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  • 特表-時計の週数を表示する機構 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-27
(54)【発明の名称】時計の週数を表示する機構
(51)【国際特許分類】
   G04B 19/24 20060101AFI20220420BHJP
【FI】
G04B19/24 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021552949
(86)(22)【出願日】2020-03-02
(85)【翻訳文提出日】2021-09-06
(86)【国際出願番号】 IB2020051749
(87)【国際公開番号】W WO2020178708
(87)【国際公開日】2020-09-10
(31)【優先権主張番号】19161236.5
(32)【優先日】2019-03-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501099611
【氏名又は名称】パテック フィリップ ソシエテ アノニム ジュネーブ
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ユメール パスカル
(72)【発明者】
【氏名】ヒュッシー アルヴァロ
(57)【要約】
本発明は、時計のムーブメントに適合させることを意図した週数を表示する機構であって、52又は53個の歯を含む週のスターホイール(1)と、週ロッカー(2)であって、駆動可動装置(5)によるロッカー(2)の作動時に、週のスターホイール(1)の歯付き配置と協働するように配置された可撓性フィンガー(3)を含む、週ロッカー(2)と、を備え、1つの駆動可動装置(5)が、時計のムーブメントによって1日1ステップ駆動され、週の最後の日から週の最初の日まで過ぎたときに、7日に1回週ロッカー(2)を作動させるように配置される。本発明によれば、駆動可動装置は、7個の歯を含む駆動スターホイール(5)であり、そのうちの6個の歯が、週ロッカー(2)と協働しないように配置されたいわゆるサイレント歯(51)であり、上記歯のうちの1個の歯が、週の最後の日から週の最初の日まで過ぎたときに、週に一度週ロッカー(2)を作動させるように配置された駆動歯(52)である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
時計のムーブメントに適合させることを意図した週数を表示する機構であって、
52又は53個の歯を含む週のスターホイール(1)と、
週ロッカー(2)であって、駆動可動装置(5)による前記ロッカー(2)の作動時に、前記週のスターホイール(1)の歯と協働するように配置された可撓性フィンガー(3)を含む、週ロッカー(2)と、
を備え、
前記1つの駆動可動装置(5)は、前記時計のムーブメントによって1日1ステップ駆動され、週の最後の日から週の最初の日に移るときに、7日に1回前記週ロッカー(2)を作動させるように配置され、
前記駆動可動装置は、7個の歯を含む駆動スターホイール(5)であり、そのうちの6個の歯は、前記週ロッカー(2)と協働しないように配置されたいわゆるサイレント歯(51)であり、前記歯のうちの1個の歯は、前記週の最後の日から週の最初の日に移るときに、前記週ロッカー(2)を週に一度作動させるように配置された駆動歯(52)である、
ことを特徴とする、機構。
【請求項2】
ジャンパーの作用を受け、前記駆動スターホイール(5)と協働してその角度位置を確保するように配置された7個の歯を有するスターホイールを更に備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の機構。
【請求項3】
前記7個の歯を有する前記スターホイールは、前記駆動スターホイール(5)に固定的に同軸に取り付けられる、
ことを特徴とする、請求項2に記載の機構。
【請求項4】
前記時計のムーブメントによって1日1ステップだけ回転させ、曜日のジャンパー(71)の作用を受けて、当該曜日の角度位置を確保することができる曜日スターホイール(7)を更に備え、
前記曜日スターホイール(7)は、1日1ステップだけ前記駆動歯(52)を駆動させるために前記駆動スターホイール(5)の前記サイレント歯(51)及び前記駆動歯(52)と協働するように配置された7個の歯を含む、
ることを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の機構。
【請求項5】
前記駆動スターホイール(5)の前記6個のサイレント歯(51)は同じ長さであり、前記駆動歯(52)は、前記サイレント歯(51)よりも長い、
ことを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載の機構。
【請求項6】
