IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キム,ヒョン ウンの特許一覧

<>
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図1
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図2
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図3
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図4
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図5
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図6
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図7
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図8
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図9
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図10
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図11
  • 特表-健康分析サービス提供装置及び方法 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-20
(54)【発明の名称】健康分析サービス提供装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 50/20 20180101AFI20220513BHJP
   G06Q 10/04 20120101ALI20220513BHJP
【FI】
G16H50/20
G06Q10/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022504022
(86)(22)【出願日】2020-05-14
(85)【翻訳文提出日】2021-09-16
(86)【国際出願番号】 KR2020006363
(87)【国際公開番号】W WO2020231203
(87)【国際公開日】2020-11-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0056438
(32)【優先日】2019-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】521434816
【氏名又は名称】キム,ヒョン ウン
【氏名又は名称原語表記】KIM, Hyung Woon
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョン ウン
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049AA04
5L099AA15
(57)【要約】
本発明は使用者端末と通信を行う通信回路及び前記通信回路を通じて受信される使用者情報に基づいて健康分析を行い、健康分析結果を前記使用者端末に伝送するように前記通信回路を制御するプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記使用者情報に含まれる使用者の生年月日時及び出生地住所を利用して前記使用者の天賦体質を分析して、前記天賦体質による発病可能な疾病及び前記発病可能な疾病の発病時期を予測する、健康分析サービス提供装置及び方法に関する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者端末と通信を行う通信回路と、
前記通信回路を通じて受信される使用者情報に基づいて健康分析を行い、健康分析結果を前記使用者端末に伝送するように前記通信回路を制御するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
前記使用者情報に含まれる使用者の生年月日時及び出生地住所を利用して前記使用者の天賦体質を分析し、前記天賦体質による発病可能な疾病及び前記発病可能な疾病の発病時期を予測し、
前記プロセッサは、
前記使用者の出生時の緯度及び経度に基づいて使用者の出生時の黄道十二宮を生成し、前記黄道十二宮上の太陽系の天体の位置を表す出生チャートを生成し、前記太陽系の天体の中の前記黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの角度で配列された行星を検出し、検出された前記行星が配置された前記黄道十二宮に対応する体の部位を脆弱部位として判断して前記天賦体質を決め、前記天賦体質の前記脆弱部位に基づいて発病可能な疾病を判断し、
前記通信回路は、
前記天賦体質及び前記発病可能な疾病を健康分析情報として前記使用者端末に伝送し、前記健康分析情報に含まれた発病可能な疾病に係る医療機関に関する情報を収集し、前記使用者が選択する任意の医療機関に対する情報を前記使用者端末から受信し、前記健康分析情報に含まれた発病可能な疾病に係る医療機関に関する情報を前記使用者端末に伝送するか、または前記健康分析情報を前記使用者端末から受信した前記任意の医療機関に伝送し、
前記プロセッサは、
前記通信回路を通じて受信される前記使用者の遺伝子検査結果に基づいた疾病別危険度または正確度を、前記天賦体質に基づいて判断された発病可能な疾病と対比して補正し、
前記通信回路は、補正された前記疾病別危険度または正確度を前記使用者端末に伝送する、健康分析サービス提供装置。
【請求項2】
前記既設定された少なくとも一つの角度は、45度、90度及び180度の中の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
天体暦に基づいて前記検出された少なくとも一つの行星が前記出生時の12星座に配置された角度で配置される時期を判断し、前記判断された時期を前記発病時期に決める、請求項1に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記黄道十二宮の中心を基準として任意の時期に前記検出された少なくとも一つの行星が配置された角度と、前記出生時の12星座に配置された角度との間の類似度に基づいて前記発病可能な疾病の発病可能性を判断する、請求項3に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項5】
前記発病可能性は、
時間による前記発病可能性を前記使用者端末でグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で出力することができるように前記使用者端末に伝送される、請求項4に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの他の角度で配置された少なくとも一つの他の行星を検出し、前記検出された少なくとも一つの他の行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の強健部位として判断する、請求項1に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項7】
前記既設定された少なくとも一つの他の角度は、30度、60度及び120度の中の少なくとも一つを含む、請求項6に記載の健康分析サービス提供装置。
【請求項8】
通信回路とプロセッサとを含むサーバーの健康分析サービス提供方法であって、
前記通信回路が使用者端末から使用者情報を受信するステップと、
