(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-14
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
A24F 40/60 20200101AFI20220407BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20220407BHJP
A24F 40/50 20200101ALI20220407BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/65
A24F40/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021521377
(86)(22)【出願日】2020-12-14
(85)【翻訳文提出日】2021-04-19
(86)【国際出願番号】 KR2020018251
(87)【国際公開番号】W WO2021145569
(87)【国際公開日】2021-07-22
(31)【優先権主張番号】10-2020-0005609
(32)【優先日】2020-01-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100202267
【氏名又は名称】森山 正浩
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンファン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョンフン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,スンウク
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンウォン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,デナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC34
4B162AC50
4B162AD02
4B162AD06
4B162AD08
4B162AD13
4B162AD15
4B162AD20
4B162AD23
4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を加熱するヒータ、ヒータに電力を供給するバッテリ、外部デバイスと通信可能な通信インターフェース、及び通信インターフェースを介して外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、ユーザ認証結果に基づいて動作するプロセッサを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置において、
エアロゾル生成物質を加熱するヒータと、
前記ヒータに電力を供給するバッテリと、
外部デバイスと通信可能な通信インターフェースと、
前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、前記ユーザ認証結果に基づいて動作するプロセッサと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行い、
前記ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を遂行する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記エアロゾル生成装置は、
メモリをさらに含み、
前記プロセッサは、
前記ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データを前記メモリに保存するように制御する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
ユーザが認証されたことに応答して、
前記通信インターフェースは、前記外部デバイスから前記認証されたユーザに係わるユーザ関連データを受信し、
前記プロセッサは、前記ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を遂行する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ユーザ関連データは、前記ユーザから獲得されるデータ及び前記エアロゾル生成装置が使用される過程で獲得されるデータのうち、少なくとも1つを含み、
前記ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つを含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記エアロゾル生成装置は、
前記ユーザから前記ユーザに係わる識別情報を受信するユーザインターフェースをさらに含み、
前記通信インターフェースは、前記外部デバイスに前記識別情報を伝送し、前記外部デバイスから前記識別情報による前記ユーザ認証結果を受信する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
エアロゾル生成装置を制御する方法において、
通信インターフェースを介して外部デバイスからユーザ認証結果を受信する段階と、
前記ユーザ認証結果に基づいて前記エアロゾル生成装置を動作する段階と、を含む、方法。
【請求項8】
前記動作する段階は、
ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行い、
前記ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う段階と、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記受信する段階は、
ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データをエアロゾル生成装置のメモリに保存する段階を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記受信する段階は、
ユーザが認証されたことに応答し、前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスから前記認証されたユーザに係わるユーザ関連データを受信する段階を含み、
前記動作する段階は、前記ユーザが認証されたことに応答し、前記ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う段階を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及び前記エアロゾル生成装置が使用される過程で獲得されるデータのうち、少なくとも1つを含み、
前記ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記受信する段階は、
ユーザインターフェースを介してユーザに係わる識別情報を受信する段階と、
前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスに前記識別情報を伝送する段階と、
前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスから前記識別情報による前記ユーザ認証結果を受信する段階と、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
システムにおいて、
第1エアロゾル生成装置と、
第2エアロゾル生成装置と、
外部デバイスと、
前記第1エアロゾル生成装置、前記第2エアロゾル生成装置、及び前記外部デバイスの間に連結が確立される通信ネットワークと、を含み、
前記第1エアロゾル生成装置は、
前記第1エアロゾル生成装置の第1通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、
ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、
前記ユーザ関連データを前記外部デバイスに伝送し、
前記第2エアロゾル生成装置は、
前記第2エアロゾル生成装置の第2通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、
前記ユーザが認証されたことに応答し、前記外部デバイスから前記ユーザ関連データを受信し、
前記ユーザ関連データに基づいて前記ユーザ関連機能を遂行する、システム。
【請求項14】
システムにおいて、
第1エアロゾル生成装置と、
第2エアロゾル生成装置と、
前記第1エアロゾル生成装置と前記第2エアロゾル生成装置との間に連結が確立される通信ネットワークと、を含み、
前記第1エアロゾル生成装置は、
前記第1エアロゾル生成装置の第1ユーザインターフェースを介して第1ユーザから前記第1ユーザに係わる第1識別情報を受信し、
前記第1識別情報と前記第1エアロゾル生成装置に保存された登録情報を比較して前記第1ユーザを認証し、
前記第1ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、
前記第2エアロゾル生成装置は、
前記第2エアロゾル生成装置の第2ユーザインターフェースを介して第2ユーザから前記第2ユーザに係わる第2識別情報を受信し、
前記第2識別情報を前記第1エアロゾル生成装置に伝送し、
前記第2識別情報が第1識別情報とマッチングされることに基づいて、前記第1エアロゾル生成装置から前記ユーザ関連データを受信し、
前記ユーザ関連データに基づいて前記ユーザ関連機能を遂行する、システム。
【請求項15】
請求項7の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な非一時的な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル生成装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではなく、エアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルが生成される方法に関する需要が増加している。
【0003】
エアロゾル生成装置を使用するユーザ別に喫煙習慣などが互いに異なるので、エアロゾル生成装置をユーザ別にカスタマイジング(customizing)することで、ユーザの便宜性を改善させる必要性が要求される。
【0004】
