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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-11
(54)【発明の名称】仕分け設備
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/46 20060101AFI20220428BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20220428BHJP
【FI】
B65G47/46 C
B65G1/137 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555863
(86)(22)【出願日】2019-08-28
(85)【翻訳文提出日】2021-09-15
(86)【国際出願番号】 CN2019103040
(87)【国際公開番号】W WO2020252914
(87)【国際公開日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】201910523817.X
(32)【優先日】2019-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201910738918.9
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519331187
【氏名又は名称】北京曠視機器人技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Kuangshi Robotics Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】No. 125, 1st Floor, Building 1, City Building Materials, Xisanqi, Haidian District, Beijing, 100096 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳徳平
(72)【発明者】
【氏名】王▲玉▼培
【テーマコード(参考)】
3F015
3F522
【Fターム(参考)】
3F015FA01
3F015GA01
3F522AA02
3F522BB01
3F522CC03
3F522JJ01
3F522KK07
3F522LL57
(57)【要約】
仕分け設備は、所定経路に沿って運動する仕分け装置(10)と、仕分け装置(10)の下方に位置する容器搬送装置(11)とを備え、仕分け装置(10)が複数の仕分けポジション(101)を有し、複数の仕分けポジション(101)が所定経路に沿って配置され、各仕分けポジション(101)に、所定経路の両側に沿ってそれぞれ第1投出し口(1011)及び第2投出し口(1012)が設けられ、容器搬送装置(11)に複数の容器が配置され、複数の容器が線形アレイのように配列され、線形アレイの方向が第1投出し口(1011)と第2投出し口(1012)を結ぶ線の方向であり、当該方向における往復運動により、複数の容器のうちの2つの容器と第1投出し口(1011)及び第2投出し口(1012)との位置合わせが行われる。該仕分け設備は、2つの投出し口と複数の容器とを組み合わせて使用することにより、仕分け効率を向上させることができ、運営管理コストを抑えることに寄与できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定経路に沿って運動する仕分け装置と、前記仕分け装置の下方に位置する容器搬送装置とを備え、
前記仕分け装置が複数の仕分けポジションを有し、前記複数の仕分けポジションが前記所定経路に沿って配置され、各仕分けポジションに、前記所定経路の両側に沿ってそれぞれ第1投出し口及び第2投出し口が設けられ、
前記容器搬送装置に複数の容器が配置され、前記複数の容器が線形アレイのように配列され、前記線形アレイの方向が前記第1投出し口と前記第2投出し口を結ぶ線の方向であり、前記容器搬送装置における複数の容器が前記第1投出し口と前記第2投出し口を結ぶ線の方向において往復運動することにより、前記複数の容器のうちの2つの容器と前記第1投出し口及び前記第2投出し口との位置合わせが行われる
ことを特徴とする仕分け設備。
【請求項2】
前記仕分け装置は開放式線形構造又は閉鎖式循環回し構造である
ことを特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
【請求項3】
前記容器搬送装置は、複数の容器搬送機と回転機構とを備え、
前記容器搬送機が前記回転機構と固定接続され、
前記容器搬送機に前記複数の容器が配置され、前記回転機構が前記容器搬送機を動かして回転させる
ことを特徴とする請求項2に記載の仕分け設備。
【請求項4】
前記容器搬送機は往復式搬送機構と容器運載平台とを備え、
前記容器運載平台に複数の容器が配置され、前記往復式搬送機構が前記回転機構と固定接続され、前記容器運載平台が前記往復式搬送機構の運動にしたがって直線に往復運動する
ことを特徴とする請求項3に記載の仕分け設備。
【請求項5】
前記回転機構は回転シャーシと自在輪とを備え、
前記容器搬送機が前記回転シャーシの地面から離間する側に固定され、前記自在輪が前記回転シャーシの地面に近接する側に固定される
