(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-19
(54)【発明の名称】粒状物質または押出し物質の製造のための装置
(51)【国際特許分類】
B01J 2/20 20060101AFI20220512BHJP
B30B 11/24 20060101ALI20220512BHJP
B01J 2/10 20060101ALI20220512BHJP
【FI】
B01J2/20
B30B11/24
B01J2/10 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021548599
(86)(22)【出願日】2020-03-24
(85)【翻訳文提出日】2021-08-18
(86)【国際出願番号】 EP2020058103
(87)【国際公開番号】W WO2020207782
(87)【国際公開日】2020-10-15
(31)【優先権主張番号】102019205148.0
(32)【優先日】2019-04-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390009438
【氏名又は名称】グラット ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Glatt GmbH
【住所又は居所原語表記】Werner-Glatt-Str. 1, D-79589 Binzen, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【氏名又は名称】石田 大成
(72)【発明者】
【氏名】ツィンマーマン・ディルク
【テーマコード(参考)】
4G004
【Fターム(参考)】
4G004LA01
(57)【要約】
【解決手段】本発明は、粒状物質または押出し物質の製造のための装置1に関し、この装置1が、処理されるべき材料のための流入口8と、液体のための流入口9と、前記処理されるべき材料と前記液体とから成る中間製品の製造のための攪拌装置5と、前記中間製品のための流出口10とを有する容器3、および、排出管2を備えている上記装置において、前記装置1が、前記中間製品のための流入口24と、前記粒状物質または押出し物質のための流出口14と、前記中間製品を前記排出管2の流入口24から前記排出管2の前記流出口14の方向に搬送する搬送装置26とを有する、排出管2を備え、中心軸線E-Eを中心に回転可能な前記排出管2が、前記排出管2が前記容器3に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であるように、前記容器3に配置されていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
粒状物質または押出し物質の製造のための装置(1)であって、
この装置(1)が、
処理されるべき材料のための流入口(8)と、液体のための流入口(9)と、前記処理されるべき材料と前記液体とから成る中間製品の製造のための攪拌装置(5)と、前記中間製品のための流出口(10)とを有する容器(3)、および、
排出管(2)を備えている上記装置において、
前記装置(1)が、前記中間製品のための流入口(24)と、前記粒状物質または押出し物質のための流出口(14)と、前記中間製品を前記排出管(2)の流入口(24)から前記排出管(2)の前記流出口(14)の方向に搬送する搬送装置(26)とを有する、排出管(2)を備え、
中心軸線E-Eを中心に回転可能な前記排出管(2)が、前記排出管(2)が前記容器(3)に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であるように、前記容器(3)に配置されていることを特徴とする装置(1)。
【請求項2】
前記液体のための前記流入口(9)は、ノズルの形態において形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置(1)。
【請求項3】
前記排出管(2)は、前記容器(3)の下方に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置(1)。
【請求項4】
前記排出管(2)は、1つの切断面A-A内において配置されており、
この切断面が、前記容器(3)の垂直方向の中心軸線Yを通って延びる切断面X-Xに対して平行に、間隔Dをおいて延びていることを特徴とする請求項3に記載の装置(1)。
【請求項5】
前記攪拌装置(5)は、攪拌羽根(7)、特に少なくとも部分的に可撓的に形成された攪拌羽根(7)を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項6】
前記搬送装置(26)は、軸(27)によって駆動可能である、または、駆動されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項7】
前記搬送装置(26)を駆動する前記軸(27)は中空軸であることを特徴とする請求項6に記載の装置(1)。
【請求項8】
前記搬送装置(26)は、搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項9】
前記搬送装置(26)は、区域を有しており、この搬送装置(26)のスクリューねじ山深さが、これら区域内において相違していることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項10】
前記排出管(2)の前記流出口(14)は、ふるい装置(15)として形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項11】
前記ふるい装置(15)は、ふるい(38)とローターとを備えていることを特徴とする請求項10に記載の装置(1)。
【請求項12】
前記搬送装置(26)と前記ローターとは、前記排出管(2)の構造部材ユニットとして、1つの部材から成るように形成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項13】
前記ふるい装置(15)は、円錐形に形成されていることを特徴とする請求項10または12に記載の装置(1)。
【請求項14】
前記ふるい装置(15)の前記ふるい(38)の開口部(16)は、円形、長円形、矩形、及び/または、正方形に形成されていることを特徴とする請求項10から13のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項15】
前記ローターは、軸(37)によって駆動可能である、または、駆動されることを特徴とする請求項10から14のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項16】
前記ローターを駆動する前記軸(37)は、前記搬送装置(26)を駆動する前記軸(27)に依存せずに駆動可能である、または、駆動されることを特徴とする請求項15に記載の装置(1)。
【請求項17】
前記ローターを駆動する前記軸(37)は、前記搬送装置(26)を駆動する前記軸(27)に対して同軸に形成されていることを特徴とする請求項15または16に記載の装置(1)。
【請求項18】
前記ローターを駆動する前記軸(37)は、前記搬送装置(26)を駆動する前記中空軸内に配置されていることを特徴とする請求項15から17のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項19】
前記液体は、造粒液体であることを特徴とする請求項1から18のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項20】
前記装置(1)は、前記粒状物質または押出し物質のための流入口(28)を有する乾燥装置(29)を備えており、
