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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-24
(54)【発明の名称】電池モジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/204 20210101AFI20220517BHJP
   H01M 10/6556 20140101ALI20220517BHJP
   H01M 10/6561 20140101ALI20220517BHJP
   H01M 10/6567 20140101ALI20220517BHJP
   H01M 50/367 20210101ALI20220517BHJP
   H01M 50/503 20210101ALI20220517BHJP
   H01M 50/51 20210101ALI20220517BHJP
【FI】
H01M50/204 401E
H01M10/6556
H01M10/6561
H01M10/6567
H01M50/367
H01M50/503
H01M50/51
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021556455
(86)(22)【出願日】2020-01-21
(85)【翻訳文提出日】2021-09-17
(86)【国際出願番号】 AT2020060014
(87)【国際公開番号】W WO2020191419
(87)【国際公開日】2020-10-01
(31)【優先権主張番号】A50259/2019
(32)【優先日】2019-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】318017545
【氏名又は名称】ライファイゼンランデスバンク・オーバーエスターライヒ・アクチエンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 大成
(72)【発明者】
【氏名】カストラー・ヘルムート
(72)【発明者】
【氏名】クライゼル・フィリップ
【テーマコード(参考)】
5H012
5H031
5H040
5H043
【Fターム(参考)】
5H012CC10
5H031AA09
5H031KK08
5H040AA28
5H040AA37
5H040AY05
5H040DD03
5H040NN01
5H043AA04
5H043FA04
5H043JA01F
(57)【要約】
接合軸(2)に対して平行に配置された個々の電池セル(4)を収容するための基体(1)を備え、この基体が、接合軸(2)に対して横に延在する、直接的に電池セル(4)のセル外周に給送される調温流体用の流路(6)を構成する電池モジュールを説明する。ピーク負荷時の個々の電池セルへの熱的損傷の危険を低減するだけでなく、熱暴走の障害時の連鎖反応の拡大も回避するため、電池セル(4)ごとに、電池セル(4)を周囲側から遊びをもって空隙(10)を形成しつつ包囲するそれぞれ1つの破裂防止スリーブ(7,8)が、接合軸(2)の方向で流路(6)の前後に支承され、流路(6)が、電池セル(4)の28~60%の高さにわたって延在し、各破裂防止スリーブ(7,8)が、電池セル(4)の20~36%の高さにわたって延在すること、を提案する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接合軸(2)に対して平行に配置された個々の電池セル(4)を収容するための基体(1)を備え、この基体が、接合軸(2)に対して横に延在する、直接的に電池セル(4)のセル外周に給送される調温流体用の流路(6)を構成する電池モジュールにおいて、
電池セル(4)ごとに、電池セル(4)を周囲側から遊びをもって空隙(10)を形成しつつ包囲するそれぞれ1つの破裂防止スリーブ(7,8)が、接合軸(2)の方向で流路(6)の前後に支承され、流路(6)が、電池セル(4)の28~60%の高さにわたって延在し、各破裂防止スリーブ(7,8)が、電池セル(4)の20~36%の高さにわたって延在すること、を特徴とする電池モジュール。
【請求項2】
一群の破裂防止スリーブ(7,8)が、基体(1)とは別個の破裂防止装置(12)を構成すること、を特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
破裂防止スリーブ(7,8)内に、破裂防止スリーブ(7,8)内で電池セル(4)の位置調整をするための2つの調心ノーズ(11)が設けられていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
基体(1)と、接合軸(2)に対して基体(1)の一方の側に位置する破裂防止スリーブ(7,8)との間に、電池セル(4)を並列接続するための導電性の並列プレート(13)が設けられていること、を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電池モジュール。