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の仕分け設備。
【請求項6】
前記回転機構は円形レールを備え、
前記容器搬送機の底部が前記円形レールとスライド可能に接続される
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の仕分け設備。
【請求項7】
各仕分けポジションに仕分け搬送アッセンブリが設置され、前記仕分け搬送アッセンブリが前記第1投出し口又は前記第2投出し口の方向へ運動することができる
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項8】
前記仕分け搬送アッセンブリは、仕切りなし搬送ベルト、仕切り付き搬送ベルト、搬送ローラ、転倒式パレットー、転倒式ダンプ装置の任意の1種の搬送アッセンブリである
ことを特徴とする請求項7に記載の仕分け設備。
【請求項9】
前記各仕分けポジションにサイドフェンスが設置され、前記サイドフェンスが前記第1投出し口と第2投出し口との間に位置し、投出し方向対する両側に設置される
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項10】
第1運搬アッセンブリをさらに備え、
前記第1運搬アッセンブリが複数の前記容器搬送機のうちの1つと位置を合わせ、前記第1運搬アッセンブリが前記容器搬送機に接近する方向又は前記容器搬送機から離間する方向に沿って運動することができ、所定数の空き容器を前記容器搬送機に搬入し、及び/又は、要交換容器を前記容器搬送機から搬出する
ことを特徴とする請求項3~9のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項11】
第2運搬アッセンブリをさらに備え、
前記第2運搬アッセンブリが複数の前記容器搬送機のうちの1つと位置を合わせ、前記第2運搬アッセンブリの搬送方向が前記第1運搬アッセンブリの搬送方向と逆である
ことを特徴とする請求項10に記載の仕分け設備。
【請求項12】
複数の第1シュート及び複数の第2シュートをさらに備え、前記第1シュートの数、前記第2シュートの数がいずれも前記容器搬送機の数と同じであり、
前記第1シュート及び前記第2シュートがいずれも前記容器搬送装置と固定接続され、
前記第1シュートが前記第1投出し口と位置を合わせ、前記第2シュートが前記第2投出し口と位置を合わせる
ことを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項13】
前記第1シュートの前記第1投出し口と隣接する端の幅が前記第1投出し口の幅以上であり、前記第1シュートの他端の幅が前記容器の幅以下であり、
前記第2シュートの前記第2投出し口と隣接する端の幅が前記第2投出し口の幅以上であり、前記第2シュートの他端の幅が前記容器の幅以下である
ことを特徴とする請求項12に記載の仕分け設備。
【請求項14】
投入装置をさらに備え、
前記投入装置は、投入搬送アッセンブリと情報読取アッセンブリとを備え、前記投入搬送アッセンブリが前記仕分け装置の一側に設置され、貨物を前記複数の仕分けポジションのうちの前記投入搬送アッセンブリと位置を合わせる仕分けポジションまで搬送し、前記情報読取アッセンブリが前記投入搬送アッセンブリの搬送経路に設置される
ことを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項15】
前記投入装置は2つある
ことを特徴とする請求項14に記載の仕分け設備。
【請求項16】
担持フレームをさらに備え、
前記仕分け装置が前記担持フレームと可動に接続され、前記容器搬送装置が前記担持フレームと可動に接続される
ことを特徴とする請求項1~15のいずれか1項に記載の仕分け設備。
【請求項17】
前記仕分け装置が円形循環回し構造であり、前記仕分け装置が前記担持フレームとヒンジ接続し、前記容器搬送装置が前記担持フレームとヒンジ接続する
ことを特徴とする請求項16に記載の仕分け設備。
【請求項18】
前記担持フレームは、支持フレームと、第1回転軸受と、第2回転軸受とを備え、
前記仕分け装置が前記第1回転軸受を介して前記支持フレームとヒンジ接続し、前記容器搬送装置が前記第2回転軸受を介して前記支持フレームとヒンジ接続する
ことを特徴とする請求項17に記載の仕分け設備。
【請求項19】
前記容器運載平台の、前記複数の容器が配置される面に複数の位置制限部材が設置され、前記位置制限部材が、前記容器の第1方向及び/又は第2方向における平行移動を制限し、前記第1方向が前記容器運載平台の運動方向であり、前記第2方向が前記第1方向に垂直な方向である
ことを特徴とする請求項4に記載の仕分け設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年8月9日に提出された出願番号が201910738918.9である中国出願及び2019年6月17日に提出された出願番号が201910523817.Xである中国出願に基づいて優先権を主張し、その全ての内容が、参照により、本出願に組み込まれて、本出願の一部となる。
【0002】
本開示の実施例は、仕分け設備に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、物流運輸業界の急速な発展に伴い、各速配会社の倉庫が取り扱う貨物の量も急増している。
【0004】
