▶ ベイジン スプレッドトラム ハイ－テック コミュニケーションズ テクノロジー カンパニー，リミティドの特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-10
(54)【発明の名称】データ伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 74/08 20090101AFI20220427BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220427BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20220427BHJP
【ＦＩ】
H04W74/08
H04W72/04 137
H04W72/12 150
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021541580
(86)(22)【出願日】2019-12-31
(85)【翻訳文提出日】2021-09-16
(86)【国際出願番号】 CN2019130401
(87)【国際公開番号】W WO2020147577
(87)【国際公開日】2020-07-23
(31)【優先権主張番号】201910044101.1
(32)【優先日】2019-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．３ＧＰＰ
２．ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】521315869
【氏名又は名称】ベイジン スプレッドトラム ハイ－テック コミュニケーションズ テクノロジー カンパニー，リミティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】カオ シンハン
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA15
5K067CC02
5K067CC04
5K067DD23
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
5K067EE71
5K067GG01
(57)【要約】
本開示は、データ伝送方法及び装置に関する。前記方法は、リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含む。本開示では、プリアンブルシーケンスとデータとを同時に送信し、プリアンブルシーケンス及びデータを送信した後に基地局のランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視及び受信することができるため、端末と基地局との２ステップの対話でランダムアクセスを実現し、遅延を短縮することができる。
【選択図】図１
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるデータ伝送方法であって、リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、前記リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することは、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項4】
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項5】
前記リソース構成情報に、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと時間領域連続占有数とが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項6】
前記リソース構成情報に、タイムスロットオフセットと、開始シンボルインデックスとが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項7】
前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項8】
前記リソース構成情報に、間隔タイムスロット数と、開始シンボルインデックスとが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項9】
前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項10】
前記リソース構成情報に、さらにＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項11】
前記リソース構成情報に、さらに前記プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数と、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さとのうちの少なくとも１つが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項12】
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項13】
前記リソース構成情報に、周波数領域オフセット及び／又は周波数領域参照点が含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項14】
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含むことを特徴とする請求項１３に記載の方法。
【請求項15】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項16】
前記リソース構成情報に、さらに前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数と、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含むことを特徴とする請求項１２～１５のいずれか１項に記載の方法。
【請求項17】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含むことを特徴とする請求項１２～１５のいずれか１項に記載の方法。
【請求項18】
前記リソース構成情報に、さらにビームと前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースとの関連付け関係が含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項19】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンス集合が含まれ、前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、
前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項20】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間のマッピング数パラメータとが含まれ、前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含むことを特徴とする請求項１９に記載の方法。
【請求項21】
前記第１のプリセット値は１であることを特徴とする請求項２０に記載の方法。
【請求項22】
前記マッピング関係は、さらに、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１９に記載の方法。
【請求項23】
前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することは、前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含むことを特徴とする請求項１～１１のいずれか１項に記載の方法。
【請求項24】
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含むことを特徴とする請求項１～１１のいずれか１項に記載の方法。
【請求項25】
予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を取得することをさらに含むことを特徴とする請求項１～１１のいずれか１項に記載の方法。
【請求項26】
前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することは、前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含むことを特徴とする請求項１～１１のいずれか１項に記載の方法。
【請求項27】
基地局に適用されるデータ伝送方法であって、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
前記リソース構成情報を送信することと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項28】
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てることを特徴とする請求項２７に記載の方法。
【請求項29】
前記マッピング関係は、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、
前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項２７に記載の方法。
【請求項30】
前記リソース構成情報にマッピング数パラメータが含まれ、前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含むことを特徴とする請求項２９に記載の方法。
【請求項31】
前記第１のプリセット値は１であることを特徴とする請求項３０に記載の方法。
【請求項32】
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、時間領域リソース集合と、周波数領域リソース集合とを含み、前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項３０に記載の方法。
【請求項33】
前記リソース構成情報を送信することは、前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含むことを特徴とする請求項２７～３２のいずれか１項に記載の方法。
【請求項34】
前記リソース構成情報を送信することは、さらに、予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を送信することを含むことを特徴とする請求項２７～３２のいずれか１項に記載の方法。
【請求項35】
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含むことを特徴とする請求項２７に記載の方法。
【請求項36】
プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信することをさらに含むことを特徴とする請求項３５に記載の方法。
【請求項37】
端末に適用されるデータ伝送装置であって、リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定する第１の特定モジュールと、
前記第１の特定モジュールに接続され、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送する第１の送信モジュールと、
前記第１の送信モジュールに接続され、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視する第１の監視モジュールと、を含むことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項38】
基地局に適用されるデータ伝送装置であって、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成する作成モジュールと、
前記作成モジュールに接続され、前記リソース構成情報を送信する第２の送信モジュールと、を含むことを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項39】
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得する第２の監視モジュールと、前記第２の監視モジュールに接続され、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得する第１の取得モジュールと、
前記第１の取得モジュールに接続され、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得する第２の取得モジュールと、
前記第２の取得モジュールに接続され、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信する第３の送信モジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項３８に記載の装置。
【請求項40】
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
請求項１～２６のいずれか１項に記載の方法を実行する、又は
請求項２７～３６のいずれか１項に記載の方法を実行するように構成されることを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項41】
コンピュータプログラム命令が記憶されている不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されると、請求項１～２６のいずれか１項に記載の方法又は請求項２７～３６のいずれか１項に記載の方法を実現することを特徴とする不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特にデータ伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報産業の急速な発展、特にモバイルインターネットとＩｏＴ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ、モノのインターネット）からの需要の高まりに伴って、将来のモバイル通信技術に未曽有の挑戦をもたらしている。大量のＩｏＴデバイスが徐々にモバイル通信ネットワークに浸透するにつれて、接続されているＩｏＴデバイスの数がより驚くべきものとなることが予想される。この未曽有の挑戦に対応するために、通信業界と学界は、第５世代モバイル通信技術（５Ｇ ＮＲ）に関する広範な研究を行ってきた。
【0003】
ＩｏＴデバイスは、接続を確立するために基地局を必要とする。ＩｏＴデバイスは、セル検索を完了してダウンリンク同期を実現した後、アップリンク同期を実行するか、またはデータを伝送する必要がある。このプロセスは通常、ランダムアクセスプロセスと呼ばれる。
【0004】
関連技術では、ＮＲは以下のステップによりランダムアクセスを実現する。
ステップ１：端末は、ランダムアクセスプリアンブル（Ｍｓｇ１）を基地局に送信する。
ステップ２：基地局は、ランダムアクセス応答（Ｍｓｇ２）を端末に返信する。
ステップ３：端末は、メッセージ３（Ｍｓｇ３）を基地局に送信する。
ステップ４：基地局は、競合解決メッセージ（Ｍｓｇ４）を端末に送信する。
ステップ１：端末は、ランダムアクセスプリアンブル（Ｍｓｇ１）を基地局に送信する。
ステップ２：基地局は、ランダムアクセス応答（Ｍｓｇ２）を端末に返信する。
ステップ３：端末は、メッセージ３（Ｍｓｇ３）を基地局に送信する。
ステップ４：基地局は、競合解決メッセージ（Ｍｓｇ４）を端末に送信する。
【0005】
しかしながら、関連技術では、ランダムアクセスプロセスを完了するためには端末と基地局の間で４ステップの対話が必要であるが、遅延要件に敏感な端末にとって、遅延時間が長すぎる。
【0006】
３ＧＰＰワーキンググループは、端末と基地局との間で２ステップでの対話によりランダムアクセスプロセスを完了することを提案している。アップリンクメッセージを、少なくとも元の４ステップのＭｓｇ１とＭｓｇ３のコンテンツを含むＭｓｇＡとして定義し、ダウンリンクメッセージを、少なくとも元の４ステップのＭｓｇ２とＭｓｇ４のコンテンツを含むＭｓｇＢとして定義する。したがって、ＭｓｇＡデータの伝送をどのように行うかは、早急に解決する必要がある問題である。
【発明の概要】
【0007】
本開示の一側面によれば、端末に適用されるデータ伝送方法であって、
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
【0008】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、
前記リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
前記リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
【0009】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含む。
【0010】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含む。
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含む。
【0011】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと時間領域連続占有数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定し、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定し、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含む。