前記プロセッサが前記使用者情報に含まれる使用者の生年月日時及び出生地住所を利用して前記使用者の天賦体質を分析するステップと、
前記プロセッサが前記天賦体質による発病可能な疾病及び前記発病可能な疾病の発病時期を予測するステップと、を含み、
前記プロセッサが前記使用者の天賦体質を分析するステップは、
前記使用者の出生時の緯度及び経度に基づいて使用者の出生時の黄道十二宮を生成し、前記黄道十二宮上の太陽系の天体の位置を表す出生チャートを生成し、前記太陽系の天体の中の前記黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの角度で配列された行星を検出し、検出された前記行星が配置された前記黄道十二宮に対応する体の部位を脆弱部位として判断して前記天賦体質を決め、
前記プロセッサが前記発病可能な疾病を予測するステップは、
前記天賦体質の前記脆弱部位に基づいて発病可能な疾病を判断するステップと、
前記通信回路が前記天賦体質及び前記発病可能な疾病を健康分析情報として前記使用者端末に伝送するステップと、
前記通信回路が前記健康分析情報に含まれた発病可能な疾病に係る医療機関に関する情報を収集し、前記使用者が選択する任意の医療機関に対する情報を前記使用者端末から受信するステップと、
前記健康分析情報に含まれた発病可能な疾病に係る医療機関に関する情報を前記使用者端末に伝送するか、または前記健康分析情報を前記使用者端末から受信した前記任意の医療機関に伝送するステップと、をさらに含み、
前記プロセッサが前記通信回路を通じて受信される前記使用者の遺伝子検査結果に基づいた疾病別危険度または正確度を、前記天賦体質に基づいて判断された発病可能な疾病と対比して補正するステップと、
前記通信回路が補正された前記疾病別危険度または正確度を前記使用者端末に伝送するステップと、をさらに含む、方法。
【請求項9】
前記プロセッサが前記発病可能な疾病及び前記発病時期を予測するステップは、
前記プロセッサが前記脆弱部位に基づいて発病可能な疾病を判断するステップと、
前記プロセッサが天体暦に基づいて前記検出された少なくとも一つの行星が前記出生時の12星座に配置された角度で配置される時期を判断するステップと、
前記プロセッサが前記判断された時期を前記発病時期として決めるステップとをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記プロセッサが前記発病可能な疾病及び前記発病時期を予測するステップは、
前記プロセッサが前記黄道十二宮の中心を基準として任意の時期に前記検出された少なくとも一つの行星が配置された角度と前記出生時の12星座に配置された角度との間の類似度に基づいて前記発病可能な疾病の発病可能性を判断するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記発病可能性は、
時間による前記発病可能性を前記使用者端末でグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で出力することができるように前記使用者端末に伝送される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記プロセッサが前記使用者の天賦体質を分析するステップは、
前記プロセッサが前記黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの他の角度で配置された少なくとも一つの他の行星を検出するステップと、
前記プロセッサが前記検出された少なくとも一つの他の行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の強健部位として判断するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は健康分析サービス提供装置及び方法に関し、より具体的には、天賦体質に基づいて疾病及び疾病の発病時期を予測する健康分析サービス提供装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、健康に対する関心が増加するにつれて、体系的な健康管理及び疾病予防に関する技術が研究されている。特に、最近には通信が可能なスマートフォン、タブレットPCなどのようなポータブル電子装置の普及が拡大されることにより、遠隔地で使用者個人の健康を管理することができるサービスが増加している。
【0003】
一方、現在までの健康管理サービスは、大体現在使用者の健康状態を測定することに重点を置いている。一部研究では未来の健康を予測することができる方法を開発したりするが、大部分の未来健康予測は過去の統計を基盤としており、一律的で使用者の興味を誘導することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記した問題点を解決するためのもので、使用者個人に個人化された健康関連情報を提供することができるサービス提供装置及び方法を提供する。
【0005】
本発明は使用者個人の天賦体質に基づいて体の脆弱部位及びそれによる発病可能な疾病を分析するとともに、疾病の発病時期を予測する健康分析サービス提供装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するための本発明による健康分析サービス提供装置は、使用者端末と通信を行う通信回路と、前記通信回路を通じて受信される使用者情報に基づいて健康分析を行い、健康分析結果を前記使用者端末に伝送するように前記通信回路を制御するプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記使用者情報に含まれる使用者の生年月日時及び出生地住所を利用して前記使用者の天賦体質を分析し、前記天賦体質による発病可能な疾病及び前記発病可能な疾病の発病時期を予測することができる。
【0007】
また、前記プロセッサは、前記生年月日時及び前記出生地住所に対応する出生時の黄道十二宮を生成し、黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの角度で配置された少なくとも一つの行星を検出し、前記検出された少なくとも一つの行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の脆弱部位として判断することにより、前記天賦体質を決めることができる。
【0008】
また、前記既設定された少なくとも一つの角度は、45度、90度及び180度の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0009】
前記プロセッサは、天体暦に基づいて前記検出された少なくとも一つの行星が前記出生時の12星座に配置された角度で配置される時期を判断し、前記判断された時期を前記発病時期に決めることができる。
【0010】
前記プロセッサは、前記黄道十二宮の中心を基準として任意の時期に前記検出された少なくとも一つの行星が配置された角度と、前記出生時の12星座に配置された角度との間の類似度に基づいて前記発病可能な疾病の発病可能性を判断することができる。
【0011】
前記発病可能性は、時間による前記発病可能性を前記使用者端末でグラフで 出力することができるように前記使用者端末に伝送されることができる。
【0012】
前記プロセッサは、前記黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの他の角度で配置された少なくとも一つの他の行星を検出し、前記検出された少なくとも一つの他の行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の強健部位として判断することができる。
【0013】
