(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-27
(54)【発明の名称】アセンブリの取付デバイス及び取付方法
(51)【国際特許分類】
A47B 47/04 20060101AFI20220420BHJP
F16B 12/46 20060101ALI20220420BHJP
F16B 7/20 20060101ALI20220420BHJP
A47B 97/00 20060101ALI20220420BHJP
A47B 96/00 20060101ALI20220420BHJP
F21V 33/00 20060101ALI20220420BHJP
F21S 4/28 20160101ALI20220420BHJP
F21Y 103/10 20160101ALN20220420BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220420BHJP
【FI】
A47B47/04 B
F16B12/46 A
F16B7/20 D
A47B97/00 M
A47B96/00 Z
F21V33/00 110
F21S4/28
F21Y103:10
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021553397
(86)(22)【出願日】2020-03-08
(85)【翻訳文提出日】2021-10-27
(86)【国際出願番号】 IB2020051997
(87)【国際公開番号】W WO2020183335
(87)【国際公開日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】102019000003593
(32)【優先日】2019-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516265621
【氏名又は名称】ボルトルッツィ システミ エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】スポンガ,ブルーノ
【テーマコード(参考)】
3B054
3J024
3J039
3K014
【Fターム(参考)】
3B054AA02
3B054BA06
3B054BA11
3B054BA15
3B054BC04
3B054BC08
3B054BC12
3J024AA12
3J024BB02
3J024CA18
3J039AA07
3J039BB02
3J039FA12
3K014AA01
3K014PA01
(57)【要約】
棚のフレームを構築する、第1(12)及び第2(10)の直線中空フレームセグメントのための取付デバイス(30)を説明する。このフレームには光LEDストリップ(20)が装着される。このデバイスは、前記表面の溝(22)の中に挿入され得るよう、かつ第1のセグメントの角度が付いた表面に最も近い表面の溝の部分を満たすように、表面の溝(22)の幅に相当する寸法を有する平坦面(72)を含んだ第3の部分(72)を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棚のフレームを構築する、第1の直線中空フレームセグメント(12)及び第2の直線中空フレームセグメント(10)のための取付デバイス(30)であって、前記フレームには光LEDストリップ(20)が装着され、
2つの直線セグメントは、
それぞれの長手方向軸(X、Y)に沿って細長く、
同軸の内部空洞が装備され、
前記長手方向軸のうち一方に対して第1の角度だけ角度が付けられたそれぞれの表面に沿って、それらの2つの相補的端部において接合可能であり、それによって第1及び第2の直線セグメントは接続可能で、90°の角度を形成し、
少なくとも第1のセグメントは、表面の溝(22)を備え、そこにおいて前記光LEDストリップ(20)をよく見えるように設定することができて、前記角度が付いた表面から前記セグメントの中央に向けて延び、
前記デバイスは、前記表面の溝(22)の中に挿入されるよう、かつ前記第1のセグメントの前記角度が付いた表面に最も近い前記表面の溝(22)の部分を満たすように、前記表面の溝(22)の幅に相当する寸法を有する平坦面(72)を備える、取付デバイス(30)。
【請求項2】
それぞれの前記角度が付いた表面において、第1の直線セグメントの内部空洞の中に同軸で挿入され得るよう、軸(Y2)に沿って形状付けられた細長い、第1の部分(40)と、
それぞれの前記角度が付いた表面において、第2の直線セグメントの内部空洞の中に同軸で挿入され得るよう、軸(X2)に沿って形状付けられた細長い、第2の部分(46)と、
平坦面(72)を備えた、第3の部分(72)と、
から構成された、硬質体を備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第3の部分は当接面(74)を備え、前記当接面(74)は、
