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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-09
(54)【発明の名称】コーヒー豆の焙煎機器
(51)【国際特許分類】
   A23N 12/08 20060101AFI20220426BHJP
【FI】
A23N12/08 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021536384
(86)(22)【出願日】2020-08-10
(85)【翻訳文提出日】2021-06-22
(86)【国際出願番号】 CN2020108173
(87)【国際公開番号】W WO2021169183
(87)【国際公開日】2021-09-02
(31)【優先権主張番号】202020202821.4
(32)【優先日】2020-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521196176
【氏名又は名称】金 文
【氏名又は名称原語表記】Jin Wen
【住所又は居所原語表記】No.31,Meihu Road,Henghe Town,Cixi,Ningbo City,Zhejiang Province 315300,China
(71)【出願人】
【識別番号】521200521
【氏名又は名称】胡 偉
【氏名又は名称原語表記】Hu Wei
【住所又は居所原語表記】No.31,Meihu Road,Henghe Town,Cixi,Ningbo City,Zhejiang Province 315300,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 文
(72)【発明者】
【氏名】胡 偉
【テーマコード(参考)】
4B061
【Fターム(参考)】
4B061AA03
4B061BA09
4B061BB17
4B061CD06
4B061CD12
4B061CD14
4B061CD19
(57)【要約】
本発明は、コーヒー豆の焙煎機器を開示し、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバと、焙煎チャンバに熱及び風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバと、を含み、収集チャンバは焙煎チャンバと連通し、焙煎チャンバの底部には、外部と連通する第1の豆出口が設けられ、第1の豆出口には開閉可能なチャンバドアが設けられる。本発明に係るコーヒー豆の焙煎機器は、焙煎機器全体を手動で持ち上げて傾けることなく、焙煎されたコーヒー豆を取り出すことができ、より便利である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー豆の焙煎機器であって、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバと、前記焙煎チャンバに熱及び風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバと、を含み、
前記収集チャンバは前記焙煎チャンバと連通し、前記焙煎チャンバの底部には、外部と連通する第1の豆出口が設けられ、前記第1の豆出口には開閉可能なチャンバドアが設けられる、
ことを特徴とするコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項2】
前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積よりも小さく、
前記チャンバドアの下部には、前記熱風供給装置と電気的に接続されるトリガースイッチが設けられ、前記チャンバドアが開けられると、前記トリガースイッチがトリガーされて前記熱風供給装置の送風を作動させ、前記チャンバドアが閉じられると、前記トリガースイッチがトリガーされず、前記熱風供給装置が送風を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項3】
前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積の半分である、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項4】
前記チャンバドアが所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチがトリガーされる、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項5】
前記所定の角度は、30°~60°である、
ことを特徴とする請求項4に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項6】
前記チャンバドアは、ヒンジ軸を介して前記焙煎チャンバにヒンジ接続され、前記チャンバドアが前記第1の豆出口を閉鎖できるように、前記ヒンジ軸に弾性復帰部材が設けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項7】
チャンバドア駆動軸をさらに含み、前記チャンバドア駆動軸と前記ヒンジ軸は平行に設けられ、前記チャンバドアの前記ヒンジ軸に対応する外側に第1のラックが設けられ、前記チャンバドア駆動軸に前記第1のラックと噛合可能な第2のラックが設けられ、前記チャンバドア駆動軸の一端が外部に突出する、
ことを特徴とする請求項6に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項8】
前記チャンバドア駆動軸の外端にチャンバドアノブがさらに設けられる、
ことを特徴とする請求項7に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項9】
前記チャンバドア駆動軸にトリガー突起が設けられ、前記トリガースイッチが前記トリガー突起の一方側に設けられる、
ことを特徴とする請求項7に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項10】
ハウジングをさらに含み、前記焙煎チャンバ、前記熱風供給装置はいずれもハウジング内部に設けられ、前記ハウジングには、前記第1の豆出口の下方に位置して前記第1の豆出口と連通する第2の豆出口が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項11】
前記焙煎チャンバには、第1の排風口と、前記熱風供給装置と連通する第1の吸風口が設けられ、前記第1の吸風口は前記焙煎チャンバの側面に設けられる、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項12】
前記焙煎チャンバの下側に周方向に環状気流通路が設けられ、前記環状気流通路は前記第1の吸風口と連通し、前記焙煎チャンバの側壁の下部の前記環状気流通路に対応する位置に複数の第2の吸風口が設けられ、各前記第2の吸風口はいずれも前記環状気流通路と連通し且つ傾斜して設けられる、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項13】
前記焙煎チャンバは、チャンババレルと、吸風リングと、底板とを含み、
前記チャンババレルは前記底板に逆さまに設けられ、前記底板には前記チャンババレルが逆さまに設けられるように位置決めするための窪みが設けられ、前記第1の豆出口は前記底板に設けられ、前記チャンババレルの上端は前記第1の排風口を形成するように開放され、
前記吸風リングは前記底板に設けられ、且つ前記チャンババレル内に内包され、前記第2の吸風口は前記吸風リングに設けられ、前記吸風リングと前記チャンババレルとの間に前記環状気流通路が形成され、前記第1の吸風口は前記チャンババレルに設けられる、
ことを特徴とする請求項12に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項14】
前記熱風供給装置は、熱風チャンバ、前記熱風チャンバ内に設けられた発熱素子及び送風機を含み、前記熱風チャンバは、導風ダクトを介して前記第1の吸風口と連通する、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項15】
前記熱風供給装置は、前記熱風供給装置の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板をさらに含み、前記熱風制御基板は、前記発熱素子、前記送風機と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項14に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項16】
