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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-13
(54)【発明の名称】スライド式化粧料コンパクトケース
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/00 20060101AFI20220406BHJP
【FI】
A45D33/00 625C
A45D33/00 650A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021549804
(86)(22)【出願日】2019-08-23
(85)【翻訳文提出日】2021-08-25
(86)【国際出願番号】 KR2019010763
(87)【国際公開番号】W WO2020184793
(87)【国際公開日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】10-2019-0027028
(32)【優先日】2019-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521284668
【氏名又は名称】シーティーケイ コスメティックス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CTK COSMETICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】234,Hyoryeong-ro,Seocho-gu Seoul 06709,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、イン ヨン
(72)【発明者】
【氏名】コ、ウォン グン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジェ ヒ
(57)【要約】
本発明の一実施形態は、化粧料を入れた携帯用スライド式化粧料コンパクトケースを提供する。スライド式化粧料コンパクトケースは、化粧料を収容する化粧料収容部を有する上板と、前記上板と離間して対向する下板と、前記上板と下板とを連結し、一部が開口した側壁と、を備え、前記上板と、下板と、一部が開口した側壁とがスライド収納部を形成するケース本体と;前記化粧料塗布用のブラシであって、前記側壁の開口から前記スライド収納部にスライド自在に挿脱されるブラシユニットと;前記化粧料収容部を前記上板の上側から覆い、前記ケース本体に結合するカバーと;を備える。

【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧料を入れた携帯用スライド式化粧料コンパクトケースであって、
化粧料を収容する化粧料収容部を有する上板と、前記上板と離間して対向する下板と、前記上板と下板とを連結し、一部が開口した側壁と、を備え、前記上板と、下板と、一部が開口した側壁とがスライド収納部を形成するケース本体と;
前記化粧料塗布用のブラシであって、前記側壁の開口から前記スライド収納部にスライド自在に挿脱されるブラシユニットと;
前記化粧料収容部を前記上板の上側から覆い、前記ケース本体と結合するカバーと;を備えることを特徴とするスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項2】
前記カバーは、
前記上板と対向するカバー板と;
カバー板の周縁から下方に延びて前記ケース本体の側壁をカバーする側面部と;
前記側面部の一方の側端から下方に突出しており、前記ケース本体にヒンジ結合されるヒンジ結合部と;
前記ヒンジ結合部と対向する前記側面部の他方の側端から下方に突出しており、前記スライド収納部に挿入された前記ブラシユニットを外側からカバーして、前記側壁の開口に露出したブラシをカバーする係止部と;を備えることを特徴とする請求項1に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項3】
前記ケース本体は、
前記上板の周縁に沿って前記上板から上方に突出し、前記化粧料収容部を、前記上板と共に形成する周縁部をさらに備え、
前記ケース本体の側壁には、前記カバーの前記ヒンジ結合部に挿入されてヒンジ結合されるヒンジ結合溝が形成され、
前記ケース本体の上板の外周縁には、前記係止部が係合するガイド溝が形成されることを特徴とする請求項2に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項4】
前記ブラシユニットは、
前記ブラシユニットが前記スライド収納部に挿入されたときに、外側面が前記係止部によってカバーされるハンドル部と;
前記ハンドル部に結合し、前記スライド収納部に収納されるブラシ部と;を備えることを特徴とする請求項2に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項5】
前記ハンドル部の外側面には、外側から前記スライド収納部に向かって凹んだ結合用溝が形成され、
前記カバーの前記係止部が上側から前記結合用溝に挿入されることを特徴とする請求項4に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項6】
前記ハンドル部の結合用溝は、前記スライド収納部に向かっている方向の底面を含み、前記底面には係止溝が形成され、