前記排出管(2)の前記流出口(14)が、この乾燥装置(29)の流入口(28)と結合可能である、または、結合されていることを特徴とする請求項1から19のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項21】
前記排出管(2)の前記流出口(14)は、前記乾燥装置(29)の流動層内へと突出することを特徴とする請求項20に記載の装置(1)。
【請求項22】
前記乾燥装置(29)の前記流入口(28)は、流体、特にガスのための供給導管(32)を有していることを特徴とする請求項20に記載の装置(1)。
【請求項23】
前記乾燥装置(29)の前記流入口(28)は、流入底部を有している、または、少なくとも部分的に流入底部として形成されていることを特徴とする請求項20から22のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項24】
前記装置(1)は、閉鎖位置における前記排出管(2)の洗浄のための更に別のノズルを備えていることを特徴とする請求項1から23のいずれか一つに記載の装置(1)。
【請求項25】
前記ノズルは、1つのレールに配置されていることを特徴とする請求項24に記載の装置(1)。
【請求項26】
前記レールは、テレスコープ式に伸縮自在であることを特徴とする請求項25に記載の装置(1)。
【請求項27】
前記ノズルは、このノズルに対して長手方向および横方向に移動可能に配置可能である、または配置されていることを特徴とする請求項24から26のいずれか一つに記載の装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状物質または押出し物質の製造のための装置に関し、その際、この装置が、処理されるべき材料のための流入口と、液体のための流入口と、前記処理されるべき材料と前記液体とから成る中間製品の製造のための攪拌装置と、前記中間製品のための流出口とを有する容器、および、排出管を備えている。
【背景技術】
【0002】
工業的なプロセス、特に薬品工業において、極めて頻繁に、粒状物質または押出し物質の製造のための装置は、これら粒状物質または押出し物質を、引き続いて、例えば乾燥装置を用いて、特に流動床装置または噴流床装置によって後処理するために使用される。その際、粒状物質または押出し物質の製造のための装置は、乾燥装置と、移送導管を介して結合されている。
粒状物質または押出し物質が更に処理され得るために、これら装置は、常に排出される必要がある。
【0003】
特許文献1は、垂直方向の原料流入口と、垂直方向軸線を中心に循環するローターとを有する造粒機を示している。
材料は、先ず第一に、水平面内において互いに協働するカッターによって、および、次いで、更に別の、垂直面内において互いに協働するカッターによって粉砕される。パーフォレーションを付けられた板は、第1のカッターの領域からの原料の時期尚早な流出を防止し、且つ、完成した粒状物質が、更に別のカッターの領域から、円筒形のふるいの開口部を通って流出可能である。ローター側のカッターと、円筒形のふるい内における開口部とが、装入量の増大を考慮して、種類の異なる方法において配置されていることは可能である。
材料搬出は、羽根ホイールによって補助されており、この羽根ホイールが軸に装着されており、且つ、ふるいとケーシングの外側壁との間の室内において循環する。羽根ホイールの遠心力の作用によって、完成した粒状物質は、この室から、ケーシング流出口を通って、集積容器内へと搬送される。
【0004】
特許文献2は、混合容器と、この混合容器内に位置し垂直方向に整向された駆動軸を有する攪拌機とを有する、混合造粒機を開示しており、この混合造粒機において、この混合容器が、この混合容器の底部側において、湾曲されて形成されており、且つ、湾曲された底部への適合状態において、湾曲されて形成された混合工具が設けられており、その際、この底部が、閉鎖されて形成されており、この混合容器が、壁領域内において流出開口部を有しており、この本来の混合容器内への、液体と固形物質のための添加装置が設けられており、且つ、この流出開口部の手前の混合容器の内側に、混合材料と粒状化材料の搬出を補助する粉砕兼搬送装置が設けられており、その際、この混合容器が、この混合容器の上側においてカバーを有しており、且つ、この粉砕兼搬送装置が、保護ケーシングによって囲繞されている。
この粉砕兼搬送装置は、これに伴って、前面において未だにより大きな製品塊が存在する場合には、粉砕を生じさせ、且つ、同時に、流出開口部への粒状化材料の搬送を生じさせる。この粉砕兼搬送装置は、これに伴って、この混合容器の側方において配置された流出開口部を介して、混合容器の排出を補助する。
【0005】
この従来技術に従うこれら装置において、特に湿った粒状物質の排出を、装置の側方において配置された流出開口部を介して行うことは、一般的に通例である。回転する撹拌機と重力とを用いて、製造された粒状物質は、流出開口部の下流側に、即ちふるいの下流に、通常、重力によってまたは空気圧的に、乾燥装置内へと搬送される。排出のこの様式において、この装置から搬送される質量流量は、全ての排出プロセスにわたって、一定ではない。
通常、排出プロセスの開始時において、この装置から搬送される質量流量は、この排出プロセスの終期においてよりも多く、このことによって、生成される粒状物質が、塊形状において、引き続いてのふるい内へと落下する。このことに条件付けられて、生産設備の詰まりを防止するために、排出のための構造空間は大規模に寸法を設定される。減少する質量流量と共に、この装置の排出はより悪化する。何故ならば、粒状物質が、わずかに困難に装置から、例えば撹拌機によって搬送され得るだけであるからである。
同様にそれ故に、排出時間は、製品特性に依存して、全く極めて長く、且つ、再現可能ではなく、このことは、従来技術において示されたこれら装置の更なる欠点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許出願公開第33 13 517 A1号明細書
【特許文献2】独国実用新案第20 2007 008 256 U1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、従って、粒状物質または押出し物質の製造のための1つの装置を提供することであり、この装置が、従来技術からの欠点を克服し、且つ、特に精確に規定可能な排出時間を、加工されるべき材料の製品特性に依存して可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、冒頭に記載された装置において、
この装置が、前記中間製品のための流入口と、前記粒状物質または押出し物質のための流出口と、前記中間製品を前記排出管の流入口から前記排出管の前記流出口の方向に搬送する搬送装置とを有する、排出管を備え、
その際、中心軸線を中心に回転可能な前記排出管が、前記排出管が前記容器に対して開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であるように、前記容器に配置されていることによって解決される。
【発明の効果】
【0009】
有利には、この装置の本発明に従う構成により、中間製品を、処理されるべき材料と液体とから製造すること、および、この中間製品を、引き続いて、開放位置にあり、搬送装置を有する排出管を介して、この装置から搬送すること、および、粒状化すること、または、押出し成形することは可能にされる。
【0010】
開放位置において、装置の容器の流出口と、この装置の排出管の流入口とは、少なくとも部分的に一致する。装置の容器の流出口と、この装置の排出管の流入口とが少なくとも部分的に一致しない位置は、相応して、閉鎖位置と称される。開放位置において、これに伴って、中間製品は、容器から、この容器の流出口、および、排出管の流入口を通って、この同じ排出管内へと移送可能である。閉鎖位置において、容器から排出管内への中間製品の移送は可能ではない。
