(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-25
(54)【発明の名称】表示パネル支持フレーム
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20220518BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20220518BHJP
【FI】
G06F1/16 313A
G06F1/16 312G
H05K5/02 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021510742
(86)(22)【出願日】2018-08-29
(85)【翻訳文提出日】2021-03-09
(86)【国際出願番号】 CN2018102920
(87)【国際公開番号】W WO2020042001
(87)【国際公開日】2020-03-05
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519432325
【氏名又は名称】創栄時尚科技(深セン)有限公司
【氏名又は名称原語表記】CYK STUDIO LIMITED
【住所又は居所原語表記】4th Floor, Building J, Jinchangda Industrial Zone, Shangwei,Zhangkeng Path, Guanlan Street, Longhua New District, Shenzhen, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】張 栄光
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AB42
4E360AC24
4E360BA01
4E360EA22
4E360EC15
4E360ED04
4E360ED16
4E360ED17
4E360ED23
4E360ED30
4E360GA12
4E360GA46
4E360GB26
4E360GB46
4E360GC08
4E360GC14
(57)【要約】
本考案の表示パネル支持フレームは、表示パネルに接続される本体と、支持フレーム(31)と、本体内に移動可能に取り付けられかつ本体に相対してスイングするドローバー(21)とを含み、本体内にはレール溝(117)が形成され、レール溝(117)内にはレール溝(117)に沿って近づく方向または離れる方向に移動する2つの移動部(113)が取り付けられる。支持フレーム(31)は2つの軸(311)を具備し、2つの軸がそれぞれレール溝(117)の両端の内部まで延伸することにより内部端部が形成される。移動部(113)は外側端部を具備し、移動部(113)の外側端部と軸(311)の内部端部には結合構造が形成される。ドローバー(21)の内部端部は2つの移動部(113)の間まで延伸し、ドローバー(21)の内部端部と各移動部(113)との間にはリンケージ構造が設けられ、ドローバー(21)をスイングすることにより、リンケージ構造は2つの移動部(113)を駆動して、近づく方向または離れる方向に移動する。移動部(113)の外側端部が軸(311)の内部端部に当接するとき、結合構造は移動部(113)を軸(311)に固定させ、移動部(113)の外側端部が軸(311)の内部端部から離れるとき、本体は支持フレームに相対してスイングする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネル支持フレームであって、表示パネルに接続される本体と、支持フレームと、前記本体内に移動可能に取り付けられかつ前記本体に相対してスイングするドローバーとを含み、前記本体内にはレール溝が形成され、前記レール溝内には2つの移動部が間隔を置いて取り付けられ、2つの移動部は前記レール溝に沿って近づく方向または離れる方向に移動し、
前記支持フレームは対向するように配置された2つの軸を具備し、2つの前記軸は移動可能に前記本体内に挿入され、かつ2つの前記軸がそれぞれ前記レール溝の両端の内部まで延伸することにより内部端部が形成され、
前記移動部は前記軸の内部端部に向かって設けられた外側端部を具備し、前記移動部の外側端部と前記軸の内部端部には結合構造が形成され、
前記ドローバーの内部端部は前記レール溝内まで延伸しかつ2つの前記移動部の間に配置され、前記ドローバーの外側端部は本体の外部まで延伸し、
前記ドローバーの内部端部と各前記移動部との間にはリンケージ構造が設けられ、前記ドローバーをスイングすることにより、前記リンケージ構造は2つの前記移動部が近づく方向または離れる方向に移動するように駆動し、
前記移動部の外側端部が前記軸の内部端部に当接するとき、前記結合構造は前記移動部を前記軸に固定させ、前記移動部の外側端部が前記軸の内部端部から離れるとき、前記本体は前記支持フレームに相対してスイングすることを特徴とする表示パネル支持フレーム。
【請求項10】
前記ケースの収納部は開口が形成されている開口端部を具備し、前記ケースの開口端部には表示パネルを接続させるカバーが取り付けられることを特徴とする請求項9に記載の表示パネル支持フレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、支持フレームの技術分野に属し、特に、表示パネル支持フレームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
