(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-06
(54)【発明の名称】連続ビデオキャプチャメガネ発明者:Armaan Saini、Casey Spencer、およびVivek Vinodh
(51)【国際特許分類】
H04N 5/232 20060101AFI20220425BHJP
G02C 11/00 20060101ALI20220425BHJP
H04N 5/77 20060101ALI20220425BHJP
G03B 29/00 20210101ALI20220425BHJP
G03B 5/00 20210101ALI20220425BHJP
G02B 7/28 20210101ALI20220425BHJP
【FI】
H04N5/232
G02C11/00
H04N5/232 120
H04N5/232 060
H04N5/232 300
H04N5/77 200
G03B29/00
G03B5/00 J
G02B7/28 N
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021553055
(86)(22)【出願日】2019-05-24
(85)【翻訳文提出日】2021-09-29
(86)【国際出願番号】 US2019034029
(87)【国際公開番号】W WO2020180339
(87)【国際公開日】2020-09-10
(32)【優先日】2019-03-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521400051
【氏名又は名称】ヒンドサイト テクノロジーズ,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】サイニ、アルマアン
(72)【発明者】
【氏名】スペンサー,キャセー
(72)【発明者】
【氏名】ヴィノドオ,ヴィヴェック
【テーマコード(参考)】
2H006
2H151
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H006CA00
2H151AA00
2H151BA80
2K005CA13
5C122DA03
5C122EA42
5C122EA63
5C122FD01
5C122FD13
5C122FK16
5C122GA24
5C122GC52
5C122GE03
5C122GF01
5C122GG04
5C122HA75
5C122HB01
(57)【要約】
メガネフレームのセットは、ビデオキャプチャ用の電子構成要素を含み、20秒のループでビデオを連続的にキャプチャするように構成されている。フレームにはキャプチャボタンがあり、押されると、電子回路が前の20秒と次の20秒、合計40秒のビデオを非一時的メモリに記憶する。フレーム内の電子回路は、Bluetooth無線およびWi-Fi無線も含み、フレームがモバイルデバイスと通信することを可能にし、より具体的には、保存された20秒のビデオクリップをモバイルデバイスで実行されているアプリに提供することを可能にする。このアプリでは、電話でのビデオクリップの記憶、ビデオクリップの編集、インターネットへのビデオクリップのアップロード、およびメガネの電子回路でのユーザ調整可能な設定の構成が可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続ビデオキャプチャ装置であって、
メガネフレームであって、
第1のテンプルハウジングを有する第1のテンプルと、
第2のテンプルハウジングを有する第2のテンプルと、を有するメガネフレームと、
前記第1のテンプルハウジングに配置された電源と、
ビデオキャプチャカメラと、
マイクロフォンと、
前記第2のテンプルハウジングに配置された電子回路であって、
メモリと、
プロセッサと、
ワイヤレス無線と、
キャプチャボタンと、を備える電子回路と、を備え、
前記電子回路は、前記ビデオキャプチャカメラおよびマイクロフォンからビデオを連続的にキャプチャし、前記メモリ内に最新の20秒のビデオを維持するように構成されており、
前記キャプチャボタンは、前記電子回路に、前記最新の20秒のビデオおよびその後の20秒のビデオを外部デバイスに送信させるために、ユーザによって係合可能である、連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項2】
前記第2のテンプルハウジング内に配置された第2の電源をさらに備える、請求項1に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項3】
前記メガネフレームに取り付けられた視線追跡カメラをさらに備え、前記電子回路は、前記視線追跡カメラから画像を取得し、前記ユーザの視線方向を推定し、前記視線方向の対象物に前記ビデオキャプチャカメラの焦点を合わせるように構成されている、請求項1に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項4】
