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特表2022-525359自動車両を再充電するために共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置
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  • 特表-自動車両を再充電するために共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-12
(54)【発明の名称】自動車両を再充電するために共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置
(51)【国際特許分類】
   H02J 50/12 20160101AFI20220502BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20220502BHJP
   H01F 38/14 20060101ALI20220502BHJP
   B60L 53/122 20190101ALI20220502BHJP
   B60L 5/00 20060101ALI20220502BHJP
   B60M 7/00 20060101ALI20220502BHJP
【FI】
H02J50/12
H02J7/00 301D
H02J7/00 P
H01F38/14
B60L53/122
B60L5/00 B
B60M7/00 X
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555568
(86)(22)【出願日】2020-03-13
(85)【翻訳文提出日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 EP2020056867
(87)【国際公開番号】W WO2020187747
(87)【国際公開日】2020-09-24
(31)【優先権主張番号】1902663
(32)【優先日】2019-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(31)【優先権主張番号】1908453
(32)【優先日】2019-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(31)【優先権主張番号】1908454
(32)【優先日】2019-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(31)【優先権主張番号】1908455
(32)【優先日】2019-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(31)【優先権主張番号】1908456
(32)【優先日】2019-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508075579
【氏名又は名称】ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100202429
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 信人
(72)【発明者】
【氏名】ニコラ、ラベ
(72)【発明者】
【氏名】ガエタン、ディディエ
(72)【発明者】
【氏名】ドニ、ネッター
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン、フォンシャスタニエ
(72)【発明者】
【氏名】ヌールディーヌ、タコラベ
(72)【発明者】
【氏名】アミドレザ、ザンディ
【テーマコード(参考)】
5G503
5H105
5H125
【Fターム(参考)】
5G503FA06
5G503GB08
5H105AA17
5H105BA09
5H105BB05
5H105CC07
5H105CC19
5H105DD12
5H105GG03
5H105GG11
5H125AA01
5H125AC12
5H125AC26
5H125FF15
(57)【要約】
第1キャパシタンス(C1)、並びにインダクタンス(L1)及び第1抵抗(R1)を備える第1巻線(E1)を備える受電器(1)共振回路又は送電器共振回路への共振誘導結合を介した非接触電力伝送を実行する送電器(2)共振回路又は受電器共振回路であって、送電器共振回路(2)は、値C2’の第2キャパシタンス(C2)、並びに値L2’の第2インダクタンス(L2)及び値R2’の第2抵抗(R2)を備える第2巻線(E2)を備え、送電器共振回路(2)は、w2=1/V(L2’×C2’)であるような固有角周波数u>2、及びf2=w2/(2π)であるような固有周波数f2を有する送電器共振回路又は受電器共振回路において、第2インダクタンス(L2)の値は所定の態様で変動することを特徴とする送電器(2)共振回路又は受電器共振回路。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1キャパシタンス(C1)、並びにインダクタンス(L1)及び第1抵抗(R1)を備える第1巻線(E1)を備える第2共振回路、特に送電器又は受電器(1)への共振誘導結合を介した非接触電力伝送を実行する第1共振回路、特に送電器(2)又は受電器であって、
