IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ レイザー・ユーエスエー・エルエルシーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-16
(54)【発明の名称】動力式ホイールボード
(51)【国際特許分類】
   A63C 17/12 20060101AFI20220609BHJP
【FI】
A63C17/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021552650
(86)(22)【出願日】2020-03-05
(85)【翻訳文提出日】2021-09-16
(86)【国際出願番号】 US2020021203
(87)【国際公開番号】W WO2020181093
(87)【国際公開日】2020-09-10
(31)【優先権主張番号】62/814,450
(32)【優先日】2019-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517186640
【氏名又は名称】レイザー・ユーエスエー・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・ウェイ-ピン・チェン
(72)【発明者】
【氏名】フオライ・グオ
(72)【発明者】
【氏名】フア・タオ
(57)【要約】
様々な動力式パーソナルモビリティビークルが開示されている。いくつかの実施形態では、ビークルは、前方部分、後方部分、およびネック部分を有するデッキを含むことができる。フロント旋回ホイールアセンブリとリア旋回ホイールアセンブリをデッキに接続することができる。いくつかの実施形態では、フロント旋回ホイールアセンブリはモーターを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動力式パーソナルモビリティビークルであって、
ユーザーを支持するよう構成されたデッキであって、
前方部分、
後方部分、および
前記前方部分および前記後方部分を離間するネック部分であって、前記ビークルの長手方向軸回りに前記デッキをねじることができるように構成されたネック部分
を有するデッキと、
前記デッキの前記前方部分に接続された第1の旋回ホイールを備える第1のホイールアセンブリと、
前記デッキの前記後方部分に接続された第2の旋回ホイールを備える第2のホイールアセンブリと、
前記第1および第2のホイールアセンブリは、前記ビークルの前記長手方向軸に沿って配置され、かつ前記デッキの下に完全に配置され、
前記デッキの前記前方部分の底面に接続されたバッテリであって、前記第1および第2の旋回ホイールが平らな水平の走行面上にある場合に、前記バッテリの一部は、前記第1の旋回ホイールの一部の真上に配置されている、バッテリと、
前記バッテリに動作可能に結合され、かつ前記第1および第2のホイールアセンブリの一方を駆動するよう構成されたモーターと、
を備える動力式パーソナルモビリティビークル。
【請求項2】
前記モーターは、回転力を前記第1の旋回ホイールに伝達するよう構成され、前記第1の旋回ホイール内に完全に配置されている、請求項1に記載のビークル。
【請求項3】
前記第1の旋回ホイールおよび前記第2の旋回ホイールの少なくとも1つは、360度旋回するように構成されている、請求項1に記載のビークル。
【請求項4】
前記第1のホイールアセンブリは、前記第1の旋回ホイールが旋回できる程度を制限するよう構成されたリミッターを備える、請求項1に記載のビークル。
【請求項5】
前記第1の旋回ホイールおよび前記第2の旋回ホイールが独立して旋回するよう構成されている、請求項1に記載のビークル。
【請求項6】
前記第1の旋回ホイールが動力式であり、かつ前記第2の旋回ホイールが非動力式であり、前記第1および第2の旋回ホイールが同じような直径を有する、請求項1に記載のビークル。
【請求項7】
前記デッキの前記前方部分の凹部を覆うパネルをさらに備え、前記パネルは、前記デッキの下から前記デッキの前記凹部へ上向きに延在する前記第1のホイールアセンブリの上部へのアクセスを提供するよう取り外し可能である、請求項1に記載のビークル。
【請求項8】
前記デッキの前記後方部分がハンドルを備え、前記ハンドルが前記デッキを通り延在し、ユーザーの手を受け入れるよう構成された開口部を備える、請求項1に記載のビークル。
【請求項9】
前記デッキの前記ネック部分が回転カップリングを備え、前記回転カップリングは、第1の端部において前記デッキの前記前方部分に接続され、かつ前記第1の端部の反対の第2の端部において、前記デッキの前記後方部分に接続される、請求項1に記載のビークル。
【請求項10】
前記第1のホイールアセンブリおよび前記第2のホイールアセンブリは、水平に対して傾斜した角度で前記デッキにそれぞれ取り付けられ、前記傾斜した角度は、水平に対して40度~45度である、請求項1に記載のビークル。
【請求項11】
動力式パーソナルモビリティビークルであって、
ユーザーを支持するよう構成されたデッキであって、前記デッキは、前方部分および後方部分を有し、前記前方部分および前記後方部分は、ネック部分によって離間され、前記ネック部分は、前記ビークルの長手方向軸回りに前記デッキをねじることができるように構成された、デッキと、
前記デッキの前記前方部分に接続されたフロントホイールアセンブリであって、前記フロントホイールアセンブリは、モーターおよびタイヤを有する動力式旋回ホイールを備え、前記モーターは、前記タイヤ内に完全に配置されている、フロントホイールアセンブリと、
前記デッキの前記後方部分に接続されたリアホイールアセンブリであって、前記リアホイールアセンブリは、非動力式旋回ホイールを備え、前記フロントおよびリアホイールアセンブリは、前記ビークルの前記長手方向軸に沿って配置されている、リアホイールアセンブリと、
を備え、
前記フロントホイールアセンブリの前記動力式旋回ホイールの直径は、前記リアホイールアセンブリの前記非動力式旋回ホイールの直径とほぼ等しい、動力式パーソナルモビリティビークル。
【請求項12】
前記動力式旋回ホイールおよび前記非動力式旋回ホイールの少なくとも1つは、360度旋回するように構成されている、請求項11に記載のビークル。
【請求項13】
前記フロントホイールアセンブリは、前記動力式旋回ホイールが旋回できる程度を制限するよう構成されたリミッターを備える、請求項11に記載のビークル。
【請求項14】
前記動力式旋回ホイールおよび前記非動力式旋回ホイールが独立して旋回するよう構成されている、請求項11に記載のビークル。
【請求項15】
前記フロントホイールアセンブリおよび前記リアホイールアセンブリは、水平に対して傾斜した角度で前記デッキにそれぞれ取り付けられ、前記傾斜した角度は、水平に対して40度~45度である、請求項11に記載のビークル。
【請求項16】
動力式パーソナルモビリティビークルであって、
ユーザーを支持するよう構成されたデッキであって、前記デッキは、前方部分および後方部分を有し、前記前方部分および前記後方部分は、ネック部分によって離間され、前記ネック部分は、前記ビークルの長手方向軸回りに前記デッキをねじることができるように構成された、デッキと、
前記デッキに結合された第1のホイールアセンブリであって、前記第1のホイールアセンブリは、動力式旋回ホイールおよび第1の取付アセンブリを備え、モーターが前記動力式旋回ホイール内に配置された、第1のホイールアセンブリと、
前記デッキに結合された第2のホイールアセンブリであって、前記第2のホイールアセンブリは、非動力式旋回ホイールおよび第2の取付アセンブリを備え、前記第1のホイールアセンブリおよび前記第2のホイールアセンブリは、前記ビークルの前記長手方向軸に沿って配置された、第2のホイールアセンブリと、
を備え、
前記デッキの上面は、第1の凹部および第2の凹部を備え、前記第1および第2の凹部はそれぞれ、基部に開口部を備え、前記第1の凹部は、第1の取り外し可能パネルによって覆われ、前記第2の凹部は、第2の取り外し可能パネルによって覆われ、
