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特表2022-522561フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム
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  • 特表-フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-20
(54)【発明の名称】フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20220413BHJP
   G08G 1/123 20060101ALN20220413BHJP
【FI】
G08G1/00 X
G08G1/123 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021514544
(86)(22)【出願日】2020-02-13
(85)【翻訳文提出日】2021-03-16
(86)【国際出願番号】 CN2020075064
(87)【国際公開番号】W WO2021159383
(87)【国際公開日】2021-08-19
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519341256
【氏名又は名称】揚昇育楽事業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100175064
【弁理士】
【氏名又は名称】相澤 聡
(72)【発明者】
【氏名】許瑜容
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA27
5H181BB04
5H181CC12
5H181FF04
5H181FF05
5H181FF14
5H181MA41
(57)【要約】
フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムであって、指定規画経路決定モジュール、次回打球位置判断モジュール及び経路運転制御モジュールが含まれて、フェアウェイ自動運転車をそのフェアウェイの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の指定規画経路の間で切り替えて運転させる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフコースのフェアウェイにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車を制御し、前記フェアウェイ自動運転車をそれぞれ前記フェアウェイの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させることを行うフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムであって、
前記フェアウェイで複数の指定規画経路を決定し、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転するほか、前記フェアウェイ自動運転車が前記フェアウェイで自動運転する時に、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の占有経路エリアに運転するように制限される指定規画経路決定モジュールと、
前記指定規画経路決定モジュールに接続され、ゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断する次回打球位置判断モジュールと、
前記指定規画経路決定モジュール及び前記次回打球位置判断モジュールに接続され、前記ゴルフコースの前記フェアウェイにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車が前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車を制御する経路運転制御モジュールと、が含まれることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項2】
前記次回打球位置判断モジュールが複数のゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断し、前記経路運転制御モジュールを複数の前記次回打球位置の位置関係に基いて複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めさせることにより、前記フェアウェイ自動運転車を前記指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項3】
前記次回打球位置判断モジュールが前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記フェアウェイ自動運転車を前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項4】
前記次回打球位置判断モジュールが複数の前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの現在の次回打球位置が決められると、二台目のフェアウェイ自動運転車で一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置を測ることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項5】
前記指定規画経路決定モジュールに接続され、複数の前記指定規画経路の中から適用不能な指定規画経路を排除するかどうかを決定し、前記適用不能な指定規画経路が排除された複数の前記指定規画経路が適用可能な指定規画経路であり、排除された前記適用不能な指定規画経路を選択的に前記適用可能な指定規画経路に変更するように再調整して、前記適用可能な指定規画経路を複数の前記指定規画経路とする指定規画経路排除決定モジュールが更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項6】
