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特表2022-528867エッジコンピューティングサービスのための方法及びその電子装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-16
(54)【発明の名称】エッジコンピューティングサービスのための方法及びその電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/48 20060101AFI20220609BHJP
   H04W 12/06 20210101ALI20220609BHJP
   G06F 21/44 20130101ALI20220609BHJP
【FI】
G06F9/48 300Z
H04W12/06
G06F21/44
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021558600
(86)(22)【出願日】2020-03-27
(85)【翻訳文提出日】2021-09-29
(86)【国際出願番号】 KR2020004257
(87)【国際公開番号】W WO2020204505
(87)【国際公開日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】62/826,218
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】スンフン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ジチョル・イ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示の多様な実施例は、エッジコンピューティングサービスをサポートするための方法、その電子装置を提供する。本開示は、LTEのような4G通信システム以後、より高いデータ送信率をサポートするために提供される5G又はpre―5G通信システムに関する。本発明の一実施例による方法は、移動通信システムの認証サーバでエッジコンピューティングサービスが提供される電子装置の認証方法であって、前記電子装置と認証及び鍵共有(Authentication and Key Agreement、AKA)方式で前記電子装置の第1認証を行い(403)、第1認証成功時第1認証情報を前記電子装置で提供する段階と、及び前記電子装置のエッジコンピューティングサービスのための第2認証を行い(411)、前記第2認証成功時前記電子装置で前記エッジコンピューティングサービスの認証のための接続トークンを含む第2認証情報を前記電子装置で提供する段階と、を含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信システムの認証サーバでエッジコンピューティングサービスが提供される電子装置の認証方法であって、
前記電子装置と認証及び鍵共有(Authentication and Key Agreement、AKA)方式で前記電子装置の第1認証を行い(403)、第1認証成功時に第1認証情報を前記電子装置で提供する段階と、及び
前記電子装置のエッジコンピューティングサービスのための第2認証を行い(411)、前記第2認証成功時に前記電子装置で前記エッジコンピューティングサービスの認証のための接続トークンを含む第2認証情報を前記電子装置で提供する段階と、を含む、エッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項2】
前記第1認証は、一般公開購読識別子(generic public subscription identifier)を用いて前記電子装置のユーザを認証(user authentication)する、請求項1に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項3】
前記第1認証に成功すると、前記電子装置でエッジコンピューティングサービスが提供されるためのマルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)情報及び権限付与コード(Authorization code)を含む第1情報を提供する、請求項1に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項4】
移動通信システムの電子装置がエッジコンピューティングサービスを提供する移動通信システムでエッジコンピューティングサービスのための認証方法であって、
前記電子装置が前記移動通信システムの認証サーバと鍵共有(Authentication and Key Agreement、AKA)方式で第1認証を行い(403)、第1認証情報を受信する段階と、及び
前記電子装置が前記認証サーバとエッジコンピューティングサービスのための第2認証を行い(411)、前記エッジコンピューティングサービスの認証のための接続トークンを含む第2認証情報を受信する段階と、を含む、エッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項5】
前記第1認証は、
前記電子装置の一般公開購読識別子(generic public subscription identifier)を用いて前記電子装置のユーザを認証(user authentication)する、請求項4に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項6】
前記電子装置は、前記第1認証成功時にエッジコンピューティングサービスが提供されるためのマルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)情報及び権限付与コード(Authorization code)を含む第1情報を受信する、請求項4に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項7】
前記電子装置は、第1認証情報及び前記第2認証情報に基づいて前記エッジコンピューティングサービス(MEC)のためのディスカバリー手順を行う段階をさらに含む、請求項4に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項8】
移動通信システムのマルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)サーバでエッジコンピューティングサービスが提供される電子装置でエッジコンピューティングサービス情報を提供するための方法であって、
前記電子装置から前記MMPに対する正規化されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を含む少なくとも一つのエッジコンピューティングサーバのクエリー(query)メッセージを受信する段階と、及び
前記クエリーに応答する応答メッセージを前記電子装置で送信する段階と、を含み、
前記応答メッセージは、前記MMPを介してエッジコンピューティングサービスを提供することができるアプリケーションリストを含む、エッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項9】
前記電子装置から前記応答メッセージに含まれた第1MECアプリケーション名に対する住所がリクエストされる時に前記第1MECアプリケーションの住所情報を提供する段階をさらに含む、請求項8に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項10】
前記第1MECアプリケーションの住所情報は、URI(Uniform Resource Identifier)情報である、請求項9に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項11】
マルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)サーバを介してエッジコンピューティングサービスを提供する移動通信システムで電子装置がエッジコンピューティングサービス情報を獲得するための方法であって、
前記MMPに対する正規化されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を含む少なくとも一つのエッジコンピューティングサーバのクエリー(query)メッセージを前記MMPに送信する段階と、及び
前記MMPから前記クエリーに応答する応答メッセージを受信する段階と、を含み、
前記応答メッセージは、前記MMPを介してエッジコンピューティングサービスを提供することができるアプリケーションリストを含む、エッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項12】
前記応答メッセージに含まれた第1MECアプリケーション名に対する住所を前記MMPでリクエストする段階と、及び
前記MMPから前記第1MECアプリケーションの住所情報を受信する段階をさらに含む、請求項11に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項13】
前記第1MECアプリケーションの住所情報は、
URI(Uniform Resource Identifier)情報である、請求項12に記載のエッジコンピューティングサービスのための方法。
【請求項14】
電子装置であって、
ネットワークインターフェースと、
エッジコンピューティングサービス(multi-access edge computing services、MEC)のための少なくとも一つのアプリケーションと、
前記ネットワークインターフェースを介して前記電子装置の認証、前記MECの認証、前記MECの政策、前記MECのデータ経路設定による制御を行うマルチアクセスサービスエージェント(MSA)と、及び
前記ネットワークインターフェースを介して移動通信システムのMEC管理プロキシサーバ(MMP)とセッション設定及びデータ送信時の経路を設定し、クエリー情報の送信及び応答信号を受信し、MMPを介してMECアプリケーションサーバのディスカバリー(discovery)を行うマルチアクセスサービスイネイブラー(MSE)と、を含む、電子装置。
【請求項15】
前記MSEは、
前記MMPに対する正規化されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を含む少なくとも一つのエッジコンピューティングサーバのクエリー(query)メッセージを前記MMPで送信し、
前記MMPから前記クエリーに応答する応答メッセージを受信し、前記応答メッセージは、前記MMPを介してエッジコンピューティングサービスを提供することができるアプリケーションリストを含む、請求項14に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の多様な実施例は、エッジコンピューティングサービス(例えば、MEC(multi-access edge computing)サービス)をサポートするための方法、その電子装置に関して開示する。
【背景技術】
【0002】
4G通信システムの商用化以後の増加趨勢にある無線データトラフィック需要を満たすために、改善された5G通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力が行われている。このような理由で、5G通信システム又はpre-5G通信システムは4Gネットワーク以後(Beyond 4G Network)通信システム又はLTEシステム以後(Post LTE)システムと呼ばれている。
【0003】
高いデータ送信率を達成するために、5G通信システムは超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のような)での具現が考慮されている。超高周波帯域での電波の伝播損失の緩和及び伝達距離を増加させるために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、 massive MIMO(multiple-input multiple-output)、Full Dimensional MIMO(FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が議論されている。
【0004】
さらに、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは進化された小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(Device to Device communication:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、及び受信干渉除去(interference cancellation)などの技術開発が行われている。
【0005】
この他にも、5Gシステムでは、進歩したコーディング変調(Advanced Coding Modulation:ACM)方式であるFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、進歩した接続技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
【0006】
このような技術的な趨勢によって多様な無線通信システムのうちの一つのWiFi無線通信システムでもデータの高速送信のためにチャンネルボンディング(Channel Bonding)方式を用いる技術が台頭されいる。WiFi無線通信システムにおいてチャンネルボンディング技術を用いる方式は基本帯域に付加的な帯域をボンディング(bonding)してデータの送信率を増加させる方式を用いる。このような技術の標準規約を例えば、IEEE802.11ac規格は8個の20MHzチャンネルをボンディングして最大160MHz帯域幅をサポートし、IEEE802.11ay規格でもチャンネルボンディング技術が適用される予定である。このようにチャンネルボンディング技術を用いる場合、電子装置における消耗電力が増加することは不可欠である。
【0007】
近年、エッジサーバ(edge server)を用いてデータを送信するエッジコンピューティング(edger computing)技術が論議されている。エッジコンピューティング技術は例えば、MEC(multi-access edge computing)又は、フォッグコンピューティング(fog computing)を含むことができる。エッジコンピューティング技術は電子装置と地理的に近い位置、例えば、基地局内部又は基地局の辺りに設置された別途のサーバ(以下、エッジサーバ又はMECサーバ)を介して電子装置にデータを提供する技術を意味することができる。例えば、電子装置に設置された少なくとも一つのアプリケーションのうちの低いレイテンシー(latency)を要求するアプリケーションは外部データネットワーク(data network、DN)(例えば、インターネット)に位置したサーバを通じず、地理的に近い位置に設置されたエッジサーバを介してデータを送受信することができる。
【0008】
近年、エッジコンピューティング技術を用いたサービス(以下、‘MEC基盤サービス’又は‘MECサービス’とする)に関して論議されており、MEC基盤サービスをサポートするように電子装置に関する研究及び開発が進行されつつある。例えば、移動通信電子装置のアプリケーションはエッジサーバ(又はエッジサーバのアプリケーション)とアプリケーションレイヤ(application layer)上でエッジコンピューティング基盤データを送受信することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
MEC基盤サービスで、例えば、電子装置(又はユーザ)、ネットワーク、オペレーター(operator)、又はアプリケーションプロバイダー(provider)の間にサービスを実行するために安全な環境を提供しなければならない。例えば、MECサービスのために、エッジサーバ(又はMECアプリケーション)は認証(authentication)されて接近権限(authorization)が付与された(又は許可された)電子装置(又はクライアント(client)アプリケーション)に対してサービス(又はアクセス(access))を提供しなければならない。例えば、電子装置のアプリケーションはエッジサーバのアプリケーションと通信することができ、エッジサーバでは電子装置のアプリケーションに対する認証を行い、認証結果によって権限を付与することができる。例えば、MEC基盤サービスでは、電子装置とエッジサーバの間に許可されたアプリケーションが互いに通信することができる。例えば、電子装置とエッジサーバは相互の間に認証が完了されると、ディスカバリー(discovery)(例えば、MECディスカバリー)手順(又はMECサービス発見手順)を行うことができる。
【0010】
一方、電子装置に複数のアプリケーションが設置された場合、それぞれのアプリケーションはエッジコンピューティング基盤データ送信を行うために個別的にエッジサーバとアプリケーションレイヤ(application layer)上で通信することができる。例えば、従来では電子装置でアプリケーションが個別的にMECサービス使用のための認証、権限付与及びディスカバリー手順を行うことができる。
【0011】
多様な実施例では、電子装置に対してより最適のMECホストに基づいてMECアプリケーションを行ってサービスを提供することができる方法及び装置に関して開示する。
【0012】
多様な実施例では、電子装置に対してより最適のMECホストに基づいてMECアプリケーションを行ってサービスを提供することができる方法及び装置に関して開示する。
【0013】
多様な実施例では、サービスディスカバリー動作を個別アプリケーションではなく、電子装置(例えば、MECサービスモジュール)によってディスカバリーを行うための方法及び装置に関して開示する。
【0014】
多様な実施例では、MECディスカバリーを個別アプリケーションが担当せず、電子装置(例えば、MECサービスモジュール)が行うことによって、より迅速でかつ効率的にディスカバリーを行うことができ、最適品質が提供されることができるMECホストを選択することができる方法及び装置に関して開示する。
【0015】
多様な実施例では、電子装置に設置されたMECサービスモジュールを介してアプリケーションの状態及び電子装置の状態を統合的に管理することによって安定的なエッジコンピューティングサービスを提供することができる方法及び装置に関して開示する。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本開示の一実施例による方法は、移動通信システムの認証サーバでエッジコンピューティングサービスが提供される電子装置の認証方法であって、前記電子装置と認証及び鍵共有(Authentication and Key Agreement、AKA)方式で前記電子装置の第1認証を行い(403)、第1認証成功時の第1認証情報を前記電子装置で提供する段階と、及び前記電子装置のエッジコンピューティングサービスのための第2認証を行い(411)、前記第2認証成功時の前記電子装置で前記エッジコンピューティングサービスの認証のための接続トークンを含む第2認証情報を前記電子装置で提供する段階と、を含むことができる。
【0017】
本開示の他の実施例による方法は、移動通信システムの電子装置がエッジコンピューティングサービスを提供する移動通信システムでエッジコンピューティングサービスのための認証方法であって、前記電子装置が前記移動通信システムの認証サーバと鍵共有(Authentication and Key Agreement、AKA)方式で第1認証を行い(403)、第1認証情報を受信する段階と、及び前記電子装置が前記認証サーバとエッジコンピューティングサービスのための第2認証を行い(411)、前記エッジコンピューティングサービスの認証のための接続トークンを含む第2認証情報を受信する段階と、を含むことができる。
【0018】
本開示のまた他の実施例による方法は、移動通信システムのマルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)サーバでエッジコンピューティングサービスが提供される電子装置でエッジコンピューティングサービス情報を提供するための方法であって、前記電子装置から前記MMPに対する正規化されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を含む少なくとも一つのエッジコンピューティングサーバのクエリー(query)メッセージを受信する段階と、及び前記クエリーに応答する応答メッセージを前記電子装置で送信する段階と、を含み、前記応答メッセージは、前記MMPを介してエッジコンピューティングサービスを提供することができるアプリケーションリストを含むことができる。
【0019】
本開示によるまた他の方法は、マルチアクセスエッジコンピューティング管理プロキシ(MMP)サーバを介してエッジコンピューティングサービスを提供する移動通信システムで電子装置がエッジコンピューティングサービス情報を獲得するための方法であって、前記MMPに対する正規化されたドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)を含む少なくとも一つのエッジコンピューティングサーバのクエリー(query)メッセージを前記MMPに送信する段階と、及び前記MMPから前記クエリーに応答する応答メッセージを受信する段階と、を含む。
【0020】
前記応答メッセージは、前記MMPを介してエッジコンピューティングサービスを提供することができるアプリケーションリストを含むことができる。
【0021】
本開示の一実施例による電子装置は、ネットワークインターフェースと、エッジコンピューティングサービス(multi-access edge computing services、MEC)のための少なくとも一つのアプリケーションと、前記ネットワークインターフェースを介して前記電子装置の認証、前記MECの認証、前記MECの政策、前記MECのデータ経路設定による制御を行うマルチアクセスサービスエージェント(MSA)と、及び前記ネットワークインターフェースを介して移動通信システムのMEC管理プロキシサーバ(MMP)とセッション設定及びデータ送信時の経路を設定し、クエリー情報の送信及び応答信号を受信し、MMPを介してMECアプリケーションサーバのディスカバリー(discovery)を行うマルチアクセスサービスイネイブラー(MSE)と、を含むことができる。
【発明の効果】
【0022】
多様な実施例による電子装置及びその動作方法によれば、電子装置に対してより最適のMECホストに基づいてMECアプリケーションを行ってサービスを提供することができる。多様な実施例によれば、サービスディスカバリー動作を個別アプリケーションではなく、電子装置(例えば、サービスイネイブラー)によってディスカバリーを行うことができる。多様な実施例によれば、MECディスカバリーを個別アプリケーションが担当せず、電子装置(例えば、サービスイネイブラー)が行うことによって、より迅速でかつ効率的にディスカバリーを行うことができ、最適品質が提供されることができるMECホストを選択することができる。多様な実施例によれば、電子装置に設置されたMECサービスモジュールを介してアプリケーションの状態及び電子装置の状態を統合的に管理することによって安定的なエッジコンピューティングサービスを提供することができる。
【0023】
この外に、本文書を介して直接的又は間接的に把握される多様な効果が提供されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】多様な実施例によるネットワーク環境100内の電子装置101のブロック図である。
図2】多様な実施例によるレガシーネットワーク通信及び5Gネットワーク通信をサポートするための電子装置101のブロック図200である。
図3】本開示の多様な実施例によるネットワーク環境でMEC基盤サービスをサポートするための電子装置101及び外部サーバ300を示す図面である。
図4】本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
図5】本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
図6】本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
図7】本開示による多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
図8】本開の多様な実施例による電子装置101で政策アップデート動作例を示す図面である。
図9】本開示の多様な実施例による電子装置101でPDUセッション設定動作例を示す図面である。
図10】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順の例を示す図面である。
図11】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順の例を示す図面である。
図12】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でアプリリストを獲得する動作例を示す図面である。
図13】本開示の多様な実施例によるアプリリストが提供される例を説明するための図面である。
図14】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でコンテキスト生成手順の例を示す図面である。
図15】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でMECホスト選択手順の例を示す図面である。
図16】本開示の多様な実施例による電子装置101でMEC用ローカルDNSキャッシュを別に操作する例を示す図面である。
図17】本開示の多様な実施例による電子装置101でMSE330内にMEC用ローカルDNSキャッシュを操作する例を示す図面である。
図18】本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でDNSリゾルビング動作の例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は、多様な実施例によるネットワーク環境100内の電子装置101のブロック図である。
【0026】
図1を参照すれば、ネットワーク環境100で電子装置101は第1ネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置102と通信するか、又は第2ネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置104又はサーバ108と通信することができる。一実施例によれば、電子装置101はサーバ108を介して電子装置104と通信することができる。一実施例によれば、電子装置101はプロセッサ120、メモリ130、入力装置150、音響出力装置155、表示装置160、オーディオモジュール170、センサーモジュール176、インターフェース177、ハプティックモジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリー189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、又はアンテナモジュール197を含むことができる。ある実施例では、電子装置101には、この構成要素のうちの少なくとも一つ(例えば、表示装置160又はカメラモジュール180)が省略されたり、一つ以上の他の構成要素が追加されることができる。ある実施例では、この構成要素のうちの一部は一つの統合された回路で具現されることができる。例えば、センサーモジュール176(例えば、指紋センサー、虹彩センサー、又は照度センサー)は表示装置160(例えば、ディスプレー)にエンベデッド(embedded)されたまま具現されることができる。
