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特表2022-527957ワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-07
(54)【発明の名称】ワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システム
(51)【国際特許分類】
   B23Q 39/04 20060101AFI20220531BHJP
   B23Q 7/00 20060101ALI20220531BHJP
   B23Q 1/58 20060101ALI20220531BHJP
   B23Q 7/04 20060101ALI20220531BHJP
   B23B 19/02 20060101ALI20220531BHJP
【FI】
B23Q39/04 H
B23Q7/00 D
B23Q1/58 A
B23Q7/04 E
B23B19/02 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021558698
(86)(22)【出願日】2020-04-03
(85)【翻訳文提出日】2021-10-11
(86)【国際出願番号】 CN2020083220
(87)【国際公開番号】W WO2020200308
(87)【国際公開日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】201910272780.8
(32)【優先日】2019-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517012970
【氏名又は名称】科徳数控股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】KEDE NUMERICAL CONTROL CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No.8 Huanghai Street, Economic and Technological Development Zone, Dalian, Liaoning 116600 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 虎
(72)【発明者】
【氏名】杜 長林
(72)【発明者】
【氏名】唐 鋭
(72)【発明者】
【氏名】蔡 春剛
(72)【発明者】
【氏名】郭 翠娟
(72)【発明者】
【氏名】尹 書強
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲アン▼
(72)【発明者】
【氏名】宮 興林
(72)【発明者】
【氏名】王 峰
(72)【発明者】
【氏名】李 迎華
【テーマコード(参考)】
3C033
3C042
3C045
3C048
【Fターム(参考)】
3C033EE00
3C033HH11
3C042RD00
3C045FD07
3C048DD10
(57)【要約】
本発明はワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムを開示し、それは、第1移動式ガントリ加工ユニット、第2移動式ガントリ加工ユニット、フラップ平台、第1ワーク固定台、第2ワーク固定台、ガイドレールを含み、前記フラップ平台は前記第1ガントリ加工ユニットと前記第2ガントリ加工ユニットとの間に位置する。本発明はシステムの高度な集積を実現し、ガントリ工作機械の連続加工を完了させ、作業効率を向上させるとともに、同時にシステムの加工コストを削減する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1移動式ガントリ加工ユニットと、第2移動式ガントリ加工ユニットと、フラップ平台と、第1ワーク固定台と、第2ワーク固定台と、ガイドレールと、作業台とを含み、
前記フラップ平台は前記作業台に設置され、且つ前記第1移動式ガントリ加工ユニットと前記第2移動式ガントリ加工ユニットとの間に位置し、
前記第1移動式ガントリ加工ユニットは、第1クロスビームと、第1ワーク把持構造と、第1デュアル駆動スピンドル伝動構造と、第1サイドスイングヘッドユニットを含み、
前記第2移動式ガントリ加工ユニットは、第2クロスビームと、第2ワーク把持構造と、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造と、第2サイドスイングヘッドを含み、
前記第1ワーク把持構造は前記第1クロスビームの前記第2クロスビームに対向する側に設置され、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1クロスビームの他方の側に設置され、前記第2ワーク把持構造は前記第2クロスビームの前記第1クロスビームに対向する側に設置され、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2クロスビームの他方の側に設置され、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1サイドスイングヘッドの上下運動を駆動し、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2サイドスイングヘッドの上下運動を駆動し、