前記熱風供給装置は、前記ハウジングに設けられたコントロールパネルをさらに含み、前記コントロールパネルは、前記熱風制御基板と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項15に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項17】
前記収集チャンバには、前記収集チャンバの内部と連通する第2の排風口が設けられ、前記収集チャンバの入口は、前記焙煎チャンバの第1の排風口と連通する、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項18】
前記収集チャンバは、収集チャンバの下側シェルと、前記収集チャンバの下側シェルに被せられた収集チャンバの上側シェルとを含み、
前記収集チャンバの下側シェルには、豆の皮を収容するための凹んだ空洞が設けられ、前記第2の排風口は、前記収集チャンバの下側シェル及び/又は前記収集チャンバの上側シェルに配置され、且つ前記第2の排風口は、前記凹んだ空洞と連通する、
ことを特徴とする請求項17に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項19】
前記収集チャンバの上側シェルには、透明な覗き窓が設けられる、
ことを特徴とする請求項18に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項20】
前記収集チャンバ内の前記第2の排風口に対応する位置にコーヒー豆の皮が外部に排出されることを防止するための仕切り網が設けられる、
ことを特徴とする請求項17に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項21】
前記収集チャンバは、前記焙煎チャンバの上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェルには、前記焙煎チャンバの上端が挿入されるスリーブ孔が設けられる、
ことを特徴とする請求項18に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電製品の分野に属し、具体的には、コーヒー豆の焙煎機器に関する。
【背景技術】
【0002】
国民経済の漸進的な発展に伴い、生活の質に対する人々の要求が高まり、そのため、コーヒーメーカー、ティーマシンなどの小型家電製品が多種多様に出回っている。
【0003】
今日のコーヒーマシン市場の現実的なニーズに合わせるために、中国実用新案特許出願第201821126494.8号は、コーヒー豆の焙煎機器を開示し、焙煎機本体と、回転焙煎機構と、加熱装置と、ファンとを備え、熱風焙煎システムを形成する。この構造を基に、コーヒー豆はこの熱風焙煎システムによって焙煎され、また、コーヒー豆は、焙煎中に、風の作用によって、豆の皮を分離して収集チャンバに収集することができる。
【0004】
しかしながら、上記のコーヒー豆の焙煎機器は、焙煎終了後にコーヒー豆を取り出す必要がある際に、機器全体を持ち上げて傾けてコーヒー豆を取り出す必要があり、不便である。
【0005】
従って、従来技術のコーヒー豆を取り出す際の利便性が悪いという問題を解決するための新たな技術が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術における上記の問題を解決するために、本発明は、機器全体を傾けることなく、焙煎されたコーヒー豆をより容易に取り出すことができるコーヒー豆の焙煎機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の技術的解決手段を採用しており、
コーヒー豆の焙煎機器であって、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバと、前記焙煎チャンバに熱及び風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバと、を含み、
前記収集チャンバは前記焙煎チャンバと連通し、前記焙煎チャンバの底部には、外部と連通する第1の豆出口が設けられ、前記第1の豆出口には開閉可能なチャンバドアが設けられる。
【0008】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積よりも小さく、
前記チャンバドアの下部には、前記熱風供給装置と電気的に接続されるトリガースイッチが設けられ、前記チャンバドアが開けられると、前記トリガースイッチがトリガーされて前記熱風供給装置の送風を作動させ、前記チャンバドアが閉じられると、前記トリガースイッチがトリガーされず、前記熱風供給装置が送風を停止する。
【0009】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積の半分である。
【0010】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドアが所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチがトリガーされる。
【0011】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記所定の角度は、30°~60°である。
【0012】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドアは、ヒンジ軸を介して前記焙煎チャンバにヒンジ接続され、前記チャンバドアが前記第1の豆出口を閉鎖できるように、前記ヒンジ軸に弾性復帰部材が設けられる。
【0013】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、さらに、チャンバドア駆動軸を含み、前記チャンバドア駆動軸と前記ヒンジ軸は平行に設けられ、前記チャンバドアの前記ヒンジ軸に対応する外側に第1のラックが設けられ、前記チャンバドア駆動軸に前記第1のラックと噛合可能な第2のラックが設けられ、前記チャンバドア駆動軸の一端が外部に突出する。
【0014】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドア駆動軸の外端にチャンバドアノブがさらに設けられる。
【0015】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドア駆動軸にトリガー突起が設けられ、前記トリガースイッチが前記トリガー突起の一方側に設けられる。
【0016】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、ハウジングをさらに含み、前記焙煎チャンバ、前記熱風供給装置はいずれもハウジング内部に設けられ、前記ハウジングには、前記第1の豆出口の下方に位置して前記第1の豆出口と連通する第2の豆出口が設けられる。
【0017】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバには、第1の排風口と、前記熱風供給装置と連通する第1の吸風口が設けられ、前記第1の吸風口は前記焙煎チャンバの側面に設けられる。
【0018】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバの下側に周方向に環状気流通路が設けられ、前記環状気流通路は前記第1の吸風口と連通し、前記焙煎チャンバの側壁の下部の前記環状気流通路に対応する位置に複数の第2の吸風口が設けられ、各前記第2の吸風口はいずれも前記環状気流通路と連通し且つ傾斜して設けられる。
【0019】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバは、チャンババレルと、吸風リングと、底板とを含み、
前記チャンババレルは前記底板に逆さまに設けられ、前記底板には前記チャンババレルが逆さまに設けられるように位置決めされるための窪みが設けられ、前記第1の豆出口は前記底板に設けられ、前記チャンババレルの上端は前記第1の排風口を形成するように開放され、
前記吸風リングは前記底板に設けられ、且つ前記チャンババレル内に内包され、前記第2の吸風口は前記吸風リングに設けられ、前記吸風リングと前記チャンババレルとの間に前記環状気流通路が形成され、前記第1の吸風口は前記チャンババレルに設けられる。
【0020】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、熱風チャンバ、前記熱風チャンバ内に設けられた発熱素子及び送風機を含み、前記熱風チャンバは、導風ダクトを介して前記第1の吸風口と連通する。
