(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-20
(54)【発明の名称】衣類振り装置用の横梁、衣類振り装置及び衣類手入れ設備
(51)【国際特許分類】
A47G 25/02 20060101AFI20220413BHJP
D06F 57/00 20060101ALI20220413BHJP
【FI】
A47G25/02 D
D06F57/00 310B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021552195
(86)(22)【出願日】2020-03-02
(85)【翻訳文提出日】2021-09-02
(86)【国際出願番号】 CN2020077467
(87)【国際公開番号】W WO2020182008
(87)【国際公開日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】201910195226.4
(32)【優先日】2019-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508252789
【氏名又は名称】チンタオ ハイアール ウォッシング マシーン カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】520198579
【氏名又は名称】ハイアール・スマート・ホーム・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Haier Industrial Park, No.1 Haier Road, Laoshan District, Qingdao, Shandong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】王 東山
(72)【発明者】
【氏名】遲 宗鋭
(72)【発明者】
【氏名】陳 聖波
【テーマコード(参考)】
3K099
【Fターム(参考)】
3K099AA01
3K099BA30
3K099CA09
3K099CB16
3K099CB32
3K099DA13
(57)【要約】
本発明は衣類手入れの技術分野に関し、従来の衣類手入れ設備の運転中に、ハンガーは衣類振り装置の横梁から脱落しやすいという問題を解決するために、本発明は、本体と、本体に設置される弾性把持部材と、を含み、弾性把持部材は弾性的にハンガーを把持するように設置される、衣類振り装置用の横梁、衣類振り装置及び衣類手入れ設備を提供する。横梁に弾性把持部材を設置することで、弾性把持部材によりハンガーを把持固定する、即ち弾性把持部材は自身の弾性によりハンガーを弾性的に把持することができるため、ハンガーと横梁との接続の安定性を高めることができ、ハンガーが衣類手入れ設備の運転中に横梁から脱落することが防止され、且つ、ハンガーと横梁との摩損が避けられ、ハンガーと横梁の使用寿命を高めることができる。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体に設置される弾性把持部材と、を含み、前記弾性把持部材は弾性的にハンガーを把持するように設置される、ことを特徴とする衣類振り装置用の横梁。
【請求項2】
前記横梁は、前記弾性把持部材を前記本体に位置決めすることができる位置決め部材をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の横梁。
【請求項3】
前記位置決め部材は、前記本体に設置される位置決めフックと、前記弾性把持部材に設置される位置決め口と、を含み、前記位置決めフックと前記位置決め口とはマッチングしている、ことを特徴とする請求項2に記載の横梁。
【請求項4】
前記位置決め部材は、前記本体に設置される位置決め口と、前記弾性把持部材に設置される位置決めフックと、を含み、前記位置決めフックと前記位置決め口とはマッチングしている、ことを特徴とする請求項3に記載の横梁。
【請求項5】
前記位置決めフックに補強リブが設置される、ことを特徴とする請求項4に記載の横梁。
【請求項6】
前記弾性把持部材の前記本体に向かう側に支持構造が設置され、組み立て完成の場合、前記位置決めフックが前記位置決め口に確実に引っ掛けるように、前記支持構造は前記本体に弾性的に当接する、ことを特徴とする請求項4に記載の横梁。
【請求項7】
前記本体と前記支持構造とが接触する部分は傾斜して設置され、且つ傾斜方向と水平面との夾角は0~90度にある、ことを特徴とする請求項6に記載の横梁。
【請求項8】
前記弾性把持部材はプラスチック材料により製作される、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の横梁。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の横梁を含むことを特徴とする衣類振り装置。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか一項に記載の横梁を含むことを特徴とする衣類手入れ設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類手入れの技術分野に関するもので、具体的には、衣類振り装置用の横梁、衣類振り装置及び衣類手入れ設備が提供される。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩に伴い、人間生活の自動化レベルはますます高まり、日常の家事労働は、人力から徐々に機器に代わる。衣類手入れ設備は、日常生活に常用される家電機器として、人々の生活に極めて大きな利便性を与える。