貨物の仕分け、運輸の圧力を緩和し、速配の効率を上げるため、配送センターに、クロスベルトソーター、チルトトレイ式ソーター、スライドシューソーター、スプリット・トレイ式ソーター、バッフル式ソーターなどのような仕分け設備が配置されている。電子商取引企業の倉庫にも傾斜パレット式分別装置などのような仕分け設備が配置される。
【0005】
従来の仕分け設備は、全体として構造が複雑で、作業者にとって操作やメンテナンスが不便であり、仕分け効率が比較的に低く、運営管理のコストが比較的に高かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これに鑑みて、本開示の実施例は、従来技術における、仕分け設備の仕分け効率が低く、運営管理コストが高かった問題を解決できる仕分け設備を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施例による仕分け設備は、所定経路に沿って運動する仕分け装置と、前記仕分け装置の下方に位置する容器搬送装置とを備え、
前記仕分け装置が複数の仕分けポジションを有し、前記複数の仕分けポジションが所定経路に沿って配置され、各仕分けポジションに、所定経路の両側に沿ってそれぞれ第1投出し口及び第2投出し口が設けられ、
前記容器搬送装置に複数の容器が配置され、前記複数の容器が線形アレイのように配列され、前記線形アレイの方向が前記第1投出し口と前記第2投出し口を結ぶ線の方向であり、前記容器搬送装置における複数の容器が前記第1投出し口と前記第2投出し口を結ぶ線の方向において往復運動することにより、前記複数の容器のうちの2つの容器と前記第1投出し口及び前記第2投出し口との位置合わせが行われる。
【0008】
本発明の実施例による仕分け設備は、所定経路に沿って運動する仕分け装置と、仕分け装置の下方に位置する容器搬送装置とを備え、複数の仕分けポジションが所定経路に沿って配置され、各仕分けポジションに2つの投出し口が設けられ、容器搬送装置に複数の容器が配置され、容器搬送装置における複数の容器が第1投出し口と第2投出し口を結ぶ線の方向において往復運動することにより、複数の容器のうちの2つの容器と第1投出し口及び第2投出し口との位置合わせを行うことができる。したがって、2つの投出し口と複数の容器とを組み合わせて使用することにより、仕分け効率を向上させることができ、運営管理コストを抑えることに寄与できる。
【0009】
上記説明は本開示の技術案の概要にすぎず、本開示の技術的手段をより明瞭に理解するため、明細書の内容を参照して実施することができ、そして、本開示の上記目的、他の目的、特徴及び利点をより明瞭にするため、以下、本開示の具体的な実施形態を挙げる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
下記のいくつかの実施形態の詳細説明により、当業者にとって各種の他の利点及びメリットが明瞭になる。図面は、いくつかの実施形態を示すためのものにすぎず、本開示を限定するものではない。すべての図面において、同様な参考符号が同様な部品を示す。図面において、
図1】本発明の実施例による仕分け設備の模式的斜視図である。
図2】本発明の実施例による仕分け設備の構成配置の平面図である。
図3】本発明の実施例による仕分け設備の容器搬送装置の模式図である。
図4】本発明の実施例による仕分け設備の容器搬送機の模式的配置図である。
図5】本発明の実施例による仕分け設備の容器搬送機の模式的構成図である。
図6】本発明の実施例による仕分け設備の回転円盤の模式的構成図である。
図7】本発明の実施例による仕分け設備の仕分け装置の模式的構成図である。
図8】本発明の実施例による仕分け設備のシュートの模式的構成図である。
図9】本発明の実施例による仕分け設備の担持フレームの模式的構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例をより詳細に説明する。図面により本開示の例示的な実施例を示したが、本開示は、ここで説明された実施例に限定されず、各種の形式で実現することができると理解すべきである。提供された実施例は、本開示をより詳細に理解するためのものであり、本開示の範囲を完全に当業者に伝えるためのものである。
【0012】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施例による仕分け設備は、所定経路に沿って運動する仕分け装置10と、前記仕分け装置10の下方に位置する容器搬送装置11とを備える。
【0013】
前記仕分け装置10は複数の仕分けポジション101を有し、前記複数の仕分けポジション101が所定経路に沿って配置され、各仕分けポジション101に、所定経路の両側に沿ってそれぞれ第1投出し口1011及び第2投出し口1012が設けられる。
【0014】
前記容器搬送装置11に複数の容器が配置され、前記複数の容器が線形アレイのように配列され、前記線形アレイの方向が前記第1投出し口1011と前記第2投出し口1012を結ぶ線の方向であり、前記容器搬送装置11における複数の容器が前記第1投出し口1011と前記第2投出し口1012を結ぶ線の方向において往復運動することにより、前記複数の容器のうちの2つの容器と前記第1投出し口1011及び前記第2投出し口1012との位置合わせを行うことができる。
【0015】
