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特表2022-525920アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよびタンパク質を含む免疫原性組成物およびワクチンならびにその使用
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  • 特表-アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよびタンパク質を含む免疫原性組成物およびワクチンならびにその使用 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-20
(54)【発明の名称】アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよびタンパク質を含む免疫原性組成物およびワクチンならびにその使用
(51)【国際特許分類】
   A61K 39/00 20060101AFI20220513BHJP
   C12N 15/34 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 15/86 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 15/74 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 15/70 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 15/869 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20220513BHJP
   C12N 7/01 20060101ALI20220513BHJP
   C07K 14/01 20060101ALI20220513BHJP
   A61K 39/12 20060101ALI20220513BHJP
   A61K 31/7088 20060101ALI20220513BHJP
   A61K 35/76 20150101ALI20220513BHJP
   A61K 48/00 20060101ALI20220513BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20220513BHJP
【FI】
A61K39/00 H
C12N15/34 ZNA
C12N15/86 Z
C12N15/74 Z
C12N15/70 Z
C12N15/869 Z
C12N1/21
C12N1/15
C12N1/19
C12N5/10
C12N7/01
C07K14/01
A61K39/12
A61K31/7088
A61K35/76
A61K48/00
A61P31/12 171
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021556451
(86)(22)【出願日】2020-03-26
(85)【翻訳文提出日】2021-09-17
(86)【国際出願番号】 EP2020058498
(87)【国際公開番号】W WO2020193688
(87)【国際公開日】2020-10-01
(31)【優先権主張番号】19382216.0
(32)【優先日】2019-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TWEEN
2.PLURONIC
(71)【出願人】
【識別番号】505258715
【氏名又は名称】ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲーエムベーハー
【氏名又は名称原語表記】Boehringer Ingelheim Vetmedica GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100111501
【弁理士】
【氏名又は名称】滝澤 敏雄
(72)【発明者】
【氏名】ニコリン ヴェリコ
(72)【発明者】
【氏名】ムント エグバート ジークフリート
(72)【発明者】
【氏名】ゴンザレス フェルナンド ロドリゲス
(72)【発明者】
【氏名】カモス ライア ボッシュ
(72)【発明者】
【氏名】コジャド ミゲンス ハビエル アロンソ
【テーマコード(参考)】
4B065
4C084
4C085
4C086
4C087
4H045
【Fターム(参考)】
4B065AA46X
4B065AA90X
4B065AA95X
4B065AA95Y
4B065AB01
4B065AC14
4B065BA01
4B065CA24
4B065CA45
4C084AA13
4C084MA16
4C084MA17
4C084MA52
4C084MA55
4C084MA59
4C084MA66
4C084NA14
4C084ZB33
4C084ZC61
4C085AA03
4C085CC08
4C085EE01
4C085GG01
4C085GG03
4C085GG04
4C085GG08
4C085GG10
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA16
4C086MA17
4C086MA52
4C086MA55
4C086MA59
4C086MA66
4C086NA14
4C086ZB33
4C086ZC61
4C087AA01
4C087AA02
4C087BC83
4C087CA12
4C087CA20
4C087MA16
4C087MA17
4C087MA52
4C087MA55
4C087MA59
4C087MA66
4C087MA70
4C087NA14
4C087ZB33
4C087ZC61
4H045AA11
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045CA01
4H045DA86
4H045EA31
4H045FA74
(57)【要約】
本発明は、アフリカ豚熱ウイルス(ASFV)ペプチドおよび/またはポリペプチドならびにその免疫原性断片、対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドならびにその免疫原性断片、免疫原性組成物、ワクチン、ならびにその使用に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)任意に、1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤、
を含む免疫原性組成物。
【請求項2】
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤、
を含み、
(e)任意に、アジュバントをさらに含む、
ワクチンまたは医薬組成物。
【請求項3】
(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、請求項1に記載の免疫原性組成物、または請求項2に記載のワクチンもしくは医薬組成物。
【請求項4】
(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、請求項1~3のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項5】
(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、請求項1~4のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項6】
(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、アスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属(Lawsonia)種、サルモネラ属(Salmonella)種からなる群から選択される、請求項1~5のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項7】
(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項8】
(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項9】
ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、請求項1~8のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項10】
アフリカ豚熱ウイルスがBA71、BA71ΔCD2および/またはGeorgia2007/1株からなる群から選択される、請求項1~9のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項11】
免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはそれらに含まれるいずれかの免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、請求項1~10のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項12】
少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する方法に使用するための、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する方法に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、好ましくは少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる前記臨床徴候もしくは疾患、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる前記感染症が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項13】
免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、
ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する方法であって、請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物を前記ブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む前記方法、
に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、
前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、前記ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項14】
免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、
ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、前記ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクターを含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物を前記ブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2を前記ブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含む方法、
に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、
前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに前記生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、前記ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【請求項15】
ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連する疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタにワクチン接種する、および/またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連するもしくはこれによって引き起こされる1種もしくは複数の臨床徴候の発生率もしくは重症度を低減するためのキットであって、
(a)ワクチンを前記ブタ類に投与することができるディスペンサーと;
(b)請求項1~11のいずれか1項に記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物と;
(c)任意に、指示書と
を含み;
好ましくは前記疾患または前記臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、キット。
【請求項16】
MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【請求項17】
アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722)、M448R(配列番号568、566)、D1133L(配列番号297、295)、CP312R(配列番号274、272)、A240L(配列番号854、853)、A238L(配列番号23、21)、MGF100-1L(配列番号572)、K145R(配列番号526、524)、B475L(配列番号66、65)、H339R(配列番号468、466)、I226R(配列番号489、487)、CP2475(配列番号257)、CP2475(配列番号256)、G1211R(配列番号432、430)、M1249L(配列番号562、561)、MGF505-9R(配列番号733、732)、P1192R(配列番号817、816)、MGF505-1R(配列番号692、691)、MGF505-3R(配列番号703、702)、EP424R(配列番号389、388)、C475L(配列番号201、200)、B602L(配列番号75、74)、CP530R(配列番号278、277)、D339L(配列番号322、321)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493)、I73R(配列番号504、503)、DP238L(配列番号327、326)、I9R(配列番号513、512)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/または前記アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号721、719、717)、M448R(配列番号565、564、563)、D1133L(配列番号294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号269、268、267)、A240L(配列番号25)、A238L(配列番号19、17)、MGF100-1L(配列番号570)、K145R(配列番号523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号701、700、699)、EP424R(配列番号387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号277、276、275)、D339L(配列番号320)、I243L(配列番号492、491)、I73R(配列番号502)、DP238L(配列番号325)、I9R(配列番号511、510)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、請求項16に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【請求項18】
請求項16~17のいずれか1項に記載の、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【請求項19】
MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【請求項20】
請求項16~17のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または請求項18~19のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片であって、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはそれらのいずれかに含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、前記アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または請求項18~19のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。。
【請求項21】
ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、請求項16~17のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または請求項18~19のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。
【請求項22】
1種、2種、3種またはそれより多い請求項18~19のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、好ましくはアスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属種、サルモネラ属種からなる群から選択される、ウイルスベクターまたは細菌ベクター。
【請求項23】
1種、2種、3種またはそれより多い請求項18~19のいずれか1項に記載のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含むベクター、好ましくは発現ベクター。
【請求項24】
好ましくはEP402R、CP312RおよびA240L(マルチエピトープ-I、ME-I)から選択される3種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくは免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号855からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる;または好ましくはD1133L、G1211R、M1249L、MGF505-9R、P1192R、CP2475L(p150)、B475L、EP424R、H339R、I226R、K145R、MGF505-1RおよびCP2475L(p37)(マルチエピトープ-II、ME-II)から選択される13種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号856からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる、請求項22に記載のウイルスベクターまたは細菌ベクター、または請求項23に記載のベクター。
【請求項25】
請求項22、24のいずれか1項に記載のウイルスベクターまたは細菌ベクター、または請求項23~24のいずれか1項に記載のベクターを含む宿主細胞、好ましくは哺乳動物宿主細胞。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
配列表
本出願は、37C.F.R.1.821~1.825による配列表を含む。本出願に付随する配列表は、これにより全体が参照により組み込まれる。
本発明は、家畜ワクチンの分野、具体的には、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質ならびにその免疫原性断片、それらをコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドならびにその免疫原性断片、免疫原性組成物、ワクチン、ならびにその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
2007年のジョージアへの導入後のヨーロッパ大陸を通したアフリカ豚熱(ASF)の継続的蔓延、および2018年からのアジアにおけるその後の拡大は、この疾患が世界中の養豚業にとっての主要な脅威であることを証明している。ASFは、国際獣疫事務局(OIE)への申告義務があるブタ出血性疾患であり、影響を受けている国に多大な経済損失をもたらす。原因因子であるアフリカ豚熱ウイルス(ASFV)は、約180kbp長のdsDNAゲノムを有する大型のエンベロープ正二十面体ウイルスである。ASFVに対する商業的ワクチンは現在存在しない。早期の効率的な診断とそれに続く感染動物および接触動物の屠殺がOIEによって現在推奨されている唯一の制御法であるが、不幸なことに条件が不利な地域では手頃でない手段である。
ASFワクチン開発は、ASFV感染および防御免疫の重要な側面についての知識が欠如していることによって大いに妨げられている。この点について、CD8+Tリンパ球が、ASFVに対する防御応答において重要な役割を果たすことが広く示されている。しかしながら、防御性CD8+T細胞応答を誘導することができるASFV抗原の素性は、大部分が未知のままである。このような防御抗原の同定は、基本原理ワクチン設計ならびにASFV免疫の根底にある機序のより良い理解につながり得る。
【0003】
Georgia2007/1分離株に対する防御を与えることが実現可能であることは、生弱毒ウイルスの使用によって確認されており(Monteagudo et al., 2017; O’Donnell et al., 2015)、防御Georgia2007/1抗原の存在を証明している。それにもかかわらず、DNAワクチン接種は首尾よくE75 ASFVに対する防御能を有する抗原またはエピトープを決定することが分かったが(Argilaguet et al., 2012; Lacasta et al., 2014)、高度病原性Georgia分離株で行った場合にはこれらの結果を再現することができなかった。他のDNAベースワクチン製剤がASFV特異的応答を示したが、これらも同様にGeorgia2007/1分離株/株に対する防御を与えるのに失敗した(Jancovich et al., 2018; Lopera-Madrid et al., 2017)。
【0004】
さらなる先行技術は以下の通りである:
Farlow J et al. (Virology Journal 2018, 15(1): 190)は、ジョージア国からの高度病原性アフリカ豚熱ウイルス(ASFV)における流行ゲノム内変異を記載している。
Uniprot Databaseは、寄託番号A0A2X0RVA9でASFV Georgia 2007/1完全CDSタンパク質A118Rを開示している。
De Villiers EP et al. (Virology 2010, 400: 128-136)は、11種の完全アフリカ豚熱ウイルスゲノム配列の系統発生解析を記載している。
Netherton CL et al. (Front Immunol 2019, 10: 1318)は、アフリカ豚熱ウイルス抗原の同定および免疫原性を記載している。
Sanchez EG et al. (Virus Research 2019, 265: 150-155)は、アフリカ豚熱ウイルスに対するワクチンの開発を記載している。
【0005】
国際公開第2017/096341号は、アデノウイルスベクター多価ワクチンを開示している。
特に、Georgia2007/1 ASFV分離株/株に対する防御を与える安全なASFワクチンに対する満たされていない要求が依然として存在する。
【発明の概要】
【0006】
先行技術の欠点を克服するために、本発明は、
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)任意に、1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤、
を含む免疫原性組成物を提供する。
【0007】
本発明はさらに、
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤、
を含み、
(e)任意に、アジュバントをさらに含む、
ワクチンまたは医薬組成物に関する。
【0008】
本発明はさらに、少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類(porcine)、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する方法に使用するための、またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、好ましくは少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる前記臨床徴候もしくは疾患、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる前記感染症が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥(recumbence)、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物に関する。本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む、少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する対応する方法、またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する対応する方法、ならびに少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防するための、またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0009】
本発明はさらに、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する方法であって、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物に関する。ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する対応する方法であって、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含み、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、方法、ならびにブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用であって、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0010】
本発明はさらに、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する(prime-boost immunizing)方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクターを含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含む方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって;前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物に関する。ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する対応する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクターを含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含み;前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、方法、ならびにブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0011】
本発明はさらに、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連する疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタにワクチン接種する、および/またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連するもしくはこれによって引き起こされる1種もしくは複数の臨床徴候の発生率もしくは重症度を低減するためのキットであって、
(a)ワクチンを前記ブタ類に投与することができるディスペンサーと;
(b)本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物と;
(c)任意に、指示書と
を含み;
好ましくは前記疾患または前記臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、キットに関する。
【0012】
本発明はさらに、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、25、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、1、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、272、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、287、289、290、291、292、293、294、295、297、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、420、422、423、424、425、426、427、428、429、430、432、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、458、460、461、462、463、464、465、466、468、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、481、483、484、485、486、487、489、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、518、520、521、522、523、524、526、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、568、570、572、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、719、721、722、724、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、774、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、814、815、816、817、818、819、820、821、822、823、824、825、826、827、828、829、830、831、832、833、834、835、836、837、838、839、840、841、842、843、844、845、846、847、848、849、850、851、852、853、854からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片に関する。
【0013】
本発明はさらに、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片に関する。
【0014】
本発明はさらに、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片に関し、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、A238L(配列番号21)、A238L(配列番号23)、A240L(配列番号853)、A240L(配列番号854)、B475L(配列番号65)、B475L(配列番号66)、CP2475(配列番号256)、CP2475(配列番号257)、CP312R(配列番号272)、CP312R(配列番号274)、D1133L(配列番号295)、D1133L(配列番号297)、EP402R(配列番号378)、EP424R(配列番号388)、EP424R(配列番号389)、G1211R(配列番号430)、G1211R(配列番号432)、H339R(配列番号466)、H339R(配列番号468)、I226R(配列番号487)、I226R(配列番号489)、K145R(配列番号524)、K145R(配列番号526)、M448R(配列番号566)、M448R(配列番号568)、M1249L(配列番号561)、M1249L(配列番号562)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号572)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号691)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号692)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号722)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号724)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号772)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号774)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号732)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号733)、P1192R(配列番号816)、P1192R(配列番号817)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、A238L(配列番号17)、A238L(配列番号19)、A240L(配列番号25)、B475L(配列番号48)、B475L(配列番号49)、B475L(配列番号50)、B475L(配列番号51)、B475L(配列番号52)、B475L(配列番号53)、B475L(配列番号54)、B475L(配列番号55)、B475L(配列番号56)、B475L(配列番号57)、B475L(配列番号58)、B475L(配列番号59)、B475L(配列番号60)、B475L(配列番号61)、B475L(配列番号62)、B475L(配列番号63)、B475L(配列番号64)、CP2475(配列番号235)、CP2475(配列番号236)、CP2475(配列番号237)、CP2475(配列番号238)、CP2475(配列番号239)、CP2475(配列番号240)、CP2475(配列番号241)、CP2475(配列番号242)、CP2475(配列番号243)、CP2475(配列番号244)、CP2475(配列番号245)、CP2475(配列番号246)、CP2475(配列番号247)、CP2475(配列番号248)、CP2475(配列番号249)、CP2475(配列番号250)、CP2475(配列番号251)、CP2475(配列番号252)、CP2475(配列番号253)、CP2475(配列番号254)、CP2475(配列番号255)、CP2475L(p37)(配列番号261)、CP2475L(p37)(配列番号262)、CP2475L(p37)(配列番号263)、CP2475L(p37)(配列番号264)、CP2475L(p37)(配列番号265)、CP2475L(p37)(配列番号266)、CP2475L(p150)(配列番号258)、CP2475L(p150)(配列番号259)、CP2475L(p150)(配列番号260)、CP312R(配列番号267)、CP312R(配列番号268)、CP312R(配列番号269)、D1133L(配列番号281)、D1133L(配列番号282)、D1133L(配列番号283)、D1133L(配列番号284)、D1133L(配列番号285)、D1133L(配列番号287)、D1133L(配列番号289)、D1133L(配列番号290)、D1133L(配列番号291)、D1133L(配列番号292)、D1133L(配列番号293)、D1133L(配列番号294)、EP402R(配列番号372)、EP402R(配列番号373)、EP402R(配列番号374)、EP402R(配列番号375)、EP402R(配列番号376)、EP402R(配列番号377)、EP424R(配列番号379)、EP424R(配列番号380)、EP424R(配列番号381)、EP424R(配列番号382)、EP424R(配列番号383)、EP424R(配列番号384)、EP424R(配列番号385)、EP424R(配列番号386)、EP424R(配列番号387)、G1211R(配列番号416)、G1211R(配列番号417)、G1211R(配列番号418)、G1211R(配列番号420)、G1211R(配列番号422)、G1211R(配列番号423)、G1211R(配列番号424)、G1211R(配列番号425)、G1211R(配列番号426)、G1211R(配列番号427)、G1211R(配列番号428)、G1211R(配列番号429)、H339R(配列番号454)、H339R(配列番号455)、H339R(配列番号456)、H339R(配列番号458)、H339R(配列番号460)、H339R(配列番号461)、H339R(配列番号462)、H339R(配列番号463)、H339R(配列番号464)、H339R(配列番号465)、I226R(配列番号478)、I226R(配列番号479)、I226R(配列番号481)、I226R(配列番号483)、I226R(配列番号484)、I226R(配列番号485)、I226R(配列番号486)、K145R(配列番号514)、K145R(配列番号515)、K145R(配列番号516)、K145R(配列番号518)、K145R(配列番号520)、K145R(配列番号521)、K145R(配列番号522)、K145R(配列番号523)、M448R(配列番号563)、M448R(配列番号564)、M448R(配列番号565)、M1249L(配列番号539)、M1249L(配列番号540)、M1249L(配列番号541)、M1249L(配列番号542)、M1249L(配列番号543)、M1249L(配列番号544)、M1249L(配列番号545)、M1249L(配列番号546)、M1249L(配列番号547)、M1249L(配列番号548)、M1249L(配列番号549)、M1249L(配列番号550)、M1249L(配列番号551)、M1249L(配列番号552)、M1249L(配列番号553)、M1249L(配列番号554)、M1249L(配列番号555)、M1249L(配列番号556)、M1249L(配列番号557)、M1249L(配列番号558)、M1249L(配列番号559)、M1249L(配列番号560)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号570)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号684)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号685)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号686)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号687)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号688)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号689)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号690)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号717)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号719)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号721)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号726)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号727)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号728)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号729)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号730)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号731)、P1192R(配列番号801)、P1192R(配列番号802)、P1192R(配列番号803)、P1192R(配列番号804)、P1192R(配列番号805)、P1192R(配列番号806)、P1192R(配列番号807)、P1192R(配列番号808)、P1192R(配列番号809)、P1192R(配列番号810)、P1192R(配列番号811)、P1192R(配列番号812)、P1192R(配列番号813)、P1192R(配列番号814)、P1192R(配列番号815)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる。
