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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-06
(54)【発明の名称】装置及びその無線通信の方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/15 20180101AFI20220530BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20220530BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220530BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20220530BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W76/14
H04W72/04 111
H04W72/04 132
H04W88/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021556764
(86)(22)【出願日】2020-03-16
(85)【翻訳文提出日】2021-09-21
(86)【国際出願番号】 CN2020079527
(87)【国際公開番号】W WO2020199908
(87)【国際公開日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】62/827,278
(32)【優先日】2019-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】リン フェイ-ミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067BB03
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE22
(57)【要約】
本開示は、無線通信の装置及び方法を提供し、良好なサイドリンク(SL)システムの操作性能を提供でき、SLリソースを節約する。ユーザ機器の無線通信の方法であって、基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信すること、及び、基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートすること、を含む。これは、良好なサイドリンク(SL)システム操作性能を提供し、SLリソースを節約する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信用ユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
トランシーバと、
前記メモリと前記トランシーバにカップリングされるプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
前記トランシーバが、基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信するように制御し、及び
前記トランシーバが、前記基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートするように制御するように構成される無線通信用ユーザ機器(UE)。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記トランシーバが、前記基地局からUEのUE能力に関連するクエリ要求を受信するように制御するように構成される請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記サイドリンクリソース構成シグナリングは異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用して送信される請求項1または2に記載のユーザ機器。
【請求項4】
前記UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む請求項1~3のいずれかに記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記NR RATと前記LTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される前記UEクロスRAT能力という指示は、前記トランシーバが前記基地局に各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをレポートすることによって実行される請求項5に記載のユーザ機器。
【請求項7】
UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、UEが前記1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする請求項6に記載のユーザ機器。
【請求項8】
前記UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項9】
前記UE RAT間能力は、前記トランシーバが前記UEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点から前記シグナリング情報が前記UEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項10】
前記UEがラジオリソース制御(RRC)接続状態にあると、前記プロセッサは前記トランシーバが、前記基地局から前記UE能力に関連するクエリ要求を受信するように制御する請求項1~9のいずれかに記載のユーザ機器。
【請求項11】
前記UEが前記RRC接続状態ではないと、前記プロセッサは前記基地局から前記UE能力に関連するクエリ要求を受信する前に前記基地局までのRRC接続を確立する請求項1~10のいずれかに記載のユーザ機器。
【請求項12】
ユーザ機器の無線通信の方法であって、
基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信すること、及び
前記基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートすることを含むユーザ機器の無線通信の方法。
【請求項13】
前記基地局からUEのUE能力に関連するクエリ要求を受信することをさらに含む請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記サイドリンクリソース構成シグナリングは、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用して送信される請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
前記UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む請求項12~14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記NR RATと前記LTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される前記UEクロスRAT能力という指示は、前記UEが前記基地局に各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをレポートすることによって実行される請求項16に記載の方法。
【請求項18】
UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、前記UEは前記1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記UE RAT間能力は、前記UEが前記UEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点から前記シグナリング情報が前記UEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記UEがRRC接続状態にあると、前記UEは前記基地局から前記UE能力に関連するクエリ要求を受信する請求項12~20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記UEが前記RRC接続状態ではないと、前記UEは前記基地局から前記UE能力に関連するクエリ要求を受信する前に前記基地局までのRRC接続を確立する請求項12~21のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
無線通信用基地局であって、
メモリと、
トランシーバと、
前記メモリと前記トランシーバにカップリングされるプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
前記トランシーバが、ユーザ機器(UE)に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信するように制御し、及び
前記UEからUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得するように構成される無線通信用基地局。
【請求項24】
前記プロセッサは、前記トランシーバが、前記UEのUE能力に関連するクエリ要求を前記UEに送信するように制御するように構成される請求項23に記載の基地局。
【請求項25】
前記サイドリンクリソース構成シグナリングは、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用して送信される請求項23または24に記載の基地局。
【請求項26】
前記UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む請求項23~25のいずれかに記載の基地局。
【請求項27】
前記UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される請求項26に記載の基地局。
【請求項28】
前記NR RATと前記LTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される前記UEクロスRAT能力という指示は、前記トランシーバが前記UEから各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストを受信することによって実行される請求項27に記載の基地局。
【請求項29】
UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、前記プロセッサは前記UEがサポートする前記1つのRAT上のサイドリンクV2X通信を取得する請求項30に記載の基地局。
【請求項30】
前記UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される請求項28に記載の基地局。
【請求項31】
前記UE RAT間能力は、前記UEが前記UEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点から前記シグナリング情報が前記UEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む請求項28に記載の基地局。
【請求項32】
基地局の無線通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信すること、及び
前記UEからUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得することを含む基地局の無線通信の方法。
【請求項33】
前記UEに前記UEのUE能力に関連するクエリ要求を受信することをさらに含む請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記サイドリンクリソース構成シグナリングは、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用して送信される請求項32または33に記載の方法。
【請求項35】
前記UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む請求項32~34のいずれかに記載の方法。
【請求項36】
前記UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記NR RATと前記LTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される前記UEクロスRAT能力という指示は、前記基地局が前記UEから各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストを受信することによって実行される請求項36に記載の方法。
【請求項38】
UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、前記基地局は前記UEが前記1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする知識を取得する請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される請求項35に記載の方法。
【請求項40】
前記UE RAT間能力は、前記UEが前記UEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点から前記シグナリング情報が前記UEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む請求項35に記載の方法。
【請求項41】
命令が記憶される非一時的な機械可読記憶媒体であって、前記命令はコンピュータにより実行される場合、前記コンピュータに請求項12~22と請求項32~40のいずれかに記載の方法を実行させる非一時的な機械可読記憶媒体。
【請求項42】
チップであって、
メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出し及び稼動し、前記チップが取り付けられた機器に請求項12~22と請求項32~40のいずれかに記載の方法を実行させるように構成されるプロセッサを備えるチップ。
【請求項43】
コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項12~22と請求項32~40のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項44】
コンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項12~22と請求項32~40のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータプログラム製品。
【請求項45】
コンピュータに請求項12~22と請求項32~40のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信システム分野に関し、特に良好なサイドリンク(SL)システム操作性能を提供することができ、SLリソースを節約する装置及びその無線通信の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
