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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-19
(54)【発明の名称】基板を二次的装置内に保持する
(51)【国際特許分類】
   G02B 21/34 20060101AFI20220412BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20220412BHJP
   G02B 21/26 20060101ALI20220412BHJP
   F16M 11/12 20060101ALI20220412BHJP
【FI】
G02B21/34
G03B17/56 E
G02B21/26
F16M11/12 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021551754
(86)(22)【出願日】2020-02-28
(85)【翻訳文提出日】2021-10-25
(86)【国際出願番号】 US2020020406
(87)【国際公開番号】W WO2020180689
(87)【国際公開日】2020-09-10
(31)【優先権主張番号】62/812,695
(32)【優先日】2019-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518244644
【氏名又は名称】レアサイト インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】スチュワート デイヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】クアル スティーヴ
【テーマコード(参考)】
2H052
2H105
【Fターム(参考)】
2H052AA09
2H052AD31
2H052AE00
2H052AF14
2H105CC25
(57)【要約】
本開示は、一般的には、基板をしっかりと取り付けるための装置に関する。特に、本開示は、顕微鏡スライドを撮像装置上または内にしっかりと保持するための装置に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアーム、第2のアーム、および、少なくとも2つの取り付けブロックを含むフレームと、
少なくとも2つの取り付けブロックを含む取り付けバーと、を含む、装置において、
(1)前記取り付けバーの一方の端は、前記取り付けバーの他方の端に対して調節可能であり、または、(2)前記第2のアームの一方の端は、前記第2のアームの他方の端に対して調節可能であり、
前記取り付けブロックの少なくとも1つは、前記取り付けバーの前記調節可能な端にあるか、または、前記第2のアームの前記調節可能な端にあり、
前記取り付けバーの前記調節可能な端、または、前記第2のアームの前記調節可能な端は、本質的にz軸線に沿って調節可能である、装置。
【請求項2】
前記取り付けバーの前記調節可能な端、および、前記第2のアームの前記調節可能な端の調節を可能にするたわみ部をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記たわみ部は、カットアウト、トラック、溝、ノッチ、または、1つまたはそれ以上の可撓性材料の少なくとも1つである、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記たわみ部は、前記取り付けバーの調節可能な端、および、前記第2のアームの調節可能な端の位置、角度、または、場所の少なくとも1つを調節するように構成されたクラスプを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記取り付けブロックの各々は、ストッパ、および、ランプを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記取り付けバーは、前記フレームに対して移動可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記取り付けバーは、少なくとも1つのベアリングで前記フレームの前記第1のアームに連結されており、前記ベアリングは、前記取り付けバーが、前記フレームに対して移動することを可能にするように構成されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
マウントをさらに含み、前記マウントは、装置を二次的装置に連結する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記二次的装置は、スキャナ、撮像顕微鏡、または、蛍光顕微鏡である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記取り付けバーに隣り合うスライダ、および、前記マウントに隣り合うコネクタをさらに含み、前記スライダの一部分は、前記コネクタのトラック内に嵌まる、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記取り付けバーを前記フレームに対して移動させるためのモータをさらに含む、請求項6に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のアームは、基板を支持するように構成されたプラットホームをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記第2のアームは、基板を支持するように構成された台座をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
第1のアーム、および、第2のアーム、および、少なくとも2つの取り付けブロックを含むフレームと、
少なくとも2つの取り付けブロックを含む取り付けバーと、
前記第1のアームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間、または、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間に位置決めされたたわみ部と、を含む装置において、前記取り付けバーは、前記フレームに対して移動可能であり、
前記フレームの前記2つの取り付けブロック、および、前記取り付けバーの前記2つの取り付けブロックは、キャビティの両側にある、装置。
【請求項15】
前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間に位置決めされている、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの少なくともm21つ、または、前記第1のアームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの少なくとも1つの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを調節するように構成されている、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して調節するように構成されている、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して、また、前記フレームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して調節するように構成されている、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記たわみ部は、クラスプを含む、請求項14に記載の装置。