前記第1の取付アセンブリの一部は、前記デッキの下から前記第1の凹部の前記基部の前記開口部に上向きに延在し、前記第2の取付アセンブリの一部は、前記デッキの下から前記第2の凹部の前記基部の前記開口部に上向きに延在する、動力式パーソナルモビリティビークル。
【請求項17】
前記動力式旋回ホイールおよび前記非動力式旋回ホイールの少なくとも1つは、360度旋回するように構成されている、請求項16に記載のビークル。
【請求項18】
前記第1のホイールアセンブリは、前記動力式旋回ホイールが旋回できる程度を制限するよう構成されたリミッターを備える、請求項16に記載のビークル。
【請求項19】
前記動力式旋回ホイールおよび前記非動力式旋回ホイールが独立して旋回するよう構成されている、請求項16に記載のビークル。
【請求項20】
前記第1のホイールアセンブリおよび前記第2のホイールアセンブリは、水平に対して傾斜した角度で前記デッキにそれぞれ取り付けられ、前記傾斜した角度は、水平に対して40度~45度である、請求項16に記載のビークル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
参照による組み込み
本出願は、2019年3月6日に出願された米国特許出願第62/814,450号の35U.S.C.§119に基づく優先権の利益を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。また、米国特許第7,195,259号、第7,600,768号、および第9,682,309号は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の電動パーソナルモビリティビークルの実施形態は、前述の特許に記載された特徴のいずれかを含むことができるが、そのような特許は、本明細書に記載の動力式パーソナルモビリティビークルに関連する解釈用語で使用されるべきではない。
【0002】
分野
本開示は、スケートボードなどのパーソナルモビリティビークルに関する。特に、本開示は、少なくとも1つの動力式車輪(例えば、動力式フロントホイールおよび/または動力式リアホイール)および/または他の特徴を備えたパーソナルモビリティビークル関する。
【背景技術】
【0003】
スケートボード、スクーター、自転車、カート等の多くのタイプのパーソナルモビリティビークルが存在する。ユーザーは、そのようなビークルに乗って、ある場所からある場所へと移動することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
新しい搭乗体験または独特の機能を提供することができる新規なかつ/または改良された設計の必要性が依然として存在する。本明細書に記載されたシステム、方法および装置は革新的な側面を有するが、そのただ一つのものは、その望ましい特性のために不可欠ではなく、あるいは単独で責を負うものでもない。特許請求の範囲を限定することなく、いくつかの実施形態の特定の特徴をここで要約する。
【0005】
様々な動力式パーソナルモビリティビークルが本明細書に開示される。いくつかの実施形態によれば、動力式パーソナルモビリティビークルは、ユーザーを支持するように構成されたデッキを含むことができる。デッキは、前方部分、後方部分、および前方部分と後方部分とを離間するネック部分を有することができる。ネック部分は、デッキがビークルの長手方向軸を中心にねじれるように構成することができる。ビークルは、第1のホイールアセンブリを含むことができる。第1のホイールアセンブリは、デッキの前方部分に接続された第1の旋回ホイールを含むことができる。ビークルは、第2のホイールアセンブリを含むことができる。第2のホイールアセンブリは、デッキの後方部分に接続された第2の旋回ホイールを含むことができる。第1および第2のホイールアセンブリは、ビークルの長手方向軸に沿って配置され、デッキの下に完全に配置されることができる。ビークルは、バッテリを含むことができる。バッテリは、デッキの前方部分の底面に接続することができる。第1および第2の旋回ホイールが平らな水平走行面上にある場合、バッテリの一部を第1の旋回ホイールの一部の真上に配置することができる。ビークルは、バッテリに動作可能に結合され、第1および第2のホイールアセンブリの1つを駆動するように構成されたモーターを含むことができる。
【0006】
いくつかの実施形態では、モーターは、回転力を第1の旋回ホイールに伝達するように構成することができ、完全に第1の旋回ホイール内に配置することができる。
【0007】
いくつかの実施形態では、第1の旋回ホイールおよび第2の旋回ホイールのうちの少なくとも1つは、360度旋回するように構成することができる。いくつかの実施形態では、第1のホイールアセンブリは、第1の旋回ホイールが旋回できる程度を制限するように構成されたリミッターを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の旋回ホイールおよび第2の旋回ホイールは、独立して旋回するように構成することができる。
【0008】
いくつかの実施形態では、第1の旋回ホイールは動力を与えられ得、第2の旋回ホイールは動力を与えられなくてもよい。第1と第2の旋回ホイールは同じような直径を有することができる。
【0009】
いくつかの実施形態では、ビークルは、デッキの前方部分の凹部を覆うパネルを含むことができる。パネルは取り外し可能で、デッキの下からデッキの凹部に上向きに伸びる第1ホイールアセンブリの上部にアクセスすることができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、デッキの後方部分は、ハンドルを含むことができる。ハンドルは、デッキを貫通する開口部にすることができ、ユーザーの手を受け入れるように構成することができる。
【0011】
いくつかの実施形態では、デッキのネック部分は、第1の端部でデッキの前方部分に接続され、第1の端部の反対側の第2の端部で、デッキの後方部分に接続された回転カップリングを含むことができる。
【0012】
いくつかの実施形態では、第1のホイールアセンブリおよび第2のホイールアセンブリはそれぞれ、水平に対して傾斜した角度でデッキに取り付けることができる。傾斜角度は、水平に対して40~45度にすることができる。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、デッキは、前方部分および後方部分を含み、前方部分および後方部分はネック部分によって離間される。ビークルは、デッキの前方部分に接続されたフロントホイールアセンブリを含むことができる。フロントホイールアセンブリは、モーターとタイヤを有する動力式旋回ホイールを含むことができる。モーターは、完全にタイヤ内に配置することができる。ビークルは、デッキの後方部分に接続されたリアホイールアセンブリを含むことができる。リアホイールアセンブリは、非動力式旋回ホイールを含むことができる。フロントホイールアセンブリおよびリアホイールアセンブリは、ビークルの長手方向軸に沿って配置することができる。フロントホイールアセンブリの動力式旋回ホイールの直径は、リアホイールアセンブリの非動力式旋回ホイールの直径とほぼ等しくすることができる。
【0014】
いくつかの実施形態では、動力式旋回ホイールおよび非動力式旋回ホイールのうちの少なくとも1つは、360度旋回するように構成することができる。いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリは、動力式旋回ホイールが旋回できる程度を制限するように構成されたリミッターを含むことができる。いくつかの実施形態では、動力式旋回ホイールおよび非動力式旋回ホイールは、独立して旋回するように構成することができる。
【0015】
いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリおよびリアホイールアセンブリはそれぞれ、水平に対して傾斜した角度でデッキに取り付けることができ、傾斜角度は、水平に対して40~45度である。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、ビークルは、デッキに結合された第1のホイールアセンブリを含むことができる。第1ホイールアセンブリは、動力式旋回ホイールと第1の取付アセンブリを含むことができる。動力式旋回ホイール内にモーターを配置することができる。ビークルは、デッキに結合された第2のホイールアセンブリを含むことができる。第2のホイールアセンブリは、非動力式の旋回ホイールと第2の取付アセンブリを含むことができる。第1ホイールアセンブリおよび第2ホイールアセンブリは、ビークルの長手方向軸に沿って配置することができる。デッキの上面は、第1の凹部と第2の凹部を含むことができる。第1の凹部および第2の凹部のそれぞれは、その基部に開口部を含むことができる。第1の凹部は、第1の取り外し可能なパネルで覆うことができる。第2の凹部は第2の取り外し可能なパネルで覆うことができる。第1の取付アセンブリの一部は、デッキの下から第1の凹部の基部の開口部まで上向きに延びることができる。第2の取付アセンブリの一部は、デッキの下から第2の凹部の基部の開口部まで上向きに伸びることができる。
【0017】
いくつかの実施形態では、第1のホイールアセンブリは、動力式旋回ホイールが旋回できる程度を制限するように構成されたリミッターを含むことができる。
【0018】
本開示の前述および他の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを示しており、その範囲を限定すると見なされるべきではないことを理解し、添付の図面を使用することにより、本開示はさらに具体的かつ詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】動力式パーソナルモビリティビークルの実施形態の上面斜視図である。
図2図1のビークルの底面斜視図である。
図3図1のビークルの側面図である。
図4図1のビークルの上面斜視図であり、ビークルのデッキから分離された前部アクセスパネルの実施形態および後部アクセスパネルの実施形態を示している。
図5】前部アクセスパネルを取り外した状態の図1のビークルのデッキの前方部分の詳細図である。
図6】後部アクセスパネルを取り外した状態の図1のビークルのデッキの後方部分の詳細図である。
図7A図1のビークルのアクセスパネルの底面斜視図である。
図7B図1のビークルのアクセスパネルの底面斜視図である。
図8図1のビークルのホイールアセンブリの上面斜視図である。
図9図1のビークルのホイールアセンブリの上面斜視図である。
図10図8のホイールアセンブリの分解図である。
図11A図10のモーターの上面斜視図である。
図11B】モーターの別の実施形態の上面斜視図である。
図11C】モーターの実施形態と、前記モーターと嵌合するように構成されたタイヤの実施形態とを示す。
図11D】モーターの別の実施形態と、前記モーターと嵌合するように構成されたタイヤの実施形態とを示す。
図11E】モータハウジングの実施形態と、前記モータハウジングと嵌合するように構成された防振要素の実施形態とを示す。
図12】バッテリとコントローラのカバーを取り外した状態の図1のビークルの前方部分の側面図である。
図13】バッテリとコントローラのカバーを取り外した状態の図1のビークルの前方部分の底面斜視図である。
図14】フロントホイールアセンブリとバッテリとコントローラのカバーを取り外した状態の図1のビークルの前方部分の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
添付図面を参照して、システム、コンポーネントおよび組み立て・製造方法の実施形態を説明するが、同様の参照数字は図面において同様のまたは類似の要素を指し示す。いくつかの実施形態、実施例および説明が以下に開示されるが、本明細書に記載された発明は、具体的に開示された実施形態、実施例および説明を超えて広がり、本発明の他の用途および明白な改変およびその均等物を含み得ることは当業者には明らかである。本明細書に提示された説明で使用される用語は、限定または制限的な様式で解釈されることを意図しない。なぜなら、それは、本発明のある特定の実施形態の詳細な説明と共に使用されているに過ぎないからである。さらに、本発明の実施形態は、いくつかの新規な特徴を含むことができ、そして単一の特徴は、単独で、その望ましい特性の責を負うものでも、本明細書に記載された発明を実施するために不可欠なものでもない。
【0021】
動力式パーソナルモビリティビークルの様々な実施形態が開示されている。以下でより詳細に開示されるように、ビークルは、動力式フロントホイールおよび非動力式リアホイールなどの1つまたは複数の旋回(例えば、キャスター)ホイールを含むことができる。従来、この組み合わせは、ビークルの前部を重く、不安定にし、乗りにくく、制御しにくくすると考えられていた。デッキのねじれ又はたわみを許容するように構成されたビークル(例えば、ホイールボード)に使用される場合、この組み合わせは、典型的には、特に問題であると考えられていた。それにもかかわらず、本明細書に記載の特定の実施形態では、ビークルが動力式フロント旋回ホイールおよび1つまたは複数の追加の旋回ホイールを首尾よく含むことができることを確立する。上記およびその他の懸念にもかかわらず、このようなビークルは、楽しい乗り心地を提供するために十分に制御可能で安定している可能性がある。
【0022】
概要
図1図4は、ユーザーを支持するように構成されたデッキ102を有する動力式パーソナルモビリティビークル100を示し、デッキ102は、第1またはフロントホイールアセンブリ104および第2またはリアホイールアセンブリ110に接続されている。いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104は、フロントホイール106と、フロントホイール106をデッキ102に取り付けるように構成された取付アセンブリ108とを含むことができる。いくつかの実施形態では、リアホイールアセンブリ110は、リアホイール112と、リアホイール112をデッキ102に取り付けるように構成された取付アセンブリ114とを含むことができる。いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110は、ビークル100の長手方向軸に沿って整列されている。いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110は、デッキ102に結合された場合に、デッキ102の下に完全に配置される。いくつかの実施形態では、フロントホイールおよびリアホイールアセンブリ104、110の取付アセンブリ108、114は、デッキ102に対して移動する(例えば、旋回または揺動)ように構成される。
【0023】
いくつかの実施形態では、フロントホイール106および/またはリアホイール112に動力を供給することができる(すなわち、モーターによって駆動することができる)。いくつかの実施形態では、動力式ホイール(すなわち、従動ホイール)を使用して、ビークル100を操縦することができる。いくつかの実施形態では、ビークル100は、2つのキャスター(例えば、旋回)ホイールを有する。いくつかの実施形態では、ビークル100は、フロントキャスターホイールおよびリアキャスターホイールを有する。例えば、いくつかの変形例では、フロントホイール106および/またはリアホイール112は、旋回(例えば、キャスター)ホイールである。いくつかの実施形態では、フロントホイール106および/またはリアホイール112は、動力式旋回ホイールであり得る。リアホイールアセンブリ110は、360度回転するように構成することができる。フロントホイールアセンブリ104は、360度回転するように構成することができ、または約120度以下で回転するように回転を制限することができる。
【0024】