また、エアロゾル生成装置を使用するユーザのユーザ情報がエアロゾル生成装置に保存される場合、ユーザ情報の保護が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、エアロゾル生成装置及びその動作方法を提供する。また、エアロゾル生成装置を使用するユーザを認証し、ユーザ認証結果によってエアロゾル生成装置の動作を決定することができる装置及び方法を提供する。また、前記方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な非一時的記録媒体を提供するところにある。
【0006】
本開示が解決しようとする技術的課題は、前記のような技術的課題に限定されず、以下の本開示からさらに他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本開示の第1側面は、エアロゾル生成装置において、エアロゾル生成物質を加熱するヒータ、前記ヒータに電力を供給するバッテリ、外部デバイスと通信可能な通信インターフェース、及び前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、前記ユーザ認証結果に基づいて動作するプロセッサを含む、エアロゾル生成装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0008】
前述した本開示の課題解決手段によれば、ユーザが認証された場合にのみユーザ関連データを獲得し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を遂行することで、ユーザ情報保護を強化することができる。これにより、エアロゾル生成装置のカスタマイジングを可能にしてユーザ便宜性を増大させうる。また、ユーザが未認証となっても、エアロゾル生成装置は、カスタマイジングされていない基本機能を依然として行えるところ、これを通じてもユーザ便宜性を増大させうる。
【0009】
本開示の他の課題解決手段のうち、いずれか1つによれば、ユーザがエアロゾル生成装置を交換する場合、交換後のエアロゾル生成装置が動作するに当たって、交換前のエアロゾル生成装置に係わるユーザ関連データを活用することで、交換後のエアロゾル生成装置のカスタマイジングを容易かつ迅速に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】一実施例によるエアロゾル生成装置と外部デバイスとが通信連結される例を示すブロック図である。
【
図2】一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】一実施例によるユーザ認証過程を説明するための例示的な図面である。
【
図4】一実施例によるユーザが認証されていない場合、エアロゾル生成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【
図5】一実施例によるユーザが認証された場合、エアロゾル生成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【
図6】一実施例による第1エアロゾル生成装置、第2エアロゾル生成装置、及び外部デバイス間の通信過程を説明するためのフローチャートである。
【
図7】一実施例による第1エアロゾル生成装置と第2エアロゾル生成装置との通信過程を説明するためのフローチャートである。
【
図8】一実施例によるエアロゾル生成装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
前述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本開示の第1側面は、エアロゾル生成装置において、エアロゾル生成物質を加熱するヒータ、前記ヒータに電力を供給するバッテリ、及び外部デバイスと通信可能な通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、前記ユーザ認証結果に基づいて動作するプロセッサを含む、エアロゾル生成装置を提供することができる。
【0012】
また、前記プロセッサは、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行い、前記ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連(non-associated)データに基づいてユーザ非関連機能を遂行しうる。
【0013】
また、前記エアロゾル生成装置は、メモリをさらに含み、前記プロセッサは、前記ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データを前記メモリに保存するように制御することができる。
【0014】
また、ユーザが認証されたことに応答し、前記通信インターフェースは、前記外部デバイスから前記認証されたユーザに係わるユーザ関連データを受信し、前記プロセッサは、前記ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行うことができる。
【0015】
また、前記ユーザ関連データは、前記ユーザから獲得されるデータ及び前記エアロゾル生成装置が使用される過程で獲得されるデータのうち、少なくとも1つを含み、前記ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0016】
また、前記エアロゾル生成装置は、前記ユーザから前記ユーザに係わる識別情報を受信するユーザインターフェースをさらに含み、前記通信インターフェースは、前記外部デバイスに前記識別情報を伝送し、前記外部デバイスから前記識別情報による前記ユーザ認証結果を受信することができる。
【0017】
本開示の他の側面は、エアロゾル生成装置を制御する方法において、通信インターフェースを介して外部デバイスからユーザ認証結果を受信する段階、及び前記ユーザ認証結果に基づいて前記エアロゾル生成装置を動作する段階を含む、方法を提供する。
【0018】
また、前記動作する段階は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、ユーザ非関連(non-associated)データに基づいてユーザ非関連機能を行い、前記ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う段階を含む。
【0019】
また、前記受信する段階は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データをエアロゾル生成装置のメモリに保存する段階を含む。
【0020】
また、前記受信する段階は、ユーザが認証されたことに応答し、前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスから前記認証されたユーザに係わるユーザ関連データを受信する段階を含み、前記動作する段階は、前記ユーザが認証されたことに応答し、前記ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う段階を含む。
【0021】
また、前記ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及び前記エアロゾル生成装置が使用される過程で獲得されるデータのうち、少なくとも1つを含み、前記ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0022】
また、前記受信する段階は、ユーザインターフェースを介してユーザに係わる識別情報を受信する段階、前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスに前記識別情報を伝送する段階、及び前記通信インターフェースを介して前記外部デバイスから前記識別情報による前記ユーザ認証結果を受信する段階を含む。
【0023】
本開示のさらに他の側面は、システムにおいて、第1エアロゾル生成装置、第2エアロゾル生成装置、外部デバイス、及び前記第1エアロゾル生成装置、前記第2エアロゾル生成装置及び前記外部デバイスの間に連結が確立(establish)される通信ネットワークを含み、前記第1エアロゾル生成装置は、前記第1エアロゾル生成装置の第1通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、前記ユーザ関連データを前記外部デバイスに伝送し、前記第2エアロゾル生成装置は、前記第2エアロゾル生成装置の第2通信インターフェースを介して前記外部デバイスからユーザ認証結果を受信し、前記ユーザが認証されたことに応答し、前記外部デバイスから前記ユーザ関連データを受信し、前記ユーザ関連データに基づいて前記ユーザ関連機能を遂行する、システムを提供する。
【0024】
本開示のさらに他の側面は、システムにおいて、第1エアロゾル生成装置、第2エアロゾル生成装置、及び前記第1エアロゾル生成装置と前記第2エアロゾル生成装置との間に連結が確立される通信ネットワークを含み、前記第1エアロゾル生成装置は、前記第1エアロゾル生成装置の第1ユーザインターフェースを介して第1ユーザから前記第1ユーザに係わる第1識別情報を受信し、前記第1識別情報と前記第1エアロゾル生成装置に保存された登録情報を比較して、前記第1ユーザを認証し、前記第1ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行い、前記第2エアロゾル生成装置は、前記第2エアロゾル生成装置の第2ユーザインターフェースを介して第2ユーザから前記第2ユーザに係わる第2識別情報を受信し、前記第2識別情報を前記第1エアロゾル生成装置に伝送し、前記識別情報と既保存の登録情報とを比較して、前記ユーザを認証し、前記ユーザが認証されたことに応答し、前記第1エアロゾル生成装置から前記ユーザ関連データを受信し、前記ユーザ関連データに基づいて前記ユーザ関連機能を遂行する、システムを提供する。
【0025】
本開示のさらに他の側面は、前記方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供することができる。
【0026】
ここで使用された「少なくとも1つ」のような表現は、エレメントの全体リスト(list)を修正し、リストの個別エレメントを修飾しない。例えば、「a、b及びcのうち少なくとも1つ」という表現は、「a」、「b」、「c」、「aとb」、「aとc」、「bとc」、または「a、b及びc」をいずれも含むと理解されねばならない。
【0027】
あるエレメントが他のエレメントに対して「上部に(over)」、「上に(above)」、「連結された(connected to)」または「結合された(coupled to)」と指称されたとき、これは、他のエレメントに対して直ちに(directly)上にあるか、直接(directly)連結されるか、直接(directly)結合されたものでもあり、または中間に別途のエレメントが存在するものでもある。しかし、あるエレメントが他のエレメントの「直上に(directly over、directly above、directly on)」、「直接連結されたまたは直接結合された(directly connected toまたはdirectly coupled to)」と言及されたときには、中間に別途のエレメントが存在しない。