排出管を閉鎖位置から開放位置へと移動するために、この排出管は、手動で、または、自動的に、例えば駆動ユニット、特にトルクモーターまたはサーボモーターを用いて回転可能である。有利には、排出管は、180°だけ回転される。何故ならば、このことによって、閉鎖位置においてこの排出管の良好な洗浄が達成されるからである。
【0011】
容器内において製造された中間製品は、排出工程において、即ちこの容器に対する排出管の開放位置において、この排出管内へと輸送される。排出管内において、中間製品は、搬送装置によって、調節可能な質量流量でもって、装置から搬送される。この搬送装置によって生成される質量流量は、有利には一定である。
容器および排出管からの調節可能な質量流量によって条件付けられて、本発明に従う装置において、排出時間は、特に製品特性に依存して精確に規定可能であり、または、規定されており、且つ、それに応じて正確に再現可能である。
【0012】
この有利な装置の更に有利な構成は、従属請求項内において示されている。
【0013】
この装置の、これに関連して有利な更なる構成に従い、液体のための流入口は、ノズル、特に一物質ノズルまたは複数物質ノズルの形態において形成されている。このことは、液体が、例えば純粋物質、エマルション、懸濁液(Suspension)またはスラリー(Aufschlaemmung)の形態において、正確且つ精確に配量されて、容器内における処理されるべき材料に付加され得ることの利点を有している。有利には、液体は、造粒液体である。
【0014】
本発明に従う装置の更なる構成に相応して、排出管は、容器の下方に配置されている。この排出管の下方における配置は、改善された排出を、例えば排出工程の間のじゅうの、製造された中間製品に対する付加的な重力作用に基づいて、引き起こす。
容器の下方に配置された排出管は、1つの切断面内において配置されており、この切断面が、容器の垂直方向の中心軸線を通って延びる切断面に対して平行に、間隔をおいて延びている。容器に対する排出管のこの配置によって、中間製品は、特に良好に、この容器からこの排出管内へと移動可能である。
この装置の特別の形成に相応して、この間隔はゼロに等しく、従って、排出管が、容器の垂直方向の中心軸線を通って延びている切断面内において配置されている。この特別の形成において、容器の流出口の面積と排出管の流入口の面積とは、特に大きく形成可能である、もしくは、形成されている。
【0015】
本発明の付加的な更なる構成により、攪拌装置は、攪拌羽根、特に少なくとも部分的に可撓的に形成された攪拌羽根を有している。この攪拌装置のこれら攪拌羽根が、剛固に、及び/または、少なくとも部分的に可撓的に形成されていることも可能である。
攪拌羽根の少なくとも部分的な可撓性によって、攪拌装置を、閉鎖位置から開放位置への排出管の移動の際に、予め定められた位置に移動することは必ずしも必要ではなく、むしろ、この攪拌装置が、単に、容器内において、適宜の位置において停止され得、且つ、そこで残留すること可能である。
これら攪拌羽根は、この更なる構成に従い、閉鎖位置から開放位置への排出管の移動の際に、これら攪拌羽根の可撓性に基づいて撓み、従って、攪拌装置の攪拌羽根、及び/または、排出管の如何なる損傷も生じない。
【0016】
本発明に従う装置の付加的で有利な構成により、搬送装置は、軸によって駆動可能である、または、駆動される。このことによって、搬送装置を、例えば、軸と、例えば伝動機構を介して連結された駆動ユニット、特にサーボモーターまたはトルクモーターを用いて駆動することは可能であり、従って、搬送装置の角速度が、正確に調節可能である。
有利には、搬送装置を駆動する軸は中空軸である。
【0017】
この装置の更に有利な更なる構成により、搬送装置は、搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物である。有利には、搬送装置は、区域を有しており、この搬送装置のスクリューねじ山深さが、これら区域内において相違している。
このことによって、搬送された中間製品を、排出管の流出口への方向での途次で、異なる強度に圧縮すること、および、場合によっては、この排出管の流出口を通って押圧することは可能である。
【0018】
有利には、排出管の流出口は、ふるい装置として形成されている。このことによって、粒状物質または押出し物質を、排出管からの搬送の際に、直接的にこの排出管の流出口において製造することは可能である。
有利には、ふるい装置は、ふるいとローターとを備えている。このローターによって、排出管から搬送された中間製品は、ふるい装置のふるいにおいて、せん断もしくは掻き取られ、従って、粒状物質または押出し物質が、ふるい装置のふるいから落下する。
特に有利には、ふるい装置は、円錐形に形成されている。極めて特に有利には、ふるい装置のふるいの開口部は、円形、長円形、矩形、及び/または、正方形に形成されている。ローターは、有利には、アンカーの様式により形成されており、且つ、ふるい装置のふるいの内側面に適合されている。
【0019】
本発明に従う装置の、極めて特に有利な更なる構成において、搬送装置とローターとは、排出管の構造部材ユニットとして、1つの部材から成るように形成されている。この構造部材ユニットは、その場合に、共通の軸によって駆動可能であり、または、駆動される。このことによって、この装置は、より少ない構造部材を有し、且つ、従って、安いコストで製造可能である。
それに加えて、本発明に従う装置の構造は、搬送装置とローターとを有する、1つの部材から成る構造部材ユニットによって、構造的により簡単である。
【0020】
本発明の付加的で有利な更なる構成に従い、ローターは、軸によって駆動可能である、または、駆動される。有利には、ローターを駆動する軸は、搬送装置を駆動する軸に依存せずに駆動可能である、または、駆動される。
極めて特に有利には、ローターを駆動する軸は、搬送装置を駆動する軸に対して同軸に形成されている。最も有利には、ローターを駆動する軸は、搬送装置を駆動する中空軸内に配置されている。
【0021】
本発明に従う装置の付加的な構成により、装置は、粒状物質または押出し物質のための流入口を有する乾燥装置を備えており、排出管の流出口が、この乾燥装置の流入口と結合可能である、または、結合されている。
装置の排出管の流出口と、乾燥装置の流入口との間の直接的な連結により、この乾燥装置内への湿った粒状物質または押出し物質の輸送のための移送管体は、完全に省略される。このことによって、従来の粒状化ライン、即ち造粒機、移送管体および乾燥装置との比較において、明確に減少された、製品と接触する表面積、および、従って、より少ない製品損失が与えられる。
排出管の流出口が、それに加えて、乾燥装置の流動層内へと突出することは可能である。このことによって、粒状化ユニットから流動化装置内への、未だに湿った粒状物質の輸送の際の、製品と接触する表面積は、更に減少される。
【0022】
有利には、この場合、乾燥装置の流入口は、流体、特にガスのための供給導管を有している。流体、特に流動化ガス、有利には不活性ガスの導入により、乾燥装置、有利には流動床装置または噴流床装置内への、排出管の流出口から流出する押出し物質または粒状物質の移行は、支援もしくは補助され、且つ、これら押出し物質または粒状物質が、少なくとも部分的に流動化される。
特に有利には、乾燥装置の流入口は、流入底部を有している、または、少なくとも部分的に流入底部として形成されている。流入底部は、例えば、パーフォレーションを付けられた板の形態において形成されており、従って、流動化媒体が、この流入底部を通って貫通され得、且つ、流動化装置に類似して、粒状物質または押出し物質を流動化する。
乾燥装置のそのように構成された流入口によって、装置の排出管の流出口から流出する押出し物質または粒状物質は、押出し物質または粒状物質が乾燥装置の流入口の内側面と接触すること無しに、直接的に流動化される。これに伴って、その上減少された、製品と接触する表面積、および、従って、より少ない製品損失が与えられる。
