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特表2022-525820ベアラの構成方法および装置、ネットワーク機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-20
(54)【発明の名称】ベアラの構成方法および装置、ネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220513BHJP
   H04W 76/15 20180101ALI20220513BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W76/15
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020567531
(86)(22)【出願日】2019-02-13
(85)【翻訳文提出日】2020-12-03
(86)【国際出願番号】 CN2019074987
(87)【国際公開番号】W WO2020164019
(87)【国際公開日】2020-08-20
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ワン、シュクン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
(57)【要約】
本出願の実施例は、ベアラの構成方法および装置、ネットワーク機器を提供し、前記方法は、第1ノードが、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることを含み、ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベアラの構成方法であって、
第1ノードが、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることを含み、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成方法。
【請求項2】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項1に記載のベアラの構成方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項2に記載のベアラの構成方法。
【請求項4】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む、
請求項2に記載のベアラの構成方法。
【請求項5】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む、
請求項2に記載のベアラの構成方法。
【請求項6】
前記第1指示情報が、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることは、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないこと、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があること、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成しないことと、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可すること、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないこと、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示する場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することと、を含む、
請求項2ないし5のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項7】
前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成しない場合、前記第1ノードは、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する、
請求項6に記載のベアラの構成方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記第1ノードが、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知することをさらに含む、
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項9】
前記第1ノードが、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知することは、
前記第1ノードが、第1ベアラ構成情報を前記第2ノードに送信することであって、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示することを含む、
請求項8に記載のベアラの構成方法。
【請求項10】
前記第1ベアラ構成情報が前記第2ノードによって受信された後に、前記第2ノードは、前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信する、
請求項9に記載のベアラの構成方法。
【請求項11】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項1ないし10のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項12】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示し、前記方法は、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するためのシグナリングベアラ(SRB3)を前記端末に送信することと、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を前記端末に送信することとをさらに含む、
請求項11に記載のベアラの構成方法。
【請求項13】
ベアラの構成方法であって、
第2ノードが、第1要求メッセージを第1ノードに送信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることを含み、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成方法。
【請求項14】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項13に記載のベアラの構成方法。
【請求項15】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項14に記載のベアラの構成方法。
【請求項16】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む、
請求項14に記載のベアラの構成方法。
【請求項17】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む、
請求項14に記載のベアラの構成方法。
【請求項18】
前記方法は、
前記第2ノードが、前記第1ノードによって送信された通知メッセージを受信することであって、前記通知メッセージは、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するために使用されることをさらに含む、
請求項13ないし17のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項19】
前記第2ノードが、前記第1ノードによって送信された通知メッセージを受信することは、
前記第2ノードが、前記第1ノードによって送信された第1ベアラ構成情報を受信することであって、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示することを含む、
請求項18に記載のベアラの構成方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記第2ノードは、前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信することをさらに含む、
請求項19に記載のベアラの構成方法。
【請求項21】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項13ないし20のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項22】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示する、
請求項21に記載のベアラの構成方法。
【請求項23】
第1ノードに適用される、ベアラの構成装置であって、
第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信するように構成される受信ユニットを含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成装置。
【請求項24】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項23に記載のベアラの構成装置。
【請求項25】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項24に記載のベアラの構成装置。
【請求項26】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む、
請求項24に記載のベアラの構成装置。
【請求項27】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む、
請求項24に記載のベアラの構成装置。
【請求項28】
前記装置は、さらに、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないこと、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があること、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する場合、デフォルトのベアラを構成せず、前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可すること、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないこと、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示する場合、デフォルトのベアラを構成するかどうかを決定するように構成される構成ユニットを含む、