前記既設定された少なくとも一つの他の角度は、30度、60度及び120度の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0014】
また、本発明の一実施例によるサーバーの健康分析サービス提供方法は、使用者端末から使用者情報を受信するステップと、前記使用者情報に含まれる使用者の生年月日時及び出生地住所を利用して前記使用者の天賦体質を分析するステップと、前記天賦体質による発病可能な疾病及び前記発病可能な疾病の発病時期を予測することができる。
【0015】
また、前記使用者の天賦体質を分析するステップは、前記生年月日時及び前記出生地住所に対応する出生時の黄道十二宮を生成するステップと、黄道十二宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの角度で配列された少なくとも一つの行星を検出するステップと、前記検出された少なくとも一つの行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の脆弱部位として判断するステップと、を含むことができる。
【0016】
前記発病可能な疾病及び前記発病時期を予測するステップは、前記脆弱部位に基づいて発病可能な疾病を判断するステップと、天体暦に基づいて前記検出された少なくとも一つの行星が前記出生時の12星座に配置された角度で配置される時期を判断するステップと、前記判断された時期を前記発病時期に決めるステップと、を含むことができる。
【0017】
また、前記発病可能な疾病及び前記発病時期を予測するステップは、前記黄道12宮の中心を基準として任意の時期に前記検出された少なくとも一つの行星が配置された角度と前記出生時の12星座に配置された角度との間の類似度に基づいて前記発病可能な疾病の発病可能性を判断するステップと、をさらに含むことができる。
【0018】
また、前記発病可能性は、時間による前記発病可能性を前記使用者端末でグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で出力することができるように前記使用者端末に伝送されることができる。
【0019】
また、前記使用者の天賦体質を分析するステップは、前記黄道12宮の中心を基準として既設定された少なくとも一つの他の角度で配置された少なくとも一つの他の行星を検出するステップと、前記検出された少なくとも一つの他の行星が配置された星座に対応する体の部位を前記使用者の強健部位として判断するステップと、をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明による健康分析サービス提供装置及び方法は、使用者個人に対して個人化健康分析情報を提供することができる。
【0021】
また、本発明による健康分析サービス提供装置及び方法は、体の脆弱部位及びそれによる発病可能な疾病を分析するとともに、疾病の発病時期に関する情報を使用者に提供することにより、効果的な疾病の治療及び予防が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施例による健康分析サービス提供システムを示した図面である。
図2】本発明の一実施例によるサーバーの構造を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施例による使用者端末の構造を示したブロック図である。
図4】本発明の一実施例によるサーバーの健康分析サービス提供方法を示すフローチャートである。
図5】本発明の一実施例によるサーバーの健康分析方法を示すフローチャートである。
図6】本発明の一実施例による健康分析方法を説明するための図面である。
図7】本発明の一実施例による健康分析方法を説明するための図面である。
図8】本発明の一実施例による健康分析方法を説明するための図面である。
図9】本発明の一実施例による使用者端末の健康分析サービス提供方法を示すフローチャートである。
図10】本発明の一実施例よって使用者端末に出力される健康分析結果画面を示す図面である。
図11】本発明の一実施例による健康分析サービス提供方法を示す流れ図である。
図12】本発明の他の実施例による健康分析サービス提供方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本明細書の実施例を説明するにおいて係る公知構成または機能に対する具体的な説明が本明細書の要旨を曖昧にする虞があると判断される場合、その詳細な説明は省略されることができる。
【0024】
本明細書で用いられる「含む」、「含むことができる」などの表現は開示された該当機能、動作、構成要素などの存在を示し、追加的な一つ以上の機能、動作、構成要素などを制限しない。また、本明細書で、「含む」または「有する」などの用語は明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするのであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0025】
本明細書で単数の表現は文脈上明白に異なりに意味しない限り、複数の表現を含む。
【0026】
以下、添付された図面を参照して本発明を説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施例による健康分析サービス提供システムを示した図面である。
【0028】
図1によれば、本発明の一実施例による健康分析サービス提供システム1は、サーバー10及び使用者端末20を含む。
【0029】
サーバー10は使用者端末20と通信を行うことができる。例えば、サーバー10は使用者端末20から本発明による健康分析サービスを利用するための要請信号を受信することができる。サーバー10は要請信号が受信されると、該使用者端末20に健康分析サービスを提供するための端末情報を保存して管理することができる。一実施例において、端末情報は該当の使用者端末20の識別情報(例えば、装置ID(identification))、ネットワークアドレス情報(例えば、MAC(media access control)アドレス)などを含むことができる。
【0030】
本発明の多様な実施例において、サーバー10は要請信号を伝送した使用者端末20の使用者情報を要請し、使用者端末20から受信される使用者情報を保存して管理することができる。一実施例において、使用者情報は該当の使用者端末20の使用者の生年月日時、出生地住所、遺伝子検査記録などを含むことができる。
【0031】
サーバー10は使用者端末20から受信される使用者情報に基づいて、使用者の健康分析を行うことができる。本発明の多様な実施例において、サーバー10は使用者情報から使用者の天賦体質を分析し、天賦体質による体の脆弱部位及び発病可能な疾病を分析することができる。また、サーバー10は天賦体質分析結果から発病可能な疾病の発病時期を予測することができる。
【0032】
一実施例において、サーバー10は健康分析結果に対応する医療情報を収集することができる。医療情報は、例えば健康分析結果による発病可能な疾病に関連して、該当の疾病を扱う医療機関に関する情報(例えば、後述する医療機関端末30から収集される情報)、該当の疾病の治療及び/または予防に関する情報(例えば、飲食、献立、運動、医薬品などに関する情報)などを含むことができる。
【0033】
サーバー10は上記のような健康分析結果を使用者端末20に伝送することができる。サーバー10は使用者端末20に健康分析結果に対応して収集された医療情報を一緒に提供することができる。また、サーバー10は健康分析結果をメモリーなどに記憶して管理することができる。
【0034】
サーバー10の健康分析方法は、以下で図5図8を参照してより詳細に説明する。
【0035】