高度道路交通システム(ITS)の進歩に使用されるビークル・ツー・エブリシング(Vehicle-to-Everything、V2X)通信の進化において、バージョン14の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は直接デバイスツーデバイスサイドリンク(SL)無線通信の第1のバージョンを開示しており、第4世代のロングタームエボリューション(4G-LTE)に基づく無線アクセス技術(RAT)の基本的なV2Xサービスをサポートする。その後、LTE-V2Xはバージョン15では強化され、キャリアアグリゲーション、SLリソース感知、及びLTEネットワーク基地局(BS)へのレポートなどの他の特徴を含むようにする。しかしながら、LTEサブフレームに固有の長い物理層構造、LTE-V2Xにおける現在のリソース感知及び選択プロセス設計の制約により、3GPPは、現在のLTE-V2X技術のさらなる強化から、新たに発布された第5世代新しいサイドリンク通信技術-バージョン16におけるニューラジオ(5G-NR)RAT、即ちNR-V2Xに焦点を移した。
【0003】
このため、良好なサイドリンク(SL)システム操作性能を提供できるとともに、SLリソースを節約する装置及びその無線通信方法を提案する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、良好なサイドリンク(SL)システム操作性能を提供できるとともに、SLリソースを節約する装置及びその無線通信方法を提案することを目的とする。
【0005】
本開示の第1の態様では、無線通信用ユーザ機器は、メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備え、該プロセッサはメモリとトランシーバにカップリングされる。該プロセッサは、トランシーバが、基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信するように制御し、及びトランシーバが基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートするように制御するように構成される。
【0006】
本開示の第2の態様では、ユーザ機器の無線通信の方法であって、基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信すること、及び基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートすること、を含む。
【0007】
本開示の第3の態様では、無線通信用基地局であって、メモリ、トランシーバ、及びプロセッサを備え、該プロセッサはメモリとトランシーバにカップリングされる。該プロセッサは、トランシーバが、ユーザ機器(UE)に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信するように制御し、及びUEからUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得するように構成される。
【0008】
本開示の第4の態様では、基地局の無線通信の方法であって、ユーザ機器(UE)に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信すること、及び前記UEからUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得すること、を含む。
【0009】
本開示の第5の態様では、命令が記憶される非一時的な機械可読記憶媒体であって、該命令がコンピュータにより実行される場合にコンピュータに以上の方法を実行させる。
【0010】
本開示の第6の態様では、端末機器であって、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリと、を備える。プロセッサは、メモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行することによって上記方法を実行するように構成される。
【0011】
本開示の第7の態様では、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるメモリを備える基地局である。プロセッサは、メモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行することによって上記方法を実行するように構成される。
【0012】
本開示の第8の態様では、プロセッサを備えるチップであって、該プロセッサは、メモリ内に記憶されるコンピュータプログラムを呼び出し及び稼動することによって、チップが取り付けられた機器に上記方法を実行させるように構成される。
【0013】
本開示の第9の態様では、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記方法を実行させる。
【0014】
本開示の第10の態様では、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムはコンピュータに上記方法を実行させる。
【0015】
本開示の第11の態様では、コンピュータプログラムはコンピュータに上記方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示または関連技術の実施例をより明確に示すために、以下の図面を簡単に紹介した実施形態で説明する。明らかに、図面は本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者は何の努力もせずに、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
図1】無線アクセス技術間(RAT間)モジュール通信インターフェースを有するユーザ機器を制御する基地局の模式図である。
図2】本開示の実施例による通信ネットワークシステムにおける無線通信用ユーザ機器(UE)と基地局のブロック図である。
図3】本開示の実施例によるユーザ機器の無線通信の方法を示すフローチャートである。
図4】本開示の実施例による基地局の無線通信の方法を示すフローチャートである。
図5】本開示の実施例によるUEがクロスRATサイドリンク通信とRAT間シグナリング交換能力をレポートする方法を示すフローチャートである。
図6】本開示の実施例による無線通信用システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態の技術的事項、構造的特徴、実現目的、、及び効果を詳細に説明する。具体的に、本開示の実施例における用語は、特定の実施例を説明する目的でのみ使用され、本開示を限定するものではない。
【0018】
現在のロングタームエボリューションビークル・ツー・エブリシング(LTE-V2X)技術を補完するものとして、ニューラジオV2X(NR-V2X)の新しい設計はLTE-V2Xと相互作用し、且つより高度なV2Xユースケース、例えば自動運転、車両形成、拡張センサー共有、及びリモート運転をサポートすることを主旨とする。このように、V2X能力を備えるUE機器は同じUEにLTE-V2XとNR-V2Xサイドリンク通信技術の両方を装備し、同時に稼動することが期待される。しかしながら、UEは2種の無線アクセス技術(RAT)間を使用してサイドリンクV2X通信を操作する能力をレポートしないと、ネットワークBSは、UEにRATが1つ装備されているのみと仮定することができ、該RATは、Uuアップリンク/ダウンリンクインターフェースを介してネットワークBSと通信したRATである。
【0019】