具体的に、図1及び図2に示すように、本発明の一実施例による仕分け設備は、所定経路に沿って運動する仕分け装置10と、仕分け装置10の下方に位置する容器搬送装置11とを備える。仕分け装置10は、受け取った貨物を所定の分別ルールに基づいて分別してピッキングする。所定経路は、直線、曲線、閉鎖円環のような、仕分け装置10の構造によって決められる経路の方向である。容器搬送装置11が仕分け装置10の下方に位置し、容器搬送装置11における容器で、各リスト又は各カテゴリに属する貨物を集めて収めることができる。
【0016】
仕分け装置10は、同一のリスト(例えば、オーダー)に属する貨物を1つ又は複数の容器に仕分け、仕分け効率が高くて、大量の貨物をリスト毎に仕分けるという要求を満たすことができる。仕分け装置10は、L形、U形、直線形の構造のような、始点及び終点を有する開放式の直線形状又は曲線形状の線形構造であってもよい。仕分け装置10は、閉鎖式の循環回し構造であってもよく、即ち、循環回し構造の始点と終点が互いに接することにより、仕分け装置10が閉鎖環状を呈し、例えば、円形循環回し構造、矩形循環回し構造又は設備の取付場所に応じて設計した不規則な形状を有する循環回し構造である。開放式線形構造に比べて、閉鎖式の循環回し構造は、貨物を連続、循環的な流れで仕分けることを実現でき、連続運動状態を維持することにより、貨物の止まりを防止し、仕分け効率を高めることができるとともに、設備取付スペースを抑えることができる。
【0017】
循環回し構造を例にし、仕分け装置10の循環回し経路に沿って、複数の仕分けポジション101が分布して配置される。各仕分けポジション101に、循環回し経路の両側に沿ってそれぞれ第1投出し口1011及び第2投出し口1012が設けられ、容器搬送装置11に複数の容器が配置され、複数の容器が線形アレイのように配列され、線形アレイの方向が第1投出し口1011と第2投出し口1012を結ぶ線の方向に沿う方向であり、容器搬送装置11における複数の容器が第1投出し口1011と第2投出し口1012を結ぶ線の方向において往復運動可能であり、複数の容器のうちの2つの容器と第1投出し口1011及び前記第2投出し口1012との位置合わせを行うことができる。例えば、容器搬送装置11に、順に1から8までの番号が付けられた8つの容器が配列され、容器搬送装置11の運動により、容器1と第1投出し口1011との位置が合わさるように制御することにより、第1投出し口1011から仕分けられる貨物を収集し、容器3と第2投出し口1012との位置が合わさるように制御することにより、第2投出し口1012から仕分けられる貨物を収集する。なお、実際の応用において、制御方式によって複数の容器のうちの任意の2つの容器と、第1投出し口1011及び前記第2投出し口1012との位置合わせを確定することができ、本開示では限定しない。
【0018】
なお、上記容器は、中空部を有し、且つ貨物を収容するための開口を有すればよく、金属又は非金属の材料で作製された、箱、ボックス又は袋状製品などであってもよい。例えば木箱、織袋などである。
【0019】
したがって、本発明の実施例において、貨物が仕分け装置10の仕分けポジション101に到着したあと、仕分け装置10の回転運動に伴い、仕分けポジション101が仕分けルールに基づいて流転運動することができ、仕分けポジション101の第1投出し口1011又は第2投出し口1012により貨物を対応の容器搬送装置11における容器に投入する。これにより、仕分けポジション101の位置を切り替えることにより、仕分けポジション101における2つの投出し口と複数の容器との共働による仕分けを実現することができ、貨物の仕分け効率を顕著に上げることができる。
【0020】
任意選択で、図3に示すように、前記容器搬送装置11は、容器搬送機111と回転機構112とを備える。
【0021】
前記容器搬送機111は前記回転機構112と固定接続され、容器搬送機111が回転機構112の回転にしたがって回転する。いくつかの例において、前記回転機構112の回転経路が前記仕分け装置10の循環回し経路と一致してもよい。
【0022】
前記容器搬送機111に前記複数の容器が配置され、前記回転機構112が前記容器搬送機111を動かして回転させる。
【0023】
具体的に、図3に示すように、上述した容器搬送装置11は容器搬送機111と回転機構112とを備える。容器搬送機111は回転機構112と固定接続され、いくつかの例において、回転機構112の回転経路が仕分け装置10の循環回し経路と一致するため、回転機構112が仕分け装置10の下に循環回し経路に沿って運動するとき、容器搬送機111を動かして回転させることができる。容器搬送機111に複数の容器が配置されるため、容器と、仕分けポジション101における第1投出し口1011又は第2投出し口1012との位置合わせを実現することができる。他のいくつかの実施例において、仕分け装置10の仕分けポジション101が回転する同時に、容器搬送装置11も回転でき、このようにして、仕分けポジション101と対応の容器との位置合わせに要する時間を短縮して、仕分け効率を上げることができ、そして、容器搬送装置11の回転により、容器の流転を実現することもでき、仕分けにおける箱換え時間の短縮に寄与できる。なお、上記の容器搬送機111は、自動化搬送マシンであってもよく、搬送車であってもよく、該搬送車が機械動力によって駆動されてもよく、人力によって駆動されてもよく、本発明の実施例では限定しない。
【0024】
任意選択で、図4及び図5に示すように、上記した容器搬送機111は往復式搬送機構1111と容器運載平台1112とを備える。
【0025】