日常生活において、表示パネルはさまざまな分野、例えば、携帯電話、タブレット等に幅広く用いられている。ユーザーがパネルを閲覧或いはパネルを操作することを便利にさせるため、通常、表示パネル支持フレームで表示パネルを固定している。
【0003】
従来の表示パネル支持フレームは、本体と支持フレームを含む。その表示パネル支持フレームを使用するとき、表示パネルは本体上に接続され、本体は移動可能に支持フレーム上に接続され、かつ本体は支持フレームに相対してスイングすることができる。したがって、ユーザーは本体が支持フレームに相対してスイングするように調節することにより、表示パネルの適切な視野角を獲得することができる。
【0004】
しかしながら、従来の表示パネル支持フレームでは、本体が支持フレームに相対してスイングする構造は複雑であり、かつ本体をスイングさせる操作も複雑である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本考案の目的は、下記表示パネル支持フレームを提供することにより、従来の表示パネル支持フレームの欠点、すなわち、本体が支持フレームに相対してスイングする構造が複雑であり、かつ本体をスイングさせる操作も複雑であるという欠点を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本考案の技術的解決策は以下のとおりである。本考案の表示パネル支持フレームは、表示パネルに接続される本体と、支持フレームと、前記本体内に移動可能に取り付けられかつ前記本体に相対してスイングするドローバーとを含み、前記本体内にはレール溝が形成され、前記レール溝内には2つの移動部が間隔を置いて取り付けられ、2つの移動部は前記レール溝に沿って近づく方向または離れる方向に移動する。前記支持フレームは対向するように配置された2つの軸を具備し、2つの前記軸は移動可能に前記本体内に挿入され、かつ2つの前記軸がそれぞれ前記レール溝の両端の内部まで延伸することにより内部端部が形成される。前記移動部は前記軸の内部端部に向かって設けられた外側端部を具備し、前記移動部の外側端部と前記軸の内部端部には結合構造が形成される。前記ドローバーの内部端部は、前記レール溝内まで延伸しかつ2つの前記移動部の間に配置され、前記ドローバーの外側端部は、本体の外部まで延伸する。前記ドローバーの内部端部と各前記移動部との間にはリンケージ構造が設けられ、前記ドローバーをスイングすることにより、前記リンケージ構造は2つの前記移動部を駆動して、近づく方向または離れる方向に移動する。前記移動部の外側端部が前記軸の内部端部に当接するとき、前記結合構造は前記移動部を前記軸に固定させ、前記移動部の外側端部が前記軸の内部端部から離れるとき、前記本体は前記支持フレームに相対してスイングする。
【0007】
さらに、前記リンケージ構造は接続棒を含み、前記接続棒の一端は前記ドローバーの内部端部に接続され、前記接続棒の他端は前記移動部に接続され、前記ドローバーをスイングすることにより、2つの前記接続棒は2つの前記移動部を駆動して、近づく方向または離れる方向に移動する。
【0008】
さらに、前記移動部はその移動部の外側端部の反対側に設けられた裏側端部を具備し、前記接続棒の一端は前記ドローバーの内部端部の側面に接続され、前記接続棒の他端は前記移動部の裏側端部に接続される。
【0009】
さらに、前記本体は表示パネルを接続するために用いられる接続面を具備し、前記本体内には前記ドローバーを駆動して前記接続面から離れる方向にスイングするスプリングが取り付けられる。
【0010】
さらに、前記結合構造は、前記移動部の外側端部に設けられた第一噛み合い歯車と前記軸の内部端部に設けられた第二噛み合い歯車を含み、前記移動部の外側端部と前記軸の内部端部が当接するとき、前記第一噛み合い歯車と前記第二噛み合い歯車は結合される。
【0011】
さらに、前記ドローバーの内部端部から外側端部に延伸する方向に沿って、前記ドローバーは円弧状に湾曲した形状に形成されている。
【0012】
さらに、前記本体には前記ドローバーを挿入する挿入部が形成され、前記挿入部が前記本体の側面端部を貫通することにより側面端部には開口が形成され、前記挿入部の側面端部の開口は前記本体から離れる方向に拡張形状に形成されている。
【0013】
さらに、前記支持フレームの2つの前記軸は移動可能に前記本体の両側の端面に挿入される。
【0014】
さらに、前記本体はケースを含み、前記ケース内には収納部が形成され、前記レール溝は前記収納部内に形成され、前記ケースの両側の端部には軸孔が形成され、前記軸孔は前記レール溝の側部端面まで延伸し、前記軸は移動可能に前記軸孔に挿入されかつ前記レール溝の側部端面まで挿入される。
【0015】
さらに、前記ケースの収納部は開口が形成されている開口端部を具備し、前記ケースの開口端部には表示パネルを接続させるカバーが取り付けられる。
【発明の効果】
【0016】