前記経路運転制御モジュールが、前記適用可能な指定規画経路の中から、全ての前記適用可能な指定規画経路或は一部の前記適用可能な指定規画経路を、候補指定規画経路集合として選択し、前記次回打球位置に基いて、前記候補指定規画経路集合の中から前記適用可能な指定規画経路を前記指定規画経路として決定し、複数の前記適用可能な指定規画経路の間の変換運転経路を決定して、前記フェアウェイ自動運転車を継続に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させ、前記フェアウェイ自動運転車の継続の指定規画経路を制御するように前記指定規画経路を前記フェアウェイ自動運転車に送信することにより、前記フェアウェイ自動運転車を継続に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項5に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項7】
前記経路運転制御モジュールが、自動運転エリア保守計画によって、前記候補指定規画経路集合を選択することを特徴とする請求項6に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項8】
前記経路運転制御モジュールが複数の指定変換運転経路から複数の前記指定規画経路の間の前記変換運転経路を決めて、複数の前記指定変換運転経路が前記フェアウェイのフェアウェイ情報に基いて予め決められることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項9】
前の組の全ゴルフプレイヤーの位置を受信し、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置が前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーの最短距離から指定距離を離れていると、打球可能シグナルを発信して、前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーが打球可能と通知する前組位置受信モジュールが更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動運転車に関するものであり、特にフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動運転車は、無人運転車、コンピューター運転車とも言われ、位置情報を感知すること或いは周囲環境の感知結果を踏まえて無人運転の方法で自動運転ができる車両のことである。近年、衛星通信及び周囲環境感知技術の進歩、及び車自体の決策判断、指令伝達及び機械的な動作などの研究が絶えずなされているため、自動運転車の技術も飛躍的な発展を果たしてきたと思われる。
【0003】
現時点では、自動運転車技術をゴルフコースのフェアウェイに応用する技術は未だに未熟である。その原因として、このような技術は、フェアウェイの芝生がそれにより破壊されるかどうか、及びプレイヤーがそれにより利便性を得れるかどうかを考慮しなければならない。本発明の発明者は、解決策の一つとして、フェアウェイの中で経路を計算するフェアウェイ自動運転車と考えている。また別の原因として、フェアウェイにおいての経路を良好な形に規定しないと、ゴルフカーによる芝生への度重なる踏みつけはフェアウェイを傷つけやすく、果にフェアウェイの養護エリア、スプリンクラー、バンカー及び池にも測り難いダメージを与える可能性がある。しかしながら、自動運転技術をフェアウェイにおいての自動運転に応用することに対して、同時に芝生に与えないこと及びプレイヤーに利便性を与えることを考慮することが課題になる。自動運転の技術をゴルフボールの弾道を追跡することに関連をつけて自動運転を行う技術は従来技術では見られない。故に、自動運転車をゴルフコースのフェアウェイに応用して、さらに自動運転車がゴルフボールの弾道に基づいて自動運転を行うことが課題になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
よって、本発明はフェアウェイ自動運転車をそれぞれボールの弾道を追跡してフェアウェイの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させることを行うフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明が従来の技術問題を解決するために用いる技術手段はゴルフコースのフェアウェイにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車を制御し、前記フェアウェイ自動運転車をそれぞれ前記フェアウェイの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させることを行うフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムであって、前記フェアウェイで複数の指定規画経路を決定し、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転するほか、前記フェアウェイ自動運転車が前記フェアウェイで自動運転する時に、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の占有経路エリアに運転するように制限される指定規画経路決定モジュールと、前記指定規画経路決定モジュールに接続され、ゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断する次回打球位置判断モジュールと、前記指定規画経路決定モジュール及び前記次回打球位置判断モジュールに接続され、前記ゴルフコースの前記フェアウェイにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車が前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車を制御する経路運転制御モジュールと、が含まれることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供することである。
【0006】