前記第1ワーク把持構造は前記第1ワーク固定台又は前記フラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は前記第1ワーク固定台に置くために用いられ、前記第2ワーク把持構造は前記第2ワーク固定台又は前記フラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は前記第2ワーク固定台に置くために用いられ、前記フラップ平台は前記ガイドレールに設置され、前記ワークの反転を完了するために用いられることを特徴とする、ワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システム。
【請求項2】
前記第1ワーク把持構造、前記第2ワーク把持構造がワーククランプ機、ブラケット、スライダ、把持ガイドレール及び油圧シリンダを含み、
前記スライダは前記ガントリ工作機械のクロスビームの中央に固定され、前記ブラケットに前記把持ガイドレールが固定され、前記把持ガイドレールは前記スライダに接続され、前記油圧シリンダは前記クロスビームに固定され、前記油圧シリンダの油圧ロッドは前記ブラケットに接続され、前記油圧シリンダは前記ブラケットを駆動して前記スライダに沿って上下に移動させ、前記ブラケットの下端に前記ワーククランプ機が設けられ、
前記ブラケットは縦方向支持部及び横方向固定部を含み、前記横方向固定部の一端は前記縦方向支持部の底端に固定接続され、他端は前記ワーククランプ機に固定され、前記横方向固定部は前記デュアル駆動スピンドル伝動構造に近接する側に位置することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記サイドスイングヘッドユニットがスイングヘッド、ラム、サドル、スイングヘッドガイドレール、第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群を含み、
前記サドルの片側に収容溝が設けられ、前記収容溝の2つの内側壁にいずれも前記第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群が設けられ、前記ラムは前記収容溝内に配置され、前記ラムの前記収容溝の2つの内側壁に対応する面にいずれも前記スイングヘッドガイドレールが設けられ、前記スイングヘッドガイドレールは前記第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群に接続され、前記ラムの前記サドルに対向する側に前記スイングヘッドが設けられることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記ラムに、第1固定板、第2固定板、第3固定板及び支持板を含み、前記スイングヘッドを固定する固定台が設置され、
前記第1固定板と前記第2固定板は互いに平行であり、前記第1固定板と前記第2固定板はいずれも前記支持板に垂直であり、前記支持板に前記スイングヘッドを固定するための貫通孔が設置され、前記第3固定板は前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板のいずれにも垂直であり、前記第1固定板、前記第2固定板、前記第3固定板及び前記支持板は一体成形され、前記第3固定板は前記ラムと平行であり、前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板は前記ラムと一体成形されることを特徴とする、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記固定台がさらに第1固定フレーム、第2固定フレーム及び第3固定フレームを含み、
前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームはいずれも前記支持板と平行であり、且つ前記支持板の上方に位置し、前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームは前記ラムに接続され、前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームの外向きの一辺に、いずれも前記貫通孔の前記ラムに近い側の弧度に合わせた形状が設置され、前記第3固定フレームは前記第2固定フレームを貫通し、且つ前記支持板及び前記第1固定フレームと交差し、前記第3固定フレームは前記第1固定フレーム、前記第2固定フレーム及び前記支持板のいずれにも垂直であることを特徴とする、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造がサドル、第1駆動モータ、第2駆動モータ、第1モータベース、第2モータベース、第1タイミングベルト、第2タイミングベルト、スピンドル、第1駆動輪、第2駆動輪、第1従動輪及び第2従動輪を含み、