使用者端末20は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話、テレビ電話、デスクトップPC、ラップトップPC、ネットブックコンピューター、ワークステーション、PDA、PMP(portable multimedia player)、MP3プレーヤー、医療機器、またはウェアラブル装置の中の少なくとも一つを含むことができる。ウェアラブル装置はアクセサリー型(例えば、時計、指輪、ブレスレット、アンクレット、ネックレス、めがね、コンタクトレンズ、またはヘッドマウント装置(head-mounted-device(HMD))、織物または衣類一体型(例えば、電子衣服)、体付着型(例えば、スキンパッドまたは入れ墨)、または生体移植型回路の中の少なくとも一つを含むことができる。一部実施例では、電子装置は、テレビ、DVD(digital video disk)プレーヤー、オーディオ、冷蔵庫、セットトップボックス、ホームオートメーションコントロールパネル、メディアボックスの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0036】
サーバー10と使用者端末20はネットワーク100を通じて連結されることができる。多様な実施例において、ネットワーク100は通信ネットワーク(telecommunications network)であり得る。通信ネットワークはコンピューターネットワーク(computer network)、インターネット(internet)、モノのインターネット(internet of things)、電話網(telephone network)などの少なくとも一つを含むことができる。または、ネットワーク100はテレコミュニケーションネットワーク、例えば、コンピューターネットワーク(例えば、LANまたはWAN)、インターネット、またはテレフォンネットワークの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0037】
使用者端末20は本発明による健康分析サービスを利用するための要請信号をサーバー10に伝送することができる。また、使用者端末20はサーバー10が健康分析を行うために要求する使用者情報を収集し、収集される使用者情報をサーバー10に伝送することができる。
【0038】
使用者情報は、例えば使用者の生年月日時、出生地住所、出生地住所の緯度及び経度、遺伝子検査記録などを含むことができる。一実施例において、使用者端末20は使用者情報の少なくとも一部または全部を使用者から入力してもらうことができる。または、使用者端末20は使用者情報の少なくとも一部または全部を外部の電子装置(例えば、他のサーバーまたは後述される医療機関端末30など)から受信することができる。例えば、使用者端末20は使用者から入力された出生地住所を外部の他のサーバーに伝送し、外部サーバーから出生地住所の緯度及び経度を受信することができる。例えば、使用者端末20は外部の他のサーバーから使用者の遺伝子検査記録を受信することができる。
【0039】
使用者端末20はサーバー10から健康分析結果を受信することができる。また、使用者端末20はサーバー10から医療情報を一緒に受信することができる。使用者端末20は受信された健康分析結果及び/または医療情報をディスプレーなどを通じて出力することができる。
【0040】
使用者から健康分析結果に対する追加要請信号が受信されると、使用者端末20はそれによる処理を行うことができる。例えば、使用者端末20は使用者によって選択された医療機関の医療機関情報を出力したり、該当の医療機関に通話、メッセージ送信、メール送信などを試みるか、該当の医療機関に健康分析結果を伝送することができる。
【0041】
多様な実施例において、使用者端末20で実行される多様な動作の全部または一部はサーバー10で実行されることができる。例えば、使用者端末20がある機能やサービスを自動にまたは要請によって実行すべきである場合、使用者端末20は機能またはサービスを自主的に実行させる代りにまたは追加的に、それに関する少なくとも一部機能をサーバー10に要請することができる。サーバー10は要請された機能または追加機能を実行し、その結果を使用者端末20に伝達することができる。使用者端末20は受信された結果をそのまままたは追加処理して要請された機能やサービスを提供することができる。このために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、またはクライアント-サーバーコンピューティング技術が利用されることができる。
【0042】
例えば、使用者端末20は使用者の出生地住所をサーバー10に伝送し、サーバー10は使用者の出生地住所を外部の他のサーバーに伝達して、他のサーバーから出生地住所の緯度及び経度を受信することができる。または、例えば、使用者端末20は外部の他のサーバーに使用者の遺伝子検査記録を要請し、外部の他のサーバーからサーバー10に使用者の遺伝子検査記録が伝送されることができる。
【0043】
本発明の多様な実施例において、健康分析サービス提供システム1は医療機関端末30をさらに含むことができる。医療機関端末30は使用者端末20と同一または異なる種類の装置であってもよい。
【0044】
サーバー10は医療機関端末30から該当の医療機関に関する情報として、例えば、名称、地理的情報、医療チーム情報、診療/診断/治療に係る情報などを受信することができる。サーバー10は医療機関端末30から収集された医療機関情報を使用者端末20に提供することができる。
【0045】
図2は本発明の一実施例によるサーバーの構造を示したブロック図である。
【0046】
図2によれば、本発明の一実施例によるサーバー10は通信回路11、メモリー12及びプロセッサ13を含むことができる。図2は本開示の多様な実施例に係る構成部のみ図示しており、上記した構成部以外に他の構成要素も具備することができることは勿論である。
【0047】
通信回路11は少なくとも一つの外部電子装置(例えば、図1の使用者端末20及び医療機関端末30と通信連結を行うことができる。このために通信回路11は無線通信或は有線通信を通じて図1のネットワーク100に連結されて外部電子装置と通信することができる。
【0048】
無線通信は、例えば、WiFi(wireless fidelity)、WiFiダイレクト、BT(Bluetooth)、NFC(near field communication)、GPS(global positioning system)、セルラー(cellular)通信(例えば、LTE、LTE-A、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、WiBro或はGSMなど)などの少なくとも一つを含むことができる。有線通信は、例えば、USB(universal serial bus)、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、RS-232(recommended standard 232)、POTS(plain old telephone service)などの少なくとも一つを含むことができる。
【0049】
通信回路11は通信部または通信モジュールと指称されるか、通信部または通信モジュールをその一部として含むか、通信部または通信モジュールを構成することができる。
【0050】
メモリー12はサーバー10の少なくとも一つの他の構成要素に係る命令またはデータを保存することができる。
【0051】
本発明の多様な実施例において、メモリー12は図1の使用者端末20に対する端末情報及び/または使用者情報を保存することができる。使用者端末20の端末情報及び/または使用者情報はメモリー12内にデータベース化されることができる。
【0052】
