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特表2022-521344無人交通管理インフラを監視するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-06
(54)【発明の名称】無人交通管理インフラを監視するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G08G 5/00 20060101AFI20220330BHJP
   G01C 21/34 20060101ALI20220330BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20220330BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20220330BHJP
   G16Y 40/60 20200101ALI20220330BHJP
【FI】
G08G5/00 A
G01C21/34
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/60
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021549449
(86)(22)【出願日】2020-02-18
(85)【翻訳文提出日】2021-10-12
(86)【国際出願番号】 US2020018566
(87)【国際公開番号】W WO2020172121
(87)【国際公開日】2020-08-27
(31)【優先権主張番号】16/707,682
(32)【優先日】2019-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/808,496
(32)【優先日】2019-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521371061
【氏名又は名称】アヴェオプト,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】カーン,アーサー
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA11
2F129CC02
2F129CC03
2F129CC07
2F129DD20
2F129DD53
2F129DD57
2F129DD66
2F129EE52
2F129FF02
2F129FF12
2F129FF15
2F129FF20
2F129FF32
2F129FF57
2F129GG18
2F129HH02
2F129HH04
2F129HH12
5H181AA26
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB20
5H181CC12
5H181CC14
5H181CC27
5H181FF04
5H181FF07
5H181FF10
5H181FF13
5H181FF27
5H181LL04
5H181LL09
5H181MC15
(57)【要約】
1つ又は複数の無人交通管理(UTM)インフラシステムの性能を確実かつ効率的に監視及び仲裁するためのシステム及び方法が、本明細書で提供される。複数のUTMインフラネットワークを監視及び仲裁する方法は、複数のUTMインフラネットワーク間にUTM仲裁システムを統合するステップであって、UTM仲裁システムはUTMインフラネットワークを同時に監視するように動作可能に構成される、ステップと;UTMインフラネットワークに関連する1つ又は複数のUTMシステムに関連する情報及び/又はデータを監視するステップと;1つ又は複数のUTMシステムに関連するデータ及び/又は情報の1つ又は複数の不整合の存在又は不在を検出するステップと;1つ又は複数のUTMシステムに関連するデータ及び/又は情報の少なくとも1つの不整合の存在を検出することに応じて、調整活動を開始するステップと;を含む、複数のUTMインフラネットワークを監視及び仲裁するステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人航空機交通管理システムであって:
無人航空機(UAV)と無線通信インフラとの間、及び前記無人航空機と衛星通信インフラとの間の信号性能を決定するためのセンササブシステムと;
前記センササブシステムから信号を受信するコンピューティングデバイスを含み、前記通信インフラの相対的な性能基準に応じて、無線インフラ又は衛星通信を用いる前記無人航空機の追跡を切り替えるための性能仲裁モジュールを有するコントローラと;を有する、
システム。
【請求項2】
前記コントローラは、接続性の喪失が検出されると、前記UAVの追跡を前記通信インフラのいずれかから他方に切り替えるように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記コントローラは、両方の前記通信インフラの性能基準が閾値を下回るときに、前記UAVに待機パターンに留まるように指示する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記無線通信インフラの前記性能基準が閾値を超えるときはいつでも、前記衛星通信インフラから前記UAVのための前記無線通信インフラに切り替えるように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記コントローラは、両方の前記通信インフラが所定の閾値を下回って劣