前記カバーの前記係止部には、前記係止溝に係止される突起が形成されることを特徴とする請求項5に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項7】
前記ハンドル部には、前記スライド収納部と対向する内部空間と、上側から前記内部空間に通す貫通部とが形成されており、
前記ブラシ部は、
前記ハンドル部の前記内部空間に挿入されたガイドブロックであって、前記ガイドブロックの一部が前記貫通部により露出され、使用者が前記ガイドブロックを前記スライド収納部に向かって押すか、または反対側に引っ張ることができるガイドブロックと;
前記ガイドブロックに結合して前記スライド収納部に収納されるブラシと;を備えることを特徴とする請求項4に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項8】
前記ブラシユニットは、
前記ブラシユニットが前記スライド収納部に挿入されたときに、外側面が前記係止部によってカバーされるハンドル部と;
前記ハンドル部に結合し、前記スライド収納部に収納されるブラシ部と;を備え、
前記ケース本体のガイド溝に対応する位置の前記ハンドル部の外側面には、外側から前記スライド収納部に向かって凹んだ係止溝が形成され、
前記カバーの前記係止部が上側から前記ケース本体のガイド溝を介して前記ハンドル部の係止溝に挿入されることを特徴とする請求項3に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項9】
上方に開口して前記化粧料を収容し、前記化粧料収容部に着脱自在に挿入される化粧料収容器をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。
【請求項10】
前記上板と対向するように前記カバーのカバー板に取り付けられるミラー部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のスライド式化粧料コンパクトケース。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライド式化粧料コンパクトケースに係り、さらに詳しくは、円盤状でスライド式結合構造を有するので、よりコンパクトで使い勝手の良いスライド式化粧料コンパクトケースに関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料は、見た目を美しくする商品に限らず、人体をきれいにしたり、肌や髪などに栄養を供給して見た目を美しくしたり、同時に健康を増進させたりするために使われる商品を指す。
【0003】
このような化粧料の分類には、皮膚表面の皮脂、老廃物及び汚染物質を除去するために使用される洗顔化粧料、皮膚に水分と油分を適切に供給するために使用される基礎化粧料、色味を表現するために使用される色合い化粧料、毛髪や頭皮の汚れを除去すると同時に毛髪を保護し栄養を供給するために使用される毛髪化粧料、および香料をアルコールなどに溶かして他人に香りを感じさせるために使用される香水などに分類する方法がある。
【0004】
しかし、このような化粧料の分類にもかかわらず、化粧料容器を決定する最も重要な要素は、化粧料が液状か、固形状か、粉末状かである。次に、使用法によって様々なデザインの化粧料容器が使用されている。
【0005】
一般的に、コンパクトタイプの化粧料は、ケース内に粉末状の化粧料内容物が入っており、使用者がウレタンやスポンジパフで内容物を吸着させた後、皮膚に塗布する。
【0006】
しかしながら、従来の化粧料のコンパクトケースは、ケース化粧料内容物収容部とウレタンやスポンジ製のパフを収納する際にコンパクトに構成するには限界があり、それをバッグ等に入れて携帯したい場合は、バックの形状が変形するなどの問題があって、取り扱い性が著しく落ちることになる。
【0007】
一方、化粧料コンパクトケースの厚さや体積を最小にする設計のため、化粧に必要なブラシやミラーを内蔵しない場合もある。このため、化粧をするときや化粧を直すときに基本的に使用するブラシやミラーが内蔵されていないので、必然的に前記ブラシ及びミラー等を別途購入して持ち運ばなければならない煩わしさがある。
【0008】
特に、上下回転による開閉方式の一般的なコンパクトケースは、両手で開閉して使用する必要があり、非常に不便である。
【0009】
したがって、コンパクトケースをよりコンパクトに変更し、ブラシやミラーを内蔵しながらも使い勝手の良いコンパクトケースが求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする技術的課題は、コンパクトケースをよりコンパクトに変更し、ブラシやミラーを内蔵しながらも使い勝手の良いスライド式化粧料コンパクトケースを提供することである。
【0011】
本発明が解決しようとする技術的課題は、上述した技術的な課題に何等制限されるものではなく、未言及の他の技術的な課題は、次の記載から当業者にとって明らかに理解できる筈である。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記技術的課題を達成するために、本発明の一実施形態は、化粧料を入れた携帯用スライド式化粧料コンパクトケースを提供する。スライド式化粧料コンパクトケースは、化粧料を収容する化粧料収容部を有する上板と、前記上板と離間して対向する下板と、前記上板と下板とを連結し、一部が開口した側壁と、を備え、前記上板と、下板と、一部が開口した側壁とがスライド収納部を形成するケース本体と;前記化粧料塗布用のブラシであって、前記側壁の開口から前記スライド収納部にスライド自在に挿脱されるブラシユニットと;前記化粧料収容部を前記上板の上側から覆い、前記ケース本体と結合するカバーと;を備えていてもよい。
