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特表2022-522282衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法
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  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図1
  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図2
  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図3
  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図4
  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図5
  • 特表-衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-15
(54)【発明の名称】衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20220408BHJP
   D06F 34/32 20200101ALI20220408BHJP
【FI】
G06F3/0482
D06F34/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021549751
(86)(22)【出願日】2020-02-05
(85)【翻訳文提出日】2021-08-25
(86)【国際出願番号】 CN2020074346
(87)【国際公開番号】W WO2020173289
(87)【国際公開日】2020-09-03
(31)【優先権主張番号】201910137610.9
(32)【優先日】2019-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508231382
【氏名又は名称】チンタオ ハイアール ウォッシング マシン カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Qingdao Haier Washing Machine Co.,Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】521161200
【氏名又は名称】ハイアール スマート ホーム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100196117
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 利恵
(72)【発明者】
【氏名】チーシャン ザオ
(72)【発明者】
【氏名】ペイシ ルー
(72)【発明者】
【氏名】シェン シュー
【テーマコード(参考)】
3B167
5E555
【Fターム(参考)】
3B167AE03
3B167AE04
3B167BA48
3B167BA59
3B167HA16
3B167HA22
3B167HA31
3B167HA34
3B167LC25
3B167LF30
3B167LG11
5E555AA05
5E555AA42
5E555AA76
5E555BA15
5E555BB15
5E555BC01
5E555BC17
5E555BC20
5E555CA12
5E555CB14
5E555CB64
5E555CC01
5E555DB16
5E555DC21
5E555DD06
5E555EA03
5E555EA04
5E555EA19
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】本発明は衣類処理装置技術の分野に属し、具体的に衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を提供する。
【解決手段】本発明は従来の衣類処理装置においてユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという問題を解決することを目的とし、本発明のインタラクション方法は、操作要求情報を受信し、操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別し、選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタンおよび選別された制御命令を表示し、次回に同じ操作要求情報を受信した場合に優先的に表示するように、選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶するステップを含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法であって、
操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別するステップと、
選別結果に基づいて、保存ボタン、教育ボタンおよび選別された前記制御命令を表示するステップと、
同じ操作要求情報が次回に受信された時に優先的に表示されるように、前記選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶するステップとを含むことを特徴とする衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項2】
「前記選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
前記保存ボタンが選択されると、選別結果インターフェースを記憶するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項3】
「前記選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
選択された前記制御命令が選択されると、衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項4】
インタラクション方法は、「操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて前記制御命令を選別する」ステップの後に、
前記選別結果に基づいて、自由入力命令も表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項5】
「前記選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
前記教育ボタンが選択されると、自由入力命令および/または前記命令ライブラリに表示されていない制御命令を表示するステップと、
前記選別結果に基づいて、選択された命令を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1または4に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項6】