【0012】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、タイムスロットオフセットと、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0013】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0014】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、間隔タイムスロット数と、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0015】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0016】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらにＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含む。
【0017】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらに前記プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数と、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さとのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含む。
【0018】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含む。
【0019】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、周波数領域オフセット及び／又は周波数領域参照点が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含む。
【0020】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含む。
周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含む。
【0021】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含む。
【0022】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらに前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数と、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
【0023】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
【0024】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらにビームと前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースとの関連付け関係が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
【0025】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンス集合が含まれ、
前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
【0026】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間のマッピング数パラメータとが含まれ、
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
【0027】
可能な一実施形態では、前記第１のプリセット値は１である。
【0028】
可能な一実施形態では、前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
【0029】
可能な一実施形態では、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することは、
前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含む。
前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含む。
【0030】
可能な一実施形態では、前記方法は、
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含む。
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含む。
【0031】
可能な一実施形態では、前記方法は、
予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を取得することをさらに含む。
予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を取得することをさらに含む。
【0032】
可能な一実施形態では、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することは、
前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含む。
前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含む。
【0033】
本開示の別の側面によれば、基地局に適用されるデータ伝送方法であって、
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
前記リソース構成情報を送信することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
前記リソース構成情報を送信することと、を含むデータ伝送方法が提供される。
【0034】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
【0035】
可能な一実施形態では、前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
【0036】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、マッピング数パラメータが含まれ、
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
【0037】
可能な一実施形態では、前記第１のプリセット値は１である。
【0038】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、時間領域リソース集合と、周波数領域リソース集合とを含み、
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
【0039】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報を送信することは、
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含む。
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含む。
【0040】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報を送信することは、さらに、
予め定義されたテーブルによって前記リソース構成情報を送信することを含む。
予め定義されたテーブルによって前記リソース構成情報を送信することを含む。
【0041】
可能な一実施形態では、前記方法は、
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、
前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含む。
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、
前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含む。
【0042】
可能な一実施形態では、前記方法は、
プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信することをさらに含む。
プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信することをさらに含む。
【0043】
本開示の別の側面によれば、端末に適用されるデータ伝送装置であって、
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定する第１の特定モジュールと、
前記第１の特定モジュールに接続され、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送する第１の送信モジュールと、
前記第１の送信モジュールに接続され、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視する第１の監視モジュールと、を含むデータ伝送装置が提供される。
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定する第１の特定モジュールと、
前記第１の特定モジュールに接続され、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送する第１の送信モジュールと、
前記第１の送信モジュールに接続され、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視する第１の監視モジュールと、を含むデータ伝送装置が提供される。
【0044】
本開示の別の側面によれば、基地局に適用されるデータ伝送装置であって、
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成する作成モジュールと、
前記作成モジュールに接続され、前記リソース構成情報を送信する第２の送信モジュールと、を含むデータ伝送装置が提供される。
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成する作成モジュールと、
前記作成モジュールに接続され、前記リソース構成情報を送信する第２の送信モジュールと、を含むデータ伝送装置が提供される。
【0045】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
【0046】
可能な一実施形態では、前記装置は、
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得する第２の監視モジュールと、
前記第２の監視モジュールに接続され、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得する第１の取得モジュールと、
前記第１の取得モジュールに接続され、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得する第２の取得モジュールと、
前記第２の取得モジュールに接続され、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信する第３の送信モジュールと、をさらに含む。
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得する第２の監視モジュールと、
前記第２の監視モジュールに接続され、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得する第１の取得モジュールと、
前記第１の取得モジュールに接続され、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得する第２の取得モジュールと、
前記第２の取得モジュールに接続され、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信する第３の送信モジュールと、をさらに含む。
【0047】
本開示の別の側面によれば、プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、前記プロセッサは、上記方法を実行するように構成されるデータ伝送装置が提供される。
【0048】
本開示の別の側面によれば、コンピュータプログラム命令が記憶されている不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラム命令はプロセッサによって実行されると、上記方法を実現する不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0049】
上記方法によれば、本開示では、基地局から送信されたリソース構成情報を取得した後、前記リソース構成情報を解析し、解析されたコンテンツに基づいて、端末がランダムアクセスを行うためのプリアンブルシーケンス、前記プリアンブルシーケンスを送信するＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、データを送信するＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及びプリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定し、端末が特定したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、データを送信するためのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを特定し、特定されたＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを送信し、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いて前記データを送信し、ランダムアクセス応答ウィンドウ内で基地局から送信されたランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することができる。本開示では、プリアンブルシーケンスとデータを同時に送信し、プリアンブルシーケンス及びデータを送信した後に基地局のランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視及び受信することができるため、端末と基地局との間の２ステップの対話でランダムアクセスを実現し、遅延を短縮することができる。また、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係によって、基地局は、受信したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、端末がデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得し、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを介して端末から送信された情報を取得することができる。このような方法により、端末と基地局との対話のステップ数が少なくなる。
【0050】
以下、図面を参照しながら例示的な実施例を詳細に説明することによって、本開示の他の特徴及び側面は明瞭になる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
ここで、本明細書の一部として組み込まれる図面は、明細書と共に本開示の例示的な実施例、特徴および側面を示し、本開示の原理を説明するものである。
【図1】本開示の一実施形態に係るデータ伝送方法のフローチャートを示す。
【図2】本開示の一実施形態に係るデータ伝送方法のフローチャートを示す。
【図3a】本開示の一実施形態に係るプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係の模式図を示す。
【図3b】本開示の一実施形態に係るプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係の模式図を示す。
【図3c】本開示の一実施形態に係るプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係の模式図を示す。
【図3d】本開示の一実施形態に係るプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係の模式図を示す。
【図3e】本開示の一実施形態に係るプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係の模式図を示す。
【図4】本開示の一実施形態に係るデータ伝送方法のフローチャートを示す。
【図5】本開示の一実施形態に係るデータ伝送方法のフローチャートを示す。
【図6】本開示の一実施形態に係るデータ伝送装置のブロック図を示す。
【図7】本開示の一実施形態に係るデータ伝送装置のブロック図を示す。
【図8】本開示の一実施形態に係るデータ伝送装置のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下、図面を参照しながら本開示の様々な例示的な実施例、特徴および側面を詳細に説明する。図面において、同じ符号が同じまたは類似する機能の要素を示す。図面において実施例の様々な側面を示したが、特に断らない限り、比例に従って図面を描く必要がない。
【0053】
ここでの用語「例示的」とは、「例、実施例として用いられることまたは説明的なもの」を意味する。ここで「例示的」に説明されるいかなる実施例も他の実施例より好ましいまたは優れるものであると理解すべきではない。
【0054】