本発明の一つの実施形態では、前記次回打球位置判断モジュールが複数のゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断し、前記経路運転制御モジュールを複数の前記次回打球位置の位置関係に基いて複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めさせることにより、前記フェアウェイ自動運転車を前記指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転させることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0007】
本発明の一つの実施形態では、前記次回打球位置判断モジュールが前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記フェアウェイ自動運転車を前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0008】
本発明の一つの実施形態では、前記次回打球位置判断モジュールが複数の前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの現在の次回打球位置が決められると、二台目のフェアウェイ自動運転車で一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置を測ることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0009】
本発明の一つの実施形態では、前記指定規画経路決定モジュールに接続され、複数の前記指定規画経路の中から適用不能な指定規画経路を排除するかどうかを決定し、前記適用不能な指定規画経路が排除された複数の前記指定規画経路が適用可能な指定規画経路であり、排除された前記適用不能な指定規画経路を選択的に前記適用可能な指定規画経路に変更するように再調整して、前記適用可能な指定規画経路を複数の前記指定規画経路とする指定規画経路排除決定モジュールが更に含まれることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0010】
本発明の一つの実施形態では、前記経路運転制御モジュールが、前記適用可能な指定規画経路の中から、全ての前記適用可能な指定規画経路或は一部の前記適用可能な指定規画経路を、候補指定規画経路集合として選択し、前記次回打球位置に基いて、前記候補指定規画経路集合の中から前記適用可能な指定規画経路を前記指定規画経路として決定し、複数の前記適用可能な指定規画経路の間の変換運転経路を決定して、前記フェアウェイ自動運転車を継続して前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させ、前記フェアウェイ自動運転車の継続の指定規画経路を制御するように前記指定規画経路を前記フェアウェイ自動運転車に送信することにより、前記フェアウェイ自動運転車を継続して前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0011】
本発明の一つの実施形態では、前記経路運転制御モジュールが、自動運転エリア保守計画によって、前記候補指定規画経路集合を選択することを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0012】
本発明の一つの実施形態では、前記経路運転制御モジュールが複数の指定変換運転経路から複数の前記指定規画経路の間の前記変換運転経路を決めて、複数の前記指定変換運転経路が前記フェアウェイのフェアウェイ情報に基いて予め決められることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【0013】
本発明の一つの実施形態では、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置を受信し、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置が前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーの最短距離から指定距離を離れていると、打球可能シグナルを発信して、前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーが打球可能と通知する前組位置受信モジュールが更に含まれることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の技術手段によれば、ゴルフコースのフェアウェイにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車を制御し、前記フェアウェイ自動運転車をそれぞれ前記フェアウェイの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させることができる。(1)フェアウェイで複数の指定規画経路を決定して;(2)ゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断して;(3)前記ゴルフコースの前記フェアウェイにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車が前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めることにより、指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車を制御する。一つの実施形態では、指定規画経路かつ/または変換運転経路は複数の次回打球位置の位置関係により複数の前記指定規画経路から決められることによりフェアウェイ自動運転車を指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転させて、フェアウェイ自動運転車を指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転させることによりフェアウェイにおける予想外の位置にダメージを与えない前提でプレイヤーを打球後即時に次回打球位置へ誘導して、プレイヤーに利便性を与える。一つの実施形態では、フェアウェイ自動運転車のすべての所有プレイヤーに対してそれぞれの次回打球位置が測られることによりそれぞれの次回打球位置に基づいて複数の指定規画経路から一つの指定規画経路かつ/または複数の指定規画経路の間の変換運転経路を決める。一つの実施形態では、二台目のフェアウェイ自動運転車で一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの次回打球位置を測る。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムを示すブロック図である。