従来技術と比較して、本考案に係る表示パネル支持フレームは下記の効果を有する。本考案を使用するとき、表示パネルを本体に接続させる。表示パネルの角度を調節する必要がある場合、ユーザーはドローバーをスイングさせると、リンケージ構造は2つの移動部が互いに近づく方向に移動するように駆動し、移動部の外側端部は軸の内部端部から離れる。それにより本体は支持フレームに相対してスイングすることができる。表示パネルの角度を所定の角度に調節した後、ドローバーを元の位置に移動させると、リンケージ構造は2つの移動部が互いに離れる方向に移動するように駆動し、それにより移動部の外側端部は軸の内部端部に当接する。その場合、本体を支持フレームに移動不可能に固定するとともにステージに固定することができる。このように、ドローバーをスイングさせるだけで、本体を支持フレームに相対してスイングするか或いは本体が支持フレームに固定することができるので、本考案は、構造が簡単であり、操作の利便性も非常に良好であるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本考案の実施例に係る表示パネル支持フレームに表示パネルが搭載されていることを示す斜視図である。
【0018】
【
図2】本考案の実施例に係る表示パネル支持フレームの正面を示す斜視図である。
【0019】
【
図3】本考案の実施例に係る表示パネル支持フレームの上部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本考案の目的、技術的解決策および考案の効果をより詳細に理解させるため、以下、図面と実施例により本考案をより詳細に説明する。なお、本明細書において説明する具体的な実施例は本考案を説明するためのものであるが、本考案を限定するものでない。
【0021】
本考案の実施例の図面において、同一または類似する図面の符号で同一または類似する部品を示す。なお、本考案の実施例において、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向または位置を示す用語は、図面上の方向または位置を示すものであり、かつ本考案の技術的解決策を簡単に説明するためのものであるが、本考案の装置または部品がその方向に取り付けられるか或いはその方向に構成されるか或いはその方向に操作することを限定するものでない。すなわち、図面の方向または位置を示す用語は、本考案の例示にしか過ぎないものであり、本考案の技術的解決策を限定するものではないので、この技術分野の技術者は具体的な状況により前記用語の意味を特定の状況に応じて理解することができる。
【0022】
以下、本考案の具体的な実施例により本考案の技術的解決策を詳細に説明する。
【0023】
図1~
図3を参照すると、それらの図面には本考案の好適な実施例が示されている。
【0024】
本考案の実施例に係る表示パネル支持フレーム31は、表示パネル111に接続される本体、支持フレーム31およびドローバー(drawbar)21を含み、ドローバー21は移動可能に本体内に取り付けられかつ本体に相対してスイングすることができる。本体内にはレール溝117が形成され、レール溝117内には2つの移動部113が取り付けられ、2つの移動部113は間隔を置いて取り付けられかつレール溝117に沿って離れる方向または近づく方向に移動することができる。支持フレーム31は対向するように配置された2つの軸311を具備し、2つの軸311は移動可能に本体内に挿入され、かつ2つの軸311がそれぞれレール溝117の両端の内部まで延伸することにより内部端部が形成される。移動部113は軸311の内部端部に向かって設けられた外側端部を具備し、移動部113の外側端部と軸311の内部端部には結合構造が形成され、移動部113の外側端部が軸311の内部端部に当接するとき、結合構造は移動部113を軸311に固定させる。ドローバー21の内部端部はレール溝117内まで延伸しかつ2つの移動部113の間に配置され、ドローバー21の外側端部は本体の外部まで延伸する。
【0025】
ドローバー21の内部端部と各移動部113との間にはリンケージ構造(Linkage Mechanism)が設けられ、ドローバー21をスイングすることにより、リンケージ構造は2つの移動部113を駆動して、近づく方向または離れる方向に移動する。移動部113の外側端部が軸311の内部端部に当接するとき、結合構造は移動部113を軸311に固定させ、移動部113の外側端部が軸311の内部端部から離れるとき、本体は支持フレーム31に相対してスイングすることができる。
【0026】
本考案を使用するとき、表示パネル111を本体に接続させる。表示パネル111の角度を調節する必要がある場合、ユーザーはドローバー21をスイングさせると、リンケージ構造は2つの移動部113が互いに近づく方向に移動するように駆動し、移動部113の外側端部は軸311の内部端部から離れる。それにより本体は支持フレーム31に相対してスイングすることができる。表示パネル111の角度を所定の角度に調節した後、ドローバー21を元の位置に移動させると、リンケージ構造は2つの移動部113が互いに離れる方向に移動するように駆動し、それにより移動部113の外側端部は軸311の内部端部に当接する。その場合、本体を支持フレーム31に移動不可能に固定するとともにステージに固定することができる。それによりドローバー21のみをスイングさせることにより本体を支持フレーム31に相対してスイングするか或いは本体が支持フレーム31に固定することを制御することができるので、本考案は、構造が簡単であり、操作の利便性も非常に良好であるという利点を有している。
【0027】
リンケージ構造は接続棒114を含み、接続棒114の一端はドローバー21の内部端部に接続され、接続棒114の他端は移動部113に接続される。したがって、ユーザーがドローバー21をスイングさせると、ドローバー21は接続棒114が移動するように駆動し、2つの接続棒114は2つの移動部113を駆動して、近づく方向または離れる方向に移動する。