前記容器運載平台1112に複数の容器が配置され、前記往復式搬送機構1111が前記回転機構112と固定接続され、前記容器運載平台1112が前記往復式搬送機構1111の運動にしたがって直線に往復運動する。
【0026】
具体的に、図4及び図5に示すように、上述した容器搬送機111は往復式搬送機構1111と容器運載平台1112とを備える。往復式搬送機構1111が直線に往復運動可能であり、容器運載平台1112と往復式搬送機構1111とが一体に組み立てられ、往復式搬送機構1111が容器運載平台1112に往復運動の動力を提供し、容器運載平台1112に配置された容器が往復に直線運動して、仕分けポジション101における第1投出し口1011又は第2投出し口1012との位置合わせを行うことができる。そして、往復式搬送機構1111と回転機構112との固定接続、及び回転機構112の回転により、往復式搬送機構1111の回転を駆動し、即ち、容器運載平台1112及び容器の回転を駆動する。
【0027】
任意選択で、前記容器運載平台1112の、前記複数の容器が配置される面に複数の位置制限部材が設置され、前記位置制限部材が前記容器の第1方向及び/又は第2方向での平行移動を制限するためのものであり、前記第1方向が前記容器運載平台1112の運動方向であり、前記第2方向が前記第1方向に垂直な方向である。
【0028】
具体的に、複数の容器が容器運載平台1112において容器運載平台1112の運動にしたがって運動するときに外力又は慣性でスリップして変位することを防止するため、容器運載平台1112の直線運動の方向において位置制限部材を設置して、位置制限部材により容器の該方向におけるスリップ、変位を制限することができる。例えば、容器の、容器運載平台1112における直線運動方向での変位を制限するため、容器運載平台1112に複数の仕切り11121(即ち、容器運載平台112として、具体的に、図5に示した仕切り11121付きの搬送ベルトで実現することができる)を設置することができ、或いは、容器運載平台1112の一側又は両側に突起部を設置する。隣接する仕切り又は突起部の間の距離は、容器のサイズによって決められる。
【0029】
任意選択で、容器運載平台1112の直線運動方向に垂直な方向の両側、即ち、第1投出し口と第2投出し口を結ぶ線の方向の両側に位置制限部材を設置して、容器の横滑り、転倒を防止し、容器の構造の安全性を確保することができる。
【0030】
任意選択で、図6に示すように、前記回転機構112は回転シャーシ1121と自在輪1122とを備える。
【0031】
前記容器搬送機111が前記回転シャーシ1121の地面から離間する側に固定され、前記自在輪1122が前記回転シャーシ1121の地面に近接する側に固定される。
【0032】
具体的に、図6に示すように、前記回転機構は、ディスク状構造であってもよく、回転シャーシ1121と自在輪1122とを備える。容器搬送機111が回転シャーシ1121の地面から離間する側に固定され、自在輪1122が回転シャーシ1121の地面に近接する側に固定される。このようにして、自在輪1122の支持作用で、自在輪1122の転動により、回転シャーシ1121が容器搬送機111の回転を駆動することができ、容器の流転及び交換に寄与できる。
【0033】
任意選択で、前記回転機構112は円形レールを備える。
【0034】
前記容器搬送機111の底部が前記円形レールとスライド可能に接続される。
【0035】
具体的に、回転機構112のもう1種の実現案として、上述した回転機構112は円形レールを備えてもよい。該円形レールが1周、2周又は複数周を有してもよく、地面に設置してもよい。レールが1周設けられる場合、容器搬送機111の回転経路の中央に沿って設置することができ、レールが2周設けられる場合、容器搬送機111の回転経路の内側及び外側に並列に設置することができ、レールが複数周設けられる場合、容器搬送機111の回転経路の内側及び外側の間に均等配置するように並列に設置することができる。容器搬送機111の底部が円形レールとスライド可能に接続することができ、また、抵抗を低減させるため、ローラを用いて転動可能に接続してもよい。
【0036】
任意選択で、図7に示すように、各仕分けポジション101に仕分け搬送アッセンブリ1013が設置され、前記仕分け搬送アッセンブリ1013が前記第1投出し口1011又は前記第2投出し口1012へ運動することができる。
【0037】
具体的に、図7に示すように、上述した仕分けポジション101に仕分け搬送アッセンブリ1013が設置され、仕分け搬送アッセンブリ1013が制御システムの制御により2方向運動が可能である。仕分け搬送アッセンブリ1013が第1投出し口1011へ運動するとき、仕分けポジション101における貨物を第1投出し口1011から投出すことができ、仕分け搬送アッセンブリ1013が第2投出し口1012へ運動するとき、仕分けポジション101における貨物を第2投出し口1012から投出すことができる。2方向運動可能な仕分け搬送アッセンブリ1013を利用すれば、自動的に1つの投出し口を選択して貨物を投出すことができる。
【0038】