化したときに、前記UAVをレーダインフラで追跡する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記コントローラは、特定のUAVの実際の飛行経路における前記特定のUAVの所定の飛行計画からの偏差の大きさを評価し、前記特定のUAVに是正命令を提供するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記コントローラは、潜在的な近接侵入について複数のUAV飛行経路を監視し、近接侵入を回避するために、前記UAVの少なくとも1つを再ルーティングするように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記UAVは、前記UAVと前記通信インフラの両方との間に接続性の喪失があるときに、待機パターンを維持するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記システムは、記録された条件に対してインフラ性能のライブラリを構築し、計画された飛行経路に沿った通信インフラの劣化を予測するために前記ライブラリを使用し、接続性の喪失又は前記通信インフラの劣化を回避するよう飛行計画を修正するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記システムは、計画された飛行経路に沿った気象状態を監視し、接続性の喪失又は通信の劣化を回避するよう飛行計画を修正するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
複数の無人交通管理(UTM)インフラネットワークを監視及び仲裁するための方法であって:前記複数のUTMインフラネットワーク間にUTM仲裁システムを統合するステップであって、前記UTM仲裁システムは、前記UTMインフラネットワークを同時に監視するように動作可能に構成される、ステップと;
前記UTMインフラネットワークに関連する1つ又は複数のUTMシステムに関連する情報及び/又はデータを監視するステップと;
前記1つ又は複数のUTMシステムに関連する前記データ及び/又は情報における1つ又は複数の不整合の存在又は不在を検出するステップと;
前記1つ又は複数のUTMシステムに関連する前記データ及び/又は情報における少なくとも1つの不整合の存在を検出することに応答して、調整活動を開始するステップと;
前記調整活動が開始されたときに、前記1つ又は複数のUTMシステム内の1つ又は複数の無人航空システム(UAS)を追跡するためのプライマリソースとしてセカンダリインフラネットワークを識別するステップと;
前記1つ又は複数のUTMシステム内の前記1つ又は複数のUASに対する修正動作を生成するステップと;
プライマリ機能がいつプライマリインフラネットワークに返され得るかを決定するために前記1つ又は複数のUTMシステム内の複数の前記プライマリインフラネットワーク及び前記セカンダリインフラネットワークの性能を監視するステップと;
前記プライマリインフラネットワークに前記プライマリ機能を返すステップと;を含む、
方法。
【請求項12】
UAVと無線通信インフラとの間の通信を確立するステップと;
前記UAVと衛星通信インフラとの間の通信を確立するステップと;
前記UAVと前記無線通信インフラとの間の及び前記UAVと前記衛星通信インフラとの間の通信についての信号の可用性、レイテンシ及び性能を評価するコントローラを提供するステップ;
前記無線通信インフラから信号が利用可能であり、無線信号の前記レイテンシ及び前記性能が所定の許容閾値を超える場合、前記無線通信インフラを介して前記UAVを追跡及び制御するステップと;
前記無線通信インフラからの信号が利用できない、又は前記無線通信インフラからの前記信号の前記レイテンシ若しくは前記性能が所定の閾値を下回る場合、前記衛星通信インフラを介して前記UAVを追跡及び制御することに切り替えるステップと;
信号が利用可能であり、前記無線通信インフラからの前記信号の前記レイテンシ及び前記性能が前記所定の許容閾値を超える場合、前記無線通信インフラを介して前記UAVの追跡及び制御することに戻すステップと;を含む、
プロセス。
【請求項13】
前記コントローラは、接続性の喪失が検出されるときに、前記UAVの追跡を前記通信インフラのいずれかから他方に切り替えるように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項14】
前記コントローラは、両方の前記通信インフラの性能基準が閾値を下回るときに、前記UAVに待機パターンに留まるように指示する、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項15】
前記コントローラは、前記無線通信インフラの性能基準が閾値を超えるときはいつでも、前記衛星通信インフラから前記UAVの前記無線通信インフラに切り替えるように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項16】
前記コントローラは、両方の前記通信インフラが所定の閾値を下回って劣化したときに、前記UAVをレーダインフラで追跡する、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項17】
前記コントローラが、特定のUAVの実際の飛行経路における前記特定のUAVの所定の飛行計画からの偏差の大きさを評価し、前記特定のUAVに是正命令を提供するように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項18】
