(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-27
(54)【発明の名称】スプライス構造
(51)【国際特許分類】
F16B 5/07 20060101AFI20220520BHJP
【FI】
F16B5/07 C
F16B5/07 Z
F16B5/07 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021560712
(86)(22)【出願日】2020-06-10
(85)【翻訳文提出日】2021-10-11
(86)【国際出願番号】 CN2020095299
(87)【国際公開番号】W WO2020207511
(87)【国際公開日】2020-10-15
(31)【優先権主張番号】201910289731.5
(32)【優先日】2019-04-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201920489137.6
(32)【優先日】2019-04-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521447001
【氏名又は名称】ドン シュイリン
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100130177
【氏名又は名称】中谷 弥一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100161746
【氏名又は名称】地代 信幸
(72)【発明者】
【氏名】ドン シュイリン
(72)【発明者】
【氏名】ドン シュエソン
【テーマコード(参考)】
3J001
【Fターム(参考)】
3J001FA07
3J001HA04
3J001JD08
3J001JD35
3J001KA07
3J001KA19
3J001KB03
(57)【要約】
本発明は複数の接続されるスプライスユニット1を含むスプライス構造が開示され、隣接する前記スプライスユニット1の対向する側辺部が挿着溝及び挿着板によって挿着接続され、その側辺部は、隣接する側辺部に接続される二つの端面及び二つの端面に接続される周方向面を有し、且つ挿着方向は前記スプライスユニットの側辺部の周方向面に向かう方向である。挿着形態を採用し、且つ挿着方向を側辺部の周方向面に向かう方向に限定することにより、隣接するスプライスユニットが挿着される時、他のスプライスユニットの影響を受けず、任意のスプライスユニット1の簡単な接続を実現することができる。この形態により、挿着されている時に、操作者が挿着時の側面間の摩擦力を受ける必要があるだけであり、そのため、取り付け難度を大幅に低減させることができる。
【選択図】
図17
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに接続された複数のスプライスユニット(1)を含むスプライス構造であって、
隣接する前記スプライスユニット(1)の間の対応する側辺部は挿着溝及び挿着板によって挿着接続され、前記対応する側辺部における各側辺部は隣接する側辺部に接続される一つの端面及び一つの前記端面に接続される周方向面を有し、且つ挿着方向は前記スプライスユニット(1)の側辺部の周方向面に向かう方向であることを特徴とするスプライス構造。
【請求項2】
前記スプライスユニットは平面構造であり、前記挿着方向は前記スプライスユニット(1)の周方向面に垂直な方向であるか、或いは、
前記スプライスユニットは平面構造であり、前記挿着方向は前記スプライスユニット(1)の周方向面と鋭角をなす方向であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項3】
前記スプライスユニット(1)の側辺部の周方向面は円弧面であり、前記挿着方向は前記側辺部の接線方向に沿うことを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項4】
前記スプライスユニット(1)の側辺部は球面であり、前記挿着方向は前記側辺部の周方向面の接線方向に沿うことを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項5】
前記挿着溝と前記挿着板の両方における対向する面はいずれも波形面であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項6】
前記挿着された二つの前記スプライスユニット(1)が離脱することを防止するためのストッパをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項7】
前記ストッパはバックル(4)或いは突起(3)であり、且つ前記ストッパは前記挿着溝の側面における溝底に近い一端或いは前記挿着板における自由端に近い一端に位置することを特徴とする請求項6に記載のスプライス構造。
【請求項8】
前記スプライスユニット(1)は、隣接するスプライスユニットの内部に挿入されるか、或いは、
前記スプライスユニット(1)は、隣接するスプライスユニットの外側に挿入されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のスプライス構造。
【請求項9】
前記スプライスユニット(1)は、一端が隣接するスプライスユニットの内側に挿入され、他端がその隣接するスプライスユニットの外側に挿入されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のスプライス構造。
