(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-18
(54)【発明の名称】カバープレート、ディスプレイスクリーン及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20220511BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20220511BHJP
H04M 1/17 20060101ALI20220511BHJP
【FI】
G09F9/00 313
G09F9/00 366A
H04M1/02 E
H04M1/17 A
G09F9/00 350Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021556531
(86)(22)【出願日】2020-03-05
(85)【翻訳文提出日】2021-09-17
(86)【国際出願番号】 CN2020078050
(87)【国際公開番号】W WO2020187049
(87)【国際公開日】2020-09-24
(31)【優先権主張番号】201920353579.8
(32)【優先日】2019-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ムー、スーナン
(72)【発明者】
【氏名】シュイ、リースー
(72)【発明者】
【氏名】シアオ、ポー
【テーマコード(参考)】
5G435
5K023
【Fターム(参考)】
5G435AA01
5G435BB05
5G435BB12
5G435CC09
5G435EE49
5G435GG43
5G435HH05
5G435LL07
5K023AA07
5K023BB01
5K023MM01
5K023MM03
5K023PP12
(57)【要約】
本出願は、カバープレート、ディスプレイスクリーン及び電子機器を提供する。カバープレートは接続された平坦部と円弧部を含み、円弧部は平坦部の外周を取り囲んで設けられる。平坦部は平坦外面と第一側面を有し、平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、第一エッジラインと第二エッジラインが接続される。円弧部は円弧面と第二側面を有し、円弧面は平坦外面と第二側面との間に接続され、第一エッジラインは円弧面と平坦外面の境界線であり、第二エッジラインは平坦外面と第一側面の境界線であり、第一側面と第二側面は同じ方向である。ディスプレイスクリーンは、前記カバープレート及び表示パネルを含む。電子機器は、前記ディスプレイスクリーン及びハウジングを含む。本出願の方案は、新規のカバープレートの外観構造によって、新しい視覚的体験と触感をもたらす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバープレートであって、
接続された平坦部と円弧部を含み、前記円弧部は前記平坦部の外周を取り囲んで設けられ、
前記平坦部は平坦外面と第一側面を有し、前記平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、前記第一エッジラインと前記第二エッジラインは接続され、
前記円弧部は円弧面と第二側面を有し、前記円弧面は前記平坦外面と前記第二側面との間に接続され、前記第一エッジラインは前記円弧面と前記平坦外面の境界線であり、前記第二エッジラインは前記平坦外面と前記第一側面の境界線であり、前記第一側面と前記第二側面は同方向である、
ことを特徴とするカバープレート。
【請求項2】
前記第一エッジラインと前記第二エッジラインはエンドツーエンドで閉ループを形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項3】
前記第一エッジラインの長さは前記第二エッジラインの長さより長い、
ことを特徴とする請求項2に記載のカバープレート。
【請求項4】
前記第一エッジラインは前記第二エッジラインの対向する両端に対称的に分布される、
ことを特徴とする請求項2に記載のカバープレート。
【請求項5】
前記円弧面は前記第二エッジラインに近い徐々に変化する円弧面を含み、前記徐々に変化する円弧面は対向する第一側と第二側を有し、前記第一側は前記第二エッジラインに近く、前記第二側から前記第一側に向かって前記徐々に変化する円弧面の面積はだんだん小さくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項6】
前記第一側で前記徐々に変化する円弧面の面積は0に縮小されることができ、前記第一側が鋭い角の形状である、
ことを特徴とする請求項5に記載のカバープレート。
【請求項7】
前記円弧面は隅部円弧面を含み、前記隅部円弧面は曲げられて前記カバープレートの隅部を形成し、前記隅部円弧面は前記徐々に変化する円弧面の前記第二側に接続される、
ことを特徴とする請求項5に記載のカバープレート。
【請求項8】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置する、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のカバープレート。
【請求項9】
前記平坦外面の内部に位置する境界において、前記入光領域に対応する部分は前記入光領域から離れるように曲がって、前記入光領域に対応する前記境界は弧線形になる、
ことを特徴とする請求項8に記載のカバープレート。
【請求項10】
前記カバープレートは前記平坦外面の反対側に位置する底面を有し、前記底面は前記第一側面及び前記第二側面の両方に接続され、
前記底面は塗布領域を有し、前記塗布領域は、前記底面の輪郭線から始まり、且つ前記底面の内部に位置する第三エッジライン及び第四エッジラインを有し、前記第三エッジラインと前記第四エッジラインはいずれも前記平坦外面の内部に対応し、前記第三エッジラインは前記底面の輪郭線と前記第四エッジラインとの間に位置し、前記第三エッジラインによって閉鎖領域が画定され、
前記塗布領域に遮光材料が塗布されて前記遮光領域が形成され、前記閉鎖領域は前記入光領域になる、
ことを特徴とする請求項8に記載のカバープレート。
【請求項11】
前記第一側面と前記第二側面は同じ平面にあり且つ前記第一側面は前記第二側面に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項12】
前記第一側面は、前記第二側面と同じ平面にない、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項13】
ディスプレイスクリーンであって、
表示パネル及び請求項1~12のいずれか一項に記載されたカバープレートを含み、前記表示パネルは前記カバープレートにおける前記平坦外面の反対側の表面に貼り合せている、
ことを特徴とするディスプレイスクリーン。
【請求項14】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置し、
前記表示パネルが画面を表示するときに発する光線は、前記境界によって囲まれた領域から出射される、
ことを特徴とする請求項13に記載のディスプレイスクリーン。
【請求項15】
前記表示パネルは前記境界とマッチングする外形輪郭を有する、
ことを特徴とする請求項14に記載のディスプレイスクリーン。
【請求項16】
前記表示パネルは前記カバープレートとマッチングする外形輪郭を有し、前記表示パネルには装着貫通孔が設けられており、前記装着貫通孔の軸線は前記表示パネルの厚さ方向に沿って延在し、前記装着貫通孔は前記入光領域に位置合わせる、
ことを特徴とする請求項14に記載のディスプレイスクリーン。
【請求項17】
電子機器であって、
カバープレート、表示パネル及びハウジングを含み、