【請求項20】
前記たわみ部は、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト、トラック、溝、または、ノッチの少なくとも1つである、請求項14に記載の装置。
【請求項21】
前記取り付けバーは、前記基板の挿入を可能にする開放位置に移動可能であり、また、前記基板の保持を可能にする閉鎖位置に移動可能である、請求項14に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願に対する相互参照
本願は、2019年3月1日に出願された仮出願第62/812,695号の利益を主張する。
【0002】
出典明示による組み込み
本願で言及されるすべての刊行物および特許出願は、出典を明示することにより、あたかも、各個々の刊行物または特許出願が、出典を明示することより組み込まれるように特定的かつ個々的に示されていたかのように同じ程度でそれら全体が本願に組み込まれる。
【0003】
本開示は、一般的には。基板を保持するための装置に関し、特に、顕微鏡スライドを撮像装置上または内にしっかりと保持するための装置に関する。
【背景技術】
【0004】
基板は、基板の不一致または変形にかかわらず繰り返し可能な、予測可能な仕方で一貫して取り付けられないときに、画像は、基板ごとに変わり得、正しい表面位置を決定することが困難であり得る。その結果、施術者、研究者、基板上のそれらの画像試料は、変わる不一致または変形の基板を一貫して、繰り返し可能に、かつ、予測可能に取り付けるための装置を求め続けている。
【発明の概要】
【0005】
第1の観点では、装置が提供される。装置は、第1のアーム、第2のアーム、および、少なくとも2つの取り付けブロックを含むフレームと、少なくとも2つの取り付けブロックを含む取り付けバーと、を含み、フレームの少なくとも2つの取り付けブロック、および、取り付けバーの少なくとも2つの取り付けブロックは、キャビティの両側にあり、(1)前記取り付けバーの一方の端は、前記取り付けバーの他方の端に対して調節可能であり、または、(2)前記第2のアームの一方の端は、前記第2のアームの他方の端に対して調節可能であり、前記取り付けブロックの少なくとも1つは、前記取り付けバーの前記調節可能な端にあるか、または、前記第2のアームの前記調節可能な端にあり、前記取り付けバーの前記調節可能な端、または、前記第2のアームの前記調節可能な端は、本質的にz軸線に沿って調節可能である。
【0006】
いくつかの実施形態では、装置は、前記取り付けバーの前記調節可能な端、および、前記第2のアームの前記調節可能な端の調節を可能にするたわみ部をさらに含む。前記たわみ部は、カットアウト、トラック、溝、ノッチ、または、1つまたはそれ以上の可撓性材料の少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、前記たわみ部は、前記取り付けバーの調節可能な端、および、前記第2のアームの調節可能な端の位置、角度、または、場所の少なくとも1つを調節するように構成されたクラスプを含む。前記取り付けブロックの各々は、ストッパ、および、ランプを含む。いくつかの実施形態では、前記取り付けバーは、前記フレームに対して移動可能である。前記取り付けバーは、少なくとも1つのベアリングで前記フレームの前記第1のアームに連結されることができ、前記ベアリングは、前記取り付けバーが、前記フレームに対して移動することを可能にするように構成されている。装置は、マウントを含むことができ、前記マウントは、装置を二次的装置に連結する。いくつかの実施形態では、前記二次的装置は、スキャナ、撮像顕微鏡、または、蛍光顕微鏡である。装置は、前記取り付けバーに隣り合うスライダ、および、前記マウントに隣り合うコネクタを含むことができ、前記スライダの一部分は、前記コネクタのトラック内に嵌まる。いくつかの実施形態では、前記装置は、前記取り付けバーを前記フレームに対して移動させるためのモータを含む。前記第1のアームは、基板を支持するように構成されたプラットホームを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記第2のアームは、基板を支持するように構成された台座を含む。
【0007】
もう1つの観点では、装置が提供される、装置は、第1のアーム、および、第2のアーム、および、少なくとも2つの取り付けブロックを含むフレームと、少なくとも2つの取り付けブロックを含む取り付けバーと、前記第1のアームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間、または、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間に位置決めされたたわみ部と、を含み、前記取り付けバーは、前記フレームに対して移動可能であり、前記フレームの前記2つの取り付けブロック、および、前記取り付けバーの前記2つの取り付けブロックは、キャビティの両側にある。
【0008】
いくつかの実施形態では、前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの間に位置決めされている。前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの少なくとも1つ、または、前記第1のアームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの少なくとも1つの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを調節するように構成されていることができる。いくつかの実施形態では、前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して調節するように構成されている。前記たわみ部は、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの位置、角度、または、場所の少なくとも1つを、前記取り付けバーの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して、また、前記フレームの前記少なくとも2つの取り付けブロックの他の1つと独立して調節するように構成されている。前記たわみ部は、クラスプを含むことができる。いくつかの実施形態では、前記たわみ部は、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト、トラック、溝、または、ノッチの少なくとも1つである。前記取り付けバーは、前記基板の挿入を可能にする開放位置に移動可能であり、また、前記基板の保持を可能にする閉鎖位置に移動可能であることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A】例の取り付けブロックを示している。