前記メガネフレームに取り付けられた赤外線光源をさらに備え、前記赤外線光源は、前記視線追跡カメラからの前記画像に角膜反射を生成するように構成されており、前記電子回路は、瞳孔の中心と前記角膜反射の位置とに基づいて、前記視線方向を推定するように構成されている、請求項3に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項5】
前記電源は、ユーザが取り外し可能なバッテリを備える、請求項1に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項6】
前記電子回路は、加速度計をさらに備える、請求項1に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項7】
前記電子回路は、前記加速度計による突然の加速の検出時に、前記最新の20秒のビデオおよびその後の20秒のビデオを前記外部デバイスに送信するように構成されている、請求項6に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項8】
前記電子回路は、第2の外部デバイスからのコマンドを受信すると、前記最新の20秒のビデオおよびその後の20秒のビデオを前記外部デバイスに送信するように構成されている、請求項1に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項9】
前記第2の外部デバイスは、スマートウォッチである、請求項8に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項10】
連続ビデオキャプチャ装置であって、
メガネと、
前記メガネに取り付けられたビデオキャプチャカメラであって、画像安定器を有するビデオキャプチャカメラと、
前記メガネに取り付けられ、前記ビデオキャプチャカメラをユーザの視線の方向に集束させるように構成された視線追跡デバイスと、
前記ビデオカメラからの最新の20秒のビデオを記憶するように構成された連続的に更新されるメモリバッファと、を備え、
前記メガネは、前記ユーザからのコマンドを受信すると、前記最新の20秒のビデオおよびその後の20秒のビデオを外部デバイスに終了するように構成されている、連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項11】
加速度計をさらに備える、請求項10に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項12】
前記メガネは、前記加速度計による突然の加速の検出時に、前記最新の20秒のビデオおよびその後の20秒のビデオを前記外部デバイスに送信するように構成されている、請求項11に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項13】
前記メモリバッファへのビデオの配置に対応して、後ろから前に照らすように構成されたライトをさらに備える、請求項10に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項14】
前記ライトが一列の発光ダイオードを備える、請求項13に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項15】
追加の画像安定化がデジタル信号処理を通じて実行される、請求項10に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項16】
連続ビデオキャプチャ装置であって、
メガネであって、
第1のテンプルハウジングを有する第1のテンプルと、
第2のテンプルハウジングを有する第2のテンプルと、を備えるメガネと、
前記第1のテンプルハウジングに配置されたバッテリと、
前記メガネに取り付けられたカメラと、
前記第2のテンプルハウジングに配置されたキャプチャボタンと、
前記第2のテンプルハウジングに配置され、
プロセッサと、
実行されると、前記プロセッサに、
前記カメラから生のビデオデータを受信することと、
前記受信されたビデオデータを符号化することと、
前記符号化されたビデオをバッファ内のデータ終了位置に配置することと、
前記データ終了位置を、前記バッファ内の次に利用可能なアドレスに更新することと、
データ開始位置を、前記データ終了位置から20秒後のビデオに対応する位置に更新することと、を行わせる命令を含むコンピュータ可読媒体と、を備えるビデオキャプチャ回路と、を備え、
前記キャプチャボタンは、単一回の押下を受信すると、前記プロセッサに、
追加の20秒のビデオをサポートするために前記バッファを拡張するためにメモリを割り当てることと、
前記現在のデータ終了位置を保存し、前記バッファの拡張部分を指すように更新することと、
前記バッファの元の部分の前記コンテンツをファイルに保存することと、
前記バッファの新しい部分の前記コンテンツを前記ファイルに追加することと、
前記バッファの古い部分の割り当てを解除することと、
前記ファイルを外部デバイスに送信することと、を行わせるように構成されている、連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項17】
前記キャプチャボタンは、2回の押下を受信すると、前記プロセッサに、