【0021】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、前記熱風供給装置の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板をさらに含み、前記熱風制御基板は、前記発熱素子、前記送風機と電気的に接続される。
【0022】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、前記ハウジングに設けられたコントロールパネルをさらに含み、前記コントロールパネルは、前記熱風制御基板と電気的に接続される。
【0023】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバには、前記収集チャンバの内部と連通する第2の排風口が設けられ、前記収集チャンバの入口は、前記焙煎チャンバの第1の排風口と連通する。
【0024】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバは、収集チャンバの下側シェルと、前記収集チャンバの下側シェルに被せられた収集チャンバの上側シェルとを含み、
前記収集チャンバの下側シェルには、豆の皮を収容するための凹んだ空洞が設けられ、前記第2の排風口は、前記収集チャンバの下側シェル及び/又は前記収集チャンバの上側シェルに配置され、且つ前記第2の排風口は、前記凹んだ空洞と連通する。
【0025】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバの上側シェルには、透明な覗き窓が設けられる。
【0026】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバ内の前記第2の排風口に対応する位置にコーヒー豆の皮が外部に排出されることを防止するための仕切り網が設けられる。
【0027】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバは、前記焙煎チャンバの上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェルには、前記焙煎チャンバの上端が挿入されるスリーブ孔が設けられる。
【発明の効果】
【0028】
従来技術と比較し、本発明の有益な効果は以下のとおりである。
本発明のコーヒー豆の焙煎機器について、焙煎チャンバの底部に第1の豆出口が設けられ、且つチャンバドアによって第1の豆出口の閉鎖を制御し、コーヒー豆が焙煎された後にチャンバドアを開くと、焙煎チャンバ内のコーヒー豆の少なくとも大部分が、自身の重力の作用で第1の豆出口を介して外部に排出されることができ、焙煎機器全体を手動で持ち上げて傾けることなく、コーヒー豆を取り出すことができ、より便利である。
【0029】
以下、図面及び具体的な実施形態に関連して、本発明の技術をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の焙煎機器の全体軸斜視図である。
図2】本発明の焙煎機器の全体断面図である。
図3】本発明の焙煎チャンバと熱風供給装置の断面図である。
図4】本発明の焙煎チャンバと熱風供給装置の軸斜視図である。
図5】本発明の焙煎チャンバの分解図である。
図6】本発明の熱風供給装置の分解図である。
図7】本発明の収集チャンバの分解図である。
図8】本発明の焙煎機器の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の目的、技術案、及び効果を十分に理解するために、実施例及び図面と結び付けて、本発明の構想、具体的な構造、及び生じる技術的効果について明確かつ完全に説明する。本願における実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができることに留意されたい。図面のあらゆる箇所で使用される同じ参照符号は、同じ又は類似する部分を示す。
【0032】
なお、特に断らない限り、ある特徴が他の特徴に「固定」、「接続」されると称される場合、これは直接的に他の特徴に固定、接続されてもよいし、間接的に他の特徴に固定、接続されてもよい。また、本発明で使用される上、下、左、右などの記載は、図面における本発明の各構成要素の相互位置関係に関するものにすぎない。
【0033】
図1乃至図8を参照すると、本発明は、コーヒー豆の焙煎機器を開示し、ハウジング1と、コーヒー豆6を収容するための焙煎チャンバ2と、前記焙煎チャンバ2に熱を供給してコーヒー豆を焙煎すると共に前記焙煎チャンバ2に風を供給するための熱風供給装置3と、コーヒー豆の皮61を収集するための収集チャンバ4と、を含む。さらに、本焙煎機器は計量カップ5を含む。
【0034】
そのうち、図1及び図8に示すように、ハウジング1は、左側シェル11と、右側シェル12と、底部シェル13とを含む。熱風供給装置3は底部シェル13に固定され、前記焙煎チャンバ2、熱風供給装置3はハウジング1の内部に設置されて左側シェル11、右側シェル12に包被される。
【0035】
図2及び図3に示すように、前記収集チャンバ4は前記焙煎チャンバ2と連通し、焙煎チャンバ2内に焙煎対象のコーヒー豆6を入れ、焙煎すると、豆の皮61がコーヒー豆6から分離して、空気流により豆の皮61が収集チャンバ4内に入り込むことができる。
【0036】
焙煎されたコーヒー豆6の取り出しを容易にするために、前記焙煎チャンバ2の底部には、外部と連通する第1の豆出口21が設けられ、前記第1の豆出口21には、開閉可能なチャンバドア22が設けられ、前記ハウジング1には、前記第1の豆出口21の下方に位置して前記第1の豆出口21と連通する第2の豆出口14が設けられる。
【0037】
以上の構成により、ユーザはチャンバドア22を介して第1の豆出口21の連通を制御することができ、コーヒー豆6を焙煎した後にチャンバドア22を開くと、チャンバドア22は焙煎チャンバ2の底部にあるので、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6の少なくとも大部分を、自身の重力の作用で第1の豆出口21を介してハウジング1における第2の豆出口14から外部に排出することができ、焙煎機器全体を手動で持ち上げて傾けてコーヒー豆6を取り出すことなく、計量カップ5に盛ることができ、より便利である。
【0038】
前記第1の豆出口21の面積は、前記焙煎チャンバ2の底面の面積よりも小さく、本実施例では、前記第1の豆出口21の面積は、前記焙煎チャンバ2の底面の面積の半分である。第1の豆出口21の面積は焙煎チャンバ2の底面の面積よりも小さいため、チャンバドア22を開いた時に焙煎チャンバ2内にコーヒー豆6の一部が残る可能性があり、ユーザがこの部分のコーヒー豆6を取り出すことを容易にするために、本実施例は送風による吹き出し方式を採用し、具体的には、
前記チャンバドア22の下方には、前記熱風供給装置3と電気的に接続されるトリガースイッチ24が設けられ、前記チャンバドア22が開けられると、前記トリガースイッチ24がトリガーされて前記熱風供給装置3の送風(この時、送られる風は熱風でもよいし、冷風でもよく、すなわち風を加熱しない)を作動させ、前記チャンバドア22が閉じられると、前記トリガースイッチ24がトリガーされず、前記熱風供給装置3が送風を停止する。
【0039】
以上の構成により、ユーザはチャンバドア22の開閉により熱風供給装置3の送風動作を制御することができ、チャンバドア22を開くと、送風して焙煎チャンバ2内のコーヒー豆を吹き出すことができ、チャンバドア22を閉じると、送風を停止することができる。チャンバドア22の開閉により、このトリガースイッチ24をトリガーする具体的な構成について、以下に具体的に説明する。
【0040】
送風してコーヒー豆6を送り出すタイミングをさらに制御するために、本実施例では、前記チャンバドア22が所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチ24がトリガーされる。具体的には、前記所定の角度は、30~60°であり、好ましくは、この所定の角度は45°である。
【0041】
そのうち、図2乃至図5に示すように、前記チャンバドア22は、ヒンジ軸221を介して前記焙煎チャンバ2にヒンジ接続され、前記チャンバドア22が前記第1の豆出口21を閉鎖できるように、前記ヒンジ軸221に弾性復帰部材222が設けられる。この弾性復帰部材222は、トーションバネであってもよく、弾性復帰部材222の弾性作用により、通常時はチャンバドア22を閉鎖状態に保持することができ、焙煎中に第1の豆出口21が開いて焙煎対象のコーヒー豆6が排出されるのを防止することができる。焙煎が完了すると、この弾性復帰部材222を圧縮してその弾性力に抗してチャンバドア22を開き、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を排出すればよい。
