(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-08
(54)【発明の名称】個別構成要素を組み立てるための動的剥離テープ
(51)【国際特許分類】
H01L 21/50 20060101AFI20220401BHJP
H01L 21/683 20060101ALI20220401BHJP
H01L 21/301 20060101ALI20220401BHJP
【FI】
H01L21/50 C
H01L21/68 N
H01L21/78 Y
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021547805
(86)(22)【出願日】2020-02-14
(85)【翻訳文提出日】2021-10-12
(86)【国際出願番号】 US2020018262
(87)【国際公開番号】W WO2020168174
(87)【国際公開日】2020-08-20
(32)【優先日】2019-02-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521359324
【氏名又は名称】キューリック・アンド・ソファ・ネザーランズ・ベーフェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴァル・マリノフ
(72)【発明者】
【氏名】ユーリー・アタナソフ
【テーマコード(参考)】
5F063
5F131
【Fターム(参考)】
5F063AA36
5F063DD67
5F063DD86
5F063DD87
5F063DD89
5F063DG19
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5F131AA04
5F131BA52
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5F131EC67
5F131EC72
5F131EC73
5F131EC74
5F131EC75
(57)【要約】
方法は、個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、個別構成要素アセンブリが、動的剥離テープであって、可撓性支持層と、可撓性支持層上に配設された動的剥離構造を備える動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む、ステップを含む。方法は、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように動的剥離構造に照射を施すステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、前記個別構成要素アセンブリが、
動的剥離テープであって、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを備える、ステップと、
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように前記動的剥離構造に照射を施すステップとを含み、
前記個別構成要素アセンブリが前記支持取付け具上に配置されるときに前記可撓性支持層の少なくとも一部は非支持状態になる、方法。
【請求項2】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持取付け具上に配置する前記ステップは、前記個別構成要素アセンブリのウエハリングを前記支持取付け具のフレーム上に取り付けるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着するステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記個別構成要素を前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記個別構成要素をダイシングテープから前記動的剥離テープに転写するステップを含む、請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】
ウエハを前記動的剥離テープに接着するステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記接着したウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップを含む、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記個別構成要素アセンブリを透明支持板上に配置する前記ステップは、前記個別構成要素を備える前記動的剥離テープを前記支持取付け具の支持板に取り付けるステップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記個別構成要素アセンブリを支持板上に配置する前記ステップは、吸引を加えることによって前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に保持するステップを含む、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記動的剥離構造に照射を施す前記ステップは、前記動的剥離構造に前記構成要素転写システムの光源からの光を照射するステップを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、前記個別構成要素アセンブリが、
動的剥離テープであって、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含み、
前記個別構成要素アセンブリを前記支持取付け具上に配置する前記ステップが、前記動的剥離テープの前記可撓性支持層を前記支持取付け具の支持板上に直接配置するステップを含む、ステップと、
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように前記動的剥離構造に照射を施すステップとを含む、方法。
【請求項13】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持取付け具上に配置する前記ステップは、前記個別構成要素アセンブリのウエハリングを前記支持取付け具のフレーム上に取り付けるステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように、前記支持板を通して前記動的剥離構造に照射を施すステップを含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記個別構成要素が前記支持板と目標基板との間に配置されるように前記構成要素転写システムの向きを定めるステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記個別構成要素アセンブリを支持板上に配置するステップは、前記個別構成要素アセンブリを高剛性支持板上に配置するステップを含む、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持取付け具上に配置する前記ステップは、前記可撓性支持層を前記支持板に直接取り付けるステップを含む、請求項12から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に配置する前記ステップは、吸引を加えることによって前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に保持するステップを含む、請求項12から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に配置する前記ステップは、前記動的剥離テープを前記支持板全体にわたって伸ばすステップを含む、請求項12から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着するステップを含む、請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記個別構成要素を前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに接着するステップは、前記個別構成要素をダイシングテープから前記動的剥離テープに転写するステップを含む、請求項20または21に記載の方法。
【請求項23】
ウエハを前記動的剥離テープに接着するステップを含む、請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記接着したウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップを含む、請求項23または24に記載の方法。
【請求項26】
前記個別構成要素アセンブリを透明支持板上に配置する前記ステップは、前記個別構成要素を備える前記動的剥離テープを前記支持取付け具の支持板に取り付けるステップを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に配置する前記ステップは、吸引を加えることによって前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に保持するステップを含む、請求項25または26に記載の方法。
【請求項28】
前記動的剥離構造に照射を施す前記ステップは、前記構成要素転写システムの光源からの光を前記動的剥離構造に照射するステップを含む、請求項12から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
個別構成要素転写システムであって、
光源と、
個別構成要素支持取付け具であって、
支持フレームと、
前記支持フレーム上に配置された支持板であって、前記光源によって放出された光を透過させる支持板とを備える個別構成要素支持取付け具と、
前記光源と前記支持フレームとの間に配置された光学素子とを備えるシステム。
【請求項30】
前記個別構成要素支持取付け具の空気流路に吸引を加えて個別構成要素アセンブリの可撓性支持層を前記支持板に対して保持するように構成された吸引源を備え、前記個別構成要素アセンブリが、
前記可撓性支持層と前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを備える、請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
個別構成要素アセンブリを備え、前記個別構成要素アセンブリが、
可撓性支持層と前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを備え、
前記動的剥離テープの前記可撓性支持層は、前記支持板上に直接配置され、前記個別構成要素支持取付け具の空気流路を通した吸引によって所定の位置に保持される、請求項29または30に記載のシステム。