前記プロセッサが、
前記バッファを拡張するためにメモリを割り当て、
前記現在のデータ終了位置を保存し、前記バッファの前記新しい部分を指すように更新し、
前記バッファの元の部分の前記コンテンツをファイルに保存し、
前記バッファの拡張部分の前記コンテンツを前記ファイルに追加し、
前記バッファの前記古い部分の割り当てを解除する、ループを実行することと、
前記キャプチャボタンがさらに押されたときに、前記ループを終了することと、
前記符号化されたビデオデータの保存を終了し、前記ファイルを閉じることと、
前記ファイルを外部デバイスに送信することと、を行わせるように構成されている、請求項16に記載の連続ビデオキャプチャ装置。
【請求項18】
前記第2のテンプルハウジング内に配置された第2のバッテリをさらに備える、請求項16に記載のビデオキャプチャ装置。
【請求項19】
前記メガネに取り付けられ、前記カメラをユーザの視線の方向に集束させるように構成された視線追跡デバイスをさらに備える、請求項16に記載のビデオキャプチャ装置。
【請求項20】
前記メモリバッファへのビデオの配置に対応して、後ろから前に照らすように構成されたライトをさらに備える、請求項16に記載のビデオキャプチャ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ビデオ録画に関する。より具体的には、本発明は、メガネに取り付けられたビデオ録画装置に関する。本発明は、限定的ではないが、連続ビデオ録画のためのデバイスとして特に有用である。
【背景技術】
【0002】
1980年代に、カムコーダは、ますます多くの消費者の手の届くところにビデオ製作機能をもたらした。もともとはアナログ形式でビデオカセットに録画していたが、カムコーダは、後に、デジタルビデオ録画の機能を取得した。録画フォーマットの変更に伴い、サイズが小さくなり、価格が下がり、ビデオ品質が向上し、消費者の間でビデオ製作の人気が高まった。「America’s Funniest Home Videos」などのテレビ番組や、より最近では、YouTubeなどのビデオ共有ウェブサイトをはじめとする、共有および配信チャネルの開発により、消費者向けビデオ製作の人気はさらに高まっている。
【0003】
一方、消費者向けビデオ製作の性質は変化し、あるいはむしろ拡大した。消費者は、もはや専用のカムコーダの使用に制限されず、スチールカメラや携帯電話は、ビデオ録画機能を取得しており、消費者に広く使用されている。さらに、GoPro,Inc.が販売しているものなどアクションカメラを含む専用カメラは、一人称視点でその活動をハンズフリー録画することを望む消費者の間に人気がある。
【0004】
最近では、ビデオ録画機能を備えたウェアラブル技術は、市場で大きな宣伝を受けているが、消費者による受け入れはそれほど熱心ではない。成功しなかったのは、そのようなデバイスのバッテリ容量が少ないことに一部起因しており、これにより、バッテリを消耗せずに撮影できるビデオの量が大幅に制限される。
【0005】
上記に照らして、アクションカメラが不要なまたは望ましくない状況において一人称視点で便利に録画するように構成されたビデオ録画デバイスを提供することは有利であろう。ハンズフリー録画用に構成されたそのようなビデオ録画デバイスを提供することはさらに有利であろう。充電の間に数時間のビデオを録画するのに十分なバッテリ寿命をそのようなデバイスに提供することはさらに有利であろう。
【発明の概要】
【0006】
メガネフレームのセットは、ビデオキャプチャ用の電子構成要素を含み、20秒のループでビデオを連続的にキャプチャするように構成されている。フレームにはキャプチャボタンがあり、押されると、電子回路は、40秒のビデオを非一時的メモリに記憶する、つまり、キャプチャボタンを押す前の20秒のビデオを、次の20秒のビデオとともに保存する。
【0007】
フレーム内の電子回路は、Bluetooth無線およびWi-Fi無線も含み、フレームがモバイルデバイスと通信することを可能にし、より具体的には、保存された20秒のビデオクリップをモバイルデバイスで実行されているアプリに提供することを可能にする。このアプリでは、電話でのビデオクリップの記憶、ビデオクリップの編集、インターネットへのビデオクリップのアップロード、およびメガネの電子回路でのユーザ調整可能な設定の構成が可能である。
【0008】
上の図に示されているように、メガネは、様々な構成要素の電源として機能するバッテリ(または、フレームの各アームに1つずつ、1対のバッテリ)を含む。プロセッサは、様々な構成要素の動作を管理する。電荷結合デバイス(CCD)と、マイクロフォンを含むサポート回路で構成され得るカメラは、少なくとも1080pの解像度でビデオを連続的にキャプチャする。表面上はプロセッサによって管理されているが、カメラは、プロセッサの作業負荷を低減するために、ダイレクトメモリアクセス(DMA)を使用して作業メモリに書き込み得る。
【0009】