また、本開示をより効果的に説明するために、以下の具体的な実施形態において様々な具体的な詳細を示す。当業者であれば、本開示は何らかの具体的な詳細がなくても同様に実施できると理解すべきである。いくつかの実施例では、本開示の趣旨を強調するために、当業者が熟知している方法、手段、要素および回路について詳細な説明を行わない。
【0055】
背景技術から分かるように、関連技術では、ランダムアクセスプロセス（４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨ）を完了するためには、端末と基地局との間で４ステップの対話が必要であるが、遅延要件に敏感な端末にとって、遅延時間が長すぎて、端末と基地局との対話に不利となる。
【0056】
上記４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨの遅延時間が長すぎるという欠点に鑑みて、３ＧＰＰワーキンググループは、元の４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨを２ステップでランダムアクセスプロセス（２ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨ）を完了するように向上し、元の４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨ内のＭｓｇ１とＭｓｇ３を１つのメッセージＭｓｇＡとして結合し、Ｍｓｇ２とＭｓｇ４を１つのメッセージＭｓｇＢとして結合し、ＭｓｇＡには、少なくとも４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨ内のＭｓｇ１／Ｍｓｇ３のコンテンツが含まれ、ＭｓｇＢには、少なくとも４ ｓｔｅｐ ＲＡＣＨ内のＭｓｇ２／Ｍｓｇ４のコンテンツが含まれているという新しいプロジェクトを立ち上げた。しかしながら、関連技術では、ＭｓｇＡ内のデータを伝送する時間周波数リソースについて検討されていない。
【0057】
本開示に係る発明は、ＭｓｇＡでデータを伝送する時間周波数リソースの特定を実現することができる。
【0058】
【0059】
前記方法は、端末に適用される。前記端末は、ユーザ側装置（Ｕｓｅｒ Ｅｐｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）、例えば携帯電話、モバイルコンピュータなどのモバイル端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図１に示すように、前記方法は、
ステップＳ１１０：リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理ランダムアクセスチャネル）時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理アップリンク共有チャネル）時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
ステップＳ１２０：前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ステップＳ１３０：ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含む。
ステップＳ１１０：リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理ランダムアクセスチャネル）時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理アップリンク共有チャネル）時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
ステップＳ１２０：前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ステップＳ１３０：ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含む。
【0060】
上記方法によれば、本開示では、基地局から送信されたリソース構成情報を取得した後、前記リソース構成情報を解析し、解析されたコンテンツに基づいて、端末がランダムアクセスを行うためのプリアンブルシーケンス、前記プリアンブルシーケンスを送信するＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、データを送信するＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及びプリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定し、端末が特定したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、データを送信するためのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを特定し、特定されたＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを送信し、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いて前記データを送信し、ランダムアクセス応答ウィンドウ内で基地局から送信されたランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することができる。本開示では、プリアンブルシーケンスとデータを同時に送信し、プリアンブルシーケンス及びデータを送信した後に基地局のランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視及び受信することができるため、端末と基地局との間の２ステップの対話でランダムアクセスを実現し、遅延を短縮することができる。また、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係によって、基地局は、受信したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、端末がデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得し、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを介して端末から送信された情報を取得することができる。このような方法により、端末と基地局との対話のステップ数が少なくなる。
【0061】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報には、基地局が端末のために構成する複数の利用可能なプリアンブルシーケンスを含むプリアンブルシーケンス集合が含まれてもよい。端末は、ランダムに、又は送信するデータ量に応じて、対応するプリアンブルシーケンスを選択することができる。
【0062】
可能な一実施形態では、前記プリアンブルシーケンスは、ＣＰ（（Ｃｙｃｌｉｃ Ｐｒｅｆｉｘ、サイクリックプレフィックス）とＳｅｑｕｅｎｃｅ（シーケンス）の２つの部分から構成されてもよく、異なるプリアンブルフォーマットのＣＰ及び／又はＳｅｑｕｅｎｃｅは、長さが異なる。
【0063】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらにＰＲＡＣＨ時間周波数リソース集合が含まれてもよく、端末は、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース集合から、選択されたプリアンブルシーケンスを伝送するためのＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを選択することができる。
【0064】
可能な一実施形態では、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースは、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースと、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースとを含んでもよく、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースは、ミリ秒（ｍｓ）レベル又はシンボル（ｓｙｍｂｏｌ）レベルであってもよい。例えば、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースは、数ｍｓ（例えば、プリアンブルシーケンスが長いシーケンスである場合、１ｍｓ、３．５ｍｓなどを占有することができる）又は数ｓｙｍｂｏｌ（例えば、プリアンブルシーケンスが短いシーケンスである場合、２ｓｙｍｂｏｌｓ、４ｓｙｍｂｏｌｓなどを占有することができる）を占有することができる。前記周波数領域リソースは、複数のＰＲＢ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ、物理リソースブロック）を含んでもよい。各ＰＲＢは、１２個のサブキャリアを含んでもよく、サブキャリアの間隔は、１５ｋＨｚ／３０ｋＨｚ／６０ｋＨｚ／１２０ｋＨｚなどであってもよい。
【0065】
可能な一実施形態では、端末は、基地局により指示されたプリアンブルシーケンスの長さに応じて、プリアンブルシーケンスが占有するＰＲＡＣＨ時間周波数リソース内の時間領域リソースの長さを特定することができる。例えば、プリアンブルシーケンスが長いシーケンスである場合、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースの長さは、ミリ秒ｍｓを単位とすることができる。プリアンブルシーケンスが短いシーケンスである場合、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースの長さは、時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌを単位とすることができる。プリアンブルシーケンスが長いシーケンスであるか、または短いシーケンスであるかについて、プリアンブルシーケンスのフォーマット（ｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ）に基づいて特定することができる。
【0066】
可能な一実施形態では、端末は、ＰＲＡＣＨが採用するＳＣＳ（Ｓｕｂ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｓｐａｃｉｎｇ、サブキャリア間隔）に基づいて、ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース内の周波数領域リソースの周波数領域長を特定し、データチャネルのサブキャリア間隔に基づいて、必要な物理リソースブロックＰＲＢの数を特定することができる。
【0067】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースによって送信されるデータに、トラフィックデータ及び／又はシグナリング関連データ、例えばＲＲＣ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏ、無線リソース制御）接続要求、ユーザ固有識別情報（端末ＩＤ、トークン、乱数など）、ビーム方向番号、チャネル品質情報などが含まれてもよい。
【0068】
【0069】
図２に示すように、可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、ステップＳ１１０：リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することは、
ステップＳ１１１：前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
ステップＳ１１３：前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことができる。
ステップＳ１１１：前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
ステップＳ１１３：前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことができる。
【0070】
可能な一実施形態では、ステップＳ１１１：ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含むことができる。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含むことができる。
【0071】
異なるシーンでは、端末は異なる方法によって、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、終了タイムスロット及び終了時間領域シンボルを特定することができる。
【0072】
例えば、可能な一実施形態では、前記プリアンブルシーケンスとデータは、同一タイムスロットで伝送することができる。このとき、プリアンブルシーケンスを伝送するＰＲＡＣＨ時間領域リソースとデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間領域リソースは、同一タイムスロットにある。
【0073】
例えば、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースは、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースの後に位置することができ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含むことができる。
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含むことができる。
【0074】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと時間領域連続占有数とが含まれ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースは、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースの前に位置することができ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含むことができる。
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含むことができる。
【0075】
ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの終了タイムスロット及び終了時間領域シンボルを特定した後、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数に基づいて、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始時間領域シンボルを算出することができる。
【0076】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、タイムスロットオフセットと、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことができる。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含むことができる。
【0077】
可能な一実施形態では、前記プリアンブルシーケンスとデータは、異なるタイムスロットで伝送することができる。このとき、プリアンブルシーケンスを伝送するＰＲＡＣＨ時間領域リソースとデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間領域リソースは、異なるタイムスロットにある。この場合、可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0078】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの長さは、タイムスロット（ｓｌｏｔ）を単位としてもよいし、時間領域シンボル（ｓｙｍｂｏｌ）を単位としてもよい。例えば、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの長さは、２つの時間領域シンボルを含むものであってもよい。
【0079】
可能な一実施形態では、前記開始時間領域シンボルインデックスは実際の状況に応じて指定することができ、例えば３、４などであってもよい。
【0080】
他の実施形態では、指定された間隔シンボル数及び指定された時間領域シンボルにより、前記開始時間領域シンボルを特定することもできる。例えば、前記指定された間隔シンボル及び指定された時間領域シンボルに基づいて、前記アップリンクタイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することは、
前記アップリンクタイムスロットにおいて指定された時間領域シンボル（例えば最初の時間領域シンボル）から前記指定された間隔シンボル数の時間領域シンボルだけオフセットされた時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとすることを含むことができる。
前記アップリンクタイムスロットにおいて指定された時間領域シンボル（例えば最初の時間領域シンボル）から前記指定された間隔シンボル数の時間領域シンボルだけオフセットされた時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとすることを含むことができる。
【0081】
他の実施形態では、基地局から、前記アップリンクタイムスロットの任意のシンボルを前記開始時間領域シンボルとして直接指示することもできることを言うまでもない。
【0082】
