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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-27
(54)【発明の名称】衣類処理設備
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/08 20060101AFI20220420BHJP
【FI】
D06F39/08 301B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021536012
(86)(22)【出願日】2019-12-17
(85)【翻訳文提出日】2021-06-20
(86)【国際出願番号】 CN2019125903
(87)【国際公開番号】W WO2020125613
(87)【国際公開日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】201811558424.4
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201822136400.1
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811560210.0
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811558377.3
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517417854
【氏名又は名称】青島海爾▲滾▼筒洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER DRUM WASHING MACHINE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Haier Industrial Park,No.1 Haier Road,Laoshan District,Qingdao,Shandong 266101,China
(71)【出願人】
【識別番号】520198579
【氏名又は名称】ハイアール・スマート・ホーム・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Haier Industrial Park, No.1 Haier Road, Laoshan District, Qingdao, Shandong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100179969
【弁理士】
【氏名又は名称】駒井 慎二
(72)【発明者】
【氏名】黄 涛
(72)【発明者】
【氏名】徐 永洪
(72)【発明者】
【氏名】黄 本財
【テーマコード(参考)】
3B166
【Fターム(参考)】
3B166AA01
3B166AA02
3B166AA12
3B166AA15
3B166AA32
3B166AB04
3B166AE02
3B166AE07
3B166BA08
3B166BA42
3B166BA45
3B166BA52
3B166CA01
3B166CB01
3B166CB11
3B166CC02
3B166DA21
3B166DA31
3B166DC45
3B166DC47
3B166EC42
3B166FB01
(57)【要約】
衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ(1)、投入装置(2)、保水部材、霧化発生器(3)及び単方向逆止機構を含む。投入装置(2)は輸水通路(21)を含み、給水バルブ(1)は輸水通路(21)の入水端に接続され、輸水通路(21)の出水端は保水部材を介して霧化発生器(3)に接続され、霧化発生器の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、単方向逆止機構は輸水通路(21)及び保水部材にそれぞれ接続され、給水バルブ(1)が開いている場合は大気と隔離し、給水バルブ(1)が閉じている場合は大気と連通するように設置される。本発明は洗濯機能を有する衣類処理設備の衣類洗濯効果を向上させ、衣類適用範囲を拡大し、ユーザーの使用要求を満足し、ユーザー体験を向上させる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材、霧化発生器及び単方向逆止機構を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路の入水端に接続され、前記輸水通路の出水端は前記保水部材を通じて前記霧化発生器に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記単方向逆止機構は前記輸水通路及び前記保水部材にそれぞれ接続され、前記単方向逆止機構は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項2】
前記投入装置は、前記輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項3】
前記給水バルブは前記投入装置の外側に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項4】
前記単方向逆止機構の設置位置と前記霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項5】
前記単方向逆止機構の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項4に記載の衣類処理設備。
【請求項6】
前記霧化発生器の出口は斜め向きで設置されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項7】
前記単方向逆止機構は単方向逆止バルブ、第1配管及び第2配管を含み、前記単方向逆止バルブは前記第1配管を通じて前記輸水通路に接続され、前記単方向逆止バルブは前記第2配管を通じて前記保水部材に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項8】
前記衣類処理設備はドラム洗濯機であり、前記衣類処理筒は前記ドラム洗濯機のドラムであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の衣類処理設備。
【請求項9】
前記ドラム洗濯機は、前記ドラムに接続される窓パッキンをさらに含み、前記霧化発生器は前記窓パッキンに設置されることを特徴とする、請求項8に記載の衣類処理設備。
【請求項10】
前記霧化発生器は前記ドラムの外ドラムに設置されることを特徴とする、請求項8に記載の衣類処理設備。
【請求項11】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路を通じて前記保水部材の入水端に接続され、前記保水部材の出水端は第1配管を通じて前記霧化発生器に接続され、第2配管を通じて前記衣類処理筒に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記輸水通路及び/又は前記保水部材に単方向逆止構造が設置され、前記単方向逆止構造は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項12】
前記衣類処理筒に前記第2配管と接続するシャワーヘッドが設置されることを特徴とする、請求項11に記載の衣類処理設備。
【請求項13】
前記シャワーヘッドのシャワー口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設置されることを特徴とする、請求項12に記載の衣類処理設備。
【請求項14】
前記単方向逆止構造は前記輸水通路の入水端に近づけて設置されることを特徴とする、請求項11に記載の衣類処理設備。
【請求項15】
前記単方向逆止構造の設置位置と前記霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置されることを特徴とする、請求項11に記載の衣類処理設備。
【請求項16】
前記単方向逆止構造の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項15に記載の衣類処理設備。
【請求項17】
前記単方向逆止構造は単方向逆止バルブであることを特徴とする、請求項11に記載の衣類処理設備。
【請求項18】
前記衣類処理設備はドラム洗濯機であり、前記衣類処理筒は前記ドラム洗濯機のドラムであることを特徴とする、請求項11から17のいずれか一項に記載の衣類処理設備。
【請求項19】
前記ドラム洗濯機は前記ドラムに接続される窓パッキンをさらに含み、前記霧化発生器は前記窓パッキンに設置されることを特徴とする、請求項18に記載の衣類処理設備。
【請求項20】
前記霧化発生器は前記ドラムの外ドラムに設置されることを特徴とする、請求項18に記載の衣類処理設備。