【0023】
装置の付加的で有利な構成により、この装置は、排出管の閉鎖位置における排出管の洗浄のための更に別のノズルを備えている。このことによって、排出管から、製品残留を除去もしくは洗浄することは可能であり、従って、この排出管が、容器の次の排出の際に清潔であり、且つ、新しいチャージが、先行するチャージの汚染物または残留物無しに、この装置から輸送され得もしくは搬送可され得る。
有利な構成に相応して、ノズルは、1つのレールに配置されている。特に有利には、レールは、テレスコープ式に伸縮自在である。このことによって、ノズルは、排出管のそれぞれの角度を最適に洗浄するために、最適に、装置の排出管の流入口に沿って位置決めされ得る。
極めて特に有利には、ノズルは、このノズルに対して長手方向および横方向に移動可能に配置可能である、または配置されている。特に流入口に対して横方向の、即ちこの流入口のより近くへの、このノズルの移動可能性によって、先行するチャージの汚染物または残留物は、改善されて除去され得、且つ、従って、排出管が最適に洗浄され得る。
【0024】
本発明に従う装置は、1つの方法により排出され、その際、この方法が、以下のステップ:即ち、
a)排出管によって閉鎖された容器内における、処理されるべき材料と液体とからの中間製品の製造、その際、攪拌装置が、少なくとも一時的にアクティブである、
b)容器に対する閉鎖位置から、この容器に対する開放位置への、排出管の移動、
c)容器から、および、排出管の搬送装置を介してのこの排出管の流出口からの、中間製品の搬送、
のステップを備えている。
【0025】
有利には、この方法によって、中間製品を、処理されるべき材料と液体とからの製造すること、および、この中間製品を、引き続いて、開放位置にあり、搬送装置を有する排出管を介して、この装置から搬送する、および、粒状化する、または、押出し成形すること、は可能である。その際、開放位置において、装置の容器の流出口と、この装置に排出管の流入口とは、少なくとも部分的に一致する。
容器内において製造された中間製品は、排出工程において、攪拌装置及び/または重力によって、排出管内へと輸送され、且つ、そこで、搬送装置によって、調節可能な、有利には一定の質量流量でもって、装置から搬送される。このことに依存して、本発明に従う装置において、排出時間は、製品特性に依存して精確に規定可能であり、または、規定されており、且つ、正確に再現可能である。
【0026】
この方法の更に有利な構成は、以下で説明される。
【0027】
これに関連する方法により、ステップb)の以前に、攪拌装置は、予め定められた位置に移動される。
有利には、このことによって、排出管の回転は、例えば容器内における予め定められた位置における攪拌装置の上昇またはこの攪拌装置の降下によって、閉鎖位置から開放位置へと簡略化され、もしくは、容易化され、または、改善される。その際、有利には、攪拌装置は、上昇によって、予め定められた位置に移動され、または、この攪拌装置の攪拌羽根が、容器内における予め定められた角度において停止される。従って、装置の損傷は回避される。
【0028】
この方法の有利な更なる構成により、ステップb)に従う、容器に対する閉鎖位置から、この容器に対する開放位置への排出管の移動の際に、排出管は、10°から300°までの角度だけ、特に基本的に180°の角度だけ回転される。有利には、ステップb)に従う、容器に対する閉鎖位置から、この容器に対する開放位置への排出管の移動の際に、排出管は手動で、または、自動的に回転される。
例えば排出管の自動的な回転によって、より良好な自動化程度が達成され得る。
【0029】
この方法の付加的な構成に相応して、この装置は、乾燥装置を備えており、且つ、排出管の流出口から、ステップc)に従い流出する押出し物質または粒状物質は、この乾燥装置内において処理、特に乾燥される。有利には、その際、乾燥装置の流入口は、流体、特にガスのための供給導管を有している。
流体、特に流動化ガス、有利には不活性ガスの導入により、乾燥装置、有利には流動床装置または噴流床装置内への、排出管の流出口から流出する押出し物質または粒状物質の移行は、支援もしくは補助される。
特に有利には、乾燥装置の流入口、即ち流入導管は、流入底部を有しているか、または、少なくとも部分的に、流入底部として形成されている。乾燥装置のそのように構成された流入口によって、装置の排出管の流出口から流出する押出し物質または粒状物質は、押出し物質または粒状物質が乾燥装置の流入口の内側面と接触すること無しに、直接的に流動化される。
これに伴って、そのうえ減少された、製品と接触する表面積、および、従って、より少ない製品損失が与えられる。
【0030】
この方法の付加的な有利な構成は、装置が、更に別のノズルを備えており、その際、この装置が、少なくとも一時的に、閉鎖位置の間じゅう、洗浄されることを意図している。このことによって、排出管から、製品残留を除去もしくは洗浄することは可能であり、従って、この排出管が、容器の次の排出の際に清潔であり、且つ、新しいチャージが、先行するチャージの汚染物または残留物無しに、この装置から輸送可能もしくは搬送可能である。
有利な構成に相応して、ノズルは、1つのレールに配置されている。特に有利には、レールは、テレスコープ式に伸縮自在である。このことによって、ノズルは、排出管のそれぞれの角度を最適に洗浄するために、最適に、装置の排出管の流入口に沿って位置決めされ得る。
極めて特に有利には、ノズルは、このノズルに対して長手方向および横方向に移動可能に配置可能である、または配置されている。特に流入口に対して横方向の、即ちこの流入口のより近くへの、このノズルの移動可能性によって、先行するチャージの汚染物または残留物は、改善されて除去され得、且つ、従って、排出管が最適に洗浄され得る。
【0031】
方法の有利な構成に従い、この方法の実施のための装置は、請求項1から27のいずれか一つによる装置である。
【0032】
以下で本発明を、添付された図に基づいて詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】切断面A-Aにおいて配置された排出管を有する、有利な装置の1つの実施例の平面図であり、その際、この排出管が閉鎖位置にある。
【
図2】排出管の流出口の領域内における部分Bを有する、
図1内における切断面A-Aに従う有利な装置の断面図であり、その際、この排出管が閉鎖位置にある。
【
図3】
図2内における部分Bに従う、排出管の流出口の領域内における、詳細図であり、その際、この排出管が閉鎖位置にある。
【
図4】切断面A-A内において配置された排出管を有する、有利な装置の1つの実施例の平面図であり、その際、この排出管が、開放位置にあり、且つ、乾燥装置の流入口内へと入り込んでいる。
【
図5】排出管の流出口の領域内における部分Cを有する、
図4内における切断面A-Aに従う有利な装置の断面図であり、その際、排出管が、開放位置にあり、且つ、乾燥装置の流入口28内へと入り込んでいる。
【
図6】
図5内における部分Cに従う排出管の流出口の領域内における詳細図であり、その際、この排出管が、開放位置にあり、且つ、乾燥装置の流入口内へと入り込んでいる。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図1内において、切断面A-A内において配置された排出管(Entleerrohr)2を有する、有利な装置1の1つの実施例の平面図が図示されており、その際、この排出管2は、閉鎖位置にある。
【0035】
この実施例内において図示された装置1は、垂直造粒機として形成されており、その際、他の造粒機構造様式も同様に可能である。
