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特表2022-525214クロック同期方法、ネットワークノード及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-11
(54)【発明の名称】クロック同期方法、ネットワークノード及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 7/00 20060101AFI20220428BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20220428BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20220428BHJP
【FI】
H04L7/00 990
H04W56/00 110
H04W88/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555526
(86)(22)【出願日】2020-09-14
(85)【翻訳文提出日】2021-09-14
(86)【国際出願番号】 CN2020115050
(87)【国際公開番号】W WO2021057522
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910931948.1
(32)【優先日】2019-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】王 涛
【テーマコード(参考)】
5K047
5K067
【Fターム(参考)】
5K047AA18
5K047GG56
5K067AA21
5K067DD25
5K067DD57
5K067EE16
5K067FF05
(57)【要約】
本開示の実施例はクロック同期方法、ネットワークノード及び記憶媒体を提供する。該方法は訪問先-制御プレーンネットワークノードにより実行され、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ変更方式を指示する、ステップ、及び、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ変更方式を指示する、ステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
訪問先-制御プレーンネットワークノードが実行する、クロック同期方法であって、
ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含むクロック同期方法。
【請求項2】
訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求情報を送信するステップであって、前記要求情報は、異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力をフィードバックするように、前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いられる、ステップ、及び
前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードから応答情報を受信するステップであって、前記応答情報は前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を指示する、ステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第1時間パラメータを受信するステップであって、前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップ、及び
少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定する前記ステップは、
前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定するステップを含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2時間パラメータを受信するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第3時間パラメータを受信するステップであって、前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップ、及び
少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定する前記ステップは、
前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定するステップを含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法はタイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに基づくものであり、前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードはタイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに参加するユーザプレーンネットワークノードから独立したものである請求項2に記載の方法。
【請求項10】
ホーム-制御プレーンネットワークノードが実行する、クロック同期方法であって、
訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含むクロック同期方法。
【請求項11】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第1時間パラメータを送信するステップであって、前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第3時間パラメータを送信するステップであって、前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項13】
訪問先-制御プレーンネットワークノードであって、送信ユニット及び受信ユニットを含み、
前記送信ユニットは、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び
前記受信ユニットは、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する訪問先-制御プレーンネットワークノード。
【請求項14】
ホーム-制御プレーンネットワークノードであって、受信ユニット及び送信ユニットを含み、
前記受信ユニットは、訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び
前記送信ユニットは、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するホーム-制御プレーンネットワークノード。
【請求項15】
訪問先-制御プレーンネットワークノードであって、プロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられる訪問先-制御プレーンネットワークノード。
【請求項16】
ホーム-制御プレーンネットワークノードであって、プロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられるホーム-制御プレーンネットワークノード。
【請求項17】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ命令が記憶されており、前記コンピュータ命令は1つ又は複数のプロセッサにより実行される時、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信分野に関し、且つより具体的にクロック同期方法、ネットワークノード及び記憶媒体に関する。
【0002】
本願は2019年9月27日に中国特許庁に提出された、出願番号が201910931948.1であり、発明の名称が「ネットワークノードの実行方法及び相応なネットワークノード」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容は引用により本願に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
従来の通信システムに対して、5G通信システムのコアネットワークアーキテクチャは大きな変化が発生する。具体的に、従来の通信システムのコアネットワークにおけるモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)は制御プレーン機能(Control Plane Function、CPF)エンティティにより代替され、例えば、その機能はアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function、AMF)エンティティ及びセッション管理機能(Session Management Function、SMF)エンティティに分解される。また、従来の通信システムのコアネットワークにおけるサービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)及びPDNゲートウェイ(PDN GateWay、PGW)はユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)エンティティにより代替される。
【0004】
また、5G通信システムはタイムセンシティブネットワーキング(Time Sensitive Networking、TSN)におけるタイムセンシティブ通信(Time Sensitive Communication、TSC)を導入して、時間精度に対して要求が比較的高い産業自動化製造アプリケーションをサポートする。5Gの無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)がデータフローに対して精確な時間制御を行うようにするために、SMFエンティティはアプリケーション機能(Application Function、AF)エンティティから提供された業務情報に基づいてTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)を生成し、且つそれをRANに提供することができ、それによってRANはTSCAIに基づいてデータフローに対して精確な時間制御を行うことができる。
【0005】
タイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミング(Home Routed Roaming)のプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション(Session)では、端末がローミングし且つH-SMF(Home-SMF、A SMF in the HPLMN(Home Public Land Mobile Network、ホーム公衆陸上移動ネットワーク))とV-SMF(Visited-SMF、A SMF in the VPLMN(Visited Public Land Mobile Network、訪問先公衆陸上移動ネットワーク))との時間が同期するシーンにおいて、H-SMFはAFエンティティから提供された業務情報に基づいてTSCAIを生成し、且つ生成されたTSCAIをV-SMFに提供することができ、その後、V-SMFは該TSCAIをRANに提供し、それによりRANは該TSCAIに基づいてデータフローに対して精確な時間制御を行う。
【0006】
しかし、V-SMFとH-SMFは時間上で同期しない可能性がある。例えば、VPLMNとHPLMNは時間領域で時間差が存在し(例えば、タイムゾーンが異なる)、又は同じタイムゾーン内にあっても、異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらす。この状況下で、V-SMFが上記過程に応じてRANに提供したTSCAIは正確ではなく、その結果、RANがデータフローに対して精確な時間制御を行うことができないことを招く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術に存在している欠陥を解消するために、本開示の実施例はクロック同期方法、ネットワークノード及び記憶媒体を提出する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に基づいて、クロック同期方法を提供し、訪問先-制御プレーンネットワークノードにより実行され、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含む。
【0009】
本開示の別の態様に基づいて、クロック同期方法を提供し、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより実行され、訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含む。
【0010】
本開示の別の態様に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードを提供し、送信ユニット及び受信ユニットを含み、前記送信ユニットは、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び、前記受信ユニットは、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。
【0011】
本開示の別の態様に基づいて、ホーム-制御プレーンネットワークノードを提供し、受信ユニット及び送信ユニットを含み、前記受信ユニットは、訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び、前記送信ユニットは、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。
【0012】
本開示の別の態様に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードを提供し、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、上記実施例に記載のクロック同期方法を実行することに用いられる。
【0013】
本開示の別の態様に基づいて、ホーム-制御プレーンネットワークノードを提供し、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、上記実施例に記載のクロック同期方法を実行することに用いられる。
【0014】
本開示の別の態様に基づいて、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ命令が記憶されており、前記コンピュータ命令は1つ又は複数のプロセッサにより実行される時、上記実施例に記載のクロック同期方法を実行する。
【発明の効果】
【0015】
本開示の上記各態様の訪問先-制御プレーンネットワークノードにより実行されるクロック同期方法、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより実行されるクロック同期方法及び相応な訪問先-制御プレーンネットワークノード、ホーム-制御プレーンネットワークノード、コンピュータ可読記憶媒体に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、自体がサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードに送信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードから受信することができ、それにより、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによってRANに正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図面と併せて本開示の実施例に対してより詳細な記述を行うことで、本開示の上記及び他の目的、特徴及び長所はより明らかになる。図面は本開示の実施例に対するさらなる理解を提供することに用いられ、且つ明細書の一部を構成し、本開示の実施例とともに本開示を解釈することに用いられ、且つ本開示に対する制限を構成しない。図面において、同じ参照符号は、通常、同じ部材又はステップを代表する。
