGTTACTACAAAAGACGAAATTGAGCAACAGATGGACAGAATTGTGAAAGAGATGAGACGTCAGCTGGAGATGATTGATAAACTAACTACTCGTGAAATTGAACAGGTTGAATTGCTTAAACGTATACATGACAACCTGATAACTAGACCAGTTGACGTTATAGATATGTCGAAGGAATTCAATCAGAAAAACATCAAAACGCTAGATGAATGGGAGAGTGGAAAAAATCCATATGAACCGTCAGAAGTGACTGCATCCATGTGA
【0214】
配列番号15 Wa_NSP4_AA
MDKLADLNYTLSVITSMNDTLHSIIQDPGMAYFLYIASVLTVLFTLHKASIPTMKIALKTSKCSYKVIKYCIVTIINTLLKLAGYKEQVTTKDEIEQQMDRIVKEMRRQLEMIDKLTTREIEQVELLKRIHDNLITRPVDVIDMSKEFNQKNIKTLDEWESGKNPYEPS
【0215】
配列番号16 2X35SからNOSへの構築物1706
GTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCAGTACAACGTTTTCTTTCACTGAAGCGAAATCAAAGATCTCTTTGTGGACACGTAGTGCGGCGCCATTAAATAACGTGTACTTGTCCTATTCTTGTCGGTGTGGTCTTGGGAAAAGAAAGCTTGCTGGAGGCTGCTGTTCAGCCCCATACATTACTTGTTACGATTCTGCTGACTTTCGGCGGGTGCAATATCTCTACTTCTGCTTGACGAGGTATTGTTGCCTGTACTTCTTTCTTCTTCTTCTTGCTGATTGGTTCTATAAGAAATCTAGTATTTTCTTTGAAACAGAGTTTTCCCGTGGTTTTCGAACTTGGAGAAAGATTGTTAAGCTTCTGTATATTCTGCCCAAATTTGTCGGGCCCATGGATAAGCTTGCCGACCTCAACTACACATTGAGTGTAATCACTTCAATGAATGACACATTGCATTCTATAATTCAAGATCCTGGAATGGCGTATTTTCTATATATTGCATCTGTTCTAACAGTTTTGTTCACATTACATAAAGCTTCAATTCCAACCATGAAAATAGCATTGAAAACATCAAAATGTTCATATAAAGTGATTAAATATTGTATAGTCACGATCATTAATACTCTTTTAAAATTGGCTGGATATAAAGAGCAGGTTACTACAAAAGACGAAATTGAGCAACAGATGGACAGAATTGTGAAAGAGATGAGACGTCAGCTGGAGATGATTGATAAACTAACTACTCGTGAAATTGAACAGGTTGAATTGCTTAAACGTATACATGACAACCTGATAACTAGACCAGTTGACGTTATAGATATGTCGAAGGAATTCAATCAGAAAAACATCAAAACGCTAGATGAATGGGAGAGTGGAAAAAATCCATATGAACCGTCAGAAGTGACTGCATCCATGTGAAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGCGATAGAA
【0216】
配列番号17 IF(C160)-TrSP+Rtx_VP7(opt).c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTA
【0217】
配列番号18 IF-Rtx_VP7(opt).s1-4r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTAAACGCGATAATAGAAGGCTGCTGAGTTCAGGGA
【0218】
配列番号19 Rtx_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0219】
配列番号20 Rtx_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPTEASTQINDGEWKDSLSQMFLTKGWPTGSVYFKEYSSIVDFSVDPQLYCDYNLVLMKYDQNLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSNVLDITADPTTNPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0220】
配列番号21 左から右へのT-DNAのクローニングベクター1190
TGGCAGGATATATTGTGGTGTAAACAAATTGACGCTTAGACAACTTAATAACACATTGCGGACGTTTTTAATGTACTGAATTAACGCCGAATCCCGGGCTGGTATATTTATATGTTGTCAAATAACTCAAAAACCATAAAAGTTTAAGTTAGCAAGTGTGTACATTTTTACTTGAACAAAAATATTCACCTACTACTGTTATAAATCATTATTAAACATTAGAGTAAAGAAATATGGATGATAAGAACAAGAGTAGTGATATTTTGACAACAATTTTGTTGCAACATTTGAGAAAATTTTGTTGTTCTCTCTTTTCATTGGTCAAAAACAATAGAGAGAGAAAAAGGAAGAGGGAGAATAAAAACATAATGTGAGTATGAGAGAGAAAGTTGTACAAAAGTTGTACCAAAATAGTTGTACAAATATCATTGAGGAATTTGACAAAAGCTACACAAATAAGGGTTAATTGCTGTAAATAAATAAGGATGACGCATTAGAGAGATGTACCATTAGAGAATTTTTGGCAAGTCATTAAAAAGAAAGAATAAATTATTTTTAAAATTAAAAGTTGAGTCATTTGATTAAACATGTGATTATTTAATGAATTGATGAAAGAGTTGGATTAAAGTTGTATTAGTAATTAGAATTTGGTGTCAAATTTAATTTGACATTTGATCTTTTCCTATATATTGCCCCATAGAGTCAGTTAACTCATTTTTATATTTCATAGATCAAATAAGAGAAATAACGGTATATTAATCCCTCCAAAAAAAAAAAACGGTATATTTACTAAAAAATCTAAGCCACGTAGGAGGATAACAGGATCCCCGTAGGAGGATAACATCCAATCCAACCAATCACAACAATCCTGATGAGATAACCCACTTTAAGCCCACGCATCTGTGGCACATCTACATTATCTAAATCACACATTCTTCCACACATCTGAGCCACACAAAAACCAATCCACATCTTTATCACCCATTCTATAAAAAATCACACTTTGTGAGTCTACACTTTGATTCCCTTCAAACACATACAAAGAGAAGAGACTAATTAATTAATTAATCATCTTGAGAGAAAATGGAACGAGCTATACAAGGAAACGACGCTAGGGAACAAGCTAACAGTGAACGTTGGGATGGAGGATCAGGAGGTACCACTTCTCCCTTCAAACTTCCTGACGAAAGTCCGAGTTGGACTGAGTGGCGGCTACATAACGATGAGACGAATTCGAATCAAGATAATCCCCTTGGTTTCAAGGAAAGCTGGGGTTTCGGGAAAGTTGTATTTAAGAGATATCTCAGATACGACAGGACGGAAGCTTCACTGCACAGAGTCCTTGGATCTTGGACGGGAGATTCGGTTAACTATGCAGCATCTCGATTTTTCGGTTTCGACCAGATCGGATGTACCTATAGTATTCGGTTTCGAGGAGTTAGTATCACCGTTTCTGGAGGGTCGCGAACTCTTCAGCATCTCTGTGAGATGGCAATTCGGTCTAAGCAAGAACTGCTACAGCTTGCCCCAATCGAAGTGGAAAGTAATGTATCAAGAGGATGCCCTGAAGGTACTCAAACCTTCGAAAAAGAAAGCGAGTAAGTTAAAATGCTTCTTCGTCTCCTATTTATAATATGGTTTGTTATTGTTAATTTTGTTCTTGTAGAAGAGCTTAATTAATCGTTGTTGTTATGAAATACTATTTGTATGAGATGAACTGGTGTAATGTAATTCATTTACATAAGTGGAGTCAGAATCAGAATGTTTCCTCCATAACTAACTAGACATGAAGACCTGCCGCGTACAATTGTCTTATATTTGAACAACTAAAATTGAACATCTTTTGCCACAACTTTATAAGTGGTTAATATAGCTCAAATATATGGTCAAGTTCAATAGATTAATAATGGAAATATCAGTTATCGAAATTCATTAACAATCAACTTAACGTTATTAACTACTAATTTTATATCATCCCCTTTGATAAATGATAGTACACCAATTAGGAAGGAGCATGCTCGCCTAGGAGATTGTCGTTTCCCGCCTTCAGTTTGCAAGCTGCTCTAGCCGTGTAGCCAATACGCAAACCGCCTCTCCCCGCGCGTTGGGAATTACTAGCGCGTGTCGACAAGCTTGCATGCCGGTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCGCGGATGGCGAAAAACGTTGCGATTTTCGGCTTATTGTTTTCTCTTCTTGTGTTGGTTCCTTCTCAGATCTTCGCCTGCAGGCTCCTCAGCCAAAACGACACCCCCATCTGTCTATCCACTGGCCCCTGGATCTGCTGCCCAAACTAACTCCATGGTGACCCTGGGATGCCTGGTCAAGGGCTATTTCCCTGAGCCAGTGACAGTGACCTGGAACTCTGGATCCCTGTCCAGCGGTGTGCACACCTTCCCAGCTGTCCTGCAGTCTGACCTCTACACTCTGAGCAGCTCAGTGACTGTCCCCTCCAGCACCTGGCCCAGCGAGACCGTCACCTGCAACGTTGCCCACCCGGCCAGCAGCACCAAGGTGGACAAGAAAATTGTGCCCAGGGATTGTGGTTGTAAGCCTTGCATATGTACAGTCCCAGAAGTATCATCTGTCTTCATCTTCCCCCCAAAGCCCAAGGATGTGCTCACCATTACTCTGACTCCTAAGGTCACGTGTGTTGTGGTAGACATCAGCAAGGATGATCCCGAGGTCCAGTTCAGCTGGTTTGTAGATGATGTGGAGGTGCACACAGCTCAGACGCAACCCCGGGAGGAGCAGTTCAACAGCACTTTCCGCTCAGTCAGTGAACTTCCCATCATGCACCAGGACTGGCTCAATGGCAAGGAGCGATCGCTCACCATCACCATCACCATCACCATCACCATTAAAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGCGATAGAAAACAAAATATAGCGCGCAAACTAGGATAAATTATCGCGCGCGGTGTCATCTATGTTACTAGATCTCTAGAGTCTCAAGCTTGGCGCGCCCACGTGACTAGTGGCACTGGCCGTCGTTTTACAACGTCGTGACTGGGAAAACCCTGGCGTTACCCAACTTAATCGCCTTGCAGCACATCCCCCTTTCGCCAGCTGGCGTAATAGCGAAGAGGCCCGCACCGATCGCCCTTCCCAACAGTTGCGCAGCCTGAATGGCGAATGCTAGAGCAGCTTGAGCTTGGATCAGATTGTCGTTTCCCGCCTTCAGTTTAAACTATCAGTGTTTGACAGGATATATTGGCGGGTAAACCTAAGAGAAAAGAGCGTTTA
