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特表2022-525237第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステム及び方法、並びにそのシステム及び方法に使用するための構造化メッセージデータセット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-11
(54)【発明の名称】第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステム及び方法、並びにそのシステム及び方法に使用するための構造化メッセージデータセット
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20220428BHJP
   H04L 51/08 20220101ALI20220428BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L51/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021557983
(86)(22)【出願日】2019-03-29
(85)【翻訳文提出日】2021-11-24
(86)【国際出願番号】 AU2019050282
(87)【国際公開番号】W WO2019183684
(87)【国際公開日】2019-10-03
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519344774
【氏名又は名称】タイプミー・ホールディングズ・プロプライエタリ・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TIPEME HOLDINGS PTY LTD
【住所又は居所原語表記】23 Agnes Street, Birkdale, Queensland 4159, Australia
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】アイザック、シェーン
(57)【要約】
第1の計算装置と第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステムは、第1のメッセージフィールドを提供する第1のメッセージングモジュールを含む。テキスト要素の入力に応答し、プロセッサがテキスト要素に関連するタイミングデータをコンパイルし、テキスト要素及びタイミングデータを示すメッセージを生成する。システムはメッセージの通信を可能にする通信モジュールを含む。システムは、テキスト要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従ってユーザに向けてテキスト要素を再生するインタフェース上の第2のメッセージフィールドを提供するためにメッセージに応答する第2のメッセージングモジュールを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステムであって、
前記第1のユーザが複数のテキスト要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
前記テキスト要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記テキスト要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールと、
前記第1の計算装置から前記第2の計算装置への前記メッセージの通信を可能にするための通信モジュールと、
前記テキスト要素及び前記タイミングデータを抽出するために、及び前記タイミングデータに従って前記第2のユーザに向けて前記テキスト要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するために前記メッセージに応答する前記第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールと、
を含む、システム。
【請求項2】
前記テキスト要素が単一のテキスト文字及びテキスト文字列のうちの1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記テキスト要素の少なくとも1つが1つ又は複数の制御文字を含む、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のユーザがテキスト要素以外のデータ要素を前記第1のメッセージフィールド内に入力することができる、請求項1~3の何れか一項に記載のシステム。
【請求項5】
テキスト要素以外の前記データ要素のそれぞれがメディアファイルである、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記メディアファイルが音声ファイル、ビデオファイル、画像ファイル等を含むグループから選択される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記タイミングデータが前記第1のメッセージフィールド内への前記テキスト要素の前記入力のシーケンシングから導出される、請求項1~6の何れか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記タイミングデータが前記第1のメッセージフィールド内への前記テキスト要素の前記入力の時系列から導出される、請求項1~7の何れか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記タイミングデータが前記第1のユーザによる前記第1の計算装置へのタイミング入力から導出される、請求項1~8の何れか一項に記載のシステム。
【請求項10】
前記タイミング入力が、要素の別のものに対する前記要素の1つ又は複数のシーケンシング、及び前記要素の別のものに対する前記要素の1つ又は複数の時系列のうちの1つ又は複数を変更するために前記タイミングデータを更新することを含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記タイミングデータが要素の1つ又は複数のための再生変化フィールドを含み、更なる入力が前記再生変化フィールドを更新することを含む、請求項9又は10に記載のシステム。
【請求項12】
前記テキスト要素の所与の再生中に前記第2のユーザに所与の要素を選択的に提示するために、前記第2のメッセージングモジュールがその要素の前記再生変化フィールドに応答する、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記選択的な提示は、前記再生が前記第2の計算装置上で過去に行われたかどうかに応答する、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記選択的な提示は、前記再生が前記第2の計算装置上で過去に行われた回数に応答する、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステムであって、
前記第1のユーザが複数のデータ要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
前記データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記データ要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールと、
前記第1の計算装置から前記第2の計算装置への前記メッセージの通信を可能にするための通信モジュールと、
前記データ要素及び前記タイミングデータを抽出するために、及び前記タイミングデータに従って前記第2のユーザに向けて前記データ要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するために前記メッセージに応答する前記第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールと、
を含む、システム。
【請求項16】