前記自由入力命令は、カスタム命令を含み、「前記選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
前記カスタム命令が選択されると、カスタム命令インターフェースを表示するステップと、
入力されたカスタム命令を受信して識別するステップと、
衣類処理装置を、前記カスタム命令を実行するように制御するステップと、
前記カスタム命令を記憶するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項7】
前記自由入力命令は、インターネット検索命令を含み、「前記選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
前記インターネット検索命令が選択されると、インターネット検索命令インターフェースを表示するステップと、
ネットワークに接続して前記操作要求情報に関連する実行可能な制御命令を検索し表示するステップと、
選択された制御命令を受信して識別するステップと、
衣類処理装置を、選択された前記制御命令を実行するように制御するステップと、
選択された前記制御命令を記憶するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項8】
「前記選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
前記命令ライブラリに表示されていない制御命令が選択されると、衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御するステップと、
選択された前記命令を記憶するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項9】
前記命令ライブラリに表示されていない制御命令は、前記選別結果のうち選別された制御命令であることを特徴とする請求項5に記載の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【請求項10】
衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法であって、
ウェイクアップ操作を受信し、衣類処理装置を起動するステップと、
操作要求情報を送信するように提示するステップと、
操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別するステップと、
選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタンおよび選別された制御命令を表示するステップと、
前記記憶ボタンが選択されると、選別結果インターフェースを記憶するステップと、
選別された前記制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御するステップと、
教育ボタンが選択されると、カスタマイズ命令および/またはインターネット検索命令および/または命令ライブラリに表示されていない制御命令を表示し、前記選別結果に基づいて、選択された命令を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示するステップと、
前記カスタム命令が選択されると、カスタム命令インターフェースを表示し、入力されたカスタム命令を受信し、識別し、前記衣類処理装置を、前記カスタム命令を実行するように制御し、前記カスタム命令を記憶するステップと、
前記インターネット検索命令が選択されると、インターネット検索命令インターフェースを表示し、ネットワークに接続して操作要求情報に関連する実行可能な制御命令を検索し表示し、選択された制御命令を受信し識別し、選択された前記制御命令を実行するように前記衣類処理装置を制御し、選択された前記制御命令を記憶するステップと、
前記命令ライブラリに表示されていない制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御し、選択された前記制御命令を記憶するステップとを含むことを特徴とする衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は衣類処理装置技術分野に属し、具体的に衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
衣類処理装置は日常で広く応用され、洗濯機を例として、人々が洗濯機を使用する時、一般に洗濯機のインタラクションインターフェースを通じてプログラムを選択する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、洗濯機は、通常、プログラム位置を固定するように設定されており、何らかの機能を使用する場合には、ユーザが命令欄を回して検索を行う必要があるとともに、次回の使用時には位置が変化せず、さらにユーザが再度回して検索を行う必要があり、過程が煩雑であり、ユーザがよく使用する命令を記憶し、優先的に表示することができない。
【0004】
したがって、従来の衣類処理装置においてユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという問題を解決するために、当該技術分野では新しい衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、従来の衣類処理装置において、ユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという従来技術の上記問題を解決する。そのために、本発明は、操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別するステップと、
【0006】
選別結果に基づいて、保存ボタン、教育ボタンおよび選別された制御命令を表示するステップと、
【0007】
同じ操作要求情報が次回に受信された時に優先的に表示されるように、選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶するステップとを含む衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を提供する。
【0008】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、「選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
【0009】
前記保存ボタンが選択されると、選別結果インターフェースを記憶するステップをさらに含む。
【0010】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、「選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
【0011】
選択された前記制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御するステップをさらに含む。
【0012】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、前記インタラクション方法は、「操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別する」ステップの後に、
