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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-02
(54)【発明の名称】衣類処理装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 39/00 20200101AFI20220422BHJP
   D06F 39/12 20060101ALI20220422BHJP
【FI】
D06F39/00 A
D06F39/12 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021538258
(86)(22)【出願日】2019-12-24
(85)【翻訳文提出日】2021-08-26
(86)【国際出願番号】 CN2019127708
(87)【国際公開番号】W WO2020135376
(87)【国際公開日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】201811637787.7
(32)【優先日】2018-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811637774.X
(32)【優先日】2018-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811634364.X
(32)【優先日】2018-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】520148792
【氏名又は名称】海爾智家股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1 Haier Road, Laoshan District Qingdao, Shandong 266101 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】劉尊安
(72)【発明者】
【氏名】孫广彬
(72)【発明者】
【氏名】朱国防
(72)【発明者】
【氏名】宋立軍
(72)【発明者】
【氏名】程宝珍
【テーマコード(参考)】
3B165
3B166
【Fターム(参考)】
3B165AA02
3B165AA12
3B165AA15
3B165AA24
3B165AB04
3B165AE01
3B165AE02
3B165BA12
3B165BA33
3B165BA45
3B165BA49
3B165BA50
3B165BA52
3B165BA59
3B165BA72
3B165BA84
3B165BA85
3B165BA86
3B165CA02
3B165CA04
3B165CA11
3B165CC03
3B165FA01
3B165FA02
3B165GH03
3B165GH04
3B165JM03
3B166AA02
3B166AA12
3B166AA15
3B166AA24
3B166AB04
3B166AE01
3B166AE02
3B166BA12
3B166BA33
3B166BA45
3B166BA49
3B166BA50
3B166BA52
3B166BA59
3B166BA72
3B166BA84
3B166BA85
3B166BA86
3B166CA02
3B166CA04
3B166CA11
3B166CC03
3B166FA01
3B166FA06
3B166FB01
3B166HA16
3B166HA32
3B166HA34
3B166HA53
3B166HA54
3B166JM03
(57)【要約】
衣類処理装置は、本体を含み、更に、本体の上部に設置される第1表示装置と、本体の少なくとも1つの側面に設置される第2表示装置、を含む。前記第1表示装置と第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示する。前記第2表示装置は、パネルベースの前側、及び/又は左側、及び/又は右側に装着可能である。当該衣類処理装置は、異なるインターフェースで表示を行う複数の表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚からの表示結果を提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含む衣類処理装置において、
前記本体の上部に設置される第1表示装置、及び、
前記本体の少なくとも1つの側面に設置される第2表示装置、を含み、
前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示することを特徴とする衣類処理装置。
【請求項2】
前記本体はパネルベースを含み、前記第2表示装置は、パネルベースの前側、及び/又は左側、及び/又は右側に装着されており、
好ましくは、前記第2表示装置はパネルベースの前側に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含み、前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されており、
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルは、それぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられており、前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続されることを特徴とする請求項3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられており、前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記表示プレート外パネルは、外側から前記表示プレートホルダを覆い、前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには互いに係合する位置決め構造が設置されており、
好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネルの内側に設置される位置決めポールと、表示プレートホルダの本体に設置される位置決め挿入孔を含み、前記位置決めポールと前記位置決め挿入孔の位置は対応するように設置されており、
好ましくは、前記位置決め挿入孔は前記開口の左右両側に位置することを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記表示プレート外パネル及び表示プレートホルダには、更に、互いに係合する接続構造が設置されており、前記接続構造は、表示プレート外パネルに設置される第2係接孔と、表示プレートホルダの対応位置に設置される第2係接片を含み、
好ましくは、前記第2係接片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記表示プレートホルダ上の第2係接片の一方の側は表示プレートホルダの裏面に固定されており、他方の側は表示プレートホルダの裏面から遠ざかる方向に水平に延伸しており、第2係接片の延伸端には突出構造が設けられており、
好ましくは、前記第2係接片の両側には位置規制遮断リブが設置されており、前記位置規制遮断リブと第2係接片の延伸方向は同じであり、
好ましくは、前記位置規制遮断リブと第2係接片は一定の距離を隔てて設置されており、前記第2係接孔は、第2係接片との係接後、両側の位置規制遮断リブの間に規制され、
好ましくは、前記位置規制遮断リブの水平の延伸長は第2係接片の延伸長よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面には、更に、パネルベースに接続される接続片が設置されており、接続片には、固定部材を挿通させる接続孔が設けられており、前記パネルベースには、接続片と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられており、前記接続片を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔に挿通して固定孔に固定し、
好ましくは、前記表示プレートホルダには退避口が設置されており、表示プレート外パネルの裏面に設置された接続片が前記退避口に挿通されてパネルベースに接続され、
好ましくは、前記接続片は、表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸し、前記接続孔は接続片の延伸端に位置しており、
好ましくは、前記接続片には補強リブが設置されており、前記補強リブの延伸方向は、接続片の延伸方向と同じ及び/又は垂直であり、
好ましくは、前記接続片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項3~8のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記表示プレートホルダの裏面には、更に、パネルベースと係接する第3係接片が設置されており、前記パネルベースの前側の対応位置には第3係接孔が設置されており、
好ましくは、前記第3係接片と接続片は間隔を隔てて交互に設置され、
好ましくは、前記接続片の長さは第3係接片の長さよりも大きいことを特徴とする請求項3~9のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項11】
本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されている衣類処理装置において、更に、
上蓋内に設置され、且つ発光構造を含む第1表示装置と、
本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含み、
前記第1表示装置及び第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示することを特徴とする衣類処理装置。
【請求項12】
前記上蓋は、ベース、及び、前記ベースに接続されるカバープレートを含み、前記発光構造はベース内に設置されており、前記カバープレートは透光領域と非透光領域を有し、透光領域は発光構造の光源の真上からずらして設置され、
好ましくは、発光構造はベース内に周設される環状のテープライト構造であり、発光構造から出射された光線は、カバープレートの透光領域を貫通して光線が均一なテープ状の光を形成することを特徴とする請求項11に記載の衣類処理装置。
【請求項13】
前記発光構造は、ベースに嵌入されるとともに順に接続されて溝型構造を形成する第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面を含み、透光領域は、第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面により形成される溝型構造を少なくとも部分的に覆い、前記第1環状面には、照明光を出射する発光ユニットが設置されており、
好ましくは、発光ユニットと第1環状面は接着により接続が実現され、
より好ましくは、発光ユニットは環状のLEDライトであることを特徴とする請求項11又は12に記載の衣類処理装置。
【請求項14】
前記第1環状面と前記カバープレートとは夾角を形成しており、
好ましくは、第1環状面とカバープレートの間の夾角は45°~135°の間であり、
より好ましくは、第1環状面の設置長は発光ユニットに対応していることを特徴とする請求項13に記載の洗濯機の上蓋構造。
【請求項15】
前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含み、前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されており、
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルはそれぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項11~14のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項16】
前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられており、前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続され、
好ましくは、前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられており、前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられていることを特徴とする請求項15に記載の衣類処理装置。
【請求項17】
前記表示プレート外パネルは、外側から前記表示プレートホルダを覆い、前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには互いに係合する位置決め構造が設置されており、
好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネルの内側に設置される位置決めポールと、表示プレートホルダの本体に設置される位置決め挿入孔を含み、前記位置決めポールと前記位置決め挿入孔の位置は対応するように設置されており、
好ましくは、前記位置決め挿入孔は前記開口の左右両側に位置することを特徴とする請求項15又は16に記載の衣類処理装置。
【請求項18】
前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには、更に、互いに係合する接続構造が設置されており、前記接続構造は、表示プレート外パネルに設置される第2係接孔と、表示プレートホルダの対応位置に設置される第2係接片を含み、
好ましくは、前記第2係接片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項15~17のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項19】
前記表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面には、更に、パネルベースに接続される接続片が設置されており、接続片には、固定部材を挿通させる接続孔が設けられており、前記パネルベースには、接続片と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられており、前記接続片を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔に挿通して固定孔に固定し、
好ましくは、前記表示プレートホルダには退避口が設置されており、表示プレート外パネルの裏面に設置された接続片が前記退避口に挿通されてパネルベースに接続され、
好ましくは、前記接続片は、表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸し、前記接続孔は接続片の延伸端に位置しており、
好ましくは、前記接続片には補強リブが設置されており、前記補強リブの延伸方向は、接続片の延伸方向と同じ及び/又は垂直であり、
好ましくは、前記接続片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項15~18のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項20】
前記表示プレートホルダの裏面には、更に、パネルベースと係接する第3係接片が設置されており、前記パネルベースの前側の対応位置には第3係接孔が設置されており、
好ましくは、前記第3係接片と接続片は間隔を隔てて交互に設置され、
好ましくは、前記接続片の長さは第3係接片の長さよりも大きいことを特徴とする請求項15~19のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項21】
本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されている衣類処理装置において、更に、
上蓋に設置されて衣類処理装置の操作情報を表示する第1表示装置と、
本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含むことを特徴とする衣類処理装置。
【請求項22】