プロセッサ13はサーバー10を全般的に制御することができる。例えば、プロセッサ13は健康分析サービスを利用するための要請信号を伝達した使用者端末20に対して端末情報及び/または使用者情報を獲得してメモリー12に保存して管理することができる。プロセッサ13は使用者情報に基づいて該当の使用者端末20の使用者に対する健康分析を行い、健康分析実行結果及びそれに対応する医療情報を生成して使用者端末20に伝達することができる。
【0053】
また、プロセッサ13は医療機関端末30から受信される医療機関情報をメモリー12に保存して管理することができる。プロセッサ13は任意の使用者に対して健康分析が行われば、健康分析結果に対応する医療機関情報をメモリー12から抽出して該当の使用者の使用者端末20に伝送することができる。
【0054】
図3は本発明の一実施例による使用者端末の構造を示したブロック図である。図3では図1に示した使用者端末20を例に挙げて本発明を説明したが、図3に示された使用者端末20の構造は医療機関端末30にも同様に適用されることができる。
【0055】
図3によれば、使用者端末20は一つ以上のプロセッサ(例えば、AP)21、通信モジュール22、メモリー23、入力装置24、ディスプレー25、オーディオモジュール26を含むことができる。図3は本開示の多様な実施例に関する構成部のみを示しており、上記した構成部以外に他の構成要素も具備することができることは勿論である。
【0056】
プロセッサ21は、例えば、運営体制または応用プログラムを駆動してプロセッサ21に連結された複数のハードウェアまたはソフトウェア構成要素を制御することができ、各種データ処理及び演算を行うことができる。運営体制は、例えば、AndroidTM、iOSTM、WindowsTM、SymbianTM、TizenTM、またはBadaTMを含むことができる。
【0057】
プロセッサ21は、例えば、SoC(system on chip)で具現されることができる。一実施例によれば、プロセッサ21はGPU(graphic processing unit)及び/またはイメージ信号プロセッサをさらに含むことができる。プロセッサ21は他の構成要素(例えば、非揮発性メモリー)の中の少なくとも一つから受信された命令またはデータを揮発性メモリーにロードして処理し、結果データを非揮発性メモリーに保存することができる。
【0058】
通信モジュール22は使用者端末20と外部装置(例えば、サーバー10、医療機関端末30など)との間の通信を設定することができる。例えば、通信モジュール22は無線通信または有線通信を通じてネットワーク100に連結されて外部装置と通信することができる。
【0059】
無線通信は、例えば、LTE、LTE-A(LTE Advance)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(wideband CDMA)、UMTS(universal mobile telecommunications system)、WiBro(Wireless Broadband)、またはGSM(Global System for Mobile Communications)などの中の少なくとも一つを用いるセルラー通信を含むことができる。一実施例によれば、無線通信は、例えば、WiFi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース低電力(BLE)、Zigbee、NFC(near field communication)、MST(Magnetic Secure Transmission)、RF、またはボディエリアネットワーク(BAN)の中の少なくとも一つを含むことができる。一実施例によれば、無線通信はGNSSを含むことができる。GNSSは、例えば、GPS(Global Positioning System)、Glonass(Global Navigation Satellite System)、Beidou Navigation Satellite System(以下、「Beidou」)または Galileo、the European global satellite-based navigation systemであり得る。以下、本文では、「GPS」は「GNSS」と相互互換的に用いられことができる。有線通信は、例えば、USB(universal serial bus)、HDMI(high definition multimedia interface)、RS-232(recommended standard232)、電力線通信、またはPOTS(plain old telephone service)などの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
メモリー23は使用者端末20の少なくとも一つの他の構成要素に係る命令またはデータを保存することができる。また、メモリー23はソフトウェア及び/またはプログラムを保存することができる。プログラムは、例えば、カーネル、ミドルウェア、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、及び/またはアプリケーションプログラム(またはアプリケーション)などを含むことができる。カーネル、ミドルウェア、またはAPIの少なくとも一部は、運営システムと指称されることができる。アプリケーションは、例えば、本発明による健康分析サービスを利用するための健康管理アプリケーションを含むことができる。
【0061】
メモリー23は、例えば、揮発性メモリー(例えば、DRAM、SRAM、またはSDRAMなど)、非揮発性メモリー(例えば、OTPROM(one time programmable ROM)、PROM、EPROM、EEPROM、mask ROM、flash ROM、フラッシュメモリー、ハードドライブ、またはソリッドステートドライブ(SSD)の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0062】
入力装置24は、例えば、タッチパネル、(デジタル)ペンセンサー、キー、または超音波入力装置を含むことができる。タッチパネルは、例えば、静電式、減圧式、赤外線方式、または超音波方式の中の少なくとも一つの方式を用いることができる。また、タッチパネルは制御回路をさらに含むこともできる。タッチパネルはタクタイルレイヤー(tactile layer)をさらに含んで、使用者に触覚反応を提供することができる。(デジタル)ペンセンサーは、例えば、タッチパネルの一部であるか、別途の認識用シートを含むことができる。キーは、例えば、物理的ボタン、光学式キー、またはキーパッドを含むことができる。超音波入力装置はマイクを通じて、入力道具で発生された超音波を感知して、前記感知された超音波に対応するデータを確認することができる。
【0063】
本発明の多様な実施例において、入力装置24は使用者から健康分析サービスを利用するための要請入力を受信することができる。また、入力装置24は健康分析サービスを利用するために要求される使用者情報が入力されることができる。入力装置24は健康分析結果に対する使用者の追加要請として、例えば任意の医療機関に対する選択入力、任意の医療機関への通話、メッセージ送信、メール送信などに関する入力を受信することができる。
【0064】
ディスプレー25は、例えば、液晶ディスプレー(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレー、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレー、または微小電気機械システム(MEMS)ディスプレー、または電子ペーパー(electronic paper)ディスプレーを含むことができる。ディスプレー25は、例えば、使用者に各種コンテンツ(例えば、テキスト、イメージ、ビデオ、アイコン、及び/またはシンボルなど)を表示することができる。ディスプレー25は、タッチスクリーンを含むことができ、例えば、電子ペンまたは使用者の体の一部を利用したタッチ、ジェスチャー、近接、またはホバリング入力を受信することができる。