【0221】
配列番号22 2X35SからNOSへの構築物1199
GTCAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATAACATGGTGGAGCACGACACACTTGTCTACTCCAAAAATATCAAAGATACAGTCTCAGAAGACCAAAGGGCAATTGAGACTTTTCAACAAAGGGTAATATCCGGAAACCTCCTCGGATTCCATTGCCCAGCTATCTGTCACTTTATTGTGAAGATAGTGGAAAAGGAAGGTGGCTCCTACAAATGCCATCATTGCGATAAAGGAAAGGCCATCGTTGAAGATGCCTCTGCCGACAGTGGTCCCAAAGATGGACCCCCACCCACGAGGAGCATCGTGGAAAAAGAAGACGTTCCAACCACGTCTTCAAAGCAAGTGGATTGATGTGATATCTCCACTGACGTAAGGGATGACGCACAATCCCACTATCCTTCGCAAGACCCTTCCTCTATATAAGGAAGTTCATTTCATTTGGAGAGGTATTAAAATCTTAATAGGTTTTGATAAAAGCGAACGTGGGGAAACCCGAACCAAACCTTCTTCTAAACTCTCTCTCATCTCTCTTAAAGCAAACTTCTCTCTTGTCTTTCTTGCGTGAGCGATCTTCAACGTTGTCAGATCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAGAGGCCTATTTTCTTTAGTTTGAATTTACTGTTATTCGGTGTGCATTTCTATGTTTGGTGAGCGGTTTTCTGTGCTCAGAGTGTGTTTATTTTATGTAATTTAATTTCTTTGTGAGCTCCTGTTTAGCAGGTCGTCCCTTCAGCAAGGACACAAAAAGATTTTAATTTTATTAAAAAAAAAAAAAAAAAAGACCGGGAATTCGATATCAAGCTTATCGACCTGCAGATCGTTCAAACATTTGGCAATAAAGTTTCTTAAGATTGAATCCTGTTGCCGGTCTTGCGATGATTATCATATAATTTCTGTTGAATTACGTTAAGCATGTAATAATTAACATGTAATGCATGACGTTATTTATGAGATGGGTTTTTATGATTAGAGTCCCGCAATTATACATTTAATACGA
【0222】
配列番号23 IF-(160)RVA(G2P5SC2-9)VP7.c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGACTACATTATCTATCGATTTTTA
【0223】
配列番号24 IF-RVA(G2P5SC2-9)VP7.r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTACACTCGGTAATAGAAGGCGGCAGCATCCAGGCTC
【0224】
配列番号25 Sc2-9_VP7_DNA_Opt
ATGGACTACATTATCTATCGATTTTTATTGGTAATTGTGCTGATCTCACCATTCGTCAGGACTCAGAACTACGGGATCTACCTGCCGATAACCGGCTCTCTGGATGCAGTGTATACAAATAGCACCTCAGGTGAGACATTTCTCACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGTTGTGCAACCCAATGGACATCTCCCTTTACTATTACCAGCAGTCCTCCGAGAGTAACAAGTGGATTAGCATGGGTACCGATTGCACTGTAAAGGTGTGTCCCCTGAATACCCAGACTCTCGGAATCGGTTGCAAAACCACCGACGTGAGCACTTTCGAAATAGTTGCTTCCTCAGAGAAGCTAGTTATCACAGACGTGGTGAACGGCGTCAACCACAAAATCAATATCAGCATCTCCACTTGCACTATTCGAAATTGCAACAAACTCGGCCCCCGGGAGAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAAAGGAGCAGGAGCCTGGATGCTGCCGCCTTCTATTACCGAGTGTAG
【0225】
配列番号26 Sc2-9_VP7_AA
MDYIIYRFLLVIVLISPFVRTQNYGIYLPITGSLDAVYTNSTSGETFLTSTLCLYYPAEAKNEISDDEWENTLSQLFLTKGWPTGSVYFKDYNDITTFSMNPQLYCDYNVVLMRYDNTSELDASELADLILNEWLCNPMDISLYYYQQSSESNKWISMGTDCTVKVCPLNTQTLGIGCKTTDVSTFEIVASSEKLVITDVVNGVNHKINISISTCTIRNCNKLGPRENVAIIQVGGPNALDITADPTTVPQIQRIMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLDAAAFYYRV
【0226】
配列番号27 7-1a_Sc2-9_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0227】
配列番号28 7-1a_Sc2-9_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPAEAKNEISDDEWENTLSQLFLTKGWPTGSVYFKDYNDITTFSMNPQLYCDYNVVLMRYDNTSELDASELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSNVLDITADPTTNPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0228】
配列番号29 IF-VP7(3End)Rtx+VP7-1b(G2SC2-9).r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTAAACGCGATAATAGAAGGCTGCTGAGTTCAGGGATCTGGACCGTTTGCTCATCACCTGTACGATC
【0229】
配列番号30 7-1b_Sc2-9_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0230】
配列番号31 7-1b_Sc2-9_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPTEASTQINDGEWKDSLSQMFLTKGWPTGSVYFKEYSSIVDFSVDPQLYCDYNLVLMKYDQNLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGPNALDITADPTTVPQIQRIMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0231】
配列番号32 7-1a+1b_Sc2-9_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0232】
配列番号33 7-1a+1b_Sc2-9_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPAEAKNEISDDEWENTLSQLFLTKGWPTGSVYFKDYNDITTFSMNPQLYCDYNVVLMRYDNTSELDASELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGPNALDITADPTTVPQIQRIMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0233】
配列番号34 IF-(160)RVA(G9P8WI61)VP7.c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTTTATCATCTACCGATTTCTA
【0234】
配列番号35 IF-RVA(G9P8WI61)VP7.r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTCAAACCCGGTAATAGAACGCTGCGGAGTTT
【0235】
配列番号36 WI61_VP7_DNA_Opt
