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特表2022-529118インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法、記憶媒体及び関連装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-17
(54)【発明の名称】インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法、記憶媒体及び関連装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0483 20130101AFI20220610BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20220610BHJP
【FI】
G06F3/0483
G06F3/0488
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021559280
(86)(22)【出願日】2019-11-28
(85)【翻訳文提出日】2021-10-05
(86)【国際出願番号】 CN2019121745
(87)【国際公開番号】W WO2020207036
(87)【国際公開日】2020-10-15
(31)【優先権主張番号】201910275277.8
(32)【優先日】2019-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】518404352
【氏名又は名称】広州視臻信息科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲う▼ ▲叡▼▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】蔡 ▲沢▼明
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA01
5E555BA05
5E555BB05
5E555BC01
5E555BC04
5E555BC17
5E555BC18
5E555BC19
5E555CA12
5E555CA13
5E555CA14
5E555CB10
5E555CB12
5E555CB13
5E555CB16
5E555CC03
5E555CC19
5E555DA01
5E555DB33
5E555DB53
5E555DB56
5E555DC05
5E555FA00
(57)【要約】
コンピュータの技術分野に属するインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法、記憶媒体及び関連装置を開示する。該方法は、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップ(S101)と、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップ(S102)と、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行うステップ(S103)と、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるステップ(S104)と、を含む。これによって、該方法は、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項2】
前記第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、
前記第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項3】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する、請求項2に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項4】
前記注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含む、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項5】
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップは、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップ、を含む、請求項4に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項6】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む、請求項5に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項7】
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップは、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップと、
前記属性識別子に対応する前記注釈アプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるようにトリガするステップと、を含む、請求項4に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項8】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む、請求項7に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項9】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項7に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項10】
前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する前に、
スライド文書をトリガするための再生命令を受信するステップ、をさらに含む、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項11】
前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップは、
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップと、を含み、
前記第1の所定位置は、前記第2の所定位置に隣接し、
前記スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、前記スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、
前記注釈ウィジェットは、前記スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項12】
前記スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項13】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、
前記注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに含む、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項14】
前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項15】
前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップは、
前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップ、を含む、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項16】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、
スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
トリガされた再生ウィジェットに基づいて前記スライド文書を再生するステップと、をさらに含む、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項17】
前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示した後に、
前記サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
フローティングボックスを表示するステップと、をさらに含み、
前記フローティングボックスは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、
前記フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む、請求項13に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項18】
前記フローティングボックスを表示した後に、
前記フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するステップと、をさらに含み、
前記ターゲットオブジェクトは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示される、請求項17に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項19】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、をさらに含み、
前記システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項20】
前記システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
前記システムのデフォルトのインターフェースを表示するステップと、をさらに含む、請求項19に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項21】
前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップは、
前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、を含む、請求項19に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項22】
前記再生ウィジェット及び/又は前記注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項23】
前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する前に、
無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、
ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、
リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示するステップ、をさらに含む、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項24】
前記無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、前記ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、前記リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示する前に、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するステップであって、前記スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、ステップと、
前記文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、前記文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに含む、請求項23に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項25】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、
前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していないステップと、