具体的に、上記の仕分け搬送アッセンブリは、仕切りなし搬送ベルト、仕切り付き搬送ベルト、搬送ローラ、転倒式パレットー、転倒式ダンプ装置の任意の1種の搬送アッセンブリであってもよい。仕切り付き搬送ベルトを採用する場合、搬送ベルトに仕切り構造が設置されるため、貨物が投出し口まで搬送されるときに慣性による動きを防止することができる。仕分け搬送アッセンブリが仕切りなし搬送ベルト、仕切り付き搬送ベルト又は搬送ローラで実現される場合、仕切りなし搬送ベルト、仕切り付き搬送ベルト又は搬送ローラが両側の投出し口へ転動して、それに載せられた貨物を第1投出し口又は第2投出し口から対応の容器に投入することができる。仕分け搬送アッセンブリが転倒式パレットー又は転倒式ダンプ装置で実現される場合、転倒式パレットー又は転倒式ダンプ装置が第1投出し口又は第2投出し口へ傾斜して、それに載せられた貨物を第1投出し口又は第2投出し口から対応の容器に落とすことができる。なお、各種の異なる構造形態の搬送アッセンブリにより、当業者にとって選択肢が多くなり、設備の実際の応用範囲の拡大に寄与できる。実際の応用において、当業者は、実際の構造に対する要求に応じて適切な搬送アッセンブリを自由に選択することができ、本発明の実施例では限定しない。
【0039】
任意選択で、図7に示すように、前記各仕分けポジション101にサイドフェンス1014が設置され、前記サイドフェンス1014が前記第1投出し口1011と第2投出し口1012との間に位置し、投出し方向に対する両側に設置される。
【0040】
具体的に、図7に示すように、貨物の仕分けポジション101から意図せずに落とすことを防止するため、第1投出し口1011と第2投出し口1012との間に、投出し方向に対する両側にサイドフェンス1014が設置される。貨物が仕分けポジション101に投入されるとき、仕分けポジション101の縁に飛ばされた場合、両側のサイドフェンス1014に制限されて、落ちることを防止することができる。
【0041】
任意選択で、図3に示すように、前記仕分け設備は第1運搬アッセンブリ12をさらに備える。
【0042】
前記第1運搬アッセンブリ12が複数の前記容器搬送機111のうちの1つと位置を合わせ、前記第1運搬アッセンブリ12が、前記容器搬送機111に接近する方向又は前記容器搬送機111から離間する方向に沿って運動することができ、所定数の空き容器を前記容器搬送機111に搬入し、及び/又は、要交換容器を前記容器搬送機111から搬出する。
【0043】
具体的に、図3に示すように、上述した仕分け設備は第1運搬アッセンブリ12をさらに備える。該第1運搬アッセンブリ12の取付位置は、現場の組立作業者により取付場所の実際のレイアウトに応じて決定して、複数の容器搬送機111のうちの1つと位置を合わせるようにある位置に固定することができる。該第1運搬アッセンブリ12が容器搬送機111に接近する方向に沿って運動する場合、外部の所定数の空き容器を容器搬送機111に搬入して、空き容器の送入、補充を実現することができる。該第1運搬アッセンブリ12が容器搬送機111から離間する方向に沿って運動する場合、貨物で満たされた要交換容器を容器搬送機111から搬出して、満杯の容器の送出を実現することができる。したがって、第1運搬アッセンブリ12の搬送方向を変更するように制御することにより、1つのアッセンブリにより容器の搬入と搬出が実現され、スペースを抑えることができる。
【0044】
任意選択で、図3に示すように、前記仕分け設備は第2運搬アッセンブリ13をさらに備える。
【0045】
前記第2運搬アッセンブリ13が複数の前記容器搬送機111のうちの1つと位置を合わせ、且つ前記第2運搬アッセンブリ13の搬送方向が前記第1運搬アッセンブリ12の搬送方向と逆である。
【0046】
具体的に、図3に示すように、上述した仕分け設備は第2運搬アッセンブリ13をさらに備え、該第2運搬アッセンブリ13が複数の容器搬送機111のうちの1つと位置を合わせ、位置を合わせられる容器搬送機111が、第1運搬アッセンブリ12と位置を合わせる容器搬送機111と同一のものであってもよく、異なるものであってもよい。第2運搬アッセンブリ13の搬送方向が第1運搬アッセンブリ12の搬送方向と逆であり、第1運搬アッセンブリ12が空き容器を搬入することに用いられる場合、第2運搬アッセンブリ13が満杯容器を搬出することに用いられ、第1運搬アッセンブリ12が満杯容器を搬出することに用いられる場合、第2運搬アッセンブリ13が空き容器を搬入することに用いられる。それぞれ容器の搬入又は搬出に用いられる2つの搬送アッセンブリを使用することにより、それぞれ独立して同時に作動することができ、容器の交換効率の向上に寄与できる。
【0047】
任意選択で、図4及び図8に示すように、前記仕分け設備は複数の第1シュート14及び複数の第2シュート15をさらに備え、前記第1シュート14の数、前記第2シュート15の数がいずれも前記容器搬送機111の数と同じである。
【0048】
前記第1シュート14及び前記第2シュート15はいずれも前記容器搬送装置11と固定接続される。
【0049】
前記第1シュート14が前記第1投出し口1011と位置を合わせ、前記第2シュート15が前記第2投出し口1012と位置を合わせる。
【0050】
具体的に、図4及び図8に示すように、貨物仕分け投出しにおいてガイドの役割を果たすため、上述した仕分け設備は複数の第1シュート14及び複数の第2シュート15をさらに備え、第1シュート14の数、第2シュート15の数がいずれも容器搬送機111の数と同じであり、第1シュート14及び第2シュート15がいずれも容器搬送装置11と固定接続される。第1シュート14が第1投出し口1011と位置を合わせ、貨物が第1投出し口1011から投出されるとき、第1シュート14が第1投出し口1011から投出される貨物を、正確に指定容器に落とすようにガイドする。第2シュート15は第2投出し口1012から投出される貨物を、正確に他の指定容器に落とすようにガイドする。2つのシュートのガイド作用により、貨物仕分け投出しの正確性を保証することに寄与できる。