前記第1の角度と等しい角度だけ、前記第2の部分の軸に対して角度が付けられ、
前記第2の直線セグメントの端部において、前記角度が付いた面に対して当接するよう適応される、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第3の部分は、前記第1の部分の上/中に統合して得られる、請求項2または3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記第2及び/または第3の部分は、前記第1の部分から片持ち梁式に突出した部分として形成される、請求項2、3、または4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記平坦面及び前記当接面は、2つの平面に置かれ、それらは90°以上、詳細には120°または135°を形成する、請求項3~5のうちいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記当接面は、
前記第1及び第2の部分におけるそれぞれの前記軸を備えた面に直交し、
前記第1及び第2の部分におけるそれぞれの前記軸の各々に対して、45°だけ傾斜した平面に置かれる、請求項3~6のうちいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記平坦面は、三角形の領域に構成され、前記三角形の第1の辺は、前記平坦面と前記当接面との間の縁部を画定する、請求項3~7のうちいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記第1及び第3の部分は、前記デバイスの残り部分から突出したシェルを形成する、請求項3~8のうちいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
請求項1で定義された第1(10)の直線中空セグメント及び第2(12)の直線中空セグメントの組立方法であって、
要素(30)が前記第1及び第2のセグメントの中に挿入され、前記要素は、表面の溝の中に挿入されるよう、かつ前記第1のセグメントの角度が付いた面に最も近い前記表面の溝の部分を満たすように、前記表面の溝の幅に相当する寸法の、例えば三角の平坦面(72)を備える、組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDストリップが装着された、家具の棚または棚ユニットの取付デバイス及び取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
家具アイテムまたはキャビネットには、しばしは埋め込まれたLED光ストリップを有する棚が設けられることが、知られている。LEDストリップは一般的に、下方を照らしてユーザがキャビネットの内側を探るのを容易にするために、棚のフレームにおける前部セグメントの表面に取り付けられる。
【0003】
LEDストリップは、前部セグメントに得られた直線座部の内側に設置され、このセグメントの延長に沿って延びる。LEDストリップの端部は、フレームの側部セグメントに一致するよう、それらの共通接点の縁部において45°で切断される。
【0004】
このタイプの組立は、いくつかの欠点を有する。
【0005】
まず、LEDストリップの端部において実施される45°の切断は、困難な作業であり、精確性を必要とする。さらに困難なのは、(通常金属製またはプラスチックである)セクションバーを45°に切断して、LEDストリップのための座部を作り出すことである。これら全ての作業は、製造誤差、浪費、及び工数を含む。
【0006】
加えて、電気的安全性の課題が存在する。LEDに電気を供給する導電ケーブルは、セクションバーの内側で、小さい曲率半径でLEDに到達するよう延びる。ケーブルが、鋭い角またはセクションバーのバリで剥がれる危険があり、それによって棚の金属部で短絡することになる。
【0007】
最後に、LEDストリップをその座部から引き出すことは、非常に労力を要し、道具、多くの力、及び経験が必要とされる。セクションバーの内隅部の内側における、LEDストリップの楔形は、45°に一致させることと同様に、引き出すことをさらに困難にする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
当技術分野のこの状況を改善することが、本発明の主な目標であり、それは添付の特許請求の範囲において定義され、その中で従属請求項は有利な変形を定義する。
【0009】
別の目標は、LEDストリップが装着された、家具の棚または棚ユニットの改善された取付デバイス、及び取付方法を提供することである。
【0010】
