(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-21
(54)【発明の名称】バックパック兼衣服として使用可能な帽子
(51)【国際特許分類】
A42B 1/006 20210101AFI20220414BHJP
A45C 9/00 20060101ALI20220414BHJP
A42B 1/22 20060101ALI20220414BHJP
A42B 1/04 20210101ALI20220414BHJP
【FI】
A42B1/006 L
A45C9/00 K
A45C9/00 L
A42B1/22 B
A42B1/04 P
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021566362
(86)(22)【出願日】2019-12-24
(85)【翻訳文提出日】2021-09-24
(86)【国際出願番号】 CN2019000258
(87)【国際公開番号】W WO2020150850
(87)【国際公開日】2020-07-30
(31)【優先権主張番号】201910070327.9
(32)【優先日】2019-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521329590
【氏名又は名称】リ,リング
【氏名又は名称原語表記】LI, Luying
【住所又は居所原語表記】Binxihuayuan C-3-102, Hengyuan Road, Xinghua Street, Jiancaoping District Taiyuan, Shanxi 03000 (CN)
(71)【出願人】
【識別番号】521329604
【氏名又は名称】フェン,ユザング
【氏名又は名称原語表記】FENG, Yuzhang
【住所又は居所原語表記】No. 8, Huajiadi South Street, Chaoyang District Beijing 100102 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】110002158
【氏名又は名称】特許業務法人上野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ,リング
(72)【発明者】
【氏名】フェン,ユザング
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA05
3B045AA35
3B045AA55
3B045CE07
3B045DA04
3B045EA02
3B045FA01
3B045GA02
3B045GA03
3B045GA04
3B045JA01
3B045JC05
(57)【要約】
本発明は、バッグとして使用可能な帽子およびバックパック兼衣服に関連するものである。帽子は、連結ベルト601と帽子本体とから構成され、連結ベルト601の1つの辺には第1連結部602が備えられ、連結ベルトの他方の辺は帽子本体の帽子のつば部に連結され、連結ベルト601の両端は互いに連結可能であり、帽子本体の帽子頂部605はバックパックの底部として使用される。兼用衣服は、バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体と、帽子と、衣服本体の下部において衣服本体の下部を一緒に連結するように構成された第5連結部204と、衣服本体の下部に連結されバックパックの底部として使用可能な第1装飾品と、のうちの少なくとも一方と、から構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連結ベルトと、
帽子本体と、を有したバッグとして使用可能な、帽子であり、
前記連結ベルトの1つの辺には、衣服の襟ぐりに着脱可能に連結された第1連結部を備え、
前記連結ベルトの他方の辺は前記帽子本体の帽子のつば部に連結され、
前記連結ベルトの両端部には、互いに連結するように構成される第3連結部と第4連結部が備えられ、さらに、
前記帽子本体の帽子頂部が前記バッグのバッグ底部として使用される、バッグとして使用可能な帽子。
【請求項2】
前記第3連結部と前記第4連結部が分離可能に留めて連結される、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項3】
前記連結ベルトの長さが調整可能である、請求項2に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項4】
前記連結ベルトの一端が第1延長ベルトに連結され、前記第1延長ベルトの他端が前記第3連結部に連結される、請求項3に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項5】
前記連結ベルトの他端が第2延長ベルトに連結され、前記第2延長ベルトの他端は前記第4連結部に連結される、請求項4に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項6】
前記帽子本体の前記帽子のつば部は第6連結部を備え、前記帽子のつば部が前記第6連結部に一致する位置に第7連結部が備えられ、前記バッグを開閉できるように第6連結部と第7連結部が開放可能に連結される、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項7】
前記第6連結部と前記第7連結部がファスナーで連結される、請求項6に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項8】
前記帽子本体は補助バッグを備える、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項9】