【0042】
また、チャンバドア22の開きの制御を容易にするために、焙煎チャンバ2は、チャンバドア駆動軸23をさらに含み、図2乃至図5に示すように、前記チャンバドア駆動軸23と前記ヒンジ軸221は平行に設けられ、前記チャンバドア22の前記ヒンジ軸221に対応する外側に第1のラック223が設けられ、前記チャンバドア駆動軸23に前記第1のラック223と噛合可能な第2のラック231が設けられ、前記チャンバドア駆動軸23の一端が外部(すなわち、ハウジング1の外に突出する)に突出する。本発明では、このチャンバドア駆動軸23は、チャンバドアブラケット204により取り付けられ、チャンバドアブラケット204は、第1の豆出口21と第2の豆出口14に豆排出通路を形成する。チャンバドア駆動軸23がチャンバドア22と噛合するので、ユーザがチャンバドア駆動軸23を回転させると、チャンバドア22が開き、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を排出するように駆動することができる。
【0043】
さらに、ユーザがこのチャンバドア駆動軸23を回転させることを容易にするために、図2乃至図5に示すように、前記チャンバドア駆動軸23の外端に、チャンバドアノブ232がさらに設けられ、ユーザがこのチャンバドアノブ232を直接ひねってチャンバドア駆動軸23を回転させ、さらにチャンバドア22を開けることができる。
【0044】
チャンバドア22の開放動作によりトリガースイッチ24をトリガーして、送風してコーヒー豆6を排出制御する具体的な構成は、
チャンバドア駆動軸23には、トリガー突起234が設けられ、トリガースイッチ24がトリガー突起234の一方側に設けられる。チャンバドア22が開けられると、トリガー突起234がトリガースイッチ24を作動させて熱風供給装置3を作動させて送風し、焙煎チャンバ2内に残っているコーヒー豆6を風力で吹き出させ、チャンバドア22が閉じられると、トリガー突起234がトリガースイッチ24から離れ、前記熱風供給装置による送風が停止するように制御される。
【0045】
具体的には、図2乃至図5に示すように、前記焙煎チャンバ2には、第1の排風口25と、前記熱風供給装置3と連通する第1の吸風口26とが設けられ、前記第1の吸風口26は前記焙煎チャンバ2の側面に設けられる。チャンバドア22は焙煎チャンバ2の下部に設けられるため、風抵抗を考慮して、第1の吸風口26を側方に設ける。第1の排風口25は熱風を排出することができ、第1の排風口25は焙煎対象のコーヒー豆6の投入口を兼ねている。
【0046】
図2乃至図5に示すように、前記焙煎チャンバ2の下側に周方向に環状気流通路27が設けられ、前記環状気流通路27は前記第1の吸風口26と連通し、前記焙煎チャンバ2の側壁の下部の前記環状気流通路27に対応する位置に複数の第2の吸風口271が設けられ、各前記第2の吸風口271はいずれも前記環状気流通路27と連通し且つ傾斜して設けられる。環状気流通路27と複数の第2の吸風口271を設けることにより、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6が周囲のあらゆる方向から吹き付けられる熱風を受けることができ、さらに全体的に均一に加熱される。
【0047】
具体的には、図2乃至図5に示すように、前記焙煎チャンバ2は、チャンババレル201と、吸風リング202と、底板203とを含み、さらに、焙煎チャンバのカバー205を含み、この焙煎チャンバのカバー205は、チャンババレル201、吸風リング202及び底板203を内包し、焙煎チャンバのカバー205は、ハウジング1内に内包される。
【0048】
そのうち、チャンババレル201は底板203に逆さまに設けられ、前記底板203には前記チャンババレル201が逆さまに設けられるように位置決めするための窪み2031が設けられる。前記第1の豆出口21は前記底板203に設けられ、前記チャンババレル201の上端は前記第1の排風口25を形成するように開放される。
【0049】
前記吸風リング202は前記底板203に設けられ、且つ前記チャンババレル201内に内包され、前記第2の吸風口271は前記吸風リング202に設けられ、前記吸風リング202と前記チャンババレル201との間に前記環状気流通路27が形成され、前記第1の吸風口26は前記チャンババレル201に設けられる。
【0050】
以上の構成により、焙煎時の熱風は、第1の吸風口26から環状気流通路27に入り、第2の吸風口271からチャンババレル201内部に入り、続いて上方の第1の排風口25から吹き出されて収集チャンバ4内に入る。熱風が流れると、焙煎チャンバ2内においてコーヒー豆6から離脱した豆の皮61を収集チャンバ4内に運んで収集することができる。
【0051】
具体的に、図2図3及び図6に示すように、前記熱風供給装置3は、熱風チャンバ31、前記熱風チャンバ31内に設けられた発熱素子32及び送風機33を含み、前記熱風チャンバ31は、導風ダクト311を介して前記第1の吸風口26と連通し、熱風チャンバ31の底部に吸風口が設けられ、これに応じて、底部シェル13にも吸風口が設けられる。送風機33は、モータ332と、羽根331とを含む。発熱素子32は、発熱抵抗体であってもよいし、PCTヒータであってもよい。発熱素子32は送風機33の上方に位置して固定ブラケットにより取り付けられ、送風機33の回転により発生した風が発熱素子32を通過する際に熱風に加熱されて、導風ダクト311を通って第1の吸風口26に入り、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を焙煎する。
【0052】
好ましくは、前記熱風供給装置3は、前記熱風供給装置3の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板34をさらに含み、前記熱風制御基板34は、前記発熱素子32、送風機33と電気的に接続される。熱風制御基板34には、温度制御回路、温度センサが対応して設けられる。
【0053】
さらに、図8に示すように、前記熱風供給装置3は、前記ハウジング1に設けられたコントロールパネル35をさらに含み、前記コントロールパネル35は、前記熱風制御基板34と電気的に接続される。ユーザは、コントロールパネル35を介して直接風量と熱風の温度を制御することができる。具体的には、コントロールパネル35に制御回路板が設けられ、制御回路板には、制御ボタンと、熱風データを表示するための表示器が設けられる。より具体的には、制御ボタンは、ユーザの様々な要求に応えるためのスイッチボタン、冷風ボタン、焙煎程度選択ボタン、事前焙煎ボタン、焙煎ボタン、予約時間ボタンなどを含む。
【0054】
そのうち、図2及び図7に示すように、前記収集チャンバ4には、収集チャンバ4の内部と連通する第2の排風口41が設けられ、前記収集チャンバ4の入口は前記焙煎チャンバ2の第1の排風口25と連通し、熱風は、第1の排風口25から収集チャンバ4内に排出された後、第2の排風口41から排出される。
【0055】
具体的には、前記収集チャンバ4は、収集チャンバの下側シェル42と、前記収集チャンバの下側シェル42に被せられた収集チャンバの上側シェル43とを含む。
【0056】
前記収集チャンバの下側シェル42には、豆の皮61を収容するための凹んだ空洞421が設けられ、前記第2の排風口41は、前記収集チャンバの下側シェル42及び/又は収集チャンバの上側シェル43に配置され、且つ第2の排風口41は、凹んだ空洞421と連通する。熱風を吹き付けられた豆の皮61はこの凹んだ空洞421内に落下すると共に、熱風が第2の排風口41から排出される。
【0057】
また、前記収集チャンバの上側シェル43には、透明な覗き窓431が設けられ、収集チャンバ4内の豆の皮61の様子を直接見ることができ、豆の皮61が満杯になったか否かを決定し、豆の皮61を適時に排出することができる。
【0058】
好ましくは、前記収集チャンバ4内の前記第2の排風口41に対応する位置に、豆の皮61が外部に飛散しないように、コーヒー豆の皮61が外部に排出されることを防止するための仕切り網44が設けられる。
【0059】
好ましくは、図2に示すように、前記収集チャンバ4は、焙煎チャンバ2の上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェル42には、前記焙煎チャンバ2の上端が挿入されるスリーブ孔422が設けられ、収集チャンバ4を取り外して豆の皮61を注出することを容易にする。
【0060】
また、収集チャンバ4にさらにハンドルが設けられ、収集チャンバ4を持ち上げることを容易にする。