図1】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムのアーキテクチャ模式図である。
図2】本開示の実施例に基づくクロック同期方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に基づく訪問先-制御プレーンネットワークノードが訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定する方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例に基づく別のクロック同期方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおけるクロック同期方法の模式的フローチャートである。
図6】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第1決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。
図7】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第1決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。
図8】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第2決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。
図9】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第2決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。
図10】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第3決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。
図11】本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第3決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。
図12】本開示の実施例に基づく訪問先-制御プレーンネットワークノードの構造模式図である。
図13】本開示の実施例に基づくホーム-制御プレーンネットワークノードの構造模式図である。
図14】本開示の実施例に基づく機器のアーキテクチャ模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下、図面を参照して本開示の例示的実施例を詳細に記述する。図面において、同じ参照符号は始終同じ素子を示す。理解されるべきであるように、ここで記述される実施例は単に説明的なものであり、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。また、ここに記載の端末は各種タイプのユーザ端末(User Equipment、UE)、例えば移動端末又は固定端末を含んでもよい。便宜のために、以下ではUEと端末を交換可能に使用する場合がある。
【0018】
まず、図1を参照し、それは本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムのアーキテクチャを記述する。該無線タイムセンシティブ通信システムは端末のローミング通信(例えば、Home Routed Roaming)シーンに対する模式的アーキテクチャである。該無線タイムセンシティブ通信システムはホーム公衆陸上移動ネットワーク(Home Public Land Mobile Network、HPLMN)、及び訪問先公衆陸上移動ネットワーク(Visited Public Land Mobile Network、VPLMN)を含んでもよい。ここでのHPLMN及び/又はVPLMNは5G通信システムであってもよく、いずれかの他のタイプの無線通信システム、例えば6G通信システム等であってもよい。以下では、5G通信システムを例として本開示の実施例を記述するが、認識されるべきであるように、以下の記述は他のタイプの無線通信システムにも適用できる。また、該無線タイムセンシティブ通信システムはタイムセンシティブネットワーキングデータネットワーク(Time Sensitive Networking(TSN) Data Network(DN)、TSN DN)をさらに含んでもよい。
【0019】
具体的に、図1に示すように、無線タイムセンシティブ通信システム100は、UE 101、(無線)アクセスネットワーク((Radio) Access Network、(R)AN)102、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function、AMF)エンティティ103、V-SMF(Visited-SMF、A SMF in the VPLMN)(Session Management Function、セッション管理機能)エンティティ104、V-UPF(Visited-UPF、A UPF in the VPLMN)(User Plane Function、ユーザプレーン機能)エンティティ105、H-SMF(Home-SMF、A SMF in the HPLMN)エンティティ106、H-UPF(Home-UPF、A UPF in the HPLMN)エンティティ107、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)エンティティ108、アプリケーション機能(Application Function、AF)エンティティ109、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)エンティティ110、UE 101に対応する業務変換器111、端末ステーション(end station)112、V-UPFエンティティ105に対応する業務変換器113、H-UPFエンティティ107に対応する業務変換器114、及びTSN DN 115等を含む。ここで記述される各エンティティは1つ又は複数のサーバであってもよい。本開示の実施例では、「エンティティ」はノードと呼称されてもよい。便宜のために、以下ではエンティティとノードを交換可能に使用する場合がある。
【0020】
ここで記述されるAMFエンティティ103及びV-SMFエンティティ104はVPLMNにおける制御プレーンネットワークノードに属し、訪問先-制御プレーンネットワークノードと略称でき、V-UPFエンティティ105はVPLMNにおけるユーザプレーンネットワークノードに属し、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードと略称できる。H-SMFエンティティ106はHPLMNにおける制御プレーンネットワークノードに属し、ホーム-制御プレーンネットワークノードと略称でき、H-UPFエンティティ107はHPLMNにおけるユーザプレーンネットワークノードに属し、ホーム-ユーザプレーンネットワークノードと略称できる。
【0021】
本開示の実施例では、(R)AN 102は基地局により構成されるアクセスネットワークであってもよい。ここでの基地局は、いずれかのタイプの基地局、例えば5G基地局、又は従来の通信システムにおける基地局又はWiFi AP等であってもよい。また、AMFエンティティ103は、UEのアクセス認証、移動管理、登録管理、接続管理、合法的回答をサポートでき、UEとSMFエンティティとの間のセッション管理情報の伝送等をサポートする。V-SMFエンティティ104とH-SMFエンティティ106は類似し、いずれもセッション管理をサポートでき、ここで該セッション管理はセッションの確立、変更及び解放を含んでもよい。V-UPFエンティティ105とH-UPFエンティティ107は類似し、いずれもデータパケットのルーティング機能を有してもよく、例えば、TSN DN 115からデータパケットを取得し、(R)AN 102にデータパケット等を送信することができる。PCFエンティティ108は、統合されるポリシーフレームワークをサポートしてネットワーク行動を管理し、ポリシー規則を提供して制御プレーン等を制御することができる。AFエンティティ109は、業務パスに対するアプリケーション影響、及びポリシー制御用の測定フレームワークとの相互影響等をサポートすることができる。UDMエンティティ110は、ユーザ識別処理、サブスクリプションデータに基づく訪問認可(例えばローミング制限)をサポートし、サービス/セッション連続性等をサポートすることができる。UE 101に対応する業務変換器111はタイムセンシティブ業務変換器であってもよく、例えば機器側TSN変換器(Device-Side TSN Translator、DS-TT)である。DS-TTは、ジッタを除去するための保持及び転送機能、リンク層接続性発見及び報告等をサポートすることができる。V-UPFエンティティ105に対応する業務変換器113及び/又はH-UPFエンティティ107に対応する業務変換器114もタイムセンシティブ業務変換器であってもよく、例えばネットワーク側TSN変換器(NetWork-side TSN Translator、NW-TT)である。NW-TTはDS-TTと類似し、ジッタを除去するための保持及び転送機能、リンク層接続性発見及び報告等をサポートすることもできる。
【0022】
また、UE 101はUuインタフェースを介して(R)AN 102に連結し、N1インタフェースを介してAMFエンティティ103に連結することができる。(R)AN 102はN2インタフェースを介してAMFエンティティ103に連結し、N3インタフェースを介してV-UPFエンティティ105に連結することができる。V-UPFエンティティ105はN4インタフェースを介してV-SMFエンティティ104に連結し、N9インタフェースを介してH-UPFエンティティ107に連結することができる。H-UPFエンティティ107はN4インタフェースを介してH-SMFエンティティ106に連結し、N6インタフェースを介してTSN DN 115に連結することができる。V-SMFエンティティ104、H-SMFエンティティ106はNsmf、Npcfインタフェースを介してPCFエンティティ108に連結することができる。PCFエンティティ108はNpcfインタフェース、Nudmインタフェースを介してUDMエンティティ110に連結することができる。AFエンティティ109はNaf、Nudmインタフェースを介してUDMエンティティ110に連結することができる。AMFエンティティ103はNamf、Npcfインタフェースを介してPCFエンティティ108に連結することができる。3GPP標準規範では既にここで言及された各種のインタフェースが定義されており、従って、贅言しない。また、UE 101はDS-TTを介して端末ステーション112と通信できるが、H-UPFエンティティ107はNW-TTを介してTSN DN 115と通信できる。
【0023】
また、図1の例示では、NW-TTはUPFエンティティ内に集積される。しかし、本開示の実施例はこれに限定されない。例えば、NW-TTとUPFエンティティは独立した2つの機器であってもよい。
【0024】
本開示の実施例はタイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミング(Home Routed Roaming)のプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション(Session)に基づきクロック同期を実現してもよい。具体的に、タイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションの確立過程又は変更過程で、本開示の実施例に基づくクロック同期方法を行うことができる。例えば、タイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションの確立過程で、訪問先-制御プレーンネットワークノード(例えば、V-SMFエンティティ104)は、自体がサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノード(例えば、H-SMFエンティティ106)に送信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードから受信することができ、その結果、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによりRAN(例えば、(R)AN 102)に正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【0025】
以下、図2を参照し、それは本開示の実施例に基づくクロック同期方法を記述し、該方法は訪問先-制御プレーンネットワークノードにより実行される。図2は本開示の実施例に基づくクロック同期方法200のフローチャートである。図2に示すように、ステップS201では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信し、ここで前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する。
【0026】
本開示の実施例では、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は1種又は複数種あってもよい。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は3種あってもよく、それぞれ第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式である。具体的に、第1決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第2決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第3決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することを指してもよい。この複数種の決定方式は異なるオペレータに適用でき、その結果、アプリケーションの汎用性を向上させる。
【0027】
本開示の実施例の第1実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノード(例えば、図1におけるV-UPFエンティティ105)による異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成することができる。具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートできる時間パラメータ決定方式を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは決定した時間パラメータ決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0028】