【0051】
任意選択で、前記第1シュート14の、前記第1投出し口1011と隣接する端の幅が前記第1投出し口1011の幅以上であり、前記第1シュート14の他端の幅が前記容器の幅以下である。
【0052】
前記第2シュート15の、前記第2投出し口1012と隣接する端の幅が前記第2投出し口1012の幅以上であり、前記第2シュート15の他端の幅が前記容器の幅以下である。
【0053】
具体的に、貨物がシュートと投出し口の隙間又はシュートと容器の隙間に挟まれることを防止するため、第1シュート14に対して、第1シュート14の第1投出し口1011と隣接する端の幅が第1投出し口1011の幅以上である場合、貨物が比較的に狭い第1投出し口1011から妨げられることなく第1シュート14に滑り込むことができ、第1シュート14の他端の幅が容器の幅以上である場合、貨物が比較的に狭い第1シュート14から妨げられることなく容器に滑り込むことができる。
【0054】
第2シュート15に対して、第2シュート15の第2投出し口1012と隣接する端の幅が第2投出し口1012の幅以上である場合、貨物が比較的に狭い第2投出し口1012から妨げられることなく第2シュート15に滑り込むことができ、第2シュート15の他端の幅が容器の幅以下である場合、貨物が比較的に狭い第2シュート15から妨げられることなく容器に滑り込むことができる。
【0055】
任意選択で、図2に示すように、前記仕分け設備は投入装置16をさらに備える。
【0056】
前記投入装置16は投入搬送アッセンブリ161と情報読取アッセンブリ162とを備える。前記投入搬送アッセンブリ161が前記仕分け装置10の一側に設置され、貨物を前記複数の仕分けポジション101のうちの前記投入搬送アッセンブリと位置合わせする仕分けポジションまで搬送、前記情報読取アッセンブリ162が前記投入搬送アッセンブリ161の搬送経路に設置される。
【0057】
具体的に、図2に示すように、貨物の自動化供給を実現するため、上述した仕分け設備は投入装置16をさらに備え、投入装置16が投入搬送アッセンブリ161と情報読取アッセンブリ162とを備え、投入搬送アッセンブリ161が、仕分け装置10の一側(例えば、開放式一貫生産ラインの進行方向の左側又は右側、閉鎖式回転一貫生産ラインの内側又は外側)に設置され、貨物を複数の仕分けポジション101のうちの投入搬送アッセンブリ161と位置を合わせする仕分けポジションに搬送し、情報読取アッセンブリ162が、投入搬送アッセンブリ161の搬送経路に設置される。投入搬送アッセンブリ161は、仕切りなし搬送ベルト、仕切り付き搬送ベルト、搬送ローラなどの任意の1種の搬送アッセンブリであってもよく、情報読取アッセンブリ162は、バーコード情報を読み取るためのスキャンガン、又はインテリジェント画像認識機能を備えたカメラであってもよい。貨物が情報読取アッセンブリ162を通るとき、情報読取アッセンブリ162が貨物が属するリストの情報、貨物の配送先、貨物自身の情報(例えば、サイズ、貨物名、貨物品目など)などの情報を取得することができ、投入搬送アッセンブリ161によりそれを複数の仕分けポジション101のうちの指定仕分けポジションに搬送し、指定の仕分けポジションが仕分けルールに基づいて貨物のために指定された仕分けポジションである。
【0058】
任意選択で、前記投入装置16が2つあり、2つの前記投入装置16のそれぞれの投入搬送アッセンブリが前記複数の仕分けポジション101のうちの2つの指定仕分けポジションのそれぞれと位置合わせを行う。
【0059】
具体的に、投入効率を高めるため、上述した仕分け設備に2つの投入装置16を設置し、2つの投入装置16のそれぞれの投入搬送アッセンブリが複数の仕分けポジション101のうちの2つの指定仕分けポジションのそれぞれと位置合わせを行い、例えば、投入装置の一が仕分けポジションの一と位置合わせを行い、投入装置の二が仕分けポジションの二と位置合わせを行う。2つの投入装置がそれぞれ独立に作動して、同時に仕分けポジションに貨物を投入することができる。
【0060】
任意選択で、図9に示すように、前記仕分け設備は担持フレーム17をさらに備える。
前記仕分け装置16が前記担持フレーム16と可動に接続され、前記容器搬送装置11が前記担持フレーム17と可動に接続される。
【0061】
具体的に、図9に示すように、仕分け設備全体の組立を簡易化するため、担持フレーム17と仕分け装置16との可動接続により、仕分け装置16の回転を実現することができ、担持フレーム17と容器搬送装置11との可動接続により、容器搬送装置11の回転を実現することができる。
【0062】
具体的に、仕分け装置16が円形循環回し構造である場合、仕分け装置16が担持フレーム17とヒンジ接続し、容器搬送装置11が担持フレーム17とヒンジ接続する。なお、仕分け装置16の形として、矩形などの他の形状の回転構造であってもよく、この場合、仕分け装置16が担持フレーム17とスライド可能又は転動可能に接続し、相応に、容器搬送装置11が担持フレーム17とスライド可能又は転動可能に接続する。
【0063】
任意選択で、図9に示すように、前記担持フレーム17は支持フレーム171、第1回転軸受172及び第2回転軸受173を備える。
【0064】
