(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-17
(54)【発明の名称】げっ歯類用の混入防止ベイトステーション
(51)【国際特許分類】
A01M 25/00 20060101AFI20220510BHJP
【FI】
A01M25/00 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021555102
(86)(22)【出願日】2020-03-31
(85)【翻訳文提出日】2021-10-15
(86)【国際出願番号】 US2020025993
(87)【国際公開番号】W WO2020205881
(87)【国際公開日】2020-10-08
(32)【優先日】2019-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521414829
【氏名又は名称】スティーラワニット ニック
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】スティーラワニット ニック
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA03
2B121BA12
2B121BA36
2B121BA42
2B121BA43
2B121BA58
2B121CC02
2B121CC06
2B121CC13
2B121CC16
2B121CC28
2B121DA04
2B121DA11
2B121DA12
2B121DA61
2B121EA01
(57)【要約】
混入防止ベイトステーションは、ハウジングと、ハウジング内へのげっ歯類用入口と、取り外し可能又は開口するロック可能なハウジング前部と、げっ歯類用入口より上方にある混入ガードと、ハウジング内の毒保持器と、取り外し可能なトレーと、を含む。ハウジングの底部は、端から端まで配置される普通れんがのための空間を規定する。ハウジングの中央部は、取り外し可能なトレーのための空間を規定する。ハウジングの上部は、げっ歯類用の毒ブロックのための空間を規定してもよく、トレーは、げっ歯類の死骸の除去を容易にしてもよい。或いは、上部は、げっ歯類用の誘引香料を含んでいてもよく、トレーは、トラッキングパウダーを含んでいてもよい。トレーは、各端部に、虫用の細穴と位置合わせされて、殺虫剤を含む殺虫剤用のくぼみを有する。
【選択図】
図1A,1C
【特許請求の範囲】
【請求項1】
げっ歯類用の混入防止ベイトステーションであって、
ハウジングであって、
水平面上に存在するように構成された底部と、
前記底部とは反対側にある上部と、
前記底部から前記上部まで達するとともに、前記上部を前記底部に取り付ける右側部と、
前記底部から前記上部まで達するとともに、前記上部を前記底部に取り付ける左側部と、
前記底部から前記上部まで達するとともに、前記上部を前記底部に取り付ける背部と、
前部であって、前記底部、前記上部、前記右側部、前記左側部、前記背部、及び当該前部により画定される境界を有する内部にアクセスするために開口可能又は取り外し可能である前部と、
少なくとも1つのウェイトを含むように構成された前記内部の下部と、
前記下部より上方にある前記内部の中央部と、
前記中央部より上方にあり、ベイトブロック及び香料からなる群から選択される少なくとも1つの有効要素を含むように構成される前記内部の上部と、
前記ハウジングの前記右側部及び前記左側部のうち少なくとも一方にあり、前記内部の前記上部と重なり合う少なくとも1つのげっ歯類用入口と、
を有するハウジングと、
前記ハウジング内における、前記下部と前記右側部と前記左側部と前記背部との間の前記中央部、且つ前記内部の前記上部よりも下方に存在するとともに支持される取り外し可能な開口したトレーと、
を備え、
前記トレーは、前記ハウジングの前記底部、右側部、前記左側部、前記背部、又は前記上部を妨げることなく前記前部を介して前記ハウジングから取り外し可能であり、前記トレーは、げっ歯類の糞を収集する、又はトラッキングパウダーを含むように構成される、げっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項2】
前記トレーを支持するための支持表面を有するトレーサポートをさらに含む、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項3】
前記トレーは、前記少なくとも1つのげっ歯類用入口と垂直に重なり合う少なくとも1つの略垂直の端部壁を含む、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項4】
前記トレーは、前記端部壁の近位で殺虫剤用のくぼみを規定する少なくとも1つの内壁を有する、請求項3に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項5】
前記少なくとも1つの内壁は斜めであるとともに、前記トレーの下方の隅から上方及び内側に広がっている、請求項4に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項6】
ハウジングの上部に対して断熱材をさらに含む、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項7】
前記有効要素は前記ベイトブロックであり、
前記ハウジングの前記底部が水平面上にあるとき、前記ハウジングの前記背部から前記内部へ略水平に広がるブロックロッドをさらに含み、