別の目標は、LEDストリップが装着された、家具アイテムまたは棚ユニットの改善された棚を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
取付デバイスは、棚のフレームを構築する、第1及び第2の直線中空フレームセグメントのためのものであり、このフレームには光LEDストリップが装着され、
前記2つの直線セグメントは、
それぞれの長手方向軸に沿って細長く、
同軸の内部空洞が設けられ、
例えば平坦で、前記長手方向軸のうち一方に対して第1の角度(例えば45°)だけ角度が付けられた表面に沿って、それらの2つの相補的端部において接合可能であり、それによって第1及び第2の直線セグメントは接続可能で、90°の角度を形成し、
少なくとも第1のセグメントは、表面の溝を備え、そこにおいて光LEDストリップをよく見えるよう設定することができ、光LEDストリップは、前記角度が付いた表面からセグメントの中央に向けて延びる。
【0012】
取付デバイスは、表面の溝の中にぴったりと挿入されるよう、かつ第1のセグメントの角度が付いた面に最も近い表面の溝の部分を満たすために、表面の溝の幅に相当する寸法を有する平坦面を備える。
【0013】
この取付デバイスのおかげで、LEDストリップは、矩形平面を有することができ、すなわち角度が付くことがなく、または斜めの端部がない。前記平坦面は、LEDストリップの一方の端部と、2つのセグメントの接合縁部との間に得られた空間を占有する。したがって、前述のLEDストリップの準備、及び取付作業は、大幅に簡略化される。
【0014】
前記平坦面を統合するために最適な、好ましい変形において、取付デバイスは、
それぞれの角度が付いた表面に対応した、第1の直線セグメントにおける内部空洞の中に同軸で挿入され得るよう、軸に沿って形状付けられ、かつ細長くした第1の部分と、
それぞれの角度が付いた表面に対応した、第2の直線セグメントにおける内部空洞の中に同軸で挿入され得るよう、軸に沿って形状付けられ、かつ細長くした第2の部分と、
平坦面を備えた第3の部分と、から構成された、硬質体を備える。
【0015】
好ましい変形において、第3の部分は当接面を備え、この当接面は、
前記第1の角度と等しい角度だけ、第2の部分の軸に対して角度が付けられ、
第2の直線セグメントにおいて存在する角度が付いた面に対して当接するよう(好ましくは一致するよう)適合される。
【0016】
当接面は、取付デバイスと第2の直線セグメントとの間の連結及び整合に好都合であるので、有利である。加えて、この当接面は、前記平坦面のための台座部を定めるので、取付デバイスの構造を簡略化する。
【0017】
取付デバイスの形状及び製作を簡略化する、好ましい変形において、第3の部分は、第1の部分の上/中に統合して得られる。
【0018】
取付デバイスの形状及び製作を簡略化する、好ましい変形において、第2及び/または第3の部分は、第1の部分から片持ち梁式に突出した部品として得られる。
【0019】
構造的簡略化、及び45°(前記第1の角度が45°の場合)の端部を伴う直線セグメントに対する向上した適応性の、好ましい変形において、前記平坦面は当接面に隣接する。詳細には前記平坦面及び当接面は、2つの面の上に置かれ、それらは90°以上、詳細には120°または135°の角度を形成する。
【0020】
好ましい変形において、前記平坦面は、第1及び第2の部分のそれぞれの軸を備えた面に平行な面に対して30~60°、詳細には40~50°の角度を形成する面の上に置かれる。
【0021】
好ましい変形において、前記当接面は、
第1及び第2の部分におけるそれぞれの軸を備えた平面に直交し、
第1及び第2の部分におけるそれぞれの軸に対して45°だけ傾斜した、
平面に置かれる。
【0022】
この構成は、当接面の、直線セグメントの端部への適応性を改善する。
【0023】
好ましい変形において、前記平坦面は三角形の領域から成り、この三角形の第1の辺は、前記平坦面と当接面との間の縁部を画定する。詳細には、この三角形は直角三角形であり、前記第1の辺は斜辺で、前記平坦面と当接面との間の縁部を画定する。
【0024】
好ましくは、前記三角形における第2の辺は、表面の溝の縁部及び/または第2の部分の軸に対して平行であり、前記空間を良好に延ばす。
【0025】
好ましくは、前記三角形における第3の辺は、表面の溝の長手方向軸に直交し、前記空間を良好に延ばす。
【0026】
平坦面の三角形は、LEDストリップの端部と直線セグメントの接合縁部との間の、表面の溝における空間を延ばすために好適である。
【0027】
好ましい変形において、前記平坦面は、三角の辺に沿った窪みを備え、スクリュードライバの先端を挿入してLEDストリップを取り外すために有利である。詳細には、この窪みは、前記三角における第3の辺に実現される。
【0028】