前記仕分け装置10は前記第1回転軸受171を介して前記支持フレーム171とヒンジ接続し、前記容器搬送装置11は前記第2回転軸受172を介して前記支持フレーム171とヒンジ接続する。
【0065】
具体的に、図9に示すように、回転抵抗を低減させ、流暢且つ滑らかに回転するため、担持フレーム17は支持フレーム171、第1回転軸受172及び第2回転軸受173を備えることができる。
【0066】
仕分け装置10は第1回転軸受171を介して支持フレーム171とヒンジ接続し、容器搬送装置11は第2回転軸受172を介して支持フレーム171とヒンジ接続する。したがって、仕分け装置10及び容器搬送装置11の回転効率の向上に寄与できて、仕分け効率の向上に寄与できる。
【0067】
上記設備の安全性を向上させ、異物が露出部分に侵入することを防止するため、主蓋板を用いて各仕分けポジションにより回転経路に沿って囲まれた部分領域を遮ってもよい。なお、干渉を避けるため、該主蓋板の最大寸法が回転中心に近接する投出し口に接触してはならない。同様に、仕分け蓋板を用いて隣接する2つの仕分けポジションの間の空いている領域を遮ってもよい。
【0068】
なお、上記実施例の説明において、各アッセンブリ又は機構の運動を実現するため、動力源として、実際のニーズに応じてACモータ又はステッピングモータを選択することができ、直線往復運動アッセンブリの動力源として、伸縮シリンダなどであってもよく、本発明の実施例において説明を省略する。
【0069】
本明細書における各実施例は、漸進的に説明されており、各実施例において、他の実施例と異なる部分の説明に重点を置き、各実施例間の同様、類似の部分について、互いに参照すればよい。
【0070】
上記の各実施例を任意に組み合わせることが当業者にとって容易に想到できるため、上記の実施例の任意の組み合わせも本開示の実施形態となっているが、文書の長さを考慮して、本明細書では逐一詳細に説明しない。
【0071】
本明細書において、多くが具体的に細部まで説明したが、本発明の実施例は、これらの具体的な細部がなくても実施することができる。いくつかの実例では、本明細書に対する理解を曖昧させないように、周知の方法、構造及び技術について、詳細に示されていない。
【0072】
同様に、本開示を簡略化させて、発明の各実施例の部分の1つ又は複数に対する理解に寄与するため、上記の、本開示の例示的な実施例に対する説明において、本開示の各特徴は1つの実施例、図面、又はその説明に組み入れることがある。しかしながら、該開示の方法は、保護しようとする本開示が請求項のそれぞれに明記した特徴よりも多くの特徴が要求されると解釈、反映されるべきではない。より正確的に、特許請求の範囲に記載のように、発明としては、上記に開示されたそれぞれの1つの実施例のすべての特徴より少ない特徴を備えるものである。具体的な実施形態をもとになした特許請求の範囲は、該具体実施形態に該当することが自明であり、各請求項もそれぞれ本開示の独立の実施例とされている。
【0073】
当業者は、実施例の設備におけるモジュールを適応に変更して、該実施例と異なる1つ又は複数の設備に設置することができると理解すべきである。実施例におけるモジュール又はユニット又はアッセンブリを1つのモジュール又はユニット又はアッセンブリに組み合わせてもよく、そして、それらを複数のサブモジュール又はサブユニット又はサブアッセンブリに分けてもよい。このような特徴及び/又はプロセス又はユニットのうちの一部が互いに衝突することを除き、本明細書(特許請求の範囲、要約及び図面を含む)に開示されたすべての特徴及びこのように開示された如何なる方法又は設備のすべてのプロセス又はユニットを任意に組み合わせることができる。明確な記載がない限り、本明細書(特許請求の範囲、要約及び図面を含む)に開示された各特徴を、同様、均等又は類似の目的を有する代替特徴で置き換えることができる。
【0074】
また、ここで説明されたいくつかの実施例は、他の実施例に含まれた一部の特徴を有しているが、異なる実施例の特徴の組合せが本開示の範囲に属する別の実施例になることは、当業者が理解すべきである。例えば、特許請求の範囲において、保護しようとする任意の1つの実施例も、任意に組合せで使用することができる。
【0075】
なお、上記実施例は、本開示を説明するためのものにすぎず、本開示を限定するものではなく、当業者は、特許請求の範囲から逸脱しない限り、代替可能な実施例を設計することができる。特許請求の範囲において、括弧における任意の参考符号は、特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。「含む」という語は、特許請求の範囲以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。要素に先行する単語「一」又は「1つ」は、かかる要素の複数の存在を排除するものではない。本開示は、いくつかの別個の要素を含むハードウェア及びプログラミング可能なコンピュータによって実施することができる。複数の手段が列挙されたユニットの請求項では、これらの手段のいくつかが、同一のハードウェアにより具体的に表すことができる。単語の「第1」、「第2」、及び「第3」などの使用が順序を示すものではなく、これらの単語を名称として解釈することができる。
図1
図2
図3
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図7
図8
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【国際調査報告】