図2】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図3】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図4】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図5】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図6】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図7】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
図8】本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムがゴルフコースのフェアウェイに応用する様態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下は図1~8に基づいて、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の実施形態の一つである。
【0017】
図1~8に示すように、本発明の一つの実施形態に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100によれば、ゴルフコースのフェアウェイAにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車Cを制御し、前記フェアウェイ自動運転車Cをそれぞれ前記フェアウェイAの複数の指定規画経路で運転させること、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させることを行う。前記フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムには:指定規画経路決定モジュール1、次回打球位置判断モジュール2、経路運転制御モジュール3及び指定規画経路排除決定モジュール4が含まれる。
【0018】
図1~8に示すように、前記指定規画経路決定モジュール1は前記フェアウェイAにおいて複数の指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4を決めて、前記フェアウェイ自動運転車が前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4の間で切り替えて運転する他、前記フェアウェイ自動運転車Cが前記フェアウェイAで運転するときに、前記フェアウェイ自動運転車Cが複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4の占有経路エリアに運転するように制限される。一つの実施形態では、前記占有経路エリアの幅が前記フェアウェイ自動運転車Cの幅に指定の幅を加えるものである。例えば、前記フェアウェイ自動運転車Cの幅が2.1メートルの場合、前記車両の幅の2.1メートルに指定の幅の40センチを加えて、2.5メートルになる。各前記指定規画経路はエリアマップにより定め、またはフィールドの養護者が実際現場で歩いて実際現場歩行ルートにより定めることができる。各指定規画経路はエリアマップに基いて設定される場合、本発明のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100の前記指定規画経路決定モジュール1により前記エリアマップを構築できる。図2図8に示すように、前記エリアマップが前記フェアウェイAを含めて、前記エリアマップが前記フェアウェイAのデジタルマップ及び前記フェアウェイAの地形特徴により構築される。前記エリアマップのデータは例えば全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)の位置情報を実際のフィールド(例えばゴルフコース)と結合して、前記フェアウェイ自動運転車Cが前記エリアマップに沿って自動運転させることができる。もう一つの実施形態では、フィールドの養護者が実際現場で歩くことで実際現場歩行ルートを得て、得られた前記実際現場歩行ルートで前記エリアマップを参照して前記エリアマップにおいて各指定規画経路P0、P1、P3及びP4を決める。一つの実施形態では、前記指定規画経路決定モジュール1が前記フェアウェイAにおいて複数の指定規画経路(例えば、合計9通の指定規画経路)を決めて、決められた複数の指定規画経路における複数の指定規画経路を当日駆動する複数のフェアウェイ自動運転車Cに均等に指定し(例えば、9通の指定規画経路から3通)、例えば、第一グループの前記フェアウェイ自動運転車Cに複数の指定規画経路を指定し(例えば、9通の指定規画経路の一通目、二通目及び三通目の指定規画経路)、第二グループの前記フェアウェイ自動運転車Cに複数の指定規画経路を指定し(例えば、9通の指定規画経路の四通目、五通目及び六通目の指定規画経路)、第三グループの前記フェアウェイ自動運転車Cに複数の指定規画経路を指定する(例えば、9通の指定規画経路の七通目、八通目及び九通目の指定規画経路)ことにより、いずれかの指定規画経路に集中過ぎないように芝生のダメージが防げる。各グループに指定する指定規画経路が重複でき、例えば3つのグループに同じ指定規画経路が同時に指定される。かつ当日駆動する複数の前記フェアウェイ自動運転車Cに複数の指定規画経路を指定した後、本発明のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100は前記フェアウェイ自動運転車が運転する指定規画経路のログ情報かつ/または即時情報が取得でき、あるいは前記フェアウェイ自動運転車が運転する指定規画経路の情報を受信しない。
【0019】