前記データ要素がテキスト文字、テキスト文字列、及びメディアファイルを含むグループから選択される、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記メディアファイルが音声ファイル、ビデオファイル、画像ファイル等を含むグループから選択される、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための方法であって、
前記第1のユーザが複数のテキスト要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
前記テキスト要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記テキスト要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールを導入するステップと、
前記第1の計算装置から前記第2の計算装置への前記メッセージの通信を可能にするステップと、
前記テキスト要素及び前記タイミングデータを抽出するために、及び前記タイミングデータに従って前記第2のユーザに向けて前記テキスト要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するために前記メッセージに応答する前記第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールを導入するステップと、
を含む、方法。
【請求項19】
第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための方法であって、
前記第1のユーザが複数のデータ要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
前記データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記データ要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールを導入するステップと、
前記第1の計算装置から前記第2の計算装置への前記メッセージの通信を可能にするステップと、
前記データ要素及び前記タイミングデータを抽出するために、及び前記タイミングデータに従って前記第2のユーザに向けて前記データ要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するために前記メッセージに応答する前記第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールを導入するステップと、
を含む、方法。
【請求項20】
ユーザが操作するための計算装置であって、
前記ユーザからユーザ入力を受け付けるためのユーザインタフェースと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスを記憶するためのメモリと、
前記ユーザがユーザ入力を与えることによって複数のデータ要素を入力することができる前記ユーザインタフェースを伴うメッセージフィールド、
前記データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記データ要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記アプリケーションソフトウェアにアクセスし、それを実行するためのプロセッサと、
前記計算装置が別のユーザによって操作される少なくとも1つの他の計算装置と前記メッセージを通信することを可能にするための通信インタフェースと、
を含む、計算装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つの他の計算装置が、第2のユーザにユーザ出力を提供するためのユーザインタフェースと、アプリケーションソフトウェアの別のインスタンスを記憶するためのメモリと、前記データ要素及び前記タイミングデータを抽出し、前記タイミングデータに従って前記第2のユーザに向けて前記データ要素を再生するための更なるメッセージフィールドを提供するために、前記アプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサとを含む、請求項20に記載の計算装置。
【請求項22】
ユーザが計算装置を操作することを可能にする方法であって、
ユーザインタフェースを用いて前記ユーザからユーザ入力を受け付けるステップと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスをメモリ内に記憶するステップと、
前記ユーザがユーザ入力を与えることによって複数のデータ要素を入力することができるメッセージフィールド、
前記データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
前記データ要素及び前記タイミングデータを示すメッセージ
を提供するための前記アプリケーションソフトウェアにアクセスし、それを実行するためのプロセッサを設けるステップと、
前記計算装置が別のユーザによって操作される少なくとも1つの他の計算装置と前記メッセージを通信することを可能にするステップと、
を含む、方法。
【請求項23】
ユーザが操作するための計算装置であって、
前記ユーザにユーザ出力を提供するためのユーザインタフェースと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスを記憶するためのメモリと、
少なくとも1つの他の計算装置から前記計算装置がメッセージを受信できるようにするための通信インタフェースと、
複数のデータ要素及び前記データ要素に関連するタイミングデータを抽出するために前記メッセージに応答し、
前記タイミングデータに従って前記ユーザに向けて前記データ要素を再生するための第2のメッセージフィールドを前記ユーザインタフェースによって提供する
ための前記アプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサと、
を含む、計算装置。
【請求項24】
ユーザが計算装置を操作できるようにするための方法であって、
ユーザインタフェースを用いて前記ユーザにユーザ出力を提供するステップと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスをメモリ内に記憶するステップと、
少なくとも1つの他の計算装置から前記計算装置がメッセージを受信することを可能にするステップと、
複数のデータ要素及び前記データ要素に関連するタイミングデータを抽出するために前記メッセージに応答し、
前記タイミングデータに従って前記ユーザに向けて前記データ要素を再生するための第2のメッセージフィールドを前記ユーザインタフェースによって提供する
ための前記アプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサを設けるステップと、
を含む、方法。
【請求項25】
第2の計算装置にメッセージが伝えられることを可能にするために第1の計算装置上でコンパイルされる構造化メッセージデータセットであって、
複数のデータ要素を含むメッセージフィールドと、
前記データ要素に関連するタイミングデータであって、前記タイミングデータに従って前記第2の計算装置上で前記データ要素を再生することが前記メッセージを定める、タイミングデータと、
を含む、メッセージデータセット。
【請求項26】
前記タイミングデータがシーケンシングデータ及び時系列データの1つ又は複数を含む、請求項25に記載のメッセージデータセット。
【請求項27】
前記タイミングデータの少なくとも一部が前記データ要素のサブセットに関係する、請求項25又は26に記載のメッセージデータセット。
【請求項28】
前記タイミングデータの少なくとも一部が単一のデータ要素に関係する、請求項27に記載のメッセージデータセット。
【請求項29】
第1の計算装置が第1のユーザによって操作され、前記第1のユーザからユーザ入力を受け付けるための第1のユーザインタフェースを含み、前記第1のユーザインタフェースにユーザ入力を与える前記第1のユーザによって前記データ要素が前記メッセージフィールド内に含められる、請求項25~28の何れか一項に記載のメッセージデータセット。