可能な一実施形態では、前記プリアンブルシーケンスとデータは、間隔が置かれたタイムスロットで伝送することができ、基地局は、リソース構成情報により間隔タイムスロット数を指示することができる。このとき、プリアンブルシーケンスを伝送するＰＲＡＣＨ時間領域リソースとデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間領域リソースとの間には、前記間隔タイムスロット数だけのタイムスロットが置かれる。この場合、前記リソース構成情報に、間隔タイムスロット数と、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0083】
可能な一実施形態では、異なるプリアンブルシーケンスは、異なるＰＲＡＣＨ時間領域リソースを介して伝送することができ、これらの異なるプリアンブルシーケンスは、異なるＰＵＳＣＨ時間領域リソースにマッピングすることができ、各ＰＲＡＣＨ時間領域リソースは隣接する。前記隣接するＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨリソースに基づいて、特定対象であるＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することができる。
【0084】
例えば、前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む。
【0085】
例えば、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースＡとＰＲＡＣＨ時間領域リソースＢは隣接しており、両者は同一タイムスロットにあってもよい。ＰＲＡＣＨ時間領域リソースＡは、プリアンブルシーケンスＡを伝送するために使用することができ、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースＢは、プリアンブルシーケンスＢを伝送するために使用することができる。ＰＲＡＣＨ時間領域リソースＡは、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合Ａに対応し、このとき、ＰＲＡＣＨ時間領域リソースＢに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースＢを特定する場合、上記方法によれば、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースＡの終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットをＰＵＳＣＨ時間領域リソースＢの開始タイムスロットとして、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースＡの終了時間領域シンボルをＰＵＳＣＨ時間領域リソースＢの開始時間領域シンボルとしてもよく、リソース構成情報内の開始時間領域シンボル数及びＰＵＳＣＨ時間領域リソースＢの終了時間領域シンボルに基づいて、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースＢの開始時間領域シンボルを特定してもよい。
【0086】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらにＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ（ｄｕｒａｔｉｏｎ）と、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含む。
【0087】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さは、数ミリ秒ｍｓ、複数のタイムスロット又は複数の時間領域シンボルであってもよい。本開示では、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの大きさについて、特に限定されず、当業者が実際のシーンや必要に応じて設定することができる。
【0088】
ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定した後、基地局から指示されたＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数（連続しているＰＵＳＣＨ時間領域リソースであってもよい）に基づいて、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット及び終了時間領域シンボルを特定することができる。
【0089】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらに前記プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数と、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さとのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含む。
【0090】
可能な一実施形態では、基地局が前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの周波数領域連続占有数を構成しない場合、端末は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの周波数領域連続占有数のデフォルト値を１とする。
【0091】
可能な一実施形態では、基地局が前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの周波数領域連続占有数を構成しない場合、端末は、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの周波数領域連続占有数のデフォルト値を１とする。
【0092】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さは、複数の物理リソースブロックＰＲＢ又は複数のサブキャリアであってもよく、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さは、実際のシーンに応じて設定することができるが、本開示では限定されない。
【0093】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの周波数領域連続占有数は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの数、プリアンブルシーケンスの数及び前記マッピング関係に基づいて特定することができる。
【0094】
基地局がＰＵＳＣＨ時間領域リソースの数、プリアンブルシーケンスの数及び前記マッピング関係を指示した場合、端末は、上記情報に基づいてＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの数を取得することができる。
【0095】
ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、終了タイムスロット及び終了時間領域シンボルを特定した後、端末はこれらに基づいて、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することができる。
【0096】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含むことができる。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含むことができる。
【0097】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、周波数領域オフセット（ｏｆｆｓｅｔ）及び／又は周波数領域参照点が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含む。
【0098】
本実施形態では、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの周波数領域開始位置及び前記周波数領域オフセットを用いてＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することができる。また、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの周波数領域終了位置及び前記周波数領域オフセットを用いてＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することができる。さらに、指定された周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットを用いてＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することができる。
【0099】
前記周波数領域オフセットは実際の必要に応じて設定することができるが、本開示では限定されない。
【0100】
前記周波数領域参照点は実際の使用シーンに応じて決定することができるが、本開示では限定されない。
【0101】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含む。
周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含む。
【0102】
上記方法によれば、本開示では、既に特定されたＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合に隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することができる。
【0103】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
【0104】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、プリアンブルシーケンスの数、並びに前記マッピング関係に基づいて、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの数を特定することができる。次に、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数に基づいて、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することができる。複数のＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合は、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群を形成することができ、以下の方法によりＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することができる。
【0105】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
【0106】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの数及び前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの数、及び前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数に基づいて、前記終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの数、及び前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数に基づいて、前記終了位置を特定することを含むようにしてもよい。
【0107】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む。
【0108】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、さらにビームと前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースとの関連付け関係が含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含む。
【0109】
可能な一実施形態では、マルチビームシナリオでは、基地局は、端末が情報を受信するときの最適なビームを特定し、端末がプリアンブルシーケンスを送信するＰＲＡＣＨリソースを最適なビームに関連付けることができる。基地局がＵＥの最適なビームを取得した後、端末と基地局との対話は、前記最適なビームで行われる。
【0110】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンス集合が含まれ、
前記プリアンブルシーケンス集合は、基地局が端末のために構成する利用可能なプリアンブルシーケンスを含むことができ、
前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
前記プリアンブルシーケンス集合は、基地局が端末のために構成する利用可能なプリアンブルシーケンスを含むことができ、
前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
【0111】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間のマッピング数パラメータ（ｍａｐｐｉｎｇ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｂｅｔｗｅｅｎ Ｐｒｅａｍｂｌｅａｎｄ ＰＵＳＣＨ）とが含まれる。本開示では、パラメータの命名について限定されないことを理解されたい。
【0112】
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係がある。あるいは、前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係がある、または、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係がある。
【0113】
可能な一実施形態では、前記第１のプリセット値は、１又は１以外の他の値であってもよい。
【0114】
前記第１のプリセット値が１である場合、基地局から端末のプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとが１対１でマッピングすることを指示することを示すことができる。このとき、各プリアンブルシーケンスはそれぞれ、１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをマッピングし、各プリアンブルシーケンスと１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとに１対１のマッピング関係がある。
【0115】
前記第１のプリセット値が１でない場合、基地局から端末のプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとが１対多でマッピングする又は多対１でマッピングすることを指示することを示すことができる。例えば、１対多のマッピングでは、各プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとに１対多のマッピング関係がある。多対１のマッピングでは、複数のプリアンブルシーケンスと１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとに多対１のマッピング関係がある。
【0116】
また、他の実施形態では、第１のプリセット値の基本値が１ではないか、又は設定されなくてもよい。１対１のマッピング関係、多対１のマッピング関係、１対多のマッピング関係に加え、他のマッピング関係を有してもよい。例えば、それらの組み合わせであってもよいが、本開示では限定されない。
【0117】
可能な一実施形態では、前記マッピング数パラメータが満たす異なる第１のプリセット値に応じて、異なる方法でマッピングすることができる。例えば、第１のプリセット値が１である場合、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを１対１でマッピングする。第１のプリセット値が１より大きい場合、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを多対１でマッピングする。第１のプリセット値が１より小さい場合、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを１対多でマッピングする。逆でも可能であるが、本開示では限定されない。
【0118】
さらに、前記マッピング数パラメータは、マッピングにおけるプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの数を示すことができる。
【0119】
例えば、第１のプリセット値が１である場合、１つのプリアンブルシーケンスと１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを１対１でマッピングする。第１のプリセット値がｍ（ｍ＞１）である場合、ｍのプリアンブルシーケンスと１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを多対１でマッピングする。第１のプリセット値がｋ（０＜ｋ＜１）である場合、１つのプリアンブルシーケンスとｋの逆数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを１対多でマッピングする。ｋの逆数が整数でない場合、ｋの逆数を切り上げるまたは切り捨てることができる。
【0120】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、時間領域リソース及び周波数領域リソースを含み、
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
【0121】
ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の時間領域リソースと周波数領域リソースとは異なる方向を有する。プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとをマッピングするとき、時間領域リソースの方向又は周波数領域リソースの方向の順番に従ってマッピングすることができる。
【0122】
１対１のマッピング関係、多対１のマッピング関係、１対多のマッピング関係を別々に検討することができる。
【0123】
可能な一実施形態では、基地局は、まず、リソース構成情報によって端末の伝送リソースを割り当てることができる。
【0124】
基地局は、リソース構成情報によって端末を構成し、ｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ Ａ３に示す短いシーケンスに対応するＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いてプリアンブルシーケンスを伝送することができる。この場合、ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースの時間領域リソースは、６つの時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌｓであってもよい。
【0125】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの周波数領域リソースの周波数領域開始位置がＰＲＡＣＨ時間周波数リソース集合の周波数領域リソースの終了位置に対してｍＰＲＢｓだけオフセットされたものであるように構成することができる。前記周波数領域オフセットｍＰＲＢｓは、実際の状況に応じて設定することができる。
【0126】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域リソースの時間領域開始位置が指定タイムスロットｓｌｏｔに対して開始時間領域シンボル数ｓｙｍｂｌｏｆｆｓｅｔだけオフセットされたものであるように構成することができる。前記指定タイムスロットは、ｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ Ａ３が存在するタイムスロットであってもよく、前記ｓｌｏｔオフセットは、２つのｓｌｏｔだけオフセットされたものであってもよい。前記開始時間領域シンボル数は例えば、ｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ Ａ３が存在するタイムスロットに対して２つのｓｌｏｔだけオフセットした後のタイムスロット内のｓｙｍｂｏｌ７であってもよい。
【0127】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さが２つの時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌｓであるように構成することができる。他の場合、異なる値に設定してもよい。例えば、伝送される前記データの長さに応じて設定することができる。前記データの長さは、状況によって、５６ｂｉｔ又は７２ｂｉｔであってもよいし、他のビットのデータであってもよい。
【0128】
【0129】
図３ａに示すように、基地局がＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始位置（例えば、開始時間領域シンボル数が７である）及びＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ（例えば、２つの時間領域シンボルである）を設定した場合、マッピング数パラメータが１対１のマッピング関係を示す場合、１つのプリアンブルシーケンスと１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとを個別にマッピングする。このとき、「前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係がある」ことに基づいて、まずプリアンブルシーケンスを時間領域リソース方向に沿って順次マッピングし、例えば時間領域リソース方向の終了時間領域シンボルに到達した後、さらに周波数領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ａに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１及びプリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ２は、まず時間領域方向に沿ってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースと１対１でマッピングし、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースは２つのｓｙｍｂｏｌであり、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースが存在するｓｌｏｔの終了時間領域シンボルに到達した後（又は残りの時間領域リソースをマッピングできない）、さらに周波数領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ａに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ３、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ４がマッピングされるＰＵＳＣＨ時間周波数リソースと、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１及びプリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ２がマッピングされるＰＵＳＣＨ時間周波数リソースは、異なる周波数領域にある。
【0130】
【0131】
図３ｂに示すように、マッピング数パラメータが多対１のマッピング関係を示す場合、複数のプリアンブルシーケンス（例えば、マッピング数パラメータは２であり、２つのプリアンブルシーケンスが同じＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされることを示す）は、１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされてもよい。「前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係がある」ことに基づいて、まず２つが１組の（例示的な）プリアンブルシーケンスを時間領域リソース方向に沿って順次マッピングし、例えば時間領域リソース方向の終了時間領域シンボルに到達した後、さらに周波数領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ｂに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１は、同じＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、順に、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ２、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ３は、別のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ４、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ５は、さらに別のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースが存在するｓｌｏｔの終了時間領域シンボルに到達した後（又は残りの時間領域リソースをマッピングできない）、周波数領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ｂに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ６、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ７がマッピングされるＰＵＳＣＨ時間周波数リソースと、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０～プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ５がマッピングされるＰＵＳＣＨ時間周波数リソースは、異なる周波数領域にある。
【0132】
【0133】
図３ｃに示すように、マッピング数パラメータが１対多のマッピング関係を示す場合、１つのプリアンブルシーケンスは、複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソース（例えば、マッピング数パラメータは、１／２であり、１つのプリアンブルシーケンスが２つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされることを示す）にマッピングされてもよい。「前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係がある」ことに基づいて、まずプリアンブルシーケンスを時間領域リソース方向に沿って順次でマッピングし、例えば時間領域リソース方向の終了時間領域シンボルに到達した後、さらに周波数領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ｃに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０は、隣接する２つの（例示的な）ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、順に、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１は、別の隣接する２つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされる。１対多のマッピング関係を満たす必要があるため、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１は、１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをマッピングした後、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースが存在するｓｌｏｔの終了時間領域シンボルに到達し、周波数領域リソース方向に沿って引き続きマッピングする。
【0134】
以下、「前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係がある」ことについて、１対１でマッピングすることを例として説明する。
【0135】
【0136】
図３ｄに示すように、まずプリアンブルシーケンスを周波数領域リソース方向に沿って順次マッピングし、例えば周波数領域リソース方向の終了位置に到達した後、さらに時間領域リソース方向に沿ってマッピングする。図３ｄに示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ０は、２つの（例示的な）ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、順に、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１～プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１５は、異なる周波数領域のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースにマッピングされ、周波数領域リソース方向の終了位置に到達した後、時間領域リソース方向に沿ってプリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１６をマッピングする。図４に示すように、プリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１～プリアンブルシーケンス１５がマッピングされるＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとプリアンブルシーケンスｐｒｅａｍｂｌｅ１６とは、異なる時間領域にある。
【0137】
１対多のマッピング及び多対１のマッピングについては、そのマッピングの原理は類似するので、簡潔さのために、ここで詳細な説明を省略する。
【0138】
可能な一実施形態では、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの開始タイムスロットは、対応するＰＲＡＣＨ時間周波数領域リソースが存在するタイムスロットであってもよく、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの開始時間領域シンボルは、対応するＰＲＡＣＨ時間周波数リソースの終了時間領域シンボルであってもよい。ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの開始タイムスロットは、最も近い１つのアップリンクタイムスロット、又は対応するＰＲＡＣＨ時間周波数領域リソースが存在するタイムスロットに対して複数のｓｌｏｔだけオフセットされたタイムスロットであってもよい。基地局は、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの開始時間領域シンボルを指示することができる。なお、ＰＵＳＣＨ時間周波数領域リソースの開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定した後、そのマッピングの原理は類似するので、簡潔さのために、ここで詳細な説明を省略する。
【0139】
上記説明は本開示を制限するためのものではなく、本開示をよりよく説明するためのものであることを理解されたい。他の実施形態では、マッピングの数及び方法は、実際の必要に応じて調整できるため、本開示では限定されない。
【0140】
可能な一実施形態では、リソース構成情報に基づいて、端末の伝送リソースに対して他の構成を行うことができる。
【0141】
【0142】
図３ｅに示すように、プリアンブルシーケンスとデータとが異なるタイムスロットｓｌｏｔで伝送される場合、
基地局は、リソース構成情報によって、端末にｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ Ａ１に示す短いシーケンスに対応するＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いてプリアンブルシーケンスを伝送することを指示することができる。この場合、ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースの時間領域リソースは、２つの時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌｓであってもよい。
基地局は、リソース構成情報によって、端末にｐｒｅａｍｂｌｅ ｆｏｒｍａｔ Ａ１に示す短いシーケンスに対応するＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いてプリアンブルシーケンスを伝送することを指示することができる。この場合、ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースの時間領域リソースは、２つの時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌｓであってもよい。
【0143】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの周波数領域リソースの周波数領域開始位置がＰＲＡＣＨ時間周波数リソース集合の周波数領域リソースの終了位置に対してｍＰＲＢｓだけオフセットされたものであるように構成することができる。前記周波数領域オフセットｍＰＲＢｓは、実際の状況に応じて設定することができる。
【0144】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さが２つの時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌｓであるように構成することができる。他の場合、異なる値に設定してもよい。例えば、伝送される前記データの長さに応じて設定することができる。前記データの長さは、状況によって、５６ｂｉｔ又は７２ｂｉｔであってもよいし、他のビットのデータであってもよい。
【0145】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのマッピング数パラメータが２であるように構成することができる。
【0146】
基地局は、リソース構成情報によってＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置を構成することができ、ＰＡＲＣＨ時間周波数リソースが存在するｓｌｏｔに対する前記開始位置のタイムスロットオフセットが１であるように設定することができ、指示されたｓｌｏｔにおける各ＲＲＡＣＨ時間周波数リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの開始位置ｓｙｍｂｏｌｉｎｄｅｘを指示することができ、さらに、異なるＰＡＲＣＨ時間周波数リソースに対応するＰＵＳＣＨリソース間のシンボル間隔ｇａｐが０であることを指示することができる。例えば、図３ｅに示すように、
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ１に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが２の時間領域シンボルであってもよい。