図1~8に示すように、前記次回打球位置判断モジュール2が前記指定規画経路決定モジュール1に接続され、前記次回打球位置判断モジュール2は複数のゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおける次回打球位置を判断する。前記次回打球位置判断モジュール2は前記フェアウェイ自動運転車Cの打球軌跡測定器に設置されることができ、ティーオフ時に前記フェアウェイ自動運転車Cをテラスの後方に停めるか、あるいはプレイヤーがフェアウェイで打球を行うときに前記フェアウェイ自動運転車Cを前記プレイヤーの後ろに停めることにより、前記プレイヤーの打球の軌跡かつ/または打球の方向かつ/または打球の距離を測ることにより、前記プレイヤーの次回打球位置を計算する。一つの実施形態では、前記次回打球位置判断モジュール2は前記フェアウェイ自動運転車Cの打球軌跡測定器であることができ、テラス、電柱、建物の頂点に設置されるか、あるいは地中に伸縮できる打球軌跡測定器であることができる。
【0020】
図2を例として、ティーオフ時に前記フェアウェイ自動運転車Cをテラスの後方に停めて、前記次回打球位置判断モジュール2によって第一プレイヤー、第二プレイヤー、第三プレイヤー及び第四プレイヤーの次回打球位置がW1、X1、Y1及びZ1であると判断する。4つの前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1を判断されると、前記経路運転制御モジュール3が、複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4から前記フェアウェイ自動運転車を継続的に前記指定規画経路かつ/または運転経路を切り替えて自動運転するように選択を行う。前記選択方法は歩行距離が最短、当日指定基本経路に準じるか、あるいはプレイヤーの年齢に準ずる経路であることができる。図2では、当日指定基本経路に準じて(指定規画経路P2)、基本的に指定規画経路P2で運転して、指定規画経路P2から離れて他の経路に行った後(例えば変換運転経路S24によって指定規画経路P4へ行く)、変換運転経路S42によって前記指定規画経路P2に戻る。図2の変換運転経路S24、S42、S23及びS31が各指定規画経路の間の指定された変換運転経路か、あるいは指定規画経路における始点(例えばP―Start)からもう一つの指定規画経路における目標点(例えばP―End)の間の最大走行可能距離であることにより、前記指定規画経路を変換するときに曲がり角度が大きすぎるによるプレイヤーに負荷がかかることから防げる。
【0021】
図1~8に示すように、前記経路運転制御モジュール3が前記指定規画経路決定モジュール1及び前記次回打球位置判断モジュール2に接続され、前記経路運転制御モジュール3が前記ゴルフコースの前記フェアウェイAにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車Cが前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて(例えば:中央制御の方法によって決定する。もちろん、本発明はそれに限らず、非中央制御の方法で決定する事もでき、例えば、フェアウェイ自動運転車Cが始動する前に予め決めることができる)、前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に継続的に指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車Cを制御する。好ましくは、前記経路運転制御モジュール3が複数の指定変換運転経路から複数の前記指定規画経路の間の前記変換運転経路を決めて、複数の前記指定変換運転経路が前記フェアウェイAのフェアウェイ関連情報により予め決定されることである。具体的に言うと、前記フェアウェイ関連情報が前記フェアウェイAの地形、指定養護エリア、ゴルフコースの天気情報……などの情報であることができ、前記フェアウェイAのフェアウェイ関連情報に基いて予め前記フェアウェイAの複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4の間で複数の前記指定変換運転経路が指定されて、前記経路運転制御モジュール3が継続的に複数の前記指定変換運転経路から前記変換運転経路を決めさせて、フェアウェイAにおいての予想外の位置にダメージを与える可能性をさらに減少させるか、あるいは防ぐ。
【0022】
図1及び図2に示すように、図1において前記次回打球位置判断モジュール2が複数のプレイヤーの打球後に前記ゴルフコースにおける複数の次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1(図2に示すように)を判断して、前記経路運転制御モジュール3が複数の前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1の間の位置関係に基いて複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4から一つの前記指定規画経路P2かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路S24、S42、S23及びS31を決めさせることにより、前記フェアウェイ自動運転車Cを前記指定規画経路P2かつ/または変換運転経路S24、S42、S23及びS31で自動運転させる。また、図1及び図3に示すように、前記次回打球位置判断モジュール2が前記フェアウェイ自動運転車Cで前記フェアウェイ自動運転車Cの所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1を測り、かつ前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1に基いて、複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4から一つの前記指定規画経路P2かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路S24、S42、S23及びS31を決めて、前記フェアウェイ自動運転車Cを前記指定規画経路P2かつ/または前記変換運転経路S24、S42、S23及びS31で自動運転させる。一つの実施形態では、前記指定規画経路の選択が各前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1との距離が最も近い経路を選択する。