【請求項30】
前記第1の計算装置が、前記タイミングデータを導出するために前記メッセージフィールド内に含まれている前記データ要素のシーケンシングデータ及び/又は時系列データの何れか又は両方に応答する第1のメッセージングモジュールを含む、請求項29に記載のメッセージデータセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステム及び方法、並びにそのシステム及び方法に使用するための構造化メッセージデータセットに関する。
【0002】
本発明は、特にスマートフォン及び他のハンドヘルド計算装置を使用して送信されるテキストメッセージと共に使用するために編み出され、以下、その応用に関して説明する。但し本発明はその特定の使用分野に限定されず、他の計算装置及びメッセージにも適用可能であることが理解されよう。
【背景技術】
【0003】
本明細書の全体を通して、従来技術についての如何なる解説もかかる従来技術が広く知られていること又は当分野における共通の一般知識の一部を形成することを決して認めるものだと考えるべきではない。
【0004】
テキストメッセージング、インスタントメッセージング、及び他の同様のショートメッセージサービスが広範に使用され、その人気が出るにつれ、それらのメッセージングチャネルによって提供される機能を向上させるために多大な努力がなされてきた。かかる向上策は、より豊かなユーザエクスペリエンスを生み出すために更に多くの情報及び更に多岐にわたる情報を伝えるためのより動的な動作モードを提供する試みを含む。よく知られている進歩は、顔文字及び他のグラフィカルオブジェクトをメッセージ内に導入することを含む。
【0005】
幾らかの進歩が果たされてきたが、利用可能なメッセージングは、利用可能なメッセージングチャネルの技術的制約又は技術的土台が原因で全体としてテキストベース及び静的なままである。動的装置における一部の試みは、ウェブブログ内の動的な絵文字及びテキストメッセージングのビデオファイルをコンパイルすることを含む。前者は絵文字が別個の又は外部のデータソースに限られた時間しかリンクされないのでしばしば途絶される一方、後者はメッセージがコンパイルされるスマートフォン及びメッセージが受信され再現されるスマートフォンの両方で大量の帯域幅を使用することを必要とする。
【0006】
従って、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための改善されたシステム及び方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の好ましい実施形態の目的は、従来技術の不利点の少なくとも1つを克服し若しくは改良すること又は有用な代替策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステムが提供され、このシステムは、
第1のユーザが複数のテキスト要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
テキスト要素に関連するタイミングデータ、並びに
テキスト要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するための第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールと、
第1の計算装置から第2の計算装置へのメッセージの通信を可能にするための通信モジュールと、
テキスト要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従って第2のユーザに向けてテキスト要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するためにメッセージに応答する第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールと、
を含む。
【0009】
一実施形態では、テキスト要素が単一のテキスト文字及びテキスト文字列のうちの1つを含む。
【0010】
一実施形態では、テキスト要素の少なくとも1つが1つ又は複数の制御文字を含む。
【0011】
一実施形態では、第1のユーザがテキスト要素以外のデータ要素を第1のメッセージフィールド内に入力することができる。
【0012】
一実施形態では、テキスト要素以外のデータ要素のそれぞれがメディアファイルである。
【0013】
一実施形態では、メディアファイルが音声ファイル、ビデオファイル、画像ファイル等を含むグループから選択される。
【0014】
一実施形態では、タイミングデータが第1のメッセージフィールド内へのテキスト要素の入力のシーケンシングから導出される。
【0015】
一実施形態では、タイミングデータが第1のメッセージフィールド内へのテキスト要素の入力の時系列から導出される。
【0016】
一実施形態では、タイミングデータが第1のユーザによる第1の計算装置へのタイミング入力から導出される。
【0017】
一実施形態では、タイミング入力が、要素の別のものに対する要素の1つ又は複数のシーケンシング、及び要素の別のものに対する要素の1つ又は複数の時系列のうちの1つ又は複数を変更するためにタイミングデータを更新することを含む。
【0018】
一実施形態では、タイミングデータが要素の1つ又は複数のための再生変化フィールド(playback variation field)を含み、更なる入力が再生変化フィールドを更新することを含む。
【0019】
一実施形態では、テキスト要素の所与の再生中に第2のユーザに所与の要素を選択的に提示するために、第2のメッセージングモジュールがその要素の再生変化フィールドに応答する。
【0020】
一実施形態では、選択的な提示は、再生が第2の計算装置上で過去に行われたかどうかに応答する。
【0021】
一実施形態では、選択的な提示は、再生が第2の計算装置上で過去に行われた回数に応答する。
【0022】
本発明の第2の態様によれば、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステムが提供され、このシステムは、
第1のユーザが複数のデータ要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
データ要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するための第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールと、
第1の計算装置から第2の計算装置へのメッセージの通信を可能にするための通信モジュールと、
データ要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従って第2のユーザに向けてデータ要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するためにメッセージに応答する第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールと、
を含む。
【0023】
一実施形態では、データ要素がテキスト文字、テキスト文字列、及びメディアファイルを含むグループから選択される。
【0024】
一実施形態では、メディアファイルが音声ファイル、ビデオファイル、画像ファイル等を含むグループから選択される。
【0025】
本発明の第3の態様によれば、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための方法が提供され、この方法は、
第1のユーザが複数のテキスト要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
テキスト要素に関連するタイミングデータ、並びに
テキスト要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するための第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールを導入するステップと、
第1の計算装置から第2の計算装置へのメッセージの通信を可能にするステップと、