【0065】
本発明の多様な実施例において、ディスプレー25はサーバー10から受信される健康分析結果を表示することができる。例えば、ディスプレー25は健康分析結果に含まれた疾病の発病時期を特別なグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で表示することができる。また、ディスプレー25はサーバー10から医療情報が受信される場合に、医療情報を表示することができる。例えば、ディスプレー25は医療情報に含まれた少なくとも一つの医療機関情報をリストで表示することができる。
【0066】
オーディオモジュール26は、例えば、音と電気信号を双方向に変換させることができる。オーディオモジュール26は、例えば、スピーカー、レシーバー、イヤホン、またはマイクなどを通じて入力または出力される音響情報を処理することができる。
【0067】
図4は本発明の一実施例によるサーバーの健康分析サービス提供方法を示すフローチャートである。
【0068】
まず、サーバー10は使用者端末20から健康分析サービスを利用するための要請信号を受信することができる(410)。要請信号は、例えば使用者端末20で発生する使用者入力に応答してサーバー10に送信されることができる。
【0069】
サーバー10は要請信号に応答して、使用者端末20の端末情報を保存することができる。一実施例において、端末情報は該当の使用者端末20の識別情報(例えば、装置ID(identification))、ネットワークアドレス情報(例えば、MAC(media access control)アドレス)などを含むことができる。端末情報の保存は本発明で必ず要求されるのではなく、健康分析サービスを利用するために使用者端末20の登録及び認証などが要求されない場合、このような過程は省略されてもよい。
【0070】
一実施例において、受信された要請信号に使用者情報が一緒に含まれた場合、サーバー10は使用者情報を保存することができる。受信された要請信号に使用者情報が含まれない場合、サーバー10は使用者端末20から使用者情報を追加受信することができる(420)。使用者情報はサーバー10の要請に応答して使用者端末20から受信されることができる。使用者端末20から使用者情報が受信されると、サーバー10は受信された使用者情報を使用者端末20の端末情報と連携して保存することができる。一実施例において、使用者情報は該当の使用者端末20の使用者の生年月日時、出生地住所、遺伝子検査記録などを含むことができる。
【0071】
その後、サーバー10は収集された使用者情報に基づいて該当の使用者に対する健康分析を行うことができる(430)。本発明の多様な実施例において、サーバー10は使用者の天賦体質に基づいて健康分析を行うことができる。具体的には、サーバー10は使用者の生年月日時及び出生地の緯度及び経度に基づいて使用者の出生時の黄道十二宮(zodiac)上の太陽系の天体の位置を表す出生チャート(birth chart)(または、天賦体質表、12星座(horoscope))を生成することができる。サーバー10は太陽系の天体の中の黄道十二宮の中心を基準として、特別な角度で配列された行星を検出することができる。サーバー10は検出された行星が配置された黄道十二宮の対応する体の部位を脆弱部位として判断することができる。反対に、サーバー10は他の特別な角度で配列された行星を検出し、検出された行星が配置された黄道十二宮の対応する体の部位を強健部位として判断することができる。サーバー10は判断された脆弱部位に係る発病可能な疾病を判断することができる。
【0072】
本発明の多様な実施例において、サーバー10は発病可能な疾病の発病時期を予測することができる。例えば、サーバー10は天体暦を利用して該当の疾病の判断原因となった天体が、使用者の出生チャートと同じ角度で配列される時期を判断し、該時期を疾病の発病時期として予測することができる。
【0073】
サーバー10の健康分析方法は、以下で図5図8を参照してさらに具体的に説明する。
【0074】
サーバー10は上記のように生成された健康分析結果を該当の使用者端末20に伝送することができる(440)。
【0075】
本発明の追加的な実施例において、サーバー10は少なくとも一つの医療機関端末30から医療機関情報を収集して保存することができる。このような実施例で、サーバー10は健康分析結果に対応する医療機関の医療機関情報を収集することができる。例えば、サーバー10は健康分析結果、発病可能な疾病と判断された疾病を扱う医療機関の医療機関情報を収集することができる。
【0076】
また、サーバー10は健康分析結果、発病可能な疾病と判断された疾病の治療及び/または予防に関する情報を収集することができる。治療及び/または予防情報は、例えば食べ物、献立、運動、医薬品などに関する情報を含むことができる。
【0077】
サーバー10は収集された医療機関情報と治療及び/または予防情報を含んで、医療情報を使用者端末20にさらに伝送することができる。
【0078】
使用者端末20から追加的な要請信号を受信することができる。このような要請信号は健康分析情報に関するものであり得る。例えば、要請信号は健康分析情報を任意の医療機関端末30または外部の他の電子装置などに伝送するための要請を含むことができる。
【0079】
または、このような要請信号は医療情報に関するものであり得る。例えば、要請信号は医療機関情報に含まれた任意の医療機関を選択するか、選択された医療機関に通話、メッセージ送信、電子メール送信などを行うための要請を含むことができる。例えば、要請信号は選択された医療機関に健康分析情報を伝送するための要請を含むことができる。
【0080】
上記のような本発明は、使用者の生年月日時及び出生地住所によって決められる天賦体質に基づいて使用者の健康を分析するので、個人によって個別化された有用な健康分析結果を提供することができる。また、上記のような本発明は、医療機関などに使用者の健康分析結果を提供するか、使用者に発病可能な疾病に対する治療及び/または予防情報を提供することにより、使用者が容易に健康を管理することができるようにする。このような本発明は使用者にとって健康に対する興味を刺激し、遠隔通信を利用した先端医療産業の発展に貢献することができる。
【0081】
図5は本発明の一実施例によるサーバーの健康分析方法を示すフローチャートである。図6~8は本発明の一実施例による健康分析方法を説明するための図面である。
【0082】
本発明の多様な実施例において、図5図8の健康分析方法はサーバー10によって実行されることができる。
【0083】
まず、サーバー10は使用者の生年月日時及び出生地住所の緯度及び経度を獲得することができる(431)。一実施例において、生年月日時及び出生地住所の緯度及び経度は使用者端末20から受信された使用者情報から獲得されることができる。一実施例において、使用者端末20から出生地住所のみが受信される場合、サーバー10は外部の他のサーバーなどで出生地住所に対するの緯度及び経度情報を獲得することができる。
【0084】
次に、サーバー10は使用者の生年月日時及び出生地住所の緯度及び経度に基づいて、使用者の出生チャートを生成することができる(432)。出生チャートは天賦体質表または12星座を意味することができる。これに対して具体的に説明すれば次の通りである。
【0085】
黄道十二宮は地球を中心として太陽が年周運動をする円形の長さ、つまり黄道を12等分した時、各領域に配置される主な星座12個を意味する。ここで、12個の星座は牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座を含む。12個の星座は表1に開示されたように固有の記号で表現されることができる。
