(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-06
(54)【発明の名称】ムース製品、方法及び装置
(51)【国際特許分類】
A61K 8/02 20060101AFI20220530BHJP
A61K 8/69 20060101ALI20220530BHJP
A61K 8/31 20060101ALI20220530BHJP
A61Q 5/02 20060101ALI20220530BHJP
A61Q 9/02 20060101ALI20220530BHJP
A61Q 5/06 20060101ALI20220530BHJP
A61Q 19/02 20060101ALI20220530BHJP
【FI】
A61K8/02
A61K8/69
A61K8/31
A61Q5/02
A61Q9/02
A61Q5/06
A61Q19/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021556784
(86)(22)【出願日】2020-03-20
(85)【翻訳文提出日】2021-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2020080383
(87)【国際公開番号】W WO2020192576
(87)【国際公開日】2020-10-01
(32)【優先日】2019-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500575824
【氏名又は名称】ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】Honeywell International Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100120754
【氏名又は名称】松田 豊治
(72)【発明者】
【氏名】ワン、チャンミン
(72)【発明者】
【氏名】リン、ユー クン
(72)【発明者】
【氏名】セティワン、バリー
(72)【発明者】
【氏名】アンザローン、アンソニー
(72)【発明者】
【氏名】スタチュラ、レオナルド
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA082
4C083AC011
4C083AC012
4C083AC122
4C083AC182
4C083AC212
4C083AC242
4C083AC302
4C083AC342
4C083AC422
4C083AC442
4C083AC472
4C083AC512
4C083AC532
4C083AC542
4C083AC662
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC811
4C083AC812
4C083AC852
4C083AD072
4C083AD092
4C083AD132
4C083AD152
4C083AD242
4C083AD282
4C083AD392
4C083AD662
4C083CC19
4C083CC21
4C083CC32
4C083CC38
4C083DD08
4C083EE06
4C083EE17
4C083EE21
(57)【要約】
【解決手段】 高光沢及び良好な展延性を有するムース組成物であって、(i)担体と、(ii)担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。
【選択図】
図6A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高光沢及び良好な展延性を有するムース組成物であって、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前記担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、前記発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前記表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、ムース組成物。
【請求項2】
前記担体が、少なくとも90重量%の水を含む、請求項1に記載のムース組成物。
【請求項3】
前記発泡剤が、少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、請求項1又は2に記載のムース組成物。
【請求項4】
成分(i)~(v)の重量に基づいて、約6重量%~約20重量%の、前記担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、成分(i)~(v)の重量に基づいて、約7.5重量%~約15重量%の発泡剤と、を含む、請求項1、請求項2又は請求項3に記載のムース組成物。
【請求項5】
前記発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブテンと、を含む、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のムース組成物。
【請求項6】
前記泡が、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のムース組成物。
【請求項7】
前記表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前記成分(v)が存在し、前記担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のムース組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のムースをヒトの皮膚及び/又は毛髪に適用することを含む、ヒトを処置する方法。
【請求項9】
前記表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、コカアンホジ酢酸二ナトリウム、及びこれらのうちの2種以上の組み合わせからなる群から選択され、前記方法を適用することが、前記ムース製剤を使用者に適用して、前記使用者に約0.05g/mL以下の密度を有するムース泡を形成することを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
圧力下の容器と、前記容器内の請求項1~7のいずれか一項に記載のムースと、を含む、製造物品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2019年3月22日に出願された米国特許仮出願第62/822,505号に関し、その優先的な利益を主張するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、特にヒトを含む動物の皮膚、毛髪及び/又は粘膜に送達するためのムース組成物、製品及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
動物の皮膚、毛髪及び/又は粘膜に化粧成分、洗浄成分、及び/又は薬効成分を送達するための様々なエアゾール及び非エアゾールフォームは、従来技術において既知である。特に、剪断により容易に潰れる、実質的に均質で発泡する/発泡性の泡を分配時に生成する製剤は、当該技術分野において「ムース」製剤又は製品として既知である。
【0004】
ムースを含む発泡性エアゾール製品の処方において、必須成分は、液体濃縮物を容器から、処置される個体の皮膚、毛髪及び/又は粘膜に分配するために使用される噴射剤である。製造において、製剤の液体濃縮物部分は、典型的には、バルブカップで密封される缶などの容器内に最初に充填され、その後、噴射剤が圧入によって導入される。一工程で噴射剤を充填してバルブカップを密封するアンダーカップ充填を使用して、容器を調製することもできる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パーソナルケア製品の処方にこれまで一般的に使用されてきた噴射剤の1種は、圧縮ガスである。圧縮ガスの例は、加圧容器内にガスとして残る、窒素、二酸化炭素などである。使用される液体濃縮物の種類に応じて、これらは液体濃縮物中に部分的に可溶化され得る。このような製品から生じる圧力は、液体濃縮物中に可溶化された噴射剤の量とヘッドスペース中に残った量とによって制御され得る。しかしながら、圧縮ガスは、使用時に缶の寿命にわたって圧力が低下し、結果として製品の有効寿命にわたって噴霧特性が異なり、噴霧速度が低下し、泡の品質が劣化するため、パーソナルケア製品において広く使用されていない。このような特性は、消費者満足度の観点から一般的に望ましくないと考えられる。
【0006】
パーソナルケア製品の処方にこれまで一般的に使用されてきた噴射剤の別の種類は、液化ガス噴射剤、即ちLGである。LGは、通常の温度及び圧力下で気体であるが、大気圧より高い圧力下で液体になる。LGを使用する利点は、適切に設計されている場合、缶内の製品が消費者によって使用のために分配されるときに液体状態から気体状態に変換されることにより、缶内の製品の寿命にわたって一定圧力を維持し得ることである。これにより、ある使用から次の使用までにその特性が過度に変化しない製品が使用者に提供され、これは消費者満足度の観点から望ましい。
【0007】
特定の炭化水素及びヒドロフルオロカーボン、並びにジメチルエーテルが、LGとして一般的に使用されてきた。フルオロカーボンは、オゾン層への損傷に関する懸念のためにその使用が制限された1970年代半ばまで、最も広く使用された噴射剤であった。炭化水素は、容易に入手可能であり、ヒドロフルオロカーボンよりも安価であるため、多くのパーソナルケア用途に選択される噴射剤になっている。パーソナルケア産業で使用される炭化水素としては、プロパン及びブタンの混合物、最も一般的にはイソブタン、n-ブタン及びプロパンのうちの2種以上が挙げられる。例えば、「A-46」として知られる噴射剤は、15.15重量%のプロパンと84.85重量%のイソブタンとの混合物である。A-46という名称は、ブレンドが70°Fで46psigの蒸気圧を有することを反映する。
【0008】
最も一般的に使用されるハイドロフルオロカーボン噴射剤のうちの1つは、70°Fで62psigの蒸気圧を有するHFC-152Aである。
【0009】