テキスト要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従って第2のユーザに向けてテキスト要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するためにメッセージに応答する第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールを導入するステップと、
を含む。
【0026】
本発明の第4の態様によれば、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための方法が提供され、この方法は、
第1のユーザが複数のデータ要素を入力することができる第1のメッセージフィールド、
データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
データ要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するための第1の計算装置上の第1のメッセージングモジュールを導入するステップと、
第1の計算装置から第2の計算装置へのメッセージの通信を可能にするステップと、
データ要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従って第2のユーザに向けてデータ要素を再生する第2のメッセージフィールドを提供するためにメッセージに応答する第2の計算装置上の第2のメッセージングモジュールを導入するステップと、
を含む。
【0027】
本発明の第5の態様によれば、ユーザが操作するための計算装置が提供され、この装置は、
ユーザからユーザ入力を受け付けるためのユーザインタフェースと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスを記憶するためのメモリと、
ユーザがユーザ入力を与えることによって複数のデータ要素を入力することができるユーザインタフェースを伴うメッセージフィールド、
データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
データ要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するためのアプリケーションソフトウェアにアクセスし、それを実行するためのプロセッサと、
計算装置が別のユーザによって操作される少なくとも1つの他の計算装置とメッセージを通信することを可能にするための通信インタフェースと、
を含む。
【0028】
一実施形態では、少なくとも1つの他の計算装置が、第2のユーザにユーザ出力を提供するためのユーザインタフェースと、アプリケーションソフトウェアの別のインスタンスを記憶するためのメモリと、データ要素及びタイミングデータを抽出し、タイミングデータに従って第2のユーザに向けてデータ要素を再生するための更なるメッセージフィールドを提供するために、アプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサとを含む。
【0029】
本発明の第6の態様によれば、ユーザが計算装置を操作することを可能にする方法が提供され、この方法は、
ユーザインタフェースを用いてユーザからユーザ入力を受け付けるステップと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスをメモリ内に記憶するステップと、
ユーザがユーザ入力を与えることによって複数のデータ要素を入力することができるメッセージフィールド、
データ要素に関連するタイミングデータ、並びに
データ要素及びタイミングデータを示すメッセージ
を提供するためのアプリケーションソフトウェアにアクセスし、それを実行するためのプロセッサを設けるステップと、
計算装置が別のユーザによって操作される少なくとも1つの他の計算装置とメッセージを通信することを可能にするステップと、
を含む。
【0030】
本発明の第7の態様によれば、ユーザが操作するための計算装置が提供され、この装置は、
ユーザにユーザ出力を提供するためのユーザインタフェースと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスを記憶するためのメモリと、
少なくとも1つの他の計算装置から計算装置がメッセージを受信できるようにするための通信インタフェースと、
複数のデータ要素及びデータ要素に関連するタイミングデータを抽出するためにメッセージに応答し、
タイミングデータに従ってユーザに向けてデータ要素を再生するための第2のメッセージフィールドをユーザインタフェースによって提供する
ためのアプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサと、
を含む。
【0031】
本発明の第8の態様によれば、ユーザが計算装置を操作できるようにするための方法が提供され、この方法は、
ユーザインタフェースを用いてユーザにユーザ出力を提供するステップと、
アプリケーションソフトウェアのインスタンスをメモリ内に記憶するステップと、
少なくとも1つの他の計算装置から計算装置がメッセージを受信することを可能にするステップと、
複数のデータ要素及びデータ要素に関連するタイミングデータを抽出するためにメッセージに応答し、
タイミングデータに従ってユーザに向けてデータ要素を再生するための第2のメッセージフィールドをユーザインタフェースによって提供する
ためのアプリケーションソフトウェアにアクセスしそれを実行するためのプロセッサを設けるステップと、
を含む。
【0032】
本発明の第9の態様によれば、第2の計算装置にメッセージが伝えられることを可能にするために第1の計算装置上でコンパイルされる構造化メッセージデータセットが提供され、このメッセージデータセットは、
複数のデータ要素を含むメッセージフィールドと、
データ要素に関連するタイミングデータであって、タイミングデータに従って第2の装置上でデータ要素を再生することがメッセージを定める、タイミングデータと、
を含む。
【0033】
一実施形態では、タイミングデータがシーケンシングデータ及び時系列データの1つ又は複数を含む。
【0034】
一実施形態では、タイミングデータの少なくとも一部がデータ要素のサブセットに関係する。
【0035】
一実施形態では、タイミングデータの少なくとも一部が単一のデータ要素に関係する。
【0036】
一実施形態では、第1の計算装置が第1のユーザによって操作され、第1のユーザからユーザ入力を受け付けるための第1のユーザインタフェースを含み、第1のユーザインタフェースにユーザ入力を与える第1のユーザによってデータ要素がメッセージフィールド内に含められる。
【0037】
一実施形態では、第1の計算装置が、タイミングデータを導出するためにメッセージフィールド内に含まれているデータ要素のシーケンシング及び/又は時系列の何れか又は両方に応答する第1のメッセージングモジュールを含む。
【0038】
本明細書の全体を通して「一実施形態」、「一部の実施形態」、又は「実施形態」への言及は、その実施形態に関して説明する特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書の全体にわたる様々な箇所における「一実施形態では」、「一部の実施形態では」、又は「実施形態では」という語句の出現は必ずしも全てが同じ実施形態に言及するとは限らないがその可能性もある。更に1つ又は複数の実施形態では、本開示から当業者に明らかになるように特定の特徴、構造、又は特性を任意の適切なやり方で組み合わせることができる。
【0039】
本明細書で使用するとき、別途規定しない限り、共通の対象物を説明するための「第1の」、「第2の」、「第3の」等の順序形容詞の使用は、同様の対象物の様々な例が参照されていることを示すに過ぎず、そのように記載する対象物が時間的に、空間的に、順位において、重要度において、又は他の任意のやり方で所与の順番になければならないことを含意することは意図しない。
【0040】