[44]
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を行ってプロセッサ120に接続された電子装置101の少なくとも一つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御することができ、多様なデータ処理又は演算を行うことができる。一実施例によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は他の構成要素(例えば、センサーモジュール176又は通信モジュール190)から受信された命令又はデータを揮発性メモリ(volatile memory)132にロード(load)し、揮発性メモリ132に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを非揮発性メモリ(non-volatile memory)134に記憶することができる。一実施例によれば、プロセッサ120はメインプロセッサ121(例えば、中央処理装置(CPU、central processing unit)又はアプリケーションプロセッサ(AP、application processor))、及びこれとは独立的又は共に操作可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置(GPU、graphic processing unit)、イメージシグナルプロセッサ(ISP、image signal processor)、センサーハブプロセッサ(sensor hub processor)、又はコミュニケーションプロセッサ(CP、communication processor))を含むことができる。追加的又は大体的に、補助プロセッサ123はメインプロセッサ121より低電力を用いるか、又は指定された機能に特化されるように設定されることができる。補助プロセッサ123はメインプロセッサ121と別個で、又はその一部として具現されることができる。
【0027】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121が非活性(inactive)(例えば、スリップ(sleep))状態にあるうちにメインプロセッサ121を代わりに、又はメインプロセッサ121が活性(active)(例えば、アプリケーション実行)状態にあるうちにメインプロセッサ121と共に、電子装置101の構成要素のうちの少なくとも一つの構成要素(例えば、表示装置160、センサーモジュール176、又は通信モジュール190に係る機能又は状態の少なくとも一部を制御することができる。一実施例によれば、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は機能的に関連ある他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として具現されることができる。
【0028】
メモリ130は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素(例えば、プロセッサ120又はセンサーモジュール176)によって用いられる多様なデータを記憶することができる。データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)及び、これに係る命令に対する入力データ又は出力データを含むことができる。メモリ130は、揮発性メモリ132又は非揮発性メモリ134を含むことができる。
【0029】
プログラム140はメモリ130にソフトウェアとして記憶されることができ、例えば、OS(operating system)142、ミドルウェア(middleware)144又はアプリケーション146を含むことができる。
【0030】
入力装置150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に用いられる命令又はデータを電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信することができる。入力装置150は、例えば、マイク、マウス、キーボード、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含むことができる。
【0031】
音響出力装置155は音響信号を電子装置101の外部に出力することができる。音響出力装置155は、例えば、スピーカー(speaker)又はレシーバー(receiver)を含むことができる。スピーカーはマルチメディア再生又は録音再生のように一般的な用途で用いられ、レシーバーは着信電話を受信するために用いられる。一実施例によれば、レシーバーはスピーカーと別個で、又はその一部として具現されることができる。
【0032】
表示装置160は電子装置101の外部(例えば、ユーザ)で情報を視覚的に提供することができる。表示装置160は、例えば、ディスプレー、ホログラム装置、又はプロジェクター 及び当該装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施例によれば、表示装置160はタッチを検出するように設定されたタッチ回路(touch circuitry)、又は前記タッチによって発生される力の強度を測定するように設定されたセンサー回路(例えば、圧力センサー(pressure sensor))を含むことができる。
【0033】
オーディオモジュール170は音を電気信号で変換させるか、反対に電気信号を音で変換させることができる。一実施例によれば、オーディオモジュール170は、入力装置150を介して音を獲得するか、音響出力装置155、又は電子装置101と直接又は無線で接続された外部電子装置(例えば、電子装置102(例えば、スピーカー又はヘッドホーン))を介して音を出力することができる。
【0034】
センサーモジュール176は電子装置101の作動状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を検出し、検出された状態に対応する電気信号又はデータ値段を生成することができる。一実施例によれば、センサーモジュール176は、例えば、ジェスチャーセンサー(gesture sensor)、ジャイロセンサー(gyro sensor)、気圧センサー(barometer sensor)、マグネチックセンサー(magnetic sensor)、加速度センサー(acceleration sensor)、グリップセンサー(grip sensor)、近接センサー(proximity sensor)、カラーセンサー(color sensor)(例えば、RGB(red、green、blue)センサー)、IR(infrared)センサー、生体センサー(biometric sensor)、温度センサー(temperature sensor)、湿度センサー(humidity sensor)、又は照度センサー(illuminance sensor)を含むことができる。
【0035】
インターフェース177は電子装置101の外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接又は無線で接続されるために用いられる一つ以上の指定されたプロトコル(protocol)をサポートすることができる。一実施例によれば、インターフェース177は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インターフェース、SD(secure digital)カードインターフェース、又はオーディオインターフェースを含むことができる。
【0036】
接続端子(connection terminal)178は、それを介して電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に接続されることができるコネクターを含むことができる。一実施例によれば、接続端子178は、例えば、HDMIコネクター、USBコネクター、SDカードコネクター、又はオーディオコネクター(例えば、ヘッドホーンコネクター)を含むことができる。
【0037】
ハプティックモジュール(haptic module)179は電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚を介して認知することができる機械的な刺激(例えば、震動又は動き)又は電気的な刺激で変換することができる。一実施例によれば、ハプティックモジュール179は、例えば、モーター(motor)、圧電素子(piezoelectric element)、又は電気刺激装置(electrical stimulation device)を含むことができる。
【0038】
カメラモジュール180は止まり映像及び動画を撮影することができる。一実施例によれば、カメラモジュール180は一つ以上のレンズ、イメージセンサー、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含むことができる。
【0039】
電力管理モジュール188は電子装置101に供給される電力を管理することができる。一実施例によれば、電力管理モジュール188は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として具現されることができる。
【0040】
バッテリー189は電子装置101の少なくとも一つの構成要素に電力を供給することができる。一実施例によれば、バッテリー189は、例えば、再充電不可能な1次電池、再充電可能な2次電池又は燃料電池(fuel cell)を含むことができる。
【0041】
通信モジュール190は電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバ108)の間の直接(例えば、有線)通信チャンネル又は無線通信チャンネルの確立、及び確立された通信チャンネルを通じる通信実行をサポートすることができる。通信モジュール190はプロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)と独立的に操作され、直接(例えば、有線)通信又は無線通信をサポートする一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含むことができる。一実施例によれば、通信モジュール190は無線通信モジュール192(例えば、セルラ通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含むことができる。これら通信モジュール中の該当する通信モジュールは第1ネットワーク198(例えば、ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fi direct又はIrDA(infrared data association)ような近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク199(例えば、セルラネットワーク、インターネット、又はコンピューターネットワーク(例えば、LAN又はWAN(wide area network))のような遠距離通信ネットワーク)を介して外部電子装置と通信することができる。このような多くの種類の通信モジュールは一つの構成要素(例えば、単一チップ)で統合されるか、又は互いに別途の複数の構成要素(例えば、複数チップ)で具現されることができる。
【0042】
無線通信モジュール192は加入者識別モジュール196に記憶された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI、international mobile subscriber identity))を用いて第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワーク内で電子装置101を確認及び認証することができる。
【0043】
アンテナモジュール197は信号又は電力を外部(例えば、外部電子装置)に送信するか外部から受信することができる。一実施例によれば、アンテナモジュール197はサブストレート(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含む一つのアンテナを含むことができる。一実施例によれば、アンテナモジュール197は複数のアンテナを含むことができる。このような場合、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適合した少なくとも一つのアンテナが、例えば、通信モジュール190によって前記複数のアンテナから選択されることができる。信号又は電力は前記選択された少なくとも一つのアンテナを介して通信モジュール190と外部電子装置の間に送信されたり受信されることができる。ある実施例によれば、放射体以外に他の部品(例えば、RFIC)が追加でアンテナモジュール197の一部で形成されることができる。
【0044】
前記構成要素のうちの少なくとも一部は周辺機器の間の通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))を介して互いに接続され、信号(例えば、命令又はデータ)を相互間に交換することができる。
【0045】
一実施例によれば、命令又はデータは第2ネットワーク199に接続されたサーバ108を介して電子装置101と外部の電子装置104の間に送信又は受信されることができる。電子装置102、104のそれぞれは電子装置101と同一又は他の種類の装置であれば良い。
【0046】
一実施例によれば、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は外部電子装置102、104又は108のうちの一つ以上の外部装置で実行されることができる。例えば、電子装置101がどんな機能やサービスを自動で、又はユーザ又は他の装置からのリクエストに反応して行わなければならない場合に、電子装置101は機能又はサービスを自体的に実行させる代りに、又は追加的に、一つ以上の外部電子装置102、104にその機能又はそのサービスの少なくとも一部の実行をリクエストすることができる。前記リクエストを受信した一つ以上の外部電子装置102、104はリクエストされた機能又はサービスの少なくとも一部、又は前記リクエストに係る追加機能又はサービスを行い、その実行の結果を電子装置101で伝達することができる。電子装置101は前記結果を、そのまま又は追加的に処理し、前記リクエストに対する応答の少なくとも一部として提供することができる。これのために、例えば、クラウドコンピューティング(cloud computing)、分散コンピューティング(distributed computing)、又はクライアント-サーバコンピューティング(client-server computing)技術が用いられる。
【0047】
本文書に開示された多様な実施例による電子装置101は多様な形態の装置になることができる。電子装置101は、例えば、携帯用通信装置(例えば、スマートフォン)、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置(wearable device)、又は家電装置を含むことができる。本文書の実施例による電子装置101は前述した機器で限定されない。
【0048】
本文書の多様な実施例及びここに用いられた用語は本文書に記載された技術的特徴を特定の実施例に限定しようとするものではなく、当該実施例の多様な変更(modifications)、均等物(equivalents)、又は代替物(alternatives)を含むことに理解されなければならない。図面の説明に関連し、類似又は関連する構成要素に対しては類似の参照符号が用いられる。アイテムに対応する名詞の単数形は関連する文脈上の明白に異なるように指示しない限り、前記アイテム一つ又は複数個を含むことができる。
【0049】
本文書において、“A又はB”、“A及びBのうちの少なくとも一つ”、“A又はBのうちの少なくとも一つ”、“A、B又はC”、“A、B及びCのうちの少なくとも一つ”及び“A、B、又はCのうちの少なくとも一つ”のような文句のそれぞれはその文句のうちの該当する文句に共に羅列された項目のうちのいずれか一つ、又はそれらのすべての可能な組み合せを含むことができる。“第1”、“第2”、又は“一番目”又は“二番目”のような用語は単純に当該構成要素を他の当該構成要素と区分するために用いられ、当該構成要素を他の側面(例えば、重要性又は手順)で限定しない。どんな(例えば、第1)構成要素が異なる(例えば、第2)構成要素に“機能的に”又は“通信的に”という用語と共に又はこのような用語無しに、“カップルディド”又は“コネクテッド”と言及された場合、それは前記どんな構成要素が前記他の構成要素に直接的に(例えば、有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して接続されることができるということを意味する。
【0050】
本文書で用いられた用語“モジュール”はハードウェア、ソフトウェア又はファームウエア(firmware)で具現されたユニット(unit)を含むことができ、例えば、ロジッグ(logic)、論理ブロック(logic block)、部品(component)、又は回路(circuit)の用語と相互互換的に用いられる。モジュールは、一体で構成された部品又は一つ又はその以上の機能を行う、前記部品の最小単位又はその一部になることができる。一実施例によれば、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で具現されることができる。
【0051】
本文書の多様な実施例は機器(machine)(例えば、電子装置101)によって読める記憶媒体(storage medium)(例えば、内蔵メモリ136又は外蔵メモリ138)に記憶された一つ以上の命令語(instructions)を含むソフトウェア(例えば、プログラム140)として具現されることができる。例えば、機器(例えば、電子装置101)のプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、記憶媒体から記憶された一つ以上の命令語のうちの少なくとも一つの命令を呼び出し、それを行うことができる。これは機器が前記呼び出しされた少なくとも一つの命令語によって少なくとも一つの機能を行うように操作されることができるようにする。前記一つ以上の命令語はコンパイラー(compiler)生成されたコード又はインタプリター(interpreter)によって実行されることができるコード(code)を含むことができる。機器で読める記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供されることができる。ここで、‘非一時的’は記憶媒体が実在(tangible)する装置で、信号(signal)(例えば、電磁気波)を含まないということを意味するだけで、この用語はデータが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と臨時的に記憶される場合を区分しない。
【0052】
一実施例によれば、本文書に開示された多様な実施例による方法は、コンピュータープログラム製品(computer program product)に含まれて提供されることができる。コンピュータープログラム製品は商品として販売者及び購買者の間に取り引かれることができる。コンピュータープログラム製品は機器で読める記憶媒体(例えば、CD-ROM、compact disc read only memory)の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例えば、プレーストアTM)を介して又は2つのユーザ装置(例えば、スマートフォン)の間に直接、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)されることができる。オンライン配布の場合に、コンピュータープログラム製品の少なくとも一部は製造社のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリのように機器でに読める記憶媒体に少なくとも一時記憶されたり、臨時的に生成されることができる。
【0053】
多様な実施例によれば、前述した構成要素のそれぞれの構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は単数又は複数の個体を含むことができる。多様な実施例によれば、前述の当該構成要素中の一つ以上の構成要素又は動作が省略されるか、又は一つ以上の他の構成要素又は動作が追加されることができる。大体的又は追加的に、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は一つの構成要素に統合されることができる。このような場合、統合された構成要素は前記複数の構成要素それぞれの構成要素の一つ以上の機能を前記統合以前に前記複数の構成要素のうちの当該構成要素によって行われることと同一又は類似に行うことができる。多様な実施例によれば、モジュール、プログラム又は他の構成要素によって行われる動作は順次で、並列的に、繰り返し的に、又はヒューリスティック(heuristic)するように実行されたり、前記動作中の一つ以上が他の手順で実行されたり、省略されたり、又は一つ以上の他の動作が追加されることができる。
【0054】
本発明の多様な実施例を述べる前に、本発明の一実施例が適用されることができる電子装置101に対して説明する。
【0055】
図2は、多様な実施例によるレガシーネットワーク通信及び5Gネットワーク通信をサポートするための電子装置101のブロック図200である。
【0056】
図2を参照すれば、電子装置101は第1コミュニケーションプロセッサ212、第2コミュニケーションプロセッサ214、第1RFIC222、第2RFIC224、第3RFIC226、第4RFIC228、第1RFFE(radio frequency front end)232、第2RFFE234、第1アンテナモジュール242、第2アンテナモジュール244、及びアンテナ248を含むことができる。電子装置101はプロセッサ120及びメモリ130をさらに含むことができる。
【0057】
ネットワーク199は第1ネットワーク292と第2ネットワーク294を含むことができる。他の実施例によれば、電子装置101は図1に記載した部品のうちの少なくとも一つの部品をさらに含むことができ、ネットワーク199は少なくとも一つの他のネットワークをさらに含むことができる。一実施例によれば、第1コミュニケーションプロセッサ212、第2コミュニケーションプロセッサ214、第1RFIC222、第2RFIC224、第4RFIC228、第1RFFE232、及び第2RFFE234は無線通信モジュール192の少なくとも一部を形成することができる。他の実施例によれば、第4RFIC228は省略されるか、第3RFIC226の一部として含まれることができる。
【0058】
第1コミュニケーションプロセッサ212は第1ネットワーク292との無線通信に用いられる帯域の通信チャンネルの確立、及び確立された通信チャンネルを通じるレガシーネットワーク(legacy network)通信をサポートすることができる。多様な実施例によれば、第1ネットワーク292は2世代(2G)、3G、4G、又はLTE(long term evolution)ネットワークを含むレガシーネットワークであれば良い。
【0059】
第2コミュニケーションプロセッサ214は第2ネットワーク294との無線通信に用いられる帯域のうちの指定された帯域(例えば、約6GHz~約60GHz)に対応する通信チャンネルの確立、及び確立された通信チャンネルを通じる5Gネックワーク通信をサポートすることができる。多様な実施例によれば、第2ネットワーク294は3GPPで定義する5Gネットワークであれば良い。
【0060】
追加的に、一実施例によれば、第1コミュニケーションプロセッサ212又は第2コミュニケーションプロセッサ214は第2ネットワーク294との無線通信に用いられる帯域のうちの他の指定された帯域(例えば、約6GHz以下)に対応する通信チャンネルの確立、及び確立された通信チャンネルを通じる5Gネックワーク通信をサポートすることができる。一実施例によれば、第1コミュニケーションプロセッサ212と第2コミュニケーションプロセッサ214は単一(single)チップ又は単一パッケージ内に具現されることができる。多様な実施例によれば、第1コミュニケーションプロセッサ212又は第2コミュニケーションプロセッサ214はプロセッサ120、補助プロセッサ123、又は通信モジュール190と単一チップ又は単一パッケージ内に形成されることができる。
【0061】
第1RFIC222は、送信時に、第1コミュニケーションプロセッサ212によって生成された基底帯域(baseband)信号を第1ネットワーク292(例えば、レガシーネットワーク)に用いられる約700MHz乃至し約3GHzのラジオ周波数(RF)信号で変換することができる。受信時には、RF信号がアンテナ(例えば、第1アンテナモジュール242)を介して第1ネットワーク292(例えば、レガシーネットワーク)から獲得され、RFFE(例えば、第1RFFE232)を介して前処理(preprocess)されることができる。第1RFIC222は前処理されたRF信号を第1コミュニケーションプロセッサ212によって処理されることができるように基底帯域信号で変換することができる。
【0062】
第2RFIC224は、送信時に、第1コミュニケーションプロセッサ212又は第2コミュニケーションプロセッサ214によって生成された基底帯域信号を第2ネットワーク294)(例えば、5Gネットワーク)に用いられるSub6帯域(例えば、約6GHz以下)のRF信号(以下、5G Sub6 RF信号)で変換することができる。受信時には、5G Sub6 RF信号がアンテナ(例えば、第2アンテナモジュール244)を介して第2ネットワーク294)(例えば、5Gネットワーク)から獲得され、RFFE(例えば、第2RFFE234))を介して前処理されることができる。第2RFIC224は前処理された5G Sub6 RF信号を第1コミュニケーションプロセッサ212又は第2コミュニケーションプロセッサ214のうちの対応するコミュニケーションプロセッサによって処理されることができるように基底帯域信号で変換することができる。
【0063】
第3RFIC226は第2コミュニケーションプロセッサ214によって生成された基底帯域信号を第2ネットワーク294(例えば、5Gネットワーク)で用いられる5G Above6帯域(例えば、約6GHz~約60GHz)のRF信号(以下、5G Above6 RF信号)で変換することができる。受信時には、5G Above6 RF信号がアンテナ(例えば、アンテナ248を介して第2ネットワーク294)(例えば、5Gネットワーク)から獲得されて第3RFFE236を介して前処理されることができる。第3RFIC226は前処理された5G Above6 RF信号を第2コミュニケーションプロセッサ214によって処理されることができるように基底帯域信号で変換することができる。一実施例によれば、第3RFFE236は第3RFIC22の一部として形成されることができる。