【0013】
本発明の実施形態において、前記カバーは、前記上板と対向するカバー板と;カバー板の周縁から下方に延びて前記ケース本体の側壁をカバーする側面部と;前記側面部の一方の側端から下方に突出しており、前記ケース本体にヒンジ結合されるヒンジ結合部と;前記ヒンジ結合部と対向する前記側面部の他方の側端から下方に突出しており、前記スライド収納部に挿入された前記ブラシユニットを外側からカバーして、前記側壁の開口に露出したブラシをカバーする係止部と;を備えていてもよい。
【0014】
本発明の実施形態において、前記ケース本体は、前記上板の周縁に沿って前記上板から上方に突出し、前記化粧料収容部を、前記上板と共に形成する周縁部をさらに備え、前記ケース本体の側壁には、前記カバーの前記ヒンジ結合部に挿入されてヒンジ結合されるヒンジ結合溝が形成され、前記ケース本体の上板の外周縁には、前記係止部が係合するガイド溝が形成されてもよい。
【0015】
本発明の実施形態において、前記ブラシユニットは、前記ブラシユニットが前記スライド収納部に挿入されたときに、外側面が前記係止部によってカバーされるハンドル部と;前記ハンドル部に結合し、前記スライド収納部に収納されるブラシ部と;を備えていてもよい。
【0016】
本発明の実施形態において、前記ハンドル部の外側面には、外側から前記スライド収納部に向かって凹んだ結合用溝が形成され、前記カバーの前記係止部が上側から前記結合用溝に挿入されてもよい。
【0017】
本発明の実施形態において、前記ハンドル部の結合用溝は、前記スライド収納部に向かっている方向の底面を含み、前記底面には係止溝が形成され、前記カバーの前記係止部には、前記係止溝に係止される突起が形成されてもよい。
【0018】
本発明の実施形態において、前記ハンドル部には、前記スライド収納部と対向する内部空間と、上側から前記内部空間に通す貫通部とが形成されてもよい。
【0019】
本発明の実施形態において、前記ブラシ部は、前記ハンドル部の前記内部空間に挿入されたガイドブロックであって、前記ガイドブロックの一部が前記貫通部により露出され、使用者が前記ガイドブロックを前記スライド収納部に向かって押すか、または反対側に引っ張ることができるガイドブロックと;前記ガイドブロックに結合して前記スライド収納部に収納されるブラシと;を備えていてもよい。
【0020】
本発明の実施形態において、前記ブラシユニットは、前記ブラシユニットが前記スライド収納部に挿入されたときに、外側面が前記係止部によってカバーされるハンドル部と;前記ハンドル部に結合し、前記スライド収納部に収納されるブラシ部と;を備え、前記ケース本体のガイド溝に対応する位置の前記ハンドル部の外側面には、外側から前記スライド収納部に向かって凹んだ係止溝が形成され、前記カバーの前記係止部が上側から前記ケース本体のガイド溝を介して前記ハンドル部の係止溝に挿入されてもよい。
【0021】
本発明の実施形態において、上方に開口して前記化粧料を収容し、前記化粧料収容部に着脱自在に挿入される化粧料収容器をさらに備えていてもよい。
【0022】
本発明の実施形態において、前記上板と対向するように前記カバーのカバー板に取り付けられるミラー部をさらに備えていてもよい。
【発明の効果】
【0023】
本発明の実施形態によれば、ケース本体に、化粧料収容部と、ブラシユニットがスライド自在に収納されるスライド収納部とを備えることにより、コンパクトケースをよりコンパクトに変更し、ブラシやミラーを内蔵しながらも使い勝手の良いスライド式化粧料コンパクトケースを提供することができる。
【0024】
本発明の効果は、上記の効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明または特許請求の範囲に記載された発明の構成から推論できる全ての効果を含むものと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施形態に係るスライド式化粧料コンパクトケースを示す図である。
図2図1に示すスライド式化粧料コンパクトケースの使用状態を説明するための図である。
図3図2に示すスライド式化粧料コンパクトケースのケース本体の一例を説明するための図である。
図4図2に示すスライド式化粧料コンパクトケースのカバーの一例を示す図である。
図5図2に示すスライド式化粧料コンパクトケースのケース本体及び化粧料収容器の一例を説明するための図である。
図6】本発明の他の実施形態に係るスライド式化粧料コンパクトケースを示す図である。
図7図6に示すスライド式化粧料コンパクトケースのブラシユニットの一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付図面を参照して本発明について説明する。しかしながら、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、後述する実施形態により限定されるものではない。また、図面において本発明を明確に説明するために説明とは関係ない部分は省略し、明細書の全般に亘って、同一又は類似の構成要素については同一の参照符号を付した。