文脈が明確に必要としない限り、添付の特許請求の範囲及び本明細書の説明では「comprising(~を含んでいる)」、「comprised of(~で構成される)」、又は「which comprises(~を含む)」という用語は何れも「後続の要素/特徴を少なくとも含むが他を排除しない」ことを意味する非限定語である。従って特許請求の範囲で使用する場合、「comprising(~を含んでいる)」という用語はその後に列挙される手段、又は要素、又はステップに限定されると解釈すべきではない。例えば「a device comprising A and B(AとBとを含む装置)」という表現の範囲は、要素A及び要素Bだけで構成される装置に限定すべきではない。本明細書で使用するとき、「including(~を含んでいる)」、「which includes(~を含む)」、又は「that includes(~を含む)」という用語の何れもやはり「その用語の後に続く要素/特徴を少なくとも含むが他を排除しない」ことを意味する非限定語である。従って「including(~を含んでいる)」という用語は「comprising(~を含んでいる)」と同意語であり、それを意味し、且つそれと交換可能に使用することができる。
【0041】
本明細書で使用するとき、「例示的」という用語は、品質を示すこととは対照的に例を与えることを意味する。つまり「例示的実施形態」とは、必ず例示的品質の実施形態であることとは対照的に例として与えられる実施形態である。
【0042】
次に、本発明の好ましい実施形態を添付図面に関して専ら例として記載する。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の一実施形態によるシステムの概略図である。
図2図1のシステムの例示的動作を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステム及び方法、並びにそのシステム及び方法に使用するための構造化メッセージデータセットを本明細書に記載する。
【0045】
図1を参照し、第1のユーザ103が操作するスマートフォン102形式の第1の計算装置と、第2のユーザ105が操作するスマートフォン104形式の第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするためのシステム101が示されている。システム101は、1つ又は複数のプロセッサ、メモリ、1つ又は複数の通信インタフェース、電源、及びそのような他のコンポーネントを含むスマートフォン102のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせの形を取る第1のメッセージングモジュールを含む。スマートフォン102は、ユーザ103がスマートフォンにユーザ入力を与えることを可能にし、スマートフォン102がユーザ103にユーザ出力を与えることを可能にするためのユーザインタフェース111も含む。第1のメッセージングモジュールはユーザインタフェース上でユーザ103に対するユーザ出力において提示される第1のメッセージフィールドを提供し、ユーザ103はその中に複数のテキスト要素を入力することができる。テキスト要素の入力に応答し、プロセッサがテキスト要素に関連するタイミングデータをコンパイルし、テキスト要素及びタイミングデータを示すメッセージを生成する。1つ又は複数の通信インタフェース112の形を取る通信モジュールは、スマートフォン102からスマートフォン104へのメッセージの通信を典型的には共通通信システムを介して可能にする。スマートフォン104上の第2のメッセージングモジュールは、1つ又は複数のプロセッサ、メモリ、1つ又は複数の通信インタフェース、電源、及びそのような他のコンポーネントを含むスマートフォン104のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせの形を取る。スマートフォン104は、ユーザ105がスマートフォン104にユーザ入力を与えることを可能にし、スマートフォン104がユーザ105にユーザ出力を与えることを可能にするためのユーザインタフェース114も含む。第2のメッセージングモジュールはテキスト要素及びタイミングデータを抽出するために、及びタイミングデータに従ってユーザ105にテキスト要素を再生するための第2のメッセージフィールドをインタフェース114上で提供するためにメッセージに応答する。
【0046】
一部の実施形態では、メッセージ内にタイミングデータを含めないことをユーザ103が選ぶことができ、そのことは従来のテキストメッセージとしてスマートフォン104にメッセージが送信されることをもたらす。
【0047】
システム101の例示的な動作を図2に関して示す。大きく見ると、この実施形態はユーザ103がユーザ105にメッセージを送信すること、又は複数のかかる他のユーザにメッセージをブロードキャストすることを可能にする。かかるメッセージの受信者であるユーザはメッセージを再生することができる。メッセージは、メッセージが閲覧される、つまり再生されるたびに、メッセージによって中継されるコンテンツがメッセージ内に含まれるタイミング情報に照らして変化可能又は変更可能であるように構成され得る。従ってブロードキャストされるとき、所与の受信者のための連続再生に際して異なるように再生可能な又は異なる受信者について異なるように再生可能なメッセージをユーザ103がスマートフォン102上でコンパイルすることができる。決して同じやり方で2回再生されないようにメッセージを構成することもできる。
【0048】
図2に示す動作では、システム101は、1対1のチャット又はグループチャット内でメッセージを送信することができるメッセージングシステムとして実装される。
【0049】
以下の説明はメディア要素を含む「メディア」の再生機能に焦点を当てるが、本実施形態はテキストだけを使用する再生にも適用可能であることが理解されよう。テキストだけの再生は、参照番号1によって示すテキストフィールド内にユーザ103が(制御文字を含む)任意のテキスト文字、テキスト文字列等をタイプ入力することを可能にする。ユーザ103がタイプ入力すると、第1のメッセージモジュールが、シーケンス及び時系列を含むメッセージフィールド内の全ての動き、及び変更が新たな文字を追加することか、既存の文字を削除することか等を記録する。これにより、第1のメッセージモジュールは提出されるメッセージに関する要素データ及びタイミングデータをコンパイルできるようになる。
【0050】
この実施形態では、ユーザ103は再生可能なものとしてメッセージを送信する必要がない。そのような決断が下される場合、ユーザ103は、メッセージフィールド内に所要のメッセージを入力した後、図示の送信アイコンをタップするだけでよい。そのようにタップすることは、送信アイコンのタップ時にメッセージフィールド内に含まれるテキストを表す標準メッセージとしてメッセージが送信されることをもたらす。つまり、タイミングデータも削除済みテキストも送信されない。
【0051】
タイミングデータ及び任意の削除済みデータ要素を含むメッセージを送信するために、ユーザ103は送信アイコンを少なくとも所定の期間(この実施形態では1秒間)にわたって押し、メッセージデータ及びタイミングデータの両方がメッセージ内に含まれる。つまりメッセージはそのコンパイルの所望の全てのアーティファクトを含み、かかるアーティファクトは一部の例では削除、書き換え、又は他のかかる編集を含もうが、ユーザ103によってタイプ入力され或いは構築されるメッセージの完全な(シーケンシング及び時系列の両方を含む)作成履歴を含む。
【0052】
図2のステップ1で、ユーザ103は上記で説明したように(テキストフィールドとして示す)メッセージフィールド内にタイプ入力した後、本発明に従って再生メッセージを送信することができる。ユーザ103がメディア再生要素を送信することを望む場合、そのユーザは図示のプラスアイコンをタップしてより大きいメニューにアクセスする。
【0053】
ステップ2で、ユーザ103は再生機能をタップしてメディア再生セクションをインタフェース111内で開く。ステップ3で、メディア再生セクションが開かれ、大きいテキストフィールドがある。このテキストフィールドはテキスト入力に関して上記で説明したメッセージフィールドと同様に動作し、メッセージモジュールは発生している各アクション、アクションが発生したシーケンス、並びにアクションの時系列及びアクション間の時系列を記録する。
【0054】