【0028】
本開示で使用される用語は、本開示での機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に係わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。
【0029】
本開示全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、「…部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0030】
以下、添付図面に基づいて本開示の実施例について当該技術分野で通常の知識を有する者が容易に理解するか、実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態としても具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0031】
図1は、一実施例によるエアロゾル生成装置と外部デバイスとが通信連結される例を示すブロック図である。
【0032】
エアロゾル生成装置110は、喫煙システムを包括的に意味する。一実施例において、エアロゾル生成装置110は、エアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを生成する電気加熱式喫煙システムでもある。
【0033】
エアロゾル生成装置110は、バッテリ、ヒータ、メモリ、センサ、通信インターフェース、ユーザインターフェースなどを含んでもよいが、挙げられた構成のうち、一部が省略されるか、追加的な構成がさらに含まれるということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。
【0034】
一実施例において、エアロゾル生成装置110は、ユーザ関連データに基づいて、ユーザ関連機能を行うことができる。ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及びエアロゾル生成装置110を使用する過程で獲得されるデータを含んでもよい。エアロゾル生成装置110は、ユーザ別に互いに異なるユーザ関連データを獲得することができる。
【0035】
ユーザから獲得されるデータは、ユーザの個人情報及びユーザの選好度情報を含んでもよい。例えば、個人情報は、年齢、性別、住所、職業、識別情報などを含んでもよい。また、選好度情報は、選好タイプ(例えば、シガレット型、液状型など)、タイプ別選好製品、選好香味などを含んでもよい。ユーザは、個人情報及び選好度情報をエアロゾル生成装置110に入力することができる。
【0036】
エアロゾル生成装置110は、ユーザから獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を行うことができる。例えば、エアロゾル生成装置110は、ユーザの年齢、性別、選好タイプ、タイプ別選好製品及び選好香味のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を行うことができる。また、エアロゾル生成装置110は、ユーザの住所に基づいて販売地点推薦機能を行うことができる。
【0037】
エアロゾル生成装置110の使用過程で獲得されるデータは、パフ平均強度、パフシリーズ当たり平均パフ回数、日別喫煙回数、日別喫煙時間、喫煙地域、製品別使用頻度などを含んでもよい。
【0038】
エアロゾル生成装置110は、エアロゾル生成装置110の使用過程で獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を遂行する。例えば、エアロゾル生成装置110は、パフ平均強度及びパフシリーズ当たり平均パフ回数のうち、少なくとも1つの要素に基づいて加熱機能を遂行する。また、エアロゾル生成装置110は、製品別使用頻度に基づいて交換時期お知らせ機能を遂行する。また、エアロゾル生成装置110は、喫煙地域に基づいて販売地点推薦機能を遂行する。
【0039】
また、エアロゾル生成装置110は、ユーザから獲得されたデータ及びエアロゾル生成装置110の使用過程で獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を行うことができる。例えば、エアロゾル生成装置110は、ユーザの年齢、性別、選好タイプ、タイプ別選好製品、選好香味、製品別使用頻度のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を行うことができる。
【0040】
一実施例において、エアロゾル生成装置110は、ユーザ非関連(non-associated)データに基づいて、ユーザ非関連機能を行うことができる。ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データを含んでもよい。
【0041】
製品関連データは、製品名、製品成分、製品別に温度プロファイルなどを含んでもよい。エアロゾル生成装置110は、製品関連データに基づいて、ユーザ非関連機能を遂行する。例えば、エアロゾル生成装置110は、製品名に基づいて販売地点推薦機能を行うことができる。また、エアロゾル生成装置110は、製品別に温度プロファイルに基づいて加熱機能を遂行する。
【0042】
周辺環境データは、時間、天気、気温、気圧などを含んでもよい。エアロゾル生成装置110は、周辺環境データに基づいて、ユーザ非関連機能を遂行する。例えば、エアロゾル生成装置110は、現在時間、天気及び気温のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を遂行する。また、エアロゾル生成装置110は、気温及び気圧のうち、少なくとも1つの要素に基づいて圧力補正機能を遂行する。
【0043】
また、エアロゾル生成装置110は、製品関連データ及び周辺環境データに基づいて、ユーザ非関連機能を遂行する。例えば、エアロゾル生成装置110は、製品名及び現在時間に基づいて販売地点推薦機能を行うことができる。
【0044】
一方、ユーザ関連機能に含まれた機能と、ユーザ非関連機能に含まれた機能は、同一であるものもあり、異なるものもある。例えば、ユーザ関連機能に製品推薦機能が含まれるが、ユーザ非関連機能には、製品推薦機能が含まれない。
【0045】
または、ユーザ関連機能に製品推薦機能が含まれ、ユーザ非関連機能にも、製品推薦機能が含まれる。但し、ユーザ関連機能の基礎となるデータは、ユーザ関連データであり、ユーザ非関連機能の基礎となるデータは、ユーザ非関連データである。すなわち、ユーザ関連機能の機能とユーザ非関連機能の機能は、互いに同一であるものもあるが、ユーザ関連機能及びユーザ非関連機能のためのデータの種類が互いに異なってもいる。したがって、ユーザ関連機能の動作及びユーザ非関連機能の動作は、互いに異なってもいる。
【0046】
例えば、エアロゾル生成装置110が、ユーザ関連データ(例えば、パフ平均強度及びパフシリーズ当たり平均パフ回数のうち、少なくとも1つの要素)に基づいて加熱機能を行う場合、エアロゾル生成装置110は、第1温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。一方、エアロゾル生成装置110が、ユーザ非関連データ(製品別に温度プロファイル)に基づいて加熱機能を行う場合、エアロゾル生成装置110は、第2温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。
【0047】
ユーザ関連機能及びユーザ非関連機能は、前述した例に限定されない。また、ユーザ関連データ及びユーザ非関連データは、前述した例に限定されない。
【0048】
他の実施例において、エアロゾル生成装置110は、ユーザ関連機能を遂行するに当たって、ユーザ関連データだけではなく、ユーザ非関連データを利用することができる。または、エアロゾル生成装置110は、ユーザ非関連機能を遂行するに当たって、ユーザ非関連データだけではなく、ユーザ関連データを利用することができる。
【0049】
外部デバイス120は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、ラップトップ、メディアプレーヤ、マイクロサーバ、GPS(global positioning system)装置、電子ブック端末機、デジタル放送用端末機、ナビゲーション、キオスク、MP3プレーヤ、デジタルカメラ、家電機器及びその他モバイルまたは非モバイルコンピュータ装置でもあるが、それらに制限されない。また、外部デバイス120は、通信機能及びデータプロセッシング機能を備えた時計、めがね、ヘアーバンド及び指輪などのウェアラブルデバイスでもある。しかし、それらに制限されず、外部デバイス120は、エアロゾル生成装置110と通信可能な全種の機器を含んでもよい。
【0050】
エアロゾル生成装置110と外部デバイス120とは、通信連結されうる。
【0051】
一実施例において、エアロゾル生成装置110と外部デバイス120は、ネットワークを介して通信連結されうる。その場合、ネットワークは、近距離通信網(Local Area Network; LAN)、広域通信網(Wide Area Network; WAN)、付加価置通信網(Value Added Network; VAN)、移動通信網(mobile radio communication network)、衛星通信網、及びそれらの相互組合わせを含み、エアロゾル生成装置110と外部デバイス120とが互いに円滑に通信可能にする包括的な意味のデータ通信網であり、無線インターネット及びモバイル無線通信網を含んでもよい。
【0052】
無線通信は、例えば、無線RAN(Wi-Fi)、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース低エネルギー(Bluetooth low energy)、ジグビー、WFD(Wi-Fi Direct)、UWB(ultra wideband)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)などがあるが、それらに限定されるものではない。
【0053】
他の実施例において、エアロゾル生成装置110と外部デバイス120は、有線で通信連結されうる。有線通信は、例えば、USB(universal serial bus)、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、RS-232(recommended standard 232)、またはPOTS(plain old telephone service)などを含んでもよい。
