(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-10
(54)【発明の名称】車両の少なくとも一つのSCR触媒コンバータを制御するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
F01N 3/08 20060101AFI20220427BHJP
F01N 3/20 20060101ALI20220427BHJP
F01N 3/24 20060101ALI20220427BHJP
F01N 3/28 20060101ALI20220427BHJP
B01D 53/94 20060101ALI20220427BHJP
【FI】
F01N3/08 B ZAB
F01N3/20 Z
F01N3/24 C
F01N3/28 301C
F01N3/28 301G
B01D53/94 222
B01D53/94 400
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021535814
(86)(22)【出願日】2019-12-17
(85)【翻訳文提出日】2021-08-13
(86)【国際出願番号】 IB2019060907
(87)【国際公開番号】W WO2020128822
(87)【国際公開日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】102018000020851
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514319984
【氏名又は名称】エフピーティー モーターエンフォーシュング エージー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アプト,マイケル
【テーマコード(参考)】
3G091
4D148
【Fターム(参考)】
3G091AA18
3G091AB05
3G091AB08
3G091BA03
3G091BA14
3G091CA17
3G091EA17
3G091EA33
4D148AA06
4D148AB02
4D148AC03
4D148CC61
4D148DA01
4D148DA02
4D148DA05
4D148DA06
4D148DA08
4D148DA09
4D148DA10
(57)【要約】
車両のSCR触媒コンバータを制御するための方法であって、少なくとも一つのSCR触媒コンバータを複数のNH3貯蔵セル(セル1、セル2、...セルn,セル1、セル2..セルn,セル1、セル2、...、セルn)としてモデル化する第1ステップと、基準値に基づくフィードバック制御により複数の貯蔵セルの第1(セル1)のみを制御する第2ステップと、複数の貯蔵セルの少なくとも別の貯蔵セルの貯蔵レベルに基づいて基準値を適応化する第3ステップとを包含し、排気ガス循環によるSCR触媒コンバータの入口に第1貯蔵セルが配置される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のSCR触媒コンバータを制御するための方法であって、前記少なくとも一つのSCR触媒コンバータを複数のNH3貯蔵セル(セル1、セル2、...、セルn,セル1、セル2..セルn,セル1、セル2、...、セルn)としてモデル化する第1ステップと、基準値に基づくフィードバック制御により前記複数の貯蔵セルの第1(セル1)のみを制御する第2ステップと、前記複数の貯蔵セルの少なくとも別の貯蔵セルの貯蔵レベルに基づいて前記基準値を適応化する第3ステップとを包含し、前記第1貯蔵セルが排気ガス循環による前記SCR触媒コンバータの入口に配置される、方法。
【請求項2】
前記SCR触媒コンバータが、カスケード接続された二以上のSCR装置を含み、前記排気ガス循環による第1SCR装置(SCR1)と最終SCR装置(SCR2)とを特定し、前記二以上のSCR装置において分散される前記複数の貯蔵セルを含むものとして前記二以上のSCR装置がモデル化され、前記第1貯蔵セル(セル1)が前記第1SCR装置の入口に配置され、前記別の貯蔵セルが前記最終SCR装置(SCR2)に属する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記別の貯蔵セルが前記複数の貯蔵セルの最終貯蔵セル(セルn)である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記別のNH3貯蔵セルでの前記NH3貯蔵量の増加に比例して前記基準値が上げられる、請求項1から3のいずれか一つに記載の方法。
【請求項5】
前記別のNH3貯蔵セルが前記SCR触媒コンバータの最終NH3貯蔵セルである、請求項1から4のいずれか一つに記載の方法。
【請求項6】
前記別のNH3貯蔵セルが、前記SCR触媒コンバータの最後の2~3個のNH3貯蔵セルの中から反復的に選択される、請求項1から4のいずれか一つに記載の方法。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかの方法を実行するように構成される制御ユニットを包含する、車両のSCR触媒コンバータを制御するための装置。