装置1は、容器3を備えており、この容器3内において、駆動軸4の上に攪拌装置5が配置されている。容器3内における駆動軸4は、垂直方向に整向された軸線Yにおいて、有利にはテレスコープ式に伸縮自在に構成されている。このことによって、攪拌装置5は、容器3の底部6との関連において、高さ調節可能に形成されている。このことによって、容器3の底部6に対する攪拌装置5の間隔を変化させること、および、この攪拌装置5を上昇もしくは降下させることは可能である。
【0036】
攪拌装置5は、この実施例において、3つの攪拌羽根7を有しており、しかしながら、攪拌羽根7のこの数に確定されていない。攪拌装置5を担持する駆動軸4は、
図1内において図示されていない駆動ユニット、有利にはモーター、特に有利には電気モーター、極めて特に有利には、サーボモーターまたはトルクモーターよって駆動される。
この様式の構成によって、攪拌羽根7を有する攪拌装置5を、モーターと接続された、示されていないコントロールユニットを介して、容器3内におけるこれら攪拌羽根7のそれぞれの適宜の位置において停止させること、および、これに伴って、攪拌羽根7を有する攪拌装置5を、正確に、例えば予め定められた位置において位置決めすることは可能である。
それに加えて、同様に攪拌羽根7を有する攪拌装置5の上昇または降下も、有利には、テレスコープ式に伸縮自在に形成されている駆動軸4によっても可能である。
【0037】
容器3は、処理されるべき材料のための流入口8と、液体、特に造粒液体のための流入口9とを有している。
有利には、および、
図1内において図示されているのとは異なり、液体のための流入口9が、ノズル、特に一物質ノズルまたは複数物質ノズルの形態において構成されている。このことは、液体が、例えば純粋物質、エマルション、懸濁液またはスラリーの形態において、正確且つ精確に配量されて、容器3内における処理されるべき材料に付加され得ることの利点を有している。
有利には、この液体は、造粒液体である。この実施例において、処理されるべき材料のための流入口8は、液体のための流入口9に相応する。
【0038】
容器3内において、攪拌装置5を用いて、処理されるべき材料は液体と混合され、且つ、中間製品へと加工される。容器3は、それに応じて、この容器3内において、処理されるべき材料と液体とから製造された中間製品のための流出口10を有している。ここで、流出口10は、容器3の底部6に配置されている。
この実施例において、容器3は、例えば中間製品の粉砕および均一化のために、付加的に、駆動ユニット11によって駆動される切り刻み装置12を有している。それに加えて、装置1は、制御ユニット13を有しており、この制御ユニットが、装置1の全体、および、この装置のプロセス経過を制御する。
【0039】
容器3の下方に、
図1内において示された実施例において、排出管2が配置されている。この
図1内において閉鎖位置にある排出管2は、切断面A-A内において配置されている。この容器3の下方に配置された排出管2は、切断面A-A内において配置されており、この切断面が、容器3の垂直方向の中心軸線Yを通って延びる切断面X-Xに対して平行に、間隔Dをおいて延びている。
【0040】
排出管2の流出口14は、
図1のこの実施例において、ふるい装置15として形成されている。このことによって、粒状物質または押出し物質を、排出管2からの搬送の際に、直接的に、排出管2の流出口14において製造することは可能である。
有利には、ふるい装置15は、ふるい38と、ここで示されていないローターとを備えている。このローターによって、排出管2から搬送された中間製品は、ふるい装置15として形成された流出口14のふるい38において、せん断もしくは掻き取られ、従って、粒状物質が、ふるい装置15のふるい38から落下する。
ふるい装置15は、この実施例において、円錐形に形成されており、且つ、正方形の開口部16を有している。ふるい装置15のふるい38のこれら開口部16が、同様に円形、長円形、矩形、及び/または、正方形に形成されていることも可能である。図示されていないローターは、有利には、アンカー(Ankers)の様式により形成されており、且つ、ふるい装置15として形成された流出口14の、ふるい38の内側面33に適合されている。
【0041】
排出管2の流出口14の領域内における部分Bを有する、
図1内における切断面A-Aに従う有利な装置1の断面が、
図2内において示されており、その際、この排出管2は閉鎖位置にある。
【0042】
その容器3の下方に排出管2が配置されている該容器3は、この実施例において、容器壁17を備える下側の円形状の容器部分18と、容器壁19を備える上側の円錐形状の容器部分20とを有している。この下側の容器部分18とこの上側の容器部分20とは、容器3の底部6と共に、容器内側室21を取り囲む。
【0043】
処理されるべき材料のための流入口8と液体のための流入口9とは、この実施例において、円錐形状の容器部分20の上側の領域内において配置されている。
【0044】
容器3の下方に、容器3の底部6において、排出管2が配置されている。この排出管は、その際、容器3の底部6の壁部22内において、回転可能に配置されており、その際、排出管2が、閉鎖位置から開放位置へと移動可能である。
図2内において、排出管2は、閉鎖位置にある。
排出管2は壁部23を有している。この壁部23は、排出管2のための流入口24を備えている。この流入口24は、有利には、容器3の流出口10の寸法を有している。
更に、排出管2は、この排出管の両方の端側面25の内の一方の端側面において、ふるい装置15として形成された流出口14を有している。流出口14内において、
図2内において図示されていない、ふるい装置15の、ふるい38の内側壁部に適合されたローターが配置されている。
【0045】
装置1の排出管2は、搬送装置26を有しており、この搬送装置が、特に搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物として形成されており、且つ、排出管2の長手方向において、中心軸線E-Eに沿って、流出口14への方向に搬送する。
図2内において図示された実施例において、搬送スクリューコンベアとして形成された搬送装置26は、一定のスクリューねじ山深さを有する1つの区域を有している。有利には、この搬送装置26は、しかしながら、異なる区域を有しており、その際、有利には、この搬送装置26のスクリューねじ山深さが、これら異なる区域内において相違している。
搬送装置26は、排出管2の中心軸線E-E上に配置された軸27によって駆動される。
このことによって、搬送装置26を、例えば、軸27と、例えばここで示されていない例えば伝動機構を介して連結された駆動ユニット、特にサーボモーターまたはトルクモーターを用いて駆動することは可能であり、従って、搬送装置の角速度が、正確に調節可能である。
有利には、搬送装置26を駆動する軸27は、中空軸である。その際、中空軸として形成された軸27内において、有利には、更に別の示されていない軸が、ここで示されていないローターを駆動する。このことによって、図示されていないローターを、同様に、軸27に対して逆方向に、同様に示されていない駆動ユニットを用いて回転することも可能である。
【0046】
図3は、
図2内における部分Bに従う、排出管2の流出口14の領域内における、詳細図を示しており、その際、この排出管2は閉鎖位置にある。
この閉鎖位置において、中間製品は、容器3から排出管2内へと移送可能ではない。排出管2は閉鎖位置にあり、従って、中間製品が、容器3内において、処理されるべき材料と液体とから製造され得る。排出管2の壁部23は、閉鎖位置において、容器3の底部6を、少なくとも部分的に形成し、従って、この閉鎖位置において、この中間製品が、この容器3から排出管2内へと移送可能ではない。
この実施例において、排出管2の流入口24は、容器3の底部6と反対の方向に向けられた側に配置されている。排出管2の流出口14は、ふるい装置15を形成し、その際、このふるい装置15のふるい38の内側に、示されていないローターが配置されている。