前記週ロッカー(2)の可撓性フィンガー(3)は、前記ロッカー(2)と一体部品で作られている、
ことを特徴とする、請求項1~5の何れか1項に記載の機構。
【請求項7】
駆動スターホイール(5)の前記駆動歯(52)と協働する前記週ロッカー(2)のアクティブエンド(4)が、傾斜面の形状を有する、
ことを特徴とする、請求項1~6の何れか1項に記載の機構。
【請求項8】
前記曜日スターホイール(7)が、前記時計のムーブメントにより1日1回転の速度で駆動できる駆動ホイール(9)によって支持される曜日フィンガー(8)によって1日1ステップで駆動される、
ことを特徴とする、請求項4から7の何れか1項に記載の機構。
【請求項9】
前記曜日フィンガー(8)は、係合解除可能に配置され、すなわち前記曜日スターホイール(7)を作動させ、前記駆動ホイール(9)が第1の方向に回転するときに、前記曜日スターホイール(7)を1ステップ前進させるようにし、前記駆動ホイール(9)が第2の方向に回転するときに、前記曜日スターホイール(7)を作動させないようにする、
ことを特徴とする、請求項1~8に記載の機構。
【請求項10】
前記曜日フィンガー(8)は、前記駆動ホイール(9)に固定されたピン(91)と協働するように配置されて、前記駆動ホイール(9)が第1の方向に回転するときに、前記フィンガー(8)は、前記曜日スターホイール(7)を作動させることができる位置で前記ピン(91)に当接するようにし、
前記曜日フィンガー(8)は、前記曜日フィンガー(8)と一体部品であるか又は前記曜日フィンガー(8)と組み立てられた戻りストリップ(81)を備え、前記戻りストリップ(81)は、前記駆動ホイール(9)が第2の方向で回転するときに、前記ピン(91)と協働するような形状にされ、その結果、前記曜日スターホイール(7)の1個の歯と接触状態の前記曜日フィンガー(8)は、前記曜日スターホイール(7)を駆動することなく前記戻りストリップ(81)の作用を受けて枢動し、曜日スターホイール(7)の駆動を再開できる位置に留まり、すなわち前記駆動ホイール(9)が前記第1の方向の回転を再開したときに、前記ピン(91)に当接する位置に留まる、
ことを特徴とする、請求項1~9の何れか1項に記載の機構。
【請求項11】
前記週スターホイール(1)によって支持される週数を表示するための部材、好ましくは針を更に備える、
ことを特徴とする、請求項1~10の何れか1項に記載の機構。
【請求項12】
請求項1~11の何れか1項に記載された前記週数を表示するための機構を備える時計のムーブメント。
【請求項13】
請求項12に記載のムーブメントを備える時計。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計のムーブメントに適合させることを意図とした週数を表示するための機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、週数を表示するための機構は、週の最後の日から週の最初の日に過ぎたときに、週に1ステップずつ週数を表示する部材を駆動するように構成されている。表示部材は、一般に、52歯又は53歯のスターホイールにより支持されているため、毎週1/52又は1/53回転する。この角度移動は極めて小さいので、機能が正確且つ精密に行われることを保証するのが難しい場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、本発明の目的は、単純な設計を有するが正確且つ精密に機能が行われるのを保証することができる時計のムーブメントに適合させることを意図した週数を表示するための機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、請求項1にて特許請求されたような週数を表示するための機構、並びに請求項12に特許請求された時計のムーブメント、及び請求項13に特許請求された時計に関する。
【0005】
添付図は、一例として、本発明による週数を表示するための機構の一実施形態を概略的に示している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】週の最後の日の間に本発明による週数を表示するための機構を示す図である。
図2】週の最初の日の間に本発明による週数を表示するための機構を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明による週数を表示するための機構は、時計のムーブメントに適合することを意図している。当該機構は、週用のスターホイール1を備え、スターホイール1は、53個の歯を含み、週数を表示するための部材、好ましくは針(図示せず)を有する。週数を表示する部材は、特に53個の数字を含む目盛りと協働することができ、週の最終日から翌週の初日まで過ぎた(移った)ときに、毎週1ステップずつ前進するように配置される。
【0008】