【請求項21】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路の入水端に接続され、前記輸水通路の出水端は前記保水部材を通じて前記霧化発生器に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記輸水通路及び/又は前記保水部材に単方向逆止構造が設置され、前記単方向逆止構造は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項22】
前記単方向逆止構造は前記輸水通路の入水端に近づけて設置されることを特徴とする、請求項21に記載の衣類処理設備。
【請求項23】
前記給水バルブは前記投入装置の外側に設置されることを特徴とする、請求項21に記載の衣類処理設備。
【請求項24】
前記単方向逆止構造の設置位置と前記霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置されることを特徴とする、請求項21に記載の衣類処理設備。
【請求項25】
前記単方向逆止構造の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項24に記載の衣類処理設備。
【請求項26】
前記霧化発生器の出口は斜め向きで設置されることを特徴とする、請求項21に記載の衣類処理設備。
【請求項27】
前記単方向逆止構造は単方向逆止バルブであることを特徴とする、請求項21に記載の衣類処理設備。
【請求項28】
前記衣類処理設備はドラム洗濯機であり、前記衣類処理筒は前記ドラム洗濯機のドラムであることを特徴とする、請求項21から27のいずれか一項に記載の衣類処理設備。
【請求項29】
前記ドラム洗濯機は前記ドラムに接続される窓パッキンをさらに含み、前記霧化発生器は前記窓パッキンに設置されることを特徴とする、請求項28に記載の衣類処理設備。
【請求項30】
前記霧化発生器は前記ドラムの外ドラムに設置されることを特徴とする、請求項28に記載の衣類処理設備。
【請求項31】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置及び霧化発生器を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路の入水端に接続され、前記輸水通路の出水端は第1配管を通じて前記霧化発生器に接続され、前記輸水通路の出水端は第2配管にも接続され、前記第2配管の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記第2配管は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項32】
前記第2配管は配管本体と前記配管本体に設置される単方向逆止構造とを含み、前記単方向逆止構造は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、請求項31に記載の衣類処理設備。
【請求項33】
前記単方向逆止構造の設置位置と前記霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置されることを特徴とする、請求項32に記載の衣類処理設備。
【請求項34】
前記単方向逆止構造の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項33に記載の衣類処理設備。
【請求項35】
前記単方向逆止構造は単方向逆止バルブであることを特徴とする、請求項32に記載の衣類処理設備。
【請求項36】
前記霧化発生器の出口は斜め向きで設置されることを特徴とする、請求項31に記載の衣類処理設備。
【請求項37】
前記投入装置は、前記輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含むことを特徴とする、請求項31に記載の衣類処理設備。
【請求項38】
前記衣類処理設備はドラム洗濯機であり、前記衣類処理筒は前記ドラム洗濯機のドラムであることを特徴とする、請求項31から37のいずれか一項に記載の衣類処理設備。
【請求項39】
前記ドラム洗濯機は前記ドラムに接続される窓パッキンをさらに含み、前記霧化発生器は前記窓パッキンに設置されることを特徴とする、請求項38に記載の衣類処理設備。
【請求項40】
前記霧化発生器は前記ドラムの外ドラムに設置されることを特徴とする、請求項38に記載の衣類処理設備。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類処理の技術分野に関するもので、具体的には衣類処理設備を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
衣類処理設備は、衣類を洗濯、乾燥、滅菌及び・又は脱臭可能な装置であり、生産レベルの持続的な改善とユーザーの要求の持続的な増加に伴い、衣類処理設備に対するユーザーの要求も一層高まっている。
【0003】
従来技術では、例えば洗濯機において、水洗いで衣類を洗濯するのが一般的であり、水洗いの過程においては機械回転に伴い、衣類の汚れが洗浄される。しかし、この洗濯方法では、最初から大量の水を洗濯槽に投入すると、洗濯液が完全に溶けていない状態で衣類の表面の汚れが衣類の裏地に直接入り、その後の洗濯過程において、衣類を洗浄するにはより多くの時間、水量、洗濯液及び器械的作用が必要となり、洗濯効果が低下するという課題がある。既存の衣類処理設備では、乾燥機能を追加して洗濯乾燥機にするなど、洗濯機に他の機能を追加するのが一般的である。この改善は洗濯機の洗濯効果を顕著に改善してはいない、また、現在の洗濯機は、特殊な材質の衣類に対して繊細な処理がまだ達成できない。例えばカシミア、ウールなどの材質の衣類は、伝統的な水洗いを採用すると、衣類の繊維構造が損傷される虞が極めて高いため、洗濯機の衣類の適用範囲にかなり大きな制限をもたらす。
【0004】
従って、本分野では、上記の技術課題を解決するには新しい衣類処理設備が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
本発明は従来技術における上記の問題の解決を目的とし、すなわち、洗濯機能を有する既存の衣類処理設備は洗濯効果が不十分であるとともに、衣類の適用範囲が非常に限られているという問題の解決を目的とする。
【0006】
本発明の技術案1では衣類処理設備を提供する。該衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材、霧化発生器及び単方向逆止機構を含む。投入装置は輸水通路を含み、給水バルブは輸水通路の入水端に接続され、輸水通路の出水端は保水部材を介して霧化発生器に接続され、霧化発生器の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、単方向逆止機構は輸水通路及び保水部材にそれぞれ接続され、給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置される。
【0007】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、投入装置は輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含む。
【0008】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、給水バルブは投入装置の外側に設置される。
【0009】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止機構の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置と異なる高さの位置にある。
【0010】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止機構の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い。
【0011】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器の出口は傾斜して設置される。
【0012】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止機構は単方向逆止バルブ、第1配管及び第2配管を含み、単方向逆止バルブは第1配管を介して輸水通路に接続され、単方向逆止バルブは第2配管を介して保水部材に接続される。
【0013】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理設備はドラム洗濯機であり、衣類処理筒はドラム洗濯機のドラムである。
【0014】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、ドラム洗濯機はドラムに接続される窓パッキンをさらに含む。霧化発生器は窓パッキンに設置される。
【0015】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器はドラムの外ドラムに設置される。