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ２に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが６の時間領域シンボルであってもよい。
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ３に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが１０の時間領域シンボルであってもよい。
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ１に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが２の時間領域シンボルであってもよい。
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ２に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが６の時間領域シンボルであってもよい。
ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースＲＯ３に対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースの時間領域開始位置は、開始シンボルインデックスが１０の時間領域シンボルであってもよい。
【0147】
可能な一実施形態では、ステップＳ１２０：前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することは、
前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含む。
前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含む。
【0148】
図２に示すように、可能な一実施形態では、前記方法は、
ステップＳ２００：前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含むことができる。
ステップＳ２００：前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含むことができる。
【0149】
例えば、端末と基地局が非接続状態にあるとき、端末は、ダウンリンクブロードキャストチャネルＰＢＣＨから、ＭＩＢ（Ｍａｓｔｅｒ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ、マスター情報ブロック）メッセージ又はＳＩＢ（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋｓ、システム情報ブロック）メッセージを含むシステムメッセージを読み取り、前記システムメッセージから、基地局が端末の伝送リソースを割り当てるリソース構成メッセージを取得することができる。
【0150】
端末と基地局が接続状態にあるとき、端末は無線リソース制御ＲＲＣシグナリングによって前記リソース構成情報を取得することができる。
【0151】
可能な一実施形態では、予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を取得する。
【0152】
例えば、予め定義されたテーブルによって前記リソース構成情報を事前に構成することができ、基地局は、ある行をリソース構成情報として指定することができ、端末は、当該テーブルの行インデックスに対応するパラメータ構成情報を読み取ることによって必要な情報を取得することができる。
【0153】
基地局は、システムメッセージ、専用のＲＲＣシグナリング又は他の方法によって、前記リソース構成情報を端末に送信することができる。可能な一実施形態では、ステップＳ１３０：ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することは、
ステップＳ１３１：前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含むことができる。
ステップＳ１３１：前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含むことができる。
【0154】
可能な一実施形態では、端末は、ランダムアクセス応答ウィンドウ内で基地局から送信されたランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することができ、端末は、プリアンブルシーケンス及びデータの伝送終了後の時間領域シンボルｓｙｍｂｏｌからの最初の利用可能な制御リソース集合ＣＯＲＥＳＥＴの開始ｓｙｍｂｏｌ又は最初の利用可能なＣＯＲＥＳＥＴが存在するタイムスロットｓｌｏｔでＭｓｇＢが受信した応答ウィンドウを起動することができる。前記ランダムアクセス応答ウィンドウの長さは、必要に応じて設定することができる。
【0155】
可能な一実施形態では、基地局は、ＰＤＣＣＨを介してランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢの伝送に必要なリソース位置を伝送することができる。この場合、端末は、プリアンブルシーケンス及びデータの伝送終了後の最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットでランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することができる。
【0156】
可能な一実施形態では、前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢは、ユーザ固有識別情報、タイミングアドバンス情報（Ｔｉｍｉｎｇ Ａｄｖａｎｃｅ、ＴＡ）、アップリンク送信許可情報などを含むことができる。
【0157】
可能な一実施形態では、ランダムアクセス応答ウィンドウ内で、端末が基地局からフィードバックされたランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信しなかった場合、端末は、プリアンブルシーケンスを改めて選択して送信し、前記データ（更新されたデータであってもよい）を再送信することができる。
【0158】
【0159】
前記方法は、基地局に適用される。図４に示すように、前記方法は、
ステップＳ６００：プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
ステップＳ６１０：前記リソース構成情報を送信することと、を含む。
ステップＳ６００：プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
ステップＳ６１０：前記リソース構成情報を送信することと、を含む。
【0160】
上記方法によれば、本開示では、リソース構成情報を作成し、前記リソース構成情報を端末に送信することができる。リソース構成情報には、端末がデータを伝送可能な伝送リソースが含まれており、リソース構成情報によって、端末は、伝送リソースを選択してランダムアクセスし、プリアンブルシーケンス及びデータを送信することができる。
【0161】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てる。
【0162】
可能な一実施形態では、前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含む。
【0163】
可能な一実施形態では、前記リソース構成情報にマッピング数パラメータが含まれ、
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含む。
【0164】
可能な一実施形態では、前記第１のプリセット値は１である。
【0165】
可能な一実施形態では、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、時間領域リソース集合と、周波数領域リソース集合とを含み、
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含む。
【0166】
【0167】
前記方法は、基地局に適用される。図５に示すように、ステップＳ６１０：前記リソース構成情報を送信することは、
ステップＳ６１１：前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含む。
ステップＳ６１１：前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含む。
【0168】
可能な一実施形態では、前記方法は、
ステップＳ６１２：予め定義されたテーブルによって前記リソース構成情報を送信することをさらに含む。
ステップＳ６１２：予め定義されたテーブルによって前記リソース構成情報を送信することをさらに含む。
【0169】
例えば、基地局は、リソース構成情報を予め定義されたテーブルとして事前に構成し、そして、システムメッセージ又は無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを介して端末に送信し、端末の伝送リソースを割り当てることができる。
【0170】
可能な一実施形態では、前記方法は、
ステップＳ７２０：物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、
ステップＳ７３０：前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
ステップＳ７４０：前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含む。
ステップＳ７２０：物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、
ステップＳ７３０：前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
ステップＳ７４０：前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含む。
【0171】
可能な一実施形態では、前記方法は、
ステップＳ７５０：プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを前記端末に送信することをさらに含む。
ステップＳ７５０：プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを前記端末に送信することをさらに含む。
【0172】
【0173】
前記装置は、端末に適用され、図６に示すように、
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定する第１の特定モジュール１０と、
前記第１の特定モジュール１０に接続され、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送する第１の送信モジュール２０と、
前記第１の送信モジュール２０に接続され、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視する第１の監視モジュール３０と、を含む。
リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定する第１の特定モジュール１０と、
前記第１の特定モジュール１０に接続され、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送する第１の送信モジュール２０と、
前記第１の送信モジュール２０に接続され、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視する第１の監視モジュール３０と、を含む。
【0174】
上記装置によれば、本開示では、基地局から送信されたリソース構成情報を取得した後、前記リソース構成情報を解析し、解析されたコンテンツに基づいて、端末がランダムアクセスを行うためのプリアンブルシーケンス、前記プリアンブルシーケンスを送信するＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、データを送信するＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及びプリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定し、端末が特定したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、データを送信するためのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを特定し、特定されたＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを送信し、ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いて前記データを送信し、ランダムアクセス応答ウィンドウ内で基地局から送信されたランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することができる。本開示では、プリアンブルシーケンスとデータを同時に送信し、プリアンブルシーケンス及びデータを送信した後に基地局のランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視及び受信することができるため、端末と基地局との間の２ステップの対話でランダムアクセスを実現し、遅延を短縮することができる。また、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係によって、基地局は、受信したプリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて、端末がデータを伝送するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得し、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを介して端末から送信された情報を取得することができる。このような方法により、端末と基地局との対話のステップ数が少なくなる。
【0175】
なお、前記データ伝送装置は、前記データ伝送方法に対応する装置であり、詳細は、前述したデータ伝送方法に関する説明を参照する。例えば、前記リソース構成情報について、データ伝送方法におけるリソース構成情報に関する説明を参照することができるため、ここで詳細な説明を省略する。
【0176】
【0177】
前記装置は、基地局に適用される装置であって、
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成する作成モジュール７０と、
前記作成モジュールに接続され、前記リソース構成情報を送信する第２の送信モジュール８０と、を含む。
プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成する作成モジュール７０と、
前記作成モジュールに接続され、前記リソース構成情報を送信する第２の送信モジュール８０と、を含む。
【0178】
上記装置によれば、本開示では、リソース構成情報を作成し、前記リソース構成情報を端末に送信することができる。リソース構成情報には、端末がデータを伝送可能な伝送リソースが含まれており、リソース構成情報によって、端末は、伝送リソースを選択してランダムアクセスし、プリアンブルシーケンス及びデータを送信することができる。
【0179】
可能な一実施形態では、前記装置は、
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得する第２の監視モジュール９０と、
前記第２の監視モジュール９０に接続され、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得する第１の取得モジュール９１と、
前記第１の取得モジュール９１に接続され、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得する第２の取得モジュール９２と、
前記第２の取得モジュール９２に接続され、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信する第３の送信モジュール９３と、をさらに含むことができる。
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得する第２の監視モジュール９０と、
前記第２の監視モジュール９０に接続され、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得する第１の取得モジュール９１と、
前記第１の取得モジュール９１に接続され、前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得する第２の取得モジュール９２と、
前記第２の取得モジュール９２に接続され、プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信する第３の送信モジュール９３と、をさらに含むことができる。
【0180】
なお、前記データ伝送装置は、前記データ伝送方法に対応する装置であり、詳細は、前述したデータ伝送方法に関する説明を参照する。例えば、前記リソース構成情報について、データ伝送方法におけるリソース構成情報に関する説明を参照することができるため、ここで詳細な説明を省略する。
【0181】
図８を参照すると、図８は、本開示の一実施形態に係るデータ伝送装置のブロック図を示す。例えば、装置８００は携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレット型機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナル・デジタル・アシスタント等であってもよい。
【0182】