【0064】
電子装置101は、一実施例によれば、第3RFIC226と別個で、又は少なくともその一部として第4RFIC228を含むことができる。このような場合、第4RFIC228は第2コミュニケーションプロセッサ214によって生成された基底帯域信号を中間(intermediate)周波数帯域(例えば、約9GHz~約11GHz)のRF信号(以下、IF信号)で変換した後、前記IF信号を第3RFIC226で伝達することができる。第3RFIC226はIF信号を5G Above6 RF信号で変換することができる。受信時に、5G Above6 RF信号がアンテナ(例えば、アンテナ248)を介して第2ネットワーク294)(例えば、5Gネットワーク)から受信されて第3RFIC226によってIF信号に変換されることができる。第4RFIC228はIF信号を第2コミュニケーションプロセッサ214が処理するように基底帯域信号で変換することができる。
【0065】
一実施例によれば、第1RFIC222と第2RFIC224は単一チップ又は単一パッケージの少なくとも一部で具現されることができる。一実施例によれば、第1RFFE232と第2RFFE234)は単一チップ又は単一パッケージの少なくとも一部で具現されることができる。一実施例によれば、第1アンテナモジュール242又は第2アンテナモジュール244のうちの少なくとも一つのアンテナモジュールは省略されるか他のアンテナモジュールと結合されて対応する複数の帯域のRF信号を処理することができる。
【0066】
一実施例によれば、第3RFIC226とアンテナ248は同一なサブストレートに配置されて第3アンテナモジュール246を形成することができる。例えば、無線通信モジュール192又はプロセッサ120が第1サーブストレート(例えば、main PCB)に配置されることができる。このような場合、第1サブストレートと別途の第2サブストレート(substrate)(例えば、sub PCB)の一部領域(例えば、下面)に第3RFIC226が、他の一部領域(例えば、上面)にアンテナ248が配置され、第3アンテナモジュール246が形成されることができる。第3RFIC226とアンテナ248を同一なサブストレートに配置することによってその間の送信線路の長さを減らすことができる。これは、例えば、5Gネットワーク通信に用いられる高周波帯域(例えば、約6GHz~約60GHz)の信号が送信線路によって損失(例えば、減殺)されることを減らすことができる。これにより、電子装置101は第2ネットワーク294(例えば、5Gネットワーク)との通信の品質又は速度を向上させることができる。
【0067】
一実施例によれば、アンテナ248はビームフォーミング(beamforming)に用いられることができる複数個のアンテナエレメント(antenna elements)を含むアンテナアレイ(antenna array)で形成されることができる。このような場合、第3RFIC226は、例えば、第3RFFE236の一部として、複数個のアンテナエレメントに対応する複数個の位相変換器(phase shifter)238を含むことができる。送信時に、複数個の位相変換器238らそれぞれは対応するアンテナエレメントを介して電子装置101の外部(例えば、5Gネットワークのベースステーション)に送信される5G Above6 RF信号の位相を変換することができる。受信時に、複数個の位相変換器238のそれぞれは対応するアンテナエレメントを介して前記外部から受信された5G Above6 RF信号の位相を同一又は実質的に同一な位相で変換することができる。これは電子装置101と前記外部の間のビームフォーミングを通じる送信又は受信できるようにする。
【0068】
第2ネットワーク294(例えば、5Gネットワーク)は第1ネットワーク292(例えば、レガシーネットワーク)と独立的に操作されるか(例えば、Stand-Alone(SA))、接続されて操作されることができる(例えば、Non-Stand Alone(NSA))。例えば、5Gネットワークにはアクセスネットワーク(例えば、5G radio access network(RAN)又はnext generation RAN(NG RAN))だけがあり、コアネットワーク(例えば、next generation core(NGC))はないことがある。このような場合、電子装置101は5Gネットワークのアクセスネットワークにアクセスした後、レガシーネットワークのコアネットワーク(例えば、evolved packed core(EPC))の制御下に外部ネットワーク(例えば、インターネット)にアクセスすることができる。レガシーネットワークと通信のためのプロトコル情報(例えば、LTEプロトコル情報)又は5Gネットワークと通信のためのプロトコル情報(例えば、New Radio(NR)プロトコル情報)はメモリ230に記憶され、他の部品(例えば、プロセッサ120、第1コミュニケーションプロセッサ212、又は第2コミュニケーションプロセッサ214)によってアクセスされることができる。
【0069】
以下で、図面及び説明で述べる5Gネットワーク技術はITU(international telecommunication union)又は3GPPによって定義される標準規格(例えば、TS(technical specification)23.501)を参照し、MEC技術はETSI(European telecommunication standards institute)によって定義される標準規格(例えば、MEC001乃至MEC016を参照することができる。以下では、MEC技術に基づいて内容を述べるが、同一又は類似の原理がオープンフォグコンソーシアム(openfog consortium)によって定義されるフォッグコンピューティング(fog computing)技術に適用されることができる。
【0070】
図3は、本開示の多様な実施例によるネットワーク環境でMEC基盤サービスをサポートするための電子装置101及び外部サーバ300を示す図面である、
【0071】
図3に示されたように、図3の電子装置101はMEC AA(MEC Authentication/Authorization)手順とMECディスカバリー(discovery)手順のためのソフトウェア構造(software architecture)の一例を示すことができる。
【0072】
一実施例によって、電子装置101はエッジコンピューティングサービス(multi-access edge computing services)(以下、MECサービスとする)のためのアプリケーション(以下、クライアントアプリケーション(client App(application))という)310、サービスエージェント(例えば、MSA)320(以下、MSA320という)、サービスイネイブラー(例えば、MSE)330(以下、MSE330という)を含むことができる。一実施例によって、電子装置101はデータ送信に係るPDU(protocol data unit)セッション(session)の設定(establishment)のためのネットワークインターフェース340(例えば、図1又は図2の無線通信モジュール192)を含むことができ、図示されなかったが、ネットワークインターフェース340の駆動を制御するネットワークドライバー(network driver)(例えば、ソフトウェアドライバー)を含むことができる。一実施例によれば、クライアントアプリケーション310、MSA320、及びMSE330は電子装置101にソフトウェアに搭載されるか物理的な構成を有するように構成されることができる。一実施例によれば、MSA320とMSE330はプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)の一部として駆動されることができる。一実施例によれば、MSA320とMSE330はプロセッサ120と独立的に操作される別途のハードウェア構成であってもよい。他の実施例によれば、MSA320とMSE340はソフトウェア(例えば、図1のプログラム140)であってもよい。例えば、ソフトウェア形態のMSA320とMSE340はメモリ(例えば、図1又は図2のメモリ130)に命令語(又はインストラクション(instruction))の形態で記憶されてプロセッサ120によってMSA320とMSE330の動作が実行されることができる。
【0073】
一実施例によれば、クライアントアプリケーション310はユーザによって電子装置101に設置される3rdパーティー(party)アプリケーションを含むことができる。一実施例によれば、クライアントアプリケーション310はMEC又はフォグコンピュータのようなMECサービスを用いるアプリケーションであれば良い。一実施例によれば、クライアントアプリケーション310は無課金(例えば、FOC、free of charge)サービスのような差別化されたサービスを用いるアプリケーションを含むことができる。
【0074】
一実施例によって、MECのためのクライアントアプリケーション310は、MECホストで駆動されるMECアプリケーションに接続する電子装置101のアプリケーションを意味することができる。一実施例によって、MECアプリケーションはユーザに隣接したMECホストに設置及び実行されてクライアントアプリケーション310と通信するアプリケーションを意味することができる。一実施例によれば、クライアントアプリケーション310は別途の認証クライアント役目をするMSA320(例えば、サービスエージェント)を介して認証(authentication)を受けることができる。一実施例によって、クライアントアプリケーション310は、ネットワークインターフェース340を介し、特定PDUセッション(例えば、MEC専用PDUセッション(dedicatedPDUsession))に基づいてネットワークに接続するか、又はMSE330(例えば、サービスイネイブラー)のDNSプロキシ(proxy)機能を介して既存のPDUセッション(例えば、defaultPDUsession)でMECアプリケーションに接続することができる。
【0075】
一実施例によって、無科金サービスのためのクライアントアプリケーション310は、データ無科金政策を適用する電子装置101のアプリケーションを意味することができる。一実施例によって、クライアントアプリケーション310は無科金認証担当MSA320を介して認証されると、CARP(client application routing policy)又はURSP(UE route selection policy)を介して当該固有識別子(UID、unique identifier)に対するラウティング規則(routing rule)が登録され、当該UIDで発生するトラフィック(traffic)は無課金専用PDUセッションを介して送受信されることができる。一実施例によって、URSPは3GPP標準に定義された電子装置101(例えば、ユーザ端末)経路選択(又は設定)政策を示し、NAS(non-access stratum)メッセージに含まれてAMFから電子装置101のモデム(modem)(又はコミュニケーションプロセッサ(CP、communication processor))を介して受信されることができる。一実施例によって、CARPは多様な実施例で定義される電子装置101経路選択(又は設定)政策として、例えば、3GPPのURSPが使用可能しない環境で電子装置101のアプリケーションレイヤ(application layer)(例えば、MSA320又はMSE330)を介して受信されることができる。
【0076】
一実施例によれば、MSA320(例えば、サービスエージェント)は外部サーバ300のAA(Authentication/Authorization)サーバ380(例えば、認証サーバ)とMECサービスに係る認証手順(例えば、認証及び権限付与(AA、Authentication/Authorization)手順)を処理することができる。例えば、MSA320はAAの結果に受信したURSP規則及び/又はMEC接続トークンをMSE330で伝達する役目を含むことができる。一実施例によれば、MSA320はアプリケーションイベント(例えば、実行(launch)、終了)を検出するか、特定イベントをアプリケーションで伝達する役目を含むことができる。多様な実施例によれば、電子装置101のMSA320はAAクライアント325を含むことができる。一実施例によれば、AAクライアント325は電子装置101を生産する生産者(又は製造社)又はオペレーター(operator)(例えば、サービス事業者)によって提供されることができる。一実施例によれば、MSA320は、AAクライアント325に基づいて、電子装置101の加入者識別情報に基づいてAA(Authentication/Authorization)を行うことができる。加入者識別情報は、例えば、SIM(subscriber identity module)、USIM(universal SIM)、IMEI(international mobile equipment identity)、又はGPSI(generic public subscription identifier)を含むことができる。例えば、MSA320は加入者識別情報に基づいてAAサーバ380と通信を介してMSE330によるサービス(例えば、MSEサービス)を用いるための認証(Authentication)及び権限(Authorization)付与機能を提供するアプリケーション(又はソフトウェア)であれば良い。一実施例によって、MSEサービスは、例えば、MSE330を介してサービスを受けるMEC、FOC、MMS、又はURLLC(ultra-reliable and low latency communications)のようなサービスを通称することができる。
【0077】
一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380と通信を介してMSEサービス認証及び権限付与を受けると、権限付与されたサービスタイプに対してMSE API(application programming interface)を用いてMSE330を活性化/非活性化(enable/disable)(例えば、MSEサービスを活性化/非活性化)でき、サービスタイプ別の使用可能なクライアントアプリケーション310のUID及び規則(rule)(例えば、ApnSettings)を登録し、ラウティング(routing)設定をリクエストすることができる。一実施例によって、MSE APIはMSEサービスタイプ別で活性化/非活性化及びUID別のラウティング規則設定(routing rule setting)のために電子装置101で上位アプリケーションレイヤで提供するAPIを含むことができる。一実施例によれば、MSE APIはMECディスカバリー手順のための政策又はコンテキスト(context)モニタリング政策のような少なくとも一つの政策を設定するためのAPIを含むことができる。一実施例によって、クライアントアプリケーション310はMSA320と認証及び権限付与手順を介して当該サービス(例えば、MEC、FOC)に近付くことができる。
【0078】
一実施例によって、MSA320がオペレーター(例えば、サービス事業者)によって具現される場合、例えば、オペレーターがMSEサービスを用いるMSA(例えば、operator MSA)を直接開発する場合、MSA320はAAサーバ380を介してMSEサービス使用のための認証及び権限付与手順を直接行うことができる。一実施例によって、MSA320は認証及び権限付与手順でAAサーバ380からアプリケーション別のラウティング規則(routing rule)(例えば、専用PDUセッション使用の時のDNN(data network name(=APN in LTE))情報)を受信することができる。一実施例によって、MSA320がMSE API使用のためにはMSA320と電子装置101の間の認証及び権限付与手順を行うことができる。例えば、事前にMSA320を電子装置101に搭載時、MSA app APKの署名(signing)を介してプラットホーム鍵(platform key)で認証することができる。一実施例によって、電子装置101が認証モジュールを含む(又はサポート)時、MSA320の設置後電子装置101内の認証モジュールと別途の認証手順を経てMSE APIに対する使用権限を獲得するようにすることもできる。一実施例によって、MSEサービス認証手順が完了されると、MSA320は受信された政策を基盤でMSE APIを呼び出してPDUセッションの生成/終了とラウティング規則設定を行うことができる。
【0079】
一実施例によれば、電子装置101はMEC用アプリケーションのデータ経路(data path)設定時、MSE330の多様なエンティティー(例えば、MEC活性化レイヤ(MEL、MEC enabling layer)331、URSPハンドリングレイヤ(UHL、URSP handling layer)333、又はDNS(domain name system)ハンドリングレイヤ(DHL、DNS handling layer)335))のうちの少なくとも一つのエンティティーを経由するようにデータ経路(例えば、経路A、経路B、又は経路C)を設定することができる。一実施例によれば、電子装置101はMEC用アプリケーションのデータ経路設定時、基本PDUセッション(defaultPDUsession)を使用(例えば、経路A)するか、又は別途の専用PDUセッション(dedicatedPDUsession)を使用(例えば、経路B又は経路C)することに基づいてデータ経路を異なるように設定することができる。一実施例によって、別途の専用PDUセッションを用いる場合、MSE330のMEL331を介してMECディスカバリー手順を行うか否かによって経路B又は経路Cのデータ経路が決定されることができる。
【0080】
一実施例によれば、MSA320はMSE330のMEL331を経由せず、MSE330のUHL333に直接リクエストして専用PDUセッション(dedicatedPDUsession)を構成(例えば、サービスの経路を経路Cで設定)することができる。例えば、電子装置101でスポンサード(sponsored)アプリケーション実行時、予め特定のサーバ又はネットワークと約束された場合に、MSA320はUHL333にリクエストして該当するサービスを専用PDUセッションを介して提供することができる。一実施例によれば、MSA320はUHL333でサービスを識別するための別途の情報をさらに生成するか、又は外部サーバから受信して提供することができる。
【0081】
多様な実施例によれば、電子装置101はMSA320の下位レイヤに、MSE330(例えば、サービスイネイブラー)を含むことができる。
【0082】
一実施例によれば、MSE330はクライアントアプリケーション310がMSA320を介してMECサービス(又はMSEサービス)使用することができるように、MSA320にMSE APIを提供することができ、これによってアプリケーション別の使用PDUセッションに対するラウティングテーブル(routing table)が設定されることができる。一実施例によれば、MSE330はアプリケーションID別又はURI別の用いるPDUセッション経路に対するラウティングテーブルを設定し、メモリ(例えば、図1又は図2のメモリ130)に記憶することができる。一実施例によれば、MSE330はアプリケーションID及びURIのうちの少なくとも一つに対してPDUセッション経路の設定対象で設定することができる。URIはドメイン名(domain name)又はIP住所形態を含むことができる。例えば、アプリケーションID別のPDUセッション経路設定は、例えば、“AppID 1:PDUsession 1、AppID 2:PDU session1、AppID 3:PDUsession 2”のように設定することができる。例えば、URI別のPDUセッション経路設定は、例えば、“URI 1:PDU session 1、URI 2:PDU session2”のように設定することができる。例えば、アプリケーションID別のURI別のPDUセッション経路設定は、例えば、“AppID 1 & URI 1:PDU session 3、AppID 2 & URI 1:PDUsession 1”のように設定することができる。
【0083】
一実施例によって、MECサービスはMECアプリケーション(又はME(mobile edge)アプリケーション)を用いるために必要な手順、MECアプリケーションを介して提供されるサービス、及びMECアプリケーションに提供する情報関連サービスを通称することができる。一実施例によれば、MSE330はMECサービスのため、MECサービスディスカバリー(service discovery)、位置確認(location verification)、ラウト選択(route selection)、性能確認(performance verification)、又は移動性サポート(mobility support)の追加的な機能をサポートすることができる。
【0084】
多様な実施例によれば、MSE330は少なくとも一つのMECホスト(又はMECアプリケーション)と接続された状態で、特定のサービスを提供するために専用PDUセッションで構成するようにするか、又は基本PDUセッションで構成するようにできる。一実施例によれば、専用PDUセッション又は基本PDUセッションの構成に必要な情報は、例えば、電子装置101のモデム(又はCP、communication processor)で、AMF/PCFサーバ390からNAS(non-access stratum)情報(information)を介して受信することができる。
【0085】
一実施例によれば、MSE330はMEL331、UHL333、及びDHL335を含むことができる。
【0086】
一実施例によって、MEL331はMSEサービスのうちのMECサービス使用のために必要な作業を行うことができる。例えば、MEL331はMECサービス登録(MEC service registration)、MECサービスディスカバリー(MEC service discovery)、ラウト選択(route selection)(例えば、DNN handling)、性能事前測定(performance pre-measurement)、位置サービス(location services)、及び/又は移動性ハンドリング(mobility handling)の動作を処理することができる。
【0087】
一実施例によって、MECサービス登録は、電子装置101のUSIM又はアカウント(Account)(例えば、ログ-イン(log-in))情報に基づいてMMPサーバ370(又はLCMプロキシサーバ)又はMECソリューション提供サーバ(solution provider server)からMECサービス加入するかどうかが認証され、MECサービス権限レベル(level)に当たるトークン(token)(例えば、Cookie)を受信してメモリ(例えば、図1又は図2のメモリ130)に記憶することができる。以後のMECサービスはトークンが有効な時間の間の当該トークンを用いてサービスリクエストを行うことができる。
【0088】
一実施例によって、MECサービスディスカバリーは、電子装置101がMECサービスが可能な領域に入る時(例えば、特定セル(cell)ID接続又はLADN領域進入)、MEL331がこれを検出し、当該地域で使用可能なアプリリスト(例えば、MEC App (name)list)又はドメイン名(domain name)(例えば、MECアプリケーション別のドメイン名)のうちの少なくとも一つを受信し、ユーザ設定によって多様な機能を行うことができる。例えば、MEL331は、ユーザ設定によって使用可能MECアプリケーション通知、DNSプロックシング(proxying)、及び/又はMECアプリケーション活性化を提供することができる。一実施例によって、MEL331は使用可能MECアプリケーションに対して通知を提供することができる。例えば、現在使用可能なMECアプリケーションを通知ウインドウ又はアプリケーションアイコン(例えば、アプリアイコン)に表示することができる。一実施例によって、電子装置101上に当該MECアプリケーションに対応されるクライアントアプリケーションの設置を通知することもできる。
【0089】
一実施例によって、MEL331はDNSプロキシング(proxying)を提供することができる。例えば、クライアントアプリケーションがMECアプリケーションに接続するために当該ドメイン名(domain name)に対するDNSクエリー(query)発生時、当該アプリケーション名(application name)又はDNSクエリーのうちの少なくとも一つがMECアプリリストにマッチング(matching)される場合、MEL331は当該DNSクエリーをMEC用DNSサーバに送信し、当該MECアプリケーションに対する接続IP住所を受け、これをクライアントアプリケーション310にリターン(return)することができる。一実施例によって、当該IP住所は、例えば、有効期間の間の電子装置101内のMEC用DNSキャッシュに記憶することができる。MECアプリリスト上のドメイン名に対するMEC DNSリゾルビング(resolving)はクライアントアプリケーションのDNSクエリーと別にMEL331が自体的に行ってMEC用DNSキャッシュに記憶することができる。
【0090】
一実施例によって、MEL331はMECアプリケーション活性化を提供することができる。例えば、電子装置101に設置されたMECクライアントアプリケーションが使用中であるか又は使用が予想される場合、これと連動するMECアプリケーション活性化(例えば、インスタンス生成(instantiation))をリクエストすることができる。一実施例によれば、当該MECアプリケーションが電子装置101の接続地域MECホストに設置されていない場合、設置をリクエスト(例えば、パッケージ(package)URI含み)できる。
【0091】
一実施例によって、ラウト選択(例えば、DNN handling)は、基本PDUセッションを使用せず、MECサービス又はMECアプリケーションのための専用PDUセッションの使用が希望する場合、クライアントアプリケーションのUIDに対するラウティング規則(routing rule)を設定することができる。一実施例によれば、MSE330がMECサービス又はMECアプリケーションのための専用DNN情報を予め定義されたプロフィール(predefined profile)又はAAサーバ380から受信し、UHL API(図示せず)を用いてMEC専用PDUセッションの生成をリクエストすることができる。
【0092】
一実施例によって、性能事前測定は、例えば、MEL331が複数の候補(candidate)MECホストに対して事前性能テストすることを含むことができる。例えば、MEL331は事前性能(例えば、ping probing、bandwidth estimation)テストを介して最適MECホストを選択することができる。
【0093】