UEがネットワークBSの制御下でサイドリンクV2X通信を操作する場合、LTE-V2XとNR-V2Xの両方に用いられるサイドリンク無線リソースは同じBSにより割り当てられ、管理される。BSが5G-NR gNBである場合、UEの内部NRモジュールは、ダウンリンク(DL)で制御シグナリング情報メッセージ、サイドリンクリソース構成及びそのNR-V2Xの送受信に用いられるSLスケジューリング情報を受信するように構成され、UEの内部NRモジュールはNR-Uuインターフェースを介してネットワークBS gNBと通信可能であり、NR-PC5インターフェースを介してNR-V2Xを実行する。同時に、また、UEはDL中でネットワークBS gNBから同等の制御シグナリング情報メッセージとSLリソース構成を受信し、そのLTE-V2Xの送受信に用いられる。NRモジュールがDL内で受信した該制御シグナリングと構成情報をUEの内部LTEモジュールに送信する必要があり、LTE-V2Xの操作に用いられる。同様に、ネットワークBSが4G-LTE eNBである場合、UEの内部LTEモジュールは、LTE DLに制御シグナリング情報メッセージ、サイドリンクリソース構成及びSLスケジューリング情報を受信するように構成され、そのLTE-V2XとNR-V2Xの送受信の両方に用いられる。このため、UEの内部LTEモジュールは、NR-V2X操作に用いられるすべての制御シグナリングと構成情報をNRモジュールに送信する必要がある。
【0020】
図1は無線アクセス技術間(RAT間)モジュール通信インターフェースを有するユーザ機器を制御する基地局の模式図である。これは、図1に例示的に示され、車両UE 40にNR RATモジュール42とLTE RATモジュール44が装備されており、これにより基本的及び高度なV2Xサービスをサポートし、且つ車両UE 40が5G-NR gNB 50からダウンリンク制御と構成シグナリング情報メッセージを受信する。5G-NR gNB 50は車両UE 40がLTE-V2Xを使用して通信するためのサイドリンク(SL)リソースを制御及びスケジューリングするために、NRモジュール42上のポートAとLTEモジュール44上のポートBとの間にRAT間モジュールシグナリングの交換を行う必要があり、これによりNRモジュール42がNRダウンリンクによって受信されたすべての関連する制御と構成シグナリング情報をLTEモジュール44に送信するようにする。しかしながら、NRモジュール42とLTEモジュール44との間のRAT間モジュール通信インターフェース46は3GPPによって定義されないため、RAT間モジュールシグナリング交換に必要な遅延/持続時間/タイミングオフセット(例えばX ms)を指定と強制しない。NRモジュール42とLTEモジュール44との間の変換シグナリング情報の該タイミングオフセット/持続時間を分からない場合、車両UE 40がサイドリンクV2Xメッセージを送信または受信すべきであるタイミングに対するUE行動は5G-NR gNB 50と直接通信しないRATでは予測できなくなる。このように、5G-NR gNB 50は車両UE 40にSLリソースに対する動的制御と管理を提供することができない。
【0021】
本開示のいくつかの実施例において、UEがクロスRATサイドリンク通信とRAT間シグナリング交換をレポートする能力を提供し、5G-NR gNB 50の上記問題を解決し、即ち、1つ以上のRATを使用する車両UE 40のサイドリンクV2X通信のすべての能力が分からず、且つ異なるRATでSLの送受信タイミングの制御及びSLリソースの管理を提供することができない。いくつかの実施例によって提案されたUE能力レポートを使用することの他の利点には、以下が含まれる。
1.ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可する。従って、これは、より良いSLシステム操作性能をもたらし、SLリソースを節約する。
2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可する。
【0022】
図2に示すように、いくつかの実施例では、本開示の実施例による通信ネットワークシステム30における無線通信用ユーザ機器(UE)10と基地局20を提供する。通信ネットワークシステム30はUE10と基地局20を備える。UE10はメモリ12、トランシーバ13、及びメモリ12、トランシーバ13にカップリングされるプロセッサ11を備えることができる。基地局20はメモリ22、トランシーバ23、及びメモリ22、トランシーバ23にカップリングされるプロセッサ21を備えることができる。プロセッサ11または21は、本明細書で説明される機能、プロセス及び/又は方法を実現するように構成される。無線インターフェースプロトコル層はプロセッサ11または21に実施されることができる。メモリ12または22はプロセッサ11または21に操作可能にカップリングされ、且つ様々な情報を記憶してプロセッサ11または21を操作する。トランシーバ13または23はプロセッサ11または21に操作可能にカップリングされ、且つ無線信号を送信及び/又は受信する。
【0023】
プロセッサ11または21は特定用途向け集積回路(ASIC)、他のチップセット、論理回路及び/又はデータ処理装置を備えることができる。メモリ12または22は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/又は他の記憶装置を備えることができる。トランシーバ13または23は、無線周波数信号を処理するためのベースバンド回路を備えることができる。実施例はソフトウェアで実施される場合、本明細書で説明される技術は本明細書で説明される機能のモジュール(例えば、プログラム、関数等)を使用して実施することができる。モジュールはメモリ12または22に記憶され、プロセッサ11または21により実行されることができる。メモリ12または22はプロセッサ11または21内で実施され、或いはプロセッサ11または21の外部で実施されることができる、このような場合で、当該分野で知られている様々な方法によってプロセッサ11または21に通信可能にカップリングされることができる。
【0024】
UE間の通信には、ビークル・ツー・エブリシング(V2X)の通信に関し、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)とニューラジオ(NR)バージョン16以上のバージョンに従って開発されたサイドリンク技術に基づく車両間(V2V)、車両から歩行者(V2P)、及び車両からインフラストラクチャ/ネットワーク(V2I/N)を含む。UEはPC5インターフェースのサイドリンクインターフェース等を介して直接に互いに通信する。本開示のいくつかの実施例は3GPP NRバージョン16以上のバージョンにおけるサイドリンク通信技術に関する。
【0025】
いくつかの実施例において、プロセッサ11は、トランシーバ13が、基地局20から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信するように制御し、トランシーバ13が、基地局20にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートするように制御するように構成される。いくつかの実施例によって提案されたUE能力レポートを使用することの利点に以下が含まれ、1. ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可し、2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可する。
【0026】
いくつかの実施例において、プロセッサ11は、トランシーバ13が基地局20からUE10のUE能力に関連するクエリ要求を受信するように制御するように構成される。いくつかの実施例において、UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施例において、UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される。いくつかの実施例において、NR RATとLTE RATのうちの一方または両方をV2Xサイドリンク通信に使用するように構成されるというUEクロスRAT能力の指示は、トランシーバ13が基地局20に各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをレポートすることによって実行される。いくつかの実施例において、UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、UE10はこの1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする。いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される。
