(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-11
(54)【発明の名称】無線接続方法、機器グループ、システム及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 4/08 20090101AFI20220404BHJP
H04W 8/26 20090101ALI20220404BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20220404BHJP
H04W 84/10 20090101ALI20220404BHJP
H04W 52/48 20090101ALI20220404BHJP
【FI】
H04W4/08
H04W8/26 110
H04W76/10
H04W84/10 110
H04W52/48
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021550137
(86)(22)【出願日】2019-02-27
(85)【翻訳文提出日】2021-08-26
(86)【国際出願番号】 CN2019076375
(87)【国際公開番号】W WO2020172830
(87)【国際公開日】2020-09-03
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519364624
【氏名又は名称】展訊通信(上海)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Spreadtrum Communications (Shanghai) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Spreadtrum Center, Building No. 1, Lane 2288 Zuchongzhi Road, China (Shanghai) Pilot Free Trade Zone, China
(74)【代理人】
【識別番号】100167689
【氏名又は名称】松本 征二
(74)【代理人】
【識別番号】100222106
【氏名又は名称】大竹 秀紀
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼国▲礎▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD15
5K067DD17
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE25
5K067GG08
(57)【要約】
本発明は無線接続方法、機器グループ、システム及び記憶媒体を提供する。本発明で提供される無線接続方法は、無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することを含み、前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置されており、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる。本発明で提供される無線接続方法は、無線送受信機器グループに機器グループ識別子を配置した後、当該機器グループ識別子を利用して外部のデータソース機器と双方向接続を確立することにより、データソースデータを無線送受信機器グループにおける無線送受信機器に同期させて、無線送受信機器グループのグループ内の無線送受信機器のデータ同期を実現する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線接続方法であって、
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することを含み、前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線接続方法。
【請求項2】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項3】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立する前に、
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項4】
前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することは、
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の無線接続方法。
【請求項5】
前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置した後、
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項6】
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングすることと、
ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項7】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項8】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線接続方法。
【請求項9】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することは、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項10】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立した後、
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の無線接続方法。
【請求項11】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
前記無線送受信機器グループは前記データソース機器のデータソースデータを受信することと、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項12】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することは、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送することを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線接続方法。
【請求項13】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の無線接続方法。
【請求項14】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送した後、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行うことと、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線接続方法。
【請求項15】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の無線接続方法。
【請求項16】
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項17】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項1~4、9のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項18】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項17に記載の無線接続方法。
【請求項19】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項18に記載の無線接続方法。
【請求項20】
無線送受信機器グループであって、少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線送受信機器グループ。
【請求項21】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項22】
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項23】
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項22に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項24】
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項25】
追加の無線送受信機器をさらに含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項26】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項27】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項26に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項28】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項29】
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる、
ことを特徴とする請求項28に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項30】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項31】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項30に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項32】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項31に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項33】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する、
ことを特徴とする請求項29に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項34】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる
ことを特徴とする請求項33に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項35】
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項36】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項20~23、28のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項37】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項36に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項38】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項37に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項39】
無線送受信システムであって、データソース機器及び無線送受信機器グループを含み、