【0023】
前記フェアウェイ自動運転車Cが前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1からホールまでの距離に基いて、遠くから近くへ指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路で運転する。例えば、図2において、遠くから近くへの前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1に基いて、前記フェアウェイ自動運転車Cは当日指定基本経路に準じて(この例では、指定規画経路P2を当日指定基本経路とするので、経路の選択は基本的に前記指定規画経路P2に戻す経路になる)、順番に指定規画経路P2、変換運転経路S24、指定規画経路P4、変換運転経路S42、指定規画経路P2、変換運転経路S23、指定規画経路P3、変換運転経路S31、指定規画経路P1に運転する。
【0024】
図3図2に続いた次回打球位置の状況を示す図であり、図3において、遠くから近くへの次回打球位置Y2、X2、Z2及びW2に基いて、前記フェアウェイ自動運転車Cは順番に指定規画経路P1、変換運転経路S12、指定規画経路P2、変換運転経路S24、指定規画経路P4、変換運転経路S43、指定規画経路P3、変換運転経路S32、指定規画経路P2に運転する。それらの経路は歩行距離が最短、当日指定基本経路に準ずるか、あるいはプレイヤーの年齢に準ずる経路であることができる。
【0025】
図4では2台のフェアウェイ自動運転車を例とし、即ち、前記次回打球位置判断モジュール2が複数の前記フェアウェイ自動運転車(この例では2台である)で複数の前記フェアウェイ自動運転車C1、C2の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1を測り、かつ一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有ゴルフプレイヤーの現在の次回打球位置W1及びX1が決められると、一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有プレイヤーの次回打球位置W1が二台目のフェアウェイ自動運転車C2により近いため、二台目のフェアウェイ自動運転車C2で一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置W1を測る。さらに図5に示すように、二週目の打球では、前記次回打球位置判断モジュール2が再び複数の前記フェアウェイ自動運転車で複数の前記フェアウェイ自動運転車C1、C2の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1を測り、かつ一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有ゴルフプレイヤーの現在の次回打球位置W1及びX1が決められると、より前記次回打球位置W1、X1、Y1及びZ1に近くフェアウェイ自動運転車で一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置X2を測る(図5の例では二台目のフェアウェイ自動運転車C2で一台目のフェアウェイ自動運転車C1の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置X2を測る)。これによりフェアウェイ自動運転車C1、C2がフェアウェイAで運転する経路の距離を短縮し、フェアウェイA(例えば芝生)に与えるダメージを減らすことができる。
【0026】
上述図2から図5の例におけるフェアウェイ自動運転車C、C1、C2は指定規画経路P0で運転しない原因は、これらの例では前記指定規画経路P0が適用不能な指定規画経路として予め排除される。排除の方法は以下に述べる。図1図6及び図7に示すように、前記指定規画経路排除決定モジュール4が前記指定規画経路決定モジュール1に接続され、前記指定規画経路排除決定モジュール4が複数の前記指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4の中から適用不能な指定規画経路を排除するかどうかを決定し(例えば、図6では工事現場Mが存在するため指定規画経路P0を排除する)、前記適用不能な指定規画経路が排除された複数の前記指定規画経路が適用可能な指定規画経路であり(P1、P2、P3及びP4を含む)、前記指定規画経路排除決定モジュール4が排除因子がなくなる場合、元の前記適用不能な指定規画経路P0を選択的に前記適用可能な指定規画経路に変更するように再調整して、前記適用可能な指定規画経路(P0、P1、P2、P3及びP4)を再獲得する。前記指定規画経路排除決定モジュール4は当時の地面の状態、天候状況、季節、時間及び来場者数に基いて適用不能な指定規画経路を排除するかどうかを決定する。かつ、当時の地面の状態、天候状況、季節、時間及び来場者数の変化によって、前記指定規画経路排除決定モジュール4が前記適用不能な指定規画経路を前記適用可能な指定規画経路に変更するように再調整できる。詳しく言うと、ある指定規画経路に水が溜まっている場合、該当指定規画経路を排除する。ある指定規画経路の近くで工事が行われる場合、該当指定規画経路を排除する。ある指定規画経路が当日の雨により水が溜まりやすくなる場合、該当指定規画経路を排除する。当日の来場者数が少ない場合、より少ない指定規画経路を開放する。図7に示すように、月曜日、水曜日及び金曜日に奇数番号の指定規画経路P1とP3を利用し(図7において三角マークが付くもの)、火曜日、木曜日、土曜日及び日曜日に偶数番号の指定規画経路P0、P2とP4を利用する(図7において丸マークが付くもの)ことができる。かつ上述の設定が管理者により、または需要に応じてさらに変更できる。
【0027】