ムース製品の処方において、出願人らは、使用される噴射剤の選択及び量が、生成される泡の質に重要な役割を果たし得ることを理解するようになった。出願人らがムース製品の成功にとって重要であると考え、ムースを分配及び形成するために使用される噴射剤によって影響を受ける、製剤パラメータとしては、(1)泡の形状及び表面特性を表す、分配される泡の初期安定性、(2)それぞれの使用で分配される成分の重量に影響を与える、生成される泡の密度、(3)泡の光沢、(4)泡の展延性、及び(5)泡の分配特性が挙げられる。上記に加えて、噴射剤は、一般に製品を使用すると大気中に放出されるため、ムース製品の処方における使用に関して環境問題が噴射剤の成功に影響を与える。したがって、当業者であれば、これらの多くの重要な泡の要件を同時に満たすことができるムース製品用の新しい噴射剤を処方することが重要な課題であることが理解される。
【0010】
出願人らは、意外にも、以下に詳細に説明するように、噴射剤としてトランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(トランス-1234ze)の臨界範囲を使用して、及び/又は特定量以内の炭化水素のプロパン及びイソブタンと組み合わせたトランス-1234zeを使用して、非常に高品質の泡が生成され得ることを見出した。
【0011】
出願人らはまた、ムース製剤、方法及び装置において特定の表面低下成分を使用すると、製剤中で予想外に低濃度の表面低下成分を用いて、所望の量レベルでムース泡の形成が可能になることも見出した。加えて、これらの同じ界面活性剤を使用して、予想外に高密度のムース製剤を生成することが可能であり、これは、所与の用量のムース泡に対してより高濃度の洗浄界面活性剤を使用者に送達することができるという望ましい利点を有する。
【0012】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース1と称される場合がある。
【0013】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース2と称される場合がある。
【0014】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース3と称される場合がある。
【0015】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約6重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約7.5重量%~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース4と称される場合がある。
【0016】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース5と称される場合がある。
【0017】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース6と称される場合がある。
【0018】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース7と称される場合がある。
【0019】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース8と称される場合がある。
【0020】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース9と称される場合がある。
【0021】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース10と称される場合がある。
【0022】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース11と称される場合がある。
【0023】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース12と称される場合がある。
【0024】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース13と称される場合がある。
【0025】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース14と称される場合がある。
【0026】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース15と称される場合がある。
【0027】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース16と称される場合がある。
【0028】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース17と称される場合がある。
【0029】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース18と称される場合がある。
【0030】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース19と称される場合がある。
【0031】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース20と称される場合がある。
【0032】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース21と称される場合がある。
【0033】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、この表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びコカアンホジ酢酸二ナトリウム(disodium cocaamphodiacetate)からなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース22と称される場合がある。
【0034】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を含み、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、この表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びコカアンホジ酢酸二ナトリウムからなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落によるムース組成物は、本明細書では、ムース23と称される場合がある。
【0035】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法も含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法1と称される場合がある。
【0036】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法2と称される場合がある。
【0037】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法3と称される場合がある。
【0038】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約6重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約7.5重量%~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法4と称される場合がある。
【0039】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法5と称される場合がある。
【0040】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法6と称される場合がある。
【0041】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法7と称される場合がある。
【0042】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法8と称される場合がある。
【0043】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法9と称される場合がある。
【0044】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法10と称される場合がある。
【0045】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法11と称される場合がある。
【0046】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法12と称される場合がある。
【0047】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法13と称される場合がある。
【0048】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法14と称される場合がある。
【0049】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法15と称される場合がある。
【0050】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法16と称される場合がある。
【0051】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法17と称される場合がある。
【0052】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法18と称される場合がある。
【0053】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法19と称される場合がある。
【0054】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法20と称される場合がある。
【0055】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用する工程と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法21と称される場合がある。
