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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-12
(54)【発明の名称】スピロピジオンの使用
(51)【国際特許分類】
   A01N 43/90 20060101AFI20220405BHJP
   A01N 47/06 20060101ALI20220405BHJP
【FI】
A01N43/90 103
A01N47/06 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021548623
(86)(22)【出願日】2020-02-19
(85)【翻訳文提出日】2021-08-18
(86)【国際出願番号】 EP2020054328
(87)【国際公開番号】W WO2020169651
(87)【国際公開日】2020-08-27
(31)【優先権主張番号】19158282.4
(32)【優先日】2019-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100183379
【弁理士】
【氏名又は名称】藤代 昌彦
(72)【発明者】
【氏名】セン ローベルト
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン スティーヴン
(72)【発明者】
【氏名】ダニエルズ ミリアム
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AC01
4H011AC04
4H011BB09
4H011BB12
4H011DA13
4H011DD04
(57)【要約】
有効成分を、有用な植物の作物の栽培基質に施用することによって有害生物を防除するための、式(I):
【化1】
(式中、Gが、H又は-C(O)OC25である)の有効成分化合物の使用。有害生物を防除する方法であって、有用な植物の作物の栽培基質に、式(I)の有効成分化合物を施用することを含む方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効成分化合物を、有用な植物の作物の栽培基質に施用することによって有害生物を防除するための、式(I):
【化1】
(式中、Gが、H又は-C(O)OC25である)の有効成分化合物の使用。
【請求項2】
前記栽培基質が、土壌である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
前記施用が、前記土壌への前記有効成分化合物の点滴、灌注又は注入による、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記施用が、前記土壌への前記有効成分化合物の灌注による、請求項2又は請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記有効成分化合物が、1つ又は複数の農芸化学的に許容できる希釈剤又は担体をさらに含む組成物として施用される、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項6】
前記組成物が、100L当たり20~60グラムの有効成分化合物、好ましくは、100L当たり30~45グラムの有効成分化合物を含む、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
Gが、-C(O)OC25である、請求項1~6のいずれか一項に記載の使用。
【請求項8】
前記有害生物が、同翅目(Homoptera)、総翅目(Thysanoptera)、ダニ目(Acarina)又は鱗翅目(Lepidoptera)から選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の使用。
【請求項9】
前記有害生物が、コナジラミ、アブラムシ、キジラミ、マルカイガラムシ類及びカタカイガラムシ類、アザミウマ、ダニ又はハモグリムシから選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の使用。
【請求項10】
前記植物が、ナス科(Solanaceae)から選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項11】
前記植物が、ウリ科(Cucurbitaceae)から選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項12】
前記植物が、キジカクシ科(Asparagacea)又はネギ科(Alliaceae)から選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項13】
前記植物が、コーヒー、バナナ、柑橘類、又はブドウから選択される多年生植物である、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項14】
前記植物が、ダイズ又は綿である、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
【請求項15】
有害生物を防除する方法であって、有用な植物の作物の栽培基質に、式(I):
【化2】
(式中、Gが、H又は-C(O)OC25である)の有効成分化合物を施用することを含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、農業又は園芸における、有用な植物の作物の栽培基質への施用の方法による、殺有害生物有効成分としてのスピロピジオン又はその関連するジオンの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
特定の状況において、植物の栽培基質(土壌など)への施用による、植物への殺有害生物有効成分の施用は、従来の散布技術などによる葉面散布より好ましいことがある。葉面散布を上回る、標的を定めた基質(土壌)施用の利点は、特に、農地又は温室における有効成分の意図されない散布につながる散布ドリフト、それによる、有益な有効成分の非効率的な施用及び損失の発生、並びに潜在的な環境汚染を制限するか又は実際になくすことであり得る。
【0003】
土壌などの栽培基質へのこのような施用は、特に、点滴、灌注又は注入によるものであり得、その全ての方法は、当業者に周知である。さらに、施用は、水耕栽培培地であり得る。
【0004】
スピロテトラマト(国際公開第2004/007448号から知られている)及びスピロピジオン(国際公開第2010/066780号から知られている)などのテトラミン酸誘導体が、アブラムシ、コナジラミ及びダニなどの吸汁性昆虫を含む有害生物の防除に有効であることが知られている。国際公開第2007/126691号には、土壌/栽培基質を、灌注又は点滴散布又は浸漬又は土壌注入によって処理することによって、昆虫及び/又はハダニ及び/又は線虫などの動物有害生物を防除するためのスピロテトラマトの使用が開示されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、有効成分を、有用な植物の作物の栽培基質に施用することによって有害生物を防除するための、式(I):
【化1】
(式中、Gが、H又は-C(O)OC25である)の有効成分化合物の使用が提供される。
【0006】
意外にも、式(I)の化合物が、植物の栽培基質(土壌など)に施用されるとき、有害生物(吸汁性昆虫及びダニ目のダニを含む)から植物を保護するための、実用的な目的のために有利なレベルの生物学的活性を有することが分かった。この活性は、植物の根による基質からの吸収並びに植物の根、茎及び茎葉への化合物の維管束移行、それによる、植物全体を通した有効成分化合物の全身的な分布の促進によって、可能になる。本発明による有害生物の防除は、予防的防除又は治療的防除としてのものであり得る。生物学的活性とは、本発明の組成物が、昆虫を殺滅若しくは防除し、昆虫の成長若しくは繁殖を遅らせ、昆虫個体群を減少させ、及び/又は昆虫によって引き起こされる植物への被害を減少させることが可能であることを意味する。
【0007】
さらに、本発明によれば、有害生物を防除する方法であって、有用な植物の作物の栽培基質に、本発明にしたがって定義される式(I)の有効成分化合物を施用することを含む方法が提供される。
【0008】
スピロピジオン(G=-C(O)OC25、CAS番号1229023-00-0)及びそのジオン(G=H)の合成的調製のための方法が、国際公開第2010/066780号、国際公開第2018/114648号及び国際公開第2018/114649号、並びにその中に引用される参考文献に記載されている。スピロピジオンの施用(吸収)後に植物内で形成される活性ジオンは、以下のように異なる互変異性体として存在し得る。
【化2】
【0009】
本発明によれば、栽培基質は、土壌であり得、施用は、農地において、又は温室中において容器中で栽培される作物植物において行われ得る。施用は、土壌への、有効成分を含む液体組成物の点滴、灌注又は注入によって行われ得る。好ましくは、施用は、土壌灌注によって、特に、殺有害生物有効成分を、植物の基部の周りの領域に直接施用することによって行われる。ある実施形態において、有効成分の灌注施用は、植物の茎又は幹の下部への、液体組成物の施用によって行われ得、この組成物は、植物による吸収のために土壌に浸透する。或いは、栽培基質は、水耕栽培システムにおいて使用されるものなどの、土壌以外の基質であってもよい。
【0010】
典型的に、式(I)の有効成分化合物は、1つ又は複数の農芸化学的に許容できる希釈剤又は担体をさらに含む液体組成物として施用される。好ましくは、液体組成物は、水中の濃縮された有効成分組成物(懸濁液濃縮物製剤など)の希釈物である。液体組成物は、(組み込まれた又はタンクミックスされた)補助剤、好ましくは、鉱油、植物油又はエステル交換された植物油から選択される補助剤を含み得る。
【0011】
本発明に係る使用又は方法のための組成物中の有効成分化合物の濃度は、100L当たり10~80グラムのスピロピジオン、好ましくは、100L当たり20~60グラムのスピロピジオン、より好ましくは、100L当たり30~45グラムのスピロピジオンであり得る。植物当たりの施用の典型的な処理量は、処理当たり1~20mgのスピロピジオン、好ましくは、2~10mgのスピロピジオンであり得る。施用量は、広い範囲内で変化し、土壌の性質、施用方法、作物植物、防除される有害生物、現在の気候条件、並びに施用方法、施用時期及び標的作物によって左右される他の要因に応じて決まる。単回用量は、50~500gのai(スピロピジオン)/ha、100~400gのai/ha、又は150~350gのai/haの範囲内であり得、これは、単回又は適切な間隔で二回の施用として施用され得る。
【0012】
本発明(特に、野菜植物における有害生物を防除するための)の特定の実施形態において、使用又は方法のための組成物(例えば、水中の希釈物)中の式(I)の有効成分化合物の濃度は、20~120mL当たり5~15mgのスピロピジオンであり得る。本発明(特に、コーヒーなどの多年生植物における有害生物を防除するための)の他の実施形態において、使用又は方法のための組成物(例えば、水中の希釈物)中の式(I)の有効成分化合物の濃度は、50~150mL当たり350~450mgのスピロピジオンであり得る。このような濃度及び体積の有効成分希釈物は、単回の土壌施用処理用量を形成し得る。
【発明を実施するための形態】
【0013】
好ましくは、本発明の使用及び方法は、以下のものから選択される有用な植物の作物に施用され得る:
-ナス科(Solanacea)(トマト、ジャガイモ、ナス(aubergine)(ナス(eggplant))、唐辛子、ピーマン、タバコを含む);
-ウリ科(Cucurbitaceae)(カボチャ(squash)、パンプキン(pumpkin)、スイカ、メロン、キュウリを含む);
-ネギ科(Alliaceae)(タマネギ、ニンニク、ニラを含む);
-キジカクシ科(Asparagacea)(アスパラガスを含む);
-コーヒー、バナナ、柑橘類、又はブドウから選択される多年生植物;
-ダイズ;
-綿。
【0014】
好ましくは、本発明の使用及び方法は、ダイズ、綿、唐辛子、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ピーマン、トマト、タマネギ、ジャガイモ、コーヒー、ブドウ、柑橘類、バナナから選択される有用な植物の作物に適用され得る。
【0015】
本発明の一実施形態において、植物は、ナス科(Solanacea)の植物であり、有害生物は、コナジラミ、アブラムシ又はアザミウマである。
【0016】
本発明の別の実施形態において、植物は、ウリ科(Cucurbitaceae)の植物であり、有害生物は、コナジラミ、アブラムシ又はアザミウマである。
【0017】
本発明の別の実施形態において、植物は、コーヒー、バナナ、柑橘類、又はブドウから選択される多年生植物であり、有害生物は、ハモグリムシ、コナカイガラムシ、アザミウマ、アブラムシ又はコナジラミである。
【0018】
本発明の別の実施形態において、植物は、コーヒーであり、有害生物は、鱗翅目(Lepidoptera)の有害生物であり、特に、有害生物は、コーヒーハモグリガ(ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella))である。
【0019】
本発明の別の実施形態において、植物は、ネギ科(Alliaceae)の植物であり、有害生物は、アブラムシ又はアザミウマである。