【0054】
エアロゾル生成装置110と外部デバイス120は、通信連結されて各種データを送受信することができる。
【0055】
エアロゾル生成装置110は、ユーザ関連データを外部デバイス120に伝送する。例えば、エアロゾル生成装置110は、ユーザから獲得されるデータ及びエアロゾル生成装置110を使用する過程で獲得されるデータのうち、少なくとも1つを外部デバイス120に伝送することができる。
【0056】
また、エアロゾル生成装置110は、ユーザ非関連データを外部デバイス120に伝送する。例えば、エアロゾル生成装置110は、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つを外部デバイス120に伝送することができる。
【0057】
外部デバイス120は、エアロゾル生成装置110から受信したユーザ関連データ及びユーザ非関連データのうち、少なくとも1つを保存することができる。ユーザ関連データ及びユーザ非関連データのうち、少なくとも1つは、外部デバイス120のメモリに保存されうる。
【0058】
また、外部デバイス120は、インターネットサーバとネットワークを介してエアロゾル生成装置110と通信連結されうる。ユーザ関連データ及びユーザ非関連データのうち、少なくとも1つは、外部デバイス120にインストールされたアプリケーションを通じてインターネットサーバに保存されうる。
【0059】
図1に図示されていないが、エアロゾル生成装置110は、外部デバイス120を経ず、ネットワークを介してインターネットサーバと直接連結される。その場合、エアロゾル生成装置110は、ユーザ関連データ及びユーザ非関連データのうち、少なくとも1つをインターネットサーバに伝送することができる。
【0060】
図2は、一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0061】
図2を参照すれば、エアロゾル生成装置200は、バッテリ210、ヒータ220、センサ230、ユーザインターフェース240、メモリ250、通信インターフェース260及びプロセッサ270を含んでもよい。しかし、エアロゾル生成装置200の内部構造は、
図2に図示されたところに限定されない。エアロゾル生成装置200の設計によって、
図2に図示されたハードウェア構成のうち、一部が省略されるか、追加的な構成がさらに含まれるということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。
【0062】
一実施例において、エアロゾル生成装置200は、本体だけで構成され、その場合、エアロゾル生成装置200に含まれたハードウェア構成は、本体に位置する。他の実施例において、エアロゾル生成装置200は、本体及びカートリッジで構成され、エアロゾル生成装置200に含まれたハードウェア構成は、本体及びカートリッジに分けられて別途に位置する。または、エアロゾル生成装置200に含まれたハードウェア構成のうち、少なくとも一部は、本体及びカートリッジそれぞれに位置してもよい。
【0063】
以下では、エアロゾル生成装置200に含まれた各構成が位置する空間を限定せず、各構成の動作について説明する。
【0064】
バッテリ210は、エアロゾル生成装置200が動作するための電力を供給する。例えば、バッテリ210は、ヒータ220が加熱されるように電力を供給することができる。また、バッテリ210は、エアロゾル生成装置200内に備えられた他のハードウェア構成、すなわち、センサ230、ユーザインターフェース240、メモリ250、通信インターフェース260、及びプロセッサ270の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ210は、充電可能なバッテリであるか、使い捨てバッテリでもある。例えば、バッテリ210は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されない。
【0065】
ヒータ220は、プロセッサ270の制御によってバッテリ210から電力を供給される。ヒータ220は、バッテリ210から電力を供給されてエアロゾル生成装置200に挿入されたシガレットを加熱するか、エアロゾル生成装置200に挿入されたカートリッジを加熱することができる。
【0066】
ヒータ220は、エアロゾル生成装置200の本体に位置する。または、エアロゾル生成装置200が本体及びカートリッジで構成される場合、ヒータ220は、カートリッジに位置する。ヒータ220がカートリッジに位置する場合、ヒータ220は、本体及びカートリッジのうち、少なくともいずれか1箇所に位置したバッテリ210から電力を供給されうる。
【0067】
ヒータ220は、好適な電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、好適な電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または、金属合金でもあるが、それらに制限されない。また、ヒータ220は、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されるが、それらに制限されない。
【0068】
一実施例において、ヒータ220は、カートリッジに含まれた構成でもある。カートリッジは、ヒータ220、液体伝達手段、及び液体保存部を含んでもよい。液体保存部に収容されたエアロゾル生成物質は、液体伝達手段に移動し、ヒータ220は、液体伝達手段に吸収されたエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。例えば、ヒータ220は、ニッケルクロムのような素材を含み、液体伝達手段に巻かれるか、液体伝達手段に隣接して配置されうる。
【0069】
他の実施例において、ヒータ220は、エアロゾル生成装置200の収容空間に挿入されたシガレットを加熱することができる。エアロゾル生成装置200の収容空間にシガレットが収容されることでヒータ220は、シガレットの内部及び/または外部に位置する。これにより、ヒータ220は、シガレット内のエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。
【0070】
一方、ヒータ220は、誘導加熱式ヒータでもある。ヒータ220は、シガレットまたはカートリッジを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含み、シガレットまたはカートリッジには、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタが含まれる。
【0071】
エアロゾル生成装置200は、少なくとも1つのセンサ230を含んでもよい。少なくとも1つのセンサ230でセンシングされた結果は、プロセッサ270に伝達され、センシング結果によってプロセッサ270は、ヒータ220の動作制御、喫煙の制限、シガレット(または、カートリッジ)挿入有/無の判断、お知らせ表示のような多様な機能が行われるようにエアロゾル生成装置200を制御することができる。
【0072】
例えば、少なくとも1つのセンサ230は、パフ感知センサを含んでもよい。パフ感知センサは、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうち、いずれか1つに基づいてユーザのパフを感知することができる。
【0073】
また、少なくとも1つのセンサ230は、温度感知センサを含んでもよい。温度感知センサは、ヒータ220(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知することができる。エアロゾル生成装置200は、ヒータ220の温度を感知する別途の温度感知センサを含むか、別途の温度感知センサを含む代わりに、ヒータ220自体が温度感知センサの役割を行うことができる。または、ヒータ220が温度感知センサの役割を行うと共に、エアロゾル生成装置200に別途の温度感知センサがさらに含まれる。
【0074】
また、少なくとも1つのセンサ230は、位置変化感知センサを含んでもよい。位置変化感知センサは、本体に対して移動可能に結合されたスライダーの位置変化を感知することができる。
【0075】
ユーザインターフェース240は、ユーザにエアロゾル生成装置200の状態に係わる情報を提供することができる。
【0076】
例えば、ユーザインターフェース240は、視覚情報を出力するディスプレイまたはランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカー、ユーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O)インターフェース(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)を含んでもよい。
【0077】
但し、エアロゾル生成装置200には、前記例示された多様なユーザインターフェース240の例示のうち、一部だけ取捨選択して具現されうる。
【0078】
メモリ250は、エアロゾル生成装置200内で処理される各種のデータを保存するハードウェアであって、メモリ250は、プロセッサ270で処理されたデータ及び処理されるデータを保存することができる。メモリ250は、RAM(random access memory), DRAM(dynamic random access memory), SRAM(static random access memory), ROM(read-only memory), EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)などの様々な種類によっても具現される。
【0079】
メモリ250には、エアロゾル生成装置200の動作時間、最大パフ回数、パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、少なくとも1つの電力プロファイル及びユーザの喫煙パターンについてのデータなどが保存されうる。
【0080】
メモリ250には、ユーザ関連データ及びユーザ非関連データのうち、少なくとも1つが保存されうる。例えば、ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及びエアロゾル生成装置200を使用する過程で獲得されるデータを含んでもよい。ユーザから獲得されるデータは、個人情報及び選好度情報などを含んでもよい。エアロゾル生成装置200の使用過程で獲得されるデータは、パフ平均強度、パフシリーズ当たり平均パフ回数、日別喫煙回数、日別喫煙時間、喫煙地域、製品別使用頻度などを含んでもよい。
【0081】