このふるい装置15のふるい38は、排出管2の、ふるい装置15として形成された流出口14からの、粒状物質または押出し物質としての中間製品の搬出のための、開口部16を有している。
【0047】
排出管2は、この排出管のために設けられた、壁部22内において配置されており、この壁部が、容器3、特に底部6の一部を形成している。容器3における排出管2の配置の他の様式は、考慮可能である。
【0048】
図4は、切断面A-A内において配置された排出管2を有する、有利な装置1の1つの実施例の平面図を示しており、その際、この排出管2は、開放位置にあり、且つ、同様に破線で図示された乾燥装置29、有利には流動化装置、特に有利には流動床装置または噴流床装置の、破線で図示された流入口28内へと入り込んでいる。
【0049】
容器3内において、攪拌羽根7を有する攪拌装置5を用いて、流入口8を通って容器3に供給された、処理されるべき材料は、流入口9を通ってこの容器3に供給された液体と混合され、且つ、中間製品へと加工される。
付加的に、容器3は、この実施例において、駆動ユニット11によって駆動される切り刻み装置12を、例えばこの中間製品の粉砕および均一化のために有している。容器3は、この容器3内において、処理されるべき材料と液体とから製造された中間製品のための、流出口10を有している。この流出口10は、容器3の底部6内において配置されている。
【0050】
容器3の下方に、
図1内において示された実施例において、排出管2が配置されている。この
図1内において閉鎖位置にある排出管2は、切断面A-A内において配置されている。
この容器3の下方に配置された排出管2は、切断面A-A内において配置されており、この切断面が、容器3の垂直方向の中心軸線Yを通って延びる切断面X-Xに対して平行に、間隔Dをおいて延びている。
この実施例において、ふるい38を有するふるい装置15として形成された、排出管2の流出口14は、同様に破線で図示された乾燥装置29の破線で図示された流入口28内へと入り込んでいる。乾燥装置29として、流動化装置、例えば流動床装置または噴流床装置は、考慮可能である。
【0051】
図1内において図示された、同じ構造の装置1とは異なり、
図4内における排出管2は、開放位置にある。この開放位置において、製造された中間製品は、容器3から排出管2内へと移送可能である。この開放位置において、装置1の容器3の流出口10と、この装置1の排出管2の流入口24とは、少なくとも部分的に一致する。
この実施例において、排出管2の流入口24は、容器3の流出口10に相応する流入口面30を有している。この流入口24の流入口面30と、流出口10の流出口面31とは、容器3に対する少なくとも排出管2の開放位置において、この容器3内において製造された中間製品が、この容器3の流出口10の流出口面31と、流入口24の流入口面30とを通って、排出管2内へと移送可能であるように形成されている必要がある。
【0052】
有利には、攪拌装置5は、可撓的に形成された攪拌羽根7を有している。この攪拌装置5のこれら攪拌羽根7が、同様に剛固に、及び/または、少なくとも部分的に可撓的に形成されていることも可能である。
攪拌装置5の攪拌羽根7の少なくとも部分的な可撓性によって、この攪拌装置5を、閉鎖位置から開放位置への排出管2の移動の際に、予め定められた位置に移動することは必ずしも必要ではなく、むしろ、この攪拌装置5が、単に、容器3内において、適宜の位置において停止され得、且つ、そこで残留すること可能である。
少なくとも部分的に可撓的な攪拌羽根7は、その場合に、閉鎖位置から開放位置への排出管2の移動の際に、これら攪拌羽根の可撓性に基づいて撓み、従って、攪拌装置5の攪拌羽根7、及び/または、排出管2の如何なる損傷も生じない。
【0053】
攪拌羽根7を有する攪拌装置5もしくは重力を用いて、排出管2内へと移送された中間製品は、この排出管2内において、引き続いて、特に搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物として形成されている搬送装置26を用いて、排出管2の長手方向に、切断面A-A内において位置する中心軸線E-Eに沿って搬送される。
搬送装置26は、その際、排出管2の中心軸線E-E上に配置された軸27によって駆動される。このことによって、搬送装置26を、例えば軸27を用いて、例えばここで示されていない、有利には伝動機構と連結された駆動ユニット、特にサーボモーターまたはトルクモーターを介して駆動することは可能であり、従って、搬送装置26の回転数、および特に角速度が、正確に調節可能である。
【0054】
容器3内において製造された中間製品は、排出工程、即ちこの容器3に対する排出管2の開放位置において、攪拌装置5及び/または重力によって、排出管2内へと輸送される。排出管2内において、中間製品は、搬送装置26によって、調節可能な質量流量でもって、装置1から搬送される。この搬送装置26によって生成される質量流量は、有利には一定である。
調節可能な質量流量によって条件付けられて、この装置1において、排出時間は、特に製品特性に依存して精確に規定可能であり、または、規定されており、且つ、それに応じて正確に再現可能である。
【0055】
搬送装置26を駆動する軸27は、有利には中空軸として形成されており、従って、ここで示されていないローターが、中空軸として形成された軸27内における、同軸の軸を用いて駆動可能である。このことによって、図示されていないローターを、正確に調節可能な回転数でもって、軸27の回転方向と共に、または、この回転方向とは反対に、同様に示されていない別個の駆動ユニットを用いて回転させることは可能である。
軸27の回転数と同様に、図示されていないローターのための同軸の軸の回転数も、相互に依存せずに調節可能であり、且つ、制御可能である。
【0056】
排出管2内において、流出口14への方向にコントロールされて搬送された中間製品は、この流出口14から、ふるい装置15のふるい38の開口部16を通って、破線で図示された乾燥装置29の流入口28内へと、粒状物質または押出し物質として流出する。図示されていないローターは、粒状物質または押出し物質を、ふるい装置15のふるい38の開口部16においてせん断し、従って、図示されていないローターの回転数に相応して、これら粒状物質または押出し物質の微粒子サイズが、合目的に調節可能である。
これら粒状物質または押出し物質は、引き続いて、破線で図示された乾燥装置29内において、更に処理、例えば乾燥され、またはコーティングされ、またはその種の他の処理がされる。乾燥装置29内への移送を容易化するために、これら粒状物質または押出し物質は、既に乾燥装置29の流入口28内において流動化される。
【0057】
図5内において、排出管2の流出口14の領域内における部分Cを有する、
図4内における切断面A-Aに従う有利な装置1の断面図が示されており、その際、排出管2は、開放位置にあり、且つ、乾燥装置29の流入口28内へと入り込んでいる。
【0058】
排出管2は、容器3の一部を形成する壁部22内において配置されている。
図1から3までとは異なり、
図5内において示された排出管2は、閉鎖位置にあるのではなく、むしろ開放位置にある。
その流入口の流入口面30を有する排出管2の該流入口24は、容器3への方向に指向しており、従って、容器3の容器内側室21内において、搬送されるべき材料と搬送されるべき液体から製造された中間製品が、流出口面31を有する流出口10を通って、容器3から、排出管2の流入口24を通って排出管2内へと移送可能である。
【0059】
装置1の排出管2は、搬送装置26を有している。この搬送装置26は、この実施例において、一定のスクリューねじ山深さを有する搬送スクリューコンベアとして形成されている。この搬送装置26は、排出管の中心軸線E-E上に配置された軸27によって駆動される。この搬送装置26は、軸27を用いて、ここで示されていない駆動ユニット、特にサーボモーターまたはトルクモーターを介して駆動される。このことによって、搬送装置26の回転数および特に角速度は、正確に調節可能である。