前記コントローラは、潜在的な近接侵入について複数のUAV飛行経路を監視し、近接侵入を回避するために、前記UAVの少なくとも1つを再ルーティングするように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項19】
前記UAVは、前記UAVと前記通信インフラの両方との間に接続性の喪失があるときに、待機パターンを維持するように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項20】
前記システムは、記録された条件に対してインフラ性能のライブラリを構築し、計画された飛行経路に沿った通信インフラの劣化を予測するために前記ライブラリを使用し、接続性の喪失又は前記通信インフラの劣化を回避するよう飛行計画を修正するように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【請求項21】
前記システムは、計画された飛行経路に沿った気象状態を監視し、接続性の喪失又は通信の劣化を回避するよう飛行計画を修正するように構成される、
請求項12に記載のプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年2月21日に出願された米国仮出願第62/808,496号及び2019年12月9日に出願された米国出願第16/707,682号に対する優先権を主張するものであり、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無人航空機交通管理(UTM)インフラネットワークを監視及び仲裁する(arbitrating)ためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
無人航空機システム(UAS)の急速な拡散は、そのようなシステムの共有空域への統合に適したシステム及び方法を必要とする。小型UASの共有空域への統合に関連する最も重要な課題の一つは、効果的な無人交通管理(unmanned traffic management)(UTM)である。現在、UASの種類にかかわらず、UASの広範な使用を可能にし、安全に管理するために使用されるインフラ(infrastructure)には多くの制限がある。多くのUASのサイズ及び高度は、監視レーダなどの従来の航空交通管制システムが不適切であるようなものである。レーダ技術は、特に障害物がある場合、低高度でのUAS交通を監視することが困難である。その結果、無線及びSATCOMなどの他の種類のインフラネットワークが、適切なレベルのカバレッジ(coverage)を確実にするためにレーダと共に使用される。
【0004】
飛行計画(flight plans)などの従来のUTMシステムは、飛行計画によるビークル(vehicle)追跡、モノのインターネット入力などを扱う。しかし、これらのソリューションは、動作のための無線インフラネットワークに依存し、これは制限をもたらす。第1に、無線インフラネットワークは、地理的及び地形上の問題、現在の及び増大する容量の必要性を満たすことができないこと、気象条件などのために、通常の使用をサポートする上でのその有効性がしばしば不十分である。私たちは皆、さまざまな理由で信号の消失を経験している。無線インフラだけでは、運用中のUASの膨大な数を追跡できるほど十分ではない。これは、UASがある場所から別の場所へ移動するとき、信号の損失及び性能の劣化をもたらす。
【0005】
したがって、UTMインフラシステムのパフォーマンスを監視及び仲裁するための信頼性が高く、効果的なソリューションに対するニーズがある。
【発明の概要】
【0006】
1つ又は複数のUTMインフラシステムのパフォーマンスを確実かつ効率的に監視及び仲裁するためのシステム及び方法が、本明細書で提供される。
【0007】
例示的な実施形態では、複数のUTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための方法は、複数のUTMインフラネットワーク間にUTM仲裁システムを統合するステップであって、UTM仲裁システムは、UTMインフラネットワークを同時に監視するように動作可能に構成される、ステップと;1つ又は複数のUTMシステムに関連するデータ及び/又は情報における1つ又は複数の不整合(inconsistencies)の存在又は不在を検出するステップと;1つ又は複数のUTMシステムに関連するデータ及び/又は情報における少なくとも1つの不整合の存在を検出することに応じて調整活動(reconciliation activity)を開始するステップと;調整活動が開始されたときに、1つ又は複数のUTMシステム内の1つ又は複数の無人航空システム(UAS)を追跡するためのプライマリ(primary)ソースとして、セカンダリ(secondary)インフラネットワークを識別するステップと;1つ又は複数のUTMシステム内の1つ又は複数のUASに対して修正動作を生成するステップと;いつプライマリインフラネットワークにプライマリ機能が返され得るかを決定するために1つ又は複数のUTMシステム内の複数のプライマリインフラネットワーク及びセカンダリインフラネットワークの性能を監視するステップと;プライマリインフラネットワークにプライマリ機能を返すステップと;を含む、複数の無人交通管理(UTM)インフラネットワークを監視及び仲裁するステップを伴う。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の上記の利点及び他の利点は、添付の図面に照らして考察すると、以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。