例えば、ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データを含んでもよい。製品関連データは、製品名、製品成分、製品別に温度プロファイルなどを含んでもよい。周辺環境データは、現在時間、天気、気温、気圧などを含んでもよい。
【0082】
通信インターフェース260は、外部デバイス、外部サーバなどと通信連結されうる。例えば、通信インターフェース260は、多様なタイプのデジタルインターフェース、AP基盤のWi-Fi(Wireless LANネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth)、ジグビー(Zigbee)、有/無線LAN(Local Area Network)、WAN、イーサネット(Ethernet)、IEEE1394、HDMI、USB、MHL、AES/EBU、オプティカル(Optical)、コアキシャル(Coaxial)のうち、少なくとも1つの通信方式を支援する形態にも具現される。また、通信インターフェース260は、ビデオとオーディオ信号を伝送するためのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネルと、デバイス情報、ビデオまたはオーディオに係わる情報(例えば、E-EDID(Eenhanced Extended Display IdentificationData))を送受信するためのDDC(Display Data Channel)及び制御信号を送受信するためのCEC(Consumer Electronic Control)を含んでもよい。通信インターフェース260は、デジタルモデム、ラジオ周波数(RF)モデム、WiFiチップ、関連ソフトウェア/ハードウェアの組合わせを含む送信機及び/または受信機でもある。但し、それらに限定されるものではなく、具現例によって多様なインターフェースとしても具現される。
【0083】
プロセッサ270は、エアロゾル生成装置200の全般的な動作を制御するハードウェアである。プロセッサ270は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとして具現され、マイクロプロセッサと該マイクロプロセッサで実行可能なプログラムが保存されたメモリの組合わせによって具現される。また、他の形態のハードウェアとしても具現可能であるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。
【0084】
プロセッサ270は、少なくとも1つのセンサ230によってセンシングされた結果を分析して行われるそれぞれの動作を制御する。
【0085】
プロセッサ270は、少なくとも1つのセンサ230によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ220の動作が開始または終了するようにヒータ220に供給される電力を制御することができる。また、プロセッサ270は、少なくとも1つのセンサ230によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ220が所定の温度まで加熱されるか、適切な温度を保持するように、ヒータ220に供給される電力の量及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0086】
一実施例において、エアロゾル生成装置200は、複数のモードを有することができる。例えば、エアロゾル生成装置200の1つ以上のモードは、予熱モード、動作モード、休止モード、スリープモードを含んでもよい。しかし、エアロゾル生成装置200の1つ以上のモードは、それらに制限されない。
【0087】
エアロゾル生成装置200が用いられない状態で、エアロゾル生成装置200は、スリープモードを保持し、プロセッサ270は、スリープモードでヒータ220に電力が供給されないように、バッテリ210の出力電力を制御する。例えば、エアロゾル生成装置200の使用前、またはエアロゾル生成装置200の使用終了後、エアロゾル生成装置200は、スリープモードで動作する。
【0088】
プロセッサ270は、エアロゾル生成装置200に対するユーザ入力を受信し、ヒータ220の動作を開始するために、エアロゾル生成装置200のモードを予熱モードに設定(または、スリープモードから予熱モードに転換)することができる。
【0089】
また、プロセッサ270は、パフ感知センサを利用してユーザのパフを感知した後、エアロゾル生成装置200のモードを予熱モードから加熱モードに切り替える。
【0090】
また、エアロゾル生成装置200が加熱モードで動作した時間が既設定の時間を徒過すれば、プロセッサ270は、エアロゾル生成装置200のモードを加熱モードから休止モードに切り替える。
【0091】
また、プロセッサ270は、パフ感知センサを利用してパフ回数をカウントし、パフ回数が最大パフ回数に到逹すれば、プロセッサ270は、ヒータ220に対する電力供給を中断するために、バッテリを制御する。
【0092】
予熱モード、加熱モード、及び休止モードそれぞれに対応する温度プロファイルが設定されうる。プロセッサ270は、各モード別に温度プロファイルによってエアロゾル生成物質が加熱されるように、モード別に電力プロファイルに基づいてヒータに供給される電力を制御する。
【0093】
プロセッサ270は、少なくとも1つのセンサ230によってセンシングされた結果に基づいて、ユーザインターフェース240を制御することができる。例えば、プロセッサ270は、パフ感知センサを利用してパフ回数をカウントし、プロセッサ270は、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、ランプ、モータ、及びスピーカーのうち、少なくともどの1つを利用して、ユーザにエアロゾル生成装置200がすぐに終了することを通知する。
【0094】
一方、
図2には図示されていないが、エアロゾル生成装置200は、別途のクレードルと共に、エアロゾル生成システムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置200のバッテリ210を充電するのに用いられうる。例えば、エアロゾル生成装置200は、クレードル内部の収容空間に収容された状態で、クレードルのバッテリから電力を供給されてエアロゾル生成装置200のバッテリ210を充電する。
【0095】
図3は、一実施例によるユーザ認証過程を説明するための例示的な図面である。
【0096】
図3を参照すれば、エアロゾル生成装置300は、ユーザインターフェース310を含んでもよい。一実施例において、ユーザインターフェース310は、視覚情報を出力するディスプレイでもある。以下では、ユーザインターフェース310がタッチスクリーンとして具現されることを前提とする。
【0097】
ユーザは、固有の識別情報をエアロゾル生成装置300、外部デバイス、及び外部サーバのうち、少なくとも1つに登録する。登録された識別情報は、ユーザ認証のために用いられうる。
【0098】
ユーザインターフェース310は、ユーザから識別情報を受信することができる。一実施例において、識別情報は、ID(identification)及びPW(password)を含んでもよい。
図3のユーザインターフェース310は、ユーザが識別情報を登録する過程の画面であるか、識別情報が登録された後の認証過程の画面である。
【0099】
一実施例において、エアロゾル生成装置300は、ユーザインターフェース310を介して受信したユーザの識別情報を外部デバイスに伝送する。外部デバイスは、複数のユーザに係わる登録情報を保存する。外部デバイスは、ユーザによって入力された識別情報と外部デバイスに保存された複数のユーザの登録情報とを比較して、ユーザ認証を行う。外部デバイスは、エアロゾル生成装置300から受信した識別情報と一致する登録情報を確認することで、ユーザ認証を行う。外部デバイスは、エアロゾル生成装置300にユーザ認証結果を伝送することができる。
【0100】
他の実施例において、複数のユーザに係わる登録情報は、外部サーバに保存されうる。その場合、外部デバイスは、エアロゾル生成装置300から受信した識別情報を外部サーバに伝送する。外部サーバは、ユーザ認証を行い、ユーザ認証結果を外部デバイスに伝送すれば、外部デバイスは、ユーザ認証結果をエアロゾル生成装置300に伝送することができる。
【0101】
または、エアロゾル生成装置300が外部デバイスを経ず、外部サーバに識別情報を直接伝送する。外部サーバは、ユーザ認証を行い、ユーザ認証結果をエアロゾル生成装置300に伝送することができる。
【0102】
エアロゾル生成装置300は、ユーザ認証結果によっても動作する。一実施例において、エアロゾル生成装置300は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。また、エアロゾル生成装置300は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。または、エアロゾル生成装置300は、ユーザが認証されていない(unauthorized)ことに応答して、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。
【0103】
図4は、一実施例によるユーザが認証されていない場合、エアロゾル生成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0104】
図4において、エアロゾル生成装置401と外部デバイス402は、通信連結されうる。エアロゾル生成装置401と外部デバイス402は、ネットワークを介して通信連結されうる。また、エアロゾル生成装置401と外部デバイス402は、有線で通信連結されうる。
【0105】
外部デバイス402は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、携帯電話、PDAなどでもあるが、それらに制限されず、エアロゾル生成装置401と通信可能な全種の機器を含んでもよい。
【0106】
段階411において、エアロゾル生成装置401は、ユーザ識別情報を受信する。識別情報は、ユーザごとに有している固有の情報であって、例えば、識別情報は、ID及びPWを含んでもよい。ユーザは、識別情報をエアロゾル生成装置401、外部デバイス402及び外部サーバ(図示せず)のうち、少なくとも1つに登録することができる。
【0107】
一実施例において、エアロゾル生成装置401は、ユーザインターフェースを介してユーザの識別情報を受信することができる。
【0108】
段階412において、エアロゾル生成装置401は、識別情報を外部デバイス402に伝送する。外部デバイス402には、複数のユーザに係わる登録情報が保存されうる。
【0109】
段階413において、外部デバイス402は、エアロゾル生成装置401から受信した識別情報と、外部デバイス402に保存された複数のユーザに係わる登録情報とを比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0110】