図1B】例の取り付けブロックを示している。
図2A】例の取り付けバーを示している。
図2B】例の取り付けバーを示している。
図2C】例の取り付けバーを示している。
図2D】例の取り付けバーを示している。
図3A】例の取り付けバーを示している。
図3B】例の取り付けバーを示している。
図3C】例の取り付けバーを示している。
図4A】例の基板ホルダを示している。
図4B】例の基板ホルダを示している。
図4C】例の基板ホルダを示している。
図5A】例の基板ホルダを示している。
図5B】例の基板ホルダを示している。
図5C】例の基板ホルダを示している。
図6A】例の基板ホルダを示している。
図6B】例の基板ホルダを示している。
図6C】例の基板ホルダを示している。
図6D】例の基板ホルダを示している。
図7A】マウントに取り付けられた例の基板ホルダを示している。
図7B】マウントに取り付けられた例の基板ホルダを示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、顕微鏡スライドのような基板をしっかりと取り付けるための装置に向けられている。基板を保持するための適当な装置、システム、および/または方法は、以下の米国特許および刊行された出願の1つまたはそれ以上に記載されている装置、システム、および/または方法を含むことができ、以下の米国特許および刊行された出願の各々は、出典を明示することにより、その全体が本願の一部とされる: 9,57,580; 2017/0315340; 2017/0363850; 2017/0261735; 2018/0003939; 2018/0003940。
【0011】
取り付けブロック
図1A-1Bは、取り付けブロック100を示している。取り付けブロック100は、ストッパ104およびランプ(ramp)106を備えた主本体102を含み、ストッパ104およびランプ106の両方は、主本体102の同じ側から延びている。取り付けブロック100は、基板を、鉛直方向に、下向き方向に、水平方向に、直交方向に、または、それらの組み合わせ方向に移動させるように構成され、かつ/または、配向されている。したがって、取り付けブロック100は、基板を少なくとも1つの所望の方向に移動させるために、任意の所望の仕方で倒立させ、回転させ、または、調節されることができる。1つの実施形態では、取り付けブロック100は、撮像、処理、保持等中に基板のための制御された基準面を提供する。1つの実施形態では、取り付けブロック100は、基板が、非平坦(例えば、湾曲、捩じれ、ゆがみ等)面を有するときに、撮像、処理、保持等中に基板のための平坦基板面を提供する。
【0012】
1つの実施形態では、主本体102は、単一部品であることができる。1つの実施形態では、主本体は、少なくとも2つの部品を含む、多部品であることができる。主本体102が、少なくとも2つの部品であるときに、第1の部品がストッパ104を含み、第2の部品がランプ106を含む。
【0013】
1つの実施形態では、主本体102は、フレームまたは取り付けバーに取り付けるための少なくとも1つの留め具108を受け入れるための少なくとも1つの穴(図示せず)を含む。1つの実施形態では、取り付けブロック100は、取り付けブロック100の高さをフレームまたは取り付けバーに対して調節するためのシムのような少なくとも1つの高さ調節器(図示せず)を含む。
【0014】
1つの実施形態では、ストッパ104は、三角形、半球、パラボラ、台形、立方体等の任意の適当な形状を有することができる。1つの実施形態では、ランプ106は、三角形、半球、パラボラ、台形、立方体等の任意の適当な形状を有することができる。
【0015】
取り付けバー
図2A-2Dは、取り付けバー200を示している。取り付けバー200は、ブラケット202およびストラット204を含む。ストラット204は、第1の取り付けブロック100を含む近位端、および、第2の取り付けブロック100を含む遠位端212を含む。1つの実施形態では、ブラケット202およびストラット204は、1部品である。1つの実施形態では、ブラケット202およびストラット204は、別個の部品である。ブラケット202およびストラット204が、別個の部品であるときには、ブラケット202およびストラット204は、ねじ、ドウェル、ロッド、リベット、少なくとも1つのあり継ぎ、少なくとも1つのさねはぎ継ぎ、接着材、エポキシ、少なくとも1つの磁石によって、または、2つまたはそれ以上の部品を取り付け、隣り合わせにさせ、または、接着するための任意の他の適当な仕方によって、互いに取り付けられ、隣り合わせにされ、または、接着されることができる。
【0016】
1つの実施形態では、ブラケット202は、基板、或いは、ストラット若しくはフレーム(図示せず)等を含む少なくとも1つの他の構成要素に対するブラケット202の回転を可能にするための少なくとも1つのベアリング208を含むことができる。1つの実施形態では、ブラケット202は、2つまたはそれ以上のベアリング208を含むことができる。
【0017】
1つの実施形態では、ブラケット202は、ブラケット202から外方に延びる突出部206を含む。1つの実施形態では、ブラケット202は、ブラケット202から同じ方向に外方に延びる2つの突出部206を含む。1つの実施形態では、ブラケット202は、突出部206と同じ方向にブラケット202から外方に延びるフランジ214を含む。
【0018】
1つの実施形態では、ブラケット202は、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト(例えば、トラック、溝、ノッチ等)、および、ストラットを構成するその他の材料よりもより少なく堅い材料等のような少なくとも1つのたわみ部216を含むことができる。少なくとも1つのたわみ部216は、取り付けブロック100が、取り付けバー200の近位端または遠位端212を介して、取り付けブロック100が取り付けバー200の他方の端に対して与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿って移動することを可能にする。少なくとも1つのたわみ部216は、ストラット204の頂面を通して部分的に延びることができ、ストラット204の底面を通して部分的に延びることができ、ストラット204の側面を通して部分的に延びることができ、或いは、ストラット204の全体に亘って延びることができる。少なくとも1つのたわみ部216を含むセグメントはまた、一旦所望の位置、角度、または、場所等が決定された後、取り付けブロック100および少なくとも1つのたわみ部216を含むセグメントの与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿った位置、角度、または、場所等を設定するためのクラスプ210を含むことができる。クラスプ210は、ねじ、ドウェル、ロッド、および、リベット等を含むことができる。クラスプ210はまた、少なくとも1つのたわみ部216を含むセグメントの位置、角度、または、場所等を調節するために使用されることができる。1つの実施形態では、ストラット204の遠位端212は、ストラット204の近位端に対して、および/または、ストラット204の近位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。遠位端212はまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。1つの実施形態では、ストラット204の近位端は、ストラット204の遠位端212に対して、および/または、ストラット204の遠位端212と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。近位端もまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。