前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介して前記データソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線送受信システム。
【請求項40】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項41】
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項42】
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項41に記載の無線送受信システム。
【請求項43】
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項44】
追加の無線送受信機器をさらに含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項45】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項46】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項45に記載の無線送受信システム。
【請求項47】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項48】
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる、
ことを特徴とする請求項47に記載の無線送受信システム。
【請求項49】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項50】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項49に記載の無線送受信システム。
【請求項51】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項50に記載の無線送受信システム。
【請求項52】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する、
ことを特徴とする請求項48に記載の無線送受信システム。
【請求項53】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる、
ことを特徴とする請求項52に記載の無線送受信システム。
【請求項54】
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項55】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項39~42、48のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項56】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項55に記載の無線送受信システム。
【請求項57】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項56に記載の無線送受信システム。
【請求項58】
コンピュータプログラムを記憶しておるコンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~19のいずれか1項に記載の無線接続方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子技術分野に関し、特に無線接続方法、機器グループ、システム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線機器のデータ送受信システムでは、データソース機器と異なる形式の無線送受信機器との間のデータ交換を実現することができる。
【0003】
現在、ユーザの需要が高まるにつれて、データソース機器に接続される無線送受信機器も、単一無線送受信機器から二重無線送受信機器、ひいては多重無線送受信機器に徐々に変化している。多くの応用シーンにおいて、データソース機器のデータを複数の無線送受信機器に同期させる必要があり、ここで、例えば、オーディオデータソース機器と無線オーディオ機器グループとの間のデータ伝送の場合、無線オーディオ機器グループ内の各無線オーディオ機器間の音楽と音声の同期の問題に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、データソース機器のデータを複数の無線送受信機器に同期させる技術的問題を解決するための無線接続方法、機器グループ、システム及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本発明は無線接続方法を提供し、前記方法は、
無線送受信機器グループは、機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することを含み、前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置されており、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる。
【0006】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、ここで、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する。
【0007】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立する前に、前記方法はさらに、
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することを含む。
【0008】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することは、
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することを含む。
【0009】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置した後、前記方法はさらに、
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶することを含む。
【0010】
一可能な設計では、無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、前記方法はさらに、
追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングすることと、
ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加することと、を含む。
【0011】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される。
【0012】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる。
【0013】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ機器はグループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することは、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立することを含む。
【0014】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立した後、前記方法はさらに、
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させることを含む。
【0015】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、前記方法はさらに、
前記無線送受信機器グループは前記データソース機器のデータソースデータを受信することと、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することと、を含む。
【0016】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することは、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック方式に従って前記データソース機器にデータを伝送することを含む。
【0017】
一可能な設計では、前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む。
【0018】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送した後、前記方法はさらに、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行うことと、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、を含む。
【0019】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる。
【0020】
一可能な設計では、無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、前記方法はさらに、
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期することを含む。
【0021】
一可能な設計では、前記双方向接続はブルートゥース(登録商標)プロトコルに基づく双方向接続である。
【0022】
一可能な設計では、前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である。
【0023】
一可能な設計では、前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである。
【0024】
第2の態様によれば、本発明はまた、少なくとも2つの無線送受信機器を含む無線送受信機器グループを提供し、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置されており、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる。
【0025】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、ここで、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する。
【0026】
一可能な設計では、少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する。
【0027】
一可能な設計では、予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する。
【0028】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する。
【0029】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループはさらに追加の無線送受信機器を含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ここで、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する。
【0030】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される。
【0031】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる。
【0032】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する。
【0033】
一可能な設計では、前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる。
【0034】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する。