【0009】
図1】UTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための例示的なシステムの概略図である。
【0010】
図2図1のシステムを使用してUTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための例示的な方法のフローチャートである。
【0011】
図3】UTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための別の例示的なシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、明示的に反対の規定がある場合を除き、種々の代替の配向及びステップシーケンスを想定することができることが理解されるべきである。添付の図面に示され、明細書に記載された特定の装置及びプロセスは、本明細書に開示及び定義された本発明の概念の単なる例示的な実施形態であることも理解される。従って、開示された様々な実施形態に関連する特定の寸法、方向又は他の物理的特徴は、特に明記しない限り、限定するものであるとはみなされない。
【0013】
以下の詳細な説明では、請求項に記載された主題に定義された例の完全な理解を提供するために、また、本明細書に記載された例をどのように作製し、使用するかの例として、多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、請求項に記載された主題は、そのような特定の詳細に限定されることを意図しておらず、そのような特定の詳細を必要とせずに実施され得ることは、当業者によって理解されるであろう。他の例では、良く知られた方法、手順、及び成分は、請求項に記載された主題によって定義される発明を不明瞭にしないように詳細には説明されていない。以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータ及び/又はコンピューティングシステムメモリ内などのコンピューティングシステム内に記憶されたデータビット及び/又はバイナリデジタル信号上のアルゴリズム及び/又は操作の記号表現の観点から提示される。アルゴリズムは、本明細書では、概して、自己矛盾のない操作のシーケンス及び/又は所望の結果をもたらす類似の処理であると考えられる。操作及び/又は処理は、記憶、転送、結合、比較及び/又は他の方法で操作されるように構成された電気信号及び/又は磁気信号の形態をとり得る。これらの信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、用語、数、数値等と呼ぶことは、主として一般的な用法の理由から、時には便利であることが証明されている。しかしながら、これらの用語及び類似の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、単に便利なラベルであることを理解すべきである。特に断らない限り、以下の説明から明らかなように、本明細書全体を通して「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「決定」及び/又は同等物のような用語を使用する議論は、コンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタ、及び/又は他の情報ストレージ、送信、及び/又は表示装置内の物理的電子量及び/又は磁気量及び/又は他の物理量として表されるデータを操作及び/又は変換するコンピュータ又は類似の電子コンピューティングデバイスのようなコンピューティングプラットフォームの動作及び/又はプロセスを指すことが理解される。
【0014】
特に断らない限り、以下の説明から明らかなように、本明細書全体を通してコンピューティングプラットフォームは、コンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタ、及び/又は他の情報ストレージ、送信、受信及び/又は表示装置内の物理的、電子的、及び/又は磁気的量及び/又は他の物理的量によって表されるデータを操作及び/又は変換する、コンピュータ又は類似のコンピューティングデバイスなどのデバイスを含むが、これらに限定されないことが理解される。従って、コンピューティングプラットフォームは、信号の形態でデータを処理及び/又は記憶する能力を含むシステム、デバイス、及び/又は論理構成体を指す。従って、この文脈において、コンピューティングプラットフォームは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。ユーザが特定の動作を実行するようにコンピューティングプラットフォームに指示することが記載されている場合、「指示する」とは、ユーザによる選択又は動作の結果としてタスクを実行するように指示すること、又はタスクを実行させることを意味し得ることが理解される。ユーザは、例えば、キーを押すこと、マウスをクリックすること、ポインタを操作すること、タッチパッドに触れること、タッチスクリーンに触れること、タッチスクリーンのジェスチャ動作を行うこと、スクリーン上で電子ペン装置を操作すること、音声コマンドを言語化すること、及び/又は可聴音によってを含む、選択肢の表示を介して、例えば、コンピューティングプラットフォームに一連の動作を開始するように指示し得る。ユーザはエンドユーザを含み得る。
【0015】