【0016】
本発明の好ましい技術案では、単方向逆止機構を輸水通路及び保水部材に接続させる。その結果、給水バルブが開いている場合は、輸水通路及び保水部材に注水でき、給水バルブが閉じている場合は、単方向逆止機構が大気に連通して、輸水通路と保水部材の中の水が霧化発生器から噴き出され、霧化発生器の霧化作用により水が小さい粒子の霧状水滴に変換され、衣類に対する霧化空気のケア処理が実現される。具体的に、水洗いの前には、霧状水滴で衣類を湿らせることができるので、衣類の表面の汚れが最初に除去され、衣類の表面の汚れが衣類の裏地に入ることを防ぐことができる。その結果、その後の洗濯過程においては少ない時間、水量、洗浄液及び機械的作用だけで、衣類を洗浄できるので、衣類の洗浄効果を向上させ、衣類処理設備がさらに省エネルギーになる。さらに、この霧化エアウォッシュ法を採用しては、カシミア、ウールなどの特殊な材質の衣類を処理でき、該材質の衣類の表面がより整然で柔らかになるだけでなく、衣類上の汚れを迅速に除去することができ、そして衣類の繊維構造を損傷しないので、衣類処理設備の衣類適用範囲が拡大し、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0017】
さらに、単方向逆止機構の設置位置と霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置される、即ち一定の液面差を形成することにより、輸水通路と保水部材の中の水が霧化器の出口から順調に噴き出され、衣類の霧化エアウォッシュがより便利になり、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0018】
本発明の技術案2では衣類処理設備を提供する。該衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含む。投入装置は輸水通路を含み、給水バルブは輸水通路を介して保水部材の入水端に接続され、保水部材の出水端は第1配管を介して霧化発生器に接続され、第2配管を介して衣類処理筒に接続され、霧化発生器の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、輸水通路及び・又は保水部材に単方向逆止構造が設置され、単方向逆止構造は給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置される。
【0019】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理筒に第2配管と接続するシャワーヘッドが設置される。
【0020】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、シャワーヘッドのシャワー口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設置される。
【0021】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は輸水通路の入水端に近づけて設置される。
【0022】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置と異なる高さの位置にある。
【0023】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い。
【0024】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は単方向逆止バルブである。
【0025】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理設備はドラム洗濯機であり、衣類処理筒はドラム洗濯機のドラムである。
【0026】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、ドラム洗濯機はドラムに接続される窓パッキンをさらに含む。霧化発生器は窓パッキンに設置される。
【0027】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器はドラムの外ドラムに設置される。
【0028】
本発明の好ましい技術案では、輸水通路及び・又は保水部材に単方向逆止構造を設置する。その結果、給水バルブが開いている場合は、輸水通路及び保水部材に注水でき、給水バルブが閉じている場合は、単方向逆止構造が大気に連通して、保水部材の中の水が霧化発生器から噴き出され、霧化発生器の霧化作用により水が小さい粒子の霧状水滴に変換され、衣類に対する霧化空気のケア処理が実現される、また、第2配管を衣類処理筒と接続することで、例えばスプリンクルなど、他の注水方法を提供することができる。具体的に、水洗いの前には、霧状水滴で衣類を湿らせることができるので、衣類の表面の汚れが最初に除去され、衣類の表面の汚れが衣類の裏地に入ることを防ぐことができる。霧化エアウォッシュの後、第2配管を介して衣類処理筒に注水する。その結果、その後の洗濯過程においては少ない時間、水量、洗浄液及び機械的作用だけで、衣類を洗浄できるので、衣類の洗浄効果を向上させ、衣類処理設備がさらに省エネルギーになる。さらに、この霧化エアウォッシュ法を採用しては、カシミア、ウールなどの特殊な材質の衣類を処理でき、該材質の衣類の表面がより整然で柔らかになるだけでなく、衣類上の汚れを迅速に除去することができ、そして衣類の繊維構造を損傷しないので、衣類処理設備の衣類適用範囲が拡大し、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0029】
さらに、第2配管は衣類処理筒に設置されるシャワーヘッドに接続される。その結果、本発明の衣類処理設備は少なくとも霧化エアウォッシュとスプリンクル洗浄という二つの洗濯方式を備えるため、ユーザーは自身の需要に応じて対応する洗濯方式を柔軟に選択することができ、ユーザーの様々の需要が満足され、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0030】
さらに、単方向逆止構造の設置位置と霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置される、即ち一定の液面差を形成することにより、保水部材の中の水が霧化器の出口から順調に噴き出され、衣類の霧化エアウォッシュがより便利になり、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0031】
本発明の技術案3では衣類処理設備を提供する。該衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含む。投入装置は輸水通路を含み、給水バルブは輸水通路の入水端に接続され、輸水通路の出水端は保水部材を介して霧化発生器に接続され、霧化発生器の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、輸水通路及び・又は保水部材に単方向逆止構造が設置され、単方向逆止構造は給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置される。
【0032】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は輸水通路の入水端に近づけて設置される。
【0033】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、給水バルブは投入装置の外側に設置される。
【0034】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置と異なる高さの位置にある。
【0035】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い。
【0036】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器の出口は斜め向きで設置される。
【0037】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は単方向逆止バルブである。
【0038】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理設備はドラム洗濯機であり、衣類処理筒はドラム洗濯機のドラムである。
【0039】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、ドラム洗濯機はドラムに接続される窓パッキンをさらに含む。霧化発生器は窓パッキンに設置される。
【0040】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器はドラムの外ドラムに設置される。
【0041】