ここで記述される「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」は、TSN DN(例えば、UEにより1つのPDU(Protocol Data Unit、プロトコルデータユニット)セッションを確立する時のデータネットワーク名称(Data Network Name、DNN)が接続されるTSN DN)のシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0029】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」がTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによるTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは訪問先-制御プレーンネットワークノードが第3決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第3決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0030】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」が訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-ユーザプレーンネットワークノードが訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的又は完全に借りて時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第1決定方式及び第2決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第1決定方式及び/又は第2決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0031】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」がTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによるTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定でき、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに、又は部分的に借りて、又は完全に借りて時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第1決定方式、及び/又は第2決定方式、及び/又は第3決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0032】
第1実現方式では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは図3に示される方法によって訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定することができる。図3は本開示の実施例に基づく訪問先-制御プレーンネットワークノードが訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定する方法300のフローチャートである。
【0033】
図3に示すように、ステップS301では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求情報を送信することができ、ここで該要求情報は、異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を訪問先-制御プレーンネットワークノードにフィードバックするように、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いることができる。例えば、該要求情報は、TSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差等のうちの少なくとも1つに対する測定能力を訪問先-制御プレーンネットワークノードにフィードバックするように、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いることができる。
【0034】
ステップS302では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは訪問先-ユーザプレーンネットワークノードから応答情報を受信することができ、ここで該応答情報は訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を指示することができる。具体的に、応答情報は所定数のビットを含んでもよく、且つ該所定数のビットの値は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を示すことができる。
【0035】
例えば、応答情報は2つのビットを含んでもよく、且つ該2つのビットの4つの値である「00」、「01」、「10」及び「11」のうちの「00」は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できないことを示すことができる。「01」は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できないが、訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できることを示すことができる。「10」は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できるが、訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できないことを示すことができる。「11」は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差の両方を測定できることを示すことができる。
【0036】
また、本開示の実施例の第2実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成することができる。具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートできる時間パラメータ決定方式を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは決定した時間パラメータ決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0037】
上文で既に「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」が記述されており、ここで贅言しない。
【0038】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」がTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-制御プレーンネットワークノードによるTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-制御プレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは訪問先-制御プレーンネットワークノードが第3決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第3決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0039】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」が訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-制御プレーンネットワークノードによる訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-制御プレーンネットワークノードが訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的又は完全に借りて時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第1決定方式及び第2決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第1決定方式及び/又は第2決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0040】
「異なるネットワークのシステムクロック間の時間差」がTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を含む例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-制御プレーンネットワークノードによるTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に対する測定能力を決定することができる。訪問先-制御プレーンネットワークノードがTSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定でき、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差を測定できる時、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに、又は部分的に借りて、又は完全に借りて時間パラメータを決定することができる。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式をサポートできることを決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第1決定方式、及び/又は第2決定方式、及び/又は第3決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0041】
また、本開示の実施例の第3実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノード(例えば、図1におけるV-UPFエンティティ105)による異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力の両方に基づいて、前記第1情報を生成することができる。第3実現方式は以上に記述された第1実現方式と第2実現方式の組み合わせであり、ここで贅言しない。
【0042】
以上に記述された第1実現方式、第2実現方式及び第3実現方式では、第1情報は訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を暗黙又は明示的に指示してもよく、本開示の実施例はこれに対して限定しない。
【0043】
また、第2決定方式では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定する。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは常に第2決定方式をサポートできる。従って、第1情報は第2決定方式を指示しなくてもよい。
【0044】
図2に戻り、ステップS202では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信し、ここで該第2情報は該訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。例えば、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、ステップS201での第1情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を決定し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式から、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式として1種を選択することができる。その後、ホーム-制御プレーンネットワークノードはステップS202での第2情報によって訪問先-制御プレーンネットワークノードに通知することができる。
【0045】
ステップS202の後、方法200は、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第2情報に基づいて時間パラメータを決定することができるステップS203をさらに含んでもよい。具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、第2情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を決定し、その後、決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータを決定することができる。
【0046】
ここで記述される「時間パラメータ」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)であってもよい。TSCAIは5Gシステムに用いられるTSCトラフィック特徴を記述する。TSNトラフィックモードの知識は5G基地局(例えばgNB)に対して有用であり、5G基地局が構成認可、半永続的スケジューリング又は動的認可によって周期的、決定的な業務フローをより効果的にスケジューリングすることを許可する。TSCAIは、TSC業務の方向(例えば、アップリンク又はダウンリンク)を指示する情報、TSC業務におけるデータの伝送周期、及びTSC業務におけるバースト到着時間(Burst Arrival time)等のうちの1つ又は複数を含んでもよい。例えば、TSCAIの定義は以下の表1を参照することができる。また、TSCAIはSMFにより5GシステムにおけるRANに提供されてもよく、例えば、SMFはサービス品質フロー(QoS Flow)を確立する過程でTSCAIを5GシステムにおけるRANに提供してもよい。
【0047】
【表1】
【0048】
表1では、TSCAIは業務データのバースト到着時間、及び業務データの周期性(Periodicity)を含む。業務データの1番目のデータパケットはバースト到着時間に到着し、且つ業務データの他のデータパケットはバースト到着時間の後、業務データの周期性に規定される時間で1つずつ5GシステムにおけるRANに到着する。
【0049】
具体的に、ダウンリンクに対して、TSC業務におけるバースト到着時間はデータがUPFからRANに到着する時間であってもよい。具体的に、以下の式(1)に基づいてダウンリンクにおけるバースト到着時間TDLを決定することができる。
【0050】
DL=T+offset(TSN,PLMN)+delay(NW-TT,RAN) 式(1)
【0051】
ここで、TはデータがNW-TTに到着する時間を示し、AFによりSMFに提供するダウン「バースト到着時間」であり、offset(TSN,PLMN)はTSN DNのシステムクロックとPLMNのシステムクロックとの間の時間差を示し、SMFにより測定され又はUPFにより測定され且つSMFに報告されてもよく、delay(NW-TT,RAN)はNW-TTからRANまでの伝送遅延を示す。
【0052】
端末がローミングするシーン下で、上記式(1)は以下の式(2)に変更されてもよい。
【0053】
DL=T+offset(TSN,VPLMN)+delay(V-UPF,RAN)+delay(H-UPF-NW-TT,V-UPF) 式(2)
【0054】
ここで、delay(H-UPF-NW-TT,V-UPF)はH-UPF NW-TTからV-UPFまでの伝送遅延を示し、delay(V-UPF,RAN)はV-PUFからRANまでの伝送遅延を示す。delay(H-UPF-NW-TT,V-UPF)とdelay(V-UPF,RAN)の値は5Gシステムの静的構成又は5Gシステムの内部測定によって取得することができる。offset(TSN,VPLMN)はTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差を示す。
【0055】