一部によってフロー図とも呼ばれるフローチャートは、いくつかの例の特定の態様を説明するために、本明細書のいくつかの図において使用される。それらが示す論理は、あらゆる可能性、すべての可能性、あるいはほとんどの可能性を網羅することを意図したものではない。それらの目的は、本明細書に開示された特定の事項に関する本開示の理解を促進するのを助けることである。この目的のために、本開示の教示を不明瞭にしないように、多くの良く知られた技術及び設計選択は、本明細書において繰り返されない。
【0016】
本明細書を通して、「システム」という用語は、少なくとも部分的に特定の文脈に依存して、本明細書に開示された主題を実施する任意の方法、プロセス、装置、及び/又は他の特許可能な主題を含むと理解され得る。本明細書に記載の主題は、ハードウェア及び/又はファームウェアと組み合わせて、ソフトウェアで実装され得る。例えば、本明細書に記載の主題は、ハードウェアプロセッサによって実行されるソフトウェアで実装され得る。
【0017】
本明細書では、UASのためのUTM仲裁システム(UPAS)を介してUTMインフラシステムを信頼性が高く、効果的に監視、追跡、及び仲裁することを可能にする方法及びシステムが提供される。UTM仲裁システムは、その場所(例えば、緯度、経度、高度)及び他の無人航空機の位置に対するUAVの位置を追跡することなど、様々な目的のために無人航空機(UAV)とUTMインフラシステム(UPAS)との間の接続性を監視すること;様々なUTMインフラシステム間の差異/不整合について及びUTMインフラシステムの性能レベル及び性能劣化について、UTM飛行計画管理システムなどのUTMインフラシステム(例えば、無線、レーダ、衛星)を監視することなどの1つ又は複数のサービスを提供し得る。また、UPASの方法は、UTMインフラシステムの測定されたパフォーマンスレベルに応じて、プライマリUTMインフラシステムを使用することからセカンダリ/バックアップUTMインフラシステムを使用することに切り替える。
【0018】
図1を参照すると、図1は、UTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための例示的なシステム100の概略図を示す。システム100は、UTM仲裁システム110、1つ又は複数のUAS120、UTMシステム130、及び1つ又は複数のインフラネットワーク160を含む。UTM仲裁システム110は、1つ又は複数のUPASサーバ190を含む。1つ又は複数のUPASサーバ190は、限定されるものではないが、コンピュータ、タブレット、デスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、時計、又はUPASサーバ190と通信することができる他のデバイスなどのコンピューティングデバイスであり得る。
【0019】
一実施形態では、UTM仲裁システム110はまた、1つ又は複数のインフラネットワーク160上に配置された1つ又は複数のセンサ170を検出するように動作可能に構成されたセンサ検出システム180を含む。
【0020】
図1に最も良く示されているように、非限定的な例として、UTM仲裁システム110はまた、性能分析ツール192と、記録された条件(すなわち、天候、時刻、地理的/地形的条件など)に対するインフラ性能のライブラリを構築し、その後、評価及び仲裁(arbitration)をサポートする分析機能の一部としてその情報を使用するように動作可能に構成された機械学習予測ツール194とを含む。性能分析ツール192は、1つ又は複数のインフラネットワーク160の性能を監視するように動作可能に構成される。
【0021】
UTMシステム130は、任意の既知のUTMシステムであり得、1つ又は複数のインフラネットワーク160を介して1つ又は複数のUAS120と通信する1つ又は複数のUTMサーバ150を含み得る。1つ又は複数のUTMサーバ150は、限定されるものではないが、コンピュータ、タブレット、デスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、時計、又はUTMサーバ150と通信可能な他のデバイスなどのコンピューティングデバイスであり得る。一実施形態では、1つ又は複数のセンサ170は、1つ又は複数のインフラネットワーク160内に統合され得る。図1及び図3に最も良く示されているように、いくつかの実施形態では、1つ又は複数のインフラネットワーク160は、レーダインフラネットワーク、衛星通信(SATCOM)インフラネットワーク、無線ネットワーク(例えば、セルラー電話ネットワーク、インターネット又はローカルエリアネットワーク)、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。SATCOMインフラネットワークの非限定的な例は、分散SATCOMインフラネットワーク及びコンステレーションSATCOMインフラネットワークである。さらに他の実施形態では、有線及び無線通信チャネルなどの他の形態の通信が使用されてもよい。
【0022】
図1及び図3に最も良く示すように、1つ又は複数のUTMサーバ150は、インフラネットワーク160を介して、地上管制などの1つ又は複数の航空交通管理装置140と通信し得る。UTMシステム130の1つ又は複数のUTMサーバ150は、飛行を認可し、飛行全体を通して継続的に飛行を調整し、1つ又は複数の航空交通管理装置140とのリアルタイム通信を可能にし、アクティブUAS120のデータベースを維持するように構成され得る。
【0023】