【請求項8】
コンピュータプログラムがコンピュータで作動する時に、請求項1から7のいずれか一つの全ステップを実施するように適応化されたコンピュータプログラムコード手段を包含するコンピュータプログラム。
【請求項9】
プログラムが記録されたコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムがコンピュータで作動する時に請求項1から7のいずれか一つの全ステップを実施するように適応化されたコンピュータプログラムコード手段を包含するコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
ディーゼル内燃機関により発生される排気ガスに含有される汚染物を処理するように配置される後処理システムを含むディーゼル内燃機関であって、前記後処理システムが、SCR触媒コンバータと、ディーゼル機関を制御するとともに請求項1から6のいずれか一つの全ステップに従って前記SCR触媒コンバータでのNH3貯蔵量を制御するように構成されるエンジン制御ユニットとを含む、ディーゼル内燃機関。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本特許出願は、2018年12月21日に出願されたイタリア特許出願第102018000020851号の優先権を主張し、同出願の開示全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、特に車両内燃機関の分野において車両の少なくとも一つのSCR触媒コンバータを制御するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在および今後の排ガス法を遵守しなければならない多くの内燃機関は、窒素酸化物(NOx)排出を削減するために選択触媒還元(SCR)システムを使用する。
【0004】
現在稼働のシステムでは、SCR触媒の上流で排気ガスに尿素溶液が注入される。尿素はアンモニア(NH3)に変換され、そしてSCR触媒でNOxが無害な窒素(N2)と水(H2O)とに還元される。触媒表面へのアンモニアの吸着の後で、関連の化学反応が起こる。
【0005】
概して、SCR触媒のNOx変換効率は、貯蔵(つまり吸着)アンモニアの量、温度、空間速度つまり時間単位当たりの触媒でのガス処理量、NOxのNO2/NO比、そして他の条件に依存する。温度と空間速度とは通常、エンジン動作に依存し、SCR制御装置による直接の影響を受けない。貯蔵アンモニアの量は通常、推定によるアンモニアレベルを制御する専用の制御装置により調節される。NO2/NO比は、ディーゼル酸化触媒(DOC)の性能と、SCR触媒の上流に配置されるディーゼル微粒子フィルタ(DPF)とに依存する。
【0006】
現在のSCR制御システムは、SCR触媒が一つのNH3貯蔵タンクとしてモデル化されるモデルを使用する。注入された尿素から、そしてSCR反応により消費されたNH3の量から、貯蔵NH3の量が計算される。その際には所望のNOx変換効率が達成されるように、貯蔵アンモニアの量が調節される。それから、モデルによる推定と測定でのNOx変換効率が収束するように、NOx測定装置を使用する外部制御ループが注入尿素の分量を調節するのに使用される。
【0007】
特許文献1は、SCR触媒での還元剤の空間依存表面被覆率を計算して、一以上の空間位置での還元剤の空間依存表面被覆率が還元剤の最大表面被覆率を超えた時に還元剤の注入を実質的に停止させるように構成されるフィードバック制御装置を含む排出制御システムを開示している。
【0008】
表面被覆率観察装置はSCR触媒のモデルを含み、フィードフォワード制御装置のメモリとして作用する。表面被覆率観察装置は、各セルが表す触媒コンバータのエリアでの表面被覆率を計算するのに使用される直列配置の二つのセルを含む。第1セルの最大表面被覆率値は参照表を使用して判断され、第1セルについて計算された表面被覆率と比較される。計算による表面被覆率値が最大表面被覆率より大きい場合に、表面被覆率観察装置は、注入されるアンモニアの量を所与の値だけ減少させる。
【0009】
先行技術の制御システムは、とりわけNH3スリップを回避するために貯蔵レベルを制御することを目標とする。
【0010】
NH3スリップ、つまり排気ガスへのNH3の過度の散布を制限するために、並列計算が実行されうる。
【0011】
技術水準についての
図1は、実在SCR触媒2と、尿素投与モジュール3と、NOxセンサ4と、NH3センサ5と、上流および下流の温度センサ6,7とを包含する物理的な排気管路1の一例を開示している。
【0012】
入力9での排気質量流量、触媒上流でのNOx(NOとNO2)濃度、注入尿素の量、そして上流および下流の排気温度など、物理的に関連する入口および出口での分量がNH3貯蔵モデル8に提供される。
【0013】
NOxおよびNH3のそれぞれの推定によるセンサ出力10は、センサ4および5の測定出力と比較される。そして、計算されたセンサ出力が測定による出力に収束するように、各セルでの貯蔵アンモニアの量である推定モデルの状態変数を修正するのに、所与の利得を持つ観察装置ループ11で誤差が使用される。
【0014】