offset(TSN,VPLMN)の決定方式は複数種ある。例えば、V-SMFにより測定されてもよい。代替的に、V-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよい。代替的に、offset(TSN,VPLMN)はoffset(TSN,HPLMN)とoffset(HPLMN,VPLMN)の和であってもよい。offset(TSN,HPLMN)はTSN DNのシステムクロックとHPLMNのシステムクロックとの間の時間差を示し、それはH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよい。offset(HPLMN,VPLMN)はHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差を示し、それはV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告され、又はH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよい。
【0056】
アップリンクに対して、TSC業務におけるバースト到着時間はデータがDS-TTからUEに到着する時間であってもよい。具体的に、以下の式(3)に基づいてバースト到着時間を決定することができる。
【0057】
UL=T+offset(TSN,PLMN)+delay(DS-TT,UE) 式(3)
【0058】
ここで、TはデータがDS-TTに到着する時間を示し、AFによりSMFに提供するアップ「バースト到着時間」である。offset(TSN,PLMN)はTSN DNのシステムクロックとPLMNのシステムクロックとの間の時間差を示し、SMFにより測定され又はUPFにより測定され且つSMFに報告されてもよく、delay(DS-TT,UE)はDS-TTからUEまでの伝送遅延を示し、その値は5Gシステムの静的構成又は5Gシステムの内部測定によって取得することができる。
【0059】
端末がローミングするシーン下で、上記式(3)は以下の式(4)に変更されてもよい。
【0060】
UL=T+offset(TSN,VPLMN)+delay(DS-TT,UE) 式(4)
【0061】
式(4)は式(3)と類似し、ここでoffset(TSN,VPLMN)の決定方式について式(3)の部分で説明されており、ここで贅言しない。
【0062】
本開示の実施例では、上文で記述された時間差を測定及び/又は報告するためのV-UPF及び/又はH-UPFは時間差を測定及び/又は報告することに専用されるUPFであってもよい。つまり、時間差を測定及び/又は報告するためのV-UPF及び/又はH-UPFは、タイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに参加するユーザプレーンネットワークノードから独立してもよい。例えば、時間差を測定及び/又は報告するためのV-UPF及び/又はH-UPFは、TSN通信のPDUセッションに参加するUEのUPFから独立したものであってもよい。代替的に、時間差を測定及び/又は報告するためのV-UPF及び/又はH-UPFは、タイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに参加するユーザプレーンネットワークノードであってもよい。例えば、時間差を測定及び/又は報告するためのV-UPF及び/又はH-UPFは、TSN通信のPDUセッションに参加するUEのUPFであってもよく、それはPDUセッションを行うことに用いることができるだけでなく、時間差を測定及び/又は報告することに用いることができる。
【0063】
また、以上に記述されたTSN DNのシステムクロックとHPLMNのシステムクロックとの間の時間差、及び/又はTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差、及び/又はVPLMNのシステムクロックとHPLMNのシステムクロックとの間の時間差は、標準IEEE 1588又はIEEE802.1ASに定義されている異なるネットワークのシステムクロック間の時間差を測定するための方法又はアルゴリズムによって実現されてもよい。
【0064】
ステップS203での「時間パラメータ」に対する記述によって、上記ステップS203では、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第2情報に基づいて時間パラメータを決定することは、具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードが第2情報に基づいて時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することを含んでもよい。つまり、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、第2情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を決定し、その後、決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0065】
以下、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定する模式的過程を具体的に記述する。以下では、便宜のために、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって決定する時間パラメータを「第2時間パラメータ」と呼称する。
【0066】
本開示の第1例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると第2情報が指示する時、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第1決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0067】
具体的に、第1例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードから第1時間パラメータを受信することができ、ここで前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0068】
例えば、第1例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードから、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを受信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくものである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAI、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAIのうちの「バースト到着時間」を変更して、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの「バースト到着時間」を取得することができる。前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの該「バースト到着時間」は、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。
【0069】
本開示の第2例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると第2情報が指示する時、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第2決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0070】
具体的に、第2例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードから第2時間パラメータを受信することができ、ここで該第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。
【0071】
例えば、第2例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを受信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。つまり、ホーム-制御プレーンネットワークノードは既に、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIに変更する。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、変更操作を実行する必要がなく前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを直接取得することができる。
【0072】
本開示の第3例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると第2情報が指示する時、訪問先-制御プレーンネットワークノードは第3決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0073】
具体的に、第3例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第3時間パラメータを受信することができ、ここで前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0074】
例えば、第3例示では、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくTSCAIを受信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくものである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAI、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAIのうちの「バースト到着時間」を変更して、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの「バースト到着時間」を取得することができる。前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの該「バースト到着時間」は、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。
【0075】
本実施例の訪問先-制御プレーンネットワークノードにより実行されるクロック同期方法によって、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、自体がサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードに送信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードから受信することができ、その結果、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによりRANに正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【0076】
以下、図4を参照し、それは本開示の実施例に基づくクロック同期方法を記述し、該方法はホーム-制御プレーンネットワークノードにより実行される。図4は本開示の実施例に基づくクロック同期方法400のフローチャートである。方法400に基づいて実行する下記操作の具体的な細部は上文で図2を参照して記述した細部と同じである。従って、ここで、繰り返しを回避するために同じ細部に対する繰り返し記述を省略する。
【0077】
図4に記載のように、ステップS401では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信し、ここで前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する。
【0078】
本開示の実施例では、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は1種又は複数種あってもよい。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は3種あってもよく、それぞれ第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式である。具体的に、第1決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第2決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第3決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することを指してもよい。
【0079】
その後、ステップS402では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信し、ここで前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。例えば、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、ステップS401での第1情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を決定し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式から、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式として1種を選択することができる。その後、ホーム-制御プレーンネットワークノードはステップS402での第2情報によって訪問先-制御プレーンネットワークノードに通知することができる。
【0080】
ここで記述される「時間パラメータ」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)であってもよい。TSCAIは、TSC業務の方向(例えば、アップリンク又はダウンリンク)を指示する情報、TSC業務におけるデータの伝送周期、及びTSC業務におけるバースト到着時間(Burst Arrival time)等のうちの1つ又は複数を含んでもよい。以下では、便宜のために、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって決定する時間パラメータを「第2時間パラメータ」と呼称する。
【0081】
本開示の第1例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると第2情報が指示する時、ホーム-制御プレーンネットワークノードは訪問先-制御プレーンネットワークノードに第1時間パラメータを送信することができ、ここで前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。対応して、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定し、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0082】
例えば、第1例示では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードに、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを送信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくものである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAI、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAIのうちの「バースト到着時間」を変更して、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの「バースト到着時間」を取得することができる。前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの該「バースト到着時間」は、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。