【0056】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びココアンホジ酢酸二ナトリウムからなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用して、ムース泡を形成し、好ましくは約0.05g/mL以下の密度を有するムース泡を形成する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法22と称される場合がある。
【0057】
本発明は、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含み、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、ムース製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びコカアンホジ酢酸二ナトリウムからなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、工程と、
(b)前述のムース製剤を使用者に適用して、使用者にムース泡を形成し、好ましくは約0.05g/mL以下の密度を有するムース泡を形成する工程と、を含む。便宜上、本段落による方法は、本明細書では、方法23と称される場合がある。
【0058】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ1と称される場合がある。
【0059】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ2と称される場合がある。
【0060】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ3と称される場合がある。
【0061】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約6重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約7.5重量%~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ4と称される場合がある。
【0062】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ5と称される場合がある。
【0063】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ6と称される場合がある。
【0064】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(a)ムース製剤を提供する工程であって、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ7と称される場合がある。
【0065】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ8と称される場合がある。
【0066】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ9と称される場合がある。
【0067】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ10と称される場合がある。
【0068】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ11と称される場合がある。
【0069】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ12と称される場合がある。
【0070】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ13と称される場合がある。
【0071】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ14と称される場合がある。
【0072】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、及び4以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ15と称される場合がある。
【0073】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ16と称される場合がある。
【0074】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ17と称される場合がある。
【0075】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約50重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ18と称される場合がある。
【0076】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ19と称される場合がある。
【0077】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の光沢度を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ20と称される場合がある。
【0078】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前述の担体の表面張力を低下させるための1種以上の表面張力調整剤であって、ただし、この表面張力調整剤が約3重量%未満の量で存在する場合、前述の成分(v)が存在し、前述の担体からの泡セル壁の形成を補助する補助剤を含む、表面張力調整剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含み、前述の泡は、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ21と称される場合がある。
【0079】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、この表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びコカアンホジ酢酸二ナトリウムからなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ22と称される場合がある。
【0080】
本発明はまた、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムース組成物を分配する製造物品も含み、この物品が、
(a)圧力下で製剤を収容し、この製剤を分配するために開閉式である容器を含み、この製剤が、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体であって、この担体が少なくとも90重量%の水を含む、担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約3重量%~約20重量%の、担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤であって、この表面張力低下剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、及びコカアンホジ酢酸二ナトリウムからなる群から選択される、表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約15重量%の発泡剤であって、この発泡剤が少なくとも約40重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前述の表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む。便宜上、本段落による製造物品は、本明細書では、ムースディスペンサ23と称される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【
図C1A】
図C1Aは、本明細書の実施例における実施例C1Aから得られた泡の写真である。
【
図C1B】
図C1Bは、本明細書の実施例における実施例C1Bから得られた泡の写真である。
【
図C1C】
図C1Cは、本明細書の実施例における実施例C1Cから得られた泡の写真である。
【
図C1D】
図C1Dは、本明細書の実施例における実施例C1Dから得られた泡の写真である。
【
図C1E】
図C1Eは、本明細書の実施例における実施例C1Eから得られた泡の写真である。
【
図C1F】
図C1Fは、本明細書の実施例における実施例C1Fから得られた泡の写真である。
【
図1A】
図1Aは、本明細書の実施例における実施例1Aから得られた泡の写真である。
【
図1B】
図1Bは、本明細書の実施例における実施例1Bから得られた泡の写真である。
【
図1C】
図1Cは、本明細書の実施例における実施例1Cから得られた泡の写真である。
【
図1D】
図1Dは、本明細書の実施例における実施例1Cから得られた泡の写真である。
【
図1E】
図1Eは、本明細書の実施例における実施例1Cから得られた泡の写真である。
【
図1F】
図1Fは、本明細書の実施例における実施例1Cから得られた泡の写真である。
【
図C2A】
図C2Aは、本明細書の実施例における実施例C2Aから得られた泡の写真である。
【
図C2B】
図C2Bは、本明細書の実施例における実施例C2Bから得られた泡の写真である。
【
図C2C】
図C2Cは、本明細書の実施例における実施例C2Cから得られた泡の写真である。
【
図2A】
図2Aは、本明細書の実施例における実施例2Aから得られた泡の写真である。
【
図2B】
図2Bは、本明細書の実施例における実施例2Bから得られた泡の写真である。
【
図2C】
図2Cは、本明細書の実施例における実施例2Cから得られた泡の写真である。
【
図C3A】
図C3Aは、本明細書の実施例における実施例C3Aから得られた泡の写真である。
【
図C3B】
図C3Bは、本明細書の実施例における実施例C3Bから得られた泡の写真である。
【
図C3C】
図C3Cは、本明細書の実施例における実施例C3Cから得られた泡の写真である。
【
図3A】
図3Aは、本明細書の実施例における実施例3Aから得られた泡の写真である。