【0015】
本発明はさらに、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片に関し、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722)、M448R(配列番号568、566)、D1133L(配列番号297、295)、CP312R(配列番号274、272)、A240L(配列番号854、853)、A238L(配列番号23、21)、MGF100-1L(配列番号572)、K145R(配列番号526、524)、B475L(配列番号66、65)、H339R(配列番号468、466)、I226R(配列番号489、487)、CP2475(配列番号257)、CP2475(配列番号256)、G1211R(配列番号432、430)、M1249L(配列番号562、561)、MGF505-9R(配列番号733、732)、P1192R(配列番号817、816)、MGF505-1R(配列番号692、691)、MGF505-3R(配列番号703、702)、EP424R(配列番号389、388)、C475L(配列番号201、200)、B602L(配列番号75、74)、CP530R(配列番号278、277)、D339L(配列番号322、321)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493)、I73R(配列番号504、503)、DP238L(配列番号327、326)、I9R(配列番号513、512)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号721、719、717)、M448R(配列番号565、564、563)、D1133L(配列番号294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号269、268、267)、A240L(配列番号25)、A238L(配列番号19、17)、MGF100-1L(配列番号570)、K145R(配列番号523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号701、700、699)、EP424R(配列番号387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号277、276、275)、D339L(配列番号320)、I243L(配列番号492、491)、I73R(配列番号502)、DP238L(配列番号325)、I9R(配列番号511、510)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる。
【0016】
本発明はさらに、本明細書に記載および/または請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片に関する。
【0017】
本発明はさらに、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片に関する。
【0018】
本発明はさらに、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片に関する。
【0019】
本発明はさらに、1種、2種、3種またはそれより多い本明細書に記載および/または請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含むベクターに関する。好ましくは、このようなベクターが、好ましくはEP402R、CP312RおよびA240L(マルチエピトープ-I、ME-I)から選択される3種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号855からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる;または好ましくはD1133L、G1211R、M1249L、MGF505-9R、P1192R、CP2475L(p150)、B475L、EP424R、H339R、I226R、K145R、MGF505-1RおよびCP2475L(p37)(マルチエピトープ-II、ME-II)から選択される13種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号856からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる。
【0020】
本発明はさらに、本明細書に記載および/または請求項記載のベクターを含む宿主細胞、好ましくは哺乳動物宿主細胞に関する。
よって、上記の技術的課題の解決は、特許請求の範囲で特徴付けられる説明および実施形態によって達成され、その様々な態様の本発明が特許請求の範囲に従って実施される。
【0021】
以下の図面は、本明細書の一部を形成し、本発明の一定の態様をさらに実証するために含まれる。本発明は、本明細書に提示される具体的な実施形態の詳細な説明と組み合わせてこれらの図面の1つまたは複数を参照することによってより良く理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】以下を示す図である:黒色は、APCとしてpCMV-Ub-MGF505-7Rプラスミドでトランスフェクトした線維芽細胞、およびエフェクター細胞としてASF回復期動物由来のPBMCを使用したELISpotアッセイによって評価したIFNγ応答を示す。pCMV-Ub空プラスミドでトランスフェクトした線維芽細胞で刺激した場合のスポット数(決して10を超えなかった)を表示された値から差し引いた。灰色は、ASFV特異的IFNγ-SCのレベルを示す。
図2】APCとしてそれぞれpCMV-Ub-A238LおよびpCMV-Ub-MGF100-1Lプラスミドでトランスフェクトした線維芽細胞、ならびにエフェクター細胞としてASF回復期動物由来のPBMCを使用したELISpotアッセイによって評価したA238LおよびMGF100-1L完全長Georgia2007/1タンパク質に対するIFNγ応答を示す図である。
図3】選択される15種の組換えプラスミド(15種のクローン)または空pCMV-Ubプラスミド(対照)のいずれかでプライミングされたブタのGeorgia2007/1致死性チャレンジ後の生存パーセントを示す図である。両群を低用量の生弱毒ウイルス(LAV)BA71ΔCD2で免疫した。
図4】Georgia2007/1致死性チャレンジ感染後のM448R+MGF505-7Rプライミング群(実線)および対照群(破線)内の生存ブタのパーセントを示す図である。
図5】マルチエピトープ(実線)および対照群(破線)でプライミングされた群内のGeorgia2007/1致死性チャレンジ後の生存ブタのパーセントを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は、先行技術に固有の課題を解決し、先行技術の明確な進歩を提供する。
概して、本発明は、
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)任意に、1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤
を含む免疫原性組成物;
あるいは
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤
を含み、
(e)任意に、アジュバントをさらに含む、
ワクチンまたは医薬組成物に関する。
【0024】
具体的な態様では、アフリカ豚熱ウイルスがBA71、BA71ΔCD2および/またはGeorgia2007/1株からなる群から選択される、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0025】
別の具体的な態様では、(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、25、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、1、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、272、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、287、289、290、291、292、293、294、295、297、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、420、422、423、424、425、426、427、428、429、430、432、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、458、460、461、462、463、464、465、466、468、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、481、483、484、485、486、487、489、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、518、520、521、522、523、524、526、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、568、570、572、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、719、721、722、724、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、774、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、814、815、816、817、818、819、820、821、822、823、824、825、826、827、828、829、830、831、832、833、834、835、836、837、838、839、840、841、842、843、844、845、846、847、848、849、850、851、852、853、854からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0026】
さらに別の具体的な態様では、(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0027】
さらに別の具体的な態様では、(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、本明細書に開示および/または請求項記載の1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0028】
さらに別の具体的な態様では、(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0029】
さらに別の具体的な態様では、(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0030】
さらに別の具体的な態様では、(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0031】
さらに別の具体的な態様では、(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、アスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属(Lawsonia)種、サルモネラ属(Salmonella)種からなる群から選択される、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0032】
さらに別の具体的な態様では、(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、本明細書に開示および/または請求項記載の1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0033】
さらに別の具体的な態様では、(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0034】
さらに別の具体的な態様では、(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0035】
さらに別の具体的な態様では、(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、271、(MGF505-7R))、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0036】
さらに別の具体的な態様では、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、A238L(配列番号21)、A238L(配列番号23)、A240L(配列番号853)、A240L(配列番号854)、B475L(配列番号65)、B475L(配列番号66)、CP2475(配列番号256)、CP2475(配列番号257)、CP312R(配列番号272)、CP312R(配列番号274)、D1133L(配列番号295)、D1133L(配列番号297)、EP402R(配列番号378)、EP424R(配列番号388)、EP424R(配列番号389)、G1211R(配列番号430)、G1211R(配列番号432)、H339R(配列番号466)、H339R(配列番号468)、I226R(配列番号487)、I226R(配列番号489)、K145R(配列番号524)、K145R(配列番号526)、M448R(配列番号566)、M448R(配列番号568)、M1249L(配列番号561)、M1249L(配列番号562)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号572)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号691)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号692)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号722)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号724)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号772)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号774)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号732)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号733)、P1192R(配列番号816)、P1192R(配列番号817)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、A238L(配列番号17)、A238L(配列番号19)、A240L(配列番号25)、B475L(配列番号48)、B475L(配列番号49)、B475L(配列番号50)、B475L(配列番号51)、B475L(配列番号52)、B475L(配列番号53)、B475L(配列番号54)、B475L(配列番号55)、B475L(配列番号56)、B475L(配列番号57)、B475L(配列番号58)、B475L(配列番号59)、B475L(配列番号60)、B475L(配列番号61)、B475L(配列番号62)、B475L(配列番号63)、B475L(配列番号64)、CP2475(配列番号235)、CP2475(配列番号236)、CP2475(配列番号237)、CP2475(配列番号238)、CP2475(配列番号239)、CP2475(配列番号240)、CP2475(配列番号241)、CP2475(配列番号242)、CP2475(配列番号243)、CP2475(配列番号244)、CP2475(配列番号245)、CP2475(配列番号246)、CP2475(配列番号247)、CP2475(配列番号248)、CP2475(配列番号249)、CP2475(配列番号250)、CP2475(配列番号251)、CP2475(配列番号252)、CP2475(配列番号253)、CP2475(配列番号254)、CP2475(配列番号255)、CP2475L(p37)(配列番号261)、CP2475L(p37)(配列番号262)、CP2475L(p37)(配列番号263)、CP2475L(p37)(配列番号264)、CP2475L(p37)(配列番号265)、CP2475L(p37)(配列番号266)、CP2475L(p150)(配列番号258)、CP2475L(p150)(配列番号259)、CP2475L(p150)(配列番号260)、CP312R(配列番号267)、CP312R(配列番号268)、CP312R(配列番号269)、D1133L(配列番号281)、D1133L(配列番号282)、D1133L(配列番号283)、D1133L(配列番号284)、D1133L(配列番号285)、D1133L(配列番号287)、D1133L(配列番号289)、D1133L(配列番号290)、D1133L(配列番号291)、D1133L(配列番号292)、D1133L(配列番号293)、D1133L(配列番号294)、EP402R(配列番号372)、EP402R(配列番号373)、EP402R(配列番号374)、EP402R(配列番号375)、EP402R(配列番号376)、EP402R(配列番号377)、EP424R(配列番号379)、EP424R(配列番号380)、EP424R(配列番号381)、EP424R(配列番号382)、EP424R(配列番号383)、EP424R(配列番号384)、EP424R(配列番号385)、EP424R(配列番号386)、EP424R(配列番号387)、G1211R(配列番号416)、G1211R(配列番号417)、G1211R(配列番号418)、G1211R(配列番号420)、G1211R(配列番号422)、G1211R(配列番号423)、G1211R(配列番号424)、G1211R(配列番号425)、G1211R(配列番号426)、G1211R(配列番号427)、G1211R(配列番号428)、G1211R(配列番号429)、H339R(配列番号454)、H339R(配列番号455)、H339R(配列番号456)、H339R(配列番号458)、H339R(配列番号460)、H339R(配列番号461)、H339R(配列番号462)、H339R(配列番号463)、H339R(配列番号464)、H339R(配列番号465)、I226R(配列番号478)、I226R(配列番号479)、I226R(配列番号481)、I226R(配列番号483)、I226R(配列番号484)、I226R(配列番号485)、I226R(配列番号486)、K145R(配列番号514)、K145R(配列番号515)、K145R(配列番号516)、K145R(配列番号518)、K145R(配列番号520)、K145R(配列番号521)、K145R(配列番号522)、K145R(配列番号523)、M448R(配列番号563)、M448R(配列番号564)、M448R(配列番号565)、M1249L(配列番号539)、M1249L(配列番号540)、M1249L(配列番号541)、M1249L(配列番号542)、M1249L(配列番号543)、M1249L(配列番号544)、M1249L(配列番号545)、M1249L(配列番号546)、M1249L(配列番号547)、M1249L(配列番号548)、M1249L(配列番号549)、M1249L(配列番号550)、M1249L(配列番号551)、M1249L(配列番号552)、M1249L(配列番号553)、M1249L(配列番号554)、M1249L(配列番号555)、M1249L(配列番号556)、M1249L(配列番号557)、M1249L(配列番号558)、M1249L(配列番号559)、M1249L(配列番号560)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号570)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号684)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号685)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号686)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号687)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号688)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号689)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号690)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号717)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号719)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号721)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号726)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号727)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号728)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号729)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号730)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号731)、P1192R(配列番号801)、P1192R(配列番号802)、P1192R(配列番号803)、P1192R(配列番号804)、P1192R(配列番号805)、P1192R(配列番号806)、P1192R(配列番号807)、P1192R(配列番号808)、P1192R(配列番号809)、P1192R(配列番号810)、P1192R(配列番号811)、P1192R(配列番号812)、P1192R(配列番号813)、P1192R(配列番号814)、P1192R(配列番号815)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0037】
さらに別の具体的な態様では、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722)、M448R(配列番号568、566)、D1133L(配列番号297、295)、CP312R(配列番号274、272)、A240L(配列番号854、853)、A238L(配列番号23、21)、MGF100-1L(配列番号572)、K145R(配列番号526、524)、B475L(配列番号66、65)、H339R(配列番号468、466)、I226R(配列番号489、487)、CP2475(配列番号257)、CP2475(配列番号256)、G1211R(配列番号432、430)、M1249L(配列番号562、561)、MGF505-9R(配列番号733、732)、P1192R(配列番号817、816)、MGF505-1R(配列番号692、691)、MGF505-3R(配列番号703、702)、EP424R(配列番号389、388)、C475L(配列番号201、200)、B602L(配列番号75、74)、CP530R(配列番号278、277)、D339L(配列番号322、321)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493)、I73R(配列番号504、503)、DP238L(配列番号327、326)、I9R(配列番号513、512)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号721、719、717)、M448R(配列番号565、564、563)、D1133L(配列番号294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号269、268、267)、A240L(配列番号25)、A238L(配列番号19、17)、MGF100-1L(配列番号570)、K145R(配列番号523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号701、700、699)、EP424R(配列番号387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号277、276、275)、D339L(配列番号320)、I243L(配列番号492、491)、I73R(配列番号502)、DP238L(配列番号325)、I9R(配列番号511、510)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0038】
さらに別の具体的な態様では、ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0039】
さらに別の具体的な態様では、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。
【0040】
さらに別の具体的な態様では、少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する方法に使用するための、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、好ましくは少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる前記臨床徴候もしくは疾患、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる前記感染症が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む、少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する対応する方法、またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する対応する方法、ならびに少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防するための、またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0041】
さらに別の具体的な態様では、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する方法であって、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する対応する方法であって、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含み、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、方法、ならびにブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用であって、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0042】
さらに別の具体的な態様では、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクターを含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含む方法に使用するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であって;前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が提供される。ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する対応する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクターを含む、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含み;前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができる、方法、ならびにブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫するための医薬品を調製するための、本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物の対応する使用も、本発明に含まれることを意図している。
【0043】
さらに別の具体的な態様では、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連する疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタにワクチン接種する、および/またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連するもしくはこれによって引き起こされる1種もしくは複数の臨床徴候の発生率もしくは重症度を低減するためのキットであって、
(a)ワクチンを前記ブタ類に投与することができるディスペンサーと;
(b)本明細書に記載および/または請求項記載の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物と;
(c)任意に、指示書と
を含み;
好ましくは前記疾患または前記臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、キットが提供される。
【0044】
さらに別の具体的な態様では、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、25、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、1、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、272、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、287、289、290、291、292、293、294、295、297、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、420、422、423、424、425、426、427、428、429、430、432、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、458、460、461、462、463、464、465、466、468、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、481、483、484、485、486、487、489、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、518、520、521、522、523、524、526、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、568、570、572、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、719、721、722、724、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、774、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、814、815、816、817、818、819、820、821、822、823、824、825、826、827、828、829、830、831、832、833、834、835、836、837、838、839、840、841、842、843、844、845、846、847、848、849、850、851、852、853、854からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が提供される。
【0045】
さらに別の具体的な態様では、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が提供される。
【0046】