請求項24ないし27のいずれか一項に記載のベアラの構成装置。
【請求項29】
前記構成ユニットは、さらに、デフォルトのベアラを構成しない場合、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成するように構成される、
請求項28に記載のベアラの構成装置。
【請求項30】
前記装置は、さらに、
前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するように構成される第1送信ユニットを含む、
請求項23ないし29のいずれか一項に記載のベアラの構成装置。
【請求項31】
前記第1送信ユニットは、第1ベアラ構成情報を前記第2ノードに送信するように構成され、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する、
請求項30に記載のベアラの構成装置。
【請求項32】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項23ないし31のいずれか一項に記載のベアラの構成装置。
【請求項33】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示し、前記装置は、さらに、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するためのSRB3を端末に送信し、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を前記端末に送信するように構成される第2送信ユニットを含む、
請求項32に記載のベアラの構成装置。
【請求項34】
第2ノードに適用される、ベアラの構成装置であって、
第1要求メッセージを第1ノードに送信するように構成される第1送信ユニットを含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成装置。
【請求項35】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項34に記載のベアラの構成装置。
【請求項36】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項35に記載のベアラの構成装置。
【請求項37】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む、
請求項35に記載のベアラの構成装置。
【請求項38】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む、
請求項35に記載のベアラの構成装置。
【請求項39】
前記装置は、さらに、
前記第1ノードによって送信された通知メッセージを受信するように構成される受信ユニットを含み、前記通知メッセージは、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するために使用される、
請求項34ないし38のいずれか一項に記載のベアラの構成装置。
【請求項40】
前記受信ユニットは、前記第1ノードによって送信された第1ベアラ構成情報を受信するように構成され、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する、
請求項39に記載のベアラの構成装置。
【請求項41】
前記装置は、さらに、
前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信するように構成される第2送信ユニットを含む、
請求項40に記載のベアラの構成装置。
【請求項42】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項34ないし41のいずれか一項に記載のベアラの構成装置。
【請求項43】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示する、
請求項42に記載のベアラの構成装置。
【請求項44】
ネットワーク機器であって、
プロセッサおよびメモリを含み、当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリによって記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法、または請求項13ないし22のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、前記ネットワーク機器。
【請求項45】
チップであって、
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、前記チップが実装された機器に請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法、または請求項13ないし22のいずれか一項に記載の方法を実行させるように構成されるプロセッサを含む、前記チップ。
【請求項46】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
コンピュータプログラムを記憶するために使用され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータが請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法、または請求項13ないし22のいずれか一項に記載の方法を実行するようにする、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項47】
コンピュータプログラム製品であって、
コンピュータプログラム命令を含み、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法、または請求項13ないし22のいずれか一項に記載の方法を実行するようにする、前記コンピュータプログラム製品。
【請求項48】
コンピュータプログラムであって、
コンピュータが、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法、または請求項13ないし22のいずれか一項に記載の方法を実行するようにする、前記コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の実施例は、モバイル通信技術分野に関し、具体的に、ベアラの構成方法および装置、ネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
マルチ無線アクセス技術のデュアル接続(MR-DC:Multi Radio access technology-Dual Connectivity)において、同じパケットデータユニット(PDU:Packet Data Unit)セッション(session)に属する複数のサービス品質フロー(Qos flow:Quality of Service flow)は、マスタノード(MN:Master Node)およびセカンダリノード(SN:Secondary Node)におけるデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)にそれぞれマッピングされる可能性がある。一方、プロトコルでは、1つのPDU sessionが最大で1つのデフォルトDRBのみを構成できると規定されている。特定のノードにdefault DRBがない場合、Qos flowは、マッピングプロセス中に、マッピングするための、対応するベアラを見つけることができない可能性があり、ベアラの構成の有効性を保証する方法は、解決すべき課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本出願の実施例は、ベアラの構成方法および装置、端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法は、
第1ノードが、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることを含み、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0005】
本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法は、
第2ノードが、第1要求メッセージを第1ノードに送信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることを含み、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0006】
本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置は、第1ノードに適用され、前記装置は、
第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信するように構成される受信ユニットを含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0007】
本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置は、第2ノードに適用され、前記装置は、
第1要求メッセージを第1ノードに送信するように構成される第1送信ユニットを含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0008】
本出願の実施例で提供されるネットワーク機器は、プロセッサおよびメモリを含む。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリによって記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上述のベアラの構成方法を実行するように構成される。
【0009】
本出願の実施例で提供されるチップは、上述のベアラの構成方法を実現するために使用される。
【0010】
具体的に、当該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、当該チップが実装された機器に上述のベアラの構成方法を実行させるように構成されるプロセッサを含む。
【0011】
本出願の実施例で提供されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが上述のベアラの構成方法を実行するようにする。