前記上蓋はハウジングとカバープレートを含み、前記ハウジングには第1表示装置を収容する収容溝が設けられており、第1表示装置を前記収容溝に装入したあと、前記カバープレートでハウジングの上面を覆うことを特徴とする請求項21に記載の衣類処理装置。
【請求項23】
前記第1表示装置は、第1表示制御モジュールであって、集積して設置される表示モジュールと制御モジュールを含み、前記収容溝は上向きの開口を有しており、第1表示制御モジュールは開口から収容溝に配設され、前記カバープレートが収容溝の開口を覆い、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールは、取り外し可能に開口から前記収容溝に固定されることを特徴とする請求項22に記載の衣類処理装置。
【請求項24】
前記ハウジングは上ハウジング及び下ハウジングを含み、前記上ハウジングには第1貫通孔が設けられており、前記第1表示制御モジュールが前記第1貫通孔に配設され、第1貫通孔の下部には、これと係合する密封蓋が設けられており、前記収容溝を形成して第1表示制御モジュールの下部をカバー及び密封し、
好ましくは、前記密封蓋は底板と側板を含み、前記側板は底板の辺縁を取り巻くように設置されており、底板と側板が連携して上方が開口した凹型空間を有することを特徴とする請求項23に記載の衣類処理装置。
【請求項25】
前記第1表示制御モジュールは、位置規制構造を利用して前記第1貫通孔に配設され、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する挿接片が設けられており、前記第1貫通孔の辺縁の対応位置には、挿接片と係合する挿接口が設けられており、
好ましくは、前記挿接片は、第1表示制御モジュールの辺縁から外側に延伸し、且つ水平方向に一定の距離延伸することで形成され、前記挿接口は、第1貫通孔の内周縁に設けられる下方に窪んだ切り欠きであり、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールが第1貫通孔に配設される際に、前記挿接片は上から下へ挿接口に挿入され、第1表示制御モジュールの上面と上ハウジングの上面が面一となることを特徴とする請求項24に記載の衣類処理装置。
【請求項26】
前記第1表示制御モジュールと第1貫通孔には、互いに係合する位置決め構造が更に設けられており、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する位置決め片が設けられており、前記第1貫通孔の内周の対応位置には、位置決め片と係合する位置決め孔が設けられており、
好ましくは、前記位置決め片は、第1表示制御モジュールの厚み方向に一定の距離延伸しており、
好ましくは、前記位置決め孔は、上下に貫通する孔とするか、上部が開口し、底部が閉塞された切り欠きとすることを特徴とする請求項24又は25に記載の衣類処理装置。
【請求項27】
前記収容溝には、第1表示装置への洗浄水の進入を防止するシール構造が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジングの上面には第1凹溝が設置されており、前記第1凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第1シールリングが設けられており、前記カバープレートが上ハウジングに装着されると、第1シールリングがカバープレートと上ハウジングとの隙間を密封し、
好ましくは、前記上ハウジングの下面には第2凹溝が設置されており、前記第2凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第2シールリングが設けられており、前記密封蓋が上ハウジングに装着されると、密封蓋の周縁が第2シールリングを押圧することで、密封蓋と上ハウジングとの隙間が密封されることを特徴とする請求項22~26のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項28】
前記カバープレートには表示操作領域が設置されており、カバープレートが装着されてハウジングを覆うと、前記表示操作領域と第1表示装置が上下に対応して、表示及び/又は制御が行われることを特徴とする請求項22~27のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項29】
前記下ハウジングには装着溝が設置されており、前記上ハウジングと下ハウジングが上下に配設されると、前記第1表示装置とその下部の密封蓋が前記装着溝内に位置することを特徴とする請求項24~28のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項30】
前記上ハウジングと下ハウジングには対応する観察窓開口が設けられており、前記上ハウジングと下ハウジングは上下に対応して取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記上ハウジングと下ハウジングの外縁には第1係合構造が設けられており、前記上ハウジング/下ハウジングは一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合片と係合する係合孔が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングの観察窓開口の辺縁には第2係合構造が設けられており、前記上ハウジング/下ハウジングの観察窓開口の辺縁は一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合孔が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングにおける観察窓開口の辺縁と外縁との間の領域にはネジ接続構造が設置されていることを特徴とする請求項24~29のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類処理装置の分野に属し、具体的には衣類処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機技術の発展に伴って、洗濯機の表示効果は次第に多彩化しており、洗濯機の操作の快適性や表示の美しさに対するユーザの要求も高まる一方である。また、洗濯機の外観の美しさや使用の利便性は、ユーザが製品を選択する際の重要な指標となっている。
【0003】
現在、関連の技術において、洗濯機に表示される内容は数が多く、雑然としているため、ユーザにとって識別しにくく、表示効果が不十分である。また、表示インターフェースの設計もやや画一的である。例えば、洗濯機の前側のコントロールパネルに表示インターフェースが設置されており、且つ、表示インターフェースの表示方向は上方を向いている。そのため、ユーザは遠くからでは洗濯機の運転状態を観察不可能であり、洗濯機に近付いて近距離から観察せねばならないことから、ユーザエクスペリエンスに劣る。且つ、山のような表示内容はユーザの判断にも影響を及ぼし、洗濯機の操作を複雑化させている。このことは、ユーザが良好なヒューマンコンピュータインタラクション体験を得るのに不利である。
【0004】
以上に鑑みて、本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の瑕疵を解消するために、衣類処理装置を提供することである。本発明の衣類処理装置は、異なるインターフェースで表示を行う複数の表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚からの表示結果を提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、本発明で採用する技術方案の基本思想は以下の通りである。
【0007】
本発明の第1の目的は、本体を含み、更に、本体の上部に設置される第1表示装置と、本体の少なくとも1つの側面に設置される第2表示装置、を含み、前記第1表示装置と第2表示装置が、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示する衣類処理装置を提供することである。
【0008】
更なる方案として、前記本体はパネルベースを含み、前記第2表示装置は、パネルベースの前側、及び/又は左側、及び/又は右側に装着されており、好ましくは、前記第2表示装置はパネルベースの前側に装着されている。
【0009】
更なる方案として、前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含む。前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されている。
【0010】
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルは、それぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続される。
【0011】
更なる方案として、前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられている。前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続される。
【0012】
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続される。
【0013】
更なる方案として、前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられている。前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられている。
【0014】
更なる方案として、前記表示プレート外パネルは、外側から前記表示プレートホルダを覆う。前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには互いに係合する位置決め構造が設置されている。
【0015】
好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネルの内側に設置される位置決めポールと、表示プレートホルダの本体に設置される位置決め挿入孔を含む。前記位置決めポールと前記位置決め挿入孔の位置は対応するように設置されている。好ましくは、前記位置決め挿入孔は前記開口の左右両側に位置する。
【0016】
更なる方案として、前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには、更に、互いに係合する接続構造が設置されている。前記接続構造は、表示プレート外パネルに設置される第2係接孔と、表示プレートホルダの対応位置に設置される第2係接片を含む。
【0017】
好ましくは、前記第2係接片は、前記開口の外周まわりに複数設置される。
【0018】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ上の第2係接片の一方の側は表示プレートホルダの裏面に固定されており、他方の側は表示プレートホルダの裏面から遠ざかる方向に水平に延伸している。第2係接片の延伸端には突出構造が設けられている。
【0019】
好ましくは、前記第2係接片の両側には位置規制遮断リブが設置されている。前記位置規制遮断リブと第2係接片の延伸方向は同じである。
【0020】
好ましくは、前記位置規制遮断リブと第2係接片は一定の距離を隔てて設置されている。前記第2係接孔は、第2係接片との係接後、両側の位置規制遮断リブの間に規制される。
【0021】
好ましくは、前記位置規制遮断リブの水平の延伸長は第2係接片の延伸長よりも大きい。
【0022】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面には、更に、パネルベースに接続される接続片が設置されており、接続片には、固定部材を挿通させる接続孔が設けられている。前記パネルベースには、接続片と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられている。前記接続片を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔に挿通して固定孔に固定する。
【0023】
好ましくは、前記表示プレートホルダには退避口が設置されており、表示プレート外パネルの裏面に設置された接続片が前記退避口に挿通されてパネルベースに接続される。
【0024】
好ましくは、前記接続片は、表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸する。前記接続孔は接続片の延伸端に位置している。
【0025】
好ましくは、前記接続片には補強リブが設置されている。前記補強リブの延伸方向は、接続片の延伸方向と同じ及び/又は垂直である。
【0026】
好ましくは、前記接続片は、前記開口の外周まわりに複数設置される。
【0027】
更なる方案として、前記表示プレートホルダの裏面には、更に、パネルベースと係接する第3係接片が設置されており、前記パネルベースの前側の対応位置には第3係接孔が設置されている。好ましくは、前記第3係接片と接続片は間隔を隔てて交互に設置される。
【0028】
好ましくは、前記接続片の長さは第3係接片の長さよりも大きい。
【0029】
本発明の第2の目的は、本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されており、更に、上蓋内に設置され、且つ発光構造を含む第1表示装置と、本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含み、前記第1表示装置と第2表示装置が、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示する衣類処理装置を提供することである。
【0030】
更なる方案として、前記上蓋は、ベースと、ベースに接続されるカバープレートを含む。前記発光構造はベース内に設置されている。前記カバープレートは透光領域と非透光領域を有し、透光領域は発光構造の光源の真上からずらして設置される。好ましくは、発光構造はベース内に周設される環状のテープライト構造であり、発光構造から出射された光線は、カバープレートの透光領域を貫通して光線が均一なテープ状の光を形成する。
【0031】
更なる方案として、前記発光構造は、ベースに嵌入されるとともに順に接続されて溝型構造を形成する第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面を含む。透光領域は、第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面により形成される溝型構造を少なくとも部分的に覆う。前記第1環状面には、照明光を出射する発光ユニットが設置されている。
【0032】
好ましくは、発光ユニットと第1環状面は接着により接続が実現される。より好ましくは、発光ユニットは環状のLEDライトである。
【0033】
更なる方案として、前記第1環状面とカバープレートは夾角を形成している。好ましくは、第1環状面とカバープレートの間の夾角は45°~135°の間である。より好ましくは、第1環状面の設置長は発光ユニットに対応している。
【0034】
更なる方案として、前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含む。前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されている。
【0035】
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルはそれぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続される。
【0036】
更なる方案として、前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられている。前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続される。
【0037】
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続される。
【0038】
好ましくは、前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられている。前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられている。
【0039】