前記カバープレートは接続された平坦部と円弧部を含み、前記円弧部は前記平坦部の外周を取り囲んで設けられ、
前記平坦部は平坦外面と第一側面を有し、前記平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、前記第一エッジラインと前記第二エッジラインは接続され、
前記円弧部は円弧面と第二側面を有し、前記円弧面は前記平坦外面と前記第二側面との間に接続され、前記第一エッジラインは前記円弧面と前記平坦外面の境界線であり、前記第二エッジラインは前記平坦外面と前記第一側面の境界線であり、前記第一側面と前記第二側面は同じ方向であり、
前記表示パネルと前記カバープレートは積層され、
前記ハウジングは装着溝を有し、前記カバープレートと前記表示パネルは全て前記装着溝に収容され、前記カバープレートは前記装着溝の開口部を密閉する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項18】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置し、
前記表示パネルが画面を表示するときに発する光線は、前記境界によって囲まれた領域から出射され、
前記電子機器はカメラを含み、前記カメラは前記表示パネルに隣接し且つ前記表示パネルとともに前記カバープレートの同じ側に位置し、前記カメラは前記入光領域に位置合わせて前記入光領域から入射する光線を収集する、
ことを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
【請求項19】
前記表示パネルは前記境界にマッチングする外形輪郭を有する、
ことを特徴とする請求項17又は18に記載の電子機器。
【請求項20】
前記ハウジングはフロントハウジング及びミドルフレームを含み、
前記フロントハウジングは前記装着溝を有し、
前記ミドルフレームは、前記フロントハウジングに結合し、前記フロントハウジングにおける前記カバープレートから離れた側に位置し、
前記カメラは前記ミドルフレーム又は前記フロントハウジングに装着される、
ことを特徴とする請求項17又は18に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子製品技術分野に関し、さらに具体的に、カバープレート、ディスプレイスクリーン及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話のディスプレイスクリーンは、ユーザがタッチすることができるカバープレートを有する。カバープレートは、携帯電話の正面の主な部材として、その外観と構造はユーザーの視覚体験や触感に大きな影響を与える。従来の携帯電話のカバープレートは、構造の形態が単一で時代遅れており、その結果、ユーザー体験が低下する。
【発明の概要】
【0003】
本出願は、新規のカバープレート外観構造によって目新しい視覚体験や触感を与えるカバープレート、ディスプレイスクリーン及び電子機器を提供する。
【0004】
カバープレートであって、接続された平坦部と円弧部を含み、円弧部は平坦部の外周を取り囲んで設けられる。平坦部は平坦外面と第一側面を有し、平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、第一エッジラインと第二エッジラインは接続される。円弧部は円弧面と第二側面を有し、円弧面は平坦外面と第二側面との間に接続され、第一エッジラインは円弧面と平坦外面の境界線であり、第二エッジラインは平坦外面と第一側面の境界線であり、第一側面と第二側面は同じ方向である。
【0005】
ディスプレイスクリーンであって、表示パネル及びカバープレートを含み、表示パネルはカバープレートにおける平坦外面の反対側の表面に貼着される。
【0006】
電子機器であって、カバープレート、表示パネル及びハウジングを含む。カバープレートは接続された平坦部と円弧部を含み、円弧部は平坦部の外周を取り囲んで設けられる。平坦部は平坦外面と第一側面を有し、平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、第一エッジラインと第二エッジラインは接続される。円弧部は円弧面と第二側面を有し、円弧面は平坦外面と第二側面との間に接続され、第一エッジラインは円弧面と平坦外面の境界線であり、第二エッジラインは平坦外面と第一側面の境界線であり、第一側面と第二側面は同方向である。表示パネルとカバープレートは積層される。ハウジングは装着溝を有し、カバープレートと表示パネルは全て装着溝に収容され、カバープレートは装着溝の開口部を密閉する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本出願の構造の特徴及び効果をより明確に説明するために、以下、図面及び具体的な実施例を参照して本発明を詳細に説明する。
【
図1】本出願の実施例に係わるカバープレートの立体構造を示す図面である。
【
図2】
図1のカバープレートのA部の部分拡大構造を示す図面である。
【
図4】
図1のカバープレートの別の部分正面図である。
【
図6】本出願の実施例に係わるディスプレイスクリーンの分解構造を示す図面である。
【
図7】本出願の別の実施例に係わるディスプレイスクリーンの分解構造を示す図面である。
【
図8】本出願の実施例に係わる電子機器の立体構造を示す図面である。
【
図9】
図8の電子機器の分解構造を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本出願の実施形態は、カバープレートを提供する。カバープレートは、接続された平坦部と円弧部を含み、円弧部は平坦部の外周を取り囲んで設けられる。平坦部は平坦外面と第一側面を有し、平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、第一エッジラインと第二エッジラインは接続される。円弧部は円弧面と第二側面を有し、円弧面は平坦外面と第二側面との間に接続され、第一エッジラインは円弧面と平坦外面の境界線であり、第二エッジラインは平坦外面と第一側面の境界線であり、第一側面と第二側面は同じ方向である。
【0009】
第一エッジラインと第二エッジラインはエンドツーエンドで閉ループを形成する。
【0010】
第一エッジラインの長さは第二エッジラインの長さより長い。
【0011】
第一エッジラインは第二エッジラインの対向する両端に対称的に分布される。
【0012】
円弧面は第二エッジラインに近い徐々に変化する円弧面を含み、徐々に変化する円弧面は対向する第一側と第二側を有し、第一側は第二エッジラインに近く、第二側から第一側に向かって徐々に変化する円弧面の面積はだんだん小さくなる。
【0013】
第一側で徐々に変化する円弧面の面積は0に縮小されることができ、第一側は鋭い角の形状であることができる。
【0014】
円弧面は隅部円弧面を含み、隅部円弧面は曲げられてカバープレートの隅部を形成し、隅部円弧面は徐々に変化する円弧面の第二側に接続される。
【0015】
カバープレートは、入光領域と遮光領域を有する。遮光領域は、第一側面と第二側面から始まり、且つ平坦外面の内部まで延びた境界を有する。入光領域は、第二エッジラインと境界との間にあり、且つ平坦部内に位置する。入光領域の外周の所定の範囲内で入光領域を取り囲む遮光領域の一部も平坦部に位置する。
【0016】
平坦外面の内部に位置する境界おいて、入光領域に対応する部分は入光領域から離れるように曲がって、入光領域に対応する境界は弧線形になる。
【0017】
カバープレートは平坦外面の反対側に位置する底面を有し、底面は第一側面及び第二側面の両方に接続される。底面は塗布領域を有する。塗布領域は、底面の輪郭線から始まり、且つ底面の内部に位置する第三エッジライン及び第四エッジラインを有する。第三エッジラインと第四エッジラインはいずれも平坦外面の内部に対応する。第三エッジラインは底面の輪郭線と第四エッジラインとの間に位置し、第三エッジラインによって囲まれて閉鎖領域が画定される。塗布領域内に遮光材料が塗布されて遮光領域が形成され、閉鎖領域は入光領域になる。