前記第1共振回路は、値C2’の第2キャパシタンス(C2)、並びに値L2’の第2インダクタンス(L2)及び値R2’の第2抵抗(R2)を備える第2巻線(E2)を備え、
前記第1共振回路は、ω2=1/√(Leq×C2’)であるような固有角周波数ω2、前記第1共振回路の等価インダクタンスであるLeq、及びf2=ω2/(2π)であるような固有周波数f2を有する
第1共振回路において、
前記等価インダクタンスのインダクタンス値Leq、特に前記第2インダクタンスL2(Leq)は所定の態様で変動することを特徴とする第1共振回路。
【請求項2】
前記第2インダクタンス(L2)の値は、Leq=L2’である場合、所定の周波数において、平均値L2moyを中心としたインダクタンスの変動の所定の振幅hLで変動するため、前記固有角周波数は、ω2moy=1/√(L2moy×C2’)により、平均値ω2moyを中心とした角周波数の変動の所定の振幅hωで変動する、請求項1に記載の第1共振回路。
【請求項3】
前記所定の周波数は、前記送電器共振回路(2)を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させるように選択される、請求項2に記載の第1共振回路。
【請求項4】
前記第1共振回路は、前記第2共振回路に同調されるように配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項5】
前記所定の周波数は、前記送電器共振回路(2)の前記固有周波数の2倍に等しく、許容誤差ε内にあり、前記許容誤差は、特にεがε=√(((1/2)×hL×ω2moy)-(R2’/L2’))であるような許容誤差であることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項6】
角周波数の変動の前記所定の振幅は、厳密には2×(R2’/L2’)×√(L2’×C2’)より大きい、請求項2から5のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項7】
前記第2インダクタンス(L2)は、ロータ(6)とステータ(3)とをそれらの間にギャップを有して備える可変磁気抵抗組立体によって形成され、
前記ステータ(3)は、ソレノイド(5)と複数のステータアーム(4)とを備え、全ての前記ステータアーム(4)は、前記ソレノイド(5)を電流が通過するときに全体として単一の磁極を形成し、前記磁極は、特に前記ギャップの側から考察され、
前記ロータ(6)は、前記ソレノイド(5)を電流が通過するときに単一の磁極を形成する複数のロータアーム(7)を備え、前記磁極は、特に前記ギャップの側から考察される、
請求項1から6のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項8】
前記第2インダクタンス(L2)は、電気的に並列に接続されたソレノイド(5)及び電子電圧インバータ(9)によって形成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項9】
前記受電器共振回路(2)は、前記第2インダクタンス(L2)と直列に接続された値L2f’の制御インダクタンス(L2f)をさらに備え、LeqはL2’+L2f’と等しい、請求項1に記載の第1共振回路。
【請求項10】
前記制御インダクタンスは、特に前記制御インダクタンスの電気的挙動及び前記インダクタンスL2f’の前記値をエミュレートするように配置された電子電圧インバータ(9)によって形成される、請求項9に記載の第1共振回路。
【請求項11】
前記第2インダクタンス(L2)は磁気回路を備え、前記磁気回路は、前記第2巻線(E2)に対して可動な少なくとも1つの部分を備え、前記可動な部分は、特に電気モータによって駆動される、請求項1から10のいずれか一項に記載の第1共振回路。
【請求項12】
特に電力を用いて自動車両を充電又は再充電する目的で、共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置(100)において、
電源(10)、特にAC電源と、
第1キャパシタンス(C1)、並びにインダクタンス(L1)及び第1抵抗(R1)を備える第1巻線(E1)を備える受電器共振回路(1)を形成する第2共振回路と、
請求項1から11のいずれか一項に記載の送電器共振回路(2)を形成する第1共振回路であって、前記送電器共振回路(2)は前記電源(10)によって通電される第1共振回路と
を備える装置(100)。
【請求項13】
特に電力を用いて自動車両を充電又は再充電する目的で、共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置(100)において、
電源(10)、特にAC電源と、
第1キャパシタンス、並びにインダクタンス及び第1抵抗を備える第1巻線を備える送電器共振回路を形成する第2共振回路であって、前記第2回路は前記電源によって通電される第2共振回路と、