【0083】
該例示では、ホーム-制御プレーンネットワークノードが訪問先-制御プレーンネットワークノードに送信した、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIは、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくTSCAI、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックと前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に基づいて決定されるものであってもよい。
【0084】
本開示の第2例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると第2情報が指示する時、ホーム-制御プレーンネットワークノードは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2時間パラメータを送信することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。
【0085】
例えば、第2例示では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードに、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを送信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。つまり、ホーム-制御プレーンネットワークノードは既に、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIに変更する。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、変更操作を実行する必要がなく前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIを直接取得することができる。
【0086】
該例示では、ホーム-制御プレーンネットワークノードが訪問先-制御プレーンネットワークノードに送信した、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIは、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくTSCAI、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックと前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差に基づいて決定されるものであってもよい。
【0087】
本開示の第3例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると第2情報が指示する時、ホーム-制御プレーンネットワークノードは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第3時間パラメータを送信することができ、ここで前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。対応して、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0088】
例えば、第3例示では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードに、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくTSCAIを送信することができ、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」は前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックに基づくものである。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、ホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAI、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワーク(即ちTSN DN)のシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってホーム-制御プレーンネットワークノードから提供されるTSCAIのうちの「バースト到着時間」を変更して、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの「バースト到着時間」を取得することができる。前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSCAIのうちの該「バースト到着時間」は、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくものである。
【0089】
本実施例のホーム-制御プレーンネットワークノードにより実行されるクロック同期方法によって、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードから、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報を受信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードに、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報を送信することができ、その結果、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによりRANに正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【0090】
以下、図5と併せて無線タイムセンシティブ通信システムにおけるクロック同期方法の具体的なフローを記述する。図5は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおけるクロック同期方法の模式的フローチャートである。図5に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション確立過程に基づくものである。
【0091】
図5に示すように、ステップ1aでは、V-SMFはN4インタフェースを介してV-UPFにN4セッション確立要求(N4 Session Establishment Request)を送信することができ、且つ該N4セッション確立要求は上記方法300におけるステップS301での要求情報を含んでもよく、該要求情報は、異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力をV-SMFにフィードバックするように、V-UPFに要求することに用いることができる。
【0092】
その後、ステップ1bでは、V-UPFはN4インタフェースを介してV-SMFにN4セッション確立応答(N4 Session Establishment Response)を送信することができ、且つ該N4セッション確立応答は上記方法300におけるステップS302での応答情報を含んでもよく、該応答情報はV-UPFによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を指示することができる。
【0093】
その後、ステップ2では、V-SMFはNsmfインタフェースを介してH-SMFにNsmf_PDUセッション_作成要求(Nsmf_PDUSession_Create Request)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_作成要求は上記方法200におけるステップS201での第1情報を含んでもよく、該第1情報はV-SMFがサポートする時間パラメータ決定方式を指示することができる。
【0094】
その後、ステップ3では、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_作成応答(Nsmf_PDUSession_Create Response)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_作成応答は上記方法200におけるステップS202での第2情報を含んでもよく、該第2情報はH-SMFがV-SMFのために決定する時間パラメータ決定方式を指示することができる。
【0095】
図5に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0096】
以下、図6~7と併せて無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第1決定方式に基づいて時間パラメータを決定する具体的なフローを記述する。図6は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第1決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。図6に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション変更過程に基づくものである。PDUセッション変更過程はUEにより開始され、又はSMFにより開始され、又はPCF等により開始されてもよい。
【0097】
図6に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_更新要求(Nsmf_PDUSession_Update Request)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_更新要求はHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はHPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0098】
ステップ1bでは、V-SMFはHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(HPLMN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよい。代替的に、offset(HPLMN,VPLMN)はH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよく、その後、H-SMFはoffset(HPLMN,VPLMN)をV-SMFに通知することができる。
【0099】
注意する必要があるように、本開示の実施例は上記ステップ1a及び1bの実行順序を限定しない。例えば、上記ステップ1a及びステップ1bを同時に実行してもよく、又はまず上記ステップ1aを実行し、次に上記ステップ1bを実行してもよく、又はまず上記ステップ1bを実行し、次に上記ステップ1aを実行してもよい。
【0100】
その後、ステップ1cでは、V-SMFはHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第1例示に基づいて、V-SMFは、HPLMNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1bによって取得されたHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0101】
その後、ステップ2aでは、V-SMFはNsmfインタフェースを介してAMFにNsmf_PDUセッション_更新SM内容応答(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Response)を送信することができ、該Nsmf_PDUセッション_更新SM内容応答はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。代替的に、ステップ2bでは、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0102】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2セッション要求(N2 Session Request)を送信し、且つ該N2セッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0103】
図6に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0104】
図7は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第1決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。図7に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション確立過程に基づくものである。
【0105】
図7に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_作成応答(Nsmf_PDUSession_Create Response)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_作成応答はHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はHPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0106】
ステップ1bでは、V-SMFはHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(HPLMN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよい。代替的に、offset(HPLMN,VPLMN)はH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよく、その後、H-SMFはoffset(HPLMN,VPLMN)をV-SMFに通知することができる。
【0107】
注意する必要があるように、本開示の実施例は上記ステップ1a及び1bの実行順序を限定しない。例えば、上記ステップ1a及びステップ1bを同時に実行してもよく、又はまず上記ステップ1aを実行し、次に上記ステップ1bを実行してもよく、又はまず上記ステップ1bを実行し、次に上記ステップ1aを実行してもよい。
【0108】
その後、ステップ1cでは、V-SMFはHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第1例示に基づいて、V-SMFは、HPLMNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1bによって取得されたHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0109】
その後、ステップ2では、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0110】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2 PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)を送信し、且つ該N2 PDUセッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0111】