一実施例によって、位置サービスは、例えば、電子装置101が位置された地域に基づいてサービスを提供することを含むことができる。一実施例によれば、MEL331は電子装置101の当該位置でのサービス使用可能性(service availability)(又はlocation accuracy)に関する情報を提供することができる。例えば、サービス使用可能性に関する情報は、例えば、サービス可能地域(location confirmed)、当該サービス無し(location not found)、又はサービス不可地域(location spoofed)のような情報を含むことができる。
【0094】
一実施例によって、移動性ハンドリングは、例えば、ハンドオーバーが発生する領域でのサービス連続性(service continuity)のためのハンドリングを提供することができる。例えば、MEL331はMECホストで他のMECホストでハンドオーバー又はMECホストでリモートホスト(remote host)でハンドオーバーを処理することができる。
【0095】
一実施例によれば、MEL331はMMPサーバとの通信を介してMECホストのMECアプリケーションのディスカバリー(discovery)のための制御及びサービスの種類を識別することができる。例えば、MEL331は予め定義されたMSE API呼び出しによってサービスを識別することができる。他の例えば、MEL331は事業者サーバ(例えば、AAサーバ380)又はMMPサーバ370から受信した政策によってサービスを識別することができる。
【0096】
一実施例によれば、MEL331はサービスの識別結果、例えば、基本PDUセッションを用いるサービスの場合、DHL335を経由するサービスの経路(例えば、経路A)を設定し、これによってMEL331及びDHL335によってMECサービスを提供することができる。一実施例によれば、MEC用アプリケーションのためのデータ経路Aの場合、MEL331が基本PDUセッションを介してサービスが提供されるように構成することができる。他の実施例によれば、MEL331はサービスの識別結果、例えば、専用PDUセッションを用いるサービスの場合 MEL331、UHL333、及びDHL335を経由するサービスの経路(例えば、経路B)を設定し、当該サービスをMEL331、UHL333、及びDHL335によって提供することができる。一実施例によれば、MEC用アプリケーションのためのデータ経路Bの場合、MEL331がUHL333にリクエストして専用PDUセッションを介してサービスが提供されるように構成することができる。一実施例によれば、前述の多様なサービスを識別するためにMSA320がMEL331で別途の情報をさらに提供するかMEL331がMMPサーバ370から関連情報を受信(又は獲得)できる。
【0097】
一実施例によって、UHL333はAPI呼び出しによってサービスタイプ別の専用PDUセッションをリクエストし、当該アプリケーションに対して設定された専用PDUセッションでバインディング(binding)できる。
【0098】
一実施例によって、DHL335は3rdパーティーアプリケーションにDNS事前リゾルビング(pre-resolving)又はDNSプロキシ機能をサポートすることができる。例えば、既存の基本PDUセッションを介してデータ接続されたた状態でMEC用クライアントアプリケーションが特定サービス接続のためのDNSクエリーを発生すると、DNSプロキシがDNSクエリーを横取りし、MEC用ドメイン名でDNSサーバにクエリーを伝達するか、又はDNSキャッシュでルックアップ(lookup)して当該MECドメインIP住所を返還することができる。これを介して3rdパーティーアプリケーションが別途のソフトウェア修正無しに、そしてオペレーターの別途のトラフィックフィルタリング(traffic filtering)(又はsteering)作業無しにMECサービスを提供することができる。
【0099】
一実施例によって、AAサーバ380はMSEサービス使用のための認証及び権限付与を提供することができる。一実施例によれば、電子装置101のMSA320はAAサーバ380を介して認証及び加入者情報によってサービスタイプ別の権限を受けることができる。一実施例によれば、MSA320はMSEサービス使用可能クライアントアプリケーションを認証することもできる。一実施例によれば、AAサーバ380と電子装置101のMSA320の間の認証手順は別途のPDUセッションを通じず、例えば、LTE又はWi-Fiのような通信を介して現在インターネット(internet)に接続された基本PDUセッションを用いることができる。
【0100】
一実施例によって、MMPサーバ370は電子装置101の認証又はMEC制御のために電子装置101と通信するプロキシサーバを意味することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370は、例えば、HTTP(hypertext transfer protocol)に基づいてリクエスト/応答(request/response)メッセージ交換を行うことができる。一実施例によって、電子装置101がAAサーバ380又はMECソリューション提供サーバと直接通信可能な場合、LCMプロキシは必要ではないこともある。例えば、LCMプロキシが提供するサーバAPIを用いる場合、MSA320の認証リクエストメッセージはAAサーバ380でフォワーディング(forwarding)されて認証を行い、MEC制御メッセージはMECソリューション提供サーバに伝達することができる。多様な実施例で、MSA320とMMPサーバ370又はエンタイトルメントサーバ(entitlement server)の間の連動APIは省略することができ、AA手順(例えば、認証及び権限付与手順)で必要な情報は予め受信されることができる。
【0101】
一実施例によって、AMF(access and mobility function)/PCF(policy control function)サーバ390は、例えば、5G NR(new radio)標準でMECサポート時、PCFにMMP情報及びURPS規則(rule)が登録され、NASシグナリング(signaling)を介してAMFから当該情報を受信することができる。
【0102】
以上のように、多様な実施例によれば、MSA320はAAサーバ380と通信して認証を行って望む情報(例えば、認証及び権限付与)をリクエストすることができ、リクエストした情報をAAサーバ380から受信して獲得することができる。多様な実施例によれば、MSE330はMMPサーバ330と通信して望む情報をリクエストすることができ、リクエストした情報をMMPサーバ330から受信して獲得することができる。例えば、MSE330はMMPサーバ370と通信してMECアプリリストを獲得するか、又はMECサービスディスカバリー手順を行い、特定な少なくとも一つのMECホスト(又はMECアプリケーション)と接続を設定することができる。
【0103】
多様な実施例によれば、図3を参照した説明部分で説明したようにMSA320とMSE330を含む電子装置101に基づいて、MEC用アプリケーションのデータ経路設定時、次のように多様なサービスシナリオを提供することができる。
【0104】
1.第1データ経路(例えば、経路A)のシナリオ(例えば、MSE on SinglePDUSession)
【0105】
一実施例による第1データ経路(例えば、経路A)のシナリオは、クライアントアプリケーションが既存のインターネットデータ(internet data)のために使用中の基本PDUセッション(又はPDN(public data network)接続)を用いてMECアプリケーションに接続するシナリオを示すことができる。一実施例によれば、MEL331でMECディスカバリー手順を行い、電子装置101に近いMECホストにMECアプリケーション駆動及び接続をリクエストし、当該MECアプリケーションのURIを受信することができる。クライアントアプリケーション310が当該MECアプリケーション接続リクエスト時、当該URIに対するDNSリゾルビング(resolving)を介して獲得したMECアプリケーションIP住所で接続を行うことができる。一実施例によって、第1データ経路のシナリオ(例えば、MSE on Single PDU Session)ではMECサービスのための別途のPDUセッションを使用しないので、動作上にURSP規則を制御するUHL333は介入しないこともある。
【0106】
2.第2データ経路(例えば、経路B)のシナリオB(例えば、MSE on Multiple PDU Sessions with MEL)
【0107】
一実施例による第2データ経路(例えば、経路B)のシナリオは、クライアントアプリケーションが既存のインターネット用基本PDUセッション(又はPDN接続)外に、別途のMEC専用PDUセッションを生成してMECアプリケーションに接続するシナリオを示すことができる。一実施例によって、MEC専用PDUセッション生成は事業者(例えば、MNO(mobile network operator)又はMMPサーバ370政策に従い、MSA320又は認証されたクライアントアプリケーション310がMSE APIを用いてUHL333を介して生成することができる。一実施例によって、MEC専用PDUセッションは基本PDUセッション外に一つ以上のPDUセッションを常に開いておくこともでき、特定時点に必要によってMEL331のリクエストによって動的に生成するか解除することができる。一実施例によれば、事前定義された規則(rule)(例えば、CARP又はURSP規則)又は外部サーバ(例えば、MMPサーバ370、AAサーバ380、又はAMF/PCFサーバ390)から受信したラウティング規則(routing rule)によって当該クライアントアプリケーション(又はUID)又は接続URIに対するトラフィック(traffic)をMEC専用PDUセッションでラウティング(routing)されるようにMSE330のUHL333でサポートすることができる。
【0108】
3.第3データ経路(例えば、経路C)のシナリオ(例えば、MSE on MultiplePDUSessions without MEL)
【0109】
一実施例による第3データ経路のシナリオは、MEL331の機能無しに、特定サービスに対して専用PDUセッションだけ生成して用いるシナリオを示すことができる。一実施例によれば、MSA320又は認証されたクライアントアプリケーション310にMSE APIを用いて別途の専用PDUセッションを生成し、当該PDUセッションを用いるアプリケーション(例えば、UID)規則を登録し、当該アプリケーションのトラフィックを当該PDU Sessionでラウティングされるようにできる。一実施例によれば、第3データ経路のシナリオ(例えば、MSE on MultiplePDUSessions without MEL)のような方式の場合、MECだけでなく専用PDUセッションが必要な多様なタイプのサービス(例えば、FOC、MMS、又はURLLC)で活用されることもできる。
【0110】
本発明の多様な実施例による電子装置101は、ネットワークインターフェース420及びプロセッサ120を含み、前記プロセッサ120は、前記ネットワークインターフェースを用い、基地局内に又は前記基地局を介して接続可能な少なくとも一つの外部サーバで、前記少なくとも一つの外部サーバが提供可能なアプリケーションに関する情報を獲得し、前記アプリケーションに関する情報に基づいて、指定された条件に対応するアプリケーションを含む外部サーバを選択し、前記選択された外部サーバとデータ送信を行うことができる。
【0111】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記アプリケーションに関する情報をリクエストするリクエストメッセージを前記少なくとも一つの外部サーバに送信し、前記少なくとも一つの外部サーバから前記アプリケーションに関する情報を含む応答メッセージを受信し、前記応答メッセージから前記アプリケーションに関する情報を獲得することができる。
【0112】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記リクエストメッセージに前記アプリケーションに関する情報の条件を指定して前記少なくとも一つの外部サーバに送信することができる。
【0113】
多様な実施例によれば、前記リクエストメッセージは、clientappName、locationInfo、device Type、service Type、context Type、又はURI Requestのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0114】
多様な実施例によれば、前記応答メッセージは、reference URI、client App Name、client App Package URL、uri TTL、uri LOC、carp Rule、DNN、S-NSSAI、accessType、sessionType、mptcp、又はfqdnListのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0115】
本発明の多様な実施例による電子装置101は、ネットワークインターフェース420及びプロセッサ120を含み、前記プロセッサ120は、ディスカバリー政策に基づいて、指定された外部サーバからサービス可能なアプリケーションのアプリリストを獲得し、前記アプリリストに基づいて前記電子装置のクライアントアプリケーションと連関されて接続しようとするアプリケーションに係る情報を前記指定された外部サーバから獲得し、前記獲得された情報に基づいて、データ送信のためのホストを決定し、前記ホストとデータ送信を行うことができる。
【0116】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記外部サーバと通信して認証及び権限付与に係る動作を行うサービスエージェント(service agent)、前記外部サーバと通信してアプリリストを獲得し、ディスカバリー(discovery)に係る動作を行うサービスイネイブラー(service enabler)を含むことができる。
【0117】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記サービスエージェントと前記サービスイネイブラーの間のAPIを介して前記サービスイネイブラーを活性化し、前記サービスイネイブラーを介して前記外部サーバとディスカバリー手順を行うことができる。
【0118】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記サービスエージェントで前記サービスイネイブラーで前記ディスカバリー政策を設定することを含み、前記ディスカバリー政策はクライアントアプリケーション名(client App Name)及びディスカバリー政策(discoveryPolicy)を含み、前記ディスカバリー政策(discoveryPolicy)は動的DNN(dynamicDnn)の使用するかどうか、位置情報(locationInfo)、デバイスタイプ(deviceType)、サービスタイプ(serviceType)、又はコンテキストタイプ(contextType)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0119】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記サービスエージェントから前記ディスカバリー政策受信に基づいて前記サービスイネイブラーを活性化し、常時サービスイネイブラーを介して前記ディスカバリー政策によって指定された条件を満足するアプリリストをプロキシサーバにリクエストするようにできる。
【0120】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記アプリリストに前記クライアントアプリケーションに係るアプリケーションがない場合、前記サービスイネイブラーを介してプロキシサーバで前記アプリケーションのURIをリクエストし、前記アプリリストに前記クライアントアプリケーションに係るアプリケーションがある場合、前記アプリケーションのアプリケーション名を含んで前記プロキシサーバに送信することができる。
【0121】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記プロキシサーバに前記アプリケーションがない場合、前記プロキシサーバから前記アプリケーションのダウンロード又は設置のためのアプリケーションパッケージ(package)URIを獲得することができる。
【0122】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記サービスイネイブラーを介して前記アプリケーションに対するURIでDNSクエリー(query)を行い、前記DNSクエリーに対応するDNS応答に獲得されたIP住所をローカルDNSキャッシュ(cache)に記憶するようにできる。
【0123】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記外部サーバから複数のホストに対する候補IPリスト(candidate IP list)が受信される場合、追加情報に基づいて前記ホストを選択するように設定され、前記追加情報は、ホスト位置、ユーザ現在位置、ユーザ速度、又はホスト性能(performance)に関する情報を含むことができる。
【0124】
本発明の多様な実施例による電子装置101は、ネットワークインターフェース420及びプロセッサ120を含み、前記プロセッサ120は、ディスカバリー政策に基づいて、指定された外部サーバからサービス可能なアプリケーションのアプリリストを獲得し、クライアントアプリケーションによるコンテキスト生成に係るイベントに基づいて、前記クライアントアプリケーションと連関されて接続しようとするアプリケーションに係る情報を前記指定された外部サーバから獲得し、前記獲得された情報に基づいて、データ送信のためのホストを選択し、前記ホストとデータ送信を行うことができる。
【0125】
多様な実施例によれば、前記コンテキスト生成に係るイベントは、前記クライアントアプリケーションの実行、前記クライアントアプリケーションによるコンテキスト生成リクエスト、又は前記クライアントアプリケーションによるDNSクエリー発生のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0126】
多様な実施例によれば、前記ディスカバリー政策は、前記ディスカバリー政策はクライアントアプリケーション名(clientAppName)及びディスカバリー政策(discoveryPolicy)を含み、前記ディスカバリー政策(discoveryPolicy)は動的DNN(dynamicDnn)を使用するかどうか、位置情報(locationInfo)、デバイスタイプ(deviceType)、サービスタイプ(serviceType)、又はコンテキストタイプ(contextType)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0127】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記ディスカバリー政策によって指定された条件を満足するアプリリストをプロキシサーバにリクエストできる。
【0128】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記アプリリストに前記クライアントアプリケーションに係るアプリケーションがない場合、前記プロキシサーバで前記アプリケーションのURIをリクエストし、前記アプリリストに前記クライアントアプリケーションに係るアプリケーションがある場合、前記アプリケーションのアプリケーション名を含んで前記プロキシサーバに送信し、前記プロキシサーバに前記アプリケーションがない場合、前記プロキシサーバから前記アプリケーションのダウンロード又は設置のためのアプリケーションパッケージ(package)URIを獲得するようにできる。
【0129】
多様な実施例によれば、前記プロセッサ120は、前記アプリケーションに対するURIでDNSクエリー(query)を行い、前記DNSクエリーに対応するDNS応答に獲得されたIP住所をローカルDNSキャッシュ(cache)に記憶するようにできる。
【0130】
以下では多様な実施例の電子装置101の動作方法に対して説明する。例えば、以下ではMSA320とMSE330を含む電子装置101に基づいて多様な実施例による認証及び権限付与(例えば、AA(authentication/authorization))及び政策(policy)(例えば、app routing policy、discovery policy、又はmonitoring policy)を受信し、受信された政策に基づいたラウト(route)設定及びMECディスカバリー手順を行う多様な動作に対して説明する。
【0131】
以下で説明する電子装置101で行う動作は、電子装置101の少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッシング回路を含む少なくとも一つのプロセッサとして、例えば、図1のプロセッサで120)によって実行されることができる。一実施例によって、電子装置101で行う動作は、メモリ(例えば、図1のメモリ130)に記憶され、実行時に、プロセッサ120が動作するようにするインストラクション(instructions)によって実行されることができる。
【0132】
多様な実施例によれば、電子装置101はMMP(MEC Management Proxy)サーバ430と電子装置101の間に配置されるアクセスノード(図面に図示せず)を介して無線通信を行うことができる。
【0133】
例えば、エッジコンピューティングサービス(例えば、MECサービス)のために電子装置101内のサービスエージェント(service agent)320(例えば、MSA、multi-access service agent)とサービスイネイブラー(service enabler)330(例えば、MSE、multi-access service enabler)を含むMECサービスモジュール(図面に図示せず)と連動するネットワークエンティティーを示すことができる。
【0134】
多様な実施例によれば、図3の例示でサービスエージェント(例えば、MSA)320及びサービスイネイブラー(例えば、MSE)330とMMPサーバ370の間に連動する制御経路(例えば、MEC制御平面)で、認証(authentication)、権限(authorization)付与、及びディスカバリー(discovery)手順を行うことができる。一実施例によれば、ディスカバリー手順以後の電子装置101のアプリケーション(例えば、第1App、第2App)とMMPサーバ370と接続されるMECアプリケーション(例えば、第1MEC App、第2ME App-図面に図示せず)の間にデータ経路(例えば、MECユーザ平面)を介してMECデータサービスが提供されることができる。図3で図示しなかったが、電子装置101はDNS(domain name system)クエリー/応答(query/response)データ経路を介してDNSサーバとデータ通信を行うことができる。
【0135】
一実施例によれば、MMPサーバ370はユーザ端末(UE、user equipment)(例えば、電子装置101)にエッジコンピューティングシステム(例えば、MECシステム)に対するユーザアプリケーションインターフェース(参照:ETSI MEC 016 標準参照)を提供することができる。例えば、電子装置101はMMPサーバ370にMECシステムが提供可能なアプリケーションに関する情報(例えば、使用可能アプリケーションリスト)をリクエストすることができ、MECシステムに特定アプリケーションの実行リクエスト(例えば、context creation)及び中止リクエスト(例えば、context termination)を伝達することができる。他の例えば、MMPサーバ370はMECシステムに設置されたアプリケーションのライフサイクル(life cycle)に対する管理を行うことができる。例えば、MMPサーバ370は電子装置101のリクエストを受信し、受信されたリクエストをMECシステムで伝達し、MECシステムに設置されたアプリケーションのライフサイクルに対する管理を行うことができる。
【0136】
一実施例によれば、MECサービスモジュールはサービスエージェント(例えば、MSA)320及びサービスイネイブラー(例えば、MSE)330を含むことができる。多様な実施例によれば、MECサービスモジュールは多様な実施例による認証及び権限付与(例えば、AA(authentication/authorization))及び政策(policy)(例えば、アプリケーションラウティング政策(app routing policy)、ディスカバリー政策(discovery policy)(又はモニタリング政策(monitoring policy))(例えば、モニタリングする情報リスト))を受信して処理することができる。一実施例によれば、MECサービスモジュールはサービスエージェント(例えば、MSA)320を用いてAA(authentication/authorization)及び政策(例えば、モニタリングする情報リスト)を受信し、サービスイネイブラー(例えば、MSE)330を用いて受信された政策に基づいたラウト(route)設定及びMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0137】
多様な実施例によれば、MECサービスモジュールはMECサービスモジュール内のエンティティー(entity)(例えば、サービスエージェント(MSA)320又はサービスイネイブラー(MSE)330)のうちの少なくともいずれか一つがMECディスカバリー条件に対するモニタリングを行うように動作することができ、当該エンティティーによってモニタリングされた結果をサービスイネイブラー(MSE)330に伝達するように動作することができる。一実施例によれば、MECサービスモジュールはサービスエージェント(MSA)320を介してAA及びディスカバリー関連政策を獲得(又は受信)できる。一実施例によって、サービスエージェント320がモニタリングを行う場合、サービスエージェント320によってMECディスカバリー条件をモニタリングし、条件を満たす時、サービスイネイブラー(MSE)330にMECディスカバリーリクエストを伝達し、サービスイネイブラー330を介してMECディスカバリー手順を行うことができる。他の実施例によって、サービスイネイブラー330がモニタリングを行う場合、サービスエージェント320がサービスイネイブラー330で政策を伝達し、サービスイネイブラー330は伝達された政策によってMECディスカバリー条件をモニタリングし、条件を満たす時のMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0138】
