(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-20
(54)【発明の名称】照明チェーン
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20220413BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20220413BHJP
F21S 4/00 20160101ALI20220413BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20220413BHJP
F21K 9/20 20160101ALI20220413BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220413BHJP
F21Y 113/10 20160101ALN20220413BHJP
【FI】
F21S2/00 110
F21S8/04 220
F21S8/04 430
F21S4/00
F21V23/06
F21K9/20
F21Y115:10
F21Y113:10
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2021550116
(86)(22)【出願日】2020-02-25
(85)【翻訳文提出日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 EP2020054923
(87)【国際公開番号】W WO2020173949
(87)【国際公開日】2020-09-03
(31)【優先権主張番号】102019202555.2
(32)【優先日】2019-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521378299
【氏名又は名称】ジーエルピー・ジャーマン・ライト・プロダクツ・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100134119
【氏名又は名称】奥町 哲行
(72)【発明者】
【氏名】クンツラー・ウド
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014HA01
3K014HA03
(57)【要約】
照明チェーンは、第1の照明要素および多数のさらなる照明要素を備え、各さらなる照明要素は、ジョイントを介してそれぞれ前記照明要素に接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明チェーン(10、10’、10’’)であって、
第1の照明要素(12、12’、12’’)と、
多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)とを備え、
各さらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)は、ジョイント(15a~15c)を介して前記照明要素に接続されており、
各照明要素は、発光方向に発光するように構成された光学素子を備え、各照明要素は発光方向を含み、すべての照明要素のすべての発光方向は等しく配向されており、
各照明要素はLED発光体を備えている、照明チェーン。
【請求項2】
各ジョイント(15a~15c)は電流を流す手段を備える、請求項1に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項3】
前記ジョイント(15a~15c)は回転ジョイントによって実装される、および/または、前記ジョイント(15a~15c)は、自由度3、4、または5を制限するように構成されている、請求項1および2のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項4】
前記第1の照明要素(12、12’、12’’)は、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)および前記さらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)用の電流源を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項5】
各照明要素は、電子機器および/または電流源を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項6】
前記ジョイント(15a~15c)は、前記ジョイント(15a~15c)によって接続された前記照明要素が接続可能および/または分離可能であるように接続手段を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項7】
前記第1の照明要素(12、12’、12’’)は、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)をさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および/またはさらなる照明チェーンのさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および/またはさらなる照明チェーンの第1の照明要素(12、12’、12’’)に接続するように構成された接続手段および/または連結接続手段を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項8】