法規制では、NOx低減装置、すなわち効率および迅速性に関して一層安定したSCRシステムが必要とされる。ゆえに、大型のSCR装置が必要とされるか、二つのSCR触媒によるカスケードが具備されることが多く、
図1に開示されているシステムは充分でない。
【0015】
冷間始動時に、尿素ベース還元剤は、高温の排気ガスで―熱分解―、そして触媒入口表面で―加水分解―、NH3に分解される。そして形成されたNH3は触媒の入口から出口へ気相で伝搬し、自由貯蔵状態の発生時には常に触媒表面に吸着される。触媒表面にNH3が吸着されると、SCR反応が行われてNOxの排出を削減する。NH3伝搬およびNOx削減は、触媒表面でのNH3の非常に不均質な軸方向分散をもたらす。
【0016】
ゆえに、冷間始動時に、システム全体の急速かつ高精度なNH3の飽和はかなり困難であり、NOx変換効率の損失が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】米国特許出願公開第2009/0049827号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
それゆえ、上記の問題/欠点を克服する、車両のSCR触媒コンバータを制御するための方法および装置を提供することが、本発明の主な目的である。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明のさらなる態様によれば、SCR触媒は複数のカスケード接続セルに分割されると考えられ、第1セルの貯蔵レベルが設定点に関して制御されるのに対して、後続セルの一つ、好ましくは排気ガス循環による最終セルの貯蔵レベルは、上述した第1セルの設定点を適応化するのに使用される。
【0020】
後続セルの少なくとも一つに基づいて第1セルを制御するように実行される設定点の適応化により、SCR触媒の規模または二以上のカスケード接続SCR触媒の具備に関係なく、冷間始動時にSCRの最適飽和の達成が可能となり、実際に、この後者のケースでは、最終SCR触媒のセル、好ましくは最終セルの貯蔵レベルに基づいて、実行される設定点が適応化されながら第1触媒の第1セルが制御される。
【0021】
ECU(エンジン制御ユニット)の計算およびメモリリソースは制限されるので、本方法の有利な実行例では、SCR触媒を幾つかの貯蔵セルを包含するものとして考えるステップが提供されるが、二つまたはわずかな貯蔵セルのみが、幾つかの貯蔵セルすべてにわたるNH3貯蔵分散を管理すると考えられる。
【0022】
それゆえ、精度が著しく向上するので多数セルアプローチが有利であるが、しかしながら計算コストはやはり制限される。
【0023】
本明細書の一体的部分を成す添付の請求項に記載される方法および装置によって、以上およびさらなる目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
単に例示的で非限定的な例として挙げられて添付図面の図を参照して解釈される以下の詳細な説明から、本発明が充分に明白になるだろう。
【
図2】本発明の第一実施形態によるSCRモデルベース制御方式を示す。
【
図3】本発明の第二実施形態によるSCRモデルベース制御方式を示す。
【0025】
図において同じ参照番号および文字は、同じであるか機能的に同等の部品を指す。
【0026】
本発明によれば、「第2要素」の語は「第1要素」の存在を含意せず、第1、第2等は明細書の明瞭性を改良するためにのみ使用され、限定的に解釈されるべきではない。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明による方法および装置は、SCR触媒コンバータにおいてNH3の適切な貯蔵を制御することを目標とする。
【0028】
以下で明瞭化されるように、SCR触媒コンバータは、例えば各々が独自の筐体を含む二以上のSCR装置を含む。ゆえに、状況に応じて、市販の二以上のSCR装置が組み合わされてSCR触媒コンバータを構成するので、本発明による方法および装置は特に効果的である。ゆえに、ある種のSCR装置全体はNH3の貯蔵とNOxの変換とに適している。
【0029】
先行技術に開示されている解決法のように、本発明も、SCR触媒コンバータ貯蔵のセルモデル化に基づく。
【0030】
このようなモデルが実在または仮想(モデル化)センサからの幾つかの入力を使用することは、明白である。
【0031】
貯蔵容量は、エンジン作用点に依存するSCRの温度と空間速度とに確実に相関する。
【0032】
NH3貯蔵の制御は、SCR触媒コンバータの上流に配置される尿素ベース薬剤投与モジュールを制御することを実質的に目標とする。
【0033】
図2および3を参照すると、物理的SCR触媒コンバータは、複数のNH3貯蔵セルを含むNH3貯蔵モデルを通してモデル化される。
【0034】
「複数の」により、三以上のセルが想定される。
【0035】
排気ガス循環による第1NH3貯蔵セルから最終NH3貯蔵セルまでNH3貯蔵レベルが低下することは、
図2および3から明白である。
【0036】
ゆえに、慣例通り、セル1により、SCRモデルの入口の近くに配置されたNH3貯蔵セルを、セルnにより、SCRモデルの出口の近くに配置された最終NH3貯蔵セルを意味するものとする。