ステップ4で、ユーザ103がテキストフィールド内にメッセージのタイプ入力を開始する。図示の画面(つまりインタフェース111の一部であるスマートフォン102のタッチスクリーン)の左下において、早送りアイコン及び視聴アイコンである2つの矢印アイコンによって提供されるオプションがあることに留意すべきである。このアイコンは、最終的に生成されるメッセージがどれ位速く受信者に対して再生されるのかをユーザ103が制御することを可能にする。この制御はテキストだけを含むメッセージにも提供される。
【0055】
ステップ5で、左から右に見たとき、以下のオプションがユーザ103に提供されている:
・(上述の)再生速度。
・ステップ4における再生フローにメディアファイルをタップして追加。
・ステップ4にライブ写真/メディアファイルをタップして追加。
・ステップ4に音声ファイルをタップして追加。
・非表示のデータ領域にアクセスしてそこからステップ4にメディア又はデータを引き出す。
・現状コンパイルされているものとしてドラフトメッセージをプレビューする。
【0056】
他の実施形態では、他の再生効果を可能にするために上記のオプションの代わりに又は上記のオプションに加えて異なるオプションがユーザ103に提供される。
【0057】
ステップ6で、ユーザ103はコンパイルされているメッセージにメディアファイルを追加するために前出のオプションの一覧内の第2のオプションをタップすることを選ぶ。この例では、ユーザ103がメッセージ内に含めるための写真、つまり画像ファイルを選択する。
【0058】
ステップ7で、ユーザ103は3つの別個の画像ファイルで構成される3つの写真を選択する。写真又は他の任意のメディアは一緒に選択する必要がないことに留意すべきである。このステップで所望の写真のサブセットを選択し、インタフェースがステップ4に戻った後で更に多くのテキストを追加することができる。これによりユーザ103はステップ6及びステップ7を繰り返して、中間テキストによってデータ要素の全体的なシーケンス内で隔てられる他のメディア、写真等を追加することができる。
【0059】
ステップ8で、ステップ7において選択された3つの写真が追加され、再生のメディアコンテンツ用の設定画面が便宜上開かれる。次いでユーザ103は、この領域内の任意のメディアアイテムをタップしてそのアイテムに焦点を絞り、その主なものを以下で述べる更なるオプションと対話することができる。
【0060】
ステップ9で、メッセージ内の次のデータ要素の表示に進む前に再生中に所与の写真を受信者の画面上でどれ位長く表示するのかを選択したい場合、ユーザ103はこのオプションをタップする。かかる次のアイテムデータ要素はテキスト、音声、ビデオ、別の写真等とすることができる。
【0061】
ステップ10で、ユーザ103はこのオプションをタップして、関連するメディアファイルがその後の再生内で提示されなくなるまで受信者による連続再生中に何回閲覧されるのかを選択することができる。
【0062】
ステップ11で、ステップ9に関するこの実施形態のオプションが表示されている。具体的には、ユーザ103は再生が次のアイテムに進む前に受信者に対して写真を表示する時間の長さを選択することができる。時間制限がないことを選ぶことができ、それが選択される場合、受信者はメッセージ内の次のデータ要素を表示するために再生中に画像を手動でタップする必要があることに留意されたい。
【0063】
ステップ12で、ステップ10に関するこの実施形態のオプションが表示されている。ユーザ105による連続再生内で表示されなくなるまで特定のデータ要素、つまりテキスト文字、テキスト文字列、メディア片等が何回表示されるのかを選択することはユーザ103に委ねられている。とりわけ写真に関してロジック及びオプションが示されているが、それらはテキスト、ビデオ、及び他のデータ要素にも等しく適用可能であることが理解されよう。
【0064】
この実施形態では、受信者ごとに固有であるようにタイミングデータがコンパイルされる。再生されなくなるまで2回再生されるようにユーザ103によってコンパイルされ、ユーザ105及び更なるユーザ(不図示)にメッセージがブロードキャストされるビデオを説明に役立つ例に取る。ユーザ105がメッセージの単一の再生を開始し、次いで再生を再び開始した場合、どちらの再生中もユーザ105にビデオが提示される。ユーザ105が再生を3回目に開始すると、そのユーザにビデオは提示されない。その後、更なるユーザが自らの計算装置を使って再生を開始した場合、その更なるユーザにビデオが提示され、その更なるユーザがメッセージの次の再生を開始する場合も同様にビデオが提示される。但し再生を3回目に開始すると、その更なるユーザにビデオは提示されない。
【0065】
他の実施形態では、再生のカウントを導出する際、全ての受信者による全ての再生の開始にブロードキャストメッセージが応答する。
【0066】
ステップ13で、ステップ11において設定された任意の時間がメイン設定画面上に便宜上表示される。
【0067】
ステップ14で、ユーザ103は適用ボタンをタップすることによって現状コンパイルされているものとしてメッセージの承認を確認することができ、適用ボタンをタップすることはこのモジュールをステップ4に戻す。
【0068】
ステップ15で、ステップ4におけるデータ要素のシーケンスに3つの画像が追加され、ユーザ103がメッセージフィールド内に更にテキスト文字を入力している。ユーザ103がメディアファイル又は入力テキストの任意の部分を編集したい場合、そのユーザは編集しようとするアイテムを単にタップしホールドするだけでよく、ステップ8における設定画面にアクセスするためのオプションが表示される。
【0069】
ステップ16で、ユーザ103は部分的に又は完全にコンパイルされた任意のメッセージを保存オプションによって保存することができる。
【0070】
ステップ17で、スマートフォン104上で再生するためにシステム1を使用して作成され、メディアファイルを含むメッセージの別の例が示されている。この再生用のメッセージはテキスト、画像、音声、及びビデオを含むことを指摘しておく。かかるメッセージはランダムに、或いはデータ要素のシーケンスで構築し作成することができる。
【0071】
ステップ18で、ユーザ103は作成したメッセージをスマートフォン104に送信し、ユーザ105がそのメッセージの再生を開始する。メッセージは作成された通りに、並びに再生メッセージ内のデータ要素のタイミング、頻度、及び配置を検出するための多数のロジックのアイテムに基づいて再生される。特に図2に示すように、表示されなくなるまで残り1秒の状態で画像が表示されている。
【0072】
ステップ19で、スマートフォン104のインタフェース114によって示すメッセージフィールド内でメッセージのテキスト要素が再生を続ける。メッセージをコンパイルするとき、ユーザ103はタイプ速度を速くする又は遅くする能力を有することに留意すべきである。
【0073】
ステップ20で、ステップ17において設定されたビデオアイテムに到達するまで再生し続けることを許可される通り、メッセージが表示されている。ビデオが終了した後、「bet you didn’t see that coming hey?」というテキスト文字列を含むメッセージ内の次のデータ要素が提示される。
【0074】
この実施形態では、ユーザ105はメッセージの再生中に早送りスキップ又は巻き戻しスキップすることができない。一部の実施形態では、ユーザ105は早送りスキップ若しくは巻き戻しスキップすることができ、及び/又はテキスト要素若しくは他のデータ要素に関係するとき再生速度を変更する能力も与えられる。
【0075】
好ましい実施形態のメッセージに使用されるデータ構造の一例を以下に示す:

“speed” : 2,
“text” : “Hello ◆◆, this is a test that includes all media types ◆, the purpose of this text to if to write a document about it ◆”,
“attachments” : {
“{49, 1}” : {
“timpeLapse” : 0,
“display” : 4,
“id” : “26B161F2-0B49-41B0-B861-560D3CBAD348”,