さらに別の具体的な態様では、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、A238L(配列番号21)、A238L(配列番号23)、A240L(配列番号853)、A240L(配列番号854)、B475L(配列番号65)、B475L(配列番号66)、CP2475(配列番号256)、CP2475(配列番号257)、CP312R(配列番号272)、CP312R(配列番号274)、D1133L(配列番号295)、D1133L(配列番号297)、EP402R(配列番号378)、EP424R(配列番号388)、EP424R(配列番号389)、G1211R(配列番号430)、G1211R(配列番号432)、H339R(配列番号466)、H339R(配列番号468)、I226R(配列番号487)、I226R(配列番号489)、K145R(配列番号524)、K145R(配列番号526)、M448R(配列番号566)、M448R(配列番号568)、M1249L(配列番号561)、M1249L(配列番号562)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号572)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号691)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号692)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号722)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号724)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号772)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号774)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号732)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号733)、P1192R(配列番号816)、P1192R(配列番号817)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、A238L(配列番号17)、A238L(配列番号19)、A240L(配列番号25)、B475L(配列番号48)、B475L(配列番号49)、B475L(配列番号50)、B475L(配列番号51)、B475L(配列番号52)、B475L(配列番号53)、B475L(配列番号54)、B475L(配列番号55)、B475L(配列番号56)、B475L(配列番号57)、B475L(配列番号58)、B475L(配列番号59)、B475L(配列番号60)、B475L(配列番号61)、B475L(配列番号62)、B475L(配列番号63)、B475L(配列番号64)、CP2475(配列番号235)、CP2475(配列番号236)、CP2475(配列番号237)、CP2475(配列番号238)、CP2475(配列番号239)、CP2475(配列番号240)、CP2475(配列番号241)、CP2475(配列番号242)、CP2475(配列番号243)、CP2475(配列番号244)、CP2475(配列番号245)、CP2475(配列番号246)、CP2475(配列番号247)、CP2475(配列番号248)、CP2475(配列番号249)、CP2475(配列番号250)、CP2475(配列番号251)、CP2475(配列番号252)、CP2475(配列番号253)、CP2475(配列番号254)、CP2475(配列番号255)、CP2475L(p37)(配列番号261)、CP2475L(p37)(配列番号262)、CP2475L(p37)(配列番号263)、CP2475L(p37)(配列番号264)、CP2475L(p37)(配列番号265)、CP2475L(p37)(配列番号266)、CP2475L(p150)(配列番号258)、CP2475L(p150)(配列番号259)、CP2475L(p150)(配列番号260)、CP312R(配列番号267)、CP312R(配列番号268)、CP312R(配列番号269)、D1133L(配列番号281)、D1133L(配列番号282)、D1133L(配列番号283)、D1133L(配列番号284)、D1133L(配列番号285)、D1133L(配列番号287)、D1133L(配列番号289)、D1133L(配列番号290)、D1133L(配列番号291)、D1133L(配列番号292)、D1133L(配列番号293)、D1133L(配列番号294)、EP402R(配列番号372)、EP402R(配列番号373)、EP402R(配列番号374)、EP402R(配列番号375)、EP402R(配列番号376)、EP402R(配列番号377)、EP424R(配列番号379)、EP424R(配列番号380)、EP424R(配列番号381)、EP424R(配列番号382)、EP424R(配列番号383)、EP424R(配列番号384)、EP424R(配列番号385)、EP424R(配列番号386)、EP424R(配列番号387)、G1211R(配列番号416)、G1211R(配列番号417)、G1211R(配列番号418)、G1211R(配列番号420)、G1211R(配列番号422)、G1211R(配列番号423)、G1211R(配列番号424)、G1211R(配列番号425)、G1211R(配列番号426)、G1211R(配列番号427)、G1211R(配列番号428)、G1211R(配列番号429)、H339R(配列番号454)、H339R(配列番号455)、H339R(配列番号456)、H339R(配列番号458)、H339R(配列番号460)、H339R(配列番号461)、H339R(配列番号462)、H339R(配列番号463)、H339R(配列番号464)、H339R(配列番号465)、I226R(配列番号478)、I226R(配列番号479)、I226R(配列番号481)、I226R(配列番号483)、I226R(配列番号484)、I226R(配列番号485)、I226R(配列番号486)、K145R(配列番号514)、K145R(配列番号515)、K145R(配列番号516)、K145R(配列番号518)、K145R(配列番号520)、K145R(配列番号521)、K145R(配列番号522)、K145R(配列番号523)、M448R(配列番号563)、M448R(配列番号564)、M448R(配列番号565)、M1249L(配列番号539)、M1249L(配列番号540)、M1249L(配列番号541)、M1249L(配列番号542)、M1249L(配列番号543)、M1249L(配列番号544)、M1249L(配列番号545)、M1249L(配列番号546)、M1249L(配列番号547)、M1249L(配列番号548)、M1249L(配列番号549)、M1249L(配列番号550)、M1249L(配列番号551)、M1249L(配列番号552)、M1249L(配列番号553)、M1249L(配列番号554)、M1249L(配列番号555)、M1249L(配列番号556)、M1249L(配列番号557)、M1249L(配列番号558)、M1249L(配列番号559)、M1249L(配列番号560)、MGF_100-1L/MGF100-1L(配列番号570)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号684)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号685)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号686)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号687)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号688)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号689)、MGF505-1R/MGF_505-1R(配列番号690)、MGF505-8R/MGF_505-8R(配列番号717)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号719)、MGF505-7R/MGF_505-7R(配列番号721)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号726)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号727)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号728)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号729)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号730)、MGF505-9R/MGF_505-9R(配列番号731)、P1192R(配列番号801)、P1192R(配列番号802)、P1192R(配列番号803)、P1192R(配列番号804)、P1192R(配列番号805)、P1192R(配列番号806)、P1192R(配列番号807)、P1192R(配列番号808)、P1192R(配列番号809)、P1192R(配列番号810)、P1192R(配列番号811)、P1192R(配列番号812)、P1192R(配列番号813)、P1192R(配列番号814)、P1192R(配列番号815)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が提供される。
【0047】
さらに別の具体的な態様では、アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722)、M448R(配列番号568、566)、D1133L(配列番号297、295)、CP312R(配列番号274、272)、A240L(配列番号854、853)、A238L(配列番号23、21)、MGF100-1L(配列番号572)、K145R(配列番号526、524)、B475L(配列番号66、65)、H339R(配列番号468、466)、I226R(配列番号489、487)、CP2475(配列番号257)、CP2475(配列番号256)、G1211R(配列番号432、430)、M1249L(配列番号562、561)、MGF505-9R(配列番号733、732)、P1192R(配列番号817、816)、MGF505-1R(配列番号692、691)、MGF505-3R(配列番号703、702)、EP424R(配列番号389、388)、C475L(配列番号201、200)、B602L(配列番号75、74)、CP530R(配列番号278、277)、D339L(配列番号322、321)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493)、I73R(配列番号504、503)、DP238L(配列番号327、326)、I9R(配列番号513、512)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号721、719、717)、M448R(配列番号565、564、563)、D1133L(配列番号294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号269、268、267)、A240L(配列番号25)、A238L(配列番号19、17)、MGF100-1L(配列番号570)、K145R(配列番号523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号701、700、699)、EP424R(配列番号387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号277、276、275)、D339L(配列番号320)、I243L(配列番号492、491)、I73R(配列番号502)、DP238L(配列番号325)、I9R(配列番号511、510)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が提供される。
【0048】
さらに別の具体的な態様では、本明細書に記載および/または請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が提供される。
【0049】
さらに別の具体的な態様では、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が提供される。
【0050】
さらに別の具体的な態様では、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が提供される。
【0051】
さらに別の具体的な態様では、ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、本明細書に記載および/もしくは請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または本明細書に記載および/もしくは請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片が提供される。
【0052】
さらに別の具体的な態様では、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、本明細書に記載および/もしくは請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または本明細書に記載および/もしくは請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片が提供される。
【0053】
さらに別の具体的な態様では、1種、2種、3種またはそれより多い本明細書に記載および/または請求項記載のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含むベクターが提供される。好ましくは、このようなベクターが、好ましくはEP402R、CP312RおよびA240L(マルチエピトープ-I、ME-I)から選択される3種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号855からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる;または好ましくはD1133L、G1211R、M1249L、MGF505-9R、P1192R、CP2475L(p150)、B475L、EP424R、H339R、I226R、K145R、MGF505-1RおよびCP2475L(p37)(マルチエピトープ-II、ME-II)から選択される13種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号856からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる。
さらに別の具体的な態様では、本明細書に記載および/または請求項記載のベクターを含む宿主細胞、好ましくは哺乳動物細胞が提供される。
【0054】
定義
特に定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、出願時に本発明が属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。用語の意味および範囲は明らかであるはずであるが、潜在的なあいまいさが生じた場合には、本明細書で提供される定義が、いずれの辞書の定義にも外部の定義にも優先する。さらに、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数形の用語は複数を含み、複数形の用語は単数を含む。本明細書において、「または(or)」の使用は、特に明記しない限り、「および/または(and/or)」を意味する。さらに、「含む(including)」、ならびに「含む(includes)」および「含まれる(included)」などの他の形態の使用は限定的でない。本明細書で言及される全ての特許および刊行物は参照により本明細書に組み込まれる。
【0055】
本発明の実施は、特に指示しない限り、ウイルス学、分子生物学、微生物学、組換えDNA技術、タンパク質化学および免疫学の従来技術を使用し、これらの技術は当業者の技能の範囲内である。このような技術は文献で十分に説明されている。例えば、Sambrook, Fritsch & Maniatis, Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Vols. I, II and III, Second Edition (1989);DNA Cloning, Vols. I and II (D. N. Glover ed. 1985);Oligonucleotide Synthesis (M. J. Gait ed. 1984);Nucleic Acid Hybridization (B. D. Hames & S. J. Higgins eds. 1984);Animal Cell Culture (R. K. Freshney ed. 1986);Immobilized Cells and Enzymes (IRL press, 1986);Perbal, B., A Practical Guide to Molecular Cloning (1984);the series, Methods In Enzymology (S. Colowick and N. Kaplan eds., Academic Press, Inc.);Protein purification methods - a practical approach (E.L.V. Harris and S. Angal, eds., IRL Press at Oxford University Press);およびHandbook of Experimental Immunology, Vols. I-IV (D. M. Weir and C. C. Blackwell eds., 1986, Blackwell Scientific Publications)を参照されたい。
【0056】
本発明を詳細に説明する前に、本発明が、特定のDNA配列にも、ポリペプチド配列にも、プロセスパラメータにも限定されず、よって、当然、変化し得ることを理解すべきである。本明細書で使用される用語は、本発明の特定の実施形態を説明する目的のためのものに過ぎず、限定的であることを意図していないことも理解すべきである。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上別段の意味を有することが明らかな場合を除き、複数指示対象を含むことに留意しなければならない。よって、例えば、「抗原」への言及は2種以上の抗原の混合物を含み、「賦形剤」への言及は2種以上の賦形剤の混合物を含む、等々である。
【0057】
「ウイルスベクターまたは細菌ベクター(viral or bacterial vector)」という用語は、その宿主細胞への侵入が特異的生物活性、例えばベクターによって運ばれる、ASFV遺伝子などの導入遺伝子の発現をもたらすような方法で、組換えDNA技術によって操作された、遺伝子改変ウイルスまたは細菌を記載する。具体的な態様では、導入遺伝子がASFV抗原である。ウイルスベクターまたは細菌ベクターは、標的細胞、組織または生物において複製可能であっても複製可能でなくてもよい。本文脈において、「ウイルスベクター」および「ウイルス」という用語は互換的に使用され、「細菌ベクター」および「細菌」という用語についても同様である。
ウイルスベクターまたは細菌ベクターの作製は、限定されないが、例えば、Sambrook et al. (Molecular Cloning: A Laboratory Manual. Cold Spring Harbor Laboratory Press, N.Y. (1989))またはK. Maramorosch and H. Koprowski (Methods in Virology Volume VIII, Academic Press Inc. London, UK (2014))に記載される、制限エンドヌクレアーゼ消化、ライゲーション、形質転換、プラスミド精製、DNA配列決定、細胞培養物におけるトランスフェクションの標準的な技術を含む、当技術分野で周知のいずれかの適切な遺伝子工学技術を使用して達成することができる。
【0058】
ウイルスベクターまたは細菌ベクターは、2種以上の目的のタンパク質のコード領域を含むことができる。例えば、ウイルスベクターまたは細菌ベクターは、第1の目的のタンパク質のコード領域および第2の目的のタンパク質のコード領域を含むことができる。第1の目的のタンパク質および第2の目的のタンパク質は同じであっても異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、第3の目的のタンパク質または第4の目的のタンパク質のコード領域を含むことができる。第3の目的のタンパク質および第4の目的のタンパク質は同じであっても異なっていてもよい。1種のウイルスベクターまたは細菌ベクターによってコードされる2種以上の目的のタンパク質の合計の長さは変化し得る。例えば、2種以上のタンパク質の合計の長さは少なくとも約200アミノ酸であり得る。少なくとも約250アミノ酸、少なくとも約300アミノ酸、少なくとも約350アミノ酸、少なくとも約400アミノ酸、少なくとも約450アミノ酸、少なくとも約500アミノ酸、少なくとも約550アミノ酸、少なくとも約600アミノ酸、少なくとも約650アミノ酸、少なくとも約700アミノ酸、少なくとも約750アミノ酸、少なくとも約800アミノ酸、またはそれより長い。
【0059】
本発明の具体的な態様によると、「ウイルスベクターまたは細菌ベクター(viral or bacterial vector)」または代わりに「ウイルス構築物または細菌構築物(viral or becterial constract)」という用語は、アスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属種、サルモネラ属種からなる群から選択されるウイルスまたは細菌に由来する組換えウイルス構築物または細菌構築物を指す。
「ウイルスベクターまたは細菌ベクター」および「ウイルス構築物または細菌構築物」という用語は互換的に使用され得る。
本明細書で使用される「構築物」という用語は、人工的に作製された、プラスミド、BAC、または組換えウイルスもしくは細菌などの組換え核酸を指す。
【0060】
「プラスミド」という用語は、細菌宿主細胞内の細菌染色体と独立して複製する核外DNAを指す。本発明の具体的な態様では、「プラスミド」および/または「トランスファープラスミド」という用語は、例えば、ウイルスベクターに挿入するための発現カセットの構築に有用な組換えDNA技術の要素を指す。別の具体的な態様では、「プラスミド」という用語は、DNAワクチン接種目的に有用なプラスミドを指定するために使用され得る。
【0061】
本明細書で使用される場合、「核酸」および「ポリヌクレオチド(」という用語は互換的であり、いずれかの核酸を指す。
本明細書で使用される「核酸」、「核酸配列」、「ヌクレオチド配列」、「RNA配列」、「cDNA配列」または「DNA配列」という用語は、オリゴヌクレオチド、ヌクレオチドまたはポリヌクレオチドならびにその断片および部分、ならびに一本鎖または二本鎖であり得、センス鎖またはアンチセンス鎖を表し得る、ゲノム起源または合成起源のDNAまたはRNAを指す。配列は、非コード配列、コード配列、または両方の混合物であり得る。本発明の核酸配列は、当業者に周知の標準的な技術を使用して調製することができる。
【0062】
「核酸」、「核酸配列」および「ヌクレオチド配列」という用語はまた、具体的には、5種の生物学的に存在する塩基(アデニン、グアニン、チミン、シトシンおよびウラシル)以外の塩基で構成される核酸も含む。
【0063】
「相補的ヌクレオチド配列」という用語は、DNAまたはRNAなどのポリヌクレオチドの2本のペア形成鎖の一方の鎖を記載する。相補鎖のヌクレオチド配列は、各アデノシンについては、チミン(RNAについてはウラシル)を含み、各グアニンについては、シトシンを含み、逆もまた同様であるようにそのペア形成鎖のヌクレオチド配列を反映する。例えば、5’-GCATAC-3’の相補的ヌクレオチド配列は3’-CGTATG-5’、またはRNAについては、3’-CGUAUG-5’である。
【0064】
本明細書で使用される「発現」という用語は、宿主細胞内での核酸配列の転写および/または翻訳を指す。本発明の具体的な態様によると、「発現」という用語は、宿主細胞内での異種および/または外因性核酸配列の転写および/または翻訳を指す。宿主細胞中の所望の産物の発現レベルは、細胞中に存在する対応するRNAもしくはmRNAの量、または選択された配列によってコードされる所望のポリペプチドの量のいずれかに基づいて決定され得る。例えば、選択された配列から転写されたmRNAは、ノーザンブロットハイブリダイゼーション、リボヌクレアーゼRNA保護、細胞内RNAへのインサイチューハイブリダイゼーションまたはRTqPCR(逆転写、引き続いて定量的PCR)によって定量化することができる。選択された配列から発現されたタンパク質は、種々の方法、例えばELISA、ウエスタンブロット法、ラジオイムノアッセイ、免疫沈降、タンパク質の生物活性についてのアッセイ、またはタンパク質の免疫染色、引き続いてFACS分析によって定量化することができる。
【0065】
「ウイルス量(virus load)」という用語は当業者に周知である。ウイルス量という用語は、本明細書においては「ウイルス力価(viral titer)」という用語と互換的に使用される。ウイルス量またはウイルス力価は、活性ウイルス感染症の重症度の尺度であり、当業者に公知の方法によって決定することができる。この決定は、例えばウイルスタンパク質への抗体結合によるウイルスタンパク質の検出、およびさらなる検出に基づき得る、または代わりにRT-PCRなどの増幅法によるウイルス核酸の検出により得る。核酸増幅法による血漿中のビリオン関連ウイルスRNAの監視が、レトロウイルス疾患の状態および進行を評価し、予防および治療介入の有効性を評価するために広く使用されるパラメータである。例示的に、ウイルス量またはウイルス力価は、血漿1ミリリットル当たりのRNAコピー数などの関与する体液中の生ウイルス量を推定することによって計算することができる。好ましくは、「ウイルス量」または「ウイルス力価」という用語は、ウイルス調製物の体積当たりの感染単位の尺度である。ウイルス力価は、生物学的手順におけるエンドポイントであり、並行して行われる試験の一定の割合が効果を示す希釈度として定義される。具体的には、1ミリリットル当たりの組織培養物感染量50(TCID50/ml)は、その希釈度と並行して接種される細胞培養物の数の50%が感染するウイルス調製物の希釈度を与える。
【0066】
定義により、宿主細胞に挿入された全てのヌクレオチド配列または全ての遺伝子およびそれによってコードされるそれぞれのタンパク質またはRNAは、それが異なる(ウイルスまたは細菌)種から来ている場合、宿主細胞に関して「外因性」、「外因性配列」、「外因性遺伝子」、「外因性コード配列」、「外因性抗原コード配列(」と呼ばれる。
定義により、宿主細胞に挿入された全てのヌクレオチド配列または全ての遺伝子およびそれによってコードされるそれぞれのタンパク質またはRNAは、宿主細胞に関して、「異種」、「異種配列」、「異種遺伝子」、「異種コード配列」、「導入遺伝子(transgene)」または「異種タンパク質」と呼ばれる。導入される配列または導入される遺伝子が宿主細胞の内因性配列または内因性遺伝子と同一である場合であっても、これが当てはまる。例えば、野生型ウイルスまたは細菌とは異なる部位または改変された形態でウイルスベクターまたは細菌ベクターに導入された特定のプロモーター配列は、定義により、異種配列である。抗原などの目的の配列または遺伝子に関して本明細書で使用される場合、「異種」という用語は、前記目的の配列または遺伝子、具体的には前記抗原が、その自然の亜種環境の外で発現されることを意味する。
【0067】
「天然に存在しない(non-naturally occurring)」という用語は、本文脈において自然には存在しない、抗原などのいずれかの目的の配列または遺伝子、例えばハイブリッド配列または異なる種由来の抗原などの目的の配列もしくは遺伝子、または人工的な突然変異、挿入、欠失などにより自然の産物ではない抗原などの目的の配列もしくは遺伝子を意味する。
【0068】
「組換え」という用語は、本発明の明細書全体にわたって、「天然に存在しない(」、「異種」および「外因性」という用語と互換的に使用される。よって、「組換え」タンパク質は、異種ヌクレオチド配列または外因性ヌクレオチド配列のいずれかから発現されるタンパク質である。ウイルスまたは細菌に関して使用される組換えという用語は、ウイルスまたは細菌ゲノムの人工的な操作によって作製されたウイルスまたは細菌を意味する。外因性抗原コード配列などの異種または外因性配列を含むウイルスまたは細菌は、組換えウイルスまたは細菌である。組換えウイルスまたは細菌という用語および天然に存在しないウイルスまたは細菌という用語は互換的に使用される。
よって、「異種ベクター」という用語は、異種または外因性ヌクレオチド配列を含むベクターを意味する。「組換えベクター」という用語は、異種または組換えヌクレオチド配列を含むベクターを意味する。
【0069】
本明細書で使用される「配列相同性」は、2つの配列の関連性を決定する方法を指す。配列相同性を決定するために、2つ以上の配列を最適に整列させ、必要に応じてギャップを導入する。しかしながら、「配列同一性」と対照的に、配列相同性を決定する場合には、保存的アミノ酸置換を一致としてカウントする。換言すれば、参照配列と95%配列相同性を有するポリペプチドまたはポリヌクレオチドを得るためには、参照配列中のアミノ酸残基またはヌクレオチドの85%、好ましくは90%、91%、92%、93%、94%、なおさらに好ましくは95%、96%、97%、98%、99%、99.9%が、別のアミノ酸またはヌクレオチドと一致しなければならない、またはこれらによる保存的置換を含まなければならない、あるいは参照配列中の、保存的置換を含まない、全アミノ酸残基またはヌクレオチドの最大15%、好ましくは最大10%、9%、8%、7%、6%、さらにより好ましくは最大5%、4%、3%、2%、1%、0.1%の数のアミノ酸またはヌクレオチドを参照配列に挿入することができる。好ましくは、相同配列が、少なくとも50、さらにより好ましくは100、さらにより好ましくは250、さらにより好ましくは500ヌクレオチドのストレッチを含む。
【0070】
「配列同一性」は、当技術分野で知られているように、2つ以上のポリペプチド配列または2つ以上のポリヌクレオチド配列、すなわち、参照配列と、参照配列と比較される所与の配列との間の関係を指す。配列同一性は、所与の配列と参照配列の文字列間の一致によって決定される、最高の程度の配列類似性を与えるように配列を最適に整列させた後に、所与の配列と参照配列を比較することによって決定される。このようなアラインメントで、配列同一性を位置対位置基準で確認する、例えば、特定の位置で、ヌクレオチドまたはアミノ酸残基が同一であれば、配列がその位置で「同一」である。次いで、このような位置同一性の総数を、参照配列中のヌクレオチドまたは残基の総数で割って、配列同一性%を得る。配列同一性は、それだけに限らないが、その教示が参照により本明細書に組み込まれる、Computational Molecular Biology, Lesk, A. N., ed., Oxford University Press, New York (1988), Biocomputing: Informatics and Genome Projects, Smith, D.W., ed., Academic Press, New York (1993);Computer Analysis of Sequence Data, Part I, Griffin, A.M., and Griffin, H. G., eds., Humana Press, New Jersey (1994);Sequence Analysis in Molecular Biology, von Heinge, G., Academic Press (1987);Sequence Analysis Primer, Gribskov, M. and Devereux, J., eds., M. Stockton Press, New York (1991);およびCarillo, H., and Lipman, D., SIAM J. Applied Math., 48: 1073 (1988)に記載されるものを含む、公知の方法によって容易に決定することができる。配列同一性を決定する好ましい方法は、試験する配列間の最大の一致を与えるように設計される。配列同一性を決定する方法は、所与の配列間の配列同一性を決定する公的に入手可能なコンピュータプログラムに集成される。このようなプログラムの例としては、それだけに限らないが、GCGプログラムパッケージ(Devereux, J., et al., Nucleic Acids Research, 12(1):387 (1984))、BLASTP、BLASTNおよびFASTA(Altschul, S. F. et al., J. Molec. Biol., 215:403-410 (1990))が挙げられる。BLASTXプログラムは、NCBIおよび他の供給源から公的に入手可能である(その教示が参照により本明細書に組み込まれる、BLAST Manual, Altschul, S. et al., NCVI NLM NIH Bethesda, MD 20894, Altschul, S. F. et al., J. Molec. Biol., 215:403-410 (1990))。これらのプログラムは、所与の配列と参照配列との間の最高レベルの配列同一性をもたらすために、デフォルトギャップ重みづけを使用して配列を最適に整列させる。実例として、参照ヌクレオチド配列と少なくとも、例えば、85%、好ましくは90%、91%、92%、93%、94%、さらにより好ましくは95%、96%、97%、98%、99%、99.9%の「配列同一性」を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドにより、所与のポリヌクレオチド配列が、参照ヌクレオチド配列の各100ヌクレオチド当たり最大で15個、好ましくは最大で10個、さらにより好ましくは最大で5個の点突然変異を含み得ることを除いて、所与のポリヌクレオチドのヌクレオチド配列が参照配列と同一であることが意図される。換言すれば、参照ヌクレオチド配列に対して少なくとも85%、好ましくは90%、91%、92%、93%、94%、さらにより好ましくは95%、96%、97%、98%、99%、99.9%の同一性を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドでは、参照配列中のヌクレオチドの最大で15%、好ましくは10%、9%、8%、7%、6%、さらにより好ましくは5%、4%、3%、2%、1%、0.1%が欠失もしくは別のヌクレオチドで置換されていてもよい、または参照配列中の全ヌクレオチドの最大で15%、好ましくは10%、9%、8%、7%、6%、さらにより好ましくは5%、4%、3%、2%、1%、0.1%の数のヌクレオチドが参照配列に挿入されていてもよい。参照配列のこれらの突然変異は、参照ヌクレオチド配列の5’もしくは3’末端位置で、または参照配列中のヌクレオチドの間に個別に散在している、これらの末端位置の間のどこにでも、または参照配列内の1つもしくは複数の隣接基中に生じ得る。同様に、参照アミノ酸配列と少なくとも、例えば、85%、好ましくは90%、91%、92%、93%、94%、さらにより好ましくは95%、96%、97%、98%、99%の配列同一性を有する所与のアミノ酸配列を有するポリペプチドにより、所与のポリペプチド配列が、参照アミノ酸配列の各100アミノ酸当たり最大で15個、好ましくは最大で10個、9個、8個、7個、6個、さらにより好ましくは最大で5個、4個、3個、2個、1個のアミノ酸改変を含み得ることを除いて、ポリペプチドの所与のアミノ酸配列が参照配列と同一であることが意図される。換言すれば、参照アミノ酸配列と少なくとも85%、好ましくは90%、91%、92%、93%、94%、さらにより好ましくは95%、96%、97%、98%、99%の配列同一性を有する所与のポリペプチド配列を得るためには、参照配列中のアミノ酸残基の最大で15%、好ましくは最大で10%、9%、8%、7%、さらにより好ましくは最大で5%、4%、3%、2%、1%が欠失もしくは別のアミノ酸で置換されていてもよい、または参照配列中のアミノ酸残基の総数の最大で15%、好ましくは最大で10%、9%、8%、7%、さらにより好ましくは最大で5%、4%、3%、2%、1%の数のアミノ酸が参照配列に挿入されていてもよい。参照配列のこれらの改変は、参照アミノ酸配列のアミノもしくはカルボキシ末端位置で、または参照配列中の残基の間に個別に散在している、これらの末端位置の間のどこにでも、または参照配列内の1つもしくは複数の隣接基中に生じ得る。好ましくは、同一ではない残基位置が、保存的アミノ酸置換によって異なる。しかしながら、保存的置換は、配列同一性を決定する場合に一致として含めない。
【0071】
「配列同一性」または「同一性パーセント」という用語は本明細書で互換的に使用される。本発明の目的のために、2つのアミノ酸配列または2つの核酸配列の同一性パーセントを決定するために、配列を最適な比較目的のために整列させる(例えば、第1のアミノ酸または核酸配列に、第2のアミノ酸または核酸配列との最適なアラインメントのためにギャップを導入することができる)ことがここで定義される。次いで、対応するアミノ酸またはヌクレオチド位置でのアミノ酸またはヌクレオチド残基を比較する。第1の配列での位置が第2の配列での対応する位置と同じアミノ酸またはヌクレオチド残基によって占められている場合、分子はその位置で同一である。2つの配列間の同一性パーセントは、これらの配列によって共有される同一の位置の数の関数である(すなわち、同一性%=同一の位置の数/位置の総数(すなわち、重複する位置)×100)。好ましくは、2つの配列が同じ長さである。
【0072】
配列比較は、比較される2つの配列の全長にわたって、または2つの配列の断片にわたって行われ得る。本発明の範囲において典型的におよび好ましくは、比較が、比較される2つの配列の全長にわたって行われる。しかしながら、配列同一性は、例えば、20個、50個、100個またはそれより多い隣接アミノ酸残基の領域にわたって行われ得る。
【0073】
本明細書で使用される場合、「配列番号Yの核酸/アミノ酸配列と少なくともX%の配列同一性を有する」という用語(または、代わりに、「配列番号Yの/で示される核酸/アミノ酸配列と少なくともX%の配列同一性を有する」という用語)は、それぞれ、「配列番号Yの長さにわたって配列番号Yによる核酸/アミノ酸配列と少なくともX%のアミノ酸配列同一性を有する」という用語または「配列番号Yの全長にわたって配列番号Yによる核酸/アミノ酸配列と少なくともX%の配列同一性を有する」という用語と等価であると特に理解される。