前記ブロックロッドは前記ベイトブロックを保持するように構成される、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項8】
前記有効要素は前記香料であり、
前記トレーはトラッキングパウダーを含む、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項9】
前記少なくとも1つのげっ歯類用入口を覆った状態で存在する少なくとも1つの混入ガードをさらに含み、
前記混入ガードは前記開口より上方において前記ハウジングの上縁から下方及び外側に広がる、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項10】
前記少なくとも1つの混入ガードは前記げっ歯類用入口より下方に広がる、請求項9に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項11】
電源を有する回路と、
前記げっ歯類用入口を囲むとともに、前記回路に電気的に接続される導電材料からなる2つの離間した部分と、
をさらに備える、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項12】
前記回路はバッテリとスイッチとを含む、請求項11に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項13】
前記バッテリは9ボルトバッテリであり、
前記スイッチは前記バッテリを確認するように構成されたモーメンタリロッカースイッチである、請求項12に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【請求項14】
前記ハウジングの少なくとも1つの端部の側方の略中央且つ前記げっ歯類用入口より下方に支柱が取り付けられる、請求項1に記載のげっ歯類用の混入防止ベイトステーション。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年4月4日に出願された米国特許出願第16/374,957号、及び2019年5月4日に出願された米国特許出願第16/403,521に基づく優先権を主張するものであり、その出願の全内容を本出願に参照により援用する。
【発明の詳細な説明】
【0002】
[発明の背景]
本発明は、害虫駆除、とりわけ、げっ歯類用の毒を含むベイトステーションに関する。
げっ歯類は、商業的な場所や居住場所の両方に対して害を与えるものであるとともに、依然として健康を脅かすものである。げっ歯類の駆除に用いられるベイトステーションは、一般的には、げっ歯類用の毒ブロック又はトラッキングパウダーを含む。げっ歯類用の毒ブロックは、げっ歯類用の毒に、げっ歯類が毒を食べるようになる誘引材料を組み合わせている。げっ歯類用のトラッキングパウダーは、毒薬を含有している。
【0003】
ベイトステーションは、人間や動物が出入りするエリアにおいて利用され、意図しない危害を回避するものである。げっ歯類用の毒ブロックやトラッキングパウダーは、ベイトステーション内での人間又は動物との接触から内部で隔離されている。
【0004】
残念ながら、周知のベイトステーションには、数多くの弱点がある。ナメクジ、カタツムリ、コオロギ等の様々な生物が容易にベイトステーションへ進入可能であり、毒を食べたり毒に混入したりするので、結果として、げっ歯類はその毒餌をそれ以上食べなくなる。水がベイトステーションに入り込み、構造を損傷させるか又は毒薬が損なわれるおそれがある。周囲の熱もまた、毒餌を腐らせるおそれがある。葉や埃は毒餌を汚してしまうので、もはやげっ歯類を誘引しない。その結果、依然として改良されたベイトステーションが必要とされている。
[発明の概要]
本発明は、ハウジングと、ハウジング内へのげっ歯類用入口と、取り外し可能又は開口するロック可能なハウジングの前部と、げっ歯類用入口より上方にある混入ガードと、ハウジング内の毒保持器と、取り外し可能なトレーと、を含む混入防止ベイトステーションを提供することにより、上述のニーズやその他のニーズに対処する。ハウジングの底部は、端から端まで配置される普通れんがのための空間を規定している。ハウジングの中央部は、取り外し可能なトレーのための空間を規定している。ハウジングの上部は、げっ歯類用の毒ブロックのための空間を規定してもよく、トレーは、げっ歯類の死骸の除去を容易にし得る。或いは、上部は、げっ歯類用の誘引香料を含んでいてもよく、トレーは、トラッキングパウダーを含んでいてもよい。トレーは、各端部に、虫用の細穴と位置合わせされて、殺虫剤を含む殺虫剤用のくぼみを有する。そして、トラッキングパウダーは、そのトレーの中に置かれていてもよい。
【0005】
本発明の一態様によれば、取り外し可能なトレーを有するベイトステーションが提供される。トレーは中央部にあり、トレーサポートにより支持されている。トレーは、取り外し可能であるとともに、ハウジングの対向する内側の端部に接しているか又はほぼ接している。トレーは、その両端に垂直のトレー端部壁を有するとともに、トレー端部壁の近位に内側斜壁を有する。内側斜壁は、ベイトステーションの端部にある虫用の開口部を介して進入可能な殺虫剤用のくぼみを、トレー端部壁との間において規定している。トレーは、げっ歯類の糞を容易に認識できるようにするために白色でもよく、或いはトラッキングパウダーを容易に確認できるようにするために黒色でもよい。
【0006】
本発明の別の態様によれば、げっ歯類用入口を覆った状態で存在する混入ガードを有するベイトステーションが提供される。混入ガードは、げっ歯類用入口より上方において、ハウジングの上縁から下方及び外側に広がるとともに、げっ歯類用入口より下方まで至る。