【0012】
本出願の実施例で提供されるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム命令を含み、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが上述のベアラの構成方法を実行するようにする。
【0013】
本出願の実施例で提供されるコンピュータプログラムが、コンピュータによって実行されるとき、コンピュータが上述のベアラの構成方法を実行するようにする。
【発明の効果】
【0014】
上述の技術的解決策を通じて、マスタノードとセカンダリノードの間でデフォルトのベアラの構成をネゴシエートし、それにより、各データフローが、マッピングするための、対応するベアラを見つけることができることを保証し、データ伝送を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
ここで説明した図面は、更なる理解を提供するために使用され、本出願の一部を構成し、本出願の例示的な実施例およびそれらの説明は、本出願を説明するために使用され、本出願に対して不当な限定を構成しない。
図1】本出願の実施例で提供される通信システムアーキテクチャの概略図である。
図2】本出願の実施例で提供されるEN-DCのネットワーク展開およびネットワーク形成アーキテクチャの概略図である。
図3】本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第1の例示的なフローチャートである。
図4】本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第2の例示的なフローチャートである。
図5】本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第3の例示的なフローチャートである。
図6】本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第4の例示的なフローチャートである。
図7】本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置の構成の第1の例示的な構造図である。
図8】本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置の構成の第2の例示的な構造図である。
図9】本出願の実施例で提供される通信機器の例示的な構造図である。
図10】本出願の実施例のチップの例示的な構造図である。
図11】本出願の実施例で提供される通信システムの例示的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本出願の実施例における図面を参照して、本出願の実施例における技術的解決策を説明するが、説明された実施例は、本出願の実施例の一部であり、全部の実施例ではないことは明らかである。本出願の実施例に基づいて、創造的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施例は、本出願の保護範囲に含まれる。
【0017】
本出願の実施例の技術案は、例えば、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分離多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重化(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システムまたは5Gシステムなど、様々な通信システムに適用されることができる。
【0018】
例示的に、本出願の実施例に適用される通信システム100は図1に示す。当該通信システム100は、ネットワーク機器110を含み得、ネットワーク機器110は、端末120(または通信端末、端末と称する)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジエリア内に位置する端末と通信することができる。例示的に、当該ネットワーク機器110は、GSMシステムまたはCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)であってもよく、さらに、LTEシステムの進化型基地局(eNBまたはeNodeB:Evolutional Node B)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)無線コントローラであり得、または、当該ネットワーク機器は、モバイル交換センタ、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、5Gネットワークのネットワーク側の機器、または未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のネットワーク機器などであってもよい。
【0019】
当該通信システム100は、ネットワーク機器110のカバレッジエリア内に位置する少なくとも1つの端末機器120をさらに含む。ここで使用される「端末」は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などのワイヤライン、および/またはおよび/または別のデータ接続/ネットワーク、および/または無線インターフェース、DVB-Hネットワークのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FMブロードキャスト送信機などのセルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)などのワイヤレスインターフェース、および/または別の端末の通信信号を受信/送信するように設定された装置、および/または物事のインターネットシステム(IoT:Internet of Things)機器を含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」または「モバイル端末」と称し得る。モバイル端末の例は、衛星または携帯電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックスおよびデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS: Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダおよび/またはグローバルポジショニングシステム(GPS:Global Positioning System)受信器を含むことができるPDA、および従来のラップトップ型および/またはハンドヘルド型受信器または無線電話トランシーバを含む他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末は、アクセス端末、ユーザ機器(UE:User Equipment)、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、移動台、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザデバイスを指し得る。接入端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイスおよび5Gネットワークの端末または未来進化のPLMNの端末などであってもよい。
【0020】
例示的に、端末120間では、装置対装置(D2D:Device to Device)通信を実行することができる。
【0021】
例示的に、5Gシステムまたはネットワークは、ニューラジオ(NR:New Radio)システムまたはネットワークとも称し得る。
【0022】
図1は、1つのネットワーク機器および2つの端末を例示的に示し、選択的に、前記通信システム100は、複数のネットワーク機器を含むことができ、各ネットワーク機器のカバレッジエリアには、他の数の端末が含まれることができるが、本出願の実施例はこれらに対して制限しない。
【0023】
例示的に、前記通信システム100は、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含むことができるが、本出願の実施例はこれらに対して制限しない。
【0024】
本出願の実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器を通信機器と称し得ることを理解されたい。図1に示された通信システム100を例として、通信機器は、通信機能を備えたネットワーク110および端末120を含むことができ、ネットワーク機器110および端末120は以上に記載の具体的な機器であってもよく、ここでは再び説明せず、通信機器は、通信システム100における、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティなどの、他の機器をさらに含むことができ、本出願の実施例はこれらに対して制限しない。
【0025】
本明細書における「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換的に使用されることを理解されたい。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における記号「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「または」の関係であることを示す。
【0026】
人々のスピード、遅延、高速モビリティ、エネルギ効率に対する追求および未来の生活におけるサービスの多様性や複雑さに伴い、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)国際標準化機構は、5Gの開発を開始させる。5Gの主な適用シナリオは、大容量・高速通信(eMBB:enhance Mobile Broadband)、超高信頼・低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low Latency Communication)、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type of communications)である。
【0027】
一方では、eMBBは、依然として、ユーザがマルチメディアのコンテンツ、サービスおよびデータを取得することをターゲットとし、それに対するニーズは非常に急速に高まる。もう一方では、eMBBは、屋内、都市部、農村部など、様々なシナリオに展開される可能性があるため、前記eMBBの機能およびニーズの差も大きくなり、したがって、一概に論ずることができず、具体的な展開シナリオと組み合わせて詳細に分析する必要がある。URLLCの一般的な適用は、産業オートメーション、電力オートメーション、遠隔医療操作(手術)、交通安全保障などを含む。mMTCの一般的な特徴は、高い接続密度、少ないデータ量、遅延に鈍感なサービス、モジュールの低コストおよび長い使用寿命などを含む。