更なる方案として、前記表示プレート外パネルは、外側から前記表示プレートホルダを覆う。前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには互いに係合する位置決め構造が設置されている。好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネルの内側に設置される位置決めポールと、表示プレートホルダの本体に設置される位置決め挿入孔を含む。前記位置決めポールと前記位置決め挿入孔の位置は対応するように設置されている。好ましくは、前記位置決め挿入孔は前記開口の左右両側に位置する。
【0040】
更なる方案として、前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには、更に、互いに係合する接続構造が設置されている。前記接続構造は、表示プレート外パネルに設置される第2係接孔と、表示プレートホルダの対応位置に設置される第2係接片を含む。好ましくは、前記第2係接片は、前記開口の外周まわりに複数設置される。
【0041】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面には、更に、パネルベースに接続される接続片が設置されており、接続片には、固定部材を挿通させる接続孔が設けられている。前記パネルベースには、接続片と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられている。前記接続片を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔に挿通して固定孔に固定する。
【0042】
好ましくは、前記表示プレートホルダには退避口が設置されており、表示プレート外パネルの裏面に設置された接続片が前記退避口に挿通されてパネルベースに接続される。好ましくは、前記接続片は、表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸する。前記接続孔は接続片の延伸端に位置している。好ましくは、前記接続片には補強リブが設置されている。前記補強リブの延伸方向は、接続片の延伸方向と同じ及び/又は垂直である。好ましくは、前記接続片は、前記開口の外周まわりに複数設置される。
【0043】
更なる方案として、前記表示プレートホルダの裏面には、更に、パネルベースと係接する第3係接片が設置されており、前記パネルベースの前側の対応位置には第3係接孔が設置されている。好ましくは、前記第3係接片と接続片は間隔を隔てて交互に設置される。好ましくは、前記接続片の長さは第3係接片の長さよりも大きい。
【0044】
本発明の第3の目的は、本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されており、更に、上蓋に設置されて衣類処理装置の操作情報を表示する第1表示装置と、本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含む衣類処理装置を提供することである。
【0045】
更なる方案として、前記上蓋はハウジングとカバープレートを含む。前記ハウジングには第1表示装置を収容する収容溝が設けられており、第1表示装置を前記収容溝に装入したあと、前記カバープレートでハウジングの上面を覆う。
【0046】
更なる方案として、前記第1表示装置は、第1表示制御モジュールであって、集積して設置される表示モジュールと制御モジュールを含む。前記収容溝は上向きの開口を有している。第1表示制御モジュールは開口から収容溝に配設され、前記カバープレートが収容溝の開口を覆う。
【0047】
好ましくは、前記第1表示制御モジュールは、取り外し可能に開口から前記収容溝に固定される。
【0048】
更なる方案として、前記ハウジングは上ハウジングと下ハウジングを含む。前記上ハウジングには第1貫通孔が設けられており、前記第1表示制御モジュールが前記第1貫通孔に配設される。第1貫通孔の下部には、これと係合する密封蓋が設けられており、前記収容溝を形成して第1表示制御モジュールの下部をカバー及び密封する。好ましくは、前記密封蓋は底板と側板を含む。前記側板は底板の辺縁を取り巻くように設置されており、底板と側板が連携して上方が開口した凹型空間を有する。
【0049】
更なる方案として、前記第1表示制御モジュールは、位置規制構造を利用して前記第1貫通孔に配設される。
【0050】
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する挿接片が設けられており、前記第1貫通孔の辺縁の対応位置には、挿接片と係合する挿接口が設けられている。
【0051】
好ましくは、前記挿接片は、第1表示制御モジュールの辺縁から外側に延伸し、且つ水平方向に一定の距離延伸することで形成される。前記挿接口は、第1貫通孔の内周縁に設けられる下方に窪んだ切り欠きである。
【0052】
好ましくは、前記第1表示制御モジュールが第1貫通孔に配設される際に、前記挿接片は上から下へ挿接口に挿入され、第1表示制御モジュールの上面と上ハウジングの上面が面一となる。
【0053】
更なる方案として、前記第1表示制御モジュールと第1貫通孔には、互いに係合する位置決め構造が更に設けられている。
【0054】
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する位置決め片が設けられており、前記第1貫通孔の内周の対応位置には、位置決め片と係合する位置決め孔が設けられている。好ましくは、前記位置決め片は、第1表示制御モジュールの厚み方向に一定の距離延伸している。
【0055】
好ましくは、前記位置決め孔は、上下に貫通する孔とするか、上部が開口し、底部が閉塞された切り欠きとする。
【0056】
更なる方案として、前記収容溝には、第1表示装置への洗浄水の進入を防止するシール構造が設けられている。
【0057】
好ましくは、前記上ハウジングの上面には第1凹溝が設置されている。前記第1凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第1シールリングが設けられている。前記カバープレートが上ハウジングに装着されると、第1シールリングがカバープレートと上ハウジングとの隙間を密封する。
【0058】
好ましくは、前記上ハウジングの下面には第2凹溝が設置されている。前記第2凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第2シールリングが設けられている。前記密封蓋が上ハウジングに装着されると、密封蓋の周縁が第2シールリングを押圧することで、密封蓋と上ハウジングとの隙間が密封される。
【0059】
更なる方案として、前記カバープレートには表示操作領域が設置されている。カバープレートが装着されてハウジングを覆うと、前記表示操作領域と第1表示装置が上下に対応して、表示及び/又は制御が行われる。
【0060】
更なる方案として、前記下ハウジングには装着溝が設置されている。前記上ハウジングと下ハウジングが上下に配設されると、前記第1表示装置とその下部の密封蓋が前記装着溝内に位置する。
【0061】
更なる方案として、前記上ハウジングと下ハウジングには対応する観察窓開口が設けられており、前記上ハウジングと下ハウジングは上下に対応して取り外し可能に接続される。
【0062】
好ましくは、前記上ハウジングと下ハウジングの外縁には第1係合構造が設けられている。前記上ハウジング/下ハウジングは一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合片と係合する係合孔が設けられている。
【0063】
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングの観察窓開口の辺縁には第2係合構造が設けられている。前記上ハウジング/下ハウジングの観察窓開口の辺縁は一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合孔が設けられている。
【0064】
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングにおける観察窓開口の辺縁と外縁との間の領域にはネジ接続構造が設置されている。
【0065】
より好ましくは、前記第1係合構造及び/又は第2係合構造は位置規制装置を有している。前記係合片の上部は周方向の突起を有しており、前記係合孔の底部には、周方向の突起と係合する周方向の凹溝が備わっている。前記係合片又は係合孔は弾性機構を有しているため、係合片が係合孔に進入したあとに、軸方向の突起が周方向の凹溝に嵌入することで固定的に接続される。また、接続を解除する際には、弾性機構を利用して突起を凹溝から離脱させたあとに抜き出す。
【発明の効果】
【0066】
上記の技術方案を用いることで、本発明は従来技術と比較して以下の有益な効果を有する。
【0067】
1.本発明の衣類処理装置は、異なるインターフェースで表示を行う少なくとも2つの表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚の表示インターフェースを提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【0068】
2.本発明における衣類処理装置の第2表示装置は、パネルベースの前側、及び/又は左側、及び/又は右側に装着可能である。本願は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルに複数の位置決め構造、係合構造、ネジ接続構造等を設置し、組み合わせて使用することで、第2表示装置を安定的且つ堅固にパネルベースの側面に装着可能とするだけでなく、ユーザが遠距離から観察しやすいようにしている。且つ、平滑で角がないため、衣類処理装置の外形の美しさ及び気品が保証される。
【0069】
3.本発明における衣類処理装置の第1表示制御モジュールは上蓋に設置されており、タッチ及び表示機能を有している。上蓋は一体構造をなしており、本体の上部を完全に覆う。即ち、上蓋の大領域を十分に活用して、表示、操作及び観察を行うため、ユーザに対し快適な操作体験が提供される。且つ、従来技術のような、洗濯機の上部が表示領域、操作領域及び上蓋に分割されるとの事態を回避することで、カバープレートの一体感を保証し、全体の見栄えを大幅に向上させている。また、第1表示制御モジュールは上蓋内部の収容溝に密封状に装着されているため、ユーザは上蓋上で容易に衣類処理装置を操作し、表示インターフェースを観察することが可能である。更には、第1表示制御モジュールが上蓋上の洗浄水の影響を受けるとの事態も回避可能なため、洗濯機の安全な運転が保証される。
【0070】
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
【0071】
図面は、本発明の一部として本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなく、これらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0072】
図1図1は、本発明における衣類処理装置の上部の全体構造を示す図である。
図2図2は、本発明における上蓋の分解構造を示す図である。
図3図3は、本発明における別の上蓋の分解構造を示す図である。
図4図4は、本発明における第1表示制御モジュールと上ハウジングの一部の構造を示す図である。
図5図5は、本発明における第1表示制御モジュールと上ハウジングの配設完了後の構造を示す図である。
図6図6は、本発明における第1表示制御モジュールが装着された上ハウジングの裏面構造を示す図である。
図7図7は、本発明における第2表示装置の分解構造を示す図である。
図8図8は、本発明における表示プレートホルダの構造を示す図である。
図9図9は、本発明にける表示プレート外パネルの構造を示す図である。
図10図10は、本発明における表示プレートホルダと表示プレート外パネルを組み付けたあとの裏面構造を示す図である。
図11図11は、本発明における表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを組み付けたあとの裏面構造を示す図である。
図12図12は、本発明における第2表示装置がパネルベースに装着された複合構造を示す図である。
図13図13は、本発明における上蓋の第1の概略図である。
図14図14は、本発明における上蓋の第2の概略図である。
図15図15は、本発明における上蓋の第3の概略図である。
図16図16は、本発明における発光構造の断面の第1の概略図である。
図17図17は、本発明における発光構造のA部分の拡大図である。
図18図18は、本発明における上蓋の第4の概略図である。
図19図19は、本発明における上蓋のB部分の拡大図である。
図20図20は、本発明における発光構造の断面の第2の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0073】
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
【0074】
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明確とすべく、以下では、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
【0075】
本発明の記載において、説明すべき点として、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であって、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
【0076】
本発明の記載において、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定的な接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的な接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
【実施例1】
【0077】
本実施例は、衣類処理装置を提供する。当該衣類処理装置は、本体を含むとともに、更に、本体の上部に設置される第1表示装置と、本体の少なくとも1つの側面に設置される第2表示装置4、を含む。
【0078】
前記第1表示装置と第2表示装置4は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示する。
【0079】
本実施例において、衣類処理装置は、洗濯機、衣類乾燥機、洗濯乾燥一体機等を含み得る。また、洗濯機は、パルセータ洗濯機であってもよいし、ドラム洗濯機であってもよい。
【0080】
本実施例における第1表示装置は本体の上部に位置しており、ユーザが衣類の投入後に下を向いて操作するとの習慣に適している。よって、ユーザが操作命令の表示インターフェースを操作及び観察するのに便利である。また、第2表示装置4は、本体の左側面、及び/又は右側面、及び/又は前側面に位置することが可能であり、1つの側面に1つ設置してもよいし、異なる側面に複数の第2表示装置4を設置してもよい。こうすることで、ユーザは、比較的遠い距離からでも第2表示装置4のインターフェース上に表示された内容を観察可能となり、洗濯機に近付いて観察する必要がなくなる。このように、本願の衣類処理装置は、異なるインターフェースで表示を行う少なくとも2つの表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚の表示インターフェースを提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【0081】
衣類処理装置には主制御回路基板が設置されている。前記第1表示装置と第2表示装置4は、主制御回路基板に操作信号を伝送したり、主制御回路基板から信号を受信して表示したりするために、それぞれ主制御回路基板に接続されている。
【0082】
本実施例における第1表示装置は、第1表示モジュールと操作制御モジュールを含むことができる。ユーザは、操作制御モジュールで操作することで、プログラムモードの選択又は操作命令の入力を実施可能である。主制御回路基板は、ユーザの命令を受信すると、第1表示モジュール及び/又は第2表示装置4により表示を行う。
【0083】
第1表示モジュールと操作制御モジュールは集積して設置してもよいし、別々に単独で設置してもよい。第1表示モジュールは、上部に設置されるディスプレイを1つ含んでもよいし、上部に設置される複数のディスプレイを含んでもよい。また、操作制御モジュールは、キー又はボタン又は摘み形式としてもよいし、タッチ制御又は検知制御等の操作方式としてもよい。
【0084】