前記第1連結部はファスナーである、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項10】
バックパック兼衣服であって、
前記バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体と、
前方を留め付けた後に前記バックパックのカバーとして使用される請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の帽子と、を備え、
前記衣服本体の下部において、前記衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部と、衣服本体の下部に連結されてバックパックの底部として使用可能な第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、
バックパックのストラップとして使用可能な第2の装飾品と、を備える、バックパック兼衣服。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、日用品製造の技術分野に関するものであり、より具体的には、バッグおよびバックパック兼衣服として使用可能な帽子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人々の生活水準が徐々に向上するにつれ、旅行への利便性に対する要求がますます高まっている。人々は旅行中に必要なものを入れるために、特に天候が変化したときには、緊急の必要性のためのバッグを持ち歩く必要がよくある。ジャケットを入れるために余分なバッグを持たなければならないことも多く、旅行に大きな不便をもたらしている。特にアウトドアスポーツでは、必要なアイテムをより多く持ち運んでいる。
【0003】
人々の旅行の利便性をいかに向上させるかは、当業者が常に研究しているテーマの一つである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の問題点に鑑み、本開示は、先行技術における不便さという技術的課題を解決することができる、バッグとバックパックの兼用衣服として使用可能な帽子を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本開示では以下の技術的解決策を用いている。
【0006】
本開示の一実施形態はバッグとして使用可能な帽子を提供するものであり、バッグとして使用可能な帽子は、連結ベルトと帽子本体と、を有しており、連結ベルトの1つの辺には、衣服の襟ぐりに着脱可能に連結された第1連結部を備え、連結ベルトの他方の辺は帽子本体の帽子のつば部に連結され、前記連結ベルトの両端部には、互いに連結するように構成される第3連結部と第4連結部が備えられている。さらに、前記帽子本体の帽子頂部がバッグのバッグ底部として使用される。
【0007】
好ましい実施形態において、第3連結部および第4連結部は分離可能に留めて連結される。
【0008】
好ましい実施形態において、連結ベルトの長さは調整可能である。
【0009】
好ましい実施形態において、連結ベルトの一端は第1延長ベルトに連結されており、第1延長ベルトの他端は第3連結部に連結される。
【0010】
好ましい実施形態において、連結ベルトの他端は第2延長ベルトに連結されており、第2延長ベルトの他端は第4連結部に連結される。
【0011】
好ましい実施形態において、帽子本体の帽子つば部は第6連結部を備え、帽子つば部が第6連結部に一致する位置に第7連結部が設けられ、さらに、第6連結部と第7連結部はバッグの開閉のために開放可能に連結される。
【0012】
好ましい実施形態において、第6連結部と第7連結部はファスナーで連結される。
【0013】
好ましい実施形態において、帽子本体には補助的なバッグが設けられる。
【0014】
好ましい実施形態において、第1連結部はファスナーである。
【0015】
本願開示はさらに、バックパック兼衣服を提供するものであり、バックパック兼衣服は、バックパックの前部体および後部体として使用される衣服本体と、前述のように、前方を留め付けた後にバックパックカバーとして使用される帽子と、衣服本体の下部において、衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部と、衣服本体の下部に連結されバックパックの底部として使用される第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、バックパックのストラップとして使用される第2装飾部と、から構成される。
【0016】
好ましい実施形態において、衣服本体は前身頃と後身頃からなり、前身頃はバックパックの前部体として使用され、後身頃はバックパックの後部体として使用される。
【0017】
好ましい実施形態において、前身頃は左前身頃および右前身頃からなり、左前身頃および右前身頃はファスナーで連結される、もしくは、左前身頃または右前身頃が一体構造になっている。
【0018】
好ましい実施形態において、前身頃には第1締付部材が設けられ、帽子には第2締付部材が設けられている。第1締付部材および第2締付部材は、バックパックの主要な収納部におけるバックパックカバーの閉鎖を具現化するために締めることができる。
【0019】
好ましい実施形態では、バックパックのストラップ上部は帽子と衣服本体の間を連結させ、バックパックのストラップ下部は後身頃に連結されて対になるように配置され、バックパックのストラップを形成する。
【0020】
好ましい実施形態において、衣服本体にはバックパックの第1収納部として使用される衣服ポケットが備えられていて、少なくとも1つの衣服ポケットがある。