一実施例によれば、サービスエージェント320は電子装置101のコンテキスト(context)情報をモニタリングできる。コンテキスト情報は、例えば、電子装置101に設置されたアプリケーションのうちのMECに基づいたデータ送信をサポートするアプリケーションに関する情報、電子装置101の移動性に係る情報、アプリケーションのライフサイクル情報、電子装置101の状態に関する情報、センサーによって獲得された情報、又はネットワーク性能のうちの少なくとも一つを意味することができる。電子装置101の移動性に係る情報は、例えば、電子装置101の動きを示す情報、電子装置101と接続された基地局の変更に係る情報、又は電子装置101が指定された領域に進入するかに係る情報のうちの少なくとも一つを含むことができる。指定された地域は、例えば、LADN(local area data network)、TA(tracking area)、基地局のセル(cell)、基地局の間のハンドオーバー(handover)が発生する領域、又は位置基盤サービス(例えば、セルラ、衛星、又はWi-Fi(wireless fidelity)に基づいた位置測定技術)によって決定された領域のうちの少なくとも一つを意味することができる。アプリケーションのライフサイクル情報は、例えば、一連の周期を有するアプリケーションの状態(例えば、ライフサイクル)を示すことができる。電子装置101の状態に関する情報は、例えば、ディスプレー(例えば、図1の表示装置160)のオン/オフ(on/off)状態、バッテリー(例えば、図1のバッテリー189))状態、メモリ(例えば、図1のメモリ130)使用状態、受信信号強度、タイムアウト(time-out)情報、又はCPU(例えば、図1のプロセッサ120)使用状態のうちの少なくとも一つを意味することができる。センサーによって獲得された情報は、例えば、図1に説明されたセンサーモジュール176によって獲得された情報を意味することができる。ネットワーク性能は、例えば、電子装置101が接続されたネットワークの周波数帯域幅(bandwidth)又はレイテンシー(latency)のうちの少なくとも一つを意味することができる。多様な実施例による、サービスエージェント412に関して後述する図面を参照して詳しく説明される。
【0139】
一実施例によれば、サービスイネイブラー330はモニタリングされたコンテキスト情報に基づいてアプリケーションのMEC基盤データ送信を管理(又は処理)できる。
【0140】
例えば、複数のアプリケーションが個別的にMMPサーバ370で情報をリクエストせず、多様な実施例によるサービスイネイブラー330は電子装置101の移動性に係るイベントが検出されると、MMPサーバ370にMECシステムが提供可能なアプリケーション(例えば、MECアプリケーション)に係る情報をリクエストするか受信することによって電子装置101の負荷を減らすことができる。
【0141】
他の例えば、サービスイネイブラー330はMECアプリケーション又は電子装置101に含まれたアプリケーションのうちの少なくとも一つのアプリケーションがMECに基づいたデータ送信を行うことができる指定された条件を満足するかを決定し、指定された条件を満足する少なくとも一つのアプリケーションがMEC基盤データ送信を行うように当該アプリケーションに通知することができる(notify)。指定された条件を満足する少なくとも一つのアプリケーションが電子装置101に設置されていなければ、サービスイネイブラー330はアプリケーションを設置するようにアプリケーションレイヤ446及び/又はフレームワーク(framework)(例えば、ミドルウェア144及び/又はОS142)にガイドすることができる。例えば、アプリケーションレイヤ310のリクエストによって、電子装置101に新規アプリケーションを設置するようにできる。多様な実施例で、電子装置101は新規アプリケーションに対する情報(例えば、URI又はIP住所、アプリケーション名)をMECシステムから受信(又は獲得)できる。
【0142】
他の例えば、サービスイネイブラー330はライフサイクル同期化に係る指定された条件(以下、第2条件)が検出されると、ライフサイクル同期化をMMPサーバ370(例えば、LCMプロキシサーバ)又はエッジサーバ(又はMECサーバ)にリクエストすることによって、エッジサーバのリソース消耗を減らすことができる。例えば、サービスイネイブラー330はアプリケーションを使用するかどうかをMMPサーバ370で通知することができる。一実施例によって、アプリケーションが使用中である時だけMECアプリケーションが動作(例えば、データ送信)を行い、アプリケーションが未使用中(例えば、screen off、クライアントアプリケーションバックグラウンド(background)状態変更、ユーザ移動速度が一定以上のうちの少なくとも一つ満足)である時にはMECアプリケーションが動作(例えば、データ送信)を中止することができる。一実施例によれば、サービスイネイブラー330が前記のようにアプリケーションを使用するかどうかをMMPサーバ370に通知することによって、MECホスト(又はエッジサーバ)のリソースを効率的に管理するようにできる。一実施例によって、未使用中のアプリケーションに対してはMECアプリケーションのリソース割り当てを解除してMECホストのリソース消耗を減らすことができる。
【0143】
他の例えば、複数のアプリケーションがMECに基づいたデータ送信のために個別的に認証手順を行う方法とは異なり、サービスイネイブラー330は電子装置101に対する認証手順をMMPサーバ370(又はエッジサーバ)と統合的に行うことによってネットワーク負荷を減らすことができる。
【0144】
図4は、本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
【0145】
図4に示されたように、電子装置101はMSA(又はサービスエージェント)320(例えば、AAクライアント325含み)とMSE(又はサービスイネイブラー)330(例えば、MEL331、UHL333含み)を含むことができる。
【0146】
図4を参照すれば、動作401で、電子装置101のMSA320は指定された少なくとも一つの認証方式(例えば、第1認証)に基づいて認証(例えば、第1認証)リクエスト(authentication request)のためのメッセージ(例えば、第1リクエストメッセージ)をAAサーバ380に送信することができる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380とGPSI(generic public subscription identifier)基盤Application-layer AKA方式、ID/password基盤Login方式、又はGBA方式を用いて認証をリクエストすることができる。
【0147】
動作403で、MSA320はAAサーバ380と認証を行うことができる。一実施例によって、MSA320はAAサーバ380とGPSI基盤ユーザ認証(user authentication)を行うことができる。
【0148】
動作405で、AAサーバ380は電子装置101から認証リクエストを受信する場合、電子装置101と認証を行い、認証を完了(例えば、認証手順完了)する場合、認証結果による認証情報(例えば、第1認証情報)を電子装置101(例えば、MSA320)に提供(又は送信)することができる。一実施例によれば、認証情報は、例えば、MMP関連情報(以下、MMP Infoとする)及び権限付与コード(Authorization code)(以下、Auth Codeとする)を含むことができる。一実施例によって、MMPサーバ370は前記の情報外に、追加的に(又は選択的に)必要な情報、例えば、認証のためのID_token又はMECデータサービスのためのCARP又はURSP規則(rules)のうちの少なくとも一つを認証情報にさらに含んで提供することができる。
【0149】
一実施例によって、MMP Infoは、例えば、MMPサーバ370接続に係る情報(例えば、MMP接続住所)を含むことができる。例えば、MMP Infoは接続する新しいMMPサーバ370の住所情報(例えば、URI(uniform resource identifier)又はIP住所)と当該情報の有効時間及び/又は場所に係る情報を含むことができる。一実施例によって、Auth Codeは、例えば、MMPサーバ370から接続トークン(例えば、MAT、MEC access token)をリクエストするのに必要なコード(例えば、OAuth2.0基盤)を含むことができる。一実施例によって、CARP又はURSP規則は、例えば、PDUセッション設定(PDU session setup)のための関連情報(例えば、DNN)、DNN別の使用可能なアプリケーション(又はアプリケーショングループ)に係る情報、又は以後設定可能なDNNリスト(list)又は設定可能なDNN最大個数に係る情報を含むことができる。
【0150】
動作407で、MSA320はAAサーバ380と認証手順が完了されると、MSE330と政策アップデート(policy update)を実行(例えば、PDUセッション設定(PDU session setup))することができる。一実施例によって、MSA320はCARP規則又はURSP規則(例えば、DNN)によってPDUセッション設定を行うことができる。例えば、MSA320はCARP規則又はURSP規則に従ってPDUセッション設定を実行するかどうかに対する政策を識別することができ、CARP規則又はURSP規則に従ってMSE APIを介してPDUセッション設定リクエストをMSE330で伝達することができる。MSE330はMSA320のPDUセッション設定リクエストに対応し、PDUセッション設定を行うことができる。一実施例によれば、MSA320は基本PDUセッションを変更するか、新しい専用PDUセッションを追加で形成(establishment)できる。
【0151】
一実施例によれば、動作407のMSA320とMSE330の政策アップデート動作は、例えば、MSA320がAAサーバ380からCARP又はURSP規則(rule)が提供される場合に行うことができる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380からCARP又はURSP規則が提供されない場合、MSE330と政策アップデートを行わないこともある。他の実施例によれば、MSA320はAAサーバ380からCARP又はURSP規則が提供されてもMSA320の自体的な判断又はMSE330との情報交換を介して政策アップデートを行わないこともある。
【0152】
動作409で、MSA320は認証完了後(又はMSE330と政策アップデート実行又は略した以後)、権限付与(authorization)(例えば、第2認証)リクエスト(authorization request)のためのメッセージ(例えば、第2リクエストメッセージ)をMMPサーバ370に送信することができる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380から獲得された認証情報(例えば、Auth Code又は追加的にID_token含み)に基づいて、MMPサーバ370に認証をリクエストすることができる。
【0153】
動作411で、MSA320はMMPサーバ370を介してAAサーバ380と認証(例えば、権限付与手順)を行うことができる。一実施例によって、MSA320はAAサーバ380とAuth Codeに基づいてサービス使用に対する権限付与(service authorization)を行うことができる。
【0154】
動作413で、MMPサーバ370はMSA320の認証リクエスト(例えば、第2リクエストメッセージ)に対応し、認証結果による認証情報(例えば、第2認証情報)を電子装置101(例えば、MSA320)に提供(又は送信)できる。一実施例によれば、認証情報は、例えば、接続トークン(例えば、MAT、MEC access Token)とMMP Infoを含むことができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はMSA320の認証実行中又は実行以後に接続トークンを含む応答をMSA320に送信することができる。
【0155】
動作415で、MSA320はMSE330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380と認証実行中で又は実行後に、MMPサーバ370から、認証結果による認証情報(例えば、接続トークン(MAT))を受信する場合、受信された認証情報(例えば、接続トークン(MAT))をMSE330に伝達してMSE330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320は認証情報(例えば、接続トークン(MAT))と共に、MECディスカバリー手順を行うために接続する新しいMMPサーバ370の接続住所(例えば、URI又はIP住所)、DNSサーバ住所、又は用いるDNNのような少なくとも一つの付加情報をMSE330に伝達することができる。一実施例によれば、MSA320は受信された接続トークン(MAT)及び/又はその以外の他の付加情報に基づいてMSE330を活性化(enable MEC)することができる。一実施例によれば、MSA320がMMPサーバ370と認証(例えば、権限付与)を行う場合、MSA320はMMPサーバ370から、認証結果で接続トークン(例えば、MAT)を受信することができ、例えば、MSE APIのenableMecEnablingLayer(true、MMP Info、MAT)を呼び出すことによって、MSE330にMMP接続情報(MMP Info)及び接続トークン(MAT)を伝達することができる。
【0156】
動作417で、MSE330は認証情報(例えば、MAT)及び/又はその以外の他の付加情報(例えば、MMP Info、DNSサーバ住所、又は用いるDNN)を受信し、認証情報及び/又は付加情報に少なくとも基づいてMECディスカバリー手順を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMMP Info及びMATを用いて当該MMPサーバ370に接続後のMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0157】
図4では図示しなかったが、他の実施例によれば、MSE330がMMPサーバ370と認証(例えば、動作411のservice authorization)を行うことができる。一実施例によれば、MSE330がMMPサーバ380と認証(例えば、権限付与)を行う場合、優先認証を完了したMSA320がMMPサーバ370から、認証結果でMMP InfoとAuth Code及び/又はその以外の他の付加情報(例えば、識別トークン(ID_token))を受信することができ、例えば、MSE330活性化のために、MSE APIのenableMecEnablingLayer(true、MMP Info、Auth Code、[ID-Token])を呼び出すことによって、MSE330に伝達することができる。MSE330はMSA320から伝達された情報からMMPサーバ370と直接権限付与(Authorization)を行い、その結果でMATを受信(又は獲得)できる。例えば、図4の動作と対比する時、電子装置101の内部構成のうちの権限付与のためのサービス認証手順を行う主体がMSA320の場合とMSE330の場合に区分されることができる。
【0158】
図5は、本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
【0159】
図5に示されたように、図5は多様な実施例による認証手順(例えば、AA(authentication/authorization)及び政策アップデート(policy update)に関するシナリオA)のための信号流れの例を示すことができる。例えば、図5は多様な実施例による認証手順のうちのシナリオAのためのMECサービス認証フローの例を示したことで、User Authentication(又はSubscriber Authentication)の実施例による動作(例えば、動作510)とMEC Service Authorizationの実施例による動作(例えば、動作520)を含むことができる。一実施例によれば、MECAA及び政策アップデートのためのシナリオAは、図5に示されたように、User Authentication(例えば、動作510)以後にMEC Service Authorization(例えば、動作520)を行うシナリオ例を示すことができる。
【0160】
図5を参照すれば、動作501で、電子装置101のMSA320は認証リクエストのためのメッセージをエンタイトルメント(entitlement)サーバ500に送信することができる。
【0161】
動作503で、エンタイトルメントサーバ500は認証方式(authentication method)を決定することができる。一実施例によれば、エンタイトルメントサーバ500は指定された少なくとも一つの認証方式で電子装置101の認証リクエストに対応する認証方式を決定することができる。一実施例によって、少なくとも一つの認証方式は、例えば、GPSIを用いたApplication-layer AKA又はLogin(例えば、ID/password)方式の認証(authentication)を含むことができる。一実施例によれば、MSA320が加入者識別情報(又は端末識別情報)(例えば、GPSI又はIMSI)をエンタイトルメントサーバ500に伝達しながら権限コードをリクエストすることができる。一実施例によって、MSA320とエンタイトルメントサーバ500は、動作510のように、Application-layer AKA又はLoging方式でユーザ認証(user authentication)を行うことができる。
【0162】
一実施例によれば、動作505で、MSA320はエンタイトルメントサーバ500を介してAAサーバ380の間にApplication-layer AKA方式に基づいて認証(authentication)(例えば、MEC加入者認証)手順を行い、AAサーバ380から認証結果による認証情報を含む認証応答(authentication response)を獲得することができる。他の実施例によれば、動作507で、MSA320はエンタイトルメントサーバ500とID/password基盤Login方式に基づいて認証(authentication)手順を行い、動作509で、エンタイトルメントサーバ500にログインサクセス(Login Success)に基づいてエンタイトルメントサーバ500から認証結果による認証情報を含む認証応答を獲得することができる。
【0163】
動作511で、MSA320は認証リクエストに対応する認証応答(authentication response)を受信することができる。例えば、動作511で、MSA320はエンタイトルメントサーバ500又はエンタイトルメントサーバ500を介してAAサーバ380から認証結果による認証情報(例えば、MMP Info、Auth Code、ID_token、CARP規則、又はURSP規則)を獲得することができる。例えば、MSA320は認証結果でMECディスカバリー手順を行うMMP関連情報(例えば、MMP接続住所)と権限付与(authorization)のための権限コード(例えば、Auth code)及びID_tokenを受信することができる。一実施例によれば、MSA320は、AAサーバ380のサポートするかどうかに基づいて、MECデータサービスのためのCARP又はURSP規則に係る情報を受信することもできる。
【0164】
一実施例によれば、MSA320は、動作510のようにUser Authentication以後、動作520のようにMEC Service Authorizationを行うことができる。
【0165】
一実施例によれば、動作513で、MSA320は認証完了後、権限付与(authorization)リクエスト(authorization request)のためのメッセージをMMPサーバ370に送信することができる。例えば、MSA320は獲得された認証情報(例えば、Auth Code又は追加的にID_token含み)をMMPサーバ370で伝達してMMPサーバ370に権限付与をリクエストすることができる。例えば、MSA320は認証完了後、MMP接続住所を用いてMMPサーバ370に接続して権限付与(authorization)手順を行うことができる。
【0166】
動作515で、MMPサーバ370はエンタイトルメントサーバ500に接続トークン(access token)をリクエストすることができ、動作517で、エンタイトルメントサーバ500から接続トークンを獲得することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はエンタイトルメントサーバ500と通信又はエンタイトルメントサーバ500を介してAAサーバ380と通信し、電子装置101がMECサービス加入者であるかどうかを確認することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はAAサーバ380を介してMECサービス加入者であるかを確認すると、MSA320に接続トークン(例えば、MAT)を発行(例えば、権限付与(authorization))することができる。
【0167】
動作519で、MMPサーバ370はMMP情報と権限コードをエンタイトルメントサーバ500(又はAAサーバ380)に伝達し、ユーザプロフィール(user profile)情報接近のための接続トークンをリクエストして獲得することができる。
【0168】
動作521で、MMPサーバ370は権限付与リクエストに対応する権限付与応答(authorization response)をMSA320で送信することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370は当該接続トークンを用いてユーザプロフィールを確認し、ユーザプロフィールに基づいてMECサービスが使用可能するということが確認された場合のMSA320にMMP Info、MAT、又はCARP規則を含んでAuthorization responseを伝達することができる。
【0169】
一実施例によれば、動作521で、MSA320は権限付与手順の結果で接続トークン(例えば、MAT)を獲得することができる。一実施例によって、MSA320がMMPサーバ370と権限付与手順を行う場合、MSA320は権限付与手順の結果で接続トークンを受信し、MSE APIを介してMSE330でMMP情報及び接続トークンを伝達することができる。他の実施例によって、MSE330がMMPサーバ370と権限付与手順を行う場合、優先認証を完了したMSA320がエンタイトルメントサーバ500から受信したMMP情報及び権限コード(Auth code)と、選択的にID_tokenをMSE APIを介してMSE330に伝達することができる。MSE330はMSA320から伝達した情報に基づいてMMPサーバ370と直接権限付与手順を実行してその結果で接続トークンを受信することができる。
【0170】
動作523で、MSA320はMSE330を介し、MMP Info及び接続トークンを用いてMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0171】
図6は、本開示の多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
【0172】
図6に示されたように、電子装置101はMSA(又はサービスエージェント)320(例えば、AAクライアント325含み)とMSE(又はサービスイネイブラー)330(例えば、MEL331、UHL333含み)を含むことができる。
【0173】
図6を参照すれば、動作601で、電子装置101のMSA320は指定された少なくとも一つの認証方式に基づいてサービス使用のための権限付与リクエスト(authorization request)のためのメッセージ(例えば、権限リクエストメッセージ)をMMPサーバ370に送信することができる。一実施例によれば、MSA320はMMPサーバ370にサービス使用に対する権限付与をリクエストする時、MNO(mobile network operator)(例えば、エンタイトルメントサーバ500情報とDevice ID(例えば、IMSI、IMEI、GPSI、又は別途割り当らされた固有識別子)のうちの少なくとも一つ又はいずれもをMMPサーバ370で提供(又は送信)することができる。一実施例によって、Device IDはMMPサーバ370が電子装置101を固有するように(unique)するように識別可能な識別子を含むことができる。
【0174】
動作603で、MSA320はMMPサーバ370又はMMPサーバ370を介してAAサーバ380と認証及び権限付与(例えば、AA、authentication & authorization)手順を行うことができる。例えば、MSA320はMMPサーバ370で権限付与リクエスト(authorization request)を伝達すると、MSA320、MMPサーバ370、及びAAサーバ380の3者の間のメッセージ交換を行うことができる。一実施例によって、MSA320はMMPサーバ370とユーザ認証(user authentication)とサービス認証(service authorization)(又は権限付与)を行うことができる。例えば、MSA320は電子装置101が登録されているユーザであるかを識別する手順を行い、該当するサービスが提供されることができるかを識別する手順を行うことができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はMNO情報によってAA方式が異なることができるから、MNO情報によってそれに当たる方式を用いてAAを行うことができる。
【0175】
動作605で、MMPサーバ370は電子装置101から認証リクエストを受信する場合、電子装置101と認証を行い、認証を完了(例えば、認証手順完了)する場合、認証結果による認証情報を電子装置101(例えば、MSA320)に提供(又は送信)することができる。一実施例によれば、認証情報は、例えば、MMP Infoと接続トークン(例えば、MAT)を含むことができる。一実施例によって、MMPサーバ370は前記の情報外に、追加的に(又は選択的に)必要な情報、例えば、MECデータサービスのためのCARP又はURSP 規則(rules)のうちの少なくとも一つを認証情報にさらに含んで提供することができる。一実施例によれば、動作605で、MSA320は認証結果による認証情報(例えば、MMP Info、MAT、及びCARP又はURSP規則)いずれもをMMPサーバ370から受信することができる。他の実施例によれば、動作605で、MSA320は認証情報の一部(例えば、ディスカバリーのためのMMP Info、MAT)はMMPサーバ370から受信し、CARP規則(又はURSP規則)はユーザ認証(user authentication)結果としてAAサーバ380から受信することもできる。
【0176】
一実施例によって、MMP Infoは、例えば、MMPサーバ370接続に係る情報(例えば、MMP接続住所)を含むことができる。例えば、MMP Infoは接続する新しいMMPサーバ370の住所情報(例えば、URI(uniform resource identifier)又はIP住所)と当該情報の有効時間及び/又は場所に係る情報を含むことができる。一実施例によって、接続トークン(例えば、MAT)は、例えば、MECディスカバリー権限確認用接続トークンを含むことができる。一実施例によって、CARP又はURSP規則は、例えば、DNN構成(configuration)関連情報、DNN別の使用可能なアプリケーション(又はアプリケーショングループ)に係る情報、又は以後設定可能なDNNリスト(list)又は設定可能なDNN最大個数に係る情報を含むことができる。
【0177】