ビデオのストレージは次のようにレイアウトされている。デバイスのアクティブ化から、メディアは、デバイスの作業メモリにh.264データを記憶する循環バッファに書き込まれる。このバッファは、新しいメディアで上書きされる前に、最大20秒相当のメディアを保持することができる。ユーザがデバイスにメディアを保存するように指示すると、さらに20秒相当のメディアを記憶するために、バッファのサイズが変更され、合計40秒のバッファサイズになる。これは、メディアの保存が開始される20秒前から20秒後まで、メディアの連続ストリームが保存されるようにするために起こる。メディアが40秒のバッファを満たすと、デバイスは、データを変換して、生成されたファイル名を持つmp4ファイルとして保存する。その後、バッファのサイズが変更され、循環バッファでの20秒のメディアのキャプチャが再開される。データ変換、ファイルストレージ、および20秒バッファへのメディア入力の再開されたストレージは、デバイスが常に録画しており、コンテンツが失われないようにするために、すぐに連続して行われる。
【0010】
フレームのキャプチャボタンは、作業メモリからのビデオの前の20秒間の転送を開始し、次の20秒間が拡張バッファの残りの部分に記憶され、非一時メモリに転送する。これは一般に、押されると、プロセッサに割り込みをシグナリングするようにボタンを構成することによって実装され、これは次いで、ソフトウェアプロシージャによって処理されて、メモリ転送が開始される。加えて、キャプチャボタンが押された時点で、システムは、さらに20秒間のメディアにメモリを割り当て、転送が行われている間も録画が継続し、最終的には合計40秒間のメディアが記憶されるようにする。BluetoothおよびWi-Fi無線はさらに、携帯電話などの外部コンピューティングデバイスとの通信を可能にし、アプリを実行して、メガネからのビデオを記憶、編集、およびアップロードし、メガネにおいてユーザが調整可能な設定を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の新規の特徴、ならびにその構造およびその動作の両方に関する本発明自体は、添付の説明と併せて取られた添付の図面から最もよく理解され、類似の参照文字は類似の部分を指す。
【0012】
【
図1】連続ビデオキャプチャメガネの好ましい実施形態の斜視図である。
【
図2】
図1の連続ビデオキャプチャメガネの分解図である。
【
図3】視線追跡装置を備えた連続ビデオキャプチャメガネの好ましい実施形態の斜視図である。
【
図4】
図1の連続ビデオキャプチャメガネの様々な電子構成要素の図である。
【
図5】
図1の連続ビデオキャプチャメガネの好ましい実施形態の様々な構成要素を示す図である。
【
図6】
図1の連続ビデオキャプチャメガネのビデオ録画バッファのメモリレイアウトの図である。
【
図7】
図1の連続ビデオキャプチャメガネによって実行される連続ビデオ録画のプロセスを説明するフローチャートである。
【
図8】ユーザが
図1の連続ビデオキャプチャメガネのキャプチャボタンを押したときに開始されるプロセスを説明するフローチャートである。
【
図9】
図1の連続ビデオキャプチャメガネでユーザがキャプチャボタンを2回押したときに開始されるプロセスを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
最初に
図1を参照すると、連続ビデオキャプチャメガネの好ましい実施形態が示され、一般に100と示されている。メガネ100は、左テンプルハウジング112を有する左テンプル110と、右テンプルハウジング122を有する右テンプル120とを備える。画像センサ131(
図1には示されていない)を備えたカメラ130は、メガネ100のブリッジに取り付けられて示されているが、いくつかの実施形態では、左側のテンプルハウジング112の前面(すなわち、着用者の目に最も近いテンプルハウジングの端部)、または右テンプルハウジングの前面122に配置されている。好ましい実施形態では、画像センサ131は、アクティブピクセルセンサ(「APS」)であるが、代替の実施形態では、それは電荷結合デバイス(「CCD」)である。本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、他の画像化デバイスを使用できることは当業者には明らかであろう。マイクロフォン132はまた、メガネ100の好ましい実施形態に存在する。
【0014】
メガネ100は、画像センサ131からのビデオおよびマイクロフォン132からの音声を連続的にキャプチャする。着用者がメガネ100のボタン134を押すと、最新の20秒のキャプチャされたビデオおよび次の20秒のキャプチャされたビデオがファイルに記憶される。
【0015】
次に
図2を参照すると、メガネ100は、画像センサ131からのビデオおよびマイクロフォン132からの音声をキャプチャし、記憶するために、電子回路140をさらに備える。電子回路140のいくつかの主要な構成要素は、
図4に関連してより詳細に論じられている。バッテリを含む電子回路140、およびいくつかの実施形態では、画像センサ131および/またはマイクロフォン132を除いて、左テンプルハウジング112および右テンプルハウジング122に収容される。左テンプル110と右テンプル120の両方にバッテリおよび他の電子構成要素用のハウジングを含めることにより、電気エネルギー(すなわち、バッテリ)を貯蔵するためにより多くのスペースが利用可能であり、メガネ100が連続的に動作することを可能にし、より具体的には、ビデオをかなりの時間、好ましい実施形態では数時間、連続してキャプチャすることができる。
