(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-10
(54)【発明の名称】支持面に固定するシートフレーム
(51)【国際特許分類】
B62J 1/00 20060101AFI20220427BHJP
B60N 2/40 20060101ALI20220427BHJP
【FI】
B62J1/00 B
B60N2/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021533392
(86)(22)【出願日】2019-08-22
(85)【翻訳文提出日】2021-04-15
(86)【国際出願番号】 US2019047792
(87)【国際公開番号】W WO2020041643
(87)【国際公開日】2020-02-27
(32)【優先日】2018-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521073051
【氏名又は名称】ブルサード,ロニー
【氏名又は名称原語表記】BROUSSARD,Ronney
【住所又は居所原語表記】241 Broussard Road,Pollock,Louisiana 71467 USA
(74)【代理人】
【識別番号】100079980
【氏名又は名称】飯田 伸行
(74)【代理人】
【識別番号】100167139
【氏名又は名称】飯田 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ブルサード,ロニー
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087CC18
(57)【要約】
【構成】本発明のシートフレーム(10、30)は特に空気圧管やクッションなどのシートを支持するシート支持部材(11、31/32)、および締め付け部材(12、12´)を備える。このシート支持部材(11、31/32)は締め付け部材(12、12´)に調節可能に取り付ける。シートフレーム(10、30)は、締め付け部材によって、少なくとも一人の乗り手が着座できる装置のシートフレーム支持体に取り付け可能である。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ又は複数のシートを支持するシート支持部材(11、31/32)と、
締め付け部材(12/12´)とを有するシートフレーム(10、30)であって、
前記シート支持部材を前記締め付け部材に調節可能に取り付け、かつ乗り手が着座する装置のシートフレーム支持体に前記締め付け部材(12/12´)によって取り付け可能であることを特徴とするシートフレーム。
【請求項2】
前記1つ又は複数のシートが、前記シート支持部材(11、31/32)に取り外し可能に固定された円形空気圧管である請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項3】
前記シート支持部材(11、31/32)が二個構成部材である請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項4】
前記シート支持部材が係合部(14、15)を有し、これら係合部それぞれが相互に直角に湾曲した2つの脚部(16,17;17´、17´)を有する請求項3に記載のシートフレーム。
【請求項5】
前記係合部(14、15)が一体化し、それぞれの脚部(17、17´)が相互から離間延長し、前記1つ又は複数のシートを支持する円形ディスクを形成する請求項4に記載のシートフレーム。
【請求項6】
前記シート支持部材(31/32)が前記1つ又は複数のシートを支持するディスク支持部材(31)と、前記ディスク部材(31)を支持する第2部材(32)とを有し、この第2部材(32)が前記締め付け部材(12)に調節可能に取り付けられる請求項3に記載のシートフレーム。
【請求項7】
前記第2部材(32)が単体脚部(33)の形を取り該単体脚部(33)は、前記ディスク部材(31)と一体化するか、あるいは前記ディスク部材(31)を支持する前記単体脚部(33)に対して垂直に延長するプレート(34)を有するかのいずれかである請求項6に記載のシートフレーム。
【請求項8】
前記締め付け部材(12)が一個構成部材であり、この部材がシートフレーム支持体(P)の周囲に延在し、そして前記締め付け部材(12)が、前記シート支持部材(11、31/32)に取り付けられる2つの脚部を有する請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項9】