図1に示すように、前記経路運転制御モジュール3が前記指定規画経路決定モジュール1及び前記指定規画経路排除決定モジュール4に接続され、前記経路運転制御モジュール3が前記指定規画排除決定モジュール4が提供する前記適用可能な指定規画経路を受信し、かつ複数の前記フェアウェイ自動運転車Cの各フェアウェイ自動運転車Cが走行する指定規画経路として、前記経路運転制御モジュール3が前記適用可能な指定規画経路から一つの指定規画経路を決めて、前記指定規画経路を各フェアウェイ自動運転車Cに送信することにより各前記フェアウェイ自動運転車Cの指定規画経路を制御することにより、各前記フェアウェイ自動運転車Cを前記指定規画経路を自動運転方式で走行させる。図8に示すように、前記指定規画経路決定モジュール1が5通の指定規画経路を決めて(P0、P1、P2、P3及びP4)、前記指定規画経路排除決定モジュール4によりP0及びP4((X)マークが付いたもの)を排除するので、前記指定規画経路P1、P2及びP3が前記適用可能な指定規画経路になり((○)マークが付くもの)、そして前記経路運転制御モジュール3が適用可能な指定規画経路P1、P2及びP3から1通あるいは複数の指定規画経路を決めて(例えばP1及びP2を選択する(チェック済みマーク(四角形の中にレ点)が付いたもの)、P3を放置して(□マークが付いたもの))、P1及びP2を指定規画経路として、複数の前記フェアウェイ自動運転車をそれぞれ前記指定規画経路P1及びP2で走行させる(P3は放置される)。
【0028】
更に言うと、本実施形態では、前記経路運転制御モジュール3が前記適用可能な指定規画経路の中から、全ての前記適用可能な指定規画経路或は一部の前記適用可能な指定規画経路を、候補指定規画経路集合として選択し、前記次回打球位置に基いて、前記候補指定規画経路集合の中から前記適用可能な指定規画経路を前記指定規画経路として決定し、複数の前記適用可能な指定規画経路の間の変換運転経路を決定して、前記フェアウェイ自動運転車Cを継続的に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させ、前記フェアウェイ自動運転車Cの継続の指定規画経路を制御するように前記指定規画経路を前記フェアウェイ自動運転車に送信することにより、前記フェアウェイ自動運転車Cを継続的に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させる。具体的に言うと、前記経路運転制御モジュール3が自動運転エリア養護計画に基づいて前記候補指定規画経路集合を選ぶ。前記自動運転エリア養護計画が各エリアの芝生養護、バンカー養護、パイプライン工事または植林など、前記適用可能な指定規画経路から全部の前記適用可能な指定規画経路あるいは一部の前記適用可能な指定規画経路を指定規画経路として選ぶ。
【0029】
図1に示すように、本発明のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100によると、前記経路運転制御モジュール3に無線通信によって前記指定規画経路を各フェアウェイ自動運転車Cに送信するユニット31が更に含まれる。
【0030】
図1に示すように、本発明の実施例に係るフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100には、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置を受信し、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置が前記フェアウェイ自動運転車Cの前記ゴルフプレイヤーの最短距離から指定距離を離れていると、打球可能シグナルを発信して、前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーが打球可能と通知する前組位置受信モジュール5が更に含まれる。具体的に言うと、前記次回打球位置判断モジュール2が全プレイヤーの現在位置を経路運転制御モジュール3に発送することにより、次組のフェアウェイ自動運転車Cの前記プレイヤーが前組の全プレイヤーの現在位置から前記フェアウェイ自動運転車Cの前記プレイヤーまでの最短距離が前記指定距離より大きいかどうかを知らされる。
【0031】
上述の構成により、本発明のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム100はゴルフコースのフェアウェイAにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車Cを制御し、前記フェアウェイ自動運転車Cをそれぞれ前記フェアウェイAの複数の指定規画経路で運転させ、或は複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転させる。(1)フェアウェイAで複数の指定規画経路P0、P1、P2、P3及びP4を決定すること;(2)ゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置W1、X1、Y1、Z1、W2、X2、Y2、Z2を判断すること;(3)前記ゴルフコースの前記フェアウェイAにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車Cが前記次回打球位置W1、X1、Y1、Z1、W2、X2、Y2、Z2に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めることにより、前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車Cを制御する。
【0032】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0033】
100 フェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム
1 指定規画経路決定モジュール
2 次回打球位置判断モジュール
3 経路運転制御モジュール
31 無線通信ユニット
4 指定規画経路排除決定モジュール
5 前組位置受信モジュール
A フェアウェイ
C フェアウェイ自動運転車
C1 フェアウェイ自動運転車
C2 フェアウェイ自動運転車
M 工事現場
P―Start 始点
P―End 目標点
P0 指定規画経路
P1 指定規画経路
P2 指定規画経路
P3 指定規画経路
P4 指定規画経路
S12 変換運転経路
S23 変換運転経路
S24 変換運転経路
S31 変換運転経路
S34 変換運転経路
S42 変換運転経路
S43 変換運転経路
W1 次回打球位置
W2 次回打球位置
X1 次回打球位置
X2 次回打球位置
Y1 次回打球位置
Y2 次回打球位置
Z1 次回打球位置