【0035】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック方式に従って前記データソース機器にデータを伝送する。
【0036】
一可能な設計では、前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む。
【0037】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する。
【0038】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる。
【0039】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する。
【0040】
一可能な設計では、前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である。
【0041】
一可能な設計では、前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である。
【0042】
一可能な設計では、前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである。
【0043】
第3の態様によれば、本発明はまた、データソース機器及び無線送受信機器グループを含む無線送受信システムを提供し、
前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介して前記データソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置されており、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる。
【0044】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、ここで、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する。
【0045】
一可能な設計では、少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する。
【0046】
一可能な設計では、予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する。
【0047】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する。
【0048】
一可能な設計では、前記無線送受信システムはさらに、追加の無線送受信機器を含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ここで、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する。
【0049】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される。
【0050】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる。
【0051】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する。
【0052】
一可能な設計では、前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる。
【0053】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する。
【0054】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック方式に従って前記データソース機器にデータを伝送する。
【0055】
一可能な設計では、前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む。
【0056】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する。
【0057】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる。
【0058】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する。
【0059】
一可能な設計では、前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である。
【0060】
一可能な設計では、前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である。
【0061】
一可能な設計では、前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである。
【0062】
第4の態様によれば、本発明はまた、第4の態様に記載の無線送受信機器グループで実行されると、前記無線送受信機器グループに第1の態様に記載の無線接続方法を実行させる命令を含むコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0063】
本発明は無線接続方法、機器グループ、システム及び記憶媒体を提供し、無線送受信機器グループを確立し、当該無線送受信機器グループに機器グループ識別子を配置することにより、外部のデータソース機器と無線送受信機器グループが当該機器グループ識別子を介して双方向接続を確立するようにし、データソース機器と無線送受信機器グループとの間の双方向接続により、データソースデータを無線送受信機器グループにおける無線送受信機器に同期させることができ、それにより、無線送受信機器グループのグループ内無線送受信機器のデータ同期が可能となり、且つ、無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は統一された機器グループ識別子を介して、データソース機器と双方向に接続されているため、無線送受信機器グループのグループ内の各無線送受信機器に対して、等しいステータス特性を備え、グループ内のいずれかの無線送受信機器の接続に障害が発生しても、グループ内の他の無線送受信機器とデータソース機器との間の通信接続に影響を与えなく、さらに、グループ内の各無線送受信機器の消費電力をより均衡化させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
本発明の実施例又は従来技術おける技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施例又は従来技術の説明において使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は、本発明のいくつかの実施例であり、当業者にとっては、創造的な労働がない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【
図1】本発明の例示的な実施例による無線送受信機器グループの概略構造図である。
【
図2】本発明の例示的な実施例による無線接続方法の適用シーン概略図である。
【
図3】本発明の例示的な実施例による無線接続方法のフローチャートである。
【
図4】本発明の例示的な実施例による無線接続方法の通信シーン概略図である。
【
図5】本発明の例示的な実施例による無線接続方法の別の通信シーン概略図である。
【
図6】本発明の例示的な実施例による無線接続方法の他の通信シーン概略図である。
【
図7】無線送受信機器グループとデータソース機器との間のデータ伝送タイミングの概略図である。
【
図8】本発明の例示的な実施例による無線接続方法における無線送受信機器グループ機器の機器拡張概略図である。
【
図9】本発明の例示的な実施例による無線接続システムの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0065】
本発明の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下に本発明の実施例における図面を組み合わせて、本発明の実施例に係る技術的解決策を明確に完全に説明し、もちろん、説明した実施例は、全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例である。本発明における実施例に基づいて、当業者は、創造のな労働をせずに取得される他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0066】
本発明の明細書、特許請求の範囲及び上記の図面における用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」など(存在すれば)は類似のオブジェクトを区別するために用いられ、特定の順序又は前後順序を説明するために使用される必要はない。本明細書で説明する本発明の実施例は例えばここで図示又は説明するもの以外の順序で実施することができるように、このように使用するデータは適切な場合に交換可能であることが理解されるべきである。なお、用語「含む」、「持つ」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に並べられたこれらのステップ又はユニットに限定される必要はなく、明確に記載されていない又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有のその他のステップ又はユニットを含むことができる。
【0067】
以下、本発明の技術的解決策及び本発明の技術的解決策が上記技術的問題をどのように解決するのを、具体的な実施例で詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに結合してもよく、同じ又は類似の概念又はプロセスは、いくつかの実施例では繰り返さない。以下、図面を組み合わせて、本発明の実施例について説明する。
【0068】
図1は本発明の例示的な実施例による無線送受信機器グループの概略構造図であり、
図2は本発明の例示的な実施例による無線接続方法の適用シーン概略図である。
図1~
図2に示すように、本実施例で提供される無線接続方法は無線送受信機器グループ10に適用され、ここで、当該無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、例えば、第1の無線送受信機器101及び第2の無線送受信機器102であってもよく、無線送受信機器グループ10内の無線送受信機器間は第1の無線リンク104を介して通信可能に接続され、説明すべきものとして、無線送受信機器グループ内の無線送受信機器との間の通信接続は、双方向でも、単方向であってもよく、本実施例では具体的に限定されない。なお、理解すべきものとして、上記の無線送受信機器は、標準無線プロトコルに従って通信可能な機器であり、ここで、当該標準無線プロトコルは、ブルートゥースプロトコル又はWiFiプロトコルであってもよく、本実施例では、無線プロトコル形式に具体的に限定されない。本実施例で提供される無線接続方法の応用シーンを具体的に説明するために、ブルートゥースプロトコルである標準無線プロトコルを例として、この時の無線送受信機器はブルートゥース送受信機器であり、より具体的に、ブルートゥースオーディオ機器、例えば、ブルートゥースイヤホン、ブルートゥーススピーカなどの機器であってもよい。
【0069】
上記の従来技術における様々な問題に対して、本実施例で提供される無線接続方法は、無線送受信機器グループ10を確立し、当該無線送受信機器グループ10に機器グループ識別子103を配置し、理解すべきものとして、機器グループ識別子103は無線送受信機器グループ10を識別するために用いられ、ここで、機器グループ識別子103は通信アドレスであってもよく、且つ機器グループ識別子103は無線送受信機器グループ10の共通の物理媒体アクセス制御アドレス(Media Access Control Address、MACアドレスと略称)として理解されることができ、外部のデータソース機器20と無線送受信機器グループ10との間には、当該機器グループ識別子103を介して双方向接続を確立し、例えば、当該双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続であってもよい。データソース機器20と無線送受信機器グループ10との間の双方向接続により、データソースデータを無線送受信機器グループ10における無線送受信機器に同期させることができ、それにより、無線送受信機器グループ10のグループ内無線送受信機器のデータ同期を実現することができ、且つ、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は統一された機器グループ識別子103を介して、データソース機器20と双方向に接続されているため、無線送受信機器グループ10のグループ内の各無線送受信機器に対して、等しいステータス特性を備え、例えば、グループ内のいずれかの無線送受信機器の接続に障害が発生しても、グループ内の他の無線送受信機器とデータソース機器との間の通信接続に影響を与えなく、且つグループ内の各無線送受信機器は等しいステータスを有するため、各無線送受信機器の消費電力もより均一になる。