前記締め付け部材(12´)がシートフレーム支持体(P)の周囲に延在する二個構成部材であり、それぞれが前記シート支持部材から離間延長する第1脚部を有し、さらにそれぞれが相互に接続され、さらにそれぞれが第2脚部を有し、そしてこの第2脚部が前記シート支持部材(11、31/32)に取り付けられる請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項10】
少なくとも一つのスロット(23、23´、23a、23b)を前記支持部材に設けることによって前記シート支持部材(11、31/32)の前記締め付け部材(12、12´)への前記調節可能な取り付けが行われれ、そして前記締め付け部材(12、12´)に、前記少なくとも一つのスロット(23、23´、23a、23b)を介して前記シート支持部材(11、31/32)に取り付けられる脚部が設けられる請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項11】
前記少なくとも一つのスロット(23b)に、対応するギヤボルト(20´)を受け取るギヤラック(47b)を設け、これによって前記シート支持部材(11、31/32)の前記締め付け部材(12´)への前記調節可能な取り付けを行う請求項10に記載のシートフレーム。
【請求項12】
前記シート支持部材(11、31/32)の前記締め付け部材(12、12´)から離間している端部に端部材(22、22´、22a)を設け、ここにID装置を取り付ける請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項13】
フック/ループストラップ(25)によって1つ又は複数の前記管を前記シート支持部材(11、31/32)に固定する請求項2に記載のシートフレーム。
【請求項14】
相互に対面している前記係合部(14、15)のそれぞれの脚部(16、16´)を相互に接続し、これによって前記締め付け部材(12、12´)を支持する請求項5に記載のシートフレーム。
【請求項15】
前記係合部(14、15)のそれぞれにさらに脚部(44、44´)を設け、これらを相互に対して直角に湾曲させ、これら脚部が前記締め付け部材を形成する請求項5に記載のシートフレーム。
【請求項16】
物品および/または付加的なシートなどのために前記シート支持部材(11、31/32)に支持延長部(17a、17b)を設ける請求項1に記載のシートフレーム。
【請求項17】
1つ又は複数の前記管にカバー(24、24a、24b)を被せる請求項2に記載のシートフレーム。
【請求項18】
ストラップを使用しない形で前記支持部材(11)に前記カバー(24b)が固定される請求項17に記載のシートフレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシートフレームに関し、特にシートを支持するシート支持部材、およびこのシート支持部材に調節可能に装着する締め付け部材を備えたシートフレームに関する。このシートフレームは、乗り手が着座できる装置の、シートフレームポストなどのシートフレーム支持体に締め付け部材によって装着可能である。
【背景技術】
【0002】
従来の自転車シートの大きな問題は乗り心地が悪く、男性であれ、女性であれ、大半の人に対して整形外科的な問題の原因になることである。背骨の痛み、痔疾、女性男性乗り手の尻、大腿筋肉および生殖器への摩擦が乗り心地の悪さの主原因である。従来のシートは十分な衝撃吸収能がないため、任意の乗り手の尾骨や生殖器を保護できず、背骨や軟組織神経に継続的な損傷を与え、各種の癌の原因になり得る。
【0003】
従って、本発明の目的は乗り心地がよく、より多くの乗り手がサイクリングや着座を前提とする他の活動から受益できるシートを提供することである。
【0004】
本発明の他の目的は、自転車シートポスト、オートバイ用シートフレームや他のデバイスに各種サイズの円形ゴム管またはクッションを支持する方法を提供することである。従来知られているように、円形ゴム管やクッションに着座すると、上記の物理的かつ医学的問題の多くを原因とする苦痛や居心地の悪さを解決できるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国仮出願連続番号62/721,120号
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、シートポストに取り付ける本発明のシートフレームの第1の例示的な実施態様を示す概略側面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示すシート支持部材に固定したクッション式シート部材を示す概略側面図である。