いくつかの実施形態では、フロントホイール106およびリアホイール112の一方に動力が供給され、フロントホイール106およびリアホイール112の他方に動力が供給されない。例えば、いくつかの実施形態では、図1図3に示されるように、フロントホイール106は動力式旋回ホイールであり、リアホイール112は非動力式旋回ホイールである。動力式フロントホイール106は、ビークル100を操縦するために使用することができる。この構成は、ビークル100のドリフトを可能にするなど、所望の乗り心地および感触を提供することができる。動力式ホイールであるフロントホイール106は、動力式リアホイールによって進行方向に押されるのではなく、ビークル100を進行方向に引っ張ることを可能にすることができる。これにより、ユーザーの乗り心地が向上し、走行構成の効率が向上する。例えば、動力式リアホイールと比較して、動力式フロントホイールを有することは、ビークル100がよりきついコーナーを曲がることを可能にし、旋回中のビークル100の前部と比較してビークル100の後部のドリフトを容易にし、フロントホイール106が横切る曲率半径と比較して実質的に大きい曲率半径でリアホール112がターンを横切ることができ、ビークル100の長手方向軸が実質的にフロントホイール106が横切る円弧と平行から離れる旋回の経路をビークル100がたどることを可能にする。
【0025】
いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110は、デッキ102に対して傾斜して取り付けることができる。いくつかの変形例では、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110は、同様または同じ傾斜角で取り付けられている(例えば、水平に対して20~50度、水平に対して30~55度、水平に対して40~45度など)。傾斜したホイールアセンブリ104、110は、デッキ102を走行面の近くに配置することを可能にし、これにより、ビークル100の重心を下げ、ビークル100に対するユーザーの制御を高め、および/またはホイールアセンブリ104、110の回転を容易にすることができる。
【0026】
いくつかの実施形態では、図3に示されるように、フロントホイール106およびリアホイール112は、同様の直径または同じ直径を有することができる。ホイール106、112の一方が動力を与えられ(例えば、モーターを収容する)、他方のホイール106、112が動力を与えられない(例えば、モーターを収容しない)場合でも、ホイール106、112は、同様の直径または同じ直径を有することができる。いくつかの実施形態では、フロントホイール106およびリアホイール112の一方は、フロントホイール106およびリアホイール112の他方よりも大きい直径を有することができる。
【0027】
いくつかの実施形態では、フロントホイール106およびリアホイール112は、同様の厚さを有することができる。厚みは軸方向に測定できる。いくつかの実施形態では、フロントホイール106およびリアホイール112の一方は、フロントホイール106およびリアホイール112の他方よりも厚くすることができる(例えば、モーターのためのスペースを提供するために)。たとえば、一部の変形例では、動力式または従動ホイールは、非動力式ホイールよりも厚くすることができる。いくつかの実施形態では、動力式または従動ホイールは少なくとも約1.25~3.30倍、非動力式ホイールよりも厚い(例えば、約1.3倍厚い、約2.0倍厚い、約2.25倍厚い等)。図2に示されるように、いくつかの実施形態では、フロントホイール106は、リアホイール112よりも厚い。
【0028】
いくつかの実施形態において、ビークル100は、二つ以上のホイール含む(例えば3輪、4輪、など。)。ホイールは、キャスターホイールおよび/または固定ホイールを含むことができる。いくつかの実施形態では、いくつかのホイールは、ビークル100の長手方向軸からオフセットされた補助ホイールであり得る。
【0029】
いくつかの実施形態では、ビークル100は、回転力をフロントホイール106および/またはリアホイール112に伝達するように構成されたモーター136を含むことができる。いくつかの実施形態では、モーター136は、モーターおよびトランスミッションアセンブリを囲むハウジングを含むことができる。いくつかの実施形態では、モーター136は、フロントホイール106またはリアホイール112(すなわち、従動ホイール)内に少なくとも部分的に配置することができる。いくつかの実施形態では、ビークル100は、フロントホイール106および/またはリアホイール112内に完全に配置されたモーター136を含むことができる。いくつかの実施形態では、モーター136と、フロントホイール106およびリアホイール112のうちの1つ(すなわち、従動ホイール)は、チェーンドライブ、ベルトドライブ、またはギアドライブなどの駆動装置に結合することができる。
【0030】
いくつかの実施形態では、ビークル100は、バッテリ150などの電源を含むことができる。いくつかの実施形態では、ビークル100は、電源スイッチ156および充電ポート158を備えることができる。電源スイッチ156は、ビークル100をオンおよびオフにするためにユーザーによって作動されるように構成することができる。充電ポート158は、バッテリ150を再充電するために外部電源に接続されるように構成することができる。
【0031】
いくつかの実施形態では、ビークル100は、遠隔制御装置160を使用して操作することができる。いくつかの実施形態では、遠隔制御装置160は、使用されていないときにビークル100に格納されるように構成される。例えば、遠隔制御装置160は、デッキ102の周囲に沿って(例えば、図1に示すように、ビークル100の中央に向かってデッキ102の周囲に沿って)デッキ102の一部に取り外し可能に固定することができる。いくつかの実施形態では、遠隔制御装置160は、ビークル100を操作するために、無線周波数(RF)送信を使用して、ビークル100上のコントローラ152と無線通信するように構成された装置である。例えば、いくつかの変形例では、ユーザーは、遠隔制御装置160を使用して、モーターの速度を変化させ(例えば、増加および減少)、ビークル100にブレーキをかけ、および/またはビークル100の運動の方向(例えば、逆)を変化させることができる。
【0032】
デッキ
いくつかの実施形態では、図1図2に示されるように、デッキ102は、第1の部分または前方部分120と、第2の部分または後方部分122とを備える。いくつかの変形例では、デッキ102は、前方部分120と後方部分122との間に配置されたネック部分124を含む。いくつかの実施形態では、デッキ102の前方部分120および後方部分122は、ネック部分124よりも幅が広い。例えば、図1に示すように、デッキ102の幅は、ネック部分124に沿って先細になることができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、ネック部分124は、デッキ102がビークル100の長手方向軸の周りでねじれるかまたは曲がることを可能にするように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、ネック部分124は、第1の端部で前方部分120に接続され、第1の端部の反対側の第2の端部で後方部分122に接続された回転カップリング126を含むことができる。いくつかの変形例では、回転カップリング126は、円筒形部材である。回転カップリング126は、ビークル100の長手方向軸に沿って互いに対して前方部分120および後方部分122の回転運動を可能にすることができる(例えば、ユーザーがデッキ102上で体重を移動する場合)。いくつかの実施形態では、回転カップリング126は、1つまたは複数の旋回アセンブリを含むことができる。いくつかの実施形態では、回転カップリング126は、前方部分120および後方部分122を中立または整列した相対位置に付勢するように構成された付勢要素を含むことができる。