【
図3B】
図3Bは、本明細書の実施例における実施例3Bから得られた泡の写真である。
【
図3C】
図3Cは、本明細書の実施例における実施例3Cから得られた泡の写真である。
【
図4A】
図4Aは、本明細書の実施例における実施例4から得られた泡の写真である。
【
図4B】
図4Bは、本明細書の実施例における実施例4から得られた泡の写真である。
【
図C5A】
図C5Aは、本明細書の実施例における実施例C5Aから得られた泡の写真である。
【
図C5B】
図C5Bは、本明細書の実施例における実施例C5Bから得られた泡の写真である。
【
図C5C】
図C5Cは、本明細書の実施例における実施例C5Cから得られた泡の写真である。
【
図5A】
図5Aは、本明細書の実施例における実施例5Aから得られた泡の写真である。
【
図5B】
図5Bは、本明細書の実施例における実施例5Bから得られた泡の写真である。
【
図5C】
図5Cは、本明細書の実施例における実施例5Cから得られた泡の写真である。
【
図6A】
図6Aは、実施例6から得られた泡密度データのグラフである。
【
図6B】
図6Bは、実施例6から得られた泡量データのグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0082】
本発明は、(i)担体と、(ii)少なくとも1種の表面張力調整剤と、(iii)発泡剤と、(iv)所望により、表面張力調整剤に加えて、1種以上の活性成分と、(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、ムース組成物を提供する。便宜上、成分(i)、(ii)、(iv)及び(v)は合わせて、本明細書では、ムース組成物の「濃縮物」部分と称される場合がある。当業者であれば理解するように、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースの濃縮物部分で使用される成分の特定の量及び種類は、本発明の目的及び教示の範囲内で、製品の特定の標的用途を達成するように変更及び調整することができる。
【0083】
用途
大まかに言えば、本発明のムース組成物は、適用される使用者の外観、状態又は健康に影響を与えるための1種以上の成分を、動物、好ましくはヒトの皮膚、及び/又は毛髪、及び/又は粘膜に送達するために使用することができる。このような用途としては、パーソナルケア製品としての用途が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用するとき、用語「パーソナルケア」は、適用されると使用者の健康及び/又は外観に影響を与える多種多様な製品を指す。したがって、用語「パーソナルケア」は、その意味の中に化粧用途及び医薬/薬剤用途の両方を含む。本明細書で使用するとき、用語「化粧用途」、「化粧品」、及び同様の用語は、使用者の外観及び/又は感触及び/又は臭気及び/又は清浄度に影響を与える用途、製品などを指す。本明細書で使用するとき、用語「医薬」及び「薬剤」用途及び製品は、使用者の病気、傷害若しくは他の健康状態を改善若しくは処置することによって、又は使用者の皮膚若しくは毛髪の保護剤として、使用者の健康に影響を与える用途、製品などを指す。
【0084】
したがって、本発明は、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのパーソナルケア製品としての用途を含む。
【0085】
一般に、本発明のパーソナルケア用途及び製品は、「リンスオフ」製品又は「リーブオン」製品に分類することができる。本明細書で使用するとき、用語「リンスオフ」製品は、適用され、使用者の皮膚又は毛髪の中又は上に擦り込まれ、次いで典型的には水で洗い流されることが意図された製品を指す。対照的に、「リーブオン」製品は、適用され、所望により使用者の皮膚又は毛髪中に擦り込まれ、次いで長期間にわたって身体上に残され、好ましくは使用者の外観及び/又は感触及び/又は臭気及び/又は健康に比較的長期間影響を与えることが意図された製品を指す。
【0086】
したがって、本発明は、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリンスオフパーソナルケア製品としての用途を含む。
【0087】
したがって、本発明は、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリーブオンパーソナルケア製品としての用途を含む。
【0088】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースの化粧品としての用途も含む。
【0089】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリンスオフ化粧品としての用途も含む。
【0090】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリーブオン化粧品としての用途も含む。
【0091】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリンスオフ医薬/薬剤製品としての用途も含む。
【0092】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのリーブオン医薬/薬剤製品としての用途も含む。
【0093】
化粧用途及び化粧品の例としては、シャンプー、コンディショナ、皮膚洗浄剤、洗顔料、ヘアスタイリング、整髪及びヘアカラー製品、シェービングクリーム、日焼け製品、日焼け止め製品、皮膚保湿剤、香料、顔用化粧調製品、及び防臭剤が挙げられる。
【0094】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのシャンプーとしての用途も含む。
【0095】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのハンドウォッシュとしての用途も含む。
【0096】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのボディーウォッシュとしての用途も含む。
【0097】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースの洗顔料としての用途も含む。
【0098】
したがって、本発明は、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのシェービングクリームとしての用途も含む。したがって、本発明はまた、ムース1~22のそれぞれを含む本発明のムースの皮膚保湿剤としての用途も含む。
【0099】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースの日焼け止めとしての用途も含む。
【0100】
したがって、本発明はまた、ムース1~22のそれぞれを含む本発明のムースのリーブオン顔用ムースとしての用途も含む。
【0101】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのヘアカラームースとしての用途も含む。
【0102】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのヘアスタイリングムースとしての用途も含む。
【0103】
したがって、本発明はまた、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースのヘアコンディショニングムースとしての用途も含む。
【0104】
医薬/薬剤用途及び医薬/薬剤製品の例としては、皮膚又は毛髪の問題又は疾患(ふけ又は皮膚発疹など)のための局所的処置、経皮的に適用される全身性薬剤又は医薬品、及び使用者の生物学的状態の処置又は抑制のための製品(制汗剤及び日焼け止めなど)が挙げられる。
【0105】
当業者であれば、多くのパーソナル製品が化粧品及び医薬/薬剤製品の両方のカテゴリに含まれ、そのような全ての二重用途の製品及び用途は本発明の範囲内であることが理解されるであろう。例えば、シャンプーは、その意図される用途が毛髪を洗浄することであるため、化粧品であり、抗ふけトリートメントは、その意図される用途がふけを処置することであるため、医薬/薬剤である。したがって、抗ふけシャンプーは、毛髪を洗浄してふけを処置するため、化粧品及び医薬/薬剤の両方のカテゴリに含まれる。化粧品及び医薬/薬剤カテゴリの両方である他のパーソナルケア製品の中に含まれるのは、フッ化物を含有する歯磨き粉、制汗剤でもある防臭剤、並びに日焼け止め成分を有する保湿剤及び化粧品である。
【0106】
ムース
担体
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、水性担体、非水性担体、又は水性担体と非水性担体との組み合わせを含み得る担体を含む。例えば、ムース1~23のそれぞれを含むムースの担体は、溶解、懸濁、分散及び/又は乳化された濃縮物の他の成分のうちの1種以上又は全てと連続相を形成する水を含んでもよい。例えば、ヘアコンディショニングシャンプー製品の場合、担体は、存在し得る他の活性成分及び補助剤と共に、水不溶性のコンディショニング剤の粒子が分散又は懸濁した水を含んでもよい。更なる例として日焼け止めムース製品の場合、担体は、油溶性の日焼け止め活性物質が乳化した水を含んでもよく、水は、好ましい実施形態では、好ましくは蒸留及び/又は脱イオン化されている。
【0107】
水は、好ましい実施形態では、好ましくはムース1~23のそれぞれを含むムース中に約30重量%~約98重量%の量で存在する。
【0108】
水は、好ましい実施形態では、好ましくはムース1~23のそれぞれを含むムース中に約50重量%~約98重量%の量で存在する。
【0109】
水は、好ましい実施形態では、好ましくはムース1~23のそれぞれを含むムース中に約60重量%~約98重量%の量で存在する。
【0110】
好ましい実施形態では、ムース1~23のそれぞれを含むムースは、水を含むか、又はそれから本質的になるか、又はそれからなる担体を含む。
【0111】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、溶解、懸濁、分散及び/又は乳化された濃縮物の他の成分のうちの1種以上又は全てと連続相を形成する有機担体である担体を含んでもよい。
【0112】
好ましい実施形態では、ムース1~23のそれぞれを含むムースは、有機溶媒を含むか、又はそれから本質的になるか、又はそれからなる担体を含む。