【請求項32】
前記空気流路は、前記支持フレームの厚さを貫通して形成される、請求項30または31に記載のシステム。
【請求項33】
前記空気流路は、前記支持板の厚さを貫通して形成される、請求項30から32のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項34】
前記支持板の上面が前記支持フレームの上面から、前記個別構成要素支持取付け具上に保持された動的剥離テープに引張り応力を導入するのに十分な量だけずれている、請求項29から33のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項35】
前記支持板は、ガラス板を備える、請求項29から34のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項36】
前記支持板は、石英板を備える、請求項29から34のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項37】
前記支持板は、剛性が高い、請求項29から36のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項38】
前記光学素子は、レンズを備える、請求項29から37のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項39】
個別構成要素転写システムであって、
光源と、
個別構成要素支持取付け具と、
前記個別構成要素支持取付け具上に配設された個別構成要素アセンブリであって、
可撓性支持層と前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを備え、
前記個別構成要素アセンブリが前記個別構成要素支持取付け具上に配設されたときに前記動的剥離テープが非支持状態になる、個別構成要素アセンブリと、
前記光源と前記個別構成要素アセンブリとの間に配設された光学素子とを備える、システム。
【請求項40】
個別構成要素アセンブリは、前記個別構成要素支持取付け具上に配設されたウエハリングを備える、請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造と
を備える個別構成要素アセンブリを形成するように、前記個別構成要素を前記ダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップと、
前記個別構成要素アセンブリの前記可撓性支持層を構成要素転写システムの支持板上に直接配置するステップとを含む方法。
【請求項42】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープに転写する前記ステップは、前記個別構成要素を前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記動的剥離テープの前記動的剥離構造は、複数の層を備える、請求項41または42に記載の方法。
【請求項44】
前記動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを備え、前記ウエハを前記動的剥離テープに接着するステップは、前記ウエハを前記構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記可撓性支持層を前記支持板上に直接配置する前記ステップは、前記可撓性支持層を前記支持板に直接取り付けるステップを含む、請求項41から44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記可撓性支持層を前記支持板上に直接配置する前記ステップは、吸引を加えることによって前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に保持するステップを含む、請求項41から45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記可撓性支持層を前記支持板上に直接配置する前記ステップは、前記動的剥離テープを前記支持板全体にわたって伸ばすステップを含む、請求項41から46のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように、前記支持板を通して前記個別構成要素アセンブリの前記動的剥離構造に照射を施すステップを含む、請求項41から47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造と
を備える個別構成要素アセンブリを形成するように、前記個別構成要素を前記ダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップと、
前記動的剥離テープの少なくとも一部が非支持状態になるように、前記個別構成要素アセンブリを構成要素転写システム内に配置するステップとを含む、方法。
【請求項50】
前記非支持状態の動的剥離テープに照射を施して前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するステップを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記動的剥離テープの前記動的剥離構造は、複数の層を備える、請求項49または50に記載の方法。
【請求項52】
前記動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを備え、前記ウエハを前記動的剥離テープに接着するステップは、前記ウエハを前記構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
ウエハを、
非支持状態の可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープに接着するステップと、
前記接着したウエハをダイシングして、前記動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップとを含む、方法。
【請求項54】
前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記動的剥離テープの前記動的剥離構造は、複数の層を備える、請求項53または54に記載の方法。
【請求項56】
前記動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを備え、前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
ウエハを、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープに接着するステップと、
前記接着したウエハをダイシングして、前記動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップであって、前記動的剥離テープに接着された前記個別構成要素が、個別構成要素アセンブリを備える、ステップと、
前記個別構成要素アセンブリの前記可撓性支持層を構成要素転写システムの支持板上に直接配置するステップとを含む、方法。
【請求項58】
前記可撓性支持層を前記支持板上に直接配置する前記ステップは、前記動的剥離テープの前記可撓性支持層を前記支持板に直接取り付けるステップを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記可撓性支持層を前記支持板上に直接配置する前記ステップは、吸引を加えることによって前記個別構成要素アセンブリを前記支持板上に保持するステップを含む、請求項57または58に記載の方法。
【請求項60】
前記可撓性支持層を前記支持板上に配置する前記ステップは、前記動的剥離テープを前記支持板全体にわたって伸ばすステップを含む、請求項57から59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように、前記支持板を通して前記個別構成要素アセンブリの前記動的剥離構造に照射を施すステップを含む、請求項57から60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記動的剥離テープの前記動的剥離構造は、複数の層を備える、請求項57から61のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
前記動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを備え、前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
ウエハを、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープに接着するステップと、
前記接着したウエハをダイシングして、前記動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップであって、前記動的剥離テープに接着された前記個別構成要素が、個別構成要素アセンブリを備える、ステップと、
前記動的剥離テープの少なくとも一部が非支持状態になるように前記個別構成要素アセンブリを構成要素転写システム内に配置するステップとを含む、方法。
【請求項65】
前記非支持状態の動的剥離テープに照射を施して前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するステップを含む、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記動的剥離テープの前記動的剥離構造は、複数の層を含む、請求項64または65に記載の方法。
【請求項67】
前記動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、前記ウエハを前記動的剥離テープに接着する前記ステップは、前記ウエハを前記構成要素接着層に接着するステップを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
動的剥離テープを備え、前記動的剥離テープが、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える、装置。
【請求項69】
前記動的剥離テープは、個別構成要素を前記動的剥離テープからレーザ転写するのを可能にするのに十分な剛性を有する、請求項68に記載の装置。
【請求項70】
前記動的剥離テープは、個別構成要素の前記動的剥離テープからのレーザ転写時に実質的に平面状の構成を維持するのに十分な剛性を有する、請求項68または69に記載の装置。
【請求項71】
前記可撓性支持層はポリマーを備える、請求項68に記載の装置。