【請求項10】
前記挿着溝は前記スプライスユニット(1)の側辺部に固定されたヒンジであることを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項11】
前記スプライスユニット(1)は多角形フレーム構造であることを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【請求項12】
前記スプライスユニットの隣接する側辺部はヒンジによってヒンジ接続されることを特徴とする請求項1に記載のスプライス構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年04月11日に中国特許庁に提出され、出願番号が201910289731.5であり、発明名称が「スプライス構造」である中国特許出願の優先権及び2019年04月11日に中国特許庁に提出され、出願番号が201920489137.6であり、発明名称が「スプライス構造」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用により本出願に結合される。
【0002】
本発明は構造接続という技術分野に関わり、特にスプライス構造に関する。
【背景技術】
【0003】
スプライス接続によって形成される玩具、家具、建築物或いは装飾構造において、隣接するスプライスユニットは現在ではスライド嵌合接続を採用している。すなわち、スプライスユニットを所定の位置に配置し、その後、そのうちの一つのスプライスユニットを回転することにより、全てのスプライスユニットをシュートによって嵌合接続することができる。具体的には、従来のスプライスユニットの接続方向について、スプライスユニットの側辺部の延伸方向に沿って、すなわち側辺部の端部に向かう方向から挿入される。
【0004】
しかし、実際の操作では、複数のスプライスユニットについて、その数量が非常に多いと、摩擦力の存在によって、一つのスプライスユニットだけを回転させる場合に全てのスプライスユニットを接続しにくく、接続工程には手間がかかる。
【0005】
したがって、当業者にとって早急に解決すべき技術的問題は接続難度を低減させるスプライス構造を提供することである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これに鑑みると、本発明の目的は接続難度を低減させるスプライス構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を実現するために、本発明は以下の技術案を提供する。すなわち、互いに接続された複数のスプライスユニットを含むスプライス構造であって、隣接する前記スプライスユニットの対応する側辺部は挿着溝及び挿着板によって挿着接続され、前記側辺部は、隣接する側辺部に接続される二つの端面及び二つの前記端面に接続される周方向面を有し、且つ挿着方向は前記スプライスユニットの側辺部の周方向面に向かう方向である。
【0008】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットが平面構造であり、前記挿着方向が前記スプライスユニットの周方向面に垂直な方向であるか、或いは、前記スプライスユニットが平面構造であり、前記挿着方向が前記スプライスユニットの周方向面と鋭角をなす方向である。
【0009】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットの側辺部の周方向面が円弧面であり、前記挿着方向が前記側辺部の接線方向に沿う。
【0010】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットの側辺部が球面であり、前記挿着方向が前記側辺部の周方向面の接線方向に沿う。
【0011】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記挿着溝と前記挿着板の両方における対向する面がいずれも波形面である。
【0012】
好ましくは、上記スプライス構造において、さらに、挿着された二つの前記スプライスユニットが離脱することを防止するためのストッパを含む。
【0013】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記ストッパがバックル或いは突起であり、且つ前記ストッパが前記挿着溝の側面における溝底に近い一端或いは前記挿着板における自由端に近い一端に位置する。
【0014】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットが、隣接するスプライスユニットの内部に挿入されるか、或いは、前記スプライスユニットが、隣接するスプライスユニットの外側に挿入される。
【0015】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットは、一端が隣接するスプライスユニットの内側に挿入され、他端が該隣接するスプライスユニットの外側に挿入される。
【0016】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記挿着溝は前記スプライスユニットの側辺部に固定されたヒンジである。
【0017】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットが多角形フレーム構造である。
【0018】
好ましくは、上記スプライス構造において、前記スプライスユニットの隣接する側辺部がヒンジによってヒンジ接続される。
【0019】