【0003】
従来の衣類手入れ設備のハウジング内には、通常、衣類振り装置が設置され、衣類を振らせることで、皺を除去する効果を果たす。衣類振り装置は横梁を含む。ハンガーは横梁に吊られ、横梁はモータにより駆動され、左右に往復移動可能であることで、ハンガーの衣類を振らせる。しかしながら、横梁は通常、高硬度の材料により製作されるため、ハンガーと横梁との接続は安定していなく、衣類手入れ設備の運転中に、ハンガーは横梁から脱落しやすい。
【0004】
従って、上述課題を解決するために、当分野では、新しい衣類振り装置用の横梁及び相応の衣類振り装置と衣類手入れ設備が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
従来技術における上記課題を解決するために、即ち従来の衣類手入れ設備の運転中に、ハンガーは衣類振り装置の横梁から脱落しやすいという問題を解決するために、本発明は衣類振り装置用の横梁であって、本体と、前記本体に設置される弾性把持部材と、を含み、前記弾性把持部材は弾性的にハンガーを把持するように設置される、衣類振り装置用の横梁を提供する。
【0006】
上記横梁の好ましい技術案では、前記横梁は、前記弾性把持部材を前記本体に位置決めすることができる位置決め部材をさらに含む。
【0007】
上記横梁の好ましい技術案では、前記位置決め部材は、前記本体に設置される位置決めフックと、前記弾性把持部材に設置される位置決め口と、を含み、前記位置決めフックと前記位置決め口とはマッチングしている。
【0008】
上記横梁の好ましい技術案では、前記位置決め部材は、前記本体に設置される位置決め口と、前記弾性把持部材に設置される位置決めフックと、を含み、前記位置決めフックと前記位置決め口とはマッチングしている。
【0009】
上記横梁の好ましい技術案では、前記位置決めフックに補強リブが設置される。
【0010】
上記横梁の好ましい技術案では、前記弾性把持部材の前記本体に向かう側に支持構造が設置され、組み立て完成の場合、前記位置決めフックが前記位置決め口に確実に引っ掛けるように、前記支持構造は前記本体に弾性的に当接する。
【0011】
上記横梁の好ましい技術案では、前記本体と前記支持構造とが接触する部分は傾斜して設置され、且つ傾斜方向と水平面との夾角は0~90度にある。
【0012】
上記横梁の好ましい技術案では、前記弾性把持部材はプラスチック材料により製作される。
【0013】
一方、本発明は、上記横梁を含む衣類振り装置をさらに提供する。
【0014】
一方、本発明は、上記横梁を含む衣類手入れ設備をさらに提供する。
【0015】
本発明の好ましい技術案では、横梁に弾性把持部材を設置することで、弾性把持部材によりハンガーを把持固定する、即ち弾性把持部材は自身の弾性によりハンガーを弾性的に把持することができるため、ハンガーと横梁との接続の安定性を高めることができ、ハンガーが衣類手入れ設備の運転中に横梁から脱落することが防止され、且つ、ハンガーと横梁との摩損が避けられ、ハンガーと横梁の使用寿命を高めることができると、当業者により理解される。
【0016】
さらに、横梁は、弾性把持部材を本体に位置決めすることができる位置決め部材をさらに含む。位置決め部材により、弾性把持部材と本体とを接続する上で、弾性把持部材と本体の接続の安定性を高めることができる。
【0017】
さらに、位置決め部材は、本体に設置される位置決めフックと、弾性把持部材に設置される位置決め口と、を含み、位置決めフックと位置決め口はマッチングしている。即ち位置決めフックと位置決め口とのマッチングにより、弾性把持部材を本体に位置決めする。このような設置により、弾性把持部材の組み立てと取り外しに寄与し、横梁の装着効率を高めることができる。
【0018】
さらに、位置決めフックには補強リブが設置される。このような設置により、位置決めフックの強度を高めることができるため、位置決めフックと位置決め口との接続の安定性を高めることができ、従って弾性把持部材と本体との接続の安定性を高めることができる。
【0019】
またさらに、弾性把持部材の本体に向かう側に支持構造が設置され、組み立て完成の場合、位置決めフックが位置決め口に確実に引っ掛けるように、支持構造は本体に弾性的に当接する。このような設置により、弾性支持部材は組み立て完成の場合、支持反力を受けることができる。該支持反力の作用により、位置決めフックは位置決め口に確実に引っ掛けることができ、従って、弾性把持部材と本体とが緊密に固定され、弾性把持部材が本体に対して揺れることが避けられる。
【0020】
またさらに、本体と支持構造とが接触する部分は傾斜して設置され、且つ傾斜方向と水平面との夾角は0~90度にある。このような設置により、弾性支持部材は組み立て完成の場合、傾いた上方への支持反力を受けることができる。該支持反力の作用により、位置決めフックは位置決め口により確実に引っ掛けることができ、従って、弾性把持部材と本体の接続の安定性をさらに高めることができる。
【0021】
また、本発明が上記技術案に基づいてさらに提供した衣類振り装置は、上記横梁を採用したため、上記横梁が備える技術効果を備え、そして改善される前の衣類振り装置と比べると、本発明の衣類振り装置は、運転中にハンガーが横梁から脱落することを回避でき、従って、衣類振り装置の振り効果を保証できる。
【0022】