上記のような第1共振回路であって、受電器共振回路を形成する第1共振回路と
を備える装置(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送電器共振回路又は受電器共振回路に関し、また、電力を用いて推進される自動車両又は任意の種類の車両を充電又は再充電する目的で、共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
それ自体知られているように、電気エネルギーを貯蔵する装置を備えた自動車両又は任意の他の物体に、この物体が停止しているとき(この場合、静的充電と言われる)又は動いているとき(この場合、動的充電と言われる)、3~10kWの電力を、非接触伝送を介して供給することは技術的に可能である。次いで、非接触伝送を介したこの供給は、磁気的に結合され、同じ周波数に同調される複数の遠隔電気回路を用いて達成される。磁気結合回路は各々、少なくとも1つの共振LC素子を備えており、L及びCはそれぞれインダクタンス及びキャパシタンスを示す。
【0003】
この種の解決策における問題は、満足できる電力レベル、特に数kWを伝送するためには、各共振回路の動作周波数及び固有周波数に関して、特に85kHz以上程度の高周波数で動作する必要があることである。さらに、この種の解決策は、ソース内及び負荷内に位置する共振素子同士の間に短い距離を必要とする。
【0004】
このような高周波レベルでの動作では、主に、ストランドの断面が非常に小さく、例えば直径0.07mm以下であるソフトフェライト及びリッツ線などの高価な部品を使用する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、これらの欠点を少なくとも部分的に軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的のために、本発明の第1の主題は、第1キャパシタンス、並びにインダクタンス及び第1抵抗を備える第1巻線を備える第2共振回路、特に送電器又は受電器への共振誘導結合を介した非接触電力伝送を実行する第1共振回路、特に送電器又は受電器であって、
前記第1共振回路は、値C2’の第2キャパシタンス及び第2巻線を備え、
前記第2巻線は、値L2’の第2インダクタンス及び値R2’の第2抵抗を備え、
前記第1共振回路は、ω2=1/√(Leq×C2’)であるような固有角周波数ω2、第1共振回路の等価インダクタンスであるLeq、及びf2=ω2/(2π)であるような固有周波数f2を有する
第1共振回路において、
前記等価インダクタンスのインダクタンス値Leq、特に第2インダクタンスL2は所定の態様で変動することを特徴とする第1共振回路に関する。
【0007】
本発明では、送電器第1共振回路が、特に受電器における第2共振回路に磁気的に結合されているとき、第1共振回路、特に送電器によって第2共振回路、特に受電器に供給される落雷電流の振幅を増加させることが可能となる。
【0008】
本発明の一態様によれば、LeqはL2’と等しい。ω2=1/√(L2’×C2’)である。
【0009】
本発明の一実施態様によれば、第1共振回路は送電器共振回路であり、第2共振回路は受電器共振回路である。
【0010】
本発明の一実施態様によれば、第1共振回路は受電器共振回路であり、第2共振回路は送電器共振回路である。
【0011】
一実施態様によれば、第2インダクタンスは磁気回路を備える。
【0012】
一実施態様によれば、第2インダクタンスのインダクタンス値は、第2インダクタンスの磁気回路のリラクタンスの変動によって変動する。
【0013】
一実施態様によれば、第2インダクタンスの磁気回路は、第2巻線に対して可動な少なくとも1つの部分を備える。
【0014】
一実施態様によれば、第2インダクタンスの磁気回路は、第2巻線に対して固定された少なくとも1つの部分を備える。
【0015】
一実施態様によれば、固定部分及び可動部分は、強磁性又はフェリ磁性の材料を備える。
【0016】
一実施態様によれば、可動部分は移動中、突出部が他の突出部に対向して交互に、又は2つの突出部の間に位置するように設定される。
【0017】
一実施態様によれば、第2インダクタンスの磁気回路の可動部分は、電気モータによって駆動される。
【0018】
一実施態様によれば、第2インダクタンスは一体的に作られる。
【0019】
一実施態様によれば、第2インダクタンスは、特に略平坦形状のソレノイドを備える。
【0020】
一実施態様によれば、第2インダクタンスのインダクタンス値は、所定の周波数において、平均値L2moyを中心としたインダクタンスの変動の所定の振幅hLで変動するため、固有角周波数は、ω2moy=1/√(L2moy×C2’)により、平均値ω2moyを中心とした角周波数の変動の所定の振幅hωで変動する。
【0021】
したがって、本発明では、特に送電器である第1共振回路内の電流及び電圧の振幅を、より低い周波数及び/又はより長い距離での動作を可能にするのに充分高い増幅利得で増幅することが可能となる。
【0022】