【0028】
NRの初期の展開では、完全なNRカバレッジを取得することは難しいため、一般的なネットワークカバレッジは、広域なLTEカバレッジおよびNRのアイランドカバレッジモードである。さらに、多くのLTEは6GHz以下で展開され、5Gで使用可能な6GHz以下のスペクトルは少ない。したがって、NRは、6GHz以上のスペクトルの適用を研究する必要があり、高周波数帯域のカバレッジは制限され、信号のフェージングが高速になる。同時に、モバイルオペレータのLTEへの初期投資を保護するために、LTEとNRの間の緊密なインターワーキング(tight interworking)の動作モードが提案されている。
【0029】
5Gネットワーク展開およびショウ用アプリケーションをできるだけ早めに実現するために、3GPPは、最初の5Gバージョン、即ち、EN-DC(LTE-NR Dual Connectivity)を2017年12月末までに始めて完成させる。EN-DCにおいて、LTE基地局(eNB)は、マスタノード(MN:Master Node)として使用され、NR基地局(gNBまたはen-gNB)は、セカンダリノード(SN:Secondary Node)として使用され、EN-DCのネットワーク展開およびネットワーク形成アーキテクチャは図2に示し、ここで、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)はアクセスネットワークの部分を表し、進化型パケットコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core network)はコアネットワークの部分を表し、アクセスネットワーク部分は少なくとも1つのeNB(図2には2つのeNBを示す)および少なくとも1つのen-gNB(図2には2つのen-gNBを示す)で構成され、ここで、eNBはMNとして使用され、en-gNBはSNとして使用され、MNおよびSNは両方ともEPCに接続する。
【0030】
R15の後期では、NE-DC、5GC-EN-DC、NR DCなど、他のDCモードをサポートする。EN-DCにおいて、アクセスネットワークに接続するコアネットワークはEPCであり、他のDCモードにおいて、アクセスネットワークに接続するコアネットワークは5GCである。
【0031】
本出願の実施例の技術案は、上述の任意のDCモードに適用されることができることに留意されたい。
【0032】
NRシステムにおいて、サービスを伝送する必要がある場合、まず、1つのPDU sessionを確立し、各PDU sessionは複数のデータフロー、即ちQos flowを含み、ラジオでこれらのデータフローを搬送するには、複数のDRBを確立する必要がある。ネットワーク側のRANは、さらに、Qos flowとDRBとの間のマッピング関係を構成し、同時にQos flowとDRBとの間のマッピング関係が構成されていないQos flowを特定のDRBにマッピングすることを満たすために、ネットワーク側のRANは、さらに、1つのデフォルトDRB(default DRB)を構成する。プロトコルは、1つのPDU sessionが最大で1つのdefault DRBのみを構成することを規定する。
【0033】
MR-DCにおいて、同じPDU sessionに属する複数のQos flowは、MNおよびSNにおけるDRBにそれぞれマッピングすることができ、即ち、split PDU sessionの状況である。例を挙げると、PDU sessionには4つのQos Flow、即ち、Qos flow 1、Qos flow 2、Qos flow 3、Qos flow 4が含まれ、ここで、Qos flow 1、Qos flow 2は、MNにおけるDRBにマッピングされ、Qos flow 3、Qos flow 4は、SNにおけるDRBにマッピングされる。プロトコルは、1つのPDU sessionが最大で1つのdefault DRBのみを構成することができるため、default DRBを構成するには、MNとSN間のネゴシエーションが必要である。同時に、特定のノードにdefault DRBがない場合、当該ノードは、各Qos flowにDRBとのマッピングルールの構成が存在することを保証する必要があるため、ベアラの構成の有効性を保証するために、MNとSN間のネゴシエーションが必要である。
【0034】
図3は、本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第1の例示的なフローチャートであり、図3に示されたように、前記ベアラの構成方法は次のステップを含む。
【0035】
ステップ301において、第1ノードは、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信し、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0036】
本出願の実施例は、デュアル接続シナリオに適用され、ここで、デュアル接続ネットワークは、マスタノードおよびセカンダリノードを含み、マスタノードとセカンダリノードのタイプは同じであってもよく、異なってもよい。例えば、マスタノードは、NR基地局(gNB)であり、セカンダリノードは、LTE基地局(eNB)である。さらに例えば、マスタノードおよびセカンダリノードは、両方ともNR基地局(gNB)である。本出願の実施例における第1ノードは、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードを指し、第2ノードは、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードを指す。
【0037】
本出願の実施例では、前記第1ノードが、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信することは、具体的に、次の方式により実現することができる。
【0038】
1)前記第1ノードは、第2ノードによって送信されたセカンダリノード追加要求メッセージを受信する。または、
2)前記第1ノードは、第2ノードによって送信されたセカンダリノード修正要求メッセージを受信する。
【0039】
ここで、上述のセカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、具体的に、前記第1指示情報は、
1)前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
2)前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
3)前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0040】
例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可することを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないことを表す。
【0041】
さらに例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があることを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないことを表す。
【0042】
さらに例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを表す。
【0043】
上述の技術案では、前記第1指示情報が指示するコンテンツは、以上の内容の任意の組み合わせであってもよい。例えば、前記第1指示情報は、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可し、且つ、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がなく、且つ、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示し、さらに例えば、前記第1指示情報は、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可せず、且つ前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があり、且つ前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する。
【0044】
さらに、各セッションが最大で1つのデフォルトのベアラのみを構成することができることを考慮して、これに基づき、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用される、前記第1指示情報は、具体的に、
1)前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
2)前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
3)前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0045】
本出願の実施例では、前記第1指示情報が、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用されることは、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないこと、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があること、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成しないことと、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可すること、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないこと、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示する場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することとを含む。ここで、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成すると決定してもよく、デフォルトのベアラを構成しないと決定してもよい。