【請求項72】
前記動的剥離構造は、複数の層を備える、請求項68から71のいずれか一項に記載の装置。
【請求項73】
前記動的剥離構造は、
前記可撓性支持層上に配設された吸収接着層であって、前記可撓性支持層に接着し光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収接着層と、
前記吸収接着層上に配設された活性層とを備える、請求項72に記載の装置。
【請求項74】
前記活性層は、前記吸収接着層によるガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層を備える、請求項73に記載の装置。
【請求項75】
前記動的剥離構造は、
前記可撓性支持層上に配設された接着層であって、前記可撓性支持層に接着するように構成された接着層と、
前記接着層上に配設された活性層構造とを備える、請求項72から74のいずれか一項に記載の装置。
【請求項76】
前記活性層構造は、吸収発泡層を備え、前記吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、前記ガス発生に機械的に反応するように構成される、請求項75に記載の装置。
【請求項77】
前記活性層構造は、
前記接着層上に配設された吸収層であって、光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収層と、
前記吸収層による前記ガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層とを備える、請求項75に記載の装置。
【請求項78】
前記動的剥離構造の層の1つは、構成要素接着層を備える、請求項72から77のいずれか一項に記載の装置。
【請求項79】
構成要素接着層の接着は、刺激を加えられることに反応する、請求項72から77のいずれか一項に記載の装置。
【請求項80】
前記テープは伸縮自在である、請求項68から79のいずれか一項に記載の装置。
【請求項81】
前記可撓性支持層は、紫外線を透過させる、請求項68から80のいずれか一項に記載の装置。
【請求項82】
前記動的剥離構造に接着された個別構成要素を備える、請求項68から81のいずれか一項に記載の装置。
【請求項83】
前記個別構成要素は、発光ダイオード(LED)を備える、請求項82に記載の装置。
【請求項84】
動的剥離構造を可撓性支持層上に形成して動的剥離テープを形成するステップを含む、方法。
【請求項85】
前記動的剥離構造を形成する前記ステップは、複数の層を前記可撓性支持層上に形成するステップを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記動的剥離構造を形成する前記ステップは、
吸収接着層を前記可撓性支持層上に形成するステップであって、前記吸収接着層が、前記可撓性支持層に接着し光による照射に応じてガスを発生させるように構成される、ステップと、
活性層を前記吸収接着層上に形成するステップとを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記活性層は、前記吸収接着層による前記ガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層を備える、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記動的剥離構造を形成する前記ステップは、
接着層を前記可撓性支持層上に形成するステップであって、前記接着層が、前記可撓性支持層に接着するように構成される、ステップと、
活性層構造を前記接着層上に形成するステップとを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記活性層構造は、吸収発泡層を備え、前記吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、前記ガス発生に機械的に反応するように構成される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
活性層構造を形成する前記ステップは、
吸収層を接着層上に形成するステップであって、前記吸収層が、光による照射に応じてガスを発生させるように構成される、ステップと、
発泡層を前記吸収層上に形成するステップであって、前記発泡層が、前記吸収層による前記ガスの発生に機械的に反応するように構成される、ステップとを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項91】
動的剥離装置であって、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備え、前記動的剥離構造は、
前記可撓性支持層上に配設された接着層であって、前記可撓性支持層に接着するように構成された接着層と、
前記接着層上に配設された活性層構造とを備える、動的剥離装置。
【請求項92】
前記活性層構造は、吸収発泡層を備え、前記吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、前記ガス発生に機械的に反応するように構成される、請求項91に記載の装置。
【請求項93】
前記活性層構造は、
前記接着層上に配設された吸収層であって、光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収層と、
前記吸収層による前記ガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層とを備える、請求項91に記載の装置。
【請求項94】
前記動的剥離構造は、構成要素接着層を備える、請求項91から93のいずれか一項に記載の装置。
【請求項95】
個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、前記個別構成要素アセンブリが、
動的剥離テープであって、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む、ステップと、
前記個別構成要素を前記動的剥離テープから剥離するように前記動的剥離構造に照射を施すステップとを含む、方法。
【請求項96】
個別構成要素転写システムであって、
光源と、
個別構成要素支持取付け具と、
前記個別構成要素支持取付け具上に配設された個別構成要素アセンブリであって、
可撓性支持層と前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、
前記動的剥離テープに接着された個別構成要素とを備える個別構成要素アセンブリと、
前記光源と前記個別構成要素アセンブリとの間に配設された光学素子とを備える、個別構成要素転写システム。
【請求項97】
ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造と
を含む個別構成要素アセンブリを形成するように、前記個別構成要素を前記ダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップとを含む、方法。
【請求項98】
ウエハを、
可撓性支持層と、
前記可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープに接着するステップと、
前記接着したウエハをダイシングして、前記動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップとを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2019年5月6日に出願された米国特許出願第62/843,904号、および2019年2月15日に出願された米国特許出願第62/806,154号の優先権を主張し、これらの米国特許出願はどちらも、参照により本明細書に全体的に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
本明細書は、概して個別構成要素を基板上に組み立てることに関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2014/0238592号明細書
【特許文献2】国際公開第2018/231344号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一態様では、方法は、個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、個別構成要素アセンブリが、動的剥離テープであって、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む、ステップと、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように動的剥離構造に照射を施すステップとを含み、個別構成要素アセンブリが支持取付け具上に配置されるときに可撓性支持層の少なくとも一部は非支持状態になる。
【0005】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0006】
個別構成要素アセンブリを支持取付け具上に配置するステップは、個別構成要素アセンブリのウエハリングを支持取付け具のフレーム上に取り付けるステップを含む。
【0007】
この方法は、個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップを含む。個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップは、個別構成要素を動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップは、個別構成要素をダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップを含む。
【0008】
この方法は、ウエハを動的剥離テープに接着するステップを含む。ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。この方法は、接着したウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップを含む。個別構成要素アセンブリを透明支持板上に配置するステップは、個別構成要素を含む動的剥離テープを支持取付け具の支持板に取り付けるステップを含む。個別構成要素アセンブリを支持板上に配置するステップは、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板上に保持するステップを含む。
【0009】
動的剥離構造に照射するステップは、動的剥離構造に構成要素転写システムの光源からの光を照射するステップを含む。
【0010】