【0018】
第一側面は、第二側面と同じ平面にあり、且つ第二側面に接続されている。
【0019】
第一側面は、第二側面と同じ平面にない。
【0020】
本出願の実施形態は、さらにディスプレイスクリーンを提供する。ディスプレイスクリーンは表示パネル及び上記の実施形態に係わるカバープレートを含み、表示パネルはカバープレートにおける平坦外面の反対側の表面に貼り合せている。
【0021】
カバープレートは、入光領域及び遮光領域を有する。遮光領域は、第一側面と第二側面から始まり、且つ平坦外面の内部まで延びた境界を有する。入光領域は、第二エッジラインと境界との間にあり、且つ平坦部内に位置する。入光領域の外周の所定の範囲内で入光領域を取り囲む遮光領域の一部も平坦部に位置する。表示パネルが画面を表示するときに発出する光線は、境界によって囲まれた領域から出射される。
【0022】
表示パネルは、境界とマッチングする外形輪郭を有する。
【0023】
表示パネルはカバープレートとマッチングする外形輪郭を有する。表示パネルには装着貫通孔が設けられており、装着貫通孔の軸線は表示パネルの厚さ方向に沿って延在し、装着貫通孔は入光領域に位置合わせる。
【0024】
本出願の実施形態は、さらに電子機器を提供する。電子機器は、カバープレート、表示パネル及びハウジングを含む。カバープレートは接続された平坦部と円弧部を含み、円弧部は平坦部の外周を取り囲んで設けられる。平坦部は平坦外面と第一側面を有し、平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、第一エッジラインと第二エッジラインは接続される。円弧部は円弧面と第二側面を有し、円弧面は平坦外面と第二側面との間に接続され、第一エッジラインは円弧面と平坦外面の境界線であり、第二エッジラインは平坦外面と第一側面の境界線であり、第一側面と第二側面は同じ方向である。表示パネルとカバープレートは積層される。ハウジングは装着溝を有し、カバープレートと表示パネルは全て装着溝に収容され、カバープレートは装着溝の開口部を密閉する。
【0025】
カバープレートは、入光領域と遮光領域を有する。遮光領域は、第一側面と第二側面から始まり、且つ平坦外面の内部まで延びた境界を有する。入光領域は、第二エッジラインと境界との間にあり、且つ平坦部内に位置する。入光領域の外周の所定の範囲内で入光領域を取り囲む遮光領域の一部も平坦部に位置する。表示パネルが画面を表示するときに発する光線は、境界によって囲まれた領域から出射される。電子機器は、カメラを含む。カメラは、表示パネルに隣接し、表示パネルとともにカバープレートの同じ側に位置する。カメラは、入光領域に位置合わせて、入光領域から入射する光線を収集する。
【0026】
表示パネルは、境界にマッチングする外形輪郭を有する。
【0027】
ハウジングは、フロントハウジング及びミドルフレームを含む。フロントハウジングには装着溝が設けられている。ミドルフレームは、フロントハウジングに結合し、且つフロントハウジングにおけるカバープレートから離れた側に位置する。カメラは、ミドルフレーム又はフロントハウジングに装着される。
【0028】
以下、本出願の実施例の図面を参照しながら、本出願の実施例の技術方案を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。当業者が本出願の実施例に基づいて創造的な努力なしに得ることができる全ての他の実施例は、皆本出願の保護範囲に属する。
【0029】
本実施例は、電子機器のディスプレイスクリーンのカバープレートを提供し、カバープレートは表示パネルに覆設されて、表示パネルを保護し、タッチ操作に応答する役割を果たす。
【0030】
図1及び
図2に示されたように、本実施例の第一実施形態はカバープレート10を提供し、カバープレート10は全体として矩形平板状であり、ガラスで作ることができる。もちろん、カバープレート10は他の任意の所望の形状であることができ、及び/又は他の適切な材料で作ることができる。具体的には、カバープレート10は平坦部12及び円弧部11を含み、平坦部12と円弧部11は接続されており、円弧部11は平坦部12の外周を取り囲んで設けられる。
【0031】
図1及び
図2に示されたように、平坦部12は、平板状であり、その厚さ方向の対向する2つの表面は全て平面である。平坦部12は平坦外面12aと第一側面12bを有し、平坦外面12aはユーザに面してユーザにより触れる平面である。第一側面12bは平坦外面12aに接続された平面であり、第一側面12bの法線方向は平坦部12の厚さ方向と垂直であることができる。平坦外面12aは第一エッジラインL1と第二側面L2を有し(本実施例において、「エッジライン」とは、面の境界線である)、第一エッジラインL1は第二側面L2に接続される。第一エッジラインL1及び第二側面L2は全て直線又は曲線であることができ、第二側面L2は直線であることが好ましい(第二側面L2が直線である場合、第一エッジラインL1は、第二側面L2に直接に接続されることができ、中間線分を介して第二側面L2に接続されることもできる)。円弧部11は円弧面11aと第二側面11bを有する。円弧面11aは平坦外面12aと第二側面11bとの間に接続され、円弧面11aは平坦外面12aから離れる方向へ湾曲されて曲率を有し、曲率は需要に応じて決定することができる。第二側面11bは平面である。円弧面11aは平坦外面12aの縁部に位置するので、カバープレート10は2.5Dガラスカバープレートであることができる。第一エッジラインL1は円弧面11aと平坦外面12aの境界線であり、第二側面L2は平坦外面12aと第一側面12bの境界線である。従って、カバープレート10の辺縁部分は円弧面11aと平面(即ち、平坦外面12a)の両方を有する。第一側面12bと第二側面11bは同じ方向であり、即ち、第一側面12bと第二側面11bの法線方向はほぼ同じである。好ましくは、第一側面12bは、第二側面11bと同じ平面にあり、且つ第二側面11bに接続されることができる。
図2に示されたように、第一側面12bと第二側面11bとの間に境界線M1及び境界線M2が存在する。第一側面12b及び第二側面11bはカバープレート10の側面の少なくとも一部を構成する。或いは、第一側面12bは、第二側面11bと同じ平面になく、例えば、第一側面12bは第二側面11bから突出してボスを形成する。
【0032】
第一実施形態において、円弧部11は、平坦部12における、第二側面L2以外の残りの全てのエッジラインを取り囲むことができる。この場合、
図1及び
図2に示されたように、第一エッジラインL1は第二側面L2とともに平坦部12の全てのエッジラインを構成し、第二側面11bは第一側面12bとともにカバープレート10の全ての側面を構成する。別の実施形態において、円弧部11は、平坦部12における、第二側面L2以外の部分のエッジラインを取り囲むことができる。この場合、第一エッジラインL1は第二側面L2とともにただ平坦部12のエッジラインの一部を構成し、第二側面11bは第一側面12bとともにただカバープレート10の側面の一部を構成する。なお、第一実施形態において、カバープレート10は平坦部12と円弧部11に分けられているが、これはカバープレート10の構造を明確に説明するために過ぎず、カバープレート10は分離された平坦部12と円弧部11を接合してなるわけではなく、逆に、カバープレート10は一体構造である。
【0033】