【0074】
当業者であれば、2つの配列間の相同性を決定するためにいくつかの異なるコンピュータプログラムを利用可能であるという事実に気づくだろう。例えば、2つの配列間の配列の比較および同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを使用して達成することができる。具体的な態様では、2つのアミノ酸または核酸配列間の同一性パーセントが、Accelrys GCGソフトウェアパッケージ(http://www.accelrys.com/products/gcg/で入手可能)のGAPプログラムに組み込まれているNeedlemanおよびWunch(J. Mol. Biol. (48): 444-453 (1970))アルゴリズムを使用して、Blosum 62行列またはPAM250行列のいずれか、および16、14、12、10、8、6または4のギャップ重みづけ、および1、2、3、4、5または6の長さ重みづけを使用して決定される。当業者であれば、これら全ての異なるパラメータが、わずかに異なる結果をもたらすが、異なるアルゴリズムを使用しても、2つの配列の全体的な同一性パーセントは有意には変化しないことを理解するだろう。
【0075】
本発明のタンパク質配列または核酸配列を「クエリ配列(query sequence)」としてさらに使用して、公的データベースに対する検索を実施して、例えば、他のファミリーメンバーまたは関連配列を同定することができる。このような検索は、Altschul, et al. (1990) J. Mol. Biol. 215:403-10のBLASTNおよびBLASTPプログラム(バージョン2.0)を使用して実施することができる。BLASTタンパク質検索を、BLASTPプログラム、スコア=50、ワード長=3で実施して、本発明のタンパク質分子と相同なアミノ酸配列を得ることができる。比較目的のためのギャップアラインメントを得るために、Altschul et al. (1997) Nucleic Acids Res. 25(17): 3389-3402に記載されるように、ギャップBLASTを利用することができる。BLASTおよびギャップBLASTプログラムを利用する場合、それぞれのプログラムのデフォルトパラメータ(例えば、BLASTPおよびBLASTN)を使用することができる。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/のアメリカ国立生物工学情報センターのホームページを参照されたい。
【0076】
本発明の範囲における「ブタ類(porcine)」という用語は、ブタおよびイノシシ属(Sus)の動物のいずれかを指す。「ブタ」という用語は、飼育ブタ(ブタ(Sus scrofa domesticus))およびイノシシ(wild pigs)(イノシシ(Sus scrofa scrofa))ならびにイボイノシシ(アカカワイノシシ(Potamochoerus porcus))、ヤブイノシシ(ヤブイノシシ(Potamochoerus larvatus))、モリイノシシ(モリイノシシ(Hylochoerus meinertzhageni))および野生ブタを含む。ブタが雌ブタおよび雄ブタを含むことを理解しなければならない。精液がASFVを含有する場合があり、このために、雌および雄の繁殖動物が「ブタ類」という語句に包含される。よって、「ブタ類」および「ブタ」という語句は、雄豚などの雄の動物ならびに 未経産雌豚および雌豚などの雌の動物を含む。本明細書で使用される「未経産雌豚(gilt)」という用語は、最初の懐胎/妊娠の前および間のブタ類、好ましくはブタを指す。対照的に、本明細書で使用される「雌豚(sow)」という用語は、最初の懐胎/妊娠の陽性の結果としての、最初の分娩後のブタ類、好ましくはブタを指す。好ましくは、「ブタ類」はブタ、特に飼育ブタである。
【0077】
「免疫原性または免疫学的組成物」は、一般的に、組成物に対する細胞または抗体媒介免疫応答の宿主における免疫学的応答を誘発する、少なくとも1種の抗原またはその免疫原性部分を含む物質の組成物を指す。好ましくは、免疫原性組成物は、免疫応答を誘導し、より好ましくは、ASFV感染症の臨床徴候の1つまたは複数に対する防御免疫を与える。宿主が、新たな感染に対する耐性が増強される、および/または疾患の臨床的重症度が低減されるように防御免疫学的応答を示す場合、免疫原性組成物は「ワクチン」として記載される。
【0078】
本明細書で使用される「抗原」という用語は、当技術分野で十分に理解されており、免疫原性である物質、すなわち、免疫原、ならびに免疫学的不応答性、またはアネルギー、すなわち、外来物質に対する身体の防御機構による反応の欠如を誘導する物質を含む。本明細書で使用される場合、「抗原」という用語は、完全長タンパク質ならびにエピトープを含有するまたは含むそのペプチド断片を意味することを意図している。さらに、「抗原コード配列」という用語は、抗原をコードする配列に関する。好ましくは、抗原コード配列は、cDNA配列などの核酸配列である。
【0079】
本明細書で具体的に記載および請求項記載の「免疫原性組成物」は、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発する、1種、2種またはそれより多いASFVペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片、例えば、ASFV表面タンパク質および/またはその免疫原性断片;あるいはASFVペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いASFVオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片;あるいはASFVペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いASFVオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターまたは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/または天然に存在しないウイルスベクターまたは細菌ベクターを含む。
【0080】
本発明の中での「免疫原性断片」または「免疫原性部分」または「その免疫原性断片」という用語は、ASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質の断片または短縮型および/または置換型、ならびに対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの断片または短縮型および/または置換型を指し、これらの全てが1つまたは複数のエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発する。本発明の中で、例えばASFV完全長タンパク質の免疫原性断片は、ASFVポリペプチドまたはASFVペプチドのいずれかであり得る。このようなASFVペプチドの長さおよび/または性質に応じて、このようなASFVペプチドはまた、2つ以上のエピトープを含むこともでき、したがって、本発明の中では、含まれるエピトープの数に応じて、所与のASFVペプチドの1種または複数の免疫原性断片が存在することさえ可能である。さらに、本発明の中では、例えば対応するコード化ASFVポリヌクレオチドの免疫原性断片が対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドであり得る。このようなASFVオリゴヌクレオチドの長さおよび/または性質に応じて、このようなASFVオリゴヌクレオチドはまた、2つ以上のエピトープを含むこともでき、したがって、本発明の中では、含まれるエピトープの数に応じて、所与のASFVオリゴヌクレオチドの1種または複数の免疫原性断片が存在することも可能である。さらに、本発明の中では、このようなASFVオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドそれ自体が免疫原性である、すなわち、所与の核酸自体が免疫原性であり、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発する。あるいは、本発明の中では、このようなASFVオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドそれ自体が免疫原性ではないが、免疫原性であり、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発するASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質をコードする。好ましくは、ASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質のこのような断片または短縮型および/または置換型ならびに対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの断片または短縮型および/または置換型が、ASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質由来の2~1000、3~500、4~300、5~200、6~180または7~150隣接アミノ酸残基長;より好ましくはASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質由来の少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、120、140、160、180、200またはそれより多い隣接アミノ酸残基長を含む;あるいは対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの6~3000、9~1500、12~900、15~600、18~540または21~450隣接ヌクレオチド長;より好ましくは対応するコード化ASFVオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの少なくとも12、15、18、20、21、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650、700、750、800、850、900、950、1000またはそれより多い隣接ヌクレオチド長を含む。
【0081】
このような断片は、当技術分野で周知の任意の数のエピトープマッピング技術を使用して同定することができる。例えば、Epitope Mapping Protocols in Methods in Molecular Biology, Vol. 66 (Glenn E. Morris, Ed., 1996) Humana Press, Totowa, New Jerseyを参照されたい。例えば、線状エピトープは、タンパク質分子の部分に対応する多数のペプチドを固体支持体上で同時に合成し、ペプチドが支持体にまだ結合している間にペプチドを抗体と反応させることによって決定され得る。このような技術は公知であり、当技術分野で記載されている。例えば、米国特許第4708871号;Geysen et al. (1984) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 81:3998-4002;およびGeysen et al. (1986) Molec. Immunol. 23:709-715を参照されたい。同様に、構造エピトープは、例えばX線結晶構造解析および二次元核磁気共鳴によって、アミノ酸の空間構造を決定することによって容易に同定される。上記のEpitope Mapping Protocolsを参照されたい。合成抗原、例えばポリエピトープ、フランキングエピトープ、および他の組換えまたは合成的に誘導される抗原も定義に含まれる。例えば、Bergmann et al. (1993) Eur. J. Immunol. 23:2777-2781;Bergmann et al. (1996), J. Immunol. 157:3242-3249;Suhrbier, A. (1997), Immunol. and Cell Biol. 75:402-408;およびGardner et al., (1998) 12th World AIDS Conference, Geneva, Switzerland, June 28-July 3, 1998を参照されたい。これらの教示およびその内容全てが参照により本明細書に組み込まれる。
【0082】
本発明の中での「ASFVペプチド」という用語は、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発する、2個以上、但し、50個以下のアミノ酸残基、より好ましくは4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49または50個のアミノ酸残基からなるアミノ酸配列を指す。
【0083】
本発明の中での「ASFVポリペプチド」という用語は、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発する、50個超のアミノ酸残基からなるアミノ酸配列を指す。
「ASFV完全長タンパク質」という用語は、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、好ましくは5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFVポリペプチドを指す。
【0084】
本発明の中での「ASFVオリゴヌクレオチド」という用語は、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発することができる、少なくとも2個、但し、12個以下のヌクレオチドのヌクレオチド配列を指す。
本発明の中での「ASFVポリヌクレオチド」という用語は、少なくとも1つのエピトープを含み、よって、本明細書に記載される免疫学的応答および/または免疫原性を誘発することができる、13個以上のヌクレオチドのヌクレオチド配列を指す。
【0085】
「免疫する」という用語は、免疫原性組成物を免疫されるブタ類に投与し、それによって、このような免疫原性組成物に含まれる抗原に対する免疫学的応答を引き起こすことによる能動免疫に関する。
本明細書で使用される「必要とする」または「必要な」という用語は、投与/処置が、健康もしくは臨床徴候におけるブーストもしくは改善または本発明による免疫原性組成物を受ける動物の健康に対する他のプラスの医学的効果に関連することを意味する。
【0086】
本明細書で使用される「ワクチン」という用語は、動物において免疫学的応答を誘導する少なくとも1種の免疫学的活性成分、およびおそらくは、但し必ずしもそうではないが、活性成分の免疫学的活性を増強する1種または複数の追加の成分を含む医薬組成物を指す。ワクチンは、医薬組成物に典型的なさらなる成分をさらに含んでもよい。区別として、ワクチンの免疫学的活性成分は、その元の形態のまたはいわゆる改変生ワクチン(MLV)の弱毒粒子もしくはいわゆる死菌ワクチン(KV)の適切な方法によって不活化された粒子としての完全ウイルス粒子を含み得る。別の形態では、ワクチンの免疫学的活性成分が、生物の適切な要素(サブユニットワクチン)、例えばペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、ならびにオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドを含み得、これらの要素が、粒子全体もしくはこのような粒子を含有する増殖培養物を破壊し、任意にその後の精製ステップで所望の構造を得ることによって、または例えば、細菌、昆虫、哺乳動物もしくは他の種に基づく適切な系の使用による適切な操作と、任意のその後の単離および精製手順を含む合成プロセスによって、または適切な医薬組成物を使用した遺伝子または材料の直接組み込みによってワクチンを必要とする動物において合成プロセスを誘導することによって(ポリヌクレオチドワクチン接種)、作製される。ワクチンは、上記の要素のうちの1つまたは同時に2つ以上を含んでもよい。本発明の具体的な態様内で使用される場合、「ワクチン」は、組換えワクチンとも呼ばれる、生ワクチンまたは生ウイルスを指す。本発明の別の具体的な態様では、「ワクチン」が、ウイルス様粒子(VLP)を含む不活化ウイルスまたは死亡ウイルスを指す。よって、ワクチンはサブユニットワクチンまたは死菌(KV)もしくは不活化ワクチンであり得る。
【0087】
「DNAワクチン接種(」または「ポリヌクレオチドワクチン接種」という用語は、適切な医薬組成物を使用した遺伝物質の直接接種を意味する。
【0088】
様々な物理的および化学的な不活化方法が当技術分野で公知である。「不活化」という用語は、照射(紫外線(UV)、X線、電子ビームもしくはガンマ線)、加熱、または化学的に処理して、その免疫原性を保持しながら、ウイルスを不活化または死滅させた、以前は病原性のまたは非病原性のウイルスを指す。適切な不活化剤には、ベータ-プロピオラクトン、バイナリーまたはベータ-もしくはアセチル-エチレンイミン、グルタルアルデヒド、オゾンおよびホルマリン(ホルムアルデヒド)が含まれる。
ホルマリンまたはホルムアルデヒドによる不活化については、ホルムアルデヒドを典型的には水およびメチルアルコールと混合してホルマリンを作り出す。メチルアルコールの添加によって、活性化プロセス中の分解または交差反応が防がれる。一実施形態は、約0.1~1%の37%ホルムアルデヒド溶液を使用してウイルスを不活化する。ホルマリンの量を調節して、材料が不活化されるが、高投与量からの副作用が起こるほど多くならないことを確保することが重要である。
【0089】
さらに特に、ウイルスの文脈での「不活化」という用語は、ウイルスがインビボまたはインビトロで複製することができないことを意味する。例えば、「不活化という用語は、インビトロで増殖され、次いで、もはや複製することができないように化学的または物理的手段を使用して不活化されたウイルスを指し得る。
本明細書で使用される場合、「不活化」、「死菌(killed)」または「KV」という用語は互換的に使用される。
「生ワクチン」という用語は、生きた生物または複製能力のあるウイルスもしくはウイルスベクターのいずれかを含むワクチンを指す。
【0090】
「医薬組成物」は、投与される生物、またはその生物中もしくは上で生きている生物の生理学的、例えば免疫学的機能を修正することができる1種または複数の成分から本質的になる。この用語は、制限されないが、抗生物質または抗寄生生物薬、ならびに一定の他の目的、例えば限定されないが、プロセシング形質、無菌性、安定性、経腸もしくは非経口経路、例えば経口、鼻腔内、静脈内、筋肉内、皮下、皮内もしくは他の適切な経路を介して組成物を投与することの実現可能性、投与後の忍容性、または制御放出特性を達成するために一般的に使用される他の構成成分を含む。例証目的でのみ与えられる、このような医薬組成物の1つの非限定的な例は、以下のように調製され得る:感染細胞培養物の細胞培養物上清を安定剤(例えば、スペルミジンおよび/またはウシ血清アルブミン(BSA))と混合し、その後、混合物を凍結乾燥または他の方法によって脱水する。次いで、ワクチン接種の前に、混合物を水溶液(例えば、生理食塩水、リン酸緩衝生理食塩水(PBS))または非水溶液(例えば、油エマルジョン、アルミニウム系アジュバント)中で再水和する。
【0091】
本明細書で使用される場合、「薬学的または獣医学的に許容される担体」は、ありとあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、アジュバント、安定化剤、希釈剤、保存剤、抗菌および抗真菌剤、等張剤、吸着遅延剤などを含む。いくつかの具体的な態様、特に、凍結乾燥免疫原性組成物を含む態様では、本発明で使用するための安定化剤が、凍結乾燥またはフリーズドライ用の安定剤を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の免疫原性組成物がアジュバントを含有する。本明細書で使用される「アジュバント」は、水酸化アルミニウムおよびリン酸アルミニウム、サポニン、例えばQuil A、QS-21(Cambridge Biotech Inc.、Cambridge MA)、GPI-0100(Galenica Pharmaceuticals,Inc.、Birmingham、AL)、油中水型エマルジョン、水中油型エマルジョン、水中油中水型エマルジョンを含むことができる。エマルジョンは特に、軽質流動パラフィン油(欧州薬局方(Pharmacopea)型);イソプレノイド油、例えばスクアランまたはスクアレン;アルケン、特にイソブテンまたはデセンのオリゴマー化から得られる油;直鎖アルキル基を含む酸またはアルコールのエステル、さらに特に植物油、オレイン酸エチル、プロピレングリコールジ(カプリレート/カプレート)、グリセリルトリ(カプリレート/カプレート)またはプロピレングリコールジオレエート;分岐脂肪酸またはアルコールのエステル、特にイソステアリン酸エステルに基づき得る。油は、エマルジョンを形成するために乳化剤と組み合わせて使用される。乳化剤は、好ましくは非イオン性界面活性剤、特にソルビタン、マンニド(例えば、アンヒドロマンニトールオレエート)、グリコール、ポリグリセロール、プロピレングリコールおよびエトキシル化されていてもよいオレイン酸、イソステアリン酸、リシノール酸またはヒドロキシステアリン酸のエステル、ならびにポリオキシプロピレン-ポリオキシエチレンコポリマーブロック、特にPluronic製品、特にL121である。Hunter et al., The Theory and Practical Application of Adjuvants (Ed.Stewart-Tull, D. E. S.), JohnWiley and Sons, NY, pp51-94 (1995)およびTodd et al., Vaccine 15:564-570 (1997)を参照されたい。例示的なアジュバントは、"Vaccine Design, The Subunit and Adjuvant Approach" edited by M. Powell and M. Newman, Plenum Press, 1995の147頁に記載されるSPTエマルジョン、およびこの同じ本の183頁に記載されるエマルジョンMF59である。
【0092】
アジュバントのさらなる例は、アクリル酸またはメタクリル酸のポリマー、および無水マレイン酸とアルケニル誘導体のコポリマーから選択される化合物である。有利なアジュバント化合物は、特に糖またはポリアルコールのポリアルケニルエーテルと架橋している、アクリル酸またはメタクリル酸のポリマーである。これらの化合物は、カルボマーという用語で知られている(Phameuropa Vol. 8, No. 2, June 1996)。当業者はまた、少なくとも3個、好ましくは8個以下のヒドロキシル基を有し、少なくとも3個のヒドロキシルの水素原子が少なくとも2個の炭素原子を有する不飽和脂肪族基によって置き換えられている、ポリヒドロキシル化化合物と架橋しているこのようなアクリルポリマーを記載している米国特許第2909462号も参照することができる。好ましい基は、2~4個の炭素原子を含むもの、例えばビニル、アリルおよび他のエチレン性不飽和基である。不飽和基自体がメチルなどの他の置換基を含んでもよい。CARBOPOL(登録商標)という名称で販売されている製品;(BF Goodrich、Ohio、米国)が特に適切である。これらは、アリルスクロースまたはアリルペンタエリスリトールと架橋している。その中でも(Among then)、Carbopol 974P、934Pおよび971Pを挙げることができる。最も好ましいのはCARBOPOL(登録商標)971Pの使用である。無水マレイン酸とアルケニル誘導体のコポリマーの中には、無水マレイン酸とエチレンのコポリマーである、コポリマーEMA(Monsanto)がある。これらのポリマーが水に溶解すると、酸溶液が得られ、この溶液は、免疫原性組成物、免疫学的組成物またはワクチン組成物自体が組み込まれるアジュバント溶液を得るために、好ましくは生理的pHに中和される。
【0093】
さらに適切なアジュバントには、それだけに限らないが、数ある中でも、RIBIアジュバント系(Ribi Inc.)、ブロックコポリマー(CytRx、Atlanta GA)、SAF-M(Chiron、Emeryville CA)、モノホスホリル脂質A、Avridine脂質-アミンアジュバント、大腸菌(E.coli)由来の熱不安定性エンテロトキシン(組換えもしくはその他)、コレラ毒素、IMS1314またはムラミルジペプチド、または天然に存在するもしくは組換えサイトカインもしくはその類似体、または内因性サイトカイン放出の刺激因子が含まれる。
【0094】
アジュバントを約100μg~約10mg/用量の量、好ましくは約100μg~約10mg/用量の量、より好ましくは約500μg~約5mg/用量の量、さらにより好ましくは約750μg~約2.5mg/用量の量、最も好ましくは約1mg/用量の量で添加することができると予想される。あるいは、アジュバントは、最終製品の約0.01~50体積%の濃度、好ましくは約2体積%~30体積%の濃度、より好ましくは約5体積%~25体積%の濃度、さらにより好ましくは約7体積%~22体積%の濃度、最も好ましくは10体積%~20体積%の濃度であり得る。
【0095】
「希釈剤」には、水、生理食塩水、デキストロース、エタノール、グリセロールなどが含まれ得る。等張剤には、数ある中でも、塩化ナトリウム、デキストロース、マンニトール、ソルビトールおよびラクトースが含まれ得る。安定剤には、数ある中でも、アルブミンおよびエチレンジアミン四酢酸のアルカリ塩が含まれる。
「単離」は、その自然の状態から「人の手によって」変化させられている、すなわち、それが自然に生じる場合、元の環境から変化させられているもしくは除去されている、またはその両方を意味する。例えば、この用語が本明細書で使用される場合、生きている生物中に自然に存在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは「単離(isolated)」されていないが、その自然の状態の同時に存在する材料から分離された同じポリヌクレオチドまたはポリペプチドは「単離(isolated)」されている。
【0096】
「弱毒化」は、病原体の病原性の低減を意味する。本発明では、「弱毒化」は「非病原性」と同義である。本発明では、弱毒ウイルスは、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、標的動物における免疫応答を誘導することができるように病原性が低減されているものであるが、非弱毒ウイルスまたは病原体に感染しており、弱毒ウイルスを受けていない動物の「対照群」と比較して、弱毒ウイルスに感染している動物において、臨床徴候の発生率または重症度が減少していることも意味し得る。本文脈においては、「低減する/低減される」という用語は、上に定義される対照群と比較して、少なくとも10%、好ましくは25%、さらにより好ましくは50%、なおより好ましくは60%、さらにより好ましくは70%、なおより好ましくは80%、さらにより好ましくは90%、最も好ましくは100%の低減を意味する。よって、例えば請求項記載の弱毒ウイルスベクターまたは細菌ベクターなどの弱毒非病原性病原体は、改変生ワクチン(MLV)または改変生免疫原性組成物の作製に適している。
【0097】
「処置および/または予防(treatment and/or prophylaxis)」および「臨床徴候または疾患を低減または予防する」という用語は、特定のASFV感染症の発生率の減少、または特定のASFV感染症によって引き起こされるもしくはこれに関連する臨床徴候の重症度の低減を指す。よって、「処置および/または予防」および「臨床徴候または疾患を低減または予防する(reducing or prevening the clinical signs or disease)」という用語はまた、特定のASFVに感染した動物の数の低減(=ASFV感染症の発生率の減少)または有効量の本明細書で提供される免疫原性組成物を受けなかった動物の群と比較した、このような免疫原性組成物を受けた動物の群におけるASFV感染症に通常関連するもしくはこれによって引き起こされる臨床徴候の重症度の低減を指す。「処置および/または予防(」および「臨床徴候または疾患を低減または予防する」という用語は、一般的に、有効量の本発明の免疫原性組成物を、このような処置/予防/低減/予防を必要とする、またはそこから利益を受け得る動物に投与することを含む。「処置(treatment)」という用語は、動物または少なくとも一部の動物がこのようなASFVに既に感染していたら、有効量の免疫原性組成物を投与することを指し、このような動物は、このようなASFV感染症によって引き起こされるまたはこれに関連する一部の臨床徴候を既に示している。「予防(prophylaxis)」または「予防する(prevening)」という用語は、動物がASFVに感染する前の、または少なくともこのような動物もしくは動物の群内の動物のいずれもこのようなASFVによる感染症によって引き起こされるもしくはこれに関連する臨床徴候を示していない場合の動物への投与を指す。「予防」および「予防する」という用語は本出願で互換的に使用される。
【0098】
本明細書で使用される「臨床徴候m」という用語は、ASFVからの動物の感染症の徴候を指す。感染症の臨床徴候は、選択されるASFV株に依存する。このような臨床徴候の例としては、それだけに限らないが、対象における口渇増加、排尿増加、体重減少、食欲減少、嗜眠、嘔吐、ウイルス血症、発熱、および環境中へのウイルスの排出が挙げられる。しかしながら、臨床徴候には、それだけに限らないが、生きている動物から直接観察可能な臨床徴候も含まれる。
【0099】
好ましくは、処置されていない、または本発明の前に入手可能であった免疫原性組成物で処置されているが、その後、特定のASFVに感染している動物と比較して、処置動物で発生率または重症度が減少する臨床徴候は、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症を指す。
【0100】
本明細書では、「有効用量(effective dose)」は、それだけに限らないが、抗原が投与される動物において臨床症状の低減をもたらす免疫応答を誘発する、または誘発することができる抗原の量を意味する。
本明細書で使用される場合、「有効量(effective amount)」という用語は、組成物の文脈では、動物における感染症の発生率を低減する、または感染症の重症度もしくは疾患の発生率を減少させる免疫応答を誘導することができる免疫原性組成物の量を意味する。このような有効量は、ブタ類において特定のASFV感染症の発生率を減少させる、または特定のASFV感染症の臨床徴候の重症度を低減することができる。特に、有効量は、1用量当たりのコロニー形成単位(CFU)を指す。あるいは、治療の文脈では、「有効量」という用語は、疾患または障害、またはその1つもしくは複数の症状の重症度または持続時間を低減または改善する、疾患または障害の前進を予防する、疾患または障害の退行を引き起こす、疾患または障害に関連する1つまたは複数の症状の再発、発達、発症または進行を予防する、あるいは別の治療または治療剤の予防または処置を増強または改善するのに十分な治療の量を指す。
【0101】
「免疫応答」または「免疫学的応答」または「免疫原性」は、それだけに限らないが、目的の(免疫原性)組成物またはワクチンに対する細胞および/または抗体媒介免疫応答の発達を意味する。通常、免疫もしくは免疫学的応答または免疫原性は、それだけに限らないが、以下の効果の1つまたは複数を含む:目的の組成物またはワクチンに含まれる抗原に特異的に向けられた、抗体、B細胞、ヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞および/または細胞傷害性T細胞の産生または活性化。好ましくは、宿主が、新たな感染症に対する耐性が増強される、および/または疾患の臨床的重症度が低減されるように、治療的または防御的免疫学的(メモリー)応答を示す。このような防御は、症状の数、症状の重症度の低減、または病原体の感染に関連する症状の1つもしくは複数の欠如、ウイルス血症の発症の遅延、ウイルス持続性の低減、全体的ウイルス量の低減および/またはウイルス排出の低減によって実証される。
【0102】
本発明の中では、「免疫応答」または「免疫学的応答」または「免疫原性(」が、より好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって好ましくは示される/特徴付けられる。本発明により適用され得る1つの例示的なブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイは以下の通りである:IFNγ応答を、以前報告された方法(Lacasta et al., 2014)に従って、捕捉抗体として精製マウス抗ブタIFNγクローンP2G10および検出抗体としてビオチン化マウス抗ブタ類IFNγ抗体P2C11を使用するELISpotアッセイによって評価する。手短に述べると、96ウェルプレートを炭酸-重炭酸緩衝液、pH9.6中5μg/ml捕捉抗体により4℃で一晩コーティングする。プレートをPBSで3回洗浄し、10%FBSを含む完全RPMIにより37℃で1時間ブロッキングする。5×105PBMC/ウェルを対応する刺激と共に最終体積200μlで使用する。ペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質を、最終濃度4μg/mlで刺激として添加する。RPMIおよび10μg/mlフィトヘマグルチニン-Mをそれぞれ陰性対照および陽性対照として使用する。生弱毒ウイルスBA71ΔCD2を刺激として使用する場合、1ウェル当たり105PFUを添加する。37℃、5%CO2で一晩のインキュベーション後、細胞をPBS0.05%Tween20で洗い流し、37℃で1時間、0.5μg/mlのビオチン化抗ブタ類IFNγ抗体を使用してIFNγを検出する。洗浄後、ELISpotを、50μlの不溶性3,3’,5,5’-テトラメチルベンジジン(TMB)基質を添加することによって現像し、水で洗浄することによって停止する。
【0103】
「疾患に対する防御」、「防御免疫」、「機能免疫」、「臨床徴候/症状の低減」、「中和抗体の誘導/産生および/または血清転換」および同様の語句は、疾患または感染症に曝露された非免疫動物において予想されるよりも少ない有害効果をもたらす、1種または複数の本発明の免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物、またはこれらの組合せの投与によってもたらされる疾患または状態に対する部分的または完全応答を意味する。すなわち、ワクチン接種動物においては、感染症の有害効果の重症度が減少する。ワクチン接種動物においては、感染症が低減、遅延またはおそらくは完全に予防され得る。本明細書では、感染症の完全な予防を意図する場合、それは具体的に明言される。完全な予防が明言されていない場合、この用語は部分的予防を含む。「防御免疫学的応答」または「防御免疫」は、感染宿主によって通常示される臨床徴候/症状の低減または欠如、より速い回復時間および/または感染力の持続時間の短縮、あるいは感染宿主の組織または体液または排出物中の病原体力価の低下によって実証される。
【0104】
本明細書では、「臨床徴候の発生率および/または重症度の低減」または「臨床症状の低減」または「臨床徴候または疾患の低減または予防」が、それだけに限らないが、野生型感染症と比較した、群内の感染動物数の減少、感染の臨床徴候を示す動物数の減少もしくは排除、または1匹もしくは複数の動物に存在する任意の臨床徴候の重症度の低減を意味する。例えば、これは、病原体量、病原体排出の低減、病原体伝播の低減、またはASFV感染症の徴候であるいずれかの臨床徴候の低減を指すべきである。好ましくは、これらの臨床徴候/症状が、本発明の治療用組成物を受けている1匹または複数の動物において、この組成物を受けておらず、感染した動物と比較して少なくとも10%低減される。より好ましくは、臨床徴候/症状が、本発明の組成物を受けている動物において、少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、より好ましくは少なくとも40%、さらにより好ましくは少なくとも50%低減される。
【0105】
「増加した防御」という用語は、本明細書において、それだけに限らないが、非ワクチン接種対照動物群と比べた、ワクチン接種動物群における、感染因子による感染症に関連する1つまたは複数の臨床徴候または症状の統計学的に有意な低減を意味する。「臨床症状の統計学的に有意な低減(」という用語は、それだけに限らないが、ワクチン接種動物群における少なくとも1つの臨床症状の発生の頻度が、感染因子の曝露後の非ワクチン接種対照群よりも少なくとも10%、好ましくは20%、より好ましくは30%、さらにより好ましくは50%、さらにより好ましくは70%低いことを意味する。
【0106】
「病原体」という用語は当業者に周知である。「病原体」という用語は細菌およびウイルスを含む。本発明の中では、「ブタ類に感染する病原体」という用語が、好ましくはASFVである。
「長期持続性防御」は、少なくとも3週間であるが、より好ましくは少なくとも3カ月、なおより好ましくは少なくとも6カ月持続する「改善された有効性」を指すものとする。
「排出(shedding)」という用語は、鼻汁などの分泌物およびさらには、咳嗽またはくしゃみによって作り出されるエアロゾルを指す。よって、排出は、鼻腔スワブ中のウイルス力価を調べることによって、または肺中のウイルス力価によって決定され得る。「排出」という用語は、感受性動物(すなわち、センチネル(sentinel))へのウイルスの移動をさらに包含する。ウイルス排出を測定する方法は当業者の一般的知識の範囲内である。
「安全性」は、それだけに限らないが、病原体ベースワクチンの病原性への潜在的復帰、持続性の全身病またはワクチン投与部位での許容されない炎症などの臨床的に有意な副作用を含む、ワクチン接種後のワクチン接種動物における有害な結果が存在しないことを指す。
【0107】
本明細書で使用される「ワクチン接種」、「ワクチン接種する」という用語またはその変形は、それだけに限らないが、動物に投与されると、前記動物において免疫応答を直接的または間接的に誘発する、または誘発することができる本発明の免疫原性組成物の投与を含むプロセスを意味する。