一態様では、方法は、個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、個別構成要素アセンブリが、動的剥離テープであって、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含み、個別構成要素アセンブリを支持取付け具上に配置するステップが、動的剥離テープの可撓性支持層を支持取付け具の支持板上に直接配置するステップを含む、ステップと、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように動的剥離構造に照射を施すステップとを含む。
【0011】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0012】
個別構成要素アセンブリを支持取付け具上に配置するステップは、個別構成要素アセンブリのウエハリングを支持取付け具のフレーム上に取り付けるステップを含む。
【0013】
この方法は、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように、支持板を通して動的剥離構造に照射を施すステップを含む。この方法は、個別構成要素が支持板と目標基板との間に配置されるように構成要素転写システムの向きを定めるステップを含む。
【0014】
個別構成要素アセンブリを支持板上に配置するステップは、個別構成要素アセンブリを高剛性支持板上に配置するステップを含む。
【0015】
個別構成要素アセンブリを支持取付け具上に配置するステップは、可撓性支持層を支持板に直接取り付けるステップを含む。
【0016】
個別構成要素アセンブリを支持板上に配置するステップは、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板上に保持するステップを含む。
【0017】
個別構成要素アセンブリを支持板上に配置するステップは、動的剥離テープを支持板全体にわたって伸ばすステップを含む。
【0018】
この方法は、個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップを含む。個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップは、個別構成要素を動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。個別構成要素を動的剥離テープに接着するステップは、個別構成要素をダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップを含む。
【0019】
この方法は、ウエハを動的剥離テープに接着するステップを含む。ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。この方法は、接着したウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップを含む。個別構成要素アセンブリを透明支持板上に配置するステップは、個別構成要素を含む動的剥離テープを支持取付け具の支持板に取り付けるステップを含む。個別構成要素アセンブリを透明支持板上に配置するステップは、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板上に保持するステップを含む。
【0020】
動的剥離構造に照射を施すステップは、構成要素転写システムの光源からの光を動的剥離構造に照射するステップを含む。
【0021】
一態様では、個別構成要素転写システムは、光源と、個別構成要素支持取付け具であって、支持フレームと、支持フレーム上に配置された支持板であって、光源によって放出された光を透過させる支持板とを含む個別構成要素支持取付け具と、光源と支持フレームとの間に配置された光学素子とを含む。
【0022】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0023】
システムは、個別構成要素支持取付け具の空気流路に吸引を加えて個別構成要素アセンブリの可撓性支持層を支持板に対して保持するように構成された吸引源を含む。
【0024】
システムは、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む個別構成要素アセンブリを含み、動的剥離テープの可撓性支持層は、支持板上に直接配置され、個別構成要素支持取付け具の空気流路を通した吸引によって所定の位置に保持される。空気流路は、支持フレームの厚さを貫通して形成される。空気流路は、支持板の厚さを貫通して形成される。
【0025】
支持板の上面が支持フレームの上面から、個別構成要素支持取付け具上に保持された動的剥離テープに引張り応力を導入するのに十分な量だけずれている。
【0026】
支持板は、ガラス板を含む。
【0027】
支持板は、石英板を含む。
【0028】
支持板は、剛性が高い。
【0029】
光学素子は、レンズを含む。
【0030】
一態様では、個別構成要素転写システムは、光源と、個別構成要素支持取付け具と、個別構成要素支持取付け具上に配設された個別構成要素アセンブリであって、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含み、個別構成要素アセンブリが個別構成要素支持取付け具上に配設されたときに動的剥離テープが非支持状態になる、個別構成要素アセンブリと、光源と個別構成要素アセンブリとの間に配設された光学素子とを含む。
【0031】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0032】
個別構成要素アセンブリは、個別構成要素支持取付け具上に配設されたウエハリングを含む。
【0033】
一態様では、方法は、ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む個別構成要素アセンブリを形成するように、個別構成要素をダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップと、個別構成要素アセンブリの可撓性支持層を構成要素転写システムの支持板上に直接配置するステップとを含む。
【0034】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0035】
個別構成要素を動的剥離テープに転写するステップは、個別構成要素を動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0036】
動的剥離テープの動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0037】
可撓性支持層を支持板上に直接配置するステップは、可撓性支持層を支持板に直接取り付けるステップを含む。
【0038】
可撓性支持層を支持板上に直接配置するステップは、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板上に保持するステップを含む。
【0039】
可撓性支持層を支持板上に直接配置するステップは、動的剥離テープを支持板全体にわたって伸ばすステップを含む。
【0040】
この方法は、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように、支持板を通して個別構成要素アセンブリの動的剥離構造に照射を施すステップを含む。
【0041】
一態様では、方法は、ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む個別構成要素アセンブリを形成するように、個別構成要素をダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップと、動的剥離テープの少なくとも一部が非支持状態になるように、個別構成要素アセンブリを構成要素転写システム内に配置するステップとを含む。
【0042】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0043】
この方法は、非支持状態の動的剥離テープに照射を施して個別構成要素を動的剥離テープから剥離するステップを含む。
【0044】
動的剥離テープの動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0045】
一態様では、ウエハを非支持状態の可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープに接着するステップと、接着したウエハをダイシングして、動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップとを含む。
【0046】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0047】
ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを動的剥離構造の構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0048】
動的剥離テープの動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0049】
一態様では、方法は、ウエハを可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープに接着するステップと、接着したウエハをダイシングして、動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップであって、動的剥離テープに接着された個別構成要素が、個別構成要素アセンブリを含む、ステップと、個別構成要素アセンブリの可撓性支持層を構成要素転写システムの支持板上に直接配置するステップとを含む。
【0050】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0051】
可撓性支持層を支持板上に直接配置するステップは、動的剥離テープの可撓性支持層を支持板に直接取り付けるステップを含む。
【0052】
可撓性支持層を支持板上に直接配置するステップは、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板上に保持するステップを含む。
【0053】
可撓性支持層を支持板上に配置するステップは、動的剥離テープを支持板全体にわたって伸ばすステップを含む。
【0054】
この方法は、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように、支持板を通して個別構成要素アセンブリの動的剥離構造に照射を施すステップを含む。
【0055】
動的剥離テープの動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0056】