一実施態様によれば、所定の周波数は、特に送電器である第1共振回路を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させるように選択される。
【0023】
したがって、本発明では、従来技術と比して非常に低いレベルの周波数を使用するにもかかわらず、増幅利得の導入によって、送電器共振回路と受電器共振回路との間で満足できるレベルの電力を非接触方法を使用して伝送することが可能となる。
【0024】
一実施態様によれば、第2キャパシタンスは略一定値を有する。
【0025】
一実施態様によれば、第1共振回路及び/又は第2共振回路は、1kW~500kW、特に1kw~150kWの電力を伝送するように配置される。
【0026】
一実施態様によれば、第1共振回路、特に送電器又は受電器は、第2共振回路、特に送電器又は受電器に同調されるように配置される。その結果、第1共振回路及び送電器第2共振回路は、実質的に同じ固有周波数を有する。
【0027】
一実施態様によれば、所定の周波数は、特に送電器である第1共振回路の固有周波数の2倍に等しく、許容誤差内にある。
【0028】
このような所定の周波数は、特に送電器である第1共振回路を流れる電流の振幅を増加させることを可能にする。
【0029】
一実施態様によれば、許容誤差εは、ε=√(((1/2)×hL×ω2moy)-(R2’/L2’))であるような許容誤差である。
【0030】
したがって、所定の周波数は、(2×f2)-εから(2×f2)+εの間に含まれる。
【0031】
一実施態様によれば、角周波数の変動の所定の振幅hωは、厳密には2×(R2’/L2’)×√(L2’×C2’)より大きい。
【0032】
一実施態様によれば、第2インダクタンスは、ロータとステータとをそれらの間にギャップを有して備える可変磁気抵抗組立体によって形成され、
前記ステータは、ソレノイドと複数のステータアームとを備え、全てのステータアームは、ソレノイドを電流が通過すると全体として単一の磁極を形成し、前記磁極は、特にギャップの側から考察され、
前記ロータは、ソレノイドを電流が通過すると単一の磁極を形成する複数のロータアームを備え、前記磁極は、特にギャップの側から考察される。
【0033】
一実施態様によれば、2つの隣接するロータアームは非磁性セグメントによって対として分離される。
【0034】
一実施態様によれば、2つの隣接するステータアームは非磁性セグメントによって対として分離される。
【0035】
一実施態様によれば、ステータアームの数はロータアームの数と等しい。
【0036】
変形例として、ステータアームの数はロータアームの数とは異なる。
【0037】
一実施態様によれば、各ステータアームは、ロータの回転軸に対して半径方向に延び、特にステータアームが延びる半径方向に対して垂直方向に積層された積層磁気シートの束を備える。
【0038】
一実施態様によれば、積層体は、ロータの回転軸に対して垂直方向に積層される。
【0039】
変形例として、積層は、ロータの回転軸に平行な方向に実行される。
【0040】
一実施態様によれば、各ロータアームは、ロータの回転軸に対して半径方向に延び、特にロータアームが延びる半径方向に対して垂直方向に積層された積層磁気シートの束を備える。
【0041】
一実施態様によれば、積層体は、ロータの回転軸に対して垂直方向に積層される。
【0042】
変形例として、積層は、ロータの回転軸に平行な方向に実行される。
【0043】
一実施態様によれば、ロータは非磁性シャフトを備える。
【0044】
これにより、磁束は軸方向において、シャフトを通らずにロータアームのみを通ることが可能となる。
【0045】
一実施態様によれば、各ロータアームは、特にロータの回転軸の側に半径方向に設置された突出セグメントを備える。
【0046】
これにより、ロータアームをシャフト上にしっかりと保持することが可能となり、また、外部の磁気源によって生成された磁束を導くことによって磁束漏れを制限することが可能となる。
【0047】
一実施態様によれば、ソレノイドは、平坦なターン、又は同心円状及び/若しくは軸方向に延びる複数のターンを備え、ターンは特にリッツ線を有さない。
【0048】
一実施態様によれば、ソレノイドは、ターンを流れる交流電流が厳密には3kHz未満になるように配置される。
【0049】
一実施態様によれば、ターンはリッツ線を備え、リッツ線の断面は厳密には0.2mmより大きい、特に厳密には0.3mmより大きい直径を備える。
【0050】
これにより、ワイヤの数を減らすことができるため、ソレノイドの実装を大幅に簡素化することができる。
【0051】
一実施態様によれば、ロータは、特に所定の速度Ωで回転することを可能にするためにモータに結合され、この速度は、回転数/sで表され、Ω=((2×f2)±ε)/(N)であるような速度であり、Nはステータアームの数である。
【0052】
一実施態様によれば、第2キャパシタンスは、特に少なくとも900μFのポリプロピレンコンデンサを備える。
【0053】
一実施態様によれば、第2インダクタンスは、電気的に並列に接続されたソレノイド及び電子電圧インバータによって形成される。
【0054】