前記スピンドルは上ホルダと下ホルダを介して前記サドルに固定され、前記第1モータベース及び第2モータベースは前記サドルの上部に固定され、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータはそれぞれ前記第1モータベース及び第2モータベースに固定され、前記第1駆動輪は前記第1駆動モータに接続され、前記第2駆動輪は前記第2駆動モータに接続され、前記第1従動輪と前記第2従動輪はいずれも前記スピンドルに接続され、前記第1タイミングベルトは前記第1駆動輪及び前記第1従動輪を接続し、前記第2タイミングベルトは前記第2駆動輪及び前記第2従動輪を接続することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1タイミングベルトと前記第2タイミングベルトの夾角が60°~180°の間であることを特徴とする、請求項6に記載のシステムである。
【請求項8】
前記第1従動輪と前記第2従動輪との間隔が50mm以下であることを特徴とする、請求項7に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は工作機械による加工技術分野に関し、特にワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ガントリ工作機械にはガントリフライス盤、ガントリプレーナー等がある。ガントリ工作機械は主にガントリフレーム及びベッド作業台の2つの部分を備える。ガントリフレームは支柱及びトップビームで構成され、中間にはさらにクロスビームが設置される。クロスビームは2つの支柱ガイドレールに沿って昇降運動させることができる。クロスビームには、主軸に垂直な加工ビット又はフライスヘッドが取り付けられる。該加工ビット又はフライスヘッドはクロスビームガイドレールに沿って横方向に移動させることができる。
【0003】
従来のガントリ工作機械は、ワークの加工中にワークをガイドレールから取り外し、改めてワークを供給するという処理が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムを提供し、上記技術的課題を解消する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムは、第1移動式ガントリ加工ユニット、第2移動式ガントリ加工ユニット、フラップ平台、第1ワーク固定台、第2ワーク固定台、ガイドレール及び作業台を含み、前記フラップ平台は前記作業台に設置され、且つ前記第1ガントリ加工ユニットと前記第2ガントリ加工ユニットとの間に位置する。
【0006】
前記第1移動式ガントリ加工ユニットは第1クロスビーム、第1ワーク把持構造、第1デュアル駆動スピンドル伝動構造、第1サイドスイングヘッドユニットを含み、前記第2移動式ガントリ加工ユニットは第2クロスビーム、第2ワーク把持構造、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造、第2サイドスイングヘッドを含む。
【0007】
前記第1ワーク把持構造は前記第1クロスビームの前記第2クロスビームに対向する側に設置され、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1クロスビームの他方の側に設置され、前記第2ワーク把持構造は前記第2クロスビームの前記第1クロスビームに対向する側に設置され、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2クロスビームの他方の側に設置される。前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1サイドスイングヘッドの上下運動を駆動し、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2サイドスイングヘッドの上下運動を駆動する。
【0008】
前記第1ワーク把持構造は前記第1ワーク固定台又はフラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は第1ワーク固定台に置くために用いられ、前記第2ワーク把持構造は前記第2ワーク固定台又はフラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は第2ワーク固定台に置くために用いられ、前記フラップ平台は前記ガイドレールに設置され、前記ワークの反転を完了するために用いられる。
【0009】
さらに、第1ワーク把持構造、第2ワーク把持構造は、ワーククランプ機、ブラケット、スライダ、把持ガイドレール、油圧シリンダ及びガントリ工作機械を含む。
【0010】
前記スライダは前記ガントリ工作機械のクロスビームの中央に固定され、前記ブラケットに前記把持ガイドレールが固定され、前記把持ガイドレールは前記スライダに接続され、前記油圧シリンダは前記クロスビームに固定され、前記油圧シリンダの油圧ロッドは前記ブラケットに接続され、前記油圧シリンダは前記ブラケットを駆動して前記スライダに沿って上下に移動させ、前記ブラケットの下端に前記ワーククランプ機が設けられる。