【0070】
選択的に、無線送受信機器グループ10内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、例えば、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102との間は、それぞれに予め設定された物理的識別子によって接続され、理解すべきものとして、物理的識別子は物理アドレス、例えば、MACアドレスであってもよく、予め設定されたエアポートプロトコルに従って機器グループ識別子と物理的識別子とのタイムシェアリング使用を実現することができる。
【0071】
技術の発展に伴い、現在のブルートゥースオーディオ機器は、単一オーディオ機器から二重オーディオ機器、ひいては多重オーディオ機器に徐々に変化しており、例えば、ブルートゥースイヤホンについては、現在、両耳式ブルートゥースイヤホンの様々なタイプが現れた。
図1を参照し続き、ここで、ブルートゥースイヤホンは通常、第1のブルートゥースイヤホンと第2のブルートゥースイヤホンを含み、それぞれ本実施例における第1の無線送受信機器及び第2の無線送受信機器に対応する。具体的に、両耳式ブルートゥースイヤホンの実現形態について、従来技術では、通常、2つの実現形態がある。
【0072】
1つの形態では、両耳式ブルートゥースイヤホンのうちの一方を固定メインイヤホンとして選択し、他方を固定セカンダリイヤホンとし、ここで、メインイヤホンはデータソース機器との間の通信対話を担って、よって、この形態のメインイヤホンが過負荷になり、メインイヤホンとセカンダリイヤホンの負荷が均一ではなく、メインイヤホンの電力が消耗しやすくなる。
【0073】
また、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンは、MACアドレスを介してデータソース機器と標準的なブルートゥース接続を確立し、そしてデータソース機器はデータ情報を2つのイヤホンにそれぞれ送信し、よって、当該実現形態では、データソース機器、例えばスマートフォンは、データ情報の二重送信が必要で、二倍のブルートゥース時間がかかり、複雑な環境では、通常は再送信用のタイムスライスが多くなく、又はスマートフォンWIFIとブルートゥースが共存するシーンでは、同様に再送信用のタイムスライスが多くない。
【0074】
両耳式ブルートゥースイヤホンである無線送受信機器グループ10を例にとって、本実施例で提供される無線接続方法の原理を例示的に説明する。両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンを無線送受信機器グループとして確立し、統一された機器グループ識別子を割り当てることができ、ここで、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンを無線送受信機器グループとして確立するステップは、イヤホンが出荷時にペアリングされて完了することができ、ユーザが後期のペアリング機器を介してペアリングされてもよく、機器グループ識別子はブルートゥースコア規範に従って生成されることができ、ここで、ブルートゥースコア規範に従ってブルートゥース通信アドレスを生成する形態は、当業者の従来技術的手段であり、本実施例では繰り返さなく、なお、当該機器グループ識別子はまた、実際の需要に応じて他の規範に従って生成されてもよく、本実施例では、機器グループ識別子生成規則を具体的に限定しない。ブルートゥースイヤホンと知能端末、例えばスマートフォン、MP3、ノートパソコン及び任意の音源として利用できるブルートゥースデータソース機器と接続されると、音楽の同期を行う時、スマートフォンは、機器グループ識別子にオーディオデータを送信し、ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンは、それぞれスマートフォンをモニタリングすることによって機器グループ識別子間のオーディオリンクからオーディオデータを取得することができる。従来技術に比べ、本実施例方法を適用したブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンの負荷は類似し、消費電力はより均一であり、データソース機器に対しても複数のデータ送信動作を行う必要はなく、また、無線送受信機器グループを確立してから、統一された機器グループ識別子を割り当てる形態により、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンに等しいステータス特性を持たせることができ、例えば、いずれかのブルートゥースイヤホンが接続に失敗した場合、他のブルートゥースイヤホンとデータソース機器との間の通信接続に影響を及ぼせず、且つ、無線送受信機器グループにより良い機器拡張特性を持たせることができ、例えば、異なるシーンに応じて、既存の2つのイヤホンをグループ化する形態を、より多くの数のイヤホンをグループ化する形態に拡張することができ、理解できるものとして、本実施例では、無線送受信機器グループ10に含まれた無線送受信機器の数を具体的に限定しない。なお、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は統一された機器グループ識別子103を介して、データソース機器20と双方向に接続されているため、無線送受信機器グループ10のグループ内の各無線送受信機器に対して、等しいステータス特性を備え、例えば、グループ内のいずれかの無線送受信機器の接続に障害が発生しても、グループ内の他の無線送受信機器とデータソース機器との間の通信接続に影響を与えなく、且つグループ内の各無線送受信機器は等しいステータスを有するため、各無線送受信機器の消費電力もより均一になる。
【0075】
また、無線送受信機器グループ10は、ペアリングされたブルートゥーススピーカであってもよく、その実現原理は、上記の両耳式ブルートゥースイヤホンと同様であり、本実施例では繰り返さない。
【0076】
図3は、本発明の例示的な実施例による無線接続方法のフローチャートである。
図3に示すように、本実施例で提供される無線接続方法は、ステップ301~ステップ305を含む。
【0077】
ステップ301では、少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、無線送受信機器グループを構築し、且つ無線送受信機器グループの機器グループ識別子を配置する。
【0078】
具体的に、複数の無線送受信機器は出荷時にペアリングされて無線送受信機器グループを構築してもよいし、ユーザが後期のペアリング機器を介して複数の無線送受信機器をペアリングして無線送受信機器グループを構築してもよい。理解すべきものとして、無線送受信機器グループの構築形態について、本実施例では具体的に限定されず、ペアリングした後、無線送受信機器グループのために機器グループ識別子を配置し、且つ当該機器グループ識別子が外部データソース機器との双方向接続の確立のために使用できればよい。一可能な実現形態では、上記の機器グループ識別子は、通信アドレスであってもよいし、予め設定されたアドレス指定規則に従って配置された無線送受信機器グループの機器グループ識別子であってもよい。
【0079】
ここで、両耳式ブルートゥースイヤホンを例にとって、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンを無線送受信機器グループとして確立することができ、ここで、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのイヤホンを無線送受信機器グループとして確立するステップは、イヤホン出荷時にペアリングされて完了することができ、ユーザが後期のペアリング機器を介してペアリングされてもよく、機器グループ識別子はブルートゥースコア規範に従って生成されることができ、ブルートゥースコア規範に従ってブルートゥース通信アドレスを生成する形態は、当業者の従来技術的手段であり、本実施例では繰り返さなく、なお、当該機器グループ識別子はまた、実際の需要に応じて他の規範に従って生成されてもよく、本実施例では、機器グループ識別子生成規則を具体的に限定しない。
【0080】
また、無線送受信機器グループが確立された後、無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器はまた、機器グループ識別子を記憶することもできる。
【0081】
ステップ302では、無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は機器グループ識別子を介してデータソース機器と第1の双方向接続を確立する。
【0082】
無線送受信機器グループを形成した後、データソース機器は機器グループ識別子を取得することによって無線送受信機器グループと接続を確立することができる。
図4は本発明の例示的な実施例による無線接続方法の通信シーン概略図であり、
図4に示すように、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は既に機器グループ識別子103を記憶し、具体的な接続プロセスでは、まず無線送受信機器グループ10のうちの1つの無線送受信機器、例えば第1の無線送受信機器101を介して、データソース機器20と第1の双方向接続を確立し、即ち無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101は機器グループ識別子103を介して、データソース機器20と第2の無線リンク105を介して双方向データ伝送を行う。理解すべきものとして、無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101を選択して、先にデータソース機器20と接続を確立することは、グループ内の各無線送受信機器の現在の状態に基づいて決定されることができ、例えば、電力が最も多い無線送受信機器を選択してもよいし、又は信号強度が最も強い無線送受信機器を選択してもよく、本実施例ではデータソース機器と先に接続を確立する無線送受信機器の選択原則を具体的に限定しない。
【0083】
両耳式ブルートゥースイヤホンを例にとって説明し、2つのブルートゥースイヤホンが両耳式ブルートゥースイヤホンを形成した後、知能端末は機器グループ識別子を取得することによって両耳式ブルートゥースイヤホンと接続を確立することができる。両耳式ブルートゥースイヤホンにおけるブルートゥースイヤホンには、機器グループ識別子が記憶されており、具体的な接続では、まず両耳式ブルートゥースイヤホンのうちの1つのブルートゥースイヤホン、例えば第1のブルートゥースイヤホンを介して、知能端末と第1の双方向接続を確立し、即ち、両耳式ブルートゥースイヤホンにおける第1のブルートゥースイヤホンは機器グループ識別子を介して、知能端末と第2の無線リンクを介して双方向データ伝送を確立する。理解すべきものとして、両耳式ブルートゥースイヤホンにおける第1のブルートゥースイヤホンを選択して、先に知能端末と接続を確立することは、グループ内の各ブルートゥースイヤホンの現在の状態に基づいて決定されることができ、例えば、電力が最も多いブルートゥースイヤホンを選択して、又は信号強度が最も強いブルートゥースイヤホンを選択して最初の接続を行ってもよく、本実施例では知能端末と先に接続を確立するブルートゥースイヤホンの選択原則を具体的に限定しない。
【0084】
ステップ303では、第1の無線送受信機器は第1の双方向接続のリンク情報を、無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させ、第2の無線送受信機器にデータソース機器と第2の双方向接続を確立させる。