なお、本発明が上記技術案に基づいてさらに提供した衣類手入れ設備は、上記横梁を採用したため、上記横梁が備える技術効果を備え、そして改善される前の衣類手入れ設備と比べると、本発明の衣類手入れ設備は、運転中にハンガーが横梁から脱落することを回避でき、従って、衣類手入れ設備の正常運転を保証できる。
【0023】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。図面では、
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の横梁とハンガーの組み立ての概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。これらの実施形態は本発明の技術原理を説明するためだけに使用され、本発明の保護範囲を制限するものではないと当業者により理解されるべきである。
【0026】
なお、本発明の説明において、用語「上」、「下」、「左」、「右」などの方向又は位置関係を示す用語は、図面に示される方向又は位置関係に基づいており、これは説明の便宜上のものであり、前記装置又は素子が特定の方向を有し、特定の方向で構築や操作をする必要があることを示したり暗示したりするものではないため、本発明に対する制限としては理解できない。
【0027】
また、本発明の説明において、特に明確な規定や限定がない限り、用語「設置」、「取り付け」、「接する」、「接続」は広義的に理解されるべきであり、例えば、固定接続であっても良いし、取り外し可能に接続しても良いし、一体的に接続しても良い。機械的な接続であっても良いし、電気的な接続であっても良い。直接に接続しても良いし、中間媒体を介して間接に接続しても良いし、2つの素子の内部における連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上述の用語が本発明における具体的な意味を理解できる。
【0028】
背景技術に指摘された、従来の衣類手入れ設備は運転中に、ハンガーは衣類振り装置の横梁から脱落しやすいという問題に基づき、本発明は衣類振り装置用の新しい横梁、衣類振り装置及び衣類手入れ設備を提供し、ハンガーと横梁の接続の安定性を高め、衣類手入れ設備の運転中にハンガーが横梁から脱落することを防止することを旨とする。
【0029】
具体的に、
図1に示すように、横梁は本体1と、本体1に設置される弾性把持部材2とを含み、弾性把持部材2はハンガー3を弾性的に把持できるように設置される。背景技術から分かるように、横梁は高硬度の材料により製作されるため、ハンガー3と横梁の接続が安定しないことが招かれ、従って、ハンガー3は衣類手入れ設備の運転中に横梁から脱落しやすくなる。そのために、本発明は、横梁に弾性把持部材2を設置することで、弾性把持部材2によりハンガー3を把持固定する、即ち弾性把持部材2は自身の弾性によりハンガー3を弾性的に把持することができるため、ハンガー3と横梁との接続の安定性を高めることができ、ハンガー3が衣類手入れ設備の運転中に横梁から脱落することが防止される。そのうち、弾性把持部材2はプラスチック材料により製作され、プラスチック材料は一定の弾性を有し、ハンガー3に対する弾性把持を実現できる。もちろん、弾性把持部材2はゴム等、他の弾性材料から製作されてもよい、弾性把持部材2の具体的な製作材料に対する調整や変更は、本発明の原理と範囲から逸脱せず、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0030】
好ましくは、
図2~
図6に示すように、横梁は、弾性把持部材2を本体1に位置決めすることができる位置決め部材をさらに含む。そのうち、位置決め部材は、位置決めフックと位置決め口とがマッチングする構造に設置されてもよく、スロットとボードとがマッチングする構造に設置されてもよく、又は位置決め柱と位置決め孔とがマッチングする構造等に設置されてもよい。位置決め部材により弾性把持部材2を本体1に位置決めすることができる限り、当業者は実際の応用において、位置決め部材の具体的な構造形態を柔軟に設置することができる。
【0031】
一つのあり得る実施形態では、位置決め部材は、本体1に設置される位置決めフックと、弾性把持部材2に設置される位置決め口と、を含み、位置決めフックと位置決め口はマッチングしている。即ち位置決めフックと位置決め口とのマッチングにより、弾性把持部材2を本体1に位置決めする。
【0032】
あり得るもう一つの実施形態では、
図2~
図6に示すように、位置決め部材は、本体1に設置される位置決め口11と、弾性把持部材2に設置される位置決めフック21と、を含み、位置決めフック21と位置決め口11はマッチングしている。即ち位置決めフック21と位置決め口11とのマッチングにより、弾性把持部材2を本体1に位置決めする。説明されることとして、図示では位置決めフック21と位置決め口11の数はいずれも二つであるが、これは制限されるものではなく、位置決めフック21と位置決め口11の数は、一つ、三つ、四つ等であってもよい。位置決めフック21と位置決め口11の具体的な設置数の調整や変更は、本発明の原理と範囲から逸脱せず、いずれも本発明の保護範囲に属する。また、説明されることとして、位置決めフック21と位置決め口11の数は必ずしも同じであるとは要求されなく、例えば、図示の二つの位置決めフック21はともに長尺状の位置決め口11内に係合されてもよく、あるいは、環状に設置された三つの位置決めフック21はともに円形の一つの位置決め口11内に係合されてもよい。位置決めフック21と位置決め口11とのマッチングにより弾性把持部材2を本体1に位置決めすることができる限り、当業者は実際の応用において、位置決めフック21の具体的な数及び位置決め口11の具体的な数を柔軟に調整することができる。
