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特表2022-526479洗濯機ドアアセンブリ及び洗濯機ドアアセンブリを備えたドラム洗濯機
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-25
(54)【発明の名称】洗濯機ドアアセンブリ及び洗濯機ドアアセンブリを備えたドラム洗濯機
(51)【国際特許分類】
D06F 39/14 20060101AFI20220518BHJP
H04R 3/00 20060101ALI20220518BHJP
H04R 1/40 20060101ALI20220518BHJP
H04R 1/02 20060101ALI20220518BHJP
G10K 11/34 20060101ALI20220518BHJP
【ＦＩ】
D06F39/14 Z
H04R3/00 320
H04R1/40 320A
H04R1/02 103Z
H04R1/02 107
G10K11/34
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021551870
(86)(22)【出願日】2020-03-04
(85)【翻訳文提出日】2021-09-27
(86)【国際出願番号】 CN2020077712
(87)【国際公開番号】W WO2020182026
(87)【国際公開日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】201910185924.6
(32)【優先日】2019-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517341445
【氏名又は名称】青▲島▼海▲尓▼▲滾▼筒洗衣机有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】520150337
【氏名又は名称】海尓智家股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宋立▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼玉亮
(72)【発明者】
【氏名】▲範▼景恩
(72)【発明者】
【氏名】吉雪▲玲▼
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼▲廣▼彬
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼超
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼祥
【テーマコード（参考）】
3B165
5D017
5D018
5D220
【Ｆターム（参考）】
3B165AA01
3B165AE01
3B165AE02
3B165BA82
3B165BA91
3B165CA01
3B165CA11
3B165CA28
3B165GH03
5D017BC01
5D018BB22
5D220BA06
5D220BC05
(57)【要約】
本発明は、洗濯機ドアアセンブリを提供する。洗濯機ドアアセンブリは、観察窓アセンブリの縁部の周りに設置された外側フレームと、内側フレームとを含み、洗濯機ドアアセンブリは、ドアヒンジアセンブリによってハウジングに回転可能に連結されて、前記ハウジングに設置された前記衣類を出し入れするためのピックアンドプレイス用開口部を開放するか、または閉鎖しており、前記外側フレームと前記内側フレームとは、支持キャビティを形成するように取り囲み、音声モジュールは、支持キャビティ内に固定的に設置され、前記音声モジュールは、導線を介して前記ハウジングに設置された制御モジュールと接続されている。本発明は、ドラム洗濯機を提供する。現実環境におけるノイズ、残響、人間の音声干渉、エコーなどの要因に起因する音声識別への影響を低減することができる。一方、音声モジュールと洗濯水とが接触しないようにすることができ、音声モジュールの動作安定性を向上させ、使用寿命が長くなる。
【選択図】図１
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
観察窓アセンブリの縁部の周りに設置された外側フレームと、内側フレームとを備える洗濯機ドアアセンブリであって、前記洗濯機ドアアセンブリは、ドアヒンジアセンブリによってハウジングに回転可能に連結されて、前記ハウジングに設置された衣類を出し入れするためのピックアンドプレイス用開口部を開放するか、または閉鎖しており、
前記外側フレームと前記内側フレームとは、支持キャビティを形成するように取り囲み、音声モジュールは、前記支持キャビティ内に固定的に設置され、前記音声モジュールは、導線を介して前記ハウジングに設置された制御モジュールに接続されている、
ことを特徴とする洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項2】
前記外側フレームと前記内側フレームは円環状であり、前記内側フレームは、第１の内側フレーム表面と、第２の内側フレーム表面とを有し、前記第1の内側フレーム表面は、前記ハウジングの一側に近接し、前記第２の内側フレーム表面は、前記ハウジングの一側から離れ、
前記音声モジュールは、前記第２の内側フレーム表面に固定され、前記第２の内側フレームの表面上にはガイド壁が対称的に設置され、前記ガイド壁は、前記第２の内側フレーム表面から突出して軸方向に延び、
前記ガイド壁の間には、前記音声モジュールに接続された導線が配置されている、
ことを特徴とする請求項１に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項3】