【0013】
選別結果に基づいて、自由入力命令も表示するステップをさらに含む。
【0014】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、「選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、
【0015】
前記教育ボタンが選択されると、自由入力命令および/または前記命令ライブラリに表示されていない制御命令を表示するステップと、
【0016】
選別結果に基づいて、選択された命令を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示するステップとをさらに含む。
【0017】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、前記自由入力命令は、カスタム命令を含み、「選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
【0018】
前記カスタム命令が選択されると、カスタム命令インターフェースを表示するステップと、
【0019】
入力されたカスタム命令を受信して識別するステップと、
【0020】
前記衣類処理装置を、前記カスタム命令を実行するように制御するステップと、
【0021】
前記カスタム命令を記憶するステップとをさらに含む。
【0022】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、前記自由入力命令は、インターネット検索命令を含み、「選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
【0023】
前記インターネット検索命令が選択されると、インターネット検索命令インターフェースを表示するステップと、
【0024】
ネットワークに接続して操作要求情報に関連する実行可能な制御命令を検索し表示するステップと、
【0025】
選択された制御命令を受信して識別するステップと、
【0026】
前記衣類処理装置を、選択された前記制御命令を実行するように制御するステップと、
【0027】
選択された前記制御命令を記憶するステップとをさらに含む。
【0028】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、「選別結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、
【0029】
前記命令ライブラリに表示されていない制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、前記制御命令を実行するように制御するステップと、
【0030】
選択された前記命令を記憶するステップとをさらに含む。
【0031】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法の好ましい態様では、前記命令ライブラリに表示されていない制御命令は、前記選別結果のうち選別された制御命令である。
【0032】
本発明はさらに、衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を提供し、前記インタラクション方法は、
【0033】
ウェイクアップ操作を受信し、衣類処理装置を起動するステップと、
【0034】
操作要求情報を送信するように提示するステップと、
【0035】
操作要求情報を受信し、前記操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別するステップと、
【0036】
選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタンおよび選別された制御命令を表示するステップと、
【0037】
前記記憶ボタンが選択されると、選別結果インターフェースを記憶するステップと、
【0038】
選別された前記制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御するステップと、
【0039】
教育ボタンが選択されると、カスタマイズ命令および/またはインターネット検索命令および/または命令ライブラリに表示されていない制御命令を表示し、選別結果に基づいて、選択された命令を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示するステップと、
【0040】
前記カスタム命令が選択されると、カスタム命令インターフェースを表示し、入力されたカスタム命令を受信し、識別し、前記衣類処理装置を、前記カスタム命令を実行するように制御し、前記カスタム命令を記憶するステップと、
【0041】
前記インターネット検索命令が選択されると、インターネット検索命令インターフェースを表示し、ネットワークに接続して操作要求情報に関連する実行可能な制御命令を検索し、表示し、選択された制御命令を受信し、識別し、選択された前記制御命令を実行するように前記衣類処理装置を制御し、選択された前記制御命令を記憶するステップと、
【0042】
前記命令ライブラリに表示されていない制御命令が選択されると、前記衣類処理装置を、当該制御命令を実行するように制御し、選択された前記制御命令を記憶するステップとを含むことを特徴とする。
【0043】
当業者には理解されるように、本発明の技術的解決手段において、衣類処理装置は、まず操作要求情報を受信し、次回に操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別し、さらに選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタンおよび選別された制御命令を表示し、最後に、次回に同じ操作要求情報を受信した場合に優先的に表示するように、選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する。
【0044】
上記衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法により、衣類処理装置は、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶することができ、それにより、次回に同じ操作要求情報を受信した後に優先的に表示することができる。このインタラクション方法によれば、その後の操作において、保存された命令または選別結果インターフェースを操作者に即時表示し、継続的な保存により、表示された選別結果または命令を操作者の使用習慣にますます近づけることができ、従来の衣類処理装置においてユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという問題を解決し、衣類処理装置をよりインテリジェント化し、ユーザ満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法のフローチャートである。
図2】一つの可能な実施形態におけるステップS500の詳細フローチャートである。