動作607で、MSA320は認証手順が完了されると、MSE330と政策アップデート(policy update)を実行(例えば、PDUセッション設定(setup))できる。一実施例によって、MSA320はCARP又はURSP規則(例えば、DNN)によって初期PDUセッション設定を行うことができる。例えば、MSA320はMMPサーバ370から受信情報にURSP規則がある場合、MSE APIを用いてURSP規則をアップデートできる。
【0178】
一実施例によれば、動作607のMSA320とMSE330の政策アップデート動作は、例えば、MSA320がAAサーバ380からCARP又はURSP規則が提供される場合、行うことができる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380からCARP又はURSP規則が提供されない場合、MSE330と政策アップデートを行わないこともある。他の実施例によれば、MSA320はAAサーバ380からCARP又はURSP規則が提供されてもMSA320の自体的な判断又はMSE330との情報交換を介して政策アップデートを行わないこともある。
【0179】
動作609で、MSA320はMSE330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320はAAサーバ380と認証実行中又は実行後に、MMPサーバ370から、認証結果による認証情報(例えば、接続トークン(MAT))を受信する場合、受信された認証情報(例えば、接続トークン(MAT))をMSE330に伝達してMES330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320は認証情報(例えば、接続トークン(MAT))と共に、MECディスカバリー手順を行うために接続する新しいMMPサーバ370の接続住所(例えば、URI又はIP住所)、DNSサーバ住所、又は用いるDNNのような少なくとも一つの付加情報をMSE330に伝達することができる。一実施例によれば、MSA320は受信された接続トークン(MAT)及び/又はその以外の他の付加情報に基づいてMSE330を活性化(enable MEC)することができる。一実施例によれば、MSA320がMMPサーバ370と認証を行う場合、MSA320はMMPサーバ370から、認証結果で接続トークン(例えば、MAT)を受信することができ、例えば、MSE APIのenableMecEnablingLayer(true、MMP Info、MAT)を呼び出すことによって、MSE330にMMP接続情報(MMP Info)及び接続トークン(MAT)を伝達することができる。
【0180】
動作611で、MSE330は認証情報(例えば、MAT)及び/又はその以外の他の付加情報(例えば、MMP Info、DNSサーバ住所、又は用いるDNN)を受信し、認証情報及び/又は付加情報に少なくとも基づいてMECディスカバリー手順を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMMP Info及びMATを用いて当該MMPサーバ370に接続後のMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0181】
図7は、本開示による多様な実施例による認証手順の例を示す図面である。
【0182】
図7に示されたように、電子装置101はMSA(又はサービスエージェント)320(例えば、AAクライアント325)含み)とMSE(又はサービスイネイブラー)330(例えば、MEL331、UHL333含み)を含むことができる。一実施例によれば、AMF/PCFサーバ390のPCFでURSPを追加してMMP接続に必要な情報(例えば、MMP Info、Auth Code、又はID_token)を管理することができる。
【0183】
図7を参照すれば、動作701で、電子装置101のMSE330はAMF/PCFサーバ390(例えば、AMF)とNASシグナリング(signaling)手順を行うことができる。一実施例によって、AMF/PCFサーバ390は電子装置101でMMP Info、Auth Codeを提供することができ、追加的にID_token及び/又はCARP又はURSP 規則を提供することができる。一実施例によれば、MSE330は電子装置101のモデム(又はコミュニケーションプロセッサ)がAMF390から受信するNASシグナリングメッセージをMSE330のUHL333を介して受信することができる。例えば、電子装置101のモデムはAMFから受信するNASシグナリングメッセージからMMP Info及びAuth Code、ID_token、又はCARP又はURSP規則のうちの少なくとも一つの情報を獲得し、獲得された情報をUHL333を介してMSA320に伝達することができる。
【0184】
動作703で、MSE330はNASシグナリングメッセージからMMP Info、Auth Code及び/又はID_tokenの少なくとも一つの情報を獲得することができ、獲得された情報をMSA320に伝達することができる。一実施例によって、MMP Infoは、例えば、MMPサーバ370接続に係る情報(例えば、MMP接続住所)を含むことができる。例えば、MMP Infoは接続する新しいMMPサーバ370の住所情報(例えば、URI(uniform resource identifier)又はIP住所)と当該住所情報の有効時間及び/又は場所に係る情報を含むことができる。一実施例によって、CARP又はURSP規則は、例えば、DNN構成(configuration)関連情報、DNN別の使用可能なアプリケーション(又はアプリケーショングループ)に係る情報、又は以後の設定可能なDNNリスト(list)又は設定可能なDNN最大個数に係る情報を含むことができる。
【0185】
一実施例によれば、AMF/PCFサーバ390から提供されたMMP Info、Auth Code、ID_token、又はCARP又はURSP規則のうちの少なくとも一つの情報はMSE330を介してMSA320から獲得することもできる。
【0186】
動作705で、MSA320はMSE330と政策アップデート(policy update)を実行(例えば、PDUセッション設定)できる。一実施例によって、MSA320はCARP又はURSP規則(例えば、DNN)によってPDUセッション設定を行うことができる。例えば、MSA320はMMPサーバ370から受信情報にURSP規則がある場合、MSE APIを用いてURSP規則をアップデートできる。一実施例によれば、MSA320はNASシグナリングメッセージを介して獲得した情報中にCARP又はURSP規則が含まれている場合、MSE330と政策アップデートを行うことができる。一実施例によれば、MSA320はNASシグナリングメッセージを介して獲得した情報中にCARP又はURSP規則が提供されない場合、MSE330と政策アップデートを行わないこともある。他の実施例によれば、MSA320はCARP又はURSP規則が提供されてもMSA320の自体的な判断又はMSE330との情報交換を介して政策アップデートを行わないこともある。一実施例によれば、MSA320とMSE330の間の政策アップデート時にPDUセッション設定を行うことができる。
【0187】
動作707で、MSA320はNASシグナリングメッセージを受信した後(又はMSE330と政策アップデート実行又は省略した以後)、権限付与(authorization)リクエスト(authorization request)(例えば、サービス使用権限リクエスト)のためのメッセージ(例えば、権限リクエストメッセージ)をMMPサーバ370に送信することができる。一実施例によれば、MSA320はNASシグナリングメッセージから獲得された認証情報(例えば、Auth Code又は追加的にID_token含み)に基づいて、MMPサーバ370にサービス使用に対する権限付与をリクエストすることができる。
【0188】
動作709で、MSA320はMMPサーバ370を介してAAサーバ380と認証(例えば、権限付与手順)を行うことができる。一実施例によって、MSA320はAAサーバ380とAuth Code又はID_tokenのうちの少なくとも一つ又はいずれもをMMPサーバ370で提供(又は送信)し、サービス使用に対する権限付与(service Authorization)をリクエストすることができる。
【0189】
動作711で、MMPサーバ370はMSA320の権限付与リクエスト(例えば、権限リクエストメッセージ)に対応し、認証情報を電子装置101(例えば、MSA320)に提供(又は送信)することができる。一実施例によれば、認証情報は、例えば、接続トークン(例えば、MAT)及びMMP Infoを含むことができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はMSA320の認証実行中又は実行以後に接続トークン及びMMP Infoを含む応答をMSA320に送信することができる。
【0190】
動作713で、MSA320はMSE330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320はMMPサーバ370から、認証情報(例えば、接続トークン(MAT)、MMP Info)を受信する場合、受信された認証情報(例えば、接続トークン(MAT)、MMP Info)をMSE330に伝達してMSE330を活性化できる。一実施例によれば、MSA320は接続トークン(MAT)と共に、MECディスカバリー手順を行うために接続する新しいMMPサーバ370の接続住所(例えば、URI又はIP住所)、DNSサーバ住所、又は用いるDNNのような少なくとも一つの付加情報をMSE330に伝達することができる。一実施例によれば、MSA320は受信された接続トークン(MAT)及び/又はその以外の他の付加情報に基づいてMSE330を活性化(enable MEC)することができる。一実施例によれば、MSA320がMMPサーバ370と権限付与手順を行う場合、MSA320はMMPサーバ370から、接続トークン(例えば、MAT)を受信することができ、例えば、MSE APIのenableMecEnablingLayer(true、MMP Info、MAT)を呼び出すことによって、MSE330にMMP接続情報(MMP Info)及び接続トークン(MAT)を伝達することができる。
【0191】
動作715で、MSE330は認証情報(例えば、MAT)及び/又はその以外の他の付加情報(例えば、MMP Info、DNSサーバ住所、又は用いるDNN)を受信し、認証情報及び/又は付加情報に少なくとも基づいてMECディスカバリー手順を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMMP Info及びMATを用いて当該MMPサーバ370に接続後のMECディスカバリー手順を行うことができる。
【0192】
図8は、本開示の多様な実施例による電子装置101で政策アップデート動作例を示す図面である。
【0193】
図8に示されたように、図8は、政策アップデート(例えば、PDUセッション設定)のうちのPDUセッション生成(establishment)の一例を示すことができ、PDUセッション設定(又はPDN接続生成(PDN connection establishment))で専用DNN活性化(dedicated DNN activation)のための動作例を示すことができる。一実施例によれば、PDUセッション設定(session setup)は新しいPDUセッション生成(session establishment)、既存のPDUセッション解除(session release)、及び既存のPDUセッションアップデート(session update)(例えば、PDUセッション別の特性に対する設定(例えば、bandwidth又はlatencyのようなQoS情報)変更)を含むことができ、図8ではPDUセッション生成例を示すことができる。一実施例によって、電子装置101はMSA(又はサービスエージェント)320、MSE(又はサービスイネイブラー)330、及びモデム(又はCP、communication processor)800を含むことができる。
【0194】
図8を参照すれば、動作801で、MSA320はDNN設定に対する情報を獲得(又は受信)する場合、DNNを設定するように指示する第1メッセージ(例えば、setUrspDNN)をMSE330に提供(又は伝達)することができる。
【0195】
動作803で、MSE330はMSA320から提供された第1メッセージ(例えば、setUrspDNN)に基づいてDNN情報をアップデート(例えば、update DNN Info)することができる。
【0196】
動作805で、MSA320はPDUセッション(又はPDN接続)を生成するように指示する第2メッセージ(例えば、requestPduSession)をMSE330に提供することができる。
【0197】
動作807で、MSE330は第2メッセージ(例えば、requestPduSession)を受信する場合、データコール(data call)を設定するように指示する第3メッセージ(例えば、setup data call)をモデム800に提供することができる。
【0198】
動作809で、モデム800はMSE330から第3メッセージ(例えば、setup data call)を受信すると、サービス(例えば、MECサービス)の処理のための予め構成された情報に基づいてデータコールを設定するか、又は指示された情報に基づいてデータコールを設定し、MSE320で第3メッセージに対応する第4メッセージ(例えば、応答(Response)メッセージ)を提供することができる。一実施例によれば、モデム800が第3メッセージ(例えば、setup data call)によってコア網(例えば、SMF-図面に図示せず)にPDUセッション生成をリクエストすることに基づいてPDUセッションが生成されることができる。
【0199】
動作811で、MSE330はモデム800から第4メッセージ(例えば、データコール設定リクエストに対応する応答)を受信する場合、PDUセッションが生成(establishment)されたことを通知する第5メッセージ(例えば、onAvaible)をMSA320に提供することができる。
【0200】
動作813で、MSA320はURSP規則が前述した方式のうちのいずれか一つの方式を用いて受信されるか、又はその外の他の方式を介して受信される場合、URSP規則の設定を指示する第6メッセージ(例えば、setUrspRules)をMSE330に提供することができる。一実施例によれば、動作815で、MSA320はMECサービス活性化モード(例えば、MSE活性化)を実行(true)するように指示する第7メッセージ(例えば、setMaServiceEnableMode(true))をMSE330に提供することができる。
【0201】
動作817で、MSE330はMSA320から受信された第6メッセージ(例えば、setUrspRules)と第7メッセージ(例えば、setMaServiceEnableMode(true))に基づいてラウティングテーブル(routing table)を生成(又は追加(add))することができる。一実施例によれば、URSP規則にはアプリケーション別又はURI別の使用PDUセッション情報を含むことができ、電子装置101(例えば、MSE330はURSP規則上のPDUセッションが生成されていない場合、setUrspDNN APIを介してPDUセッションを生成することができる。一実施例によって、電子装置101(例えば、MSE330)はPDUセッション生成時に、当該アプリケーションID(AppID)又はURIに対するデータ経路をURSP規則上のPDUセッションで設定されるようにsetUrspRules APIを介してラウティングテーブルを設定することができる。
【0202】
図9は、本開示の多様な実施例による電子装置101でPDUセッション設定動作例を示す図面である。
【0203】
図9に示されたように、図9は、政策アップデート(例えば、PDUセッション設定)中のPDUセッション解除(release)の一例を示すことができ、PDUセッション(又はPDN接続(PDN connection))を解除(release)するための動作例を示すことができる。一実施例によれば、PDUセッション設定(session setup)は新しいPDUセッション生成(session establishment)、既存のPDUセッション解除(session release)、及び既存のPDUセッションアップデート(session update)(例えば、PDUセッション別の特性に対する設定(例えば、bandwidth又はlatencyのようなQoS情報)変更)を含むことができ、図8ではPDUセッション解除例を示すことができる。一実施例によって、電子装置101はMSA(又はサービスエージェント)320、MSE(又はサービスイネイブラー)330、及びモデム(又はCP、communication processor)800を含むことができる。
【0204】
図9を参照すれば、動作901で、MSA320はDNN設定に対する情報の設定を解除しなければならない場合、該当するDNNを解除するように指示する第1メッセージ(例えば、setUrspDNN)をMSE330に提供(又は伝達)できる。
【0205】
動作903で、MSE330はMSA320から提供された第1メッセージ(例えば、setUrspDNN)に基づいてデータコール(data call)を解除(release)するように指示する第2メッセージ(例えば、Release data call)をモデム1300に提供することができる。
【0206】
動作905で、モデム800はMSE330から第3メッセージ(例えば、Release data call)を受信すると、該当するサービス(例えば、MECサービス)の処理のために設定された構成を解除し、MSE330で第3メッセージに対応する第4メッセージ(例えば、応答(Response)メッセージ)を提供することができる。一実施例によれば、モデム800が3メッセージ(例えば、Release data call)によってコア網(例えば、SMF)にPDUセッション解除をリクエストすることに基づいてPDUセッションが解除されることができる。
【0207】
動作907で、MSA320はMECサービス非活性化モード(例えば、MSE非活性化)を実行(false)するように指示する第5メッセージ(例えば、setMaServiceEnableMode(false))をMSE330に提供することができる。
【0208】
動作909で、MSE330はMSA320から受信された第5メッセージ(例えば、setMaServiceEnableMode(false))に基づいてメモリ(例えば、図1又は図2のメモリ130)に記憶(又は生成)されたラウティングテーブルをメモリで削除(delete)できる。
【0209】
図10は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順の例を示す図面である。
【0210】
図10に示されたように、図10はアプリケーション状態基盤(App state-based)のMECディスカバリー手順の例を示すことができる。一実施例によれば、電子装置101はクライアントアプリケーション(又はClient App)310、MSA(又はサービスエージェント)320、MSE(又はサービスイネイブラー)330(例えば、MEL331、UHL333含み)、及びDNSキャッシュ(cache)1010を含むことができる。
【0211】
図10を参照すれば、動作1001で、電子装置101のMSA320はMSE330で MECディスカバリー政策(discovery policy)を設定することができる。一実施例によれば、MECディスカバリー政策はクライアントアプリケーション名(例えば、clientAppNames)とディスカバリー政策(例えば、discoveryPolicy)を含んで提供することができる。一実施例によって、discoveryPolicyには動的DNN(例えば、dynamicDnn)を使用するかどうかが含まれることができ、位置(例えば、locationInfo)、デバイスタイプ(例えば、deviceType)、サービスタイプ(例えば、serviceType)、又はコンテキストタイプ(例えば、contextType)のような情報のうちの少なくとも一つを含んで提供することができる。一実施例によれば、MSA320は位置(例えば、locationInfo)、デバイスタイプ(例えば、deviceType)、サービスタイプ(例えば、serviceType)をdiscoveryPolicyに含んでアプリリストを当該条件に当たるリストだけ限定して受信するようにすることもできる。一実施例によれば、MSA320はコンテキストタイプ(例えば、contextType)をdiscoveryPolicyに含んでアプリケーションコンテキスト(application context)が必要であるか否かに対する情報を含むことができる。一実施例によれば、MSA320はURI Request FlagをdiscoveryPolicyに含んでMECアプリケーションのURIが使用可能した場合、アプリリストにURI含むようにリクエストすることもできる。一実施例によって、クライアントアプリケーション名(clientAppNames)はMEC使用可能であるかどうかを確認するためのアプリリストをリクエストするための情報であっても良く、位置(locationInfo)は電子装置101の現在位置による位置基盤アプリリストをリクエストするための情報であっても良く、動的DNN(dynamicDnn)は動的DNNアップデート(dynamic DNN update)使用するかどうかを確認するための情報であっても良い。
【0212】
動作1003で、MSE330はMSA320から受信された情報(例えば、MECディスカバリー政策)に基づいてアプリリスト(例えば、AppList)を獲得するための獲得手順(例えば、MEC Application Look-up)を行うことができる。一実施例によれば、MSA320とMSE330の間にMECディスカバリー政策設定によってアプリリストを獲得するための獲得手順(例えば、MEC Application Look-up)が開始されることができる。一実施例によれば、MSE330はMSA320からMSE APIを介してMECディスカバリー政策を受信する場合、MEC Application Look-upを活性化することができ、電子装置101の特定条件(例えば、電子装置101が動く中の接続基地局Cell ID変更)満足時の実行(又は開始)できる。一実施例によれば、MSE330はMECディスカバリー政策によってサービス可能なMECアプリケーション(例えば、MEP App)に係るアプリリスト(例えば、MEC AppList)をMMPサーバ370でリクエストして受信することができる。一実施例によれば、MSE330はMECディスカバリー政策を<表1>に例示したようなMEC AppList request message Parameterに記入してMMPサーバ370にリクエストすることができ、MMPサーバ370はそれに当たるサービス可能アプリリストをMSE330に提供し、MSE330のリクエストに応答することができる。
【0213】
動作1005で、クライアントアプリケーション310はMSA320でApp Launch Detected又はAPI(Context Create)callを提供(又は伝達)することができる。一実施例によれば、App Launch Detectedの場合はクライアントアプリケーション310が実行される場合を示すことができる。一実施例によれば、API(Context Create)callは接続しようとするMECアプリケーション名(例えば、MEC App Name)に対するURIをリクエストする場合を示すことができる。
【0214】
動作1007で、MSA320はApp Launch Detected又はAPI(Context Create)callを受信すると、クライアントアプリケーション310の状態(state)を通知(notify)する通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)をMSE330で提供することができる。一実施例によって、通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)は、例えば、クライアントアプリケーションの状態(例えば、START)とクライアントアプリケーションの名(例えば、clientAppName)(及び/又はUID)を含んで(例えば、notifyClientAppState(START、clientAppName))提供することができる。
【0215】
動作1009で、MSE330はMSA320から通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)を受信し、受信された通知メッセージに基づいてMECアプリケーション(又は当該MECアプリケーションを含むMECホスト(例えば、エッジサーバ又はMECサーバ))を発見(又は探索、確認)するための手順(例えば、アプリケーションコンテキスト生成(application context create))を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMSA320からクライアントアプリケーション310の実行に係るイベント(event)を受信する場合、アプリケーションコンテキスト生成を活性化できる。一実施例によれば、MSE330は受信された通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)の情報に基づいてMMPサーバ370を介して望むMECアプリケーションを含むMECホストを探索するためのアプリケーションコンテキスト生成動作を行うことができる。一実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成は、MSA320がクライアントアプリケーション310実行を検出する場合、MSE API呼び出しによって活性化(又は実行)されることができる。一実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成は、クライアントアプリケーション310がコンテキスト生成(context create)API呼び出し時に活性化(又は実行)されることができる。一実施例によれば、MSE330は接続しようとするMECアプリケーション名(例えば、MEC App Name)に対するURIをMMPサーバ370でリクエスト及び受信することができる。一実施例によって、MSE330は必要によって専用DNN(dedicated DNN)に対する情報をMMPサーバ370にリクエスト及び受信することもできる。一実施例によれば、MMPサーバ370は当該MECアプリケーションがない場合にはMECアプリケーションパッケージ(package)URIをMSE330で伝達することもできる。多様な実施例によるアプリケーションコンテキスト生成手順に対して後述する図面を参照して詳しく説明される。
【0216】