前記接続手段および/または前記連結接続手段は、さらなる照明チェーンの第1の照明要素(12、12’、12’’)が、前記さらなる照明チェーンの前記多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および前記多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)が平行に配置されるように、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)に接続可能であるように構成される、請求項7に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)を備えたシステムであって、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)が第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)の前記照明要素の列を生成するように互いに接続されている、システム。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)を備えたシステムであって、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)は、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)が照明面を形成するように互いに接続されている、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、照明チェーン、特に可撓性ジョイントを有する照明チェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
照明チェーンには様々な変形例がある。通常の適用分野は、例えば、装飾を目的とした、クリスマスツリーの照明または輪郭の点灯である。ここでは、いわゆるLED管がそれら自体ここ数年で定着している。さらに、可撓性キャリア上に多数のLEDを直列に収容したいわゆるLEDバンドが知られている。これらの照明チェーンはすべて、それらが「見物」の意味でのタイプの照明をもたらすだけであり、点灯の意味ではないという共通点を有する。
点灯用の照明要素は、常にスポットライトの形態で利用可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明の目的は、同時に良好な点灯を提供する可撓性照明要素の概念を提供することである。
この目的は、独立特許請求の範囲によって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、第1の照明要素および複数のさらなる照明要素を有する照明チェーンを提供し、各さらなる照明要素は、ジョイントを介して前記照明要素(第1のさらなる照明要素を考慮する場合には第1の照明要素、または後の照明要素のうちの1つを考慮する場合には前のさらなる照明要素)に接続されている。ジョイントは、電流を流す手段を備えていてもよい。
【0005】
好ましい実施形態によれば、ジョイントは、電流を流す手段が接触要素によって実質的に実現されるように、分離可能かつ接続可能である。ジョイントに関して、それらは好ましくは、例えば自由度3、4、または5を制限する回転ジョイントであることに留意されたい。例えば、自由度5を仮定すると、いわば、回転運動は依然として可能である。好ましい実施形態によれば、各照明要素はそれ自体の発光方向を有し、すべての発光方向は実質的に等しく配向され、すなわち平行に延在する。ジョイントは、依然として自由である自由度1が、発光方向が変更されないように回転を可能にするように実装される。したがって、回転ジョイントの回転方向は、発光方向と平行である。すでに上で説明したように、照明要素は、好ましくは、対応する制御/電流源によって動作するRGB発光体などのLED発光体を備える。実施形態によれば、これらの電子機器は、例えば、照明要素のすべての発光体用に、第1の照明要素内に設けられていてもよい。あるいは、各照明要素がそれ自体の電子機器または電流源(それ自体の電力接続部)を備えることも考えられる。好ましくは、電流は、第1の照明要素を介して供給され、次いでジョイントを介してチェーン全体に分配される。
【0006】
実施形態によれば、ジョイントは、接続および分離が可能なように実装される。この場合、チェーンは、さらなる照明要素を結合することによって、またはさらなる照明チェーンを結合することによって、伸長可能であることが有利である。この接続手段は、例えば、ジョイントに一体化されていてもよい。特に、第1の照明要素は、さらなる照明要素またはさらなる第1の照明要素と結合されるように構成されている。さらなる第1の照明要素との接続部は、2つのチェーンがそのとき平行に延在するように実装されていてもよい。これらの照明チェーンのいくつかが平行に延在すると仮定すると、そのような配置はカーテンをもたらし得る。
【0007】
したがって、さらなる実施形態は、例えば、直列に接続された、または2つの照明チェーンが照明面を形成するように接続された、第1および第2の照明チェーンを有するシステムを提供する。
さらなる発展形態は、従属請求項に定義されている。本発明の実施形態は、添付の図面に基づいて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1a】基本的な実施形態による照明チェーンの概略図を示す。
【
図1b】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図1c】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図1d】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図2a】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図2b】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図3】拡張実施形態による、連結して接続された3つの照明要素の3D概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する前に、同一の効果を奏する要素および構造には同一の符号を付し、それらの説明を相互に適用可能である。
【0010】