【0007】
本発明のさらに別の態様によれば、上部においてベイトブロックを支えるブロックロッドを有するベイトステーションが提供される。ベイトブロックは、げっ歯類を誘引するとともに、毒殺する。取り外し可能なトレーは、げっ歯類の糞を受け止めて、清掃を簡単にする。
【0008】
本発明の別の態様によれば、げっ歯類を誘引するための香料を含む香料トレーを上部において有するベイトステーションが提供される。トラッキングパウダーは、げっ歯類を毒殺するために、取り外し可能なトレーに置かれる。
【0009】
本発明の別の態様によれば、9ボルトバッテリと、バッテリの電力状態確認装置として用いられるLEDモーメンタリスイッチと、を含む回路を有するベイトステーションが提供される。電気銅箔の2つの離間した部分は、げっ歯類用入口の周囲に存在して、ナメクジやカタツムリがげっ歯類用入口を通って進入することを阻害するために回路に電気的に接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の上述した及びその他の態様、特徴、及び利点は、以下の図面と併せて示される以下の本発明のより詳細な説明から明らかとなるであろう。
【
図1A】本発明によるベイトステーションの正面図である。
【
図1B】本発明によるベイトステーションの上面図である。
【
図1C】本発明によるベイトステーションの側面図である。
【
図2A】本発明によるベイトブロック用ベイトステーションの正面図である。
【
図2B】本発明によるベイトブロック用ベイトステーションの上面図である。
【
図2C】本発明によるベイトブロック用ベイトステーションの側面図である。
【
図3】
図2Bの線分3-3に沿った本発明によるベイトステーションの断面図である。
【
図4】
図3の線分4-4に沿った本発明によるベイトステーションの断面図である。
【
図5】本発明によるベイトステーションのトレーの斜視図である。
【
図6A】本発明によるベイトステーションのトレーの正面図である。
【
図6B】本発明によるベイトステーションのトレーの上面図である。
【
図6C】本発明によるベイトステーションのトレーの側面図である。
【
図7】
図6Bの線分7-7に沿った本発明によるベイトステーションのトレーの断面図である。
【
図8A】本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションの正面図である。
【
図8B】本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションの上面図である。
【
図8C】本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションの側面図である。
【
図9】
図8Bの線分9-9に沿った本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションの断面図である。
【
図10】
図9の線分10-10に沿った本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションの断面図である。
【
図11】本発明によるトラッキングパウダー用ベイトステーションのトレーの3次元図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面のいくつかの図を通じて、対応する参照符号は対応する部品を示す。
以下に、発明を実施するための、現時点で考えられる最良の形態を説明する。本説明は、限定的な意味に理解されるものではなく、単に、発明の1つ又は複数の好適な実施形態を説明する目的で示したに過ぎない。発明の範囲は、特許請求の範囲を参照して定められるべきものである。
【0012】
「約」又は「略」なる用語が発明の要素に関連している場合、人間の視覚又は人間の知覚に応じた特徴の外観を説明することを意図したものである。或いは、記載された値の10%の範囲内であり、正確な測定値ではない。
【0013】
図1Aには、本発明によるベイトステーション10の正面図が示されている。
図1Bには、ベイトステーション10の上面図が示されている。そして、
図1Cには、ベイトステーション10の側面図が示されている。ベイトステーション10は、中央ハウジング12と、中央ハウジング12の各端部12c,12dに接して、げっ歯類用入口20を覆う混入ガード22と、を有する。混入ガード22は、水、埃、葉、及び非標的動物がベイトステーション10内へ進入することを防止又は抑制する。混入ガード22は、ハウジング12の上縁12fから外側及び下方に先細りになっているとともに、底部22aが開口している。ハウジング12の端部の略中央であって入口20よりの下方には、支柱48が取り付けられていてもよい。
【0014】
前部13は、ベイトステーション10の内部26にアクセスするために、開口可能又は取り外し可能であり、筒状のカムロック28又はその他の好適なロックによりロック可能である。断熱材14は、ベイトステーション10に入り込む熱を減少させるために、ハウジング12の上部の長さと幅とに延びていてもよい。ウェイト16は、ハウジング12の下部11cに載置され、例えば、普通れんがである。取り外し可能なトレー18は、内部26における、上部11aと、下部11cと、右側部12cと、左側部12dと、背部12bと、の間にある中央部11bに存在し、支持面頂部19aを有するトレーサポート19により支持されている。トレー18は、ハウジング12の内部に存在し、前部13が開口するか又は取り外されると、ハウジング12の底部12e、右側部12c、左側部12d、背部12b、又は上部12aを妨げることなく、ハウジング12から取り外される。