前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするステップと、をさらに含む、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項26】
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行った後に、
ページめくり後の文書内容を表示し、前記ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示するステップ、をさらに含む、請求項1に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項27】
ページめくり命令が受信された場合、前記スライド文書及び前記注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行うステップ、をさらに含む、請求項26に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項28】
所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記手書きアプリケーションのインターフェースは、前記所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップと、
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項29】
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、
前記手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、前記指タッチ操作のタッチポイントの数を取得するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチポイントの数が前記第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含む、請求項28に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項30】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する、請求項29に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項31】
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、
前記重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、前記ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチ接触面積が前記第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含む、請求項28に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項32】
前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップは、
前記ペンタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、
前記手書きアプリケーションのインターフェースにおける前記タッチ位置でテキスト情報を入力するステップと、を含む、請求項31に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項33】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む、請求項28に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項34】
前記手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含み、
前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作が返された場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するようにトリガするステップ、を含む、請求項28に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項35】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む、請求項34に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項36】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項35に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項37】
インテリジェントインタラクティブタブレットを起動するステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動するステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記再生モードインターフェースは、前記スライド文書の第1の画像を再生する、ステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのタッチ感知装置が前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、前記スライド操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である、ステップと、
前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップであって、前記再生モードインターフェースで再生された前記スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている、ステップと、
前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が前記注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ前記注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、前記ディスプレイに前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御するステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項38】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する、請求項37に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項39】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させるように制御するステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む、請求項37に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項40】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む、請求項7に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項41】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項40に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項42】
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、インターフェース表示モジュールと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける操作受け付けモジュールと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行う文書ページめくりモジュールと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付ける文書注釈モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項43】
前記第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、
前記第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項44】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定するタイプ決定モジュール、をさらに含む、請求項43に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項45】
前記注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する識別子追加モジュール、をさらに含む、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項46】
前記文書ページめくりモジュールは、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記スライド文書に対してページめくりを行う、請求項45に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項47】
前記文書ページめくりモジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す、請求項46に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項48】
前記文書注釈モジュールは、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、
前記属性識別子に対応する前記注釈アプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるようにトリガする、請求項45に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項49】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記文書注釈モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す、請求項48に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項50】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記文書注釈モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項48に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項51】
スライド文書をトリガするための再生命令を受信する再生命令受信モジュール、をさらに含む、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項52】
前記インターフェース表示モジュールは、
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示し、
前記第1の所定位置は、前記第2の所定位置に隣接し、
前記スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、前記スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、
前記注釈ウィジェットは、前記スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項53】
前記スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む、請求項51に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項54】
前記注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信する注釈命令受信モジュールと、
前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するサブ機能表示モジュールと、をさらに含む、請求項51に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項55】