【0034】
いくつかの実施形態では、図1に示すように、デッキ102は、ハンドル130を含むことができる。いくつかの実施形態では、ハンドル130は、ユーザーの手を受け入れるように構成されたデッキ102を通って延びる開口部を含み、ユーザーがビークル100を便利に運ぶことを可能にする。ハンドル130は、デッキ102の端部に向かって配置することができる。いくつかの変形例では、ハンドル130は、従動ホイールの反対側のデッキ102の端部に配置されている。いくつかの変形例では、ハンドル130は、従動ホイールに最も近いデッキ102の端部に配置されている。
【0035】
いくつかの実施形態では、図1に示すように、デッキ102の上面は、滑り止め領域162を含む。滑り止め領域162は、ユーザーの足のグリップとして機能することができ、ビークル100に乗る場合にユーザーが足を置くデッキ102の部分を滑りにくくし、それにより、怪我のリスクを低減し、乗り心地を向上する。
【0036】
いくつかの実施形態では、前方部分120の上面および/または後方部分122の上面は、デッキ102の凹部を覆う取り外し可能なパネルを含むことができる。例えば、図4に示すように、いくつかの実施形態では、デッキ102は、デッキ102の前方部分120の凹部128Aを覆うためのアクセスパネル166Aと、デッキ102の後方部分122の凹部128Bを覆うためのアクセスパネル166Bとを含む。アクセスパネル166A、166Bは、製造者またはユーザーがフロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110のそれぞれの取付アセンブリ108、114の部分にアクセスできるように取り外し可能である。
【0037】
いくつかの実施形態では、デッキ102は、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110の取付アセンブリ108、114の一部を受け入れるように構成されたマウント132を備える。例えば、図2に示すように、いくつかの実施形態では、デッキ102は、前方部分120に第1のマウント132を含み、後方部分122に第2のマウント132を含む。いくつかの実施形態では、デッキ102の前方部分120のマウント132は、フロントホイールアセンブリ104の一部を受け入れるように構成された開口部を含むことができ、デッキ102の後方部分122のマウント132は、リアホイールアセンブリ110の一部を受け入れるよう構成された開口部を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、図5図6に示すように、取付アセンブリ108、114は、デッキ102の下から、マウント132の開口部、およびデッキ102の凹部128A、128B内に上方に延びることができる。
【0038】
いくつかの変形例では、アクセスパネル166A、166Bの取り外しは、取付アセンブリ108、114の取付シャフト118の部分などの、デッキ102の下からデッキ102内の凹部128A、128B内に上方に延びるフロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110の取付アセンブリ108、114の一部分へのアクセスを提供する。取付アセンブリ108、114の取付シャフト118の上部にアクセスできることにより、図5図6に示すように、留め具134(例えば、ナット)を取付シャフト118の上部(例えば、ねじ付きボルトの上部)に接続することができる。アクセスパネル166A、166Bによって凹部128A、128B内で保護された留め具134を使用してホイールアセンブリ104、110をデッキ102に固定することにより、ホイールアセンブリ104、110とデッキ102との間の接続をより安全にし、および/またはデッキ102の下に配置されるコンポーネントの数を低減することができる。いくつかの実施形態では、アクセスパネル166A、166Bは、ビークル100の組み立てを容易にすることができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、アクセスパネル166A、166Bおよびデッキ102の凹部128A、128Bは、対応する機構または嵌合機構を有する。例えば、いくつかの実施形態では、図7A図7Bに示すように、アクセスパネル166A、166Bは、本体164と、本体164から延びる複数のアーム170および支持体172とを有することができる(例えば、2~4個のアーム170、2~4個の支持体172等)。いくつかの変形例では、アクセスパネル166A、166Bの本体164は、細長いプレートであり得る。いくつかの実施形態では、アーム170および支持体172は、本体164の下面または側面から、本体164に垂直な方向に下向きに延びることができる。アーム170および支持体172は、アクセスパネル166A、166Bがデッキ102に結合されている場合、デッキ102の凹部128A、128B内に下向きに延びるように構成することができる。アーム170は、凹部128A、128B上に配置された場合に、デッキ102に対するアクセスパネル166A、166Bの横方向の動きを固定および/または制限することができる。支持体172は、デッキ102の凹部128A、128B内の対応する支持体174と整列することができる。様々な実施形態において、アクセスパネル166A、166Bがデッキ102に設置される場合、アクセスパネル166A、166Bの上面は、概して、デッキ102の隣接部分と同一平面上にある。図1を参照されたい。これにより、アクセスパネル166A、166Bを隠すことができ、および/またはライダーの快適性を向上させることができる(たとえば、デッキ102から突き出た上面を持つ場合と比較して)。
【0040】
いくつかの実施形態では、図5図6に示すように、凹部128A、128Bは、複数の支持体174(例えば、2~4個の支持体174)を含む。支持体174は、デッキ102から離れる方向に上向きに延びることができる。いくつかの実施形態では、アクセスパネル166A、166Bがデッキ102に取り付けられている場合、アクセスパネル166A、166B上の支持体172は、デッキ102の凹部128A、128B内の支持体174上に載るか、またはそれに接続することができる。
【0041】
いくつかの変形例では、アクセスパネル166A、166Bは、対応する第2の嵌合機構(例えば、デッキ102の凹部)と嵌合するように構成された第1の嵌合機構(例えば、タブ168)を含むことができる。タブ168は、アクセスパネル166A、166Bの長手方向軸に沿って延在することができる。いくつかの実施形態では、図7Aに示すように、タブ168は、本体164の残りの部分よりもさらに延びることができる。いくつかの実施形態では、ユーザーまたは製造者は、タブ168をデッキ102の凹部176から持ち上げて、アクセスパネル166A、166Bをデッキ102から分離するのを容易にすることができる。
【0042】
ホイール
図8および図9は、旋回ホイールアセンブリの例示的な実施形態を示している。ビークル100の図示の実施形態は、ビークル100の前部に向かう動力式旋回ホイールと、ビークル100の後部に向かう非動力式旋回ホイールとを含むが、フロントホイールアセンブリ104に関連して説明される特徴はビークル100の前方部分120に取り付けられたホイールアセンブリに限定されず、リアホイールアセンブリ110に関連して説明される特徴は、ビークル100の後方部分122に取り付けられたホイールアセンブリに限定されない。フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110に関する上記の特徴のいずれか、およびフロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110に関して以下に説明する特徴のいずれかを、ビークル100に取り付けられている任意のホイールに含めることができる。