本方案において、第1表示モジュールと第2表示装置4は同じ情報を表示してもよいし、異なる情報を表示してもよい。前記情報は、衣類処理情報に対応するパターン又はインターフェースを含み、且つ、状態情報や運転情報を含む。具体的には、ユーザが選択可能な衣類処理装置の機能、プログラム又はパラメータや、衣類処理装置の運転過程における各種運転情報、及び各種衣類処理剤の残量の状態表示情報等を含む。
【0085】
好ましい方案において、第1表示モジュールには、例えば選択されたプログラム等のユーザの操作情報が表示され、第2表示装置4には、例えば、どの段階であるか(例えば、洗浄段階、すすぎ段階、脱水段階、乾燥段階)や、水位、時間、温度、回転速度等の衣類処理装置の運転過程における各種状態が表示される。これにより、ユーザは、遠距離からでも衣類処理の進捗を容易に観察及び把握可能となり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【実施例2】
【0086】
図1に示すように、本実施例は、衣類処理装置を提供する。当該衣類処理装置は本体及び上蓋1を含み、前記上蓋1が本体の上部に装着されている。また、更に、上蓋1に設置されて衣類処理装置の操作情報を表示する第1表示装置と、本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置4を含む。
【0087】
本実施例において、衣類処理装置は、洗濯機、衣類乾燥機、洗濯乾燥一体機等を含み得る。衣類処理装置は上蓋1を有するトップオープン式の衣類処理装置であって、例えば、パルセータ洗濯機のようなトップオープン式の洗濯機としてもよいし、トップオープン式の衣類乾燥機又は洗濯乾燥一体機としてもよい。
【0088】
本実施例における衣類処理装置の上蓋1は一体構造を有しており、且つ、洗濯機の上部を全面的に覆う。これにより、従来技術のように、洗濯機の上部が表示制御領域と上蓋1領域に分割されることがなくなる。且つ、上蓋1自体が一体構造を有していることから、外観が美しく、洗濯機全体の見栄えが向上する。
【0089】
本実施例における第1表示装置は、表示及び操作制御機能を有し、本体の上蓋1に位置している。よって、上蓋1の大領域を十分に活用可能であるとともに、ユーザが衣類の投入後に下を向いて操作するとの習慣にも適しているため、ユーザが操作命令の表示インターフェースを操作及び観察するのに便利である。また、第2表示装置4は、本体の左側面、及び/又は右側面、及び/又は前側面に位置することが可能であり、1つの側面に1つ設置してもよいし、異なる側面に複数の第2表示装置4を設置してもよい。こうすることで、ユーザは、比較的遠い距離からでも第2表示装置4のインターフェース上に表示された内容を観察可能となり、洗濯機に近付いて観察する必要がなくなる。このように、本願の衣類処理装置は、洗濯機の異なる表面で表示を行う少なくとも2つの表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚の表示インターフェースを提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【0090】
衣類処理装置には主制御回路基板が設置されている。第1表示装置と第2表示装置4は、主制御回路基板に操作信号を伝送したり、主制御回路基板から信号を受信して対応する情報を表示したりするために、それぞれ主制御回路基板に接続されている。
【0091】
本実施例において、ユーザは、第1表示装置で操作することで、プログラムモードの選択又は操作命令の入力を実施可能である。主制御回路基板は、ユーザの命令を受信すると、第1表示装置及び/又は第2表示装置4により表示を行う。
【0092】
第1表示装置は、表示モジュールと制御モジュールを含むことができる。表示モジュールと制御モジュールは1つの表示コントロールパネルに集積して設置してもよいし、別々に単独で設置してもよい。第1表示装置は、上部に設置されるディスプレイ/タッチディスプレイを1つ含んでもよいし、上部に設置される複数のディスプレイ/タッチディスプレイを含んでもよい。本方案において、第1表示装置と第2表示装置4は同じ情報を表示してもよいし、異なる情報を表示してもよい。前記情報は、衣類処理情報に対応するパターン又はインターフェースを含み、且つ、状態情報や運転情報を含む。例えば、ユーザが選択可能な衣類処理装置の機能、プログラム又はパラメータや、衣類処理装置の運転過程における各種運転情報、及び各種衣類処理剤の残量の状態表示情報等を含む。
【0093】
好ましい方案において、第1表示装置には、例えば選択されたプログラムやパラメータ等のユーザの操作情報が表示され、第2表示装置4には、例えば、どの段階であるか(例えば、洗浄段階、すすぎ段階、脱水段階、乾燥段階、終了)や、水位、時間、温度、回転速度等の衣類処理装置の運転過程における各種状態が表示される。これにより、ユーザは、遠距離からでも衣類処理の進捗を容易に観察及び把握可能となり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【実施例3】
【0094】
図2図6に示すように、本実施例は実施例2を更に限定する。本実施例において、上蓋1はハウジングとカバープレート101を含む。前記ハウジングには第1表示装置を収容する収容溝104が設けられており、第1表示装置を前記収容溝104に装入したあと、前記カバープレート101でハウジングの上面を覆う。
【0095】
本実施例において、カバープレート101はハウジングの上面に設置されて、上蓋1の外観を美しく上品に形成する。また、第1表示装置はハウジングの収容溝104内に設置される。即ち、上蓋1内に隠匿される。これにより、表示及び/又は制御機能を実現可能としつつ、第1表示装置に対する固定及び保護作用も発揮可能とする。
【0096】
本実施例において、カバープレート101は衣類処理装置の上部の外観を形成する。カバープレート101は、透明な材料で作製してもよいし、不透明な材料で作製してもよい。例えば、カバープレート101は、透明な一体構造をなして第1表示装置の外パネルを形成してもよい。これにより、完全性及び美しさとの効果を達成可能であるとともに、カバープレート101を通じて衣類処理装置の内部の状態を観察可能となる。また、カバープレート101は不透明な構造としてもよい。この場合には、第1表示装置を露出可能な領域を予め残しておき、当該領域に外パネルを別途設置する。
【0097】
前記カバープレート101と上ハウジング102は接着により固定可能であり、例えば、3M接着剤や糊で接続する。
【0098】
本実施例は、第1表示装置の設置の具体的方案を提供する。具体的には、次の通りである。
【0099】
前記第1表示装置は、第1表示制御モジュール3であって、集積して設置される表示モジュールと制御モジュールを含む。前記収容溝104は上向きの開口を有している。第1表示制御モジュール3は開口から収容溝104に配設され、前記カバープレート101が収容溝104の開口を覆う。
【0100】
本方案において、第1表示制御モジュール3の役割は、ユーザのタッチ情報を受信して衣類処理装置を制御し、衣類処理装置のプログラム、パラメータ又は状態を表示することである。配設過程では、第1表示制御モジュール3を前記収容溝104に装入したあと、第1表示制御モジュール3の脱落又は変位を防止するために、表示制御モジュールを前記収容溝104内に固定する必要がある。これにより、その後の配設過程が容易となる。好ましくは、前記第1表示制御モジュール3は、取り外し可能に開口から前記収容溝104に固定される。これにより、着脱が容易となる。
【0101】
更なる方案として、前記ハウジングは上ハウジング102と下ハウジング103を含む。前記上ハウジング102には第1貫通孔105が設けられており、前記第1表示制御モジュール3が前記第1貫通孔105に配設される。第1貫通孔105の下部にはこれと係合する密封蓋106が設けられており、前記収容溝104を形成して第1表示制御モジュール3の下部をカバー及び密封する。
【0102】
本方案において、上ハウジング102は、カバープレート101と第1表示制御モジュール3を支持する役割を果たし、下ハウジング103は、上ハウジング102の底部を閉塞する役割を果たす。上ハウジング102に設置される第1貫通孔105は、第1表示制御モジュール3の装着位置となる。第1表示制御モジュール3が第1貫通孔105内に位置規制及び固定されたあと、密封蓋106により第1貫通孔105の底部を閉塞し、上ハウジング102の下面に固定的に接続することで、収容溝104が形成される。これにより、第1表示制御モジュール3の下半分を密封する作用が奏されるため、第1表示制御モジュール3を収容する空間への洗浄水の進入が防止されて、安全な運転が保証される。
【0103】
前記密封蓋106の外周縁には突出部が設置されている。前記突出部には固定孔が設けられており、固定部材が固定孔に挿通されて密封蓋106と上ハウジング102の下面を固定的に接続する。好ましくは、前記密封蓋106は底板と側板を含む。前記側板は底板の辺縁を取り巻くように設置されており、底板と側板が連携して上開口を有する凹型空間を形成する。
【0104】
更なる方案として、前記第1表示制御モジュール3を、位置規制構造を利用して前記第1貫通孔105内に配設することで、着脱を容易にするとともに、位置規制を可能とする。これにより、第1表示制御モジュール3の位置変動が防止され、制御効果及び表示効果が保証される。
【0105】
好ましくは、前記第1表示制御モジュール3の外周縁には、外側に突出する挿接片107が設けられており、前記第1貫通孔105の辺縁の対応位置には、挿接片107と係合する挿接口108が設けられている。
【0106】
前記挿接片107は、第1表示制御モジュール3の辺縁から外側に延伸し、且つ水平方向に一定の距離延伸することで形成される。前記挿接口108は、第1貫通孔105の内周縁に設けられる下方に窪んだ切り欠きである。前記挿接片107と挿接口108をいずれも複数設置することで、更に位置規制及び固定の効果が強化される。
【0107】
前記第1表示制御モジュール3が第1貫通孔105に配設される際に、前記挿接片107は上から下へ挿接口108に挿入される。また、第1表示制御モジュール3の上面と上ハウジング102の上面は面一となる。
【0108】
更なる方案として、前記第1表示制御モジュール3と第1貫通孔105には、互いに係合する位置決め構造が更に設けられている。
【0109】
好ましくは、前記第1表示制御モジュール3の外周縁には、外側に突出する位置決め片109が設けられており、前記第1貫通孔105の内周の対応位置には、位置決め片109と係合する位置決め孔110が設けられている。
【0110】
前記位置決め片109は、第1表示制御モジュール3の厚み方向に一定の距離延伸している。前記位置決め孔110は、上下に貫通する孔とするか、上部が開口し、底部が閉塞された切り欠きとする。
【0111】
本方案では、挿接片107と挿接口108との係合、位置決め片109と位置決め孔110との係合の双方によって、第1表示制御モジュール3の各方向への変動を規制可能である。よって、第1表示制御モジュール3の固定効果が保証され、これにより、制御効果及び表示効果が保証される。
【0112】
ユーザが衣類を出し入れする過程では、上蓋1に洗浄水が残留しやすい。そこで、上蓋1上の第1表示制御モジュール3に対する洗浄水の影響を回避するために、前記収容溝104には、第1表示制御モジュール3への洗浄水の進入を防止するシール構造が設けられている。
【0113】
更に、前記上ハウジング102の上面には第1凹溝111が設置されている。前記第1凹溝111は第1貫通孔105の外周に位置しており、且つ、これに係合する第1シールリング112が設けられている。前記カバープレート101が上ハウジング102に装着されると、第1シールリング112がカバープレート101と上ハウジング102との隙間を密封する。
【0114】
カバープレート101と上ハウジング102の間の第1シールリング112の役割は、カバープレート101と上ハウジング102の間をしっかりと密封することである。これにより、水又は湿気がカバープレート101と上ハウジング102との隙間から第1表示制御モジュール3の空間内に進入し得ないようにして、第1表示制御モジュール3をしっかりと保護する。
【0115】
好ましくは、前記上ハウジング102の下面には第2凹溝113が設置されている。前記第2凹溝113は第1貫通孔105の外周に位置しており、且つ、これに係合する第2シールリング114が設けられている。前記密封蓋106が上ハウジング102に装着されると、密封蓋106の周縁が第2シールリング114を押圧することで、密封蓋106と上ハウジング102との隙間が密封される。
【0116】
上ハウジング102と密封蓋106の間の第2シールリング114の役割は、上ハウジング102と密封蓋106の間をしっかりと密封することである。これにより、水又は湿気が上ハウジング102と密封蓋106との隙間から第1表示制御モジュール3の空間内に進入し得ないようにして、第1表示制御モジュール3をしっかりと保護する。且つ、カバープレート101と上ハウジング102の間の第1シールリング112とともに、第1表示制御モジュール3のための十分に密封された空間を作製することで、水又は水蒸気が第1表示制御モジュール3と接触するのを防止する。
【0117】
更なる方案として、前記下ハウジング103には装着溝115が設置されている。前記上ハウジング102と下ハウジング103が上下に配設されると、前記第1表示制御モジュール3とその下部の密封蓋106が前記装着溝115内に位置する。
【0118】
下ハウジング103に保持される装着溝115は、第1表示制御モジュール3における上ハウジング102の下面から突出した部分及び密封蓋106を収容可能であり、更なる閉塞作用を奏する。
【0119】
更なる方案として、前記上ハウジング102と下ハウジング103には対応する観察窓開口116が設けられている。また、前記上ハウジング102と下ハウジング103は上下に対応して取り外し可能に接続される。これにより、透明なカバープレート101を通じて衣類処理装置の内部の状態を観察可能となる。
【0120】
前記上ハウジング102と下ハウジング103の外縁には、第1係合構造117が設けられている。前記上ハウジング102/下ハウジング103は一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング103/上ハウジング102の対応位置には係合片と係合する係合孔が設けられている。
【0121】
前記上ハウジング102及び下ハウジング103の観察窓開口116の辺縁には第2係合構造118が設けられている。前記上ハウジング102/下ハウジング103の観察窓開口116の辺縁は一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング103/上ハウジング102の対応位置には係合孔が設けられている。
【0122】
前記上ハウジング102及び下ハウジング103における観察窓開口116の辺縁と外縁との間の領域には、ネジ接続構造119が設置されている。
【0123】
前記第1係合構造117及び/又は第2係合構造118は位置規制装置を有している。前記係合片の上部は周方向の突起を有しており、前記係合孔の底部には、周方向の突起と係合する周方向の凹溝が備わっている。前記係合片又は係合孔は弾性機構を有しているため、係合片が係合孔に進入したあとに、軸方向の突起が周方向の凹溝に嵌入することで固定的に接続される。また、接続を解除する際には、弾性機構を利用して突起を凹溝から離脱させたあとに抜き出す。
【0124】
本方案では、上ハウジング102と下ハウジング103の外縁における第1係合構造117、上ハウジング102及び下ハウジング103の観察窓開口116の内周縁における第2係合構造118、及び、外縁と観察窓開口116の間の領域のネジ接続構造119によって、上ハウジング102と下ハウジング103とを容易に位置合わせ可能であり、且つ、非常に良好な固定効果を達成可能である。
【0125】
更なる方案として、前記カバープレート101には表示操作領域が設置されている。カバープレート101が装着されてハウジングを覆うと、前記表示操作領域と第1表示制御モジュール3が上下に対応して、表示及び/又は制御が行われる。
【0126】
好ましい方案として、カバープレート101は上蓋1ガラスである。上蓋1ガラスは第1表示制御モジュール3の外パネルに相当し、ガラスにおける第1表示制御モジュール3に対応する領域にタッチフィルムが貼付されている。ユーザは、タッチフィルムを通じて洗濯機を制御する。また、ユーザは、上蓋1ガラス及び観察窓開口116を通じて、洗濯機の内槽の洗浄状態を容易に観察可能である。本実施例は、更に、配設の方法を提供する。当該方法は、具体的に以下を含む。