前記ガイド壁は、離間して設置され、前記ガイド壁と前記第２の内側フレーム表面とは、第1の導線スロットを形成するように取り囲み、前記音声モジュールに接続された導線は、前記第１の導線スロットに沿って配置されることを特徴とする請求項２に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項4】
前記内側フレームには、前記ドアヒンジアセンブリを通過させる許容可能な開口部が設けられ、前記ガイド壁は離間して設置されて、第１の壁セグメントと、第２の壁セグメントと、第３の壁セグメントと、を順次に形成し、
前記第１の壁セグメントは円弧状の分布であり、前記第２の壁セグメントは、上方から下方に向かう方向に分布し、前記第３の壁セグメントは水平に分布し、前記第１の壁セグメントは、前記音声モジュールと前記ドアヒンジアセンブリとの間に形成され、前記第２の壁セグメントは、前記開口部の一側に形成され、前記第３の壁セグメントは、前記開口部の下方に形成されている、
ことを特徴とする請求項３に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項5】
前記第１の壁セグメントと、前記第２壁セグメントと、第３の壁セグメントとの長さは順次にデクリメントされていることを特徴とする請求項４に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項6】
前記支持キャビティにはヒンジプレートが設けられ、前記ヒンジプレートにはガイドキャビティが形成され、前記ガイドキャビティは、前記第２の内側フレーム表面から離れる方向に延び、前記ガイドキャビティが前記第３の壁セグメントに対応して設置されていることを特徴とする請求項５に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項7】
マイクロホンまたはマイクロホンアレイは、前記支持キャビティ内に設置されていることを特徴とする請求項６に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項8】
前記内側フレームにはマイクロホンピックアップ孔が対称に形成されていることを特徴とする請求項７に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項9】
前記支持キャビティには、スピーカが設置され、前記内側フレームには、スピーカ貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項８に記載の洗濯機ドアアセンブリ。
【請求項10】
請求項１～９のいずれか一項に記載の洗濯機ドアアセンブリを備えることを特徴とするドラム洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄装置の技術分野に関し、特に、洗濯機のドアアセンブリに関し、また、洗濯機ドアアセンブリを備えたドラム洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
移動インターネット及び人工知能の開発に伴う音声ベースの相互作用はますます重要になっており、ますます普及してきている。殆どの音声対話技術は、ネットワークおよびクラウドに依存することで、バックエンド音声識別、自然音声処理、音声合成などのような複数のキーステップは、大量のデータ及び計算量を必要とし、通常は、クラウドのみによって行うことができる。
【0003】
しかし、家電製品の制御は、通常は、いくつかの単純なコマンドのみを必要とし、より適切な方法は、アルゴリズムトレーニング及びモデルマッチングによって実行した後に、ローカル記憶にコマンド項を固化させることであり、音声制御を実行するときにインターネットに依存する必要はなく、ローカルにおいて直接サブルーチンを呼び出すような処理が実施される。オンライン処理の方法と比較して、オフライン音声識別の安定性と効率はより高い。ネットワークに問題が生じる場合、音声対話機能は依然として作業状態に留まることができ、そして、識別処理の遅れは小さく、ユーザの体験も良好である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗濯機に対して、通常は、音声モジュールがハウジング内に、制御モジュールに隣接して設置され、マイクロホンのピックアップ孔がハウジングの表面に設けられている。この構成を採用すると、現現実環境におけるノイズ、残響、人間の音声干渉、エコーなどの要因によって大きな影響を与え、記録信号の信号対ノイズ比は低く、アルゴリズムの処理の困難性は増加する。特にオフライン音声識別のために使用される場合、その制御チップの制限された計算能力に起因する識別効果はさらに弱められる。また、洗濯機は、使用中に洗濯水がハウジングの表面と接触することが避けられないため、ハウジングの表面に設置されたマイクロホンが故障し、装置の安定性を低下させることもある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、洗濯機ドアアセンブリを提供し、現現実環境におけるノイズ、残響、人間の音声干渉、エコーなどの要因に起因する音声識別への影響を低減する。
【0006】
本発明は洗濯機ドアアセンブリを提供し、当該洗濯機ドアアセンブリは、観察窓アセンブリの縁部の周りに設置された外側フレームと、内側フレームとを備え、洗濯機ドアアセンブリは、ドアヒンジアセンブリによってハウジングに回転可能に連結されて、前記ハウジングに設置された前記衣類を出し入れするためのピックアンドプレイス用開口部を開放するか、または閉鎖しており、前記外側フレームと前記内側フレームとは、支持キャビティを形成するように取り囲み、音声モジュールは、前記支持キャビティ内に固定的に設置され、前記音声モジュールは、導線を介して前記ハウジングに設置された制御モジュールと接続されていることを特徴とする。
【0007】