【0085】
第1の無線送受信機器101は、機器グループ識別子103を介してデータソース機器20と第1の双方向接続を確立した後、さらに第1の双方向接続のリンク情報を第1の無線リンク104を介して無線送受信機器グループ10における第2の無線送受信機器102に同期させ、第2の無線送受信機器102をデータソース機器と第2の双方向接続を確立させ、即ち、無線送受信機器グループ10における第2の無線送受信機器102は機器グループ識別子103を介してデータソース機器20と第3の無線リンク106を介して双方向データ伝送を行う。
【0086】
両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、第1のブルートゥースイヤホンは機器グループ識別子を介して知能端末と第1の双方向接続を確立した後、さらに第1の双方向接続のリンク情報を第1の無線リンクを介して、両耳式ブルートゥースイヤホンにおける第2のブルートゥースイヤホンに同期させ、第2のブルートゥースイヤホンに知能端末と第2の双方向接続を確立させることができ、即ち、両耳式ブルートゥースイヤホンにおける第2のブルートゥースイヤホンは機器グループ識別子を介してデータソース機器と第3の無線リンクを介して双方向データ伝送を行う。
【0087】
ステップ304では、無線送受信機器グループはデータソース機器のデータソースデータを受信する。
【0088】
無線送受信機器グループ10は機器グループ識別子103を介してデータソース機器20と双方向接続を確立した後、データソース機器20は無線送受信機器グループ10に対応する機器グループ識別子103にデータソースデータ201を送信することができ、ここで、理解すべきものとして、当該データソースデータ201は、オーディオデータ、ビデオデータ及びテキストデータなどであってもよく、本実施例ではデータソースデータの具体的な形式に限定されず、例えば、無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である場合、データソースデータは対応するオーディオデータであってもよい。
【0089】
理解すべきものとして、一可能な実現形態では、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102は、それぞれデータソース機器20から機器グループ識別子103に送信されるデータソースデータ201をモニタリングすることによってデータを取得することができる。
【0090】
両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、両耳式ブルートゥースイヤホンは機器グループ識別子を介して知能端末と双方向接続を確立した後、知能端末は両耳式ブルートゥースイヤホンに対応する機器グループ識別子にオーディオデータを送信することができる。一可能な実現形態では、第1のブルートゥースイヤホンと第2のブルートゥースイヤホンは、それぞれ知能端末から機器グループ識別子に送信されるオーディオデータをモニタリングすることによってデータを取得することができる。
【0091】
なお、両耳式ブルートゥースイヤホンの2つのブルートゥースイヤホンがオーディオの同期再生を実行できるために、オーディオデータに時間ラベルを設定して、2つのブルートゥースイヤホンに時間ラベルに従って同時に同じオーディオデータを再生させてもよい。
【0092】
ステップ305では、無線送受信機器グループにおける無線送受信機器はデータソース機器にデータを伝送する。
【0093】
無線送受信機器グループ10はデータソース機器20のデータソースデータ201を受信した後、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器、例えば、第1の無線送受信機器グループ101及び第2の無線送受信機器グループ102はまた、それぞれデータソース機器20にデータ107を伝送してもよい。
【0094】
選択的に、上記の伝送データ107は受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含むことができる。例えば、無線送受信機器がデータソースデータ201の受信に成功した場合、データソース機器20に受信の成功の応答データを返信することができ、ここで、受信の成功の応答データは確認データ(Acknowledgement、ACKと略称)であってもよく、無線送受信機器がデータソースデータ201の受信に成功しない場合、データソース機器20に受信の失敗の応答データを返信することができ、ここで、受信の失敗の応答データは否定応答データ(Negative Acknowledgement、NACKと略称)であってもよい。説明すべきものとして、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器はまた、実際の運動モードの需要に応じて、データソース機器20に他のデータを返信してもよく、データソース機器の具体的な形式は本実施例では具体的に限定されない。
【0095】
両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、両耳式ブルートゥースイヤホン中のブルートゥースイヤホンはオーディオデータの受信に成功した場合、知能端末に受信の成功の応答データを返信することができ、無線送受信機器がオーディオデータの受信に成功しない場合、知能端末に受信の失敗の応答データを返信することができる。説明すべきものとして、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器はまた、実際の運動モードの需要に応じて、データソース機器20に他のデータを返信してもよく、データソース機器の具体的な形式は本実施例では具体的に限定されない。
【0096】
図5は本発明の例示的な実施例による無線接続方法の別の通信シーン概略図であり、
図5に示すように、無線送受信機器グループ10におけるある無線送受信機器は、データパケットロスの状況が発生する可能性があり、受信の時間ノードを失うと、無線送受信機器グループ10内の無線送受信機器のデータパケットロスによる各無線送受信機器におけるデータの非対称性を回避するために、データソース機器20は当該データソースデータ201を再送信しない。無線送受信機器グループ10がデータソースデータ201を受信した後、グループ内のデータ情報の確認を行うこともでき、例えば、無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102のためにデータ情報の確認を行うこともでき、具体的な確認形態は、例えば第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102とのデータパケットの数が同じかどうかを確認することであってもよく、具体的な確認形態については、本実施例では具体的には限定されない。
【0097】
第2の無線送受信機器102がデータソースデータ201の受信に成功しない場合、第2の無線送受信機器102は第1の無線送受信機器101に再送信要求1041を送信して、第1の無線送受信機器101は予め設定された応答規則に従って、第2の無線送受信機器102にデータ再送信1042を行うか否かを決定する。また、第1の無線送受信機器101がデータソースデータ201の受信に成功しない場合、同様に、第1の無線送受信機器101は第2の無線送受信機器102に再送信要求を送信してもよく、第2の無線送受信機器102は予め設定された応答規則に従って、第1の無線送受信機器101にデータソースデータを再送信するか否かを決定する。
【0098】
ここで、両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、第2のブルートゥースイヤホンがオーディオデータの受信に成功しない場合、第2のブルートゥースイヤホンは第1のブルートゥースイヤホンに再送信要求を送信して、第1のブルートゥースイヤホンは予め設定された応答規則に従って第2のブルートゥースイヤホンにデータ再送信を行うか否かを決定する。また、第1のブルートゥースイヤホンがオーディオデータの受信に成功しない場合、同様に、第1のブルートゥースイヤホンは第2のブルートゥースイヤホンに再送信要求を送信して、第2のブルートゥースイヤホンは予め設定された応答規則に従って、第1のブルートゥースイヤホンにオーディオデータを再送信するか否かを決定する。
【0099】
図6は本発明の例示的な実施例による無線接続方法の他の通信シーン概略図であり、
図6に示すように、無線送受信機器グループ10におけるある無線送受信機器に異常が発生すると、例えば、第1の無線送受信機器101は故障する又は電源がオフになると、この時、第1の無線送受信機器101とデータソース機器20との間で伝送は異常であり、且つ第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102との間の伝送も同様に異常であるが、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は統一された機器グループ識別子103を介して、データソース機器20と双方向に接続されているため、無線送受信機器グループ10のグループ内の各無線送受信機器に対して、等しいステータス特性を備え、グループ内のいずれかの無線送受信機器の接続に障害が発生しても、グループ内の他の無線送受信機器とデータソース機器20との間の通信接続に影響を与えない。
【0100】
図7は無線送受信機器グループとデータソース機器との間のデータ伝送タイミングの概略図である。
図7に示すように、タイムスロットNとタイムスロットN+1は隣接する2つのタイムスロットであり、各隣接するタイムスロット間に1つのデータ送受信イベントが存在する。
図4を引き続き参照し、第2の無線リンク105は、第1の無線送受信機器101とデータソース機器20との間に双方向データ伝送を実現するために用いられ、同様に、第3の無線リンク106は、第2の無線送受信機器102とデータソース機器20との間に双方向データ伝送を実現するために用いられる。
【0101】
イベント401について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソースデータ201の受信を失うと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0102】
イベント402について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信を失うが、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信に成功したと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0103】
イベント403について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信を失うが、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信に成功しないと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20にデータをフィードバックしないが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20に受信の失敗の応答データを返信する。
【0104】
イベント404について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信に成功しない場合、タイムスロットN+1で、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信を失うと、タイムスロットN+1では、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20に受信の失敗の応答データを返信するが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0105】
イベント405について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソースデータ201の受信に成功しないと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソース機器20に受信の失敗の応答データを返信する。