この搬送装置26は、容器3から排出管2内へと移送された中間製品を、排出管2の流出口14への方向に搬送する。
【0060】
流出口14において、粒状物質または押出し物質としての中間製品は、ふるい装置15のふるい38の開口部16から、乾燥装置29の流入口28内へと輸送される。
乾燥装置29の流入口28内へと落下した粒状物質または押出し物質は、この乾燥装置29の流入口28内において流動化され得る。この目的のために、流入口28は、供給導管32を有しており、この供給導管を介して、流動化媒体、特に、例えば空気のようなガスを供給可能である。
供給導管32を介して供給可能な流動化媒体によって、排出管2のふるい装置15のふるい38から、乾燥装置29、有利には流動床装置または噴流床装置内への、流出部からの移送は、支援もしくは補助され、従って、装置1から乾燥装置29への移送導管が、少なくともほぼ完全に省略される。
特に有利には、乾燥装置29の流入口28は、流入底部を有しているか、または、少なくとも部分的に流入底部として形成されている。流入底部は、例えば、パーフォレーションを付けられた板の形態において形成されており、従って、流動化媒体が、この流入底部を通って貫通され得、且つ、流動化装置に類似して、粒状物質または押出し物質を流動化する。この説明された実施形態は、図示されていない。
乾燥装置29のそのように構成された流入口28によって、装置1の排出管2の流出口14から流出する押出し物質または粒状物質は、押出し物質または粒状物質が乾燥装置29の流入口28の内側面33と接触すること無しに、直接的に流動化される。
このことによって、移送導管を介して乾燥装置29と接続される装置1との比較において、明確に減少された、製品と接触する表面積、および、従って、より少ない製品損失が与えられる。
【0061】
図6は、
図5内における部分Cに従う排出管2の流出口14の領域内における詳細図を示しており、その際、この排出管2が、開放位置にあり、且つ、乾燥装置29の流入口28内へと入り込んでいる。
【0062】
容器3内において製造された中間製品は、流出口面31を有するこの容器3の流出口10と、開放位置における、流入口面30を有する排出管2の流入口24とを通って、攪拌羽根7を有する攪拌装置5を用いてこの排出管2内へと搬送される。排出管2内において、中間製品は、搬送装置26を用いて、排出管2の流出口14への方向に、且つ、引き続いて、ふるい装置15として形成された流出口14のふるい38の開口部16を通って搬送され、従って、粒状物質または押出し物質が生成する。
特に有利には、中間製品は、ふるい装置15のふるい38の開口部16を通っての貫流の以前に、ここで図示されていないローターによってせん断される。そのように製造された粒状物質または押出し物質は、乾燥装置29の流入口28内へと落下し、且つ、乾燥装置29、特に流動化装置内において更に処理される。乾燥装置29内への改善された移送のために、内側面33を有する流入口28は、例えば空気のような流動化媒体のための供給導管32を有している。
【0063】
排出管2の流出口14が、更に別の実施例において、乾燥装置29の流動層内へと突出することは可能である。このことによって、供給導管32は設けられていなく、粒状物質または押出し物質が、それにも関わらず、直接的に流動層内へと導入され、且つ、そこで、流動化される。粒状物質または押出し物質の製造のための装置1の排出のための方法は、
図1から6まで内において上述された装置1において説明される。
【0064】
第1の方法のステップにおいて、中間製品は、供給された処理されるべき材料と、供給された液体とから、排出管2によって閉鎖された容器3の容器内側室21内において製造され、その際、攪拌装置5が、少なくとも一時的にアクティブであり、即ち、例えば示されていない駆動ユニットによって回転される。
従って、容器3内において、第1の方法のステップにおいて、中間製品は、処理されるべき材料と液体とから製造可能であり、且つ、この中間製品が、引き続いて、更に別の方法のステップにおいて、開放位置にあり、搬送装置26を有する排出管2を介して、装置1から搬送され、および、粒状化され、または、押出し成形され得る。
【0065】
その後、第2の方法のステップにおいて、排出管2は、容器3に対する閉鎖位置から、この容器3に対する開放位置に移動される。有利には、排出管2は、この目的のために、180°の回転角度だけ、時計方向にまたは時計方向とは反対に回転されられる。排出管2を閉鎖位置から開放位置に回転させるための他の回転角度は可能であり、且つ、考慮可能である。
排出管2の回転は、手動で行われるか、または、自動的に、例えばトルクモーターまたはサーボモーターのような駆動ユニットによって行われる。このことによって、容器3の流出口10の流出口面31と、排出管2の流入口24の流入口面30とは、少なくとも部分的に重畳し、従って、中間製品が、容器3から排出管2内へと移送可能である。
【0066】
引き続いて、第3の方法のステップにおいて、中間製品は、容器3から、および、排出管2の搬送装置26を介して、この排出管2の流出口14から搬送される。
容器3内において製造された中間製品は、排出工程において、攪拌装置5及び/または重力によって排出管2内へと輸送され、且つ、そこで、搬送装置26によって、調節可能な、有利には一定の質量流量でもって、装置1から搬送される。このことに依存して、本発明に従う装置1において、排出時間は、製品特性に依存して精確に規定可能であり、または、規定されており、且つ、正確に再現可能である。
【0067】
有利には、この目的のために、第2の方法のステップの以前に、攪拌装置5は、予め定められた位置に移動される。攪拌装置5は、例えば、駆動ユニットを用いて、予め定められた位置に移動可能である。例えば、所定の角速度でもって駆動される攪拌装置5は、容器3内におけるそれぞれの位置において、合目的に停止され得る。
同様に、攪拌装置5をテレスコープ式に伸縮自在の駆動軸4によって、この攪拌装置の高さにおいて、上昇もしくは降下させることも可能である。このことは、閉鎖位置から開放位置への、およびその逆に開放位置から閉鎖位置への、排出管2の移動のために有利である。何故ならば、このことによって、攪拌装置5及び/または容器3が損傷を与えられないからである。
【0068】
装置1は、有利には、乾燥装置29を有しており、且つ、排出管2の流出口14から、第3の方法のステップに従い流出する押出し物質または粒状物質が、この乾燥装置29内において、更に処理、特に乾燥またはコーティングされる。有利には、その際、乾燥装置29の流入口28は、流体、特にガスのための供給導管32を有している。
【0069】
供給導管32を介しての、流体、特に流動化ガス、有利には不活性ガスの導入により、乾燥装置29、有利には流動床装置または噴流床装置内への、開口部16を有する、ふるい装置15として形成された排出管2の流出口14から流出する押出し物質または粒状物質の移行は、支援もしくは補助される。
【0070】
特に有利には、乾燥装置29の流入口28は、流入底部を有しているか、または、少なくとも部分的に、流入底部として形成されている。
乾燥装置29のそのように構成された流入口28によって、装置1の排出管2の流出口14から流出する押出し物質または粒状物質は、押出し物質または粒状物質が乾燥装置29の流入口28の内側面33と接触すること無しに、直接的に流動化される。
これに伴って、そのうえ減少された、製品と接触する表面積、および、従って、より少ない製品損失が与えられる。
【0071】
更に、装置1は、更に別のノズル、特に洗浄ノズルを備えており、従って、この装置1が、少なくとも一時的に、閉鎖位置の間じゅう、更に別の方法のステップにおいて洗浄可能である。