さらに、前記外側フレームと前記内側フレームは円環状であり、前記内側フレームは、第１の内側フレーム表面と、第２の内側フレーム表面とを有し、前記第1の内側フレーム表面は、前記ハウジングの一側に近接し、前記第２の内側フレーム表面は、前記ハウジングの一側から離れ、前記音声モジュールは、前記第２の内側フレーム表面に固定され、前記第２の内側フレームの表面上にはガイド壁が対称的に設置され、前記ガイド壁は、前記第２の内側フレーム表面から突出して軸方向に延び、前記ガイド壁の間には、前記音声モジュールに接続された導線が配置されている。
【0008】
さらに、前記ガイド壁は、離間して設置され、前記ガイド壁と前記第２の内側フレーム表面とは、第1の導線スロットを形成するように取り囲み、前記音声モジュールに接続された導線は、前記第１の導線スロットに沿って配置される。
【0009】
さらに、前記内側フレームには、前記ドアヒンジアセンブリを通過させる開口部が設けられ、
前記ガイド壁は離間して設置されて、第１の壁セグメントと、第２の壁セグメントと、第３の壁セグメントと、を順次に形成し、前記第１の壁セグメントは円弧状の分布であり、前記第２の壁セグメントは、上方から下方に向かう方向に分布し、第３の壁セグメントは水平に分布し、前記第１の壁セグメントは、前記音声モジュールと前記ドアヒンジアセンブリとの間に形成され、前記第２の壁セグメントは、前記開口部の一側に形成され、前記第３の壁セグメントは、前記開口部の下方に形成されている。
前記ガイド壁は離間して設置されて、第１の壁セグメントと、第２の壁セグメントと、第３の壁セグメントと、を順次に形成し、前記第１の壁セグメントは円弧状の分布であり、前記第２の壁セグメントは、上方から下方に向かう方向に分布し、第３の壁セグメントは水平に分布し、前記第１の壁セグメントは、前記音声モジュールと前記ドアヒンジアセンブリとの間に形成され、前記第２の壁セグメントは、前記開口部の一側に形成され、前記第３の壁セグメントは、前記開口部の下方に形成されている。
【0010】
さらに、前記第１の壁セグメントと、前記第２の壁セグメントと、前記第３の壁セグメントとの長さはデクリメントされている。
【0011】
さらに、前記支持キャビティにはヒンジプレートが設けられ、前記ヒンジプレートにはガイドキャビティが形成され、前記ガイドキャビティは、前記第２の内側フレーム表面から離れる方向に延び、前記ガイドキャビティが前記第３の壁セグメントに対応して設置されている。
【0012】
さらに、マイクロホンまたはマイクロホンアレイは、前記支持キャビティ内に設置されている。
【0013】
さらに、前記内側フレームにはマイクロホンピックアップ孔が対称に形成されている。
【0014】
さらに、前記支持キャビティには、スピーカが設置され、前記内側フレームには、スピーカ貫通孔が設けられている。
【0015】
本発明は、洗濯機ドアアセンブリを提供する。現実環境におけるノイズ、残響、人間の音声干渉、エコーなどの要因に起因する音声識別への影響を低減することができる。一方、音声モジュールと洗濯水とが接触しないようにすることができ、音声モジュールの動作安定性を向上させ、使用寿命が長くなる。
【0016】
本発明は、ドラム洗濯機を提供する。当該ドラム洗濯機は洗濯機ドアアセンブリを備え、当該洗濯機ドアアセンブリは、観察窓アセンブリの縁部の周りに設置された外側フレームと、内側フレームとを備え、前記洗濯機ドアアセンブリは、ドアヒンジアセンブリによってハウジングに回転可能に連結されて、前記ハウジングに設置された衣類を出し入れするためのピックアンドプレイス用開口部を開放するか、または閉鎖しており、前記外側フレームと前記内側フレームとは、支持キャビティを形成するように取り囲み、音声モジュールは、前記支持キャビティ内に固定的に設置されている。前記音声モジュールは、導線を介して前記ハウジングに設置された制御モジュールと接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明が開示されたドラム洗濯機は、外観は簡潔であることが保証されていると共に、特別に設計された音声モジュールと制御モジュールとの接続方式によって、音声モジュールの動作の安定性を向上させることができる。接続構造を増加させた後、制御モジュールは、ハウジング内の他の機能構成要素に容易に機械的かつ電気的に接続することができ、ドア本体の正常な開閉には影響を与えない。本発明が開示されたドラム洗濯機は、高い動作の安定性を有し、実用性が良好で、且つ外観が魅力的である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の実施形態または従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、次に実施形態または従来技術の説明に用いる必要な図面を簡単に説明する。添付図面は、本発明のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な工夫を要しない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0019】
【図1】本発明に係るドラム洗濯機における洗濯機ドアアセンブリの第１の視角からの構造概略図である。
【図3】第1の導線スロットの具体な構造を示す部分拡大概略図である。
【図4】第1の壁セグメントの具体的な構造を示す部分拡大概略図である。
【図5】ヒンジプレートの第1の視覚からの構造概略図である。
【図7】ヒンジプレートの第２の視覚からの構造概略図である。
【図9】本発明に係る洗濯機のドアアセンブリの開き状態の構造概略図である。
【図10】音声モジュールと制御モジュールとの接続構造の分解図である。
【図11-13】本発明に係るドラム洗濯機の接続状態における音声モジュールと、ドアヒンジアセンブリと、制御モジュールとの構造概略図である。
【図14】ヒンジアセンブリの構造概略図である。
【図15】洗濯機ドアアセンブリの分解図である。
【図16】吊り付けていない状態のハウジング本体の構造を示す概略図である。