【0043】
図8および図9に示すように、フロントホイールアセンブリ104およびリアホイールアセンブリ110はそれぞれ、取付プレート116および取付シャフト118(例えば、ねじ付きボルト)を備える取付アセンブリ108、114を含むことができる。いくつかの実施形態では、フロントホイール106は、取付アセンブリ108によって支持され、リアホイール112は取付アセンブリ114によって支持される。
【0044】
いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104および/またはリアホイールアセンブリ110は、カバー148を含むことができる。いくつかの実施形態では、図8に示すように、カバー148の一部は、取付プレート116の一部に沿って、ホイール106の一部の上に、および/またはモーター136の一部の上に延在することができる。以下でより詳細に説明するように、特定の実施形態では、カバー148は、モーター136とバッテリおよび/またはコントローラとの間に延びる電気接続(例えば、ワイヤー)を保護することができる。
【0045】
いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104および/またはリアホイールアセンブリ110は、旋回軸を中心に360度旋回するように構成することができる。いくつかの実施形態では、フロントホイール106および/またはリアホイール112の回転を制限することができる。例えば、図8および図10に示すように、いくつかの変形例では、フロントホイールアセンブリ104は、フロントホイール104が枢動(すなわち、旋回)できる程度を制限するように構成されたリミッター142を含むことができる。いくつかの実施形態では、フロントホイール106およびリアホイール112は、独立して旋回するように構成することができる。いくつかの実施形態では、フロントホイールアセンブリ104および/またはリアホイールアセンブリ110は、フロントホイール106および/またはリアホイール112を、フロントホイール106および/またはリアホイール112がビークル100の長手方向軸に沿って延びる中立静止位置に向けて付勢するように構成された付勢要素を含むことができる。
【0046】
図10に示すように、いくつかの実施形態では、モーター136は、モーター136が完全にフロントホイール106内に配置された状態で、フロントホイールアセンブリ104に統合され得る。いくつかの実施形態では、モーター136は、フロントホイール106の回転軸を取り囲んでいる。例えば、いくつかの実施形態では、図10図11A、および図11Bに示されるように、モーター136の中央部分は中空であり、フロントホイール106の車軸144を受け入れるように構成される。いくつかの実施形態では、車軸144は、モーター136の全幅を通過し、モーター136の第1の側から第1の側の反対側のモーター136の第2の側まで延びる。
【0047】
いくつかの変形例では、図10および図11Aに示すように、モーター136の外面138は、円周方向に離間された隆起部などの突起140を有することができる。いくつかの実施形態では、図11Bに示すように、モーター136の外面138の連続部分は、滑らかにすることができる(すなわち、モーター136の外面138の中央部分に沿った突起を含まない)。
【0048】
フロントホイールアセンブリ104は、モーター136に結合するように構成されたタイヤなどの牽引要素146を含むことができる。いくつかの実施形態では、牽引要素146は、牽引要素146の内面の少なくとも一部がモーター136の外面138の少なくとも一部と接触し、同一平面になるように、モーター136に結合される。いくつかの実施形態では、牽引要素146は、突起140を有する外面138を有するモーター136に結合されている。牽引要素146は、モーター136の外面138上の突起140によって引き起こされ得る乗車中の振動またはでこぼこを低減するのに十分な厚さ(例えば、半径方向)に構成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、牽引要素146は、少なくとも約5mm、7mm、10mm、または12mmの厚さを有することができる。いくつかの実施形態では、牽引要素146は、少なくとも約65mm、70mm、75mm、または80mmの直径を有することができる。
【0049】
いくつかの実施形態では、図10に示されるように、牽引要素146は、クラウンなどの湾曲したプロファイルを有することができる。例えば、いくつかの変形例では、牽引要素146の中央部分は、牽引要素146の側縁よりも厚いか、または半径方向外側にさらに延びる。そのような牽引要素146のプロファイルは、乗車中にフロントホイールアセンブリ104によって引き起こされる抗力の量を低減し、および/または牽引要素146が望ましい旋回ホイールの乗車特性に干渉するのを防止または低減することができる。いくつかの変形例では、クラウンを有する牽引要素146は、旋回中に牽引要素146と走行面(例えば、地面)との間の接触量を自動的に増加させ、直進中に牽引要素146と走行面との間の接触量を自動的に増加させる。これにより、よりタイトな旋回やより速い直線速度が可能になる。
【0050】
いくつかの実施形態では、図11Cに示されるように、モーター136の外面138は、外面138の側縁に向かって配置された突起140を含むことができる。外面138の第1の側縁に沿って配置された突起140は、第1の側縁の反対側の外面138の第2の側縁に沿って配置された突起140と鏡(例えば、対称)とすることができる。外面138の中央領域(すなわち、第1および第2の側縁の突起140の間)は、少なくとも約10mm、13mm、15mm、20mm、または25mmの幅を有することができる。中央領域は滑らかにすることができる(たとえば、突起がない)。牽引要素146は、モーター136の外面138に一致するように構成することができる。例えば、牽引要素146は、モーター136の一部と嵌合するように構成された嵌合機構145を含むことができる。図11Cに示すように、牽引要素146の嵌合機構145は、牽引要素146の厚い領域であり得る。いくつかの変形例では、牽引要素146の中央領域は、牽引要素146の中央領域がモーター136の外面138の中央領域に接触するように構成されるように突出することができる。牽引要素146がモーター136に結合されると、モーター136の外面138の側縁の突起140は、牽引要素146の中央領域に当接し、牽引要素146をモーター136に対する所定の位置に固定するのを補助する。
【0051】
いくつかの実施形態では、図11Dに示すように、モーター136の外面138は、複数の凹部141を含むことができる。いくつかの実施形態では、モーター136の外面138は、外面138の幅に沿って延びる第1の凹部141Aと、外面138の周囲に円周方向に延びる第2の凹部141Bとを含む。いくつかの実施形態では、第1の凹部141Aは、第2の凹部141Bを横切る。一部の変形例では、第1の凹部141Aは、少なくとも約1mm、2mm、3mm、または4mmの高さを有することができる。一部の変形例では、第2の凹部141Bの幅は、少なくとも約1mm、2mm、3mm、または4mmにすることができる。いくつかの実施形態では、第1の凹部141Aは、牽引要素146がモーター136に結合された場合に、モーター136に対する牽引要素146の水平方向の動きを制限するように構成される。いくつかの実施形態では、第2の凹部141Bは、牽引要素146がモーター136に結合されている場合に、モーター136に対する牽引要素146の垂直方向の動きを制限するように構成される。
【0052】