前記技術案から分かるように、本発明により開示された接続されたスプライス構造は、複数のスプライスユニットを含み、そのうちの隣接するスプライスユニットの対向する側辺部が挿着溝及び挿着板によって挿着接続され、且つ挿着方向がスプライスユニットの側辺部の周方向面に向かう方向である。挿着形態を採用し、且つ挿着方向を側辺部の周方向面に向かう方向に限定することにより、隣接するスプライスユニットが挿着される時、他のスプライスユニットの影響を受けず、任意のスプライスユニットの簡単な接続を実現する。この形態によれば、挿着される時に、操作者が挿着時の側面間の摩擦力を受ける必要があるだけであり、そのため、取り付け難度を大幅に低減させることができる。
【0020】
本発明の実施例または従来技術における技術案をより明らかに説明するために、以下で実施例または従来技術の記載にとって必要な図面を簡単に説明する。明らかに、以下の記載における図面は、本発明の実施例にすぎず、当業者であれば、進歩性に値する労力をかけなくても、提供された図面に応じて他の図面を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例により開示されたスプライス構造に共通の挿着接続の組み立て模式図である。
【
図2】本発明の実施例により開示された、波形面を採用して接続したスプライス構造の構造模式図である。
【
図4】本発明の実施例により開示された、波形面を具備したスプライスユニットの構造模式図である。
【
図8】本発明の実施例により開示された、突起ストッパ外挿の接続の組み立て模式図である。
【
図9】本発明の実施例により開示された、突起ストッパ内挿の接続の組み立て模式図である。
【
図10】本発明の実施例により開示された、突起ストッパ内挿と突起ストッパ外挿を組み合わせた接続の組み立て模式図である。
【
図11】本発明の実施例により開示された、バックル外挿の接続の組み立て模式図である。
【
図12】本発明の実施例により開示された、バックル内挿の接続の組み立て模式図である。
【
図13】本発明の実施例により開示された、バックル内挿とバックル外挿を組み合わせた接続の組み立て模式図である。
【
図14】本発明の実施例により開示された、ヒンジ接続を採用したスプライス構造の構造模式図である。
【
図16】本発明の実施例により開示された、ヒンジを具備したスプライスユニットの構造模式図である。
【
図18】本発明の実施例により開示された、ヒンジを具備したスプライスユニットの平面図である。
【
図22】本発明の実施例により開示された、外挿且つヒンジ接続の組み立て模式図である。
【
図23】本発明の実施例により開示された、内挿且つヒンジ接続の組み立て模式図である。
【
図24】本発明の実施例により開示された、外挿と内挿の組み合わせ且つヒンジ接続の組み立て模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の核心は接続難度を低減させるスプライス構造を提供することである。
【0023】
当業者が本発明の技術案をよりよく理解するために、以下は図面及び具体的な実施形態を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
【0024】
図1~
図24に示すように、本発明は互いに接続された複数のスプライスユニット1を含むスプライス構造が開示されており、隣接するスプライスユニット1の間の対向する側辺部が挿着溝及び挿着板によって挿着接続され、且つ挿着方向がスプライスユニット1の側辺部の周方向面に向かう方向である。具体的には、本願における側辺部において、隣接するスプライスユニット1における隣接する側辺部に接続される面が端面であり、端面に接続される面が周方向面である。側辺部が直方体構造である例では、端面は隣接するスプライスユニット1の間の隣接する直方体が接続される二つの面であり、周方向面が隣接するスプライスユニット1において端面に垂直な四つの側面である。本願における挿着方向は周方向面に向かう任意の角度でよく、また側辺部は任意の形状でよい。挿着形態を採用し、且つ挿着方向を側辺部の周方向面に向かう方向に限定することにより、隣接するスプライスユニット1が挿着される時、他のスプライスユニット1の影響を受けず、任意のスプライスユニット1の簡単な接続を実現することができる。この形態によれば、挿着される時に、操作者が挿着時の側面間の摩擦力を受ける必要があるだけであり、そのため、取り付け難度を大幅に低減させることができる。
【0025】
本願のスプライスユニットが平面構造である場合、挿着方向はスプライスユニット1の周方向面に垂直である。具体的には、隣接するスプライスユニットは高さ方向に沿って挿着を実現することができる。或いは、スプライスユニット1が位置する平面に平行な方向が周方向面方向に垂直である。また、その挿着方向がスプライスユニット1の周方向面と鋭角をなすようにしてもよい。すなわち、挿着する時に、周方向面に対して傾斜して挿着することができる。
【0026】
また、スプライスユニット1が平面構造である場合、その挿着方向はスプライスユニット1の平面方向に沿っていてもよい。すなわち、隣接するスプライスユニットが同一水平面において互いに近接して挿着を実現するようにしてもよい。その挿着形態では、スプライスユニット1の側辺部に挿着方向のU形溝を形成する必要がある。また、スプライスユニット1が平面構造である場合、その挿着方向はスプライスユニットの平面と鋭角をなす、すなわち、挿着方向が垂直面に対して傾斜するようにしてもよい。このように設定すれば、スプライスユニットを同一平面内にない構造、例えば台形或いは平行四辺形などの構造に接続しやすくなる。その鋭角の大きさについては、保護範囲内で種々の要求に応じて設定することができる。さらに、このスプライスユニット1の側辺部は挿着面の上下にも挿着を実現することができる。すなわち、両辺挿着或いは多辺挿着であり、片辺挿着であってもよい。スプライスユニット1の厚さ方向において側辺部の上端と下端にも挿着構造を設けることにより、両辺挿着や多辺挿着を実現し、挿着安定性を向上させることができる。