第一実施形態において、カバープレート10は平坦部12の外周を取り囲む円弧部11を有し、円弧部11の円弧面11aと平坦部12の平坦外面12aは第一エッジラインL1で接続され、平坦外面12aと平坦部12の第一側面12bは第二エッジラインL2で接続され、従ってカバープレート10の辺縁部は円弧面11aと平面(即ち、平坦外面12a)の両方を有する外観構造を形成し、これは辺縁部全体が円弧面11aである従来のカバープレート10と異なる。カバープレート10の円弧面部分と平面部分の触感は異なり、電子機器のハウジングに組み立てられる際、円弧面部分と平面部分は異なる方法でハウジングと係合するので、円弧面部分と平面部分はそれぞれ異なる視覚効果を提供する。従って、本カバープレート10は、従来の外観構造を変更することにより、新しいユーザ体験を提供する。
【0034】
図1及び
図2に示されたように、第一実施形態において、好ましくは、第一エッジラインL1と第二側面L2はエンドツーエンドで閉ループを形成し、即ち、第一エッジラインL1の対向する両端はそれぞれ第二側面L2の対向する両端に接続される。従って、第一エッジラインL1は第二側面L2とともに平坦外面12aの全てのエッジラインを構成し、換言すると、円弧部11は、平坦部12の第二側面L2以外の残りの全てのエッジラインに沿って分布されており、第二側面11bは第一側面12bとともにカバープレート10の全ての側面を構成する。別の実施形態において、第一エッジラインL1の一端のみが第二側面L2の一端に接続されてもよく、この場合、第一エッジラインL1は第二側面L2とともにただ平坦外面12aのエッジラインの一部を構成し、換言すると、円弧部11はただ平坦部12の第二側面L2以外のエッジラインの一部のみに沿って分布されており、第二側面11bは第一側面12bとともにただカバープレート10の側面の一部を構成する。
【0035】
図1及び
図2に示されたように、好ましくは、第一エッジラインL1の長さは第二側面L2の長さより長い。例えば、第一エッジラインL1と第二側面L2が閉ループを画定する場合、長い第一エッジラインL1は短い第二側面L2を囲むことができ、従ってカバープレート10の平面部分の対向する両側は全て円弧面部分を有する。このような設計によって、カバープレート10は構造の均一性がよくなり、ヒューマン-マシン工学原理により合致し、より良好な視覚的経験を達成でき、また加工も容易になる。別の実施形態では、第一エッジラインL1と第二側面L2の長さの大きさの関係について制限はない。
【0036】
図1及び
図2に示されたように、さらに、第一エッジラインL1は第二側面L2の対向する両端に対称的に分布されており、従ってカバープレート10の円弧面部分は平面部分の対向する両側に対称的に分布されて、カバープレート10は対称的構造を有するようになり、視覚的体験が向上する。別の実施形態において、第一エッジラインL1は第二側面L2に対して非対称的に分布されており、例えば、第一エッジラインL1の一端のみが第二側面L2に接続されるか、又は、第一エッジラインL1と第二側面L2はエンドツーエンドで閉ループを形成するが、第二側面L2は第一エッジラインL1の対向する両側に非対称的に分布される。
【0037】
図3に示されたように、第一実施形態において、好ましくは、円弧面11aは第二側面L2に近い徐々に変化する円弧面11a1を含むことができる。徐々に変化する円弧面11a1は対向する第一側と第二側を有し(例えば、
図3の視角において、第一側は右側であり、第二側は左側である)、第一側は第二側面L2に近い。第二側から第一側に向かって、徐々に変化する円弧面11a1の面積はだんだん小さくなり、即ち、徐々に変化する円弧面11a1の面積は逓減的に変化する。好ましくは、第一側で徐々に変化する円弧面11a1の面積は0に縮小されることができ、第一側は鋭い角の形状であることができる。円弧面11aは徐々に変化する部分を含むので、円弧面11aは平坦外面12aにスムーズに移行する。このような設計を有するカバープレート10は触感がより良好であり、視覚的により洗練されて心地よい。本実施形態において、徐々に変化する円弧面11a1の第二側は第二側面L2に近い箇所にあってもよく、徐々に変化する円弧面11a1の長さ(カバープレート10のエッジラインの延在方向に沿うサイズ、
図3の視角では左右方向のサイズ)はより短く、徐々に変化する円弧面11a1の面積は緩やかに逓減し得る。別の実施形態において、円弧面11aは徐々に変化する部分を含まなくてもよい。
【0038】
図4に示されたように、本実施例の第二実施形態に係わるカバープレート20は、以下の点で上述した第一実施形態に係わるカバープレート10と異なる。カバープレート20の円弧面21aは、さらに隅部円弧面21a2を含むことができる。隅部円弧面21a2は曲げられてカバープレート10の隅部を形成する(「隅部」は、平坦外面12aに垂直する視角から見た隅部である)。隅部円弧面21a2は徐々に変化する円弧面21a1の第二側に接続されており、即ち、徐々に変化する円弧面21a1の長さが長く、その第二側は延在されてカバープレート10の隅部に接続される。徐々に変化する円弧面21a1を長くすることにより、ユーザがより多い徐々に変化する領域をタッチすることができ、触感体験を向上させる。また、さらに長い徐々に変化する円弧面21a1は、外界の光線に照射されると、より魅力的な明暗効果が得られ、視覚的体験が極めて良好である。第二実施形態において、徐々に変化する円弧面21a1の面積は急激に逓減することができ、徐々に変化する円弧面21a1は細長い帯状になる。もちろん、本実施形態の技術方案はこれに限定されない。
【0039】
図1~
図4に示されたように、本実施例において、カバープレート10は、入光領域S1と遮光領域を有する。
【0040】
遮光領域(
図1~
図4において、点状陰影領域以外の領域)は、第一側面12bと第二側面11bから始まり(即ち、第一側面12bと第二側面11bを1つの境界とする)、平坦外面12aの内部まで延びた境界M3を有する(平坦外面12aに垂直な方向から見ると、境界M3は平坦外面12aの内部にある)。遮光領域は、平坦部12に位置する部分及び円弧部11に位置する部分を含むことができる。好ましくは、遮光領域の2つの対向する境界は両方ともに閉ループを構成することができ、遮光領域は密閉領域である。遮光領域はカバープレート10下方の部件の部位を遮蔽して、ディスプレイスクリーンの表示に影響を与えることを回避するために用いられる。例えば、遮光領域は、表示パネルの保護フレーム、カバープレート10及び/又は表示パネルの配線やケーブル、カバープレート10の下方にある別のデバイス(例えば、カメラ、光センサなど)などのような遮蔽を必要とする部位を遮蔽するために用いられる。
【0041】
入光領域S1は第二側面L2と平坦外面12aの内部に位置する境界M3との間にあり、遮光領域は入光領域S1の外周を取り囲む。入光領域S1は外界の光線を透過させて、カバープレート10の下方に配置されたカメラが採光できるようにする(以下、詳細に説明する)。入光領域S1は閉鎖エリアである。入光領域S1は平坦部12内に位置し、且つ入光領域S1の外周の所定の範囲内で入光領域S1を取り囲む遮光領域の一部も平坦部12に位置する。即ち、入光領域S1の境界から所定の距離だけ外部へ延在され、この所定の距離の範囲以内の領域(入光領域S1を含み、
図5の円形の点線で示す)は全て平坦部12内に位置する。外界の光線がこの所定の距離の範囲内の平坦部12の領域からカメラに入射すると、平坦部12領域の表面は平坦であるので、光線は予想された伝送経路に従って伝達され、光線は正確且つ確実にカメラに入り、カメラで形成された画像が良好な精度を有し、歪みなどがないことを確保する。この所定の距離は、カメラが確実且つ正確に採光できるように設定され、カメラのデバイスモデルに応じて調整することができる。
【0042】