いくつかの実施形態では、外面138は、外面138の幅に沿って延びる複数の離間した凹部141A、および/または外面138の周囲に円周方向に延びる複数の離間した凹部141Bを含む。凹部141Aは、少なくとも約5mm、15mm、30mm、または45mmだけ円周方向に離間させることができる。凹部141Bは、少なくとも約5mm、10mm、15mm、または20mmだけ横方向に離間させることができる。図11Dに示すように、いくつかの実施形態では、牽引要素146の嵌合機構145は、外面138の複数の凹部141Aおよび/または複数の凹部141Bに対応し、それらと嵌合するように構成された複数の突起を含む。
【0053】
特定の実施形態では、図11Eに示すように、ナイロンリングなどの防振要素147は、モーター136の外面138に結合されて、外面138上の突起140および/または外面138の他の機構によって引き起こされ得る乗車中の振動またはでこぼこを低減することができる。いくつかの実施形態では、防振要素147は、モーター136の外面138の中央部分に結合され得、モーター136と牽引要素146との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、モーター136の幅は、防振要素147の幅よりも大きい。いくつかの実施形態では、防振要素147は、モーター136の幅の約半分、3分の1、4分の1、5分の1、または6分の1にわたって延びる。いくつかの実施形態では、防振要素147の幅は、少なくとも約4mm、6mm、8mm、10mm、または12mmである。
【0054】
いくつかの実施形態では、防振要素147の内面は、防振要素147の内周に沿って離間した複数の凹部149を含む。凹部149は、モーター136の外面138上の突起140を受け入れるように構成することができる。防振要素147がモーター136の外面138に結合されている場合、防振要素147は、牽引要素146をその上に配置することができる比較的滑らかで連続的な表面を提供することができる。この構成は、そうでなければモーター136の外面138上の突起140に関連する可能性がある乗車中の振動を低減することによって、乗り心地を改善することができる。
【0055】
特定の実施形態では、ビークル100は、動力式および非動力式の乗車を可能にするように構成される。これにより、ユーザーはバッテリが消耗したときの移動方法、走行距離の延長、ビークルの使用の選択などを行うことができる。
一部の従来の電動ボードは、電動乗車専用に構成されていた。たとえば、モーターがホイールを駆動していない場合に電動ホイールの回転にかなりの抵抗を加える大型モーターが含まれていたため、ホイールの回転を阻害し、ビークルの非動力運転を妨げる可能性があった。ビークル100の特定の実施形態では、モーター136が電動ホイールを駆動していないときでも、モーター136は、電動ホイール(例えば、フロントホイール106)の回転に対して、ほとんど抵抗を加えないか、または実質的に抵抗を加えない。これにより、ユーザーが地面を押したり、デッキの前方部分と後方部分をビークルの長手方向軸を中心に交互にねじったりして、移動力を提供するなど、ビークルの非動力乗車が容易になる。上記のように、いくつかの実施形態では、モーター136は、フロントホイール106内に収容されている(例えば、モーター136は、牽引要素146の内側半径内に完全に配置されている)。このような小さなモーターは、モーター136がホイール106を駆動していないときでも、ホイール106の回転に対する抵抗をより少なくまたは実質的に抵抗なしにすることができる。さらに、このような構成は、モーター136を保護および/または覆い隠すことができる。
【0056】
パワーおよびコントロール
ビークル100は、プロセッサおよびメモリを含むことができるコントローラ152を含むことができる。コントローラ152は、バッテリ150およびモーター136に動作可能に接続することができる。例えば、ワイヤなどの電気接続は、コントローラ152、モーター136、およびバッテリ150を接続して、バッテリ150からモーター136への電力の制御された供給を可能にすることができる。ワイヤは、ホイールアセンブリ104の側面に沿って延在し、ホイール106の車軸144を通り、モーター136に接続することができる。上記のように、カバー148は、ワイヤを覆い隠し、および/または保護することができる。ワイヤは、ホイールアセンブリ104の回転を可能にするのに十分なたるみを有するか、他の方法で回転を可能するよう構成され得る。いくつかの変形例では、電気接続は、マウント132およびホイール取付アセンブリ108内の嵌合トレースまたは他の電気接点を含み、これにより、外部ワイヤの必要性を取り除くことができる。コントローラ152は、遠隔制御装置160と無線通信することができる受信機および/またはトランシーバを含むことができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、バッテリ150および/またはコントローラ152は、デッキ102の下に配置されている。いくつかの変形例では、バッテリ150およびコントローラ152は、同じハウジング154(図2)に配置することができる。いくつかの実施形態では、バッテリ150およびコントローラ152は、デッキ102の同じ側に配置することができる(例えば、バッテリ150およびコントローラ152は、デッキ102の前方部分120または後方部分122に接続することができる)。例えば、いくつかの実施形態では、図12図14に示すように、バッテリ150およびコントローラ152は、デッキ102の前方部分120の底部または下側に接続されている(すなわち、ビークル100が使用されている場合に走行面に面している)。いくつかの実施形態では、図14に示すように、バッテリ150および/またはコントローラ152は、ビークル100の長手方向軸に沿ってデッキ102上のマウント132とデッキ102のネック部分124との間の位置でデッキ102に取り付けることができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、バッテリ150の一部および/またはコントローラ152の一部は、リアホイール112の一部の上に延在することができる。いくつかの実施形態では、バッテリ150の一部および/またはコントローラ152の一部は、フロントホイール106の一部の上に延在することができる。例えば、図12に示すように、いくつかの実施形態では、バッテリ150の幅の少なくとも半分は、ビークル100の長手方向軸に沿ってフロントホイール106の長さの少なくとも半分より上に延びることができる。いくつかの実施形態では、バッテリ150の幅の50~100%は、ビークルの長手方向軸に沿ってフロントホイール106またはリアホイール112の長さの50~100%の上に延びることができる(例えば、バッテリ150の幅の50%は、ホイールの長さの70%の上に延在することができ、バッテリ150の幅の60%は、ホイールの長さの50%の上に延在することができ、バッテリ150の幅の70%は、ホイールの長さの60%の上に延在することができる、など)。
【0059】
図12図14の実施形態などのいくつかの実施形態では、ビークル100のフロントホイール106は、動力式旋回ホイールであり、モーター136は完全にフロントホイール106内に配置され、バッテリ150の一部は、フロントホイール106の一部の上に延びる。この構成では、動力式旋回ホイールアセンブリ104(モーター136を含む)、バッテリ150、およびコントローラ152は、デッキ102の前方部分120に接続され、デッキ102の下に配置される。バッテリ150を動力式旋回ホイールアセンブリ104の近くに配置することは、有利なことに、ビークル100の中央を通って(例えば、デッキ102のネック部分124を通って)配線を実行することを回避することを可能にし、これは、ネック部分124に沿って後方部分122に対する前方部分120のねじれまたは屈曲中に配線が引っ張られることによって引き起こされる問題の発生を減らすことができる。
【0060】
特定の用語