【0019】
図3A-3Bは、取り付けバー300を示している。取り付けバー300は、該取り付けバー300が、ブラケット302の遠位端に突出部306を含むことを除いて、取り付けバー200と同様である。取り付けバー300は、ブラケット302およびストラット304を含む。ストラット304は、第1の取り付けブロック100を含む近位端、および、第2の取り付けブロック100を含む遠位端310を含む。1つの実施形態では、ブラケット302およびストラット304は、1部品である。1つの実施形態では、ブラケット302およびストラット304は、別個の部品である。ブラケット302およびストラット304が、別個の部品であるときには、ブラケット302およびストラット304は、ねじ、ドウェル、ロッド、リベット、少なくとも1つのあり継ぎ、少なくとも1つのさねはぎ継ぎ、接着材、エポキシ、少なくとも1つの磁石によって、または、2つまたはそれ以上の部品を取り付け、隣り合わせにさせ、または、接着するための任意の他の適当な仕方によって、互いに取り付けられ、隣り合わせにされ、または、接着されることができる。
【0020】
1つの実施形態では、ブラケット302は、基板、或いは、ストラット若しくはフレーム(図示せず)等を含む少なくとも1つの他の構成要素に対するブラケット302の回転を可能にするための少なくとも1つのベアリング308を含むことができる。
【0021】
1つの実施形態では、ブラケット302は、ブラケット302から外方に延びる突出部306を含む。1つの実施形態では、ブラケット302は、ブラケット302から同じ方向に外方に延びる2つの突出部306を含む。
【0022】
1つの実施形態では、ブラケット302は、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト(例えば、トラック、溝、ノッチ等)、および、ストラットを構成するその他の材料よりもより少なく堅い材料等のような少なくとも1つのたわみ部312を含むことができる。少なくとも1つのたわみ部312は、取り付けブロック100が、取り付けバー300の近位端または遠位端310を介して、取り付けブロック100が取り付けバー300の他方の端に対して与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿って移動することを可能にする。少なくとも1つのたわみ部312は、ストラット304の頂面を通して部分的に延びることができ、ストラット304の底面を通して部分的に延びることができ、ストラット304の側面を通して部分的に延びることができ、或いは、ストラット304の全体に亘って延びることができる。少なくとも1つのたわみ部312を含むセグメントはまた、一旦所望の位置、角度、または、場所等が決定された後、取り付けブロック100および少なくとも1つのたわみ部312を含むセグメントの与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿った位置、角度、または、場所等を設定するためのクラスプを含むことができる。クラスプは、ねじ、ドウェル、ロッド、および、リベット等を含むことができる。クラスプはまた、少なくとも1つのたわみ部312を含むセグメントの位置、角度、または、場所等を調節するために使用されることができる。1つの実施形態では、ストラット304の遠位端310は、ストラット304の近位端に対して、および/または、ストラット304の近位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。遠位端310はまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。1つの実施形態では、ストラット304の近位端は、ストラット304の遠位端310に対して、および/または、ストラット304の遠位端310と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。近位端もまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。
【0023】
ホルダ
図4A-4Cは、ホルダ400を示している。ホルダ400は、フレーム402および取り付けバー200を含む。フレーム402は、第1のアーム404および第2のアーム406を含む。取り付けバー200は、開放位置(すなわち、基板の挿入を可能にするための)、および、閉鎖位置(すなわち、基板のしっかりとした保持を可能にするための)を有するようにして、自由に、かつ、フレーム402と独立して移動し、回転し、または、並進することができる。ホルダ400は、取り付けバー200およびフレーム402によって形成され、基板(図示せず)を嵌合し、受け入れるように寸法および形状決めされているキャビティ412を含む。第1および第2のアーム404、406は、近位端で隣り合わせにされている。1つの実施形態では、第1のアーム404は、第2のアーム406よりも長い。1つの実施形態では、第2のアーム406は、第1のアーム404よりも長い。1つの実施形態では、第1のアーム404および第2のアーム406は、長さが等しい。1つの実施形態では、第1のアーム404および第2のアーム406は、1部品である。1つの実施形態では、フレーム402は、1部品である。1つの実施形態では、フレーム402は、第1のアーム404が第1の部品の一部であるか第1の部品を全部形成し、第2のアーム406が第2の部品の一部であるか第2の部品を全部形成するような、少なくとも2つの部品である。
【0024】