一態様では、方法は、ウエハを可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープに接着するステップと、接着したウエハをダイシングして、動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップであって、動的剥離テープに接着された個別構成要素が、個別構成要素アセンブリを含む、ステップと、動的剥離テープの少なくとも一部が非支持状態になるように個別構成要素アセンブリを構成要素転写システム内に配置するステップとを含む。
【0057】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0058】
この方法は、非支持状態の動的剥離テープに照射を施して個別構成要素を動的剥離テープから剥離するステップを含む。
【0059】
動的剥離テープの動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、活性層構造と構成要素接着層とを含み、ウエハを動的剥離テープに接着するステップは、ウエハを構成要素接着層に接着するステップを含む。
【0060】
一態様では、装置は、動的剥離テープであって、可撓性支持層と、可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープを含む。
【0061】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0062】
動的剥離テープは、個別構成要素を動的剥離テープからレーザ転写するのを可能にするのに十分な剛性を有する。
【0063】
動的剥離テープは、個別構成要素の動的剥離テープからのレーザ転写時に実質的に平面状の構成を維持するのに十分な剛性を有する。可撓性支持層はポリマーを含む。動的剥離構造は、複数の層を含む。動的剥離構造は、可撓性支持層上に配設された吸収接着層であって、可撓性支持層に接着し光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収接着層と、吸収接着層上に配設された活性層とを含む。活性層は、吸収接着層によるガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層を含む。動的剥離構造は、可撓性支持層上に配設された接着層であって、可撓性支持層に接着するように構成された接着層と、接着層上に配設された活性層構造とを含む。活性層構造は、吸収発泡層を含み、吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、ガス発生に機械的に反応するように構成される。活性層構造は、接着層上に配設された吸収層であって、光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収層と、吸収層によるガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層とを含む。動的剥離構造の層の1つは、構成要素接着層を含む。構成要素接着層の接着は、刺激を加えられることに反応する。
【0064】
テープは伸縮自在である。
【0065】
可撓性支持層は、紫外線を透過させる。
【0066】
装置は、動的剥離構造に接着された個別構成要素を含む。個別構成要素は、発光ダイオード(LED)を含む。
【0067】
一態様では、方法は、動的剥離構造を可撓性支持層上に形成して動的剥離テープを形成するステップを含む。
【0068】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0069】
動的剥離構造を形成するステップは、複数の層を可撓性支持層上に形成するステップを含む。動的剥離構造を形成するステップは、吸収接着層を可撓性支持層上に形成するステップであって、吸収接着層が、可撓性支持層に接着し光による照射に応じてガスを発生させるように構成される、ステップと、活性層を吸収接着層上に形成するステップとを含む。活性層は、吸収接着層によるガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層を含む。動的剥離構造を形成するステップは、接着層を可撓性支持層上に形成するステップであって、接着層が、可撓性支持層に接着するように構成される、ステップと、活性層構造を接着層上に形成するステップとを含む。活性層構造は、吸収発泡層を含み、吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、ガス発生に機械的に反応するように構成される。活性層構造を形成するステップは、吸収層を接着層上に形成するステップであって、吸収層が、光による照射に応じてガスを発生させるように構成される、ステップと、発泡層を吸収層上に形成するステップであって、発泡層が、吸収層によるガスの発生に機械的に反応するように構成される、ステップとを含む。
【0070】
一態様では、動的剥離装置は、可撓性支持層と、可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備え、動的剥離構造は、可撓性支持層上に配設され可撓性支持層に接着するように構成された接着層と、接着層上に配設された活性層構造とを含む。
【0071】
実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0072】
活性層構造は、吸収発泡層を含み、吸収発泡層は、光による照射に応じてガスを発生させ、ガス発生に機械的に反応するように構成される。
【0073】
活性層構造は、接着層上に配設された吸収層であって、光による照射に応じてガスを発生させるように構成された吸収層と、吸収層によるガスの発生に機械的に反応するように構成された発泡層とを含む。
【0074】
動的剥離構造は、構成要素接着層を含む。
【0075】
一態様では、方法は、個別構成要素アセンブリを構成要素転写システムの支持取付け具上に配置するステップであって、個別構成要素アセンブリが、動的剥離テープであって、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む、ステップを含む。この方法は、個別構成要素を動的剥離テープから剥離するように動的剥離構造に照射を施すステップを含む。
【0076】
一態様では、個別構成要素転写システムは、光源を含み、かつ支持フレームと、支持フレーム上に配置された支持板であって、光源によって放出された光を透過させる支持板と、光源と支持フレームとの間に配設された光学素子とを含む個別構成要素支持取付け具を含む。
【0077】
一態様では、個別構成要素転写システムは、光源と、個別構成要素支持取付け具と、個別構成要素支持取付け具上に配設された個別構成要素アセンブリとを含む。個別構成要素アセンブリは、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを備える動的剥離テープと、動的剥離テープに接着された個別構成要素とを含む。個別構成要素転写システムは、光源と個別構成要素アセンブリとの間に配設された光学素子を含む。
【0078】
一態様では、方法は、ダイシングテープに接着されたウエハをダイシングして個別構成要素を形成するステップと、可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む個別構成要素アセンブリを形成するように、個別構成要素をダイシングテープから動的剥離テープに転写するステップとを含む。
【0079】
一態様では、方法は、ウエハを可撓性支持層と可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープに接着するステップと、接着したウエハをダイシングして、動的剥離テープに接着された個別構成要素を形成するステップとを含む。
【0080】
一態様では、装置は、可撓性支持層と、可撓性支持層上に配設された動的剥離構造とを含む動的剥離テープを含む。
【0081】
一態様では、方法は、動的剥離構造を可撓性支持層上に形成して動的剥離テープを形成するステップを含む。
一態様では、動的剥離装置は、支持層と、支持層上に配設された動的剥離構造とを含み、動的剥離構造は、支持層上に配設され支持層に接着するように構成された接着層と、接着層上に配設された活性層構造とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【
図2A】支持取付け具を有する動的剥離テープの図である。
【
図2B】支持取付け具を有する動的剥離テープの図である。
【
図3】支持取付け具を有する動的剥離テープの図である。
【
図4】個別構成要素のレーザ援用転写用のシステムの図である。
【
図5】個別構成要素のレーザ援用転写用のシステムの図である。
【
図8A】支持板上に取り付けられた多層動的剥離テープの図である。
【
図8B】支持板上に取り付けられた多層動的剥離テープの図である。
【
図8C】支持板上に取り付けられた多層動的剥離テープの図である。
【
図10】支持取付け具を有する動的剥離テープの図である。
【発明を実施するための形態】
【0083】
本明細書では、構成要素転写システムの支持板上に配置された薄い可撓性の動的剥離テープから個別構成要素のレーザ援用転写を行う手法について説明する。動的剥離テープは、裏当てなどの支持層上に配設された多層動的剥離構造を含む。動的剥離構造の各層は、接着、光学特性、または機械特性などの、動的剥離構造の1つまたは複数の機能を対象として特定的に設計することができる。キャリア基板上に配設された動的剥離テープからの個別構成要素のレーザ援用転写についても説明する。
【0084】
図1Aおよび
図1Bは、剛性が高いかまたは可撓性の基板上への個別構成要素102の、高スループット低コスト非接触組み立てのためのレーザ援用転写プロセスを示す。個別構成要素という用語は、概して、たとえば、製品または電子デバイスの一部となる任意のユニット、たとえば、電子、電気機械、太陽光発電、フォトニック、または光電子構成要素、モジュール、またはシステム、たとえば、半導体材料の一部上に形成された回路を有する任意の半導体材料を指す。いくつかの例では、個別構成要素は発光ダイオード(LED)とすることができる。個別構成要素は、超薄型とすることができ、すなわち、最大厚さが50μm以下、40μm以下、30μm以下、25μm以下、20μm以下、10μm以下、または5μm以下である。個別構成要素は、超小型とすることができ、すなわち、最大長さまたは幅寸法が片面当たり300μm以下、片面当たり100μm以下、片面当たり50μm以下、片面当たり20μm以下、または片面当たり5μm以下である。個別構成要素は、超薄型とするとともに超小型とすることができる。
【0085】
図1Aおよび