以下、週の最終日は日曜日とみなされ、週の最初の日が月曜日とみなされる(これは、曜日の番号付けに関する標準規格ISO 8601に対応します)。もちろん、他の選択肢も実施可能である(例えば、ユダヤ暦など、一部の国及び文化では、週は日曜日に始まる)。
【0009】
週のスターホイール1は、ムーブメントのブリッジ又はプレート上で枢動する週用ロッカー2によって、週に1ステップ(1/53回転)だけ駆動される。週ロッカー2は、週ロッカー2が枢動するときに週スターホイール1の歯と協働するように配置された可撓性フィンガー3を備える。可撓性フィンガー3及び週ロッカー2は、一体部品で作られることが好ましい。週用のジャンパー13は、週スターホイール1の位置決め及び角変位を保証する。
【0010】
週ロッカー2は、例示の実施形態では傾斜面の形状であり、駆動スターホイール5と協働することを意図したアクティブエンド4を更に備える。最後に、週ロッカー2は、戻りばね6の作用を受ける。
【0011】
駆動スターホイール5は、週に1回転するように配置されている。このため、駆動スターホイール5は、適切な運動連鎖機構により時計のムーブメントに接続することができる。駆動スターホイール5は、同様に、日曜日から月曜日に通過する際に、週に1回、週ロッカー2のアクティブエンド4と協働するように配置されて、当該週ロッカー2がその戻りばね6の作用に逆らって枢動するようにさせ、これにより、週スターホイール1をロッカー2の可撓性フィンガー3を介して1ステップだけ枢動させるようにする。
【0012】
本発明によれば、駆動スターホイール5は、7個の歯を含み、そのうちの6個の歯は、週の1日目から6日目(月曜日から土曜日)に対応するサイレント歯51と呼ばれ、週ロッカー2のアクティブエンド4と協働しないように配置される。駆動歯52と呼ばれる第7の歯のみが、週ロッカー2のアクティブエンド4と協働して、上記ロッカー2を枢動させ、従って、週スターホイール1を1ステップ前進させるように配置されている。好ましくは、6個のサイレント歯51は同じサイズ(週ロッカー2のアクティブエンド4の経路に入らないように十分に短い)であり、一方、駆動歯52は、週ロッカー2のアクティブエンド4を作動させることができるように比較的長い。
【0013】
この駆動スターホイール5及びその特定の形状の結果として、週ロッカー2の極めて小さな角度移動を容易且つ効果的に管理することが可能である。
【0014】
例示の実施形態では、週数を表示するための機構は、曜日を表示するための機構と協働する。詳細には、駆動スターホイール5は、曜日スターホイール7によって1日当たり1ステップ駆動され、スターホイール7は、駆動スターホイール5のサイレント歯51及び駆動歯52の両方と協働するように配置された7個の歯を含む。
【0015】
曜日スターホイール7は、駆動ホイール9に取り付けられた曜日のフィンガー8によって、真夜中又はほぼ真夜中を通過するときに1日1ステップ駆動され、駆動ホイール9自体は、時計のムーブメントによって1日1回転の速度で駆動される。例示の実施形態では、駆動ホイール9は、セッティングホイール11及び中間ホイール12を介してムーブメントの正時にホイール10に接続される。
【0016】
曜日スターホイール7は、好ましくは、週の曜日(図示せず)を表示するための部材(例えば、針)を有する。曜日スターホイール7の位置決め及び変位は、曜日用のジャンパー71によって保証される。
【0017】
好ましくは、曜日フィンガー8は、係合解除可能に配置され、すなわち、駆動ホイール9によって駆動されて、駆動ホイール9が第1の方向(図では反時計回り方向)に回転するときに曜日スターホイール7を作動させ、駆動ホイール9が第2の方向に回転するとき(反転針設定)には、上記曜日ホイール7を作動させない。従来、このような曜日フィンガーを係合解除するために、曜日フィンガーは、駆動ホイールに枢動方式で取り付けられ、上記駆動ホイールに打ち込まれたピンと協働して、戻りばねの作用を受ける。上記の戻りばねは、一方の端部が駆動ホイールに固定され、他方の端部が曜日フィンガーと協働する。戻りばねは、一般に、ねじを囲む2本のピンを使用してホイールに固定される。しかしながら、特にホイールの厚みが薄い場合、ピンの十分な軸方向の保持及び十分な数の巻き数を有するねじ山がスクリューを保持できるとは限らないので、ホイールへの戻りばねの固定及び案内が問題になることが多い。
【0018】
この問題を解決するために、例示の実施形態では、曜日フィンガー8は、駆動ホイール9上に枢動方式で取り付けられ、曜日フィンガー8と一体部品であるか又はこれと組み立てられる戻りストリップ81を備える。曜日フィンガー8は、駆動ホイール9に固定されたピン91と協働して、駆動ホイール9が第1の方向、図では反時計回りの方向に回転すると、ピン91が曜日フィンガー8に当接してこれを駆動するようになり、曜日フィンガー8は、曜日スターホイール7と協働して、これを段階的に前進させる。戻りストリップ81は、駆動ホイール9が第2の方向(図では時計回り)に回転すると、戻りストリップ81がピン91と協働状態になるような形状にされ、その結果、曜日スターホイール7の歯と接触状態になった曜日フィンガー8は、前記曜日スターホイール7を駆動することなくその戻りストリップ81の作用下で枢動し、曜日スターホイール7の駆動を再開できる位置に留まり、すなわち、駆動ホイール9が第1の方向への回転を再開したときにピン91に当接状態に戻るようになる。