本発明の文脈における、「死亡率」は、感染症によって引き起こされる死亡を指し、感染症があまりに重篤であるので、動物を安楽死させて、苦痛を予防し、その生命の人道的終末をもたらす状況を含む。
【0108】
本発明の製剤は、有効免疫量の1種または複数の免疫原性組成物と、生理学的に許容されるビヒクルとを含む。ワクチンは、有効免疫量の1種または複数の免疫原性組成物と、生理学的に許容されるビヒクルとを含む。製剤は投与様式に適するべきである。
免疫原性組成物は、所望であれば、微量の湿潤もしくは乳化剤、またはpH緩衝剤も含有することができる。免疫原性組成物は、液体溶液、懸濁液、エマルジョン、錠剤、丸剤、カプセル剤、徐放製剤または散剤であり得る。経口製剤は、医薬等級のマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、セルロース、炭酸マグネシウム等などの標準的な担体を含むことができる。
好ましい投与経路には、それだけに限らないが、鼻腔内、経口、皮内、皮下および筋肉内が含まれる。飲料水での、最も好ましくは単回用量での投与が望ましい。当業者であれば、本発明の組成物が、1回用量、2回用量またはそれより多い用量で、ならびに他の投与経路によっても投与され得ることを認識するだろう。例えば、このような他の経路には、皮下、皮内、腹腔内が含まれ、処置の所望の持続時間および有効性に応じて、本発明による組成物は、1回または数回、また断続的に、例えば数日間、数週間または数カ月間にわたって毎日、および異なる投与量、例えば約1×103~1×109で投与され得る。本発明の具体的な態様では、投与量が約1×104~1×108TCID50である。
【0109】
「試料」という用語は、体液の試料、分離された細胞の試料または組織もしくは器官由来の試料を指す。体液の試料は、周知の技術によって得ることができ、好ましくは、血液、血漿、血清または尿の試料、より好ましくは、血液、血漿または血清の試料が含まれる。組織または器官試料は、例えば生検によって、いずれかの組織または器官から得られ得る。分離された細胞は、遠心分離または細胞選別などの分離技術によって体液または組織または器官から得られ得る。
「得られる」という用語は、好ましくは沈殿、カラム等を使用した、当業者に公知の単離および/または精製ステップを含み得る。
【0110】
「免疫試験」および「ゲノム解析試験」という用語は、本発明による免疫原性組成物をワクチン接種された動物と天然に存在する(疾患関連)ASFVに感染した動物を区別するための基礎である。免疫試験の例としては、酵素-免疫学的または免疫化学的検出法、例えばELISA(酵素結合免疫吸着測定法)、EIA(酵素免疫測定法)、RIA(ラジオイムノアッセイ)、サンドイッチ酵素免疫試験、蛍光抗体試験(FAT)電気化学発光サンドイッチ免疫測定法(ECLIA)、解離増強型ランタニド蛍光免疫測定法(DELFIA)または固相免疫試験、免疫蛍光試験(IFT)、免疫組織染色、ウエスタンブロット分析、または当業者に入手可能ないずれかの他の適切な方法が挙げられる。使用されるアッセイに応じて、抗原または抗体を酵素、フルオロフォアまたは放射性同位体によって標識することができる。例えば、Coligan et al. Current Protocols in Immunology, John Wiley & Sons Inc., New York, N.Y. (1994);およびFrye et al., Oncogen 4: 1153-1157, 1987を参照されたい。
【0111】
「ゲノム解析試験」という用語は、ポリメラーゼおよびプライマーとしての特異的オリゴヌクレオチドを使用する、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)、リアルタイムPCR(r-PCR)またはリアルタイム逆転写PCR(rRT-PCR)、Templex-PCR、核酸配列ベース増幅(NASBA)、および等温増幅法に基づくゲノム解析法を指す。上記増幅法は当技術分野で周知である。
【0112】
ハイブリダイゼーション反応は、異なる「ストリンジェンシー」条件下で実施することができる。ハイブリダイゼーション反応のストリンジェンシーを増加させる条件は周知である。例えば、“Molecular Cloning: A Laboratory Manual”, second edition (Sambrook et al. 1989)を参照されたい。関連する条件の例としては、(ストリンジェンシーを増加させる順に):25℃、37℃、50℃および68℃のインキュベーション温度;10×SSC、6×SSC、1×SSC、0.1×SSCの緩衝液濃度(SSCは0.15M NaClおよび15mMクエン酸緩衝液である)および他の緩衝液系を使用した等価物;0%、25%、50%および75%のホルムアミド濃度;5分間~24時間のインキュベーション時間;1回、2回またはそれより多い洗浄ステップ;1分間、2分間または15分間の洗浄インキュベーション時間;ならびに6×SSC、1×SSC、0.1×SSCまたは脱イオン水の洗浄溶液。
【0113】
「エピトープ」という用語は、特異的B細胞および/またはT細胞が応答する、本発明によるASFVペプチド、ポリペプチドまたは完全長タンパク質ならびにASFVオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドなどの抗原上の部位を指す。この用語はまた、「抗原性決定基」または「抗原性決定部位」と互換的に使用される。同じエピトープを認識する抗体は、ある抗体が別の抗体の標的抗原への結合を遮断する能力を示す単純な免疫測定法で同定することができる。
【0114】
配列表
本出願は配列表を含む。配列表は、アミノ酸配列(N末端からC末端の方向)またはDNA配列(5’末端から3’末端の方向)のいずれかである以下の配列を含む:
配列番号1 A118RペプチドGeorgia 2007/1、23~43、21
配列番号2 A118RペプチドGeorgia 2007/1、33~43、11
配列番号3 A118RペプチドGeorgia 2007/1、41~50、10
配列番号4 A118Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号5 A137RペプチドBA71
配列番号6 A137Rタンパク質BA71
配列番号7 A137Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号8 A151RペプチドBA71
配列番号9 A151RペプチドGeorgia 2007/1、40~55、16
配列番号10 A151RペプチドGeorgia 2007/1、43~52、10
配列番号11 A151RペプチドGeorgia 2007/1、48~55、8
配列番号12 A151Rタンパク質BA71
配列番号13 A151Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号14 A179LペプチドBA71
配列番号15 A179Lタンパク質BA71
配列番号16 A179Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号17 A238LペプチドBA71
配列番号18 A238LペプチドBA71
配列番号19 A238LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号20 A238LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号21 A238Lタンパク質BA71
配列番号22 A238Lタンパク質BA71
配列番号23 A238Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号24 A238Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号25 A240LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号26 A240LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号27 A240Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号28 A859LペプチドGeorgia 2007/1、572~580、9
配列番号29 A859LペプチドGeorgia 2007/1、626~636、11
配列番号30 A859Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号31 B117LペプチドBA71
配列番号32 B117Lタンパク質BA71
配列番号33 B117Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号34 B119LペプチドGeorgia 2007/1、68~75、8
配列番号35 B119Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号36 B125RペプチドBA71
配列番号37 B125RペプチドBA71
配列番号38 B125Rタンパク質BA71
配列番号39 B125Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号40 B169LペプチドGeorgia 2007/1、26~34、9
配列番号41 B169Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号42 B175LペプチドGeorgia 2007/1、69~78、10
配列番号43 B175Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号44 B318LペプチドGeorgia 2007/1、155~162、8
配列番号45 B318Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号46 B385RペプチドGeorgia 2007/1、180~188、9
配列番号47 B385Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号48 B475LペプチドBA71
配列番号49 B475LペプチドBA71
配列番号50 B475LペプチドBA71
配列番号51 B475LペプチドBA71
配列番号52 B475LペプチドBA71
配列番号53 B475LペプチドBA71
配列番号54 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号55 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号56 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号57 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号58 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号59 B475LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号60 B475LペプチドGeorgia 2007/1、10~18、9
配列番号61 B475LペプチドGeorgia 2007/1、14~24、11
配列番号62 B475LペプチドGeorgia 2007/1、14~28、15
配列番号63 B475LペプチドGeorgia 2007/1、18~28、11
配列番号64 B475LペプチドGeorgia 2007/1、62~70、9
配列番号65 B475Lタンパク質BA71
配列番号66 B475Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号67 B602LペプチドBA71
配列番号68 B602LペプチドBA71
配列番号69 B602LペプチドBA71
配列番号70 B602LペプチドGeorgia 2007/1、54~77、24
配列番号71 B602LペプチドGeorgia 2007/1、61~69、9
配列番号72 B602LペプチドGeorgia 2007/1、61~71、11
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配列番号223 C962RペプチドGeorgia 2007/1、400~409、10
配列番号224 C962RペプチドGeorgia 2007/1、407-416、10
配列番号225 C962RペプチドGeorgia 2007/1、536~544、9
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配列番号227 C962RペプチドGeorgia 2007/1、730~738、9
配列番号228 C962Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号229 CP123LペプチドBA71
配列番号230 CP123LペプチドBA71
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配列番号232 CP123Lタンパク質Georgia 2007/1
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配列番号234 CP204Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号235 CP2475LペプチドBA71
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配列番号237 CP2475LペプチドBA71
配列番号238 CP2475LペプチドBA71
配列番号239 CP2475LペプチドBA71
配列番号240 CP2475LペプチドBA71
配列番号241 CP2475LペプチドBA71
配列番号242 CP2475LペプチドBA71
配列番号243 CP2475LペプチドBA71
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配列番号247 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、1889~1898、10
配列番号248 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、2019~2029、11
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配列番号251 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、538~559、22
配列番号252 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、543~551、9
配列番号253 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、544~554、11
配列番号254 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、549~559、11
配列番号255 CP2475LペプチドGeorgia 2007/1、976~985、10
配列番号256 CP2475Lタンパク質BA71
配列番号257 CP2475Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号258 CP2475L_P150ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号259 CP2475L_P150ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号260 CP2475L_P150ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号261 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号262 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号263 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号264 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号265 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号266 CP2475L_P37ペプチドGeorgia 2007/1
配列番号267 CP312RペプチドBA71
配列番号268 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号269 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号270 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号271 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号272 CP312Rタンパク質BA71
配列番号273 CP312Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号274 CP312Rタンパク質Georgia 2007/1
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配列番号276 CP530RペプチドGeorgia 2007/1、232~241、10
配列番号277 CP530RペプチドGeorgia 2007/1、358~365、8
配列番号278 CP530Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号279 CP80RペプチドGeorgia 2007/1、67~76、10
配列番号280 CP80Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号281 D1133LペプチドBA71
配列番号282 D1133LペプチドBA71
配列番号283 D1133LペプチドBA71
配列番号284 D1133LペプチドBA71
配列番号285 D1133LペプチドBA71
配列番号286 D1133LペプチドBA71
配列番号287 D1133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号288 D1133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号289 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、1000~1008、9
配列番号290 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、1111~1120、10
配列番号291 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、114~124、11
配列番号292 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、756~766、11
配列番号293 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、782~790、9
配列番号294 D1133LペプチドGeorgia 2007/1、819~827、9
配列番号295 D1133Lタンパク質BA71
配列番号296 D1133Lタンパク質BA71
配列番号297 D1133Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号298 D1133Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号299 D133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号300 D133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号301 D133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号302 D133LペプチドGeorgia 2007/1
配列番号303 D205RペプチドBA71
配列番号304 D205RペプチドBA71
配列番号305 D205RペプチドBA71
配列番号306 D205RペプチドGeorgia 2007/1、1~19、19
配列番号307 D205RペプチドGeorgia 2007/1、2~11、10
配列番号308 D205RペプチドGeorgia 2007/1、5~13、9
配列番号309 D205RペプチドGeorgia 2007/1、7~17、11
配列番号310 D205RペプチドGeorgia 2007/1、9~16、8
配列番号311 D205Rタンパク質BA71
配列番号312 D205Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号313 D250RペプチドBA71
配列番号314 D250RペプチドGeorgia 2007/1、168~178、11
配列番号315 D250RペプチドGeorgia 2007/1、176~184、9
配列番号316 D250RペプチドGeorgia 2007/1、32~48、17
配列番号317 D250RペプチドGeorgia 2007/1、3~46、10
配列番号318 D250Rタンパク質BA71
配列番号319 D250Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号320 D339LペプチドBA71
配列番号321 D339Lタンパク質BA71
配列番号322 D339Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号323 D345LペプチドGeorgia 2007/1、125~133、9
配列番号324 D345Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号325 DP238LペプチドBA71
配列番号326 DP238Lタンパク質BA71
配列番号327 DP238Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号328 DP96RペプチドGeorgia 2007/1、46~55、10
配列番号329 DP96Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号330 E111RペプチドBA71
配列番号331 E111Rタンパク質BA71
配列番号332 E111Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号333 E120RペプチドBA71
配列番号334 E120Rタンパク質BA71
配列番号335 E120Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号336 E146LペプチドGeorgia 2007/1、52~64、13
配列番号337 E146LペプチドGeorgia 2007/1、55~64、10
配列番号338 E146Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号339 E146Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号340 E183LペプチドBA71
配列番号341 E183Lタンパク質BA71
配列番号342 E183Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号343 E248RペプチドBA71
配列番号344 E248Rタンパク質BA71
配列番号345 E248Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号346 E301RペプチドBA71
配列番号347 E301RペプチドGeorgia 2007/1、290~297 8
配列番号348 E301Rタンパク質BA71
配列番号349 E301Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号350 E423RペプチドGeorgia 2007/1、152~169、18
配列番号351 E423RペプチドGeorgia 2007/1、57~64、8
配列番号352 E423Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号353 E66LペプチドGeorgia 2007/1、18~27、10
配列番号354 E66LペプチドGeorgia 2007/1、4~13、10
配列番号355 E66Lタンパク質BA71
配列番号356 E66Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号357 EP1242LペプチドBA71
配列番号358 EP1242LペプチドBA71
配列番号359 EP1242LペプチドGeorgia 2007/1、61~69、9
配列番号360 EP1242LペプチドGeorgia 2007/1、818~828、11
配列番号361 EP1242Lタンパク質BA71
配列番号362 EP1242Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号363 EP152RペプチドGeorgia 2007/1、40~60、21
配列番号364 EP152Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号365 EP153RペプチドGeorgia 2007/1、116~124、9
配列番号366 EP153Rタンパク質Georgia 2007/1
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配列番号595 MGF_110-9LペプチドGeorgia 2007/1、150~167、18
配列番号596 MGF_110-9LペプチドGeorgia 2007/1、157~167、11
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配列番号611 MGF_360-10Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号612 MGF_360-11LペプチドGeorgia 2007/1、221~229、9
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配列番号614 MGF_360-11LペプチドGeorgia 2007/1、247~257、11
配列番号615 MGF_360-11Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号616 MGF_360-12LペプチドGeorgia 2007/1、165~186、22
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配列番号621 MGF_360-13LペプチドGeorgia 2007/1、271~281、11
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配列番号633 MGF_360-1LペプチドGeorgia 2007/1、188~198、11
配列番号634 MGF_360-1LペプチドGeorgia 2007/1、192~200、9
配列番号635 MGF_360-1LペプチドGeorgia 2007/1、195~203、9
配列番号636 MGF_360-1LペプチドGeorgia 2007/1、244~254、11
配列番号637 MGF_360-1Lタンパク質Georgia 2007/1
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配列番号639 MGF_360-21RペプチドGeorgia 2007/1、177~187、11
配列番号640 MGF_360-21RペプチドGeorgia 2007/1、185~193、9
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配列番号642 MGF_360-21RペプチドGeorgia 2007/1、197~207、11
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配列番号771 MGF505-6Rタンパク質Georgia 2007/1
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配列番号774 MGF505-7Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号775 MGF505-7Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号776 NP1450LペプチドBA71
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配列番号780 NP1450LペプチドGeorgia 2007/1、1136~1146、11
配列番号781 NP1450LペプチドGeorgia 2007/1、1327~1336、10
配列番号782 NP1450LペプチドGeorgia 2007/1、575~587、13
配列番号783 NP1450LペプチドGeorgia 2007/1、645~653、9
配列番号784 NP1450LペプチドGeorgia 2007/1、776~784、9
配列番号785 NP1450Lタンパク質BA71
配列番号786 NP1450Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号787 NP419LペプチドBA71
配列番号788 NP419LペプチドGeorgia 2007/1、355~363、9
配列番号789 NP419LペプチドGeorgia 2007/1、363~378、16
配列番号790 NP419Lタンパク質BA71
配列番号791 NP419Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号792 NP868RペプチドGeorgia 2007/1、176~186、11
配列番号793 NP868RペプチドGeorgia 2007/1、184~192、9
配列番号794 NP868RペプチドGeorgia 2007/1、495~515、21
配列番号795 NP868RペプチドGeorgia 2007/1、570~579、10
配列番号796 NP868Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号797 O174LペプチドGeorgia 2007/1、97~105、9
配列番号798 O174Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号799 O61RペプチドGeorgia 2007/1、23~38、16
配列番号800 O61Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号801 P1192RペプチドBA71
配列番号802 P1192RペプチドBA71
配列番号803 P1192RペプチドBA71
配列番号804 P1192RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号805 P1192RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号806 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、1023~1040、18
配列番号807 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、1026~1033、8
配列番号808 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、1031~1038、8
配列番号809 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、1049~1056、8
配列番号810 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、1057~1067、11
配列番号811 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、189~197、9
配列番号812 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、372~382、11
配列番号813 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、584~592、9
配列番号814 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、605~614、10
配列番号815 P1192RペプチドGeorgia 2007/1、744~751、8
配列番号816 P1192Rタンパク質BA71
配列番号817 P1192Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号818 Q706LペプチドBA71
配列番号819 Q706LペプチドGeorgia 2007/1、137~144、8
配列番号820 Q706LペプチドGeorgia 2007/1、36~46、11
配列番号821 Q706LペプチドGeorgia 2007/1、47~55、9
配列番号822 Q706Lタンパク質BA71
配列番号823 Q706Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号824 QP383RペプチドBA71
配列番号825 QP383RペプチドBA71
配列番号826 QP383RペプチドBA71
配列番号827 QP383Rタンパク質BA71
配列番号828 QP383Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号829 QP509LペプチドGeorgia 2007/1、384~402、19
配列番号830 QP509LペプチドGeorgia 2007/1、392~400、9
配列番号831 QP509LペプチドGeorgia 2007/1、51~63、13
配列番号832 QP509LペプチドGeorgia 2007/1、76~85、10
配列番号833 QP509Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号834 R298L 1タンパク質Georgia 2007/1
配列番号835 R298LペプチドGeorgia 2007/1、189~199、11
配列番号836 R298LペプチドGeorgia 2007/1、189~214、26
配列番号837 R298LペプチドGeorgia 2007/1、193~201、9
配列番号838 R298LペプチドGeorgia 2007/1、193~203、11
配列番号839 R298LペプチドGeorgia 2007/1、198~207、10
配列番号840 R298LペプチドGeorgia 2007/1、205~214、10
配列番号841 R298LペプチドGeorgia 2007/1、220~230、11
配列番号842 R298LペプチドGeorgia 2007/1、99~108、10
配列番号843 R298Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号844 S183LペプチドGeorgia 2007/1、10~18、9
配列番号845 S183LペプチドGeorgia 2007/1、128~136、9
配列番号846 S183Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号847 S273RペプチドGeorgia 2007/1、113~122、10
配列番号848 S273RペプチドGeorgia 2007/1、96~104、9
配列番号849 S273Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号850 X69RペプチドGeorgia 2007/1、19~29、11
配列番号851 X69RペプチドGeorgia 2007/1、47~54、8
配列番号852 X69Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号853 A240Lタンパク質BA71
配列番号854 A240Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号855 マルチエピトープ-I(ME-I)構築物
配列番号856 マルチエピトープ-II(ME-II)構築物
配列番号857 MGF505-7Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号858 M448Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号859 D1133Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号860 A240Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号861 CP312Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号862 D117Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号863 D117Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号864 D117Lタンパク質BA71