閉鎖位置における、容器3内における中間製品の製造の間じゅう、装置1、特に排出管2の内側室から、製品残留を除去もしくは洗浄することは可能であり、従って、この排出管2が、容器3の次の排出の際に清潔であり、且つ、新しいチャージが、先行するチャージの汚染物または残留物無しに、この装置1から輸送可能もしくは搬送可能である。この目的のために、示されていないノズルは、レールに配置されている。このことによって、ノズルは、排出管2のそれぞれの角度を最適に洗浄するために、最適に、装置1の排出管2の流入口24に沿って位置決めされ得る。
極めて特に有利には、このレールの上に配置されたノズルは、排出管2の流入口24に対して、長手方向および横方向に移動可能、配置可能であるか、または、配置されている。特に流入口24に対して横方向の、即ちこの流入口24のより近くへの、このノズルの移動可能性によって、先行するチャージの汚染物または残留物は、改善されて除去され得、且つ、従って、排出管2が最適に洗浄され得る。
【0072】
本発明に従う方法の有利な構成に従い、この方法を実施するための装置1は、
図1から9内において記載された装置1である。
【0073】
図7は、排出管2の第1の実施形態の透視図を図示している。
【0074】
排出管2は、第1の実施形態において、大部分は円筒形の形状を有している。
この排出管2は、流入口面30を有する流入口24を有しており、その際、この流入口24が、この流入口の形状賦与形態において、容器3の底部6に適合されており、従って、攪拌羽根7を有する攪拌装置5が、開放位置において回転可能である。このことによって、中間製品を、開放位置において、容器3の容器内側室21から排出管2内へと移送することは可能である。
【0075】
それに加えて、排出管2は、この排出管2の形状賦与形態において、同様にここで示されていない容器3の底部6に適合された切欠き部34を備えており、従って、中間製品を排出管2内へと搬送すること無しに、容器3に供給された材料とこの容器3に供給された液体とから中間製品を製造可能とするために、攪拌羽根7を有する攪拌装置5が、閉鎖位置において、回転可能である。
【0076】
図7に従う第1の実施形態における排出管2は、目視可能でない搬送装置26を有しており、この搬送装置が、特に搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物として形成されており、且つ、排出管2の長手方向において、中心軸線E-Eに沿って搬送する。排出管2は、大部分は円筒形の形状を有している。この排出管2は、同様にそれぞれに他の幾何学的な形状も採用可能である。
【0077】
排出管2の第1の実施形態は、穿孔遮蔽部35として形成されたふるい装置15の形態における流出口14を有している。このふるい装置15の穿孔遮蔽部35は、示された実施形態において、同じ大きさの開口部36を有している。このふるい装置15の穿孔遮蔽部35内における、異なる大きさの開口部36は考慮可能である。
排出管2の第1の実施形態における、ふるい装置15の穿孔遮蔽部35の同じ大きさの開口部36によって、流出する押出し物質の狭小な大きさの分布は達成可能であり、従って、同じ、もしくは、類似の微粒子が生成可能である。これら同じ、もしくは、類似の微粒子は、引き続いて丸められ得、従って、例えばカプセル充填のための同じ大きさの小球体が生成する。
【0078】
図8内において、排出管2の第2の実施形態の透視図が示しており、その際、この図は、搬送装置26の内側において、概略的に示された搬送装置26を示している。
【0079】
排出管2は、第2の実施形態において、大部分は円筒形の形状を有している。この排出管2は、同様にそれぞれに他の幾何学的な形状も採用可能である。
この排出管2は、流入口面30を有する流入口24を有しており、その際、この流入口24が、この流入口の形状賦与形態において、ここで示されていない容器3の底部6に適合されており、従って、攪拌羽根7を有する攪拌装置5が、開放位置において回転可能であり、且つ、中間製品を、開放位置において、容器3から排出管2内へと移送可能である。
【0080】
それに加えて、排出管2は、この排出管2の形状賦与形態において、同様に容器3の底部6に適合された切欠き部34を備えており、従って、供給された材料または供給された液体を排出管2内へと搬送すること無しに、容器3に供給された材料とこの容器3に供給された液体とから中間製品を製造可能とするために、攪拌羽根7を有する攪拌装置5が、閉鎖位置において、回転可能である。
【0081】
排出管2は、
図8に従う第2の実施形態において、一定のスクリューねじ山深さを有し且つ排出管2の長手方向において中心軸線E-Eに沿って流出口14への方向に搬送する搬送装置26を有しており、この搬送装置が、特に搬送スクリューコンベア、螺旋搬送装置、またはその種の他の物として形成されている。この搬送装置26と、図示されていないローターとは、有利には、排出管2の構造部材ユニットとして、1つの部材から成るように形成されている。
【0082】
この第2の実施形態において、排出管2は、開口部16を有する、ふるい装置15として形成された流出口14を有している。ふるい装置15の円錐形に形成されたふるい38は、示された実施形態において、同じ大きさの開口部16を有している。このふるい装置15のふるい38内における、異なる大きさの開口部16は考慮可能である。
このふるい装置15のふるい38によって、排出管2の第2の実施形態において、特にガウス分布に従う、粒状物質の幅広の大きさの分布は達成される。製造された粒状物質は、多孔性の、不均等な構造を有している。
図8に相当する排出管2を有する、装置1内において製造された、幅広の大きさの分布を有する粒状物質は、例えば、錠剤への加圧のために適している。
【0083】
排出管2の第3の実施形態の透視図は、
図9内において図示されており、その際、この図が、概略的に示された搬送装置26を示している。搬送装置26と図示されていないローターは、この実施例において、複数の部分から成るように、異なる構造部材ユニットとして形成されている。搬送装置26とローターとから成る、1つの部材から成る構造部材ユニットは、
図8内において記載されているように、同様に可能である。
【0084】
図9に従う排出管2の第3の実施形態は、
図8に示された第2の実施形態とは異なり、流出口14において、同じ大きさの開口部36を有する穿孔遮蔽部35と、ここで示されていないローターの駆動のための軸37とを備えており、このローターが、ふるい装置15のふるい38の開口部16の内側における粒状物質をせん断する。このことによって、より狭小な大きさの分布を有する粒状物質は、製造可能である。
【0085】
全ての
図7から9まで内において図示された排出管2の特徴、並びに、更に別の
図1から6まで内において示された排出管2の特徴は、適宜の組み合わせにおいて構成可能である。例えば、
図9に従うふるい装置15の図示されていないローターは、同様に、同軸に中空軸として形成された軸27を用いて、同様に図示されていない駆動ユニットを介して駆動可能である。
【符号の説明】
【0086】
1 装置
2 排出管
3 容器
4 駆動軸
5 攪拌装置
6 底部
7 攪拌羽根
8 流入口
9 流入口
10 流出口
11 駆動ユニット
12 切り刻み装置
13 制御ユニット
14 流出口
15 ふるい装置
16 開口部
17 容器壁
18 下側の円形状の容器部分
19 容器壁
20 上側の円錐形状の容器部分
21 容器内側室
22 壁部
23 壁部
24 流入口
25 端側面
26 搬送装置
27 軸
28 流入口
29 乾燥装置
30 流入口面
31 流出口面
32 供給導管
33 内側面
34 切欠き部
35 穿孔遮蔽部
36 開口部
37 軸
38 ふるい
A 切断面
B 部分
C 部分
D 間隔
E 中心軸線
X 切断面
【国際調査報告】