一実施態様によれば、電子電圧インバータは、電力部品、例えば少なくとも2つのアームを形成するIGBTを備える。
【0055】
一実施態様によれば、電子電圧インバータは、DC制御電圧を用いて制御されるAC電圧を供給する。
【0056】
一実施態様によれば、DC制御電圧は、共振誘導結合を介して伝送される電力以上の電力を供給することが可能な電源によって提供される。
【0057】
一実施態様によれば、第1共振回路は、第2インダクタンスと直列に接続された値L2f’の制御インダクタンスをさらに備える。
【0058】
制御インダクタンスL2fのインダクタンス値L2f’は、所定の態様で変動する。
【0059】
本発明の一態様によれば、LeqはL2’+L2f’と等しい。ω2=1/√((L2’+L2f’)×C2’)である。
【0060】
一実施態様によれば、制御インダクタンスは、特に制御インダクタンスの電気的挙動及びインダクタンスL2f’の値をエミュレートするように配置された電子電圧インバータによって形成される。
【0061】
本発明では、第1共振回路が第2共振回路に磁気的に結合されているとき、第1共振回路、特に送電器によって第2共振回路、特に受電器に供給される落雷電流の振幅を増加させることが可能となる。
【0062】
一実施態様によれば、電子電圧インバータは、AC電圧が供給される2つの接続端子を有し、これら2つの接続端子は、間で制御インダクタンスがエミュレートされる2つの端子である。
【0063】
一実施態様によれば、制御インダクタンスのインダクタンス値L2f’は、2×ω2moyに等しい角周波数において、L2moyを中心にした時間の関数として正弦関数的に変動して、第2共振回路を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0064】
変形例として、制御インダクタンスのインダクタンス値L2f’は、固有角周波数ω2の二乗が2×ω2moyに等しい角周波数において、(ω2moy)を中心とした時間の関数として正弦関数的に変動するように変動して、第2共振回路を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0065】
言い換えれば、後者の変形例によれば、制御インダクタンスのインダクタンス値L2f’は、1/(C2’×(ω2))に従って時間の関数として変動し、(ω2)は、値(ω2moy)を中心として時間の関数として正弦波状に変動する。
【0066】
本発明の別の主題は、特に電力を用いて自動車両を充電又は再充電する目的で、共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置において、
電源、特にAC電源と、
第1キャパシタンス、並びにインダクタンス及び第1抵抗を備える第1巻線を備える受電器共振回路を形成する第2共振回路と、
上記のような第1共振回路であって、前記送電器第1共振回路は電源によって通電される第1共振回路と
を備える装置である。第1共振回路は送電器共振回路を形成する。
【0067】
本発明の別の主題は、特に電力を用いて自動車両を充電又は再充電する目的で、共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置において、
電源、特にAC電源と、
第1キャパシタンス、並びにインダクタンス及び第1抵抗を備える第1巻線を備える送電器共振回路を形成する第2共振回路であって、前記第2回路は電源によって通電される第2共振回路と、
上記のような第1共振回路であって、受電器共振回路を形成する第1共振回路と
を備える装置である。
【0068】
本発明のさらなる主題は、自動車両を非接触で充電又は再充電する組立体において、
上記のような共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置と、
前記第1共振回路及び第2共振回路のうち、受電器回路を形成する共振回路に電気的に接続され、前記第1共振回路及び第2共振回路のうち、送電器共振回路を形成する共振回路によって生成される磁場の変動によって生成される電流を整流する整流器と、
前記整流器によって充電される電気エネルギーを貯蔵する装置と
を備える組立体である。
【0069】
本発明は、以下の説明を読み、添付図面を研究することにより、より良く理解されるであろう。これらの図は例示としてのみ与えられており、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0070】
図1】本発明に係る自動車両を非接触で充電又は再充電する組立体の概略図である。
図2】本発明に係る共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置の概略図である。
図3】本発明に係る可変磁気抵抗組立体の概略図である。
図4図3の断面A-Aに沿った組立体の概略図である。
図5】本発明に係る第2インダクタンスの概略図である。
図6】本発明に係る共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置の概略図である。
図7】本発明に係る制御インダクタンスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0071】