開放位置から閉鎖位置への(逆もまた同様)取り付けバー200、300の移動、回転、または、並進は、取り付けバー200、300の全体を移動、回転、または、並進させることに留意すべきである。しかしながら、取り付けバー200、300の移動、回転、または、並進は、与えられた軸線に沿った近位端または遠位端を介しての少なくとも1つの取り付けブロックの移動または調節とは異なっている。したがって、与えられた軸線に沿った少なくとも1つの取り付けブロック100の調節は、少なくとも1つの取り付けブロック100が、取り付けバー200、300、または、該少なくとも1つの取り付けブロック100が、取り付けバー200、300またはフレーム402、502の他のセグメントに対して、または、他のセグメントと独立して配置されるフレーム402、502のセグメントを並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させることによって調節(すなわち、角度、位置、または、場所等)されることができるようなものである。換言すると、例えば、取り付けバー200、300の全体は、開放および閉鎖のための第1の動きを有することができ、次いで、取り付けバー200、300のセグメントは、そのセグメントの上または箇所に配置された少なくとも1つの取り付けブロック100を調節するための第2の動きを有することができる。
【0025】
取り付けバー200は、第1のアーム404の遠位端に対して近位側にある。1つの実施形態では、第1のアーム404は、取り付けバー200のストラット204に連結されている。1つの実施形態では、第1のアーム404は、取り付けバー200のブラケット202に連結されている。1つの実施形態では、第1のアーム404は、取り付けバー200の少なくとも1つのベアリング208に連結されている。
【0026】
1つの実施形態では、第1のアーム404の内側面は、少なくとも近位端と遠位端の間に部分的に位置するプラットホーム410を含む。プラットホーム410は、基板(図示せず)を支持することができる。
【0027】
第2のアーム406は、少なくとも2つの取り付けブロック100を含む。1つの実施形態では、第2のアーム406の取り付けブロック100の各々は、取り付けバー200の対応する取り付けブロック100から直接キャビティ412を横切る。1つの実施形態では、第2のアーム406の取り付けブロック100の少なくとも1つは、取り付けバー200の対応する取り付けブロック100から直接キャビティ412を横切らない。1つの実施形態では、第2のアーム406の遠位端は、取り付けバー200に向かって延びる台座408を含む。台座408は、基板(図示せず)を支持することができる。
【0028】
取り付けバー200は、開放位置および閉鎖位置を有する。1つの実施形態では、ホルダ400の取り付けバー200は、モータ(図示せず、図6A-6D参照)によって開放位置から閉鎖位置に(逆もまた同様)移動される。1つの実施形態では、モータ(図示せず)は、カップリング(図示せず)によって少なくとも1つの突出部206および/またはフランジ214に隣り合わせにされ、または、連結される。1つの実施形態では、モータ(図示せず)は、少なくとも1つの突出部206および/またはフランジ214に直接隣り合わせにされ、または、連結される。
【0029】
1つの実施形態では、少なくとも1つの取り付けブロック100は、与えられた軸線例えば、z軸線)に沿って調節可能であり、これに対して、その他の取り付けブロック100は、フレーム402または取り付けバー200に対して高さを調節することを除いて、静止している。1つの実施形態では、取り付けブロック100のすべてが、与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿って調節可能である。
【0030】
1つの実施形態では、フレーム402の第1または第2のアーム404、406の少なくとも1つは、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト(例えば、トラック、溝、ノッチ等)、および、ストラットを構成するその他の材料よりもより少なく堅い材料等のような少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むことができる。例えば、第2のアームは、取り付けブロック100が、第2のアームの近位端または遠位端(例えば、第2のアーム内の少なくとも1つのたわみ部の場所に応じて)を介して、取り付けブロックが取り付けバー300の他方の端に対して与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿って移動することを可能にする少なくとも1つのたわみ部を含むことがでできる。少なくとも1つのたわみ部(図示せず)は、第2のアームの頂面を通して部分的に延びることができ、第2のアームの底面を通して部分的に延びることができ、第2のアーム406の側面を通して部分的に延びることができ、或いは、第2のアーム406の全体に亘って延びることができる。少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントはまた、一旦所望の位置、角度、または、場所等が決定された後、取り付けブロック100および少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントの与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿った位置、角度、または、場所等を設定するためのクラスプ(図示せず)を含むことができる。クラスプは、ねじ、ドウェル、ロッド、および、リベット等を含むことができる。クラスプ(図示せず)はまた、少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントの位置、角度、または、場所等を調節するために使用されることができる。1つの実施形態では、第2のアーム406の遠位端は、第2のアームの近位端に対して、および/または、第2のアームの近位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。遠位端はまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。1つの実施形態では、第2のアーム406の近位端は、第2のアーム406の遠位端に対して、および/または、第2のアーム406の遠位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。近位端もまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。
【0031】
1つの実施形態では、取り付けブロック100のすべては、同じ構成および設計を有する。1つの実施形態では、取り付けブロック100の少なくとも1つは、その他の取り付けブロック100と異なる構成および/または設計を有する。
【0032】
図5A-5Cは、ホルダ500を示している。ホルダ500は、取り付けバー300を含むことを除いて、ホルダ400と同様である。ホルダ500は、フレーム502および取り付けバー300を含む。フレーム502は、第1のアーム504および第2のアーム506を含む。取り付けバー300は、開放位置(すなわち、基板の挿入を可能にするための)、および、閉鎖位置(すなわち、基板のしっかりとした保持を可能にするための)を有するようにして、自由に、かつ、フレーム502と独立して移動し、回転し、または、並進することができる。ホルダ500は、取り付けバー500およびフレーム502によって形成され、基板(図示せず)を嵌合し、受け入れるように寸法および形状決めされているキャビティ514を含む。第1および第2のアーム504、506は、近位端で隣り合わせにされている。1つの実施形態では、第1のアーム504は、第2のアーム506よりも長い。1つの実施形態では、第2のアーム506は、第1のアーム504よりも長い。1つの実施形態では、第1のアーム504および第2のアーム506は、長さが等しい。1つの実施形態では、第1のアーム504および第2のアーム506は、1部品である。1つの実施形態では、フレーム502は、1部品である。1つの実施形態では、フレーム502は、第1のアーム504が第1の部品の一部であるか第1の部品を全部形成し、第2のアーム506が第2の部品の一部であるか第2の部品を全部形成するような、少なくとも2つの部品である。