ATGGATTTTATCATCTACCGATTTCTATTGTTGATTGTTATCGTAAGCCCGTTCGTGAAAACGCAGAACTATGGAATCAATCTGCCTATTACAGGGAGTATGGATACCGCGTACGCTAATTCTTCACAGCTGGATACGTTTTTAACCTCCACACTTTGCTTATACTATCCTGCTGAGGCGAGCACTCAGATTGGAGACACCGAGTGGAAGAACACTCTGAGCCAGCTATTCCTGACGAAAGGGTGGCCCACAGGCTCTGTGTATTTCAAAGAATATACTGACATCGCCTCCTTCAGCATCGATCCACAGCTCTACTGCGACTATAACGTGGTTTTAATGAAGTATGATTCTACACTTAAACTTGACATGTCCGAACTGGCTGACCTGATCCTGAACGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACGCTGTATTATTACCAGCAGACAGACGAAGCCAACAAGTGGATCGCCATGGGACAGAGCTGTACAATTAAAGTGTGTCCACTCAACACCCAAACTCTCGGTATTGGGTGCACTACAACCAATACGGCCACTTTTGAGGAGGTGGCGGCCTCTGAGAAGCTGGTGATTACAGATGTGGTAGACGGCGTGAACCACAAACTGGATGTGACGACGACAACGTGTACAATCAGAAACTGTCGCAAGCTGGGACCTCGGGAAAACGTCGCTATTATACAGGTGGGAGGGAGCGAAGTGCTAGATATTACGGCAGATCCAACTACAGCCCCACAGACCGAGAGGATGATGAGGATTAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTCTTTTACACCGTCGTGGACTATATTAATCAGATTGTTCAGGTAATGAGCAAAAGGAGTAGGTCTTTAAACTCCGCAGCGTTCTATTACCGGGTTTGA
【0236】
配列番号37 WI61_VP7_AA
MDFIIYRFLLLIVIVSPFVKTQNYGINLPITGSMDTAYANSSQLDTFLTSTLCLYYPAEASTQIGDTEWKNTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSIDPQLYCDYNVVLMKYDSTLKLDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWIAMGQSCTIKVCPLNTQTLGIGCTTTNTATFEEVAASEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCRKLGPRENVAIIQVGGSEVLDITADPTTAPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0237】
配列番号38 7-1a_WI61_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACCTCCACACTTTGCTTATACTATCCTGCTGAGGCGAGCACTCAGATTGGAGACACCGAGTGGAAGAACACTCTGAGCCAGCTATTCCTGACGAAAGGGTGGCCCACAGGCTCTGTGTATTTCAAAGAATATACTGACATCGCCTCCTTCAGCATCGATCCACAGCTCTACTGCGACTATAACGTGGTTTTAATGAAGTATGATTCTACACTTAAACTTGACATGTCCGAACTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0238】
配列番号39 7-1a_WI61_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPAEASTQIGDTEWKNTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSIDPQLYCDYNVVLMKYDSTLKLDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSNVLDITADPTTNPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0239】
配列番号40 7-1b_WI61_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCTATTATACAGGTGGGAGGGAGCGAAGTGCTAGATATTACGGCAGATCCAACTACAGCCCCACAGACCGAGAGGATGATGAGGATTAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTCTTTTACACCGTCGTGGACTATATTAATCAGATTGTTCAGGTAATGAGCAAAAGGAGTAGGTCTTTAAACTCCGCAGCGTTCTATTACCGGGTTTGA
【0240】
配列番号41 7-1b_WI61_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPTEASTQINDGEWKDSLSQMFLTKGWPTGSVYFKEYSSIVDFSVDPQLYCDYNLVLMKYDQNLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGSEVLDITADPTTAPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0241】
配列番号42 7-1a+1b_WI61_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACCTCCACACTTTGCTTATACTATCCTGCTGAGGCGAGCACTCAGATTGGAGACACCGAGTGGAAGAACACTCTGAGCCAGCTATTCCTGACGAAAGGGTGGCCCACAGGCTCTGTGTATTTCAAAGAATATACTGACATCGCCTCCTTCAGCATCGATCCACAGCTCTACTGCGACTATAACGTGGTTTTAATGAAGTATGATTCTACACTTAAACTTGACATGTCCGAACTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCTATTATACAGGTGGGAGGGAGCGAAGTGCTAGATATTACGGCAGATCCAACTACAGCCCCACAGACCGAGAGGATGATGAGGATTAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTCTTTTACACCGTCGTGGACTATATTAATCAGATTGTTCAGGTAATGAGCAAAAGGAGTAGGTCTTTAAACTCCGCAGCGTTCTATTACCGGGTTTGA
【0242】
配列番号43 7-1a+1b_WI61_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPAEASTQIGDTEWKNTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSIDPQLYCDYNVVLMKYDSTLKLDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGSEVLDITADPTTAPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0243】
配列番号44 IF-(160)RVA(G3P5WI78-8)VP7.c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTTCATTATATACCGCTTCCTGCTCATC
【0244】
配列番号45 IF-RVA(G3P5WI78-8)VP7.r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTTAAACCCGGTAATAGAATGCGGCCGAATTCA
【0245】
配列番号46 WI78-8_VP7_DNA_Opt
ATGGATTTCATTATATACCGCTTCCTGCTCATCATTGTGATACTTTCTCCCTTGTTGAACGCGCAAAATTACGGGATTAACCTCCCAATTACTGGTTCCATGGACACTAGCTACACCAATTCAACCCGGGAGGAAGTTTTCCTCACGAGCACTCTTTGCCTATATTATCCCACCGAGGCTGCCACAGAGATCAATGACAATTCCTGGAAAGATACTTTGAGCCAGCTGTTCCTGACCAAAGGGTGGCCAACCGAGAGTATCTATTTTAAAGATTACACCGACATAGCGTCATTTTCTGTTGACCCACAGCTCTATTGCGACTACAATCTGGTGCTCATGAAATACGACGCAACCCTTCAGCTGGACATGTCCGAGCTAGCAGACCTGCTGCTCAACGAGTGGCTCTGCAACCCTATGGATATAACGCTGTACTATTACCAGCAGACAGATGAAGCCAACAAGTGGATTAGTATGGGTTCGAGCTGCACGATCAAGGTTTGCCCACTGAACACTCAAACCCTCGGTATAGGTTGTTTGACCACTGACGCGAATACATTTGAGGAAGTGGCCACCGCTGAAAAACTTGTGATCACCGACGTCGTGGACGGTGTTAACCACAAGCTGAAAGTGACCACCGACACGTGCACGATTCGCAACTGTAAAAAATTAGGGCCCCGTGAAAACGTGGCTGTGATCCAAGTCGGAGGGAGTGACGTGCTGGACATTACCGCAGATCCCACAACTGCTCCACAGACTGAGAGGATGATGAGGGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTGTTCTATACGATTGTTGACTACGTCAATCAGATTGTGCAGGCCATGTCAAAGAGGTCACGATCTCTGAATTCGGCCGCATTCTATTACCGGGTTTAA
【0246】
配列番号47 WI78-8_VP7_AA
MDFIIYRFLLIIVILSPLLNAQNYGINLPITGSMDTSYTNSTREEVFLTSTLCLYYPTEAATEINDNSWKDTLSQLFLTKGWPTESIYFKDYTDIASFSVDPQLYCDYNLVLMKYDATLQLDMSELADLLLNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDANTFEEVATAEKLVITDVVDGVNHKLKVTTDTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSDVLDITADPTTAPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYVNQIVQAMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0247】