【図17】吊り付けている状態のハウジング本体の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に本発明の実施形態を詳細に説明する。具体的な実施形態の例は、添付の図面に示されている。ここで、類似または同じの符号によって、類似または同じの要素若しくは類似または同じの機能を有する要素を示す。以下に図面を参照して説明する実施形態は例示的なものであり、本発明を説明するために使用することが意図されているが、本発明の限定として解釈されるべきではない。
【0021】
理解すべきは、本発明の説明において、位置を示す構造的用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内部」、「外部」、「時計回り」、「反時計回り」等という用語は、図面に示される方向又は位置関係に基づいて、本発明の説明を容易にし、理解を容易にする。明示的または暗示的に示された装置または要素が特定の方向を有していなければならなく、特定の配向で構築され、操作されることを示すのではない。従って、本発明は、本発明を限定するものとして理解されるべきではない。
【0022】
また、「第１」、「第２」という用語は、記載するためにのみ使用され、相対的重要性を明示的または暗示的に示され、または技術的特徴の数を暗示的に示されたものとして解釈されるべきではない。このようにして、「第１」、「第2」を限定する特徴は、１つまたは複数を含むかを明示的または暗黙的に含むことができる。本発明の記載において、「複数」の意味は２または２以上であり、他に明示的かつ具体的な限定がない限り。
【0023】
なお、説明すべきは、本発明の記載において、特に明示的規定または限定がない限り、「取付」、「設置」、「接続」という用語は、広く解釈されるべきである。例えば、次のように構成され、固定して接続されてもよく、また、着脱可能に接続されていてもよく、一体的に接続されていてもよく、機械的接続または電気的接続されてもよく、直接接続されていてもよく、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよく、２つの要素の内部と連通していてもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記の用語は本発明における特定の意味が理解される。
【0024】
次に、図面を併せて本発明の一実施形態に係る洗濯機ドアアセンブリ１０２を詳細に説明する。図１、図２、図９及び図１５に示すように、洗濯機ドアアセンブリ１０２は、観察窓アセンブリの縁部の周りに設置された外側フレーム１０２－２と、内側フレーム１０２－３とを備え、洗濯機ドアアセンブリ内の内部構造をより明確に説明するために、図２に外側フレームを省略する。一般に、外側フレーム１０２－２と内側フレーム１０２－３との間には、観察窓アセンブリのガラス１０２－１と装飾リング（図示せず）が挟持されている。好ましくは、外側フレーム１０２－２と内側フレーム１０２－３とはスナップ結合されている。洗濯機ドアアセンブリ１０２は、ドアヒンジアセンブリ１０３によってドラム洗濯機のハウジング１０１に回転可能に連結され、ハウジング１０１に設けられた衣類を出し入れするためのピックアンドプレイス用開口部が設けられている。従来技術とは異なり、本発明では、外側フレーム１０２－２と内側フレーム１０２－３との間には、音声モジュール１０４を固定的に取り付けるための支持キャビティ１０５も形成され、音声モジュール１０４は、支持キャビティ１０５内に固定的に設置されている。音声モジュール１０４は、導線を介してハウジング１０１上に設置された制御モジュール１１０に接続されている。洗濯機ドアアセンブリ１０２内には、音声モジュール１０４が設置されていることによって、ハウジング１０１の表面には、マイクロホンピックアップ孔が設けられることを回避した。現実環境におけるノイズ、残響、人間の音声干渉、エコーなどの要因に起因する音声識別への影響を低減することができる。一方、音声モジュールと洗濯水とが接触しないようにすることができ、音声モジュールの動作安定性を向上させ、使用寿命が長くなる。
【0025】
具体的には、外側フレーム１０２－２と内側フレーム１０２－３とは、いずれも円環状である。内側フレーム１０２－３は、第１の内側フレーム表面１０２－３１と、第２の内側フレーム表面１０２－３２とを有する。第１の内側フレーム表面１０２－３１は、ハウジング１０１の一側に近接し、第２の内側フレーム表面１０２－３２は、ハウジング１０１の一側から離れていると定義される。音声モジュールと制御モジュールとの間の導線の長さを減少させるために、好ましくは、音声モジュール１０４は、第２の内側フレーム表面１０２－３２に固定され、さらに好ましくは、第２の内側フレーム表面１０２－３２の上側に設置されている。これは通常ドラム洗濯機の制御モジュールと表示モジュールとは、高さが適切であるようにハウジングの上方に一体的に設けられていることが考慮され、ユーザが操作するのに便利である。ガイド壁１０２－６は、第２の内側フレーム表面１０２－３２上に対称的に設けられ、ガイド壁１０２－６は、第２の内側フレーム表面１０２－３２から突出し、且つ第２の内側フレーム表面１０２－３２の軸方向に沿って延び、ガイド壁１０２－６間には、音声モジュール１０４に接続された導線１０５が配置されている。第２の内側フレーム表面１０２－３２上にガイド壁１０２－６が設けられ、音声モジュールと制御モジュールとの接続が安定していることを保証することができ、音声モジュールの使用安定性が向上される。一方、画像認識モジュールと、距離認識モジュールと、他のバイオメトリックモジュールと、を支持モジュールに設けてもよい。ガイド壁は、音声モジュールと制御モジュールとの間の導線が他の機能モジュールに干渉することを防止することができる。同時にガイド壁は、内側フレームの強度を増加させることができる。
【0026】