【0106】
イベント406について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信に成功しないが、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信に成功したと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20に受信の失敗の応答データを返信するが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0107】
イベント407について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102はどちらも、データソースデータ201の受信に成功したと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20に受信の成功の応答データを返信するが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0108】
イベント408について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信に成功したが、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信を失うと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20に受信の成功の応答データを返信するが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20にデータをフィードバックしない。
【0109】
イベント409について、タイムスロットNで、第1の無線送受信機器101はデータソースデータ201の受信に成功したが、第2の無線送受信機器102はデータソースデータ201の受信に成功しないと、タイムスロットN+1で、第1の無線送受信機器101はデータソース機器20に受信の成功の応答データを返信するが、第2の無線送受信機器102はデータソース機器20に受信の失敗の応答データを返信する。
【0110】
また、受信の失敗の応答データの伝送成功率を向上させるために、無線送受信機器グループにおけるデータソースデータの受信が成功しない無線送受信機器に対して伝送電力を増大することもできる。
【0111】
なお、無線送受信機器グループ10とデータソース機器20との協同制御を実現するために、無線送受信機器グループ10は機器グループ識別子103を介してデータソース機器20と双方向接続を確立した後、無線送受信機器グループ10及びデータソース機器20との間で制御データの同期を行うことができる。
【0112】
両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、上記の制御データは曲の再生時の再生又は一時停止命令であってもよく、ユーザは知能端末又は両耳式ブルートゥースイヤホンで再生又は一時停止命令をトリガすると、両耳式ブルートゥースイヤホン及び知能端末の間で制御データの同期を行うことができ、両耳式ブルートゥースイヤホンと知能端末との協同制御を実現する。
【0113】
本実施例では、無線送受信機器グループを確立し、当該無線送受信機器グループに機器グループ識別子を配置することにより、外部のデータソース機器と無線送受信機器グループが当該機器グループ識別子を介して双方向接続を確立するようにし、データソース機器と無線送受信機器グループとの間の双方向接続により、データソースデータを無線送受信機器グループにおける無線送受信機器に同期させることができ、それにより、無線送受信機器グループのグループ内無線送受信機器のデータ同期が可能となり、且つ、無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は統一された機器グループ識別子を介して、データソース機器と双方向に接続されているため、無線送受信機器グループのグループ内の各無線送受信機器に対して、等しいステータス特性を備え、グループ内のいずれかの無線送受信機器の接続に障害が発生しても、グループ内の他の無線送受信機器とデータソース機器との間の通信接続に影響を与えなく、また、グループ内の各無線送受信機器の消費電力をより均衡化させることもできる。
【0114】
図8は本発明の例示的な実施例による無線接続方法における無線送受信機器グループ機器の機器拡張概略図である。
図8に示すように、上記の実施例に基づいて、無線送受信機器グループが機器の数においてより優れた拡張性を有するように、例えば、無線送受信機器グループを2つの無線送受信機器から容易により多くの数に拡張することができ、さらに無線送受信機器の構築された無線送受信機器グループが追加される機序を設定することができる。具体的に、第1の無線送受信機器101と第2の無線送受信機器102は既に無線送受信機器グループ10を構成した場合、追加の無線送受信機器108は無線送受信機器グループ10中のいずれかの無線送受信機器と通信接続を確立したと、機器グループ識別子103を追加の無線送受信機器108に同期させ、追加の無線送受信機器108を無線送受信機器グループ10に追加する。具体的に、追加の無線送受信機器108と無線送受信機器グループ10中のいずれかの無線送受信機器は、予め設定された条件、例えば予め設定された標準無線プロトコル又は予め設定されたプライベートプロトコル認証に従って認証された後、無線送受信機器グループ10を追加して、機器グループ識別子103を取得することができる。
【0115】
選択的に、無線送受信機器グループ10におけるペアリングされた無線送受信機器については、機器グループ識別子103をブロードキャスト形態又は無線接続リンクの形態で追加の無線送受信機器108に同期させてもよく、上記の無線接続リンクについては、ブルートゥース又はWIFIなどの形態であってもよく、本実施例では具体的には限定されない。
【0116】
本実施例で提供される無線接続方法の拡張性を説明するために、具体的な応用シーン、例えば数人のオーディオ会議シーンによって詳細に説明することができる。一定の範囲のオフィスエリアで、各従業員に1対のブルートゥースイヤホンを配置し、全てのブルートゥースイヤホンを無線送受信機器グループの構築を行い、会議オーディオ機器グループを形成することができ、そして1つの知能端末、例えばスマートフォンを介して、1つの知能端末による数人の会議機能を実現することができる。且つ、新しいブルートゥースイヤホンが会議オーディオ機器グループに参加する必要がある場合、予め設定された条件で認証して会議オーディオ機器グループに参加するだけでよい。よって、会議オーディオ機器グループは便利な機器拡張性能を備える。
【0117】
図1を引き続き参照し、本実施例はまた、少なくとも2つの無線送受信機器を含む無線送受信機器グループ10を提供し、
前記無線送受信機器グループ10は機器グループ識別子103を介してデータソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループ10には前記機器グループ識別子103が配置されており、前記機器グループ識別子103は前記無線送受信機器グループ10を識別するために用いられる。
【0118】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、ここで、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する。
【0119】
一可能な設計では、少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループ10を構築して、前記無線送受信機器グループ10の前記機器グループ識別子103を配置する。
【0120】
一可能な設計では、予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループ10に前記機器グループ識別子103を配置する。
【0121】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子103を記憶する。
【0122】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10はさらに、追加の無線送受信機器を含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ10中のいずれかの無線送受信機器とペアリングして、ここで、ペアリングされた無線送受信機器は前記機器グループ識別子103を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループ10に追加する。
【0123】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される。
【0124】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる。
【0125】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101は、前記機器グループ識別子103を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する。
【0126】
一可能な設計では、前記第1の無線送受信機器101は前記第1の双方向接続のリンク情報を、前記無線送受信機器グループ10における第2の無線送受信機器102に同期させて、前記第2の無線送受信機器102に前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる。
【0127】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する。
【0128】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送する。
【0129】
一可能な設計では、前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む。
【0130】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101と前記第2の無線送受信機器102は、データ情報確認を行い、
前記第2の無線送受信機器102はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器102は前記第1の無線送受信機器101に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器101は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器102に前記データソースデータを再送信するか否かを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器102はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器101は前記第2の無線送受信機器102に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器102は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器101に前記データソースデータを再送信するか否かを決定する。
【0131】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる。
【0132】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10と前記データソース機器との間で制御データを同期する。
【0133】
一可能な設計では、前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である。
【0134】
一可能な設計では、前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である。
【0135】
一可能な設計では、前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである。
【0136】