詳細には、好ましい構造は、第1及び第3の部分のアセンブリが、デバイスの残り部から片持ち梁式に延びたシェルを形成するものと見做す。したがって、第1及び第3の部分は、薄く、軽量で、関連の直線セグメントの中に容易に挿入可能である。
【0029】
詳細には、構造を簡略化するために、シェルは3つの壁すなわち、
共通の直線を有する仮想平面上に置かれ、第1のセグメントの軸に対して平行で、第1のセグメントの軸に対して共通に平行な縁部を有する、2つの壁と、
他の2つの壁のうち少なくとも一方に隣接し、前記角度が付いた表面に対して平行となるよう、前記第1の角度と等しい角度だけ、前記共通の直線に対して傾斜した平面上に置かれる、第3の壁と、を備える。
【0030】
詳細には、シェルにおける2つの壁のうち一方は、前記平坦面によって構成され、第3の壁は、前記当接面によって構成される。
【0031】
第1及び/または第2の部分を、それぞれのセグメントの中に挿入するのを容易にするために、好ましくは第1の部分は、この部分の軸に直交する切断面上に考慮された断面を有し、それは実質的に一定である。
【0032】
第3の部分を、表面の溝における開口部の中に挿入するのを容易にするために、好ましくは第3の部分は、第1の部分の軸に直交する切断面上に考慮された断面を有し、それは実質的に一定である。
【0033】
LEDストリップのための電源供給ケーブルが曲がるのを容易にするために、好ましくは第1及び第3の部分、または前記シェルは、開チャネルを介してデバイスの残り部に適合させる。詳細には、第1及び第3の部分を接続する部分、または前記シェルを、デバイスの残り部に接続する部分は、丸みを帯びた、及び/または湾曲した外形である縁部を呈する。
【0034】
本発明の別の態様は、上記で定めたように、第1及び第2の直線中空セグメントのための第1の組立方法であり、
1つの変形または各変形において、上記で定めたような取付デバイスは、第1及び第2のセグメントの中に挿入される。
【0035】
本発明の別の態様は、上記で定めたように、第1及び第2の直線中空セグメントのための第2の組立方法であり、
ある要素が第1及び第2のセグメントの中に挿入され、この要素は、表面の溝の中にぴったりと挿入されるよう、かつ第1のセグメントの角度が付いた面に最も近い表面の溝の部分を満たすように、表面の溝の幅に相当する寸法の平坦面を含む部分を備える。
【0036】
第1及び第2の方法は、取付デバイスのために上記で定めた変形を共有する。
【0037】
本発明の利点は、添付の図面を参照して、システムの好ましい例における以下の説明から、より明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】家具または棚ユニットのための棚における前縁部の、三次元図である。
【
図3】
図2のIII-IIIの面における垂直断面図、ならびに分離した構成要素を示す図である。
【
図4】
図2のIV-IVの面における垂直断面図、ならびに分離した構成要素を示す図である。
【
図5】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図6】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図7】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図8】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図9】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図10】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図11】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図12】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図13】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【
図14】棚の構成要素の、異なる空間の向きにおける三次元図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
図面において、同じ番号は、同じまたは概念的に類似の部分を示し、要素は使用中のものとして記載される。図面を煩雑にしないために、いくつかの参照番号は省略する。
【0040】
図1は棚10の縁部を示す。棚10は、前部セグメント12、底部セグメント(図示せず)、及び2つの側部セグメント14によって形成されたフレームを備える。セグメント12、14は中空の管状部品であり、それぞれの軸X、Yに沿って細長い。セグメント12、14の端部は、それらの軸に対して45°で切断され、互いに適合できる角度が付いた表面Sを形成する(
図1及び