【0113】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、水中油型エマルション又は油中水型エマルションの形態の担体を含んでもよい。
【0114】
表面張力低下剤
好ましい実施形態では、表面張力低下剤は、少なくとも1種の界面活性剤を含む。当業者には理解されるように、このような界面活性剤は、担体、好ましくは水の表面張力の低下をもたらすだけでなく、多くの好ましい実施形態では界面活性剤は製剤に洗浄効果も提供するため、活性成分としても作用することができる。界面活性剤はまた、存在し得る乳化活性成分(例えば、シリコーンの形態のコンディショニング剤及び高分子量の炭化水素材料など)のための乳化剤として存在してもよい。
【0115】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースに使用するのに好適な界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、又はこれらのうちの2種以上の組み合わせであってもよい。
【0116】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースに使用するのに好適なアニオン性界面活性剤(乳化剤としても作用し得るものを含む)の例としては、アルキルアリールスルホン酸塩、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸塩、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキルエーテル硫酸塩、例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムnEO(式中、nは1~20)、アルキルフェノールエーテル硫酸塩、例えば、オクチルフェノールエーテル硫酸塩nEO(式中、nは1~20)、スルホコハク酸塩、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、天然ココ脂肪酸及びアミノ酸グリシン由来のアミノ酸系界面活性剤、例えば、ココイルグリシン酸ナトリウムが挙げられる。
【0117】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースに使用するのに好適な非イオン性界面活性剤(乳化剤としても作用し得るものを含む)の例は、アルキルフェノールエトキシレート、例えば、ノニルフェノールエトキシレートnEO(式中、nは1~50)、アルコールエトキシレート、例えば、ラウリルアルコールnEO(式中、nは1~50)、エステルエトキシレート、例えば、オキシエチレン単位の数が1~30のポリオキシエチレンモノステアレートである。例としては、ポリ(オキシ-1,2-エタンジイル),α-ヒドロ-ω-ヒドロキシ-,エーテル(D-グルシトールを有する(6:1)),テトラ-(9Z)-9-オクタデセノエート(これは、テトラオレイン酸ソルベス-40としても既知であり、本明細書ではそのように称される)、ココ-グルコシド及びラウリン酸PEG-80ソルビタンが挙げられる。
【0118】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースに使用するのに好適な両性及び双性イオン性洗浄界面活性剤としては、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシン酸塩、アルキルカルボキシグリシン酸塩、アルキルアンホプロピオン酸塩、アルキルアンホグリシン酸塩、及びアルキルアミドプロピルヒドロキシスルタインが挙げられ得る。例としては、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン及び好ましくはラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン及びコカンホプロピオン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウムが挙げられる。
【0119】
好ましくは、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムースの総重量に基づいて、一般に0.5%~約50%である。
【0120】
好ましくは、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムースの総重量に基づいて、一般に3%~約50%である。
【0121】
好ましくは、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムースの総重量に基づいて、一般に3%~約25%である。
【0122】
好ましくは、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムースの総重量に基づいて、一般に10%~約25%である。
【0123】
好ましくは、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムースの総重量に基づいて、一般に10%~約20%である。
【0124】
界面活性剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、コカアンホジ酢酸二ナトリウム、及びこれらのうちの2種以上の組み合わせからなる群から選択される界面活性剤を含むか、又はそれから本質的になるか、又はそれからなるとき、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムース1~23のそれぞれを含むムースの総重量に基づいて、好ましくは0.5%~10%未満である。
【0125】
界面活性剤が、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、コカアンホジ酢酸二ナトリウム、及びこれらのうちの2種以上の組み合わせからなる群から選択される界面活性剤を含むか、又はそれから本質的になるか、又はそれからなるとき、界面活性剤の総量(製剤の別の成分のための乳化剤として使用されるものを含む)は、ムース1~23のそれぞれを含むムースの総重量に基づいて、好ましくは0.5%~5%未満である。
【0126】
好ましくは、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムース製剤は、ココイルグリシン酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、テトラオレイン酸ソルベス-40、コカアンホジ酢酸二ナトリウム、及びこれらのうちの2種以上の組み合わせからなる群から選択される界面活性剤を含むか、又はそれから本質的になるか、又はそれからなる。
【0127】
発泡剤
本発明の発泡剤は、担体からムースの泡形態を形成するように作用し、ムース方法1~23のそれぞれを含むムース方法に関連して、及びムースディスペンサ1~23のそれぞれを含むムースディスペンサに関連して、好ましくは濃縮物を容器から放出するようにも作用する。
【0128】
本発明のムースは、好ましくは、トランス-1234zeを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる発泡剤を含む。
【0129】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも30重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0130】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも35重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0131】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも40重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0132】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも50重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0133】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも60重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0134】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも70重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0135】
本発明のムースは、好ましくは、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブタンとを含む発泡剤を含む。
【0136】
本発明のムースは、好ましくは、ムース中の総発泡剤に基づいて、少なくとも80重量%のトランス-1234zeを含む発泡剤を含む。
【0137】
好ましい実施形態では、ムースの5重量%超~約20重量%が発泡剤である。
【0138】
活性成分
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、好ましい実施形態では、界面活性剤に加えて、1種以上の活性成分を含む。具体的には、このような活性成分は、ムースの意図された機能に従って、当業者によって含まれることができる。
【0139】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、特に、好ましいヘアスタイリングムースの実施形態では、毛髪の形状又は質感に影響を与える活性成分を含む。
【0140】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、特に、好ましいヘアコンディショナムースの実施形態では、ヘアコンディショニング成分を含む。
【0141】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、特に、好ましい皮膚保湿ムースの実施形態では、皮膚保湿剤を含む。
【0142】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、特に、好ましい日焼け止めムースの実施形態では、使用者の皮膚を太陽から保護する成分を含む。