配列番号865 D117Lタンパク質BA71
配列番号866 B475Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号867 B475Lタンパク質BA71
配列番号868 CP2475L(p37)タンパク質Georgia 2007/1
配列番号869 CP2475L(p37)タンパク質BA71
配列番号870 CP2475L(p150)タンパク質Georgia 2007/1
配列番号871 CP2475L(p150)タンパク質BA71
配列番号872 M1249Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号873 M1249Lタンパク質BA71
配列番号874 MGF-505-9Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号875 MGF-505-9Rタンパク質BA71
配列番号876 P1192Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号877 P1192Rタンパク質BA71
配列番号878 MGF-505-1Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号879 MGF-505-1Rタンパク質BA71
配列番号880 MGF-505-3Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号881 MGF-505-3Rタンパク質BA71
配列番号882 EP424Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号883 EP424Rタンパク質BA71
配列番号884 C475Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号885 C475Lタンパク質BA71
配列番号886 B602Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号887 B602Lタンパク質BA71
配列番号888 CP530Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号889 CP530Rタンパク質BA71
配列番号890 D339Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号891 D339Lタンパク質BA71
配列番号892 I234Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号893 I234Lタンパク質BA71
配列番号894 I73Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号895 I73Rタンパク質BA71
配列番号896 DP238Lタンパク質Georgia 2007/1
配列番号897 DP238Lタンパク質BA71
配列番号898 I9Rタンパク質Georgia 2007/1
配列番号899 I9Rタンパク質BA71
配列番号900 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
配列番号901 CP312RペプチドGeorgia 2007/1
【実施例1】
【0115】
材料および方法
細胞およびウイルス
ブタ類肺胞マクロファージ:健康な通常飼育のブタ(ランドレース種×大ヨークシャー種)由来のブタ類肺胞マクロファージ(PAM)を、1μg/mlのゲンタマイシン(Sigma-Aldrich)を補充したPBS 1×による肺洗浄によって得た。PBS溶液を、滅菌漏斗を使用して気管を通して投与し、肺葉を5分間やさしくマッサージし、体積を滅菌容器に回収した。250mlのPBS溶液で3回洗浄した後、回収した液体を400×gで10分間遠心分離した。細胞ペレットをPBS 1×で1回洗浄し、2mMのL-グルタミン(Invitrogen)、100IU/mLのペニシリン(Invitrogen)、100μg/mlのストレプトマイシン(Invitrogen)および10%熱不活性化ブタ類血清(Gibco)を補充したRPMI1640培地(Gibco)に懸濁した。PAMを細胞培養物中37℃、5%CO2で維持した、またはFBS10%DMSO(Sigma-Aldrich)中で凍結し、-150℃で保管した。
【0116】
初代ブタ線維芽細胞:初代線維芽細胞培養物の確立を、以前記載されたプロトコルに従って、2cm2片の耳組織試料から実施した。手短に述べると、組織を小断片に切断し、PBS中0.5%トリプシン溶液と37℃で一晩インキュベートした。細胞を、40μmセルストレーナー(Corning)を通して濾過して、残っている組織塊を捨て、150×gで10分間遠心分離した。上清を捨て、細胞を、10%FBS(HyClone、GE HealthCare)、100IU/mlのペニシリン(Invitrogen)、100μg/mlのストレプトマイシン(Invitrogen)、2mMのL-グルタミン(Invitrogen)および50IU/mlのナイスタチン(Sigma-Aldrich)を補充した完全DMEMに再懸濁した。初代線維芽細胞をTフラスコに播種し、複数回の連続継代後にその生存能を維持した。細胞継代をトリプシン処理による標準的なプロトコルに従って実施した。
【0117】
末梢血単核球(PBMC):ブタ類PBMCを、Histopaque-1077(Sigma-Aldrich)密度勾配溶液を使用して全血から単離した。ブタの頸静脈から10ml EDTAバキュテナーチューブ(Becton Dickinson)に採取した血液試料を、PBSに1:1希釈した。希釈した血液を50mlコニカルチューブ中の10mlHistopaque-1077の上部に穏やかに積層し、加速も中断もすることなく、20℃で30分間、400×gで遠心分離した。単核球を含有する中間相に形成された白っぽいバフィーコートを吸引し、清潔な15mlコニカルチューブに移し、PBSを充填し、20℃で10分間、400×gで遠心分離した。上清を捨て、9ml滅菌蒸留水を使用した30秒間の低浸透圧ショック、引き続いて3.5mlの3.5%NaCl溶液の添加によって、赤血球を溶解した。その後、細胞を20℃で10分間、400×gで遠心分離し、PBSで洗浄し、2mMのL-グルタミン(Invitrogen)、100IU/mlのペニシリン(Invitrogen)、100μg/mlのストレプトマイシン(Invitorogen)および10%熱不活性化FBS(HyClone、GE HealthCare)を補充したRPMI 1640培地(Gibco)に懸濁した。細胞をELISpotアッセイで使用する場合、50μMのβ-メルカプトエタノール(Sigma-Aldrich)を培地に添加して、還元環境を維持するのを助けた。
【0118】
ウサギ腎RK13細胞:ウサギ腎上皮RK13細胞株(ATCC CCL-37)を、10%FBS(HyClone、GE HealthCare)、100IU/mlのペニシリン(Invitrogen)、100μg/mlのストレプトマイシン(Invitrogen)および2mMのL-グルタミン(Invitrogen)を補充したDMEM中、37℃、5%CO2で培養した。
【0119】
アフリカ豚熱ウイルス:2種の異なるASFV病原性野外分離株を使用した:BA71(Rodriguez JM et al., PLoS One 2015; 10(11): e0142889;1971年にスペインのバダホスで感染動物の脾臓から得られた;GenBank寄託番号KP055815)およびGeorgia2007/1(Chapman DA et al., Emerg Infect Dis. 2011, 17(4): 599-605;2007年6月4日に、英国のパーブライトの動物衛生研究所で国際獣疫事務局リファレンスラボラトリーに提出されたブタの組織試料から得られた;GenBank寄託番号FR682468)。生弱毒BA71ΔCD2ウイルス、CD2v遺伝子を欠くBA71からの欠失変異体(EP402R)が以前得られた(国際公開第2015/091322号)。
【0120】
CD8+T細胞エピトープの多様性インシリコ予測:Georgia2007/1プロテオームを、インシリコCD8+T細胞エピトープ予測のためにUniprot(UP000141072)から回収した。NetMHCpan3.0ソフトウェアを使用して予測を行った。42種のブタ白血球抗原(SLA)クラスSLA I対立遺伝子を検討し、500nM未満のIC50(標準的なペプチドの結合を50%阻害するペプチドの濃度)を有する8~11個のアミノ酸残基の範囲のペプチドを選択した。8648種の異なる配列を得た。最も有望な理論上のCTL候補をさらに選択するために、以下を含む、追加の特徴を各ペプチドについて評価した:
i)IEDB(http://tools.iedb.org/processing)からのMHC-Iプロセシングツールを使用することによって分析される、プロテアソーム切断。このプログラムは、免疫プロテアソームによって、どれほど効率的にペプチドまたはそのN末端伸長前駆体をその源タンパク質から遊離させることができるかを評価することを可能にする。
ii)無差別性:500nM以下の親和性でペプチドに結合すると予測されるSLA I対立遺伝子の数。
iii)重複:所与のポリペプチドと少なくとも1個のアミノ酸において重複する、500nM以下のSLA結合親和性を有する予測ペプチドの数。
iv)ペプチド免疫原性:そのアミノ酸特性および配列内でのその位置を考慮したペプチドの免疫原性の予測(Calis J et al., 2013)。
【0121】
各形質の値を、10のスコアを最良の値とし、最悪の値を1としてスコアリングされるように、10の間隔に分けた。最終スコアは、全値の和にあり、これを最終的に使用して最良の候補を選択した。
【0122】
選択されたペプチドのレパートリーを比較することを目指して、E75 ASFV株由来のCD2v CTLペプチドを同定するために以前使用された(Argilaguet et al., 2012)、TAPREGスコアを新たなパラメータとして組み込んで、追加のリストを作成した。TAPREGサーバーは、サポートベクターマシン回帰(Support Vector Machine Regression)を使用して、TAPに対するペプチドの結合親和性を計算する。TAPREGスコアを加えることによって、代替リストが得られ、両ペプチドリストを組み合わせて最終的なペプチド選択を得た。両リストに重複ペプチドが見られたら、最良スコアとより大きなペプチドの両方を選択した。さらに、所与のホットスポットにおける10個超の重複ペプチドの存在によって、より大きなペプチド(15~27アミノ酸)を選択した。
【0123】
質量分析ベースイムノペプチドミクス(immunopeptidomics)
ASFVによるPAMのインビトロ感染:5×106PAM/細胞を、指示される多重感染度(MOI)を使用して、ASFV感染のために6ウェルプレートに播種した。それぞれのウイルス接種材料(0.5ml)を、血清を含まない完全RPMIに希釈し、PAM単層に適用した。37℃、5%CO2で2時間のインキュベーション後、接種材料を捨て、細胞に、10%ブタ類血清(Gibco)を補充した完全RPMIを補充した。同じ条件に供した並行プレートを使用してASFV感染を監視した。この場合、細胞上清を収集し、以前記載されたように(Lacasta et al., 2014)、qPCRによってウイルス動力学を分析した。細胞を37℃および5%CO2でインキュベートし、細胞変性効果が明らかになったら(使用されるMOIに依存する)、スクラッピングによって収集した。PAMを4℃で5分間、350×gで遠心分離し、PBSで洗浄した。上清を捨て、ペレットを使用するまで-80℃で凍結した。
【0124】
SLA I分子のアフィニティ精製:SLA I-ペプチド複合体を、4B7/8 α-SLA I抗体結合CNBrセファロースビーズ(GE Healthcare)を使用して免疫沈降した。mAb α-SLA Iのハイブリドーマ(Hybridome)培養物上清を使用した。製造業者の指示に従って、抗体とCNBr活性化セファロースのカップリングを実施した。12~14kDaの分子量カットオフを有するD-tube透析器maxi(Novagen)を使用して、0.5M NaClを含有する0.1M炭酸ナトリウム緩衝液pH8.3(カップリング緩衝液)に対して抗体含有上清を4℃で透析した。凍結乾燥セファロースを1mM HCl pH3に懸濁し、転倒回転(end-over-end rotation)して、RTで20分間インキュベートして、凍結乾燥添加剤を洗い流し、RTで2分間、500×gで遠心分離し、カップリング緩衝液で1回洗浄した。カップリング溶液中抗体を洗浄したセファロースに0.8~1.2mg/mlの最適カップリング濃度で添加し、4℃で一晩、転倒回転させた。280nmでの抗体溶液のODをカップリング前後で測定して、カップリング効率を決定し、必要に応じてさらに長くインキュベートした。セファロースをRTで2分間、500×gでスピンダウンし、カップリング緩衝液を捨てた。残っている活性基を、0.1Mトリス-HCl pH8により、転倒回転して、4℃で2時間ブロッキングした。抗体カップリングセファロースを、0.5M NaClを含有する0.1M酢酸、pH4(酸性洗浄緩衝液)と0.5M NaClを含有する0.1Mトリス-HCl、pH8(塩基性洗浄緩衝液)を使用する3サイクルの交互のpHで洗浄した。カップリングセファロースを、免疫沈降のために150mM NaClを含有する50mMトリス-HCl、pH8(免疫沈降緩衝液)に最後に再懸濁した。カップリングセファロースを4℃で長期間保管するために、PBS0.1%(w/v)アジ化ナトリウムを使用した。
【0125】
細胞ペレットを氷上で解凍し、500μlの免疫沈降緩衝液中1%n-ドデシルβ-D-マルトシド(Thermo Fisher Scientific)および1×完全プロテアーゼ阻害剤カクテル(Thermo Fisher Scientific)で溶解し、転倒回転して、4℃で8時間インキュベートした。細胞溶解物を4℃で20分間、20000×gでの遠心分離によって清澄化し、抗体が付着していないセファロースと転倒で、4℃で2時間インキュベートして、セファロースと非特異的に相互作用するタンパク質を除去した。次いで、500μlの清澄化溶解物を等体積の免疫沈降緩衝液中4B7/8 α-SLA I抗体結合CNBrセファロース(250μlの緩衝液中およそ250μlのセファロース)に添加し、転倒回転で、4℃で一晩インキュベートした。非特異的結合分子を、15~20セファロース体積の150mM NaCl、50mM重炭酸アンモニウムで洗浄することによって除去した。SLA I-ペプチド複合体を4~5セファロース体積の50%アセトニトリル、5%ギ酸に溶出し、分析するまで-80℃で保管した。
【0126】
免疫沈降SLA I-ペプチド複合体を検出するためのウエスタンブロット:各試料の体積の5パーセントを、Concentrator5301(Eppendorf)を使用して蒸発乾固し、10%β-メルカプトエタノールを含む25μlの1×NuPAGE LDS試料緩衝液(Invitrogen)に懸濁し、100℃で5分間加熱した。試料体積の半分(全溶出体積の2.5%)を、NuPAGE抗酸化剤(Thermofisher)を含有する1×NuPAGE MES SDS泳動緩衝液(Invitrogen)中で1.5時間、200Vの4~12%勾配NuPAGEビス-トリスアクリルアミドSDS-PAGE(Invitrogen)で泳動した。Hisタグ付きタンパク質ラダー(Thermofisher)を分子量マーカーとして使用した。96mMグリシンを含有する12mMトリス-HCl(pH8)および20%メタノール(v/v)でできた移動緩衝液中、50Vで4時間、ブロットモジュールを含むXCell SureLock(商標)Mini-Cell(Thermofisher)を使用して、ゲルをニトロセルロース膜(Amersham、Protran Premium)に転写した。転写後、ニトロセルロース膜をATXポンソーS赤色染色液(Biochemika Fluka)で染色し、蒸留水中で脱染してタンパク質転写を確認した。その後、ニトロセルロース膜を、オービタルシェーカー上で穏やかに攪拌しながら、RTで1時間、洗浄緩衝液(TBS0.1%Tween-20)に溶解した3%脱脂乳(w/v)中でブロッキングした。4μg/mlの濃度のブロッキング緩衝液中4B7/8 α-SLA I抗体を膜に添加し、洗浄緩衝液で20分間、3回洗浄した後、穏やかに攪拌しながらRTで1時間インキュベートした。次いで、膜を、攪拌しながらRTで1時間、ブロッキング緩衝液中1:10000希釈した抗マウスIgG HRP結合(Sigma-Aldich)とインキュベートした。Hisタグマーカーのために、マウス抗HisタグHRP結合(Novex)1:100000を使用した。上記の大規模な洗浄後、暗所中、RTで5分間、Western Lightning Ultra化学発光基質(PerkinElmer)を使用することによって、膜上の特異的シグナルを発生させた。Fluorchem HD2(Alpha Innotech)を画像化に使用した。
【0127】
オンチップ脱塩およびLC-MS/MS分析:標準的な手順に従って、試料をTopTips C18(PolyLC Inc)で脱塩した。脱塩プロセスから得られた溶離液を蒸発乾固し、液体クロマトグラフィー-質量分析(LC-MS/MS)による分析のために20mlの5%MeOH、1%HCOOHに復元した。使用したMSシステムは、ナノESIイオン源を備えたLTQ XL Orbitrap(ThermoFisher)であった。各試料の総量(20μl)を、長さ15cm、内径100μmのC18カラム(Nikkyo Technos Co Ltd)に接続したC18予備濃縮カートリッジ(Agilent Technologies)にあるクロマトグラフィーシステムに充填した。3%から40%までの120分アセトニトリル勾配(溶媒A:0.1%ギ酸、溶媒B:アセトニトリル0.1%ギ酸)で、0.4μL/分で分離を行った。HPLCシステムは、Agilent1200キャピラリーナノポンプ、バイナリーポンプ、サーモスタットマイクロインジェクターおよびマイクロ切換弁で構成されていた。LTQ XL Orbitrapを、1.8kVの噴霧電圧を用いて、陽イオンモードで運転した。分光分析をデータ依存様式で実施し、フルスキャン、引き続いてグローバルリストからのMSスキャンで検出される10個の最も強力なシグナルの10個のMS/MSスキャンを取得した。完全MS(範囲400~1800)を、60.000の分解能で、Orbitrapで取得した。MS/MSスペクトルをリニアイオントラップで行った。
【0128】
データベース検索およびペプチド同定:イノシシ、BA71およびGeorgia2007/1 ASFVを含む組合せデータベースを使用したSEQUEST(Proteome Discoverer v1.4、ThermoFisher)、ならびに各ウイルスゲノムの6フレーム翻訳(既知のORFの中および外のペプチドを同定するため)を使用して、全てのLC-MS/MSスペクトルを検索した。以下のパラメータを設定した:ペプチド信頼度=高、ペプチドランク=1、Xcorr>2。さらに、同定されたブタ特異的9-merを使用して、WebLogoを使用して各PAMバッチについて配列ロゴを作成した。各ロゴは、配列中の各位置について1つのスタックの、記号のスタックからなる。スタックの全体的な高さはその位置での配列保存を示し、スタック内の記号の高さはその位置での各アミノ酸の相対的頻度を示す。配列ロゴによって与えられる結合部位の説明を使用して、疑わしい配列を選択または廃棄した。
【0129】
ASFV遺伝子発現プラスミド
完全長ASFVタンパク質をコードするプラスミド:使用したASFV遺伝子発現ライブラリーは、E75 ASFV分離株(GenBank寄託番号FN557520.1)に基づいて構築した。E75 ORFをユビキチンとインフレームでpCMV-Ubプラスミドにクローニングした(Rodriguez F et al., 2001)。同じ戦略に従って、Georgia2007/1配列(GenBank寄託番号FR682468)に基づくプラスミドの追加の構築を行った。免疫蛍光によってタンパク質発現を確認するために、Georgia2007/1遺伝子の終止コドンの前にFLAGタグ配列を加えた。
【0130】
タンパク質発現を確認するための抗FLAGタグ免疫蛍光:トランスフェクトしたRK13細胞において、抗FLAGタグ免疫蛍光によって、Georgia2007/1プラスミドのタンパク質発現を確認した。RK13細胞のトランスフェクションは、製造業者の指示に従って、Lipofectamine 3000トランスフェクションキット(Invitrogen)を使用して行った。Mockトランスフェクション細胞が陰性対照として働いた。37℃および5%CO2で2日間のインキュベーション後、細胞を3%PFAにより4℃で1時間固定し、引き続いて、PBS中0.2%Tween20により、37℃で30分間透過処理した。AlexaFluor488結合抗FLAGタグモノクローナル抗体(MA1-142-A488、Invitrogen)を1:100希釈し、RTで1時間、細胞に添加した。Hoechst33342(Life Technologies)を核染色に使用した。細胞を最終的に蛍光顕微鏡法によって調べた。
【0131】
ASFVマルチエピトープコードプラスミド:NetMHCpan3.0ソフトウェアを使用して、マルチエピトープ構築物に含めるために選択されるASFV Georgia2007/1タンパク質のCTLエピトープ予測を実施した。タンパク質配列はGeorgia2007/1プロテオーム(Uniprot寄託番号UP000141072)から検索した。NetMHCpan3.0で入手可能な42種のSLA I対立遺伝子を検討し、500nM未満のIC50を有する8~11個のアミノ酸残基の範囲のペプチドをさらなる分析のために選択した。高密度の予測エピトープを含有するタンパク質領域を選択した。マルチエピトープ-II(ME-II)では、各ドメインが、前のMSベースイムノペプチドミクスアッセイによって同定されたペプチドも含んでいた。単一DNA構築物を、最適なプロテアソーム切断部位(AAY)(Velders et al., 2001)によって連結されたドメイン、ならびにそのSLA Iプロセシングおよび提示を増強するためのリーダー配列としてのユビキチン(Rodriguez and Whitton, 2000;Argilaguet et al., 2012;Lacasta et al., 2014)を用いて設計した。マルチエピトープをコードするプラスミドをGenScript(ニュージャージー、米国;配列番号855および856)によって合成した。
【0132】
インビボ実験
動物および動物安全性:雄ランドレース種×大ヨークシャー種の子ブタを記載される全てのインビボ実験で使用した。ブタを自由に摂食させ、番号の付いた耳タグによって同定し、動物の操作前に7日間の順応期間を確立した。動物のケアおよび手順は、Good Experimental Practicesのガイドラインに従って、バルセロナ自治大学(スペイン)の動物実験委員会の監督下で行った。
【0133】
ペプチド免疫:3~4週齢の子ブタをペプチド免疫実験に使用し、これらの実験はIRTA Monellsブタ実験農場(Girona、スペイン)で行った。ブタは、3週間離して、後ろ四半部に2回の筋肉内投与を受けた。ペプチドカクテル(1ml)は、最初の免疫で完全フロイントアジュバント(Thermo Fisher Scientific)、および2回目で不完全フロイントアジュバント(Thermo Fisher Scientific)と20nMの各ペプチド含んでいた。EDTA-血液試料を、PBMC単離のために2回目のペプチド投与の2週間後に頸静脈から採取した。
【0134】
ASFV特異的T細胞応答を定量化することを目指した様々なアッセイにおいてエフェクター細胞として使用するためのPBMC源:Georgia2007/1に実験的に感染させられたブタは、ASFV特異的T細胞を誘導することができるようになる前に死亡率100%を生じる。したがって、代替経路に従って、ASFV特異的T細胞を得た。ASF回復期動物からPBMCを単離するために、BA71ΔCD2免疫-Georgia2007/1チャレンジインビボ実験を、Centre de Recerca en Sanitat Animal(IRTA-CReSA、バルセロナ、スペイン)のバイオセーフティーレベル3施設で実施した。6~8週齢の子ブタを使用し、1mlのPBS中106プラーク形成単位(PFU)または3.3×104PFUのBA71ΔCD2を、以前記載されたように(Monteagudo et al., 2017)動物に筋肉内投与した。3週間後、ブタを致死用量の103ゲノム等価コピー(genomic equivalent copy)(GEC)のGeorgia2007/1 ASFV分離株に筋肉内チャレンジした。BA71ΔCD2免疫の3週間後(Georgia2007/1チャレンジ前)、およびチャレンジの2~3週間後に、EDTA-血液試料を採取し、単離したPBMCを様々なアッセイに使用してASFV特異的T細胞応答を定量化した。
【0135】
異種DNAプライム-BA71ΔCD2ブーストおよびGeorgia2007/1チャレンジ:Georgia2007/1の高い病原性は、1週間超のブタ生存を可能にする致死性チャレンジ用量を見出すことを妨げるので、免疫応答の監視を阻害する。特異的ASFV抗原の防御能を明らかにする機会を増やすために、動物をDNAワクチン(特異的ASFV抗原をコードする)でプライミングし、低用量のBA71ΔCD2でブーストする、プライム-ブーストプロトコルを確立した。3~4週齢の雄ランドレース種×大ヨークシャー種の子ブタを、IRTA-CReSA(バルセロナ、スペイン)のバイオセーフティーレベル3施設の実験ボックス(12m2)で一緒に収容した。ブタを、2週間離して、2回の1.5mlの生理食塩水中0.6mgの対応するエンドトキシンフリーDNAプラスミドまたはプラスミドカクテル(Qiagen)で免疫した。以前記載された最適化プロトコル(Argilaguet et al., 2011)に従って、各ワクチン用量の3分の1を大腿四頭筋に筋肉内注射し、3分の1を首の僧帽筋に筋肉内注射し、最後の3分の1を耳に皮下注射した。対照ブタは、同じ投与プロトコルに従って、pCMV-Ub空プラスミドを受けた。2回目のDNA投与の2週間後、最適以下用量(部分的防御)の103PFUのBA71ΔCD2生弱毒ASFVをブーストとしてブタに投与した。3週間後、ブタを致死用量の103GECのGeorgia2007/1 ASFV分離株に筋肉内チャレンジした。血液試料をブタの頸静脈から採取し、鼻腔スワブを以下の時点のそれぞれの前後に採取した:DNAプライム(0、4および7dpp)、BA71ΔCD2ブースト(0、4、7および14dpb)およびGeorgia2007/1チャレンジ(0、4、7、14および21dpc)。剖検を行って、ASFV適合性病理学的病変の存在を確認したまたは捨てた。
【0136】
ASF適合性臨床徴候の監視:動物を実験動物福祉スケジュールに従って毎日観察して、その健康状態を監視し、ASFV感染後の臨床徴候を記録した。臨床評価は、直腸温、行動、身体状態(椎骨および肋骨の隆起)、チアノーゼ、消化器徴候および呼吸器徴候を含んでいた。各パラメータを、Galindo-Cardielおよび共同研究者によって記載される重症度(0:正常、1:軽度、2:中等度、3:重度)に従って0~3にスコアリングした。疾患の進行が福祉全般の許容できない喪失に達したら、人道的終点に到達させた(Galindo-Cardiel et al., 2013)。
【0137】
qPCRによる血清および鼻腔スワブ中のウイルス力価の定量化:以前記載された(Lacasta et al., 2014)SYBR GreenリアルタイムPCR(qPCR)法を使用して、血清および鼻腔スワブ-PBS懸濁液からのウイルスDNAを定量化した。手短に述べると、NucleoSpin血液キット(Macherey-Nagel)を使用して、200μlの血清またはスワブPBS懸濁液からウイルスゲノムDNAを得て、次いで、これを鋳型として使用して、PowerUp SYBR Green Master Mix(Thermo Fisher Scientific)を使用してASFVセリンプロテインキナーゼ遺伝子(R298L)から85bp長断片を増幅した。結果を血清または鼻腔スワブ1ml当たりのGECのlog10数として表し、アッセイの検出限界を103GEC/mlで確立した。
【0138】
免疫学的読み出し
ブタ類IFNγ ELISpot:以前報告された方法(Lacasta et al., 2014)に従って、精製マウス抗ブタIFNγクローンP2G10(BD Pharmingen)を捕捉抗体として、およびビオチン化マウス抗ブタ類IFNγ抗体P2C11(BD Pharmingen)を検出抗体として使用して、ELISpotアッセイによってIFNγ応答を評価した。手短に述べると、96ウェルプレート(Costar3590、Corning)を、炭酸-重炭酸緩衝液、pH9.6中5μg/mlの補足抗体により4℃で一晩コーティングした。プレートをPBSで3回洗浄し、10%FBSを含む完全RPMIにより37℃で1時間ブロッキングした。5×105PBMC/ウェルを、対応する刺激と共に最終体積200μlで使用した。ペプチドを4μg/mlの最終濃度で刺激として添加し、RPMIおよび10μg/mlのフィトヘマグルチニン-M(PHA-M、Sigma-Aldrich)をそれぞれ陰性対照および陽性対照として使用した。LAV BA71ΔCD2を刺激として使用する場合、1ウェル当たり105PFUを添加した。37℃、5%CO2で一晩インキュベートした後、細胞をPBS0.05%Tween20で洗い流し、0.5μg/mlのビオチン化抗ブタ類IFNγ抗体を37℃で1時間使用してIFNγを検出した。洗浄後、ELISpotを、50μlの不溶性3,3’,5,5’-テトラメチルベンジジン(TMB)基質(Calbiochem)を添加することによって現像し、水で洗浄することによって停止した。グラフに表される特異的IFNγ分泌細胞(IFNγ-SC)の頻度は、陰性対照ウェルのカウントを差し引いた2連の平均である。300スポット/ウェルをアッセイ分解能の限界とみなした(300スポット超を含むウェルはスコア300を受けた)。
【0139】
ELISpotアッセイで線維芽細胞をAPCとして使用する場合、使用した比は1APC:5自己PBMCであった。線維芽細胞のプラスミドトランスフェクションを、Neon Transfection System 10μlキット(Invitrogen)を使用してエレクトロポレーションによって行った。線維芽細胞をトリプシン処理によって回収し、RTで5分間、250×gで遠心分離し、PBSで洗浄した。適切な数の細胞(100000線維芽細胞/条件)を清潔なエッペンチューブに入れ、10μlのNeon Resuspension Buffer Rに懸濁し、500ngの対応するプラスミドまたはプラスミドカクテルと混合した。エレクトロポレーションを以下のパルス条件で行った:パルス電圧=1700V、パルス幅=20ms、パルス数=1。空pCMV-Ubプラスミドを用いてエレクトロポレーションした線維芽細胞を陰性対照として使用した。最後に、エレクトロポレーション細胞を、自己PBMCを含む96ウェルプレートの対応するウェルに入れ、上記のように進めた。トランスフェクト線維芽細胞で実施すると、複製物は作製されなかった。空pCMV-Ubプラスミドを用いてトランスフェクトした線維芽細胞を使用した対照ウェル中のスポット数(決して10を超えなかった)を、グラフに表示される特異的IFNγ-SCから差し引いた。
ELISAによるASFV特異抗体の検出:ブタ血清中のASFV特異抗体を、ASFV感染細胞からの可溶性抽出物の使用に基づくOIEによって承認された間接的ELISAアッセイによって検出した(Gallardo et al., 2013)。二次抗体として1/20000希釈のペルオキシダーゼ結合抗ブタIgG(Sigma-Aldrich)、および特異的ペルオキシダーゼ基質として可溶性TMB(Sigma-Aldrich)を使用して、陽性血清の存在を検出した。反応を1N H2SO4(Sigma-Aldrich)で停止した。プレートを450nmの波長で読み取り、結果を光学濃度(OD)値として表した。
【実施例2】
【0140】
インシリコ予測、イムノペプチドミクスおよび遺伝子ライブラリー:ASFV CD8+T細胞エピトープの同定
この試験の目的は、現在ヨーロッパ大陸および中国で流行しているウイルスであるGeorgia2007/1 ASFV分離株に対する防御能を有するASFV CD8+T細胞エピトープを同定するための3つの異なる戦略の有効性を調査することであった。
ここで調査される第1のアプローチは、SLA I経路によって無差別的に提示される可能性が高いペプチド配列を予測するために、鋳型としてGeorgia2007/1プロテオームを使用する多様性生物情報学分析であった。
【0141】
ここで使用される第2の戦略は、ウイルスにインビトロ感染したPAMに見られるASFV SLA I結合ペプチドのレパートリーを特徴付けることにあった。インシリコ予測とイムノペプチドミクスアッセイの両方からの各個々のペプチドがASFV特異的T細胞を刺激する能力を、LAV BA71ΔCD2を接種した動物由来のエフェクター細胞PBMCを使用して、IFNγ ELISPOTによって評価した。BA71ΔCD2は、異種Georgia2007/1株に対する防御を与えることができるので、両分離株間で防御抗原が共有されると考えることができる。このインビトロ刺激アッセイでは、ペプチドが、その特異的SLA I分子一致に限定されるが、細胞表面上に露出したSLA I分子に直接結合し、特異的CD8+T細胞を刺激することができる。
【0142】
ここで試験される第3の戦略は、複数のSLA I特異性を有するエピトープを含有し得る完全長タンパク質をインビトロ刺激因子として使用することによって、ペプチドベースアッセイのハロタイプ特異性を克服しようとした。SLA Iプロセシングおよび抗原の提示を増強することを目指して、ユビキチンに融合した個々の完全長ASFV ORFをそれぞれコードする遺伝子発現プラスミド(Rodriguez and Whitton, 2000;Rodriguez et al., 2001)を、アッセイのためのASFV抗原源として使用した。個々のプラスミドを、ASF回復期ブタの自己PBMCをエフェクター細胞として使用して、IFNγ ELISPOTアッセイでAPCとして働くブタ皮膚線維芽細胞にトランスフェクトした。
【0143】
結果
Georgia2007/1 CD8+T細胞エピトープ予測の評価:Georgia2007/1プロテオームを鋳型として使用する多様性生物情報学分析で最良の理論上の評点がスコアリングされる配列を合成した。最終的な選択されたセットは110種のASFVタンパク質由来の330種のペプチドを含んでいた。266種のペプチドが予測ソフトウェアの直接的アウトプットであり、よって、8~11アミノ酸長の範囲であり、64種のより長い配列(12~27アミノ酸長)を、10以上の重複予測を有する複数のペプチドの存在により選択した。
330種の予測ペプチドの中で、ただ1つがBA71ΔCD2で以前免疫されたGeorgia2007/1生存ブタ由来のPBMCでIFNγ応答を誘導し、それによって、インシリコ予測は、0.3%の百分率の認識ペプチドをもたらした。MGF100-ILの残基68~86に対応する免疫原性ペプチド(配列番号570および571)、および試験した20頭のうちの11頭(55%)の動物が、特異的IFNγ分泌を示した。ペプチドは19-merであり、したがって、使用したソフウェアの直接的結果ではなかったが、その配列内のペプチドが9個超の予測CD8+T細胞重複エピトープを有するので、これを選択したことを考慮すべきである。
【0144】
質量分析ベースイムノペプチドミクスによって同定されたSLA I拘束性ペプチドの評価:Georgia2007/1、BA71またはLAV BA71ΔCD2のいずれかに感染したPAMをMSベースイムノペプチドミクス分析に使用した。qPCRによって評価される上清中のウイルス力価の増加が、細胞内のウイルスの複製を証明した。抗SLA I免疫沈降および溶出後、SLA I-ペプチド複合体の存在をウエスタンブロットによって確認した。40kDaと50kDaの間に位置するバンドが、SLAクラスI重鎖の約45kDaの予測分子量と一致する。わずかに重いバントおよび25kDaのバンドは、おそらく、セファロースビーズから分離した、免疫沈降に使用された抗SLA I抗体の重鎖および軽鎖に相当する。抗SLA I抗体の非特異的相互作用の可能性を排除するために、非感染PAM由来の試料もウエスタンブロットによって分析した。
残念なことに、使用したPAM、または多重度および感染の時間と無関係に、Georgia2007/1感染マクロファージからペプチドは発見されなかった。対照的に、BA71またはBA71ΔCD2に感染したマクロファージは、SLA I特異的ペプチドを与えた。これらの比較アッセイにより、Georgia2007/1 SLA I拘束性ペプチドの欠如が株特異的であることを確認することが可能になった。
【0145】
3頭の動物由来のPAMを使用して、56種の異なるASFVタンパク質由来の135種のSLA I結合ペプチド(106種の異なる配列)を同定した。同定した配列の84.3%がBA71とGeorgia2007/1分離株の両方で同一であり、ペプチドの13%が、理論的にはSLA I結合において重要な役割を果たさない1個のアミノ酸が異なるに過ぎず、これらの1.7%のみが、両ウイルス間でその配列の有意な相違を示し、よって、ASFV株間で高度に保存されたペプチドを同定するためのこの方法論の有用性が確認された。
十分興味深いことに、BA71感染PAMは44種のASFV配列の決定をもたらしたが、88種のペプチドがBA71ΔCD2感染試料からプロファイリングされた。SLA Iリガンドについて予想されるように、ペプチドの長さは8~13アミノ酸の範囲であり、ペプチドの50%が9-merであった。機能の観点から、最大の百分率は未知の機能のタンパク質についてのものであり、全タンパク質の35.6%を占めたが、転写および複製、形態形成、宿主細胞相互作用に関与するペプチド、ならびに多重遺伝子族タンパク質のペプチドも同定した。感染サイクル中のタンパク質の一過性発現に関して、中間タンパク質および後期タンパク質を同定し、後者は最高の百分率(35.6%)を表すが、ペプチドの45.9%は未知の一過性発現のタンパク質から来ていた。
【0146】