【0033】
取り付けバー300は、第1のアーム504の遠位端に対して近位側にある。1つの実施形態では、第1のアーム504は、取り付けバー300のストラット304に連結されている。1つの実施形態では、第1のアーム504は、取り付けバー300のブラケット302に連結されている。1つの実施形態では、第1のアーム504は、取り付けバー300の少なくとも1つのベアリング208に連結されている。
【0034】
1つの実施形態では、第1のアーム504の内側面は、少なくとも近位端と遠位端の間に部分的に位置するプラットホーム510を含む。プラットホーム510は、基板(図示せず)を支持することができる。
【0035】
第2のアーム506は、少なくとも2つの取り付けブロック100を含む。1つの実施形態では、第2のアーム506の取り付けブロック100の各々は、取り付けバー300の対応する取り付けブロック100から直接キャビティ514を横切る。1つの実施形態では、第2のアーム506の取り付けブロック100の少なくとも1つは、取り付けバー300の対応する取り付けブロック100から直接キャビティ514を横切らない。1つの実施形態では、第2のアーム506の遠位端は、取り付けバー300に向かって延びる台座508を含む。台座508は、基板(図示せず)を支持することができる。
【0036】
取り付けバー300はまた、取り付けバー300、および/または、取り付けバー300の少なくとも1つのベアリング308を予負荷するためのばね512を含むことができる。1つの実施形態では、ばね512は、第1のアーム504に連結されている。1つの実施形態では、ばね512は、マウント(図示せず、図7A-7B参照)のようなもう1つの要素に連結されている。1つの実施形態では、ばね512は、第1のアーム504およびマウント(図示せず、図7A-7B参照)に連結されている。
【0037】
1つの実施形態では、遠位端310は調節可能であるけれども、その他の取り付けブロック100は、フレーム502または取り付けバー300に対する高さを調節することを除いて、静止している。
【0038】
1つの実施形態では、フレーム502の第1または第2のアーム504、506の少なくとも1つは、1つまたはそれ以上の可撓性材料、カットアウト(例えば、トラック、溝、ノッチ等)、および、ストラットを構成するその他の材料よりもより少なく堅い材料等のような少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むことができる。例えば、第2のアーム506は、取り付けブロック100が、第2のアーム506の近位端または遠位端(例えば、第2のアーム506内の少なくとも1つのたわみ部の場所に応じて)を介して、取り付けブロックが取り付けバー300の他方の端に対して与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿って移動することを可能にする少なくとも1つのたわみ部を含むことがでできる。少なくとも1つのたわみ部(図示せず)は、第2のアームの頂面を通して部分的に延びることができ、第2のアーム506の底面を通して部分的に延びることができ、第2のアーム506の側面を通して部分的に延びることができ、或いは、第2のアーム506の全体に亘って延びることができる。少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントはまた、一旦所望の位置、角度、または、場所等が決定された後、取り付けブロック100および少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントの与えられた軸線(例えば、z軸線)に沿った位置、角度、または、場所等を設定するためのクラスプ(図示せず)を含むことができる。クラスプは、ねじ、ドウェル、ロッド、および、リベット等を含むことができる。クラスプ(図示せず)はまた、少なくとも1つのたわみ部(図示せず)を含むセグメントの位置、角度、または、場所等を調節するために使用されることができる。1つの実施形態では、第2のアーム506の遠位端は、第2のアーム506の近位端に対して、および/または、第2のアーム506の近位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。遠位端はまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。1つの実施形態では、第2のアーム506の近位端は、第2のアーム506の遠位端に対して、および/または、第2のアーム506の遠位端と独立して並進させ、撓ませ、曲げ、捩じり、または、移動させること等によって(位置、角度、または、場所等)調節されることができる。近位端もまた、少なくとも1つの取り付けブロック100を含むことができる。
【0039】
1つの実施形態では、取り付けブロック100のすべては、同じ構成および設計を有する。1つの実施形態では、取り付けブロック100の少なくとも1つは、その他の取り付けブロック100と異なる構成および/または設計を有する。
【0040】
図6A-6Dは、ホルダ600を示している。ホルダ500は、2つのホルダ400、500を含む。1つの実施形態では、ホルダ600は、2つのホルダを含み、それらの両方は、ホルダ400である。1つの実施形態では、ホルダ600は、2つのホルダを含み、それらの両方は、ホルダ500である。
【0041】
ホルダ600は、モータ602およびカップリング608を含む。モータ602およびカップリング608は、ホルダ600のために図6A-6Dに示されているけれども、モータ602およびカップリング608は、本願で検討された任意のホルダ、またはその任意の均等物の任意の実施形態で使用されることができる。
【0042】
1つの実施形態では、ホルダ600は、スライダ604およびコネクタ606を含む。スライダ604は、取り付けバー200に隣り合わせにされるか、或いは、連結されている。コネクタ606は、マウント(図示せず)に隣り合わせにされることができる。スライダ604の一部分は、コネクタ606のトラックまたは溝内に嵌合されることができ、それによって、単一のまたは与えられた平面に沿ったスライダ604の移動を可能にし、その結果、取り付けバー200は、モータ602およびカップリング608を介して開放位置と閉鎖位置の間で並進することができる。スライダ604およびコネクタ606は、ホルダ600のために図6A-6Dに示されているけれども、スライダ604およびコネクタ606は、本願で検討された任意のホルダ、またはその任意の均等物の任意の実施形態で使用されることができる。