配列番号48 IF-VP7(3End)Rtx+VP7-1b(G3P5).r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTAAACGCGATAATAGAAGGCTGCTGAGTTCAGGGATCTGGACCGCTTTGACATGGCCTGCACAATCT
【0248】
配列番号49 7-1b_WI78-8_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTGGCTGTGATCCAAGTCGGAGGGAGTGACGTGCTGGACATTACCGCAGATCCCACAACTGCTCCACAGACTGAGAGGATGATGAGGGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTGTTCTATACGATTGTTGACTACGTCAATCAGATTGTGCAGGCCATGTCAAAGCGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0249】
配列番号50 7-1b_WI78-8_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPTEASTQINDGEWKDSLSQMFLTKGWPTGSVYFKEYSSIVDFSVDPQLYCDYNLVLMKYDQNLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSDVLDITADPTTAPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYVNQIVQAMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0250】
配列番号51 7-1a+1b_WI78-8_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACGAGCACTCTTTGCCTATATTATCCCACCGAGGCTGCCACAGAGATCAATGACAATTCCTGGAAAGATACTTTGAGCCAGCTGTTCCTGACCAAAGGGTGGCCAACCGAGAGTATCTATTTTAAAGATTACACCGACATAGCGTCATTTTCTGTTGACCCACAGCTCTATTGCGACTACAATCTGGTGCTCATGAAATACGACGCAACCCTTCAGCTGGACATGTCCGAGCTAGCAGACCTGCTGCTCAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTGGCTGTGATCCAAGTCGGAGGGAGTGACGTGCTGGACATTACCGCAGATCCCACAACTGCTCCACAGACTGAGAGGATGATGAGGGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTGTTCTATACGATTGTTGACTACGTCAATCAGATTGTGCAGGCCATGTCAAAGCGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0251】
配列番号52 7-1a+1b_WI78-8_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPTEAATEINDNSWKDTLSQLFLTKGWPTESIYFKDYTDIASFSVDPQLYCDYNLVLMKYDATLQLDMSELADLLLNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSDVLDITADPTTAPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYVNQIVQAMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0252】
配列番号53 IF-(160)RVA(G12P8KDH651)VP7.c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTTCATCATCTACCGCTTCCTCCTA
【0253】
配列番号54 IF-RVA(G12P8KDH651)VP7.r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTCAGATCCTGTAGTAAAAGGCAGCGGAGTTCAGG
【0254】
配列番号55 KDH651_VP7_DNA_Opt
ATGGATTTCATCATCTACCGCTTCCTCCTAATAGTAGTGATCATCCTGCCCTTCATTAAAGCACAGAACTATGGGATCAACCTGCCCATCACAGGCTCTATGGATGCCGCGTACGTGAATTCAACACAACAGGAAAATTTCATGACCTCCACACTTTGTCTTTACTATCCGAGTAGCGTGACTACTGAAATCACAGATCCCGATTGGACCAATACCCTGAGCCAGCTGTTTCTAACCAAGGGATGGCCCGTGAACTCTGTGTATTTTAAGAGCTATGCAGATATTTCTTCATTTTCGGTGGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACATAGTGCTGATACAGTACCAGAACTCGCTGGCTTTGGATGTTAGTGAACTGGCTGACCTGATCCTGAATGAATGGTTGTGCAACCCTATGGACGTGACACTCTACTACTACCAACAGACAGATGAGGCAAACAAGTGGATCTCGATGGGAGAATCTTGCACAGTCAAAGTCTGCCCCCTCAACACCCAAACCCTGGGTATTGGATGCACGACTACCGATGTGACAACCTTCGAAGAAGTGGCGAATGCCGAGAAACTTGTGATCACCGATGTGGTTGACGGCGTGAACCATAAAATTAACATCACCGTCAACACATGTACTATCAGGAATTGCAAAAAACTCGGTCCAAGGGAGAACGTCGCCATCATACAGGTGGGGAGTTCAGATGTCATCGATATCACCGCCGACCCCACAACCATCCCGCAGACCGAGCGAATGATGAGAATCAATTGGAAAAAATGGTGGCAAGTATTTTACACAGTCGTGGATTATATTAATCAGATCGTGCAGGTTATGAGCAAAAGGTCAAGAAGCCTGAACTCCGCTGCCTTTTACTACAGGATCTGA
【0255】
配列番号56 KDH651_VP7_AA
MDFIIYRFLLIVVIILPFIKAQNYGINLPITGSMDAAYVNSTQQENFMTSTLCLYYPSSVTTEITDPDWTNTLSQLFLTKGWPVNSVYFKSYADISSFSVDPQLYCDYNIVLIQYQNSLALDVSELADLILNEWLCNPMDVTLYYYQQTDEANKWISMGESCTVKVCPLNTQTLGIGCTTTDVTTFEEVANAEKLVITDVVDGVNHKINITVNTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGSSDVIDITADPTTIPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRI
【0256】
配列番号57 IF-VP7(3End)Rtx+VP7-1b(G12P8).r
ACTAAAGAAAATAGGCCTCTAAACGCGATAATAGAAGGCTGCTGAGTTCAGGGATCTGGACCGTTTGCTCATAACCTGCACGAT
【0257】
配列番号58 7-1b_KDH651_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACCTCCACACTTTGTCTTTACTATCCGAGTAGCGTGACTACTGAAATCACAGATCCCGATTGGACCAATACCCTGAGCCAGCTGTTTCTAACCAAGGGATGGCCCGTGAACTCTGTGTATTTTAAGAGCTATGCAGATATTTCTTCATTTTCGGTGGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACATAGTGCTGATACAGTACCAGAACTCGCTGGCTTTGGATGTTAGTGAACTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCATCATACAGGTGGGGAGTTCAGATGTCATCGATATCACCGCCGACCCCACAACCATCCCGCAGACCGAGCGAATGATGAGAATCAATTGGAAAAAATGGTGGCAAGTATTTTACACAGTCGTGGATTATATTAATCAGATCGTGCAGGTTATGAGCAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0258】
配列番号59 7-1b_KDH651_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPSSVTTEITDPDWTNTLSQLFLTKGWPVNSVYFKSYADISSFSVDPQLYCDYNIVLIQYQNSLALDVSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGSSDVIDITADPTTIPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0259】
配列番号60 7-1a+1b_KDH651_VP7_DNA_Opt