本発明の好ましい技術案では、輸水通路及び・又は保水部材に単方向逆止構造を設置する。その結果、給水バルブが開いている場合は、輸水通路及び保水部材に注水でき、給水バルブが閉じている場合は、単方向逆止構造が大気に連通して、保水部材の中の水が霧化発生器から噴き出され、霧化発生器の霧化作用により水が小さい粒子の霧状水滴に変換され、衣類に対する霧化空気のケア処理が実現される。具体的に、水洗いの前には、霧状水滴で衣類を湿らせることができるので、衣類の表面の汚れが最初に除去され、衣類の表面の汚れが衣類の裏地に入ることを防ぐことができる。その結果、その後の洗濯過程においては少ない時間、水量、洗浄液及び機械的作用だけで、衣類を洗浄できるので、衣類の洗浄効果を向上させ、衣類処理設備がさらに省エネルギーになる。さらに、この霧化エアウォッシュ法を採用しては、カシミア、ウールなどの特殊な材質の衣類を処理でき、該材質の衣類の表面がより整然で柔らかになるだけでなく、衣類上の汚れを迅速に除去することができ、そして衣類の繊維構造を損傷しないので、衣類処理設備の衣類適用範囲が拡大し、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0042】
さらに、単方向逆止構造の設置位置と霧化発生器の出口の設置位置を異なる高さの位置に設定する、即ち一定の液面差を形成することにより、保水部材の中の水が霧化器の出口から順調に噴き出され、衣類の霧化エアウォッシュがより便利になり、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0043】
本発明の技術案4では衣類処理設備を提供する。該衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ、投入装置及び霧化発生器を含む。投入装置は輸水通路を含み、給水バルブは輸水通路の入水端に接続され、輸水通路の出水端は第1配管を介して霧化発生器に接続され、輸水通路の出水端は第2配管にも接続され、第2配管の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、霧化発生器の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、第2配管は大気と連通するように設置される。
【0044】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、第2配管は配管本体と配管本体に設置される単方向逆止構造とを含み、単方向逆止構造は給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置される。
【0045】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置と異なる高さの位置にある。
【0046】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い。
【0047】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は単方向逆止バルブである。
【0048】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器の出口は斜め向きで設置される。
【0049】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、投入装置は輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含む。
【0050】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理設備はドラム洗濯機であり、衣類処理筒はドラム洗濯機のドラムである。
【0051】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、ドラム洗濯機はドラムに接続される窓パッキンをさらに含む。霧化発生器は窓パッキンに設置される。
【0052】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、霧化発生器はドラムの外ドラムに設置される。
【0053】
本発明の好ましい技術案では、給水バルブが開いている場合は、輸水通路に注水でき、給水バルブが閉じている場合は、第2配管が大気に連通して、輸水通路内の一部の水と第1配管内の全部の水が霧化発生器から噴き出され、霧化発生器の霧化作用により水が小さい粒子の霧状水滴に変換され、衣類に対する霧化空気のケア処理が実現される。具体的に、水洗いの前には、霧状水滴で衣類を湿らせることができるので、衣類の表面の汚れが最初に除去され、衣類の表面の汚れが衣類の裏地に入ることを防ぐことができる。その結果、その後の洗濯過程においては少ない時間、水量、洗浄液及び機械的作用だけで、衣類を洗浄できるので、衣類の洗浄効果を向上させ、衣類処理設備がさらに省エネルギーになる。さらに、この霧化エアウォッシュ法を採用しては、カシミア、ウールなどの特殊な材質の衣類を処理でき、該材質の衣類の表面がより整然で柔らかになるだけでなく、衣類上の汚れを迅速に除去することができ、そして衣類の繊維構造を損傷しないので、衣類処理設備の衣類適用範囲が拡大し、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【0054】
さらに、単方向逆止構造を設置することにより、給水バルブが開いている場合は、単方向逆止構造が大気と隔離し、通常の給水が行われ、給水バルブが閉じている場合は、単方向逆止構造が大気と連通し、輸水通路内の一部の水と第1配管内の全部の水が霧化発生器から噴き出され、衣類の霧化エアウォッシュが実現される。
【0055】
さらに、単方向逆止構造の設置位置と霧化発生器の出口の設置位置は異なる高さの位置に設置される、即ち一定の液面差を形成することにより、リンク機構輸水通路の中の水が霧化器の出口から順調に噴き出され、衣類の霧化エアウォッシュがより便利になり、ユーザーエクスペリエンスが向上する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1は本発明の技術案1における衣類処理設備の局部構造原理図である。
図2は本発明の技術案1におけるドラム洗濯機の局部構造模式図である。
図3は本発明の技術案2における衣類処理設備の局部構造原理図である。
図4は本発明の技術案2におけるドラム洗濯機の局部構造模式図である。
図5は本発明の技術案3における衣類処理設備の局部構造原理図である。
図6は本発明の技術案3におけるドラム洗濯機の局部構造模式図である。
図7は本発明の技術案4における衣類処理設備の局部構造原理図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。当業者は、これらの実施形態が本発明の技術原理を説明するためだけに使用され、本発明の保護範囲を制限するものではないと理解すべきである。
【0058】
なお、本発明の説明において、用語「中」、「上」、「下」、「内」、「外」などが示す方向又は位置関係は、図面に示される方向又は位置関係に基づいており、これは説明の便宜上のものであり、前記装置又は素子が特定の方向を有し、特定の方向で構築や操作をする必要があることを示したり暗示したりするものではないため、本発明に対する限定として解釈されるべきものではない。また、用語「第1」、「第2」は目的を説明するだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したりするものとして解釈されるべきものではない。
【0059】
また、本発明の説明において、特に明確な規定や限定がない限り、用語「設置」、「取り付け」、「接する」、「接続」は広義的に理解されるべきであり、例えば、固定接続であっても良いし、取り外し可能に接続しても良いし、一体的に接続しても良い。機械的な接続であっても良いし、電気的な接続であっても良い。直接に接続しても良いし、中間媒体を介して間接に接続しても良いし、2つの素子の内部における連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上述の用語が本発明における具体的な意味を理解できる。
【0060】
背景技術において指摘された洗濯機能を有する既存の衣類処理設備は洗濯効果が不十分であるとともに、衣類の適用範囲が非常に限られているという問題に基づいて、本発明は洗濯機能を有する衣類処理設備の衣類洗濯効果を向上させ、衣類適用範囲を拡大することを目指して衣類処理設備を提供し、ユーザーの使用要求を満足し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0061】
技術案1