外部デバイス402にエアロゾル生成装置401から受信した識別情報と一致する登録情報が存在しない場合、外部デバイス402は、ユーザが認証されていないと決定する。
【0111】
段階414において、エアロゾル生成装置401は、外部デバイス402からユーザ認証結果を受信する。エアロゾル生成装置401は、ユーザが認証されていないという認証結果を受信する。
【0112】
段階415において、エアロゾル生成装置401は、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。
【0113】
エアロゾル生成装置401は、ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データを含んでもよい。
【0114】
製品関連データは、製品名、製品成分、製品別温度プロファイルなどを含んでもよい。エアロゾル生成装置401は、製品関連データに基づいて、ユーザ非関連機能を行う。例えば、エアロゾル生成装置401は、製品名に基づいて販売地点推薦機能を行う。また、エアロゾル生成装置401は、製品別温度プロファイルに基づいて加熱機能を行う。
【0115】
周辺環境データは、時間、天気、気温、気圧などを含んでもよい。エアロゾル生成装置401は、周辺環境データに基づいて、ユーザ非関連機能を行うことができる。例えば、エアロゾル生成装置401は、時間、天気、及び気温のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を行う。また、エアロゾル生成装置401は、気温及び気圧のうち、少なくとも1つの要素に基づいて圧力補正機能を行う。
【0116】
図5は、一実施例によるユーザが認証された場合、エアロゾル生成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0117】
段階511において、エアロゾル生成装置501は、ユーザ識別情報を受信することができる。一実施例において、エアロゾル生成装置501は、ユーザインターフェースを介してユーザの識別情報を受信する。
【0118】
段階512において、エアロゾル生成装置501は、識別情報を外部デバイス502に伝送する。外部デバイス502には、複数のユーザに係わる登録情報が保存されうる。
【0119】
段階513において、外部デバイス502は、エアロゾル生成装置501から受信した識別情報と、外部デバイス502に保存された複数のユーザに係わる登録情報を比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0120】
外部デバイス502にエアロゾル生成装置501から受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、外部デバイス502は、ユーザが認証されたと決定する。
【0121】
段階514において、エアロゾル生成装置501は、外部デバイス502からユーザ認証結果を受信する。エアロゾル生成装置501は、ユーザが認証されたという認証結果を受信することができる。
【0122】
段階515において、エアロゾル生成装置501は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データを保存することができる。
【0123】
ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及びエアロゾル生成装置501を使用する過程で獲得されるデータを含んでもよい。エアロゾル生成装置501は、ユーザ別に互いに異なるユーザ関連データを獲得することができる。
【0124】
ユーザから獲得されるデータは、ユーザの個人情報及びユーザの選好度情報を含んでもよい。例えば、個人情報は、年齢、性別、住所、職業、識別情報などを含んでもよい。また、選好度情報は、選好タイプ(例えば、シガレット型、液状型など)、タイプ別選好製品、選好香味などを含んでもよい。ユーザは、個人情報及び選好度情報をエアロゾル生成装置501に入力することができる。
【0125】
段階516において、エアロゾル生成装置501は、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。
【0126】
エアロゾル生成装置501は、ユーザから獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を行う。例えば、エアロゾル生成装置501は、ユーザの年齢、性別、選好タイプ、タイプ別選好製品及び選好香味のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を行う。また、エアロゾル生成装置501は、ユーザの住所に基づいて販売地点推薦機能を行う。
【0127】
エアロゾル生成装置501の使用過程で獲得されるデータは、パフ平均強度、パフシリーズ当たり平均パフ回数、日別喫煙回数、日別喫煙時間、喫煙地域、製品別使用頻度などを含んでもよい。
【0128】
エアロゾル生成装置501は、エアロゾル生成装置501の使用過程で獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を行う。例えば、エアロゾル生成装置501は、パフ平均強度及びパフシリーズ当たり平均パフ回数のうち、少なくとも1つの要素に基づいて加熱機能を行う。また、エアロゾル生成装置501は、製品別使用頻度に基づいて交換時期お知らせ機能を行う。また、エアロゾル生成装置501は、喫煙地域に基づいて販売地点推薦機能を行う。
【0129】
また、エアロゾル生成装置501は、ユーザから獲得されたデータ及びエアロゾル生成装置501の使用過程で獲得されたデータに基づいて、ユーザ関連機能を行う。例えば、エアロゾル生成装置501は、ユーザの年齢、性別、選好タイプ、タイプ別選好製品、選好香味、製品別使用頻度のうち、少なくとも1つの要素に基づいて製品推薦機能を行う。
【0130】
段階517において、エアロゾル生成装置501は、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。
【0131】
エアロゾル生成装置501は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。段階517は、段階415と同一であり、段階415との反復説明は省略する。
【0132】
一方、エアロゾル生成装置501は、ユーザ関連機能を遂行するに当たって、ユーザ関連データだけではなく、ユーザ非関連データを利用することができる。または、エアロゾル生成装置501は、ユーザ非関連機能を遂行するに当たって、ユーザ非関連データだけではなく、ユーザ関連データを利用することができる。
【0133】
図4と
図5を比較すれば、エアロゾル生成装置501が外部デバイス502からユーザが認証されたという認証結果を受信した場合にのみ、エアロゾル生成装置501は、ユーザ関連データを保存し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。すなわち、エアロゾル生成装置501が、ユーザが認証されていないという認証結果を受信した場合には、ユーザ関連データを保存することができず、よってユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を遂行することができない。
【0134】
一実施例において、ユーザ関連機能とユーザ非関連機能とが互いに異なる機能を含む場合、エアロゾル生成装置501は、ユーザが認証された場合にのみ、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。
【0135】
例えば、交換時期お知らせ機能が、ユーザ関連機能には含まれるが、ユーザ非関連機能には含まれない。ユーザが認証された場合、エアロゾル生成装置501は、製品別使用頻度(すなわち、ユーザ関連データ)に基づいて交換時期お知らせ機能を行う。一方、ユーザが認証されていない場合、エアロゾル生成装置501は、製品別使用頻度(すなわち、ユーザ関連データ)を獲得することができず、よって交換時期お知らせ機能を遂行することができない。
【0136】
一実施例において、ユーザ関連機能とユーザ非関連機能とが同一機能をも含む。例えば、加熱機能は、ユーザ関連機能及びユーザ非関連機能にいずれも含まれる。ユーザが認証された場合、エアロゾル生成装置501は、パフ平均強度及びパフシリーズ当たり平均パフ回数のうち、少なくとも1つの要素(すなわち、ユーザ関連データ)に基づいて加熱機能を行うことができる。その場合、エアロゾル生成装置501は、ユーザ誂え型温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。
【0137】
一方、ユーザが認証されていない場合、エアロゾル生成装置501は、製品別に温度プロファイル(すなわち、ユーザ非関連データ)に基づいて加熱機能を行うことができる。その場合、エアロゾル生成装置501は、製品誂え型温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。
【0138】
ユーザ関連機能とユーザ非関連機能とが同じ加熱機能を含む場合、ユーザが認証されていないとしても、エアロゾル生成装置501は、加熱機能を遂行することはできるが、エアロゾル生成装置501は、製品誂え型温度プロファイルによる加熱機能のみ行い、ユーザ誂え型温度プロファイルによる加熱機能は遂行することができない。
【0139】
本開示では、ユーザが認証された場合にのみユーザ関連データを獲得し、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を遂行することで、ユーザ情報保護を強化し、同時にエアロゾル生成装置のカスタマイジング(customizing)を可能にし、ユーザ便宜性を増大させうる。また、ユーザが未認証となっても、エアロゾル生成装置は、ユーザ情報保護と関連性の少ない機能は、依然として遂行することができるところ、これを通じてユーザ便宜性を増大させうる。
【0140】
図6は、一実施例による第1エアロゾル生成装置、第2エアロゾル生成装置、及び外部デバイスの間の通信過程を説明するためのフローチャートである。
【0141】
図6において、第1エアロゾル生成装置601及び第2エアロゾル生成装置603は、外部デバイス602と通信連結されうる。第1エアロゾル生成装置601及び第2エアロゾル生成装置603は、外部デバイス602と、無線ネットワークを介して通信連結されうる。また、第1エアロゾル生成装置601及び第2エアロゾル生成装置603は、外部デバイス602と、有線によって通信連結されうる。
【0142】