【0043】
1つの実施形態では、スライダ604およびコネクタ606の両方に代えて、板ばね(図示せず)が使用されることができる。
【0044】
1つの実施形態では、ホルダ600は、マウント702(すなわち、ねじ、釘、ペグ、ピン、ボルトおよびナット、ドウェル、ステープル、リベット等)によって、接着材によって、溶接によって、クリップによって、さねはぎ継ぎによって等で、撮像および/または処理のための、スキャナ、または、撮像顕微鏡、または、蛍光顕微鏡のような二次的装置に取り付けられることができる。ホルダ600および/またはマウント702は、二次的装置に正しく、しっかりと取り付けるための取り付け機構を収容するための少なくとも1つの穴を含むことができる。マウント702は、ホルダ600のために図7A-7Bに示されているけれども、マウント702は、本願で検討されている任意のホルダ、またはその任意の均等物の任意の実施形態で使用されることができる。1つの実施形態では、ホルダ600は、正しく、しっかりと取り付けるための取り付け機構(すなわち、ねじ、釘、ペグ、ピン、ボルトおよびナット、ドウェル、ステープル、リベット等)によって、接着材によって、溶接によって、クリップによって、さねはぎ継ぎによって等で、撮像および/または処理のための二次的装置に取り付けられることができる。ホルダ600は、二次的装置に正しく、しっかりと取り付けるための取り付け機構を収容するための少なくとも1つの穴を含むことができる。取り付け機構は、ホルダ600のために検討されているけれども、取り付け機構は、本願で検討された任意のホルダ、またはその任意の均等物の任意の実施形態で使用されることができる。
【0045】
1つの実施形態では、マウント702は、撮像平面(例えば、x-y平面)と平面である(すなわち、平行または同一平面である)ように、取り付け機構等によって調節されることができる。
【0046】
方法
便宜のために、方法は、例の基板としてスライドに言及し、ホルダ400に関し説明される。しかし、以下に説明される方法は、本願の範囲においてそのように制限されることを意図していない。方法は、実務では、任意の種類の基板(例えば、ウェルプレート等)と共に、また、ホルダ、取り付けバー、または取り付けブロックの任意の実施形態と共に使用されることができる。
【0047】
1つの実施形態では、基準スライドが、ホルダ400内に挿入される。基準スライドは、プラットホーム410または台座408上に置かれることができ、または、取り付けブロック100の少なくとも2つと直接接触して置かれることができる。取り付けバー200は、開放位置にある。取り付けバー200は、閉鎖位置に移動される。それぞれの取り付けブロック100のランプ106は、基準スライドを上方に持ち上げ、それぞれの取り付けブロック100のストッパ104は、基準スライドのために最大持ち上げ距離を設定し、基準スライドを拘束する。取り付けバー200が閉鎖位置に設定されるときに、取り付けブロック100によって基準スライド上に及ぼされる力は、ホルダ400に対する基準スライドの並進移動を抑制する。取り付けバー200の遠位端212にある取り付けブロック100は、基準スライドにおける反りまたは変形を考慮するために調節されることができ、それによって、基準スライドを撮像平面(例えば、x-y平面)と平面または実質的に平面にさせる。一旦、基準プレートの平面性が任意の適当な仕方で観察されるように、基準プレートが取り付けられた後に、取り付けバーは、スライド上の力を解放するために開放位置に移動される。それぞれの取り付けブロックのランプは、スライドを下方に案内する。次いで、基準スライドは、基準スライドは、ホルダから除去され、実験スライド(すなわち、撮像される試料を含むスライド)が、プロセスを再始動させるために挿入される。
【0048】
1つの実施形態では、上記の方法は、基準スライドを除外し、並置されて(すなわち、挿入され、取り付けバーが閉鎖され、取り付けブロックが調節されて)行われる。1つの実施形態では、上記の方法は、基準スライドを除外し、すべての後続のスライドのために保持されている取り付けブロック100により第1のスライドのために行われる。
【0049】
1つの特徴または要素が本願でもう1つの特徴または要素の上にあると呼ばれるときに、そのは、直接その他の特徴または要素上にあることができ、或いは、介入する特徴および/または要素がまた、存在することがあり得る。これとは対照的に、1つの特徴または要素が、直接もう1つの特徴または要素上にあると呼ばれるときに、介入する特徴または要素は存在しない。また、1つの特徴または要素がもう1つの特徴または要素に「連結され」、「取り付けられ」、または、「結合され」ているときに、その1つの特徴または要素は、もう1つの特徴または要素に直接連結され、取り付けられ、または、結合されていることができ、或いは、介入する特徴および/または要素が、存在することがあり得ることが理解されるであろう。これとは対照的に、1つの特徴または要素がもう1つの特徴または要素に直接「連結され」、「取り付けられ」、または、「結合され」ているときに、介在する特徴または要素は存在しない。1つの実施形態に関して記載され、または示されているけれども、そのように記載され、または示されている要素は、その他の実施形態にも当てはまることができる。また、もう1つの特徴に「隣接して」配置されている構造または特徴に対する言及は、その隣接した特徴上に重なり、または、その隣接した特徴の舌に横たわる部分を有することがあり得ることが、当業者にはわかるであろう。
【0050】
本願で使用されている用語法は、特定の実施形態を記載するための目的のためだけのものであり、本発明を制限することを意図するものではない。例えば、本願で使用されているように、単数形態「1つの“a”」、「1つの“an”」、および「その“the”」は、文脈が明らかに他の仕方を示しているのでなければ、複数形態も含むことを意図している。さらに、本願明細書および特許請求の範囲で使用されているときの用語「含む“comprise”」および/または「含んでいる“comprising”」は、記述されている特徴、ステップ、操作、要素、および/または、構成要素を特定するが、1つまたはそれ以上の他の特徴、ステップ、操作、要素、構成要素、および/または、それらの群の存在または付加を除外しないことが理解されるであろう。本願で使用されているように、用語「および/または」は、関連した列挙されたアイテムの1つまたはそれ以上の任意のおよびすべてを含み、また、「/」と略されることがあり得る。
【0051】