1つ又は複数のUAS120は、例えば、UAV、無人航空機装置、及び小型無人航空機システム(sUAS)を含む、飛行を目的とする任意の無人機(unmanned vehicle)ビークルを含み得る。UTMシステム130は、1つ又は複数のUAS120からのデータを受信するように構成され得る。非限定的な例では、データは、現在の位置、速度などのような飛行データ及び/又は位置データであり得る。飛行データの非限定的な例は、UAS120の予想される飛行、飛行目的、現在位置、飛行経路/パターン、飛行エリア、飛行時間、飛行持続時間、及び/又はそれらの組み合わせに関するデータであり得る。
【0024】
1つ又は複数のインフラネットワーク160は、UTM仲裁システム110内の1つ又は複数のプライマリインフラネットワーク160A又は1つ又は複数のセカンダリインフラネットワーク160Bのいずれかであり得る。1つ又は複数のプライマリインフラネットワーク160Aは、1つ又は複数のUAS120の使用を管理するように構成されたメイン/オリジナルインフラネットワークを指す。1つ又は複数のセカンダリインフラネットワーク160Bは、特定の状況下で1つ又は複数のUAS120の使用を管理するように構成されたバックアップインフラネットワークを指す。
【0025】
一実施形態では、UTM仲裁システム110は、1つ又は複数のセンサ170を介して、1つ又は複数のインフラネットワーク160と通信する。UTM仲裁システム110は、1つ又は複数のインフラネットワーク160のパフォーマンスを監視するように動作可能に構成される。1つ又は複数のインフラネットワーク160は、同時に、リアルタイムで監視され得る。
【0026】
図2を参照すると、図2は、UTMインフラネットワークを監視及び仲裁するための例示的な方法200のフローチャートを示す。ブロック210に示されるように、方法200は、UTM仲裁システム110が1つ又は複数のインフラネットワーク160の同時モニタリングを可能にするようにUTMシステム130の1つ又は複数のインフラネットワーク160の各々と統合するときに開始される。非限定的な例では、1つ又は複数のインフラネットワーク160は、無線インフラネットワーク及びSATCOMインフラネットワークはレーダインフラネットワークのうちの1つであり、これらはハイブリッドインフラネットワークとして知られ得る。
【0027】
一実施形態では、UTM仲裁システム110のインフラネットワーク160のうちの1つ又は複数への統合は、UTM仲裁システム110をインフラネットワーク160のうちの1つ又は複数に物理的に収容することを含む。また、インフラネットワーク160及びインターネットを介して利用可能なものなどの外部システムにおける1つまたは複数のAPIは、UTM仲裁システム110とハイブリッドインフラなどのインフラネットワーク160との間の統合を可能にするためにシステム100で使用され得る。
【0028】
一実施形態では、UTM仲裁システム110は、飛行計画、ビークル識別、及び/又はビークル間近接追跡を含むが、これらに限定されない、UTMシステム130の様々なパラメータの監視を可能にするように、プライマリインフラネットワーク160Aを介して外部システムと統合する。外部システムの非限定的な例は、資産管理ソフトウェア、モノのインターネット、及び天気更新である。
【0029】
UTM仲裁システム110が1つ又は複数のインフラネットワーク160と統合すると、UTM仲裁システム110は、ブロック220に示すように、UTMシステム130に関連する情報及び/又はデータを監視する。1つ又は複数のUPASサーバ190は、UTMシステム130の異なる構成要素間に不整合があるかどうかを決定するために、分析及び機械学習アルゴリズムなどのアルゴリズムを用いて、この情報及び/又はデータをリアルタイムで処理及び分析する。これは、1つ又は複数のインフラネットワーク160の性能を評価するために行われる。いくつかの実施形態では、UTMシステム130で分析される構成要素のいくつかは、飛行計画対物理的なビークルの追跡/位置決め、対ビークル間の接続性、対気象状況報告及び予報である。そのような構成要素の非限定的な例は、計画対ビークル追跡の差異を考慮した飛行計画の変更の通知である。
【0030】
1つ又は複数のインフラネットワーク160に関して、1つ又は複数のUPASサーバ190は、セカンダリインフラネットワーク160Bに関連するデータ及び/又は情報と比較して、プライマリインフラネットワーク160Aに関連するデータ及び/又は情報を分析する。これは、信号の連続性、カバレッジ、及び1つ又は複数のインフラネットワーク160に関連する任意のレイテンシの問題を監視することを含み得る。非限定的な例では、UTM仲裁システム110は、1つ又は複数のインフラネットワーク160との統合の状態を監視する統合プロトコルを有し得る。
【0031】
ブロック230に示されるように、UTM仲裁システム110は、プライマリインフラネットワーク160Aとセカンダリインフラネットワーク160Bとの間以外に、情報ソース間のデータ及び/又は情報に不整合があるかどうかを判定する。1つ又は複数の不整合がある場合、UTM仲裁システム110は、ブロック240に示すように、調整活動(reconciliation activity)を開始する。一実施形態では、調整活動は、種々の異なるソースから取得及び処理されたデータ及び/又は情報に対して適用される重み付け及び確率モデリングに基づいて定義され得る。調整活動が発生している間、UTMシステム130のためのプライマリトラッキング機能は、プライマリインフラネットワーク160Aからセカンダリインフラネットワーク160Bに移され得る。