前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む、請求項54に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項56】
前記インターフェース表示モジュールは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記注釈ウィジェットを表示する、請求項52に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項57】
スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信する再生ウィジェットトリガモジュールと、
トリガされた再生ウィジェットに基づいて前記スライド文書を再生する文書再生モジュールと、をさらに含む、請求項52に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項58】
前記サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するサブ機能トリガモジュールと、
フローティングボックスを表示するフローティングボックス表示モジュールと、をさらに含み、
前記フローティングボックスは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、
前記フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む、請求項54に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項59】
前記フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するオプションウィジェットトリガモジュールと、
トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するオブジェクト表示モジュールと、をさらに含み、
前記ターゲットオブジェクトは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示される、請求項58に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項60】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するシステムウィジェット表示モジュール、をさらに含み、
前記システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項61】
前記システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するシステム機能トリガモジュールと、
前記システムのデフォルトのインターフェースを表示するシステムインターフェース表示モジュールと、をさらに含む、請求項60に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項62】
前記システムウィジェット表示モジュールは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示する、請求項60に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項63】
前記再生ウィジェット及び/又は前記注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される、請求項52に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項64】
無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示する画面キャスト命令受信モジュール、又は、
ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示する選択命令受信モジュール、又は、
リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示する前記選択命令受信モジュール、をさらに含む、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項65】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するスタートアップインターフェース表示モジュールであって、前記スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、スタートアップインターフェース表示モジュールと、
前記文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、前記文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するプレゼンテーション命令受信モジュールと、をさらに含む、請求項64に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項66】
前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していない信号検出モジュールと、
前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするウィジェット非表示モジュールと、をさらに含む、請求項52に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項67】
ページめくり後の文書内容を表示し、前記ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示する同期表示モジュール、をさらに含む、請求項42に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項68】
ページめくり命令が受信された場合、前記スライド文書及び前記注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行う同期ページめくりモジュール、をさらに含む、請求項67に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項69】
所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記手書きアプリケーションのインターフェースは、前記所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、インターフェース表示モジュールと、
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける操作受け付けモジュールと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答する第1の応答モジュールと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答する第2の応答モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項70】
前記操作受け付けモジュールは、前記手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、前記指タッチ操作のタッチポイントの数を取得し、
前記第1の応答モジュールは、前記タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記指タッチ操作に応答し、
前記第2の応答モジュールは、前記タッチポイントの数が前記第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記指タッチ操作に応答する、請求項69に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項71】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記操作受け付けモジュールは、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する、請求項70に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項72】
前記操作受け付けモジュールは、前記重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、前記ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得し、
前記第1の応答モジュールは、前記タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答し、
前記第2の応答モジュールは、前記タッチ接触面積が前記第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答する、請求項70に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項73】
前記第2の応答モジュールは、
前記ペンタッチ操作のタッチ位置を取得し、
前記手書きアプリケーションのインターフェースにおける前記タッチ位置でテキスト情報を入力する、請求項72に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項74】
前記第1の応答モジュールは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す、請求項69に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項75】
前記手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する識別子追加モジュール、をさらに含み、
前記第2の応答モジュールは、前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作が返された場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するようにトリガする、請求項71に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項76】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記第2の応答モジュールは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す、請求項75に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項77】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記第2の応答モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項76に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項78】
インテリジェントインタラクティブタブレットを起動するタブレット起動モジュールと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動するモード起動モジュールと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記再生モードインターフェースは、前記スライド文書の第1の画像を再生する、インターフェース表示モジュールと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるタッチ感知モジュールであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、前記スライド操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である、タッチ感知モジュールと、
前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御する第1の制御モジュールであって、前記再生モードインターフェースで再生された前記スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている、第1の制御モジュールと、
前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が前記注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ前記注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、前記ディスプレイに前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御する第2の制御モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項79】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、タッチ感知モジュールは、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する、請求項78に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項80】