図1aは、第1の照明要素12およびさらなる照明要素14a~14cを有する照明チェーン10を示す。例えば、各照明要素12~14cは、LEDまたはRGB LED(参照番号16を参照されたい)などの発光体を有する。すべての発光体16は発光方向を含み、照明要素12~14cの発光体16の発光方向は、好ましくは等しく配向される(すなわち、同じ方向への発光と平行に)。
【0011】
照明要素12、14a、14b、14cは、直列に配置され、接続領域15a~15cを介して接続されている。接続要素15aは、照明要素14aを照明要素12に接続し、接続要素15bは、照明要素14bを照明要素14aに接続し、接続要素15cは、照明要素14cを照明要素14bに接続する、などである。接続部15a、15b、および15cは、連結して実装される。
【0012】
例えば、ジョイント機構は、各円形照明要素12~14cが、円形照明要素12~14cの周りに回転的に実装され得る隆起部15a~15c用の受け部を有するように実装されていてもよく、隆起部15a~15cは、それぞれの照明要素14a~14cに固定して結合されている。接続要素15a~15c、またはジョイント15a~15cはそれぞれ、第1の照明要素12に供給される電流がさらなる照明要素15a~15cに分配され得るように電流を流す手段を備える。さらなる実施形態によれば、システム全体を柔軟に使用することもできるように、接続要素は分離可能かつ接続可能であることに留意されたい。ジョイントに関して、好ましい変形例によれば、自由度1を除くすべてが制限され、他の好ましい実施形態によれば、ジョイントは、それらのすべての回転軸が平行に延在するように互いに対して配向されることに留意されたい。回転軸は、ジョイント15a~15cの回転軸と平行に位置していてもよい。この目的は、すべての照明要素が、指定された発光方向(すべての照明要素の発光方向が等しく配向されている)を有する点灯要素を備えると仮定すると、ジョイントが現在どの位置にあるかにかかわらず、常に一方向に発光が起こることである。
図1aに直線状に配置された照明チェーンは、異なるように配置されていてもよい。
【0013】
図1bおよび
図1cから明らかになるように、そのようなジョイント位置の大きな変化は実際には必要とされない。2つの図は、照明チェーン10の円弧状配置の2つの異なる例を示す。
【0014】
例えば、光度を集中させるために、照明要素12~14cを互いの間でシフトさせることによって菱形の配置が可能である(
図1dを参照されたい)。この場合、対応する角度範囲(少なくとも25度、好ましくは少なくとも90度、またはここではさらに少なくとも270度)を可能にする照明要素12~14cのみがねじられている。
【0015】
実施形態によれば、照明要素の数は、4(1+3)に低減されず、それに応じて変化し得、例えば3つの要素または合計4つを超える要素である。例えば、これは、個々の要素の数を変え得るように、個々の要素が互いに接続可能であることによって実現することができる。さらなる変形例によれば、
図2aに例示的に示すように、2つの照明チェーン10および10’を互いに接続してもよい。
【0016】
図2aは、第1の照明チェーン10が第2の照明チェーン10’に結合された状態を示し、第2の照明チェーン10’は第1の照明チェーン10に相当する。この場合、第2の照明チェーン10’の第1の照明要素12’は、第1の照明チェーン10の最後の照明要素14cに接続されている。このプロセスのために、多数の照明チェーンが互いに接続可能である。いくつかの照明チェーンを互いに接続するために、それぞれの第1の照明要素は、さらなる照明要素に接続され得るように構成されていることに留意されたい。
【0017】
さらなる実施形態によれば、第1の照明要素はまた、
図1bを参照して以下に説明するように、さらなる第1の照明要素に接続され得るように実装されていてもよい。
図1bでは、3つの照明チェーン10、10’および10’’が互いに隣接して配置されている。この場合、それぞれの第1の照明要素12、12’および12’’は、例えば、それぞれさらなる照明要素14a、14a’または14a’’に対して90度(75度と105度との間、または60度と120度との間の一般的な範囲)の角度で互いに接続されている。例えば、それぞれのチェーン10、10’および10’’は、それらが互いに対して平行に、または実質的に平行に延在するように、かつ照明表面が3つの照明チェーン10、10’、10’’によって広がるように、長手方向に延在し得る。
ジョイントには異なる実現変形例があり、1つの実現変形例を
図3を参照して説明する。
【0018】
図3は、コネクタ15aを介して接続された2つの照明要素14aおよび14bを示す。このコネクタ15aは、照明要素15aとなり、発光体16が埋め込まれた要素14aの丸いベース形状を超えて延在している。要素15aは、ベース体14aの係合部14anに接続されるように構成された係合部15anを有する。例えば、係合部14anは、突起15anが回転するように導入され案内され得るスリットである。係合部の正確な形状はそれぞれの接続部に依存し、一例として、係合部15bnに基づいて凹形状を見ることができる。
【0019】
係合部/スリット14anを参照すると、係合部/スリットの幅、または要素14aの周囲に沿って延在する角度が、角度の程度に決定的であることに留意されたい。
図4は、照明要素14a~14fを有する可能な実装10’を示す。各照明要素14a~14fは発光体16を備える。
発光体16に関して、実施形態によれば、発光体は、発光方向に沿った集束を可能にする光学素子に結合され得ることに留意されたい。
【0020】
電流源に関して、上記実施形態は、それが個々の要素、特に第1の要素12に一体化されると仮定したことに留意されたい。さらなる実施形態によれば、電流源が外部に設けられることも明らかに考えられる。例えば、これは、いくつかの照明チェーンが1つの電流源によって点灯される場合に興味深い。
【符号の説明】
【0021】
10,10’,10’’ 照明チェーン
12,12’,12’’ 第1の照明要素
14a-14c,14a’,14a’’ さらなる照明要素
15a-15c ジョイント
16 発光体
【手続補正書】
【提出日】2021-06-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明チェーン(10、10’、10’’)であって、