【0127】
まず、上ハウジング102に予め保持された第1貫通孔105に第1表示制御モジュール3を装入してから、カバープレート101と上ハウジング102の間の第1シールリング112を上ハウジング102に予め保持された第1凹溝111に装入する。第1シールリング112と第1表示制御モジュール3は、第1貫通孔105に装入されたあと、前後左右及び下方から位置規制される。次に、カバープレート101と上ハウジング102の上面を3M接着剤又は糊で接続することで、第1シールリング112と第1表示制御モジュール3を完全に位置規制する。
【0128】
続いて、装着したモジュール全体を反転させて、上ハウジング102と密封蓋106の間の第2シールリング114を上ハウジング102に予め保持された第2凹溝113に装入する。その後、密封蓋106で第1表示制御モジュール3を覆い、密封蓋106の周縁で第2シールリング114を押圧する。且つ、密封蓋106をネジにより上ハウジング102に接続する。
【0129】
ネジ接続を完了したあと、装着済みのモジュールに上ハウジング102を装着し、上ハウジング102と上ハウジング102を、外縁の第1係合構造117、観察窓開口116の内周縁における第2係合構造118、及び外縁と観察窓開口116の間の領域のネジ接続構造119により固定的に接続することで、配設過程を完了する。
【実施例4】
【0130】
図7図12に示すように、本実施例は、実施例1又は実施例2を更に限定する。本実施例では、第2表示装置4の装着方式及び具体的構造を提供する。本実施例における前記衣類処理装置は洗濯機である。洗濯機の本体はパネルベース2を含み、前記第2表示装置4は、パネルベース2の前側、及び/又は左側、及び/又は右側に装着されている。
【0131】
現在の洗濯機、特に、パルセータ洗濯機において、パネルベース2は筐体の上部に装着されて筐体に接続される。また、洗濯機の一部の電気部材やバランスリング等がパネルベース2に設置されている。パネルベース2には装着スペースを設置しやすく、電気回路の接続も容易である。本方案において、第2表示装置4はパネルベース2の側面に設置されており、後側を除き、前側面、左側面、右側面に設置可能である。また、異なる側面に複数設置してもよいし、3つの面に同時に設置してもよい。こうすることで、ユーザは、比較的遠い距離からでも第2表示装置4のインターフェース上に表示された内容を観察可能となり、洗濯機に近付いて観察する必要がなくなるため、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0132】
本実施例の好ましい方案として、前記第2表示装置4はパネルベース2の前側に装着されており、一般ユーザの観察ニーズを満足可能としつつ、資源を過剰に浪費することもない。
【0133】
更に、本実施例は、第2表示装置4の具体的構造を提供する。具体的には、以下の通りである。
【0134】
第2表示装置4は、表示プレート200、表示プレートホルダ201及び表示プレート外パネル202を含む。前記表示プレート外パネル202は表示プレートホルダ201の外側に配設されており、前記表示プレート200は表示プレートホルダ201の内側に配設されている。
【0135】
装着時には、表示プレート外パネル202を表示プレートホルダ201の外側から表示プレートホルダ201に配設する。その後、表示プレート200を表示プレートホルダ201の内側に配設し、組み付けたもの全体をパネルベース2の前側に装着する。この方式は、便利且つスピーディーであり、且つ安定的にしっかりと固定できる。
【0136】
表示プレート200は、洗濯機の主制御回路基板に電気的に接続される。表示プレート200は、関連するプリント回路基板、インジケータ及びインジケータホール等を含み、主に、主制御回路基板から伝送された表示命令に基づき、インジケータスイッチを制御して表示内容を提供する。表示プレートホルダ201はフレーム構造であり、表示プレート外パネル202と表示プレート200を固定して、第2表示装置4全体をパネルベース2の本体モジュールに装着可能としつつ、安定的且つ見栄えをよくするとの役割を果たす。また、表示プレート外パネル202は、プラスチック部材の外表面に印刷レイアウトを有するプラスチックフィルムが貼り付けられたインモールド成形部材とすることができ、表示プレート200の動作に応じて表示すべき内容を表示する。
【0137】
好ましくは、前記表示プレート200及び/又は表示プレート外パネル202は、それぞれ表示プレートホルダ201に取り外し可能に接続される。よって、組み付けが容易であるとともに、解体して修繕又はクリーニングするのにも都合がよい。
【0138】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ201には、表示プレート200の外形の輪郭と一致する開口203が設けられている。前記表示プレート200は、前記開口203に配設されて、開口203の外周の表示プレートホルダ201に取り外し可能に接続される。
【0139】
表示プレートホルダ201の開口203は前後に貫通しており、表示プレート200は表示プレートホルダ201の内側から開口203に装着される。こうすることで、表示プレート200上のインジケータ又はディスプレイ等を表示プレートホルダ201に固定可能となり、且つ、これらが遮られることもない。また、表示プレート外パネル202が外側から開口203を覆ったあと、表示プレート200とディスプレイが密着し、洗濯機の主制御回路基板から伝送された表示情報を共同で表示する。
【0140】
装着しやすいよう、表示プレート200と開口203外周の表示プレートホルダ201との取り外し可能な接続は、挿接、係接又はネジ接続等の方式とすればよい。好ましくは、前記表示プレート200と前記開口203の外周の表示プレートホルダ201は係接により接続され、位置決め及び位置規制作用が奏されればよい。
【0141】
更なる方案として、前記開口203の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダ201には第1係接片204が設置されており、第1係接片204に突出した弾性構造が設けられている。また、前記表示プレート200の対応位置には、第1係接片204と係合する第1係接孔205が設けられている。
【0142】
前記開口203は、左右方向に延伸する長さが上下方向の幅よりも大きい。第1係接片204は少なくとも2つ設けられ、表示プレートホルダ201の開口203における上下両側又は左右両側に設置されており、好ましくは、左右両側に設置される。また、表示プレート200の長さ方向の左右両側における対応位置には、第1係接片204と係合する第1係接孔205が設置されている。こうすることで、良好な固定効果を達成可能となり、変位が生じにくくなる。
【0143】
好ましい方案として、表示プレートホルダ201の開口203の左右両側に2つの第1係接片204が設置されている。2つの係接片は上下の高さが異なっており、好ましくは、開口203の対角線上に設置されている。また、表示プレート200の対応位置には、第1係接片204と係合する第1係接孔205が設置されている。
【0144】
表示プレート200が表示プレートホルダ201の開口203に配置されると、前記第1係接片204と第1係接孔205が接合する。そして、外力の作用で第1係接片204上の弾性構造が歪み、第1係接片204が第1係接孔205内に挿入される。弾性構造は、第1係接孔205を貫通したあと位置復帰して、第1係接孔205の他端に位置規制される。これにより、表示プレート200と表示プレートホルダ201の接続が実現される。
【0145】
更なる方案として、前記表示プレート外パネル202は、外側から前記表示プレートホルダ201を覆う。また、前記表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201には互いに係合する位置決め構造が設置されている。
【0146】
好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネル202の内側に設置される位置決めポール206と、表示プレートホルダ201の本体に設置される位置決め挿入孔207を含む。前記位置決めポール206と前記位置決め挿入孔207の位置は対応するように設置されている。
【0147】
好ましくは、前記位置決め挿入孔207は前記開口203の左右両側に位置する。
【0148】
表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201に設置された位置決め構造は、配設時に位置決めを可能とするため、逆付け又は装着ミスが回避される。また、表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201の更なる固定にも有利となる。
【0149】
更なる方案として、前記表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201には、更に、互いに係合する接続構造が設置されている。接続構造は、第2係接孔209と第2係接片208を含む。表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201は、第2係接孔209と第2係接片208によって係接を実現する。表示プレート外パネル202には第2係接孔209/第2係接片208を設置可能であり、表示プレートホルダ201には、これらと係合する第2係接片208/第2係接孔209を設置可能である。ただし、設置方式はこれに限らず、係接を実現できればよい。
【0150】
具体的な方案として、前記接続構造は、表示プレート外パネル202に設置される第2係接孔209と、表示プレートホルダ201の対応位置に設置される第2係接片208を含む。
【0151】
好ましい方案として、前記第2係接片208は、前記開口203の外周まわりに複数設置される。表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201は長さ方向に長いため、開口203の外周に複数の第2係接片208を設置するとともに、表示プレート外パネル202の裏面に、複数の対応位置における第2係接孔209を設置することで、固定強度を強化可能となり、装着の安定性が保証される。
【0152】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ201上の第2係接片208の一方の側は表示プレートホルダ201の裏面に固定されており、他方の側は表示プレートホルダ201の裏面から遠ざかる方向に水平に延伸している。また、第2係接片208の延伸端には突出構造が設けられている。
【0153】
第2係接片208は、表示プレートホルダ201と一体的に成型及び設置可能であり、且つ、表示プレートホルダ201の裏面の一部から後方へ突出及び延伸するよう形成される。また、これに応じて、表示プレート外パネル202の裏面の対応位置の一部が後方へ突出して突出部を形成し、突出部の中心に上下に貫通した貫通孔を設置することで第1係接孔205が形成される。こうすることで、表示プレート外パネル202が外側から表示プレートホルダ201に密着した場合、第2係接孔209と第2係接片208はいずれも後方へ突出及び延伸しており、第2係接孔209が第2係接片208の上方に位置する。そして、外力の作用で第2係接片208上の弾性構造が歪み、第2係接片208が上方に向かって第2係接孔209内に挿入される。弾性構造は、第2係接孔209を貫通したあと位置復帰して、第2係接孔209の他端に位置規制される。これにより、表示プレート外パネル202と表示プレートホルダ201の接続が実現される。
【0154】
好ましい方案として、前記第2係接片208の両側には位置規制遮断リブ210が設置されている。前記位置規制遮断リブ210と第2係接片208の延伸方向は同じであり、いずれも後方へ延伸している。
【0155】
好ましくは、前記位置規制遮断リブ210と第2係接片208は一定の距離を隔てて設置されている。前記第2係接孔209は、第2係接片208との係接後、両側の位置規制遮断リブ210の間に規制される。
【0156】
好ましくは、前記位置規制遮断リブ210の水平の延伸長は第2係接片208の延伸長よりも大きい。
【0157】
こうすることで、表示プレートホルダ201上の第2係接片208が表示プレート外パネル202上の第2係接孔209に挿入されるとき、第2係接孔209の外周縁がちょうど位置規制遮断リブ210の内側に近接する。そして、第2係接孔209と第2係接片208の係接後、第2係接孔209が位置する突出部が両側の位置規制遮断リブ210の間に規制される。これにより、歪みを防止可能となり、係接を迅速に完了するのに有利となる。
【0158】
更なる方案として、前記表示プレートホルダ201の裏面には、更に、パネルベース2と係接する第3係接片214が設置されており、前記パネルベース2の前側の対応位置には第3係接孔215が設置されている。
【0159】
本実施例では、表示プレート200と表示プレート外パネル202を表示プレートホルダ201に組み付けることで第2表示装置4の組み付けが完了し、これを一体としてパネルベース2に装着する。よって、便利且つスピーディーである。
【0160】
好ましくは、前記第3係接片214は、前記開口203の外周まわりに複数設置される。
【0161】
前記表示プレートホルダ201上の第3係接片214の一方の側は表示プレートホルダ201の裏面に固定されており、他方の側は表示プレートホルダ201の裏面から遠ざかる方向に水平に延伸している。また、第3係接片214の延伸端には突出構造が設けられている。
【0162】
第2表示装置4の組み付けが完了し、これを一体としてパネルベース2に装着する際には、外力の作用で第3係接片214上の弾性構造が歪み、第3係接片214がパネルベース2上の第3係接孔215内に挿入される。弾性構造は、第3係接孔215を貫通したあと位置復帰して、第3係接孔215の他端に位置規制される。これにより、第2表示装置4とパネルベース2の係接による接続が実現される。
【0163】
更に、より良好な固定効果を奏するために、前記表示プレートホルダ201及び/又は表示プレート外パネル202の裏面には、パネルベース2に接続される接続片211が更に設置されている。接続片211には、固定部材を挿通させる接続孔212が設けられている。また、前記パネルベース2には、接続片211と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられている。前記接続片211を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔212に挿通して固定孔に固定する。
【0164】
表示プレートホルダ201及び/又は表示プレート外パネル202の裏面における接続片211は複数の箇所に設置可能であり、表示プレートホルダ201の開口203周りに均一に分布及び設置することで、固定効果が更に強化される。また、第2表示装置4とパネルベース2をしっかりと堅固に接続できるよう、前記固定部材はネジとしてもよい。
【0165】
好ましくは、前記表示プレートホルダ201には退避口213が設置されており、表示プレート外パネル202の裏面に設置された接続片211が前記退避口213に挿通されてパネルベース2に接続される。こうすることで、表示プレートホルダ201とディスプレイの双方を接続片211によってパネルベース2に接続可能となり、第2表示装置4全体を更に固定することができる。
【0166】
好ましくは、前記接続片211は、表示プレートホルダ201及び/又は表示プレート外パネル202の裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸する。また、前記接続孔212は接続片211の延伸端に位置している。
【0167】
好ましくは、前記接続片211には補強リブが設置されている。前記補強リブの延伸方向は接続片211の延伸方向と同じ及び/又は垂直であり、接続片211の強度を強化することで固定効果を向上させる。
【0168】
好ましくは、前記接続片211は、前記開口203の外周まわりに複数設置される。好ましくは、前記接続片211の長さは第3係接片214の長さよりも大きい。接続片211は、パネルベース2の内側まで延伸してより良好な固定効果を奏する。
【0169】
好ましくは、前記第3係接片214と接続片211は間隔を隔てて交互に設置される。これにより、力を均一に分散させられるため、より良好な固定効果が発揮されて、耐震動性が大幅に強化される。
【実施例5】
【0170】