前記第2の制御モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す、請求項78に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項81】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記第1の制御モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す、請求項78に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項82】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記第1の制御モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項81に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置。
【請求項83】
複数の命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令は、プロセッサによりロードされ、前記プロセッサに請求項1乃至27の何れか、請求項28乃至36の何れか、又は請求項37乃至41の何れかに記載の方法のステップを実行させる、記憶媒体。
【請求項84】
プロセッサと、コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、を含むインテリジェントインタラクティブタブレットであって、
前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、前記プロセッサに請求項1乃至27の何れか、請求項28乃至36の何れか、又は請求項37乃至41の何れかに記載の方法のステップを実行させる、インテリジェントインタラクティブタブレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2019年4月8日に中国特許庁に出願した出願番号が201910275277.8の中国特許出願に基づく優先権を主張し、該出願の全ての内容を本開示に援用する。
【0002】
本発明は、コンピュータ技術の分野に関し、例えばインテリジェントインタラクティブタブレット(intelligent interactive tablet)の操作方法、記憶媒体及び関連装置に関する。
【背景技術】
【0003】
様々なタイプのインテリジェント表示装置、特に大画面表示装置(例えばインテリジェントインタラクティブタブレット)は、生活又は仕事において益々使用されている。
【0004】
現在、大画面表示装置の使用シナリオでは、ユーザは、スライド(slide)の再生インターフェースで注釈機能を呼び出し、スライドの再生内容に注釈を付けることができる。しかし、注釈機能を呼び出した後、ユーザがスライドを制御し、例えば次のページなどを再生する場合、その前に注釈機能を終了させる必要があり、操作は非常に不便である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、注釈インターフェースを呼び出した後のスライド操作が不便であるという問題を解決することができる、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法、記憶媒体及び関連装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップと、前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップと、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップと、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を提供する。
【0007】
好ましくは、前記第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、前記第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である。
【0008】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する。
【0009】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含む。
【0010】
好ましくは、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップは、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップ、を含む。
【0011】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む。
【0012】
好ましくは、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップは、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップと、前記属性識別子に対応する前記注釈アプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるようにトリガするステップと、を含む。
【0013】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む。
【0014】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0015】
好ましくは、前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する前に、スライド文書をトリガするための再生命令を受信するステップ、をさらに含む。
【0016】
好ましくは、前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップは、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップと、前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップと、を含み、前記第1の所定位置は、前記第2の所定位置に隣接し、前記スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、前記スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、前記注釈ウィジェットは、前記スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる。
【0017】
好ましくは、前記スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0018】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、前記注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに含む。
【0019】
好ましくは、前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップ、を含む。
【0021】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、トリガされた再生ウィジェットに基づいて前記スライド文書を再生するステップと、をさらに含む。
【0022】
好ましくは、前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示した後に、前記サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、フローティングボックスを表示するステップと、をさらに含み、前記フローティングボックスは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、前記フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む。
【0023】
好ましくは、前記フローティングボックスを表示した後に、前記フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するステップと、をさらに含み、前記ターゲットオブジェクトは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示される。
【0024】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、をさらに含み、前記システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む。
【0025】
好ましくは、前記システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、前記システムのデフォルトのインターフェースを表示するステップと、をさらに含む。
【0026】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、を含む。
【0027】
好ましくは、前記再生ウィジェット及び/又は前記注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される。
【0028】
好ましくは、前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する前に、無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示するステップ、をさらに含む。
【0029】
好ましくは、前記無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、前記ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、前記リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示する前に、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するステップであって、前記スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、ステップと、前記文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、前記文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに含む。
【0030】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していないステップと、前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするステップと、をさらに含む。
【0031】
好ましくは、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行った後に、ページめくり後の文書内容を表示し、前記ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示するステップ、をさらに含む。
【0032】
好ましくは、ページめくり命令が受信された場合、前記スライド文書及び前記注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行うステップ、をさらに含む。
【0033】
本発明は、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記手書きアプリケーションのインターフェースは、前記所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップと、前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップと、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップと、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を提供する。
【0034】