ATGGATTATATTATCTATCGTAGCCTCCTCATCTACGTGGCCCTTTTTGCCCTGACCAGGGCCCAGAACTATGGCCTGAACTTACCAATCACCGGTTCAATGGATACCGTTTACGCTAATTCCACTCAAGAGGGGATATTTCTGACCTCCACACTTTGTCTTTACTATCCGAGTAGCGTGACTACTGAAATCACAGATCCCGATTGGACCAATACCCTGAGCCAGCTGTTTCTAACCAAGGGATGGCCCGTGAACTCTGTGTATTTTAAGAGCTATGCAGATATTTCTTCATTTTCGGTGGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACATAGTGCTGATACAGTACCAGAACTCGCTGGCTTTGGATGTTAGTGAACTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGCAACCCCATGGACATCACATTATATTACTACCAGCAGTCTGGAGAATCCAACAAGTGGATCAGTATGGGCTCAAGTTGCACCGTGAAGGTGTGTCCCTTGAACACCCAAATGCTGGGCATTGGTTGTCAGACAACTAATGTGGATTCGTTTGAAATGGTAGCCGAAAACGAGAAGCTGGCTATAGTGGACGTAGTCGATGGGATTAACCACAAGATCAATCTGACTACCACCACTTGTACCATCAGAAACTGTAAAAAGCTCGGCCCCCGGGAGAACGTCGCCATCATACAGGTGGGGAGTTCAGATGTCATCGATATCACCGCCGACCCCACAACCATCCCGCAGACCGAGCGAATGATGAGAATCAATTGGAAAAAATGGTGGCAAGTATTTTACACAGTCGTGGATTATATTAATCAGATCGTGCAGGTTATGAGCAAACGGTCCAGATCCCTGAACTCAGCAGCCTTCTATTATCGCGTTTAG
【0260】
配列番号61 7-1a+1b_KDH651_VP7_AA
MDYIIYRSLLIYVALFALTRAQNYGLNLPITGSMDTVYANSTQEGIFLTSTLCLYYPSSVTTEITDPDWTNTLSQLFLTKGWPVNSVYFKSYADISSFSVDPQLYCDYNIVLIQYQNSLALDVSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQSGESNKWISMGSSCTVKVCPLNTQMLGIGCQTTNVDSFEMVAENEKLAIVDVVDGINHKINLTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGSSDVIDITADPTTIPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV
【0261】
配列番号62 IF-VP7(G3AAA18522).c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTT
【0262】
配列番号63 IF-VP7(G3AAA18522).r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTTACACCCTATAATAGAATGCAGCGGAGTTAAGG
【0263】
配列番号117 G3HCR3_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGACCAGCACACTCTGCCTCTACTACCCGACAGAGGCTGCCACTGAGATCAACGATAATTCTTGGAAAGACACGTTATCGCAGCTGTTTCTTACTAAGGGCTGGCCCACCGGTAGTGTCTACTTTAAAGAGTATACCGACATTGCCTCTTTTAGCGTGGATCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACATCGTGTTGATGAAGTATGACGCAGCGCTGCAGCTGGATATGAGTGAGCTGGCCGATTTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAATGTTGCAGTCATCCAGGTAGGAGGCAGTGATATTCTCGACATCACGGCCGACCCGACGACCGCGCCTCAGACAGAAAGGATGATGCGGATCAATTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTGTTCTACACAGTGGTGGACTACGTTAACCAGATTATTCAGGCTATGAGCAAGCGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0264】
配列番号77 G3HCR3_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLTSTLCLYYPTEAATEINDNSWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSVDPQLYCDYNIVLMKYDAALQLDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSDILDITADPTTAPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYVNQIIQAMSKRSRSLNSAAFYYRV *
【0265】
配列番号64 G3HCR3+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAACGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0266】
配列番号65 G3HCR3+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLTSTLCLYYPTEASTQINDGEWKDSLSQMFLTKGWPTGSVYFKEYSSIVDFSVDPQLYCDYNLVLMKYDQNLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAVIQVGGSNVLDITADPTTNPQTERMMRVNWKKWWQVFYTIVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV*
【0267】
配列番号66 G3HCR3+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAACGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0268】
配列番号67 G3HCR3+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLTSTLCLYYPAEAKNEISDDEWENTLSQLFLTKGWPTGSVYFKDYNDITTFSMNPQLYCDYNVVLMRYDNTSELDASELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGPNALDITADPTTVPQIQRIMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV*
【0269】
配列番号68 G3HCR3+7-1a-1b_G4Brb-9_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGTCTAGCACACTGTGCCTTTACTATCCTAGTGAGGCACCGACTCAAATCAGTGATACAGAATGGAAGGATACACTGTCTCAACTCTTTCTCACCAAGGGATGGCCCACTGGCTCAGTGTATTTTAATGAATACAGCAACGTTTTGGAGTTCAGTATTGACCCCAAGCTGTACTGCGACTACAATGTAGTGCTGATTCGATTCGCCTCGGGGGAGGAACTTGACGTATCCGAGTTGGCCGACCTCATCCTGAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAACGTTGCCATAATCCAGGTGGGAGGTAGCAATATCCTCGACATAACCGCCGATCCTACGACGTCCCCTCAGACTGAAAGGATGATGCGAGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAAGTTTTCTATACAGTGGTTGACTATATCAACCAAATAGTCAAGGTGATGAGTAAACGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0270】
配列番号69 G3HCR3+7-1a-1b_G4Brb-9_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLSSTLCLYYPSEAPTQISDTEWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFNEYSNVLEFSIDPKLYCDYNVVLIRFASGEELDVSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGSNILDITADPTTSPQTERMMRVNWKKWWQVFYTVVDYINQIVKVMSKRSRSLNSAAFYYRV*
【0271】
配列番号70 G3HCR3+7-1a-1b_G9BE2001_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGACATCAACCTTGTGCTTGTATTACCCCACTGAAGCGTCTACTCAGATCGGAGATACCGAGTGGAAAGATACTCTCAGTCAGCTGTTCCTCACCAAGGGATGGCCAACAGGCTCTGTCTACTTTAAAGAGTACACGGACATCGCATCTTTTAGCATCGATCCTCAGTTATACTGCGACTACAACGTGGTGTTGATGAAATACGACAGCACGCTGGAGCTCGACATGTCCGAGCTGGCTGATCTGATTCTCAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAACGTGGCTATCGTTCAGGTGGGCGGTTCCGAGGTTCTCGACATAACGGCTGACCCAACCACCGCCCCACAGACCGAGAGGATGATGCGCGTGAACTGGAAAAAATGGTGGCAAGTGTTCTACACTGTGGTGGACTATATCAACCAGATTGTGCAGGTGATGTCCAAACGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0272】
配列番号71 G3HCR3+7-1a-1b_G9BE2001_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLTSTLCLYYPTEASTQIGDTEWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSIDPQLYCDYNVVLMKYDSTLELDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIVQVGGSEVLDITADPTTAPQTERMMRVNWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV*