【0032】
UTM仲裁システム110が、情報ソース間のデータ及び/又は情報に不整合を検出しない場合、UTM仲裁システム110は、ブロック250に示すように、調整活動を開始しない。
【0033】
データ/情報の不整合がプライマリインフラネットワーク160Aから発せられることをUTM仲裁システム110が決定した場合、UTM仲裁システム110は、ブロック260に示すように、セカンダリインフラネットワーク160Bを、1つ又は複数のUAS120を追跡するためのプライマリソースとして識別する。プライマリインフラネットワーク160Aにおける不整合は、プライマリインフラネットワーク160Aの所定の許容レベルを超える劣化又はプライマリインフラネットワーク160Aのパフォーマンスの中断に起因し得る。非限定的な例では、無線インフラネットワークは、元のプライマリネットワーク160Aであり、SATCOM及びレーダネットワークは、元のセカンダリインフラネットワーク160Bである。セカンダリ/バックアップインフラネットワークに移行するかどうかを決定する際にUTM仲裁システム110の1つ又は複数のUPASサーバ190によって分析されるデータ及び/又は情報のいくつかは、環境における1つ又は複数のUAS120の位置決め、ビークル近接監視(すなわち、衝突回避)、及び無線ネットワークの容量に関連する。
【0034】
位置決め不整合によるUTMシステム130の性能追跡の非限定的な例としては、以下が挙げられる:
・ 追跡/位置決めデータをソースからのデータと比較することによるプライマリインフラネットワーク160A(すなわち、無線ネットワーク)対元のセカンダリインフラネットワーク160B(すなわち、SATCOM又はレーダネットワーク);
・ セカンダリ情報ソースからのUTMシステム130における届出飛行計画に基づく1つ又は複数のインフラネットワーク160対モノのインターネット;
・ 他のソースからのデータに基づく1つ又は複数のUAS120対1つ又は複数のインフラネットワーク160対モノのインターネット;及び
・ ビークル対ビークル近接位置。
【0035】
一実施形態では、UTM仲裁システム110が、UTMシステム130のプライマリネットワーク160Aとセカンダリネットワーク160Bとの間のデータ及び/又は情報の不整合を識別する場合、UTM仲裁システム110は、ブロック270に示されるように、環境中の1つ又は複数のUAS120のための飛行待機パターン(holding pattern)などの是正措置(corrective action)を開始し得る。飛行待機パターンは、1つ又は複数のUAS120の飛行制御とUTM仲裁システム110との間の統合によって実行され得る。その後、不整合が調整され、適切な是正措置がとられるまで、飛行待機パターンは維持され得る。
【0036】
次に、UTM仲裁システム110は、性能分析ツール192を介して、ブロック280に示すように、UTMシステム130がプライマリネットワーク160Aにプライマリ機能を戻すことが安全であるかどうかを決定するために、UTMシステム130の元のプライマリネットワーク160A及びセカンダリネットワーク160Bのパフォーマンスを同時に監視し得る。一実施形態では、プライマリネットワーク160Aの性能が所定の時間の間所定の許容可能なレベルに戻ったこと、及びプライマリネットワーク160Aの性能低下が天候などの外力の結果であるとUTM仲裁システム110が判断した場合、プライマリネットワーク160Aは、ブロック290に示すように、UTMシステム130のプライマリ機能を再開する。
【0037】
一実施形態では、プライマリネットワーク160Aの性能が所定の時間の間に所定の許容可能なレベルに戻っていない又はプライマリネットワーク160Aの性能低下が外力の結果ではなかったとUTM仲裁システム110が判断した場合、セカンダリネットワーク160Bは、ブロック295に示すように、UTMシステム130の主なソースとして機能し続ける。
【0038】
UTM仲裁システム110によって識別される不整合の種類及び量に応じて、是正措置の非限定的な例としては、以下を含み得る:
・ プライマリインフラネットワーク160Aの性能に基づく、プライマリインフラネットワーク160A(すなわち、無線ネットワーク)から、元のセカンダリインフラネットワーク160B(すなわち、SATCOM又はレーダネットワーク)に切り替えること、性能の改善に応じて、プライマリインフラネットワーク160Aに戻って切り替える能力を伴う;
・ 不整合及び/又は必要な飛行修正及び結果に基づいて、UTMシステム130の飛行計画を修正すること;及び
・ 必要な動作回避に対してビークル間の距離を延ばすためにビークル間の衝突回避を無効又は修正すること。
【0039】
いくつかの例では、不整合のデータソース間のUTM仲裁システム110を使用する仲裁は、最初に、大多数のデータソースにわたる一貫したデータに基づく。データソースの中に過半数が存在しない場合、不整合の調整は、最も重要なものから列挙された以下に基づいて決定され得る:
・ データの重み付け係数、確率アルゴリズムなどを含むが、これらに限定されない様々な変数を考慮して、特定のデータセットに対して実施される分析;
・ V2X;インターネットのコンテキストにおけるビークルの接続性、又は接続産業において「Vehicle to Everything」と呼ばれるようなものを指す。これは、天候、停電(ローリング又はその他)、インフラに関連する資産管理システム(スケジュールされた及びスケジュールされていないメンテナンスなど)など、インターネットから取得した情報/データの外部ソースが含まれる;