好ましくは、前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、前記手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、前記指タッチ操作のタッチポイントの数を取得するステップ、を含み、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含み、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記タッチポイントの数が前記第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含む。
【0035】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する。
【0036】
好ましくは、前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、前記重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、前記ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得するステップ、を含み、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含み、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記タッチ接触面積が前記第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含む。
【0037】
好ましくは、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップは、前記ペンタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、前記手書きアプリケーションのインターフェースにおける前記タッチ位置でテキスト情報を入力するステップと、を含む。
【0038】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む。
【0039】
好ましくは、前記手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含み、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作が返された場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するようにトリガするステップ、を含む。
【0040】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む。
【0041】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0042】
本発明は、インテリジェントインタラクティブタブレットを起動するステップと、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動するステップと、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記再生モードインターフェースは、前記スライド文書の第1の画像を再生する、ステップと、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのタッチ感知装置が前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、前記スライド操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である、ステップと、前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップであって、前記再生モードインターフェースで再生された前記スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている、ステップと、前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が前記注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ前記注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、前記ディスプレイに前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御するステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を提供する。
【0043】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する。
【0044】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させるように制御するステップは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む。
【0045】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む。
【0046】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0047】
本発明は、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、インターフェース表示モジュールと、前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける操作受け付けモジュールと、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行う文書ページめくりモジュールと、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付ける文書注釈モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置を提供する。
【0048】
好ましくは、前記第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、前記第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である。
【0049】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定するタイプ決定モジュール、をさらに含む。
【0050】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する識別子追加モジュール、をさらに含む。
【0051】
好ましくは、前記文書ページめくりモジュールは、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記スライド文書に対してページめくりを行う。
【0052】
好ましくは、前記文書ページめくりモジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0053】
好ましくは、前記文書注釈モジュールは、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する前記注釈アプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるようにトリガする。
【0054】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記文書注釈モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0055】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記文書注釈モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0056】
好ましくは、スライド文書をトリガするための再生命令を受信する再生命令受信モジュール、をさらに含む。
【0057】
好ましくは、前記インターフェース表示モジュールは、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示し、前記第1の所定位置は、前記第2の所定位置に隣接し、前記スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、前記スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、前記注釈ウィジェットは、前記スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる。
【0058】
好ましくは、前記スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0059】
好ましくは、前記注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信する注釈命令受信モジュールと、前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するサブ機能表示モジュールと、をさらに含む。
【0060】
好ましくは、前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0061】
好ましくは、前記インターフェース表示モジュールは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記注釈ウィジェットを表示する。
【0062】
好ましくは、スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信する再生ウィジェットトリガモジュールと、トリガされた再生ウィジェットに基づいて前記スライド文書を再生する文書再生モジュールと、をさらに含む。
【0063】
好ましくは、前記サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するサブ機能トリガモジュールと、フローティングボックスを表示するフローティングボックス表示モジュールと、をさらに含み、前記フローティングボックスは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、前記フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む。
【0064】
好ましくは、前記フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するオプションウィジェットトリガモジュールと、トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するオブジェクト表示モジュールと、をさらに含み、前記ターゲットオブジェクトは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示される。
【0065】
好ましくは、前記注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示するシステムウィジェット表示モジュール、をさらに含み、前記システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む。
【0066】
好ましくは、前記システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するシステム機能トリガモジュールと、前記システムのデフォルトのインターフェースを表示するシステムインターフェース表示モジュールと、をさらに含む。
【0067】
好ましくは、前記システムウィジェット表示モジュールは、前記注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に前記システム機能ウィジェットのリストを表示する。
【0068】
好ましくは、前記再生ウィジェット及び/又は前記注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される。
【0069】
好ましくは、無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示する画面キャスト命令受信モジュール、又は、ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示する選択命令受信モジュール、又は、リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示する前記選択命令受信モジュール、をさらに含む。
【0070】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するスタートアップインターフェース表示モジュールであって、前記スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、スタートアップインターフェース表示モジュールと、前記文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、前記文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するプレゼンテーション命令受信モジュールと、をさらに含む。