【0021】
好ましい実施形態において、衣服本体には袖も備えられており、各袖の前端には、袖口を閉じることができる閉鎖機構が備えられており、衣服本体に折り畳まれることで、バックパックの補助的な収納部を形成することができる。
【0022】
好ましい実施形態において、閉鎖機構は引き紐構造である。
【0023】
好ましい実施形態において、衣服本体の首の開口部と衣服本体が連結機構によって連結されており、首の開口部は着脱可能であるため、バックパックの主要な収納部の開口部を大きくしたり小さくしたりすることが可能である。
【0024】
本開示の有益な効果は以下のとおりである。
【0025】
バッグとして使用可能な構造を帽子に設定することにより、物品の収納と運搬を具現化する必要がある際に、本開示における帽子はバッグに取って代わることが可能である。本開示における帽子をバッグとして使用する必要がない場合は、衣服本体に取り付けて人と移動することができる。非常に便利である。本開示により、衣服を変換可能バックパックの構造として設計することで、人々の生活の利便性を大幅に向上させることができる。例えば、ユーザーは朝、衣服を着て出かけるとよい。天候が暖かくなれば、ユーザーは衣服を脱いでバックパックに変換し、肩に背負うことができ、着替えや追加の物品を配置するという問題が解決され、人々の旅行を大いに楽にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は本開示の一実施形態における模式的な構造図の一例を示す。
【0027】
【
図2】
図2は本開示の一実施形態における模式的な構造図の別例を示す。
【0028】
【
図3】
図3は本開示の一実施形態における模式的な構造図のさらに別例を示す。
【0029】
【
図4】
図4は本開示の他の一実施形態における模式的な構造図の一例を示す。
【0030】
【
図5】
図5は本開示の他の一実施形態における模式的な構造図の一例を示す。
【0031】
【
図6】
図6は本開示の他の一実施形態における模式的な構造図の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本開示の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下ではさらに、添付の図面および実施形態を参照して本開示を詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施形態は、本発明を説明するために用いられるだけで、本開示を限定するものではないと理解するべきである。
【0033】
図1および
図2に示されるように、本開示の一実施形態は、連結ベルト601と、帽子本体と、を備えるバッグとして使用可能な帽子である。連結ベルト601の1つの辺には、衣服の襟ぐりに着脱可能に連結される第1連結部602を備えており、連結ベルト601の他方の辺は、帽子本体の帽子つば部に連結され、連結ベルト601の両端には互いに連結可能な第3連結部603および第4連結部604がそれぞれ設けられている。そして、帽子本体の帽子頂部605がバッグのバッグ底部として使用される。
【0034】
この実施形態において、バッグとして使用可能できるような構造を帽子に設定することにより、物品の収納と運搬を具現化する必要がある際に、本開示における帽子はバッグに取って代わることが可能である。本開示における帽子をバッグとして使用する必要がない場合は、衣服本体に取り付けることができ、人々の旅行を大いに楽にすることができる。
【0035】
本開示の好ましい実施形態において、上述の実施形態に基づいて、第3連結部603および第4連結部604が着脱可能に留めて連結される。
【0036】
本開示の実施形態において、連結ベルト601の長さは調節可能である。好ましい実施形態では、連結ベルト601の一端が第1延長ベルト606に連結されており、かつ、第1延長ベルト606の他端が第3連結部603に連結される。好ましい実施形態では、連結ベルト601の他端が第2延長ベルト607に連結されており、かつ、第2延長ベルト607の他端が第4連結部604に連結される。延長ベルトの目的は、帽子をポケットバッグ、ウェストポーチ、ショルダーバッグとして使用することである。
【0037】
バッグとして使用する際に、帽子に収納された物品の安全性をさらに確保するために、帽子本体の帽子つば部に第6連結部608を設け、第6連結部608と一致する帽子つば部の位置に第7連結部609を設け、第6連結部608と第7連結部609とを開閉可能に連結することで、バッグの開閉を具現化している。好ましくは、第6連結部608と第7連結部609がファスナーで連結されるとよい。
【0038】
本開示のいくつかの実施形態において、補助バッグ610が帽子本体に備えられている。特に、補助バッグは帽子つば部近くの外層部もしくは内層部に配置されるとよい。補助バッグは中身の安全性を守るために、ファスナーもしくは他の構造で閉じてもよい。第1連結部602はファスナーである。
【0039】
図3から
図6に示されるように、本開示の実施形態はさらにバックパック兼衣服を提供するものである。バックパック兼衣服は、バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体を備え、前記衣服本体は、前身頃および後身頃とから構成され、前記前身頃は左前身頃302および右前身頃303からなり、左前身頃302と右前身頃303はファスナーで連結されているか、左前身頃302と右前身頃303は一体化構造を形成する。さらに、前述のように、前方を留め付けた後にバックパックカバーとして使用される帽子と、衣服本体の下部において、衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部204と、衣服本体の下部に連結されバックパックの底部として使用可能な第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、バックパックのストラップとして使用される着脱可能な第2装飾部と、を備える。