【0011】
前記ブラケットは縦方向支持部及び横方向固定部を含み、前記横方向固定部の一端は前記縦方向支持部の底端に固定接続され、他端は前記ワーククランプ機に固定され、前記横方向固定部は前記デュアル駆動スピンドル伝動構造に近接する側に位置する。
【0012】
さらに、前記サイドスイングヘッドユニットはスイングヘッド、ラム、サドル、スイングヘッドガイドレール、第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群を含む。
【0013】
前記サドルの片側に収容溝が設けられ、前記収容溝の2つの内側壁にいずれも前記第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群が設けられる。前記ラムは前記収容溝内に配置され、前記ラムの前記収容溝の2つの内側壁に対応する面にいずれも前記スイングヘッドガイドレールが設けられ、前記スイングヘッドガイドレールは前記第1スライダ群、第2スライダ群及び第3スライダ群に接続され、前記ラムの前記サドルに対向する片側に前記スイングヘッドが設けられる。
【0014】
さらに、前記ラムに前記揺動ヘッドを固定する固定台が設置され、前記固定台は第1固定板、第2固定板、第3固定板及び支持板を含む。
【0015】
前記第1固定板と前記第2固定板は互いに平行であり、前記第1固定板と前記第2固定板はいずれも前記支持板に垂直であり、前記支持板には前記スイングヘッドを固定するための貫通孔が設置され、前記第3固定板は前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板のいずれにも垂直である。前記第1固定板、前記第2固定板、前記第3固定板及び前記支持板は一体成形され、前記第3固定板は前記ラムと平行であり、前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板は前記ラムと一体成形される。
【0016】
さらに、前記固定台はさらに第1固定フレーム、第2固定フレーム及び第3固定フレームを含む。
【0017】
前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームはいずれも前記支持板と平行であり、且つ前記支持板の上方に位置する。前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームは前記ラムに接続され、前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームの外向きの一辺にいずれも、前記貫通孔の前記ラムに近い側の弧度に合わせた形状が設置される。前記第3固定フレームは前記第2固定フレームを貫通し、且つ前記支持板及び前記第1固定フレームと交差し、前記第3固定フレームは前記第1固定フレーム、前記第2固定フレーム及び前記支持板のいずれにも垂直である。
【0018】
さらに、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造はサドル、第1駆動モータ、第2駆動モータ、第1モータベース、第2モータベース、第1タイミングベルト、第2タイミングベルト、スピンドル、第1駆動輪、第2駆動輪、第1従動輪及び第2従動輪を含む。
【0019】
前記スピンドルは上ホルダと下ホルダを介して前記サドルに固定される。前記第1モータベース及び第2モータベースは前記サドルの上部に固定され、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータはそれぞれ前記第1モータベース及び第2モータベースに固定され、前記第1駆動輪は前記第1駆動モータに接続され、前記第2駆動輪は前記第2駆動モータに接続される。前記第1従動輪と前記第2従動輪はいずれも前記スピンドルに接続され、前記第1タイミングベルトは前記第1駆動輪と前記第1従動輪を接続し、前記第2タイミングベルトは前記第2駆動輪と前記第2従動輪を接続する。
【0020】
さらに、前記第1タイミングベルトと第2タイミングベルトの夾角は60°~180°の間である。
【0021】
さらに、前記第1従動輪と前記第2従動輪との間隔は50mm以下である。
【0022】
本発明はシステムの高度な集積を実現し、ガントリ工作機械の連続加工を完了させ、作業効率を向上させるとともに、システムの加工コストを削減する。
【0023】
本発明の実施例又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかな点として、以下の説明における図面は本発明の幾つかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明のワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムの構造概略図である。
図2】本発明のワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムの別の構造概略図である。