【0273】
配列番号72 G3HCR3+7-1a-1b_G12K12_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATATATAGGTTTCTGTTTATAATAGTGATTCTGTCACCTCTACTCAAGGCGCAAAACTATGGCATAAACCTCCCTATCACCGGCTCAATGGACACCGCCTATGCAAACTCCACGCAGGAAGAAACTCTGCTGACCTCTACCTTGTGTCTGTATTACCCCTCTTCTGTCACAACAGAGATCACAGATCCTGATTGGACCAATACATTGTCTCAGCTCTTCATGACCAAAGGGTGGCCTACTAACAGCGTGTATTTCAAGTCATATGCGGACATCGCTAGCTTCAGCGTTGATCCACAGCTCTATTGCGACTACAACATCGTTCTGGTTCAGTACCAAAATTCCCTGGCCTTAGACGTGTCTGAACTCGCCGACCTGATCCTGAATGAGTGGCTGTGTAATCCAATGGATATCACACTCTACTACTACCAGCAGACTGACGAAGCCAACAAGTGGATCTCTATGGGTTCTAGCTGCACCATCAAAGTGTGCCCCCTGAACACCCAGACACTGGGCATTGGCTGTCTGACGACAGATGTCAGTACCTTCGAGGAGGTGGCGACAACAGAGAAACTGGTGATCACCGACGTGGTTGACGGCGTGAACCACAAACTCGACGTGACAACTACCACCTGCACCATCCGGAATTGTAAGAAGCTGGGACCGAGAGAAAACGTCGCGATAATACAAGTGGGTGGCTCTGATGTTATCGATATAACAGCTGATCCCACAACGATTCCACAGACAGAGCGGATGATGCGGATCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTTTTTTACACCGTGGTCGATTACATCAACCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAGCGCAGCAGATCCCTTAACTCCGCTGCATTCTATTATAGGGTGTAA
【0274】
配列番号73 G3HCR3+7-1a-1b_G12K12_VP7_AA
MDFIIYRFLFIIVILSPLLKAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQEETLLTSTLCLYYPSSVTTEITDPDWTNTLSQLFMTKGWPTNSVYFKSYADIASFSVDPQLYCDYNIVLVQYQNSLALDVSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTDEANKWISMGSSCTIKVCPLNTQTLGIGCLTTDVSTFEEVATTEKLVITDVVDGVNHKLDVTTTTCTIRNCKKLGPRENVAIIQVGGSDVIDITADPTTIPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRV*
【0275】
配列番号74 IF-(160)RVA(G4P5BrB-9)VP7.c
TCGTGCTTCGGCACCAGTACAATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTG
【0276】
配列番号75 IF-RVA(G4P5BrB-9)VP7.r
ACTAAAGAAAATAGGCCTTTAAACTCTGTAGTAAAAGCTACTGGAGTC
【0277】
配列番号76 G4BrB-9_VP7_DNA_opt
ATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTGATTGTCGTTCTCTCTGTGTTATCAAATGCTCAGAATTACGGCATCAACCTGCCAATTACCGGCTCCATGGACACAGCCTACGCTAACTCCACCCAGGACAACAACTTTTTGTCTAGCACACTGTGCCTTTACTATCCTAGTGAGGCACCGACTCAAATCAGTGATACAGAATGGAAGGATACACTGTCTCAACTCTTTCTCACCAAGGGATGGCCCACTGGCTCAGTGTATTTTAATGAATACAGCAACGTTTTGGAGTTCAGTATTGACCCCAAGCTGTACTGCGACTACAATGTAGTGCTGATTCGATTCGCCTCGGGGGAGGAACTTGACGTATCCGAGTTGGCCGACCTCATCCTGAATGAATGGCTTTGTAATCCTATGGACATTACGCTGTACTATTACCAGCAGACCGGCGAGGCCAACAAATGGATCTCGATGGGGAGCAGCTGCACTGTGAAGGTGTGTCCCCTGAACACCCAGACTCTCGGTATCGGGTGCCAGACAACTGATACCGCAACTTTTGAGACAGTGGCAGATAGCGAGAAGCTGGCCCTAATTGATGTGGTGGATAATGTGAACCACAAGCTGGACGTAACATCGACAACCTGTACTATCCGAAACTGTAACAAACTTGGGCCACGAGAGAACGTTGCCATAATCCAGGTGGGAGGTAGCAATATCCTCGACATAACCGCCGATCCTACGACGTCCCCTCAGACTGAAAGGATGATGCGAGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAAGTTTTCTATACAGTGGTTGACTATATCAACCAAATAGTCAAGGTGATGAGTAAAAGATCCCGATCCCTAGACTCCAGTAGCTTTTACTACAGAGTTTAA
【0278】
配列番号78 G4BrB-9_VP7_AA
MDYLIYRITFVIVVLSVLSNAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQDNNFLSSTLCLYYPSEAPTQISDTEWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFNEYSNVLEFSIDPKLYCDYNVVLIRFASGEELDVSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTGEANKWISMGSSCTVKVCPLNTQTLGIGCQTTDTATFETVADSEKLALIDVVDNVNHKLDVTSTTCTIRNCNKLGPRENVAIIQVGGSNILDITADPTTSPQTERMMRVNWKKWWQVFYTVVDYINQIVKVMSKRSRSLDSSSFYYRV*
【0279】
配列番号79 G4BrB-9+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_DNA_opt
ATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTGATTGTCGTTCTCTCTGTGTTATCAAATGCTCAGAATTACGGCATCAACCTGCCAATTACCGGCTCCATGGACACAGCCTACGCTAACTCCACCCAGGACAACAACTTTTTGACAAGTACCCTGTGCCTGTATTATCCAACAGAAGCCTCTACCCAGATCAATGATGGGGAGTGGAAGGATAGTCTCTCACAGATGTTCCTAACCAAGGGCTGGCCCACCGGTTCCGTCTACTTCAAGGAATACTCTAGTATTGTCGACTTCTCAGTTGACCCCCAGCTTTATTGCGACTACAACCTGGTACTTATGAAATACGACCAGAACCTGGAGCTGGATATGTCCGAGCTGGCTGACCTGATCCTCAATGAATGGCTTTGTAATCCTATGGACATTACGCTGTACTATTACCAGCAGACCGGCGAGGCCAACAAATGGATCTCGATGGGGAGCAGCTGCACTGTGAAGGTGTGTCCCCTGAACACCCAGACTCTCGGTATCGGGTGCCAGACAACTGATACCGCAACTTTTGAGACAGTGGCAGATAGCGAGAAGCTGGCCCTAATTGATGTGGTGGATAATGTGAACCACAAGCTGGACGTAACATCGACAACCTGTACTATCCGAAACTGTAACAAACTTGGGCCACGAGAGAACGTCGCCGTGATCCAGGTGGGGGGGAGCAATGTGCTCGACATTACTGCCGACCCTACCACCAATCCACAGACGGAACGGATGATGAGAGTCAACTGGAAGAAATGGTGGCAGGTCTTTTATACCATTGTGGACTACATTAACCAGATTGTGCAAGTCATGAGTAAAAGATCCCGATCCCTAGACTCCAGTAGCTTTTACTACAGAGTTTAA
【0280】
配列番号80 G4BrB-9+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_AA
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【0281】
配列番号81 G4BrB-9+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_DNA_opt
ATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTGATTGTCGTTCTCTCTGTGTTATCAAATGCTCAGAATTACGGCATCAACCTGCCAATTACCGGCTCCATGGACACAGCCTACGCTAACTCCACCCAGGACAACAACTTTTTGACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAATGAATGGCTTTGTAATCCTATGGACATTACGCTGTACTATTACCAGCAGACCGGCGAGGCCAACAAATGGATCTCGATGGGGAGCAGCTGCACTGTGAAGGTGTGTCCCCTGAACACCCAGACTCTCGGTATCGGGTGCCAGACAACTGATACCGCAACTTTTGAGACAGTGGCAGATAGCGAGAAGCTGGCCCTAATTGATGTGGTGGATAATGTGAACCACAAGCTGGACGTAACATCGACAACCTGTACTATCCGAAACTGTAACAAACTTGGGCCACGAGAGAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAAAGATCCCGATCCCTAGACTCCAGTAGCTTTTACTACAGAGTTTAA