【0015】
ハウジング12及び混入ガード22は、好ましくは防水又は耐水材料である。ハウジング12は、全高H1、全長L1、及び全幅W1を有する。高さH1は、好適には約10インチである。幅W1は、好適には約4インチである。そして、長さL1は、好適には約18インチである。混入ガード22は、好適には約6.75インチの高さH2を有する。トレーサポートは、好適には約2.25インチの高さH3に達する。げっ歯類用入口20は、約2.25インチの直径Dを有する。支柱48は、好適には約3インチの高さH4を有する。ウェイト16は、好適には長さが約8インチ、幅が約4インチ、そして高さが約2.25インチあり、好適なウェイト16の例は、普通れんがである。
【0016】
図2Aには、ベイトブロック用ベイトステーション10aの正面図が示されている。
図2Bには、ベイトブロック用ベイトステーション10aの上面図が示されている。そして、
図2Cには、ベイトブロック用ベイトステーション10aの側面図が示されている。ベイトブロック44は、内部26の上部においてブロックロッド46に保持されて、ハウジング12の背部12bから概ね水平方向に広がっている。トレー18aは、げっ歯類の糞を容易に認識できるようにするために、好適には白色である。
【0017】
図3には、
図2Bの線分3-3に沿ったベイトステーション10aの断面図が示されている。そして、
図4には、
図3の線分4-4に沿ったベイトステーション10a断面図が示されている。ベイトステーション10aは、バッテリ31(好適には、一般的な9ボルトバッテリ)とLEDモーメンタリスイッチ32とを有する回路30を含んでいてもよい。スイッチ32は、スイッチ内のLEDを点灯させて、バッテリ31に充電が入っていることを示すために作動される。回路30は、リード34により、径方向に離間して入口20を囲む導体36a,36bに接続されている。導体36a,36bは、空隙38により離間されている。導体36a,36bにかかる電圧により、ナメクジやカタツムリがハウジング12内に進入することが防止又は抑制される。導体36a,36bは、好適には銅箔材料である。
【0018】
図5には、ベイトステーションのトレー18aの斜視図が示されている。
図6Aには、ベイトステーションのトレー18aの正面図が示されている。
図6Bには、ベイトステーションのトレー18aの上面図が示されている。
図6Cには、ベイトステーションのトレー18aの側面図が示されている。そして、
図7には、
図6Bの線分7-7に沿ったベイトステーションのトレー18aの断面図が示されている。トレー18aは、長さが約18インチ、幅が約4インチ、そして高さが約3インチである。トレー18aは、或いは、ハウジング12の前部13、側部12c,12d、及び背部12bの内側表面に接した状態又はほぼ接した状態で、ハウジング12の内部に適する長さ及び幅を有する。トレー18aの端部にある垂直のトレー端部壁54は、トレー18aが支持面頂部19aに載置されると(
図3参照)、入口20のほぼ最下点まで達する(
図4参照)。内側斜壁56は、トレー18aの下方外側の隅57から上方及び内側に広がり、殺虫剤58を保持する殺虫剤用のくぼみ52を形成している。殺虫剤は、ベイトステーション10に進入して、ベイトステーション10に進入するげっ歯類の数を減少させるおそれのあるコオロギ、ハサミムシ、ムカデ、ムカデ、ヤスデ等を駆除する。トレー18aは、トレーの底60をさらに有する。
【0019】
図8Aには、本発明によるトラッキングパウダー用のベイトステーション10bの正面図が示されている。
図8Bには、トラッキングパウダー用のベイトステーション10bの上面図が示されている。そして、
図8Cには、トラッキングパウダー用のベイトステーション10bの側面図が示されている。ハウジングの上部12aには、香料箱72が取り付けられ、香料箱72により香料トレー70が支持されている。香料76(例えば、ピーナッツバター、パン、細切りのミートジャーキー等)は、前部13が開口する際に香料トレー70を取り外すか、又はハウジングの上部12aにあるドア34を開けることにより、香料トレー70内に置いてもよい。トレー18bは、トレーサポート19の支持表面19aにより支持されて、内部26に存在している。トレー18bは、好適には、トラッキングパウダー64を容易に確認することができるようにするために黒色であり(
図11参照)、その他の点においてはトレー18aと類似している。
【0020】
図9には、
図8Bの線分9-9に沿ったトラッキングパウダー用のベイトステーション10bの断面図が示されている。そして、
図10には、
図9の線分10-10に沿ったトラッキングパウダー用のベイトステーション10bの断面図が示されている。トラッキングパウダー用のベイトステーション10bは、
図3及び
図4に示す回路30と、導体36a,36bと、をさらに含んでいてもよい。
【0021】
図11は、トレー18bの3次元図を示している。トレー18bは、げっ歯類を駆除するためのトラッキングパウダー63を含んでいる。
本明細書に開示した発明を、その特定の実施形態及び用途により説明してきたが、本明細書に開示の発明に対し、当業者により、特許請求の範囲に記載の発明の範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を施すことが可能である。
【国際調査報告】