図８を参照すると、装置８００は、処理コンポーネント８０２、メモリ８０４、電源コンポーネント８０６、マルチメディアコンポーネント８０８、オーディオコンポーネント８１０、入力／出力（Ｉ／Ｏ）のインタフェース８１２、センサコンポーネント８１４、および通信コンポーネント８１６のうちの一つ以上を含んでもよい。
【0183】
処理コンポーネント８０２は通常、装置８００の全体的な動作、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ動作および記録動作に関連する動作を制御する。処理コンポーネント８０２は、上記方法の全てまたは一部のステップを実行するために、命令を実行する一つ以上のプロセッサ８２０を含んでもよい。また、処理コンポーネント８０２は、他のコンポーネントとのインタラクションのための一つ以上のモジュールを含んでもよい。例えば、処理コンポーネント８０２は、マルチメディアコンポーネント８０８とのインタラクションのために、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0184】
メモリ８０４は装置８００での動作をサポートするための様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータは、例として、装置８００において操作するあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャー、ビデオなどを含む。メモリ８０４は、例えば静的ランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなどの様々なタイプの揮発性または不揮発性記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現できる。
【0185】
電源コンポーネント８０６は装置８００の各コンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント８０６は電源管理システム、一つ以上の電源、および装置８００のための電力生成、管理および配分に関連する他のコンポーネントを含んでもよい。
【0186】
マルチメディアコンポーネント８０８は前記装置８００とユーザとの間で出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）およびタッチパネル（ＴＰ）を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するタッチスクリーンとして実現してもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャーを検知するように、一つ以上のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動きの境界を検知するのみならず、前記タッチまたはスライド操作に関連する持続時間および圧力を検出するようにしてもよい。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント８０８は前面カメラおよび／または背面カメラを含む。装置８００が動作モード、例えば撮影モードまたは撮像モードになる場合、前面カメラおよび／または背面カメラは外部のマルチメディアデータを受信するようにしてもよい。各前面カメラおよび背面カメラは、固定された光学レンズ系、または焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0187】
オーディオコンポーネント８１０はオーディオ信号を出力および／または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント８１０は、一つのマイク（ＭＩＣ）を含み、マイク（ＭＩＣ）は、装置８００が動作モード、例えば呼び出しモード、記録モードおよび音声認識モードになる場合、外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ８０４に記憶されるか、または通信コンポーネント８１６を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント８１０はさらに、オーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
【0188】
Ｉ／Ｏインタフェース８１２は処理コンポーネント８０２と周辺インタフェースモジュールとの間でインタフェースを提供し、上記周辺インタフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームボタン、音量ボタン、スタートボタンおよびロックボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0189】
センサコンポーネント８１４は装置８００の各側面の状態評価のために一つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント８１４は装置８００のオン／オフ状態、例えば装置８００の表示装置およびキーパッドのようなコンポーネントの相対的位置決めを検出でき、センサコンポーネント８１４はさらに、装置８００または装置８００のあるコンポーネントの位置の変化、ユーザと装置８００との接触の有無、装置８００の方位または加減速および装置８００の温度変化を検出できる。センサコンポーネント８１４は、いかなる物理的接触もない場合に近傍の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント８１４はさらに、ＣＭＯＳまたはＣＣＤイメージセンサのような、イメージングアプリケーションにおいて使用するための光センサを含んでもよい。いくつかの実施例では、該センサコンポーネント８１４はさらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサを含んでもよい。
【0190】
通信コンポーネント８１６は装置８００と他の機器との有線または無線通信を実現するように構成される。装置８００は通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばＷｉＦｉ、２Ｇまたは３Ｇ、またはそれらの組み合わせにアクセスできる。一例示的実施例では、通信コンポーネント８１６は放送チャネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号または放送関連情報を受信する。一例示的実施例では、前記通信コンポーネント８１６はさらに、近距離通信を促進させるために、近距離無線通信（ＮＦＣ）モジュールを含む。例えば、ＮＦＣモジュールは、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）技術、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）技術、超広帯域（ＵＷＢ）技術、ブルートゥース（ＢＴ）技術および他の技術によって実現できる。
【0191】
例示的な実施例では、装置８００は一つ以上の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子要素によって実現され、上記方法を実行するために用いることができる。
【0192】
例示的な実施例では、さらに、不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えばコンピュータプログラム命令を含むメモリ８０４が提供され、上記コンピュータプログラム命令は、装置８００のプロセッサ８２０によって実行されると、上記方法を実行させることができる。
【0193】
本開示に係る発明は、５Ｇ（５ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）通信システムに適用でき、４Ｇ、３Ｇ通信システムにも適用でき、さらにこの後に進化する様々な通信システム、例えば６Ｇ、７Ｇなどに適用できる。
【0194】
本開示に係る発明は、異なるネットワークアーキテクチャにも適用できる。ネットワークアーキテクチャは、リレーネットワークアーキテクチャ、デュアルリンクアーキテクチャ、Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ（車両から任意の物体への通信）アーキテクチャを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0195】
本願の実施形態に記載の５Ｇ ＣＮは、新コアネットワーク（ｎｅｗ ｃｏｒｅ）、又は５Ｇ ＮｅｗＣｏｒｅ、又は次世代コアネットワーク（ｎｅｘｔ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｃｏｒｅ、ＮＧＣ）などとも呼ばれる。５Ｇ－ＣＮは、既存のコアネットワーク、例えば進化型パケットコアネットワーク（ｅｖｏｌｖｅｄ ｐａｃｋｅｔ ｃｏｒｅ、ＥＰＣ） とは独立して設定される。
【0196】
本願の実施形態に記載の基地局（ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＳ）は、基地局装置とも呼ばれ、無線アクセスネットワークに配置されて無線通信機能を提供する装置である。例えば、２Ｇネットワークでは、基地局機能を提供する装置は、基地局トランシーバーステーション（ｂａｓｅ ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）及び基地局コントローラ（ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ、ＢＳＣ）を含む。３Ｇネットワークでは、基地局機能を提供する装置は、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ）及び無線ネットワークコントローラ（ｒａｄｉｏ ｎｅｔｗｏｒｋ ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ、ＲＮＣ）を含む。４Ｇネットワークでは、基地局機能を提供する装置は、進化したノードＢ（ｅｖｏｌｖｅｄ ＮｏｄｅＢ、ｅＮＢ）を含む。無線ローカルエリアネットワーク（ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｌｏｃａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋｓ、ＷＬＡＮ）では、基地局機能を提供する装置は、アクセスポイント（ａｃｃｅｓｓ ｐｏｉｎｔ、ＡＰ）である。５Ｇ新無線（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）では、基地局機能を提供する装置は、継続的に進化するノードＢ（ｇＮＢ）を含む。また、将来新たしい通信システムにおいて基地局機能を提供する装置などを含む。
【0197】
本願の実施形態に記載の端末は、様々な形態のユーザ側装置（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ 、Ｕ Ｅ）、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルステーション（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ、Ｍ Ｓ）、遠隔局、遠隔端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末装置（ｔｅｒｍｉｎａｌ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。端末装置はさらに、セルラーホン、コードレス電話、セッション開始プロトコル（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰ）電話、ワイヤレスローカルループ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ｌｏｏｐ、ＷＬＬ）ステーション、パーソナル・デジタル・アシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、無線通信機能を有する手持ちの機器、計算装置又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載装置、ウエアラブル装置、将来の５Ｇネットワークにおける端末装置又は将来進化する公衆陸上移動体通信網（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＰＬＭＮ）における端末装置などであってもよいが、本願の実施形態では、これについて限定されない。
【0198】
本願の実施形態では、アクセスネットワークから端末への一方向通信リンクをダウンリンクとして定義し、ダウンリンクで伝送されるデータは、ダウンリンクデータであり、ダウンリンクデータの伝送方向は、ダウンリンク方向と呼ばれる。また、端末からアクセスネットワークへの一方向通信リンクは、アップリンクであり、アップリンクで伝送されるデータは、アップリンクデータであり、アップリンクデータの伝送方向は、アップリンク方向と呼ばれる。
【0199】
本明細書において、関連対象の関連関係を記述するものに過ぎず、３つの関係が存在可能であることを示し、例えば、Ａ及び／又はＢは、Ａのみが存在し、ＡとＢの両方が存在し、Ｂのみが存在するという３つの場合を示すことができる。また、本明細書における文字「／」は、前後の関連対象が「又は」の関係にあることを示す。
【0200】
本願の実施形態に記載の「複数」は、２つ又は２つ以上を示す。
【0201】
本願の実施形態に記載の第１、第２などの表現は、説明対象を説明および区別するために使用されるものに過ぎず、順序を限定する訳でもなく、本願の実施形態における装置の数に特に限定する意味ではないから、本願の実施形態を限定するものではない。
【0202】
本願の実施形態に記載の「接続」とは、装置間の通信を実現するための直接的な接続又は間接的な接続などの様々な接続形態を指すが、本願の実施形態では、これについて限定されない。
【0203】
本願の実施形態に記載の「ネットワーク」と「システム」は同じ概念を表しており、通信システムは通信ネットワークである。
【0204】
本願の各実施形態では、上記各ステップにつける参照番号は、実行の順序を意味するものではなく、各ステップの実行順序はその機能と内部の論理によって特定され、本願の実施形態の実施プロセスへの限定にならないことを理解されたい。
【0205】
本願に係るいくつかの実施形態では、その開示された方法、装置及びシステムが、他の形態で実現可能であることを理解されたい。例えば、以上に説明された装置に関する実施形態は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能的な分割にすぎず、実際の実現時に他の分割形態を有してもよい。例えば複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせるか、又は別のシステムに統合するか、又は一部の構成を省略するか、又は実行しなくてもよい。さらに、その示されている又は説明されている相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介してなされてもよく、装置又はユニットの間接結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0206】
前記分離部材として説明されるユニットは、物理的に分離されているものであってもよいし、物理的に分離されていないものであってもよい。ユニットとして示される部材は、物理ユニットであってもよいし、物理ユニットでなくてもよい。すなわち、１つの箇所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又はすべてのユニットを選択して本実施形態に係る発明の目的を達成することができる。
【0207】
また、本開示の各実施形態における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは別々に物理的に含まれてもよいし、２つ又は２つ以上のユニットは、１つのユニットに統合されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現されもよいし、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた機能ユニットの形で実現されてもよい。
【0208】
以上のものは、本開示の具体的な実施形態にすぎないが、本開示の技術的範囲はこれに限定されない。当業者が本開示に記載の技術的範囲内で容易に想到し得る変更又は置き換えはすべて、本開示の技術的範囲内のものである。したがって、本開示の技術的範囲は、請求項の技術的範囲を基準とすべきである。
【0209】
以上、本開示の各実施例を記述したが、上記説明は例示的なものに過ぎず、網羅的なものではなく、かつ披露された各実施例に限定されるものでもない。当業者にとって、説明された各実施例の範囲および精神から逸脱することなく、様々な修正および変更が自明である。本明細書に選ばれた用語は、各実施例の原理、実際の適用または既存技術に対する改善を好適に解釈するか、または他の当業者に本文に披露された各実施例を理解させるためのものである。
【図1】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正書】
【提出日】2021-09-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるデータ伝送方法であって、リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することと、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを用いて前記プリアンブルシーケンスを伝送し、前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することと、
ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、前記リソース構成情報に基づいて、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合を特定することは、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項4】