図1に示すように、本発明の衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ1、投入装置2、保水部材、霧化発生器3及び単方向逆止機構を含む。投入装置2は輸水通路21を含み、給水バルブ1は輸水通路21の入水端に接続され、輸水通路21の出水端は保水部材を介して霧化発生器3に接続され、霧化発生器3の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、単方向逆止機構は輸水通路21及び保水部材にそれぞれ接続され、給水バルブ1が開いている場合は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている場合は大気と連通するように設置される。その中、保水部材は水箱や水ボックスであってもよく、衣類処理設備の貯水槽であってもよい。保水部材が水を貯蔵・収容することができる限り、当業者は保水部材の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。霧化発生器3は超音波霧化発生器であってもよく、圧縮霧化発生器であってもよい。霧化発生器3が輸水通路21と保水部材の中の水を、単方向逆止機構が大気と連通している場合に霧状水滴に変換し、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は霧化発生器3の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。また、単方向逆止機構は単方向逆止バルブ7と配管の組み合わせ構造を採用してもよい。その中、単方向逆止バルブ7は特許番号201721853840.8における単方向逆止バルブ7を採用してもよい。該単方向逆止バルブ7の原理は従来技術に属するため、ここでは説明を省略する。無論、本発明では、他の単方向逆止構造と配管の組み合わせ構造を採用してもよい。例えば、単方向逆止構造は筒体、筒体に設置される移動ブロック及び筒体と移動ブロックを接続するばねを含み、筒体の底部に入水口が設置され、筒体の中部に出口が設置され、ばねは移動ブロックが頂部限界位置、中間位置及び底部限界位置の間に移動することを許容し、ばねが自然状態にある場合、ばねは移動ブロックを底部限界位置に保持し、この時、空気入口は出口と連通し、入水口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、単方向逆止構造が大気と連通することが実現され、水が入水口から流れ込むとき、水圧はばねの力を克服して移動ブロックを頂部限界位置に移動させることで、入水口が出口と連通し、空気入口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、水を通過させながら大気と隔離する単方向逆止構造が実現される。なお、上記頂部と底部は筒体を参照するものであり、具体的な単方向逆止構造の設置方向は制限されない。あるいは、単方向逆止機構は塞ぎと配管の組み合わせ構造であってもよい。具体的に、輸水通路21は保水部材に接続管を介して接続され、接続管の最高点に孔を設置し、孔に塞ぎを設置し、給水バルブ1が給水しているときは塞ぎにより孔を封じ、給水バルブ1は閉じているときは塞ぎを除去し、孔を大気と連通させ、これにより輸水通路21と保水部材の中の水が霧化発生器3の出口から噴き出すことが実現される。単方向逆止機構により給水バルブ1が開いている間は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている間は大気と連通することができる限り、当業者は単方向逆止機構の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。
【0062】
なお、本発明で採用される単方向逆止機構は霧化発生器3に霧状水滴を順調に生成させることができる。給水バルブ1が常開する場合、水圧により霧化発生器3は霧状水滴を形成しにくいため、給水バルブ1を開けることで輸水通路21と保水部材内を貯水し、次に給水バルブ1を閉じ、この時、大気連通の原理により輸水通路21と保水部材の中の水が霧化発生器3から霧状水滴の形で衣類に噴き出され、霧化発生器3が衣類を霧化エアウォッシュを行うことが保証される。
【0063】
また、説明すべきなのは、本発明の衣類処理設備は、ドラム洗濯機、パルセータ洗濯機、洗濯乾燥機及び衣類ケアマシーン等であり得る。当業者は本発明の技術案の適用対象を柔軟に設定することができる。このような適用対象の調整及び変更は本発明の原理から逸脱しておらず、本発明の保護範囲内に属する。以下、ドラム洗濯機を合わせて本発明の技術案についてさらに説明する。
【0064】
具体的に、図1、2に示すように、本発明のドラム洗浄機は、箱本体と、箱本体に設置されたドラム4と、ドラム4の外ドラムと箱本体との間を接続する窓パッド5とを含む。霧化発生器3は、好ましく窓パッド5に設置され、且つ霧化発生器3の出口がドラム4の内チャンバーに向けて斜め向きで配置される(無論、他の方向に設置することもできる)、あるいは、ドラム4の内ドラムにある衣類に霧状水滴を噴き出し、霧化エアウォッシュを行える限り、霧化発生器3をドラム4の外ドラムに設置してもよい。また、ドラム洗濯機は、箱本体に設置される投入装置2をさらに含む。投入装置2は、衣類処理剤投入チャンバーと、衣類処理剤投入チャンバーの頂部に設置された水ボックスとを含み、水ボックス内に輸水通路21が形成され、輸水通路21の入水端は投入装置2の外側に設置される給水バルブ1に接続され、輸水通路21の出水端は配管を介して水箱6に接続され、水箱6は配管を介して霧化発生器3に接続され、水箱6は貯水機能を有し、単方向逆止バルブ7は輸水通路21および水箱6の外部に設置され、そして単方向逆止バルブ7は第1配管8を介して輸水通路21に接続され、第2配管9を介して水箱6に接続される(図2にはこの部分の構造が示されない)。
【0065】
好ましくは、単方向逆止バルブ7の設置位置は霧化発生器3の出口の設置位置と異なる高さの位置にある、即ち、単方向逆止バルブ7が大気と導通している場合は、単方向逆止バルブ7と霧化発生器3の出口とが一定の液面差を形成し、その結果、輸水通路21と水箱6の中に貯蔵されている水は、霧化発生器3をより容易に通過して霧状水滴の形で衣類に霧化される。ドラム洗濯機では、投入装置2の設置位置はドラム4の設置位置よりも高いのが一般的であるため、ドラム洗濯機の既存の構造を充分に生かすように、単方向逆止バルブ7の設置位置を霧化発生器3の出口の設置位置よりも高く設置するのがより好ましい。
【0066】
技術案2
図3に示すように、本発明の衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ1、投入装置2、保水部材及び霧化発生器3を含む。投入装置2は輸水通路21を含み、給水バルブ1は輸水通路21を介して保水部材の入水端に接続され、保水部材の出水端は第1配管9を介して霧化発生器3に接続され、第2配管10を介して衣類処理筒に接続され、霧化発生器3の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、輸水通路21及び・又は保水部材に単方向逆止構造が設置され、単方向逆止構造は給水バルブ1が開いている場合は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている場合は大気と連通するように設置される。その中、保水部材は水箱や水ボックスであってもよく、衣類処理設備の貯水槽であってもよい。保水部材が水を貯蔵・収容することができる限り、当業者は保水部材の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。霧化発生器3は超音波霧化発生器であってもよく、圧縮霧化発生器であってもよい。霧化発生器3が保水部材の中の水を、単方向逆止構造が大気と連通している場合に霧状水滴に変換し、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は霧化発生器3の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。また、単方向逆止構造は単方向逆止バルブ8を採用してもよい。例えば、特許番号201721853840.8における単方向逆止バルブ8を採用してもよい。該単方向逆止バルブ8の原理は従来技術に属するため、ここでは説明を省略する。無論、本発明では、他の単方向逆止構造を採用してもよい。例えば、単方向逆止構造は筒体、筒体に設置される移動ブロック及び筒体と移動ブロックを接続するばねを含み、筒体の底部に入水口が設置され、筒体の中部に出口が設置され、ばねは移動ブロックが頂部限界位置、中間位置及び底部限界位置の間に移動することを許容し、ばねが自然状態にある場合、ばねは移動ブロックを底部限界位置に保持し、この時、空気入口は出口と連通し、入水口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、単方向逆止構造が大気と連通することが実現され、水が入水口から流れ込むとき、水圧はばねの力を克服して移動ブロックを頂部限界位置に移動させることで、入水口が出口と連通し、空気入口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、水を通過させながら大気と隔離する単方向逆止構造が実現される。なお、上記頂部と底部は筒体を参照するものであり、具体的な単方向逆止構造の設置方向と具体的な設置位置は制限されない。あるいは、単方向逆止構造は塞ぎ構造であってもよい。具体的に、輸水通路21及び・又は保水部材の最高点に孔を設置し、孔に塞ぎを設置し、給水バルブ1が給水しているときは塞ぎにより孔を封じ、給水バルブ1は閉じているときは塞ぎを除去し、孔を大気と連通させ、これにより保水部材の中の水が霧化発生器3の出口から噴き出すことが実現される。