【0027】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結(接続、接触、結合)」されているということは、「直接的に連結」されている場合だけでなく、その間に他の部材を介在して「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「備える(含む)」ということは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外せず、他の構成要素をさらに備えることができることを意味する。
【0028】
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われるものであって、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「備える(含む)」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除するものではないと理解されなければならない。
【0029】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係るスライド式化粧料コンパクトケースを示す図である。図2は、図1に示すスライド式化粧料コンパクトケースの使用状態を説明するための図である。
【0031】
スライド式化粧料コンパクトケースは、化粧料を入れた携帯用化粧料コンパクトケースに適用されてもよい。
【0032】
スライド式化粧料コンパクトケースは、ケース本体100、ブラシユニット200及びカバー300を備える。
【0033】
ケース本体100は、化粧料を収容する化粧料収容部103を有する上板110と、上板110と離間して対向する下板130と、上板110と下板130とを連結し、一部が開口した側壁150と、を備えていてもよい。
【0034】
上板110と、下板130と、一部が開口した側壁150とがスライド収納部105を形成してもよい。
【0035】
ブラシユニット200は、化粧料塗布用として使用されてもよい。ブラシユニット200は、側壁150の開口からスライド収納部105にスライド自在に挿脱されてもよい。
【0036】
カバー300は、上板110の上側から化粧料収容部103を覆い、ケース本体100と結合してもよい。化粧料収容部103については後述する。
【0037】
ブラシユニット200は、ハンドル部210及びブラシ部230を備えていてもよい。
【0038】
ケース本体100のスライド収納部105にブラシユニット200が挿脱されてもよい。
【0039】
ブラシ部230は、ハンドル部210に結合し、スライド収納部105に収納されてもよい。ブラシユニット200がスライド収納部105に挿入されたときに、ハンドル部210の外側面がカバー300によってカバーされてもよい。
【0040】
カバー300は、ケース本体100の上側からケース本体100に結合し、スライド収納部105に収納されたブラシユニット200の外側面の一部をカバーしてもよい。
【0041】
スライド収納部105にブラシユニット200を挿入した状態でカバー300を覆って図1に示す状態にしてもよい。その後、カバー300を開き、スライド収納部105から露出したブラシユニット200の一部を引っ張ると、図2に示すようにブラシ235を使用できるようになる。
【0042】
図3は、ケース本体100を説明するための図である。
【0043】
ケース本体100は、上板110の周縁に沿って上板110から上方に突出し、化粧料収容部103を、上板110と共に形成する周縁部170をさらに備えていてもよい。
【0044】
ケース本体100の側壁150には、カバー300のヒンジ結合部331(図4参照)が挿入されてヒンジ結合されるヒンジ結合溝113が形成され、ケース本体100の上板110の外周縁には、ヒンジ結合部331と反対側にガイド溝111が形成されることができる。
【0045】
カバー300は、ガイド溝111に沿ってス本体100に結合されてもよい。
【0046】
図3の下側図に示すように、ヒンジ結合溝113には、カバー300とヒンジ結合するための締結用孔が形成されてもよい。
【0047】
ケース本体100の側壁150の一部が開口しているので、ケース本体100の上板110、下板130及び側壁150がスライド収納空間を形成し、ブラシユニット200がスライド収納空間に挿入されてもよい。
【0048】
ケース本体100は、略円盤状を呈しており、ハンドル部210の外側面は、ケース本体100の側壁150の開口を充填しながら、円盤状の側壁150と滑らかに連なるように形成されてもよい。
【0049】
図4は、図2に示すスライド式化粧料コンパクトケースのカバー300の一例を示す図である。
【0050】
カバー300は、、ケース本体100の上板110と対向するカバー板310、側面部330、ヒンジ結合部331及び係止部333を備えていてもよい。
【0051】
側面部330は、カバー板310の周縁から下方に延び、ケース本体100の側壁150をカバーしてもよい。
【0052】
ヒンジ結合部331は、側面部330の一方の側端から下方に突出しており、ケース本体100にヒンジ結合されてもよい。
【0053】
係止部333は、ヒンジ結合部331と対向する側面部330の他方の側端から下方に突出しており、スライド収納部105に挿入されたブラシユニット200を外側からカバーしてもよい。
【0054】