【0061】
本発明に係るコーヒー豆の焙煎機器の他の内容は、従来技術を参照しており、ここで繰り返して説明しない。
【0062】
以上の説明は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明に対していかなる形式上の制限をしているわけではないので、本発明の技術的解決手段の内容から逸脱することなく、本発明の技術的実質に基づいて、上記の実施例に対して行ったいかなる修正、等価変化及び修飾も、いずれも本発明の技術的解決手段の範囲内に属する。
【符号の説明】
【0063】
1-ハウジング
11-左側シェル
12-右側シェル
13-底部シェル
14-第2の豆出口
2-焙煎チャンバ
21-第1の豆出口
22-チャンバドア
221-ヒンジ軸
222-弾性復帰部材
223-第1のラック
23-チャンバドア駆動軸
231-第2のラック
232-チャンバドアノブ
234-トリガー突起
24-トリガースイッチ
25-第1の排風口
26-第1の吸風口
27-環状気流通路
271-第2の吸風口
201-チャンババレル
202-吸風リング
203-底板
2031-窪み
204-チャンバドアブラケット
205-焙煎チャンバのカバー
3-熱風供給装置
31-熱風チャンバ
311-導風チャネル
32-発熱素子
33-送風機
331-羽根
332-モータ
34-熱風制御基板
35-コントロールパネル
4-収集チャンバ
41-第2の排風口
42-収集チャンバの下側シェル
421-凹んだ空洞
422-スリーブ孔
43-収集チャンバの上側シェル
431-透明な覗き窓
44-仕切り網
5-計量カップ
6-コーヒー豆
61-豆の皮
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-06-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電製品の分野に属し、具体的には、コーヒー豆の焙煎機器に関する。
【背景技術】
【0002】
国民経済の漸進的な発展に伴い、生活の質に対する人々の要求が高まり、そのため、コーヒーメーカー、ティーマシンなどの小型家電製品が多種多様に出回っている。
【0003】
今日のコーヒーマシン市場の現実的なニーズに合わせるために、中国実用新案特許出願第201821126494.8号は、コーヒー豆の焙煎機器を開示し、焙煎機本体と、回転焙煎機構と、加熱装置と、ファンとを備え、熱風焙煎システムを形成する。この構造を基に、コーヒー豆はこの熱風焙煎システムによって焙煎され、また、コーヒー豆は、焙煎中に、風の作用によって、豆の皮を分離して収集チャンバに収集することができる。
【0004】
しかしながら、上記のコーヒー豆の焙煎機器は、焙煎終了後にコーヒー豆を取り出す必要がある際に、機器全体を持ち上げて傾けてコーヒー豆を取り出す必要があり、不便である。
【0005】
従って、従来技術のコーヒー豆を取り出す際の利便性が悪いという問題を解決するための新たな技術が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術における上記の問題を解決するために、本発明は、機器全体を傾けることなく、焙煎されたコーヒー豆をより容易に取り出すことができるコーヒー豆の焙煎機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の技術的解決手段を採用しており、
コーヒー豆の焙煎機器であって、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバと、前記焙煎チャンバに熱及び風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバと、を含み、
前記収集チャンバは前記焙煎チャンバと連通し、前記焙煎チャンバの底部には、外部と連通する第1の豆出口が設けられ、前記第1の豆出口には開閉可能なチャンバドアが設けられる。
【0008】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積よりも小さく、
前記チャンバドアの下部には、前記熱風供給装置と電気的に接続されるトリガースイッチが設けられ、前記チャンバドアが開けられると、前記トリガースイッチがトリガーされて前記熱風供給装置の送風を作動させ、前記チャンバドアが閉じられると、前記トリガースイッチがトリガーされず、前記熱風供給装置が送風を停止する。
【0009】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積の半分である。
【0010】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドアが所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチがトリガーされる。
【0011】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記所定の角度は、30°~60°である。
【0012】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドアは、ヒンジ軸を介して前記焙煎チャンバにヒンジ接続され、前記チャンバドアが前記第1の豆出口を閉鎖できるように、前記ヒンジ軸に弾性復帰部材が設けられる。
【0013】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、さらに、チャンバドア駆動軸を含み、前記チャンバドア駆動軸と前記ヒンジ軸は平行に設けられ、前記チャンバドアの前記ヒンジ軸に対応する外側に第1の歯車が設けられ、前記チャンバドア駆動軸に前記第1の歯車と噛合可能な第2の歯車が設けられ、前記チャンバドア駆動軸の一端が外部に突出する。
【0014】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドア駆動軸の外端にチャンバドアノブがさらに設けられる。
【0015】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記チャンバドア駆動軸にトリガー突起が設けられ、前記トリガースイッチが前記トリガー突起の一方側に設けられる。
【0016】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、ハウジングをさらに含み、前記焙煎チャンバ、前記熱風供給装置はいずれもハウジング内部に設けられ、前記ハウジングには、前記第1の豆出口の下方に位置して前記第1の豆出口と連通する第2の豆出口が設けられる。
【0017】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバには、第1の排風口と、前記熱風供給装置と連通する第1の吸風口が設けられ、前記第1の吸風口は前記焙煎チャンバの側面に設けられる。
【0018】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバの下側に周方向に環状気流通路が設けられ、前記環状気流通路は前記第1の吸風口と連通し、前記焙煎チャンバの側壁の下部の前記環状気流通路に対応する位置に複数の第2の吸風口が設けられ、各前記第2の吸風口はいずれも前記環状気流通路と連通し且つ傾斜して設けられる。
【0019】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記焙煎チャンバは、チャンババレルと、吸風リングと、底板とを含み、
前記チャンババレルは前記底板に逆さまに設けられ、前記底板には前記チャンババレルが逆さまに設けられるように位置決めされるための窪みが設けられ、前記第1の豆出口は前記底板に設けられ、前記チャンババレルの上端は前記第1の排風口を形成するように開放され、
前記吸風リングは前記底板に設けられ、且つ前記チャンババレル内に内包され、前記第2の吸風口は前記吸風リングに設けられ、前記吸風リングと前記チャンババレルとの間に前記環状気流通路が形成され、前記第1の吸風口は前記チャンババレルに設けられる。
【0020】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、熱風チャンバ、前記熱風チャンバ内に設けられた発熱素子及び送風機を含み、前記熱風チャンバは、導風ダクトを介して前記第1の吸風口と連通する。
【0021】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、前記熱風供給装置の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板をさらに含み、前記熱風制御基板は、前記発熱素子、前記送風機と電気的に接続される。