【0020】
本発明の別の実施形態において、植物は、キジカクシ科(Asparagaceae)の植物であり、有害生物は、アブラムシ又はコナジラミである。
【0021】
本発明の別の実施形態において、植物は、ダイズであり、有害生物は、アブラムシ又はコナジラミである。
【0022】
本発明の別の実施形態において、植物は、綿であり、有害生物は、アブラムシ又はコナジラミである。
【0023】
好ましくは、式(I)の化合物(すなわち、スピロピジオン)は、単独の殺有害生物有効成分として組成物中で施用される。しかしながら、それはまた、1つ又は複数のさらなる殺有害生物(殺虫、殺ダニ又は殺線虫)有効成分と組み合わせて施用されてもよい。これは、以下のようにスピロピジオン(「(I)」によって表される)及び別の有効成分を含む殺有害生物有効成分組成物を含み得る:
【0024】
補助剤を含む組成物としては、(I)+石油からなる物質の群から選択される化合物が挙げられる。
【0025】
殺ダニ剤を含む組成物としては、(I)+1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール、(I)+2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート、(I)+2-フルオロ-N-メチル-N-1-ナフチルアセドアミド、(I)+4-クロロフェニルフェニルスルホン、(I)+アバメクチン、(I)+アセキノシル、(I)+アセトプロール、(I)+アクリナトリン、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+α-シペルメトリン、(I)+アミジチオン、(I)+アミドフルメト、(I)+アミドチオエート、(I)+アミトン、(I)+アミトンシュウ酸水素塩、(I)+アミトラズ、(I)+アラマイト、(I)+三酸化二ヒ素、(I)+AVI 382、(I)+AZ 60541、(I)+アジンホス-エチル、(I)+アジンホス-メチル、(I)+アゾベンゼン、(I)+アゾシクロチン、(I)+アゾトエート、(I)+ベノミル、(I)+ベノキサホス、(I)+ベンゾキシメート、(I)+安息香酸ベンジル、(I)+ビフェナゼート、(I)+ビフェントリン、(I)+ビナパクリル、(I)+ブロフェンバレレート、(I)+ブロモシクレン、(I)+ブロモホス、(I)+ブロモホス-エチル、(I)+ブロモプロピレート、(I)+ブプロフェジン、(I)+ブトカルボキシム、(I)+ブトキシカルボキシム、(I)+ブチルピリダベン、(I)+多硫化カルシウム、(I)+カンフェクロル、(I)+カーバノレート、(I)+カルバリル、(I)+カルボフラン、(I)+カルボフェノチオン、(I)+CGA 50’439、(I)+キノメチオナト、(I)+クロルベンシド、(I)+クロルジメホルム、(I)+クロルジメホルム塩酸塩、(I)+クロルフェナピル、(I)+クロルフェネトール、(I)+クロルフェンソン、(I)+クロルフェンスルフィド、(I)+クロルフェンビンホス、(I)+クロロベンジレート、(I)+クロロメブホルム、(I)+クロロメチウロン、(I)+クロロプロピレート、(I)+クロルピリホス、(I)+クロルピリホス-メチル、(I)+クロルチオホス、(I)+シネリンI、(I)+シネリンII、(I)+シネリン、(I)+クロフェンテジン、(I)+クロサンテル、(I)+クマホス、(I)+クロタミトン、(I)+クロトキシホス、(I)+クフラネブ、(I)+シアントエート、(I)+シフルメトフェン、(I)+シハロトリン、(I)+シヘキサチン、(I)+シペルメトリン、(I)+DCPM、(I)+DDT、(I)+デメフィオン、(I)+デメフィオン-O、(I)+デメフィオン-S、(I)+デメトン、(I)+デメトン-メチル、(I)+デメトン-O、(I)+デメトン-O-メチル、(I)+デメトン-S、(I)+デメトン-S-メチル、(I)+デメトン-S-メチルスルホン、(I)+ジアフェンチウロン、(I)+ジアリホス、(I)+ジアジノン、(I)+ジクロフルアニド、(I)+ジクロルボス、(I)+ジクリホス、(I)+ジコホル、(I)+ジクロトホス、(I)+ジエノクロル、(I)+ジメホックス、(I)+ジメトエート、(I)+ジナクチン、(I)+ジネクス、(I)+ジネクス-ジクレキシン、(I)+ジノブトン、(I)+ジノカップ、(I)+ジノカップ-4、(I)+ジノカップ-6、(I)+ジノクトン、(I)+ジノペントン、(I)+ジノスルホン、(I)+ジノテルボン、(I)+ジオキサチオン、(I)+ジフェニルスルホン、(I)+ジスルフィラム、(I)+ジスルホトン、(I)+DNOC、(I)+ドフェナピン、(I)+ドラメクチン、(I)+エンドスルファン、(I)+エンドチオン、(I)+EPN、(I)+エプリノメクチン、(I)+エチオン、(I)+エトエート-メチル、(I)+エトキサゾール、(I)+エトリムホス、(I)+フェナザフロル、(I)+フェナザキン、(I)+酸化フェンブタスズ、(I)+フェノチオカルブ、(I)+フェンプロパトリン、(I)+フェンピラド、(I)+フェンピロキシメート、(I)+フェンソン、(I)+フェントリファニル、(I)+フェンバレレート、(I)+フィプロニル、(I)+フルアクリピリム、(I)+フルアズロン、(I)+フルベンジミン、(I)+フルシクロクスロン、(I)+フルシトリネート、(I)+フルエネチル、(I)+フルフェノクスロン、(I)+フルメトリン、(I)+フルオルベンシド、(I)+フルペンチオフェノックス、(I)+フルバリネート、(I)+FMC 1137、(I)+ホルメタネート、(I)+塩酸ホルメタネート、(I)+ホルモチオン、(I)+ホルムパラネート、(I)+γ-HCH、(I)+グリオジン、(I)+ハルフェンプロックス、(I)+ヘプテノホス、(I)+ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート、(I)+ヘキシチアゾクス、(I)+ヨードメタン、(I)+イソカルボホス、(I)+イソプロピルO-(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート、(I)+イベルメクチン、(I)+ジャスモリンI、(I)+ジャスモリンII、(I)+ヨードフェンホス、(I)+リンダン、(I)+ルフェヌロン、(I)+マラチオン、(I)+マロノベン、(I)+メカルバム、(I)+メホスホラン、(I)+メスルフェン、(I)+メタクリホス、(I)+メタミドホス、(I)+メチダチオン、(I)+メチオカルブ、(I)+メトミル、(I)+臭化メチル、(I)+メトルカルブ、(I)+メビンホス、(I)+メキサカルベート、(I)+ミルベメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+ミパホックス、(I)+モノクロトホス、(I)+モルホチオン、(I)+モキシデクチン、(I)+ナレド、(I)+NC-184、(I)+NC-512、(I)+ニフルリジド、(I)+ニコマイシン、(I)+ニトリラカルブ、(I)+ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、(I)+NNI-0101、(I)+NNI-0250、(I)+オメトエート、(I)+オキサミル、(I)+オキシデプロホス、(I)+オキシジスルホトン、(I)+pp’-DDT、(I)+パラチオン、(I)+ペルメトリン、(I)+石油、(I)+フェンカプトン、(I)+フェントエート、(I)+ホレート、(I)+ホサロン、(I)+ホスホラン、(I)+ホスメット、(I)+ホスファミドン、(I)+ホキシム、(I)+ピリミホス-メチル、(I)+ポリクロロテルペン、(I)+ポリナクチン、(I)+プロクロノール、(I)+プロフェノホス、(I)+プロマシル、(I)+プロパルギット、(I)+プロペタンホス、(I)+プロポクサー、(I)+プロチダチオン、(I)+プロトエート、(I)+ピレトリンI、(I)+ピレトリンII、(I)+ピレトリン、(I)+ピリダベン、(I)+ピリダフェンチオン、(I)+ピリミジフェン、(I)+ピリミテート、(I)+キナルホス、(I)+キンチオキス、(I)+R-1492、(I)+RA-17、(I)+ロテノン、(I)+シュラーダン、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+SI-0009、(I)+ソファミド、(I)+スピロジクロフェン、(I)+スピロメシフェン、(I)+SSI-121、(I)+スルフィラム、(I)+スルフルアミド、(I)+スルホテップ、(I)+硫黄、(I)+SZI-121、(I)+τ-フルバリネート、(I)+テブフェンピラド、(I)+TEPP、(I)+テルバム、(I)+テトラクロルビンホス、(I)+テトラジホン、(I)+テトラナクチン、(I)+テトラスル、(I)+チアフェノックス、(I)+チオカルボキシム、(I)+チオファノックス、(I)+チオメトン、(I)+チオキノックス、(I)+ツリンギエンシン、(I)+トリアミホス、(I)+トリアラテン、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+トリクロルホン、(I)+トリフェノホス、(I)+トリナクチン、(I)+バミドチオン、(I)+バニリプロール及び(I)+YI-5302が挙げられる。
【0026】
駆虫剤を含む組成物としては、(I)+アバメクチン、(I)+クルホマート、(I)+ドラメクチン、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+エプリノメクチン、(I)+イベルメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+モキシデクチン、(I)+ピペラジン、(I)+セラメクチン、(I)+スピノサド及び(I)+チオファネートが挙げられる。
【0027】
殺鳥剤を含む組成物としては、(I)+クロラロース、(I)+エンドリン、(I)+フェンチオン、(I)+ピリジン-4-アミン及び(I)+ストリキニーネが挙げられる。
【0028】
生物学的防除剤を含む組成物としては、(I)+コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV、(I)+アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、(I)+ムチカブリダニ属(Amblyseius spp.)、(I)+アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、(I)+アナグルス・アトムス(Anagrus atomus)、(I)+アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、(I)+コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、(I)+ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、(I)+オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV、(I)+バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、(I)+バチルス・スフェリクス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス・ベルリナー(Bacillus thuringiensis Berliner)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)、(I)+バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)、(I)+ビューベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)、(I)+ビューベリア・ブロングニアルティ(Beauveria brongniartii)、(I)+ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、(I)+ツマアカオオテントウムシ(Cryptolaemus montrouzieri)、(I)+コドリンガ(Cydia pomonella)GV、(I)+ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、(I)+イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、(I)+オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、(I)+サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、(I)+アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV、(I)+ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギディス(H.megidis)、(I)+サカハチテントウ(Hippodamia convergens)、(I)+フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、(I)+マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)、(I)+ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV、(I)+メタフィカス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)、(I)+メタリジウム・アニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)、(I)+メタリジウム・アニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、(I)+マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV、(I)+ヒメハナカメムシ属(Orius spp.)