【0071】
好ましくは、前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していない信号検出モジュールと、前記スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするウィジェット非表示モジュールと、をさらに含む。
【0072】
好ましくは、ページめくり後の文書内容を表示し、前記ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示する同期表示モジュール、をさらに含む。
【0073】
好ましくは、ページめくり命令が受信された場合、前記スライド文書及び前記注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行う同期ページめくりモジュール、をさらに含む。
【0074】
本発明は、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記手書きアプリケーションのインターフェースは、前記所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、インターフェース表示モジュールと、前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける操作受け付けモジュールと、前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答する第1の応答モジュールと、前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答する第2の応答モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置を提供する。
【0075】
好ましくは、前記操作受け付けモジュールは、前記手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、前記指タッチ操作のタッチポイントの数を取得し、前記第1の応答モジュールは、前記タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記指タッチ操作に応答し、前記第2の応答モジュールは、前記タッチポイントの数が前記第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記指タッチ操作に応答する。
【0076】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記操作受け付けモジュールは、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する。
【0077】
好ましくは、前記操作受け付けモジュールは、前記重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、前記ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得し、前記第1の応答モジュールは、前記タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答し、前記第2の応答モジュールは、前記タッチ接触面積が前記第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答する。
【0078】
好ましくは、前記第2の応答モジュールは、前記ペンタッチ操作のタッチ位置を取得し、前記手書きアプリケーションのインターフェースにおける前記タッチ位置でテキスト情報を入力する。
【0079】
好ましくは、前記第1の応答モジュールは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0080】
好ましくは、前記手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する識別子追加モジュール、をさらに含み、前記第2の応答モジュールは、前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作が返された場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するようにトリガする。
【0081】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記第2の応答モジュールは、前記手書きアプリケーション及び前記所定フォーマット文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0082】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記第2の応答モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0083】
本発明は、インテリジェントインタラクティブタブレットを起動するタブレット起動モジュールと、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動するモード起動モジュールと、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するインターフェース表示モジュールであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記再生モードインターフェースは、前記スライド文書の第1の画像を再生する、インターフェース表示モジュールと、前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるタッチ感知モジュールであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、前記スライド操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である、タッチ感知モジュールと、前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御する第1の制御モジュールであって、前記再生モードインターフェースで再生された前記スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている、第1の制御モジュールと、前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が前記注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ前記注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、前記ディスプレイに前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御する第2の制御モジュールと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置を提供する。
【0084】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、タッチ感知モジュールは、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する。
【0085】
好ましくは、前記第2の制御モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0086】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記第1の制御モジュールは、前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0087】
好ましくは、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、前記第1の制御モジュールは、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする。
【0088】
本発明は、複数の命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、プロセッサによりロードされ、前記プロセッサに上記の方法のステップを実行させる、記憶媒体を提供する。
【0089】
本発明は、プロセッサと、コンピュータプログラムが記憶されているメモリと、を含むインテリジェントインタラクティブタブレットであって、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、前記プロセッサに上記の方法のステップを実行させる、インテリジェントインタラクティブタブレットを提供する。
【0090】
本発明の技術では、インテリジェントインタラクティブタブレットでスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下側レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0091】
図1】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。
図2】本発明の実施例に係るスライド文書のインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースの表示効果の概略図である。
図3】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の流れの概略図である。
図4】本発明の実施例に係る無線画面キャストのシステムの構成の概略図である。
図5-1】本発明の実施例に係るスタートアップインターフェースの一例の概略図である。
図5-2】本発明の実施例に係る文書プレゼンテーションウィジェットを表示するためのサブ機能ウィジェットの一例の概略図である。
図6-1】本発明の実施例に係るディスプレイ表示システム機能ウィジェットの一例の概略図である。
図6-2】本発明の実施例に係るディスプレイ表示システム機能ウィジェットの一例の概略図である。
図6-3】本発明の実施例に係るディスプレイ表示システム機能ウィジェットの一例の概略図である。
図6-4】本発明の実施例に係るディスプレイ表示システム機能ウィジェットの一例の概略図である。
図6-5】本発明の実施例に係るディスプレイ表示システム機能ウィジェットの一例の概略図である。
図7】本発明の実施例に係る再生モードインターフェースにおけるスライド文書の表示機能ウィジェットの効果の概略図である。
図8】本発明の実施例に係る注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示する効果の概略図である。
図9】本発明の実施例に係るフローティングボックスを表示する効果の概略図である。
図10】本発明の実施例に係るターゲットオブジェクトを表示する効果の概略図である。
図11】本発明の実施例に係る注釈アプリケーションの表示インターフェースの概略図である。
図12】本発明の実施例に係るマルチタッチにより制御されるスライド文書のページめくりの効果の概略図である。
図13】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。
図14】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。
図15】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの起動前後のインターフェースの概略図である。
図16a】本発明の実施例に係る複数本の指のスライド操作の効果の概略図である。
図16b】本発明の実施例に係る複数本の指のスライド操作の効果の概略図である。
図17】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。
図18】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。
図19】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。
図20】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。
図21】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。
図22】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。
図23】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。
図24】本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0092】
以下は、図面を参照しながら本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0093】