単方向逆止構造により給水バルブ1が開いている間は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている間は大気と連通することができる限り、当業者は単方向逆止構造の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。さらに、輸水通路21にのみ単方向逆止構造を設置してもよい。この構造では、単方向逆止構造が大気と連通すると、輸水通路21と保水部材の中の水は霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。もちろん、輸水通路21と保水部材それぞれに単方向逆止構造を設置してもよい。これにより単方向逆止構造が大気と連通しているときは、輸水通路21と保水部材の中の水は霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。あるいは、保水部材にのみ単方向逆止構造を設置してもよい。この場合では、単方向逆止構造が大気と連通すると、少なくとも保水部材の中の水が霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。少なくとも保水部材の中の水が霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込み、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は単方向逆止構造の設置位置と分布方式を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。本発明では、第1配管9と第2配管10は、輸水通路21の同一の出水端を介して輸水通路21に接続されてもよく、それぞれ輸水通路21の異なる出水端を介して輸水通路21に接続されてもよい。この構造の変更は本発明の技術案から逸脱しておらず、本発明の保護範囲内に属する。
【0067】
なお、本発明で採用される単方向逆止構造は霧化発生器3に霧状水滴を順調に生成させることができる。給水バルブ1が常開する場合、水圧により霧化発生器3は霧状水滴を形成しにくいため、給水バルブ1を開けることで輸水通路21と保水部材内を貯水し、次に給水バルブ1を閉じ(この時の第2配管10は選択的に閉じる)、この時、大気連通の原理により少なくとも保水部材内の一部の水が霧化発生器3から霧状水滴の形で衣類に噴き出され、霧化発生器3が衣類を霧化エアウォッシュを行うことが保証される。衣類処理筒に大量に注水することが必要とされる場合は、霧化発生器3を閉じ、給水バルブ1を常開にし、第2配管10を連通状態にさせることで、衣類処理筒に持続的に注水することが実現される、そして、第2配管10は衣類処理筒上の注水口又はシャワーヘッド構造と直接に接続してもよい。
【0068】
また、説明すべきなのは、本発明の衣類処理設備は、ドラム洗濯機、パルセータ洗濯機、洗濯乾燥機及び衣類ケアマシーン等であり得る。当業者は本発明の技術案の適用対象を柔軟に設定することができる。このような適用対象の調整及び変更は本発明の原理から逸脱しておらず、本発明の保護範囲内に属する。以下、ドラム洗濯機を合わせて本発明の技術案についてさらに説明する。
【0069】
具体的に、図4に示すように、本発明のドラム洗浄機は、箱本体と、箱本体に設置されたドラム4と、ドラム4の外ドラムと箱本体との間を接続する窓パッド5とを含む。霧化発生器3は、好ましく窓パッド5に設置され、且つ霧化発生器3の出口がドラム4の内チャンバーに向けて斜め向きで配置される(無論、他の方向に設置することもできる)、あるいは、ドラム4の内ドラムにある衣類に霧状水滴を噴き出し、霧化エアウォッシュを行える限り、霧化発生器3をドラム4の外ドラムに設置してもよい。ドラム4又は窓パッド5にシャワーヘッド7が設置され、シャワーヘッド7の出口もドラム4の内チャンバーに向けて設置される。シャワーヘッド7は主にドラム4に水をスプリンクル注水するために用いられ、第2配管10には第2配管10の連通・遮断を制御できる制御弁を選択的に取り付けてもよい。また、ドラム洗濯機は、箱本体に設置される投入装置2をさらに含む。投入装置2は、衣類処理剤投入チャンバーと、衣類処理剤投入チャンバーの頂部に設置された水ボックスとを含み、水ボックス内に輸水通路21が形成され、輸水通路21の入水端は投入装置2の外側に設置される給水バルブ1に接続され、輸水通路21の出水端は配管を介して水箱6に接続され、水箱6は第1配管9を介して霧化発生器3に接続され、第2配管10を介してシャワーヘッド7に接続され、水箱6は貯水機能を有し、単方向逆止バルブ8は輸水通路21に設置される。無論、単方向逆止バルブ8を輸水通路21の他の位置に設置してもよい。当業者は輸水通路21にある単方向逆止バルブ8の設置位置を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。このような単方向逆止バルブ8の設置位置の調整と変更は本発明を制限しなく、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0070】
好ましくは、単方向逆止バルブ8の設置位置は霧化発生器3の出口の設置位置と異なる高さの位置にある、即ち、単方向逆止バルブ8が大気と導通している場合は、単方向逆止バルブ8と霧化発生器3の出口とが一定の液面差を形成し、その結果、輸水通路21と水箱6の中に貯蔵されている水は、霧化発生器3をより容易に通過して霧状水滴の形で衣類に霧化される。ドラム洗濯機では、投入装置2の設置位置はドラム4の設置位置よりも高いのが一般的であるため、ドラム洗濯機の既存の構造を充分に生かすように、単方向逆止バルブ8の設置位置を霧化発生器3の出口の設置位置よりも高く設置するのがより好ましい。
【0071】
技術案3
図5に示すように、本発明の衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ1、投入装置2、保水部材及び霧化発生器3を含む。投入装置2は輸水通路21を含み、給水バルブ1は輸水通路21の入水端に接続され、輸水通路21の出水端は保水部材を介して霧化発生器3に接続され、霧化発生器3の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、輸水通路21及び・又は保水部材に単方向逆止構造が設置され、単方向逆止構造は、給水バルブ1が開いている場合は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている場合は大気と連通するように設置される。その中、保水部材は水箱や水ボックスであってもよく、衣類処理設備の貯水槽であってもよい。保水部材が水を貯蔵・収容することができる限り、当業者は保水部材の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。霧化発生器3は超音波霧化発生器であってもよく、圧縮霧化発生器であってもよい。霧化発生器3が保水部材の中の水を、単方向逆止構造が大気と連通している場合に霧状水滴に変換し、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は霧化発生器3の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。また、単方向逆止構造は単方向逆止バルブ7を採用してもよい。例えば、特許番号201721853840.8における単方向逆止バルブ7を採用してもよい。該単方向逆止バルブ7の原理は従来技術に属するため、ここでは説明を省略する。無論、本発明では、他の単方向逆止構造を採用してもよい。例えば、単方向逆止構造は筒体、筒体に設置される移動ブロック及び筒体と移動ブロックを接続するばねを含み、筒体の底部に入水口が設置され、筒体の中部に出口が設置され、ばねは移動ブロックが頂部限界位置、中間位置及び底部限界位置の間に移動することを許容し、ばねが自然状態にある場合、ばねは移動ブロックを底部限界位置に保持し、この時、空気入口は出口と連通し、入水口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、単方向逆止構造が大気と連通することが実現され、水が入水口から流れ込むとき、水圧はばねの力を克服して移動ブロックを頂部限界位置に移動させることで、入水口が出口と連通し、空気入口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、水を通過させながら大気と隔離する単方向逆止構造が実現される。なお、上記頂部と底部は筒体を参照するものであり、具体的な単方向逆止構造の設置方向と具体的な設置位置は制限されない。あるいは、単方向逆止構造は塞ぎ構造であってもよい。具体的に、輸水通路21及び・又は保水部材の最高点に孔を設置し、孔に塞ぎを設置し、給水バルブ1が給水しているときは塞ぎにより孔を封じ、給水バルブ1は閉じているときは塞ぎを除去し、孔を大気と連通させ、これにより保水部材の中の水が霧化発生器3の出口から噴き出すことが実現される。