、(I)+ペシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、(I)+チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、(I)+シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)多カプシド核多角体病ウイルス、(I)+スタイナーネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)、(I)+スタイナーネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、(I)+スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)、(I)+スタイナーネマ・グラッセリ(Steinernema glaseri)、(I)+スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)、(I)+スタイナーネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)、(I)+スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)、(I)+スタイナーネマ属(Steinernema spp.)、(I)+トリコグラムマ属(Trichogramma spp.)、(I)+チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)及び(I)+バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)が挙げられる。
【0029】
土壌滅菌剤を含む組成物としては、(I)+ヨードメタン及び臭化メチルが挙げられる。
【0030】
不妊化剤を含む組成物としては、(I)+アフォレート、(I)+ビサジル、(I)+ブスルファン、(I)+ジフルベンズロン、(I)+ジマチフ、(I)+ヘメル、(I)+ヘンパ、(I)+メテパ、(I)+メチオテパ、(I)+メチルアフォレート、(I)+モルジド、(I)+ペンフルロン、(I)+テパ、(I)+チオヘンパ、(I)+チオテパ、(I)+トレタミン及び(I)+ウレデパが挙げられる。
【0031】
昆虫フェロモンを含む組成物としては、(I)+(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート及び(E)-デカ-5-エン-1-オール、(I)+(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート、(I)+(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール、(I)+(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ヘキサデカ-11-エナール、(I)+(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート、(I)+(Z)-イコサ-13-エン-10-オン、(I)+(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アール、(I)+(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール、(I)+(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート、(I)+(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート、(I)+(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート、(I)+14-メチルオクタデカ-1-エン、(I)+4-メチルノナン-5-オール及び4-メチルノナン-5-オン、(I)+α-マルチストリアチン、(I)+ブレビコミン、(I)+コドレルア、(I)+コドレモン、(I)+キュールア、(I)+ディスパールア、(I)+ドデカ-8-エン-1-イルアセテート、(I)+ドデカ-9-エン-1-イルアセテート、(I)+ドデカ-8、(I)+10-ジエン-1-イルアセテート、(I)+ドミニカルア、(I)+4-メチルオクタン酸エチル、(I)+オイゲノール、(I)+フロンタリン、(I)+ゴシップルア、(I)+グランドルア、(I)+グランドルアI、(I)+グランドルアII、(I)+グランドルアIII、(I)+グランドルアIV、(I)+ヘキサルア、(I)+イプスジエノール、(I)+イプセノール、(I)+ジャポニルア、(I)+リネアチン、(I)+リトルア、(I)+ループルア、(I)+メドルア、(I)+メガトモ酸、(I)+メチルオイゲノール、(I)+ムスカルア、(I)+オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート、(I)+オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート、(I)+オルフラルア、(I)+オリクタルア、(I)+オストラモン、(I)+シグルア、(I)+ソルジジン、(I)+スルカトール、(I)+テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート、(I)+トリメドルア、(I)+トリメドルアA、(I)+トリメドルアB1、(I)+トリメドルアB2、(I)+トリメドルアC及び(I)+トランク-コール(trunc-call)が挙げられる。
【0032】
昆虫忌避剤を含む組成物としては、(I)+2-(オクチルチオ)エタノール、(I)+ブトピロノキシル、(I)+ブトキシ(ポリプロピレングリコール)、(I)+アジピン酸ジブチル、(I)+フタル酸ジブチル、(I)+コハク酸ジブチル、(I)+ジエチルトルアミド、(I)+ジメチルカルベート、(I)+フタル酸ジメチル、(I)+エチルヘキサンジオール、(I)+ヘキサアミド、(I)+メトキン-ブチル、(I)+メチルネオデカンアミド、(I)+オキサメート及び(I)+ピカリジンが挙げられる。
【0033】
殺虫剤を含む組成物としては、(I)+1-ジクロロ-1-ニトロエタン、(I)+1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン、(I)+、(I)+1,2-ジクロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン、(I)+1-ブロモ-2-クロロエタン、(I)+2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)エチルアセテート、(I)+2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルホスフェート、(I)+2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート、(I)+2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート、(I)+2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート、(I)+2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール、(I)+2-クロロビニルジエチルホスフェート、(I)+2-イミダゾリドン、(I)+2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン、(I)+2-メチル(プロパ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート、(I)+2-チオシアナトエチルラウレート、(I)+3-ブロモ-1-クロロプロパ-1-エン、(I)+3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート、(I)+4-メチル(プロパ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート、(I)+5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート、(I)+アバメクチン、(I)+アセフェート、(I)+アセタミプリド、(I)+アセチオン、(I)+アセトプロール、(I)+アクリナトリン、(I)+アクリロニトリル、(I)+アラニカルブ、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+アルドリン、(I)+アレトリン、(I)+アロサミジン、(I)+アリキシカルブ、(I)+α-シペルメトリン、(I)+α-エクジソン、(I)+リン化アルミニウム、(I)+アミジチオン、(I)+アミドチオエート、(I)+アミノカルブ、(I)+アミトン、(I)+アミトンシュウ酸水素塩、(I)+アミトラズ、(I)+アナバシン、(I)+アチダチオン、(I)+AVI 382、(I)+AZ 60541、(I)+アザジラクチン、(I)+アザメチホス、(I)+アジンホス-エチル、(I)+アジンホス-メチル、(I)+アゾトエート、(I)+バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタエンドトキシン、(I)+ヘキサフルオロケイ酸バリウム、(I)+多硫化バリウム、(I)+バルトリン、(I)+Bayer 22/190、(I)+Bayer 22408、(I)+ベンジオカルブ、(I)+ベンフラカルブ、(I)+ベンスルタップ、(I)+β-シフルトリン、(I)+β-シペルメトリン、(I)+ビフェントリン、(I)+ビオアレトリン、(I)+ビオアレトリンS-シクロペンテニル異性体、(I)+ビオエタノメトリン、(I)+ビオペルメトリン、(I)+ビオレスメトリン、(I)+ビス(2-クロロエチル)エーテル、(I)+ビストリフルロン、(I)+ホウ砂、(I)+ブロフェンバレレート、(I)+ブロムフェンビンホス、(I)+ブロモシクレン、(I)+ブロモ-DDT、(I)+ブロモホス、(I)+ブロモホス-エチル、(I)+ブフェンカルブ、(I)+ブプロフェジン、(I)+ブタカルブ、(I)+ブタチオホス、(I)+ブトカルボキシム、(I)+ブトネート、(I)+ブトキシカルボキシム、(I)+ブチルピリダベン、(I)+カズサホス、(I)+ヒ酸カルシウム、(I)+シアン化カルシウム、(I)+多硫化カルシウム、(I)+カンフェクロル、(I)+カーバノレート、(I)+カルバリル、(I)+カルボフラン、(I)+二硫化炭素、(I)+四塩化炭素、(I)+カルボフェノチオン、(I)+カルボスルファン、(I)+カルタップ、(I)+カルタップ塩酸塩、(I)+セバジン、(I)+クロルビシクレン、(I)+クロルダン、(I)+クロルデコン、(I)+クロルジメホルム、(I)+クロルジメホルム塩酸塩、(I)+クロルエトキシホス、(I)+クロルフェナピル、(I)+クロルフェンビンホス、(I)+クロルフルアズロン、(I)+クロルメホス、(I)+クロロホルム、(I)+クロロピクリン、(I)+クロルホキシム、(I)+クロルプラゾホス、(I)+クロルピリホス、(I)+クロルピリホス-メチル、(I)+クロルチオホス、(I)+クロマフェノジド、(I)+シネリンI、(I)+シネリンII、(I)+シネリン、(I)+シス-レスメトリン、(I)+シスメトリン、(I)+クロシトリン、(I)+クロエトカルブ、(I)+クロサンテル、(I)+クロチアニジン、(I)+アセト亜ヒ酸銅、(I)+ヒ酸銅、(I)+オレイン酸銅、(I)+クマホス、(I)+クミトエート、(I)+クロタミトン、(I)+クロトキシホス、(I)+クルホマート、(I)+氷晶石、(I)+CS 708、(I)+シアノフェンホス、(I)+シアノホス、(I)+シアントエート、(I)+シクレトリン、(I)+シクロプロトリン、(I)+シフルトリン、(I)+シハロトリン、(I)+シペルメトリン、(I)+シフェノトリン、(I)+シロマジン、(I)+サイチオアート、(I)+d-リモネン、(I)+d-テトラメトリン、(I)+DAEP、(I)+ダゾメット、(I)+DDT、(I)+デカルボフラン、(I)+デルタメトリン、(I)+デメフィオン、(I)+デメフィオン-O、(I)+デメフィオン-S、(I)+デメトン、(I)+デメトン-メチル、(I)+デメトン-O、(I)+デメトン-O-メチル、(I)+デメトン-S、(I)+デメトン-S-メチル、(I)+デメトン-S-メチルスルホン、(I)+ジアフェンチウロン、(I)+ジアリホス、(I)+ジアミダホス、(I)+ジアジノン、(I)+ジカプトン、(I)+ジクロフェンチオン、(I)+ジクロルボス、(I)+ジクリホス、(I)+ジクレシル、(I)+ジクロトホス、(I)+ジシクラニル、(I)+ジエルドリン、(I)+ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルホスフェート、(I)+ジフルベンズロン、(I)+ジロール、(I)+ジメフルトリン、(I)+ジメホックス、(I)+ジメタン、(I)+ジメトエート、(I)+ジメトリン、(I)+ジメチルビンホス、(I)+ジメチラン、(I)+ジネクス、(I)+ジネクス-ジクレキシン、(I)+ジノプロプ、(I)+ジノサム、(I)+ジノセブ、(I)+ジノテフラン、(I)+ジオフェノラン、(I)+ジオキサベンゾホス、(I)+ジオキサカルブ、(I)+ジオキサチオン、(I)+ジスルホトン、(I)+ジチクロホス、(I)+DNOC、(I)+ドラメクチン、(I)+DSP、(I)+エクジステロン、(I)+EI 