【0046】
本出願の実施例のベアラはDRBを指し、デフォルトのベアラはdefault DRBを指し、セッションはPDU sessionを指し、データフローはQos flowを指すことに留意されたい。
【0047】
具体的に実現すると、前記第1ノードは、次の方式により、default DRBを構成することができる。default DRBのサビースデータ適応プロトコル(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)構成情報において、defaultDRBパラメータをtrueに設定し、他のDRBのSDAP構成情報においてdefaultDRBをfalseに設定する。
【0048】
さらに、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成しない場合、前記第1ノードは、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する。このようにして、前記第1ノード側の各データフローのそれぞれが、マッピングするための対応するベアラ見つけることができることを保証する。
【0049】
例示的に、前記第1ノードが、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知する。具体的に実現すると、前記第1ノードは、第1ベアラ構成情報を前記第2ノードに送信し、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する。前記第1ベアラ構成情報が前記第2ノードによって受信された後に、前記第2ノードは、前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信する。
【0050】
本出願の実施例では、前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示する。ここで、第1ノード側にはSRB3の構成が存在し、第1ノードは、SRB3を介して端末と通信することができる。具体的に、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するためのSRB3を端末に送信し、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を端末に送信する。
【0051】
図4は、本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第2の例示的なフローチャートであり、図4に示されたように、前記ベアラの構成方法は、次のステップを含む。
【0052】
ステップ401において、第2ノードは、第1要求メッセージを第1ノードに送信し、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0053】
本出願の実施例は、デュアル接続シナリオに適用され、ここで、デュアル接続ネットワークは、マスタノードおよびセカンダリノードを含み、マスタノードとセカンダリノードのタイプは同じであってもよく、異なってもよい。例えば、マスタノードは、NR基地局(gNB)であり、セカンダリノードは、LTE基地局(eNB)である。さらに例えば、マスタノードおよびセカンダリノードは、両方ともNR基地局(gNB)である。本出願の実施例における第1ノードは、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードを指し、第2ノードは、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードを指す。
【0054】
本出願の実施例では、前記第2ノードが、第1要求メッセージを第1ノードに送信することは、次の方式により実現することができる。
【0055】
1)第2ノードは、セカンダリノード追加要求メッセージを第1ノードに送信する。または、
2)第2ノードは、セカンダリノード修正要求メッセージを第1ノードに送信する。
【0056】
ここで、上述のセカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、具体的に、前記第1指示情報は、
1)前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
2)前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
3)前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0057】
例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可することを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないことを表す。
【0058】
さらに例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があることを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないことを表す。
【0059】
さらに例を挙げると、前記第1指示情報は1bit情報を含み、当該1bitの値が1であることは、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを表し、当該1bitの値が0であることは、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを表す。
【0060】
上述の技術案では、前記第1指示情報が指示するコンテンツは、以上の内容の任意の組み合わせであってもよい。例えば、前記第1指示情報は、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可し、且つ、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がなく、且つ、前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示し、さらに例えば、前記第1指示情報は、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可せず、且つ前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があり、且つ前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する。
【0061】
さらに、各セッションが最大で1つのデフォルトのベアラのみを構成することができることを考慮して、これに基づき、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用される、前記第1指示情報は、具体的に、
1)前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
2)前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
3)前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0062】
例示的に、前記第2ノードは、前記第1ノードによって送信された通知メッセージを受信し、前記通知メッセージは、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するために使用される。具体的に実現すると、前記第2ノードは、前記第1ノードによって送信された第1ベアラ構成情報を受信し、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する。前記第1ベアラ構成情報が前記第2ノードによって受信された後に、前記第2ノードは、前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信する。
【0063】
本出願の実施例では、前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示する。ここで、第1ノード側にはSRB3の構成が存在し、第1ノードは、SRB3を介して端末と通信することができる。具体的に、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するためのSRB3を端末に送信し、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を端末に送信する。
【0064】
本出願の実施例の上述の技術案は、マスタノードとセカンダリノード間のネゴシエーションを介してdefault DRBをどうやって構成するかを決定することに留意されたい。本出願の実施例の技術案はこれらに限定されず、プロトコルによってMR-DC構成に規定され、default DRBがマスタノード側とセカンダリノード側のどちらに構成されるかは、マスタノードとセカンダリノード間のネゴシエーションを必要としない。
【0065】
図5は、本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第3の例示的なフローチャートであり、図5に示されたように、前記ベアラの構成方法は、次のステップを含む。
【0066】
ステップ501において、MNは、新しいSNノードを追加しまたはSNノードの構成情報を修正することを決定し、MNは、第1要求メッセージをSNに送信し、当該第1要求メッセージは第1指示情報を搬送する。
【0067】
ここで、前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求(SN ADDITION REQUEST)メッセージまたはセカンダリノード修正要求(SN MODIFICATION REQUEST)メッセージであってもよい。
【0068】
ここで、前記第1指示情報は、次のうちの少なくとも1つを指示することができる。
【0069】
1)前記第1指示情報は、SNがSN側のdefault DRBを構成することを許可するかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、SNがPDU sessionを指定して(当該PDU sessionを指定する識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)default DRBを構成することを許可するかどうかを指示する。
【0070】