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと時間領域連続占有数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記終了タイムスロットとして特定し、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最初の時間領域シンボルを前記終了時間領域シンボルとして特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了タイムスロットに基づいて前記開始タイムスロットを特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと連続占有数、及び前記終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することと、を含む、又は
前記リソース構成情報に、タイムスロットオフセットと、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後の時間領域シンボルが存在するタイムスロット及び前記タイムスロットオフセットに基づいて前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの開始タイムスロットを特定し、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットに隣接するアップリンクタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、間隔タイムスロット数と、開始シンボルインデックスとが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースにおいて時間領域リソースの最後のタイムスロットシンボルが存在するタイムスロットから、前記間隔タイムスロット数のタイムスロットだけオフセットされたタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記開始シンボルインデックスに基づいて前記開始タイムスロットにおいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、開始シンボルインデックスが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボルを特定することは、さらに、
同一タイムスロット内の直前のＰＲＡＣＨ時間領域リソースに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルが存在するタイムスロットを前記開始タイムスロットとして、前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルを前記開始時間領域シンボルとして特定する、あるいは、前記開始シンボルインデックスと前記対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了時間領域シンボルに基づいて前記開始時間領域シンボルを特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、さらにＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記開始タイムスロット、前記開始時間領域シンボル、及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数に基づいて、前記時間領域リソース集合の終了タイムスロットと終了時間領域シンボルを特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、さらに前記プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数と、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さとのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の終了タイムスロット、終了時間領域シンボルを特定することは、
前記プリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記終了タイムスロット及び前記終了時間領域シンボルを特定することを含むことを特徴とする請求項３に記載の方法。
【請求項5】
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することと、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項6】
前記リソース構成情報に、周波数領域オフセット及び／又は周波数領域参照点が含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、
ＰＲＡＣＨ周波数領域リソース集合の周波数領域開始位置、又は周波数領域終了位置、又は前記周波数領域参照点及び前記周波数領域オフセットに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
【請求項7】
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置を特定することは、周波数領域で隣接する直前の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を周波数領域で隣接するＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置として特定することを含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
【請求項8】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つに基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することを含むことを特徴とする請求項５に記載の方法。
【請求項9】
前記リソース構成情報に、さらに前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数と、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とが含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さの連続占有数に基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含む、又は
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスの数と、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さと、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数とのうちの少なくとも１つが含まれ、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の終了位置を特定することは、
前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合の開始位置、プリアンブルシーケンスの数、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ、ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さの時間領域連続占有数、前記マッピング関係のうちの少なくとも１つと、前記ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数とに基づいて、複数の前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を含むＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合群の終了位置を特定することを含むことを特徴とする請求項５～８のいずれか１項に記載の方法。
【請求項10】
前記リソース構成情報に、さらにビームと前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースとの関連付け関係が含まれ、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することは、さらに、
選択されたビーム及び前記関連付け関係に基づいて、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを特定することと、
前記時間周波数リソース及び前記マッピング関係に基づいて、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を特定することと、を含むことを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項11】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンス集合が含まれ、前記マッピング関係は、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、
前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項12】
前記リソース構成情報に、プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間のマッピング数パラメータとが含まれ、前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
【請求項13】
前記第１のプリセット値は１であることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
【請求項14】
前記マッピング関係は、さらに、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
【請求項15】
前記プリアンブルシーケンス及び前記マッピング関係に基づいて特定されたＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを用いてデータを伝送することは、前記マッピング関係が、前記プリアンブルシーケンスと複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があることを示している場合、前記複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースのうちの１つのＰＵＳＣＨ時間周波数リソースをランダムに選択してデータを伝送することを含む、又は、
前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを受信することをさらに含む、又は、
予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を取得することをさらに含む、又は、
前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを監視することは、
前記プリアンブルシーケンスと前記データの伝送終了後に、最初の利用可能なＰＤＣＣＨ監視リソースが存在するタイムスロットで前記ランダムアクセス応答ウィンドウを起動し、前記ランダムアクセス応答ウィンドウ内で前記ランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを受信することを含むことを特徴とする請求項１～４のいずれか１項に記載の方法。
【請求項16】
基地局に適用されるデータ伝送方法であって、プリアンブルシーケンス、物理ランダムアクセスチャネルＰＲＡＣＨ時間周波数リソース、物理アップリンク共有チャネルＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合、及び前記プリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとのマッピング関係のうちの少なくとも１つを含み、伝送リソースを割り当てるためのリソース構成情報を作成することと、
前記リソース構成情報を送信することと、を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項17】
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合と、ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合とを含み、前記リソース構成情報に、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合の開始タイムスロット、開始時間領域シンボル、タイムスロットオフセット、開始シンボルインデックス、間隔タイムスロット数、各プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間領域リソースの長さ及び時間領域連続占有数、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスの数、前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソースの長さ及び周波数領域連続占有数、ＰＲＡＣＨ周波数領域リソースの数、及び前記マッピング関係のうちの少なくとも１つが含まれ、前記リソース構成情報は、前記ＰＵＳＣＨ時間領域リソース集合及び／又は前記ＰＵＳＣＨ周波数領域リソース集合を割り当てることを特徴とする請求項１６に記載の方法。
【請求項18】
前記マッピング関係は、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、
前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
【請求項19】
前記リソース構成情報にマッピング数パラメータが含まれ、前記マッピング数パラメータが第１のプリセット値である場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対１のマッピング関係があること、又は
前記マッピング数パラメータが前記第１のプリセット値でない場合、前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内の複数のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に１対多のマッピング関係があること、又は、前記プリアンブルシーケンス集合内の複数のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に多対１のマッピング関係があることをさらに含むことを特徴とする請求項１８に記載の方法。
【請求項20】
前記第１のプリセット値は１である、又は、
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合は、時間領域リソース集合と、周波数領域リソース集合とを含み、
前記マッピング関係は、さらに、
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず時間領域リソース方向に沿って、次に周波数領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があること、又は
前記プリアンブルシーケンス集合内のプリアンブルシーケンスと前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース集合内のＰＵＳＣＨ時間周波数リソースとの間に、まず周波数領域リソース方向に沿って、次に時間領域リソース方向に沿ってマッピングするマッピング関係があることを含むことを特徴とする請求項１９に記載の方法。
【請求項21】
前記リソース構成情報を送信することは、前記リソース構成情報を含む、システムメッセージ又は専用の無線リソース制御ＲＲＣシグナリングを送信することを含む、又は
前記リソース構成情報を送信することは、さらに、
予め定義されたテーブルの行インデックスによって前記リソース構成情報を送信することを含むことを特徴とする請求項１６～２０のいずれか１項に記載の方法。
【請求項22】
物理ランダムチャネル上のＰＲＡＣＨ時間周波数リソースを監視して、前記ＰＲＡＣＨ時間周波数リソース上のプリアンブルシーケンスを取得することと、前記マッピング関係に基づいて前記プリアンブルシーケンスに対応するＰＵＳＣＨ時間周波数リソースを取得することと、
前記ＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを取得することと、をさらに含むことを特徴とする請求項１６に記載の方法。
【請求項23】
プリアンブルシーケンスとＰＵＳＣＨ時間周波数リソース上のデータを受信した後、ランダムアクセス応答ウィンドウ内でランダムアクセス応答メッセージＭｓｇＢを送信することをさらに含むことを特徴とする請求項２２に記載の方法。
【請求項24】
プロセッサと、プロセッサにより実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
請求項１～１５のいずれか１項に記載の方法を実行する、又は
請求項１６～２３のいずれか１項に記載の方法を実行するように構成されることを特徴とするデータ伝送装置。
【請求項25】
コンピュータプログラム命令が記憶されている不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されると、請求項１～１５のいずれか１項に記載の方法又は請求項１６～２３のいずれか１項に記載の方法を実現することを特徴とする不揮発性コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】