1642、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+EMPC、(I)+エンペントリン、(I)+エンドスルファン、(I)+エンドチオン、(I)+エンドリン、(I)+EPBP、(I)+EPN、(I)+エポフェノナン、(I)+エプリノメクチン、(I)+エスフェンバレレート、(I)+エタホス、(I)+エチオフェンカルブ、(I)+エチオン、(I)+エチプロール、(I)+エトエート-メチル、(I)+エトプロホス、(I)+ギ酸エチル、(I)+エチル-DDD、(I)+二臭化エチレン、(I)+二塩化エチレン、(I)+エチレンオキシド、(I)+エトフェンプロックス、(I)+エトリムホス、(I)+EXD、(I)+ファンファー、(I)+フェナミホス、(I)+フェナザフロル、(I)+フェンクロルホス、(I)+フェネタカルブ、(I)+フェンフルトリン、(I)+フェニトロチオン、(I)+フェノブカルブ、(I)+フェノキサクリム、(I)+フェノキシカルブ、(I)+フェンピリトリン、(I)+フェンプロパトリン、(I)+フェンピラド、(I)+フェンスルホチオン、(I)+フェンチオン、(I)+フェンチオン-エチル、(I)+フェンバレレート、(I)+フィプロニル、(I)+フロニカミド、(I)+フルベンジアミド、(I)+フルコフロン、(I)+フルシクロクスロン、(I)+フルシトリネート、(I)+フルエネチル、(I)+フルフェネリム、(I)+フルフェノクスロン、(I)+フルフェンプロックス、(I)+フルメトリン、(I)+フルバリネート、(I)+FMC 1137、(I)+ホノホス、(I)+ホルメタネート、(I)+塩酸ホルメタネート、(I)+ホルモチオン、(I)+ホルムパラネート、(I)+ホスメチラン、(I)+ホスピレート、(I)+ホスチアゼート、(I)+ホスチエタン、(I)+フラチオカルブ、(I)+フレトリン、(I)+γ-シハロトリン、(I)+γ-HCH、(I)+グアザチン、(I)+酢酸グアザチン、(I)+GY-81、(I)+ハルフェンプロックス、(I)+ハロフェノジド、(I)+HCH、(I)+HEOD、(I)+ヘプタクロル、(I)+ヘプテノホス、(I)+ヘテロホス、(I)+ヘキサフルムロン、(I)+HHDN、(I)+ヒドラメチルノン、(I)+シアン化水素、(I)+ハイドロプレン、(I)+ヒキンカルブ、(I)+イミダクロプリド、(I)+イミプロトリン、(I)+インドキサカルブ、(I)+ヨードメタン、(I)+IPSP、(I)+イサゾホス、
(I)+イソベンザン、(I)+イソカルボホス、(I)+イソシクロセラム、(I)+イソドリン、(I)+イソフェンホス、(I)+イソラン、(I)+イソプロカルブ、(I)+イソプロピルO-(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート、(I)+イソプロチオラン、(I)+イソチオエート、(I)+イソキサチオン、(I)+イベルメクチン、(I)+ジャスモリンI、(I)+ジャスモリンII、(I)+ヨードフェンホス、(I)+幼若ホルモンI、(I)+幼若ホルモンII、(I)+幼若ホルモンIII、(I)+ケレバン、(I)+キノプレン、(I)+λ-シハロトリン、(I)+ヒ酸鉛、(I)+レピメクチン、(I)+レプトホス、(I)+リンダン、(I)+リリムホス、(I)+ルフェヌロン、(I)+リチダチオン、(I)+m-クメニルメチルカルバメート、(I)+リン化マグネシウム、(I)+マラチオン、(I)+マロノベン、(I)+マジドックス、(I)+メカルバム、(I)+メカルフォン、(I)+メナゾン、(I)+メホスホラン、(I)+塩化第一水銀、(I)+メスルフェンホス、(I)+メタフルミゾン、(I)+メタム、(I)+メタム-カリウム、(I)+メタム-ナトリウム、(I)+メタクリホス、(I)+メタミドホス、(I)+フッ化メタンスルホニル、(I)+メチダチオン、(I)+メチオカルブ、(I)+メトクロトホス、(I)+メトミル、(I)+メトプレン、(I)+メトキン-ブチル、(I)+メトトリン、(I)+メトキシクロル、(I)+メトキシフェノジド、(I)+臭化メチル、(I)+メチルイソチオシアネート、(I)+メチルクロロホルム、(I)+塩化メチレン、(I)+メトフルトリン、(I)+メトルカルブ、(I)+メトキサジアゾン、(I)+メビンホス、(I)+メキサカルベート、(I)+ミルベメクチン、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+ミパホックス、(I)+ミレックス、(I)+モノクロトホス、(I)+モルホチオン、(I)+モキシデクチン、(I)+ナフタロホス、(I)+ナレド、(I)+ナフタレン、(I)+NC-170、(I)+NC-184、(I)+ニコチン、(I)+硫酸ニコチン、(I)+ニフルリジド、(I)+ニテンピラム、(I)+ニチアジン、(I)+ニトリラカルブ、(I)+ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、(I)+NNI-0101、(I)+NNI-0250、(I)+ノルニコチン、(I)+ノバルロン、(I)+ノビフルムロン、(I)+O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート、(I)+O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオエート、(I)+O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオエート、(I)+O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート、(I)+オレイン酸、(I)+オメトエート、(I)+オキサミル、(I)+オキシデメトン-メチル、(I)+オキシデプロホス、(I)+オキシジスルホトン、(I)+pp’-DDT、(I)+パラ-ジクロロベンゼン、(I)+パラチオン、(I)+パラチオン-メチル、(I)+ペンフルロン、(I)+ペンタクロロフェノール、(I)+ラウリン酸ペンタクロロフェニル、(I)+ペルメトリン、(I)+石油、(I)+PH 60-38、(I)+フェンカプトン、(I)+フェノトリン、(I)+フェントエート、(I)+ホレート+TX、(I)+ホサロン、(I)+ホスホラン、(I)+ホスメット、(I)+ホスニクロール、(I)+ホスファミドン、(I)+ホスフィン、(I)+ホキシム、(I)+ホキシム-メチル、(I)+ピリメタホス、(I)+ピリミカルブ、(I)+ピリミホス-エチル、(I)+ピリミホス-メチル、(I)+ポリクロロジシクロペンタジエン異性体、(I)+ポリクロロテルペン、(I)+亜ヒ酸カリウム、(I)+カリウムチオシアネート、(I)+プラレトリン、(I)+プレコセンI、(I)+プレコセンII、(I)+プレコセンIII、(I)+プリミドホス、(I)+プロフェノホス、(I)+プロフルトリン、(I)+プロマシル、(I)+プロメカルブ、(I)+プロパホス、(I)+プロペタンホス、(I)+プロポクサー、(I)+プロチダチオン、(I)+プロチオホス、(I)+プロトエート、(I)+プロトリフェンビュート、(I)+ピメトロジン、(I)+ピラクロホス、(I)+ピラゾホス、(I)+ピレスメトリン、(I)+ピレトリンI、(I)+ピレトリンII、(I)+ピレトリン、(I)+ピリダベン、(I)+ピリダリル、(I)+ピリダフェンチオン、(I)+ピリミジフェン、(I)+ピリミテート、(I)+ピリプロキシフェン、(I)+クアッシア、(I)+キナルホス、(I)+キナルホス-メチル、(I)+キノチオン、(I)+キンチオキス、(I)+R-1492、(I)+ラフォキサニド、(I)+レスメトリン、(I)+ロテノン、(I)+RU 15525、(I)+RU 25475、(I)+リアニア、(I)+リアノジン、(I)+サバジラ、(I)+シュラーダン、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+SI-0009、(I)+SI-0205、(I)+SI-0404、(I)+SI-0405、(I)+シラフルオフェン、(I)+SN 72129、(I)+亜ヒ酸ナトリウム、(I)+シアン化ナトリウム、(I)+フッ化ナトリウム、(I)+ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、(I)+ナトリウムペンタクロロフェノキシド、(I)+セレン酸ナトリウム、(I)+ナトリウムチオシアネート、(I)+ソファミド、(I)+スピノサド、(I)+スピロメシフェン、(I)+スピロテトラマト、(I)+スルコフロン、(I)+スルコフロン-ナトリウム、(I)+スルフルアミド、(I)+スルホテップ、(I)+フッ化スルフリル、(I)+スルプロオス、(I)+タール油、(I)+τ-フルバリネート、(I)+タジムカルブ、(I)+TDE、(I)+テブフェノジド、(I)+テブフェンピラド、(I)+テブピリムホス、(I)+テフルベンズロン、(I)+テフルトリン、(I)+テメホス、(I)+TEPP、(I)+テラレトリン、(I)+テルバム、(I)+テルブホス、(I)+テトラクロロエタン、(I)+テトラクロルビンホス、(I)+テトラメトリン、(I)+θ-シペルメトリン、(I)+チアクロプリド、(I)+チアフェノックス、(I)+チアメトキサム、(I)+チクロホス、(I)+チオカルボキシム、(I)+チオシクラム、(I)+チオシクラムシュウ酸水素塩、(I)+チオジカルブ、(I)+チオファノックス、(I)+チオメトン、(I)+チオナジン、(I)+チオスルタップ、(I)+チオスルタップ-ナトリウム、(I)+ツリンギエンシン、(I)+トルフェンピラド、(I)+トラロメトリン、(I)+トランスフルトリン、(I)+トランスペルメトリン、(I)+トリアミホス、(I)+トリアザメート、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+トリクロルホン、(I)+トリクロルメタホス-3、(I)+トリクロロナート、(I)+トリフェノホス、(I)+トリフルムロン、(I)+トリメタカルブ、(I)+トリプレン、(I)+バミドチオン、(I)+バニリプロール、(I)+ベラトリジン、(I)+ベラトリン、(I)+XMC、(I)+キシリルカルブ、(I)+YI-5302、(I)+ζ-シペルメトリン、(I)+ゼータメトリン、(I)+リン化亜鉛、(I)+ゾラプロホス及びZXI 8901、(I)+シアントラニリプロール、(I)+クロラントラニリプロール、(I)+シエノピラフェン、(I)+シフルメトフェン、(I)+ピリフルキナゾン、(I)+スピネトラム、(I)+スピロテトラマト、(I)+スルホキサフロール、(I)+フルフィプロール、(I)+メペルフルトリン、(I)+テトラメチルフルトリン、(I)+トリフルメゾピリムが挙げられる。
【0034】
殺軟体動物剤を含む組成物としては、(I)+ビス(トリブチルスズ)オキシド、(I)+ブロモアセトアミド、(I)+ヒ酸カルシウム、(I)+クロエトカルブ、(I)+アセト亜ヒ酸銅、(I)+硫酸銅、(I)+フェンチン、(I)+リン酸第二鉄、(I)+メタアルデヒド、(I)+メチオカルブ、(I)+ニクロサミド、(I)+ニクロサミド-オールアミン、(I)+ペンタクロロフェノール、(I)+ナトリウムペンタクロロフェノキシド、(I)+タジムカルブ、(I)+チオジカルブ、(I)+酸化トリブチルスズ、(I)+トリフェンモルフ、(I)+トリメタカルブ、(I)+酢酸トリフェニルスズ及び水酸化トリフェニルスズ、(I)+ピリプロールが挙げられる。
【0035】
殺線虫剤を含む組成物としては、I+AKD-3088、(I)+1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン、(I)+1,2-ジクロロプロパン及び1,3-ジクロロプロペン、(I)+1,3-ジクロロプロペン、(I)+3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド、(I)+3-(4-クロロフェニル)-5-メチルローダニン、(I)+5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸、(I)+6-イソペンテニルアミノプリン、(I)+アバメクチン、(I)+アセトプロール、(I)+アラニカルブ、(I)+アルジカルブ、(I)+アルドキシカルブ、(I)+AZ 60541、(I)+ベンクロチアズ、(I)+ベノミル、(I)+ブチルピリダベン、(I)+カズサホス、(I)+カルボフラン、(I)+二硫化炭素、(I)+カルボスルファン、(I)+クロロピクリン、(I)+クロルピリホス、(I)+クロエトカルブ、(I)+シクロブトリフルラム、(I)+サイトカイニン、(I)+ダゾメット、(I)+DBCP、(I)+DCIP、(I)+ジアミダホス、(I)+ジクロフェンチオン、(I)+ジクリホス、(I)+ジメトエート、(I)+ドラメクチン、(I)+エマメクチン、(I)+エマメクチン安息香酸塩、(I)+エプリノメクチン、(I)+エトプロホス、(I)+二臭化エチレン、(I)+フェナミホス、(I)+フェンピラド、(I)+フェンスルホチオン、(I)+ホスチアゼート、(I)+ホスチエタン、(I)+フルフラール、(I)+GY-81、(I)+ヘテロホス、(I)+ヨードメタン、(I)+イサミドホス、(I)+イサゾホス、(I)+イベルメクチン、(I)+キネチン、(I)+メカルフォン、(I)+メタム、(I)+メタム-カリウム、(I)+メタム-ナトリウム、(I)+臭化メチル、(I)+メチルイソチオシアネート、(I)+ミルベマイシンオキシム、(I)+モキシデクチン、(I)+クワ暗斑病菌(Myrothecium verrucaria)組成物、(I)+NC-184、(I)+オキサミル、(I)+ホレート、(I)+ホスファミドン、(I)+ホスホカルブ、(I)+セブホス、(I)+セラメクチン、(I)+スピノサド、(I)+テルバム、(I)+テルブホス、(I)+テトラクロロチオフェン、(I)+チアフェノックス、(I)+チオナジン、(I)+トリアゾホス、(I)+トリアズロン、(I)+キシレノール、(I)+YI-5302及びゼアチン、(I)+フルエンスルホンが挙げられる。