【0027】
いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、トランシーバ13からUE10の1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報がUE10の他のRATモジュールに送信されるまでの時間点の最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む。いくつかの実施例において、プロセッサ11はさらに、基地局20が1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信した後、UE10がラジオリソース制御(RRC)接続状態にあるかどうかを判定するように構成される。いくつかの実施例において、UE10がRRC接続状態にあると、プロセッサ11はトランシーバ13が基地局20からUE能力に関連するクエリ要求を受信するように制御する。いくつかの実施例において、UE10がRRC接続状態ではないと、プロセッサ11は基地局20からUE能力に関連するクエリ要求を受信する前に、基地局20までのRRC接続を確立する。いくつかの実施例において、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用してサイドリンクリソース構成シグナリングを送信する。
【0028】
いくつかの実施例において、プロセッサ21は、トランシーバ23がユーザ機器(UE)10に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信するようにように制御し、且つUE10からUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得するように構成される。いくつかの実施例によって提案されたUE能力レポートを使用することの利点には以下が含まれる。1.ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可し、2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可する。
【0029】
いくつかの実施例において、プロセッサ21は、トランシーバ23がUE10にUE10のUE能力に関連するクエリ要求を送信するように制御するように構成される。いくつかの実施例において、UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施例において、UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される。いくつかの実施例において、NR RATとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方をV2Xサイドリンク通信に使用するように構成されるというUEクロスRAT能力の指示は、トランシーバがUEから各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストを受信することによって実行される。いくつかの実施例において、UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、プロセッサはUEがサポートするこの1つのRAT上のサイドリンクV2X通信を取得する。
【0030】
いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される。いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、UEがUEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報がUEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む。いくつかの実施例において、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用してサイドリンクリソース構成シグナリングを送信する。
【0031】
図3は本開示の実施例によるUEの無線通信の方法300を示す。いくつかの実施例において、方法300は、基地局から1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信するブロック302、及び基地局にUE能力がクロスRAT制御をサポートすることをレポートするブロック306を含む。いくつかの実施例によって提案されたUE能力レポートを使用することの利点には以下が含まれる。1.ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可し、2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可する。
【0032】
いくつかの実施例において、方法300は、基地局からUEのUE能力に関連するクエリ要求を受信するブロック304をさらに含む。いくつかの実施例において、UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施例において、UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される。いくつかの実施例において、NR RATとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成されるUEクロスRAT能力という指示は、UEが基地局に各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをレポートすることによって実行される。いくつかの実施例において、UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、UEは該1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする。
【0033】
いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される。いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、UEがUEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報がUEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む。いくつかの実施例において、該方法は、基地局が1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信した後、UEがラジオリソース制御(RRC)接続状態にあるかどうかを判定することをさらに含む。いくつかの実施例において、UEがRRC接続状態にあると、UEが基地局からUE能力に関連するクエリ要求を受信する。いくつかの実施例において、UEがRRC接続状態ではないと、UEは基地局からUE能力に関連するクエリ要求を受信する前に、基地局までのRRC接続を確立する。いくつかの実施例において、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用してサイドリンクリソース構成シグナリングを送信する。