【請求項5】
並列プレート(13)が、少なくとも1つの破裂防止スリーブ(7,8)の空隙(10)内に突出する、破裂防止スリーブ(7,8)によって包囲された電池セル(4)を摩擦係合式に接触させるための接点舌部(14)を備えること、を特徴とする請求項4に記載の電池モジュール。
【請求項6】
個々の電池セル(4)を電気的に接触させるための極アタッチメント(15)が設けられ、これら極アタッチメントが、それぞれ、電池セル極(9)の領域に接続する、電池セル(4)から流出する高温ガスを導出するための高温ガス通路(17)を備えること、を特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の電池モジュール。
【請求項7】
個々の極アタッチメント(15)が、共通の導出通路(18)を構成し、この導出通路に、高温ガス通路(17)が、電池セル極(9)に対向するその終端部分でもって接続すること、を特徴とする請求項6に記載の電池モジュール。
【請求項8】
極アタッチメント(15)が、それぞれ、直列に接触させるべき2つの電池セル(19)を収容するための2つの凹部を備えること、を特徴とする請求項6又は7に記載の電池モジュール。
【請求項9】
破裂防止スリーブ(7,8)が、極アタッチメントを収容するための凹部(19)を備えていること、を特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の電池モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接合軸に対して平行に配置された個々の電池セルを収容するための基体を備え、この基体が、接合軸に対して横に延在する、直接的に電池セルのセル外周に給送される調温流体用の流路を構成する電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術から、直接的に個々の電池セルに調温流体が給送される電池モジュールが知られている(国際公開第2017067923号パンフレット)。但し、個々の電池セルに損傷が生じた場合、特に熱暴走が生じた場合、これら電池セルが、その外周に沿って破裂するとの問題がある。この場合、調温流体による直接的な給送及び流体流路内で電池セルが直接的に隣接することに基づいて、連鎖反応のリスクが更に増幅される。
【0003】
直接的に給送されない電池セルにおける連鎖反応を回避するため、ここのセルを耐圧性のスリーブによって取り巻き、これにより、セル極の領域での破裂を強制することが既に提案されている(中国特許第108574073号明細書)。但し、これの欠点は、スリーブによって電池セルの緩慢な温度制御が得られ、これにより、電池モジュール内の短期の負荷ピーク又は熱的アンバランスに全く又は遅延してしか反応することができず、これが、目前の作業に対する電池セルの損傷のリスクを高めることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2017067923号パンフレット
【特許文献2】中国特許第108574073号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、冒頭で説明した種類の電池モジュールから出発して、本発明の課題は、ピーク負荷時の個々の電池セルへの熱的損傷の危険を低減するだけでなく、熱暴走の障害時の連鎖反応の拡大も回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電池セルごとに、電池セルを周囲側から遊びをもって包囲するそれぞれ1つの破裂防止スリーブが、接合軸の方向で流路の前後に支承され、流路が、電池セルの28~60%の高さにわたって延在し、各破裂防止スリーブが、電池セルの20~36%の高さにわたって延在することによって、提起した課題を解決する。驚くべきことに、セル外周の領域でのシリンダ状の電池セルの破裂は、スリーブがセル外周高さ全体にわたって延在する場合だけでなく、電池セルの高さの20~36%の2つの極側の部分が破裂防止スリーブによって包囲される場合でも、そのために設けられた極側の弁を介したガス放出のために、防止できることがわかった。特に好ましい実施形態では、破裂防止スリーブは、それぞれ、電池セルの高さの28~30%の部分を包囲することができる。この場合、破裂防止スリーブが直接的にセル極に接続することは、必要ない。この措置により、調温流体の流路のために利用可能な領域は、電池セルの28~60%、好ましくは40~44%の高さに低減されるが、調温流体(これは、例えば空気又は液体であり得る)の間の縮小された直接的接触面は、より高い容積流によって補償することができる。更に、動的制御挙動が改善されるが、それは、貫流すべき全容積が低減されるからである。電池セルの製造交差を考慮するだけでなく、故障の場合でも、機械的冗長性を、従って流路のシール作用の破壊を回避するため、本発明によれば、破裂防止スリーブが、遊びをもって、即ち、破裂防止スリーブと包囲される電池セルの外周との間に空隙が残っているように、電池セルを包囲することが提案される。この空隙の領域内での電池セルの可能な膨張は、熱暴走時の機械的挙動に有利であるが、それは、電池セルの問題のない膨張が可能なままであり、破裂防止スリーブへの、更には電池モジュール全体への損傷を未だ生じさせないからである。