従来のカバープレート10の辺縁全体は円弧面11aであり、カメラが確実且つ正確に採光できるように、所定の距離の範囲以内の領域(入光領域S1を含む)を全て平坦部12に位置させるために、円弧面11aの内側境界(本実施例の第一エッジラインL1を参照)から入光領域S1の境界までの間隔はこの所定の距離以上である必要があり(円弧面11aの内側境界から入光領域S1までは平面である)、その結果、入光領域S1からカバープレート10の縁部までの間隔が大きくなり、それに対応して、平坦外面12aの内部にある遮光領域の境界M3からカバープレート10の縁部までの間隔も大きくなり(
図3及び
図4に示す視角を参照すると、該境界M3がその分下方へ移動)、それにより、カバープレート10の遮光領域が占める面積が増大し、透光領域(カバープレート10における遮光領域と入光領域S1以外の領域)が占める面積が減少し、ディスプレイスクリーンの正面から見ると、表示領域(表示領域のサイズは透光領域のサイズと一致する)が小さくなり、従ってディスプレイスクリーンの画面占有率が低くなり、視聴体験が悪い。逆に、本実施例のカバープレート10において、入光領域S1に対応するカバープレート10の縁部を円弧面11aから平面に変更し、該平面の縁部はカバープレート10の縁部となり、それによって、前記所定の距離を確保するとともに、入光領域S1をカバープレート10の縁部に近く設けることが可能になる。この場合、平坦外面12aの内部にある遮光領域の境界M3からカバープレート10の縁部までの間隔は減少され(
図3及び
図4に示す視角を参照すると、該境界M3がその分上へ移動)、それにより、カバープレート10の遮光領域が占める面積が減少され、透光領域が占める面積が上昇する。ディスプレイスクリーンの正面から見ると、表示領域が大きくなり、従ってディスプレイスクリーンの画面占有率が高くなり、視聴体験が優れる。
【0043】
また、カバープレート10は円弧部11と平坦部12に分けられるので、対応する工芸によって円弧部11の円弧面11aに所望の曲率を付与することにより、平坦部12内の入光領域S1からカバープレート10の縁部までの距離を影響せずに、対応する視覚的効果や触感を達成することができる(曲率が大きい場合、カバープレート10の縁部では、水滴の効果がより顕著になり、且つ触感がさらに順調になる)。即ち、必要に応じて、ディスプレイスクリーンの画面占有率を影響せずに、円弧面11aの曲率を調整することができる。
【0044】
図1~
図4に示されたように、好ましくは、平坦外面12aの内部にある境界M3の入光領域S1に対応する部分は入光領域S1から離れる方向に向って曲げることができ、従って入光領域に対応する境界M3は円弧状となる。換言すると、境界M3は円弧状であるので、入光領域に対応する遮光領域は突起した形状、即ち水滴状の領域を形成することができる。このような設計は、遮光領域を直線状に設計する従来のカバープレート10を変え、新しい視覚的体験をもたらす。特に水滴状の領域がカバープレート10の対称軸に対して対称的である場合、カバープレート10の視覚美観が大幅に向上する。上述したように、平坦外面12aの内部にある遮光領域の境界M3が上へ移動すると、水滴状領域が上へ「圧縮」されて、水滴状領域の下境界からカバープレート10の縁部までの距離が減少され、ディスプレイスクリーンの画面占有率が向上する。もちろん、本実施例において、水滴状の遮光領域は必須なものではなく、例えば、遮光領域における入光領域S1に対応する部分は、丸い角を有する真っ直ぐなストリップの形状に形成することができる。
【0045】
本実施例において、カバープレート10の遮光領域は、カバープレート10の底面に遮光材料を塗布することによって形成することができる。
【0046】
具体的には、
図5に示されたように、カバープレート10は平坦外面12aの反対側に位置する底面10aを有し、底面10aは第一側面12b及び第二側面11bの両方に接続される。底面10aは、塗布領域を有する。塗布領域は、底面10aの輪郭線10a1から始まり、且つ底面10aの内部に位置する第三エッジラインL3及び第四エッジラインL4を有する。
図1~
図5に示されたように、第三エッジラインL3と第四エッジラインL4は全て平坦外面12aの内部に対応する(平坦外面12aに垂直な方向から見ると、第三エッジラインL3及び第四エッジラインL4は全て平坦外面12aの内部にある)。第三エッジラインL3は底面10aの輪郭線10a1と第四エッジラインL4との間に位置し、第三エッジラインL3によって閉鎖エリアが画定される。塗布領域に遮光材料が塗布されて遮光領域を形成し、第四エッジラインL4は平坦外面12aの内部に位置する遮光領域の境界M3に対応し、その結果、閉鎖エリアは入光領域S1を形成する。遮光材料は遮光インクを含むが、これに限定されない。別の実施例において、カバープレート10の遮光領域は、上記の方法で形成されることに限定されない。
【0047】
以上、本出願の実施例に係わるカバープレートを詳細に説明した。以下、図面を参照して、本出願の実施例に係わるディスプレイスクリーン及び電子機器を詳細に説明する。
【0048】
図6及び
図7に示されたように、本出願の実施例は、表示パネル31及び上記のいずれかの実施形態のカバープレートを含むディスプレイスクリーン30を提供する。表示パネル31はカバープレートにおける平坦外面に対向する表面に貼着され、例えば、表示パネル31はカバープレート10の底面10aに貼着される。表示パネル31は、液晶表示パネル、有機発光ダイオード表示パネル、インクスクリーンパネルなどを含むが、これらに限定されない。本実施例のディスプレイスクリーン30は新規の外観構造を有し、ユーザに差別化された触感と視覚効果をもたらし、ユーザ体験を向上させる。
【0049】
好ましくは、ディスプレイスクリーン30は、上述した入光領域S1と遮光領域を有するカバープレートを含むことができる。カバープレート10を例とすると、ディスプレイスクリーン30のカバープレート10は入光領域S1と遮光領域を有する。遮光領域は、第一側面12bと第二側面11bから始まり、且つ平坦外面12aの内部まで延びた境界M3を有する。入光領域S1は、平坦部12に位置し、具体的に第二側面L2と境界M3との間に位置し、且つ入光領域S1の外周の所定の範囲内で入光領域S1を取り囲む遮光領域の一部も平坦部12に位置する。表示パネル31が画面を表示するときに発射する光線は、境界M3によって囲まれた領域(即ち透光領域)から射出される。このようなディスプレイスクリーン30において、透光領域に合わせるように表示パネル31をより大きくすることができ、従ってディスプレイスクリーン30の画面占有率が高く、視聴体験が向上する。また、需要によってディスプレイスクリーン30のカバープレート10の円弧面11aの曲率を調整することができるが、ディスプレイスクリーン30の画面占有率を影響しない。
【0050】
図6に示されたように、好ましくは、第一実施形態において、表示パネル31は遮光領域の境界M3とマッチングする外形輪郭を有し、即ち、表示パネル31の外形輪郭は透光領域とマッチングして、表示パネル31が画面を表示するときに発出する光線が透光領域から射出するようにする。例えば、透光領域が水滴状部分を有する場合、表示パネル31の対応する位置にノッチ31aが設けられ、カメラはノッチ31aに設けられ且つカバープレート10の入光領域S1と位置合わせて外界の光線を採集する。規則的な外形を有する一般的な表示パネルと異なり、第一実施形態に係わる表示パネル31は異型パネルであり、画面占有率を高める目的に達する。もちろん、このような設計は必須なものではない。
【0051】
あるいは、
図7に示されたように、前記第一実施形態と異なり、第二実施形態において、表示パネル41はカバープレート10とマッチングする外形輪郭を有し(即ち規則的な外形を有する)、表示パネル41にはその厚さ方向に沿って装着貫通孔41aが設けられており、装着貫通孔41aは入光領域S1と位置合わせる。装着貫通孔41aはカメラを装着するために用いられ、カメラは入光領域S1を透過して入射した外界の光線を採集することができる。第二実施形態の表示パネル41は孔付きパネルであり、同様に画面占有率を高めることができる。もちろん、このような設計も必須なものではない。