【0034】
図4は本開示の実施例による基地局の無線通信の方法400を示す。いくつかの実施例において、方法400は、ユーザ機器(UE)に1つ以上の無線アクセス技術(RAT)に対するサイドリンクリソース構成シグナリングを送信するブロック402、及びUEからUE能力がクロスRAT制御をサポートすることを取得するブロック406を含む。いくつかの実施例によって提案されたUE能力レポートを使用することの利点には以下が含まれる。1.ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可し、2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可する。
【0035】
いくつかの実施例において、方法400は、UEにUEのUE能力に関連するクエリ要求を送信するブロック404をさらに含む。いくつかの実施例において、UE能力はUEクロスRAT能力とUE RAT間能力のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施例において、UEクロスRAT能力は、ニューラジオ(NR)RATとロングタームエボリューション(LTE)RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成される。いくつかの実施例において、NR RATとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方をサイドリンクV2X通信に使用するように構成されるUEクロスRAT能力という指示は、基地局がUEから各RATに対するUEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストを受信することによって実行される。いくつかの実施例において、UEがサポートする特徴とともにUEがサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストは1つのRATに対するビークル・ツー・エブリシング(V2X)操作専用の周波数帯域を含むと、基地局はUEが該1つのRAT上のサイドリンクV2X通信をサポートする知識を取得する。
【0036】
いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、NR RATとLTE RATとの間の処理とシグナリング交換を実行するように構成される。いくつかの実施例において、UE RAT間能力は、UEがUEの1つのRATモジュールではダウンリンクにシグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報がUEの他のRATモジュールに送信される時間点までの最小または最大持続時間/オフセットの測定を含む。いくつかの実施例において、異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットを使用してサイドリンクリソース構成シグナリングを送信する。
【0037】
本開示のいくつかの実施例において、提案された方法を提供する。いくつかの実施例において、UEはネットワークBSにネットワークBSと異なるRATを使用したサイドリンクV2X通信に対するサポート及びそのRAT間モジュールシグナリング交換の能力をレポートする。UEは、まず、ネットワークBSから指示または実際な構成、例えば1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信することによって、ネットワークBSがサイドリンクV2X通信に対するクロスRAT制御とリソース構成をサポートするかどうかを判定する。
【0038】
いくつかの実施例において、UEがRRC_IDLE状態またはRRC_INACTIVE状態にあると、1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングは異なるシステム情報ブロック(SIB)中の共通RRCシグナリングを介してUEに送信できる。いくつかの実施例において、UEはRRC_CONNECTED状態にあると、専用RRCシグナリングを使用して1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングをUEに送信することができる。
【0039】
いくつかの実施例において、具体的に、RRC_IDLE状態にあるUEに関して、RRCコンテキストが存在しない。ラジオアクセスネットワーク(RAN)とコアネットワーク(CN)との間に接続が存在しない。UEは、バッテリー消費を減らすためにほとんどの時間にはスリープするため、データ送信は発生しない。ダウンリンクでは、ネットワークからのページングメッセージがある場合、RRC_IDLE状態にあるUEは周期的にウェイクアップして、ページングメッセージを受信することができる。モビリティは、UEによりセルの再選択を通じて処理する。アップリンク同期を維持できないため、可能なアップリンク伝送アクティビティはランダムアクセスのみであり、RRC_CONNECTED状態に入るようにする。RRC_CONNECTED状態に入る部分として、UEとネットワークの両方でRRCコンテキストが確立される。
【0040】
いくつかの実施例において、具体的に、RRC_INACTIVE状態にあるUEに関して、suspendConfigによってRRCConnectionReleaseを受信する場合、UEがRRC_INACTIVE状態に入る。suspendConfigを受信した後、UEは、セキュリティ構成、セルラジオネットワーク一時識別子(C-RNTI)、物理セルアイデンティテ(PCI)及び送信元プライマリセル(Pcell)のセルアイデンティテなどのアクセスストラタム(AS)コンテキストを記憶する。UEは現在のRRC構成も記憶する。UEは上位層へのRRC接続を一時停止するように指示することができる。
【0041】
いくつかの実施例において、具体的に、RRC_CONNECTED状態にあるUEに関して、RRCコンテキストが確立され、且つUEとラジオアクセスネットワークとの間の通信に必要なすべてのパラメータは、両方のエンティティに対して既知のものである。UEアイデンティテは、即ちC-RNTIであり、UEとネットワークとの間のシグナリング目的に使用される。
【0042】
図5は本開示の実施例によるUEがクロスRATサイドリンク通信とRAT間シグナリング交換能力をレポートする方法を示すフローチャートである。図5中のフローチャート500を参照し、提案されたUEがクロスRATサイドリンク通信とRAT間シグナリング交換能力をレポートする方法の図示を示す。ブロック502は、UEがネットワークBSから1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信するように指示する。UEがRRC_CONNECTED状態ではないと、ブロック504に示すように、UEはまず、RRCSetupRequestメッセージを送信することによってネットワークBSとのRRC接続を確立する。一旦UEがRRC_CONNECTED状態にあると、ブロック506に示すように、ネットワークBSはUEにクエリ要求を送信し、それがサポートする機能をレポートする。次に、UEはBSにNRとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方におけるサイドリンクV2X通信に対するサポートをレポートし、UE能力情報ユニットの部分として使用される。同時に、ブロック508に示すように、UEはそのRAT間シグナリング交換の能力と処理時間もレポートする。
【0043】