図7に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0112】
以下、図8~9と併せて無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第2決定方式に基づいて時間パラメータを決定する具体的なフローを記述する。図8は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第2決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。図8に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション変更過程に基づくものである。
【0113】
図8に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(HPLMN,VPLMN)はH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよい。代替的に、offset(HPLMN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよく、その後、V-SMFはoffset(HPLMN,VPLMN)をH-SMFに通知することができる。
【0114】
その後、ステップ1bでは、H-SMFはHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第2例示に基づいて、H-SMFは、HPLMNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1aによって取得されたHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0115】
その後、ステップ1cでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_更新要求(Nsmf_PDUSession_Update Request)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_更新要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0116】
ステップ1cでのTSCAIのうちの「バースト到着時間」がVPLMNのシステムクロックに基づくものである。従って、V-SMFは図6又は図7に示すように時間調整を行い続ける必要がなく、直接このTSCAIを(R)ANに送信することができる。即ち、ステップ2aでは、V-SMFはNsmfインタフェースを介してAMFにNsmf_PDUセッション_更新SM内容応答(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Response)を送信することができ、該Nsmf_PDUセッション_更新SM内容応答はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。代替的に、ステップ2bでは、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0117】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2セッション要求(N2 Session Request)を送信し、且つ該N2セッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0118】
図8に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0119】
図9は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第2決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。図9に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション確立過程に基づくものである。
【0120】
図9に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(HPLMN,VPLMN)はH-SMFにより測定され又はH-UPFにより測定され且つH-SMFに報告されてもよい。代替的に、offset(HPLMN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよく、その後、V-SMFはoffset(HPLMN,VPLMN)をH-SMFに通知することができる。
【0121】
その後、ステップ1bでは、H-SMFはHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第2例示に基づいて、H-SMFは、HPLMNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1aによって取得されたHPLMNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(HPLMN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってHPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0122】
その後、ステップ1cでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_作成応答(Nsmf_PDUSession_Create Response)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_作成応答はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0123】
ステップ1cでのTSCAIのうちの「バースト到着時間」が既にVPLMNのシステムクロックに基づくものである。従って、V-SMFは図6又は図7に示すように時間調整を行い続ける必要がなく、直接このTSCAIを(R)ANに送信することができる。即ち、ステップ2では、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0124】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2 PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)を送信し、且つ該N2 PDUセッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0125】
図9に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0126】
以下、図10~11と併せて無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第3決定方式に基づいて時間パラメータを決定する具体的なフローを記述する。図10は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第3決定方式に基づいて時間パラメータを決定する模式的フローチャートである。図10に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション変更過程に基づくものである。
【0127】
図10に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_更新要求(Nsmf_PDUSession_Update Request)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_更新要求はTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はTSN DNのシステムクロックに基づくものである。
【0128】
ステップ1bでは、V-SMFはTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(TSN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよい。
【0129】
注意する必要があるように、本開示の実施例は上記ステップ1a及び1bの実行順序を限定しない。例えば、上記ステップ1a及びステップ1bを同時に実行してもよく、又はまず上記ステップ1aを実行し、次に上記ステップ1bを実行してもよく、又はまず上記ステップ1bを実行し、次に上記ステップ1aを実行してもよい。
【0130】
その後、ステップ1cでは、V-SMFはTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第3例示に基づいて、V-SMFは、TSN DNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1bによって取得されたTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0131】
その後、ステップ2aでは、V-SMFはNsmfインタフェースを介してAMFにNsmf_PDUセッション_更新SM内容応答(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Response)を送信することができ、該Nsmf_PDUセッション_更新SM内容応答はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。代替的に、ステップ2bでは、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0132】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2セッション要求(N2 Session Request)を送信し、且つ該N2セッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0133】
図10に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0134】
図11は本開示の実施例に基づく無線タイムセンシティブ通信システムにおいて第3決定方式に基づいて時間パラメータを決定する別の模式的フローチャートである。図11に示される例示はUEのホームルーティングされたローミングシーン下でのPDUセッション確立過程に基づくものである。
【0135】
図11に示すように、ステップ1aでは、H-SMFはNsmfインタフェースを介してV-SMFにNsmf_PDUセッション_作成応答(Nsmf_PDUSession_Create Response)を送信することができ、且つ該Nsmf_PDUセッション_作成応答はTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIを含み、該TSCAIのうちの「バースト到着時間」はTSN DNのシステムクロックに基づくものである。
【0136】
ステップ1bでは、V-SMFはTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)を取得する。例えば、上文で式(2)と併せて記述したように、offset(TSN,VPLMN)はV-SMFにより測定され又はV-UPFにより測定され且つV-SMFに報告されてもよい。
【0137】
注意する必要があるように、本開示の実施例は上記ステップ1a及び1bの実行順序を限定しない。例えば、上記ステップ1a及びステップ1bを同時に実行してもよく、又はまず上記ステップ1aを実行し、次に上記ステップ1bを実行してもよく、又はまず上記ステップ1bを実行し、次に上記ステップ1aを実行してもよい。
【0138】
その後、ステップ1cでは、V-SMFはTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。例えば、上文で記述された第3例示に基づいて、V-SMFは、TSN DNのシステムクロックに基づくTSCAI、及びステップ1bによって取得されたTSN DNのシステムクロックとVPLMNのシステムクロックとの間の時間差offset(TSN,VPLMN)に基づいて、上記式(2)又は(4)によってTSN DNのシステムクロックに基づくTSCAIをVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIに変更することができる。変更後のTSCAIのうちの「バースト到着時間」はVPLMNのシステムクロックに基づくものである。
【0139】
その後、ステップ2では、AMFとV-SMFはNamfインタフェースを介してNamf_通信_N1N2メッセージ転送(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)を伝送することができ、該Namf_通信_N1N2メッセージ転送はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0140】
その後、ステップ3では、AMFはN2インタフェースを介して(R)ANにN2 PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)を送信し、且つ該N2 PDUセッション要求はVPLMNのシステムクロックに基づくTSCAIを含む。
【0141】
図11に示される例示は他のステップをさらに含んでもよい。3GPP標準規範に既にこれらのステップが定義されており、且つこれらのステップは本開示の実施例の発明の内容と関係がなく、従って、ここで贅言しない。
【0142】
以下、図12を参照して本開示の実施例に基づく図2に示される方法に対応する訪問先-制御プレーンネットワークノードを記述する。図12は本開示の実施例に基づく訪問先-制御プレーンネットワークノード1200の構造模式図である。訪問先-制御プレーンネットワークノード1200の機能は上文で図2を参照して記述した方法における訪問先-制御プレーンネットワークノードの機能と同じである。従って、ここで、簡単のために、同じ内容に対する詳細な記述を省略する。図12に示すように、訪問先-制御プレーンネットワークノード1200は、送信ユニット1210及び受信ユニット1220を含む。送信ユニット1210は、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するように構成され、ここで前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する。受信ユニット1220は、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するように構成され、ここで前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。この2つのユニット以外、訪問先-制御プレーンネットワークノード1200は他の部材をさらに含んでもよく、しかし、これらの部材は本開示の実施例の内容と関係がないため、従って、ここで、それらの図示及び記述を省略する。
【0143】
本開示の実施例では、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は1種又は複数種あってもよい。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は3種あってもよく、それぞれ第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式である。具体的に、第1決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第2決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第3決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することを指してもよい。この複数種の決定方式は異なるオペレータに適用でき、その結果、アプリケーションの汎用性を向上させる。