【
図3】
図3は、シート支持部材の一つの例示的な実施態様を示す側面図である。
【
図3a】
図3aは、シート支持部材の別な例示的な実施態様を示す側面図である。
【
図3b】
図3bは、シート支持部材のさらに別な例示的な実施態様を示す側面図である。
【
図4】
図4は、シート支持部材の一つの例示的な実施態様を示す平面図である。
【
図4a】
図4aは、シート支持部材の別な例示的な実施態様を示す平面図である。
【
図5】
図5は、
図4に示すシート支持部材を示す右端面図である。
【
図6】
図6は、シートポストに設けた締め付け部材を示す図である。
【
図6a】
図6aは、二個構成締め付け部材を示す図である。
【
図7】
図7は、空気圧式シートクッション、およびこれをシート支持部材に固定するストラップを示す概略図である。
【
図8】
図8は、シート支持部材に縛り付けたシートクッションを示す図である。
【
図9】
図9は、シートポストに取り付けた本発明のシートフレームの第2の例示的な実施態様を示す概略側面図である。
【
図10】
図10は、シート支持部材の別な例示的な実施態様を示す側面図である。
【
図11】
図11は、シートクッション用の別なディスク部材だけでなく、別なスロット構成を示す図である。
【
図12】
図12は、荷物用ラックになる延設シート支持部材を示す図である。
【
図12a】
図12aは、プラットホーム延設部にある第2シートを示す図である。
【
図16】
図16は、シート支持部材のさらに別な例示的な実施態様を示す平面図である。
【
図19】
図19は、二個構成締め付け部材にシート支持部材を取り付けることを示す側面図である。
【
図20】
図20は、ギヤラックを設けたスロットを示す図である。
【発明の概要】
【0007】
本発明は上記管やクッションなどのシートを支持するシート支持部材と、締め付け部材とを備えたシートフレームであって、このシート支持部材を締め付け部材に調節可能に取り付け、締め付け部材によって乗り手が着座できる装置のシートフレーム支持体に取り付け可能にしたシートフレームを提供するものである。このようなフレーム支持体としては、自転車用などのシートポスト、あるいはその他の支持面を利用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のシートフレームの場合、任意の個人用シートに利用可能であるが、詳細な説明の対象として、本シートフレームの自転車シートを対象として説明する。特に、例示的な実施態様として、
図1に自転車のポストPに取り付けた本シートフレーム10の一部を示す。
図2はシートSの概略図であるが、特にこのシートはシートフレーム10に設けた円形のゴム管などのクッション部材の形態を取る。
【0009】
図1~
図6を参照して説明すると、この態様のシートフレーム10は三つの部分、即ち二個構成支持部材(two-part seal suppoer member)11、およびシートフレーム10をポストPに固定する締め付け部材12(
図1、
図2および
図6を参照)で構成する。本実施態様のシート支持部材11は、係合部14および15(特に
図4の平面図および
図5の右端面図を参照)で構成する。係合部ないし係合する2つの等分の部品14および15の主部はそれぞれ脚部16または16´および17または17´を備え、これら脚部は相互に直角に湾曲しているため、係合部14および15の脚部16および16´を一緒にすると、脚部17および17´が相互に離間し、
図2に示すように、シートSを支持する平坦面を形成する。特に、相互に離間している場合の脚部17および17´については、
図4から見て取れるように、円形のディスク状になっているのが好ましく、このディスクに、以下に詳しく説明するように、シートSを固定する。
【0010】
特に
図2に示すように、2つの係合部14および15の二本の脚部16および16´については、相互に固定してシート支持部材11を形成するように構成する。このような固定作業を行う際には、ボルト/ナットを始めとする任意の適切な手段19によって実施できる。上述したように、係合部を相互に適正に固定すると、角度の付いた脚部17および17´が相互に離間延長し、
図2および
図4に示すように、シートSの支持面が形成する。
図1および
図3~
図5に示すように、2つの係合部14および15は個別の端部材22および22´を分離でき、ライセンスプレートなどのID部材をこれら端部分に取り付けることができる。
図3bには、離された端部材22aを取り付ける別の方法が示されている。あるいは、
図3aおよび