図2参照)。
【0041】
セグメント12、14は、全体的に矩形または方形のフレームを形成するために組み立てることができる。棚10の対象物支持面16は、使用中に水平面に置かれる。
【0042】
前部セグメント12には、座部または表面の溝22が設けられ、その内側において、LEDストリップ20を表面に設定することができる。LEDストリップ20の電気供給回路は20Xで表わされ、電力ケーブルは100で表わされる。
【0043】
LEDストリップ20は両端部を有し(
図1及び
図2)、LEDストリップ20の長手方向軸Lに直交する壁で終端する。
【0044】
LEDストリップ20の両端部は、前部セグメント12の内側に部分的に、かつ側部セグメント14の内側に部分的に取り付けられた構成要素30の一部を介して、側部セグメント14の端部(表面S)に各々接合される。構成要素30は、セグメント12、14間の45°接合部を跨ぐ(
図2)。すなわち、構成要素30の一部は、表面Sに最も近い表面の溝22の一部を延ばし、表面の溝22にLEDストリップ20の端部を接続する。
【0045】
構成要素30は、棚10における2つの鏡状材料に取り付けられる。鏡状材料は、ストリップ20の各端部のため、及びセグメント12と2つの側部セグメント14との間の、角度が付いた各接合部のためのものである。簡潔にするために、左の構成要素について説明する。ここでは分離して30で示し、
図5~
図12で明確に確認できる。
【0046】
構成要素30は、縁部90で接合された2つの部分を備え、部分40は、前部セグメント12の内側に同軸で挿入することができ、部分46は、側部セグメント14の内側に同軸で挿入可能である。
【0047】
部分40は、Y2軸に沿って延び、部分46は、X2軸に沿って延びる。Y2軸及びX2軸はそれぞれ、セグメント12、14の長手方向軸X、Yに平行である。したがって、2つの部分40、46は、互いに直交する2つの方向に沿って延びる(Y2軸及びX2軸は直交する)。
【0048】
部分40、46は、各々単一部品であり、1つの部品として構成要素30に構成される。しかし、たとえ有利であっても、構成要素30または部分40、46が1つの部品として作られる必要はない。
【0049】
部分40は、Y2軸に沿って長手方向に延びる平坦面58によって、中央に形成され、そこから壁52は直交して延び、平坦面58に平行な任意の突出した歯54で終端する。平坦面58から、壁52に対して反対側に第2の壁56が延び、それは最終的に、壁52に平行、かつずらされた平面上に置かれる。好ましくは、壁52及び平坦面58は、湾曲した断面を有するセクション57によって接続される。
【0050】
Y2軸に沿って隅部90に向かう平坦面58は、壁52の基部よりも広く、それによって壁52は、平坦面58が隅部90に達するより前に終端する。それによって、隅部90において平坦面58の自由部分80が存在し、そこに部分46を接続することができることになる。
【0051】
部分46は、V字のように配置された2つの壁60、70によって断面が画定され、V字の頂点は90°の角度を形成する。壁70、60は、壁56及び52の置かれた平面に直交する平面上に置かれる。
【0052】
壁70は、セグメント12の角度が付いた表面Sに最も近い溝22のセクションを満たすよう、表面の溝20の幅(
図1も参照)に対応した寸法の平坦面72に属する。
【0053】
壁60は、表面62に属する。表面62及び平坦面72は、互いに直交する面上に実質的に置かれる。
【0054】
部分46は、任意の当接面74を備える。当接面74は、表面SとX軸との間の角度と等しい角度だけ、Y2軸に対して角度が付けられる。したがって当接面74は、セグメント14の端部において、角度が付けられた表面Sに対して当接するよう適応される。
【0055】
平坦面72は、直角三角形の形状の領域から成り、この三角形の第1の辺が、平坦面72と当接面74との間の縁部を画定する。三角形の第2の辺は、X2及びX軸に平行である。
【0056】
好ましい変形において、平坦面は、三角形の辺に沿って窪み76を備える。
【0057】
表面62、平坦面72、及び当接面74は、ある種のシェルを形成し、それは、セグメント12の中に両方とも挿入可能、かつセグメント14の角度が付いた端部Sに対してもたれかかることができる。
【0058】
図7及び
図8において、電気ケーブル100が、いかにして構成要素30の内側に横たわり、セグメント14を横断して、LEDストリップ20に電気を供給するのかを表わすために示される。
【0059】
いかにしてケーブル100が、切断面または小さすぎる曲率半径に遭遇することなく、90°だけ湾曲されるかを示す(例えば
図7参照)。詳細には、壁52及び/またはセクション57の縁部は丸みが付けられ、湾曲した外形であり、ケーブル100のために曲率半径を最大にする。
【国際調査報告】