【0143】
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、特に、好ましいヘアカラームースの実施形態では、ヘアカラーをもたらす成分を含む。
【0144】
これらの活性成分のそれぞれは、その目的を達成するのに有効な量で存在するであろう。
【0145】
補助剤
ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、好ましい実施形態では、特定のムースの必要性に合うようにムースの1つ以上の特性を微調整するために製剤中に含まれる1種以上の補助剤を含む。具体的には、このような活性成分は、ムースの意図された機能に従って、当業者によって含まれることができる。
【0146】
例えば、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムースは、例えば、ムースの色に影響を与える顔料又は着色剤、増粘剤、皮膜形成剤、pH調整剤、乳化剤、すすぎ補助剤、芳香剤、粘度調整剤、防腐剤、グリセリン及びポリプロピレングリコールなどのポリオール、並びにEDTAなどのキレート剤のうちの1種以上を含んでもよい。これらの成分のそれぞれは、その目的を達成するのに有効な量で存在するであろう。
【0147】
方法
本発明は、ムースがパーソナルケアムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0148】
本発明は、ムースがシャンプーである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0149】
本発明は、ムースがハンドウォッシュである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0150】
本発明は、ムースがボディーウォッシュである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0151】
本発明は、ムースが洗顔料である場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0152】
本発明は、ムースがスキンコンディショナである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0153】
本発明は、ムースが香料ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0154】
本発明は、ムースが皮膚保湿剤である場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0155】
本発明は、ムースが日焼け止めムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0156】
本発明は、ムースがリーブオン顔用ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0157】
本発明は、ムースが整髪ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0158】
本発明は、ムースがヘアカラームースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0159】
本発明は、ムースがヘアスタイリングムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0160】
本発明は、ムースがヘアコンディショニングムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0161】
本発明は、ムースがシェービングクリームムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0162】
本発明は、ムースが化粧ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0163】
本発明は、ムースが医薬/薬剤ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0164】
本発明は、ムースが化粧ムース及び医薬/薬剤ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0165】
本発明は、ムースが抗ふけシャンプームースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0166】
本発明は、ムースが日焼けムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0167】
本発明は、ムースが日焼け止めムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0168】
本発明は、ムースが制汗剤及び/又は防臭剤ムースである場合に、方法1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを形成する方法を含む。
【0169】
ディスペンサ
本発明は、ムースがパーソナルケアムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0170】
本発明は、ムースがシャンプーである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0171】
本発明は、ムースがハンドウォッシュである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0172】
本発明は、ムースがボディーウォッシュである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0173】
本発明は、ムースが皮膚保湿剤である場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0174】
本発明は、ムースが日焼け止めムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0175】
本発明は、ムースがリーブオン顔用ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0176】
本発明は、ムースが整髪ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0177】
本発明は、ムースがヘアカラームースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0178】
本発明は、ムースがヘアスタイリングムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0179】
本発明は、ムースがヘアコンディショニングムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0180】
本発明は、ムースがシェービングクリームムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0181】
本発明は、ムースが化粧ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0182】
本発明は、ムースが医薬/薬剤ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0183】
本発明は、ムースが化粧ムース及び医薬/薬剤ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0184】
本発明は、ムースが抗ふけシャンプームースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0185】
本発明は、ムースがシェービングクリームムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0186】
本発明は、ムースが日焼けムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0187】
本発明は、ムースが日焼け止めムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0188】
本発明は、ムースが顔用化粧ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0189】
本発明は、ムースが防臭剤ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【0190】
本発明は、ムースが制汗剤ムースである場合に、ムースディスペンサ1~23のそれぞれを含む、高光沢及び良好な使用者への展延性を有するムースを分配するためのディスペンサを含む。
【実施例】
【0191】
比較例C1A~C1C-5%~10%のA-46噴射剤を有するムースシャンプー
以下の比較表1に示す成分及び量を使用して、ムースシャンプー製剤を調製した。全ての量は重量パーセントである。
【0192】
【0193】
製剤は、最初に水を混合容器に添加することによって形成した。次に、混合しながら成分3~4をリストの順に連続して容器に添加した。その後、混合しながら熱を加えて、容器の内容物の温度を70℃まで上昇させた。透明な液相が形成されるまで混合を継続した。次いで、容器の内容物を室温(約25℃)まで冷却した。次に、成分5~10をリストの順に連続して添加し、添加の間に十分に混合した。次いで、本明細書に後述するように添加される噴射剤の相対量に基づいて、約20%の缶内ヘッドスペースを生成する量で、製剤を缶に充填した。その後、缶を密封した。次に、95重量%の比較表1の製剤及び5重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物を生成する量で、A-46からなる噴射剤を缶に添加した。その後、この同じ試験を繰り返したが、一連の試験では、それぞれ92.5重量%及び90重量%の比較表1の製剤並びに7.5重量%及び10重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物を生成する量で、A-46を缶に添加した。
【0194】
次に、アクチュエータを1秒間押すことによって、各試験の缶の内容物を放出した。次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表C1に報告する。