2)前記第1指示情報は、SNがSN側の各データフローに、DRBとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、SNがPDU sessionを指定して(当該PDU sessionを指定する識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)SN側の各データフロー配置に、DRBとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを指示する。
【0071】
3)前記第1指示情報は、MNにMN側のdefault DRBが構成されているかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、MNがPDU sessionを指定して(当該指定PDU sessionの識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)default DRBを構成しているかどうかを指示する。
【0072】
ステップ502において、SNは第1要求メッセージを受信した後に、第1要求メッセージにおける第1指示情報に従ってdefault DRBを構成するかどうかを決定する。
【0073】
ここで、第1指示情報が、SNがdefault DRBを構成することを許可しないことを指示し、および/またはSN側の各Qos flowにDRBとのマッピング関係を構成する必要があることを指示し、および/またはMNがdefault DRBを構成したことを指示する場合、SNはdefault DRBを構成せず、さらに、SNは、SN側の各Qos flowとDRB間にマッピング関係の構成が存在することを保証する必要がある。そうでない場合、SN自体がdefault DRBを構成するかどうかを決定し、SNは、default DRBを構成するかどうかを選択する。
【0074】
ステップ503において、SNは、SN側のベアラ構成情報をSNMNに送信し、MNがSN側にdefault DRBを構成しているかどうかを指示する。
【0075】
ステップ504において、MNは、MN側およびSNからUEへのベアラ構成情報を構成する。
【0076】
図6は、本出願の実施例で提供される、ベアラの構成方法の第4の例示的なフローチャートであり、図6に示されたように、前記ベアラの構成方法は、次のステップを含む。
【0077】
ステップ601において、MNは、SNノードの構成情報を修正することを決定し、MNは、セカンダリノード修正要求(SN MODIFICATION REQUEST)メッセージをSNに送信し、当該セカンダリノード修正要求メッセージは第1指示情報を搬送する。
【0078】
ここで、前記第1指示情報は、次のうちの少なくとも1つを指示することができる。
【0079】
1)前記第1指示情報は、SNがSN側のdefault DRBを構成することを許可するかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、SNがPDU sessionを指定して(当該PDU sessionを指定する識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)default DRBを構成することを許可するかどうかを指示する。
【0080】
2)前記第1指示情報は、SNがSN側の各データフローに、DRBとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、SNがPDU sessionを指定して(当該PDU sessionを指定する識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)SN側の各データフロー配置に、DRBとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを指示する。
【0081】
3)前記第1指示情報は、MNにMN側のdefault DRBが構成されているかどうかを指示し、さらに、前記第1指示情報は、1つのPDUセッション識別子(PDU session id)に関連付けられ、前記第1指示情報は、MNがPDU sessionを指定して(当該指定PDU sessionの識別子は、前記第1指示情報に関連付けられたPDU session idである)default DRBを構成しているかどうかを指示する。
【0082】
4)前記第1指示情報は、SNがdefault DRBを追加することを指示する。
【0083】
5)前記第1指示情報は、SNがdefault DRBを削除することを指示する。
【0084】
ステップ602において、SNが第1要求メッセージを受信した後に、第1要求メッセージにおける第1指示情報に従って、default DRBを追加するか削除するかを決定する。
【0085】
ステップ603において、SNは、default DRBを構成し、またはdefault DRBの構成を解除するためのSRB3をUEに送信する。
【0086】
例示的に、SNがdefault DRBを構成した場合、SNは、MNがSN側にdefault DRBを構成したことを通知するために、通知メッセージをMNに送信する。
【0087】
図7は、本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置の構成の第1の例示的な構造図であり、当該装置は第1ノードに適用され、前記装置は、
第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信するように構成される受信ユニット701を含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0088】
一実施形態において、前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0089】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む。
【0090】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む。
【0091】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む。
【0092】
一実施形態において、前記装置は、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可しないこと、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があること、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていることを指示する場合、デフォルトのベアラを構成せず、前記第1指示情報が、前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可すること、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がないこと、および/または前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されていないことを指示する場合、デフォルトのベアラを構成するかどうかを決定するように構成される構成ユニット702をさらに含む。
【0093】
一実施形態において、前記構成ユニット702は、さらに、デフォルトのベアラを構成しない場合、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成するように構成される。
【0094】
一実施形態において、前記装置は、
前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するように構成される第1送信ユニット703をさらに含む。
【0095】
一実施形態において、前記第1送信ユニット703は、第1ベアラ構成情報を前記第2ノードに送信するように構成され、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する。
【0096】
一実施形態において、前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである。
【0097】
一実施形態において、前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示し、前記装置は、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラを構成するためのSRB3を端末に送信し、前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてデフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、デフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を端末に送信するように構成される第2送信ユニット704をさらに含む。
【0098】
当業者は、本出願の実施例の上述のベアラの構成装置の関連する説明は、本出願の実施例のベアラの構成方法の関連する説明を参照して理解できることを理解するはずである。
【0099】
図8は、本出願の実施例で提供されるベアラの構成装置の構成の第2の例示的な構造図であり、当該装置は、第2ノードに適用され、前記装置は、
第1要求メッセージを第1ノードに送信するように構成される第1送信ユニット801を含み、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがデフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することのために使用され、
ここで、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである。
【0100】
一実施形態において、前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する。
【0101】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、デフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む。
【0102】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに対して、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む。
【0103】
一実施形態において、前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第2ノードに、デフォルトのベアラが構成されているかどうかは、
前記第2ノードに、前記第1セッションに対応するデフォルトのベアラが構成されているかどうかを含む。