第1の照明要素(12、12’、12’’)と、
多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)とを備え、
各さらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)は、ジョイントを介して前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)に接続されており、
各照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)は、発光方向に発光するように構成された光学素子を備え、各照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)は発光方向を含み、すべての照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)のすべての発光方向は等しく配向されており、
各照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)はLED発光体(16)を備えており、
前記ジョイントは、前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)に接続された前記さらなる照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)の係合部(14an、14bn)に関連して、前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)となり、前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)の丸いベース形状を超えて延在しているコネクタ(15a)によって実現されており、前記LED発光体(16)は前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)の丸いベース形状に埋め込まれており、前記係合部(14an、14bn)は、前記照明要素(12、12’、12’’、14a~14c、14a’、14a’’)の丸いベース形状の周囲に沿ってある角度で延在するスリットを備え、前記コネクタ(15a)の突起(15an)は、前記スリットに導入され、回転的に案内されることを特徴とする照明チェーン。
【請求項2】
各ジョイントは電流を流す手段を備える、請求項1に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項3】
前記ジョイントは回転ジョイントによって実装される、および/または、前記ジョイントは、自由度3、4、または5を制限するように構成されている、請求項1および2のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項4】
前記第1の照明要素(12、12’、12’’)は、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)および前記さらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)用の電流源を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項5】
各照明要素は、電子機器および/または電流源を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項6】
前記ジョイントは、前記ジョイントによって接続された前記照明要素が接続可能および/または分離可能であるように接続手段を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項7】
前記第1の照明要素(12、12’、12’’)は、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)をさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および/またはさらなる照明チェーンのさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および/またはさらなる照明チェーンの第1の照明要素(12、12’、12’’)に接続するように構成された接続手段および/または連結接続手段を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項8】
前記接続手段および/または前記連結接続手段は、さらなる照明チェーンの第1の照明要素(12、12’、12’’)が、前記さらなる照明チェーンの前記多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)および前記多数のさらなる照明要素(14a~14c、14a’、14a’’)が平行に配置されるように、前記第1の照明要素(12、12’、12’’)に接続可能であるように構成される、請求項7に記載の照明チェーン(10、10’、10’’)。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)を備えたシステムであって、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)が第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)の前記照明要素の列を生成するように互いに接続されている、システム。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)を備えたシステムであって、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)は、前記第1および第2の照明チェーン(10、10’、10’’)が照明面を形成するように互いに接続されている、システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、照明チェーン、特に可撓性ジョイントを有する照明チェーンに関する。