【0016】
ここで
図3を参照すると、視線追跡技術は伝統的に主に研究、特に神経科学と心理学の研究、安全関連の研究と工学、および大企業が資金提供するマーケティング研究に限定されていた。その結果、精度および正確度に重点が置かれ、利用可能な技術の多くは高価であるだけでなく、使用するには専門的なトレーニングが必要である。本発明の好ましい実施形態の独特の態様は、消費者向けの写真およびビデオキャプチャの分野への視線追跡技術のインポートである。より具体的には、メガネ100の好ましい実施形態に組み込まれた視線追跡技術を使用して、ユーザによって観察されている対象物にカメラ130の焦点を自動的に合わせる。
【0017】
目の突然の急な動きごとに連続的に再集束させるのではなく、少なくとも瞬間的に目が凝視する対象物にのみカメラ130の焦点を合わせることが望ましいので、目のすべての動きを追跡する必要はない。また、一般的に注意を向ける対象物はそれほど小さくなく、焦点を選択する際にある程度の柔軟性があるため、目の位置のかなり大まかな推定でも驚くほど良い結果が得られる。結果として、使用される視線追跡装置は、比較的安価であり得、比較的低いサンプリングレートおよび比較的低い解像度を有する。同じ理由で、ほとんどのユーザにとって較正の必要性を回避することができるが、より高い正確度を望む可能性があるユーザのために、好ましい実施形態では、較正ルーチンが提供される。視線追跡機能は、本明細書に記載のメガネ100の他の実施形態のすべての機能と組み合わせて実装され得ることが十分企図されている。
【0018】
好ましい実施形態では、視線追跡装置は、赤外線光源142、およびレンズの周りのメガネ100のフレーム、またはメガネ100のいくつかの実施形態では、レンズはないので、通常のメガネの対ではレンズが配置される位置に取り付けられたカメラ144を含む。1024×768、800×600、さらには640×480ピクセルの画像を提供するカメラなどの低解像度カメラ144を使用するだけで十分である。赤外線光源142からのライトは、使用者の角膜から反射する。角膜反射および瞳孔は、パターン認識ソフトウェアを使用してカメラ144によって生成されたフレームで識別され、瞳孔中心が推定され、瞳孔中心から角膜反射までのベクトルが計算される。このベクトルは、ユーザの目が向けられる方向と角度、およびしたがって、ユーザが見ているおおよその方向を推定するために使用される。
【0019】
屋外では、太陽光からの反射が角膜反射の検出を妨げる可能性があるため、ソフトウェアは、瞳孔の中心のみに基づいて視線方向を推定することにフォールバックする。これは、正確度のわずかな低下をもたらすが、通常、カメラ130の焦点を合わせる際に使用するには十分に正確である。いくつかの実施形態は、キャプチャされたフレーム内の目の形状および位置に基づいて、ユーザが前方を見つめているときに瞳孔が存在するであろう点を推定することによって、フォールバック方法の正確度を向上させる。
【0020】
代替の実施形態では、赤外線光源142は完全に省略され、上記のフォールバック計算は、カメラ130の視線追跡および焦点を選択するための主要な方法である。
【0021】
視線追跡装置は、メガネ100のレンズまたは側面のいずれかにあり得、少なくとも1つの実施形態では、視線追跡装置は、メガネ100の各側にある。いずれかの側に視線追跡装置を備えた実施形態の利用可能性は、メガネ100が特定の眼に関連する障害を有する人々にとってより有用であることを可能にし得る。両側に視線追跡装置を備えた実施形態の利用可能性はまた、メガネ100が特定の眼に関連する障害を有する人々にとってより有用であることを可能にし、さらにメガネ100の視線追跡機能のより高い正確度を可能にし得る。
【0022】
ここで
図4を参照すると、メガネ100の様々な電子構成要素が示されている。好ましい実施形態ではバッテリを備える電源150は、他の様々な電子構成要素に電力を供給する。好ましい実施形態では、電源150は、少なくとも1000mAhのエネルギーを蓄積することができ、これにより、少なくとも7時間~10時間の録画時間が可能になる。いくつかの好ましい実施形態では、電源150は、1つまたは2つのユーザが取り外し可能で交換可能なバッテリを含み、ユーザがメガネ100用の予備のバッテリを持ち運ぶことを可能にする。プロセッサ152は、メガネ100の動作を管理するソフトウェアを実行する。プロセッサをサポートするのは、ビデオストレージ用の1つ以上のバッファを備える、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの作業メモリ154の形態の非一時的メモリである。作業メモリはまた、プロセッサ152によって操作され、本明細書に記載のプロセスを含むメガネ100の動作を制御するためのプロセスを実行させる命令を含む、好ましい実施形態では、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)の形態の読み取り専用メモリ(ROM)を含み得る。代替的に、いくつかの実施形態では、プロセッサ152によって操作される命令を含むプログラムのいくつかまたはすべては、ストレージ156に記憶され、プログラム命令を実行するために必要に応じて作業メモリ154、通常はRAMにロードされ得る。プロセッサ152は、一般に、ビデオのキャプチャおよび作業メモリ154におけるその記憶を管理するが、いくつかの実施形態では、画像センサ131およびマイクロフォン132(