図3】本発明のワーク把持構造の構造概略図である。
図4】本発明のワーク把持構造の構造概略図である。
図5】従来技術におけるスイングヘッドの取り付け位置の構造概略図である。
図6】本発明のサイドスイングヘッドにおけるラムの側面図である。
図7】本発明のサイドスイングヘッドにおけるラムの立体構造概略図である。
図8】本発明のサイドスイングヘッドにおけるラムの構造概略図である。
図9】本発明のデュアル駆動スピンドル伝動構造の全体構造概略図である。
図10】本発明のデュアル駆動スピンドル伝動構造の正面構造概略図である。
図11図10のA箇所の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下に本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、且つ完全に説明するが、明らかな点として、説明される実施例は本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく取得した全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0026】
図1は本発明のワークを自動的に反転させ加工する2つのガントリワークステーションを組み合わせた加工システムの構造概略図である。図1に示すように、本実施例のシステムは、第1移動式ガントリ加工ユニット、第2移動式ガントリ加工ユニット、フラップ平台、第1ワーク固定台、第2ワーク固定台、ガイドレール及び作業台を含むことができ、前記フラップ平台は前記作業台に設置され、且つ前記第1ガントリ加工ユニットと前記第2ガントリ加工ユニットとの間に位置する。
【0027】
前記第1移動式ガントリ加工ユニットは第1クロスビーム、第1ワーク把持構造、第1デュアル駆動スピンドル伝動構造、第1サイドスイングヘッドユニットを備え、前記第2移動式ガントリ加工ユニットは第2クロスビーム、第2ワーク把持構造、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造、第2サイドスイングヘッドを含む。
【0028】
前記第1ワーク把持構造は前記第1クロスビームの前記第2クロスビームに対向する側に設置され、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1クロスビームの他方の側に設置され、前記第2ワーク把持構造は前記第2クロスビームの前記第1クロスビームに対向する側に設置され、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2クロスビームの他方の側に設置される。前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第1サイドスイングヘッドの上下運動を駆動し、前記第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は前記第2サイドスイングヘッドの上下運動を駆動する。
【0029】
前記第1ワーク把持構造は前記第1ワーク固定台又はフラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は第1ワーク固定台に置くために用いられ、前記第2ワーク把持構造は前記第2ワーク固定台又はフラップ平台上のワークを把持し、前記ワークを前記フラップ平台又は第2ワーク固定台に置くために用いられ、前記フラップ平台は前記ガイドレールに設置され、前記ワークの反転を完了するために用いられる。
【0030】
具体的には、本実施例の第1移動式ガントリ加工ユニットはワークの一面を完成させた後、第1ワーク把持構造によってワークを第1作業台から取り出し、第1移動式ガントリは該ワークを動かしてフラップ平台に移動させる。第1ワーク把持構造は該ワークを該フラップ平台に置き、フラップ平台は該ワークの反転を完了する。該フラップ平台は作業台に固定され、従来技術におけるフラップ構造であってもよく、本実施例はこれについて限定しない。第2移動式ガントリは該フラップ平台まで移動し、第2ワーク把持構造によって反転後のワークを取り出し、且つ第2作業台に移し、第2作業台でワークの他の面の加工を完了させる。第1移動式ガントリ加工ユニットと第2移動式加工ユニットはワークを同時に単独で加工することもでき、ワークの連続加工を実現する。ワークをガイドレールから取り外したり、ガイドレールに取り付けたりする時間を節約し、作業効率を向上させる。システムの側面図は図2に示すとおりである。工作機械の他の構造は従来技術であるため、ここでの説明は省略する。
【0031】
さらに、第1ワーク把持構造、第2ワーク把持構造は、ワーククランプ機、ブラケット、スライダ、把持ガイドレール、油圧シリンダ及びガントリ工作機械を含む。
【0032】
前記スライダは前記ガントリ工作機械のクロスビームの中央に固定され、前記ブラケットに前記把持ガイドレールが固定され、前記把持ガイドレールは前記スライダに接続され、前記油圧シリンダは前記クロスビームに固定され、前記油圧シリンダの油圧ロッドは前記ブラケットに接続され、前記油圧シリンダは前記ブラケットを駆動して前記スライダに沿って上下に移動させ、前記ブラケットの下端に前記ワーククランプ機が設けられる。