特定の用語は、参照のみの目的のために以下の説明において使用されてもよく、したがって、限定することを意図するものではない。例えば、「上方」および「下方」のような用語は、参照がなされる図面における方向を指す。「前」、「後」、「左」、「右」、「リア」および「側方」等の用語は、検討の下でコンポーネントまたは要素を説明する本文および関連する図面を参照することによって明確になる、一貫しているが任意の基準の枠内におけるコンポーネントまたは要素の部分の方向および/または位置を表す。さらに、「第1の」、「第2の」、「第3の」等の用語は、別々の構成要素を記述するために使用されてもよい。そのような用語には、特に言及した単語、その派生語、そして同様の意味の単語が含まれる。以下の説明を通して、同様の数字は同様のコンポーネントを示す。
【0061】
特に断りのない限り、または文脈内で他の意味で理解されない限り、本明細書で使用される条件言語、例えば、とりわけ、「できる」、「可能である」、「であろう」、「よい」、「例えば」等は、概して、特定の実施形態が、ある特徴、要素および/または状態を含むが、他の実施形態はそれを含まないことを伝えるよう意図されている。したがって、このような条件言語は、概して、特徴、要素および/または状態が一つ以上の実施形態のためにとにかく必要であること、あるいは一つ以上の実施形態が、作成者インプットあるいは暗示を伴ってあるいは伴わずに、上記特徴、要素および/または状態が特定の実施形態に含まれるかどうかあるいは特定の実施形態として実施されることになるかどうかを決定するためのロジックを必ず含むことを暗示するよう意図されていない。
【0062】
さらに、以下の用語が本明細書で使用されているかもしれない。単数形「ある」、「一つの」および「その」は、文脈がそうでないことを明確に示していない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、一つの品目への言及は一つ以上の品目への言及を含む。 「もの」という用語は、一つ、二つ、またはそれ以上を指し、一般に量の一部または全部の選択に適用される。「複数の」との用語は、二つ以上の品目を指す。「約」または「概ね」との用語は、量、寸法、サイズ、処方、パラメータ、形状およびその他の特性が正確である必要はないが、必要に応じて、容認可能な公差、換算係数、四捨五入、測定誤差等および当業者にはよく知られたその他の因子を反映させて、近似させられかつ/または大きくあるいは小さくてもよいことを意味する。「実質的に」との用語は、記載された特性、パラメータまたは値が正確に達成される必要はないが、例えば許容誤差、測定誤差、測定精度限界および当業者にはよく知られたその他の因子を含む偏差または変動が、提供しようとする効果および特性を排除しない程度に生じ得ることを意味する。
【0063】
数値データは、本明細書では範囲形式で表現または提示することができる。このような範囲形式は単に便宜および簡潔さのために使用されており、したがって範囲の限界として明示的に記載された数値だけでなく、各数値および部分範囲が明示的に記載されているかのように個々の数値あるいは範囲内に包含される部分範囲の全てを含むものと柔軟に解釈されるべきであることを理解されたい。例として、「約1ないし5」の数値範囲は、約1ないし約5の明示的に列挙された値だけでなく、示された範囲内の個々の値および部分範囲も含むと解釈されるべきである。したがって、この数値範囲には、2,3および4等の個々の値および「約1ないし約3」、「約2ないし約4」および「約3ないし約5」、「1ないし3」、「2ないし4」、「3ないし5」等といった部分範囲が含まれる。同じ原理は、ただ一つの数値を示す範囲(例えば「約1を超える」)にも適用され、範囲の幅あるいは記述された特性に関係なく適用されるべきである。
【0064】
便宜上、複数の品目を共通のリストに表示してもよい。しかしながら、これらのリストは、リストの各メンバーが別々の独特のメンバーとして個々に識別されるように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々のメンバーは、反対の記述を伴わない共通のグループにおけるその存在に専ら基づいて、同一のリストの他のメンバーと事実上等価であると解釈されるべきではない。さらに、「および」および「または」との用語は、それらが品目のリストと併せて使用される場合、列挙された品目の一つ以上が単独で、または他の列挙された品目と組み合わせて使用されてもよいと広く解釈されるべきである。 「代替的に」との用語は、二つ以上の選択肢のうちの一つの選択を指し、文脈がそうでないことを明確に示していない限り、それらの列挙された選択肢のみへとあるいは一度に列挙された選択肢のただ一つへと選択を制限するよう意図されていない。
【0065】
結論
動力式パーソナルモビリティビークルの様々な例示的な実施形態および例が開示されている。多くの変更および改変を本明細書に開示された実施形態に対して施すことができるが、その要素はその他の許容可能な例の中にあると理解されるべきである。全てのそのような変更および改変は本開示の範囲内で本明細書に含まれ、以下の請求項によって保護されることが意図される。さらに、本明細書に記載のステップのいずれかは、同時に、または本明細書で列挙されたステップとは異なる順序で実施することができる。さらに、明らかであるように、本明細書に開示された特定の実施形態の特徴および特性は、付加的な実施形態を形成するために異なる方法で組み合わせられてもよく、その全てが本開示の範囲内に含まれる。
【0066】
いくつかの実施形態について添付図面に関連付けて説明した。図面は一定の縮尺で描かれているが、そのような縮尺は限定であると解釈されるべきではない。距離、角度等は単なる例示であり、必ずしも図示のデバイスの実際の寸法およびレイアウトと正確な関係を有するとは限らない。コンポーネントは、追加、削除および/または再配置できる。さらに、さまざまな実施形態に関連する特定の特徴、態様、方法、特性、特性、品質、属性、要素等の本明細書の開示は、本明細書に記載されたその他全ての実施形態において使用することができる。また、本明細書に記載の方法は、列挙されたステップを実行するのに適したいかなるデバイスを使用して実施されてもよい。
【0067】
要約すると、動力式パーソナルモビリティビークルのさまざまな例示的実施形態および例が開示されている。動力式パーソナルモビリティビークルは、これらの実施形態および実施例のコンテクストにおいて開示されているが、本開示は、具体的に開示された実施形態を超えて、その他の代替実施形態および/または実施形態のその他の用途に、ならびにその特定の変更および等価物に及ぶ。本開示は、開示された実施形態のさまざまな特徴および態様を互いに組み合わせるかまたは置き換えることができることを明白に意図している。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の開示された実施形態によって限定されるべきではなく、特許請求の範囲および等価物のその完全な範囲の公正な読み取りによってのみ特定されるべきである。
【符号の説明】
【0068】
100 動力式パーソナルモビリティビークル
102 デッキ
104 フロントホイールアセンブリ
110 リアホイールアセンブリ
106 フロントホイール
108 取付アセンブリ
112 リアホイール
114 取付アセンブリ
116 取付プレート
120 前方部分
122 後方部分
124 ネック部分
126 回転カップリング
128A,128B 凹部
130 ハンドル
132 マウント
134 留め具
138 外面
140 突起
141A 第1の凹部
141B 第2の凹部
142 リミッター
144 車軸
145 嵌合機構
146 牽引要素
147 防振要素
148 カバー
149 凹部
150 バッテリ
152 コントローラ
156 電源スイッチ
158 充電ポート
160 遠隔制御装置
162 滑り止め領域
166A,166B アクセスパネル
164 本体
168 タブ
170 アーム
172,174 支持体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図11D
図11E
図12
図13
図14
【国際調査報告】