図1に見られるように、自動車両30は、電気走行用モータ(不図示)、及び自動車両30の車載ネットワークに電力を供給する目的で電気エネルギーを貯蔵する装置20、特にバッテリ20を備える。自動車両30のバッテリ20は、例えば48V又は300Vの公称電圧を有しており、共振誘導結合100を介して非接触で電力を伝送する装置を使用して、非接触で充電又は再充電されてもよい。
【0072】
図1の例において、共振誘導結合100を介して非接触で電力を伝送する装置は、整流器12に電力を供給するAC電源10を備え、前記整流器12は、インバータ13に電気的に接続されることにより、電源10の周波数よりも高い周波数で、ここでは送電器回路2を形成する第1共振回路にAC電力を供給する。変形例として、電源10は直接使用可能な周波数で動作することができ、この場合、整流器12及びインバータ13は不要となる。図1の例において、電源10への有線接続を介して通電されるのは巻線E0である。次いで、この巻線E0は誘導結合を介して送電器共振回路2を通電する。
【0073】
変形例(不図示)として、AC電源10は、送電器共振回路2をACで直接通電することができる。
【0074】
図1の例において、ここでは受電器共振回路1を形成する第2共振回路は、第1キャパシタンスC1及び第1巻線E1を備える。
【0075】
共振誘導結合を介して非接触で電力を伝送する装置100は、第2キャパシタンスC2及び第2巻線E2を備える送電器共振回路2をさらに備える。
【0076】
受電器共振回路1が送電器共振回路2に磁気的に結合されると、電力は共振誘導結合を介して送電器共振回路2に非接触で伝送される。この磁気結合は、第1及び第2巻線E1、E2が互いに近接しているときに生じる。当該の例において、この結合は、第1及び第2巻線E1、E2が略10cm~1mの距離にあるときに生じる。別の例において、距離が1m~10mであるとき、性能は低下するが結合は生じる。
【0077】
図2に見られるように、電源10は、送電コイルL0と直列に抵抗R0に接続される。具体的には、図1に示す巻線E0は、送電コイルL0と直列の寄生抵抗R0を備える。図2では、簡単にするために、整流器12及びインバータ13は示されていない。
【0078】
図2に見られるように、受電器共振回路1は、RLC回路から成る。具体的には、受電器共振回路1は、第1抵抗R1及び第1キャパシタンスC1と直列の第1インダクタンスL1を備える。具体的には、図1に示す第1巻線E1は、第1インダクタンスL1と直列の寄生抵抗R1を備える。
【0079】
送電コイルL0は、第1インダクタンスL1と磁気的に結合される。
【0080】
送電器共振回路2はRLC回路から成る。具体的には、送電器共振回路2は、第2抵抗R2及び第2キャパシタンスC2と直列の第2インダクタンスL2を備える。具体的には、図1に示す第2巻線E2は、第1インダクタンスL2と直列の寄生抵抗R2を備える。
【0081】
第2キャパシタンスC2は、少なくとも900μFのポリプロピレンコンデンサを備える。
【0082】
図示の例において、受電器共振回路1及び送電器共振回路2は同調されている。したがって、送電器共振回路及び受電器共振回路は、実質的に同じ固有周波数を有する。
【0083】
図2に見られるように、受電コイルL3は、図1の整流器11及びバッテリ20によって形成される負荷と直列の寄生抵抗を概略的に表す抵抗R3に電気的に接続される。
【0084】
ここで、図1に示す巻線E3は、受電コイルL3と直列の寄生抵抗を備える。
【0085】
受電コイルL3は、第2インダクタンスL2に磁気的に結合される。
【0086】
図1及び図2の例において、送電器共振回路2及び送電コイルL0は地面上に位置し、受電器共振回路1及び受電コイルL3は車両に搭載されている。
【0087】
図1及び図2の例において、第2キャパシタンスは値C2’を有し、第2インダクタンスは値L2’を有し、第2抵抗は値R2’を有する。そして、送電器共振回路2は、ω2=1/√(L2’×C2’)であるような固有角周波数ω2と、f2=ω2/(2π)であるような固有周波数f2とを有する。
【0088】
第2インダクタンスL2のインダクタンス値は所定の態様で変動する。
【0089】
より正確には、第2インダクタンスL2のインダクタンス値は、所定の周波数において、平均値L2moyを中心としたインダクタンスの変動の所定の振幅hLで変動するため、固有角周波数は、ω2moy=1/√(L2moy×C2’)により、平均値ω2moyを中心とした角周波数の変動の所定の振幅hωで変動する。
【0090】
所定の周波数は、送電器共振回路2を流れるAC電流の振幅を指数関数的に増加させるように選択される。
【0091】
第2インダクタンスL2のインダクタンス値L2’は、2×ω2moyに等しい角周波数において、L2moyを中心とした時間の関数として正弦関数的に変動して、受電器共振回路1を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0092】