【0036】
共力剤を含む組成物としては、(I)+2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート、(I)+5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン、(I)+ファルネソール及びネロリドール、(I)+MB-599、(I)+MGK 264、(I)+ピペロニルブトキシド、(I)+ピプロタール、(I)+プロピル異性体、(I)+S421、(I)+セサメクス、(I)+セサモリン及び(I)+スルホキシドが挙げられる。
【0037】
動物忌避剤を含む組成物としては、I+アントラキノン、(I)+クロラロース、(I)+ナフテン酸銅、(I)+オキシ塩化銅、(I)+ジアジノン、(I)+ジシクロペンタジエン、(I)+グアザチン、(I)+酢酸グアザチン、(I)+メチオカルブ、(I)+ピリジン-4-アミン、(I)+チラム、(I)+トリメタカルブ、(I)+ナフテン酸亜鉛及び(I)+ジラムが挙げられる。
【0038】
さらなる組成物としては、(I)+ブロフルトリネート、(I)+シクロキサプリド、(I)+ジフロビダジン、(I)+フロメトキン、(I)+フルヘキサホン、(I)+グアジピル、(I)+コナガ(Plutella xylostella)顆粒病ウイルス、(I)+コドリンガ(Cydia pomonella)顆粒病ウイルス、(I)+ハーピン、(I)+イミシアホス、(I)+ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)核多角体病ウイルス、(I)+ヘリオティス・プンクティゲラ(Heliothis punctigera)核多角体病ウイルス、(I)+オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多角体病ウイルス、(I)+アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多角体病ウイルス、(I)+ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)核多角体病ウイルス、(I)+コナガ(Plutella xylostella)核多角体病ウイルス、(I)+パスツーリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、(I)+p-シメン、(I)+ピフルブミド、(I)+ピラフルプロール、(I)+除虫菊、(I)+QRD 420、(I)+QRD 452、(I)+QRD 460、(I)+テルペノイドブレンド、(I)+テルペノイド、(I)+テトラニリプロール、(I)+α-テルピネン、シクラニリプロール、シハロジアミド、チオキサザフェン、フルオピラム、フルアザインドリジン、フルキサメタミド、ブロフラニリド、アフィドピロペン、チクロピラゾフロル、フルピリミン、ベンズピリモキサン、エトピラフェン、アシノナピル及びフロメトキンが挙げられる。
【0039】
スピロピジオン及び別の殺有害生物有効成分の重量比は、一般に、1000:1~1:100、より好ましくは、500:1~1:100、例えば250:1~1:66、125:1~1:33、100:1~1:25、66:1~1:10、33:1~1:5、8:1~1:3、及び2:1~1:2である。
【0040】
本発明にしたがって防除され得る有害生物の例としては、以下のものが挙げられる:
ダニ目(Acarina)から、例えばアカリツス属(Acalitus spp)、アカルス属(Aculus spp)、アカリカルス属(Acaricalus spp)、アセリア属(Aceria spp)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属(Argas spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、ブレビパルパス属(Brevipalpus spp.)、ブリオビア属(Bryobia spp)、カリピトリメルス属(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス属(Dermatophagoides spp)、エオテトラニカス属(Eotetranychus spp)、エリオフィエス属(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属(Hemitarsonemus spp)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、オリゴニクス属(Olygonychus spp)、カズキダニ属(Ornithodoros spp.)、ポリファゴタルソネ・ラタス(Polyphagotarsone latus)、パノニクス属(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、フィトネムス属(Phytonemus spp)、ポリファゴタロソネムス属(Polyphagotarsonemus spp)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、ネダニ属(Rhizoglyphus spp.)、ヒゼンダニ属(Sarcoptes spp.)、ステネオタルソネムス属(Steneotarsonemus spp)、ホコリダニ属(Tarsonemus spp.)及びテトラニクス属(Tetranychus spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えばブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)及びフィロキセラ属(Phylloxera spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えばアグリオテス属(Agriotes spp.)、アンフィマロン・マジャレ(Amphimallon majale)、セマダラコガネ(Anomala orientalis)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、マグソコガネ属(Aphodius spp)、アスチラス・アトロマクラタス(Astylus atromaculatus)、アテニウス属(Ataenius spp)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、セロトマ属(Cerotoma spp)、コノデルス属(Conoderus spp)、コスモポリテス属(Cosmopolites spp.)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)、クルクリオ属(Curculio spp.)、シクロセファラ属(Cyclocephala spp)、デルメステス属(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属(Diabrotica spp.)、アブデルスツノカブトムシ(Diloboderus abderus)、エピラクナ属(Epilachna spp.)、エレムヌス属(Eremnus spp.)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、コーヒーノミキクイムシ(Hypothenemus hampei)、ラグリア・フイロサ(Lagria vilosa)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)、リッソルホプトルス属(Lissorhoptrus spp.)、リオゲニス属(Liogenys spp)、マエコラスピス属(Maecolaspis spp)、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)、メガセリス属(Megascelis spp)、メリゲテス・アエネウス(Melighetes aeneus)、メロロンタ属(Melolontha spp.)、マイオクロウス・アルマツス(Myochrous armatus)、オリカエフィルス属(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属(Otiorhynchus spp.)、フィロファガ属(Phyllophaga spp)、フリクチヌス属(Phlyctinus spp.)、ポピリア属(Popillia spp.)、プシリオデス属(Psylliodes spp.)、リソマツス・アウブチリス(Rhyssomatus aubtilis)、リゾペルタ属(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、シトフィルス属(Sitophilus spp.)、シトトルガ属(Sitotroga spp.)、ソマチカス属(Somaticus spp)、スフェノフォラス属(Sphenophorus spp)、ステルネクススブ・シグナツス(Sternechus subsignatus)、ゴミムシダマシ属(Tenebrio spp.)、トリボリウム属(Tribolium spp.)及びトロゴデルマ属(Trogoderma spp.);
双翅目(Diptera)から、例えばヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp)、アンテリゴナ・ソカタ(Antherigona soccata)、オリーブミバエ(Bactrocea oleae)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、ブラジシア属(Bradysia spp)、クロバエ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属(Ceratitis spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、イエカ属(Culex spp.)、クテレブラ属(Cuterebra spp.)、ダクス属(Dacus spp.)、デリア属(Delia spp)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ガストロフィラス属(Gastrophilus spp.)、ゲオミザ・トリプンクタタ(Geomyza tripunctata)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、ヒフバエ属(Hypoderma spp.)、ヒッポボスカ属(Hyppobosca spp.)、リリオミザ属(Liriomyza spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属(Melanagromyza spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、オルセオリア属(Orseolia spp.)、キモグリバエ(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属(Phorbia spp.)、ラゴレチス属(Rhagoletis spp)、リベリア・クアドリファシアタ(Rivelia quadrifasciata)、スカテラ属(Scatella spp)、キノコバエ属(Sciara spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、タニア属(Tannia spp.)及びガガンボ属(Tipula spp.);