【0052】
本出願の実施例は、電子機器をさらに提供する。電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダー、リモートコントローラ、ノートブックコンピュータ、車載機器、インターネットテレビ、ウェアラブルデバイスなどの電子製品を含むが、これらに限定されない。好ましくは、電子機器は携帯電話である。
【0053】
図8及び
図9に示されたように、電子機器50は、ハウジング及び上述したいずれかの実施形態に係わるディスプレイスクリーンを含む。ディスプレイスクリーン30を例とすると、電子機器50のディスプレイスクリーン30はカバープレート10及び表示パネル31を含む。カバープレート10は接続された平坦部12及び円弧部11を含み、円弧部11は平坦部12の外周を取り囲んで設けられる。平坦部12は平坦外面12aと第一側面12bを有し、平坦外面12aは第一エッジラインL1と第二側面L2を有し、第一エッジラインL1は第二側面L2に接続される。円弧部11は円弧面11aと第二側面11bを有し、円弧面11aは平坦外面12aと第二側面11bとの間に接続される。第一エッジラインL1は円弧面11aと平坦外面12aとの境界線であり、第二側面L2は平坦外面12aと第一側面12bとの境界線であり、第一側面12bと第二側面11bは同じ方向である。表示パネル31とカバープレート10は積層される。ハウジングは装着溝を有し、カバープレート10と表示パネル31は全て装着溝に収容され、カバープレート10は装着溝の開口部を密閉する。本実施例の電子機器50のディスプレイスクリーン30は、新規の外観構造を有し、ユーザに差別化された触感と視覚効果をもたらし、ユーザ体験を向上させる。
【0054】
好ましくは、電子機器50はカメラ51を含むことができる。カメラ51は表示パネル31に隣接し、且つ表示パネル31とともにカバープレート10の同じ側にある。カメラ51は入光領域S1に位置合わせて入光領域S1から入射する光線を採集する。このような電子機器50は、さらに高い画面占有率を有し、視聴体験が向上する。また、需要によって電子機器50のカバープレート10の円弧面11aの曲率を調整することができるが、ディスプレイスクリーン30の画面占有率を影響しない。
【0055】
図9に示されたように、好ましくは、表示パネル31の外形輪郭はカバープレート10の透光領域にマッチングし、表示パネル31が画面を表示するときに発する光線は透光領域から射出されることができる。例えば、透光領域が水滴状部分を有する場合、表示パネル31の対応する位置にノッチ31aが設けられ、カメラはノッチ31aに設けられ且つカバープレート10の入光領域S1と位置合わせて外界の光線を採集する。規則的な外形を有する一般的な表示パネルと異なり、本実施形態に係わる表示パネル31は異型パネルであり、画面占有率を高める目的に達する。もちろん、このような設計は必須なものではない。
【0056】
図9に示されたように、好ましくは、ハウジングはフロントハウジング52及びミドルフレーム53を含むことができる。フロントハウジング52には装着溝52aが設けられている。ミドルフレーム53は、フロントハウジング52に結合し、且つフロントハウジング52におけるカバープレート10から離れた側に位置する。カメラはミドルフレーム53又はフロントハウジング52に装着される。ハウジングはリアハウジング54をさらに含むことができる。リアハウジング54は、ミドルフレーム53に結合し、ミドルフレーム53におけるフロントハウジング52から離れた側に位置する。このような構造のハウジングはより多い部材を搭載することができ、電子機器50全体の構造強度を高める。ユーザがリアハウジング54を取り外して電池や他の部材(例えば、メモリカード、SIMカードなど)を取り替えるように、リアハウジング54は着脱可能なものでもよい。もちろん、このような設計も必須なものではない。
【0057】
以上は、本出願の具体的な実施形態であるが、本出願の保護範囲はこれらに限定されるものではなく、当業者が本出願で開示された技術的範囲を逸脱することなく容易に想到しうる様々な等価修正や置換は全て本出願の保護範囲に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は特許請求の範囲に従うべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-09-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
図1及び
図2に示されたように、平坦部12は、平板状であり、その厚さ方向の対向する2つの表面は全て平面である。平坦部12は平坦外面12aと第一側面12bを有し、平坦外面12aはユーザに面してユーザにより触れる平面である。第一側面12bは平坦外面12aに接続された平面であり、第一側面12bの法線方向は平坦部12の厚さ方向と垂直であることができる。平坦外面12aは第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2を有し(本実施例において、「エッジライン」とは、面の境界線である)、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2に接続される。第一エッジラインL1及び
第二エッジラインL2は全て直線又は曲線であることができ、
第二エッジラインL2は直線であることが好ましい(
第二エッジラインL2が直線である場合、第一エッジラインL1は、
第二エッジラインL2に直接に接続されることができ、中間線分を介して
第二エッジラインL2に接続されることもできる)。円弧部11は円弧面11aと第二側面11bを有する。円弧面11aは平坦外面12aと第二側面11bとの間に接続され、円弧面11aは平坦外面12aから離れる方向へ湾曲されて曲率を有し、曲率は需要に応じて決定することができる。第二側面11bは平面である。円弧面11aは平坦外面12aの縁部に位置するので、カバープレート10は2.5Dガラスカバープレートであることができる。第一エッジラインL1は円弧面11aと平坦外面12aの境界線であり、
第二エッジラインL2は平坦外面12aと第一側面12bの境界線である。従って、カバープレート10の辺縁部分は円弧面11aと平面(即ち、平坦外面12a)の両方を有する。第一側面12bと第二側面11bは同じ方向であり、即ち、第一側面12bと第二側面11bの法線方向はほぼ同じである。好ましくは、第一側面12bは、第二側面11bと同じ平面にあり、且つ第二側面11bに接続されることができる。
図2に示されたように、第一側面12bと第二側面11bとの間に境界線M1及び境界線M2が存在する。第一側面12b及び第二側面11bはカバープレート10の側面の少なくとも一部を構成する。或いは、第一側面12bは、第二側面11bと同じ平面になく、例えば、第一側面12bは第二側面11bから突出してボスを形成する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
第一実施形態において、円弧部11は、平坦部12における、
第二エッジラインL2以外の残りの全てのエッジラインを取り囲むことができる。この場合、
図1及び
図2に示されたように、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2とともに平坦部12の全てのエッジラインを構成し、第二側面11bは第一側面12bとともにカバープレート10の全ての側面を構成する。別の実施形態において、円弧部11は、平坦部12における、