従来技術では、ハウジング上に音声モジュールを設置することに対して、本実施形態では、ドラム洗濯機の洗浄工程中において、洗濯機のドアアセンブリが、ハウジングに対して開閉することができる。導線は、ある程度の変位がある程度起こり得、摩耗は長期間に亘って起こり得る。導線の摩耗を減少させるために、本実施形態では、図２および図３に示すように、ガイド壁１０２－６は不連続であり、離間して設置されている。離間して設置されたガイド壁１０２－６と、第２の内側フレーム表面１０２－３２とは共同して第１の導線スロット１０２－３３を形成するように取り囲んでいることによって、導線１０５と第１の導線スロット１０２－３３との接触面積を小さくすることができる。第１の導線スロット１０２－３３の幅は、導線の直径よりも大きく、好ましくは、導線の直径の１．５～２倍である。この設計は、離間して設置されたガイド壁からなる第１の導線スロットによって導線を案内する作用を果たすことができる。一方、第１の導線スロットの幅は比較的広く、離間した設置の構成は、導線が変位したときに、一定の緩衝空間が存在し、摩擦を低減することができ、長期間に使用した場合に摩耗が発生しにくくなる。同時に、離間して設置されたガイド壁はまた、支持キャビティ内の空間を節約することができ、洗濯機機能モジュールのさらなる拡張が容易になる。第１の導線スロットの導線上に複数の導線留めを設置することができることによって、導線の抜けを防止することができる。
【0027】
本実施形態では、音声モジュール１０４に接続された導線１０５は、ヒンジアセンブリを介してハウジング１０１の前面パネルを通過して制御モジュール１１０に電気的に接続されている。ヒンジアセンブリに障壁が生じることはないために、内側フレーム１０２－３には、ドアヒンジアセンブリを通過させる開口部１３０が設けられている。具体的には、ドアヒンジアセンブリは、ヒンジ本体１０３－１とヒンジ剛性軸１０３－２とを備える。内側フレーム１０２－３上に設けられた開口部１３０は、ヒンジ本体１０３－１を通過することを可能にする。方向を変更するよう導線１０５を案内してヒンジアセンブリに入るために、ガイド壁 １０２－６は離間して設置されて第１の壁セグメント１０２－３１と、第２の壁セグメント１０２－３２と、第３の壁セグメント１０２－３３とが順次に形成されている。ここで、第１の壁セグメント１０２－３３１は、円弧状に分布され、音声モジュール１０４とドアヒンジアセンブリとの間に形成され、音声モジュール１０４に接続された導線１０５を第２の内側フレーム表面１０２－３２に沿って延びるように案内するために用いられ、導線１０５と観察窓ガラス１０２－１との重なりを回避する。第２の壁セグメント１０２―３３２は、上方から下方に向かう方向にほぼ垂直に分布し、開口部１３０の一側に形成され、導線とヒンジ本体との干渉を回避する。第３の壁セグメント１０２―３３３は、開口部１３０の下方に形成され、導線が延在方向を変更して前記ヒンジ本体に入るように案内され、ヒンジ本体を介してハウジング１０１の前面パネルを通過する。好ましくは、第１の壁セグメント１０２－３３１と、第２の壁セグメント１０２－３３２と、第３の壁セグメント１０２－３３３との長さはデクリメントされ、第１の壁セグメント１０２－３３１に形成されたガイド壁１０２－６の長さ１０２－６１は、第２の壁セグメント１０２－３３２に形成されたガイド壁１０２－６の長さ１０２－６２よりも小さい形成され、第２の壁セグメント１０２－３２２に形成されたガイド壁１０２－６の長さ１０２－６２は、第３の壁セグメント１０２－３３３に形成されたガイド壁１０２－６の長さ１０２－６３よりも小さい。こうように設計されているのは、導線が第２の壁セグメント１０２－３３２と第３の壁セグメント１０２－３３３との屈曲度及び曲げ回数は、第１の壁セグメント１０２－３３１よりも大きくなり、離間して設置されたガイド壁の長さを増加させることは、導線が脱落しないことを確実にすることができると考慮られる。
【0028】
図５～図８に示すように、支持キャビティ１０５内には、ヒンジプレート１０２－４が設置され、ヒンジプレート１０２－４上にはガイドキャビティ１０２－４２が形成され、導線がヒンジ本体に入り、上方に折り曲げるときに導線を案内し、保護する。ガイドキャビティ１０２－４２は、第２の内側フレーム表面１０２－３２から離れる方向に延びている。取付後、ガイドキャビティ１０２－４２の位置は、第３の壁セグメント１０２－３３３に対応している。
【0029】
支持キャビティ１０５内にマイクロホンまたはマイクロホンアレイ１１１も設置されている。音声モジュール１０４のピックアップ効果を最適化するために、好ましくは、マイクロホンアレイ１１１が設置されている。マイクロホンアレイ１１１は、線形アレイまたは環状アレイであってもよく、線形アレイは、１８０度以内の音源情報を認識することができ、環状アレイは、３６０度内の音源情報を認識することができる。ドラム洗濯機は、一般に、下方からの音源情報の確率は小さいため、好ましくは、線形アレイが設置され、第１の内側フレーム表面１０２－３１上には、線状アレイに対応する対称マイクロホンピックアップ孔１１１－１が設置されている。
【0030】
音声認識機能に加えて、また、音声モジュール１０４は、好ましくは、音声合成機能を有する。支持キャビティ１０５内にはスピーカが設置され、第１の内側フレーム表面１０２－３１には、スピーカ貫通孔１１１－２が設けられている。
【0031】