Z2 次回打球位置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-03-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフコースのフェアウェイにおいて自動運転で運転する複数のフェアウェイ自動運転車を制御し、前記フェアウェイ自動運転車をそれぞれ前記フェアウェイの複数の指定規画経路で自動運転させること、且つ/或は複数の前記指定規画経路の間で経路切替自動運転させることを行うフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システムであって、
前記フェアウェイで複数の指定規画経路を決定し、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の間で切り替えて運転するほか、前記フェアウェイ自動運転車が前記フェアウェイで経路切替自動運転しない時に、前記フェアウェイ自動運転車が複数の前記指定規画経路の占有経路エリアに運転するように制限される指定規画経路決定モジュールと、
前記指定規画経路決定モジュールに接続され、ゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断する次回打球位置判断モジュールと、
前記指定規画経路決定モジュール及び前記次回打球位置判断モジュールに接続され、前記ゴルフコースの前記フェアウェイにおいて、自動運転による運転を行う複数のフェアウェイ自動運転車が前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転するようにフェアウェイ自動運転車を制御する経路運転制御モジュールと、が含まれることを特徴とするフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項2】
前記次回打球位置判断モジュールが複数のゴルフプレイヤーが打球後、前記ゴルフコースにおいての次回打球位置を判断し、前記経路運転制御モジュールを複数の前記次回打球位置の位置関係に基いて複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めさせることにより、前記フェアウェイ自動運転車を前記指定規画経路かつ/または変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項3】
前記次回打球位置判断モジュールが前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ前記次回打球位置に基いて、複数の前記指定規画経路から一つの前記指定規画経路かつ/または複数の前記指定規画経路の間の変換運転経路を決めて、前記フェアウェイ自動運転車を前記ゴルフプレイヤーが打球を行った後に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項4】
前記次回打球位置判断モジュールが複数の前記フェアウェイ自動運転車で前記フェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーのそれぞれの前記次回打球位置を測り、かつ一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの現在の次回打球位置が決められると、二台目のフェアウェイ自動運転車で一台目のフェアウェイ自動運転車の所有ゴルフプレイヤーの前記次回打球位置を測ることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項5】
前記指定規画経路決定モジュールに接続され、複数の前記指定規画経路の中から適用不能な指定規画経路を排除するかどうかを決定し、前記適用不能な指定規画経路が排除された複数の前記指定規画経路が適用可能な指定規画経路であり、排除された前記適用不能な指定規画経路を選択的に前記適用可能な指定規画経路に変更するように再調整して、前記適用可能な指定規画経路を複数の前記指定規画経路とする指定規画経路排除決定モジュールが更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項6】
前記経路運転制御モジュールが、前記適用可能な指定規画経路の中から、全ての前記適用可能な指定規画経路或は一部の前記適用可能な指定規画経路を、候補指定規画経路集合として選択し、前記次回打球位置に基いて、前記候補指定規画経路集合の中から前記適用可能な指定規画経路を前記指定規画経路として決定し、複数の前記適用可能な指定規画経路の間の変換運転経路を決定して、前記フェアウェイ自動運転車を継続に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させ、前記フェアウェイ自動運転車の継続の指定規画経路を制御するように前記指定規画経路を前記フェアウェイ自動運転車に送信することにより、前記フェアウェイ自動運転車を継続に前記指定規画経路かつ/または前記変換運転経路で自動運転させることを特徴とする請求項5に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項7】
前記経路運転制御モジュールが、自動運転エリア保守計画によって、前記候補指定規画経路集合を選択することを特徴とする請求項6に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項8】
前記経路運転制御モジュールが複数の指定変換運転経路から複数の前記指定規画経路の間の前記変換運転経路を決めて、複数の前記指定変換運転経路が前記フェアウェイのフェアウェイ情報に基いて予め決められることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【請求項9】
前の組の全ゴルフプレイヤーの位置を受信し、前の組の全ゴルフプレイヤーの位置が前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーの最短距離から指定距離を離れていると、打球可能シグナルを発信して、前記フェアウェイ自動運転車の前記ゴルフプレイヤーが打球可能と通知する前組位置受信モジュールが更に含まれることを特徴とする請求項1に記載のフェアウェイ自動運転車のゴルフボール弾道追跡自動運転経路中央制御システム。
【国際調査報告】