【0040】
本実施形態では、樽型の衣服本体をバックパックのバッグ本体として使用することができる。第5連結部204は、衣服本体の下部のほぼ端側に配置することができ、衣服本体の下端からの距離を必要に応じて調整することで、バックパックの主要な収納部のサイズを調整することができる。好ましくは、第5連結部204はファスナーであり、前身頃と後身頃を連結して主要な収納部を形成するとよい。この構造をバックパックとして使用すると、バッグの底面に第1装飾部を施した構造に比べて容量が若干小さくなる。どちらもセットすることができ、さらにユーザーはニーズに応じて延長ベルトをセットして使用することできるので、人々のニーズに合わせて下着の長さを調整することができる。帽子をバックパックカバーとして使用する場合は、帽子は前身頃の方向に固定されて衣服本体の首側を覆い、バックパックの主要な収納部の閉鎖とバックパック内の物品の保護を具現化する。
【0041】
第1装飾部は、本開示に開示されるバックパックの底部であり、衣服本体や帽子208の任意の位置にも取り付けることができる。本開示が衣服として着用された場合、第1装飾部は衣服の装飾となる。また、第1装飾部の端部は、衣服本体の任意の位置に接続することができ、上部にはポケットとして使用できるように開口部が残される。第1装飾部は、好ましくは膨張可能なバッグ構造を採用しており、衣服として使用する際にはガスを放出して体積を減少させるようになっている。バックパックとして使用する際には、ガスを充填した後にバックパックの底部として使用することができ、バックパック内の物品の緩衝材としての役割を果たし、バックパック内の物品を効果的に保護することができる。また、着脱式で膨らませることができるバッグ構造は、旅行中に膨らませる量を調整することで、ヘッドレストやネックピロー、クッションとしても使用することができ、旅行中の快適性をさらに向上させることができ、まさに多用途を実現している。
【0042】
好ましくは、帽子208と後身頃との接合部に持ち手206が設けられるとよい。第6連結部品301は、ファスナーである。第3収納部は、前身頃と後身頃との接合部に設けられる。
【0043】
本開示の好ましい実施形態では、前身頃には第1締付部材が備えられ、帽子208には、第2締付部材が備えられている。第1締付部材および第2締付部材は、バックパックの主要な収納部におけるバックパックカバーの閉鎖を具現化するために締めることができる。本開示を衣服として着用した場合、第1締付部材と第2締付部材は、装飾として取り付けることができる。本開示をバックパックとして使用する場合は、第1締付部材と第2締付部材を連結することで、バックパックの連結が完了する。その上、第1締付部材と第2締付部材は、好ましくは対称的に配置された2組であり、着用時の美観を効果的に高めることができる。
【0044】
本開示のいくつかの実施形態では、バックパックのストラップ上部は帽子208と衣服本体との間に連結され、バックパックのストラップ下部は後身頃の衣服本体に連結され、対になって配置されてバックパックの肩ひも205を形成している。このようなバックパックのストラップの連結構造により、バックパックとして使用する際には実用性を確保し、衣服として使用する際には美観や快適性を損なわないようにすることができる。
【0045】
本開示のいくつかの実施形態では、衣服本体は、バックパックの補助的な収納部として使用することができる衣服ポケットをさらに備えており、少なくとも1つのポケットが存在する。ポケットは複数あってもよく、配置位置は必要に応じて調整できる。ポケットにはポケットカバーを付けることもできる上、ファスナーや接着片などの連結構造を介して衣服本体と連結することもできる。ポケットは左右対称でも非対称でもよく、前身頃の衣服本体に配置しても、後身頃の衣服本体に配置しても、さらには帽子に配置しても、衣服本体の内側に配置してもよい。
【0046】
本開示のいくつかの実施形態では、袖203がさらに備えられている。各袖203の前端には、袖口を閉じることができる閉鎖機構が設けられており、衣服本体に折り畳むことでバックパックの補助的な収納部を形成することができる。好ましくは、袖203の上部を閉じて補助的な収納部を閉鎖するための閉鎖機構を、袖203の上部にもさらに備えるとよい。好ましくは、閉塞機構は、引き紐構造であるとよい。本開示をバックパックとして使用する場合は、傘や水筒などを入れることができ、また、袖と衣服本体の連結部や袖の中央部に引き紐をセットして引き紐を締めることで、補助的な収納部の閉鎖を具現化し、物品の落下を防ぐことができる。また、帽子と衣服本体の連結部には、持ち手206が設けられていることがさらに好ましい。本開示をバックパックとして使用するが、肩にかけない場合には、持ち手206を手で持って運ぶことができる。
【0047】
上記は、本開示の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、それら技術的解決策を限定するために使用されるものではない。本開示の技術的解決策に対して、当業者が行った他の修正や同等の置換も対象とし、本開示の技術的解決策の精神と範囲を逸脱しない限り、本開示の請求項の範囲に含まれるものとする。
【手続補正書】
【提出日】2021-09-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連結ベルトと、