段階611において、第1エアロゾル生成装置601は、ユーザからユーザ識別情報を受信することができる。一実施例において、第1エアロゾル生成装置601は、ユーザインターフェースを介してユーザの識別情報を受信することができる。
【0143】
段階612において、第1エアロゾル生成装置601は、識別情報を外部デバイス602に伝送することができる。外部デバイス602には、複数のユーザに係わる登録情報が保存されうる。
【0144】
段階613において、外部デバイス602は、第1エアロゾル生成装置601から受信した識別情報と、外部デバイス602に保存された複数のユーザに係わる登録情報とを比較することで、ユーザ認証を行う。
【0145】
外部デバイス602に、第1エアロゾル生成装置601から受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、外部デバイス602は、ユーザが認証されたと決定することができる。
【0146】
段階614において、第1エアロゾル生成装置601は、外部デバイス602からユーザ認証結果を受信することができる。第1エアロゾル生成装置601は、ユーザが認証されたという認証結果を受信する。
【0147】
段階615において、第1エアロゾル生成装置601は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データを保存することができる。
【0148】
段階616において、第1エアロゾル生成装置601は、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。
【0149】
段階617において、第1エアロゾル生成装置601は、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。
【0150】
段階618において、第1エアロゾル生成装置601は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを外部デバイス602に伝送することができる。
【0151】
段階619において、外部デバイス602は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを保存することができる。
【0152】
一実施例において、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データは、外部デバイス602のメモリに保存されうる。
【0153】
一実施例において、外部デバイス602は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを外部サーバ(図示せず)に伝送することで、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データは、外部サーバ(図示せず)に保存されうる。例えば、1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データは、外部デバイス602にインストールされたアプリケーションを通じてインターネットサーバに保存されうる。
【0154】
段階620において、第2エアロゾル生成装置603は、ユーザ識別情報を受信することができる。
【0155】
段階621において、第2エアロゾル生成装置603は、識別情報を外部デバイス602に伝送することができる。
【0156】
段階622において、外部デバイス602は、第2エアロゾル生成装置603から受信した識別情報と、外部デバイス602に保存された複数のユーザに係わる登録情報とを比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0157】
外部デバイス602に第2エアロゾル生成装置603から受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、外部デバイス602は、ユーザが認証されたと決定することができる。
【0158】
段階623において、第2エアロゾル生成装置603は、外部デバイス602からユーザ認証結果を受信することができる。第2エアロゾル生成装置603は、ユーザが認証されたという認証結果を受信することができる。
【0159】
一方、段階622において、ユーザが認証されたと決定された場合、外部デバイス602は、追加的に、認証されたユーザに係わる既保存のユーザ関連データの存否を決定することができる。ユーザ認証の結果によって、第1エアロゾル生成装置601のユーザと第2エアロゾル生成装置603のユーザが同一である場合、外部デバイス602は、認証されたユーザに係わる既保存のユーザ関連データが存在すると決定することができる。
【0160】
第1エアロゾル生成装置601のユーザと第2エアロゾル生成装置603のユーザが同一である場合、段階624が進められる。一方、第2エアロゾル生成装置603のユーザが認証されたが、第2エアロゾル生成装置603のユーザと第1エアロゾル生成装置601のユーザが同一ではない場合、
図5の段階515~段階517が進められる。
【0161】
段階624において、第2エアロゾル生成装置603は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを受信することができる。
【0162】
段階625において、第2エアロゾル生成装置603は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データ及び第2エアロゾル生成装置603のユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行うことができる。
【0163】
第1エアロゾル生成装置601と第2エアロゾル生成装置603のユーザが同一である場合、第2エアロゾル生成装置603は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを活用する。
【0164】
例えば、ユーザは、第1エアロゾル生成装置601を第2エアロゾル生成装置603に交換することができる。交換前の第1エアロゾル生成装置601は、ユーザの喫煙過程でユーザ関連データ(例えば、パフ平均強度及びパフシリーズ当たり平均パフ回数など)を獲得し、獲得したユーザ関連データに基づいてユーザ誂え型温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。
【0165】
しかし、第1エアロゾル生成装置601から交換された第2エアロゾル生成装置603には、まだ保存されたユーザ関連データが存在しない。この際、第2エアロゾル生成装置603は、ユーザ認証を通じて、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データを獲得することで、ユーザ誂え型温度プロファイルによって加熱機能を行うことができる。
【0166】
一実施例において、第1エアロゾル生成装置601と第2エアロゾル生成装置603の製品種類が同一である場合、第2エアロゾル生成装置603は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データをそのまま利用して動作することができる。
【0167】
他の実施例において、第1エアロゾル生成装置601と第2エアロゾル生成装置603の種類が互いに異なる場合、第2エアロゾル生成装置603は、第1エアロゾル生成装置601のユーザ関連データに基づいてアップデートされたユーザ関連機能を行うことができる。
【0168】
例えば、第1エアロゾル生成装置601に使用される液状用量が20mlであり、第2エアロゾル生成装置603に使用される液状容量が10mlでもある。第1エアロゾル生成装置601において、液状開封後、36時間経過時点に交換時期お知らせ機能が行われた場合、第2エアロゾル生成装置603では、18時間経過時点に交換時期お知らせ機能が遂行されうる。
【0169】
段階626において、第2エアロゾル生成装置603は、第2エアロゾル生成装置603のユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行うことができる。
【0170】
本開示では、ユーザが第1エアロゾル生成装置を第2エアロゾル生成装置に交換する場合、交換後の第2エアロゾル生成装置が動作するに当たって、交換前の第1エアロゾル生成装置に係わるユーザ関連データを活用することで、交換後の第2エアロゾル生成装置のカスタマイジングを容易かつ迅速に進めることができる。また、本開示では、ユーザ認証を通じてユーザ関連データの活用を可能にすることで、ユーザ情報保護を強化することができる。
【0171】
前記のような効果は、特定ユーザが複数のエアロゾル生成装置を使用する場合にも達成されうる。
【0172】
図7は、一実施例による第1エアロゾル生成装置と第2エアロゾル生成装置との通信過程を説明するためのフローチャートである。
【0173】
図7において、第1エアロゾル生成装置701と第2エアロゾル生成装置702は、通信連結されうる。第1エアロゾル生成装置701と第2エアロゾル生成装置702は、無線ネットワークを介して通信連結されうる。また、第1エアロゾル生成装置701と第2エアロゾル生成装置702は、有線で通信連結されうる。
【0174】
段階711において、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザ識別情報を受信することができる。一実施例において、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザインターフェースを介してユーザの識別情報を受信することができる。
【0175】
段階712において、第1エアロゾル生成装置701は、識別情報を認証することができる。
図4ないし
図6と比較して、
図7では、第1エアロゾル生成装置701が外部デバイス(図示せず)を通じてユーザ認証の結果を受信せず、第1エアロゾル生成装置701で直接ユーザ認証が遂行されうる。
【0176】
第1エアロゾル生成装置701には、複数のユーザに係わる登録情報が保存されうる。第1エアロゾル生成装置701は、受信した識別情報と、複数のユーザに係わる登録情報を比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0177】
第1エアロゾル生成装置701にユーザから受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザが認証されたと決定することができる。
【0178】
段階713において、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データを保存する。
【0179】
段階714において、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。
【0180】