変形例として、第2インダクタンスL2のインダクタンス値L2’は、固有角周波数ω2の二乗が2×ω2moyに等しい角周波数において、(ω2moy)を中心とした時間の関数として正弦関数的に変動するように変動して、受電器共振回路1を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0093】
言い換えれば、この変形例によれば、第2インダクタンスのインダクタンス値L2’は、1/(C2’×(ω2))に従って時間の関数として変動し、(ω2)は、値(ω2moy)を中心として時間の関数として正弦波状に変動する。
【0094】
第2キャパシタンスC2は略一定値を有する。「略一定値」とは、温度、摩耗、又は他のあらゆる物理的要因に関連する変動を除外したこのキャパシタンスの値を意味する。
【0095】
所定の周波数は、送電器共振回路2の固有周波数の2倍に等しく、許容誤差ε内にある。この許容誤差εは、ε=√(((1/2)×hL×ω2moy)-(R2’/L2’))であるような許容誤差である。
【0096】
したがって、所定の周波数は、(2×f2)-εから(2×f2)+εの間に含まれる。
【0097】
このような所定の周波数により、送電器共振回路2を流れる電流の振幅を増加させることが可能となる。
【0098】
一実施態様によれば、角周波数の変動の所定の振幅hωは、厳密には2×(R2’/L2’)×√(L2’×C2’)より大きい。
【0099】
第2インダクタンスL2の1つの例示的な実施形態を、図5を参照して説明する。
【0100】
第2インダクタンスL2は、ここでは、電気的に並列に接続されたソレノイド5及び電子電圧インバータ9によって形成される。
【0101】
電子電圧インバータ9は、電力部品、特に少なくとも2つのアームを形成するIGBTを備える。
【0102】
電子電圧インバータ9は、DC制御電圧VDCを用いて制御されるAC電圧を供給する。
【0103】
DC制御電圧VDCは、共振誘導結合を介して伝送される電力以上の電力を供給することが可能な電源によって供給される。
【0104】
図5の例において、ソレノイド5は、平坦なターン、又は同心円状に延びる及び/若しくは軸方向に延びる複数のターンを備える。ソレノイド5は、図3を参照して説明したようにステータ3を使用して製造してもよく、ロータ6は、存在しないか、又は静止したまま維持される。
【0105】
図6及び図7の例において、送電器共振回路2は、第2インダクタンスR2及び第2キャパシタンスC2と直列に接続された値L2f’の制御インダクタンスL2fをさらに備える。Leq=L2’+L2f’である。
【0106】
第2キャパシタンスは値C2’を有し、制御インダクタンスは値L2f’を有し、第2抵抗は値R2’を有する。さらに、送電器共振回路2は、ω2=1/√((L2’+L2f’)×C2’)であるような固有角周波数ω2と、f2=ω2/(2π)であるような固有周波数f2とを有する。
【0107】
制御インダクタンスL2fのインダクタンス値L2f’は、所定の態様で変動する。
【0108】
より正確には、制御インダクタンスL2fのインダクタンス値は、所定の周波数において、平均値L2moyを中心としたインダクタンスの変動の所定の振幅hLで変動するため、固有角周波数は、ω2moy=1/√(L2moy×C2’)により、平均値ω2moyを中心とした角周波数の変動の所定の振幅hωで変動する。
【0109】
所定の周波数は、受電器共振回路1を流れるAC電流の振幅を指数関数的に増加させるように選択される。
【0110】
制御インダクタンスL2fのインダクタンス値L2f’は、2×ω2moyに等しい角周波数において、L2moyを中心とした時間の関数として正弦関数的に変動して、受電器共振回路1を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0111】
変形例として、制御インダクタンスL2fのインダクタンス値L2f’は、固有角周波数ω2の二乗が2×ω2moyに等しい角周波数において、(ω2moy)を中心とした時間の関数として正弦関数的に変動するように変動して、受電器共振回路1を流れる電流の振幅を指数関数的に増加させる。
【0112】
言い換えれば、後者の変形例によれば、制御インダクタンスのインダクタンス値L2f’は、1/(C2’×(ω2))に従って時間の関数として変動し、(ω2)は、値(ω2moy)を中心として時間の関数として正弦波状に変動する。
【0113】
第2キャパシタンスC2は略一定値を有する。「略一定値」とは、温度、摩耗、又は他のあらゆる物理的要因に関連する変動を除外したこのキャパシタンスの値を意味する。
【0114】
所定の周波数は、送電器共振回路2の固有周波数の2倍に等しく、許容誤差ε内にある。この許容誤差εは、ε=√(((1/2)×hL×ω2moy)-(R2’/(L2’+L2f’)))であるような許容誤差である。
【0115】
したがって、所定の周波数は、(2×f2)-εから(2×f2)+εの間に含まれる。
【0116】
このような所定の周波数により、送電器共振回路2を流れる電流の振幅を増加させることが可能となる。
【0117】
一実施態様によれば、角周波数の変動の所定の振幅hωは、厳密には2×(R2’/(L2’+L2f’))×√((L2’+L2f’)×C2’)より大きい。