【0027】
更なる実施例においては、スプライスユニットの側辺部の周方向面が円弧面であり、且つ、挿着方向が側辺部の接線方向に沿う。このように設定すれば、スプライスユニットを円弧面或いは他の曲面型構造に接続して、種々の要求を実現することができる。また、スプライスユニットの側辺部が球面である場合、その側辺部は長さ方向及び厚さ方向の両方向に沿う円弧面構造であり、この時には、挿着方向を側辺部の周方向面の接線方向に沿うように設定することができる。
【0028】
ここでは、いくつかのスプライスユニットの側辺部の形状のみが開示されているが、実際には、種々の要求に応じて設定することができる。その目的は、接続方向が、側辺部の周方向面に向かう方向に沿うことにより、隣接するスプライスユニットが直接に接続できることを保証して、接続を簡略化することである。
【0029】
このスプライスユニット1が玩具である場合は、必要な挿着の安定性が低いので、スプライスユニット1を接続するときに、挿着のみによって接続を実現することができる。スプライスユニット1がクランプ或いは他の高い安定性を必要とする構造である場合、挿着された後の安定性を向上させる必要があり、そのため、本願ではスプライスユニット1の挿着面が波形面2になるように設定される。
図2~
図7に示すように、波形面2を用いて挿着後の摩擦力を増加させ、接続後の安定性を向上させることができる。
【0030】
更なる実施例においては、挿着されたスプライスユニット1が離脱することをより確実に防止するために、本願において挿着されたスプライスユニット1の離脱を防止するストッパが設けられる。ストッパを設けることにより、挿入されたスプライスユニット1の側辺部が離脱しにくくなるように受け止められ、それにより、接続後の安定性が保証される。
【0031】
具体的な実施例において、上記ストッパはバックル4或いは突起3であってもよい。具体的には、ストッパは挿着溝の側面における溝底に近い一端或いは挿着板における自由端に近い一端に位置する。このように配置すれば、挿着溝と挿着板を挿着した後、バックル或いは突起により挿着板の移動を規制して、挿着板と挿着溝の分離を防止することができる。作業時に、挿着されたスプライスユニット1の側辺部を係合させるか、或いは突起3によってスプライスユニット1に挿入された側辺部を受け止めることにより、接続後の安定性を保証することができる。実際には、内向き係合或いは外向き係合を採用してもよく、一端が内向き係合であり、一端が外向き係合であってもよい。
【0032】
更なる実施例においては、上記スプライスユニット1が隣接するスプライスユニットの内部に外挿されるか、或いは、スプライスユニット1が隣接するスプライスユニットの外側に内挿される。或いは、スプライスユニット1の一端が隣接するスプライスユニットの内側に内挿され、他端が隣接するスプライスユニットの外側に外挿される。ここでは隣接するスプライスユニットの挿着時の形態を詳細に説明したが、実際には、種々の要求に応じて対応する挿着形態を設定することができる。
【0033】
上記技術案に基づけば、本願により開示された挿着溝はスプライスユニットの側辺部に固定されたヒンジであってもよい。すなわちヒンジをスプライスユニット1の側辺部に固定し、反転した後、側辺部に固定し、二つのヒンジにより挿着溝が形成される。実際にはスプライスユニット1の側辺部に直接に挿着溝を加工することもできる。
【0034】
当業者であれば理解できるように、実際には、種々の安定性要求に基づき、保護範囲内で種々の接続形態を選択することができる。
【0035】
好ましくは、本願により開示されたスプライスユニット1は多角形フレーム構造であり、具体的には、三角形、五角形或いは六角形などであってもよく、種々の要求に応じて選択することができる。フレーム構造を採用することにより、スプライスユニット1の重量をさらに低減させ、且つ材料を低減させ、コストを低減させることができる。或いは、接続部分がフレーム構造の不規則な形状の構造であり、力を受けない縁部がフレーム構造ではなく、開口形状とすることもできる。好ましくは、上記スプライス構造において、スプライスユニット1の隣接する側辺部がヒンジによってヒンジ接続される。 ここではスプライスユニットの形成形態のみを提示しているが、実際には保護範囲内で他の要求に応じて設定することができる。
【0036】
本明細書における各実施例は漸進方式で説明している。各実施例が重点的に説明するのは他の実施例との相違点であり、各実施例の間の同一或いは類似部分は互いに参照すればよい。
【0037】
開示された実施例に対する前述の説明によって、当業者は本発明を実現または使用できる。これらの実施例に対する種々の変形は、当業者にとって自明であり、本明細書に定義された一般的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱しない限り、他の実施例においても実現することができる。従って、本発明は本明細書に開示されたこれらの実施例に限定されず、本明細書に開示された原理および新規な特徴と一致する、最も広い範囲によって定義されるべきである。
【国際調査報告】