【0033】
好ましくは、
図3に示すように、位置決めフック21の強度を高めるために、位置決めフック21に補強リブ22が設置されている。このような設置により、位置決めフック21と位置決め口11との接続の安定性を高めることができ、従って弾性把持部材2と本体1との接続の安定性を高めることができる。説明されることとして、図示では位置決めフック21の片側のみに一つの補強リブ22が設置されるが、これは制限されるものではなく、位置決めフック21の他側にも補強リブ22が設置されてもよく、あるいは、位置決めフック21の片側に二つの補強リブ22が設置されてもよい。補強リブの具体的な設置位置及び具体的な設置数の調整や変更は、本発明の原理と範囲から逸脱せず、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0034】
好ましくは、
図3~
図6に示すように、弾性把持部材2の本体1に向かう側に支持構造23が設置され、組み立て完成の場合、位置決めフック21が位置決め口11に確実に引っ掛けるように、支持構造23は本体1に弾性的に当接する。即ち、組み立て完成の場合、支持構造23は圧縮された状態にあり、従って、弾性把持部材2は支持反力を受け、該支持反力の作用により、位置決めフック21は位置決め口11に確実に引っ掛けることができる。このような設置により、弾性把持部材2は本体1と緊密に固定されることができ、弾性把持部材2が本体1に対して揺れることが避けられる。そのうち、支持構造23は弾性把持部材2に形成される支持ボードであり、組み立て完成の場合、位置決めフック21が位置決め口11に確実に引っ掛けるように、支持ボードの底部は本体1に弾性的に当接する。もちろん、支持構造23は弾性把持部材2に形成される支持柱等の構造であってもよい。支持構造23の具体的な構造形態に対する調整や変更は、本発明の原理と範囲から逸脱せず、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0035】
一つのあり得る実施形態では、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)は平面であり、組み立て完成の場合、支持構造23は圧縮された状態にあり、従って、弾性把持部材2は鉛直上方への支持反力を受け、該支持反力の作用により、位置決めフック21は位置決め口11に確実に引っ掛けることができる。
【0036】
一つの好ましい実施形態では、
図5~
図8に示すように、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)は傾斜して設置され、且つ傾斜方向と水平面との夾角は0~90度にある。まずは左側に設置される支持構造23を例に挙げる。組み立て完成の場合、支持構造23は圧縮された状態にあり、弾性把持部材2は左に傾いた上方への支持反力を受け、該支持反力の作用により、左側の位置決めフック21は位置決め口11により確実に引っ掛けることができる。次で右側に設置される支持構造23を例に挙げる。組み立て完成の場合、支持構造23は圧縮された状態にあり、弾性把持部材2は右に傾いた上方への支持反力を受け、該支持反力の作用により、右側の位置決めフック21は位置決め口11により確実に引っ掛けることができる。明らかに、上記の実施形態と比べると、該好ましい実施形態において、位置決めフック21と位置決め口11の接続はより緊密であり、従って、弾性把持部材2と本体1の接続の安定性が一層よくなる。説明されることとして、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)の傾斜方向と水平面との夾角は0~90度にあるとは、依然として左側に設置される支持構造23を例に挙げると、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)が傾斜面であれば、該傾斜面と水平面との夾角(
図7に示す角a)が0~90度にあるが、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)が円弧面であれば、本体1と支持構造23とが接触する円弧面の接線方向と水平面との夾角(
図7に示す角a)が0~90度にある。右側に設置される支持構造23を例に挙げると、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)が傾斜面であれば、該傾斜面と水平面との夾角(
図8に示す角b)が0~90度にあるが、本体1と支持構造23とが接触する部分(当接面12)が円弧面であれば、本体1と支持構造23とが接触する円弧面の接線方向と水平面との夾角(
図8に示す角b)が0~90度にあることである。
【0037】
これで、本発明の技術案を、図面に示された好ましい実施形態と合わせて説明したが、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは、当業者には容易に理解される。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴に対して同等の変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術案はいずれも、本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0038】
1 本体
11 位置決め口
12 当接面
2 弾性把持部材
21 位置決めフック
22 補強リブ
23 支持構造
3 ハンガー
【国際調査報告】