動作1011で、MSE330はDNSサーバ1020とMECホストを選択するためのホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMMPサーバ370を介して獲得したMECホストが少なくとも2つ以上の場合、DNSサーバ1020といずれか一つのMECホストを選択するためのホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)を行うことができる。一実施例によれば、MECホストが2つ以上の場合、一つのMECホストを選択するためのホスト選択手順は予め設定された情報及び/又はDNSサーバ1020で問い合わせた情報を用いて決定するか、又はDNSサーバ1020で問い合わせた情報及び/又はユーザに問い合わせて特定のMECホストを選択(又は設定)するようにできる。一実施例によれば、MSE330が、MECホストが2つ以上の場合の特定のMECホストを設定するための予め設定された情報は優先順位情報を含むことができる。一実施例によれば、ホスト選択手順はDNSプレーリゾルビング(Pre-resolving)動作とMECホスト優先順位決定(MEC Host Prioritization)動作を含むことができる。一実施例によって、DNS Pre-resolvingは、例えば、クライアントアプリケーション310のDNSクエリー(query)と関係なくMSE330自体的にMEC用 FQDN(fully qualified domain name)に対してDNSリゾルビングを行うことを含むことができる。一実施例によって、DNSリゾルビングは、動作1003のGet App List段階又は動作1009のFind Cloudlet段階を介して受信したURI又はドメイン名(domain name)が用いて行われることができる。一実施例によって、MEC Host Prioritizationは、例えば、DNSクエリー応答(query response)で複数個のIP住所が受信される場合、IP優先順位を設定することを含むことができる。多様な実施例によるホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)に対して後述する図面を参照して詳しく説明する。
【0217】
動作1013で、クライアントアプリケーション310は以上の動作を介して獲得した情報を用いてDNSリゾルビング(Resolving)動作を行うことができる。一実施例によれば、DNSリゾルビングは、例えば、クライアントアプリケーション310のDNSクエリー発生時に行うことができる。一実施例によれば、DNSリゾルビングは、例えば、Client-driven normal DNS resolving又はDNS proxying(hooking DNS query)を含むことができる。多様な実施例によるDNSリゾルビングに対して後述する図面を参照して詳しく説明する。
【0218】
図11は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順の例を示す図面である。
【0219】
図11に示されたように、図11はDNSクエリー基盤(DNS Query-based)のMECディスカバリー手順の例を示すことができる。一実施例によれば、電子装置101はクライアントアプリケーション(又はClient App)310、MSA(又はサービスエージェント)320、MSE(又はサービスイネイブラー)330(例えば、MEL331、UHL333含み)、及びDNSキャッシュ(cache)1010を含むことができる。
【0220】
図11を参照すれば、動作1101で、電子装置101のMSA320はMSE330で MECディスカバリー政策(discovery policy)を設定することができる。一実施例によれば、MECディスカバリー政策はクライアントアプリケーション名(例えば、clientAppNames)とディスカバリー政策(例えば、discovery Policy)を含んで提供することができる。一実施例によって、discovery Policyには動的DNN(例えば、dynamicDnn)を使用するかどうかを含むことができ、位置(例えば、locationInfo)、デバイスタイプ(例えば、deviceType)、サービスタイプ(例えば、serviceType)、又はコンテキストタイプ(例えば、contextType)のような情報のうちの少なくとも一つを含んで提供することができる。一実施例によれば、MSA320は位置(例えば、locationInfo)、デバイスタイプ(例えば、deviceType)、サービスタイプ(例えば、serviceType)をdiscoveryPolicyに含んでアプリリストを当該条件に当たるリストだけ限定して受信するようにすることもできる。一実施例によれば、MSA320はコンテキストタイプ(例えば、contextType)をdiscoveryPolicyに含んでアプリケーションコンテキスト(application context)が必要であるか否かに対する情報を含むことができる。一実施例によれば、MSA320はURI Request FlagをdiscoveryPolicyに含んでMECアプリケーションのURIが使用可能した場合、アプリリストにURI含むようにリクエストすることもできる。
【0221】
動作1103で、MSE330はMSA320から受信された情報(例えば、MECディスカバリー政策)に基づいてアプリリスト(例えば、AppList)を獲得するための獲得手順(例えば、MEC Application Look-up、Get App List)を行うことができる。一実施例によれば、MSA320とMSE330の間にMECディスカバリー政策設定によってアプリリストを獲得するための獲得手順(例えば、MEC Application Look-up、Get App List)が開始されることができる。一実施例によれば、MSE330はMSA320からMSE APIを介してMECディスカバリー政策を受信する場合、MEC Application Look-upを活性化できて、電子装置101の特定条件(例えば、電子装置101)が動く中の接続基地局Cell ID変更)満足時の実行(又は開始)できる。一実施例によれば、MSE330はMECディスカバリー政策によってサービス可能なMECアプリケーション(例えば、MEP App)に係るアプリリスト(例えば、MEC AppList)をMMPサーバ370にリクエストして受信することができる。一実施例によれば、MSE330はMECディスカバリー政策をMEC AppList request message Parameterに記入してMMPサーバ370にリクエストすることができ、MMPサーバ370はそれに当たるサービス可能アプリリストをMSE330に提供し、MSE330のリクエストに応答することができる。
【0222】
動作1105で、クライアントアプリケーション310はMSE330にDNSクエリー(query)のためのメッセージ(例えば、DNS queryメッセージ)を伝達することができる。
【0223】
動作1107で、MSE330はクライアントアプリケーション310からのDNSクエリーに応答してMMPサーバ370とFind Cloudlet動作を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はクライアントアプリケーション310でDNS query(with FQDN)メッセージ発生時、FQDNフィルタリング(filtering)を介してMEC用FQDN探知時、当該MECアプリケーション(例えば、MEC App)に対するFind Cloudletを行うことができる。一実施例によれば、MSE330は接続しようとするMECアプリケーション名(例えば、MEC App Name)に対するURIをMMPサーバ370でリクエスト及び受信することができる。一実施例によって、MSE330は必要によって専用DNN(dedicated DNN)に対する情報をMMPサーバ370にリクエスト及び受信することもできる。一実施例によれば、MMPサーバ370は当該MECアプリケーションがない場合にはMECアプリケーションパッケージ(package)URIをMSE330に伝達することもできる。
【0224】
動作1109で、MSE330はクライアントアプリケーション310からのDNSクエリーに応答してDNSサーバ1020とMECホストを選択するためのホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMMPサーバ370を介して獲得したMECホストが少なくとも2つ以上の場合、DNSサーバ1020といずれか一つのMECホストを選択するためのホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)を行うことができる。一実施例によれば、MECホストが2つ以上の場合。一つのMECホストを選択するためのホスト選択手順は予め設定された情報及び/又はDNSサーバ1020にリクエストして受信した情報(例えば、IP住所、IP別のlocation情報)を用いて決定するか、又はDNSサーバ1020にリクエストして受信した情報及び/又はユーザにUI(user interface)(例えば、選択ボタン)を介して特定のMECホストを選択(又は設定)するようにできる。一実施例によれば、MSE330が、MECホストが2つ以上の場合、特定のMECホストを設定するための予め設定された情報は優先順位情報を含むことができる。一実施例によれば、優先順位情報は、例えば、ホスト優先順位がURI別の優先順位が決定された情報を含むか、又は一つのURIをDNSリゾルビング(resolving)した結果であるIP住所が複数個の場合、当該IP住所別の優先順位が決定された情報を含むことができる。一実施例によれば、ホスト選択手順はDNSリゾルビング(resolving)動作とMECホスト優先順位決定(MEC Host Prioritization)動作を含むことができる。一実施例によって、DNS resolvingは、例えば、クライアントアプリケーション310のDNSクエリー(query)と関係なくMSE330の自体的にMEC用FQDNに対してDNSリゾルビングを行うことを含むことができる。一実施例によって、MEC Host Prioritizationは、例えば、DNSクエリー応答(query response)で複数個のIP住所が受信される場合、IP優先順位を設定することを含むことができる。一実施例によって、優先順位がURI別又はIP別の予め定められ、複数個のIP住所が受信される場合には受信された複数のIP別の性能(performance)テストを介してその結果によって動的にIP優先順位を決定することもできる。多様な実施例によるホスト選択手順(例えば、MEC Host Selection)に対して後述する図面を参照して詳しく説明される。
【0225】
動作1111で、MSE330は以上の手順が完了されると、クライアントアプリケーション310で以上の手順を介して獲得した情報をDNS応答(Response)で提供することができる。一実施例によれば、MSE330はMECホスト選択(例えば、DNSリゾルビング)後、DNSクエリーを提供したクライアントアプリケーション310で、DNSクエリーに対応するDNS応答(response)を伝達することができる。多様な実施例によるDNS応答に対して後述する図面を参照して説明する。
【0226】
図12は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でアプリリストを獲得する動作例を示す図面である。
【0227】
図12に示されたように、図12は一実施例によるMECディスカバリー手順でアプリリスト生成及び獲得(例えば、MEC Application Look-up)に関する動作例を示すことができる。
【0228】
図12を参照すれば、動作1201で、電子装置101のMSA320はMSE330に MECディスカバリー政策(discovery policy)を伝達することができる。一実施例によれば、MECサービスモジュール410はMSA320を用いてMECディスカバリー政策を獲得し、MSE330を用いて受信されたMECディスカバリー政策に基づいたディスカバリー手順を行うことができる。一実施例によれば、MECディスカバリー政策はクライアントアプリケーション名(例えば、clientAppNames)、位置(locationInfo)、デバイスタイプ(例えば、deviceType)、サービスタイプ(例えば、serviceType)、コンテキストタイプ(例えば、contextType)、URIリクエストフラッグ(例えば、URI Request)、又は動的DNN(例えば、dynamicDnn)のうちの少なくとも一つを含んで提供することができる。
【0229】
動作1203で、MSE330はMSA320から受信された情報(例えば、MECディスカバリー政策)に基づいてアプリリスト(例えば、AppList)を獲得するための獲得手順(例えば、MEC Application Look-up)を行うことができる。一実施例によれば、アプリリストを獲得する動作はMSA320とMSE330の間にMECディスカバリー政策設定によって開始されることができる。一実施例によれば、アプリリスト獲得手順はMSA320でMECディスカバリー政策API呼び出し時に活性化されることができ、MECディスカバリー政策に符合するMECアプリリスト及び/又はURIをMMPサーバ370でリクエストして受信することができる。一実施例によれば、アプリリスト獲得手順は、動作1210、動作1220を含むことができる。
【0230】
動作1210で、MSE330はアプリリストをリクエストするリクエストメッセージ(例えば、HTTP Get AppList Request Parameters)をMMPサーバ370で送信することができる。一実施例によれば、MSE330はMECディスカバリー政策をリクエストメッセージ(例えば、HTTP Get AppList Request Parameters)に含んで(又は記入)MMPサーバ370に提供することができる。例えば、MSE330はアプリリストリクエストパラメーターを含んでMMPサーバ370で提供することができる。
【0231】
一実施例によれば、Request Parameterにサポート可能なフィールド(field)情報は認証(AA)段階でAuthorization Response内のMMP Infoに定義することができる。一実施例によれば、アプリリストリクエストに係るパラメーター(又は情報)(例えば、AppList Request Parameters)はリクエストメッセージ(例えば、HTTP GET)のパラメーターフィールド(parameter field)に含まれることができる。一実施例によれば、アプリリストリクエストパラメーターは、MSA320から伝達された(例えば、動作1201のsetMecDiscoveryPolicy(clientAppNames、discoveryPolicy))アプリケーション名(例えば、clientAppNames)、接続Cell ID、トラッキング領域(TA、Tracking Area)ID、地域情報(例えば、市、区、洞、建物)、又はユーザが指定した優先位置(preferred location)情報のうちの少なくとも一つを含む電子装置101の位置に係る位置情報(Location Info)、電子装置101の種類を識別することができるデバイスタイプ(Device Type)(例えば、Smartphone、Tablet、Wearable、IoT、Car、Drone)、サービスの種類を識別することができるサービスタイプ(Service Type)(例えば、Game、V2X、AR/VR、LBO、Enterprise、Web)、コンテキスト情報の必要可否を識別することができるコンテキストタイプ(Context Type)(例えば、MECアプリケーション駆動にユーザ又はアプリケーションのコンテキスト(context)情報が必要であるか否か)、又はMECアプリケーションのURIが活性化可能(available)な場合、当該URIを応答に含むようにリクエストするフラッグ(Flag)(例えば、URI Request Flag)のうちの少なくとも一つを含むことができる。一実施例によって、コンテキストタイプは電子装置101のサービスアプリケーションタイプを識別するための情報で、例えば、電子装置101に設置されたアプリケーション(例えば、特定ランチャー又は指定されたアプリケーション)、実行アプリケーションの名、ドメイン(domain)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0232】
一実施例によれば、電子装置101はアプリリストをリクエストする手順で、電子装置101に設置されたアプリケーション情報(例えば、特定ランチャー又は指定されたアプリケーション)をMMPサーバ370に伝達することができる。一実施例によれば、電子装置101は電子装置101に設置されたアプリケーション情報の変更(例えば、アップデート)がある場合、MMPサーバ370にアプリリストをリクエストする手順で、電子装置101に設置されたアプリケーション情報を伝達することもできる。
【0233】
動作1220で、MMPサーバ370はMSE330から受信されたリクエストメッセージに対応する応答でアプリリスト(例えば、MEC AppList)を含む応答メッセージ(例えば、HTTP 200 OK AppList response Data)をMSE330で提供することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370は受信されたクライアントアプリケーション名に基づいてMECアプリケーションを検索し、検索されたMECアプリケーションを含むアプリリストを応答メッセージに含んでMSE330に提供することができる。
【0234】
一実施例によれば、アプリリスト応答に係るデータ(又は情報)(例えば、AppList Response Data)は応答メッセージ(例えば、HTTP 200 OK)のメッセージボディー(message body)に含まれることができる。
【0235】
一実施例によれば、MMPサーバ370はアプリリストを提供する時、使用可能した全体 MEC App List又はRequest Parametersのうちの少なくとも一つに基づいてサービス可能なMEC App Listを提供することができる。一実施例によれば、クライアントアプリケーション(Client App)別の接続可能なMEC App Nameを含むことができ、MEC App Nameは以後のApplication Context Create動作で使用(又は必要)できる。
【0236】
一実施例によれば、MMPサーバ370はオペレーターの位置API(Operator’s Location API)が使用可能した場合、通知をアプリリストに含んで提供することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はリクエストメッセージで、URI Request Flagがtrueで、電子装置101(例えば、ユーザ端末)近くの使用可能MECホストに当該MEC Appが実行中の場合、当該MEC AppのURIをアプリリストに含んで提供することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はリクエストメッセージで、URIリクエストフラッグ(URI Request Flag)がない場合でも、MECホストに当該MEC Appが実行中の場合、当該MEC AppのURIをアプリリストに含んで提供することもできる。一実施例によれば、MMPサーバ370は電子装置101からアプリリストリクエスト受信時、リクエストメッセージで、コンテキストタイプによってMEC Appが直ちに駆動が可能な場合、MEC Appを駆動した後の当該URIをアプリリストに含んで提供することができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はURIの有効時間/有効場所情報をアプリリストにさらに含んで提供することができる。一実施例によれば、URIの有効時間に対する情報は電子装置101が決定されることもでき、又はMMPサーバ370でMEC App駆動状態によって可変的に決定されることができる。一実施例によれば、MMPサーバ370はアプリケーション別の専用DNN規則が存在する場合、当該規則を提供することもできる。
【0237】
一実施例によれば、アプリリストに含まれたURIはハイパーリンク及び/又はハイライトされて区分されることができ、電子装置101はアプリリストで、URIを含まないMEC Appとハイパーリンク及び/又はハイライトに基づいて区分して表示することができる。他の実施例によれば、電子装置101はアプリリストで、URIを含むMEC AppとURIを含まないMEC Appを区分せず同一に表示することもできる。一実施例によれば、電子装置101はアプリリストで、アプリケーション別のサービス可能な位置及び/又は時間情報を含んで提供することもできる。
【0238】
一実施例によれば、MMPサーバ370はアプリリストを応答する手順で、アプリケーション単位でDNN設定が可能な場合、アプリリストにアプリケーション別(又はアプリ別)使用DNN情報を含むことができる。一実施例によって、当該DNNサーバは、認証(AA)手順で受信されたDNNリストに含まれたDNNであれば良い。
【0239】
一実施例によれば、電子装置101はMMPサーバ370にアプリリストをリクエストし、それに対する応答を受信する手順で、アプリリスト及びアプリリストの当該アプリケーションに対するMECホスト(例えば、エッジサーバ又はMECサーバ)に対する情報(例えば、URI)を獲得(又は受信)できる。一実施例によれば、電子装置101はMECホストに対する情報(例えば、URI)を受信しない場合、例えば、当該アプリに対し、Application Context Create手順をさらに行い、当該アプリケーションに対するMECホストの情報(例えば、URI)を外部サーバから獲得することができる。一実施例によれば、電子装置101はMECホストに対する情報(例えば、URI)を受信した場合、例えば、当該アプリケーションに対し、Application Context Create手順を行わず、直ちに当該MECホスト(例えば、URIを用いて)で接続を行うことができる。
【0240】
一実施例によれば、電子装置101はMMPサーバ370にアプリリストをリクエストし、それに対する応答を受信する手順で、アプリリスト及びアプリリストの当該アプリケーションに対する指定されたネットワーキング経路に対する情報(例えば、DNN)を受信することができる。一実施例によれば、電子装置101は指定されたネットワーキング経路に対する情報(例えば、DNN)を受信した場合、ネットワークと指定されたネットワーキング経路を設定する手順を行うことができる。一実施例によれば、電子装置101はDNN情報を受信したアプリケーションに対してだけ指定された(又は専用)DNN(dedicated DNN)に通信するようにDNN経路を設定することができる。一実施例によれば、電子装置101はMECホストにコンテキストを生成リクエストする手順(例えば、Application Context Create)で、DNN情報を受信したアプリケーションに対して指定されたDNN経路を設定することができる。
【0241】
図13は、本開示の多様な実施例によるアプリリストが提供される例を説明するための図面である。
【0242】
図13に示されたように、図13は位置基盤サービス領域(Location-based Service Area)を例示することができる。
【0243】
図13を参照すれば、一実施例によって、MMPサーバ370は第1サーバ(Server1)1310(又はユーザ隣接の第1MECホスト)から可能なアプリケーション(Available Apps)に対する第1情報(例えば、A(+URI)、B、C)を獲得することを仮定することができる。一実施例によって、MMPサーバ370は第2サーバ(Server2)1320(又はユーザ隣接の第2MECホスト)から可能なアプリケーションに対する第2情報(例えば、A、C(+URI)、D)を獲得することを仮定することができる。
【0244】
多様な実施例によれば、MMPサーバ370は第1サーバ1310と第2サーバ1320から獲得したそれぞれのアプリケーションに対する情報(例えば、第1情報、第2情報)を集め、例えば、A(+URI)、B、C(+URI)、Dの情報を生成(又は獲得)できる。一実施例によれば、MMPサーバ370は第1サーバ1310と第2サーバ1320から生成されたA(+URI)、B、C(+URI)、Dを含んでアプリリストを生成し、生成されたアプリリストをユーザ1330(例えば、電子装置101)に提供することができる。
【0245】
図14は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でコンテキスト生成手順の例を示す図面である。
【0246】
図14に示されたように、図14は一実施例によるMECディスカバリー手順でアプリケーションコンテキスト生成(例えば、Application Context Create)に関する動作例を示すことができる。一実施例によって、アプリケーションコンテキスト生成手順は、例えば、クライアントアプリケーション310が実行される場合、MSA320が当該クライアントアプリケーションに係る情報(例えば、パッケージ名又はUID)と共にアプリケーション開始情報をMSE APIを介してMSE330に伝達することから行われることができる。多様な実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成は、アプリリスト上のアプリケーションが実行(launch)されるか(第1ケース)、アプリケーションがMSE APIを介してコンテキスト生成(contextcreate)をリクエスト(例えば、context create API呼び出し)するか(第2ケース)、又はアプリケーションでDNSクエリー送信時に予め受信したアプリリストに含まれたアプリケーション名及び/又はURI(例えば、FQDN)とマッチングされる場合(第3ケース)に行うことができる。一実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成は、例えば、MECディスカバリー政策(例えば、setDiscoveryPolicy(discoveryPolicy))を介して伝達された位置情報又はアプリケーションルックアップ応答を介して伝達されたアプリリストに含まれたアプリケーション別の使用可能位置(例えば、uriLOC)が現在ユーザ(又は電子装置101)の位置とマッチングされる場合(例えば、第4ケース)にも行うことができる。多様な実施例によれば、第1ケース、第2ケース、第3ケース、又は第4ケースによる条件のうちの少なくとも一つが満足する時のアプリケーションコンテキスト生成を行うことができる。図14では第1ケースによってアプリケーションコンテキスト生成を行う動作例を示すことができる。
【0247】
図14を参照すれば、動作1401で、特定クライアントアプリケーション310が実行される(launched)場合、当該クライアントアプリケーション310はアプリケーションの実行を通知する情報(例えば、App Launched)をMSA320で提供することができる。一実施例によれば、動作1401は行わないこともある。例えば、クライアントアプリケーション310が実行される場合、クライアントアプリケーション310による実行を通知する動作無しに、MSA320(例えば、Framework level)で自体的にクライアントアプリケーション310の実行を検出することができる。
【0248】