図1に示すように、本発明は、衣類処理装置を提供する。当該衣類処理装置は本体及び上蓋1を含み、前記上蓋1が本体の上部に装着されている。また、更に、上蓋内に設置される発光構造である第1表示装置100と、本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置4を含む。前記第1表示装置100と第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示する。
【0171】
本実施例において、衣類処理装置は、洗濯機、衣類乾燥機、洗濯乾燥一体機等を含み得る。衣類処理装置は、上蓋1を有するトップオープン式の衣類処理装置であって、例えば、パルセータ洗濯機のようなトップオープン式の洗濯機としてもよいし、トップオープン式の衣類乾燥機又は洗濯乾燥一体機としてもよい。
【0172】
本実施例における衣類処理装置の上蓋1は一体構造を有しており、且つ、洗濯機の上部を全面的に覆う。これにより、従来技術のように、洗濯機の上部が表示制御領域と上蓋1領域に分割されることがなくなる。且つ、上蓋1自体が一体構造を有していることから、外観が美しく、洗濯機全体の見栄えが向上する。
【0173】
本実施例における第1表示装置100は、表示及び操作制御機能を有することができ、本体の上蓋1に位置している。よって、上蓋1の大領域を十分に活用可能であるとともに、ユーザが衣類の投入後に下を向いて操作するとの習慣にも適しているため、ユーザが操作命令の表示インターフェースを操作及び観察するのに便利である。また、第1表示装置100は、衣類処理装置の関連の状態情報又は提示情報又は運転情報等を表示する単なる表示装置であってもよい。第2表示装置4は、本体の左側面、及び/又は右側面、及び/又は前側面に位置することが可能であり、1つの側面に1つ設置してもよいし、異なる側面に複数の第2表示装置4を設置してもよい。こうすることで、ユーザは、比較的遠い距離からでも第2表示装置4のインターフェース上に表示された内容を観察可能となり、洗濯機に近付いて観察する必要がなくなる。このように、本願の衣類処理装置は、洗濯機の異なる表面で表示を行う少なくとも2つの表示装置を有している。よって、ユーザにとって操作しやすく、且つ、ユーザに対し複数の視覚の表示インターフェースを提供可能なため、ユーザが複数の位置から観察するのに便利である。これにより、ヒューマンコンピュータインタラクションの体験及び効果が向上する。
【0174】
衣類処理装置には主制御回路基板が設置されている。第1表示装置100と第2表示装置4は、主制御回路基板に操作信号を伝送したり、主制御回路基板から信号を受信して対応する情報を表示したりするために、それぞれ主制御回路基板に接続されている。
【0175】
本実施例において、ユーザは、第1表示装置100で操作することで、プログラムモードの選択又は操作命令の入力を実施可能である。主制御回路基板は、ユーザの命令を受信すると、第1表示装置100及び/又は第2表示装置4により表示を行う。
【0176】
第1表示装置100は、発光構造41のほか、更に表示モジュールと制御モジュールを含むことができる。表示モジュールと制御モジュールは1つの表示コントロールパネルに集積して設置してもよいし、別々に単独で設置してもよい。第1表示装置100は、上部に設置されるディスプレイ/タッチディスプレイを1つ含んでもよいし、上部に設置される複数のディスプレイ/タッチディスプレイを含んでもよい。第1表示装置100と第2表示装置4は同じ情報を表示してもよいし、異なる情報を表示してもよい。前記情報は、衣類処理情報に対応するパターン又はインターフェースを含み、且つ、状態情報や運転情報を含む。例えば、ユーザが選択可能な衣類処理装置の機能、プログラム又はパラメータや、衣類処理装置の運転過程における各種運転情報、及び各種衣類処理剤の残量の状態表示情報等を含む。
【0177】
好ましい方案において、第1表示装置100には、例えば、選択されたプログラムやパラメータ等のユーザの操作情報が表示され、第2表示装置4には、例えば、どの段階であるか(例えば、洗浄段階、すすぎ段階、脱水段階、乾燥段階、終了)や、水位、時間、温度、回転速度等の衣類処理装置の運転過程における各種状態が表示される。これにより、ユーザは、遠距離からでも衣類処理の進捗を容易に観察及び把握可能となり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0178】
以下に、洗濯機の場合を例示して詳述する。
【0179】
図13は、本発明における洗濯機の上蓋1の第1の概略図であり、主に軸測投影図の方向から上蓋1及びパネルベース2を示している。図13において、パネルベース2上の上蓋1は開状態となっている。上蓋1のパネルベース2側には吸気グリル6が設置されている。また、図13から明らかなように、パネルベース2には衣類投入口17が設置されている。前記衣類投入口17は略円形となっており、且つパネルベース2の中心寄りに位置している。パネルベース2の全体配置は衣類投入口17周りに展開されており、図13に示すように、パネルベース2の2つの側辺と衣類投入口17により形成される略三角形の領域に添加剤投入口18が設置されている。図13において、パネルベース2には2つの添加剤投入口18が設置されており、そのうちの一方には蓋体が設けられている。また、他方の添加剤投入口18については、見やすいように蓋体を省略している。更に、衣類投入口17には超音波洗浄モジュール19が設置されている。ユーザが衣類を手に持って超音波洗浄モジュール19の発生口に置くと、超音波により衣類の汚れが振動することで洗浄が実現される。本発明では、より良好に超音波洗浄モジュール19の洗浄機能を実現するために、衣類投入口17を、パネルベース2の上端寄りの投入入口14と、パネルベース2の下端寄りの投入出口15として設置する。投入入口14と投入出口15は略円形をなしている。投入出口15が位置する平面における超音波洗浄モジュール19の投影から投入出口15の中心までの距離は、投入入口14が位置する平面における超音波洗浄モジュール19の投影から投入入口14の中心までの距離よりも小さい。こうすることで、超音波洗浄モジュール19は、衣類投入口17に設置したときに、投入出口15に対していっそう内槽の中心に近付くため、ユーザが衣類を手に持って洗浄を実現するのに一段と都合がよい。また、洗浄効率が上がり、ユーザエクスペリエンスも向上する。且つ、本発明では、パネルベース2の2つの側壁と衣類投入口17で形成される領域に添加剤投入口18を設置することで、洗濯機の外部寸法を増大することなく衣類投入口17の空間を増大させている。これにより、洗濯機の1回あたりの洗浄容量が増加するため、ユーザの洗濯回数と時間の節約となり、洗浄効率が向上する。このほか、パネルベース2の2つの側壁と衣類投入口17で形成される少なくとも2つの領域に添加剤投入口18を設置することで、パネルベース2の空間を十分に活用できるとともに、洗浄時の洗剤や柔軟剤といった異なる洗浄用品に対するユーザのニーズを満たすことも可能となる。
【0180】
図14は、本発明における洗濯機の上蓋1の構造の第2の概略図であり、主にパネルベース2の下部方向からパネルベース2を示している。図14から明らかなように、上蓋1はカバープレート103とベース22を掛合して形成されている。且つ、パネルベース2の底部には枢着軸を駆動するモータが設置されている。図14で提供する方案では、2つのモータで2つの枢着軸を駆動するが、当業者はこれを一例として解釈可能である。実際の応用では、モータを1つ設置して2つの枢着軸を駆動することで、上蓋1の開閉を実現可能である。また、パネルベース2の底部には、洗剤や柔軟剤を収容するための収容室が更に設置されている。ただし、当業者が本発明の技術方案を理解しやすいよう、本発明では、例えば、2つの収容室を接続する管路や、内槽に洗剤を送り込む弁体等のパネルベース2の底部における一部のデバイスを省略している。また、超音波洗浄モジュール19を不使用時に折り畳んで収納できるよう、超音波洗浄モジュール19と洗濯機のパネルベース2との接続方式を改良している。これにより、衣類投入口17の空間が更に増大するとともに、超音波洗浄モジュール19の設置がいっそうユーザフレンドリー化するため、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0181】
図15は、本発明における洗濯機の上蓋1の構造の第3の概略図であり、主に、上蓋1内のベース22に設置されている第1表示ユニット9、第2表示ユニット10、電源ボタン11、発光構造41、第1シール溝5、第2シール溝12、漏水孔7、集水溝8等を示している。図15から明らかなように、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は上蓋1内に設置されている。また、パネルベース2が上蓋1の形状と一致しているため、従来の設置のように、上蓋1とコントロールパネルが分割されるとの事態は排除される。且つ、第1表示ユニット9の周囲に第2シール溝12を設置することで、水蒸気の進入による電子部品の損傷を回避している。また、発光構造41は、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10を内側に取り囲んでおり、発光構造41の外側に第1シール溝5が設置されている。第1シール溝5内にはシール剤を注入し、溢れ出たシール剤がカバープレート103とベース22を一体的に接着する。更に、シール剤はシール部と接着部を含み、シール部がシール溝内に充填される。また、接着部はシール溝の開口及びその周辺に溢れ出し、カバープレート103とベース22を接着する。且つ、上蓋1を閉じると、洗濯機内部の蒸気が上蓋1から洗濯機の一方の側の吸気グリル6へと向かい、ベース22とカバープレート103との隙間に進入する。しかし、第1シール溝5の作用によって、蒸気は発光構造41から隔離され、第1シール溝5により遮断された水蒸気が凝結して水滴となる。上蓋1は閉じられたときに一定の傾斜角度を有するため、凝結した水滴は、傾斜した上蓋1内のカバープレート103に沿って低位置まで流れる。上蓋1内のベース22における低位置には、漏水孔7と、水流を漏水孔7に案内する集水溝8が設置されており、水滴は漏水孔7から洗濯機内へと戻る。なお、ここで言う蒸気には、洗濯機内部の加熱又は洗浄過程における液状水の気化により形成される蒸気、水蒸気、湿気等の状態の気体が含まれる。更に、シール構造は、発光構造41の外側に周設される第1シール溝5と、第1表示ユニット9の外側に周設される第2シール溝12を含む。また、更に、第1表示ユニット9はタッチ操作可能なディスプレイであり、第2表示ユニット10は、ディスプレイとしてもよいし、洗濯機の洗浄槽の状態を観察するための観察口としてもよい。
【0182】
図16及び図17は発光構造41の概略図であり、主に発光構造41を示している。図16から明らかなように、発光構造41は、主に、第1環状面401、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404からなる。照明機能は、第1環状面401に接着された発光ユニット405によって提供される。また、発光構造41は、フック20によってベース22との接続を実現する。そのため、発光構造41が故障した場合には、発光構造41を交換することで問題の迅速な解決を実現可能である。且つ、発光ユニット405と第1環状面401との接着が緩まないよう、発光構造41における発光ユニット405と第3環状面403には、発光構造41の円心周りに、間隔を置いていくつかの補強リブ21が設置されている。補強リブ21は、発光構造41の強度を強化するほか、発光ユニット405に対し一定の位置規制作用も奏する。これにより、発光ユニット405と第1環状面401の接着が緩むことによる照明不良の問題が回避される。
【0183】
図18及び図19は、主に、ベース22における漏水孔7と集水溝8の構造、及び、発光ユニット405と第1シール溝5との位置関係を示している。図18の位置関係は、上蓋1を閉じたときの状態である。ベース22について更に示すために、図18では、パネルベース2とカバープレート103及びその他いくつかの電子部品を省略している。図19から明らかなように、漏水孔7は上蓋1の低位置に設置されている。水蒸気が凝結した水滴は、傾斜したカバープレート103から下方に向かって集水溝8まで流れる。集水溝8は、漏水孔7へと向かう案内傾向を形成しており、水滴は漏水孔7から洗濯機内へ戻る。
【0184】
図20は、本発明におけるカバープレート103内の発光構造41の断面図であり、透光領域301、非透光領域302と発光ユニット405との位置関係が見て取れる。透光領域301は、発光構造41の光源の真上からずれるように設置されているため、発光ユニット405の光線が透光領域301から直接照射されるとの事態が回避される。
【0185】
本発明では、上蓋1に発光構造41を設置することで、上蓋1が閉じられたときに、外側へ照射する光源を提供可能としている。このことは、ユーザが洗濯機の状態を観察するのに都合がよく、且つ、洗濯機の実用性も強化される。発光構造41の照射構造をこのように設置することで、上蓋1から照射される光線がより均一且つ柔らかくなり、ユーザエクスペリエンスが向上する。また、発光構造41の外側にシール構造を設置することで、蒸気が上蓋1の内部に進入して上蓋1内の電子部品を損傷するとの事態を回避している。且つ、蒸気から形成されて上蓋1の底部に集まった水滴を洗濯機の内部に戻すよう案内する集水溝8と漏水孔7を設置することで、更に、上蓋1の内部への蒸気の進入、及び上蓋1内の電子部品に対する損傷を回避している。
【0186】
このほか、タッチパネル、スタートボタンを上蓋1と一体的に結合することで、上蓋1が内槽全体を覆えるようにしているため、従来のような、上蓋と操作ディスプレイ及び制御ボタンが分割されるとの事態は回避される。これにより、洗濯機の外部寸法を変えることなく内槽のサイズを拡大することができ、内槽の容積が増加するため、ユーザの操作に都合がよい。且つ、タッチパネルにいっそうユーザフレンドリーな動作方式を採用しているため、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0187】
また、パネルベース2の2つの側壁と衣類投入口17で形成される領域に添加剤投入口18を設置することで、洗濯機の外部寸法を増大することなく衣類投入口17の空間を増大させている。これにより、洗濯機の1回あたりの洗浄容量が増加するため、ユーザの洗濯回数と時間の節約となり、洗浄効率が向上する。また、パネルベース2の2つの側壁と衣類投入口17で形成される少なくとも2つの領域に添加剤投入口18を設置することで、パネルベース2の空間を十分に活用できるとともに、洗浄時の洗剤や柔軟剤といった異なる洗浄用品に対するユーザのニーズを満たすことも可能となる。本発明で述べた具体的方案の実施例における応用は、以下の通りである。
【実施例6】
【0188】
図13図20に示すように、本実施例で記載する上蓋1は、上蓋1の本体として設けられるベース22と、ベース22に接続されて上蓋1の上部に設置され、且つベース22の形状と一致するカバープレート103、を含む。ベース22内には発光構造41が設置されている。カバープレート103は透光領域301と非透光領域302を有しており、透光領域301は、発光構造41の光源の真上からずらして設置されている。発光構造41から出射された光線は、カバープレート103の透光領域301を通過する。
【実施例7】
【0189】
図13図20に示すように、本実施例は上記実施例6を更に限定する。本実施例で記載する洗濯機の上蓋1の構造では、ベース22内に、発光構造41の外部に周設される第1シール溝5が更に設けられている。第1シール溝5内にはシール剤が注入されており、シール剤の作用によって、発光構造41と外部空間との密封が実現される。
【実施例8】
【0190】
図13図20に示すように、本実施例は上記実施例7を更に限定する。本実施例で記載する発光構造41の外側に設置される第1シール溝5では、第1シール溝5内にシール剤が注入されたあと、溢れ出た部分がカバープレート103とベース22を一体的に接着する。シール剤によって、密封及び防湿作用が奏されるとともに、ベース22とカバープレート103を接着するとの作用も奏される。具体的に、上蓋1が閉じられると、蒸気が上蓋1から洗濯機の一方の側の吸気グリル6へと向かい、ベース22とカバープレート103との隙間に進入するが、蒸気は、第1シール溝5の作用によって発光構造41から隔離される。
【実施例9】
【0191】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例6~実施例8のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記発光構造41におけるベース22寄りの辺縁に、ベース22で形成された水滴を洗濯機に戻すよう案内する漏水孔7が設置されている。蒸気から形成されて上蓋1の底部に集まった水滴を洗濯機の内部に戻すよう案内する集水溝8と漏水孔7を設置することで、更に、上蓋1の内部への蒸気の進入、及び上蓋1内の電子部品に対する損傷を回避している。