図3】一つの可能な実施形態におけるステップS520の詳細フローチャートである。
図4】洗濯機が操作要求情報を受信した後の表示インターフェースを示す図である。
図5】教育ボタンが選択された後の表示インターフェースを示す図である。
図6】選別結果インターフェースまたは選択された制御命令を保存した提示インターフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法は、図面を参照して、洗濯機と関連して以下に説明される。
【0047】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。これらの実施形態は本発明の技術的原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではないことを、当業者は理解するであろう。当業者は必要に応じてそれを調整して、具体的な応用状況に適応することができる。例えば、本明細書では、S100ステップにおける「ウェイクアップ操作」を音声によるウェイクアップの一例として説明するが、本発明は、洗濯機をウェイクアップさせることができるものであれば、ボタンウェイクアップ等の他の形態のウェイクアップ操作を採用してもよいことは明らかである。
【0048】
まず、図1を参照して、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法について説明する。ここでは、図1は、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法のフローチャートである。
【0049】
図1に示すように、従来の衣類処理装置においてユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという問題を解決するために、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法は主に以下のステップを含む。
【0050】
S100では、ウェイクアップ操作を受信し、衣類処理装置を起動する。例えば、一つの可能な実施形態では、ウェイクアップ操作は、好ましくは、音声によるウェイクアップによって行われ、もちろん、ボタンウェイクアップなどであってもよく、洗濯機は、音声ウェイクアップを受信し、装置を、運転状態になるように自動的に起動する。
【0051】
S200では、操作要求の情報を送信するように提示する。例えば、一つの可能な実施形態では、音声放送によって、操作者に提示し、操作者に操作要求情報を洗濯機に送信させ、これにより、洗濯機は、操作要求情報に基づいて、ユーザが望む可能性が最も高い操作オプションを表示することができる。ここでは、提示方式は、スクリーンに図形、文字等の情報を表示するものや、ランプ情報等であってもよく、操作者に操作要求情報の送信を提示する。
【0052】
S300では、操作要求情報を受信し、操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別する。例えば、一つの可能な実施形態では、洗濯機は、音声認識モジュールを介して操作者の音声情報を受信し、操作者が望む操作要求を認識し、この操作要求に基づいて、命令ライブラリにおいて上記操作要求に最も近い制御命令を初歩的に選別する。
【0053】
S400では、選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタン、および選別された制御命令を表示し、例えば、一つの可能な実施形態では、洗濯機は、ディスプレイスクリーンを介して、記憶ボタン、教育ボタン、および選別された複数の制御命令を操作者に直接提示して、操作者による選択を容易にする。ここでは、記憶ボタンは、今回提示した選別結果を保存する機能を有しており、操作者が今回の結果に満足していれば、記憶ボタンをクリックして保存することができる。教育ボタンの機能は、他の可能な制御命令を検索することであり、今回の結果に対して操作員が満足しない場合には、教育ボタンをクリックして他の経路から制御命令を検索することができる。
【0054】
S500では、選別結果に基づいて、次回に同じ操作要求情報を受信した場合に優先的に表示するように、選別結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶し、例えば、操作者が選別結果に満足しているから、記憶ボタンを選択し、洗濯機は今回の選別結果を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した場合に操作員に優先的に表示することで、操作者が探す必要がなく、長期間のトレーニングを経た後、操作員がよく使う制御命令またはインターフェースが優先的に表示され、ユーザの使用を容易にし、従来の衣類処理装置がユーザがよく使用する命令を記憶して優先的に表示することができないという問題を解決する。操作員が適切な制御命令を見たが、選別結果に満足しない場合、制御命令を直接クリックして、選別結果を保存せずに洗濯機にこの命令を直接実行させることができる。
【0055】
上記の設置方式により、ユーザは洗濯機を使用する過程において、絶えず選択と記憶をすることによって、洗濯機が絶えず表示の選別結果を調整し、最終的にユーザが再度探す必要がなく、表示インターフェース上で希望する制御命令を見ることができ、使用時間が長ければ長いほど、ユーザとのマッチング度が高くなり、ユーザと洗濯機のインタラクションインターフェースとのやりとりをより良く実現し、洗濯機の使用をますます容易にさせる。
【0056】
以下、図1および図2を参照して、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法を詳細に説明する。図2は、一つの可能な実施形態におけるステップS500の詳細フローチャートである。
【0057】
図2に示すように、一つの可能な実施形態では、ステップS500における「選択結果に基づいて、選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶する」ステップは、以下のステップをさらに含む。
【0058】
S510では、記憶ボタンが選択されると、選別結果インターフェースを記憶し、例えば、ユーザが選別結果に満足し、次回に同じ操作要求情報を再度入力したい場合には、依然として、今回の選別結果を見ることができ、すると、記憶ボタンを押下して、選別結果を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した後に優先的に表示するようにしてもよい。
【0059】
S520では、教育ボタンが選択されると、自由入力命令および/または命令ライブラリに表示されていない制御命令を表示し、選択結果に基づいて、選択された命令を記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した場合に優先的に表示する。例えば、教育ボタンが選択されると、別のインターフェースにジャンプし、このインターフェースには、自由入力命令および/または命令ライブラリに表示されていない制御命令が表示され、命令ライブラリに表示されていない制御命令の中にユーザが満足する制御命令がある場合、ユーザはこの命令を直接選択することができ、洗濯機はこの命令を実行し、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示する。命令ライブラリに表示されていない制御命令の中にもユーザが満足する制御命令がない場合、ユーザは自由入力命令を選択して実行したい命令を入力し、次回に優先的に表示することもできる。