本発明は、ドラム洗濯機をさらに開示している。具体的には、本発明の一実施形態に係るドラム洗濯機１００は、ハウジング１０１と、ドアヒンジアセンブリ１０３と、洗濯機ドアアセンブリ１０２と、を備える。音声モジュール１０４をさらに備える。音声モジュール１０４は、音声入力と、音声認識と、音声蓄積と、音声合成と、音声再生などの複数の機能を実施することができる。音声認識技術は、スマート家庭や家庭電化製品の分野で広く使用され、当業者には熟知され、本発明の保護重点ではなく、ここで、音声モジュール１０４で使用されるチップ及び音声認識、音声合成の特定のアルゴリズムをさらに限定しない。本発明が開示されたドラム洗濯機では、音声モジュールは、良好な受音と音声再生の効果を達成するために良好な安定性を有する必要とされる。前記ピックアップ効果が良好でない場合には、制御不可能となり、ユーザの使用体験に影響を与えることがある。一方、好ましくは、ドラム洗濯機に対応する構成要素（例えば、洗濯機の動作部品、キーまたはディスプレイモジュールなど）を制御させるために使用される制御モジュール１１０は、ハウジング１０１上に設置され、機械的接続と電気的接続を容易にする。上記の二つの目的を同時に達成するために、本実施形態では、音声モジュール１０４は、洗濯機ドアアセンブリ１０２内に設置され、制御モジュール１１０は、ハウジング１０１上に設置され、音声モジュール１０４と制御モジュール１１０との間は、導線１０５によって接続されている。
【0032】
具体的には、ハウジング１０１の前側はピックアンドプレイス開口部を有し、ピックアンドプレイス開口部はハウジング１０１の前面パネル１０１－２の一側に形成されている。ユーザは、ピックアンドプレイス開口部を介して衣類を出し入れする。ドアヒンジアセンブリは、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２の一側に設置され、ドアヒンジアセンブリは、ヒンジ本体１０３－１とヒンジ剛性軸１０３－２とを備え、ヒンジ本体１０３－１は、ハウジング１０１の前面パネルに固定的に連結され、ヒンジ剛性軸１０３－２には、軸スリーブ１０３－３が設置されている。洗濯機ドアアセンブリ１０２は、外側フレーム１０２－２と内側フレーム１０２－３を備える。外側フレーム１０１－２と内側フレーム１０２－３は、観察窓アセンブリ１０２－１の縁の周りに設置され、支持キャビティ１０５を共同して形成するように取り囲んでいる。支持キャビティ１０５内には、ヒンジプレート１０２－４が設置されている。説明を容易にするために、ハウジング１０１に近接する内側フレーム１０２－３の側面は第１の内側フレーム表面１０２－３１であり、ハウジング１０１から離れた側面は第２の内側フレーム表面１０２－３２であると定義される。つまり、ドラム洗濯機の使用方位を参考系として、内側フレーム１０２－３は、第１の内側フレーム表面１０２－３１として内側フレーム１０２－３の内側に位置し、第２の内側フレーム表面１０２－３２として内側フレーム１０２－３の外側に位置する。洗濯機ドアアセンブリ１０２は、ヒンジプレート１０２－４によってドアヒンジアセンブリに接続され、さらに、洗濯機ドアアセンブリ１０２をハウジング１０１に回転可能に連結させ、開口部１３０を開閉してユーザに容易に操作させる。
【0033】
ピックアップ効果を保証する同時に、制御モジュール１１０の機械的接続及び電気的接続を容易にするために、本実施形態では、音声モジュール１０４は、第２の内側フレーム表面１０２－３２上に固定的に設置されている。
【0034】
ガイド壁１０２－６は、第２の内側フレーム表面１０２－３２上に対称的に設けられ、ガイド壁１０２－６は、第２の内側フレーム表面１０２－３２から突出し、第２の内側フレーム表面１０２－３２の軸方向に沿って延び、ガイド壁１０２－６の間には、音声モジュール１０４に接続された導線１０５が配置されている。ガイド壁１０２－６は、第２の内側フレーム表面１０２－３２に設けられ、音声モジュールと制御モジュールとの接続が安定していることを保証することができ、音声モジュールの使用安定性が改善される。一方、画像認識モジュールと、距離認識モジュールと、他のバイオメトリックモジュールと、を支持モジュールに設置されていることができ、ガイド壁の設置は、音声モジュールと制御モジュールとの間の導線が他の機能モジュールに干渉することを防止することができる。同時に、ガイド壁は、内側フレームの強度を増加させることができる。
【0035】
ドラム洗濯機の洗浄工程中に、洗濯機ドアアセンブリ１０２は、ハウジング１０１に対して開閉することができる。従って、導線はある程度で一定程度の変位が起こり得るし、摩耗は長期間に亘って起こり得る。導線の摩耗を減少させるために、本実施形態では、ガイド壁１０２―６は離間して設置され、離間して設置されたガイド壁１０２－６と、第２の内側フレーム表面１０２－３２とは共同して第１の導線スロット１０２－３３を形成するように取り囲んでいることによって、導線と第１の導線スロット１０２－３３との接触面積を小さくすることができる。第１の導線スロット１０２－３３の幅は、導線の直径よりも大きく、好ましくは導線の直径の１．５～２倍である。離間して設置されたガイド壁１０２－６によって形成された第１の導線スロット１０２－３３は、導線を案内する機能できる一方、第１の導線スロット１０２－３３は、導線を一定の緩衝空間を有するようにし、長期間使用した場合に摩耗が発生しにくくなり、さらに、音声モジュール１０４の使用安全性を確保することができる。同時に、離間して設置されたガイド壁１０２－６は、支持キャビティの空間を節約することもでき、洗濯機機能モジュールの更なる拡張を容易にする。
【0036】
本実施形態では、音声モジュール１０４に接続された導線１０５は、ヒンジアセンブリを介してハウジング１０１の前面パネルを通過して制御モジュール１１０に電気的に接続されている。ヒンジアセンブリに障壁が生じることはないため、内側フレーム１０２－３上には、ドアヒンジアセンブリ１０３を通過する許容可能な開口部１３０が設けられている。具体的に、ドアヒンジアセンブリ１０３はヒンジアセンブリ本体とヒンジ剛性軸とを備える。内側フレーム１０２－３にヒンジアセンブリ本体を通過する許容可能な開口部１３０が設けられている。導線をヒンジアセンブリに方向を変更するよう進入するために案内して、ガイド壁１０２－６が離間して設置されて第１の壁セグメント１０２－３３１、第２の壁セグメント１０２－３３２と、第３の壁セグメント１０２－３３３とが順次に形成されている。