図4には示されていない)に関連付けられた専用回路が、プロセッサ152の負担を軽減するために、ダイレクトメモリアクセス(「DMA」)を使用してビデオおよび音声をビデオ記憶バッファに入れる。他の実施形態では、プロセッサ152上で実行されるソフトウェアは、ビデオ記憶バッファに記憶するためにH.264符号化を使用して、キャプチャされたビデオおよび音声をフォーマットし、いくつかのそのような実施形態は、プロセッサ152が必要に応じて他のタスクを同時に実行できるようにするために、複数のコアを有するプロセッサ152を使用する。複数のプロセッサ152はまた、単一のプロセッサ152内の複数のコアの存在を効果的に置き換えることができる。
【0023】
好ましい実施形態は、ビデオを符号化する際に22フレームごとに1つのキーフレームまたはIフレームを使用し、これは、ビデオ記憶バッファに記憶するために、毎秒22フレームおよび1080pの解像度で記憶される。これらの設定はバランスを取り、適度に優れたビデオ品質を適度な量のスペースに記憶できるようにする。それにもかかわらず、他の実施形態は、記憶されたビデオ詳細の量およびバッファスペースに利用可能なメモリの量に関連する異なるニーズに適合され、1秒あたりのI-フレーム数が可変の実施形態を含む、Iフレームの頻度が高い、または低い実施形態、22フレーム/秒以外のフレームレート(例えば、30フレーム/秒および60フレーム/秒)を有する実施形態、および異なる解像度を有する実施形態(720p、1080i、および4Kなど)を含む。
【0024】
キャプチャボタン134が押されると、プロセッサ152は、追加の20秒間のビデオのためにメモリ空間を即座に割り当て、そこに、ビデオおよび音声の継続的なキャプチャが記憶される。一方、以前に割り当てられたバッファからのビデオおよび音声は、フラッシュメモリなどの長期データストレージ用の非一時メモリを備えるストレージ156にファイルとして記憶される。新しく割り当てられたメモリスペースからのビデオおよび音声も、次の20秒のビデオがキャプチャされるときに保存され、40秒のビデオファイルが記憶される。保存されたビデオは、バッファ内の最初の使用可能なキーフレームから始まるため、記憶されたビデオの実行時間は、わずかに異なる場合があるが、40秒との違いはごくわずかであり、違いは1秒未満である。
【0025】
外部I/O構成要素158は、メガネ100が、メガネ100と通信するために、モバイルデバイスにダウンロードされたアプリなどのソフトウェア162を実行するモバイルデバイスなどの外部デバイス160と通信することを可能にする。好ましい実施形態では、外部I/O構成要素158は、少なくとも1つのワイヤレス無線、例えば、Bluetooth無線とWi-Fi無線の一方または両方を含む。外部デバイスへの接続がアクティブであるとき、ビデオファイルがストレージ156に記憶されると、それは外部I/O構成要素158を介して外部デバイスに転送される。好ましい実施形態では、外部デバイスは、ビデオ編集およびアップロード機能を提供するソフトウェアを有し、ユーザが転送されたビデオを編集し、それをインターネットにアップロードすることを可能にする。
【0026】
ここで
図5を参照すると、概念図は、メガネ100の好ましい実施形態の様々な構成要素を示している。
図5は、メガネ100の好ましい実施形態の構造および特定の特徴にいくらか異なる強調を提供し、したがって、
図4のすべての要素が
図5に示されているわけではなく、
図5のすべての要素が
図4に示されているわけでもない。それにもかかわらず、示されていない要素は、少なくともいくつかの好ましい実施形態に存在し、提示のスペースおよび単純さのために省略されているだけであることを理解されたい。
【0027】
図5に示されているのは、I/Oマルチプレクサ170であり、これは、上で論じたように、プロセッサ152に最小限の負担でビデオストレージを容易にするためのDMAハードウェアを含み得る。マルチプレクサ170は、メガネ100に統合された様々なデバイスがプロセッサ152と通信することを可能にする。いくつかの実施形態では、プロセッサ152は、いくつかのI/Oピンを有することができ、メガネ100は、プロセッサ152と通信する必要がある限られた数のデバイスを有することができる。いくつかのそのような実施形態では、デバイスは、プロセッサ152上のI/Oピンを介して単に通信し、マルチプレクサ170は存在しない。
【0028】