ケース本体100のガイド溝111に対応する位置のハンドル部210の外側面には、外側からスライド収納部105に向かって凹んだ結合用溝211が形成されてもよい。。
【0055】
カバー300の係止部333は、上側からケース本体100のガイド溝111を介してハンドル部210の結合用溝211に挿入されてもよい。
【0056】
ハンドル部210の結合用溝211は、外側から見ると、スライド収納部105に向かっている方向の底面を含み、底面には係止溝が形成されてもよい。
【0057】
カバー300の係止部333には、ハンドル部210の係止溝に係止される突起3331が形成されてもよい。
【0058】
これにより、カバー300は、ヒンジ結合部331によりケース本体100に回動自在に結合した状態で開閉可能であり、カバー300の係止部333が、本体のガイド溝111、及び、ブラシユニット200のハンドル部210の結合用溝211に挿入されて、カバー300が閉状態となる。
【0059】
カバー300を開く場合は、逆にカバー300の係止部333が使用者の指で外方に僅かに押圧されるので、弾性によってカバー300が開かれる。
【0060】
ブラシユニット200の結合用溝211に係止溝を形成する別の例として、ハンドル部210の結合用溝211は、スライド収納部105に向かっている方向の底面を含み、底面が角張った隅部を有し、カバー300の係止部333には、底面の角張った隅部に係止される突起が形成される構成をとってもよい。
【0061】
本実施形態に係るスライド式化粧料コンパクトケースは、本体の上板110と対向するようにカバー300のカバー板310に取り付けられるミラー部350をさらに備えていてもよい。
【0062】
図5は、図2に示すスライド式化粧料コンパクトケースのケース本体100及び化粧料収容器190の一例を説明するための図である。
【0063】
前述したように、ケース本体100の上板110には周縁部170が形成されており、上板110と周縁部170とは、化粧料を収容する化粧料収容部103を形成してもよい。
【0064】
化粧料収容部103に化粧料を直接保管してもよいが、図5に示すように、化粧料収容部103には、化粧料を収納する容器の一種である化粧料収容器190又はパレットが着脱自在に挿入されて結合されてもよい。
【0065】
化粧料収容器190の底面には、同心円状又は螺旋状の突起191が形成されてもよい。このような突起191は、化粧料収容器190に収容された化粧料がスポンジ形態に含浸された形態である場合、化粧料収容器190の底部に吸着することを防止することができる。
【0066】
本実施形態によれば、化粧料収容部103に化粧料を収納し、スライド収納部105にブラシユニット200を収納し、カバー300にミラーを備え、ブラッシュユニット200をスライド収納部105にスライド自在に着脱し、カバー300を容易に開閉することができる。
【0067】
したがって、コンパクトで使い勝手の良いスライド式化粧料コンパクトケースを提供することができる。
【0068】
図6は、本発明の他の実施形態に係るスライド式化粧料コンパクトケースを示す図である。図7は、図6に示すスライド式化粧料コンパクトケースのブラシユニット200の一例を説明するための図である。
【0069】
スライド式化粧料コンパクトケースの構成は、ブラシユニット200を除いては、図1乃至図5に示す化粧料コンパクトケースの構成と類似しているため、重複した説明は省略する。
【0070】
図6に示す実施形態において、ブラシユニット200は、ハンドル部210とブラシ部230とを備えていてもよい。ハンドル部210はプラスチック部品であり、ハンドル部210には、スライド収納部105と対向する内部空間213と、上側から内部空間に通す貫通部215とが形成されてもよい。
【0071】
ブラシ部230は、ガイドブロック231と、ブラシ235とを備えていてもよい。
【0072】
ガイドブロック231がハンドル部210の内部空間213に挿入され、ガイドブロック231の一部2331がハンドル部210の貫通部215により露出され、使用者がガイドブロック231をスライド収納部105に向かって押すか、または反対側に引っ張ることができる。。
【0073】
ブラシ235は、ガイドブロック231に結合してスライド収納部105に収納されてもよい。
【0074】
したがって、使用者の好みに応じてブラシ235の長さを調節することができる。
【0075】
前述した本発明の説明は、例示のためのことであり、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更することなく、他の具体的な形態に容易に変形可能であることが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施形態等は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解せねばならない。例えば、単一型として説明されている各構成要素は、分散されて実施されてもよく、同様に、分散されたものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されてもよい。
【0076】
本発明の範囲は、後述する特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲並びにその均等の概念から導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】