上述実施例で提供される無線送受信機器グループは、上記の方法実施例で提供される方法を実行するために用いられてもよく、具体的な実現形態と技術的効果は類似であり、ここでは繰り返さない。
【0137】
なお、
図9は本発明の例示的な実施例による無線接続システムの概略構造図である。
図9に示すように、本実施例で提供される無線送受信システムは、データソース機器20及び無線送受信機器グループ10を含み、
前記無線送受信機器グループ10は少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループ10は機器グループ識別子103を介して前記データソース機器20と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループ10には前記機器グループ識別子103が配置され、前記機器グループ識別子103は前記無線送受信機器グループ10を識別するために用いられる。
【0138】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、ここで、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する。
【0139】
一可能な設計では、少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループ10を構築して、前記無線送受信機器グループ10の前記機器グループ識別子103を配置する。
【0140】
一可能な設計では、予め設定されたアドレス指定規則に従って前記無線送受信機器グループ10に前記機器グループ識別子103を配置する。
【0141】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子103を記憶する。
【0142】
一可能な設計では、前記無線送受信システムはさらに、追加の無線送受信機器を含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ10中のいずれかの無線送受信機器とペアリングして、ここで、ペアリングされた無線送受信機器は前記機器グループ識別子103を前記追加の無線送受信機器に同期させ、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループ10に追加する。
【0143】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される。
【0144】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる。
【0145】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101は、前記機器グループ識別子103を介して前記データソース機器20と第1の双方向接続を確立する。
【0146】
一可能な設計では、前記第1の無線送受信機器101は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループ10における第2の無線送受信機器102に同期させて、前記第2の無線送受信機器102を前記データソース機器20と第2の双方向接続を確立させる。
【0147】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は、前記データソース機器20のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は、前記データソース機器20にデータを伝送する。
【0148】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器20にデータを伝送する。
【0149】
一可能な設計では、前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む。
【0150】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10における第1の無線送受信機器101は、前記第2の無線送受信機器102とデータ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器102はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器102は前記第1の無線送受信機器101に再送信要求を送信して、前記第1の無線送受信機器101は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器102に前記データソースデータを再送信するか否かを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器102はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器101は前記第2の無線送受信機器102に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器102は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器101に前記データソースデータを再送信するか否かを決定する。
【0151】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる。
【0152】
一可能な設計では、前記無線送受信機器グループ10及び前記データソース機器20との間で制御データを同期する。
【0153】
一可能な設計では、前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である。
【0154】
一可能な設計では、前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である。
【0155】
一可能な設計では、前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである。
【0156】
本発明実施例はまた、上記の実施例で提供される無線送受信機器グループで実行されると、無線送受信機器グループに上記の任意の方法実施例を実行させる命令を含むコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0157】
ここで、コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体を含み、ここで通信媒体は、コンピュータプログラムを一方から他方に伝送しやすい任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は専用のコンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、プロセッサは当該記憶媒体から情報を読み取り、当該記憶媒体に情報を書き込むことができる。もちろん、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体はアプリケーション専用集積回路(ASIC)にあってもよい。また、当該アプリケーション専用集積回路はユーザ機器にあってもよい。もちろん、プロセッサと記憶媒体は、通信機器に別個のコンポーネントとして存在してもよい。
【0158】
最後に説明すべきものとして、以上の各実施例は、本発明の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、これに限定されるものではない。上記の各実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は、依然として上記の各実施例に記載の技術的解決策を修正したり、その一部又は全ての技術的特徴を同等に切り替えたりすることができることを理解すべきである。これらの修正又は切り替えは、対応する技術的解決策の本質を本願の各実施例の技術的解決策の範囲から逸脱させない。
【手続補正書】
【提出日】2021-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線接続方法であって、
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することを含み、前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線接続方法。
【請求項2】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項3】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立する前に、
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項4】
前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することは、
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置することを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の無線接続方法。
【請求項5】
前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置した後、
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶することをさらに含む、
ことを特徴とする
請求項3又は請求項4に記載の無線接続方法。
【請求項6】
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングすることと、
ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項7】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項8】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線接続方法。
【請求項9】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立することは、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線接続方法。
【請求項10】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立した後、
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の無線接続方法。
【請求項11】
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
前記無線送受信機器グループは前記データソース機器のデータソースデータを受信することと、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項12】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送することは、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送することを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線接続方法。
【請求項13】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の無線接続方法。
【請求項14】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送した後、
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行うことと、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線接続方法。
【請求項15】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる
ことをさらに含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の無線接続方法。
【請求項16】
無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立した後、