【0144】
本開示の実施例の第1実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノード1200は処理ユニット(図示せず)をさらに含んでもよく、該処理ユニットは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノード(例えば、図1におけるV-UPFエンティティ105)による異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成するように構成される。具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、まず、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートできる時間パラメータ決定方式を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは決定した時間パラメータ決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0145】
第1実現方式では、処理ユニットは、以下の方式によって、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を決定することができる。
【0146】
具体的に、処理ユニットは訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求情報を送信することができ、ここで該要求情報は、異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を訪問先-制御プレーンネットワークノードにフィードバックするように、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いることができる。例えば、該要求情報は、TSN DNのシステムクロックと訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとの間の時間差、訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックとホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちHPLMN)のシステムクロックとの間の時間差等のうちの少なくとも1つに対する測定能力を訪問先-制御プレーンネットワークノードにフィードバックするように、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いることができる。
【0147】
その後、処理ユニットは訪問先-ユーザプレーンネットワークノードから応答情報を受信することができ、ここで該応答情報は訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を指示することができる。具体的に、応答情報は所定数のビットを含んでもよく、且つ該所定数のビットの値は、訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を示すことができる。
【0148】
また、本開示の実施例の第2実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノード1200は処理ユニット(図示せず)をさらに含んでもよく、該処理ユニットは、訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成するように構成される。具体的に、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートできる時間パラメータ決定方式を決定することができる。その後、訪問先-制御プレーンネットワークノードは決定した時間パラメータ決定方式に基づいて第1情報を生成することができる。
【0149】
また、本開示の実施例の第3実現方式に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノード1200は処理ユニット(図示せず)をさらに含んでもよく、該処理ユニットは、訪問先-ユーザプレーンネットワークノード(例えば、図1におけるV-UPFエンティティ105)による異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力、及び訪問先-制御プレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力の両方に基づいて、前記第1情報を生成するように構成される。第3実現方式は以上に記述された第1実現方式と第2実現方式の組み合わせであり、ここで贅言しない。
【0150】
以上に記述された第1実現方式、第2実現方式及び第3実現方式では、第1情報は訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を暗黙又は明示的に指示してもよく、本開示の実施例はこれに対して限定しない。
【0151】
また、第2決定方式では、訪問先-制御プレーンネットワークノードはホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定する。従って、訪問先-制御プレーンネットワークノードは常に第2決定方式をサポートできる。従って、第1情報は第2決定方式を指示しなくてもよい。
【0152】
また、本開示の実施例では、処理ユニットは第2情報に基づいて時間パラメータを決定することができる。具体的に、処理ユニットは、第2情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を決定し、その後、決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータを決定することができる。
【0153】
ここで記述される「時間パラメータ」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)であってもよい。TSCAIは、TSC業務の方向(例えば、アップリンク又はダウンリンク)を指示する情報、TSC業務におけるデータの伝送周期、及びTSC業務におけるバースト到着時間(Burst Arrival time)等のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
【0154】
「時間パラメータ」に対する記述によって、処理ユニットが第2情報に基づいて時間パラメータを決定することは、具体的に、処理ユニットが第2情報に基づいて時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することであってもよい。つまり、処理ユニットは、第2情報に基づいて訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を決定し、その後、決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0155】
以下、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定する模式的過程を具体的に記述する。以下では、便宜のために、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって決定する時間パラメータを「第2時間パラメータ」と呼称する。
【0156】
本開示の実施例の第1例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると第2情報が指示する時、処理ユニットは第1決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0157】
具体的に、第1例示では、受信ユニット1220はホーム-制御プレーンネットワークノードから第1時間パラメータを受信することができ、ここで前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。その後、処理ユニットは少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、処理ユニットは、前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0158】
本開示の実施例の第2例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると第2情報が指示する時、処理ユニットは第2決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0159】
具体的に、第2例示では、受信ユニット1220はホーム-制御プレーンネットワークノードから第2時間パラメータを受信することができ、ここで該第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。
【0160】
本開示の実施例の第3例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると第2情報が指示する時、処理ユニットは第3決定方式によって時間パラメータのうちの「バースト到着時間」を決定することができる。
【0161】
具体的に、第3例示では、受信ユニット1220は前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第3時間パラメータを受信することができ、ここで前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。その後、処理ユニットは少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0162】
本実施例の訪問先-制御プレーンネットワークノードによって、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、自体がサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードに送信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報をホーム-制御プレーンネットワークノードから受信することができ、その結果、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによりRANに正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【0163】
以下、図13を参照して本開示の実施例に基づく図4に示される方法に対応するホーム-制御プレーンネットワークノードを記述する。図13は本開示の実施例に基づくホーム-制御プレーンネットワークノード1300の構造模式図である。ホーム-制御プレーンネットワークノード1300の機能は上文で図4を参照して記述した方法におけるホーム-制御プレーンネットワークノードの機能と同じである。従って、ここで、簡単のために、同じ内容に対する詳細な記述を省略する。図13に示すように、ホーム-制御プレーンネットワークノード1300は、受信ユニット1310及び送信ユニット1320を含む。受信ユニット1310は、訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するように構成され、ここで前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する。送信ユニット1320は、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するように構成され、ここで前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する。この2つのユニット以外、ホーム-制御プレーンネットワークノード1300は他の部材をさらに含んでもよく、しかし、これらの部材は本開示の実施例の内容と関係がなく、従って、ここで、それらの図示及び記述を省略する。
【0164】
本開示の実施例では、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は1種又は複数種あってもよい。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式は3種あってもよく、それぞれ第1決定方式、第2決定方式及び第3決定方式である。具体的に、第1決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを部分的に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第2決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを完全に借りて時間パラメータを決定することを指してもよく、第3決定方式とは、訪問先-制御プレーンネットワークノードがホーム-制御プレーンネットワークノードを借りずに時間パラメータを決定することを指してもよい。
【0165】
本開示の実施例では、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、受信ユニット1310が受信した第1情報に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を決定し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式から、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式として1種を選択することができる。その後、ホーム-制御プレーンネットワークノードは送信ユニット1320によって第2情報を送信して訪問先-制御プレーンネットワークノードに通知することができる。
【0166】
ここで記述される「時間パラメータ」は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワーク(即ちVPLMN)のシステムクロックに基づくTSC補助情報(TSC Assistance Information、TSCAI)であってもよい。TSCAIは、TSC業務の方向(例えば、アップリンク又はダウンリンク)を指示する情報、TSC業務におけるデータの伝送周期、及びTSC業務におけるバースト到着時間(Burst Arrival time)等のうちの1つ又は複数を含んでもよい。以下では、便宜のために、訪問先-制御プレーンネットワークノードが決定した時間パラメータ決定方式によって決定する時間パラメータを「第2時間パラメータ」と呼称する。
【0167】
本開示の第1例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると第2情報が指示する時、送信ユニット1320は訪問先-制御プレーンネットワークノードに第1時間パラメータを送信することができ、ここで前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。対応して、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定し、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0168】
本開示の第2例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると第2情報が指示する時、送信ユニット1320は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2時間パラメータを送信することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。
【0169】