【0104】
一実施形態において、前記装置は、
前記第1ノードによって送信された通知メッセージを受信するように構成される受信ユニット802をさらに含み、前記通知メッセージは、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを前記第2ノードに通知するために使用される。
【0105】
一実施形態において、前記受信ユニット802は、前記第1ノードによって送信された第1ベアラ構成情報を受信するように構成され、前記第1ベアラ構成情報は、第2指示情報および/またはデフォルトのベアラの構成情報を搬送し、前記第2指示情報は、前記第1ノードにデフォルトのベアラが構成されているかどうかを指示する。
【0106】
一実施形態において、前記装置は、
前記第2ノード側の第2ベアラ構成情報および前記第1ノード側の前記第1ベアラ構成情報を端末に送信するように構成される第2送信ユニット803をさらに含む。
【0107】
一実施形態において、前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである。
【0108】
一実施形態において、前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、デフォルトのベアラを追加または削除するように前記第1ノードに指示する。
【0109】
当業者は、本出願の実施例の上述のベアラの構成装置の関連する説明は、本出願の実施例のベアラの構成方法の関連する説明を参照して理解できることを理解するはずである。
【0110】
図9は、本出願の実施例で提供される通信機器600の例示的な構造図である。当該通信機器は、デュアル接続ネットワークにおけるマスタノードまたはセカンダリノードなどのネットワーク機器であってもよく、図9に示された通信機器600は、プロセッサ610を含み、プロセッサ610は、本出願の実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0111】
例示的に、図9に示されたように、通信機器600はメモリ620をさらに含み得る。ここで、プロセッサ610は、本出願の実施例における方法を実現するために、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0112】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0113】
例示的に、図9に示されたように、通信機器600は、トランシーバ630をさらに含み得、プロセッサ610は、当該トランシーバ630を制御して他の機器と通信することができ、具体的に、情報またはデータを他の機器に送信し、他の機器によって送信された情報またはデータを受信することができる。
【0114】
ここで、トランシーバ630は、送信機および受信機を含み得る。トランシーバ630は、アンテナをさらに含み得、アンテナの数は1つまたは複数であり得る。
【0115】
例示的に、当該通信機器600は、具体的に、本出願の実施例のネットワーク機器であってもよく、当該通信機器600は、本出願の実施例の各方法のうち、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0116】
例示的に、当該通信機器600は、具体的に、本出願の実施例のモバイル端末/端末であってもよく、当該通信機器600は、本出願の実施例の各方法のうち、モバイル端末/端末によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0117】
図10は、本出願の実施例のチップの例示的な構造図である。図10に示されたチップ700はプロセッサ710を含み、プロセッサ710は、本出願の実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0118】
例示的に、図10に示されたように、チップ700は、メモリ720をさらに含み得る。ここで、プロセッサ710は、本出願の実施例における方法を実現するために、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0119】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0120】
例示的に、当該チップ700は、入力インターフェース730をさらに含み得る。ここで、プロセッサ710は、当該入力インターフェース730を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップによって送信された情報またはデータを取得することができる。
【0121】
例示的に、当該チップ700は、出力インターフェース740をさらに含み得る。ここで、プロセッサ710は、当該出力インターフェース730を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップに情報またはデータを出力することができる。
【0122】
例示的に、当該チップは、本出願の実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、当該チップは、本出願の実施例の各方法のうち、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0123】
例示的に、当該チップは、本出願の実施例におけるモバイル端末/端末に適用されることができ、当該チップは、本出願の実施例の各方法のうち、モバイル端末/端末によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0124】
本出願の実施例で言及されるチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップなどとも称し得ることを理解されたい。
【0125】
図11は、本出願の実施例で提供される通信システム900の例示的なブロック図である。図11に示されたように、当該通信システム900は、端末910およびネットワーク機器920を含む。
【0126】
ここで、当該端末910は、上述の方法のうち、端末によって実現される対応する機能を実現するように構成されることができ、および当該ネットワーク機器920は、上述の方法のうち、ネットワーク機器によって実現される対応する機能を実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0127】
本出願の実施例におけるプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスにおいて、上記した方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令によって完了されることができる。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。本開示の実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または当該プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、直接に、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了すると具現されることができ、または復号化プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了する。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリまたは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の当技術分野の熟知する記憶媒体に配置されてもよい。当該記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完了する。
【0128】
本出願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解できるだろう。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが制限的ではない説明を通じて、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)など、多くの形のRAMが利用可能である。本明細書で説明されるシステムおよび方法のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが、これらに限定されないことを意図することを留意されたい。
【0129】
上記したメモリは、例示的であるが制限的な説明ではなく、例えば、本出願の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよいことを理解されたい。即ち、本出願の実施例のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されない。
【0130】
本出願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するために使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0131】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本出願の実施例のネットワーク機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本出願の実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0132】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本出願の実施例のモバイル端末/端末に適用されることができ、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本出願の実施例の各方法のモバイル端末/端末によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0133】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0134】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例のネットワーク機器に適用され、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本出願の実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0135】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本出願の実施例のモバイル端末/端末に適用されることができ、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本出願の実施例の各方法のモバイル端末/端末によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0136】