図1Bは、個別構成要素102のレーザ援用転写用の構成要素転写システムの支持取付け具100の一部を示す。支持取付け具100は、可撓性の個別構成要素アセンブリ108をレーザ援用転写プロセス用の所定の位置に保持する。支持取付け具(以下により詳しく説明する)は、フレーム(図示せず、以下により詳しく説明する)上に取り付けられた高剛性支持板106を含むことができる。フレームは、高剛性支持板106に安定性をもたらす。いくつかの例では、フレームをたとえば位置合わせを目的として操作することができる。個別構成要素アセンブリ108は、以下により詳しく説明するように、吸引力、引張り応力、または他の方法によって支持板106に取り付けることができる。個別構成要素アセンブリ108の支持板106上への配置は、非永久的であり、たとえば、それによって、支持板106を損傷することなくレーザ援用転写プロセスが完了した後に個別構成要素アセンブリ108を支持板106から取り外すことができる。個別構成要素アセンブリ108の支持板106上への非永久的取付けによって、支持板106は、複数の個別構成要素アセンブリ108を伴う複数の転写プロセスに利用可能になる。
【0086】
個別構成要素アセンブリ108は、ウエハリング(図示せず)上に取り付けられた動的剥離テープ110を含み、動的剥離テープ110に個別構成要素102が接着されている。ここでは単一の個別構成要素102のみ示しているが、複数の個別構成要素102を動的剥離テープ110に接着し構成要素転写システムによって転写することもできる。動的剥離テープ(たとえば、テープ110)は、可撓性支持層112と、可撓性支持層112上に配設された動的剥離構造114とを含むテープである。テープは、1つまたは複数の層から構成された薄い可撓性の材料である。可撓性支持層112は、支持取付け具100の支持板106に接触しており、個別構成要素102は、動的剥離構造114に接着されている。動的剥離構造114は、以下により詳しく説明するように、2つ、3つ、4つ、または4つよりも多くの層を有する構造などの多層構造とすることができる。
【0087】
図1Bも参照するとわかるように、レーザ援用転写プロセスでは、支持板106の裏面に、光、たとえばレーザ光線などの放射線116が照射される。支持板106と動的剥離テープ110の可撓性支持層112はどちらも、放射線116の波長(たとえば、レーザエネルギー)を透過させる。所与の波長を透過させる要素は、少なくとも所与の波長のある放射線が通過する要素である。放射線116は、支持板106および動的剥離テープ110の可撓性支持層112を通過して、動的剥離構造114の一領域に入射し、動的剥離構造114の部分厚さを放射線116が入射する領域(照射領域と呼ぶ)において焼灼させる。焼灼によって、閉じ込めガスが発生し、閉じ込めガスが膨張して、動的剥離構造114において応力が生じる。この応力は、動的剥離構造114の材料の少なくとも一部を変形させ、ブリスター118を形成する。ブリスター118は、個別構成要素102に機械的な力を加える。ブリスター118によって加えられる機械的な力が個別構成要素102と動的剥離構造114との間の接着に打ち勝つのに十分であるとき、ブリスター118によって加えられる機械的な力は、(重力と相まって)個別構成要素を支持板106から(たとえば、下向きに)引き離して目標基板130に転写する。
【0088】
目標基板130は、個別構成要素102に近接させて、たとえば、約5μmから約300μmの間の距離に配置することができる。高剛性支持板106を使用してテープベースの個別構成要素アセンブリ108を支持すると、たとえば、テープ110におけるたるみまたは他の構造変動を防止することによって、個別構成要素アセンブリ108の個別構成要素102と目標基板130との間に一定の離隔距離を維持する助けになる。いくつかの例では、支持板106に高度の表面平坦性をもたらすことができる。たとえば、支持板106を高精度に機械加工することができる。
【0089】
いくつかのレーザ援用転写プロセスでは、個別構成要素が、動的剥離構造によって高剛性透明キャリア基板に接着される。接着された個別構成要素を有するキャリア基板は、個別構成要素のレーザ援用転写用の構成要素転写システムに与えられる。本明細書で説明する構成要素転写システムは、高剛性透明支持板が構成要素転写システム自体に組み込まれ、個別構成要素を高剛性キャリア基板からではなくテープから転写するのを可能にし、エンドツーエンド個別構成要素転写プロセスのコスト(たとえば、材料、製造、輸送などの点で)を低減させる。たとえば、高剛性キャリア基板は、動的剥離テープよりも著しく高価である場合がある。さらに、動的剥離テープは使い捨てであり、高剛性キャリア基板を改修するための関連するコストが不要になる。
【0090】
いくつかの例では、個別構成要素転写プロセスにおいて使用される動的剥離テープは、非支持状態のテープである。非支持状態のテープとは、高剛性基板に取り付けられていないテープである。いくつかの例では、非支持状態のテープを個別構成要素転写プロセスの1つまたは複数のステップのために高剛性基板上に配置することができるが、取り付けることはできない。たとえば、非支持状態のテープは、個別構成要素のテープへの取付け時、構成要素転写システムへの導入時、または個別構成要素のレーザ援用転写時に高剛性基板上に配置することができる。
【0091】
いくつかの例では、個別構成要素転写プロセスにおいて使用される動的剥離テープは非支持状態のテープではなく、その代わりに個別構成要素のテープへの取付け時、構成要素転写システムへの導入時、および個別構成要素のレーザ援用転写時に高剛性基板に取り付けられる。
【0092】
レーザ援用転写プロセスのさらなる説明は、米国特許出願公開第2014/0238592号明細書に記載されており、その内容は、参照により本明細書に全体的に組み込まれている。
【0093】
図2Aおよび
図2Bは、個別構成要素アセンブリ208をレーザ援用転写プロセス向けに配置するための支持板206を含む例示的な支持取付け具200の切欠き図を示す。支持板206は、レーザ転写プロセスに使用される放射線、たとえば、紫外線(UV)光の波長を透過させる高剛性プレートである。たとえば、支持板206は、ガラス板、石英板、または別の材料のプレートとすることができる。支持板206は、支持取付け具のフレーム220上に取り付けられる。
図2Aおよび
図2Bに示すようないくつかの例では、フレーム220は、放射線が支持板206に到達するのを可能にするための開口部221を有する。いくつかの例では、フレーム220は、開口部を有さなくてもよく、放射線がフレーム220を透過するように放射線の波長を透過させることができる。
【0094】
個別構成要素アセンブリ208は、ウエハリング222上に取り付けられた非支持状態の動的剥離テープ210を含み、動的剥離テープ210に個別構成要素102が接着されている。たとえば、動的剥離テープ210は、ウエハリング222上で伸ばすことができる。
図2A~
図2Bの例では、動的剥離テープ210は、可撓性支持層212上に配設された多層動的剥離構造214を有する可撓性支持層212を含む。例示的な多層動的剥離構造214は、接着、放射線吸収、および発泡機能を有する複数の副層224a、224bと、個別構成要素102に接着する構成要素接着層226とを含む。多層動的剥離構造214については以下により詳しく説明する。
【0095】
特に
図2Bを参照するとわかるように、個別構成要素アセンブリ208を構成要素転写システムの支持板206上に配置するために、ウエハリング222をフレーム220に接触させ、動的剥離テープ210の可撓性支持層212の裏側を支持板206に接触させる。ウエハリング222の上面223は、配置されると、支持板206の上面207と実質的に水平になり(たとえば、位置合わせされ)、それによって、動的剥離テープ210は、その横方向範囲全体にわたって実質的に平坦である。
【0096】
たとえば、構成要素転写システムの吸引源によって、空気流路228を通して吸引が加えられ、動的剥離テープ210を支持板206に対して保持する。たとえば、空気流路228は、(図示のように)構成要素転写システムのフレーム220の厚さを貫通するように画定することができ、支持板206の厚さを貫通するように画定することができ、またはフレーム220の厚さおよび支持板206の厚さの両方を貫通して画定することができる。吸引を加えると、動的剥離テープ210が支持板206にしっかりと引き付けられ、たとえば、それによって、動的剥離構造214が実質的に平坦になる。
【0097】
図10を参照するとわかるように、いくつかの例では、支持取付け具150は、フレーム170を含むが支持板を含まない(たとえば、
図2Aおよび
図2Bに示すように支持板206を含まない)。個別構成要素アセンブリ208のウエハリング222は、支持取付け具150のフレーム170上に取り付けられ、動的剥離テープ210は場合によっては、レーザ援用転写プロセス用の非支持状態のままである。動的剥離テープ210がレーザ援用転写プロセスの持続時間にわたって実質的に平面状の構成を維持するのに十分な剛性などの十分な剛性を有するとき、直接非支持状態の動的剥離テープ210からのレーザ援用転写を実施することができる。たとえば、動的剥離テープ210は、個別構成要素アセンブリ208がフレーム170上に取り付けられたときに、テープ210の平面に垂直な方向zにおける動的剥離テープ210の最大ずれをしきい値量よりも小さくし、たとえば、20μm未満、10μm未満、または5μm未満にするのに十分な剛性を有することができる。
【0098】
図3は、個別構成要素アセンブリ208をレーザ援用転写プロセス向けに配置するための支持板306を含む例示的な支持取付け具300の切欠き図を示す。支持板306は、レーザ転写プロセスに使用される放射線、たとえば、UV光の波長を透過させる高剛性プレートである。支持板306は、支持取付け具300のフレーム320上に取り付けられる。フレーム320は、放射線が支持板306に到達するのを可能にするための開口部321を有する。いくつかの例では、フレーム320は、放射線がフレーム320を透過するように放射線の波長を透過させることができる。
【0099】
図3の例では、個別構成要素アセンブリ208が支持取付け具300上に配置されたときに、ウエハリング222の上面223は支持板306の上面307よりも低いレベルに位置する(たとえば、上面307からずれる)。たとえば、支持取付け具300のフレーム320は、個別構成要素アセンブリ208が支持板上に配置されたときに、依然として支持板306とウエハリング222がずれるような量だけ、支持板306の上面からずらすことができる。このずれは、動的剥離テープ210を支持板306に対して保持する動的剥離テープ210に引張り応力を導入し、たとえば、それによって、動的剥離構造214は実質的に平坦になる。引張り応力の量、したがって、動的剥離テープ210を支持板306に対して保持するための力は、ウエハリング222の上面223と支持板306の上面307との間の高さの差を変えることによって制御することができる。