【0118】
制御インダクタンスL2fの1つの例示的な実施形態を、図6を参照して説明する。
【0119】
制御インダクタンスL2fは、ここでは電子電圧インバータ9によって形成される。
【0120】
電子電圧インバータ9は、電力部品、特に少なくとも2つのアームを形成するIGBTを備える。
【0121】
電子電圧インバータ9は、DC制御電圧VDCを用いて制御されるAC電圧を供給する。
【0122】
DC制御電圧VDCは、共振誘導結合を介して伝送される電力以上の電力を供給することが可能な電源によって供給される。
【0123】
AC電圧が供給される端子は、電子電圧インバータ9によってエミュレートされるなど、制御インダクタンスL2fを形成する端子である。
【0124】
第2インダクタンスL2の例示的な一実施形態を、図3及び図4を参照して説明する。
【0125】
第2インダクタンスL2は、ここでは、ロータ6とステータ3とをそれらの間にギャップを有して備える可変磁気抵抗組立体によって形成され、ステータ3は、ソレノイド5と複数のステータアーム4とを備え、全てのステータアーム4は、ソレノイド5を電流が通過すると全体として単一の磁極を形成する。磁極は、ここではギャップの側から考察される。ロータ6は、ソレノイド5を電流が通過すると単一の磁極を形成する複数のロータアーム7を備える。磁極は、ここではギャップの側から考察される。
【0126】
したがって、ソレノイド5は巻線を形成する。ステータは、巻線に対して固定された部分を形成し、ロータは、巻線に対して可動な部分を形成する。
【0127】
図3に見られるように、2つの隣接するロータアーム7は、非磁性セグメントによって対として分離され、2つの隣接するステータアーム4は、非磁性セグメントによって対として分離される。当該の例において、ステータアーム4の数はロータアーム7の数と等しく、この場合、この数は12に等しい。
【0128】
したがって、ステータ3は、全て同じ極性である複数の突出部を備え、この極性は、N方向又はS方向の意味で、ソレノイド5を流れる電流の位相に依存する。さらに、ロータ6は、全て同じ極性である複数の突出部を備え、この極性は、N方向又はS方向の意味で、ソレノイド5を流れる電流の位相に依存する。ステータ3及びロータ6は各々、磁性材料の不在によって分離された同数の磁気突出部を有する。
【0129】
各ステータアーム4は、ロータの回転軸Xに対して半径方向に延び、ステータアーム4が延びる半径方向に対して垂直方向に積層された積層磁気シートの束を備える。当該の例において、積層体は、ロータ6の回転軸Xに対して垂直方向に積層される。
【0130】
各ロータアーム7は、ロータの回転軸Xに対して半径方向に延び、特にロータアーム7が延びる半径方向に対して垂直方向に積層された積層磁気シートの束を備える。当該の例において、積層体は、ロータの回転軸Xに対して垂直方向に積層される。
【0131】
ロータ6は、非磁性材料で作られたシャフト8を備える。これにより、磁束は軸方向において、シャフト8を通らずにロータアーム7のみを通って延びることが可能となる。
【0132】
当該の例において、ロータ6の非磁性シャフト8は、前記シャフト8内に不利な誘導電流が形成されるのを回避するために、積層されておらず、また軟質フェライトで作られていない。
【0133】
図4に見られるように、各ロータアーム7は、特にロータ6の回転軸Xの側に半径方向に設置された突出セグメントを備える。これにより、ロータ6を形成する組立体を、機械的により良好に定位置に保持することを可能にしながら、磁束を導くことができる。
【0134】
図3の例において、ソレノイド5は、同心円状に延びる複数のターンを備える。図4の例において、ソレノイド5は、軸方向に延びる複数のターンを備えてもよい。変形例(不図示)として、ソレノイド5は、単一の平坦なターンを備えてもよい。
【0135】
ターンはリッツ線を有さない。変形例として、ターンはリッツ線を備え、リッツ線の断面は厳密には0.2mmより大きい、特に厳密には0.3mmより大きい直径を有する。
【0136】
ソレノイド5は、ソレノイド5が構成されるターンを流れるAC電流が厳密には3kHzより低い周波数となるように配置される。
【0137】
シャフト8には電動機(不図示)が結合されているため、ロータ6は、回転数/秒で表され、Ω=((2×f0)+/-ε)/(N)(Nはステータアーム4の数)であるような所定の速度Ωで回転駆動されることが可能となり、Nはステータアーム4の数である。この所定の速度は、定常状態、すなわち過渡の電気機械的レジームの終わりに測定される。
【0138】
もちろん、上記の説明は、単に例として記載されたものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、様々な構成要素を任意の他の均等物と置き換えることは、前記範囲からの逸脱と見なされるものではない。
【0139】
さらに、本発明の様々な特徴、変形例、及び/又は実施形態は、相互に矛盾するか又は相互に排他的でない限り、様々な組み合わせで互いに関連付けられてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】