・ 1つ又は複数のインフラネットワーク160;及び
・ ビークル間近接位置決め。
【0040】
特定の実施形態では、システム100は、センサ検出システム180を有し、これは、無人航空機(UAV)と無線通信インフラ(例えば、セルラー電話インフラ)との間及びUAVと衛星通信インフラとの間の信号性能を決定するための複数のセンサ170を有するセンササブシステムを含む。また、システム110は、センササブシステムから信号を受信するコンピューティングデバイス(例えば、性能分析ツール192)を有するコントローラ又はUTM仲裁システム130と、通信インフラの相対的な性能基準に応じて無線インフラ又は衛星通信インフラを使用して無人航空機の追跡と無人航空機との通信を切り替えるための性能仲裁モジュール195とを含む。センササブシステムは、複数の信号強度メータ、信号レイテンシ検出計算器、及び/又は信号性能を特徴付けるための他のセンサ又はモジュールを含み得る。コントローラは、接続性の喪失が検出されたときに、UAVの追跡(及び/又はUAVとの通信)をいずれかの通信インフラから他の通信インフラに切り替えるように構成することができる。コントローラは、両方の通信インフラの性能基準が閾値を下回った場合に、UAVに待機パターンに留まるよう指示するように構成することができる。コントローラは、無線通信インフラの性能基準が閾値を超える場合はいつでも、衛星通信インフラからUAVの無線通信インフラに切り替えるように構成することができる。コントローラは、両方の通信インフラが所定の閾値未満に劣化したときに、レーダインフラでUAVを追跡するように構成することができる。コントローラは、特定のUAVについての所定の飛行計画からの特定のUAVの実際の飛行経路における偏差の大きさを評価し、その特定のUAVに是正命令を提供するように構成することができる。コントローラは、潜在的な近接侵入についてUAVの飛行経路を監視し、近接侵入を回避するためにUAVのうちの少なくとも1つを再ルーティングするように構成することができる。UAVは、UAVと通信インフラの両方との間の接続性の喪失がある場合に、待機パターンを維持するように構成することができる。システムは、記録された条件に対してインフラ性能のライブラリを構築するように構成することができ、そのライブラリを使用して、計画された飛行経路に沿った通信インフラの劣化を予測し、接続性の喪失又は通信インフラの劣化を回避するように飛行計画を修正することができる。このシステムは、計画された飛行経路に沿った気象状態を監視し、接続性の喪失又は通信の劣化を回避するよう飛行計画を修正するように構成することができる。
【0041】
本開示の特定の態様において、方法は、UAVと無線通信インフラとの間の通信を確立するステップと;UAVと衛星通信インフラとの間の通信を確立するステップと;UAVと無線通信インフラとの間及びUAVと衛星通信インフラとの間の通信についての信号の可用性、レイテンシ及び性能を評価するコントローラを提供するステップと;無線通信インフラから信号が利用可能であり、無線信号のレイテンシ及び性能が所定の許容閾値を超える場合に、無線通信インフラを介してUAVを追跡及び制御するステップと;無線通信インフラから信号が利用できない、又は無線通信インフラからの信号のレイテンシ若しくは性能が所定の閾値を下回る場合に、衛星通信インフラを介してUAVを追跡及び制御することに切り替えるステップと;信号が利用可能であり、無線通信インフラからの信号のレイテンシ及び性能が所定の許容閾値を超える場合に、無線通信インフラを介してUAVを追跡及び制御することに戻す(switching back)ステップと、を含む。
【0042】
本発明の方法及びシステムは、他の汎用又は特殊目的のコンピューティングシステム環境又は構成で動作可能であり得る。本方法及びシステムと共に使用するのに適し得る良く知られたコンピューティングシステム、環境、及び/又は構成の例は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ラップトップデバイス、マルチプロセッサシステムなどを含むが、これらに限定されない。
【0043】
本明細書に開示されるコンピューティングデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ、システムメモリ、及びコンピュータの種々のコンポーネントをシステムメモリに結合するバスを有し得る。コンピューティングデバイスは、リムーバブル及び非リムーバブル媒体などの種々のコンピュータ読取可能媒体を有し得る。システムメモリは、RAMなど揮発性メモリ、及び/又はリードオンリーメモリなどの不揮発性メモリの形態のコンピュータ読取可能媒体を含むことができる。本方法及びシステムは、機械学習及び反復学習などの人工知能技術を用いてもよい。
【0044】
本明細書に記載され、添付の図面に示された様々な実施形態は、特許請求の範囲に定義される本発明の概念を示す単に例示的な実施形態であることを理解されたい。結果として、記載及び図示された種々の実施形態を組み合わせて、添付の特許請求の範囲に定義された発明概念を形成することができることが理解されるべきである。
【0045】
特許法の規定に従い、本発明は、好ましい実施形態を表すと考えられるものを表すように記載されている。しかしながら、本発明は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、具体的に示され説明されたもの以外の方法で実施することができることに留意されたい。
図1
図2
図3
【国際調査報告】