“type” : 1,
“url” : “https://.../26B161F2-0B49-41B0-B861-560D3CBAD348.mov”
},
“{82, 1}” : {
“timpeLapse” : 0,
“display” : 4,
“id” : “4D6866EE-3714-4D40-A234-B991DF4FDE97”,
“type” : 2,
“url” : “https://.../4D6866EE-3714-4D40-A234-B991DF4FDE97.aac”
},
“{6, 1}” : {
“timpeLapse” : 5,
“display” : 5,
“id” : “7AFFF059-D0B6-45C2-93DD-00DF4DE16C76”,
“type” : 0,
“url” : “https://.../7AFFF059-D0B6-45C2-93DD-00DF4DE16C76.jpg”
},
“{7, 1}” : {
“timpeLapse” : 0,
“display” : 0,
“id” : “A3530430-7D21-4FC7-B1E0-BB765A17D07E”,
“type” : 0,
“url” : “https://.../A3530430-7D21-4FC7-B1E0-BB765A17D07E.jpg”


【0076】
このメッセージは、表示可能なデータ要素、並びにその表示のシーケンシング及び時系列がユーザ103によって指示されることを可能にするためのタイミングデータを示す。上記の構造では以下のメインフィールドが使用されている:
speed-このフィールドは1、2、又は3の値を有することができる。
text-このフィールドは、(テキストアイテムではない「◆」の文字を除外するが)ユーザインタフェース114内で表示されるメッセージの中に含まれる生テキストを含む。それぞれの◆(非テキストアイテム)はメディアアイテムを参照し、インタフェース114によってユーザ105にそのようには提示されない。たとえテキストが全て提示されても、特殊文字を使用することは神秘的な感覚が残ることを可能にする。メッセージの再生中、非テキストアイテム◆はリンクされたメディア又は他の要素を表示するためのラージフォーマット(large format)に変化し、その後、そのメディア要素の再生終了時にその元の状態に戻る。
attachments-このフィールドはメディア要素のインスタンスを含むディクショナリである。例えば{6,1}の位置がメディアアイテムを含む場合、それはインデックス6における文字列、及びその長さが1であることを意味する(メディアアイテムの長さは常に1だが、他の実施形態では長さが1よりも大きくてもよい)。
【0077】
メディア要素のために本実施形態で使用されるデータ構造は以下の通りである:

“timpeLapse” : 0,
“display” : 0,
“id” : “A3530430-7D21-4FC7-B1E0-BB765A17D07E”,
“type” : 0,
“url” : “https://.../A3530430-7D21-4FC7-B1E0-BB765A17D07E.jpg”
【0078】
この構造内のフィールドは以下を含む:
timeLapse-ビデオ及び他のメディアは典型的には所定の時間を有するので画像についてのみだが、このフィールドは各メディアアイテムの(秒単位の)時間を表示する。このフィールドの値が0の場合、ユーザ105がタップするまで画像が自動で閉じることはない。ビデオ及び音声要素では、このフィールド内の値は常に0に設定される。
display-このフィールドは関連する各メディア要素をユーザが見ることができる回数である。ユーザが総割当量に達した場合、メッセージの次の再生はメディア要素を無視し、メッセージによって定められるシーケンス内の次のデータ要素に進む。このフィールド内の値が0の場合、メディア要素を無限の回数見ることができる。
id-このフィールドは、スマートフォン102及び/又は104上でローカルにアプリケーションによって作成される、又は両方のスマートフォンが通信するシステムサーバ(不図示)上で中心的に作成されるメディア要素の一意識別子である。このフィールドはメディア要素を命名し、ユーザ105に提示することができる回数を管理するために使用される。
type-このフィールドはメディア要素のためのメディアの種類を指定する。この実施形態では0の値は画像用であり、1はビデオ用であり、2は音声用である。
url-このフィールドはシステムサーバ上のメディア要素へのリンクを含む。
【0079】
第2のメッセージングモジュールは、単独で又はシステムサーバと組み合わせて、メディア要素を呼び戻し、それらを表示する残り回数を管理するためのディクショナリを提供するためにソフトウェアを実行する。この活動はremainingTimesOfCalledPlaybackのデータフィールドにデータ投入するために使用される。データ要素が無限のビューを有する(つまり表示フィールドが0に設定される)場合、そのデータ要素はこの検査によって無視される。
【0080】
メッセージの再生中に第2のメッセージモジュールがメディア要素に到達する場合、第2のメッセージモジュールはメディア要素の一意idを使用してディクショナリを検査する。0を上回る設定を有する有効なメディア要素のそれぞれの閲覧後に値が1ずつ減らされる。この値がなくなるとメッセージの次の再生中にこのメディア要素が提示されなくなる。例えばメディア要素が0の表示値を有する場合、そのメディア要素は無視され、表示が関係する限りそのメディア要素にロジックは適用されない。しかしメディア要素が1を上回る値を有する場合、その値がremainingTimesOfCalledPlaybackに記憶され、その際、その値が1まで減るとメディアが完全に無視されることが引き起こされる。
【0081】
上記の開示は、第1のユーザが操作する第1の計算装置と第2のユーザが操作する第2の計算装置との間のメッセージングを可能にするための様々な重大なシステム及び方法、並びにかかるシステム及び方法に使用するための重大な構造化メッセージデータセットを提供することが理解されよう。
【0082】
特記しない限り、以下の解説から明らかなように本明細書の全体を通して「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」、「分析する」等の用語を利用する解説は、電子量等の物理量として表されるデータを物理量として同様に表される他のデータに操作及び/又は変換するコンピュータ若しくは計算システム又は同様の電子計算装置のアクション及び/又はプロセスを指すことが理解されよう。
【0083】
同様に「プロセッサ」という用語は、例えばレジスタ及び/又はメモリからの電子データを、例えばレジスタ及び/又はメモリ内に記憶され得る他の電子データに変換するように処理する任意の装置又は装置の一部を指し得る。「コンピュータ」、又は「計算機」、又は「計算プラットフォーム」は1つ又は複数のプロセッサを含み得る。
【0084】
本明細書では「データ要素」に言及した。この用語はテキスト文字若しくはファイル、又は特殊文字を含むテキスト文字列、及びファイルの組み合わせ又はグループ等、単一のデータ要素を表すために使用した。これらの要素の複数及び様々な種類の要素の組み合わせを単一のメッセージ内に含めることができる。但しこれは所与のメッセージ内に含まれる全てのデータ要素が全て一緒に記憶され又は一緒に伝送される必要があることを含意するものではなく、メッセージがどのように記憶され又は伝送されたとしても、組み立てられ又はアクセスされるとき機能全体を提供することを単に含意する。
【0085】