半翅目(Hemiptera)から、例えばアカントコリス・スカブラトル(Acanthocoris scabrator)、アクロステルナム属(Acrosternum spp)、ウススジカスミカメムシ(Adelphocoris lineolatus)、アンブリペルタ・ニチダ(Amblypelta nitida)、バチコエリア・タラシナ(Bathycoelia thalassina)、ブリサス属(Blissus spp)、トコジラミ属(Cimex spp.)、クラビグララ・トメントシコリス(Clavigralla tomentosicollis)、クレオンチアデス属(Creontiades spp)、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiella theobroma)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジスデルクス属(Dysdercus spp.)、エデッサ属(Edessa spp)、ユーキスツス属(Euchistus spp.)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、エウリガステル属(Eurygaster spp.)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属(Leptocorisa spp.)、メクラカメムシ属(Lygus spp)、マルガロデス属(Margarodes spp)、ムルガンチア・ヒストリオニク(Murgantia histrionic)、ネオメガロトムス属(Neomegalotomus spp)、タバコカスミカメムシ(Nesidiocoris tenuis)、ネザラ属(Nezara spp.)、ニシウス・シムランス(Nysius simulans)、オエバルス・インスラリス(Oebalus insularis)、ピエスマ属(Piesma spp.)、ピエゾドルス属(Piezodorus spp)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノファラ属(Scotinophara spp.)、チアンタ属(Thyanta spp)、サシガメ属(Triatoma spp.)及びヴァチガ・イルデンス(Vatiga illudens);
同翅目(Homoptera)から、例えばアシルトシウム・ピスム(Acyrthosium pisum)、アダルゲス属(Adalges spp)、アガリアナ・エンシゲラ(Agalliana ensigera)、アゴノセナ・タルギオニイ(Agonoscena targionii)、アレウロジクス属(Aleurodicus spp)、アレウロカンツス属(Aleurocanthus spp)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデス・ブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、フタテンミドリヨコバイ(Amarasca biguttula)、アムリトズス・アトキンソニ(Amritodus atkinsoni)、アノニジエラ属(Aonidiella spp.)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella auranti)、アリマキ科(Aphididae)、ワタアブラムシ属(Aphis spp.)、アスピジオツス属(Aspidiotus spp.)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、バクテリセラ・コッケレリ(Bactericera cockerelli)、ベミシア属(Bemisia spp)、ブラキカウズス属(Brachycaudus spp)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属(Cacopsylla spp)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、セロプラスタ属(Ceroplaster spp.)、クリソムファルス・アオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、シカデラ属(Cicadella spp)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クリプトミズス属(Cryptomyzus spp)、シカデュリナ属(Cicadulina spp)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ダルブルス・マイジス(Dalbulus maidis)、ジアレウロデス属(Dialeurodes spp)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)、ジサフィス属(Dysaphis spp)、エンポアスカ属(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロネウラ属(Erythroneura spp.)、ガスカルジア属(Gascardia spp.)、グリカスピス・ブリンブレコンベイ(Glycaspis brimblecombei)、ヒアダフィス・シュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス属(Hyalopterus spp)、ヒペロミズス・パリズス(Hyperomyzus pallidus)、リュウガンズキンヨコバイ(Idioscopus clypealis)、ヤコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)、ラオデルファクス属(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属(Lepidosaphes spp.)、ニセダイコンアブラムシ(Lopaphis erysimi)、リオゲニス・マイジス(Lyogenys maidis)、マクロシフム属(Macrosiphum spp.)、マハナルヴァ属(Mahanarva spp)、メタカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミンズス・クルズス(Myndus crudus)、ミズス属(Myzus spp.)、ネオトキソプテラ属(Neotoxoptera sp)、ツマグロヨコバイ属(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属(Nilaparvata spp.)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats)、オドナスピス・ルタエ(Odonaspis ruthae)、オレグマ・ラニゲラ・ゼンター(Oregma lanigera Zehnter)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、ペルキンシエラ属(Perkinsiella spp)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属(Phylloxera spp)、プラノコッカス属(Planococcus spp.)、シューダウラカスピス属(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属(Pseudococcus spp.)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus)、プシラ属(Psylla spp.)、プルビナリア・エチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラズピジオツス属(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ロパロシフム属(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属(Saissetia spp.)、スカホイデウス属(Scaphoideus spp.)、スチザフィス属(Schizaphis spp.)、シトビオン属(Sitobion spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、スピシスチルス・フェスチヌス(Spissistilus festinus)、タロファガス・プロセルピナ(Tarophagus Proserpina)、トキソプテラ属(Toxoptera spp)、トリアレウロデス属(Trialeurodes spp)、トリジスカス・スポロボリ(Tridiscus sporoboli)、トリオニムス属(Trionymus spp)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ジギナ・フラミゲラ(Zygina flammigera)及びジギニジア・スクテラリス(Zyginidia scutellaris);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えばヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、アルゲ属(Arge spp)、ハキリアリ属(Atta spp.)、セフス属(Cephus spp.)、ジプリオン属(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ホプロカンパ属(Hoplocampa spp.)、ケアリ属(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属(Neodiprion spp.)、シュウカクアリ属(Pogonomyrmex spp)、スレノプシス・インビクタ(Slenopsis invicta)、ソレノプシス属(Solenopsis spp.)及びベスパ属(Vespa spp.);
シロアリ目(Isoptera)から、例えばコプトテルメス属(Coptotermes spp)、コルニテルネス・クムランス(Corniternes cumulans)、インシシテルメス属(Incisitermes spp)、マクロテルメス属(Macrotermes spp)、マストテルメス属(Mastotermes spp)、ミクロテルメス属(Microtermes spp)、ヤマトシロアリ属(Reticulitermes spp.);ソレノプシス・ゲミナテ(Solenopsis geminate);
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えばアクレリス属(Acleris spp.)、アドキソフィエス属(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属(Aegeria spp.)、アグロティス属(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属(Amylois spp.)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属(Archips spp.)、アルギレスチア属(Argyresthia spp)、アルギロタエニア属(Argyrotaenia spp.)、オートグラファ属(Autographa spp.)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、チロ属(Chilo spp.)、コリストネウラ属(Choristoneura spp.)、クリソテウチア・トピアリア(Chrysoteuchia topiaria)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属(Cnephasia spp.)、コチリス属(Cochylis spp.)、コレオフォラ属(Coleophora spp.)、コリアス・レスビア(Colias lesbia)、ワタアカキリバ(Cosmophila flava)、クラムバス属(Crambus spp)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シダリマ・ペルスペクタリス(Cydalima perspectalis)、シジア属(Cydia spp.)、ジアファニア・ペルスペクタリス(Diaphania perspectalis)、ジアトラエア属(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属(Earias spp.)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属(Ephestia spp.)、エピノチア属(Epinotia spp)、エスチグメネ・アクレア(Estigmene acrea)、エチエラ・ジンキネラ(Etiella zinckinella)、ユーコスマ属(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属(Euproctis spp.)、ユークソア属(Euxoa spp.)、フェルチア・ジャクリフェリア(Feltia jaculiferia)、グラホリタ属(Grapholita spp.)、ヘディア・ヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヘルペトグラマ属(Herpetogramma spp)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、モロコシマダラメイガ(Lasmopalpus lignosellus)、レウコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲ・ビフィダリス(Loxostege bifidalis)、リマントリア属(Lymantria spp.)、リオネチア属(Lyonetia spp.)、マラコソマ属(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、ミチムナ属(Mythimna spp)、ノクツア属(Noctua spp)、オペロフテラ属(Operophtera spp.)、オルニオデス・インディカ(Orniodes indica)、アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属(Pammene spp.)、パンデミス属(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、パパイペマ・ネブリス(Papaipema nebris)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、コーヒーハモグリバエ(Perileucoptera coffeella)、シューダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、ピエリス属(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属(Prays spp.)、シュードプルシア属(Pseudoplusia spp)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、リチア・アルビコスタ(Richia albicosta)、シルポファガ属(Scirpophaga spp.)、セサミア属(Sesamia spp.)、スパルガノチス属(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属(Spodoptera spp.)、シレプタ・デロガテ(Sylepta derogate)、シナンテドン属(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トマトキバガ(Tuta absoluta)及びスガ属(Yponomeuta spp.);