以下の図面に関する説明では、特に明記しない限り、異なる図面における同一の符号は、同一又は類似の要素を示す。以下の例示的な実施例に記載されている態様は、本発明と一致する全ての態様を表すことではない。一方、それらの態様は、単に、添付される特許請求の範囲に詳細に説明された本発明の幾つかの態様と一致する装置及び方法の例である。
【0094】
本発明の説明では、「第1」、「第2」などの用語は、説明の目的でのみ使用され、相対的な重要性を示す又は暗示するものではない。当業者は、具体的な状況に照らして本発明における上記の用語の具体的な意味を理解することができる。また、本発明の説明では、特に明記しない限り、「複数」とは、2つ以上を意味する。「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトの関連関係を説明するために用いられ、3種類の関係があることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、A及びBの両方が存在すること、並びにBのみが存在することという3つの場合を意味してもよい。文字「/」は通常、前後の関連オブジェクトが「又は」関係にあることを意味する。
【0095】
インテリジェントインタラクティブタブレットのハードウェア部分は、表示モジュール、インテリジェント処理システム(コントローラを含む)などの部分により構成され、これらは、一体の構成部材により組み合わされ、専用のソフトウェアシステムによりサポートされる。ここで、表示モジュールは、ディスプレイ及びバックライト構成部分を含み、ディスプレイは、透明導電層及び液晶層などを含む。
【0096】
本明細書の実施例では、ディスプレイは、タッチスクリーン、タッチディスプレイ、タッチパネルを意味し、感知型液晶表示装置である。スクリーンにおけるグラフィックボタンに触れると、スクリーンにおける触覚フィードバックシステムは、事前にプログラミングされたプログラムに従って各接続装置を駆動し、機械的なボタンパネルの代わりに使用することができ、液晶表示画面により動的なオーディオビジュアル効果を生成することができる。タッチスクリーンは、技術の原理により、ベクトル圧力検知技術のタッチスクリーン、抵抗膜技術のタッチスクリーン、静電容量技術のタッチスクリーン、赤外線技術のタッチスクリーン、及び弾性表面波技術のタッチスクリーンの5つの基本的なカテゴリに分類されてもよい。タッチスクリーンは、タッチスクリーンの動作原理及び情報伝送の媒体により、抵抗膜型、静電容量感知型、赤外線型、弾性表面波型の4種類に分類されてもよい。
【0097】
ユーザが指又はペンでスクリーンに触れると、該点の座標を特定することで、インテリジェント処理システムの制御を実現し、インテリジェント処理システムに内蔵されたソフトウェアにより様々な機能的アプリケーションを実現する。
【0098】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにインターフェース(画面)を表示することと、インテリジェントインタラクティブタブレットの表示モジュールに該インターフェースを表示することとは、同一の意味を持つ。
【0099】
本発明で言及される「スクリーン」及び「大画面」は何れもインテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイを意味する。インテリジェントインタラクティブタブレットにインターフェースを表示することとは、インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに該インターフェースを表示することを意味する。
【0100】
本発明の実施例は、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法(動作方法)を開示し、該方法は、インテリジェントインタラクティブタブレットに適用される。
【0101】
以下は、図1図13を参照しながら、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を詳細に説明する。
【0102】
図1は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。図1に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0103】
S101において、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する。該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0104】
スライド文書は、パワーポイント(powerpoint)文書であり、対応する文書フォーマットは.pptである。スライド文書の表示インターフェースは、通常モード、アウトラインモード、スライドモード、閲覧モード、及び再生モードなどの様々なモードを含んでもよい。
【0105】
ここで、通常モードは、3つの部分、即ちアウトライン欄(主にプレゼンテーション文書のテキストアウトラインを表示、編集するために使用され、プレゼンテーション文書における各スライドのページ番号、テーマ、及び対応する要点をリストする)、スライド欄(主にプレゼンテーション文書におけるスライドの詳細内容を表示、編集するために使用される)、及び備考欄(主に対応するスライドに提示情報を追加するために使用され、ユーザへのメモ及び提示として機能し、プレゼンテーション文書を実際に再生する際にユーザが備考欄における情報を見えない)により構成される。
【0106】
アウトラインモードは、主に、プレゼンテーション文書のアウトラインを閲覧、編集するために使用される。通常モードと比較すると、そのアウトライン欄及び備考欄は展開され、スライド欄は圧縮されている。
【0107】
スライドモードは、主に、プレゼンテーション文書における各スライドの内容の詳細を編集するために使用される。この場合、アウトライン欄にはスライド番号のみが表示され、備考欄は非表示にされており、スライド欄は拡大されている。
【0108】
閲覧モードは、プレゼンテーション文書における全てのスライドを最小化する形式で表示する。このモードでは、スライドの順序の調整、スライドアニメーションの設計、スライドショーの設定、及びスライドの切り替えの設定などを行うことができる。
【0109】
再生モードは、設計されたプレゼンテーション文書の再生効果を閲覧し、プレゼンテーション文書を再生するために使用される。
【0110】
本発明の実施例では、関連する応用シナリオとしては、スライド文書が再生モードにある場合、この再生モードにある文書内容を表示する際に、注釈アプリケーションも同期的に起動され、注釈アプリケーションのインターフェースが表示される。
【0111】
なお、注釈アプリケーションのインターフェースは、透明なレイヤであり、且つ該スライド文書のインターフェースを覆う。言い換えれば、現在の表示インターフェースでは、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースが同時に表示され、スライド文書の再生モードインターフェースが下側のレイヤに表示され、注釈アプリケーションのインターフェースが上側のレイヤに表示され、且つ、注釈アプリケーションのインターフェースが透明的なものであり、スライド文書の表示内容を遮蔽することはない。1つの好ましい表示態様は、図2に示すものである。
【0112】
ここで、注釈アプリケーションは、情報を補足、拡張するためのリアルタイムの手書きプログラムであり、バックグラウンドサービスとして実行される。注釈アプリケーションには、ペン、消しゴム、共有、オフ(OFF)、前のページに戻すこと(Page-Up)、次のページに進むこと(Page-Down)などの機能がある。PPTの場合、前のページに戻すこと、次のページに進むこと、及び再生を終了させることは、PPTを制御するための機能であり、他の上方は手書きに関する情報である。例えば、ペンは、手書きに対応し、消しゴムは、消去に対応し、共有は、内容をローカルに保存することなどに対応し、オフは、注釈機能をオフにすることに対応する。注釈アプリケーションをオンにすると、表示インターフェースに「既に注釈モードにある」と表示され、対応する機能ウィジェットが注釈インターフェースの所定位置に表示される。
【0113】
S102において、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0114】
該タッチ操作は、注釈アプリケーションのインターフェースでユーザにより入力された操作である。指で直接タッチしてもよいし、タッチペンでタッチしてもよい。
【0115】
該タッチ操作は、タッチポイントの数、タッチポイントの指紋、タッチポイントのタッチ圧力値、タッチポイントの接触面積、タッチ軌跡などのタッチ情報を含んでもよい。インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を受け付ける場合、該タッチ操作のタッチ情報を取得する。
【0116】
なお、注釈アプリケーションのインターフェースに操作受け付けのためのビューが事前に作成されており、ユーザが該操作受け付けのためのビューにタッチ操作を入力すると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を認識してもよい。
【0117】
S103において、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0118】
第1のタイプは、任意の操作のタイプであってもよく、タッチ操作により搬送されるタッチ情報に応じて具体的に分類されてもよい。
【0119】
例えば、タッチ情報がタッチポイントの数を含む場合、第1のタイプは、1に等しいもの、1より大きいもの、1以上であり、且つ3以下のものなどであってもよい。
【0120】
別の例では、タッチ情報がタッチ接触面積を含む場合、第1のタイプは、所定面積閾値以上のもの、所定面積閾値より小さいもの、所定の面積閾値範囲内のもの、又は所定の面積閾値範囲外のものなどであってもよい。
【0121】
別の例では、タッチ情報がタッチ指紋を含む場合、第1のタイプは、親指の指紋、人差し指の指紋などの任意の設定された指紋であってもよい。
【0122】
別の例では、タッチ情報がタッチ圧力値を含む場合、第1のタイプは、任意の設定された可能な圧力値範囲であってもよい。
【0123】
タッチ操作のタッチ情報と第1のタイプとを比較し、比較結果として一致する場合、スライド文書に対してページめくりを行い、タッチ透過機能を実現する。本発明の実施例では、第1のタイプは、マルチタッチであってもよい。
【0124】
該ページめくりは、前のページに戻すこと、及び次のページに進むことを含む。めくられるページ数は、所定のルールに従って決定されてもよい。例えば、操作ごとに1つのページをめくってもよいし、操作ごとに複数のページ(例えば2つのページ)をめくってもよい。
【0125】
好ましくは、スライド文書に対するページめくりは、注釈アプリケーションのインターフェースに表示されるページめくりウィジェットを操作することで行われてもよい。同様に、めくられるページ数は、所定のルールに従って決定されてもよい。
【0126】
S104において、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。
【0127】
それに応じて、第2のタイプは、第1のタイプとは異なり、タッチ情報に従って分類される。なお、第2のタイプと第1のタイプとは、同一のタッチ情報に基づいて分類されてもよいし、異なるタッチ情報に基づいて分類されてもよい。
【0128】
例えば、第2のタイプ及び第1のタイプは何れもタッチポイントの数に基づいて分類されてもよい。第1のタイプは第1の所定数であり、第2のタイプは第2の所定数であり、第1の所定数と第2の所定数とは異なる。
【0129】
別の例では、第2のタイプは、タッチポイントの数に基づいて分類されてもよく、第1のタイプは、タッチ接触面積に基づいて分類されてもよい。
【0130】
タッチ操作のタッチ情報と第2のタイプとを比較し、比較結果として一致する場合、注釈アプリケーションのインターフェースに注釈を付け、ユーザにより入力されたスライド軌跡に基づいて注釈の筆跡を表示することで、タッチ操作のウィンドウでの基本的な応答を実現することができる。本発明の実施例では、第2のタイプは、シングルタッチであってもよい。
【0131】
本発明の技術では、インテリジェントインタラクティブタブレットでスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【0132】
図3は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の流れの概略図である。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0133】
S201において、無線画面キャスト命令を受信し、スライド文書の通常モードインターフェースを表示する。
【0134】
スライド文書は、パワーポイント(powerpoint)文書であり、対応する文書フォーマットは.pptである。スライド文書の表示インターフェースは、通常モード、アウトラインモード、スライドモード、閲覧モード、及び再生モードなどの様々なモードを含んでもよい。
【0135】