図4aに示すように、係合部14および15の脚部16および16´に一体的な角度の付いた端部材22および22´を設けることも可能である。さらに、ボルトなどの適切な手段20によってシート支持部材11に締め付け部材12を固定する。なお、各部材の孔については各種の形状、例えば円形または正方形として図示しているが、正方形孔を採用すると、キャリッジヘッドボルトを受け取ることができ、各部材の相互回転を防止できる。
【0011】
一個構成締め付け部材12の代わりに、二個構成締め付け部材12´も使用でき、任意の大きさのシートポストに適用可能になる。
図6aおよび
図19に示すように、締め付け部材12´もボルト20´によってシート支持部材11または31/32の脚部に固定する。さらに、シート支持部材の脚部から離間する締め付け部材12´の係合部の端部の一緒に固定するナットについては、
図6aに矢印12aで示すように、締め付け部の端部を折り曲げるため締め付けた後に回転することはない。
【0012】
締め付け部材12については、シート支持部材11に調節可能に取り付けるのが好ましい。この取り付けについては、シート支持部材11の係合部14および15の脚部16および16´に少なくとも一つのスロット23(
図3)を設け、そして好ましくは第2スロット23aを設けることによって行い、締め付け部材12をシート支持部材11に固定するさいに、スロット23および23aを使用しかつ固定手段20(
図2)を適正に締め付けることによって、シート支持部材11に対する締め付け部材12の角度を調節できるようにする。
図3aの別な実施態様では、図示のように、一つのスロット23およびピボット孔23´を使用する。なお、これらスロットも正方形か、あるいは矩形である。
【0013】
図20および
図21にシート支持部材11、31/32に締め付け部材12、12´を調節可能に取り付けるさらに別な実施態様を示す。締め付け部材12に対するシート支持部材の調節を容易にするために、ギヤボルト20´を使用する。これらギヤボルトについては、キャップナット48などによって固定する。これらギヤボルト20´には、支持部材のスロット23bに設けた対応するギヤラック47bに係合するギヤ式部分47aを設ける。これらギヤラック47bについては、スロット23bの上側部に設けるのが好ましく、着座した乗り手の体重によって、ギヤラック47bおよびギヤ部分47a間の係合がより確実になる。このギヤボルト/ギヤラック構成は、例示した任意の実施態様に適用でき、特に例示した孔またはスロットに適用できる。
【0014】
座り心地を最大化するために、シートSを幾分圧縮可能な空気圧クッションの形にするのが好ましい。図示の実施態様では、シートSは円形の所謂ドーナッツ形のゴム管24などの空気圧管(
図7も参照)である。ゴム管の中心が中空であるため、乗り手の生殖器の保護に役立ち、そして整形外科的な保護を付加できる。管24については、任意の適宜な方法でシート支持部材11に固定できる。図示の実施態様では、ストラップ、特に調節可能なベルクロ(登録商標、Velcro)、即ちフック/ループを使用する。例えば、ストラップ25は管24に巻き付け、シート支持部材11に固定でき、ストラップそれぞれの端部については、シート支持部材11から、あるいはこれを介して引き出した後に相互に取り付けるか、あるいはストラップの一端をシート支持部材に取り付け、かつ他端をシート支持部材11のスロットを介して引き出し、それ自体に取り付ける。
図4に例示する実施態様に示すように、ストラップ25はシート支持部材11のスロット26から、あるいはこれらスロット26を介して引き出すことができる。この点に関しては、
図8も参照されたい。図示のように、ストラップはそれ自体に取り付ける前にスロットを介して引き延ばす。
図7および
図8に示すように、洗うことができる布カバーやプラスチックカバーなどのカバー24aもシートSの管24に取り付けることができる。このようなカバー24aは着色でき、および/またはロゴ、スクールカラー、広告などを貼着でき、例えば携帯電話や財布を収めるひとつかそれ以上のポケットを付設することも可能である。
図7に示すように、ストラップ25をカバー24aに取り付け、また
図8に示すように、シート管24のカバー24aの周囲にストラップを引き延ばしてもよい。
図22および
図23に示す二個構成カバーの場合、乗り手が着座するカバー24bの上部24cについては、任意の所望の素材で構成でき、これにベルクロ(登録商標)ループ素材からなる下部24dを取り付ける。例えば接着剤などによってベルクロ(登録商標)フック材25aを部材11に固定し、ストラップを使用しない方法で、カバー24bの下部24dのループ材を載せる。