ここで、第１の壁セグメント１０２－３３１は円弧状であり、音声モジュール１０４とドアヒンジアセンブリ１０３との間に形成され、音声モジュール１０４と接続する導線１０５は、第２の内側フレーム表面１０２―３２に沿って延びるように案内され、導線と観察窓ガラス１０２－１との重なりを回避し、第２の壁セグメント１０２―３３２は、上方から下部に向かう方向にほぼ垂直に分布し、開口部１３０の一方の側に形成され、導線とヒンジ本体との干渉を回避するに用いられる。第３の壁セグメント１０２―３３３が前記開口部１３０の下方に形成され、ヒンジ本体に進入するため、導線の延在方向を変更するよう案内し、ヒンジ本体を介してハウジング１０１の前面パネルを通過している。好ましくは、第１の壁セグメント１０２－３３１と、第２の壁セグメント１０２－３３２と、第３の壁セグメント１０２―３３３の長さはデクリメントされ、第１の壁セグメント１０２－３３１を構成するガイド壁１０２－６１の長さは、第２の壁セグメント１０２－３３２を構成するガイド壁１０２－６２の長さよりも小さく、第２の壁セグメント１０２－３３２を構成するガイド壁１０２－６２の長さは、第３の壁セグメント１０２－３３３を構成するガイド壁１０２－６３の長さより小さい。第２の壁セグメントと第３の壁セグメントとの間の導線の折り曲げの程度と折り曲げの回数は第１の壁セグメントより大幅大きいことを考慮するように設計され、増分の長さは、導線が脱落しないことを確実にすることができる。同時に導線の保護効果を奏する。
【0037】
導線１０５は、ドアヒンジアセンブリ１０３の所在位置まで、第１の導線スロット１０２－３３に沿って延びて配置されている。ヒンジ本体１０３－１は、開口部１３０を通過して第２の内側フレーム表面１０２－３２から突出している。ヒンジ本体１０３－１の内側には、導線１０５の延在方向を変更するように案内する第１のキャビティ１０９が形成されている。第１のキャビティ１０９は、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２に設けられた第１の貫通孔１０１－２７に連通している。導線１０５は、下方から上方へヒンジ本体１０３－１内の第１のキャビティ１０９に入り、第１の貫通孔１０１－２７を介して案内されハウジング１０１の前面パネル１０１―２を通過した後、下方から上方へ第２の導線スロット１０７－１に入り、ハウジング１０１内に設置された制御モジュール１１０に接続されている。
【0038】
このような方式を採用して、ハウジング１０１に対する洗濯機ドアアセンブリ１０２の回転は、音声モジュール１０４と制御モジュール１１０との接続に影響を与えない。２つの間の導線１０５は完全に隠されている不可視状態であり、洗濯機全体の外観に影響を与えることがなく、洗濯機ハウジング１０１の外部の部品点数を増加させることがない。音声モジュール１０４の動作環境は安定になり、同時に、制御モジュール１１０は、他の制御部品、表示部品、キー等との良好な機械的接続及び電気的接続が容易に形成される。
【0039】
図に示すように、ドアヒンジアセンブリ１０３の動作に影響を与えないようにするために、好ましくは、第１のキャビティ１０９は、ヒンジ本体１０３－１の下側に設置されている。第１のキャビティ１０９の基本構成はヒンジ本体１０３―１に対応する。第１のキャビティ１０９はＬ字型である。第１のキャビティ１０９が前面パネルより近くの一端は線出口端１０９－２と定義され、第１のキャビティ１０９が前面パネルから離れる一端は線入口端１０９－１と定義される。線出口端１０９－２は、ハウジング１０１の前面パネルに設けられた第１の貫通孔１０１－２７に連通されている。第１の導線スロット１０２－３３から長手方向に配置されて延びている導線１０５は、線入口端１０９－１から第１のキャビティ１０９に入る。第１のキャビティ１０９はヒンジ本体１０３－１の縁と面一である。導線１０５は、第１のキャビティ１０９内で水平方向に延び、９０度の回転の後に線出口端１０９－２から延び出す。導線１０５を第１のキャビティ１０９内で安定させるために、第１のキャビティ１０９には、導線１０５の脱落を阻止するためのバッフル板１０３－４が設けられている。図２に示すように、バッフル板１０３－４はＬ字状に設計されていることが好ましい。バッフル板１０３－４の両端には、クランプ部１０３－４１がそれぞれ設けられている。クランプ部１０３－４１は、バッフル板本体に対して垂直である。組立後、第１のキャビティ１０９内に挿入され、導線１０５が第１のキャビティ１０９から脱落することを阻止する。
【0040】
ハウジング１０１の前面パネル１０１－２の内側、即ち、ドアヒンジアセンブリ１０３から離れた一側には、ヒンジ補強板１０６が設けられている。ヒンジ補強板１０６が第１の貫通孔１０１－２７に対応する位置には第２の貫通孔１０６－１が設けられている。導線１０５は、第１の貫通孔１０１－２７と、第２の貫通孔１０６－１とを介して案内されハウジング１０１の前面パネル１０１－２を通過した後、下方から上方へ導線板１０７に形成された第２の導線スロット１０７－１に挿入する。導線板１０７の上縁は、フロントクロスメンバ１０８上に固定的に設置されている。
【0041】
本実施形態では、音声モジュール１０４と制御モジュール１１０とを接続するために使用される導線１０５は、延在方向を複数回変更させる必要がある。折り曲げ箇所が折れや破断を発生し易い。第１のキャビティ１０９と、バッフル１０３－４は、一定の保護効果を有する。第１のキャビティ１０９に入る前に、導線１０５は、下方から上方へ折り曲げられ、導線１０５をより良好に案内し、導線１０５の摺動を防止する同時に、保護するために、ヒンジプレート１０２－４上にはガイドキャビティ１０２－４２が形成され、ガイドキャビティ１０２－４２は、ヒンジプレート１０２―４が対応するドアヒンジアセンブリ１０３の溝１０２－４１の下部に形成され、溝１０２－４１と連通している。ガイドキャビティは、第２の内側フレーム表面１０２－３２から離れる方向に延びている。取付した後、ガイドキャビティの位置は、第３の壁区域に対応する。導線１０５は、下方から上方へ方向を変更する場合、ガイドキャビティは、良好な案内及び保護効果を果たすことができ、長期間の使用中に音声モジュール１０４と制御モジュール１１０との間の接続の安定性を確保する。