【0019】
本実施形態による曜日フィンガー8を用いると、駆動ホイール9の製造が簡素化され、曜日フィンガー8の係合解除機能を確保しながら、駆動ホイール9への曜日フィンガー8の取り付けが容易になる。
【0020】
例示の実施形態では、週数を表示するための機構は、ユーザが作動させることができる、週数を補正するための装置を更に備え、また、戻りばね15に関連付けられた週を補正するためのレバー14を備え、レバー14は、週ロッカー2を作動させ、これにより週スターホイール1をユーザの要求に応じて段階的に前進させる。週ロッカー2、詳細にはそのアクティブエンド4、並びに週を補正するためのレバー14は、週ロッカー2が週を補正するためのレバー14によって作動されたときに、駆動スターホイール5を作動させないように配置されている。
【0021】
同様に、週の曜日を表示するための機構は、同様に、好ましくは、ユーザによって作動させることができる曜日を補正するための装置を備え、レバー17によって制御されて戻りばね18の作用を受ける曜日用の補正器16を含む。曜日補正器16は、ユーザの要求に応じて、曜日スターホイール7を段階的に作動させるように配置されている。このような週の曜日の補正中、曜日フィンガー8が係合解除される(すなわち、曜日フィンガー8が、その戻りストリップ81の作用に逆らって、ピン91に対してもはや当接していない位置にまで枢動するようになる)ことに起因して、曜日スターホイール7の回転は、駆動ホイール9を駆動しない。例示の実施形態では、曜日補正器16は、同様に、週の曜日の補正中に曜日フィンガー8と曜日スターホイール7の相対位置が、フィンガー8とスターホイール7の歯との間の当接位置をもたらすことができるときに、曜日スターホイール7の経路から外れて曜日フィンガー8を枢動させるように配置されている。従って、曜日補正器16は、最適な動作を保証し、曜日フィンガー8と曜日スターホイール7の歯との間の何れかの当接位置を回避することを可能にし、この当接位置は、機構の目詰まり又は破損につながる可能性がある。
【0022】
変形形態として、週スターホイール1は、52個の歯のみを含むことができ、これは、53週の年は極めてまれであるので、52週の週数を毎年補正する必要が排除され、53週を有するまれな年の間に補正する必要だけで済む。
【0023】
一般に、本発明による週数を表示するための機構は、52又は53個の歯を有し、週数を表示するための部材を保持することを意図した週スターホイールと、週のスターホイールの歯と協働するように配置された可撓性フィンガーを含む週ロッカーと、1日1ステップで駆動され、週の最後の日から週の最初の日に過ぎた(移った)ときに7日に1回週ロッカーを作動させるように配置された駆動可動装置と、を備え、上記の週ロッカーの可撓性フィンガーは、週スターホイールの歯と協働して、これを1ステップ前進させる。本発明によれば、駆動可動装置は、7個の歯を有する駆動スターホイールであり、そのうち6個の歯は、週ロッカーと協働しないように配置されたサイレント歯であり、そのうち1個の歯は、週に一度上記ロッカーと協働するように配置された駆動歯である。
【0024】
好ましくは、6個のサイレント歯は同じ長さであり、駆動歯は、上記サイレント歯よりも長い。
【0025】
好ましくは、週ロッカーの可撓性フィンガーは、上記ロッカーと一体部品で作られる。
【0026】
好ましくは、駆動スターホイールは、サイレント歯及び駆動スターホイールの駆動歯と協働するように配置された7個の歯を含む曜日スターホイールによって駆動され、1日に1ステップだけ回転させることができ、曜日ジャンパーの作用を受けてその角度位置を確保する。
【0027】
駆動スターホイールを駆動するための他の代替形態が可能であり、例えば、駆動スターホイールは、1日に1回転するように配置されたフィンガーによって駆動することができる。駆動スターホイールに固定して同軸状に取り付けられて、ジャンパーの作用を受ける7個の歯を備えたスターホイールは、駆動スターホイールの角度位置を確保できるように配置することができる。
【0028】
このようにして、シンプルな設計でありながら、週ロッカー及びその可撓性フィンガーの小さな角移動にもかかわらず、正確で精密な動作を可能にする、週数を表示する機構が提供される。また、この機構は、週の曜日を表示する機構だけでなく、従来の補正装置とも容易に関連付けることができる。
【0029】
変形形態として、月などの他の情報の表示を可能にするために、上記のような表示機構を適合させることも可能である。
図1
図2
【国際調査報告】