合計9種のペプチドで、主要な数のペプチドが同定されたASFVタンパク質は、性質不明のタンパク質B475L、続いて8種および7種のペプチドがそれぞれ決定された、CP2475L遺伝子によってコードされる構造ポリタンパク質pp220、およびD1133L ORFによってコードされるヘリカーゼであった。さらに、5種のSLA Iペプチドが既知のORFの外の領域にマッピングされたが、これは以前記載された結果(Jenson et al., 2000)を確認しており、それらの一部は従来の開始コドンさえ有していなかった。際立ったことに、フレームペプチドの外の5種は全て、BA71ΔCD2感染試料から同定された。フレームペプチドの外のこれらも発現され、Georgia2007/1 ASFVに対する防御応答を誘発するのに役割を果たし得るという考えを支持して、Georgia2007/1分離株のゲノムで相同配列が発見された。
【0147】
イムノペプチドミクスアプローチによって同定された111種の異なるペプチドのうち、5種がGeorgia2007/1チャレンジを生き延びた動物由来のPBMCでIFNγ応答を誘導し(表1)、よって、ペプチドの総数の4.5%となった。興味深いことに、2頭以上の試験動物によって認識された3種のペプチドがBA71ΔCD2感染PAMで同定されたが、もっぱらBA71感染試料からプロファイリングされた抗原性ペプチドは、動物の10%でしかIFNγ応答を誘導しなかった。決定的というには程遠いが、このことは、BA71ΔCD2およびBA71のペプチドレパートリーが有意に異なることを示唆している。
【0148】

【0149】
予想通り、ペプチドは、おそらく特異的SLA対立遺伝子についての著しい拘束性を反映して、全てのブタによって均一には認識されなかった。この考えを支持して、MSベースイムノペプチドミクスによって同定される約25種のペプチドのフロイントアジュバントカクテルによるブタの接種は、ペプチドの一部が免疫原性であるが、全てのブタによって一貫して認識されるわけではないことを示した(表2)。ここで使用されるペプチドは、実施した第1のイムノペプチドミクス分析で同定した。NetMHCpan3.0で入手可能なSLA I対立遺伝子に対する各ペプチドの理論上の結合親和性に応じて、2つの免疫群を定義した。分析した対立遺伝子の大部分に対する高い結合親和性(IC50<1000nM)を有するペプチドを強いバインダーとして分類し、低い理論上の結合親和性(IC50>1000nM)を有するものを弱いバインダーとして分類した。タンパク質D1133LおよびI226Rに由来する認識されたペプチドのうちの2種を強いバインダーとして分類し、タンパク質G1211Rに由来する3つ目を理論上の弱いバインダーとした。注目すべきことに、理論上の予測に従って予想されたのと反対に、理論上の弱いバインダーは試験動物の66.7%によって認識され、2種の強いバインダーは、6頭のブタのうちの1頭でしかIFNγ応答を誘導しなかった(表2)。
【0150】
【0151】
免疫優性ASFV CD8+T細胞抗原を同定するための遺伝子発現プラスミドの使用:上に反映されるように、ペプチドベースアプローチは主要な欠点:拘束性SLAハロタイプによる限られた提示を呈する。
【0152】
この拘束性を回避することを目的として、上記の試験を拡張する試みで、その完全長抗原に焦点を当てて、ASFVから無差別的なCD8+T細胞決定因子を同定することを目指した。完全長ASFV ORFをコードするpCMV-Ubプラスミドを初代線維芽細胞にトランスフェクトし、これらを、同じ動物(自己)由来のPBMCをエフェクター細胞として使用するELISpotアッセイでAPCとして使用した。
【0153】
Neon Transfection Systemを使用した線維芽細胞エレクトロポレーションの最適な条件は、様々なエレクトロポレーション設定を使用してpCMV-GFPプラスミドを初代ブタ線維芽細胞にトランスフェクトする以前の設定であった。生細胞に対するトランスフェクト細胞(GFP+)の百分率を考慮して、最良の条件を選択した。使用した条件は36.14%のGFP+細胞および死亡率4.60%を与えた。これらの値が以下のアッセイで一定であることは保証できないが、初代線維芽細胞がpCMVプロモーター下でタンパク質を発現することができることを実証するための概念実証として役立った。
上記の利用可能なASFV遺伝子発現ライブラリーに属する73種の組換えプラスミドの集合を使用した。遺伝子発現ライブラリーはほぼ100種の組換えプラスミドを含有するが、既に公知の免疫原性タンパク質をコードする試験した15種などはここに含まれなかった。第1のスクリーニングステップで、10種または11種のプラスミドの混合物を線維芽細胞にエレクトロポレーションし、後で、IFNγ応答を特異的に誘導することができる混合物の個々のプラスミドを試験した。本実施例および以下の実施例に記載されるように、FLAGタグ配列をASFV遺伝子のC末端に付加し、これを免疫蛍光によって検出することによって、類似のASFV遺伝子発現プラスミドの発現を確認した。
【0154】
ASFV遺伝子発現ライブラリーから、1頭を除いて全部の試験動物でIFNγ発現を特異的に刺激することができる、ただ1つのクローン:pCMV-Ub-MGF505-7Rを同定した(図1)。非レスポンダーブタ(ブタ13)はASFV特異的IFNγ-SCを示したので、PBMCの免疫抑制状態の可能性が排除された。それにもかかわらず、一部の同定のエレクトロポレーションイベント(1プラスミド当たり1トランスフェクション)での失敗を除外することができなかった。注目すべきことに、MGF505-8R由来の個々のペプチド(MGF505-7R334-341:NSTL VIRI;配列番号717)を、BA71ΔCD2に感染したPAMを使用してイムノペプチドミクスアッセイで同定した。このペプチドがASF回復期ブタのほんの一部によって認識されたという事実は、それがSLA Iについて拘束されていることを確認し、さらなる開発において、複数のCD8+T細胞決定因子を含有する完全長MGF505-7Rタンパク質を使用することの利点を積極的に肯定する論拠となる。
【0155】
興味深いことに、この方法論を使用して、2種の追加の抗原性タンパク質を同定した:A238LおよびMGF100-IL。これら2種のタンパク質はMGF505-7Rよりも少ない無差別性を示したにもかかわらず、ASFV特異的T細胞によって依然として広範に認識された。よって、完全長A238LおよびMGF100-ILをコードする組換えプラスミドでトランスフェクトした線維芽細胞は、それぞれ、ASFVインビトロ刺激後に動物の60%および50%でIFNγ応答を誘導した(図2)。興味深いことに、イムノペプチドミクス分析によってこれらのタンパク質から以前同定されたペプチド:A238L81-91およびMGF100-IL68-86は、それぞれ、ブタの30%および50%でIFNγ応答を特異的に刺激した。
【0156】
結論:上に示される結果は、ASFVにインビトロ感染したPAMのイムノペプチドーム(immunopeptidome)分析が、ASFV特異的CD8+T細胞エピトープを同定するためのインシリコ予測よりも信頼できる戦略であることを強く示唆している。しかしながら、おそらくは特異的SLA対立遺伝子についての著しい拘束性を反映して、ペプチドは全てのブタによって均一には認識されなかった。このことは完全長タンパク質の使用によって克服することができ、完全長タンパク質は、ここでは、新規な免疫優性かつ無差別的なASFV抗原としてのMFG505-7R、ならびに2種の追加の抗原:試験した動物の少なくとも50%によって認識されるA238LおよびMGF100-ILを同定するのに役立った。したがって、エピトープの代わりに完全長タンパク質に焦点を当てることは、特異的T細胞応答を無差別的に誘導する能力を有するASFV抗原を同定するのにより適したアプローチとなり得るだろう。
【実施例3】
【0157】
M448RおよびMGF505-7R:防御能を有する2種の免疫優性ASFV抗原
特異的SLA対立遺伝子についてのペプチドの著しい拘束性がペプチドベースワクチン接種アプローチの主要な欠点の1つであるので、本試験では、完全長タンパク質に焦点を置いた。MSベースイムノペプチドミクスによるSLA I拘束性ペプチドの同定によって、15種のASFVコードタンパク質をCD8+T細胞応答の潜在的な誘導因子として選択した。
【0158】
その免疫原性および防御能を評価するために、SLA I提示を最適化し、CD8+T細胞応答の誘導を増強することを目指して、それぞれN末端にユビキチン配列を有するASFV抗原をコードする、15種の選択された組換えプラスミドをブタに接種した。15種の選択された抗原によるDNAプライム免疫、続いて低用量の生弱毒BA71ΔCD2 ASFVの接種を含む異種レジメンを実施例1に説明されるように適用した。親BA71に対する防御だけでなく、Georgia2007/1分離株を含む異種ウイルスに対する防御も与える、BA71ΔCD2の交差防御能力が、組換えプラスミドによって誘導される交差防御応答の増強を可能にし、よって、関連する抗原特異的T細胞を同定する機会を増加させるはずである。さらに、この免疫プロトコルによって、いずれのASFV特異的タンパク質もコードしないプラスミドでプライミングされた対照群と比較した、選択された15種の抗原でプライミングされたブタがGeorgia2007/1致死性チャレンジに対する防御を達成する能力を評価することが可能になった。
【0159】
ここに記載される第1の実験では、15種の選択された抗原をDNAプライムワクチン接種として受けたブタにおけるGeorgia2007/1チャレンジに対する部分的防御が観察された。1種のタンパク質、M448Rが、プラスミドカクテルに含まれる抗原の中で最も免疫優性の性質を示した。さらに、M448Rは、DNAプライムワクチン接種を受けていないASFV回復期ブタで無差別的な細胞応答を示す。実施例1に記載されるように、ASF回復期ブタ由来の自己PBMCについてのASFV抗原をAPCとして一過的に発現する線維芽細胞の使用は、別のASFVタンパク質:M448Rと類似の無差別的な性質を有するMGF505-7Rを同定することを可能にした。したがって、M448RとMGF505-7Rの両方が、ASFV防御免疫におけるその重要性についてさらに調査すべき有望な候補であった。
結果として、本試験は、上に説明されるプライム-ブースト免疫プロトコルを使用して、M448RとMGF505-7Rを組み合わせた免疫原性および防御能を評価するよう設計された第2のインビボ実験を記載するものである。
【0160】
結果
15種のASFV事前選択タンパク質をコードするプラスミドのカクテルによるDNA免疫はGeorgia2007/1チャレンジ感染に対する部分的防御を与える:ASFV感染PAMのSLA Iイムノペプチドミクス試験の前の結果に基づいて、15種のASFV抗原を、CD8+T細胞応答を誘導するための潜在的な候補として選択し、その免疫原性およびGeorgia2007/1致死性チャレンジに対する防御能を評価した。
選択されたセットは、核酸代謝におそらく関与する3種のASFV潜在的酵素:D339L(RNAポリメラーゼサブユニット7)、EP424R(推定上のメチルトランスフェラーゼ)およびM448R(RNAリガーゼ);ならびに想定される転写因子であるI243Lを含んでいた。また、ビリオン形態形成に関与する2種のタンパク質:ポリタンパク質pp220のプロセシングの産物である構造タンパク質p37およびシャペロンB602Lも含めた。多重遺伝子族505メンバーMGF505-1RおよびMGF505-3Rも、未知の機能の7種のタンパク質:B475L、DP238L、H339R、I226R、I73R、I9RおよびK145Rと合わせて選択した。上記の全てのタンパク質は、ASFV複製サイクル中の初期、後期および中間タンパク質を表す。ここで試験したASFVタンパク質の発現は、実施例1に記載されるように、トランスフェクトRK13細胞において抗FLAGタグ免疫蛍光によって確認した。
【0161】
実施例1に記載される免疫プロトコルに従って、15種の組換えプラスミドでプライミングされた5頭のうちの3頭(60%)のブタが、Georgia2007/01による致死性チャレンジを生き延びた。逆に、低用量のBA71ΔCD2を使用した実験室の以前の結果と一致して、5頭のうちの1頭(20%)の低用量のBA71ΔCD2で1回免疫した対照ブタのみが生き延びた(図3)。
実験中、動物を、発熱、嗜眠、全体的な身体状態、消化器徴候、呼吸器徴候およびチアノーゼを含むASFに典型的な臨床徴候について毎日監視した。4頭の生存ブタが一過的なASF適合性症候学を発症したが、15種の組換えプラスミドでプライミングされた3頭は、対照群の生存ブタと比較して軽度の臨床徴候を示した。これらの結果は、i)15種の組換えプラスミドでプライミングされた群の生存動物における血清のより遅くより短いウイルス血症、ii)チャレンジウイルスの最大力価の1~2log10の減少、およびiii)チャレンジ後のいずれかの時点で検出可能なウイルスがないことと相関していた。さらに、非生存動物と対照群の生存ブタの両方と比較して、鼻排出物中の1~2log10減少が観察された。
【0162】
対照群の生存ブタ(ブタ185)は、アパシー(apathic)行動を伴う、4dpcで始まる高い持続する発熱ピーク(5日間41℃超)を示したが、15種の組換えプラスミドプライミング群の3頭の生存動物は、最大で3日間続く軽度の発熱を示した。ブタ181は、軽度の発熱ピークと一致する散発性症状を経験し、ブタ184は、試験を通して明白な症候学を示さなかった。生存ブタ180もアパシー行動および明らかな呼吸困難を示したが、臨床徴候の開始が、生き延びた対照と非生存ブタの両方と比較して遅れた。「15種のクローン(15 clones)」群のブタ182および183は、それぞれ9dpcおよび8dpcで死亡し、その体温ならびに血清および鼻腔スワブ中のウイルス量は対照群のものと類似であった。
【0163】
15種の組換えプラスミドによる免疫は、ASFV特異的T細胞を誘導するが、抗体応答は検出されない:15種の組換えプラスミドの投与は、いずれの特異的抗体応答も誘導しなかったが、14dppで検出可能なASFV特異的IFNγ応答を誘導し、よって、15種の含まれる抗原のうちの少なくとも1種の免疫原性を示した。
BA71ΔCD2ワクチン接種後、全ての動物が血清転換し、ASFV特異的T応答を発達させた。BA71ΔCD2を1回だけワクチン接種した対照動物も著しいASFV特異的免疫応答を示したので、免疫後に誘導された抗体またはT細胞のレベルを考慮して、防御の明らかな相関は観察されなかった。それにもかかわらず、Georgia2007/1チャレンジを生き延びなかった「15種クローン」群の2頭の動物は、チャレンジ感染時に最低レベルの抗体およびASFV特異的T応答を示した。T細胞応答は、「15種クローン」プライミング群でのASFV感染のより優れた制御およびウイルスクリアランスに寄与する可能性が高いDNA免疫直後に誘導された。
【0164】
M448Rは、15種の組換えプラスミドで前にプライミングされたASFV回復期動物で免疫優性の性質を示す:投与されたプラスミドカクテルの免疫原性を確認したら、使用した15種のASFV抗原の各々の免疫原性プロファイルを決定することを目指した。このために、ブタ線維芽細胞を免疫混合物に含有される各個々の組換えプラスミドを用いてエレクトロポレーションし、14dpcで得られた自己PBMCをエフェクター細胞として用いるELISpotアッセイでAPCとして使用した。
興味深いことに、PBMCをpCMV-Ub-M448Rでトランスフェクトした線維芽細胞とインキュベートすると、全ての動物で高レベルのIFNγ-SC(50スポット超)がもっぱら検出された。M448R特異的IFNγ-SCの数は、15種の組換えプラスミドの混合物をトランスフェクトした場合に得られる数に匹敵していた。この結果は、M448Rに向けたT細胞免疫が、15種の組換えプラスミドによる免疫後に観察される免疫原性を大いに担っていたことを示唆している。さらに、プライミングされたM448R特異的T細胞が、「15種クローン」群において、Georgia2007/1感染のより軽度の経過および生存率増加に寄与することができたかもしれない。
【0165】
ブースト後にASFVを刺激として使用した場合のスポットの数は、pCMV-Ub-M448Rプラスミドでトランスフェクトしたブタ線維芽細胞を使用した場合よりもはるかに多く、これはおそらくは様々な理由によって説明される。第1に、ASFVは、プラスミドがAPCに感染するよりもはるかによくAPCに感染し、したがって、より効率的にプロセシングされる。第2に、ASFV回復ブタ由来のPBMCは、プラスミド混合物に含有される抗原以外のASFVに存在する抗原も認識し得る。
M448Rは事前のDNAプライムなしにASFV感染中に特異的T細胞応答を誘導する:次のステップでは、M448Rが、ブタをpCMV-Ub-M448Rでプライミングした場合だけでなく、ASFV感染後にも、ASFV特異的CD8+T細胞を誘導するかどうかを決定しようとした。このために、BA71ΔCD2免疫動物由来のPBMCおよび致死用量のGeorgia2007/1に曝露したPBMC(pCMV-Ub-M448Rプラスミドで事前にプライミングされていない)を、pCMV-Ub-M448Rプラスミドでトランスフェクトした自己ブタ線維芽細胞を用いてELISpotアッセイで試験した。際立ったことに、pCMV-Ubプラスミドで発現されると、M448Rに対するIFNγ応答が9頭のうちの7頭の動物で誘導され、これにより、M448Rの乱無差別的な性質およびその中の免疫優性T細胞エピトープの存在が確認された。
【0166】
pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7Rによる免疫はGeorgia2007/1致死性チャレンジに対する部分的防御を与える:M448Rの免疫優性特性およびその防御能を考えると、これをさらなる実験ワクチン製剤に、ASF回復期ブタによって無差別的に認識される第2の抗原であるMGF505-7R(実施例1)と一緒に含めることが決定された。したがって、ブタ群を、N末端にユビキチン配列を有するM448RおよびMGF505-7Rタンパク質をコードする2種のDNAプラスミドでプライミングし、低用量のBA71ΔCD2でブーストすることによって、これら2種の抗原の免疫原性および防御能を評価した。
低用量のBA71ΔCD2を使用した前の結果と一致して、対照群の5頭のうちのただ1頭の動物(20%)がGeorgia2007/1チャレンジ感染を生き延びた。対照的に、pCMV-Ub-M448R+pCMV-Ub-MGF505-7R免疫群では、5頭のうちの3頭のブタが致死性チャレンジ感染を生き延びた(図4)。
【0167】
DNAプライミング群の生存動物は、対照ブタよりも低く短い発熱ピークを示した。例えば、ブタ番号89は、Georgia2007/1チャレンジ後のいずれの時点でも発熱も他の臨床徴候も示さず、ブタ番号90は、20~21dpcで短い発熱ピークを示した。この群の第3の生存ブタ(ブタ88)は、軽度のアパシーを示し、身体状態がわずかに影響を受けた(臨床スコアは決して2を超えなかった)が、チャレンジ後14日目で完全に回復した。DNAプライミング群のブタ番号86および87は感染症により死亡し、対照ブタ(BA71ΔCD2でワクチン接種のみ)で見られたものと区別がつかないASF臨床徴候を示した。これらには、嗜眠、抑うつ、浮き出た椎骨および/または肋骨、呼吸困難およびチアノーゼなどの重度のASF症状が含まれていた(臨床徴候スケールで少なくとも4のスコアを与えた)。
対照群におけるASF臨床徴候は、2つの例外を除いて、より明白であった。ブタ番号97は、死亡する前の少なくとも2連続日間、軽度のASF症候学および高熱(41℃超)に苦しんだ後、驚くほど遅くに(19dpc)、死亡しているのが分かり、ブタ番号99は、9dpcで始まり、試験の最後まで続く長期の嗜眠に苦しみ、耳および尾にチアノーゼも発症したにもかかわらず、Georgia2007/1チャレンジを生き延びた。
【0168】
M448R+MGF505-7Rプライミング群における生存パーセントは15種のクローンでプライミングした場合と同じであった(60%)にもかかわらず、少なくとも観察された臨床徴候によると、動物がGeorgia2007/1感染にはるかにうまく対処するように見えた。
pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7Rによるプライミングは、Georgia2007/1チャレンジ感染後の血清中のウイルス力価の低減および鼻排出物の低減に寄与する:血清および鼻腔スワブを指示されるサンプリング日に回収し、次いで、qPCRによってASFV DNAの存在について試験した。BA71ΔCD2ワクチン接種後、DNAプライミング動物由来の血清中にも鼻腔スワブ中にもウイルスDNAは見られなかった。逆に、LAVの複製を証明して、BA71ΔCD2の投与後に1頭の対照動物で、血清中のウイルスDNAのピークが検出された。
【0169】
Georgia2007/1接種後、生き延びた動物の血清中のウイルスDNAのレベルは、全て感染後のある時点で少なくとも107GEC/mlに達した、屠殺しなければならなかったブタと対照的に、常に106GEC/ml未満のままであった。生存動物に焦点を当てると、動物89および90由来の血清中ではASFV DNAが検出されず、動物90において21dpcでウイルスピークが見られたのを除いて、鼻腔スワブでは低いレベルが見られた。これらの結果は、これらの動物では報告される臨床徴候が存在しないことと一致した。7dpcでの動物88由来の血清と鼻腔スワブ中のASFV DNAの検出は、この生存動物で観察された軽度のASF症候学と一致している。長期の嗜眠およびチアノーゼが報告されたにもかかわらず、対照群の生存動物(ブタ99)は、ウイルス複製を制御することができ、血清中の低いウイルスDNAレベルおよび鼻排出物の低減を示した。DNAプライミング群の屠殺しなければならなかった動物で観察された重度のASF臨床徴候は、血清中と鼻腔スワブ中の両方の高いウイルス力価と一致し、免疫群と対照群の死亡した動物の間で差は見られなかった。
【0170】
pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7RによるDNA免疫は、インビトロでM448R抗原とMGF505-7R抗原の両方を認識することができるASFV特異的T細胞応答を誘導する:予想通り、pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7Rプラスミドの投与は検出可能なASFV特異的抗体応答を誘導しなかった。Georgia2007/1接種前の生存動物と死亡動物の間で抗体応答に関しての差は観察されず、全てチャレンジ日に上昇したレベルを示した(弱いT細胞応答を示した、ブタ番号100を除く)。
同様に予想通り、pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7Rでトランスフェクトしたブタ線維芽細胞に対するIFNγ応答が、第2のDNA免疫の7日後にDNAプライミング動物で検出されたが、対照群では検出されなかった。(おそらく大型動物におけるDNAワクチンの低い免疫原性のために)低レベルのIFNγ-SCが検出されたが、これによりDNAベース製剤で投与した場合の試験抗原の免疫原性が確認された。注目すべきことに、この初期時点で、M448R-およびMGF505-7R-特異的T細胞応答を示さない2頭の動物(ブタ86および87)は、後にGeorgia2007/1チャレンジにより死亡した動物であった。
【0171】
ASFV感染中にM448RとMGF505-7Rの両方の無差別的かつ免疫優性の性質を示す以前の結果と一致して、BA71ΔCD2ワクチン接種後、1頭の対照(ブタ100)を除く全ての動物が、pCMV-Ub-M448RおよびpCMV-Ub-MGF505-7Rを含有する組換えプラスミドカクテルでトランスフェクトした自己ブタ線維芽細胞を認識することができた。応答しなかった対照は、おそらく免疫抑制状態を反映して、実験全体を通して低い細胞応答および体液性応答を示した。
ここで試験した抗原のそれぞれ1種によって誘導される応答を特徴付けるために、pCMV-Ub-M448RまたはpCMV-Ub-MGF505-7Rのいずれかでトランスフェクトしたブタ線維芽細胞を用いてELISpotアッセイを実施した。全ての動物(MGF505-7Rを認識しなかった、ブタ86を除く)で、M448RおよびMGF505-7Rに対する同時IFNγ応答が検出されたので、DNAベース製剤で投与した場合のM448RとMGF505-7Rとの間の免疫優性効果の可能性が排除された。群レベルでは、3頭の生存動物(ブタ88、89および90)のM448RとMGF505-7Rの両方に対するIFNγ応答が、全ての分析時点で、死亡した2頭の動物(ブタ86および87)よりも高かった。また、事前のDNAプライム免疫なしのGeorgia2007/1回復期動物におけるM448R-およびMGF505-7R特異的T細胞の存在が再度確認されることには、生き延びた対照動物(ブタ99)は、試験の最後に両抗原に対する著しいIFNγ応答を示した。
【0172】
DNAプライム免疫がASFV特異的T細胞応答の大きさに対する効果を有していたかどうかを決定することを目指して、BA71ΔCD2によるワクチン接種後にBA71ΔCD2に応答するIFNγ分泌細胞の数を、ブースト後早期と後期(それぞれ、7dpbと21dpb)の両方で評価した。21dpbでは、低レスポンダーブタ100を除いて、全てのブタが、区別がつかないASFV特異的T細胞応答を示した。DNAプライミング動物と対照群との間で有意な差は見られなかったにもかかわらず、7dpbで全ての動物においてIFNγ応答も検出された。対照群内の最良のIFNγレスポンダーであるブタ99が唯一の生存ブタであったことは、言及する価値がある。
【0173】
結論:本試験では、ユビキチンとインフレームで完全長ASFVタンパク質をコードする15種のプラスミドのカクテルを投与することによって、ブタにおいてASFV特異的細胞応答を誘導することの実現可能性を確認した。15種の組換えプラスミドによるDNAプライム、引き続いて低用量のLAV BA71ΔCD2を含む異種免疫レジメンが、Georgia2007/1チャレンジに対する部分的防御を与えることがここで実証された。タンパク質M448Rがプラスミドカクテルの免疫原性を主に担い、よって、その防御能が示唆された。さらに、ASF回復期動物は、事前のDNAプライムを受けることなく、M448Rを無差別に認識した。
同じ実験設計に従って、同様に免疫優性かつ無差別的な性質を有することが示された(実施例1)MGF505-7Rと組み合わせたM448RによるDNAプライミングも、60%生存パーセントをもたらした。
【実施例4】
【0174】
マルチエピトープベースDNA構築物の設計ならびにその免疫原性およびASFVに対する防御能の評価
Georgia2007/1配列に基づくDNA構築物の免疫原性を増強する第1の試みで、CD8+T細胞決定因子の存在が以前記載されたASFVタンパク質、EP402R、CP312RおよびA240Lを、複数の理論上のCTLエピトープを含有する領域の存在について分析した。これらのタンパク質領域または「SLA Iホットスポット(SLA I-hot spots)」を、SLA I拘束性免疫応答の広いレパートリーを誘導することを目指して、ワクチン製剤に含めるよう選択した。異なるタンパク質ドメインの間隔をあけて、最適なプロテアソーム切断部位を付加し、ユビキチン遺伝子をリーダー配列として使用した。この設計では、前に報告されるSLA Iプロセシングおよびエピトープの提示を増強させ、よって、体液性応答を消失させながら、特異的CD8+T細胞応答を誘導することを目指した。本明細書でマルチエピトープ-I(ME-I;配列番号855)と呼ばれる、このマルチエピトープコードプラスミドの免疫原性をインビボで確認した。この戦略の有効性が確認されることには、ME-Iで免疫されたブタは、EP402R、CP312RおよびA240L由来のペプチドを特異的に認識するASFV特異的T細胞応答を誘導した。
【0175】
実施例2にしたがって、新規なGeorgia2007/1抗原の同定にこの結果を拡張して、CD8+T細胞応答を誘導する能力を有するタンパク質を選択した。したがって、ASFVにインビトロ感染したマクロファージのイムノペプチドームプロファイルの分析、引き続いてこれらのそれぞれ1種のインシリコCTLエピトープ予測に基づいて、選択を行った。高密度の予測エピトープおよびイムノペプチドミクスアッセイで同定された少なくとも1つのSLA I拘束性ペプチドを含有するタンパク質領域を、第2のマルチエピトープDNA構築物(ME-II;配列番号856)を設計するための「SLA Iホットスポット(SLA I-hot spots)」として選択した。
実験ワクチン原型の成功の機会を増加させようとして、実施例1に記載される異種プライム-ブースト免疫レジメンを使用した。よって、動物を、マルチエピトープ構築物をコードするDNAプラスミドでプライミングし、引き続いて低用量の生弱毒BA71ΔCD2ウイルスによる筋肉内接種を行った。このモデルは、選択された抗原がASFV特異的CD8+T細胞を誘導する能力を確認するだけでなく、Georgia2007/1致死性チャレンジに対する防御能を評価するのにも有用であった。
【0176】
結果
免疫優性CD8+T細胞応答を誘発する能力を有するASFVタンパク質の選択およびマルチエピトープDNA構築物の設計:SLA I拘束性イムノペプチドミクスアッセイの結果を使用して、CD8+T細胞応答を誘導する能力を有するASFVタンパク質を選択した。最良のタンパク質候補を3つの主要な基準に従って選択した:(i)5種以上のペプチドがSLA I拘束性イムノペプチドミクスアッセイで同定されたタンパク質、(ii)異なる動物由来のPAMを使用してペプチドが同定されたタンパク質、および(iii)生弱毒ウイルス(LAV)BA71ΔCD2または特異的ペプチド(すなわち、抗原ペプチド)を含むペプチドカクテルを接種したブタから得られた特異的T細胞によってペプチドが認識されたタンパク質。
【0177】
このデータを念頭に、13種のタンパク質をさらなる分析のために最終的に選択した。興味深いことに、これらのタンパク質のうちの4種は核酸代謝に関与するASFV酵素に相当し:G1211R(DNAポリメラーゼベータ)、D1133L(ヘリカーゼ)、P1192R(DNAトポイソメラーゼII)およびEP424R(推定上のメチルトランスフェラーゼ);別の2種は、pp220ポリタンパク質前駆体としてCP2475L ORFによってコードされる、p150およびp37構造タンパク質に相当する。さらに、得られた以下の2種の多重遺伝子族505メンバーを選択した:おそらくIFN I阻害に関与し、非病原性のOURT88/3およびBA71V ASFVに存在しない、MGF505-1R、ならびにMGF505-9R。最後に、回復期ブタ由来の血清を使用して免疫優性抗原として以前同定されたK145R ORFを、未知の機能を有する4種の追加のORF:B475L、M1249L、H339RおよびI226Rと合わせて選択した。
【0178】
ユニークORF中に13種の選択されたタンパク質をコードするために、それぞれ1種を、実施例1に記載されるNetMHCpan3.0ソフトウェアを使用して、インシリコ分析して、高密度のエピトープを有する領域を同定した。最後に、最適なプロテアソーム切断部位(AAY)(Velders et al., 2001)によって連結された選択されたタンパク質領域ならびにSLA Iプロセシングおよび提示を増強することを目指し、リーダー配列としてのユビキチンを用いて、単一DNA構築物を設計した。最終的なプラスミドは、ユビキチン遺伝子を含み、以下でマルチエピトープ-II(ME-II;配列番号856)と呼ばれる、1884アミノ酸長のタンパク質をコードする。
【0179】
ASFVマルチエピトープベースプラスミドによるDNA免疫はGeorgia2007/1致死性チャレンジから部分的に防御する:選択されたASFV候補の防御有効性を試験するために、前に記載されるプライム-ブースト異種ワクチン接種プロトコルを評価した。ME-IとME-IIの両方をブタに投与した。図5に表されるように、低用量のBA71ΔCD2を使用したものについての予想される結果と一致して、マルチエピトープでプライミングされた5頭のうちの3頭のブタ(60%)がGeorgia2007/01チャレンジを生き延びたが、5頭のうちのわずか1頭の対照(20%)しか生き延びなかった。
【0180】
マルチエピトープで免疫した群では、3頭のうちの2頭の生存動物(ブタ175および176)は2連続日の発熱さえなく、これらの動物の血清および鼻腔スワブのASFV陽性試料は低いウイルス力価を示し、プラスミドによるDNAプライミングの成功が確認された。さらに、ブタ175は、実験全体を通してASF適合性臨床徴候がないままであった。動物176は、14dpcで始まり、試験の最後まで、わずかなアパシーおよび明らかな呼吸困難を示したが、発熱ともASFV陽性血清試料もしくは鼻排出物とも相関しなかった。第3の生存ブタ(ブタ178)は、継続するが、わずかなASF症候学、および5dpcで始まる一過的発熱エピソードを示し、血清と鼻腔スワブの両方におけるASFVの長期検出と相関した。しかしながら、実験の最後に、この動物はほぼ回復し、発熱を示さず、わずかな呼吸困難のみを示し、血清および鼻腔スワブ中の検出不能なレベルのASFVを示した。ME-I+ME-IIプライミング群の屠殺しなければならなかったブタ(177および179)の直腸温およびウイルス力価は、対照群の動物のほとんどで見られたものと異ならなかった。
【0181】
対照群における感染の経過は、低用量のBA71ΔCD2を使用した以前の結果(Monteagudo et al., 2017)と一致した。この群では、ASF適合性臨床徴候が、長期の発熱の発症(全ての動物が少なくとも5連続日の発熱を有した)と一致し、血清および鼻腔スワブ中のウイルス力価と一致して、Georgia2007/1チャレンジ後3日目から明らかであった。生存対照動物(ブタ85)は、ASFの症状の出現の遅延も示したME-I+ME-IIプライミング群の生存ブタと比較して長期の発熱を有した。
【0182】
ASFV由来のマルチエピトープをコードするマルチエピトープベースDNA構築物はインビボでASFV特異的T細胞を誘導する:予想通り、マルチエピトープの接種は、ASFV特異的抗体応答を誘導しなかったが、検出可能なASFV特異的IFNγ応答を誘導し、選択された抗原によるDNAプライミングの成功を確認した。BA71ΔCD2ブースト後、全てのブタが血清転換し、ASFV特異的T細胞の数が著しく増加した。前に記載されるように、少なくともここで使用される技術によって測定した場合、チャレンジ時点の抗体または特異的T細胞のレベルと与えられる防御との間に相関は存在しないように見える。
マルチエピトープDNA構築物の抗原性が確認されることには、これらを線維芽細胞にトランスフェクトし、これらを21dpbで得られた自己PBMCのためにAPCとして使用した場合に、IFNγ応答がELISpotによって検出された。
【0183】
ASFV抗原の同定:DNAプライミング動物対非プライミング動物:マルチエピトープベースDNA構築物にコードされる個々のASFV抗原の免疫原性を決定し、評価する目的で、ME-IとME-IIの両方に含まれる完全長タンパク質の各々をコードするpCMV-Ubプラスミドを線維芽細胞にトランスフェクトし、これらをELISpotアッセイでAPCとして使用した。ここで使用された完全長ASFV抗原の発現を、実施例1に記載されるように免疫蛍光によって確認した。DNAプライミングがT細胞応答の誘導および調節で果たすことができる役割を決定するために、マルチエピトープでプライミングしたものと事前のDNAプライムのないものの両方のBA71ΔCD2接種動物由来のPBMCをELISpotアッセイでエフェクター細胞として使用した。ほぼ全てのクローンが特異的IFNガンマ応答を刺激したが、両方の場合で、タンパク質CP312RおよびD1133Lが最も無差別的な性質を示した。際立ったことに、事前にプライミングされていない5頭のうちの3頭のASFV感染動物がCP312RおよびD1133Lに応答したが、IFNガンマ産生は全てのDNAプライミング動物で観察され、これらの2種の抗原に対する特異的T細胞応答の誘導に対するDNAプライムの効果を示唆している。A240Lに応答する動物数の増加もDNAプライミング動物で見られた。これらの結果は、防御性T細胞応答を誘導する能力を有する、2種の以前記載されていない免疫優性ASFV抗原:CP312RおよびD1133Lを特徴付けるために設計されたマルチエピトープを使用したDNAプライミングの成功を実証している。
【0184】
結論:本試験は、LAV BA71ΔCD2をブーストとして使用する異種プライム-ブースト免疫レジメンに含める場合に、マルチエピトープDNA構築物が、Georgia2007/1致死性チャレンジ後にASFV特異的T細胞応答をインビボ誘導し、生存性を増加させることを実現可能であることを証明した。したがって、DNAプラスミドにコードされるエピトープの防御能が確認され、ASFV感染マクロファージのイムノペプチドミクス試験に基づく抗原選択が検証された。ELISpotアッセイにおける同種線維芽細胞のAPCとしての使用は、潜在的な候補を絞り込み、CP312RおよびD1133Lを高度に無差別的な抗原として同定することを可能にした。
【0185】
本明細書に開示および請求項記載の組成物および方法の全ては、本開示に照らして不要な実験をすることなく、調製および実行することができる。本発明の組成物および方法は具体的な態様に関して記載されているが、本発明の概念、精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載される組成物および方法ならびに方法のステップまたはステップの順序に変形を適用することができることが当業者に明らかである。より具体的には、同じまたは類似の結果が達成されながら、化学的に関連すると同時に生理的に関連する一定の薬剤を本明細書に記載される薬剤と置換することができることが明らかである。当業者に明らかな全てのこのような類似の置換および修正が、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神、範囲および概念の中にあるとみなされる。
【0186】
参考文献
以下の参考文献は、本明細書に示されるものを補う例示的な手順のまたはその他の詳細を提供する程度に、参照により本明細書に具体的に組み込まれる。
〔外1〕
【0187】
以下の条項も本発明の範囲および精神に含まれる:
1.
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)任意に、1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤
を含む免疫原性組成物。
【0188】
2.