【背景技術】
【0002】
照明チェーンには様々な変形例がある。通常の適用分野は、例えば、装飾を目的とした、クリスマスツリーの照明または輪郭の点灯である。ここでは、いわゆるLED管がそれら自体ここ数年で定着している。さらに、可撓性キャリア上に多数のLEDを直列に収容したいわゆるLEDバンドが知られている。これらの照明チェーンはすべて、それらが「見物」の意味でのタイプの照明をもたらすだけであり、点灯の意味ではないという共通点を有する。
【0003】
加えて、さらなる従来技術が知られている。中国特許出願公開第106813128(A)号明細書は、長手ベース形状を有する照明要素を示す。加えて、中国実用新案出願第205137137(U)号明細書および特開2011090887号公報も参照され、両方とも長手照明要素を示している。
【0004】
米国特許出願公開第20150117005(A1)号明細書、独国実用新案第202014104847(U1)号明細書、および中国実用新案出願第207378634(U)号明細書は、さらなる先行技術を形成する。
点灯用の照明要素は、常にスポットライトの形態で利用可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、同時に良好な点灯を提供する可撓性照明要素の概念を提供することである。
この目的は、独立特許請求の範囲によって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、第1の照明要素および複数のさらなる照明要素を有する照明チェーンを提供し、各さらなる照明要素は、ジョイントを介して前記照明要素(第1のさらなる照明要素を考慮する場合には第1の照明要素、または後の照明要素のうちの1つを考慮する場合には前のさらなる照明要素)に接続されている。ジョイントは、電流を流す手段を備えていてもよい。
【0007】
好ましい実施形態によれば、ジョイントは、電流を流す手段が接触要素によって実質的に実現されるように、分離可能かつ接続可能である。ジョイントに関して、それらは好ましくは、例えば自由度3、4、または5を制限する回転ジョイントであることに留意されたい。例えば、自由度5を仮定すると、いわば、回転運動は依然として可能である。好ましい実施形態によれば、各照明要素はそれ自体の発光方向を有し、すべての発光方向は実質的に等しく配向され、すなわち平行に延在する。ジョイントは、依然として自由である自由度1が、発光方向が変更されないように回転を可能にするように実装される。したがって、回転ジョイントの回転方向は、発光方向と平行である。すでに上で説明したように、照明要素は、好ましくは、対応する制御/電流源によって動作するRGB発光体などのLED発光体を備える。実施形態によれば、これらの電子機器は、例えば、照明要素のすべての発光体用に、第1の照明要素内に設けられていてもよい。あるいは、各照明要素がそれ自体の電子機器または電流源(それ自体の電力接続部)を備えることも考えられる。好ましくは、電流は、第1の照明要素を介して供給され、次いでジョイントを介してチェーン全体に分配される。
【0008】
実施形態によれば、ジョイントは、接続および分離が可能なように実装される。この場合、チェーンは、さらなる照明要素を結合することによって、またはさらなる照明チェーンを結合することによって、伸長可能であることが有利である。この接続手段は、例えば、ジョイントに一体化されていてもよい。特に、第1の照明要素は、さらなる照明要素またはさらなる第1の照明要素と結合されるように構成されている。さらなる第1の照明要素との接続部は、2つのチェーンがそのとき平行に延在するように実装されていてもよい。これらの照明チェーンのいくつかが平行に延在すると仮定すると、そのような配置はカーテンをもたらし得る。
【0009】
したがって、さらなる実施形態は、例えば、直列に接続された、または2つの照明チェーンが照明面を形成するように接続された、第1および第2の照明チェーンを有するシステムを提供する。
さらなる発展形態は、従属請求項に定義されている。本発明の実施形態は、添付の図面に基づいて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1a】基本的な実施形態による照明チェーンの概略図を示す。
【
図1b】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図1c】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図2a】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図2b】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図3】拡張実施形態による、連結して接続された3つの照明要素の3D概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する前に、同一の効果を奏する要素および構造には同一の符号を付し、それらの説明を相互に適用可能である。
【0012】
図1aは、第1の照明要素12およびさらなる照明要素14a~14cを有する照明チェーン10を示す。例えば、各照明要素12~14cは、LEDまたはRGB LED(参照番号16を参照されたい)などの発光体を有する。すべての発光体16は発光方向を含み、照明要素12~14cの発光体16の発光方向は、好ましくは等しく配向される(すなわち、同じ方向への発光と平行に)。
【0013】
照明要素12、14a、14b、14cは、直列に配置され、接続領域15a~15cを介して接続されている。接続要素15aは、照明要素14aを照明要素12に接続し、接続要素15bは、照明要素14bを照明要素14aに接続し、接続要素15cは、照明要素14cを照明要素14bに接続する、などである。接続部15a、15b、および15cは、連結して実装される。
【0014】