加速度計172は、メガネ100のいくつかの好ましい実施形態に存在し、ビデオの自動保存およびデジタル画像安定化などの機能を実装するために使用される。好ましい実施形態では、メガネ100は、「ダッシュカムモード」にすることができ、このモードでは、キャプチャボタン134が押されたかのように、加速度計172を介して突然の加速度が検出されると、前の20秒のビデオおよび次の20秒のビデオが記憶される。突然の加速度は、メガネ100にプログラムされたパラメータに基づいて、所定の1つまたは複数の軸において所定の大きさを超える加速度計172による測定である。
【0029】
左テンプル110、右テンプル120、またはその両方のライト174は、後ろから前に点灯し、ビデオキャプチャが進行中であることを示す。
図5に示されるように、好ましい実施形態では、周囲光に基づいてライト174の明るさを動的に調整するために、ライト174が光センサとともに使用される。好ましい実施形態では、ライト174の明るさは、特定の光源が一般により容易に知覚されるより暗い環境で低下する。当然の結果として、ライト174は、明るい場所ではより明るくなり、観察者からの視認性が維持される。好ましい実施形態では、後述するように、ライト174は、作業メモリ154へのビデオの配置に対応して移動または伸長する。好ましい実施形態では、ライト174は、発光ダイオード(LED)の列でできている。いくつかの実施形態におけるライト174は、テンプル110または120上に直接ではなく、テンプルハウジング112または122上にある。
【0030】
いくつかの好ましい実施形態では、画像安定器176が存在する。画像安定器176の好ましい実施形態は、メガネ100の揺れを補償するために必要に応じて画像センサ131を動かすセンサーシフト画像安定器である。いくつかの実施形態では、画像安定化は、画像センサ131、デジタル信号処理(DSP)プログラム、またはその両方によって受信されたフレームをトリミングすることによって、プロセッサ152によって実行され得る。トリミングまたはDSPプログラムによるデジタル画像安定化と、画像安定器176によるハードウェア画像安定化は、相互に排他的ではなく、いくつかの実施形態は、両方の形態の画像安定化を使用する。
【0031】
ここで
図6を参照すると、循環バッファ200のレイアウトが示されている。バッファ200の長さは、好ましい実施形態における音声を含む、少なくとも20秒のビデオデータを保持するのに十分である。他の実施形態は、音声を別個のバッファ200に記憶することができる。バッファ200は、メモリ内に開始アドレス202、終了アドレス204、データ終了アドレス206、およびデータ開始アドレス208を有する。開始アドレス202がポインタで追跡される場合、終了アドレス204は、ポインタ、または開始アドレス202からの長さまたはオフセットのいずれかによって決定され得、データ終了アドレス206およびデータ開始アドレス208は、同様に、ポインタまたは開始アドレス202からのオフセットのいずれかによって決定することができる。さらに、ビデオおよび音声が固定ビットレートで非圧縮でキャプチャされる実施形態では、メガネ100の動作の20秒後、それはデータ終了アドレス206と同じになるので、別個のデータ開始アドレス208を追跡する必要はない。しかしながら、好ましい実施形態では、圧縮が使用され、20秒に相当するストレージに使用されるバッファ200の部分は変化する。使用されるバッファ200の部分が変化するとき、データ終了アドレス206およびデータ開始アドレス208は、一般に同じではないであろう。
【0032】
データ終了アドレス206、またはデータ開始アドレス208、あるいはその両方へのポインタは、点灯しているライト174の1つまたは複数の部分を決定するために使用される。したがって、ライト174は、バッファ200に配置されているデータに対応するように点灯する。
【0033】
メガネ100の使用中、データがバッファ200に追加されると、データ終了アドレス206は、バッファ200の終了アドレス204に向かって連続的に調整される。データ終了アドレス206が終了アドレス204に到達すると、バッファ200の開始アドレス202を指すように更新され、終了アドレス204に向かって先に進み、メガネ100の使用期間を通してサイクルを繰り返す。同様に、データ開始アドレス208は、メガネ100の動作の20秒に達すると同様の進行を経る。
【0034】
ここで
図7を参照すると、メガネ100によって実行される連続ビデオキャプチャのプロセスの主要なステップが示され、一般に220と示されている。プロセス220は、一般に、メガネ100の他の構成要素と併せてプロセッサ152によって実行されるが、上記のように、いくつかの実施形態では、ステップのいくつかまたはすべては、ダイレクトメモリアクセスを介して画像センサ131およびマイクロフォン132に接続された別個の回路によって実行される。
【0035】