【0086】
【表1】
【0087】
地球とともに太陽系を構成する主要行星(以下、行星)、つまり、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星は黄道に沿って移動し、任意の時点で任意の星座が配置された領域に位置することができる。主要行星は表2に開示されたように固有の記号で表現されることができる。
【0088】
【表2】
【0089】
サーバー10は使用者の生年月日時に出生地を基準として黄道十二宮上に配置された行星の位置を判断することができる。黄道十二宮に対する行星の配置を出生チャート、天賦体質表または12星座と言う。このような出生チャートの一実施例が図7に示される。サーバー10は生成された出生チャートに基づいて使用者の天賦体質を分析することができる(433)。
【0090】
12宮のそれぞれは図6図8に示したように、体の各部位に対応することができる。一実施例において、12宮のそれぞれに対応する体の部位は次の表 3のように定義されることができる。
【0091】
【表3】
【0092】
サーバー10は黄道十二宮の中心を基準として既設定された角度で配列された行星を検出することができる。ここで、既設定された角度は、例えば45度、90度、180度の中の少なくとも一つを含むことができる。例えば、図8に示した実施例で、月と土星は黄道十二宮の中心に対して互いに180度で配置されている。また、図8に示した実施例で、冥王星と水性は黄道十二宮の中心に対して互いに90度で配置されている。また、図8に示した実施例で、天王星と木星は黄道十二宮の中心に対して互いに45度で配置されている(直角三角形の鋭角は45度である)。サーバー10はこのような方式で黄道十二宮の中心に対して既設定された角度で配列された行星を検出することができる。
【0093】
サーバー10は検出された行星が配置された12星座に対応する体の部位を脆弱部位として決めることができる。例えば、図8に示した実施例で、サーバー10は月と土星がそれぞれ配置された天秤座及び牡羊座に対応する体の部位(例えば、腎臓、副腎、腰椎(腰)、肌、血管運動神経、頭、大脳半球、頭蓋骨、目、顔、上顎、内頚動脈、血液の中の鉄分)を脆弱部位として決めることができる。
【0094】
一実施例において、サーバー10は黄道十二宮のそれぞれに対して検出された行星の数によって脆弱部位に対する加重値を付与することができる。例えば、任意の星座に対してより多い数の行星が検出された場合、サーバー10は該当の星座に対応する体の部位がより脆弱であると判断することができる。
【0095】
このように、体の特定部位が脆弱であると判断された結果を使用者の天賦体質と言えることができる。
【0096】
一実施例において、サーバー10は体の強健部位を追加的に判断することができる。例えば、サーバー10は黄道十二宮の中心を基準として既設定された他の角度で配列された行星を検出することができる。ここで、既設定された他の角度は、例えば30度、60度、120度の中の少なくとも一つを含むことができる。サーバー10は検出された行星が配置された12星座に対応する体の部位を強健部位として決めることができる。
【0097】
サーバー10は判断された脆弱部位に対応して発病可能な疾病を分析することができる(434)。サーバー10は脆弱部位に決まった体の部位に関して医学的データベースに基づいて関連する疾病を発病可能な疾病と判断することができる。
【0098】
本発明の一実施例において、サーバー10は発病可能な疾病に対して、危険度及び/または正確度を判断することができる。危険度及び/または正確度は使用者の遺伝子検査結果に基づいて行われることができる。しかし、本発明の技術的思想はこれに限定されず、危険度及び/または正確度は使用者情報としてまたは別途に収集される使用者の多様な医療情報に基づいて行われることができる。
【0099】
具体的には、サーバー10は使用者に対して遺伝子検査結果が獲得されたか否かを判断することができる(435)。遺伝子検査結果は使用者情報として使用者端末20から受信されるか、医療機関端末30と連携された外部の他のサーバーなどから獲得されることができる。
【0100】
遺伝子検査結果が獲得されない場合、サーバー10は危険度及び/または正確度を判断しないで次の手続きを行うことができる。遺伝子検査結果が獲得された場合、サーバー10は疾病別危険度及び/または正確度を算出することができる(436)。
【0101】
具体的には、サーバー10は天賦体質に基づいて判断された発病可能な疾病が遺伝子検査結果によって判断された疾病リストに含まれるか否かを判断することができる。天賦体質に基づいて判断された発病可能な疾病が、遺伝子検査結果によって判断された疾病リストに含まれていれば、サーバー10は該当の疾病に対する危険度及び/または正確度を相対的に増加させることができる。反対に、天賦体質に基づいて判断された発病可能な疾病が、遺伝子検査結果によって判断された疾病リストに含まれていない場合、サーバー10は該当の疾病に対する危険度及び/または正確度を相対的に減少させることができる。
【0102】
サーバー10は判断された疾病に対して疾病の発病時期を予測することができる(437)。サーバー10は疾病の判断原因になった行星が、公転周期によって出生チャートと同じ角度で再配置される時期を判断することができる。このために、サーバー10は天体暦を利用することができる。例えば、図8の実施例で、サーバー10は天体暦から月と土星が黄道十二宮の中心に対して互いに180度、90度、45度で配置される時期を判断することができる。そして、サーバー10は月と土星に対応して決められた発病可能な疾病が、天体暦によって判断された時期に発病可能なことと予測することができる。
【0103】
一実施例において、サーバー10は疾病の判断原因になった行星の公転周期による相対的な角度と出生チャートで配置された角度との間の類似度に基づいて、発病可能性(確率)を判断することもできる。このような実施例で、任意の時期に対する発病可能性は「任意の時期の配置された角度/出生チャートの配置された角度×100」であり得る。
【0104】
例えば、図8の実施例において、サーバー10は天体暦から月と土星が黄道十二宮の中心に対して互いに180で配置される時期に係る疾病の発病可能性を100%と判断し、月と土星が黄道十二宮の中心に対して互いに90度で配置される時期に係る疾病の発病可能性を50%と判断することができる。
【0105】
追加的に、本発明の多様な実施例において、サーバー10は上記のような健康分析だけでなく、使用者の特性をさらに判断することができる。使用者の特性は、例えば性格、性向、運命、運勢、疾病の発病原因、人生の目標、人生のロードマップなどを含むことができる。
【0106】
例えば、サーバー10は太陽、月、黄道と赤道の南側交差点であるサウスノード(South node;SN)が配置された星座を判断することができる。サーバー10は判断された星座に対して既設定されたキーワードに基づいて使用者の個性、支配する感情と情緒、内面を外へ表出する方式などを判断することができる。このような情報からサーバー10は疾病の発病原因をさらに判断することができる。
【0107】
また、サーバー10は黄道と赤道の南側交差点であるサウスノード(SN)と北交差点であるノースノード(North node;NN)がどの星座に配置されているか否かを判断することができる。サーバー10は判断された星座に対して既設定されたキーワードに基づいて使用者のカルマ及びそれによる疾病の発病原因を判断することができる。ここで、キーワードは、例えば自由、内向的、責任感、影響力、改革、芸術性などを含むことができる。
【0108】