【0022】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記熱風供給装置は、前記ハウジングに設けられたコントロールパネルをさらに含み、前記コントロールパネルは、前記熱風制御基板と電気的に接続される。
【0023】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバには、前記収集チャンバの内部と連通する第2の排風口が設けられ、前記収集チャンバの入口は、前記焙煎チャンバの第1の排風口と連通する。
【0024】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバは、収集チャンバの下側シェルと、前記収集チャンバの下側シェルに被せられた収集チャンバの上側シェルとを含み、
前記収集チャンバの下側シェルには、豆の皮を収容するための凹んだ空洞が設けられ、前記第2の排風口は、前記収集チャンバの下側シェル及び/又は前記収集チャンバの上側シェルに配置され、且つ前記第2の排風口は、前記凹んだ空洞と連通する。
【0025】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバの上側シェルには、透明な覗き窓が設けられる。
【0026】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバ内の前記第2の排風口に対応する位置にコーヒー豆の皮が外部に排出されることを防止するための仕切り網が設けられる。
【0027】
本発明の技術的解決手段のさらなる改良として、前記収集チャンバは、前記焙煎チャンバの上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェルには、前記焙煎チャンバの上端が挿入されるスリーブ孔が設けられる。
【発明の効果】
【0028】
従来技術と比較し、本発明の有益な効果は以下のとおりである。
本発明のコーヒー豆の焙煎機器について、焙煎チャンバの底部に第1の豆出口が設けられ、且つチャンバドアによって第1の豆出口の閉鎖を制御し、コーヒー豆が焙煎された後にチャンバドアを開くと、焙煎チャンバ内のコーヒー豆の少なくとも大部分が、自身の重力の作用で第1の豆出口を介して外部に排出されることができ、焙煎機器全体を手動で持ち上げて傾けることなく、コーヒー豆を取り出すことができ、より便利である。
【0029】
以下、図面及び具体的な実施形態に関連して、本発明の技術をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の焙煎機器の全体軸斜視図である。
図2】本発明の焙煎機器の全体断面図である。
図3】本発明の焙煎チャンバと熱風供給装置の断面図である。
図4】本発明の焙煎チャンバと熱風供給装置の軸斜視図である。
図5】本発明の焙煎チャンバの分解図である。
図6】本発明の熱風供給装置の分解図である。
図7】本発明の収集チャンバの分解図である。
図8】本発明の焙煎機器の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の目的、技術案、及び効果を十分に理解するために、実施例及び図面と結び付けて、本発明の構想、具体的な構造、及び生じる技術的効果について明確かつ完全に説明する。本願における実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができることに留意されたい。図面のあらゆる箇所で使用される同じ参照符号は、同じ又は類似する部分を示す。
【0032】
なお、特に断らない限り、ある特徴が他の特徴に「固定」、「接続」されると称される場合、これは直接的に他の特徴に固定、接続されてもよいし、間接的に他の特徴に固定、接続されてもよい。また、本発明で使用される上、下、左、右などの記載は、図面における本発明の各構成要素の相互位置関係に関するものにすぎない。
【0033】
図1及びを参照すると、本発明は、コーヒー豆の焙煎機器を開示し、ハウジング1と、コーヒー豆6を収容するための焙煎チャンバ2と、前記焙煎チャンバ2に熱を供給してコーヒー豆を焙煎すると共に前記焙煎チャンバ2に風を供給するための熱風供給装置3と、コーヒー豆の皮61を収集するための収集チャンバ4と、を含む。さらに、本焙煎機器は計量カップ5を含む。
【0034】
1及び図8に示すように、ハウジング1は、左側シェル11と、右側シェル12と、底部シェル13とを含む。熱風供給装置3は底部シェル13に固定され、前記焙煎チャンバ2、熱風供給装置3はハウジング1の内部に設置されて左側シェル11、右側シェル12に包被される。
【0035】
図2及び図3に示すように、前記収集チャンバ4は前記焙煎チャンバ2と連通し、焙煎チャンバ2内に焙煎対象のコーヒー豆6を入れ、焙煎すると、豆の皮61がコーヒー豆6から分離して、空気流により豆の皮61が収集チャンバ4内に入り込むことができる。
【0036】
焙煎されたコーヒー豆6の取り出しを容易にするために、前記焙煎チャンバ2の底部には、第1の豆出口21が設けられ、前記第1の豆出口21には、開閉可能なチャンバドア22が設けられ、前記ハウジング1には、前記第1の豆出口21の下方に位置して前記第1の豆出口21と連通する第2の豆出口14が設けられる。
【0037】
以上の構成により、ユーザはチャンバドア22を介して第1の豆出口21の連通を制御することができ、コーヒー豆6を焙煎した後にチャンバドア22を開くと、チャンバドア22は焙煎チャンバ2の底部にあるので、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6の少なくとも大部分を、自身の重力の作用で第1の豆出口21を介してハウジング1における第2の豆出口14から機器の外部に排出することができ、焙煎機器全体を手動で持ち上げて傾けてコーヒー豆6を取り出すことなく、計量カップ5に盛ることができ、より便利である。
【0038】
前記第1の豆出口21の面積は、前記焙煎チャンバ2の底面の面積よりも小さく、本実施例では、前記第1の豆出口21の面積は、前記焙煎チャンバ2の底面の面積の半分である。第1の豆出口21の面積は焙煎チャンバ2の底面の面積よりも小さいため、チャンバドア22を開いた時に焙煎チャンバ2内にコーヒー豆6の一部が残る可能性があり、ユーザがこの部分のコーヒー豆6を取り出すことを容易にするために、本実施例は送風による吹き出し方式を採用し、具体的には、
図4に示すように、前記チャンバドア22の下方には、前記熱風供給装置3と電気的に接続されるトリガースイッチ24が設けられ、前記チャンバドア22が開けられると、前記トリガースイッチ24がトリガーされて前記熱風供給装置3の送風(この時、送られる風は熱風でもよいし、冷風でもよく、すなわち風を加熱しない)を作動させ、前記チャンバドア22が閉じられると、前記トリガースイッチ24がトリガーされず、前記熱風供給装置3が送風を停止する。
【0039】
以上の構成により、ユーザはチャンバドア22の開閉により熱風供給装置3の送風動作を制御することができ、チャンバドア22を開くと、送風して焙煎チャンバ2内のコーヒー豆を吹き出すことができ、チャンバドア22を閉じると、送風を停止することができる。チャンバドア22の開閉により、このトリガースイッチ24をトリガーする具体的な構成について、以下に具体的に説明する。
【0040】
送風してコーヒー豆6を送り出すタイミングをさらに制御するために、本実施例では、前記チャンバドア22が所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチ24がトリガーされる。具体的には、前記所定の角度は、30~60°であり、好ましくは、この所定の角度は45°である。
【0041】
2乃至図5に示すように、前記チャンバドア22は、ヒンジ軸221を介して前記焙煎チャンバ2にヒンジ接続され、前記ヒンジ軸221に弾性復帰部材222が設けられる。この弾性復帰部材222は、トーションバネであってもよく、弾性復帰部材222の弾性作用により、通常時はチャンバドア22を閉鎖状態に保持することができ、焙煎中に第1の豆出口21が開いて焙煎対象のコーヒー豆6が排出されるのを防止することができる。焙煎が完了すると、この弾性復帰部材222を圧縮してその弾性力に抗してチャンバドア22を開き、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を排出すればよい。
【0042】