第二エッジラインL2以外の部分のエッジラインを取り囲むことができる。この場合、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2とともにただ平坦部12のエッジラインの一部を構成し、第二側面11bは第一側面12bとともにただカバープレート10の側面の一部を構成する。なお、第一実施形態において、カバープレート10は平坦部12と円弧部11に分けられているが、これはカバープレート10の構造を明確に説明するために過ぎず、カバープレート10は分離された平坦部12と円弧部11を接合してなるわけではなく、逆に、カバープレート10は一体構造である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
第一実施形態において、カバープレート10は平坦部12の外周を取り囲む円弧部11を有し、円弧部11の円弧面11aと平坦部12の平坦外面12aは第一エッジラインL1で接続され、平坦外面12aと平坦部12の第一側面12bは第二エッジラインL2で接続され、従ってカバープレート10の辺縁部は円弧面11aと平面(即ち、平坦外面12a)の両方を有する外観構造を形成し、これは辺縁部全体が円弧面である従来のカバープレートと異なる。カバープレート10の円弧面部分と平面部分の触感は異なり、電子機器のハウジングに組み立てられる際、円弧面部分と平面部分は異なる方法でハウジングと係合するので、円弧面部分と平面部分はそれぞれ異なる視覚効果を提供する。従って、本カバープレート10は、従来の外観構造を変更することにより、新しいユーザ体験を提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
図1及び
図2に示されたように、第一実施形態において、好ましくは、第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2はエンドツーエンドで閉ループを形成し、即ち、第一エッジラインL1の対向する両端はそれぞれ
第二エッジラインL2の対向する両端に接続される。従って、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2とともに平坦外面12aの全てのエッジラインを構成し、換言すると、円弧部11は、平坦部12の
第二エッジラインL2以外の残りの全てのエッジラインに沿って分布されており、第二側面11bは第一側面12bとともにカバープレート10の全ての側面を構成する。別の実施形態において、第一エッジラインL1の一端のみが
第二エッジラインL2の一端に接続されてもよく、この場合、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2とともにただ平坦外面12aのエッジラインの一部を構成し、換言すると、円弧部11はただ平坦部12の
第二エッジラインL2以外のエッジラインの一部のみに沿って分布されており、第二側面11bは第一側面12bとともにただカバープレート10の側面の一部を構成する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
図1及び
図2に示されたように、好ましくは、第一エッジラインL1の長さは
第二エッジラインL2の長さより長い。例えば、第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2が閉ループを画定する場合、長い第一エッジラインL1は短い
第二エッジラインL2を囲むことができ、従ってカバープレート10の平面部分の対向する両側は全て円弧面部分を有する。このような設計によって、カバープレート10は構造の均一性がよくなり、ヒューマン-マシン工学原理により合致し、より良好な視覚的経験を達成でき、また加工も容易になる。別の実施形態では、第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2の長さの大きさの関係について制限はない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
図1及び
図2に示されたように、さらに、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2の対向する両端に対称的に分布されており、従ってカバープレート10の円弧面部分は平面部分の対向する両側に対称的に分布されて、カバープレート10は対称的構造を有するようになり、視覚的体験が向上する。別の実施形態において、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2に対して非対称的に分布されており、例えば、第一エッジラインL1の一端のみが
第二エッジラインL2に接続されるか、又は、第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2はエンドツーエンドで閉ループを形成するが、
第二エッジラインL2は第一エッジラインL1の対向する両側に非対称的に分布される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
図3に示されたように、第一実施形態において、好ましくは、円弧面11aは
第二エッジラインL2に近い徐々に変化する円弧面11a1を含むことができる。徐々に変化する円弧面11a1は対向する第一側と第二側を有し(例えば、
図3の視角において、第一側は右側であり、第二側は左側である)、第一側は
第二エッジラインL2に近い。第二側から第一側に向かって、徐々に変化する円弧面11a1の面積はだんだん小さくなり、即ち、徐々に変化する円弧面11a1の面積は逓減的に変化する。好ましくは、第一側で徐々に変化する円弧面11a1の面積は0に縮小されることができ、第一側は鋭い角の形状であることができる。円弧面11aは徐々に変化する部分を含むので、円弧面11aは平坦外面12aにスムーズに移行する。このような設計を有するカバープレート10は触感がより良好であり、視覚的により洗練されて心地よい。本実施形態において、徐々に変化する円弧面11a1の第二側は
第二エッジラインL2に近い箇所にあってもよく、徐々に変化する円弧面11a1の長さ(カバープレート10のエッジラインの延在方向に沿うサイズ、
図3の視角では左右方向のサイズ)はより短く、徐々に変化する円弧面11a1の面積は緩やかに逓減し得る。別の実施形態において、円弧面11aは徐々に変化する部分を含まなくてもよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
入光領域S1は第二エッジラインL2と平坦外面12aの内部に位置する境界M3との間にあり、遮光領域は入光領域S1の外周を取り囲む。入光領域S1は外界の光線を透過させて、カバープレート10の下方に配置されたカメラが採光できるようにする(以下、詳細に説明する)。入光領域S1は閉鎖エリアである。入光領域S1は平坦部12内に位置し、且つ入光領域S1の外周の所定の範囲内で入光領域S1を取り囲む遮光領域の一部も平坦部12に位置する。即ち、入光領域S1の境界から所定の距離だけ外部へ延在され、この所定の距離の範囲以内の領域(入光領域S1を含み、図3の円形の点線で示す)は全て平坦部12内に位置する。外界の光線がこの所定の距離の範囲内の平坦部12の領域からカメラに入射すると、平坦部12領域の表面は平坦であるので、光線は予想された伝送経路に従って伝達され、光線は正確且つ確実にカメラに入り、カメラで形成された画像が良好な精度を有し、歪みなどがないことを確保する。この所定の距離は、カメラが確実且つ正確に採光できるように設定され、カメラのデバイスモデルに応じて調整することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