【0033】
前記ブラケットは縦方向支持部及び横方向固定部を含み、前記横方向固定部の一端は前記縦方向支持部の底端に固定接続され、他端は前記ワーククランプ機に固定され、前記横方向固定部は前記デュアル駆動スピンドル伝動構造に近接する側に位置する。
【0034】
具体的には、図3及び図4に示すように、本実施例のワーククランプ機はエアハンド及びクランプジョーを含み、クランプジョーはエアハンドに取り付けられる。クランプジョーはエアハンドの駆動で開閉し、ワークのクランプを実現する。本実施例のスライダは合計4つあり、ガントリ工作機械のクロスビームの中央、上下左右4つの位置にそれぞれ固定される。把持ガイドレールは2本であり、縦方向支持部とスライダとの間に固定される。
【0035】
ガントリ工作機械上のワークを搬送する必要がある場合、ガントリ工作機械の駆動モータは、スピンドル及びスピンドルナットを介してガントリフレームを駆動してワークの上方位置まで移動させ、ブラケットは油圧シリンダの駆動で高さが下がり、ブラケットの下端のワーククランプ機をワークの所在位置まで下げ、ワーククランプ機は空気圧装置を介してクランプジョーを開いてワークをクランプしてから、ブラケットは油圧シリンダの駆動でワーククランプ機を動かしてワークを持ち上げ、ガントリフレームによりワークを目標位置の上方まで搬送し、油圧シリンダはブラケットを駆動して目標位置まで下げ、ワーククランプ機はワークを解放し、これにより搬送を完了する。該ワーク搬送装置をガントリ工作機械のクロスビームにより駆動して、ワークを搬送することができ、ワークを工作機械から運び出す必要がなく、作業効率を向上させる。該搬送プロセスは工作機械を操作することで完了し、独立した搬送機構を設置する必要がなく、人件費を節約する。
【0036】
本実施例はガントリ工作機械のクロスビームの中央にワーク搬送装置が設けられ、ワーク搬送装置はワーククランプ機、ブラケット、スライダ、ガイドレール及び油圧シリンダを含み、油圧シリンダはガントリ工作機械のクロスビームの中央に固定され、油圧シリンダの油圧ロッドはブラケットに接続され、スライダはクロスビームに固定され、ガイドレールはブラケットの両側に縦方向に固定され、スライダはガイドレールに接続され、油圧シリンダはブラケットを駆動して、ブラケットをスライダ上でガイドレールに沿って上下に移動させることができ、ブラケットの下端にワーククランプ機が設けられ、ワーククランプ機はワークをクランプしてから、ガントリ工作機械のクロスビームに伴って移動して、ワークを搬送することができ、ワークの搬送時間を短縮して、作業効率を向上させる。
【0037】
さらに、前記サイドスイングヘッドはスイングヘッド、ラム、サドル、スイングヘッドガイドレール、第1スライダ、第2スライダ及び第3スライダを含む。
【0038】
前記スイングヘッドガイドレールは前記ラムの片側に固定され、前記スイングヘッドは前記ラムの他方の側に固定される。前記第1スライダ、第2スライダ及び第3スライダの一端は前記ガイドレール上を摺動し、前記第1スライダ、第2スライダ及び第3スライダの他端は等間隔で前記サドルの同じ側に固定される。
【0039】
具体的には、図5に示すように、従来のガントリ工作機械のスイングヘッドはラムの下端面に取り付けられており、スイングヘッドの取り付け面からサドルの最下方の一対のスライダまでの距離が長いため、ラムの変形が大きくなる。
【0040】
本発明のスイングヘッドとラムの構造は、図6図7に示すように、スイングヘッドはラムの先端の固定台に設置され、ガイドレールはラムの後端に固定されて固定台に対向し、第1スライダ、第2スライダ及び第3スライダがサドルに固定され、第1スライダ、第2スライダ及び第3スライダはガイドレール上をスライドする。図8に示すように、固定台はラムと一体成形され、固定台は第1固定板、第2固定板、第3固定板及び支持板から構成され、第1固定板と第2固定板の形状及び寸法は同じであり、両者は互いに平行に設置され、且ついずれも支持板に垂直であり、支持板にはスイングヘッドを固定するための貫通孔が設置される。第3固定板は第1固定板、第2固定板及び支持板のいずれにも垂直であり、第3固定板は、ラムに固定され且つ固定台の面と平行であり、第1固定板、第2固定板、第3固定板及び支持板は一体成形される。固定台は複数の固定板を組み合わせた構造を有するため、固定台の剛性が向上し、スイングヘッドをより安定して支持することで、スイングヘッドが動作する時に揺れにくくすることができる。
【0041】
さらに、前記ラムに前記スイングヘッドを固定する固定台が設置され、前記固定台は第1固定板、第2固定板、第3固定板及び支持板を含む。
【0042】
前記第1固定板と前記第2固定板は互いに平行であり、前記第1固定板と前記第2固定板はいずれも前記支持板に垂直であり、前記支持板に前記スイングヘッドを固定するための貫通孔が設置され、前記第3固定板は前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板のいずれにも垂直である。前記第1固定板、前記第2固定板、前記第3固定板及び前記支持板は一体成形され、前記第3固定板は前記ラムと平行であり、前記第1固定板、前記第2固定板及び前記支持板は前記ラムと一体成形される。