単方向逆止構造により給水バルブ1が開いている間は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている間は大気と連通することができる限り、当業者は単方向逆止構造の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。さらに、輸水通路21にのみ単方向逆止構造を設置してもよい。この構造では、単方向逆止構造が大気と連通すると、輸水通路21と保水部材の中の水は霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。もちろん、輸水通路21と保水部材それぞれに単方向逆止構造を設置してもよい。これにより単方向逆止構造が大気と連通しているときは、輸水通路21と保水部材の中の水は霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。あるいは、保水部材にのみ単方向逆止構造を設置してもよい。この場合では、単方向逆止構造が大気と連通すると、少なくとも保水部材の中の水が霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込む。少なくとも保水部材の中の水が霧化発生器3を介して衣類処理筒の内部に流れ込み、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は単方向逆止構造の設置位置と分布方式を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。
【0072】
なお、本発明で採用される単方向逆止構造は霧化発生器3に霧状水滴を順調に生成させることができる。給水バルブ1が常開する場合、水圧により霧化発生器3は霧状水滴を形成しにくいため、給水バルブ1を開けることで輸水通路21と保水部材内を貯水し、次に給水バルブ1を閉じ、この時、大気連通の原理により少なくとも保水部材の中の水が霧化発生器3から霧状水滴の形で衣類に噴き出され、霧化発生器3が衣類を霧化エアウォッシュを行うことが保証される。
【0073】
また、説明すべきなのは、本発明の衣類処理設備は、ドラム洗濯機、パルセータ洗濯機、洗濯乾燥機及び衣類ケアマシーン等であり得る。当業者は本発明の技術案の適用対象を柔軟に設定することができる。このような適用対象の調整及び変更は本発明の原理から逸脱しておらず、本発明の保護範囲内に属する。以下、ドラム洗濯機を合わせて本発明の技術案についてさらに説明する。
【0074】
具体的に、図6に示すように、本発明のドラム洗浄機は、箱本体と、箱本体に設置されたドラム4と、ドラム4の外ドラムと箱本体との間を接続する窓パッド5とを含む。霧化発生器3は、好ましく窓パッド5に設置され、且つ霧化発生器3の出口がドラム4の内チャンバーに向けて斜め向きで配置される(無論、他の方向に設置することもできる)、あるいは、ドラム4の内ドラムにある衣類に霧状水滴を噴き出し、霧化エアウォッシュを行える限り、霧化発生器3をドラム4の外ドラムに設置してもよい。また、ドラム洗濯機は、箱本体に設置される投入装置2をさらに含む。投入装置2は、衣類処理剤投入チャンバーと、衣類処理剤投入チャンバーの頂部に設置された水ボックスとを含み、水ボックス内に輸水通路21が形成され、輸水通路21の入水端は投入装置2の外側に設置される給水バルブ1に接続され、輸水通路21の出水端は配管を介して水箱6に接続され、水箱6は配管を介して霧化発生器3に接続され、水箱6は貯水機能を有し、単方向逆止バルブ7は輸水通路21に設置される。無論、単方向逆止バルブ7を輸水通路21の他の位置に設置してもよい。当業者は輸水通路21にある単方向逆止バルブ7の設置位置を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。このような単方向逆止バルブ7の設置位置の調整と変更は本発明を制限しなく、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0075】
好ましくは、単方向逆止バルブ7の設置位置は霧化発生器3の出口の設置位置と異なる高さの位置にある、即ち、単方向逆止バルブ7が大気と導通している場合は、単方向逆止バルブ7と霧化発生器3の出口とが一定の液面差を形成し、その結果、輸水通路21と水箱6の中に貯蔵されている水は、霧化発生器3をより容易に通過して霧状水滴の形で衣類に霧化される。ドラム洗濯機では、投入装置2の設置位置はドラム4の設置位置よりも高いのが一般的であるため、ドラム洗濯機の既存の構造を充分に生かすように、単方向逆止バルブ7の設置位置を霧化発生器3の出口の設置位置よりも高く設置するのがより好ましい。
【0076】
技術案4
図7に示すように、本発明の衣類処理設備は、衣類処理筒、給水バルブ1、投入装置2及び霧化発生器3を含む。投入装置2は輸水通路21を含み、給水バルブ1は輸水通路21の入水端に接続され、輸水通路21の出水端は第1配管4を介して霧化発生器3に接続され、輸水通路21の出水端は第2配管5にも接続され、第2配管5の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、霧化発生器3の出口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、第2配管5は大気と連通するように設置される。その中、第2配管5は衣類処理筒と直接に接続されてもよく、第2配管5の出口が衣類処理筒の上方に設置されてもよい。第2配管5を介して衣類処理筒に注水することができる限り、当業者は第2配管5の設置と接続方式を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。また、本発明の技術案はマルチドラム構造を有する衣類処理設備にも応用できる。例えばダブルドラム洗濯機には第1ドラムと第2ドラムが含まれ、その中、霧化発生器3の出口は第1ドラムの内チャンバーに向けて設置され、第2配管5の出口は第2ドラムの内チャンバーに向けて設置されるため、同一の給水バルブ1を介して第1ドラムと第2ドラムに注水することが実現される。その中、第1ドラムには霧化注水(他の注水構造を含んでもよい)が実現され、第2ドラムには直接注水(スプリンクル注水など)が実現される。少なくとも衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は本発明の応用情景を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。霧化発生器3は超音波霧化発生器であってもよく、圧縮霧化発生器であってもよい。霧化発生器3が輸水通路21と第1配管4の中の水を、第2配管5が大気と連通している場合に霧状水滴に変換し、衣類を霧化エアウォッシュを行うことができる限り、当業者は霧化発生器3の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。なお、本発明の第2配管5は大気と常に連通する構造であってもよい。例えば第2配管5の出口が衣類処理筒の上方に設置され、且つ第2配管5の出口が衣類処理筒の内チャンバーに向けて設置され、無論、第2配管5は大気と選択的に連通する構造であってもよい、以下、この構造について本発明の技術案をさらに説明する。
【0077】
好ましくは、第2配管5は配管本体と配管本体に設置される単方向逆止構造とを含み、単方向逆止構造は給水バルブ1が開いている場合は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている場合は大気と連通するように設置される。その中、単方向逆止構造は単方向逆止バルブを採用してもよい。例えば、特許番号201721853840.8における単方向逆止バルブを採用してもよい。該単方向逆止バルブの原理は従来技術に属するため、ここでは説明を省略する。無論、本発明では、他の単方向逆止構造を採用してもよい。例えば、単方向逆止構造は筒体、筒体に設置される移動ブロック及び筒体と移動ブロックを接続するばねを含み、筒体の底部に入水口が設置され、筒体の中部に出口が設置され、ばねは移動ブロックが頂部限界位置、中間位置及び底部限界位置の間に移動することを許容し、ばねが自然状態にある場合、ばねは移動ブロックを底部限界位置に保持し、この時、空気入口は出口と連通し、入水口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、単方向逆止構造が大気と連通することが実現され、水が入水口から流れ込むとき、水圧はばねの力を克服して移動ブロックを頂部限界位置に移動させることで、入水口が出口と連通し、空気入口と出口は移動ブロックにより隔離されるため、水を通過させながら大気と隔離する単方向逆止構造が実現される。なお、上記頂部と底部は筒体を参照するものであり、具体的な単方向逆止構造の設置方向と具体的な設置位置は制限されない。あるいは、単方向逆止構造は塞ぎ構造であってもよい。具体的に、第2配管5の最高点に孔を設置し、孔に塞ぎを設置し、給水バルブ1が給水しているときは塞ぎにより孔を封じ、給水バルブ1は閉じているときは塞ぎを除去し、孔を大気と連通させ、これにより輸水通路21と第1配管4の中の水が霧化発生器3の出口から噴き出すことが実現される。単方向逆止構造により給水バルブ1が開いている間は大気と隔離し、給水バルブ1が閉じている間は大気と連通することができる限り、当業者は単方向逆止構造の具体的な構造を実際の応用に応じて柔軟に設置できる。本発明では、上記給水バルブ1が閉じている場合、輸水通路21の中の一部の水が第1配管4に入り、他の水は第2配管5に入る。第1配管4と第2配管5は、輸水通路21の同一の出水端を介して輸水通路21に接続されてもよく、それぞれ輸水通路21の異なる出水端を介して輸水通路21に接続されてもよい。この構造の変更は本発明の技術案から逸脱しておらず、発明の保護範囲内に属する。