【0195】
【表2】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。各試験から得られた泡の写真を、比較
図C1A、
図C1B及び
図C1Cに提供する。
【0196】
表及び図から分かるように、このシャンプームース製剤は、一般にシャンプームース製剤の代表的なものであるが、噴射剤として5重量%~10重量%のA-46と組み合わせたとき、消費者の外観及び使用の観点から多くの重要な用途にとって不利な光沢特性を有する泡を生成する。
【0197】
加えて、初期の泡形状は、A-46噴射剤の量の増加で改善される傾向にあるが、A-46噴射剤の増加は、泡の展延性に著しい悪影響を及ぼす。具体的には、実施例C1Cの泡を使用者の手のひらに分配することによって試験し(比較
図C1Dを参照)、次に、使用者は、製剤を皮膚上に広げることを試みた(比較
図C1E及び
図C1Fを参照)。
【0198】
上記の写真で明らかになるように、噴射剤として10%のA-46を有するこの製剤は、展延性の観点から性能が非常に劣った。具体的には、泡が均一に広がらず、皮膚上に製剤が存在しないか又は薄くしか存在しない領域が大きく生じた。
【0199】
実施例1A~1C-5%、7.5%及び10%のトランス-1234ze噴射剤を有するムースシャンプー
トランス-1234zeからなる噴射剤を使用したことを除いて、比較例C1に記載のものと同じムースシャンプー製剤を調製し、噴射剤と組み合わせて、比較例1と同様に分配した。次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表1に報告する。
【0200】
【表3】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。
【0201】
【0202】
表及び図から分かるように、噴射剤としてトランス-1234zeを使用して生成された泡の光沢及び湿り度特性は、A-46を使用した同じフォーム製剤と比較して、劇的かつ予想外に優れた光沢及び湿り度を有する泡を生成する。
【0203】
実施例1Cから得られた泡(噴射剤として10%のトランス-1234ze)は、最良の初期泡安定性能を有しただけでなく、この泡は優れた展延性能も有した。具体的には、実施例1Cの泡を使用者の手のひらに分配することによって試験し(
図1Dを参照)、使用者は、容易かつ満足に製剤を皮膚上に広げることができた(
図1E及び
図1Fを参照)。
【0204】
更に、これらの実施例は、噴射剤として使用されるトランス-1234zeの量が5%超、より好ましくは約7.5%~約10%であるとき、予想外に有利な泡が生成され得るという出願人らの発見を示す。具体的には、初期泡安定性の観点から、5%のトランス-1234zeを使用して生成された泡は、このスケールの中間点よりも低い泡品質を生じる。具体的には、5%のトランス-1234zeで形成された泡は、比較的平坦であり、表面の穴及び気泡を含有し、これは、目に見える穴又は表面気泡のないよりふっくらした泡と比較して、消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が劣ると考えられるであろう。一方、上記の写真1Bから分かるように、噴射剤として7.5重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例1Aで生成された泡に対して安定性が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、7.5%のトランス-1234zeを用いた実施例1Bによって生成された泡は、より高く(即ち、平坦ではない)、表面の穴及び気泡がより少なく、したがって、実施例1Aの泡よりも消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。更に、
図1Cから分かるように、噴射剤として10重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例1Aで生成された泡に対して初期安定性が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、10%のトランス-1234zeを用いた実施例1Cによって生成された泡は、5%及び7.5%のトランス-1234zeで生成された泡よりも高く、よりドーム状であり(即ち、平坦ではない)、目に見える表面の穴又は気泡が本質的に見られず、したがって、消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。
【0205】
比較例C2A~C2C-5%~10%のA-46噴射剤を有するシェービングムース
以下の比較表2に示す成分及び量を使用して、シェービングムース製剤を調製した。
【0206】
【0207】
製剤は、成分1、2及び3を第1の容器に添加し、成分4~10を第2の容器に添加することによって形成した。次いで、各容器の内容物を約70℃~約75℃の温度まで加熱した。次に、第1の容器の内容物を撹拌しながら第2の容器の内容物に添加した。次いで、本明細書に後述するように添加される噴射剤の相対量に基づいて、約20%の缶内ヘッドスペースを生成する量で、製剤を缶に充填した。その後、缶を密封した。次に、95重量%の比較表2の製剤及び5重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物(実施例C2A)を生成する量で、A-46からなる噴射剤を缶に添加した。その後、この同じ試験を繰り返したが、ただし、試験C2B及びC2Cでは、それぞれ92.5重量%及び90重量%の比較表2の製剤並びに7.5重量%及び10重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物を生成する量で、A-46を缶に添加した。
【0208】
次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表C2に報告する。
【0209】
【表5】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。各試験から得られた泡の写真を、本明細書の
図C2A、
図C2B及び
図C2Cに提供する。
【0210】
上記の表及び写真から分かるように、このシェービングムース製剤は、一般にシェービングムース製剤の代表的なものであるが、噴射剤として5重量%~10重量%のA-46と組み合わせたとき、消費者の外観及び使用の観点から多くの重要な用途にとって不利な光沢、湿り度、及び噴霧性特性を有する泡を生成する。
【0211】
実施例2A~2C-5%、7.5%及び10%のトランス-1234ze噴射剤を有するシェービングムース
トランス-1234zeからなる噴射剤を使用したことを除いて、比較例C2に記載のものと同じシェービングムース製剤を調製し、噴射剤と組み合わせて、比較例2と同様に分配した。次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表2に報告する。
【0212】
【表6】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。
【0213】
【0214】
上記の表及び写真から分かるように、噴射剤としてトランス-1234zeを使用して生成された泡の光沢度、湿り度、展延性及び噴霧性特性は、噴射剤としてA-46を使用したが同じフォーム製剤の特性に対して、劇的かつ予想外に優れている。更に、これらの実施例は、噴射剤として使用されるトランス-1234zeの量が5%超、より好ましくは約7.5%~約10%であるとき、予想外に有利な泡が生成され得るという出願人らの発見を示し、特に、泡の形状及び量の観点から、5%のトランス-1234zeを使用して生成された泡は、これらのスケールのそれぞれの中間点付近か又はそれよりも低い泡品質を生じる。具体的には、5%のトランス-1234zeで形成された泡は、比較的平坦であり、多数の比較的大きい(容易に目に見える)表面の穴及び気泡を有する。この状態の組み合わせにより、泡は、目に見える穴又は表面気泡のないより高い泡と比較して、消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が比較的劣ると考えられるであろう。一方、
図2Bから分かるように、噴射剤として7.5重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例2Aで生成された泡に対して量及び形状が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、7.5%のトランス-1234zeを用いた実施例2Bによって生成された泡は、より高く(即ち、平坦ではなく、よりドーム状である)、表面の穴及び気泡がより少なく、したがって、実施例2Aの泡よりも消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。更に、上記の
図2Cから分かるように、噴射剤として10重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例2Aで生成された泡に対して量及び形状が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、10%のトランス-1234zeを用いた実施例2Cによって生成された泡は、実施例2A及び2Bよりも高く(即ち、平坦ではなく、よりドーム状である)、目に見える表面の穴又は気泡が本質的に見られず、したがって、消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。
【0215】
比較例C3A~C3C-5%~10%のA-46噴射剤を有するスタイリングムース
以下の比較表3に示す成分及び量を使用して、スタイリングムース製剤を調製した。
【0216】
【0217】
製剤は、成分をリストの順に容器に添加し、添加毎に撹拌することによって形成した。透明な液体を形成する。次いで、本明細書に後述するように添加される噴射剤の相対量に基づいて、約20%の缶内ヘッドスペースを生成する量で、製剤を缶に充填した。その後、缶を密封した。次に、95重量%の比較表3の製剤及び5重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物(実施例C3A)を生成する量で、A-46からなる噴射剤を缶に添加した。その後、この同じ試験を繰り返したが、ただし、試験C3B及びC3Cでは、それぞれ92.5重量%及び90重量%の比較表3の製剤並びに7.5重量%及び10重量%のA-46噴射剤からなる缶の内容物を生成する量で、A-46を缶に添加した。