帽子本体と、を有したバッグとして使用可能な、帽子であり、
前記連結ベルトの1つの辺には、衣服の襟ぐりに着脱可能に連結された第1連結部を備え、
前記連結ベルトの他方の辺は前記帽子本体の帽子のつば部に連結され、
前記連結ベルトの両端部には、互いに連結するように構成される第3連結部と第4連結部が備えられ、さらに、
前記帽子本体の帽子頂部が前記バッグのバッグ底部として使用される、バッグとして使用可能な帽子。
【請求項2】
前記第3連結部と前記第4連結部が分離可能に留めて連結される、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項3】
前記連結ベルトの長さが調整可能である、請求項2に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項4】
前記連結ベルトの一端が第1延長ベルトに連結され、前記第1延長ベルトの他端が前記第3連結部に連結される、請求項3に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項5】
前記連結ベルトの他端が第2延長ベルトに連結され、前記第2延長ベルトの他端は前記第4連結部に連結される、請求項4に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項6】
前記帽子本体の前記帽子のつば部は第6連結部を備え、前記帽子のつば部が前記第6連結部に一致する位置に第7連結部が備えられ、前記バッグを開閉できるように第6連結部と第7連結部が開放可能に連結される、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項7】
前記第6連結部と前記第7連結部がファスナーで連結される、請求項6に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項8】
前記帽子本体は補助バッグを備える、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項9】
前記第1連結部はファスナーである、請求項1に記載のバッグとして使用可能な帽子。
【請求項10】
バックパック兼衣服であって、
前記バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体と
、
前記第3連結部と前記第4連結部が互いに連結している場合に、前記バックパックのカバーとして使用される請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の帽子と、を備え、
前記衣服本体の下部において、前記衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部と、衣服本体の下部に連結されてバックパックの底部として使用可能な第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、
バックパックのストラップとして使用可能な第2の装飾品と、を備える、バックパック兼衣服。
【請求項11】
バックパック兼衣服であって、
バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体と、
前方を留め付けた後にバックパックカバーとして使用される請求項2から請求項9のいずれか一項に記載の帽子と、を備え、
前記衣服本体の下部において、衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部と、前記衣服本体の下部に連結されてバックパックの底部として使用可能な第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、
バックパックのストラップとして使用される第2装飾部と、を備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本願開示はさらに、バックパック兼衣服を提供するものであり、バックパック兼衣服は、バックパックの前部体および後部体として使用される衣服本体と、前述のように、第3連結部と第4連結部が互いに連結している場合にバックパックカバーとして使用される帽子と、衣服本体の下部において、衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部と、前記衣服本体の下部に連結されバックパックの底部として使用される第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、バックパックのストラップとして使用される第2装飾部と、から構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
図3から
図6に示されるように、本開示の実施形態はさらにバックパック兼衣服を提供するものである。バックパック兼衣服は、バックパックの前部体および後部体として使用可能な衣服本体を備え、前記衣服本体は、前身頃および後身頃とから構成され、前記前身頃は左前身頃302および右前身頃303からなり、左前身頃302と右前身頃303はファスナーで連結されているか、左前身頃302と右前身頃303は一体化構造を形成する。さらに、前述のように
、第3連結部と第4連結部が互いに連結している場合にバックパックカバーとして使用される帽子と、衣服本体の下部において、衣服本体の下部を連結するように構成された第5連結部204と、衣服本体の下部に連結されバックパックの底部として使用可能な第1装飾部と、のうち少なくとも一方と、バックパックのストラップとして使用される着脱可能な第2装飾部と、を備える。
【国際調査報告】