【0043】
また、前記固定台はさらに第1固定フレーム、第2固定フレーム及び第3固定フレームを含む。
【0044】
前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームはいずれも前記支持板と平行であり、且つ前記支持板の上方に位置する。前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームは前記ラムに接続され、前記第1固定フレーム及び前記第2固定フレームの外向きの一辺にいずれも、前記貫通孔の前記ラムに近い側の弧度に合わせた形状が設置される。前記第3固定フレームは前記第2固定フレームを貫通し、且つ前記支持板及び前記第1固定フレームと交差し、前記第3固定フレームは前記第1固定フレーム、前記第2固定フレーム及び前記支持板のいずれにも垂直である。
【0045】
具体的には、第1固定フレームと第2固定フレームは形状及び寸法が同じであり、第1固定フレーム及び第2固定フレームは矩形の一辺が内向きに凹んだ円弧であり、円弧の弧度は支持板の貫通孔のラムに近い側の弧度に合わせ、第1固定フレーム及び第2固定フレームはいずれも支持板と互いに平行であり、且つ支持板の上方に位置し、第2固定フレームは支持板と第1支持板との間に位置する。第3固定フレームは矩形であり、その幅は支持板の貫通孔とラムとの距離に等しく、第3固定フレームは第1固定フレーム、第2固定フレーム及び支持板のいずれにも垂直であり、第3固定フレームは第2固定フレームを貫通して支持板及び第1固定フレームと交差し、第1固定フレーム、第2固定フレーム及び第3固定フレームはいずれも固定台と一体成形される。第1固定フレーム、第2固定フレーム及び第3固定フレームはスイングヘッドをさらに安定させて、スイングヘッドの安定性を補強し、構造全体の剛性を増加して、ラムの変形を減少させる。
【0046】
固定台の支持板は第3スライダと同じ高さである場合、固定台に固定されるスイングヘッドの高さはサドルがガイドレールの最先端に位置する時の第3スライダの高さである。該高さによりスイングヘッドの取り付け面からサドル上の第3スライダまでの距離が短くなることで、動作中のラムの変形が小さくなり、作業効率を向上させる。ラムの固定台の下方に位置する部分は厚さaが下向きに徐々に小さくなる楔形構造に設計され、スイングヘッドの十分な動作空間を予め確保する。
【0047】
支持板とサドルがガイドレールの最先端に位置する時の第3スライダは同じ高さであり、第3スライダは第1スライダ及び第2スライダの下方に位置する。支持板の下方に位置するラムの厚さは下向きに徐々に小さくなる。本発明はスイングヘッドの取り付け面とサドルの最下方の一対のスライダとの距離が長いことで、ラムが大きく変形してしまうという課題を解決し、加工精度を効果的に向上させる。
【0048】
さらに、前記第1デュアル駆動スピンドル伝動構造、第2デュアル駆動スピンドル伝動構造は、サドル、第1駆動モータ、第2駆動モータ、第1モータベース、第2モータベース、第1タイミングベルト、第2タイミングベルト、スピンドル、第1駆動輪、第2駆動輪、第1従動輪及び第2従動輪を含む。
【0049】
前記スピンドルは上ホルダと下ホルダを介して前記サドルに固定される。前記第1モータベース及び第2モータベースは前記サドルの上部に固定され、前記第1駆動モータ及び前記第2駆動モータはそれぞれ前記第1モータベース及び第2モータベースに固定され、前記第1駆動輪は前記第1駆動モータに接続され、前記第2駆動輪は前記第2駆動モータに接続される。前記第1従動輪と前記第2従動輪はいずれも前記スピンドルに接続され、前記第1タイミングベルトは前記第1駆動輪及び前記第1従動輪を接続し、前記第2タイミングベルトは前記第2駆動輪及び前記第2従動輪を接続する。
【0050】
具体的には、本実施例の第1モータベースと第2モータベースは高さが異なる2つの中空スチールケージであり、2つの中空スチールケージの上表面にそれぞれ第1駆動モータ及び第2駆動モータが固定される。第1モータベース及び第2モータベースは上表面のスピンドルに対応する辺のみに突縁がなく、他の辺にいずれも対辺へ延伸する突縁が設けられる。図9図10に示すように、前記スピンドルの両端は軸受を介してそれぞれ上ホルダ及び下ホルダに固定され、上ホルダと下ホルダはサドルと一体成形される。第1モータベースと第2モータベースは高さが異なる2つの中空スチールケージであり、第1モータベースの高さは第2モータベースより高く、第1駆動モータは第1モータベースに固定され、第2駆動モータは第2モータベースに固定される。第1モータベース及び第2モータベースの上面に、第1駆動モータ及び第2駆動モータのモータ軸を通すことができる貫通孔を予め残し、第1モータベース及び第2モータベースはボルトによってサドルに固定される。
【0051】