動作1403で、MSA320はクライアントアプリケーション310の実行を通知する情報(例えば、App Launched)を受信すると、クライアントアプリケーション310の状態(state)を通知(notify)する通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)をMSE330で提供することができる。一実施例によって、通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)は、例えば、クライアントアプリケーションの状態(例えば、START)とクライアントアプリケーションの名(例えば、clientAppName)(及び/又はUID)を含んで(例えば、notifyClientAppState(START、clientAppName))提供することができる。
【0249】
動作1405で、MSE330はMSA320から通知メッセージ(例えば、notifyClientAppState)を受信し、受信された通知メッセージの情報に基づいてアプリケーションコンテキスト生成手順を行うことができる。一実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成手順(動作1405)は、動作1410、動作1420、動作1430を含むことができる。
【0250】
動作1410で、MSE330はアプリケーションコンテキスト生成をリクエストするリクエストメッセージ(例えば、HTTP POST AppContext Data)をMMPサーバ370に送信することができる。一実施例によれば、MSE330はMECアプリケーションコンテキスト生成が必要な場合(例えば、アプリリストにURIがない場合)、URIをリクエストするリクエストメッセージをMMPサーバ370に送信することができる。一実施例によれば、MSE330はMMPサーバ370にMECアプリケーションがある場合、MECアプリケーション名(MEC App Name)をリクエストメッセージに含んでMMPサーバ370で送信することができる。他の実施例によれば、MSE330はMMPサーバ370にMECアプリケーションがない場合、当該MECアプリケーションをダウンロードできるURI(例えば、アプリケーションパッケージダウンロードURI(App package download URI)のみをリクエストメッセージに含んでMMPサーバ370に送信することができる。
【0251】
動作1420で、MMPサーバ370はMSE330から受信されたリクエストメッセージに対応する応答でMECアプリケーションのURIを含む応答メッセージ(例えば、HTTP OK 200 Response AppContext Data)をMSE330に提供することができる。一実施例によれば、応答メッセージはが該当するアプリケーション(例えば、MECアプリケーション)のURI(FQDN)を含むことができる。一実施例によれば、応答メッセージはMECアプリケーションのURI及び当該URIの有効時間及び/又は有効位置に関する情報を含むことができる。一実施例によれば、MSE330は有効時間超過又は有効位置変更の際に、アプリケーションコンテキスト再実行又はハンドオーバートリガーリング(handover triggering)が行われることができる。一実施例によれば、応答メッセージはDNN情報を含むことができる。
【0252】
動作1430で、MSE330は政策アップデートを行うことができる。一実施例によれば、MSE330はアプリケーションコンテキスト生成手順(動作1405)で、追加的に(又は選択的に)政策アップデート動作を含むことができる。一実施例によれば、MSE330は専用PDUセッション(dedicatedPDUsession)必要時(又は新しい専用DNN規則が設定された場合)URSP規則(例えば、DNN)を受信し、URSP規則に従ってアプリケーション別又はURI別のPDUセッションを設定することができる。例えば、URSP規則(又はCARP規則)は認証手順の結果(例えば、MSA320が受信してMSE330に伝逹)、又はMSE330がアプリケーションルックアップ(例えば、App lookup)結果、又はコンテキスト生成(Context Create)結果で受信することができ、URSP規則に新しいDNN規則が設定されている場合、PDUセッション設定(setup)を行うことができる。一実施例によれば、PDUセッション設定(例えば、図8のPDUセッション生成、図9のPDUセッション解除)は前述の図8又は図9を参照した説明部分で説明したようにMSE330がモデム800にリクエストすると、モデム800で5G網(又はコア網)のSMFにリクエストして生成/解除することができる。
【0253】
多様な実施例によれば、アプリケーションコンテキスト生成手順(動作1405)は、例えば、クライアントアプリケーション310が接続すべきMECアプリケーションが既に駆動中で、アプリリスト獲得手順(例えば、MEC Application Look-up)でURIが受信された場合には省略することもできる。
【0254】
図15は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でMECホスト選択手順の例を示す図面である。
【0255】
図15に示されたように、図15はMSE330がDNSサーバ1020とMECホストを選択するためのMECホスト選択動作(MEC Host selection)1501を示すことができる。一実施例によれば、MECホスト選択動作(動作1501)は、DNS(pre)resolving動作(例えば、動作1510)、MEC Host Prioritization動作(例えば、動作1520)、DNSキャッシング(caching)動作(例えば、動作1530)を含むことができる。
【0256】
図15を参照すれば、動作1510で、MSE330はDNSリゾルビング(resolving又はpre-resolving)を行うことができる。一実施例によれば、DNSリゾルビングは、例えば、クライアントアプリケーション310のDNSクエリー(query)と関係なくMSE330の自体的にMEC用FQDNに対してDNSリゾルビングできる。一実施例によって、DNSリゾルビング(動作1510)は、動作1511と動作1513を含むことができる。
【0257】
一実施例によって、動作1511で、MSE330はDHL335によるDNSリゾルビング動作を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はMECアプリケーションに対するURI(FQDN)でDNSクエリーをDNSサーバ1020に送信することができる。
【0258】
一実施例によって、動作1513で、DNSサーバ1020はMSE330からDNSクエリーを受信し、DNSクエリーに対応する応答で、DNS応答をMSE330に送信することができる。一実施例によれば、DNS応答はMECホストに係る少なくとも一つの住所情報(例えば、URI又はIP住所)を含むことができる。
【0259】
動作1520で、MSE330はMECホスト優先順位決定(MEC Host Prioritization)動作を行うことができる。一実施例によれば、MEC Host Prioritizationは、例えば、DNSクエリー応答(query response)で複数個のIP住所が受信される場合、IP優先順位(prioritization)を設定することを含むことができる。例えば、MSE330はMECホストに対する優先順位を設定することができる。
【0260】
一実施例によれば、MSE330はMMPサーバ370から複数個のMECホストに対する候補IPリスト(candidate IP list)を獲得(又は受信)でき、候補IPリストの追加情報(例えば、MECホスト位置ユーザ現在位置、ユーザ速度、又はMECホスト性能(performance)(例えば、RTT(round trip time)、throughput)のうちの少なくとも一つ)からMECホスト候補IP及びリモート(remote)サーバ(例えば、図3のリモートサーバ306)IP住所中の接続IP選択又は優先順位を指定することができる。一実施例によれば、候補IPリストのうちの接続IP選択時、MECホストIP又はリモートサーバのIPのうちのいずれか一つを選択することができる。例えば、ユーザ位置からすべてのMECホスト位置が一定距離以上であるか、RTT値が一定値以上であるか、又はユーザ動き速度が一定値以上の場合、MECホストIPを選択せずリモートサーバIPを選択することができる。一実施例によれば、MSE330(例えば、MEL331)は複数の候補MECホストに対して事前性能測定(又はテスト)(例えば、ping probing又はbandwidth estimation)を介して最適のMECホストを選択することができる。一実施例によれば、DNSサーバ1020はDNS応答(DNS response)メッセージにMECホストのIP住所と共に、当該MECホストの位置情報(location information)を記録(record)できる。例えば、MSE330はDNSリゾルビング時のDNSクエリー(query)後の受信したDNS応答メッセージ内のDNSタイプのうちの位置記録タイプ(例えば、LOC record type)に対してMECホストの位置情報が含まれている場合、当該位置情報を用いて隣接MECホストを選択することもできる。一実施例によれば、MSE330はMECホストのIP住所を獲得するDNSクエリー動作でDNSサーバ1020からMECホストの位置情報(例えば、緯度、硬度、サービングセルID、図示す情報、又はID)を獲得することができる。例えば、DNSタイプフィールドにMECホストの位置情報が含まれることができる。
【0261】
動作1530で、MSE330はDNSキャッシュ1010でDNSキャッシング(caching)を行うことができる。一実施例によれば、MSE330はDNSサーバ1020からDNSクエリーに対応して住所情報を含むDNS応答を受信する場合、DNS応答に含まれた住所情報(例えば、MECホストに係るURI(FQDN)に対応されるIP住所)をMEC用ローカルDNSキャッシュ(Local DNS Cache)(例えば、DNS Cache 2)に記憶することができる。一実施例によれば、MSE330はクライアントアプリケーション310でMECアプリケーションに対する住所情報(例えば、URI又はIP住所)がリクエストされる場合、MEC用ローカルDNSキャッシュに記憶された住所情報を伝達することができる。多様な実施例によれば、MEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、DNS Cache2)の操作に係って、後述する図16のMEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、DNS Cache2)を別途操作する方案、又は図17のMSE330内にMEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、DNS Cache2)を含んで操作する方案が用いられることができる。一実施例によるMEC用ローカルDNSキャッシュを操作する動作に係って後述する図面を参照して詳しく説明される。
【0262】
多様な実施例によれば、電子装置101はMECホスト選択動作に基づいて、MMPサーバ370との通信手順(例えば、ディスカバリー/アプリケーションコンテキスト生成)で、MECアプリケーションが動作することができる複数個のMECホスト情報(例えば、URI又はIP住所)を受信することができる。一実施例によれば、電子装置101は随時された複数犬のMECホストのうちのいずれか一つのMECホストを選択して通信することができる。多様な実施例によれば、電子装置101はMECアプリケーションが動作することができる複数個のMECホストに対し、優先順位によって選択することができる。一実施例によれば、優先順位は電子装置101とMECホストの間のレイテンシー(latency)測定情報又はMECホストの位置情報に少なくとも基づいて決定することができる。
【0263】
以下で、多様な実施例によって、電子装置101で一般クライアントアプリケーション(general client Apps)に対するDNSキャッシングデータと別途で、MECクライアントアプリケーション(MEC client Apps)に対するDNSキャッシングデータを維持及び/又は管理する動作を説明する。
【0264】
図16は、本開示の多様な実施例による電子装置101でMEC用ローカルDNSキャッシュを別度に操作する例を示す図面である。
【0265】
図16を参照すれば、図16はMEC用ローカルDNSキャッシュを電子装置101のMSE330と別に区分して構成する例を示すことができる。一実施例によれば、一般クライアントアプリケーション(general client Apps)1610は第1DNSキャッシュ1620でDNSキャッシングを行うことができ、MECクライアントアプリケーション(MEC Client Apps)310は第2DNSキャッシュ1630でDNSキャッシングを行うことができる。例えば、一般クライアントアプリケーション1610は第1DNSキャッシュ1620を用いることができ、MECクライアントアプリケーション310は第2DNSキャッシュ1630を用いることができる。
【0266】
一実施例によれば、クライアントアプリケーションの近付しようとするURIに対してDNSリゾルビングAPIを用いてリクエストだけ行ってそれに対するIP住所を受信することができる。例えば、MSE330(例えば、DHL335)(又は電子装置101のOS、又はフレームワーク(framework)上のDNS処理モジュール)はクライアントアプリケーションの当該リクエストをDNSクエリー(例えば、FQDN)メッセージに変更してDNSサーバ1020にリクエストし、DNS応答(例えば、FQDNに対応するIP住所)を受信してこれをキャッシングし、クライアントアプリケーションに伝達することができる。一実施例によれば、MSE330はクライアントアプリケーション別又はURI(FQDN)別でどんなDNSキャッシュを用いるかどうかに対する決定ができ、それによって別途のDNS処理モジュール(例えば、図16又はMSEのDHL(図17)が第1DNSキャッシュ1620又は第2DNSキャッシュ1630を参照してIP住所をクライアントアプリケーションに伝達することができる。一実施例によって、DNS処理モジュール又はDHLはリクエストされたURI(FQDN)に対してDNSキャッシュを先ず参照して当該URIに対応されるIPがあればこれを伝達し、キャッシュにない場合、DNSサーバ1020にDNSクエリーを行うことができる。
【0267】
図17は、本開示の多様な実施例による電子装置101でMSE330内にMEC用ローカルDNSキャッシュを操作する例を示す図面である。
【0268】
図17を参照すれば、図17はMEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、第2DNSキャッシュ1630)を電子装置101のMSE330内に構成する例を示すことができる。一実施例によれば、一般クライアントアプリケーション1610は第1DNSキャッシュ1620でDNSキャッシングを行うことができ、MECクライアントアプリケーション310は第2DNSキャッシュ1630でDNSキャッシングを行うことができる。例えば、一般クライアントアプリケーション1610は第1DNSキャッシュ1620を用いることができ、MECクライアントアプリケーション310は第2DNSキャッシュ1630を用いることができる。
【0269】
一実施例によれば、クライアントアプリケーションの近付しようとするURIに対してDNSリゾルビングAPIを用いてリクエストだけ行ってそれに対するIP住所を受信することができる。例えば、MSE330(例えば、DHL335)(又は電子装置101)のOS、又はフレームワーク(framework)上のDNS処理モジュール)はクライアントアプリケーションの当該リクエストをDNSクエリー(例えば、FQDN)メッセージに変更してDNSサーバ1020にリクエストし、DNS応答(例えば、FQDNに対応するIP住所)を受信してこれをキャッシングし、クライアントアプリケーションに伝達することができる。一実施例によれば、MSE330はクライアントアプリケーション別又はURI(FQDN)別でどんなDNSキャッシュを用いるかどうかに対する決定ができ、それによって別途のDNS処理モジュール(例えば、図16又はMSEのDHL(図17)が第1DNSキャッシュ1620又は第2DNSキャッシュ1630を参照してIP住所をクライアントアプリケーションに伝達することができる。一実施例によって、DNS処理モジュール又はDHLはリクエストされたURI(FQDN)に対してDNSキャッシュを先ず参照して当該URIに対応されるIPがあればこれを伝達し、キャッシュにない場合、DNSサーバ1020にDNSクエリーを行うことができる。
【0270】
多様な実施例によって、一般クライアントアプリケーション1610とMECクライアントアプリケーション310を区分し、DNSキャッシングを行うことに関し、後述する図面(例えば、図36)を参照して詳しく説明される。
【0271】
図18は、本開示の多様な実施例によるディスカバリー手順でDNSリゾルビング動作の例を示す図面である。
【0272】
図18に示されたように、図18はクライアントアプリケーション310のDNSクエリーに対するDNSリゾルビング動作を示すことができる。一実施例によれば、DNSリゾルビング動作は、DNSサーバ1020が非活性化された状態の場合の動作(例えば、動作1810)とDNSサーバ1020が活性化された状態の場合の動作(例えば、動作1830)を含むことができる。
【0273】
一実施例によれば、動作1810のDNSリゾルビング動作は、例えば、DNSキャッシュ1010でMEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、第2DNSキャッシュ1630)が非活性化された状態の動作例を示すことができる。図18を参照すれば、クライアントアプリケーション310はURIに対するDNSクエリーをDNSキャッシュ1010に伝達(動作1811)でき、DNSキャッシュ1010はクライアントアプリケーション310のDNSクエリーに対する応答(例えば、DNSCache Response)をクライアントアプリケーション310に伝逹(動作1813)することができる。一実施例によって、DNSキャッシュ1010はMECアプリケーションのアプリケーション名、ドメイン名、又はドメイン名に対するIP住所中の少なくとも一つを記憶することができる。一実施例によって、クライアントアプリケーション310のURIに対するDNSクエリー時のDNSキャッシュ1010に当該URIのMECアプリケーションのIP住所が存在しない場合(例えば、DNSキャッシュミス(cache miss))、クライアントアプリケーション310はDNSサーバ1020にDNSクエリーを伝達(動作1815)し、DNSサーバ1020からDNSクエリーに対応する応答1817に基づいて、IP住所を獲得することができる。
【0274】
一実施例によれば、動作1830のDNSリゾルビング動作は、例えば、DNSキャッシュ1010で MEC用ローカルDNSキャッシュ(例えば、第2DNSキャッシュ1630)が活性化された状態の動作例を示すことができる。図18を参照すれば、クライアントアプリケーション310はURIに対するDNSクエリーをMSE330を介してDNSキャッシュ1010に伝達(動作1831、動作1833)できる。一実施例によって、DNSキャッシュ1010はMSE330ヘDNSクエリーに対するDNS応答を伝達(動作1835)できる。一実施例によって、クライアントアプリケーション310のURIに対するDNSクエリー時のDNSキャッシュ1010に当該URIのMECアプリケーションのIP住所が存在しない場合(例えば、DNSキャッシュミス)、MSE330はDNSサーバ1020にDNSクエリーを伝達(動作1837)し、DNSサーバ1020からDNSクエリーに対応する応答を受信(動作1839)し、受信された応答をクライアントアプリケーション310にフォワーディング(動作1841)できる。
【0275】
一実施例によれば、クライアントアプリケーション310のURIに対するDNSクエリー時のDNSキャッシュ1010に当該URIのMECアプリケーションのIP住所がある場合、当該住所でMECアプリケーションに接続することができる。一実施例によれば、DNSリゾルビングで、DNSキャッシュミス時、DNSリゾルビングを介してリモート(remote)サーバ(例えば、図3のリモートサーバ306)又はClient App-driven MECアプリケーションに接続することができる。一実施例によれば、DNSリゾルビングで、DNSプロキシ(proxy)がある場合、DNSプロキシがクライアントアプリケーションのDNSクエリーをフッキング(hooking)してMECアプリリストによってDNSリゾルビングを行うことができる。
【0276】
一実施例によれば、MSE330では3rdパーティーアプリケーション(party application)にDNS Pre-resolving又はDNSプロキシ機能をサポートすることができる。例えば、既存の基本PDUセッションを介してデータ接続された状態でMEC用クライアントアプリケーション310が特定サービス接続のためのDNSクエリーをすると、DNSプロキシがDNSクエリーを横取りし、MEC用ドメイン名でDNSサーバ1020にクエリーをするか、又はDNSキャッシュ1010でルックアップ(lookup)して当該MECドメインIP住所を返還することができる。これを介し、3rd パーティーアプリケーションが別途のソフトウェア修正をせず、そしてオペレーターの別途トラフィックフィルタリング(traffic filtering)(又はsteering)作業無しにMECサービスを提供することができる。
【0277】
一方、以上で説明された各信号フローチャートは必要によって他の信号フローチャートと接続されて動作することができる。例えば、認証動作(例えば、図4乃至図6のうちの少なくとも一つ)以後NASシグナリングを行う図7の動作が行われることができる。
【0278】
また、以上で説明された各信号フローチャートは必要によって他の信号フローチャートの一部に取り替えて用いられる。例えば、図4乃至図6の認証のための動作は他の図面で用いられている動作で取り替えて具現することができる。
【0279】
本明細書及び図面に開示された本開示の多様な実施例は本開示の記述内容を容易に説明して本開示の理解を助けるために特定例を提示したものであるだけ、本開示の範囲を限定しようとするものではない。したがって、本開示の範囲はここに開示された実施例以外にも本開示の技術的思想に基づいて導出されるすべての変更又は変形された形態が本開示の範囲に含まれることに解釈されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0280】
本開示は、無線通信システムでエッジコンピューティングサービスを提供するための場合に用いられることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2021-09-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多元接続エッジコンピューティングシステム(multi-access edge computing、MEC)内のエッジコンピューティング管理プロキシ(edge computing management proxy、MMP)サーバから、ユーザ装置(user equipment、UE)によってアプリケーションリストを取得するための方法において、
アプリケーションリクエストに関連したパラメーターを含むディスカバリーリクエストメッセージを前記MMPサーバに伝送する段階と、
前記MMPサーバからアプリケーションリストを含むディスカバリー応答メッセージを受信する段階と、を含み
前記アプリケーションリストは、前記MMPサーバにおいて可用な全アプリケーションのURI、又は前記パラメーターに基づいて検索されたアプリケーションの少なくとも一つのURIを含む、エッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項2】
前記パラメーターは、クライアントアプリケーション名とディスカバリーポリシーを含む、請求項1に記載のエッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項3】
前記ディスカバリーポリシーは、位置関連情報、サービスタイプのうち少なくとも一つを含む、請求項2に記載のエッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項4】
前記位置関連情報は、セル識別子(Cell ID)、トラッキング領域(TA、Tracking Area)識別子(ID)、地域情報、又は優先位置(preferred location)情報のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載のエッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項5】
前記アプリケーションリストは、前記アプリケーションのURIのためのライフタイムをさらに含む、請求項1に記載のエッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項6】
前記アプリケーションリストは、前記アプリケーションのURIのための位置情報をさらに含む、請求項1に記載のエッジコンピューティングシステムの端末における方法。
【請求項7】
多元接続エッジコンピューティングシステム(multi-access edge computing、MEC)内のエッジコンピューティング管理プロキシ(edge computing management proxy、MMP)サーバからユーザ装置(user equipment、UE)にアプリケーションリストを提供するための方法において、
アプリケーションリクエストに関連したパラメーターを含むディスカバリーリクエストメッセージを前記UEから受信する段階と、
前記ディスカバリーリクエストメッセージに基づいてアプリケーションを検索する段階と、
アプリケーションリストを含むディスカバリー応答メッセージを前記端末に伝送する段階と、を含み、
前記MMPサーバにおいて可用な全アプリケーションのURI、又は前記パラメーターに基づいて検索されたアプリケーションの少なくとも一つのURIを含む、MMPサーバにおける方法。
【請求項8】
前記パラメーターは、クライアントアプリケーション名とディスカバリーポリシーを含む、請求項7に記載のMMPサーバにおける方法。
【請求項9】
前記ディスカバリーポリシーは、位置関連情報、サービスタイプのうち少なくとも一つを含む請求項8に記載のMMPサーバにおける方法。
【請求項10】
前記位置関連情報は、セル識別子(Cell ID)、トラッキング領域(TA、Tracking Area)識別子(ID)、地域情報、又は優先位置(preferred location)情報のうち少なくとも一つを含む、請求項9に記載のMMPサーバにおける方法。
【請求項11】
前記アプリケーションリストは、前記アプリケーションのURIのためのライフタイムをさらに含む、請求項7に記載のMMPサーバにおける方法。
【請求項12】
前記アプリケーションリストは、前記アプリケーションのURIのための位置情報をさらに含む、請求項7に記載のMMPサーバにおける方法。
【国際調査報告】