例えば、ジョイント機構は、各円形照明要素12~14cが、円形照明要素12~14cの周りに回転的に実装され得る隆起部15a~15c用の受け部を有するように実装されていてもよく、隆起部15a~15cは、それぞれの照明要素14a~14cに固定して結合されている。接続要素15a~15c、またはジョイントはそれぞれ、第1の照明要素12に供給される電流がさらなる照明要素に分配され得るように電流を流す手段を備える。さらなる実施形態によれば、システム全体を柔軟に使用することもできるように、接続要素は分離可能かつ接続可能であることに留意されたい。ジョイントに関して、好ましい変形例によれば、自由度1を除くすべてが制限され、他の好ましい実施形態によれば、ジョイントは、それらのすべての回転軸が平行に延在するように互いに対して配向されることに留意されたい。回転軸は、ジョイントの回転軸と平行に位置していてもよい。この目的は、すべての照明要素が、指定された発光方向(すべての照明要素の発光方向が等しく配向されている)を有する点灯要素を備えると仮定すると、ジョイントが現在どの位置にあるかにかかわらず、常に一方向に発光が起こることである。
図1aに直線状に配置された照明チェーンは、異なるように配置されていてもよい。
【0015】
図1bおよび
図1cから明らかになるように、そのようなジョイント位置の大きな変化は実際には必要とされない。2つの図は、照明チェーン10の円弧状配置の2つの異なる例を示す。
【0016】
例えば、光度を集中させるために、照明要素12~14cを互いの間でシフトさせることによって菱形の配置が可能である(
図1cを参照されたい)。この場合、対応する角度範囲(少なくとも25度、好ましくは少なくとも90度、またはここではさらに少なくとも270度)を可能にする照明要素12~14cのみがねじられている。
【0017】
実施形態によれば、照明要素の数は、4(1+3)に低減されず、それに応じて変化し得、例えば3つの要素または合計4つを超える要素である。例えば、これは、個々の要素の数を変え得るように、個々の要素が互いに接続可能であることによって実現することができる。さらなる変形例によれば、
図2aに例示的に示すように、2つの照明チェーン10および10’を互いに接続してもよい。
【0018】
図2aは、第1の照明チェーン10が第2の照明チェーン10’に結合された状態を示し、第2の照明チェーン10’は第1の照明チェーン10に相当する。この場合、第2の照明チェーン10’の第1の照明要素12’は、第1の照明チェーン10の最後の照明要素14cに接続されている。このプロセスのために、多数の照明チェーンが互いに接続可能である。いくつかの照明チェーンを互いに接続するために、それぞれの第1の照明要素は、さらなる照明要素に接続され得るように構成されていることに留意されたい。
【0019】
さらなる実施形態によれば、第1の照明要素はまた、
図2bを参照して以下に説明するように、さらなる第1の照明要素に接続され得るように実装されていてもよい。
図2bでは、3つの照明チェーン10、10’および10’’が互いに隣接して配置されている。この場合、それぞれの第1の照明要素12、12’および12’’は、例えば、それぞれさらなる照明要素14a、14a’または14a’’に対して90度(75度と105度との間、または60度と120度との間の一般的な範囲)の角度で互いに接続されている。例えば、それぞれのチェーン10、10’および10’’は、それらが互いに対して平行に、または実質的に平行に延在するように、かつ照明表面が3つの照明チェーン10、10’、10’’によって広がるように、長手方向に延在し得る。
ジョイントには異なる実現変形例があり、1つの実現変形例を
図3を参照して説明する。
【0020】
図3は、コネクタ15aを介して接続された2つの照明要素14aおよび14bを示す。このコネクタ15aは、照明要素14aとなり、発光体16が埋め込まれた要素14aの丸いベース形状を超えて延在している。コネクタ15aは、ベース体14bの係合部14bnに接続されるように構成された突起15anを有する。例えば、係合部14bnは、突起15anが回転するように導入され案内され得るスリットである。係合部14bnの正確な形状はそれぞれの接続部に依存し、一例として、係合部14bnに基づいて凹形状を見ることができる。
【0021】
係合部/スリット14anを参照すると、係合部/スリットの幅、または要素14aの周囲に沿って延在する角度が、角度の程度に決定的であることに留意されたい。
図4は、照明要素14a~14fを有する可能な実装10’を示す。各照明要素14a~14fは発光体16を備える。
発光体16に関して、実施形態によれば、発光体は、発光方向に沿った集束を可能にする光学素子に結合され得ることに留意されたい。
【0022】
電流源に関して、上記実施形態は、それが個々の要素、特に第1の要素12に一体化されると仮定したことに留意されたい。さらなる実施形態によれば、電流源が外部に設けられることも明らかに考えられる。例えば、これは、いくつかの照明チェーンが1つの電流源によって点灯される場合に興味深い。
【符号の説明】
【0023】
10,10’,10’’ 照明チェーン
12,12’,12’’ 第1の照明要素
14a-14c,14a’,14a’’ さらなる照明要素
15a-15c 接続要素
16 発光体
【手続補正書】
【提出日】2021-10-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
【
図1a】基本的な実施形態による照明チェーンの概略図を示す。
【
図1b】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図1c】実施形態による
図1aの照明チェーンのジョイントの可能な位置の概略図を示す。
【
図2a】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図2b】さらなる実施形態による2つ以上の組み合わされた照明チェーンの概略図を示す。
【
図3】拡張実施形態による、連結して接続された3つの照明要素の3D概略図である。
【
図4】
拡張実施形態による、連結して接続された3つの照明要素の3D概略図である。
【国際調査報告】