【0218】
次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表C3に報告する。
【0219】
【表8】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。
【0220】
【0221】
上記の表及び写真から分かるように、このシェービングムース製剤は、一般にスタイリングムース製剤の代表的なものであるが、噴射剤として5重量%~10重量%のA-46と組み合わせたとき、消費者の外観及び使用の観点から多くの重要な用途にとって不利な光沢度、湿り度、展延性及び噴霧性を有する泡を生成する。
【0222】
実施例3A~3C-5%、7.5%及び10%のトランス-1234ze噴射剤を有するスタイリングムース
トランス-1234zeからなる噴射剤を使用したことを除いて、比較例C3に記載のものと同じスタイリングムース製剤を調製し、噴射剤と組み合わせて、比較例3と同様に分配した。次いで、各缶から生成された泡を評価し、結果を以下の表3に報告する。
【0223】
【表9】
*-本明細書に報告する密度特性は、25mL缶を縁まで泡で充填し、泡の重量を測定することによって測定される。測定した重量を缶の体積で割ることによって密度を計算する。
【0224】
【0225】
表及び図から分かるように、噴射剤としてトランス-1234zeを使用して生成された泡の光沢度、湿り度、展延性及び噴霧性特性は、噴射剤としてA-46を使用したが同じフォーム製剤の特性に対して、劇的かつ予想外に優れている。更に、これらの実施例は、噴射剤として使用されるトランス-1234zeの量が5%超、より好ましくは約7.5%~約10%であるとき、予想外に有利な泡が生成され得るという出願人らの発見を示す。具体的には、泡の形状、安定性及び量の観点から、5%のトランス-1234zeを使用して生成された泡は、これらのスケールのそれぞれの中間点付近か又はそれよりも低い泡品質を生じる。具体的には、5%のトランス-1234zeで形成された泡は、比較的平坦であり、多数の比較的大きい(容易に目に見える)表面の穴及び気泡を有し、安定性は2である。この状態の組み合わせにより、泡は、目に見える穴又は表面気泡のないより高い泡と比較して、消費者の外観及び使用の観点から量、安定性及び形状が比較的劣ると考えられるであろう。一方、上記の
図3Bから分かるように、噴射剤として7.5重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例3Aで生成された泡に対して形状、安定性及び量が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、7.5%のトランス-1234zeを用いた実施例3Bによって生成された泡は、より高く、よりドーム状であり(即ち、平坦ではない)、表面の穴及び気泡がより少なく、したがって、実施例3Aの泡よりも消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。更に、上記の
図3Cから分かるように、噴射剤として10重量%のトランス-1234zeを使用すると、実施例3Aで生成された泡に対して量及び形状が大幅かつ予想外に改善された泡を生成する。具体的には、10%のトランス-1234zeを用いた実施例3Cによって生成された泡は、更に高く、よりドーム状であり(即ち、平坦ではない)、目に見える表面の穴又は気泡が本質的に見られず、したがって、消費者の外観及び使用の観点から量及び形状が優れていると考えられるであろう。
【0226】
実施例4A~4I-トランス-1234ze及びA-46を含む噴射剤を有するムースシャンプー
比較例C1に記載のものと同じシャンプームース製剤を、トランス-1234ze及び噴射剤A-46を含む一連の噴射剤と共に使用する。試験した異なる噴射剤ブレンドを、以下の表4に記載する。
【0227】
【0228】
90重量%のムース製剤と10重量%の各噴射剤1~9とを含有する缶を調製し、9つの各缶から黒色クラフト紙の水平シートに泡を分配し、分配後3分間形成したままのものを本明細書の
図4Aに並べて示す。
【0229】
【0230】
本試験は、トランス-1234ze:A-46の重量比が約7:3~約3:7、更により好ましくは約7:3~約4:6、非常に好ましくは約7:3~約5:5の比で、トランス-1234zeとA-46との組み合わせを含む噴射剤を有するムース製剤を使用して、予想外の利点が得られることを明らかにする。具体的には、これらの結果は、ブレンドにおいてトランス-1234zeとA-46との好ましい比を使用する製剤が、泡の形状、光沢度、湿り度、安定性及び量において予想外に高レベルの性能を有する泡を提供することを示す。
【0231】
更に、90重量%のムース製剤と10重量%の各噴射剤1~9とを含有する缶を調製し、9つの各缶から黒色クラフト紙の垂直シートに泡を分配し、分配後3分間形成したままのものを本明細書の
図4Bに並べて示す。
【0232】
本試験は、トランス-1234ze:A-46の重量比が約6:4~約4:6、更により好ましくは約6:4~約5:5で、トランス-1234zeとA-46との組み合わせを含む噴射剤を使用して、優れた泡の展延性及び安定性の点で予想外の利点が得られることを明らかにする。
【0233】
比較例C5-10%のA-46噴射剤を有する日焼け止めムース
以下の比較表5に示す成分及び量を使用して、日焼け止めムースを調製した。全ての量は重量パーセントである。
【0234】
【0235】
製剤は、最初に、サンフィルタ、蜜蝋、Tego Alkanol IC20、Arlacel 165、Ganex V220、C12~15安息香酸アルキル、カプリル酸カプリン酸トリグリセリドを含む油相を70℃~80℃の温度で調製し、これらの成分を均一になるまで混合することによって形成した。次に、別個の容器に水を添加し、次いで、Natrosol 250 HXを均一になるまで分散させることによって水相を形成する。その後、水相を70℃~75℃に加熱し、次いで、EDTA二ナトリウム、クロルフェネシン、プロピレングリコール、及びポリソルベート-20の成分を添加する。次に、水相成分を均一になるまで混合する。油相を水相に添加し、不透明なエマルションが形成されるまで均質化することによって乳化を達成する。
【0236】
次いで、本明細書に後述するように添加される噴射剤の相対量に基づいて、約20%の缶内ヘッドスペースを生成する量で、製剤を缶に充填した。その後、缶を密封した。次に、90重量%の表C5の製剤及び10重量%のA-46からなる缶の内容物(実施例C5A)を生成する量で、A-46からなる噴射剤を缶に添加した。
【0237】
更に、より高濃度のA-46噴射剤を使用して形成された泡は、泡の展延性に著しい悪影響を及ぼす。具体的には、泡を使用者の手の甲に分配することによって試験し(
図C5Aを参照)、次に、使用者は、製剤を皮膚上に広げることを試みた(
図C5B及び
図C5Cを参照)。
【0238】
図C5A、
図C5B及び
図C5Cで明らかになるように、噴射剤として10%のA-46を有するこの製剤は、展延性の観点から性能が非常に劣った。具体的には、泡が均一に広がらず、塊状の領域が大きく、皮膚上に製剤が存在しない領域が大きく残った。
【0239】
実施例5-10%のトランス-1234ze噴射剤を有する日焼け止めムース
缶が10重量%のトランス-1234zeを有するようにトランス-1234zeからなる噴射剤を使用したことを除いて、比較例5に記載の日焼け止めムース製剤を調製し、噴射剤と組み合わせて、比較例5と同様に分配した。この泡を使用者の手の甲に分配し(
図5Aを参照)、使用者は、容易にかつ満足に製剤を皮膚上に広げることができた(
図5B及び
図5Cを参照)。
【0240】
実施例6-トランス-1234zeを含む噴射剤及び異なる界面活性剤を有するムース皮膚洗浄剤
噴射剤として製剤内容物の約10重量%の量のトランス-1234zeと、一連の異なる界面活性剤とを使用して、残部に水を用いて形成された一連のムース泡を調製及び比較するために、ムーススキン製剤を使用した。試験される界面活性剤の2.5重量%、5重量%、及び10重量%を有するムース製剤を含有する缶を調製し、各缶から泡を分配し、泡の密度を測定する。結果を以下の表6A及び
図6Aに報告する(各界面活性剤の第1の棒は2.5%であり、第2の棒は5%であり、第3の棒は10%である)。
【0241】
【0242】
上記のデータから分かるように、一般に、界面活性剤の濃度が低下するにつれてムースの泡の密度が増加する。しかしながら、出願人らは、意外にも、ムース1~23のそれぞれを含む本発明のムース製剤で使用するとき、限られた少数の界面活性剤が予想外の反対の結果をもたらし、即ち、界面活性剤の濃度が低下するにつれて泡の密度が低下することを見出した。この結果を本明細書の
図6Bに示すが、これは、表6Aに報告したものと同じ界面活性剤について、2.5重量%、5重量%、及び10重量%の界面活性剤の濃度に対して生成された泡の量(泡の密度に反比例する)を示す。
【手続補正書】
【提出日】2021-11-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高光沢及び良好な展延性を有するムース組成物であって、
(i)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約50重量%~約90重量%の担体と、
(ii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、約0.5重量%~約20重量%の、前記担体の表面張力を低下させる1種以上の表面張力低下剤と、
(iii)成分(i)~(v)の重量に基づいて、5重量%超~約20重量%の発泡剤であって、前記発泡剤が少なくとも約30重量%のトランス-1234zeを含む、発泡剤と、
(iv)所望により、前記表面張力低下剤に加えて、1種以上の活性成分と、
(v)所望により、1種以上の補助剤と、を含む、ムース組成物。
【請求項2】
前記発泡剤が、約30重量%~約70重量%のトランス-1234zeと、約4重量%~約11重量%のプロパンと、約25重量%~約60重量%のイソブテンと、を含む、請求項1に記載のムース組成物。
【請求項3】
請求項2に記載のムース組成物から形成された泡であって、前記泡が、4以上の展延性、4以上の光沢度、3以上の初期泡安定性を有する、泡。
【国際調査報告】