【0060】
S530では、選別された制御命令が選択されると、この制御命令を実行するように衣類処理装置を制御し、例えば、一つの可能な実施形態では、選別された制御命令が選択されると、今回の検索結果にあまり満足しないので、ユーザが直接この制御命令を実行し、選別結果を保存することなく、選択的な記憶を実現し、ユーザの操作習慣により近づけるように洗濯機の表示結果を表示させる。
【0061】
以下、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法について、図1図3を参照してさらに詳細に説明する。ここでは、図3は、一つの可能な実施形態におけるステップS520の詳細フローチャートである。
【0062】
図3に示すように、一つの可能な実施形態では、ステップS520において、「選択結果に基づいて、選択された命令を記憶する」ステップは、以下のステップをさらに含む。
【0063】
S521では、自由入力命令はインターネット検索命令を含み、インターネット検索命令が選択されると、インターネット検索命令インターフェースを表示し、ネットワークに接続し、操作要求情報に関連する実行可能な制御命令を検索して表示し、選択された制御命令を受信して識別する。選択された制御命令を実行するように衣類処理装置を制御し、選択された制御命令を記憶する。例えば、一つの可能な実施形態において、洗濯機はWiFiモジュールを備え、ネットワークに接続して実行可能な制御命令を検索して表示し、ユーザが制御命令を選択すると、洗濯機はこの制御命令を実行して記憶し、次回に同じ操作要求情報を受信した後に優先的に表示する。このような操作により、洗濯機の内部に記憶されている命令を拡張することができると同時に、洗濯機をユーザの操作習慣により適合させることができる。
【0064】
S522では、自由入力命令はカスタム命令を含み、カスタム命令が選択されると、カスタム命令インターフェースを表示し、入力されたカスタム命令を受信して識別し、カスタム命令を実行するように衣類処理装置を制御して、カスタム命令を記憶する。例えば、一つの可能な実施形態では、洗濯機は、ユーザのカスタム命令を受信し、ユーザが回転速度、回転時間などのパラメータを入力することで、制御命令を手動で設定し、洗濯機は、このようなカスタム命令を受信して名前付け、記憶と実行を行い、次回に同じ操作要求情報を受信した時に優先的に表示することができる。
【0065】
S523では、命令ライブラリに表示されていない制御命令が選択されると、この制御命令を実行するように衣類処理装置を制御し、選択された制御命令を記憶する。例えば、ユーザがこの制御命令を選択すると、洗濯機はこの制御命令を記録し、この命令を実行して次回優先的に表示し、ユーザが次回使用時に教育を行うことなく、この命令を見ることができるようにする。ここでは、表示されていない制御命令は、S300で選別された制御命令であることが好ましく、洗濯機内部に記憶されている全ての表示されていない操作要求情報に関する制御命令であってもよい。
【0066】
以上のように、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法は選別結果インターフェースまたは選択された命令を選択的に記憶することができ、かつ次回に同じ操作要求情報を受信した後に優先的に表示し、洗濯機をユーザの操作習慣に徐々に適応させ、それによってユーザが洗濯機を操作することをますます簡単で容易にさせる。また、ユーザが自分で編集できるように、カスタムボタンを設け、カスタムの命令を記憶し、命令内容を拡張する。また、インターネット検索命令は、ユーザがネットワークからより適切な制御命令をダウンロードして記憶することを可能にし、メーカーは、ユーザがダウンロードして自分の洗濯機機能を拡張するために、ネットワークに新たな制御命令をアップロードすることもできる。
【0067】
なお、上記実施形態は、本発明の原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではなく、本発明の原理から逸脱することなく、本発明をより具体的な応用シーンに適用することができるように、当業者であれば、上記構成を調整することができる。
【0068】
例えば、一つの代替的な実施形態では、S300における「操作要求情報を受信し、操作要求情報に基づいて命令ライブラリにおいて制御命令を選別する」ステップの後に、上記インタラクション方法は、
【0069】
選別結果に基づいて、記憶ボタン、教育ボタン、選別後された制御命令および自由入力命令を表示するステップをさらに含む。
【0070】
上記方法がS400ステップと異なる点は、S300ステップの後、記憶ボタン、教育ボタン、選別された制御命令および自由入力命令を全て表示し、ユーザが教育を行わずに直接、自由入力命令に入ることができるようにする点であり、この場合、洗濯機は自由入力の制御命令のみを実行し、保存することなく、洗濯機の操作利便性を大幅に向上させる。
【0071】
一つの可能な具体例では、図4図6に示すように、図4は、洗濯機が操作要求情報を受信した後の表示インターフェースであり、図5は、教育ボタンが選択された後の表示インターフェースであり、図6は、選別結果インターフェースまたは選択された制御命令を保存した後の提示画面である。洗濯機が「洗濯機が洗濯」の音声命令を受信すると、複数の選別された制御命令「すごい!」という保存ボタンおよび「教えてください」というコントロールボタンが現れる。ユーザが適切な制御命令を発見していない場合、「教えてください」の制御ボタンを押すと、図5のインターフェースにジャンプし、命令ライブラリに表示されていない制御命令(図には3つが記載されている)、インターネット検索命令(すなわち図5のインターネット検索)とカスタマイズ命令を表示し、ユーザが制御命令を選択した後、あるいはユーザがインターネット検索またはカスタマイズ命令によって命令入力を完了した後、図6のインターフェースをポップアップして、制御命令が既に保存されていることをユーザに提示する。絶えないトレーニングによって、洗濯機はますますユーザの使用習慣に合うようになる。
【0072】
最後に、本発明は洗濯機の例として記載されているが、本発明の衣類処理装置のインタラクションインターフェースのインタラクション方法は、他の衣類処理装置にも適用可能であることは明らかである。例えば、靴洗浄機などである。
【0073】
以上、図面に示す好適な実施形態に関連して本発明の技術的解決策を説明したが、当業者であれば、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは明らかである。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴を同等に変更または置換することができ、これらの変更または置換後の技術的解決策は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】