【0007】
本発明による装置の製造を容易化し、流路のシール作用を改善するため、一群の破裂防止スリーブが、基体とは別個の破裂防止装置を構成すること、が提案される。この場合、破裂防止スリーブは、支持構造を介して破裂防止装置を構成するように結合することができるか、破裂防止装置は、例えば、個々の破裂防止スリーブを形成する貫通孔の形態で形成することができる。これらの措置は、個々の電池セルを最初に基体に挿入することができ、流路のシール作用が、機械的過負荷によっても、破裂防止スリーブによるシールの損傷によっても妨害されないとの利点を有する。以下のステップで初めて、破裂防止スリーブは、基体とは別個の破裂防止装置として基体から突出する電池セルの終端部分上に装着することができる。
【0008】
本発明により設けられる破裂防止スリーブと電池セルの間の空隙が、均等に形成され、基体とは別個の破裂防止装置の場合には基体と破裂防止装置の互いの相対位置を設定することができるように、破裂防止スリーブ内に、破裂防止スリーブ内で電池セルの位置調整をするための2つの、好ましくは3つの調心ノーズを設けることができる。そのような調心ノーズは、更に、電池モジュールもしくは個々の電池セルへの機械的負荷を、電池セルに当接する基体のシールを介してではなく、機械的により安定した調心ノーズを介して吸収することができるとの利点を提供する。これは、特に、破裂防止スリーブが基体と一体的に形成されているか、破裂防止装置及び基体がその互いの相対位置に固定されている場合がそうである。
【0009】
個々の電池セルのその極接触に依存しない省スペースの並列接続は、基体と、接合軸に対して基体の一方の側に位置する破裂防止スリーブとの間に、電池セルを並列接続するための導電性の並列プレートが設けられている場合に、簡単に可能にすることができる。このような並列プレート(電池セルの接合軸に沿ったその正確な位置決めが、本発明の実施形態に応じて異なり得る)は、個々の電池セルを並列接続するための電気接点を形成するだけでなく、更に、機械的に安定化させる課題も満足する。それにもかかわらず、破裂防止スリーブ内の空隙により、個々の電池セルは、その極の領域内で、接合軸に対して横に限定的な範囲内で自由に可動のままであるので、複数の電池モジュールの接触及び機械的結合を容易化することができる。
【0010】
個々の電池セルの電気的接触は異なる形式で行なうことができるが、特に有利な条件は、並列プレートが、少なくとも1つの破裂防止スリーブの空隙内に突出する、破裂防止スリーブによって包囲された電池セルを摩擦係合式に接触させるための接点舌部を備える場合に得られる。この場合、空隙内に突出する弾性的に形成された接点舌部は、接触力を改善し、これにより電気的接触を改善しつつ破裂防止スリーブに支持されるだけでなく、同時に破裂防止スリーブ内での電池セルの位置調整も可能にするので、少なくとも並列プレートの側で、破裂防止スリーブ内の調心ノーズを省略することができる。
【0011】
電池セルの機械的に柔軟な接触(この接触は、脱ガスによる個々の電池セルの故障の拡大を同時に防止する)は、個々の電池セルを電気的に接触させるための極アタッチメントが設けられ、これら極アタッチメントが、それぞれ、電池セル極の領域に接続する、電池セルから流出する高温ガスを導出するための高温ガス通路を備えること、によって得られる。破裂防止スリーブと極アタッチメントの本発明による相互作用により、熱暴走又は同様の効果が生じた場合に生じる高温ガスは、極側で、即ち、このために設けられた脱ガス弁の領域で、損傷を受けた電池セルから排出され、これにより、周囲の電池セルは、セル外周の領域内に損傷を受けることはない。即ち、流路内への高温ガスの流入は、流路と破裂防止スリーブの間のシール作用によって防止されるだけでなく、脱ガス前に外周側で膨張する電池セルが、周囲の破裂防止スリーブに対する空隙を埋め、これによりシールすることによっても防止される。ガスを放出する電池セルの極に対向する隣の電池セルへの給送を防止するため、高温ガス通路は、約90°の分だけ曲げて形成することができ、これにより、高温ガスは、横方向に、即ち電池セルの接合方向に対して横に転向されて導出される。
【0012】
損傷を受けた電池セルからの大量の高温ガスの導出以外に、電池モジュールからのこの高温ガス量の排出も安全にとって重要であり、特に、圧力ピークは、電池モジュールの構造的損傷を生じさせることがある。従って、個々の極アタッチメントが、共通の導出通路を構成し、この導出通路に、高温ガス通路が、電池セル極に対向するその終端部分でもって接続すること、が提案される。これら措置により、全ての極アタッチメントにわたって延在する、比較的大きい横断面を備えた導出通路が、局所的な圧力ピークの発生を防止でき、導出通路に接続するより小さい横断面の個々の高温ガス通路は、損傷を受けてない電池セルへの給送のこの危険を低減する。この危険を更に低減するため、個々の高温ガス通路は、耐火手段によって導出通路に対してシールすることができるが、この耐火手段は、故障時にガスを放出する電池セルの場合にのみ圧力に起因して破損させられる。