好ましくは、ディスプレイスクリーン30は、上述した入光領域S1と遮光領域を有するカバープレートを含むことができる。カバープレート10を例とすると、ディスプレイスクリーン30のカバープレート10は入光領域S1と遮光領域を有する。遮光領域は、第一側面12bと第二側面11bから始まり、且つ平坦外面12aの内部まで延びた境界M3を有する。入光領域S1は、平坦部12に位置し、具体的に第二エッジラインL2と境界M3との間に位置し、且つ入光領域S1の外周の所定の範囲内で入光領域S1を取り囲む遮光領域の一部も平坦部12に位置する。表示パネル31が画面を表示するときに発射する光線は、境界M3によって囲まれた領域(即ち透光領域)から射出される。このようなディスプレイスクリーン30において、透光領域に合わせるように表示パネル31をより大きくすることができ、従ってディスプレイスクリーン30の画面占有率が高く、視聴体験が向上する。また、需要によってディスプレイスクリーン30のカバープレート10の円弧面11aの曲率を調整することができるが、ディスプレイスクリーン30の画面占有率を影響しない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
図8及び
図9に示されたように、電子機器50は、ハウジング及び上述したいずれかの実施形態に係わるディスプレイスクリーンを含む。ディスプレイスクリーン30を例とすると、電子機器50のディスプレイスクリーン30はカバープレート10及び表示パネル31を含む。カバープレート10は接続された平坦部12及び円弧部11を含み、円弧部11は平坦部12の外周を取り囲んで設けられる。平坦部12は平坦外面12aと第一側面12bを有し、平坦外面12aは第一エッジラインL1と
第二エッジラインL2を有し、第一エッジラインL1は
第二エッジラインL2に接続される。円弧部11は円弧面11aと第二側面11bを有し、円弧面11aは平坦外面12aと第二側面11bとの間に接続される。第一エッジラインL1は円弧面11aと平坦外面12aとの境界線であり、
第二エッジラインL2は平坦外面12aと第一側面12bとの境界線であり、第一側面12bと第二側面11bは同じ方向である。表示パネル31とカバープレート10は積層される。ハウジングは装着溝を有し、カバープレート10と表示パネル31は全て装着溝に収容され、カバープレート10は装着溝の開口部を密閉する。本実施例の電子機器50のディスプレイスクリーン30は、新規の外観構造を有し、ユーザに差別化された触感と視覚効果をもたらし、ユーザ体験を向上させる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバープレートであって、
接続された平坦部と円弧部を含み、前記円弧部は前記平坦部の外周を取り囲んで設けられ、
前記平坦部は平坦外面と第一側面を有し、前記平坦外面は第一エッジラインと第二エッジラインを有し、前記第一エッジラインと前記第二エッジラインは接続され、
前記円弧部は円弧面と第二側面を有し、前記円弧面は前記平坦外面と前記第二側面との間に接続され、前記第一エッジラインは前記円弧面と前記平坦外面の境界線であり、前記第二エッジラインは前記平坦外面と前記第一側面の境界線であり、前記第一側面と前記第二側面は同方向である、
ことを特徴とするカバープレート。
【請求項2】
前記第一エッジラインと前記第二エッジラインはエンドツーエンドで閉ループを形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項3】
前記第一エッジラインの長さは前記第二エッジラインの長さより長い、
ことを特徴とする請求項2に記載のカバープレート。
【請求項4】
前記第一エッジラインは前記第二エッジラインの対向する両端に対称的に分布される、
ことを特徴とする請求項2に記載のカバープレート。
【請求項5】
前記円弧面は前記第二エッジラインに近い徐々に変化する円弧面を含み、前記徐々に変化する円弧面は対向する第一側と第二側を有し、前記第一側は前記第二エッジラインに近く、前記第二側から前記第一側に向かって前記徐々に変化する円弧面の面積はだんだん小さくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項6】
前記徐々に変化する円弧面
は前記第一側で鋭く尖っている、
ことを特徴とする請求項5に記載のカバープレート。
【請求項7】
前記円弧面は隅部円弧面を含み、前記隅部円弧面は曲げられて前記カバープレートの隅部を形成し、前記隅部円弧面は前記徐々に変化する円弧面の前記第二側に接続される、
ことを特徴とする請求項5に記載のカバープレート。
【請求項8】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置する、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のカバープレート。
【請求項9】
前記平坦外面の内部に位置する境界において、前記入光領域に対応する部分は前記入光領域から離れるように曲がって、前記入光領域に対応する前記境界は弧線形になる、
ことを特徴とする請求項8に記載のカバープレート。
【請求項10】
前記カバープレートは前記平坦外面の反対側に位置する底面を有し、前記底面は前記第一側面及び前記第二側面の両方に接続され、
前記底面は塗布領域を有し、前記塗布領域は、前記底面の輪郭線から始まり、且つ前記底面の内部に位置する第三エッジライン及び第四エッジラインを有し、前記第三エッジラインと前記第四エッジラインはいずれも前記平坦外面の内部に対応し、前記第三エッジラインは前記底面の輪郭線と前記第四エッジラインとの間に位置し、前記第三エッジラインによって閉鎖領域が画定され、
前記塗布領域に遮光材料が塗布されて前記遮光領域が形成され、前記閉鎖領域は前記入光領域になる、
ことを特徴とする請求項8に記載のカバープレート。
【請求項11】
前記第一側面と前記第二側面は同じ平面にあり且つ前記第一側面は前記第二側面に接続されている
か、
又は前記第一側面はと前記第二側面は同じ平面にない、
ことを特徴とする請求項1に記載のカバープレート。
【請求項12】
ディスプレイスクリーンであって、
表示パネル及び請求項1~1
1のいずれか一項に記載されたカバープレートを含み、前記表示パネルは前記カバープレートにおける前記平坦外面の反対側の表面に貼り合せている、
ことを特徴とするディスプレイスクリーン。
【請求項13】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置し、
前記表示パネルが画面を表示するときに発する光線は、前記境界によって囲まれた領域から出射される、
ことを特徴とする請求項1
2に記載のディスプレイスクリーン。
【請求項14】
電子機器であって、
請求項1~11のいずれか一項に記載のカバープレート、表示パネル及びハウジングを含み、
前記表示パネルと前記カバープレートは積層され、
前記ハウジングは装着溝を有し、前記カバープレートと前記表示パネルは全て前記装着溝に収容され、前記カバープレートは前記装着溝の開口部を密閉する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項15】
前記カバープレートは入光領域と遮光領域を有し、
前記遮光領域は、前記第一側面と前記第二側面から始まり、且つ前記平坦外面の内部まで延びた境界を有し、
前記入光領域は、前記第二エッジラインと前記境界との間にあり、且つ前記平坦部内に位置し、
前記入光領域の外周の所定の範囲内で前記入光領域を取り囲む前記遮光領域の一部も前記平坦部に位置し、
前記表示パネルが画面を表示するときに発する光線は、前記境界によって囲まれた領域から出射され、
前記電子機器はカメラを含み、前記カメラは前記表示パネルに隣接し且つ前記表示パネルとともに前記カバープレートの同じ側に位置し、前記カメラは前記入光領域に位置合わせて前記入光領域から入射する光線を収集する、
ことを特徴とする請求項1
4に記載の電子機器。
【国際調査報告】