【0282】
配列番号82 G4BrB-9+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_AA
MDYLIYRITFVIVVLSVLSNAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQDNNFLTSTLCLYYPAEAKNEISDDEWENTLSQLFLTKGWPTGSVYFKDYNDITTFSMNPQLYCDYNVVLMRYDNTSELDASELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTGEANKWISMGSSCTVKVCPLNTQTLGIGCQTTDTATFETVADSEKLALIDVVDNVNHKLDVTSTTCTIRNCNKLGPRENVAIIQVGGPNALDITADPTTVPQIQRIMRINWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLDSSSFYYRV*
【0283】
配列番号83 G4BrB-9+7-1a-1b_G3HCR3_VP7_DNA_opt
ATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTGATTGTCGTTCTCTCTGTGTTATCAAATGCTCAGAATTACGGCATCAACCTGCCAATTACCGGCTCCATGGACACAGCCTACGCTAACTCCACCCAGGACAACAACTTTTTGACCAGCACACTCTGCCTCTACTACCCGACAGAGGCTGCCACTGAGATCAACGATAATTCTTGGAAAGACACGTTATCGCAGCTGTTTCTTACTAAGGGCTGGCCCACCGGTAGTGTCTACTTTAAAGAGTATACCGACATTGCCTCTTTTAGCGTGGATCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACATCGTGTTGATGAAGTATGACGCAGCGCTGCAGCTGGATATGAGTGAGCTGGCCGATTTGATCCTGAATGAATGGCTTTGTAATCCTATGGACATTACGCTGTACTATTACCAGCAGACCGGCGAGGCCAACAAATGGATCTCGATGGGGAGCAGCTGCACTGTGAAGGTGTGTCCCCTGAACACCCAGACTCTCGGTATCGGGTGCCAGACAACTGATACCGCAACTTTTGAGACAGTGGCAGATAGCGAGAAGCTGGCCCTAATTGATGTGGTGGATAATGTGAACCACAAGCTGGACGTAACATCGACAACCTGTACTATCCGAAACTGTAACAAACTTGGGCCACGAGAGAATGTTGCAGTCATCCAGGTAGGAGGCAGTGATATTCTCGACATCACGGCCGACCCGACGACCGCGCCTCAGACAGAAAGGATGATGCGGATCAATTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTGTTCTACACAGTGGTGGACTACGTTAACCAGATTATTCAGGCTATGAGCAAGAGATCCCGATCCCTAGACTCCAGTAGCTTTTACTACAGAGTTTAA
【0284】
配列番号84 G4BrB-9+7-1a-1b_G3HCR3_VP7_AA
MDYLIYRITFVIVVLSVLSNAQNYGINLPITGSMDTAYANSTQDNNFLTSTLCLYYPTEAATEINDNSWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSVDPQLYCDYNIVLMKYDAALQLDMSELADLILNEWLCNPMDITLYYYQQTGEANKWISMGSSCTVKVCPLNTQTLGIGCQTTDTATFETVADSEKLALIDVVDNVNHKLDVTSTTCTIRNCNKLGPRENVAVIQVGGSDILDITADPTTAPQTERMMRINWKKWWQVFYTVVDYVNQIIQAMSKRSRSLDSSSFYYRV*
【0285】
配列番号85 G4BrB-9+7-1a-1b_G9BE2001_VP7_DNA_opt
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【0286】
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【0287】
配列番号87 G4BrB-9+7-1a-1b_G12K12_VP7_DNA_opt
ATGGATTATCTGATCTACCGCATCACCTTTGTGATTGTCGTTCTCTCTGTGTTATCAAATGCTCAGAATTACGGCATCAACCTGCCAATTACCGGCTCCATGGACACAGCCTACGCTAACTCCACCCAGGACAACAACTTTTTGACCTCTACCTTGTGTCTGTATTACCCCTCTTCTGTCACAACAGAGATCACAGATCCTGATTGGACCAATACATTGTCTCAGCTCTTCATGACCAAAGGGTGGCCTACTAACAGCGTGTATTTCAAGTCATATGCGGACATCGCTAGCTTCAGCGTTGATCCACAGCTCTATTGCGACTACAACATCGTTCTGGTTCAGTACCAAAATTCCCTGGCCTTAGACGTGTCTGAACTCGCCGACCTGATCCTGAATGAATGGCTTTGTAATCCTATGGACATTACGCTGTACTATTACCAGCAGACCGGCGAGGCCAACAAATGGATCTCGATGGGGAGCAGCTGCACTGTGAAGGTGTGTCCCCTGAACACCCAGACTCTCGGTATCGGGTGCCAGACAACTGATACCGCAACTTTTGAGACAGTGGCAGATAGCGAGAAGCTGGCCCTAATTGATGTGGTGGATAATGTGAACCACAAGCTGGACGTAACATCGACAACCTGTACTATCCGAAACTGTAACAAACTTGGGCCACGAGAGAACGTCGCGATAATACAAGTGGGTGGCTCTGATGTTATCGATATAACAGCTGATCCCACAACGATTCCACAGACAGAGCGGATGATGCGGATCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTTTTTTACACCGTGGTCGATTACATCAACCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAGAGATCCCGATCCCTAGACTCCAGTAGCTTTTACTACAGAGTTTAA
【0288】
配列番号88 G4BrB-9+7-1a-1b_G12K12_VP7_AA
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【0289】
配列番号89 IF-VP7(G9AFJ11215)(opt).c
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【0290】
配列番号90 IF-VP7(G9AFJ11215)(opt).r
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【0291】
配列番号91 G9BE2001_VP7_DNA_opt
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【0292】
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【0293】
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【0294】
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【0295】
配列番号95 G9BE2001+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATCTACAGGTTCCTGCTTTTCATCGTTATTGTGAGCCCCTTTGTGAAGACACAGAACTACGGCATCAACCTCCCAATTACCGGTTCGATGGACGCAGCCTACGCAAATTCCTCACAGCAGGAGACCTTTCTCACAAGCACCCTTTGCCTTTATTACCCAGCAGAAGCAAAGAATGAAATTAGCGACGATGAGTGGGAGAATACACTTTCACAGCTGTTTCTCACCAAGGGGTGGCCAACCGGTAGCGTATACTTCAAAGACTATAACGACATTACGACCTTTAGTATGAACCCTCAGCTCTACTGTGACTATAACGTCGTGTTAATGCGCTATGACAATACCAGCGAGCTCGACGCCTCTGAGCTGGCTGACCTGATCCTGAACGAGTGGCTTTGCAACCCGATGGATATCACCCTGTATTACTATCAGCAGACCGACGAAGCCAATAAGTGGATTAGCATGGGGCAGTCCTGCACTATTAAGGTGTGCCCCCTCAATACACAAACCCTCGGCATCGGCTGCACTACCACCAACACCGCCACTTTTGAGGAGGTGGCTACACGAGAAAAGCTCGTGATCACTGACGTGGTGGACGGCGTGAACCACAAGCTGGACGTCACCACCAACACATGTACCATACGCAACTGCAAGAAGCTGGGACCCAGGGAAAACGTGGCCATTATCCAGGTTGGCGGCCCTAACGCGCTCGACATCACTGCAGATCCAACAACCGTGCCTCAAATTCAGCGGATTATGAGAATCAATTGGAAAAAGTGGTGGCAGGTGTTTTATACGGTTGTGGACTATATTAATCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAACGGTCGCGGTCTCTGAACTCAGCCGCCTTCTATTATCGAGTGTGA