【0100】
いくつかの例では、他の手法を使用して、磁力、静電気、機械的固定を伴う手法、または他の手法を使用することなどによって、動的剥離テープ210を構成要素転写システムの支持板上に配置することができる。
【0101】
図4は、構成要素転写システム450の一例を示す。構成要素転写システム450は、フレーム420上に取り付けられた支持板406を有する支持取付け具400を含む。支持取付け具400は、個別構成要素アセンブリ408が支持板406上に保持されるように配置される。個別構成要素アセンブリ408は、接着された個別構成要素102を有する動的剥離テープ410を含み、動的剥離テープ410は、ウエハリング422上に取り付けられ、たとえば、ウエハリング422上で伸ばされる。たとえば、ウエハリング422はフレーム420上に配置され、伸ばされた動的剥離テープ410は、支持板406に対して保持される。個別構成要素アセンブリ408に光源452、たとえば、レーザから放射線(たとえば、UV光などの光)を照射することができる。光源452からの光は、光源452と支持板406との間に配置されたレンズなどの光学素子454によって操作し、たとえば、合焦することができる。フレーム420は、光源452からの放射線が支持板406に到達するのを可能にするための開口部421を有する。基板ホルダ432が、レーザ援用転写プロセスによって個別構成要素が転写される目標基板430を保持する。
【0102】
支持取付け具400が、吸引を加えることによって個別構成要素アセンブリを支持板406に対して保持するように構成されるときなどのいくつかの例では、構成要素転写システム450は、支持板406またはフレーム420における1つまたは複数の空気流路(図示せず)に流体接続された(たとえば、配管によって、図示せず)吸引源434を含むことができる。
【0103】
図5は、光源552と光学素子554とを有する構成要素転写システム550の一例を示す。構成要素転写システム550は、フレーム520を含む支持取付け具500を含む。フレーム520上に支持板は取り付けられない。個別構成要素アセンブリ508がフレーム520上に保持され、個別構成要素アセンブリ508は、ウエハリング522上に取り付けられた動的剥離テープ510を含む。この構成では、個別構成要素アセンブリ508のウエハリング522は、フレーム520上に配置され、動的剥離テープ510は、レーザ援用転写プロセスの間非支持状態のテープである(すなわち、高剛性基板または支持板によって支持されないテープ)。個別構成要素102は、基板ホルダ532によって保持された目標基板530上に転写される。
【0104】
いくつかの例では、構成要素転写システム450、550は、複数の個別構成要素を平行に転写するように構成することができ、または2018年4月25日に出願され、内容が参照により本明細書に全体的に組み込まれているWO2018/231344により詳しく記載されるように単一構成要素転写モードおよび複数構成要素転写モードを有するように構成することができる。
【0105】
図6を参照するとわかるように、いくつかの例では、ダイシングプロセス後に個別構成要素602を動的剥離テープ610に転写することができる。たとえば、標準ウエハ処理技法をウエハダイシングに使用して、1つまたは複数の電子構成要素(たとえば、集積回路)を含むウエハ630がダイシングテープ632に接着され(650)ダイシングされて(652)、個別構成要素602を形成する。たとえば、ダイシングテープ632をウエハリング上に取り付けることができる。いくつかの例では、ダイシングプロセスは、たとえば、ダイシングテープ632をウエハリング上に展開することによって、ダイシングテープを横方向に伸ばして個別構成要素602を分離することを含むことができる。
【0106】
個別構成要素602が動的剥離テープ610上に転写され(654)、ダイシングテープ632が除去され(656)、動的剥離テープ610に接着された個別構成要素602が残る。たとえば、個別構成要素602を動的剥離テープ610の構成要素接着層(後述)に接着することができる。接着された個別構成要素602を有する動的剥離テープ610が、個別構成要素602の目標基板上へのレーザ援用転写を行うために構成要素転写システムの透明高剛性支持板606に取り付けられる(658)。たとえば、動的剥離テープ610の可撓性支持層が、たとえば、吸引、引張り応力、または別の方法で支持板に取り付けられる。
【0107】
図7を参照するとわかるように、いくつかの例では、個別構成要素702を動的剥離テープ710上で直接ダイシングすることができる。1つまたは複数の半導体ダイ(たとえば、集積回路)を含むウエハ730が動的剥離テープ710に接着され(750)、たとえば、動的剥離テープ710の構成要素接着層に接着される。接着されたウエハ730は、たとえば、標準ウエハ処理技法をウエハダイシングに使用して、ダイシングされて(752)個別構成要素702を形成する。たとえば、動的剥離テープ710をウエハリング上に取り付けることができる。いくつかの例では、動的剥離テープ710は伸縮自在であり、ダイシングプロセスは、たとえば、動的剥離テープをウエハリング上で展開することによって、動的剥離テープ710を横方向に伸ばして個別構成要素702を分離することを含むことができる。
【0108】
接着された個別構成要素702を有する動的剥離テープ710は、個別構成要素702の目標基板上へのレーザ援用転写を行うために構成要素転写システムの透明高剛性支持板706に取り付けられる(754)。たとえば、動的剥離テープ710の可撓性支持層が、たとえば、吸引、引張り応力、または別の方法で支持板に取り付けられる。
【0109】
図7のプロセスにおいて、ダイシングされた個別構成要素702をダイシングテープから動的剥離層テープに転写するステップが含まれず、
図7のプロセスは合理化され効率化されている。
【0110】
図8A~
図8Cを参照するとわかるように、動的剥離層テープ800、820、840は、可撓性支持層812と、それぞれ可撓性支持層812上に配設された多層動的剥離構造814、834、854とを有する多層テープとすることができる。個別構成要素802は、各多層動的剥離構造814、834、854の一部を形成する構成要素接着層808によって動的剥離構造814、834、854に接着することができる。多層動的剥離構造814、834、854は、様々な組成および機能を有する層の数を変えることによって形成することができる。
図8A~
図8Cに示すように、レーザ援用転写プロセスに使用される放射線を透過させる構成要素転写システムの支持板806などの高剛性支持体上に動的剥離層テープ800、820、840を配置することができる。いくつかの例では、動的剥離層テープ800、820、840は、ウエハリングに取り付けるか、または他の方法で使用することなどによって、他の環境で使用することができる。
【0111】
可撓性支持層812は、レーザ援用転写プロセスに使用される放射線を透過させ、たとえば、UV光を透過させる薄い可撓性膜である。たとえば、可撓性支持層812は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、またはポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)などのポリマー膜とすることができる。可撓性支持層812は、動的剥離層テープ800、820、840を、テープを切断することなく操作し、たとえば転動させ、屈曲させ、または伸縮させることができるように十分な薄さおよび可撓性を有する。可撓性支持層812が存在すると、動的剥離層テープ800、820、840を、たとえば、高剛性基板に取り付けずに取り扱うのに十分な機械的完全性を有する非支持状態のテープとすることができる。
【0112】
特に
図8Aを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離層テープ800の動的剥離構造814は、可撓性支持層812上に配設された吸収接着層804と、吸収接着層804上に配設された発泡層(
図8Aに示す)などの活性層805とを有する3層構造とすることができる。構成要素接着層808は、活性層805上に配設される。
【0113】
吸収接着層804は、活性層805の可撓性支持層812への結合と、レーザ援用転写プロセス時の照射からのエネルギーの吸収という2つの機能を有する。たとえば、吸収接着層804は、吸収接着層804に入射するエネルギーの少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、または少なくとも99%を吸収し、たとえば、放射線が、テープ800に接着された個別構成要素に到達し場合によっては個別構成要素を損傷するのを防止することができる。
【0114】
吸収接着層804によるエネルギー吸収によって層が焼灼され、ガスが発生する。発生したガスは、隣接する活性層805において機械的反応を誘起する。たとえば、
図8Aに示すように、活性層805は、ガス発生に応じて(たとえば、
図1Bに示すように)ブリスターが形成される発泡層とすることができる。
【0115】
図8Bを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離層テープ820の動的剥離構造834は、可撓性支持層812上に配設された接着層824と、接着層824上に配設された(
図8Bに示すような)吸収発泡層などの活性層826とを有する3層構造とすることができる。構成要素接着層808は、活性層826上に配設される。
【0116】
接着層824は、活性層826を可撓性支持層812に結合するのに十分な接着を示す。
図8Bの例では、活性層826は、吸収発泡層である。活性層826は、レーザ援用転写プロセス時に照射からエネルギーを吸収し、活性層826においてブリスターの形成などの機械的反応を誘起するガスを発生させる。たとえば、活性層826は、入射エネルギーの少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、または少なくとも99%を吸収することができる。
【0117】
図8Cを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離層テープ840の動的剥離構造854は、可撓性支持層812上に配設された接着層844と、接着層844上に配設された活性層構造846とを有する4層構造とすることができる。構成要素接着層808は、活性層構造846上に配設される。
【0118】
接着層844は、活性層構造846を可撓性支持層812に結合するのに十分な接着を示す。活性層構造846は、2つの層、すなわち吸収層848と発泡層850とを含む。吸収層848は、レーザ援用転写プロセス時に照射からエネルギーを吸収し、ガスを発生させる。たとえば、吸収層848は、入射エネルギーの少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、または少なくとも99%を吸収することができる。ガスの発生は、発泡層850においてブリスターの形成などの機械的反応を誘起する。