第1駆動輪は第1駆動モータに接続され、第1従動輪はスピンドルの先端に接続され、第2駆動輪は第2駆動モータに接続され、第2従動輪はスピンドルの先端に接続され、第1従動輪は第2従動輪の上方に設置され、第1駆動輪と第1従動輪は同一の水平面に位置し、第2駆動輪と第2従動輪は同一の水平面に位置する。第1タイミングベルトは第1駆動輪及び第1従動輪に接続され、第2タイミングベルトは第2駆動輪及び第2従動輪に接続され、第1従動輪及び第2従動輪はいずれも膨張スリーブを介してスピンドルに接続され、膨張スリーブの膨張作用により、第1従動輪及び第2従動輪は、スピンドルに安定して接続されており、スピンドルに沿って上下し及び回転して移動することがない。第1駆動モータ及び第2駆動モータが起動すると、第1駆動輪及び第2駆動輪はそれぞれ第1タイミングベルト及び第2タイミングベルトを駆動して作動させ、第1タイミングベルト及び第2タイミングベルトはそれぞれ第1従動輪及び第2従動輪を駆動して作動させることで、第1従動輪及び第2従動輪がスピンドルを駆動して作動させる。1本のスピンドルという設計により工作機械において駆動装置が占有する空間を減少させ、且つコストを節約し、同時にモータベースの中空スチールケージという設計は、第1タイミングベルト、第2タイミングベルト、第1駆動輪及び第2駆動輪の点検及びメンテナンスを容易にする。
【0052】
第1モータベース及び第2モータベースはそれぞれ第1駆動モータ及び第2駆動モータを支持する役割を果たす。支持の安定性を向上させるために、第1駆動モータ及び第2駆動モータは第1モータベース及び第2モータベースに安定して取り付けられるとともに、第1モータベース及び第2モータベースの各辺にいずれも対辺へ延伸する突縁が設けられることにより、第1モータベース及び第2モータベースの剛性及び支持の安定性を向上させ、第1駆動モータ及び第2駆動モータが動作する時に激しく振動することによる作業効率の低下を防止する。
【0053】
さらに、前記第1タイミングベルトと第2タイミングベルトの夾角は60°~180°の間である。
【0054】
具体的には、第1駆動モータと第2駆動モータの位置を調整することにより、第1タイミングベルトと第2タイミングベルトの夾角を60°~180°の間にすることができる。該角度は第1駆動モータ及び第2駆動モータがスピンドルを駆動して動作させるのにいっそう有利であり、2本のベルトによる付勢力の合力を減少させることにより、軸受にかかる力を減少させ且つ装置の耐用年数を延長することができる。
【0055】
さらに、前記第1従動輪と前記第2従動輪との間隔は50mm以下である。
【0056】
具体的には、図11に示すように、第1従動輪と第2従動輪との間隔は短いほどよく、距離が短いほどスピンドルの張り出しが短くなり、受ける曲げモーメントが小さくなり、スピンドルが変形しにくくなるため、第1従動輪と前記第2従動輪との間隔は50mmを超えないことが好ましい。
【0057】
最後に説明すべき点として、以上の各実施例は本発明の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それを制限するものではない。前述の各実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば理解されるとおり、依然として前記各実施例に記載の技術的解決手段を修正し、又はそのうちの一部又は全ての技術的特徴に対して等価置換を行うことができるが、それらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本発明の各実施例の技術的解決手段の範囲から逸脱させるものではない。
【符号の説明】
【0058】
101 第1移動式ガントリ加工ユニット
102 第2移動式ガントリ加工ユニット
103 フラップ平台
104 サイドスイングヘッド
105 ラム
106 Z軸のデュアル駆動スピンドル伝動構造
107 サドル
108 ワーク把持構造
201 ワーククランプ機
202 ブラケット
202.1 横方向固定部
202.2 縦方向支持部
203 スライダ
204 把持ガイドレール
205 油圧シリンダ
206 ガントリ工作機械
207 スピンドル
208 スピンドルナット
209 駆動モータ
210 クランプジョー
301 スイングヘッド
302 ラム
303 スイングヘッドガイドレール
304.1 第1スライダ
304.2 第2スライダ
304.3 第3スライダ
305 サドル
306 傾斜面
307.1 第1固定板
307.2 第2固定板
307.3 第3固定板
308 支持板
309.1 第1固定フレーム
309.2 第2固定フレーム
309.3 第3固定フレーム
401 サドル
402 スピンドル
404 下ホルダ
405 上ホルダ
408.1 第1タイミングベルト
408.2 第2タイミングベルト
409.1 第1駆動輪
409.2 第2駆動輪
410.1 第1従動輪
410.2 第2従動輪
411.1 第1駆動モータ
411.2 第2駆動モータ
412.1 第1駆動モータ
412.2 第2駆動モータ
413 突縁
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】