食毛目(Mallophaga)から、例えばダマリネア属(Damalinea spp.)及びケモノハジラミ属(Trichodectes spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えばゴキブリ属(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属(Blattella spp.)、ケラ属(Gryllotalpa spp.)、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)、トノサマバッタ属(Locusta spp.)、ネオクルチラ・ヘキサダクチラ(Neocurtilla hexadactyla)、ワモンゴキブリ属(Periplaneta spp.)、スカプテリスカス属(Scapteriscus spp)及びコオロギ属(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えばリポセリス属(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えばナガノミ属(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)及びケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目(Thysanoptera)から、例えばカリオトリプス・ファセオリ(Calliothrips phaseoli)、ハナアザミウマ属(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属(Heliothrips spp)、ヘルシノトリプス属(Hercinothrips spp.)、パルテノトリプス属(Parthenothrips spp)、シルトトリプス・アウランチィ(Scirtothrips aurantii)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis)、タエニオトリプス属(Taeniothrips spp.)、アザミウマ属(Thrips spp);及び/又は
シミ目(Thysanura)から、例えばセイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
【0041】
植物発育の初期の段階で作物に被害を与え得る土壌生息有害生物の例は、以下のとおりである:
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えばアクレリス属(Acleris spp.)、アエゲリア属(Aegeria spp.)、アグロティス属(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属(Amylois spp.)、オートグラファ属(Autographa spp.)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、チロ属(Chilo spp.)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、ジアトラエア属(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エラスモパルプス属(Elasmopalpus spp.)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、コナガ(Plutella xylostella)、シルポファガ属(Scirpophaga spp.)、セサミア属(Sesamia spp.)、スポドプテラ属(Spodoptera spp.)及びトルトリックス属(Tortrix spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えばアグリオテス属(Agriotes spp.)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、コノトラケルス属(Conotrachelus spp.)、コスモポリテス属(Cosmopolites spp.)、クルクリオ属(Curculio spp.)、デルメステス属(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属(Diabrotica spp.)、ディロボデルス属(Diloboderus spp.)、エピラクナ属(Epilachna spp.)、エレムヌス属(Eremnus spp.)、ヘテロニクス属(Heteronychus spp.)、リッソルホプトルス属(Lissorhoptrus spp.)、メロロンタ属(Melolontha spp.)、オリカエフィルス属(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属(Otiorhynchus spp.)、フリクチヌス属(Phlyctinus spp.)、ポピリア属(Popillia spp.)、プシリオデス属(Psylliodes spp.)、リゾペルタ属(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、シトトルガ属(Sitotroga spp.)、ソマチカス属(Somaticus spp.)、タニメクス属(Tanymecus spp.)、ゴミムシダマシ属(Tenebrio spp.)、トリボリウム属(Tribolium spp.)、トロゴデルマ属(Trogoderma spp.)及びザブルス属(Zabrus spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えばケラ属(Gryllotalpa spp.);
シロアリ目(Isoptera)から、例えばヤマトシロアリ属(Reticulitermes spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えばリポセリス属(Liposcelis spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えばブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)及びフィロキセラ属(Phylloxera spp.);
同翅目(Homoptera)から、例えばリンゴワタムシ(Eriosoma larigerum);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えばヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、ハキリアリ属(Atta spp.)、セフス属(Cephus spp.)、ケアリ属(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属(Neodiprion spp.)、ソレノプシス属(Solenopsis spp.)及びベスパ属(Vespa spp.);
双翅目(Diptera)から、例えばガガンボ属(Tipula spp.);
アブラナ科の植物につくノミハムシ(crucifer flea beetle)(キスジノミハムシ属(Phyllotreta spp.))、根食い虫(root maggot)(デリア属(Delia spp.))、キャベツサヤゾウムシ(cabbage seedpod weevil)(シュートリンクス属(Ceutorhynchus spp.))及びアブラムシ。
【0042】
本発明の使用及び方法は、同翅目(Homoptera)(特に、コナジラミ、アブラムシ、キジラミ及びマルカイガラムシ類及びカタカイガラムシ類)、総翅目(Thysanoptera)(アザミウマ)、ダニ目(Acarina)(ダニ)及び鱗翅目(Lepidoptera)(チョウ及び蛾、及びその幼虫)の昆虫に対して適用され得る。特に、本発明の使用及び方法は、特に、植物が野菜である場合、ハダニ(Tetranychus urticae)(ハダニ)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(コナジラミ)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)(アブラムシ)、アザミウマ属(Thrips sp.)(アザミウマ)、又は植物がコーヒーである場合、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)(コーヒーハモグリガ)から選択される有害生物に対して適用され得る。
【0043】
本発明の使用及び方法が適用され得る有用な植物の作物には、液果植物、例えばブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー及びイチゴ;穀類、例えばオオムギ、トウモロコシ(コーン)、キビ、カラスムギ、イネ、ライ麦、モロコシ属(sorghum)、ライコムギ及びコムギ;繊維植物、例えば綿、亜麻、麻、ジュート及びサイザル麻;農作物、例えばテンサイ及び飼料用ビート、コーヒー、ホップ、カラシ、ナタネ(キャノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、チャ及びタバコ;果樹、例えばリンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシ及びセイヨウスモモ;芝生、例えばバミューダグラス、イチゴツナギ、ベントグラス、センチピードグラス、ウシノケグサ、ライグラス、セントオーガスチングラス及びシバ属(Zoysia)の芝生;ハーブ、例えばバジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージ及びタイム;マメ科植物、例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ及びダイズ;堅果、例えばアーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオ及びクルミ;ヤシ、例えばアブラヤシ;観賞植物、例えば花、低木及び高木;他の高木、例えばカカオ、ココナツ、オリーブ及びゴム;野菜、例えばアスパラガス、ナス、ブロッコリ、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、マロー、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、チリ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウ及びトマト;並びにつる植物、例えばブドウなどの多年生及び一年生作物が含まれる。
【0044】
本発明の使用及び方法は、毒素、例えば、δ-エンドトキシン、例えばCry1Ac(Cry1Ac Btタンパク質)などの殺虫タンパク質を発現するトランスジェニックダイズ植物である有用な植物の作物に適用され得る。したがって、これは、事象MON87701(米国特許第8,049,071号明細書並びに関連出願及び特許、並びに国際公開第2014/170327号(例えば、Intacta RR2 PROTMダイズへの段落[008]の言及を参照されたい)を参照されたい)、事象MON87751(米国特許出願公開第2014/0373191号明細書)又は事象DAS-81419(米国特許第8,632,978号明細書並びに関連出願及び特許)を含むトランスジェニックダイズ植物を含み得る。
【0045】