本開示の第3例示に基づいて、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると第2情報が指示する時、送信ユニット1320は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第3時間パラメータを送信することができ、ここで前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。対応して、訪問先-制御プレーンネットワークノードは少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定することができ、ここで前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである。例えば、訪問先-制御プレーンネットワークノードは、前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定することができる。
【0170】
本実施例のホーム-制御プレーンネットワークノードによって、ホーム-制御プレーンネットワークノードは、訪問先-制御プレーンネットワークノードから、訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示するための情報を受信し、且つ訪問先-制御プレーンネットワークノードに、訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するための情報を送信することができ、その結果、ホーム-制御プレーンネットワークノードにより訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を制御することを実現する。さらに、それによって訪問先-制御プレーンネットワークノードは該時間パラメータ決定方式に基づいて時間パラメータを決定し、それによりRANに正確な時間パラメータを提供する。このように、V-PLMNとH-PLMNとの間の時間差又は同じタイムゾーン内にあっても異なるメインクロックを使用するため時間ドリフトをもたらし、その結果、TSCAIのうちの「バースト到着時間」が正確ではないという問題を回避する。
【0171】
本開示の実施例は訪問先-制御プレーンネットワークノードを提供し、プロセッサ及びメモリを含み、ここで、前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、上記実施例に記載のクロック同期方法を実行することに用いられる。
【0172】
本開示の実施例はホーム-制御プレーンネットワークノードを提供し、プロセッサ及びメモリを含み、ここで、前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、上記実施例に記載のクロック同期方法を実行することに用いられる。
【0173】
また、本開示の実施例の機器(例えば、端末、訪問先-制御プレーンネットワークノード、ホーム-制御プレーンネットワークノード等)は図14に示される計算機器のアーキテクチャを借りて実現してもよい。図14は該計算機器のアーキテクチャを示す。図14に示すように、計算機器1400は、バス1410、1つ又は複数のCPU 1420、読み出し専用メモリ(ROM)1430、ランダムアクセスメモリ(RAM)1440、ネットワークに接続される通信ポート1450、入力/出力アセンブリ1460、及びハードディスク1470等を含んでもよい。計算機器1400における記憶機器、例えばROM 1430及びハードディスク1470はコンピュータの処理及び/又は通信に使用される各種のデータ又はファイル及びCPUが実行するプログラム命令を記憶することができる。計算機器1400はユーザインタフェース1480をさらに含んでもよい。勿論、図14に示されるアーキテクチャは単に例示的なものであり、異なる機器を実現する時、実際の需要に応じて、図14に示される計算機器における1つ又は複数のアセンブリを省略することができる。
【0174】
本開示の実施例はコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムをさらに提供しており、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行し、それによって該コンピュータ機器は上記各種の実現方式で提供されるクロック同期方法を実行する。
【0175】
本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体として実現されてもよい。本開示の実施例のコンピュータ可読記憶媒体上にコンピュータ可読命令が記憶されている。前記コンピュータ可読命令が1つ又は複数のプロセッサにより運行される時、以上の図面を参照して記述した本開示の実施例の方法を実行することができる。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含むが、それらに限定されない。前記揮発性メモリは、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はキャッシュ(cache)等を含んでもよい。前記不揮発性メモリは、例えば読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、及びフラッシュメモリ等を含んでもよい。
【0176】
当業者であれば理解できるように、本開示の実施例に披露される内容は複数種の変形及び改良が現れてもよい。例えば、以上に記述された各種の機器又はアセンブリはハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらのうちのいくつか又は全部の組み合わせによって実現されてもよい。
【0177】
また、本開示の実施例及び特許請求の範囲に示すように、コンテキストに例外の状況が明確に提示されない限り、「一」、「1つ」、「1種」及び/又は「該」等の用語は特に単数を指すものではなく、複数を含んでもよい。本開示の実施例に使用される「第1」、「第2」及び類似する用語はいかなる順序、数又は重要性を示すものでもなく、異なる構成部分を区別するためのものである。同様に、「含む」又は「備える」等の類似する用語は該用語の前に現れる素子又は物品が該用語の後に挙げられる素子又は物品及びその同等物をカバーするが、他の素子又は物品を排除しないことを意味する。「接続」又は「連結」等の類似する用語は物理的又は機械的接続に限定されず、直接それとも間接的に関わらず、電気的接続を含んでもよい。
【0178】
また、本開示の実施例においてフローチャートを使用して本開示の実施例の無線タイムセンシティブ通信システムが実行する操作を説明する。理解されるべきであるように、前又は以下の操作は必ずしも順序に応じて精確に実行されない。逆に、各種のステップを逆の順序又は同期に処理してもよい。同時に、他の操作をこれらの過程に追加してもよく、又はこれらの過程からある1つ又は複数の操作を削除してもよい。
【0179】
特に定義しない限り、ここで使用されるすべての用語(技術及び科学用語を含む)は当業者が共同で理解する同じ意味を有する。さらに、理解されるべきであるように、通常の辞書に定義されるような用語は、ここで明確に定義されない限り、関連技術のコンテキストにおけるそれらの意味に合致する意味を有すると解釈されるべきであり、理想的又は過度に形式的な意味で解釈されるべきではない。
【0180】
以上、本開示の実施例に対して詳細な説明を行うが、当業者にとって、明らかに、本開示は本明細書に説明される実施形態に限定されない。本開示は、特許請求の範囲の記載により決定された本開示の趣旨及び範囲を逸脱しない前提下で、修正及び変更方式として実施されてもよい。従って、本明細書の記載は例示的説明を目的とし、本開示にとっていかなる制限的意味も有さない。
【符号の説明】
【0181】
100 無線タイムセンシティブ通信システム
103 モビリティ管理機能エンティティ
104 V-SMFエンティティ
105 V-UPFエンティティ
106 H-SMFエンティティ
107 H-UPFエンティティ
108 ポリシー制御機能エンティティ
109 AFエンティティ
110 統合データ管理エンティティ
111 業務変換器
112 端末ステーション
113 業務変換器
114 業務変換器
115 TSN DN
1210 送信ユニット
1220 受信ユニット
1310 受信ユニット
1320 送信ユニット
1400 計算機器
1410 バス
1430 専用メモリ(ROM)
1440 ランダムアクセスメモリ(RAM)
1450 通信ポート
1460 出力アセンブリ
1470 ハードディスク
1480 ユーザインタフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2021-09-14
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
訪問先-制御プレーンネットワークノードが実行する、クロック同期方法であって、
ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含むクロック同期方法。
【請求項2】
訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力に基づいて、前記第1情報を生成するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求情報を送信するステップであって、前記要求情報は、異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力をフィードバックするように、前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードに要求することに用いられる、ステップ、及び
前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードから応答情報を受信するステップであって、前記応答情報は前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードによる異なるネットワークのシステムクロック間の時間差に対する測定能力を指示する、ステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第1時間パラメータを受信するステップであって、前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップ、及び
少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも前記第1時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定する前記ステップは、
前記第1時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定するステップを含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第2決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2時間パラメータを受信するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第3時間パラメータを受信するステップであって、前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップ、及び
少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定するステップであって、前記第2時間パラメータは前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも前記第3時間パラメータに基づいて第2時間パラメータを決定する前記ステップは、
前記第3時間パラメータ、及び前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックと前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックとの間の時間差に基づいて、第2時間パラメータを決定するステップを含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法はタイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに基づくものであり、前記訪問先-ユーザプレーンネットワークノードはタイムセンシティブネットワーキング通信のホームルーティングされたローミングのプロトコルデータユニットセッションに参加するユーザプレーンネットワークノードから独立したものである請求項2に記載の方法。
【請求項10】
ホーム-制御プレーンネットワークノードが実行する、クロック同期方法であって、
訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示する、ステップ、及び
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するステップであって、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する、ステップを含むクロック同期方法。
【請求項11】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第1決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第1時間パラメータを送信するステップであって、前記第1時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式が第3決定方式であると前記第2情報が指示する時、前記方法は、
前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第3時間パラメータを送信するステップであって、前記第3時間パラメータは前記ホーム-制御プレーンネットワークノードが属するネットワークの外部ネットワークのシステムクロックに基づく時間パラメータである、ステップをさらに含む請求項10に記載の方法。
【請求項13】
訪問先-制御プレーンネットワークノードであって、送信ユニット及び受信ユニットを含み、
前記送信ユニットは、ホーム-制御プレーンネットワークノードに第1情報を送信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び
前記受信ユニットは、前記ホーム-制御プレーンネットワークノードから第2情報を受信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示する訪問先-制御プレーンネットワークノード。
【請求項14】
ホーム-制御プレーンネットワークノードであって、受信ユニット及び送信ユニットを含み、
前記受信ユニットは、訪問先-制御プレーンネットワークノードから第1情報を受信するように構成され、前記第1情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードがサポートする時間パラメータ決定方式を指示し、及び
前記送信ユニットは、前記訪問先-制御プレーンネットワークノードに第2情報を送信するように構成され、前記第2情報は前記訪問先-制御プレーンネットワークノードが使用する時間パラメータ決定方式を指示するホーム-制御プレーンネットワークノード。
【請求項15】
訪問先-制御プレーンネットワークノードであって、プロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられる訪問先-制御プレーンネットワークノード。
【請求項16】
ホーム-制御プレーンネットワークノードであって、プロセッサ及びメモリを含み、
前記メモリにコンピュータ実行可能プログラムが記憶されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能プログラムを実行して、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行することに用いられるホーム-制御プレーンネットワークノード。
【請求項17】
1つ又は複数のプロセッサにより実行される、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成された、コンピュータプログラム
【国際調査報告】