【0042】
簡潔で美しい外観として外部デザインを提供する効果を達成するため、本実施形態では、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２は板金製の１枚の前面パネルである。ハウジング１０１全体の前面パネル１０１－２にディスペンサハンドル１０１－２２と、表示モジュール１０１－２１と、キーモジュール１０１－２３と、フィルター１０１－２４と、のみが嵌め込み設置されている。好ましくは、制御モジュール１１０と表示モジュール１０１－２１とは一体的に設計されている。表示モジュール１０１－２１は、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２上にある。制御モジュール１１０は内側にある。表示モジュールは、ＬＣＤディスプレイスクリーン、ＬＥＤディスプレイスクリーン、または他の利用可能なディスプレイスクリーンであってもよい。組立を容易にするために、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２の上縁には、ハウジング１０１の前面板１０１－２の延在方向と同じ方向のフランジ１０１－２５が設置されている。非組立状態で、フランジ１０１－２５とハウジング１０１の前面パネル１０１－２との間には、所定の角度が形成されている。好ましくは、角度は５度である。フロントクロスメンバ１０８は、クロスメンバ本体１０８－１と、連結部１０８－２とを備え、クロスメンバ本体１０８－１と連結部１０８－２とは、互いに直交している。連結部１０８－２の延在方向は、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２の延在方向とは逆方向である。組立時、クロスメンバ本体１０８－１の左端部と右端部とは、まず、ハウジング１０１の本体１０１－１にボルトを介して固定的に連結されている。次いで、連結部１０８－２は、フランジ１０１－２５とハウジング１０１の前面パネル１０１－２との間の領域が延在している。即ち、ハウジング１０１の前面パネル１０１－２は、フロントクロスメンバ１０８に懸架され、ボルトによって固定され、組立を完成させる。このような方式を採用して、即ち、板金製の１枚の前面パネルは、フロントクロスメンバ１０８上に懸架される。懸架を完成した後、フランジとハウジング１０１の前面パネル１０１－２とはほぼ平行を保持し、懸架効果は安定で、信頼性がある。
【0043】
ハウジング１０１の前面パネル１０１－２は板金製の1枚の設計であり、より良好なピックアップ効果が得られるようにするために、同時にピックアップ孔は保護されている。本実施形態では、音声モジュール１０４に接続されたスピーカと、マイクロホンとは、いずれも支持キャビティ１０２－５内に設置されている。スピーカ貫通孔１１１－２と、マイクロホンピックアップ孔１１１－１は、いずれも第１の内側フレーム表面１０２－３１上に設置されている。好ましくは、支持キャビティ１０５内にマイクロホンアレイ１１１が設置され、音声モジュール１０４のピックアップ効果を最適化する。マイクロホンアレイ１１１は、線形アレイまたは環状アレイであってもよく、線形アレイは、１８０度以内の音源情報を認識することができ、環状アレイは、３６０度内の音源情報を認識することができる。ドラム洗濯機は、一般に、下方からの音源情報の確率は小さいため、好ましくは、線形アレイが設置され、第１の内側フレーム表面１０２－３１上には、直線アレイに対応する対称マイクロホンピックアップ孔１１１が設置されている。音声モジュール１０４は、好ましくは、洗濯機ドアアセンブリ１０２の中心線より上方の位置に設置され、対応する位置のハウジング１０１に表示制御モジュール１１０が設置されている。このようにして、内側フレームとハウジング１０１前面パネル１０１－２とはピックアップキャビティを形成するように取り囲んでいることができ、シール効果を確保するためには、一般に、ピックアップキャビティに封止ストリップは適合に設置されている。ピックアップキャビティの音声入口は、洗濯機ドアアセンブリ１０２とハウジング１０１の前面パネル１０１－２との間の隙間に形成され、人間工学のニーズに非常に合致している。より好ましくは、装飾ストリップ１１０を音声入口に設置すし、ガイド孔は装飾ストリップ上に設計され、ガイド孔はブラインドホールである。ガイド孔は真のピックアップの効果を有しなく、この領域を音にするようにユーザに案内し、音声モジュール１０４の使用効果が確保される。同時に、外観の美しさの効果も得られる。
【0044】
本発明が開示されたドラム式洗濯機は、外観が簡潔であることが保証されていると同時に、特別に設計された音声モジュールと制御モジュールとの接続方法によって、音声モジュールの動作安定性を向上させる。接続構成を増加させた後、制御モジュールは、ハウジング内の他の機能構成要素に便利に機械的かつ電気的に接続することができ、ドア本体の正常な開閉には影響を与えない。本発明が開示されたドラム洗濯機は、高い動作安定性を有する実用性が良好で、外観が魅力的である。
【0045】
最後に、以下のことに留意すべきである。上記実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するためにのみ使用されるが、これに限定されるものではない。以上の実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は上記の実施形態に記載された技術的解決策を変更するか、または、その中の技術的特徴のいくつかに対する同等に置換することも可能である。これらの変更または置換は、対応する技術的解決策の本質から本発明の様々な実施形態の技術的解決策の精神および範囲逸脱しない。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【国際調査報告】