いくつかの実施例において、UEがNRとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方を使用するサイドリンクV2X通信に対するサポートを指示させるために、UEは各RATに対するサポートする特徴とともにサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをネットワークBSにそれぞれレポートする。指示されたサポート周波数帯域及び/又は周波数帯域組み合わせにNR RATに対するUE能力レポートの部分として5.9GHzのITS周波数帯域(即ちNR周波数帯域n47)が含まれると、これは、UEがNR-V2Xサイドリンク通信をサポートすることを意味する。同様に、指示されたサポート周波数帯域及び/又は周波数帯域組み合わせに進化したユニバーサル地上無線アクセス(EUTRA)とも呼ばれる5.9GHzのITS周波数帯域(即ち、LTE周波数帯域47)のLTE RATに対するUE能力レポートの部分が含まれると、これは、UEがLTE-V2Xサイドリンク通信をサポートすることを意味する。
【0044】
いくつかの実施例において、UEがそのRAT間シグナリング交換の能力と処理時間を指示させるために、このような能力は最小または最大持続時間/オフセットの測定として表現されることができ、或いはUEが1つのRATモジュール(例えば図1中のNRモジュール42とLTEモジュール44のうちの一方)ではダウンリンクに制御シグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報が他のRATモジュール(例えば図1中のNRモジュール42とLTEモジュール44のうちの他方)に送信される時間点までの、ミリ秒、タイムスロット、サブフレームまたはシンボルを単位とする持続時間/オフセットの範囲である。
【0045】
要するに、いくつかの実施例の一態様では、UEに対するクロスRATサイドリンク通信とRAT間モジュールシグナリング交換能力をレポートするための方法を提供する。該方法は、1つ以上のRATに対するサイドリンクリソース構成シグナリングを受信し、基地局からUE能力に関連するクエリ要求を受信すること、及び基地局にUE能力情報ユニットとしての部分をレポートすることを含み、該UE能力情報ユニットは、UEのNRとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方を使用してサイドリンクV2X通信を行うクロスRAT能力、及び/又はUEのNRとTE RATとの間の処理とシグナリング交換に用いられるRAT間能力を含む。該方法は、UEがまだRRC_CONNECTED状態ではないと、RRCSetupRequestを送信することによって基地局までのRRC接続を確立することをさらに含む。
【0046】
また、いくつかの実施例において、サイドリンクリソース構成シグナリングは異なるRATに対する異なるシステム情報ブロックまたは専用RRC情報ユニットによって送信される。いくつかの実施例において、UEは各RATのサポートする特徴とともにサポートする周波数帯域と周波数帯域組み合わせのリストをネットワークBSにそれぞれレポートすることによって、NRとLTE RATのうちのいずれかの一方または両方を使用してサイドリンクV2X通信を行うUEのクロスRAT能力の指示を実行する。指示されたサポート周波数帯域及び/又は周波数帯域組み合わせはV2X操作専用の周波数帯域を1つのRATに対するUE能力レポートの部分として含むと、これは、UEが前記RAT上のサイドリンクV2X通信をサポートすることを意味する。いくつかの実施例において、RAT間モジュールシグナリング交換能力は、持続時間/オフセットの最小値または最大値の測定であり、或いは、UEが1つのRATモジュールではダウンリンクに制御シグナリング情報を受信する時間点からシグナリング情報が他のRATモジュールに送信される時間点までの、ミリ秒、タイムスロット、サブフレームまたはシンボルを単位とする持続時間/オフセットの範囲にある。
【0047】
いくつかの実施例の商業的利益は以下の通りであり、ネットワークBSがUEに異なるRAT上のSLリソースのより動的な制御、微細化且つターゲットを絞った構成を提供することを許可し、2.ネットワークBSがSLリソースの動的ダウンリンク制御情報(DCI)シグナリングとラジオリソース制御(RRC)構成中にSLリソースタイミングをより良く推定してそれをUEに位置合わせることを許可し、3.より少ないシグナリングメッセージ交換により、処理、遅延、及び電力消費を減少させ、4.より多くのユースケースとタイプのSL通信をサポートすることができるため、より大きな使用能力と柔軟性を提供することができ、5.本開示のいくつかの実施例は5G-NRチップセット供給業者、V2X通信システム開発供給業者、自動車、列車、トラック、バス、自転車、オートバイ、ヘルメットなどを含む自動車製造業者、ドローン(無人航空機)、スマートフォン製造業者、公共安全目的の通信機器、AR/VR機器製造業者によって、例えばゲーム、会議/セミナー、教育目的に使用される。本開示のいくつかの実施例は、最終製品を作成するために3GPP仕様で採用することができる「技術/プロセス」の組み合わせである。
【0048】
図6は本開示の実施例による無線通信用の例示的なシステム700のブロック図である。任意の適切な構成のハードウェア及び/又はソフトウェアを使用して本明細書で説明される実施例をシステムに実施する。図6は、示されるように互いにカップリングされた無線周波数(RF)回路710、ベースバンド回路720、アプリケーション回路730、メモリ/記憶装置740、ディスプレイ750、カメラ760、センサー770、及び入力/出力(I/O)インターフェース780を少なくとも備えるシステム700を示す。
【0049】
アプリケーション回路730は、1つまたは複数のシングルコアまたはマルチコアプロセッサの回路を備えることができるが、これらに限定されない。プロセッサは、汎用プロセッサと、グラフィックプロセッサ及びアプリケーションプロセッサなどの専用プロセッサの任意の組み合わせを備えることができる。プロセッサはメモリ/記憶装置にカップリング可能であり、且つシステム上で様々なアプリケーション及び/又は操作システムを稼動することができるように、メモリ/記憶装置に記憶される命令を実行するように構成される。
【0050】
ベースバンド回路720は、1つまたは複数のシングルコアまたはマルチコアプロセッサの回路を備えることができるが、これらに限定されない。プロセッサは、ベースバンドプロセッサを備えることができる。ベースバンド回路は様々なラジオ制御機能を処理することができ、これらの機能はRF回路を介して1つまたは複数のラジオネットワークに通信することができる。ラジオ制御機能は、信号変調、コーディング、デコード、無線周波数シフトなどを備えることができるが、これらに限定されない。いくつかの実施例において、ベースバンド回路は1種または複数種のラジオ技術と兼ねることができる通信を提供できる。例えば、いくつかの実施例において、ベースバンド回路は進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)及び/又は他のワイヤレスメトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートすることができる。ベースバンド回路が1つ以上の無線プロトコルのラジオ通信をサポートするように構成される実施例はマルチモードベースバンド回路と呼ばれることができる。
【0051】
様々な実施例において、ベースバンド回路720は、ベースバンド周波数にあると厳密に見なされない信号を使用して操作する回路を備えることができる。例えば、いくつかの実施例において、ベースバンド回路は、中間周波数を有する信号を使用して操作する回路を備えることができ、該中間周波数はベースバンド周波数と無線周波数との間にある。
【0052】
RF回路710は変調された電磁放射を使用して、非固体媒体を介して無線ネットワークとの通信を実施することができる。様々な実施例では、RF回路は、スイッチ、フィルタ、増幅器などを備えることができることによって、無線ネットワークとの通信を促進する。
【0053】