【0037】
第1ループ制御はNH3貯蔵レベルcHN3,Cell1に基づき、これは基準値cNH3,SPCorrと比較され、制御信号rNH3を発生させることにより制御装置Ctrl2を通して対応の誤差がフィルタリングされる。制御信号rNH3の増加は、投与モジュール内へ注入される尿素ベース薬剤の量の増加につながり、逆もまた同様である。
【0038】
本発明によれば、上記のループは内側ループである。実際に外側ループは後続のNH3貯蔵セルであるセル2...セルnでのNH3貯蔵レベルを活用して基準値cNH3,SPCorrを調節する。
【0039】
実際に、上述した基準値は、固定の設定点ではなく、上記の後続NH3貯蔵セルの一つのNH3貯蔵レベルcNH3,Cellxに応じた可変の設定点である。
【0040】
NH3貯蔵レベルcNH3,Cellxが固定の基準値cNH3,SPと比較され、この比較により生じる誤差が制御装置Ctrl1を通してフィルタリングされる。
【0041】
凡例:
cNH3,SP=NH3レベル固定設定点
cNH3,SPCorr=SCR1の第1セルについてのNH3レベル可変設定点:一種の補正設定点
rNH3=尿素ベース薬剤投与モジュールのための制御信号に対応する要求NH3ガス濃度
cNH3,Cell1=SCR全体の第1セルのNH3レベル
cNH3,Cellx=SCR全体の第xセルのNH3レベル
dmExh=排気質量流量
tExh=排気温度
rNOx=上流NOx排出
rNOx,Out=下流NOx排出
最後の四つの入力dmExh、tExh、rNOx、rNOx,Outは実在または仮想センサから取得され、NH3貯蔵モデルSCRから必要とされる。
【0042】
例えば、排気温度は通常、安価な物理的温度センサにより測定され、上流のNOx排出は物理的NOxセンサにより測定される。
【0043】
NH3スリップに対する感受性による、SCRの下流に配置されたNOxセンサでの周知の曖昧性のため、下流のNOx排出はNOxセンサモデルにより推定されうる。
【0044】
図3は、直列配置された二つのSCR装置SCR1,SCR2の実行例という点でのみ
図2と異なっている。
【0045】
このケースで、両方のSCR装置がモデル化され、複数のNH3貯蔵セルは、二つの装置SCR1およびSCR2により形成されるSCR触媒コンバータにおいて、好ましくは貯蔵容量に関して適正に分散されていると考えられる。
【0046】
三以上のSCR装置によるカスケードにも、同じ概念が適用されうる。
【0047】
このケースでは、排気循環による第1のSCR1の第1NH3貯蔵セルであるセル1と、最終SCR装置のNH3貯蔵セル。
【0048】
最終NH3貯蔵セルのNH3貯蔵レベルに基づく内側ループの設定点の調節により、冷間開始時、すなわちNH3貯蔵が非常に不均質である条件でNH3の安定した飽和を得ることが可能である。
【0049】
制御ユニット、好ましくはディーゼルエンジンを制御するように配置されるのと同じ制御ユニットECUによって、尿素ベース投与モジュールの管理が本発明により実現されうることは明白である。
【0050】
図2および3でのモデルベースの両方式によれば、NH3貯蔵セルのグループのNH3貯蔵レベルをフィードバックするのに適したスイッチが開示される。このようなNH3貯蔵セルのグループは実質的に、SCR触媒コンバータの最終の2,3個のセルを含む。これは、二以上のSCR装置が具備される時に最終セルが最終SCR装置に属することを意味する。本明細書によれば、SCR装置とNH3貯蔵セルに言及する際の第1、第2等の語は、エンジン排気管路における対応の配置を表し、ゆえに第1は、第1のSCR装置または排気ガスを受け取るセルである。
【0051】
これは、第1のNH3貯蔵セルがSCR触媒コンバータの入口に配置されるのに対して、最終セルが実質的にはSCR触媒コンバータの出口に配置されることを含意している。
【0052】
本発明は、コンピュータプログラムがコンピュータで作動する時にこのような方法の一以上のステップを実施するためのプログラムコード手段を包含するコンピュータプログラムにおいて有利に実行されうる。この理由から、本特許は、このようなコンピュータプログラムと、記録されたメッセージを包含するコンピュータ可読媒体も含み、このようなコンピュータ可読媒体は、このようなプログラムがコンピュータで作動する時にこのような方法の一以上のステップを実施するためのプログラムコード手段を包含する。
【0053】
好適な実施形態を開示する明細書および添付図を検討した後に対象発明の多くの変更、修正、変形、そして他の使用および用途が当業者に明白となるだろう。発明の趣旨および範囲を逸脱しないこのような変更、修正、変形、そして他の使用および用途は、本発明に含まれると見なされる。
【0054】
当業者は上記明細書の教示を手掛かりとして本発明を実施することが可能であるので、さらなる実行の詳細は記載されない。
【符号の説明】
【0055】
1 排気管路
2 実在SCR触媒
3 尿素投与モジュール
4 Noxセンサ
5 NH3センサ
6 上流温度センサ
7 下流温度センサ
8 NH3貯蔵モデル
9 入力
10 出力
11 観察装置ループ
【国際調査報告】