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種または複数の担体または賦形剤
を含み、
(e)任意に、アジュバントをさらに含む、
ワクチンまたは医薬組成物。
【0189】
3.アフリカ豚熱ウイルスがBA71、BA71ΔCD2および/またはGeorgia2007/1株からなる群から選択される、条項1に開示される免疫原性組成物または条項2に開示されるワクチンまたは医薬組成物。
【0190】
4.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、25、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、1、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、272、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、287、289、290、291、292、293、294、295、297、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、420、422、423、424、425、426、427、428、429、430、432、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、458、460、461、462、463、464、465、466、468、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、481、483、484、485、486、487、489、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、518、520、521、522、523、524、526、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、568、570、572、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、719、721、722、724、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、774、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、814、815、816、817、818、819、820、821、822、823、824、825、826、827、828、829、830、831、832、833、834、835、836、837、838、839、840、841、842、843、844、845、846、847、848、849、850、851、852、853、854からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項1~3のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0191】
5.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項1~3のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0192】
6.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、アスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属種、サルモネラ属種からなる群から選択される、条項1~5のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0193】
7.ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項6に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0194】
8.アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、配列番号21、配列番号23、配列番号853、配列番号854、配列番号65、配列番号66、配列番号256、配列番号257、配列番号272、配列番号274、配列番号295、配列番号297、配列番号378、配列番号388、配列番号389、配列番号430、配列番号432、配列番号466、配列番号468、配列番号487、配列番号489、配列番号524、配列番号526、配列番号566、配列番号568、配列番号561、配列番号562、配列番号572、配列番号691、配列番号692、配列番号722、配列番号724、配列番号772、配列番号774、配列番号732、配列番号733、配列番号816、配列番号817からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、配列番号17、配列番号19、配列番号25、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号235、配列番号236、配列番号237、配列番号238、配列番号239、配列番号240、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、配列番号245、配列番号246、配列番号247、配列番号248、配列番号249、配列番号250、配列番号251、配列番号252、配列番号253、配列番号254、配列番号255、配列番号261、配列番号262、配列番号263、配列番号264、配列番号265、配列番号266、配列番号258、配列番号259、配列番号260、配列番号267、配列番号268、配列番号269、配列番号281、配列番号282、配列番号283、配列番号284、配列番号285、配列番号287、配列番号289、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号372、配列番号373、配列番号374、配列番号375、配列番号376、配列番号377、配列番号379、配列番号380、配列番号381、配列番号382、配列番号383、配列番号384、配列番号385、配列番号386、配列番号387、配列番号416、配列番号417、配列番号418、配列番号420、配列番号422、配列番号423、配列番号424、配列番号425、配列番号426、配列番号427、配列番号428、配列番号429、配列番号454、配列番号455、配列番号456、配列番号458、配列番号460、配列番号461、配列番号462、配列番号463、配列番号464、配列番号465、配列番号478、配列番号479、配列番号481、配列番号483、配列番号484、配列番号485、配列番号486、配列番号514、配列番号515、配列番号516、配列番号518、配列番号520、配列番号521、配列番号522、配列番号523、配列番号563、配列番号564、配列番号565、配列番号539、配列番号540、配列番号541、配列番号542、配列番号543、配列番号544、配列番号545、配列番号546、配列番号547、配列番号548、配列番号549、配列番号550、配列番号551、配列番号552、配列番号553、配列番号554、配列番号555、配列番号556、配列番号557、配列番号558、配列番号559、配列番号560、配列番号570、配列番号684、配列番号685、配列番号686、配列番号687、配列番号688、配列番号689、配列番号690、配列番号717、配列番号719、配列番号721、配列番号726、配列番号727、配列番号728、配列番号729、配列番号730、配列番号731、配列番号801、配列番号802、配列番号803、配列番号804、配列番号805、配列番号806、配列番号807、配列番号808、配列番号809、配列番号810、配列番号811、配列番号812、配列番号813、配列番号814、配列番号815からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項1~7のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0195】
9.ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、条項1~8のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0196】
10.免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、条項1~9のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0197】
11.免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する方法に使用するための、または少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する方法に使用するため免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、好ましくは少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる前記臨床徴候もしくは疾患、または少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによる前記感染症が、アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0198】
12.ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する方法であって、条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む方法に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、病原性型の前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0199】
13.ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターを含む、条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含む方法、
に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、病原性型の前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0200】
14.ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスに関連する疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタにワクチン接種する、および/またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスに関連するもしくはこれによって引き起こされる1種もしくは複数の臨床徴候の発生率もしくは重症度を低減するためのキットであって、
(a)ワクチンを前記ブタ類に投与することができるディスペンサーと;
(b)条項1~10のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物と;
(c)任意に、指示書と
を含み;
好ましくは前記疾患または前記臨床徴候が、アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、キット。
【0201】
15.配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、21、23、25、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、1、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、272、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、287、289、290、291、292、293、294、295、297、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、420、422、423、424、425、426、427、428、429、430、432、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、458、460、461、462、463、464、465、466、468、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、481、483、484、485、486、487、489、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、518、520、521、522、523、524、526、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、568、570、572、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、719、721、722、724、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、774、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、814、815、816、817、818、819、820、821、822、823、824、825、826、827、828、829、830、831、832、833、834、835、836、837、838、839、840、841、842、843、844、845、846、847、848、849、850、851、852、853、854からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0202】
16.アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、配列番号21、配列番号23、配列番号853、配列番号854、配列番号65、配列番号66、配列番号256、配列番号257、配列番号272、配列番号274、配列番号295、配列番号297、配列番号378、配列番号388、配列番号389、配列番号430、配列番号432、配列番号466、配列番号468、配列番号487、配列番号489、配列番号524、配列番号526、配列番号566、配列番号568、配列番号561、配列番号562、配列番号572、配列番号691、配列番号692、配列番号722、配列番号724、配列番号772、配列番号774、配列番号732、配列番号733、配列番号816、配列番号817からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、配列番号17、配列番号19、配列番号25、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号235、配列番号236、配列番号237、配列番号238、配列番号239、配列番号240、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、配列番号245、配列番号246、配列番号247、配列番号248、配列番号249、配列番号250、配列番号251、配列番号252、配列番号253、配列番号254、配列番号255、配列番号261、配列番号262、配列番号263、配列番号264、配列番号265、配列番号266、配列番号258、配列番号259、配列番号260、配列番号267、配列番号268、配列番号269、配列番号281、配列番号282、配列番号283、配列番号284、配列番号285、配列番号287、配列番号289、配列番号290、配列番号291、配列番号292、配列番号293、配列番号294、配列番号372、配列番号373、配列番号374、配列番号375、配列番号376、配列番号377、配列番号379、配列番号380、配列番号381、配列番号382、配列番号383、配列番号384、配列番号385、配列番号386、配列番号387、配列番号416、配列番号417、配列番号418、配列番号420、配列番号422、配列番号423、配列番号424、配列番号425、配列番号426、配列番号427、配列番号428、配列番号429、配列番号454、配列番号455、配列番号456、配列番号458、配列番号460、配列番号461、配列番号462、配列番号463、配列番号464、配列番号465、配列番号478、配列番号479、配列番号481、配列番号483、配列番号484、配列番号485、配列番号486、配列番号514、配列番号515、配列番号516、配列番号518、配列番号520、配列番号521、配列番号522、配列番号523、配列番号563、配列番号564、配列番号565、配列番号539、配列番号540、配列番号541、配列番号542、配列番号543、配列番号544、配列番号545、配列番号546、配列番号547、配列番号548、配列番号549、配列番号550、配列番号551、配列番号552、配列番号553、配列番号554、配列番号555、配列番号556、配列番号557、配列番号558、配列番号559、配列番号560、配列番号570、配列番号684、配列番号685、配列番号686、配列番号687、配列番号688、配列番号689、配列番号690、配列番号717、配列番号719、配列番号721、配列番号726、配列番号727、配列番号728、配列番号729、配列番号730、配列番号731、配列番号801、配列番号802、配列番号803、配列番号804、配列番号805、配列番号806、配列番号807、配列番号808、配列番号809、配列番号810、配列番号811、配列番号812、配列番号813、配列番号814、配列番号815からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項15に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
17.条項16に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0203】
18.配列番号18、20、22、24、26、27、270、271、273、286、288、296、298、419、421、431、433、457、459、467、469、480、482、488、490、517、519、525、527、567、569、571、573、718、720、723、725、773、775からなる群から選択される核酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0204】
19.免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、条項15~16のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または条項17~18のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。
【0205】
20.ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記配列からなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、条項15~16のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または条項17~18のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。
【0206】
21.1種、2種、3種またはそれより多い条項17~18のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含むベクター、好ましくは発現ベクター。
【0207】
22.好ましくはEP402R、CP312RおよびA240L(マルチエピトープ-I、ME-I)から選択される3種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号855からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる;または好ましくはD1133L、G1211R、M1249L、MGF505-9R、P1192R、CP2475L(p150)、B475L、EP424R、H339R、I226R、K145R、MGF505-1RおよびCP2475L(p37)(マルチエピトープ-II、ME-II)から選択される13種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、より好ましくは配列番号856からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる、条項21に開示されるベクター。
【0208】
23.条項21~22のいずれか1項に開示されるベクターを含む宿主細胞、好ましくは哺乳動物宿主細胞。
以下の追加の条項も本発明の範囲および精神に含まれる:
【0209】
24.
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)任意に、1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤
を含む免疫原性組成物。
【0210】
25.
(a)1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(b)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片;ならびに/または
(c)アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードする、1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクターもしくは細菌ベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターもしくは細菌ベクター;ならびに
(d)1種もしくは複数の薬学的にもしくは獣医学的に許容される担体もしくは賦形剤であって、好ましくは経口、皮内、筋肉内もしくは鼻腔内施用に適している1種もしくは複数の担体もしくは賦形剤
を含み、
(e)任意に、アジュバントをさらに含む、
ワクチンまたは医薬組成物。
【0211】
26.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項24に開示される免疫原性組成物、または条項25に開示されるワクチンまたは医薬組成物。
【0212】
27.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0213】
28.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号774)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
29.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号772)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0214】
30.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号724)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
31.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号722)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0215】
32.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号721)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
33.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号719)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0216】
34.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
35.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号568、566、565、564、563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0217】
36.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号568)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
37.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号566)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0218】
38.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号565)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
39.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号564)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0219】
40.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0220】
41.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
42.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号297)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0221】
43.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号295)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
44.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号294)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0222】
45.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号293)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
46.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号292)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0223】
47.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号291)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0224】
48.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号290)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
49.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号289)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0225】
50.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号287)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
51.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号285)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0226】
52.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号284)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
53.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号283)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0227】
54.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号282)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
55.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0228】
56.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
57.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号274)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0229】
58.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号272)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
59.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号269)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0230】
60.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号268)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
61.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0231】
62.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
63.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号854)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0232】
64.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号853)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
65.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0233】
66.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号23、21、19、17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
67.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号23)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0234】
68.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号21)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
69.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号19)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0235】
70.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0236】
71.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF100-IL(配列番号572、570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
72.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF100-IL(配列番号572)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0237】
73.(a)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片が、MGF100-IL(配列番号570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項26に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0238】
74.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項24~73のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0239】
75.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0240】
76.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号774)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0241】
77.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号772)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0242】
78.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号724)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
79.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号722)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0243】
80.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号721)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
81.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号719)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0244】
82.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
83.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号568、566、565、564、563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0245】
84.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号568)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
85.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号566)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0246】
86.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号565)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
87.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号564)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0247】
88.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
89.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0248】
90.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号297)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
91.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号295)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0249】
92.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号294)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
93.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号293)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0250】
94.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号292)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
95.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号291)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0251】
96.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号290)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
97.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号289)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0252】
98.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号287)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
99.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号285)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0253】
100.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号284)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0254】
101.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号283)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
102.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号282)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0255】
103.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
104.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0256】
105.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号274)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
106.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号272)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0257】
107.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号269)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
108.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号268)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0258】
109.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
110.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0259】
111.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号854)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
112.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号853)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0260】
113.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
114.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号23、21、19、17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0261】
115.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号23)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
116.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号21)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0262】
117.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号19)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
118.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0263】
119.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0264】
120.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号572)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0265】
121.(b)において、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、条項74に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0266】
122.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項24~121のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0267】
123.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0268】
124.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号857)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0269】
125.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号775)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0270】
126.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号773)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0271】
127.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号725)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
128.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号723)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0272】
129.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-7R(配列番号720)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
130.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF505-8R(配列番号718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0273】
131.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号858、569、567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
132.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号858)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0274】
133.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号569)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
134.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、M448R(配列番号567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0275】
135.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0276】
136.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号859)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0277】
137.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号298)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0278】
138.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号296)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
139.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号288)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0279】
140.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、D1133L(配列番号286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
141.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0280】
142.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号861)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
143.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号273)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0281】
144.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号901、271)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
145.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、CP312R(配列番号900、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0282】
146.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
147.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号860)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0283】
148.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号27)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
149.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A240L(配列番号26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0284】
150.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号24、22、20、18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
151.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号24)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0285】
152.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号22)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
153.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号20)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0286】
154.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、A238L(配列番号18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
155.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0287】
156.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号573)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0288】
157.(b)において、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片が、MGF100-1L(配列番号571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項122に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0289】
158.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、アスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属種、サルモネラ属種からなる群から選択される、条項24~157のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0290】
159.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項24~158のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0291】
160.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0292】
161.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号774)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0293】
162.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号772)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
163.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号724)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0294】
164.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号722)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0295】
165.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号721)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0296】
166.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号719)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0297】
167.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
168.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号568、566、565、564、563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0298】
169.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号568)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
170.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号566)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0299】
171.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号565)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
172.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号564)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0300】
173.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
174.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0301】
175.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号297)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
176.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号295)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0302】
177.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号294)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0303】
178.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号293)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
179.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号292)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0304】
180.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号291)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
181.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号290)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0305】
182.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号289)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
183.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号287)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0306】
184.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号285)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
185.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号284)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0307】
186.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号283)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
187.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号282)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0308】
188.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
189.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0309】
190.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号274)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
191.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号272)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0310】
192.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号269)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
193.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号268)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0311】
194.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
195.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0312】
196.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号854)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
197.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号853)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0313】
198.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
199.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号23、21、19、17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0314】
200.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号23)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0315】
201.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号21)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
202.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号19)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0316】
203.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
204.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0317】
205.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号572)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
206.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項159に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0318】
207.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項24~206のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0319】
208.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0320】
209.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号857)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
210.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号775)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0321】
211.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号773)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
212.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号725)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0322】
213.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号723)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0323】
214.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-7R(配列番号720)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
215.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF505-8R(配列番号718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0324】
216.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号858、569、567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
217.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号858)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0325】
218.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号569)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
219.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、M448R(配列番号567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0326】
220.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0327】
221.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号859)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0328】
222.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号298)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0329】
223.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号296)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
224.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号288)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0330】
225.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、D1133L(配列番号286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
226.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0331】
227.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号861)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
228.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号273)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0332】
229.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号901、271)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0333】
230.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、CP312R(配列番号900、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
231.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0334】
232.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号860)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
233.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号27)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0335】
234.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A240L(配列番号26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0336】
235.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号24、22、20、18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
236.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号24)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0337】
237.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号22)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
238.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号20)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0338】
239.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、A238L(配列番号18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
240.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0339】
241.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号573)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0340】
242.(c)において、ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、MGF100-1L(配列番号571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、1種、2種またはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項207に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0341】
243.ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、条項24~242のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
244.アフリカ豚熱ウイルスがBA71、BA71ΔCD2および/またはGeorgia2007/1株からなる群から選択される、条項24~243のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0342】
245.免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、条項24~244のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
246.少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる、ブタ類、好ましくはブタにおける臨床徴候もしくは疾患を低減もしくは予防する方法に使用するための、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症を処置および/もしくは予防する方法に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、好ましくは少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる感染症によって引き起こされる前記臨床徴候もしくは疾患、または少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによる前記感染症が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0343】
247.ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する方法であって、条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに投与するステップを含む方法、に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0344】
248.免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物が、ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスによって引き起こされる臨床疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタをプライムブースト免疫する方法であって、(i)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片、または(ii)唯一の免疫原性成分としての1種、2種もしくはそれより多いアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片を含む、ウイルスベクター、好ましくは組換えおよび/もしくは天然に存在しないウイルスベクターを含む、条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物をブタ類、好ましくはブタに1回または2回投与するステップ(プライミングステップ)と;その後、つまり前記1回または2回のプライミング後、生弱毒アフリカ豚熱ウイルス、好ましくはBA71ΔCD2をブタ類、好ましくはブタに投与するステップ(ブーストステップ)とを含む方法、
に使用するための免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物であり、前記免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物ならびに生弱毒アフリカ豚熱ウイルスが互いに独立に、感染症の臨床徴候を引き起こさないが、好ましくは病原性型の、前記少なくとも1種のアフリカ豚熱ウイルスに対して、ブタ類、好ましくはブタを免疫する免疫応答を誘導することができ、好ましくは前記臨床疾患または前記感染症の臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
【0345】
249.ブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の、好ましくは病原性の、アフリカ豚熱ウイルスに関連する疾患に対して、ブタ類、好ましくはブタにワクチン接種する、および/またはブタ類、好ましくはブタにおける少なくとも1種の病原性アフリカ豚熱ウイルスに関連するもしくはこれによって引き起こされる1種もしくは複数の臨床徴候の発生率もしくは重症度を低減するためのキットであって、
(a)ワクチンを前記ブタ類に投与することができるディスペンサーと;
(b)条項24~245のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物と;
(c)任意に、指示書と
を含み;
好ましくは前記疾患または前記臨床徴候が、アフリカ豚熱、急性アフリカ豚熱、慢性アフリカ豚熱、死亡率、死亡、急死、発熱、高熱、食欲不振、嗜眠、衰弱、食欲の喪失、横臥、紅斑、チアノーゼ皮膚斑点、下痢、便秘、腹痛、呼吸器徴候、咳嗽、嘔吐、呼吸困難、鼻および結膜の排出物、出血、鼻出血、流産、白血球減少症、血小板減少症からなる群から選択される、キット。
【0346】
250.MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)、K145R(配列番号526、524、523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号66、65、64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号468、466、465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号489、487、486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号432、430、429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号562、561、560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号733、732、731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号817、816、815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号692、691、690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号703、702、701、700、699)、EP424R(配列番号389、388、387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号201、200、199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号75、74、73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号278、277、276、275)、D339L(配列番号322、321、320)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493、492、491)、I73R(配列番号504、503、502)、DP238L(配列番号327、326、325)、I9R(配列番号513、512、511、510)からなる群から選択される、好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)、A238L(配列番号23、21、19、17)、MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)、M448R(配列番号568、566、565、564、563)、D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号274、272、269、268、267)、A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0347】
251.MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722、721、719、717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
252.MGF505-7R(配列番号774)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0348】
253.MGF505-8R(配列番号772)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
254.MGF505-7R(配列番号724)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0349】
255.MGF505-8R(配列番号722)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
256.MGF505-7R(配列番号721)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0350】
257.MGF505-7R(配列番号719)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
258.MGF505-8R(配列番号717)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0351】
259.M448R(配列番号568、566、565、564、563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
260.M448R(配列番号568)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0352】
261.M448R(配列番号566)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
262.M448R(配列番号565)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0353】
263.M448R(配列番号564)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
264.M448R(配列番号563)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0354】
265.D1133L(配列番号297、295、294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
266.D1133L(配列番号297)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
267.D1133L(配列番号295)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0355】
268.D1133L(配列番号294)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
269.D1133L(配列番号293)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0356】
270.D1133L(配列番号292)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
271.D1133L(配列番号291)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0357】
272.D1133L(配列番号290)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
273.D1133L(配列番号289)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0358】
274.D1133L(配列番号287)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
275.D1133L(配列番号285)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
276.D1133L(配列番号284)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0359】
277.D1133L(配列番号283)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
278.D1133L(配列番号282)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0360】
279.D1133L(配列番号281)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
280.CP312R(配列番号274、272、269、268、267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0361】
281.CP312R(配列番号274)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
282.CP312R(配列番号272)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0362】
283.CP312R(配列番号269)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
284.CP312R(配列番号268)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0363】
285.CP312R(配列番号267)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
286.A240L(配列番号854、853、25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
287.A240L(配列番号854)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0364】
288.A240L(配列番号853)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
289.A240L(配列番号25)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
290.A238L(配列番号23、21、19、17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0365】
291.A238L(配列番号23)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
292.A238L(配列番号21)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
293.A238L(配列番号19)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0366】
294.A238L(配列番号17)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0367】
295.MGF100-1L(配列番号572、570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
296.MGF100-1L(配列番号572)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0368】
297.MGF100-1L(配列番号570)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0369】
298.アフリカ豚熱ウイルスポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号774、772、724、722)、M448R(配列番号568、566)、D1133L(配列番号297、295)、CP312R(配列番号274、272)、A240L(配列番号854、853)、A238L(配列番号23、21)、MGF100-1L(配列番号572)、K145R(配列番号526、524)、B475L(配列番号66、65)、H339R(配列番号468、466)、I226R(配列番号489、487)、CP2475(配列番号257)、CP2475(配列番号256)、G1211R(配列番号432、430)、M1249L(配列番号562、561)、MGF505-9R(配列番号733、732)、P1192R(配列番号817、816)、MGF505-1R(配列番号692、691)、MGF505-3R(配列番号703、702)、EP424R(配列番号389、388)、C475L(配列番号201、200)、B602L(配列番号75、74)、CP530R(配列番号278、277)、D339L(配列番号322、321)、D117L(配列番号862、864)、I243L(配列番号494、493)、I73R(配列番号504、503)、DP238L(配列番号327、326)、I9R(配列番号513、512)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、ならびに/またはアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはその免疫原性断片および/もしくはアフリカ豚熱ウイルスポリペプチド/完全長タンパク質免疫原性断片が、MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号721、719、717)、M448R(配列番号565、564、563)、D1133L(配列番号294、293、292、291、290、289、287、285、284、283、282、281)、CP312R(配列番号269、268、267)、A240L(配列番号25)、A238L(配列番号19、17)、MGF100-1L(配列番号570)、K145R(配列番号523、522、521、520、518、516、515、514)、B475L(配列番号64、63、62、61、60、59、58、57、56、55、54、53、52、51、50、49、48)、H339R(配列番号465、464、463、462、461、460、458、456、455、454)、I226R(配列番号486、485、484、483、481、479、478)、CP2475L(p37)(配列番号266、265、264、263、262、261)、CP2475L(p150)(配列番号260、259、258)、G1211R(配列番号429、428、427、426、425、424、423、422、420、418、417、416)、M1249L(配列番号560、559、558、557、556、555、554、553、552、551、550、549、548、547、546、545、544、543、542、541、540、539)、MGF505-9R(配列番号731、730、729、728、727、726)、P1192R(配列番号815、814、813、812、811、810、809、808、807、806、805、804、803、802、801)、MGF505-1R(配列番号690、689、688、687、686、685、684)、MGF505-3R(配列番号701、700、699)、EP424R(配列番号387、386、385、384、383、382、381、380、379)、C475L(配列番号199、198、197、196、195、194、193、192、191、190、189、188)、B602L(配列番号73、72、71、70、69、68、67)、CP530R(配列番号277、276、275)、D339L(配列番号320)、I243L(配列番号492、491)、I73R(配列番号502)、DP238L(配列番号325)、I9R(配列番号511、510)からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%もしくは100%同一であるアミノ酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項250~297のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片。
【0370】
299.条項250~298のいずれか1項に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0371】
300.MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)、K145R(配列番号527、525、519、517)、B475L(配列番号866、867)、H339R(配列番号469、467、459、457)、I226R(配列番号490、488、482、480)、CP2475L(p37)(配列番号868、869)、CP2475L(p150)(配列番号870、871)、G1211R(配列番号433、431、421、419)、M1249L(配列番号872、873)、MGF505-9R(配列番号874、875)、P1192R(配列番号876、877)、MGF505-1R(配列番号878、879)、MGF505-3R(配列番号880、881)、EP424R(配列番号882、883)、C475L(配列番号884、885)、B602L(配列番号886、887)、CP530R(配列番号888、889)、D339L(配列番号890、891)、D117L(配列番号863、865)、I243L(配列番号892、893)、I73R(配列番号894、895)、DP238L(配列番号896、897)、I9R(配列番号898、899);からなる群から選択される;好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)、A238L(配列番号24、22、20、18)、MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される;最も好ましくはMGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)、M448R(配列番号858、569、567)、D1133L(配列番号859、298、296、288、286)、CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)、A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0372】
301.MGF505-7R/MGF505-8R(配列番号857、775、773、725、723、720、718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
302.MGF505-7R(配列番号857)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0373】
303.MGF505-7R(配列番号775)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
304.MGF505-8R(配列番号773)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0374】
305.MGF505-7R(配列番号725)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0375】
306.MGF505-8R(配列番号)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
307.MGF505-7R(配列番号720)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0376】
308.MGF505-8R(配列番号718)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
309.M448R(配列番号858、569、567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0377】
310.M448R(配列番号858)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
311.M448R(配列番号569)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0378】
312.M448R(配列番号567)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0379】
313.D1133L(配列番号859、298、296、288、286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
314.D1133L(配列番号859)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0380】
315.D1133L(配列番号298)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
316.D1133L(配列番号296)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0381】
317.D1133L(配列番号288)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
318.D1133L(配列番号286)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0382】
319.CP312R(配列番号861、273、901、900、271、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
320.CP312R(配列番号861)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0383】
321.CP312R(配列番号273)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
322.CP312R(配列番号901、271)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0384】
323.CP312R(配列番号900、270)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
324.A240L(配列番号860、27、26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0385】
325.A240L(配列番号860)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0386】
326.A240L(配列番号27)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
327.A240L(配列番号26)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0387】
328.A238L(配列番号24、22、20、18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
329.A238L(配列番号24)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0388】
330.A238L(配列番号22)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
331.A238L(配列番号20)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0389】
332.A238L(配列番号18)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
333.MGF100-1L(配列番号573、571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0390】
334.MGF100-1L(配列番号573)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
335.MGF100-1L(配列番号571)からなる群から選択される核酸配列と少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列を含む、好ましくは前記配列からなる、条項300に開示される、アフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/またはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/またはその免疫原性断片をコードする、アフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片。
【0391】
336.条項250~298のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または条項299~335のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片であって、免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物またはいずれかの含まれる免疫原性断片の免疫原性(および/または免疫学的応答)が、好ましくはブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイ、より好ましくは実施例1に記載されるブタ類IFN-ガンマELISpotアッセイにおいて誘導されるIFN-ガンマ応答によって示される/特徴付けられる、前記条項250~298のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または条項299~335のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。
【0392】
337.ASFVポリペプチドが、好ましくは、いずれかの可能なオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、より好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされる、さらにより好ましくは、5’末端開始コドンおよび3’末端終止コドンを有するオープンリーディングフレーム(ORF)を含む、最も好ましくは前記ORFからなるポリヌクレオチド配列によってコードされるASFV完全長タンパク質である、条項250~298および336のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片、または条項299~336のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスペプチドおよび/もしくはポリペプチド、好ましくは完全長タンパク質、および/もしくはその免疫原性断片をコードするアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/もしくはポリヌクレオチドおよび/もしくはその免疫原性断片。
【0393】
338.1種、2種、3種またはそれより多い条項299~335のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、好ましくはアスフィウイルスウイルスベクター、アビポックスウイルスウイルスベクター、イヌモルビリウイルスウイルスベクター、ヘルペスウイルスウイルスベクター、水痘ウイルスウイルスベクター、ローソニア属種、サルモネラ属種からなる群から選択される、ウイルスベクターまたは細菌ベクター。
339.1種、2種、3種またはそれより多い条項299~335のいずれか1項に開示されるアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含むベクター、好ましくは発現ベクター。
【0394】
340.好ましくはEP402R、CP312RおよびA240L(マルチエピトープ-I、ME-I)から選択される、より好ましくは配列番号855からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる、3種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む;あるいは好ましくはD1133L、G1211R、M1249L、MGF505-9R、P1192R、CP2475L(p150)、B475L、EP424R、H339R、I226R、K145R、MGF505-1RおよびCP2475L(p37)(マルチエピトープ-II、ME-II)から選択される、より好ましくは配列番号856からなる群から選択される核酸配列を含む、最も好ましくは前記配列からなる13種のアフリカ豚熱ウイルスオリゴヌクレオチドおよび/またはポリヌクレオチドおよび/またはその免疫原性断片を含む、条項338に開示されるウイルスベクターまたは細菌ベクター、または条項339に開示されるベクター。
【0395】
341.条項338~340のいずれか1項に開示されるウイルスベクターもしくは細菌ベクターまたはベクターを含む宿主細胞、好ましくは哺乳動物宿主細胞。
342.ウイルスベクターまたは細菌ベクターが、その宿主細胞への侵入が特異的生物活性、例えばベクターによって運ばれる、ASFV遺伝子などの導入遺伝子の発現をもたらすような方法で、組換えDNA技術によって操作された、遺伝子改変ウイルスまたは細菌であり、好ましくは導入遺伝子がASFV抗原であり、好ましくはウイルスベクターまたは細菌ベクターが、標的または宿主細胞において複製可能であっても複製可能でなくてもよい、条項24~341のいずれか1項に開示される免疫原性組成物またはワクチンまたは医薬組成物。
図1
図2
図3
図4
図5
【配列表】
2022525920000001.app
【国際調査報告】