【0078】
なお、本発明で採用される単方向逆止構造は霧化発生器に霧状水滴を順調に生成させることができる。給水バルブが常開する場合、水圧により霧化発生器は霧状水滴を形成しにくいため、給水バルブを開けることで輸水通路内を貯水し、次に給水バルブを閉じ、この時、大気連通の原理により輸水通路と第1配管の中の水が霧化発生器から霧状水滴の形で衣類に噴き出され、霧化発生器が衣類を霧化エアウォッシュを行うことが保証される。
【0079】
また、説明すべきなのは、本発明の衣類処理設備は、ドラム洗濯機、パルセータ洗濯機、洗濯乾燥機及び衣類ケアマシーン等であり得る。当業者は本発明の技術案の適用対象を柔軟に設定することができる。このような適用対象の調整及び変更は本発明の原理から逸脱しておらず、本発明の保護範囲内に属する。以下、ドラム洗濯機を合わせて本発明の技術案についてさらに説明する。
【0080】
具体的に、本発明のドラム洗浄機は、箱本体と、箱本体に設置されたドラムと、ドラムの外ドラムと箱本体との間を接続する窓パッドとを含む。霧化発生器は、好ましく窓パッドに設置され、且つ霧化発生器の出口がドラムの内チャンバーに向けて斜め向きで配置される(無論、他の方向に設置することもできる)、あるいは、ドラムの内ドラムにある衣類に霧状水滴を噴き出し、霧化エアウォッシュを行える限り、霧化発生器をドラムの外ドラムに設置してもよい。また、ドラム洗濯機は箱本体に設置された投入装置をさらに含む。投入装置は衣類処理剤投入チャンバーと、衣類処理剤投入チャンバーの頂部に設置された水ボックスとを含むみ、水ボックス内に輸水通路(即ち衣類処理剤投入チャンバーが輸水通路の下方に設置される)が形成され、輸水通路の入水端は投入装置の外側に設置される給水バルブに接続され、輸水通路の出水端は第1配管を介して霧化発生器に接続され、第2配管を介してドラムの外ドラムに直接接続され、第2配管に単方向逆止バルブが設置される。その中、第1配管を介して輸水通路の出水端を霧化発生器と直接接続させてもよく、輸水通路と霧化発生器の間に水箱を設置し、即ち輸水通路の出水端は先に配管を介して水箱と接続し、水箱がもう一つの配管を介して霧化発生器と接続してもよい。水箱は貯水機能を有する。
【0081】
好ましくは、単方向逆止バルブの設置位置は霧化発生器の出口の設置位置と異なる高さの位置にある、即ち、単方向逆止バルブが大気と導通している場合は、単方向逆止バルブと霧化発生器の出口とが一定の液面差を形成し、その結果、輸水通路と第1配管の中に貯蔵されている水は、霧化発生器をより容易に通過して霧状水滴の形で衣類に霧化される。ドラム洗濯機では、投入装置の設置位置はドラムの設置位置よりも高いのが一般的であるため、ドラム洗濯機の既存の構造を充分に生かすように、単方向逆止バルブの設置位置を霧化発生器の出口の設置位置よりも高く設置するのがより好ましい。
【0082】
これで、本発明の技術案を、図面に示された好ましい実施形態と合わせて説明したが、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは、当業者には容易に理解される。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴に対して同等の変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術案はいずれも、本発明の保護範囲に含まれる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2021-12-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材、霧化発生器及び単方向逆止機構を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路の入水端に接続され、前記輸水通路の出水端は前記保水部材を通じて前記霧化発生器に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記単方向逆止機構は前記輸水通路及び前記保水部材にそれぞれ接続され、前記単方向逆止機構は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項2】
前記投入装置は、前記輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含み、及び/又は前記給水バルブは前記投入装置の外側に設置されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項3】
前記単方向逆止機構の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項に記載の衣類処理設備。
【請求項4】
前記単方向逆止機構は単方向逆止バルブ、第1配管及び第2配管を含み、前記単方向逆止バルブは前記第1配管を通じて前記輸水通路に接続され、前記単方向逆止バルブは前記第2配管を通じて前記保水部材に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理設備。
【請求項5】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路を通じて前記保水部材の入水端に接続され、前記保水部材の出水端は第1配管を通じて前記霧化発生器に接続され、第2配管を通じて前記衣類処理筒に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記輸水通路及び/又は前記保水部材に単方向逆止構造が設置され、前記単方向逆止構造は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項6】
前記衣類処理筒に前記第2配管と接続するシャワーヘッドが設置され、且つ前記シャワーヘッドのシャワー口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設置されることを特徴とする、請求項に記載の衣類処理設備。
【請求項7】
前記単方向逆止構造は前記輸水通路の入水端に近づけて設置され、及び/又は前記単方向逆止構造の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項に記載の衣類処理設備。
【請求項8】
衣類処理筒、給水バルブ、投入装置、保水部材及び霧化発生器を含み、前記投入装置は輸水通路を含み、前記給水バルブは前記輸水通路の入水端に接続され、前記輸水通路の出水端は前記保水部材を通じて前記霧化発生器に接続され、前記霧化発生器の出口は前記衣類処理筒の内チャンバーに向けて設けられ、前記輸水通路及び/又は前記保水部材に単方向逆止構造が設置され、前記単方向逆止構造は、前記給水バルブが開いている場合は大気と隔離し、前記給水バルブが閉じている場合は大気と連通するように設置されることを特徴とする、衣類処理設備。
【請求項9】
前記単方向逆止構造は前記輸水通路の入水端に近づけて設置され、及び/又は前記単方向逆止構造の設置位置は前記霧化発生器の出口の設置位置よりも高いことを特徴とする、請求項に記載の衣類処理設備。
【請求項10】
前記給水バルブは前記投入装置の外側に設置されることを特徴とする、請求項に記載の衣類処理設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、投入装置は輸水通路の下端に設置される衣類処理剤投入チャンバーをさらに含み、及び/又は給水バルブは投入装置の外側に設置される
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、衣類処理筒に第2配管と接続するシャワーヘッドが設置され、且つシャワーヘッドのシャワー口は衣類処理筒の内チャンバーに向けて設置される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は輸水通路の入水端に近づけて設置され、及び/又は単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
上記衣類処理設備の好ましい技術案では、単方向逆止構造は輸水通路の入水端に近づけて設置され、及び/又は単方向逆止構造の設置位置は霧化発生器の出口の設置位置よりも高い
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】削除
【補正の内容】
【国際調査報告】