【0015】
図3bおよび
図8~
図11に例示する本発明の第2実施態様に従って、シートフレーム30を3つの部分、即ち上記のようにシートSを固定できる一個構成ディスク部材31で構成する。ディスク部材31については、上記実施態様で説明した構成をもつか、あるいはシートフレーム30の第2部材32にディスク部材31を調節可能に取り付けるために、
図8および
図11に示すスロットおよび/または孔を設けることができる。ディスク部材31と第2部材とは、取り付けると、シート支持部材を形成する。シートフレーム30の第3部分は、
図10に例示するように、第2部材32に調節可能に取り付ける締め付け部材12である。
【0016】
既に説明した実施態様の2つの係合部14および15それぞれの2つの脚部16、16´および17、17´の代わりに、本実施態様では、第2部材32は一つの脚部33を有し、これに上記と同様に調節可能な方法で締め付け部材12を固定する(
図9)。この一つの脚部33に、例えば溶接などによって、長尺プレート34を一体化する。このプレート34はディスク部材31の脚部33の両側に載るか、あるいはこれら側部から直角に延長するプレートである。ライセンスプレートホルダーを設けるために、長尺プレート34の後端部は折り曲げることができる(
図10)。あるいは、
図3、
図3a、
図4aまたは
図3bに示す手段のうちの一つを利用できる。
【0017】
荷物ラックを設けるために、または他の物品を支持するために、
図12~
図15にさらに別な本発明の実施態様を示す。具体的には、締め付け部材12から離間するシート支持部材11の2つの係合部14および15の端部を延長化し、シートSの後にプラットホームを設ける。この延長プラットホーム部17a、17bには、プラットホームに物品を取り付けるスロットか、あるいは他の手段を設ける。延長プラットホーム部に取り付けられ、後部車輪ハブまで延長する支持脚部35を設けるため、特に物品を固定するさいに、延長プラットホーム部を支持するのが容易になる。必要ならば、
図12aに示すように、第2シートを延長プラットホーム部に固定できる。このような第2シートについては、
図16~
図18に示し、かつ以下に説明する実施態様でも設けることができる。
【0018】
図16~
図18に示すさらに別な実施態様では、オートバイやスクーターの延長フレームなどのシートポスト以外の表面にシート支持部材41を固定する手段を使用する。具体的には、
図1~
図5に示す実施態様の一部修正例として、本実施態様では、シート支持部材41の2つの係合部42および42´の脚部44および44´について、脚部45および45´と同様な方法で(特に
図17を参照)、脚部43および43´に対して直角に相互に離間するように折り曲げる。次に、乗り手が着座できる装置の表面に脚部44および44´を取り付ける。
【0019】
なお、各種のシート支持部材については、任意の金属素材から機械スタンピングによって形成してもよく、あるいは各種の複合材から成形してもよい。
【0020】
自転車シートに関連して本発明のシートフレームを説明してきたが、本発明のシートフレームは、例示だけすると、運動用マシンのシート、ボート、オートバイ、その他の輸送手段のシート、あるいは乗り手が着座するその他の装置のシートを支持するためにも使用できる。
【0021】
本明細書は、仮出願連続番号62/721,120の開示を援用するものである。
【0022】
いうまでもなく、本発明は本明細書および添付図面の具体的な開示に制限されるものではなく、特許請求の範囲に包摂される一部変更例を含むものである。
【符号の説明】
【0023】
10 シートフレーム
11 支持部材
12 締め付け部材
12´ 締め付け部材
12a 矢印
14および15 係合部
16または16´ 脚部
17または17´ 脚部
19 手段
20 固定手段
20´ ボルト
22および22´ 端部材
22a 端部材
23 スロット
23´ ピボット孔
23a 第2スロット
23b スロット
24 管
24a カバー
24b カバー
24c 上部
24d 下部
25 トラップ
25a ベルクロフック材
26 スロット
30 シートフレーム
31 ディスク部材
32 第2部材
33 脚部
34 長尺プレート
35 支持脚部
41 シート支持部材
42および42´ 係合部
43および43´ 脚部
44および44´ 脚部
45および45´ 脚部
47a ギヤ式部分
47b ギヤラック
48 キャップナット
P ポスト
S シート
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【国際調査報告】