また、チャンバドア22の開きの制御を容易にするために、焙煎チャンバ2は、チャンバドア駆動軸23をさらに含み、前記チャンバドア駆動軸23と前記ヒンジ軸221は互いに平行に設けられ、前記チャンバドア22の前記ヒンジ軸221に対応する外側に第1の歯車223が設けられ、前記チャンバドア駆動軸23に前記第1の歯車223と噛合可能な第2の歯車231が設けられ、これにより、チャンバドア駆動軸23はチャンバ駆動軸22と噛合する。前記チャンバドア駆動軸23の一端が外部(すなわち、ハウジング1の外に突出する)に突出する。本発明では、このチャンバドア駆動軸23は、チャンバドアブラケット204により取り付けられ、チャンバドアブラケット204は、第1の豆出口21と第2の豆出口14に豆排出通路を形成する。チャンバドア駆動軸23がチャンバドア22と噛合するので、ユーザがチャンバドア駆動軸23を回転させると、チャンバドア22が開き、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を排出するように駆動することができる。
【0043】
さらに、ユーザがこのチャンバドア駆動軸23を回転させることを容易にするために、前記チャンバドア駆動軸23の外端に、チャンバドアノブ232がさらに設けられ、ユーザがこのチャンバドアノブ232を直接ひねってチャンバドア駆動軸23を回転させ、さらにチャンバドア22を開けることができる。
【0044】
チャンバドア22の開放動作によりトリガースイッチ24をトリガーして、送風してコーヒー豆6を排出制御する具体的な構成は、
チャンバドア駆動軸23には、トリガー突起234が設けられ、トリガースイッチ24がトリガー突起234の一方側に設けられる。チャンバドア22が開けられると、トリガー突起234がトリガースイッチ24を作動させて熱風供給装置3を作動させて送風し、焙煎チャンバ2内に残っているコーヒー豆6を風力で吹き出させ、チャンバドア22が閉じられると、トリガー突起234がトリガースイッチ24から離れ、前記熱風供給装置による送風が停止するように制御される。
【0045】
具体的には、前記焙煎チャンバ2には、第1の排風口25と、前記熱風供給装置3と連通する第1の吸風口26とが設けられ、前記第1の吸風口26は前記焙煎チャンバ2の側面に設けられる。チャンバドア22は焙煎チャンバ2の下部に設けられる。第1の排風口25は熱風を排出することができ、第1の排風口25は焙煎対象のコーヒー豆6の投入口を兼ねている。
【0046】
記焙煎チャンバ2は、チャンババレル201と、吸風リング202と、底板203とを含み、さらに、焙煎チャンバのカバー205を含み、この焙煎チャンバのカバー205は、チャンババレル201、吸風リング202及び底板203を内包し、焙煎チャンバのカバー205は、ハウジング1内に内包される。
【0047】
ャンババレル201は底板203に逆さまに設けられ、前記底板203には前記チャンババレル201が逆さまに設けられるように位置決めするための窪みが設けられる。前記第1の豆出口21は前記底板203に設けられ、前記チャンババレル201の上端は前記第1の排風口25を形成するように開放される。
【0048】
前記吸風リング202は前記底板203に設けられ、且つ前記チャンババレル201内に被せられ、前記吸風リング202と前記チャンババレル201との間に前記環状気流通路27が形成され、複数の第2の吸風口271は前記吸風リング202に設けられ、前記第1の吸風口26は前記チャンババレル201の側壁に設けられる。
【0049】
前記焙煎チャンバ2の下側に周方向に環状気流通路27が設けられ、前記環状気流通路27は前記第1の吸風口26と連通し、各前記第2の吸風口271はいずれも前記環状気流通路27と連通し且つ傾斜して設けられる。環状気流通路27と複数の第2の吸風口271を設けることにより、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6が周囲のあらゆる方向から吹き付けられる熱風を受けることができ、さらに全体的に均一に加熱される。
【0050】
以上の構成により、焙煎時の熱風は、第1の吸風口26から環状気流通路27に入り、第2の吸風口271からチャンババレル201内部に入り、続いて上方の第1の排風口25から排出されて収集チャンバ4内に入る。熱風が流れると、焙煎チャンバ2内においてコーヒー豆6から離脱した豆の皮61を収集チャンバ4内に運んで収集することができる。
【0051】
2、図3図6及び図8に示すように、前記熱風供給装置3は、熱風チャンバ31、前記熱風チャンバ31内に設けられた発熱素子32及び送風機33を含み、前記熱風チャンバ31は、導風ダクト311を介して前記第1の吸風口26と連通し、熱風チャンバ31の底部に吸風口が設けられ、これに応じて、底部シェル13にも吸風口が設けられる。送風機33は、モータ332と、羽根331とを含む。発熱素子32は、発熱抵抗体であってもよいし、PTCヒータであってもよい。発熱素子32は送風機33の上方に位置して固定ブラケットにより取り付けられ、送風機33の回転により発生した風が発熱素子32を通過する際に熱風に加熱されて、導風ダクト311を通って第1の吸風口26に入り、焙煎チャンバ2内のコーヒー豆6を焙煎する。
【0052】
好ましくは、前記熱風供給装置3は、前記熱風供給装置3の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板34をさらに含み、前記熱風制御基板34は、前記発熱素子32、送風機33と電気的に接続される。熱風制御基板34には、温度制御回路、温度センサが対応して設けられる。
【0053】
さらに、図8に示すように、前記熱風供給装置3は、前記ハウジング1に設けられたコントロールパネル35をさらに含み、前記コントロールパネル35は、前記熱風制御基板34と電気的に接続される。ユーザは、コントロールパネル35を介して直接風量と熱風の温度を制御することができる。具体的には、コントロールパネル35に制御回路板が設けられ、制御回路板には、制御ボタンと、熱風データを表示するための表示器が設けられる。より具体的には、制御ボタンは、ユーザの様々な要求に応えるためのスイッチボタン、冷風ボタン、焙煎程度選択ボタン、事前焙煎ボタン、焙煎ボタン、予約時間ボタンなどを含む。
【0054】
2及び図7に示すように、前記収集チャンバ4には、収集チャンバ4の内部と連通する第2の排風口41が設けられ、前記収集チャンバ4の入口は前記焙煎チャンバ2の第1の排風口25と連通し、熱風は、第1の排風口25から収集チャンバ4内に入った後、第2の排風口41から排出される。
【0055】
具体的には、前記収集チャンバ4は、収集チャンバの下側シェル42と、前記収集チャンバの下側シェル42に被せられた収集チャンバの上側シェル43とを含む。
【0056】
前記収集チャンバの下側シェル42には、豆の皮61を収容するための凹んだ空洞421が設けられ、前記第2の排風口41は、前記収集チャンバの下側シェル42及び/又は収集チャンバの上側シェル43に配置され、且つ第2の排風口41は、凹んだ空洞421と連通する。熱風を吹き付けられた豆の皮61はこの凹んだ空洞421内に落下すると共に、熱風が第2の排風口41から排出される。
【0057】
また、前記収集チャンバの上側シェル43には、透明な覗き窓431が設けられ、収集チャンバ4内の豆の皮61の様子を直接見ることができ、豆の皮61が満杯になったか否かを決定し、豆の皮61を適時に排出することができる。
【0058】
好ましくは、前記収集チャンバ4内の前記第2の排風口41に対応する位置に、豆の皮61が外部に飛散しないように、コーヒー豆の皮61が外部に排出されることを防止するための仕切り網44が設けられる。
【0059】
好ましくは、前記収集チャンバ4は、焙煎チャンバ2の上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェル42には、前記焙煎チャンバ2の上端が挿入されるスリーブ孔422が設けられ、収集チャンバ4を取り外して豆の皮61を注出することを容易にする。
【0060】
また、収集チャンバ4にさらにハンドルが設けられ、収集チャンバ4を持ち上げることを容易にする。
【0061】
本発明に係るコーヒー豆の焙煎機器の他の内容は、従来技術を参照しており、ここで繰り返して説明しない。
【0062】
以上の説明は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明に対していかなる形式上の制限をしているわけではないので、本発明の技術的解決手段の内容から逸脱することなく、本発明の技術的実質に基づいて、上記の実施例に対して行ったいかなる修正、等価変化及び修飾も、いずれも本発明の技術的解決手段の範囲内に属する。
【符号の説明】
【0063】
1-ハウジング
11-左側シェル
12-右側シェル
13-底部シェル
14-第2の豆出口
2-焙煎チャンバ
21-第1の豆出口
22-チャンバドア
221-ヒンジ軸
222-弾性復帰部材
223-第1の歯車
23-チャンバドア駆動軸