ステップ222において、生のビデオおよび音声データが、画像センサ131およびマイクロフォン132から収集される。ステップ224において、生のビデオおよび音声データが符号化され、好ましい実施形態では、データは、H.264フォーマットを使用して、圧縮フォーマットで符号化される。DMAを使用する特定の実施形態では、単純化のために「生の」または非圧縮フォーマットが使用される。ステップ226において、符号化されたデータは、データ終了アドレス206で始まるバッファ200(または、フォーマットによっては、バッファのセット200)に配置される。次に、ステップ228において、データ終了アドレスは、バッファ200内で次に利用可能なアドレスを指すようにインクリメントされる。循環バッファ200が使用されるので、上書きされる準備ができている古いデータの存在は、アドレスが次に利用可能なアドレスであることを妨げない。データ開始アドレス208もまた、ステップ230で、ステップ226でバッファに追加されたばかりのビデオの部分の20秒前に対応するビデオデータの部分に入るように更新される。次いで、プロセス220が繰り返され、ビデオデータの次のセグメントでステップ222から再び開始する。したがって、プロセス220は、メガネ100が動作している間、ループで実行される。
【0036】
ここで
図8を参照すると、キャプチャされたビデオを記憶するプロセスの主要なステップが示され、一般に240と示される。プロセス240は、着用者がボタン134を押すと開始され、いくつかの好ましい実施形態では、突然の加速など他の手段によって、またはユーザの要求で生成されたソフトウェア162からの信号によって開始される。例えば、モバイルデバイス160は(通常は携帯電話に加えて)スマートウォッチであり得、スマートウォッチ上で実行されるソフトウェア162は、プロセス240を開始するようにメガネ100にシグナリングするためにユーザによって従事可能なユーザインターフェース機能を提供する。ボタン134が押されるか、またはプロセス240が別の方法で開始されると、プロセス240は、バッファ200を拡張して、追加の20秒のビデオを保持するためにメモリを割り当てるステップ242から始まる。次いで、ステップ244において、現在のデータ終了アドレス206が(例えば、プロセッサ152の所定のレジスタに)保存され、データ終了アドレス206が、バッファ200の新しい部分を指すように更新される。この時点で、データ開始アドレス208のコピーも保存され、したがって、記憶のためにビデオの20秒スパンの境界をマークする。データ終了アドレス206の更新により、プロセス220は、新たにキャプチャされたビデオをバッファ200の新たに割り当てられた部分に記憶し、したがって、ボタン134を押す前の20秒を記憶しながら、任意のビデオの損失を回避する。
【0037】
ステップ246において、バッファ200の古い境界を使用して計算された、データ開始アドレス208とデータ終了アドレス206との間の20秒のビデオが、ストレージ156内のファイルに保存される。バッファの新しい部分がいっぱいになると、次の20秒のビデオもストレージ156のファイルに保存される。次いで、ステップ248で、バッファ200の古い部分の割り当てが解除される。割り当て解除は、ビデオの20秒が常に維持されるように徐々に実行されてもよく、またはバッファ200の新しい部分の割り当ての20秒後、またはさらに40秒のビデオファイルがストレージ156に保存されるまで待機することが望ましいとき、バッファ200の新しい部分の割り当てから40秒後に行われるようにスケジュールされてもよい。モバイルデバイス160などの外部デバイスへの接続が利用可能であるとき、ステップ250が実行され、記憶されたファイルの外部デバイスへの転送が含まれる。
【0038】
ここで
図9を参照すると、メガネ100のいくつかの好ましい実施形態は、ユーザがボタン134を2回押すか、ユーザがボタン134を3回押すまでビデオの保存を継続するために、プロセス240のステップ248の前の20秒間にボタン134をもう一度押すことを可能にする。
【0039】
ボタン134の2回目の押下により、メガネ100は、プロセス260によって示されるように、プロセス240の初期ステップをループさせ、ステップ262でバッファに追加のメモリを割り当て、これは、追加のメモリの頻繁な割り当てを回避するために、ステップ242よりも大量のメモリを含み得、ステップ264での関連するポインタの更新、ステップ266でのバッファコンテンツのファイルへの保存、およびステップ268でもはや必要とされないバッファの部分の割り当て解除、これらはすべて、プロセス240の対応するステップと同様の方法で行われる。これらの操作は、ステップ270でボタンが押されるまで続けられ、その時点で、バッファの保存されていない任意のコンテンツがファイルに配置され、ファイルはステップ272で閉じられる。プロセス240と同様に、モバイルデバイス160などの外部デバイスへの接続が利用可能であるとき、ステップ250と類似のステップ274が実行され、記憶されたファイルの外部デバイスへの転送が含まれる。プロセス260のステップ274(またはプロセス240のステップ250)は、例えば、外部デバイスへの接続がプロセス260または240の最初または早い段階で利用できる場合、他のステップと同時に実行され得る。
【0040】
本発明の好ましい実施形態と現在考えられているものが示されているが、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な変更および修正を本明細書で行うことができることは当業者には明らかであろう。
【国際調査報告】