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項17】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項1~4、9のいずれか1項に記載の無線接続方法。
【請求項18】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項17に記載の無線接続方法。
【請求項19】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項18に記載の無線接続方法。
【請求項20】
無線送受信機器グループであって、少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介してデータソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線送受信機器グループ。
【請求項21】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項22】
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項23】
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項22に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項24】
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項25】
追加の無線送受信機器をさらに含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項26】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項27】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項26に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項28】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する、
ことを特徴とする請求項20に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項29】
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる、
ことを特徴とする請求項28に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項30】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項31】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項30に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項32】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項31に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項33】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する、
ことを特徴とする請求項29に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項34】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる
ことを特徴とする請求項33に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項35】
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する、
ことを特徴とする請求項20~23のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項36】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項20~23、28のいずれか1項に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項37】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項36に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項38】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項37に記載の無線送受信機器グループ。
【請求項39】
無線送受信システムであって、データソース機器及び無線送受信機器グループを含み、
前記無線送受信機器グループは少なくとも2つの無線送受信機器を含み、
前記無線送受信機器グループは機器グループ識別子を介して前記データソース機器と双方向接続を確立し、前記無線送受信機器グループには前記機器グループ識別子が配置され、前記機器グループ識別子は前記無線送受信機器グループを識別するために用いられる、
ことを特徴とする無線送受信システム。
【請求項40】
前記無線送受信機器グループ内の任意の2つの無線送受信機器間は、予め設定された物理的識別子によって接続され、予め設定されたエアポートプロトコルに従って、前記機器グループ識別子及び前記物理的識別子をタイムシェアして使用する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項41】
少なくとも2つの無線送受信機器をペアリングして、前記無線送受信機器グループを構築し、且つ前記無線送受信機器グループの前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項42】
予め設定されたアドレス指定規則に従って、前記無線送受信機器グループに前記機器グループ識別子を配置する、
ことを特徴とする請求項41に記載の無線送受信システム。
【請求項43】
前記無線送受信機器グループにおける各無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を記憶する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項44】
追加の無線送受信機器をさらに含み、
前記追加の無線送受信機器は前記無線送受信機器グループ内のいずれかの無線送受信機器とペアリングし、ペアリングされた無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を前記追加の無線送受信機器に同期させて、前記追加の無線送受信機器を前記無線送受信機器グループに追加する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項45】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間は、無線リンクを介して接続される、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項46】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器間では、前記無線リンクを介して双方向又は単方向のデータ伝送が行われる、
ことを特徴とする請求項45に記載の無線送受信システム。
【請求項47】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器は、前記機器グループ識別子を介して前記データソース機器と第1の双方向接続を確立する、
ことを特徴とする請求項39に記載の無線送受信システム。
【請求項48】
前記第1の無線送受信機器は、前記第1の双方向接続のリンク情報を前記無線送受信機器グループにおける第2の無線送受信機器に同期させて、前記第2の無線送受信機器を前記データソース機器と第2の双方向接続を確立させる、
ことを特徴とする請求項47に記載の無線送受信システム。
【請求項49】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器のデータソースデータを受信し、
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項50】
前記無線送受信機器グループにおける無線送受信機器は、予め設定されたフィードバック形態に従って前記データソース機器にデータを伝送する、
ことを特徴とする請求項49に記載の無線送受信システム。
【請求項51】
前記伝送データは受信の成功の応答データ又は受信の失敗の応答データを含む、
ことを特徴とする請求項50に記載の無線送受信システム。
【請求項52】
前記無線送受信機器グループにおける第1の無線送受信機器と前記第2の無線送受信機器は、データ情報の確認を行い、
前記第2の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第2の無線送受信機器は前記第1の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第1の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第2の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定し、
又は、
前記第1の無線送受信機器はデータソースデータの受信に成功しない場合、前記第1の無線送受信機器は前記第2の無線送受信機器に再送信要求を送信し、前記第2の無線送受信機器は予め設定された応答規則に従って、前記第1の無線送受信機器に前記データソースデータを再送信するかどうかを決定する、
ことを特徴とする請求項48に記載の無線送受信システム。
【請求項53】
前記無線送受信機器グループにおける前記データソースデータの受信に成功しない無線送受信機器は、送信電力を増大させる、
ことを特徴とする請求項52に記載の無線送受信システム。
【請求項54】
前記無線送受信機器グループと前記データソース機器との間で制御データを同期する、
ことを特徴とする請求項39~42のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項55】
前記双方向接続はブルートゥースプロトコルに基づく双方向接続である、
ことを特徴とする請求項39~42、48のいずれか1項に記載の無線送受信システム。
【請求項56】
前記無線送受信機器はブルートゥースオーディオ機器である、
ことを特徴とする請求項55に記載の無線送受信システム。
【請求項57】
前記ブルートゥースオーディオ機器はブルートゥースイヤホン又はブルートゥーススピーカである、
ことを特徴とする請求項56に記載の無線送受信システム。
【請求項58】
コンピュータプログラムを記憶しておるコンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~19のいずれか1項に記載の無線接続方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
第4の態様によれば、本発明はまた、第2の態様に記載の無線送受信機器グループで実行されると、前記無線送受信機器グループに第1の態様に記載の無線接続方法を実行させる命令を含むコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
両耳式ブルートゥースイヤホンを引き続き例にとって説明し、両耳式ブルートゥースイヤホン中のブルートゥースイヤホンはオーディオデータの受信に成功した場合、知能端末に受信の成功の応答データを返信することができ、当該ブルートゥースイヤホンがオーディオデータの受信に成功しない場合、知能端末に受信の失敗の応答データを返信することができる。説明すべきものとして、無線送受信機器グループ10における無線送受信機器はまた、実際の運動モードの需要に応じて、データソース機器20に他のデータを返信してもよく、データソース機器の具体的な形式は本実施例では具体的に限定されない。
【国際調査報告】