【0028】
移動部113は裏側端部を具備し、前記裏側端部は移動部113の外側端部の反対側に設けられ、接続棒114の一端はドローバー21の内部端部の側面に接続され、接続棒114の他端は移動部113の裏側端部に接続される。
【0029】
本体は接続面を具備し、接続面は表示パネル11を接続するために用いられる。本体内にはスプリングが取り付けられ、スプリングの圧縮または伸長方向に沿って、スプリングの一端はドローバー21と当接状態に配置され、スプリングの他端は接続面と当接状態に配置される。ドローバー21が接続面に近づく方向にスイングすると、スプリングは圧縮され、ドローバー21を放すと、スプリングはドローバー21を駆動して接続面から離れる方向にスイングする。したがって、ユーザーが調節しなくても、ドローバー21が接続面から離れる方向にスイングするとともに元の位置に戻ることができるので、操作の自動化を実現し、操作の利便性を向上させることができる。
【0030】
結合構造は第一噛み合い歯車116と第二噛み合い歯車312を含み、第一噛み合い歯車116は移動部113の外側端部に設けられかつ外側端部の中央の周囲に環状に配置され、第二噛み合い歯車312は軸311の内部端部に設けられかつ内部端部の中央の周囲に環状に配置されている。移動部113の外側端部と軸311の内部端部が当接するとき、第一噛み合い歯車116と第二噛み合い歯車312は結合される。
【0031】
第一噛み合い歯車116は移動部113の外側端部の中央の周囲に環状に配置され、第二噛み合い歯車312は軸311の内部端部の中央の周囲に環状に配置されている。したがって、本体が支持フレーム31に相対してどのような角度でスイングしても、移動部113の外側端部が軸311の内部端部に当接すると、第一噛み合い歯車116は第二噛み合い歯車312に噛み合わせることができる。
【0032】
ドローバー21の内部端部から外側端部に延伸する方向に沿って、ドローバー21は円弧状に湾曲した形状に配置され、かつドローバー21は本体から離れる方向に湾曲した形状に配置されている。それにより、ユーザーはドローバー21を本体に相対する方向に容易にスイングさせることができる。
【0033】
本体にはドローバー21を挿入する挿入部が形成されている。挿入部が本体の側面端部を貫通することにより側面端部には開口が形成されている。挿入部の側面端部の開口は本体から離れる方向に拡張形状に形成されている。それにより挿入部はドローバー21が本体から離れる方向にスイングする最大幅を確保し、ドローバー21が過度にスイングすることによりドローバー21が破損されることを避けることができる。
【0034】
ユーザーがドローバー21を容易に握ることを確保するため、ドローバー21の外側端部の辺縁部に外部に向く方向に延伸する外部拡張部211を形成する。外部拡張部211によりユーザーがドローバー21を握る接触面積を増加させることができる。すなわち、ユーザーがドローバー21をスイングすることにより、ユーザーがドローバー21を握る接触面積を増加させ、ドローバー21を握り心地を向上させることができる。
【0035】
支持フレーム31の2つの軸311は移動可能に本体の両側の端面に挿入されるので、ステージにある表示パネル111をより安定に固定させ、かつ本体が支持フレーム31に相対してスイングすることを確保することができる。
【0036】
支持フレーム31の下端にはラバーシース(rubber sheath)が取り付けられ、ラバーシースにより支持フレーム31の摩擦を大幅に増加させ、表示パネルを支持する安定性を向上させることができる。また、ラバーシースは弾性を有しているので、振動を抑制する効果等を獲得することができる。
【0037】
支持フレーム31の下端にはローラーが取り付けられている。ユーザーが表示パネル111の角度を調節するとき、支持フレーム31を展望台に適合する位置へ容易に移動させることができる。
【0038】
本体はケース112を含み、ケース112内には収納部が形成され、レール溝117は収納部内に形成されている。ケース112の両側の端部には軸孔が形成され、軸孔はレール溝117の側部端面に連通し、軸311は移動可能に軸孔に挿入されかつレール溝117の側部端面まで挿入される。その構造により、ケース112はレール溝117内の移動部113を保護し、移動部113が移動するとき外部の影響を受けることを避け、かつ表示パネル111の支持フレーム31の見た目をよりよくすることができる。
【0039】
ケース112の収納部は開口が配置される開口端部を具備し、ケース112の開口端部にはカバーが取り付けられ、開口端部の周囲にはカバーを固定させる固定部115が形成されている。
【0040】
ケース112の開口端部から離れる方向において、カバーの外表面の周囲には挟持部が形成され、その挟持部は表示パネル111を挟持することにより表示パネル111をカバー上に固定させることができる。
【0041】
以上、本考案の好適な実施例を詳述してきたが、前記実施例は本考案の例示にしか過ぎないものであり、本考案は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲において設計の変更、置換および改良等をすることができ、それらであっても本考案に含まれることは勿論である。
【国際調査報告】