図9は本発明の一実施例による使用者端末の健康分析サービス提供方法を示すフローチャートである。図10は本発明の一実施例よって使用者端末に出力される健康分析結果画面を示した図面である。
【0109】
図9によれば、まず使用者端末20はサーバー10に本発明による健康分析サービスを利用するための要請信号を伝送することができる(910)。要請信号は、例えば使用者端末20で受信される使用者の入力によって発生することができる。
【0110】
一実施例において、要請信号は、端末情報として該当の使用者端末20の識別情報(例えば、装置ID(identification))、ネットワークアドレス情報(例えば、MAC(media access control)アドレス)などを含むことができる。一実施例において、要請信号は使用者情報として使用者端末20の使用者の生年月日時、出生地住所、遺伝子検査記録などを含むことができる。
【0111】
要請信号に使用者情報が含まれない場合、使用者端末20は追加的に使用者情報をサーバー10に伝送することができる(920)。一実施例において、このような使用者情報の要請は、サーバー10の要請に応答して行われることもできる。多様な実施例において、使用者情報は使用者の生年月日時、出生地住所、出生地住所の緯度及び経度、遺伝子検査結果の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0112】
サーバー10に送信された使用者情報に基づいて健康分析が完了されると、使用者端末20はサーバーから健康分析結果を受信することができる(930)。健康分析結果は、例えば、使用者の天賦体質による体の脆弱部位、発病可能な疾病及び発病可能な疾病の発病時期などを含むことができる。実施例によって、健康分析結果はサーバー10によって追加的に判断される使用者の特性をさらに含むことができる。
【0113】
使用者端末20は受信された健康分析結果を出力することができる(940)。健康分析結果の出力はディスプレー25及び/またはオーディオモジュール26などを通じて行われることができる。一実施例において、体の脆弱部位はサーバー10によって判断された加重値とともに出力されるか、加重値を基準として整列されて出力されることができる。一実施例において、発病可能な疾病はサーバー10によって判断された危険度及び/または正確度とともに出力されるか、危険度及び/または正確度を基準として整列されて出力されることができる。
【0114】
一実施例において、健康分析結果に含まれる疾病の発生時期は、図10に示したように、時間に対する発病可能性を表すグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で出力されることができる。図10に示したグラフの発病可能性は、上記で説明したように、疾病の判断原因になった行星の公転周期による相対的な角度と出生チャートで配置された角度との間の類似度で出力されることができる。
【0115】
一実施例において、サーバー10から医療情報が受信される場合、使用者端末20は健康分析結果とともに及び/または使用者の要請によって医療情報を出力することができる。医療情報は、例えば、健康分析結果による発病可能な疾病に関し、該当の疾病を扱う医療機関に関する情報(例えば、後述する医療機関端末30から収集される情報)、該当の疾病の治療及び/または予防に関する情報(例えば、食べ物、献立、運動、医薬品などに関する情報)などを含むことができる。
【0116】
本発明の多様な実施例において、使用者端末20は出力された健康分析結果及び/または医療情報に対する使用者の追加入力を受信することができる。追加入力は、例えば、医療機関情報の中のある一医療機関に対する選択、選択された医療機関に対する通話、メッセージ送信、メール送信などのための要請を含むことができる。このような実施例において、使用者端末20は追加入力に対応する処理動作を行うことができる。
【0117】
図11は本発明の一実施例による健康分析サービス提供方法を表す流れ図である。
【0118】
図11によれば、本発明の一実施例において、使用者端末20は使用者から健康分析サービスを利用するための使用者入力を受信することができる(1101)。使用者端末20は使用者入力に応答して、サーバー10に健康分析サービスを利用するための要請信号を伝送することができる(1102)。一実施例において、要請信号が使用者情報を含まない場合、使用者端末20はサーバー10に使用者情報をさらに伝送することができる(1103)。このような使用者情報の送信は、サーバー10から別途の要請が受信される場合に行われることができる。例えば、使用者端末20はサーバー10から使用者情報の要請が受信されると、使用者情報入力窓を出力し、使用者から使用者情報が入力されて、これをサーバー10に伝送することができる。
【0119】
使用者情報が収集されると、サーバー10は健康分析を行うことができる(1104)。本発明による健康分析は図5を参照して説明した天賦体質に基づいて使用者個人化して行われることができる
【0120】
健康分析が完了されると、サーバー10は使用者端末20に健康分析結果を伝送することができる(1105)。一実施例において、サーバー10は健康分析結果とともに医療情報を使用者端末20に伝送することができる。
【0121】
使用者端末20はサーバー10から受信された健康分析結果をグラフ、図形、数字の中の少なくとも一つを含む形態で出力することができる。サーバー10から医療情報が受信される場合に、使用者端末20は健康分析結果とともにまたは使用者要請によって医療情報をさらに出力することができる。
【0122】
図12は本発明の他の実施例による健康分析サービス提供方法を表す流れ図である。
【0123】
図12によれば、本発明の他の実施例において、サーバー10は少なくとも一つの医療機関端末30から医療機関情報を受信することができる(1201)。サーバー10は医療機関情報を保存して管理することができる(1202)。
【0124】
その後、図11に示したのと同様に、使用者端末20から使用者情報が受信されると、サーバー10は使用者情報に基づいて健康分析結果を使用者端末20に伝送することができる(1203~1207)。この時、サーバー10は健康分析結果に対応して医療情報を使用者端末20にさらに伝送することができる(1208)。医療情報は、医療機関端末30から収集された医療機関情報を含むことができる。
【0125】
その後、医療情報に対応する使用者入力が受信されると(1209)、使用者端末20はサーバー10に使用者入力に対応する要請信号を伝送することができる(1210)。ここで、要請信号はサーバー10に健康分析結果を特定医療機関端末30に伝送することを要請するためのものであり得る。このような実施例で、サーバー10は該当の使用者に対する健康分析結果を対応する医療機関端末30に伝送することができる(1211)。
【0126】
または、使用者入力は任意の医療機関に対する通話、メッセージ送信、メール送信などのためのものであり得る。このような実施例で、使用者端末20は該当の医療機関の医療機関情報に基づいて、医療機関端末30に直接通話を試みるか、文字及び/またはメールなどを伝送することができる(1212)。
【0127】
本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であり得る。そして、本明細書と図面に開示された実施例は本発明の内容を容易に説明し、理解に役立つように特定例を提示しただけであり、本発明の範囲を限定しようとするのではない。従って、本発明の範囲はここで開示された実施例の以外にも本発明の技術的思想に基づいて導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることに解釈されるべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】