本出願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0137】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本出願の実施例のネットワーク機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータが本出願の実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0138】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本出願の実施例のモバイル端末/端末に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータが本出願の実施例の各方法のモバイル端末/端末によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは再び説明しない。
【0139】
当業者は、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明された各例示のユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現することができることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアの形態で実行されるかソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定のアプリケーションと設計上の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は本開示の実施例の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0140】
当業者は、説明の便宜上および簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0141】
本出願によって提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は、他の方法を通じて実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分離は、論理機能の分離に過ぎず、実際の実現時には別の分離方法があり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに統合または集積したり、または一部の特徴を無視したり、または実行しないことができる。なお、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、電気的、機械的または他の形態の一部のインターフェース、装置またはユニットを介した関節結合または通信接続であり得る。
【0142】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際のニーズに従って、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0143】
さらに、本出願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、2つまたは2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。
【0144】
前記機器は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、スタンドアロン製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的にまたは先行技術に対して寄与する部分または当該技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であり得る)に本出願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0145】
上記した内容は、本出願の具体的な実施形態に過ぎないが、本出願の保護範囲はこれに限定されず、当業者は、本出願に開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更または置換は、すべて本出願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2022-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベアラの構成方法であって、
第1ノードが、第2ノードによって送信された第1要求メッセージを受信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがディフォルトのベアラを構成するかどうかを決定するために使用されることを含み、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成方法。
【請求項2】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、ディフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項1に記載のベアラの構成方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項2に記載のベアラの構成方法。
【請求項4】
前記第1指示情報が、前記第1ノードがディフォルトのベアラを構成するかどうかを決定するために使用されることは、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可せず、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があり、および/または前記第2ノードに、ディフォルトのベアラが構成されていることを指示する場合、前記第1ノードは、ディフォルトのベアラを構成しないことと、
前記第1指示情報が、前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可し、および/または前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要がなく、および/または前記第2ノードに、ディフォルトのベアラが構成されていないことを指示する場合、前記第1ノードは、ディフォルトのベアラを構成するかどうかを決定することとを含む、
請求項2または3に記載のベアラの構成方法。
【請求項5】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項1ないしのいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項6】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、前記第1ノード追加ディフォルトのベアラまたは削除ディフォルトのベアラを指示し、前記方法は、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてディフォルトのベアラを追加することを決定した場合、前記第1ノードは、ディフォルトのベアラを構成するためのシグナリングベアラ(SRB3)を端末に送信することと、
前記第1ノードが、前記第1指示情報に基づいてディフォルトのベアラを削除することを決定した場合、前記第1ノードは、ディフォルトのベアラの構成を解除するためのSRB3を端末に送信することとをさらに含む、
請求項に記載のベアラの構成方法。
【請求項7】
ベアラの構成方法であって、
第2ノードが、第1要求メッセージを第1ノードに送信することであって、前記第1要求メッセージは第1指示情報を搬送し、前記第1指示情報は、前記第1ノードがディフォルトのベアラを構成するかどうかを決定するために使用されることを含み、
前記第1ノードおよび前記第2ノードは、それぞれ、デュアル接続ネットワークにおけるセカンダリノードおよびマスタノードである、前記ベアラの構成方法。
【請求項8】
前記第1指示情報は、
前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうか、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうか、
前記第2ノードに、ディフォルトのベアラが構成されているかどうかのうちの少なくとも1つを指示する、
請求項に記載のベアラの構成方法。
【請求項9】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、ディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションに対応するディフォルトのベアラを構成することを許可するかどうかを含む、
請求項に記載のベアラの構成方法。
【請求項10】
前記第1指示情報は、第1セッション識別子に関連付けられ、前記第1セッション識別子は、第1セッションを識別するために使用され、
前記第1ノードが、前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかは、
前記第1ノードが、前記第1セッションの前記第1ノード側の各データフローに、ベアラとのマッピング関係を構成する必要があるかどうかを含む、
請求項に記載のベアラの構成方法。
【請求項11】
前記第1要求メッセージは、セカンダリノード追加要求メッセージまたはセカンダリノード修正要求メッセージである、
請求項7ないし10のいずれか一項に記載のベアラの構成方法。
【請求項12】
前記第1要求メッセージがセカンダリノード修正要求メッセージである場合、前記第1指示情報は、さらに、前記第1ノード追加ディフォルトのベアラまたは削除ディフォルトのベアラを指示する、
請求項11に記載のベアラの構成方法。
【請求項13】
アラ構成装置であって、
請求項1ないし6のいずれか一項に記載のベアラの構成方法を実行するように構成される、前記ベアラ構成装置。
【請求項14】
アラ構成装置であって、
請求項7ないし12のいずれか一項に記載のベアラの構成方法を実行するように構成される、前記ベアラ構成装置。
【国際調査報告】