【実施例10】
【0192】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例9のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記上蓋1が閉じられた場合に、上蓋1が傾斜角度を有する。また、漏水孔7は、上蓋1が閉状態となったときの低い側に設置されている。更に、ベース22には集水溝8が設置されており、集水溝8内に間隔を置いて分布する漏水孔7が設置されている。上蓋1を閉じると、蒸気が上蓋1から洗濯機の一方の側の吸気グリル6へと向かい、ベース22とカバープレート103との隙間に進入する。蒸気はベース22と接触すると凝縮して水滴となる。そして、上蓋1の傾斜角度に案内されて集水溝8内に集まると、漏水孔7から洗濯機内へと流れる。
【実施例11】
【0193】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例10のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例において、前記発光構造41は、ベース22に嵌入されるとともに順に接続されて溝型構造を形成する第1環状面401、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404と、第1環状面401に設置されて照明光を出射する発光ユニット405、を含む。透光領域301は、第1環状面401、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404により形成される溝型構造を少なくとも部分的に覆う。また、発光ユニット405と第1環状面401は接着により接続が実現される。発光ユニット405はLEDライトである。
【0194】
具体的に、図17及び図18は発光構造41の概略図であり、主に発光構造41を示している。図18から明らかなように、発光構造41は、主に、第1環状面401、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404からなる。照明機能は、第1環状面401に接着された発光ユニット405によって提供される。また、発光構造41は、フック20によってベース22との接続を実現する。そのため、発光構造41が故障した場合には、発光構造41を交換することで問題の迅速な解決を実現可能である。且つ、発光ユニット405と第1環状面401との接着が緩まないよう、発光構造41における発光ユニット405と第3環状面403には、発光構造41の円心周りに、間隔を置いていくつかの補強リブ21が設置されている。補強リブ21は、発光構造41の強度を強化するほか、発光ユニット405に対し一定の位置規制作用も奏する。これにより、発光ユニット405と第1環状面401の接着が緩むことによる照明不良の問題が回避される。
【実施例12】
【0195】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例11のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例において、前記第2環状面402は、第1環状面401に接続されており、且つパネルベース2の辺縁に向かって延設されている。また、第3環状面403は、第2環状面402に接続されており、第1環状面401から遠ざかる側に延設されるとともに、第1環状面401に対し夾角を形成している。第3環状面403が第1環状面401に対し形成する夾角は、30°~60°の間である。第4環状面404は、第3環状面403に接続されており、パネルベース2の辺縁側に向かって延設されるとともに、第2環状面402と平行である。
【0196】
更に、発光ユニット405、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404が、発光ユニット405から出射された光線を反射する空間を形成する。発光ユニット405から出射された光線は、第2環状面402、第3環状面403及び第4環状面404で反射されたあと、カバープレート103の透光領域301から出射されて、均一な環状のテープ照明光を形成する。
【0197】
また、更に、カバープレート103の透光領域301から出射されるテープ照明光は、半環状又は不完全な環状のテープライトであってもよい。且つ、更に、前記発光構造41は、全体が発光する均一なテープライト又は間隔が均一なテープライトである。
【実施例13】
【0198】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例12のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例で記載する洗濯機の上蓋1の構造は、上蓋1の本体として設けられるベース22と、ベース22に接続されて上蓋1の上部に設置され、且つベース22の形状と一致するカバープレート103、を含む。ベース22内には、洗浄プログラムを操作及び選択する、及び/又は、洗浄パラメータを修正して表示する第1表示ユニット9と、洗濯機の運転状態を表示する第2表示ユニット10と、電源ボタン11が設置されている。
【0199】
本発明では、タッチパネル、スタートボタンを上蓋1と一体的に結合することで、上蓋1が内槽全体を覆えるようにしているため、従来のような、上蓋と操作ディスプレイ及び制御ボタンが分割されるとの事態は回避される。これにより、洗濯機の外部寸法を変えることなく内槽のサイズを拡大することができ、内槽の容積が増加するため、ユーザの操作に都合がよい。且つ、タッチパネルにいっそうユーザフレンドリーな動作方式を採用しているため、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【実施例14】
【0200】
図13図20に示すように、本実施例は上記実施例12を更に限定する。本実施例では、前記上蓋1が閉じられると、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11が動作状態に入る。一方、上蓋1が開かれると、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は待機状態に入る。
【0201】
日常的な使用においては、操作者による操作の利便性及び電気エネルギーの節約との観点から、操作者が洗濯機の上蓋1に対し開放操作を実行した場合、上蓋1上の第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は待機状態に入る。上蓋1が開状態の場合には、操作者が上蓋1をプッシュプルする際にディスプレイに触れる可能性がある。そのため、上蓋1が閉じている場合にのみ、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は動作状態に入る。一方、上蓋1の開放過程において、操作者は、内槽に衣類又は洗剤、柔軟剤等を投入する操作を実行し得る。
【0202】
具体的に、動作状態において、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は制御ユニットと通信接続し、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11によって洗濯機に対する操作及び表示機能を実現可能である。更に、待機状態において、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は制御ユニットと通信接続するが、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11は表示機能のみを有する。また、更に、第1表示ユニット9、第2表示ユニット10及び電源ボタン11が一定の時間操作されなかった場合、洗濯機は低エネルギー消費の休止状態に入る。
【実施例15】
【0203】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例13又は実施例14で記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記上蓋1が閉じられたとき、電源ボタン11をタッチすることで洗濯機のオン又はオフが実現される。
【0204】
更に、前記第1表示ユニット9は、洗濯機が正常な動作状態の場合に、省エネルギーの休止状態となる。第1表示ユニット9は、動作状態に入ってから一定時間後に休止状態に入る。ユーザは、第1表示ユニット9が休止状態に入るまでの一定時間をカスタマイズ可能である。
【0205】
また、更に、前記第1表示ユニット9は、タッチウェイクアップ及び/又は音声ウェイクアップによってウェイクアップが実現される。音声ウェイクアップには、ユーザによる所定の音声の発出、及び/又は、ユーザによるトリガ音のカスタマイズが含まれる。音声ウェイクアップには、第1表示ユニット9自体に蓄積されている予め選択された音声、及び/又は、ユーザが第1表示ユニット9の録音モードで取得した外部音声が含まれる。
【0206】
また、動作信号の違いによって、操作者による洗濯機の動作状態の識別をより良好に補助可能となり、安全性が向上する。
【実施例16】
【0207】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例13~実施例15のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記第1表示ユニット9が表示する警告信号の内容を、ロゴ(logo)、時間、パターン、音声、表示色、及びユーザがカスタマイズしたいずれか1つ又は複数の組み合わせとする。
【0208】
更に、前記第2表示ユニット10は、洗濯機の動作過程において明滅状の動作状態となる。洗濯機が正常な動作状態の場合、第2表示ユニット10の明滅間隔は均一であるが、洗濯機が異常動作状態となった場合には、第2表示ユニット10の明滅頻度が加速するとともに、警告信号が発せられる。
【0209】
また、更に、前記第2表示ユニット10は、色の切り替えによって洗濯機の異なる状態の提示を実現する。
【0210】
且つ、更に、前記第2表示ユニット10が表示する内容は、ロゴ(logo)、時間、パターン、音声、及びユーザがカスタマイズしたいずれか1つ又は複数の組み合わせとする。
【実施例17】
【0211】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例13~実施例16のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記ベース22に、第1表示ユニット9の外側に周設される第2シール溝12が設けられている。第2シール溝12内にはシール剤を注入し、シール剤の作用によって、第1表示ユニット9と外部空間との密封を実現する。シール剤を第2シール溝12に満たしたあと、溢れ出た部分がカバープレート103とベース22を一体的に接着する。第2シール溝12を設置することで、上蓋1の内部に蒸気が進入して上蓋1内の電子部品を損傷するとの事態が更に回避される。
【実施例18】
【0212】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例17のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例で記載する洗濯機の上蓋1の構造は、上蓋1及びパネルベース2を含み、パネルベース2の内部に洗剤を投入するための収容室が設置されている。また、パネルベース2の本体には、衣類を投入するための衣類投入口17が設置されている。本発明において、パネルベース2の隣り合う2つの側壁と衣類投入口17の間に規定される領域には、収容室と連通する添加剤投入口18が設置されている。具体的に、本発明では、パネルベース2に衣類投入口17を設置している。衣類投入口17は略円形をなしており、パネルベース2の中心寄りの位置に設置されるとともに、パネルベース2の大部分の領域を覆っている。よって、洗濯機の外部寸法を増大することなく衣類投入口17の空間を増大させられるため、洗濯機の1回あたりの洗浄容量が増加する。これにより、ユーザの洗濯回数と時間の節約となり、洗浄効率が向上する。
【0213】
更に、円形又は略円形の衣類投入口17を設置し、上蓋1をパネルベース2に組み合わせるとともに、衣類投入口17のサイズに近似させる。これにより、パネルベース2と上蓋1のサイズ設定が近似するため、洗濯機の外部寸法を増大させることなく、洗濯機の上部空間の利用率を向上させられる。従来の設定では、通常、洗濯機の上層部分を、開閉可能な部分である上蓋1と、上蓋1に係合するよう形成される洗濯機の上層構造におけるコントロールパネルとしている。これに対し、本発明では、コントロールパネルを上蓋1上に集積可能なため、真の意味で洗濯機の上層構造の一体化が実現されるとともに、洗濯機の外部空間が間接的に縮小されるため、洗濯機の内部空間の利用率が向上する。
【実施例19】
【0214】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例18のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記衣類投入口17が、パネルベース2の上端面に設置される投入入口14と、パネルベース2の下端面に設置される投入出口15を含む。投入入口14とパネルベース2の隣り合う2つの側壁で形成される領域には添加剤投入口18が設置されている。つまり、パネルベース2の隣り合う2つの側壁と投入入口14の間に規定され、且つパネルベース2の上端面に位置する領域に前記添加剤投入口18が設置されている。
【0215】
前記パネルベース2の隣り合う2つの側壁と投入入口14の間に規定され、且つパネルベース2の上端面に位置する領域は4つである。また、添加剤投入口18は少なくとも2つであり、それぞれ異なる領域に設置されている。これらのうち、少なくとも1つの添加剤投入口18は洗剤を投入するために用いられ、少なくとも1つの添加剤投入口18は柔軟剤を投入するために用いられる。ただし、当業者が本発明の技術方案を理解しやすいよう、本発明では、例えば、2つの収容室を接続する管路や、内槽に洗剤を送り込む弁体等のパネルベース2の底部における一部のデバイスを省略している。前記添加剤投入口18は、投入入口14とパネルベース2の隣り合う2つの側壁で形成される少なくとも2つの隣り合う領域に設置されている。具体的に、添加剤投入口18は、操作者が立つ位置に対する遠端、近端、2つの側辺のうちの一方の位置に設置可能である。また、隣り合う位置に設置することで、操作者による洗剤及び柔軟剤の投入が容易となる。
【0216】
本実施例では、前記上蓋1とパネルベース2を枢着軸で接続している。枢着軸は、隣り合う2つの添加剤投入口18の間に設置されており、モータにより駆動されることで、上蓋1の開閉を実現する。図14で提供する方案では、2つのモータで2つの枢着軸を駆動するが、当業者はこれを一例として解釈可能である。実際の応用では、モータを1つ設置して2つの枢着軸を駆動することで、上蓋1の開閉を実現可能である。
【実施例20】
【0217】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例19のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記衣類投入口17が、パネルベース2の上端面に設置される投入入口14と、パネルベース2の下端面に設置される投入出口15を有している。本発明における前記パネルベース2の上端面及び下端面とは、洗濯機を安定的に設置したあとの縦方向に対する方向である。
【0218】
更に、投入入口14と投入出口15は、平滑な曲面16を介して接続されている。平滑な曲面16には、超音波振動波を発生可能な超音波洗浄モジュール19が設置されている。
【0219】
また、更に、投入出口15が位置する平面における超音波洗浄モジュール19の投影から投入出口15の中心までの距離は、投入入口14が位置する平面における超音波洗浄モジュール19の投影から投入入口14の中心までの距離よりも小さい。本発明では、衣類投入口17を、パネルベース2の上端寄りの投入入口14と、パネルベース2の下端寄りの投入出口15として設置している。また、投入入口14と投入出口15は略円形をなしている。超音波洗浄モジュール19は、投入入口14と投入出口15が位置する平面における投影について、投入出口15の中心から超音波洗浄モジュール19までの距離が、投入入口14から超音波洗浄モジュール19までの距離よりも小さくなっている。こうすることで、超音波洗浄モジュール19は、衣類投入口17に設置したときに、投入出口15に対していっそう内槽の中心に近付くため、ユーザが衣類を手に持って洗浄を実現するのに一段と都合がよい。また、洗浄効率が上がり、ユーザエクスペリエンスも向上する。