様々な実施例では、RF回路710は、無線周波数にあると厳密に見なされない信号を利用して操作する回路を備えることができる。例えば、いくつかの実施例において、RF回路は、中間周波数を有する信号を利用して操作する回路を備えることができ、該中間周波数はベースバンド周波数と無線周波数との間にある。
【0054】
様々な実施例では、以上で検討されたユーザ機器、eNBまたはgNBの送信機回路、制御回路または受信機回路はRF回路、ベースバンド回路及び/又はアプリケーション回路のうちの1つまたは複数に全部または部分的に実現されることができる。本明細書で使用されるように、「回路」は1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用またはグループ)及び/又はメモリ(共有、専用またはグループ)、組み合わせ論理回路、及び/又は説明される機能を提供する他の適切なハードウェアコンポーネント、或いはその一部を指し、或いはこれらのコンポーネントを含む。いくつかの実施例において、電子機器回路は、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアモジュールに実現されることができ、或いは回路に関連する機能は1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアモジュールによって実現されることができる。
【0055】
いくつかの実施例において、ベースバンド回路、アプリケーション回路、及び/又はメモリ/記憶装置の構成コンポーネントのうちの一部または全部を一緒にシステムオンチップ(SOC)に実現することができる。
【0056】
メモリ/記憶装置740は、例えばシステム用のデータ及び/又は命令をロード及び記憶するために使用できる。一実施例のメモリ/記憶装置は、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)などのような適切な揮発性メモリ、及び/又はフラッシュメモリなどのような不揮発性メモリの任意の組み合わせを備えることができる。
【0057】
様々な実施例では、I/Oインターフェース780は、ユーザがシステムと相互作用することを可能にするように設計される1つまたは複数のユーザインターフェース及び/又は周辺コンポーネントがシステムと相互作用することを可能にするように設計される周辺コンポーネントインターフェースを備えることができる。ユーザインターフェースは、物理的なキーボードまたはキーパッド、タッチパッド、スピーカー、マイクなどを備えることができるが、これらに限定されない。周辺コンポーネントインターフェースは、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック及び電源インターフェースを備えることができるが、これらに限定されない。
【0058】
様々な実施例では、センサー770は、システムに関連する環境条件及び/又は位置情報を決定するように、1つまたは複数の感知機器を備えることができる。いくつかの実施例において、センサーは、ジャイロスコープセンサー、加速度計、近接センサー、環境光センサー及び位置決めユニットを備えることができるが、これらに限定されない。位置決めユニットは、ベースバンド回路及び/又はRF回路の部分であってもよく、またはそれと相互作用し、位置決めネットワークのコンポーネント(例えば、全地球測位システム(GPS)衛星)と通信することができる。
【0059】
様々な実施例では、ディスプレイ750は、液晶ディスプレイとタッチスクリーンディスプレイなどのディスプレイを備えることができる。様々な実施例では、システム700は、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、ウルトラブック、スマートフォン、AR/VRガラスなどであるがこれらに限定されないモバイルコンピューティングデバイスであってもよい。様々な実施例では、システムはより多くのまたはより少ないコンポーネント及び/又は異なるアーキテクチャを持つことができる。必要に応じて、本明細書で説明される方法はコンピュータプログラムとして実現されることができる。コンピュータプログラムは非一時的記憶媒体などの記憶媒体に記憶されることができる。
【0060】
当業者は、本開示の実施例で説明と開示されたユニット、アルゴリズム及びステップのそれぞれは電子ハードウェアまたはコンピュータ用のソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせを使用して実現されることを理解する。機能はハードウェアで稼動されるかソフトウェアで稼動されるかは、アプリケーションの条件と技術案の設計要件によって決められる。
【0061】
当業者は、異なる方法を使用して各特定アプリケーションの機能を実施することができ、これらの実施は本開示の範囲から逸脱すべきではない。当業者は、上記システム、デバイス及びユニットの作業プロセスがほぼ同じであるため、上記実施例におけるシステム、機器及びユニットの作業プロセスを参照できることを理解することができる。説明を容易にして簡素化するために、これらの作業プロセスを詳細に説明しない。
【0062】
理解できるものとして、本開示の実施例で開示されるシステム、機器及び方法は他の方法によって実施されることができる。上記の実施例は単なる例示である。ユニットの分割は論理機能のみに基づいており、実施には他の分割が存在する。複数のユニットまたはコンポーネントは他のシステムに組み合わせまたは集積されることもできる。一部の特性は省略またはスキップされることもできる。他方で、表示または討論された相互カップリング、直接カップリング、または通信カップリングは、いくつかのポート、機器、またはユニットを介して、電気的、機械的、または他の形態で間接的または通信的に操作される。
【0063】
解釈用の分離コンポーネントとしてのユニットは、物理的に分離されているか、または分離されていない。表示用のユニットは物理ユニットである場合とそうでない場合があり、即ち1つの場所に位置するか、或いは複数のネットワークユニットに分布される。実施例の目的に応じてユニットのうちの一部または全部を使用する。また、各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよいし、物理的に独立であってもよいし、或いは2つまたは2つ以上のユニットとともに1つの処理ユニットに集積されてもよい。
【0064】
ソフトウェア機能ユニットは製品として実施、使用及び販売される場合、コンピュータにおける可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本開示で提案された技術案は基本的にまたは部分的にソフトウェア製品の形式として実施されることができる。或いは、従来の技術に有益な技術案の一部はソフトウェア製品の形式として実施されることができる。コンピュータにおけるソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピューティングデバイス(例えばコンピューティングデバイス、サーバーまたはネットワークデバイス)が本開示の実施例で開示されたステップのうちの全部または一部を稼動するための複数の命令を含む。記憶媒体はUSBディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フロッピーディスクまたはプログラムコードを記憶できるその他の種類の媒体を含む。
【0065】
本開示は、最も実用的で好ましいと考えられる実施形態と併せて説明されるが、理解すべきものとして、本開示は開示された実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲の最も広い解釈範囲から逸脱することなく行った様々な布置を網羅することを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】