【0119】
動的剥離構造(たとえば、動的剥離構造814、834、854)は、複数の機能、たとえば可撓性支持層への接着、層間の内部接着、入射放射線の吸収、および機械的反応(たとえば、発泡)などの機能を有する。動的剥離構造814、834、854の多層性は、各層を特に、これらの機能のうちの1つまたは複数を実現するような設計にすることを可能にすることができる。
【0120】
図8Aの例では、吸収接着層804は、支持層812に接着し、入射放射線を吸収し、活性層805にブリスターを形成するのに十分な量のガスを発生させるように設計することができる。いくつかの例では、吸収接着層804は、内部接着を推進し、たとえば、ブリスターの層間剥離を少なくとも部分的に回避するのに十分な接着によって活性層805に接着するように設計することができる。ブリスターの層間剥離では、近傍位置における個別構成要素、たとえば、転写対象ではない個別構成要素の転写に影響を与える可能性がある大径のブリスターが生じる場合がある。吸収接着層804の設計では、層の光学および接着特性を設計において最重要視することができ、一方、層の強度または弾性率などの層の機械的特性は設計の二次的要素とすることができる。これに対して、活性層805の厚さおよび組成は、機械的特性を最重要視し、たとえば、所望の発泡反応を実現するように設計することができ、一方、層の光学および接着特性を二次的要素とすることができる。いくつかの例では、活性層805は、目標サイズのブリスターの形成を可能にし、ブリスターを破断させることのない機械的特性を有し、吸収接着層804によって発生したガスが動的剥離構造814から逃げるのを防止するように設計することができる。たとえば、ブリスターの目標サイズは、高さ-直径比が約1であり、ベース直径が照射ビーム(たとえば、レーザビーム)の直径の約3倍以下とすることができる。特定の例では、活性層805は、厚さが約2μmから約5μmの間のポリマー膜、たとえば、PETまたはポリイミドの膜とすることができる。
【0121】
さらに、
図8Aの動的剥離構造814では、活性層805自体はエネルギーを吸収せず、したがって、部分的に焼灼されない。その代わり、焼灼は隣接する吸収接着層804において生じる。活性層805では焼灼は生じないので、活性層805の厚さが、ブリスター位置に与えられるレーザエネルギーの量によって影響を受けることはなく、すなわち、活性層805が照射によって薄くされることはない。このように焼灼とブリスター形成を2つの異なる層に分離すると、より高いパルスエネルギーを使用してより大きいブリスターを形成することができる。
【0122】
個別構成要素802を(
図6のような)ダイシングテープまたは他のソース基板から動的剥離層テープに転写するとき、ウエハを動的剥離層テープ上で直接ダイシングして個別構成要素802を形成するときなどのいくつかの例では、個別構成要素802をそのソース基板に保持する力よりも大きい接着強度を有するように構成要素接着層808を設計することができる。いくつかの例では、構成要素接着層808と個別構成要素802との間の接着が比較的低いことは、レーザ援用転写プロセス時の精度を高めることに寄与することができる。構成要素接着層808は、接着強度をできるだけ低くし、一方、レーザ援用転写プロセスの前に個別構成要素を動的剥離層テープに接着したままに維持するのに十分な強度になるように設計することができる。いくつかの例では、高い接着強度と低い接着強度をどちらも有するという構成要素接着層808のこれらの互いに矛盾する基準を満たすには、UV光または熱などの刺激を加えることによって修正できる接着強度を有するように構成要素接着層808を設計することができる。構成要素接着層808の初期の強い接着は、個別構成要素802をそのソース基板から動的剥離層テープに確実に転写するのを容易にすることができる。構成要素接着層808の初期接着はダイシングプロセス時にウエハを支持して個別構成要素を形成することもできる。レーザ援用転写プロセスの前に、刺激を加え、構成要素接着層808と個別構成要素802との間の接着を転写時に構成要素の配置の精度に寄与することができるレベルに低減させることができる。
【0123】
図9A~
図9Cを参照するとわかるように、いくつかの例では、多層動的剥離構造914、934、954をガラスキャリア基板などの高剛性キャリア基板910に貼り付けることができる。個別構成要素902を動的剥離構造914、934、954によって高剛性キャリア基板910に接着して個別構成要素アセンブリ900、920、940を形成することができる。個別構成要素902をレーザ援用転写プロセスによって高剛性キャリア基板910から目標基板に直接転写することができる。
【0124】
動的剥離構造は、非支持状態のテープとして設けることができ、たとえば、ロールコーティングまたは他のテープ貼り付け方法によってキャリア基板910上にテープとして貼り付けることができる。いくつかの例では、動的剥離構造をキャリア基板上にスピンコーティングすることができる。テープ形態の動的剥離構造のキャリア基板上への貼り付けは、コストが低減すること、処理の労力が低減すること、貼り付けがより効率的になることなど、スピンコーティングよりも有利であり得る。
【0125】
高剛性キャリア基板910に貼り付けるためにテープ形態で設けられる動的剥離構造914、934、954は、上記で
図8A~
図8Cに関して説明したような多層構造とすることができる。
【0126】
特に
図9Aを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離構造914は、高剛性キャリア基板910に接着する吸収接着層904を有する3層構造とすることができる。(
図9Aに示すような)発泡層などの活性層906が吸収接着層904上に配設される。構成要素接着層908が活性層906上に配設される。
【0127】
吸収接着層904は、活性層906の高剛性キャリア基板910への結合と、レーザ援用転写プロセス時の照射からのエネルギーの吸収という2つの機能を有する。吸収接着層904によってエネルギーを吸収すると、層が焼灼され、ガスが発生する。発生したガスは、隣接する活性層906において機械的反応を誘起する。たとえば、
図9Aに示すように、活性層906は、ガス発生に応じてブリスターが形成され、個別構成要素902を転写させる発泡層とすることができる。
【0128】
図9Bを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離構造934は、高剛性キャリア基板910に接着する接着層924と、接着層924上に配設された(
図9Bに示すような)吸収発泡層などの活性層926とを有する3層構造とすることができる。構成要素接着層908は活性層926上に配設される。接着層924は、キャリア基板910に接着するのに十分な接着を示す。
図9Bの例では、活性層926は、レーザ援用転写プロセス時に照射からエネルギーを吸収し、活性層926においてブリスターの形成などの機械的反応を誘起するガスを発生させる吸収発泡層である。
【0129】
図9Cを参照するとわかるように、いくつかの例では、動的剥離構造954は、高剛性キャリア基板910に接着する接着層944と、接着層944上に配設された活性層構造946とを有する4層構造とすることができる。構成要素接着層908は活性層構造946上に配設される。活性層構造946は、2つの層、すなわち吸収層948と発泡層950とを有する。吸収層948は、レーザ援用転写プロセス時に照射からエネルギーを吸収し、ガスを発生させる。ガスの発生は、発泡層950においてブリスターの形成などの機械的反応を誘起する。
【0130】
多層動的剥離構造の個々の層は、
図8A~
図8Cに関して上記で説明した所望の機能を実現するように設計することができる。たとえば、キャリア基板910に接着する接着層904、924、954は、容易に除去するのを可能にするのに十分なほど低いキャリア基板への接着を有し、レーザ転写プロセスの完了後にキャリア基板の改修を容易にするように設計することができる。
【0131】
いくつかの実施形態について説明した。しかしながら、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに様々な修正を施してもよいことが理解されよう。たとえば、上述のステップのうちのいくつかは順序と無関係であり、したがって、上述の順序とは異なる順序で実施することができる。
【0132】
他の実装形態も以下の特許請求の範囲の範囲内である。
【符号の説明】
【0133】
100 支持取付け具
102 個別構成要素
106 高剛性支持板
108 個別構成要素アセンブリ
110 動的剥離テープ
112 可撓性支持層
114 動的剥離構造
116 放射線
118 ブリスター
130 目標基板
150 支持取付け具
170 フレーム
200 支持取付け具
206 支持板
207 上面
208 個別構成要素アセンブリ
210 動的剥離テープ
212 可撓性支持層
214 多層動的剥離構造
220 フレーム
221 開口部
222 ウエハリング
223 上面
224a、224b 副層
226 構成要素接着層
228 空気流路
300 支持取付け具
306 支持板
307 上面
320 フレーム
321 開口部
400 支持取付け具
406 支持板
408 個別構成要素アセンブリ
410 動的剥離テープ
420 フレーム
421 開口部
422 ウエハリング
430 目標基板
432 基板ホルダ
434 吸引源
450 構成要素転写システム
452 光源
454 光学素子
500 支持取付け具
508 個別構成要素アセンブリ
510 動的剥離テープ
520 フレーム
522 ウエハリング
530 目標基板
532 基板ホルダ
550 構成要素転写システム
552 光源
554 光学素子
602 個別構成要素
606 高剛性支持板
610 動的剥離テープ
630 ウエハ
632 ダイシングテープ
702 個別構成要素
706 高剛性支持板
710 動的剥離テープ
730 ウエハ
800、820、840 動的剥離層テープ
802 個別構成要素
804 吸収接着層
805 活性層
808 構成要素接着層
812 可撓性支持層
814、834、854 多層動的剥離構造
824 接着層
826 活性層
844 接着層
846 活性層構造
848 吸収層
850 発泡層
900、920、940 個別構成要素アセンブリ
902 個別構成要素
904 吸収接着層
906 活性層
908 構成要素接着層
910 高剛性キャリア基板
914、934、954 多層動的剥離構造
924 接着層
926 活性層
946 活性層構造
948 吸収層
950 発泡層
【国際調査報告】