【0296】
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【0297】
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【0298】
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【0299】
配列番号99 G9BE2001+7-1a-1b_G4BrB-9_VP7_DNA_opt
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【0300】
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【0301】
配列番号101 G9BE2001+7-1a-1b_G12K12_VP7_DNA_opt
ATGGATTTCATCATCTACAGGTTCCTGCTTTTCATCGTTATTGTGAGCCCCTTTGTGAAGACACAGAACTACGGCATCAACCTCCCAATTACCGGTTCGATGGACGCAGCCTACGCAAATTCCTCACAGCAGGAGACCTTTCTCACCTCTACCTTGTGTCTGTATTACCCCTCTTCTGTCACAACAGAGATCACAGATCCTGATTGGACCAATACATTGTCTCAGCTCTTCATGACCAAAGGGTGGCCTACTAACAGCGTGTATTTCAAGTCATATGCGGACATCGCTAGCTTCAGCGTTGATCCACAGCTCTATTGCGACTACAACATCGTTCTGGTTCAGTACCAAAATTCCCTGGCCTTAGACGTGTCTGAACTCGCCGACCTGATCCTGAACGAGTGGCTTTGCAACCCGATGGATATCACCCTGTATTACTATCAGCAGACCGACGAAGCCAATAAGTGGATTAGCATGGGGCAGTCCTGCACTATTAAGGTGTGCCCCCTCAATACACAAACCCTCGGCATCGGCTGCACTACCACCAACACCGCCACTTTTGAGGAGGTGGCTACACGAGAAAAGCTCGTGATCACTGACGTGGTGGACGGCGTGAACCACAAGCTGGACGTCACCACCAACACATGTACCATACGCAACTGCAAGAAGCTGGGACCCAGGGAAAACGTCGCGATAATACAAGTGGGTGGCTCTGATGTTATCGATATAACAGCTGATCCCACAACGATTCCACAGACAGAGCGGATGATGCGGATCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAGGTTTTTTACACCGTGGTCGATTACATCAACCAGATCGTACAGGTGATGAGCAAGCGGTCGCGGTCTCTGAACTCAGCCGCCTTCTATTATCGAGTGTGA
【0302】
配列番号102 G9BE2001+7-1a-1b_G12K12_VP7_AA
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【0303】
配列番号103 IF-VP7(G12BAD89095).c
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【0304】
配列番号104 IF-VP7(G12BAD89095).r
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【0305】
配列番号105 G12K12_VP7_DNA_opt
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【0306】
配列番号106 G12K12_VP7_AA
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【0307】
配列番号107 G12K12+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_DNA_opt
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【0308】
配列番号108 G12K12+7-1a-1b_G1Rtx_VP7_AA
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【0309】
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【0310】
配列番号110 G12K12+7-1a-1b_G2Sc2-9_VP7_AA
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【0311】
配列番号111 G12K12+7-1a-1b_G3HCR3_VP7_DNA_opt
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【0312】
配列番号112 G12K12+7-1a-1b_G3HCR3_VP7_AA
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【0313】
配列番号113 G12K12+7-1a-1b_G4BrB-9_VP7_DNA_opt
ATGGACTTTATCATATATAGGTTCCTGCTCATCGTGGTTGTGATGTTGCCATTCATAAAAGCCCAGAACTACGGGATCAACCTGCCCATAACAGGATCTATGGACACAGCTTACACCAATTCAACTCAACAAGAGAATTTCATGTCTAGCACACTGTGCCTTTACTATCCTAGTGAGGCACCGACTCAAATCAGTGATACAGAATGGAAGGATACACTGTCTCAACTCTTTCTCACCAAGGGATGGCCCACTGGCTCAGTGTATTTTAATGAATACAGCAACGTTTTGGAGTTCAGTATTGACCCCAAGCTGTACTGCGACTACAATGTAGTGCTGATTCGATTCGCCTCGGGGGAGGAACTTGACGTATCCGAGTTGGCCGACCTCATCCTGAACGAATGGCTATGTAACCCAATGGACGTGACCCTGTACTACTACCAGCAGACCGACGAGGCAAATAAGTGGATCAGCATGGGAGAATCTTGCACCGTGAAAGTTTGTCCACTGAATACACAGACTCTCGGGATCGGCTGCACTACTACCGATGTTACCACCTTTGAAGAAGTGGCAAACGCCGAGAAGCTTGTCATCACAGATGTAGTTGACGGCGTTAATCACAAAATTAATATTACTATGAACACCTGCACGATTAGGAATTGTAAGAAACTGGGGCCACGCGAAAACGTTGCCATAATCCAGGTGGGAGGTAGCAATATCCTCGACATAACCGCCGATCCTACGACGTCCCCTCAGACTGAAAGGATGATGCGAGTCAACTGGAAGAAGTGGTGGCAAGTTTTCTATACAGTGGTTGACTATATCAACCAAATAGTCAAGGTGATGAGTAAACGTAGCCGGAGCCTTAATTCTGCCGCATTCTACTACAGGATCTAG
【0314】
配列番号114 G12K12+7-1a-1b_G4BrB-9_VP7_AA
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【0315】
配列番号115 G12K12+7-1a-1b_G9BE2001_VP7_DNA_opt
ATGGACTTTATCATATATAGGTTCCTGCTCATCGTGGTTGTGATGTTGCCATTCATAAAAGCCCAGAACTACGGGATCAACCTGCCCATAACAGGATCTATGGACACAGCTTACACCAATTCAACTCAACAAGAGAATTTCATGACATCAACCTTGTGCTTGTATTACCCCACTGAAGCGTCTACTCAGATCGGAGATACCGAGTGGAAAGATACTCTCAGTCAGCTGTTCCTCACCAAGGGATGGCCAACAGGCTCTGTCTACTTTAAAGAGTACACGGACATCGCATCTTTTAGCATCGATCCTCAGTTATACTGCGACTACAACGTGGTGTTGATGAAATACGACAGCACGCTGGAGCTCGACATGTCCGAGCTGGCTGATCTGATTCTCAACGAATGGCTATGTAACCCAATGGACGTGACCCTGTACTACTACCAGCAGACCGACGAGGCAAATAAGTGGATCAGCATGGGAGAATCTTGCACCGTGAAAGTTTGTCCACTGAATACACAGACTCTCGGGATCGGCTGCACTACTACCGATGTTACCACCTTTGAAGAAGTGGCAAACGCCGAGAAGCTTGTCATCACAGATGTAGTTGACGGCGTTAATCACAAAATTAATATTACTATGAACACCTGCACGATTAGGAATTGTAAGAAACTGGGGCCACGCGAAAACGTGGCTATCGTTCAGGTGGGCGGTTCCGAGGTTCTCGACATAACGGCTGACCCAACCACCGCCCCACAGACCGAGAGGATGATGCGCGTGAACTGGAAAAAATGGTGGCAAGTGTTCTACACTGTGGTGGACTATATCAACCAGATTGTGCAGGTGATGTCCAAACGTAGCCGGAGCCTTAATTCTGCCGCATTCTACTACAGGATCTAG
【0316】
配列番号116 G12K12+7-1a-1b_G9BE2001_VP7_AA
MDFIIYRFLLIVVVMLPFIKAQNYGINLPITGSMDTAYTNSTQQENFMTSTLCLYYPTEASTQIGDTEWKDTLSQLFLTKGWPTGSVYFKEYTDIASFSIDPQLYCDYNVVLMKYDSTLELDMSELADLILNEWLCNPMDVTLYYYQQTDEANKWISMGESCTVKVCPLNTQTLGIGCTTTDVTTFEEVANAEKLVITDVVDGVNHKINITMNTCTIRNCKKLGPRENVAIVQVGGSEVLDITADPTTAPQTERMMRVNWKKWWQVFYTVVDYINQIVQVMSKRSRSLNSAAFYYRI*
【0317】
全ての引用は、参照により本明細書に組み込まれる。
【配列表】
【国際調査報告】