他のトランスジェニックダイズ植物は、事象SYHT0H2-HPPD耐性(米国特許出願公開第2014/0201860号明細書並びに関連出願及び特許)、事象MON89788-グリホサート耐性(米国特許第7,632,985号明細書並びに関連出願及び特許)、事象MON87708-ジカンバ耐性(米国特許出願公開第2011/0067134号明細書並びに関連出願及び特許)、事象DP-356043-5-グリホサート及びALS耐性(米国特許出願公開第2010/0184079号明細書並びに関連出願及び特許)、事象A2704-12-グルホシネート耐性(米国特許出願公開第2008/0320616号明細書並びに関連出願及び特許)、事象DP-305423-1-ALS耐性(米国特許出願公開第2008/0312082号明細書並びに関連出願及び特許)、事象A5547-127-グルホシネート耐性(米国特許出願公開第2008/0196127号明細書並びに関連出願及び特許)、事象DAS-40278-9-2,4-ジクロロフェノキシ酢酸及びアリールオキシフェノキシプロピオネートに対する耐性(国際公開第2011/022469号、国際公開第2011/022470号、国際公開第2011/022471号、並びに関連出願及び特許を参照されたい)、事象127-ALS耐性(国際公開第2010/080829号並びに関連出願及び特許)、事象GTS 40-3-2-グリホサート耐性、事象DAS-68416-4-2,4-ジクロロフェノキシ酢酸及びグルホシネート耐性、事象FG72-グリホサート及びイソキサフルトール耐性、事象BPS-CV127-9-ALS耐性及びGU262-グルホシネート耐性又は事象SYHT04R-HPPD耐性を含み得る。
【0046】
本発明の文脈において、有用な形質を発現するトランスジェニック綿事象は、式(I)の化合物、又は式(I)の化合物及び別の殺有害生物有効成分と組み合わせて使用され得、BXN10211、BXN10215、BXN10222、BXN10224、COT102、COT67B、GHB614、GHB119、LLCotton25、MON531、MON757、MON15985、MON1445、MON88913、MON1076、MON1698、MON88701、T304-40、281-24-236、3006-210-23、31707、31803、31808、42317などが挙げられる。
【0047】
実際には、本発明にしたがって使用される農薬組成物は、当該技術分野において公知の又は当該技術分野において使用されている様々な補助剤及び担体を含有する製剤として施用される。
【0048】
これらの製剤は、様々な物理的形態、例えば粉剤、ゲル、水和剤、水分散性顆粒、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油型乳剤、油フロアブル剤、水性分散体、油性分散体、サスポエマルション、カプセル懸濁液、乳化性顆粒、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体として水又は水混和性有機溶媒を含む)、含浸ポリマーフィルムの形態、又は例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)から公知の他の形態であり得る。このような製剤は、通常、使用前に希釈される。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒を用いて行われ得る。
【0049】
製剤は、微粉化された固体、顆粒、溶液、分散体又は乳剤の形態の製剤を得るために有効成分を製剤補助剤と混合することによって調製され得る。有効成分はまた、微粉化された固体、鉱油、植物若しくは動物由来の油、植物若しくは動物由来の変性油、有機溶媒、水、表面活性物質又はそれらの組合せなどの他の補助剤とともに製剤化され得る。
【0050】
本発明に係る製剤の調製に好適な製剤補助剤は、それ自体公知である。液体担体として、以下のものが使用され得る:水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、グリセロールアセテート、グリセロールジアセテート、グリセロールトリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール及びより高い分子量のアルコール、例えばアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドンなど。
【0051】
好適な固体担体は、例えば、タルク、二酸化チタン、パイロフィライト粘土、シリカ、アタパルジャイト粘土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、粉砕クルミ殻、リグニン及び同様の物質である。
【0052】
多数の表面活性物質が、固体及び液体製剤の両方において、特に使用前に担体で希釈され得る製剤において有利に使用され得る。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性又はポリマーであり得、それらは、乳化剤、湿潤剤若しくは懸濁化剤として、又は他の目的のために使用され得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、アルキルスルフェートの塩、例えばラウリル硫酸ジエタノールアンモニウム;アルキルアリールスルホネートの塩、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム;アルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物、例えばノニルフェノールエトキシレート;アルコール/アルキレンオキシド付加生成物、例えばトリデシルアルコールエトキシレート;石鹸、例えばステアリン酸ナトリウム;アルキルナフタレンスルホネートの塩、例えばジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム;スルホスクシネート塩のジアルキルエステル、例えばナトリウムジ(2-エチルヘキシル)スルホスクシネート;ソルビトールエステル、例えばオレイン酸ソルビトール;第四級アミン、例えばラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、例えばポリエチレングリコールステアレート;エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー;並びにモノ-及びジアルキルホスフェートエステルの塩;並びにさらに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載されるさらなる物質が挙げられる。
【0053】
殺有害生物製剤に使用され得るさらなる補助剤としては、結晶化阻害剤、粘度調整剤、懸濁化剤、染料、酸化防止剤、発泡剤、光吸収剤、混合補助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤又はpH調節物質及び緩衝剤、腐食防止剤、香料、湿潤剤、取り込み促進剤、微量栄養素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、凍結防止剤、殺菌剤並びに液体及び固体肥料が挙げられる。
【0054】
本発明にしたがって使用される製剤/組成物は、植物若しくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル又はこのような油の混合物及び油誘導体を含む添加剤を含み得る。本発明に係る製剤中の油添加剤の量は、一般に、施用される混合物を基準にして0.01~10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後、所望の濃度でスプレータンクに加えられ得る。好ましい油添加剤は、鉱油又は植物由来の油、例えばナタネ油、オリーブ油若しくはヒマワリ油、乳化植物油、植物由来の油のアルキルエステル、例えばメチル誘導体又は動物由来の油、例えば魚油若しくは牛脂を含む。好ましい油添加剤は、C8~C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12~C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステル(それぞれラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル及びオレイン酸メチル)を含む。多くの油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
【0055】
好ましい製剤は、以下の組成(重量%)を有し得る。
乳化性濃縮物:
有効成分:1~95%、好ましくは60~90%
表面活性剤:1~30%、好ましくは5~20%
液体担体:1~80%、好ましくは1~35%
【0056】
ダスト剤:
有効成分:0.1~10%、好ましくは0.1~5%
固体担体:99.9~90%、好ましくは99.9~99%
【0057】
懸濁液濃縮物:
有効成分:5~75%、好ましくは10~50%
水:94~24%、好ましくは88~30%
表面活性剤:1~40%、好ましくは2~30%
【0058】
水和剤:
有効成分:0.5~90%、好ましくは1~80%
表面活性剤:0.5~20%、好ましくは1~15%
固体担体:5~95%、好ましくは15~90%
【0059】
粒剤:
有効成分:0.1~30%、好ましくは0.1~15%
固体担体:99.5~70%、好ましくは97~85%
【0060】
好適には、本発明にしたがって使用される農薬組成物及び製剤は、病害発生前に施用される。製剤の使用の量及び頻度は、当該技術分野において通常使用されるものであり、害虫による加害のリスクに応じて決まる。
【0061】
以下の実施例は、本発明を例示する役割を果たす。
【実施例
【0062】
実施例1:
20℃の温室において、5インチポッド中の50%のJip 3及び50%の泥炭中で栽培されたトマト植物(BBCH 12生育段階におけるソラナム・リコペルシコン・アルサ・クレイグ(Solanum lycopersicum Ailsa Craig))に、(i)スピロピジオンSC300製剤(SC=懸濁液濃縮物)、及び(ii)SC240製剤として市販のスピロテトラマトの希釈物から調製された50mLの100ppmの有効成分水溶液(植物当たり5mgの有効成分)で灌注処理を行った(5回反復して)。処理後の4つの間隔(1、7、14及び21日)で、処理(i)及び(ii)に供されたトマト植物を、根、茎及び別個の葉の切片へと切り分け、洗浄し、抽出し、スピロピジオン及びそのジオン(殺虫剤(cide))、並びにスピロテトラマト及びそのジオン(殺虫剤)の量(μg)の液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS)による定量化を行った。結果が、以下の表1に示される。
【化3】
【0063】
【表1】
【0064】
表1に示されるデータによって示されるように、施用後のスピロピジオン及びスピロテトラマトが、植物の全身に広がるが(それらのそれぞれのジオンについても同様)、このアッセイは、スピロピジオンが、トマト植物の土壌への根灌注として施用される場合のスピロテトラマトと比較した際に、土壌からのはるかに高い吸収率を有していたことを示す。これは、スピロテトラマトによる対応する処理より、土壌灌注として施用されるスピロピジオンのより少ない量の施用についての望ましい且つ予想外の可能性を実証する。
【0065】
実施例2:
選択された有害生物(表2を参照)の個体群に自然に感染した野菜植物の基部における土壌に、10mgのai/植物の用量率で植物当たり30~100mLの有効成分(ai)溶液を灌注によって施用し、ここで、溶液は、有効成分としてのスピロピジオン又はスピロテトラマトからなっていた。土壌施用を、育苗トレー(nursery tray)への植え替えの3~7日後に行った。スピロピジオンを、水中のSC300製剤の希釈物として施用した。スピロテトラマトを、水中のSC240製剤の希釈物として施用した。死亡率を、非処理の対照植物に対するパーセンテージとして記録し、土壌施用の5~40日後に評価した。結果が、以下の表2に示される。
【0066】
【表2】
【0067】
様々な野菜作物及び有害生物について同じ用量率でのスピロピジオン及びスピロテトラマトの土壌処理について表2に示されるように、スピロピジオンの使用による、選択された有害生物の死亡率(ひいては有害生物防除)は、スピロテトラマトの使用の場合より一貫して高かった。
【0068】
実施例3:
コーヒーハモグリガ(コーヒーハモグリバエ(Perileucoptera coffeella))の個体群に自然に感染した別個のコーヒー植物の基部における土壌表面に、390mgのai/植物の用量率で50~100mLの有効成分(ai)溶液を灌注によって施用し、ここで、有効成分は、スピロピジオン、又は市販の標準としてのチアメトキサムであった。スピロピジオンを、水中のSC300製剤の希釈物として施用した。チアメトキサムを、水中のWG25製剤の希釈物として施用した。死亡率を、非処理の対照植物に対する有害生物防除パーセンテージとして記録し、それぞれの有効成分の土壌施用の30~95日後に評価した。結果が、以下の表3に示される。
【0069】
【表3】
【0070】
コーヒー植物について同じ用量率でのスピロピジオン及びチアメトキサムの土壌処理について表3に示されるように、スピロピジオンの使用についてのコーヒーハモグリバエ(Perileucoptera coffeella)の死亡率(ひいては有害生物防除)は、市販の標準としてのチアメトキサムの使用の場合より一貫して高かった。
【国際調査報告】