本明細書に記載した方法論は、一実施形態では、プロセッサの1つ又は複数によって実行されるとき、本明細書に記載した方法の少なくとも1つを行う1組の命令を含むコンピュータ可読(機械可読とも呼ぶ)コードを受け入れる1つ又は複数のプロセッサによって行われ得る。取るべきアクションを指定する(連続又は非連続の)1組の命令を実行することができる任意のプロセッサが含まれる。従って、一例は1つ又は複数のプロセッサを含む典型的な処理システムである。各プロセッサは、CPU、グラフィック処理装置、及びプログラム可能DSPユニットの1つ又は複数を含み得る。処理システムは、メインRAM、及び/又はスタティックRAM、及び/又はROMを含むメモリサブシステムを更に含み得る。コンポーネント間で通信するためのバスサブシステムが含まれ得る。処理システムは更に、ネットワークによって結合されるプロセッサを有する分散処理システムであり得る。処理システムがディスプレイを必要とする場合、かかるディスプレイ、例えば液晶ディスプレイ(LCD)又は陰極線管(CRT)ディスプレイが含まれ得る。手動データ入力が必要とされる場合、処理システムは、キーボード等の英数字入力ユニット、マウス等のポインティング制御装置、タッチスクリーン、手で押すことができる1つ又は複数のボタン等のうちの1つ又は複数等の入力装置も含む。本明細書で使用するとき、メモリユニットという用語は、文脈から明らかな場合及び別途明確に示されない限りディスクドライブユニット等のストレージシステムも包含する。一部の構成における処理システムは音声出力装置及びネットワークインタフェース装置を含み得る。従ってメモリサブシステムは、1つ又は複数のプロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載した方法の1つ又は複数を行わせるための1組の命令を含むコンピュータ可読コード(例えばソフトウェア)を搬送するコンピュータ可読キャリヤ媒体を含む。本方法が幾つかの要素、例えば幾つかのステップを含む場合、かかる要素の如何なる順序付けも特に明記しない限り含意しないことに留意されたい。ソフトウェアはハードディスク内にあることができ、又はコンピュータシステムによるその実行中にRAM及び/又はプロセッサ内に完全に又は少なくとも部分的にあり得る。従って、メモリ及びプロセッサはコンピュータ可読コードを搬送するコンピュータ可読キャリヤ媒体も構成する。
【0086】
更にコンピュータ可読キャリヤ媒体は、コンピュータプログラム製品を形成し又はコンピュータプログラム製品内に含まれ得る。
【0087】
代替的実施形態では、1つ又は複数のプロセッサが独立型装置として動作し、又はネットワーク配備で他のプロセッサに接続、例えばネットワーク接続され得る。1つ又は複数のプロセッサは、サーバユーザネットワーク環境においてサーバ又はユーザマシンの容量内で、又はピアツーピア若しくは分散型ネットワーク環境においてピアマシンとして動作し得る。1つ又は複数のプロセッサは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、セルラ電話、ウェブ器具、ネットワークルータ、スマートフォン、スイッチ若しくはブリッジ、又はそのマシンによって取られるアクションを指定する(連続又は非連続の)1組の命令を実行することができる任意のマシンを形成し得る。
【0088】
本明細書に記載した方法のそれぞれの一実施形態は、1組の命令、例えば1つ又は複数のプロセッサ、例えばウェブサーバ構成の一部である1つ又は複数のプロセッサ上で実行するためのコンピュータプログラムを搬送するコンピュータ可読キャリヤ媒体の形を取る。従って、当業者によって理解されるように、本発明の実施形態は方法として、専用機器等の機器として、データ処理システム等の機器として、又はコンピュータ可読キャリヤ媒体、例えばコンピュータプログラム製品として具現化され得る。コンピュータ可読キャリヤ媒体は、1つ又は複数のプロセッサ上で実行されるとき、1つ又は複数のプロセッサに方法を実装させる1組の命令を含むコンピュータ可読コードを搬送する。従って本発明の態様は、方法、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアの側面とハードウェアの側面とを組み合わせる実施形態の形を取り得る。更に本発明は、その中に具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを搬送するキャリヤ媒体(例えばコンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品)の形を取り得る。
【0089】
一実施形態では、記憶域内に記憶される命令(コンピュータ可読コード)を実行する処理(即ちコンピュータ)システムの適切なプロセッサ(又は複数のプロセッサ)によって解説した方法のステップが行われることが理解されよう。本発明は、如何なる特定の実装形態又はプログラミング技法にも限定されず、本発明は本明細書に記載した機能を実装するための任意の適切な技法を使用して実装できることも理解されよう。本発明は如何なる特定のプログラミング言語又はオペレーティングシステムにも限定されない。
【0090】
本発明の例示的実施形態についての上記の説明では、本開示を簡素化し、本発明の様々な態様の1つ又は複数の理解を助ける目的で本発明の様々な特徴を単一の実施形態、図面、又はその説明にまとめている場合があることを理解すべきである。但しこの開示方法は、特許請求の範囲に記載する本発明が、それぞれの請求項の中で明確に列挙されるよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものだと解釈すべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲が反映するように、本発明の態様は上記で開示した単一の実施形態の全ての特徴よりも少ないものにある。従って、詳細な説明に続く特許請求の範囲をこの詳細な説明に明示的に援用し、各請求項は本発明の別個の実施形態として独立している。
【0091】
更に当業者によって理解されるように、本明細書に記載した一部の実施形態は、他の実施形態に含まれる特徴の幾つかを含むがそれ以外の特徴を含まず、様々な実施形態の特徴の組み合わせが本発明の範囲に含まれ、様々な実施形態を形成することが意図される。例えば添付の特許請求の範囲では、特許請求の範囲に記載する実施形態の何れも任意の組み合わせで使用することができる。
【0092】
更に、実施形態の一部はコンピュータシステムのプロセッサによって又は機能を実行する他の手段によって実装され得る方法として又は方法の要素の組み合わせとして本明細書に記載した。従って、かかる方法又は方法の要素を実行するのに必要な命令を有するプロセッサは方法又は方法の要素を実行するための手段を形成する。更に、機器の実施形態について本明細書に記載した要素は、本発明を実行する目的で要素によって行われる機能を実行するための手段の例である。
【0093】
本明細書で示した説明では多くの具体的詳細を記載した。しかし、本発明の実施形態はそれらの具体的詳細なしに実践され得ることが理解されよう。他の例では、本明細書の理解を不明瞭にしないために周知の方法、構造、及び技法は詳細には示していない。
【0094】
同様に、特許請求の範囲で使用するとき、「結合」又は「接続」という用語は直接接続のみに限定されると解釈されるべきではないことに留意すべきである。「結合」及び「接続」という用語はそれらの派生語と共に使用され得る。これらの用語は互いの同意語として意図されていないことを理解すべきである。従って「a device A coupled to a device B(装置Bに結合された装置A)」という表現の範囲は、装置Aの出力が装置Bの入力に直接接続される装置又はシステムに限定されるべきではない。かかる表現はAの出力とBの入力との間に他の装置又は手段を含む経路であり得る経路が存在することを意味する。「結合」又は「接続」は2つ以上の要素が直接物理的に接触すること若しくは直接電気的に接触すること、又は2つ以上の要素が互いに直接接触していないが、依然として互いに協働し又は相互作用することを意味し得る。
【0095】
従って、本発明の好ましい実施形態だと考えられる内容を説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく他の及び更なる修正をそれらの実施形態に加えることができること、並びにそのような全ての変更及び修正が本発明の範囲に含まれると主張するつもりであることを当業者なら認識されよう。例えば上記で示した任意の論式は使用され得る手続きを単に表している。機能はブロック図に追加し又はブロック図から削除することができ、操作は機能ブロック間で交換することができる。ステップは、本発明の範囲の中で記載した方法に追加し又はかかる方法から削除することができる。
図1
図2
【国際調査報告】