【0013】
電池モジュール内での電池セルの支承は、電池セルの製造交差及び形成に基づいてある程度の変化の支配下にあるが、これら変化は、遊びを備えた電池セルのエンクロージャによって補償される。しかしながら、これは、極接触時に、直列に接続された電池セルの機械的に柔軟な結合を必要とする。これは、極アタッチメントが、それぞれ、直列に接触させるべき2つの電池セルを収容するための2つの凹部を備えること、によって実現することができる。この場合、電池モジュール及びスタックに対して相対的な電池セルの相対運動が生じる場合でも、一定の電気的な接続が保証を維持されるが、それは、破裂防止スリーブの空隙内で電池セルが傾いている場合でも、極アタッチメントによって接触が維持されたままだからである。
【0014】
極アタッチメントと破裂防止スリーブの組立ては、破裂防止スリーブが、極アタッチメントを収容するための凹部を形成する場合に、確実に実施することができる。これにより、電池モジュールの機械的な安定性が向上させられるだけでなく、直列に接続される2つの電池セルの間の電気的接続の解離(相対運動に惹起される)も予防される。
【0015】
図面には、本発明の対象が、例えば図示されている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明による電池モジュールの斜視図
図2】良好な説明のために1つの電池セルが取り外された、図1の線II-IIに沿った断面の拡大図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明による電池モジュールは、基体1を有し、この基体は、それぞれ1つの接合軸2に対して対向する貫通穴3を備え、これら貫通穴は、接合軸2に対して平行に配置された個々の電池セル4によって貫通される。基体1は、貫通穴3の領域でOリング5を介して電池セル4に対してシールされているので、閉じた流路6が形成され、この流路内で、電池セル4のセル外周には、直接的に、即ち調温流体を直に給送することができる。
【0018】
接合軸2に対して、基体1(その流路6が電池セル4の高さの28~60%の高さにわたって、好ましくは図2に図示したように電池セル4の高さの40~44%の高さにわたって延在する)には、両側に破裂防止スリーブ7,8が接続する。これら破裂防止スリーブ7,8は、電池セル4の高さの20~36%の高さにわたって、好ましくは電池セル4の高さの28~30%の高さにわたって延在する。これは必ずしも必要ではないが、破裂防止スリーブ7は、接合軸2に対して基体1からセル極9にまで延在する。破裂防止スリーブ7,8と電池セル4の間には、通常の作動状態で、それぞれ1つの空隙10が形成され、この空隙が、通常の作動中での電池セル4の少しの膨張を可能にする。
【0019】
この空隙10があるにもかかわらず電池セル4を破裂防止スリーブ7,8に対して所定の位置に位置調整できるように、破裂防止スリーブ7,8ごとに、2つの、好ましくは3つの調心ノーズ11を設けることができる。
【0020】
特に有利な構成条件は、少なくとも一群の破裂防止スリーブ7,8が、基体1に対して別個の部品として形成された共通の破裂防止装置12を構成する場合に得られる。
【0021】
図示した実施形態において電池セルの特に省スペースの並列接触を行なうことができるように、基体1と破裂防止装置12の少なくとも一方との間に設けられた並列プレート13を設けることができる。並列プレート13と電池セル4を電気的に接触させ、破裂防止スリーブ8内で電池セル4を調心するため、並列プレート13は、摩擦係合式に接触させるための接点舌部14を備えることができる。これにより、前で説明したような破裂防止スリーブ8における調心ノーズ11は省略することができる。
【0022】
本発明による形成により得られる電池セル4の支承は、接合軸2に対して横に限定的に自由なセル極9の可動性を可能にする。直列に接続された複数の電池モジュールの範囲内でのこの利点を利用することができるように、直列に接触させるべき2つの電池セル4を収容するための2つの凹部16をそれぞれ備える極アタッチメント15が提案される。
【0023】
これら極アタッチメント15は、セル極9の領域に位置するガス放出弁から流出する高温ガスを導出するために、特に好ましい実施形態では共通の導出通路18に接続する高温ガス通路17を備えることができる。
【0024】
破裂防止スリーブ7,8に対する極アタッチメント15の予備位置調整を行なうことができるように、破裂防止スリーブ7,8は、極アタッチメント15を収容するための凹部19を備えることができる。
図1
図2
【国際調査報告】