「下に“under”」、「下方に“below”」、「下側“lower”」、「上に“over”」、「上側“upper”」等のような空間的に相対的な用語は、本願では、図面に示されているように、1つの要素または特徴のもう1つの要素または特徴との関係を記載する記載の容易性のために使用されることができる。空間的に相対的な用語は、図面に示されている配向に加えて、使用または作動における装置の配向を包含することを意図している。例えば、図面における装置が倒立される場合には、他の要素または特徴の「下に“under”」または「下方に“below”」と記載されている要素は、その他の要素または特徴の「上に“over”」配向されるであろう。かくして、例示的な「下に“under”」は、上に、および、下にの両方の配向を包含することができる。装置は、他の仕方で配向される(90度回転されて、または、他の配向で)配向されることができ、本願で使用される空間的に相対的な用語は、それに従って解釈されることができる。同様に、用語「上向きに“upwardly”」、「下向きに“downwardly”」、「鉛直“vertical”」、「水平“horizontal”」等は、本願では、特に他の仕方で示されていないならば、説明の目的のためだけで使用されている。
【0052】
用語「第1の」および「第2の」は、本願では、(ステップを含む)種々の特徴/要素を記載するために使用されているけれども、これらの特徴/要素は、文脈が他の仕方で示していないならば、これらの用語によって制限されるべきでない。これらの用語は、1つの特徴/要素をもう1つの特徴/要素と区別するために使用されることができる。さらに、「第1の」および「第2の」が使用されているけれども、これらの用語は、種々の特徴/要素を1つまたは2つだけに制限することを意図していない。
【0053】
以下の本願明細書および特許請求の範囲に亘って、文脈が他の仕方で要求しなければ、語「含む“comprise”」、および、「含む“comprises”」および「含む“comprising”」のような変形は、種々の創成要素が、方法および物品(例えば、組成物並びに装置(device)および方法を含む装置(apparatuses) )において共同して使用されることを意味する。例えば、用語「含む“comprising”」は、任意の記述された要素またはステップを含むが、任意の他の要素またはステップを排除しないことを意味することが理解されるであろう。
【0054】
例で使用されていることを含めて、その他の仕方で特に表現されていなければ、本願明細書および特許請求の範囲で使用されているように、すべての数は、たとえ明示的に現れていなくとも、語「約“about”」または「およそ“approximately”」が前置きされているかのように読まれることができる。句「約“about”」または「およそ“approximately”」は、記載されている値または位置が合理的予想される値および/または位置の範囲内にあることを示すための大きさおよび/または位置を記載するときに使用されることができる。例えば、述べられた値(または値の範囲)の+/-0.1%、述べられた値(または値の範囲)の+/-1%、述べられた値(または値の範囲)の+/-2%、述べられた値(または値の範囲)の+/-5%、述べられた値(または値の範囲)の+/10%等の値を有することができる。本願で与えられた任意の数値は、文脈がその他の仕方で示さないならば、約またはおよそその値を含むようにも理解されるべきである。例えば、値「10」が開示されている場合には、「約10」も開示されている。本願で記載されている任意の数値は、そこで包含されるすべての部分範囲(subrange)を含むことを意図している。その値よりも小さいまたはその値に等しい、その値よりも大きいまたはその値に等しい、およびそれらの値の間の可能な範囲も開示されている場合には、当業者にはおよそ理解されているように開示されていることも理解される。例えば、値「X」が開示されている場合には、「X」よりも小さいまたは「X」に等しい、および、「X」よりも大きいまたは「X」に等しい(例えば、「X」が数値である場合)ことも開示されている。本願に亘って、データは、多くのフォーマットで提供されることも理解され、このデータは、終点、始点、および、データの点の任意の組み合わせのための範囲を示すことも理解される。例えば、特定のデータ点「10」および特定のデータ点「15」が開示されている場合には、10および15よりも大きい、10および15よりも大きいまたは10および15に等しい、10および15よりも小さい、10および15よりも小さいまたは10および15に等しい、および、10および15に等しいことが開示されていること、および、10と15の間が開示されていることが理解される。2つの特定の単位の各単位も、開示されていることも理解される。例えば、10および15が開示されている場合には、11、12、13、14も開示されている。
【0055】
種々の例示的な実施形態が上述されているけれども、特許請求の範囲に記載されている発明の範囲を逸脱することなく、種々の実施形態に足して任意の多くの変形を行うことができる。種々の記載されている方法ステップが予め形成されている順序は、代替実施形態でしばしば変更されることができ、他の代替実施形態では、1つまたはそれ以上のステップをすべてスキップすることができる。種々の装置およびシステムの随意の特徴が、いくつかの実施形態に含められることができ、他の実施形態には含められないことができる。したがって、これまでの記載は、主に例示の目的のために提供され、特許請求の範囲に記載されている発明の範囲を制限するように解釈されるべきではない。
【0056】
本願に含められている例および例示は、例示としてかつ制限としてでなく、主題を実施することができる特定の実施形態を示している。上述したように、他の実施形態を利用することができ、構造的および論理的な置換および変更を、本開示の範囲から逸脱することなく行うことができるように、他の実施形態を利用することができ、導くことができる。本発明の主題のかかる実施形態は、本願で便宜のためにのみ、かつ、実際に2つ以上が開示されている場合には本願の範囲を任意の単一の発明または発明概念に自主的に制限することなく用語「本発明」と個々的にまたは集合的に呼ばれることができる。かくして、特定の実施形態が、本願では例示され、記載されてきたけれども、同じ目的を達成するように計算された任意の構成が、示されている特定の実施形態と代替されることができる。本開示は、種々の実施形態の任意のおよびすべての適合または変形をカバーすることを意図している。上記の実施形態、および、本願に特に記載されていない他の実施形態の組み合わせが、上記の記載を検討するときに当業者には明らかであろう。
【0057】
これまでの記載は、説明の目的のため、本開示の完全な理解を提供するために特定の用語法を使用した。しかしながら、特定の詳細は、本願で記載されているシステムおよび方法を実施するために必要とされないことが当業者には明らかであろう。特定の実施形態のこれまでの記載は、例示おびに説明の目的のために例として例示されている。特定の実施形態のこれまでの記載は、本開示を網羅すること、および、本開示を、記載されている正確な形態に制限することを意図していない。上記の教示に鑑みて、多くの変更および変形が可能である。実施形態は、本開示の原理および実用的な応用を最もよく説明し、それによって、他の当業者が、考えられる特定の使用に適した種々の変更により本開示および種々の実施形態を最もよく利用することを可能にする。本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって規定されることが意図されている。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図7A
図7B
【国際調査報告】