段階715において、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行う。
【0181】
段階716において、第2エアロゾル生成装置702は、ユーザ識別情報を受信することができる。
【0182】
段階717において、第2エアロゾル生成装置702は、識別情報を第1エアロゾル生成装置701に伝送することができる。
【0183】
段階718において、第1エアロゾル生成装置701は、第2エアロゾル生成装置702から受信した識別情報と、第1エアロゾル生成装置701に保存された複数のユーザに係わる登録情報を比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0184】
第1エアロゾル生成装置701に第2エアロゾル生成装置702から受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、第1エアロゾル生成装置701は、ユーザが認証されたと決定する。
【0185】
段階719において、第2エアロゾル生成装置702は、第1エアロゾル生成装置701からユーザ認証結果を受信する。第2エアロゾル生成装置702は、ユーザが認証されたという認証結果を受信する。
【0186】
一方、段階718において、ユーザが認証されたと決定された場合、第1エアロゾル生成装置701は、認証されたユーザに係わる既保存のユーザ関連データの存否を決定することができる。
【0187】
第1エアロゾル生成装置701のユーザと第2エアロゾル生成装置702のユーザが同一である場合、段階720が進行される。一方、第2エアロゾル生成装置702のユーザが認証されたが、第2エアロゾル生成装置702のユーザと第1エアロゾル生成装置701のユーザが同一ではない場合、
図5の段階515ないし段階517が進められる。
【0188】
段階720において、第2エアロゾル生成装置702は、第1エアロゾル生成装置701のユーザ関連データを受信することができる。
【0189】
段階721において、第2エアロゾル生成装置702は、第1エアロゾル生成装置701のユーザ関連データ及び第2エアロゾル生成装置702のユーザ関連データに基づいてユーザ関連機能を行う。
【0190】
段階722において、第2エアロゾル生成装置702は、第2エアロゾル生成装置702のユーザ非関連データに基づいてユーザ非関連機能を行うことができる。
【0191】
一方、
図4ないし
図7で説明された段階は、順次に遂行されるか、段階のうち、少なくとも一部が同時に遂行されるか、あるいは、段階の遂行順序が変更されうるということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。
【0192】
また、
図4ないし
図7の各図面に係わる説明内容は、他の図面にも適用されうるということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解することができるであろう。
【0193】
図8は、一実施例によるエアロゾル生成装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0194】
図8を参照すれば、段階810において、プロセッサは、通信インターフェースを介して外部デバイスからユーザ認証結果を受信することができる。
【0195】
プロセッサは、ユーザインターフェースを介してユーザ識別情報を受信することができる。また、プロセッサは、通信インターフェースを介して識別情報を外部デバイスに伝送し、外部デバイスからユーザ認証結果を受信することができる。
【0196】
外部デバイスは、既保存の登録情報と、エアロゾル生成装置の通信インターフェースから受信した識別情報を比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
【0197】
外部デバイスにエアロゾル生成装置から受信した識別情報と一致する登録情報が存在しない場合、外部デバイスは、ユーザが認証されていないと決定することができる。その場合、エアロゾル生成装置のプロセッサは、通信インターフェースを介してユーザが認証されていないという認証結果を受信することができる。
【0198】
外部デバイスにエアロゾル生成装置から受信した識別情報と一致する登録情報が存在する場合、外部デバイスは、ユーザが認証されたと決定することができる。その場合、エアロゾル生成装置のプロセッサは、通信インターフェースを介してユーザが認証されたという認証結果を受信することができる。
【0199】
外部デバイスは、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートTV、携帯電話、PDAのような通信可能な電子機器でもあり、他のエアロゾル生成装置でもある。
【0200】
一実施例において、エアロゾル生成装置のプロセッサは、通信インターフェースを介して、外部デバイスを経ず、外部サーバ(例えば、インターネットサーバ)に識別情報を直接伝送することができる。その場合、外部サーバでユーザ認証を行い、エアロゾル生成装置のプロセッサは、通信インターフェースを介して外部サーバから認証結果を受信することができる。
【0201】
段階820において、エアロゾル生成装置のプロセッサは、ユーザ認証結果に基づいて動作することができる。
【0202】
一実施例において、プロセッサは、ユーザが認証されたことに応答し、ユーザ関連データをエアロゾル生成装置のメモリに保存することができる。ユーザ関連データは、ユーザから獲得されるデータ及びエアロゾル生成装置を使用する過程で獲得されるデータを含んでもよい。エアロゾル生成装置は、ユーザ別に互いに異なるユーザ関連データを獲得することができる。
【0203】
プロセッサは、ユーザから獲得されたデータに基づいてユーザ関連機能を遂行するか、エアロゾル生成装置の使用過程で獲得されたデータに基づいてユーザ関連機能を遂行するか、2つのデータいずれもに基づいてユーザ関連機能を行うことができる。
【0204】
また、プロセッサは、ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データをメモリに保存することができる。ユーザ非関連データは、製品関連データ及び周辺環境データを含んでもよい。プロセッサは、製品関連データ及び周辺環境データのうち、少なくとも1つに基づいてユーザ非関連機能を行うことができる。
【0205】
また、プロセッサは、ユーザ関連機能を遂行するに当たって、ユーザ関連データだけではなく、ユーザ非関連データを利用することができる。または、プロセッサは、ユーザ非関連機能を遂行するに当たって、ユーザ非関連データだけではなく、ユーザ関連データを利用することができる。
【0206】
一実施例において、プロセッサは、ユーザが認証されていないことに応答し、ユーザ非関連データをメモリに保存することができる。ユーザが認証されていない場合、プロセッサは、ユーザ関連データを保存することができず、これにより、ユーザ関連データを利用してユーザ関連機能を遂行することができない。
【0207】
図2のプロセッサ270のように、図面でブロックで表現される構成要素、エレメント、モジュールまたはユニット(この段落で総称して「構成要素」)のうち、少なくとも1つは、前述した例示的な実施例によってそれぞれの機能を行う多様な個数のハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェア構造として具現されうる。例えば、これらコンポーネントのうち、少なくとも1つは、メモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブルのような1つ以上のマイクロプロセッサの制御を通じてそれぞれの機能を行うことができる直接回路構造または他の制御装置を使用することができる。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つは、モジュール、プログラムまたは、コードの一部によって具体的に具現され、これは、特定論理機能を遂行するための1つ以上の実行可能な命令を含み、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置によっても実行される。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つは、それぞれの機能を遂行する中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサなどのプロセッサを含むか、それによっても具現される。これら構成要素のうち、2以上は、1以上の単一構成要素に結合され、単一構成要素は、結合された2以上の構成要素の全ての動作または機能を行うことができる。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つの機能のうち、一部は、他の構成要素によっても行われる。また、バス(bus)は、前記ブロック図に図示されていないが、構成要素間の通信は、バスを通じて遂行されうる。前記例示的な実施例の機能的な側面は、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムによっても具現される。また、ブロックまたは処理段階で表現された構成要素は、電子構成、信号処理及び/または制御、データ処理などのための任意数の関連技術を採用することができる。
【0208】
一実施例は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む非一時的(non-transitory)記録媒体の形態にも具現される。非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスされる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。また、非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含んでもよい。コンピュータ記録媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。通信媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他送信メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0209】
前述した実施例は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、それにより、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲によって決定されねばならず、多様な変形、代替、改善または均等物は、本開示の範囲と請求範囲に記載の保護範囲に含まれると解釈されねばならない。
【国際調査報告】