231-第2の歯車
232-チャンバドアノブ
234-トリガー突起
24-トリガースイッチ
25-第1の排風口
26-第1の吸風口
27-環状気流通路
271-第2の吸風口
201-チャンババレル
202-吸風リング
203-底板
204-チャンバドアブラケット
205-焙煎チャンバのカバー
3-熱風供給装置
31-熱風チャンバ
311-導風チャネル
32-発熱素子
33-送風機
331-羽根
332-モータ
34-熱風制御基板
35-コントロールパネル
4-収集チャンバ
41-第2の排風口
42-収集チャンバの下側シェル
421-凹んだ空洞
422-スリーブ孔
43-収集チャンバの上側シェル
431-透明な覗き窓
44-仕切り網
5-計量カップ
6-コーヒー豆
61-豆の皮
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー豆の焙煎機器であって、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバと、前記焙煎チャンバに熱及び風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバと、を含み、
前記収集チャンバは前記焙煎チャンバと連通し、前記焙煎チャンバの底部には、第1の豆出口が設けられ、前記第1の豆出口には開閉可能なチャンバドアが設けられる、
ことを特徴とするコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項2】
前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積よりも小さく、
前記チャンバドアの下部には、前記熱風供給装置と電気的に接続されるトリガースイッチが設けられ、前記チャンバドアが開けられると、前記トリガースイッチがトリガーされて前記熱風供給装置の送風を作動させ、前記チャンバドアが閉じられると、前記トリガースイッチがトリガーされず、前記熱風供給装置が送風を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項3】
前記第1の豆出口の面積は、前記焙煎チャンバの底面の面積の半分である、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項4】
前記チャンバドアが所定の角度まで開けられた時に、前記トリガースイッチがトリガーされる、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項5】
前記所定の角度は、30°~60°である、
ことを特徴とする請求項4に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項6】
前記チャンバドアは、ヒンジ軸を介して前記焙煎チャンバにヒンジ接続され、前記チャンバドアが前記第1の豆出口を閉鎖できるように、前記ヒンジ軸に弾性復帰部材が設けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項7】
チャンバドア駆動軸をさらに含み、前記チャンバドア駆動軸と前記ヒンジ軸は平行に設けられ、前記チャンバドアの前記ヒンジ軸に対応する外側に第1の歯車が設けられ、前記チャンバドア駆動軸に前記第1の歯車と噛合可能な第2の歯車が設けられ、前記チャンバドア駆動軸の一端が外部に突出する、
ことを特徴とする請求項6に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項8】
前記チャンバドア駆動軸の外端にチャンバドアノブがさらに設けられる、
ことを特徴とする請求項7に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項9】
前記チャンバドア駆動軸にトリガー突起が設けられ、前記トリガースイッチが前記トリガー突起の一方側に設けられる、
ことを特徴とする請求項7に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項10】
ハウジングをさらに含み、前記焙煎チャンバ、前記熱風供給装置はいずれもハウジング内部に設けられ、前記ハウジングには、前記第1の豆出口の下方に位置して前記第1の豆出口と連通する第2の豆出口が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項11】
前記焙煎チャンバには、第1の排風口と、前記熱風供給装置と連通する第1の吸風口が設けられ、前記第1の吸風口は前記焙煎チャンバの側面に設けられる、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項12】
前記焙煎チャンバの下側に周方向に環状気流通路が設けられ、前記環状気流通路は前記第1の吸風口と連通し、前記焙煎チャンバの側壁の下部の前記環状気流通路に対応する位置に複数の第2の吸風口が設けられ、各前記第2の吸風口はいずれも前記環状気流通路と連通し且つ傾斜して設けられる、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項13】
前記焙煎チャンバは、チャンババレルと、吸風リングと、底板とを含み、
前記チャンババレルは前記底板に逆さまに設けられ、前記底板には前記チャンババレルが逆さまに設けられるように位置決めするための窪みが設けられ、前記第1の豆出口は前記底板に設けられ、前記チャンババレルの上端は前記第1の排風口を形成するように開放され、
前記吸風リングは前記底板に設けられ、且つ前記チャンババレル内に内包され、前記第2の吸風口は前記吸風リングに設けられ、前記吸風リングと前記チャンババレルとの間に前記環状気流通路が形成され、前記第1の吸風口は前記チャンババレルに設けられる、
ことを特徴とする請求項12に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項14】
前記熱風供給装置は、熱風チャンバ、前記熱風チャンバ内に設けられた発熱素子及び送風機を含み、前記熱風チャンバは、導風ダクトを介して前記第1の吸風口と連通する、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項15】
前記熱風供給装置は、前記熱風供給装置の熱風温度と風量を制御するための熱風制御基板をさらに含み、前記熱風制御基板は、前記発熱素子、前記送風機と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項14に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項16】
前記熱風供給装置は、前記ハウジングに設けられたコントロールパネルをさらに含み、前記コントロールパネルは、前記熱風制御基板と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項15に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項17】
前記収集チャンバには、前記収集チャンバの内部と連通する第2の排風口が設けられ、前記収集チャンバの入口は、前記焙煎チャンバの第1の排風口と連通する、
ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項18】
前記収集チャンバは、収集チャンバの下側シェルと、前記収集チャンバの下側シェルに被せられた収集チャンバの上側シェルとを含み、
前記収集チャンバの下側シェルには、豆の皮を収容するための凹んだ空洞が設けられ、前記第2の排風口は、前記収集チャンバの下側シェル及び/又は前記収集チャンバの上側シェルに配置され、且つ前記第2の排風口は、前記凹んだ空洞と連通する、
ことを特徴とする請求項17に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項19】
前記収集チャンバの上側シェルには、透明な覗き窓が設けられる、
ことを特徴とする請求項18に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項20】
前記収集チャンバ内の前記第2の排風口に対応する位置にコーヒー豆の皮が外部に排出されることを防止するための仕切り網が設けられる、
ことを特徴とする請求項17に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【請求項21】
前記収集チャンバは、前記焙煎チャンバの上方に取り外し可能に架設され、前記収集チャンバの下側シェルには、前記焙煎チャンバの上端が挿入されるスリーブ孔が設けられる、
ことを特徴とする請求項18に記載のコーヒー豆の焙煎機器。
【国際調査報告】