【0220】
且つ、更に、前記平滑な曲面16には、パネルベース2の上端からパネルベース2の下端へ向かう案内傾向が形成されている。具体的に、本実施例における前記投入入口14の面積は投入出口15よりも大きく、投入入口14と投入出口15のサイズの影響によって、平滑な曲面16はパネルベース2の上端からパネルベース2の下端へ向かう案内傾向を形成している。
【実施例21】
【0221】
図13図20に示すように、本実施例は、上記実施例5~実施例20のいずれかで記載した実施例について更に限定する。本実施例では、前記平滑な曲面16に超音波洗浄モジュール19が設置されている。超音波洗浄モジュール19が発生する超音波振動波は、衣類投入口17を通過して洗濯機に進入し、処理対象の衣類の洗浄を実現する。超音波洗浄モジュール19は、パネルベース2の上端から下端に向かって反転可能な構造か、プッシュプルによる開閉が可能な構造とされる。下方への反転又はプッシュにより閉じられた超音波洗浄モジュール19と平滑な曲面16は滑らかに連なる。また、超音波洗浄モジュール19を不使用時に折り畳んで収納できるよう、超音波洗浄モジュール19と洗濯機のパネルベース2との接続方式を改良している。これにより、衣類投入口17の空間が更に増大するとともに、超音波洗浄モジュール19の設置がいっそうユーザフレンドリー化するため、ユーザエクスペリエンスが向上する。
【0222】
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる任意の簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
【符号の説明】
【0223】
1 上蓋
2 パネルベース
3 第1表示制御モジュール(100 第1表示装置)
4 第2表示装置
101 上ハウジング
102 下ハウジング
103 カバープレート
104 収容溝
105 第1貫通孔
106 密封蓋
107 挿接片
108 挿接口
109 位置決め片
110 位置決め孔
111 第1凹溝
112 第1シールリング
113 第2凹溝
114 第2シールリング
115 装着溝
116 観察窓開口
117 第1係合構造
118 第2係合構造
119 ネジ接続構造
301 透光領域
302 非透光領域
41 発光構造
401 第1環状面
402 第2環状面
403 第3環状面
404 第4環状面
405 発光ユニット
5 第1シール溝
6 吸気グリル
7 漏水孔
8 集水溝
9 第1表示ユニット
10 第2表示ユニット
11 電源ボタン
12 第2シール溝
14 投入入口
15 投入出口
16 平滑な曲面
17 衣類投入口
18 添加剤投入口
19 超音波洗浄モジュール
20 フック
21 補強リブ
22 ベース
200 表示プレート
201 表示プレートホルダ
202 表示プレート外パネル
203 開口
204 第1係接片
205 第1係接孔
206 位置決めポール
207 位置決め挿入孔
208 第2係接片
209 第2係接孔
210 位置規制遮断リブ
211 接続片
212 接続孔
213 退避口
214 第3係接片
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2021-08-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含む衣類処理装置において、
前記本体の上部に設置される第1表示装置、及び、
前記本体の少なくとも1つの側面に設置される第2表示装置、を含み、
前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示することを特徴とする衣類処理装置。
【請求項2】
前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含み、前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されており、
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルは、それぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられており、前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続され
前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられており、前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられていることを特徴とする請求項に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記表示プレート外パネルは、外側から前記表示プレートホルダを覆い、前記表示プレート外パネルと表示プレートホルダには互いに係合する位置決め構造が設置されており、
好ましくは、前記位置決め構造は、表示プレート外パネルの内側に設置される位置決めポールと、表示プレートホルダの本体に設置される位置決め挿入孔を含み、前記位置決めポールと前記位置決め挿入孔の位置は対応するように設置されており、
好ましくは、前記位置決め挿入孔は前記開口の左右両側に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記表示プレート外パネル及び表示プレートホルダには、更に、互いに係合する接続構造が設置されており、前記接続構造は、表示プレート外パネルに設置される第2係接孔と、表示プレートホルダの対応位置に設置される第2係接片を含み、
好ましくは、前記第2係接片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記表示プレートホルダ上の第2係接片の一方の側は表示プレートホルダの裏面に固定されており、他方の側は表示プレートホルダの裏面から遠ざかる方向に水平に延伸しており、第2係接片の延伸端には突出構造が設けられており、
好ましくは、前記第2係接片の両側には位置規制遮断リブが設置されており、前記位置規制遮断リブと第2係接片の延伸方向は同じであり、
好ましくは、前記位置規制遮断リブと第2係接片は一定の距離を隔てて設置されており、前記第2係接孔は、第2係接片との係接後、両側の位置規制遮断リブの間に規制され、
好ましくは、前記位置規制遮断リブの水平の延伸長は第2係接片の延伸長よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面には、更に、パネルベースに接続される接続片が設置されており、接続片には、固定部材を挿通させる接続孔が設けられており、前記パネルベースには、接続片と係合する窪んだ接続溝が設置されており、接続溝に固定孔が設けられており、前記接続片を接続溝に伸入させたあと、固定部材を接続孔に挿通して固定孔に固定し、
好ましくは、前記表示プレートホルダには退避口が設置されており、表示プレート外パネルの裏面に設置された接続片が前記退避口に挿通されてパネルベースに接続され、
好ましくは、前記接続片は、表示プレートホルダ及び/又は表示プレート外パネルの裏面から、当該裏面とは離れる方向に水平に延伸し、前記接続孔は接続片の延伸端に位置しており、
好ましくは、前記接続片には補強リブが設置されており、前記補強リブの延伸方向は、接続片の延伸方向と同じ及び/又は垂直であり、
好ましくは、前記接続片は、前記開口の外周まわりに複数設置されることを特徴とする請求項2~6のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記表示プレートホルダの裏面には、更に、パネルベースと係接する第3係接片が設置されており、前記パネルベースの前側の対応位置には第3係接孔が設置されており、
好ましくは、前記第3係接片と接続片は間隔を隔てて交互に設置され、
好ましくは、前記接続片の長さは第3係接片の長さよりも大きいことを特徴とする請求項2~7のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されている衣類処理装置において、更に、
上蓋内に設置され、且つ発光構造を含む第1表示装置と、
本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含み、
前記第1表示装置及び第2表示装置は、同期して又は別々に、衣類処理装置の状態情報及び/又は運転情報を表示することを特徴とする衣類処理装置。
【請求項10】
前記上蓋は、ベース、及び、前記ベースに接続されるカバープレートを含み、前記発光構造はベース内に設置されており、前記カバープレートは透光領域と非透光領域を有し、透光領域は発光構造の光源の真上からずらして設置され、
好ましくは、発光構造はベース内に周設される環状のテープライト構造であり、発光構造から出射された光線は、カバープレートの透光領域を貫通して光線が均一なテープ状の光を形成することを特徴とする請求項に記載の衣類処理装置。
【請求項11】
前記発光構造は、ベースに嵌入されるとともに順に接続されて溝型構造を形成する第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面を含み、透光領域は、第1環状面、第2環状面、第3環状面及び第4環状面により形成される溝型構造を少なくとも部分的に覆い、前記第1環状面には、照明光を出射する発光ユニットが設置されており、
好ましくは、発光ユニットと第1環状面は接着により接続が実現され、
より好ましくは、発光ユニットは環状のLEDライトであり、
前記第1環状面とカバープレートとは夾角を形成しており、
好ましくは、第1環状面とカバープレートの間の夾角は45°~135°の間であり、
より好ましくは、第1環状面の設置長は発光ユニットに対応していることを特徴とする請求項9又は10に記載の衣類処理装置。
【請求項12】
前記第2表示装置は、表示プレート、表示プレートホルダ及び表示プレート外パネルを含み、前記表示プレート外パネルは表示プレートホルダの外側に配設されており、前記表示プレートは表示プレートホルダの内側に配設されており、
好ましくは、前記表示プレート及び/又は表示プレート外パネルはそれぞれ表示プレートホルダに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項9~11のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項13】
前記表示プレートホルダには、表示プレートの外形の輪郭と一致する開口が設けられており、前記表示プレートは、前記開口に配設されて、開口の外周の表示プレートホルダに取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記表示プレートと前記開口の外周の表示プレートホルダは係接により接続され、
好ましくは、前記開口の外周の左右両側、及び/又は上下両側の表示プレートホルダには第1係接片が設置されており、第1係接片には突出した弾性構造が設けられており、前記表示プレートの対応位置には、第1係接片と係合する第1係接孔が設けられていることを特徴とする請求項12に記載の衣類処理装置。
【請求項14】
本体と上蓋を含み、前記上蓋が本体の上部に装着されている衣類処理装置において、更に、
上蓋に設置されて衣類処理装置の操作情報を表示する第1表示装置と、
本体の前側、及び/又は左側、及び/又は右側の側面に設置される第2表示装置、を含み、
前記上蓋はハウジングとカバープレートを含み、前記ハウジングには第1表示装置を収容する収容溝が設けられており、第1表示装置を前記収容溝に装入したあと、前記カバープレートでハウジングの上面を覆うことを特徴とする衣類処理装置。
【請求項15】
前記第1表示装置は、第1表示制御モジュールであって、集積して設置される表示モジュールと制御モジュールを含み、前記収容溝は上向きの開口を有しており、第1表示制御モジュールは開口から収容溝に配設され、前記カバープレートが収容溝の開口を覆い、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールは、取り外し可能に開口から前記収容溝に固定されることを特徴とする請求項14に記載の衣類処理装置。
【請求項16】
前記ハウジングは上ハウジング及び下ハウジングを含み、前記上ハウジングには第1貫通孔が設けられており、前記第1表示制御モジュールが前記第1貫通孔に配設され、第1貫通孔の下部には、これと係合する密封蓋が設けられており、前記収容溝を形成して第1表示制御モジュールの下部をカバー及び密封し、
好ましくは、前記密封蓋は底板と側板を含み、前記側板は底板の辺縁を取り巻くように設置されており、底板と側板が連携して上方が開口した凹型空間を有することを特徴とする請求項15に記載の衣類処理装置。
【請求項17】
前記第1表示制御モジュールは、位置規制構造を利用して前記第1貫通孔に配設され、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する挿接片が設けられており、前記第1貫通孔の辺縁の対応位置には、挿接片と係合する挿接口が設けられており、
好ましくは、前記挿接片は、第1表示制御モジュールの辺縁から外側に延伸し、且つ水平方向に一定の距離延伸することで形成され、前記挿接口は、第1貫通孔の内周縁に設けられる下方に窪んだ切り欠きであり、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールが第1貫通孔に配設される際に、前記挿接片は上から下へ挿接口に挿入され、第1表示制御モジュールの上面と上ハウジングの上面が面一となることを特徴とする請求項16に記載の衣類処理装置。
【請求項18】
前記第1表示制御モジュールと第1貫通孔には、互いに係合する位置決め構造が更に設けられており、
好ましくは、前記第1表示制御モジュールの外周縁には外側に突出する位置決め片が設けられており、前記第1貫通孔の内周の対応位置には、位置決め片と係合する位置決め孔が設けられており、
好ましくは、前記位置決め片は、第1表示制御モジュールの厚み方向に一定の距離延伸しており、
好ましくは、前記位置決め孔は、上下に貫通する孔とするか、上部が開口し、底部が閉塞された切り欠きとすることを特徴とする請求項16又は17に記載の衣類処理装置。
【請求項19】
前記収容溝には、第1表示装置への洗浄水の進入を防止するシール構造が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジングの上面には第1凹溝が設置されており、前記第1凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第1シールリングが設けられており、前記カバープレートが上ハウジングに装着されると、第1シールリングがカバープレートと上ハウジングとの隙間を密封し、
好ましくは、前記上ハウジングの下面には第2凹溝が設置されており、前記第2凹溝は第1貫通孔の外周に位置しており、且つ、これに係合する第2シールリングが設けられており、前記密封蓋が上ハウジングに装着されると、密封蓋の周縁が第2シールリングを押圧することで、密封蓋と上ハウジングとの隙間が密封されることを特徴とする請求項14~18のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【請求項20】
前記上ハウジングと下ハウジングには対応する観察窓開口が設けられており、前記上ハウジングと下ハウジングは上下に対応して取り外し可能に接続され、
好ましくは、前記上ハウジングと下ハウジングの外縁には第1係合構造が設けられており、前記上ハウジング/下ハウジングは一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合片と係合する係合孔が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングの観察窓開口の辺縁には第2係合構造が設けられており、前記上ハウジング/下ハウジングの観察窓開口の辺縁は一体的に設置された係合片を有しており、前記下ハウジング/上ハウジングの対応位置には係合孔が設けられており、
好ましくは、前記上ハウジング及び下ハウジングにおける観察窓開口の辺縁と外縁との間の領域にはネジ接続構造が設置されていることを特徴とする請求項16~19のいずれか1項に記載の衣類処理装置。
【国際調査報告】