ここで、通常モードは、3つの部分、即ちアウトライン欄(主にプレゼンテーション文書のテキストアウトラインを表示、編集するために使用され、プレゼンテーション文書における各スライドのページ番号、テーマ、及び対応する要点をリストする)、スライド欄(主にプレゼンテーション文書におけるスライドの詳細内容を表示、編集するために使用される)、及び備考欄(主に対応するスライドに提示情報を追加するために使用され、ユーザへのメモ及び提示として機能し、プレゼンテーション文書を実際に再生する際にユーザが備考欄における情報を見えない)により構成される。
【0136】
アウトラインモードは、主に、プレゼンテーション文書のアウトラインを閲覧、編集するために使用される。通常モードと比較すると、そのアウトライン欄及び備考欄は展開され、スライド欄は圧縮されている。
【0137】
スライドモードは、主に、プレゼンテーション文書における各スライドの内容の詳細を編集するために使用される。この場合、アウトライン欄にはスライド番号のみが表示され、備考欄は非表示にされており、スライド欄は拡大されている。
【0138】
閲覧モードは、プレゼンテーション文書における全てのスライドを最小化する形式で表示する。このモードでは、スライドの順序の調整、スライドアニメーションの設計、スライドショーの設定、及びスライドの切り替えの設定などを行うことができる。
【0139】
再生モードは、設計されたプレゼンテーション文書の再生効果を閲覧し、プレゼンテーション文書を再生するために使用される。
【0140】
本発明の実施例では、移動可能な装置(例えばラップトップコンピュータ)にスライド文書の通常モードが表示される場合、移動可能な装置とインテリジェントインタラクティブタブレットとの間で無線画面キャスト機能が確立されているとき、インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに該移動可能な装置の現在の表示インターフェースの表示内容(即ち、スライド文書の通常モード)が表示され、それに対応する画面キャストのアーキテクチャが図4に示されている。
【0141】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットの文書プレゼンテーションウィジェットを含むスタートアップインターフェースが現在表示されている場合、受信された無線画面キャスト命令は、該文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、該文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示することを含んでもよい。サブ機能ウィジェットは、無線画面キャストの機能ウィジェットを含み、そのうちの無線画面キャストの機能ウィジェットを選択し、表示インターフェースにインテリジェントインタラクティブタブレットに接続された移動可能な端末の識別子ウィジェットを表示してもよい。識別子ウィジェットがトリガされた場合、移動可能な装置とインテリジェントインタラクティブタブレットとの間に無線画面キャストの接続を確立することで、移動可能な装置に表示されたスライド文書をインテリジェントインタラクティブ装置に画面をキャストして表示してもよい。
【0142】
例えば、図5-1に示すように、Fbは文書プレゼンテーションウィジェットであり、該ウィジェットをクリックする場合、図5に示すサブ機能ウィジェットFb1、Fb2、Fb3、Fb4、Fb5を表示し、ここで、Fb3は無線画面キャスト機能である。
【0143】
好ましくは、図5-2に示すように、サブ機能ウィジェットは、ローカル文書選択ウィジェットをさらに含む。ユーザがウィジェットFb1をクリックすると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、ローカルの文書選択命令を受信し、対応するスライド文書を決定し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示する。
【0144】
好ましくは、図5-2に示すように、サブ機能ウィジェットは、リムーバブルディスクの文書選択ウィジェットをさらに含んでもよい。ユーザがウィジェットFb2をクリックすると、インテリジェントインタラクティブタブレットはフレッシュメモリの文書選択命令を受信し、対応するスライド文書を決定し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示する。
【0145】
様々な文書選択方法を表示することで、スライド文書の開く方式を充実させることができ、例えばリムーバブルディスクから開き、ローカルで開き、或いは画面キャストにより開くことができる。
【0146】
現在の通常モードインターフェースでは、システム操作機能ウィジェットのリストをさらに表示してもよい。該システム操作機能ウィジェットのリストは、インターフェースの所定位置に表示される。該所定位置は、インターフェースのエッジ位置であってもよいし、インターフェースの中央位置であってもよい。該システム動作機能ウィジェットのリストは、通常モードインターフェースの左端位置(図6-1参照)、通常モードインターフェースの右端位置(図6-2参照を参照)、通常モードインターフェースの上端位置(図6-3参照)、通常モードインターフェースの下端位置(図6-4参照に示す)、通常モードインターフェースの中央位置(図6-5参照))のうちの1つ又は複数の位置に表示されてもよい。例えば、該システム操作機能ウィジェットのリストは、通常モードインターフェースの左端位置及び右端位置に表示されることで、ユーザがインテリジェントインタラクティブタブレットの左側又は右側に立っているかにも関わらず、インテリジェントインタラクティブタブレットの機能ウィジェットを簡単、且つ便利に操作することができる。ここで、左端位置に表示される機能ウィジェットと右端位置に表示される機能ウィジェットとは同一である。
【0147】
S202において、該スライド文書をトリガするための再生命令を受信する。
【0148】
スライド文書の通常モードインターフェースには再生ウィジェットが表示されている。ユーザは、移動可能な装置における再生ウィジェットをクリックして、スライド文書を再生モードに切り替える制御してもよく、インテリジェントインタラクティブタブレットに表示されている画面キャストのファイルも再生モードに同期的に切り替えられる。ユーザは、表示されているスライド文書を通常モードから再生モードに切り替えるように、インテリジェントインタラクティブタブレットにおける再生ウィジェットをクリックしてもよい。
【0149】
S203において、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する。該注釈アプリケーションのインターフェースは、透明なレイヤであり、且つ該スライド文書のインターフェースを覆う。
【0150】
スライド文書が再生モードに切り替えられると、現在の表示インターフェースにはスライド文書の再生モードインターフェースが表示されると共に、注釈アプリケーションインターフェースの起動もトリガされる。
【0151】
なお、注釈アプリケーションのインターフェースは、透明なレイヤであり、且つ該スライド文書のインターフェースを覆う。言い換えれば、現在の表示インターフェースでは、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースが同時に表示され、スライド文書の再生モードインターフェースが下側のレイヤに表示され、注釈アプリケーションのインターフェースが上側のレイヤに表示され、且つ、注釈アプリケーションのインターフェースが透明的なものであり、スライド文書の表示内容を遮蔽することはない。1つの好ましい表示態様は、図2に示すものである。
【0152】
ここで、注釈アプリケーションは、情報を補足、拡張するためのリアルタイムの手書きプログラムであり、バックグラウンドサービスとして実行される。注釈アプリケーションには、ペン、消しゴム、共有、オフ(OFF)、前のページに戻すこと(Page-Up)、次のページに進むこと(Page-Down)などの機能がある。PPTの場合、前のページに戻すこと、次のページに進むこと、及び再生を終了させることは、PPTを制御するための機能であり、他の上方は手書きに関する情報である。例えば、ペンは、手書きに対応し、消しゴムは、消去に対応し、共有は、内容をローカルに保存することなどに対応し、オフは、注釈機能をオフにすることに対応する。注釈アプリケーションをオンにすると、表示インターフェースに「既に注釈モードにある」と表示され、対応する機能ウィジェットが注釈インターフェースの所定位置に表示される。
【0153】
S204において、注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に該注釈ウィジェットを表示する。該第1の所定位置は、該第2の所定位置に隣接し、該スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、該スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、該注釈ウィジェットは、該スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる。
【0154】
可能な表示方式としては、通常モードで表示される注釈機能ウィジェットが、元の所定位置から注釈アプリケーションのインターフェースの他の所定位置に移動される。また、注釈アプリケーションのインターフェースにスライド再生ウィジェットのリストが追加されている。
【0155】
例えば、図7に示すように、F6が注釈機能ウィジェットである場合、スライド文書が再生モードページに移行すると、F6は左端位置から下端位置に移動し、また、F6の隣接位置には、F7、F8及びF9により構成されたスライド再生ウィジェットのリストがさらに表示されている。
【0156】
該スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
ここで、前のページに戻す機能のウィジェットは、スライド文書を現在のページから前のページに戻るように制御するために用いられる。例えば、現在のページが2番目のページである場合、前のページに戻す機能により、スライド文書を1番目のページに戻すようにする。
【0158】
次のページに進む機能のウィジェットは、スライド文書を現在のページから後のページに進むように制御するために用いられる。例えば、現在のページが2番目のページである場合、前のページに戻す機能により、スライド文書を3番目のページに進むようにする。
【0159】
再生を終了させる機能のウィジェットは、スライド文書の再生モードページを終了し、該スライド文書の他のモードページ(例えば通常モードページ)を表示するために用いられる。
【0160】
ユーザがそのうちの再生ウィジェットを操作する場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信し、トリガされた再生ウィジェット(例えば再生を終了させる機能のウィジェット)に基づいて該スライド文書を再生する(例えば再生モードを終了させる)。スライド文書の再生を制御する際に、スライド文書の再生モードページにおけるウィジェットを操作する前に、注釈機能を終了し、或いは注釈アプリケーションをオフにする必要がないため、便利で迅速であり、操作が簡単であり、注釈モードにおけるスライド文書に対する操作の利便性を向上させることができる。
【0161】
好ましくは、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該注釈ウィジェットを表示する。
【0162】
好ましくは、ユーザが注釈ウィジェットをクリックする場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信し、該注釈ウィジェットを非表示にし、該第2の所定位置に該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示する。
【0163】
例えば、図8に示すように、ユーザがF6ウィジェット(注釈ウィジェット)をクリックする場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、F6ウィジェットを非表示にし、同一の位置にF61、F62、F63などのサブ機能ウィジェットを表示する。ユーザが注釈機能を使用する必要がある場合、サブ機能ウィジェットを展開して表示し、注釈機能を使用する必要がない場合、注釈ウィジェットを再度折りたたんで表示してもよい。この表示モードによれば、ウィジェットの表示ウィジェットを節約し、ウィジェットがスライド文書の表示内容を遮蔽することを回避することができる。
【0164】
該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
ユーザが注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットをトリガする場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信し、フローティングボックス(floating box)を表示する。該フローティングボックスは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、該フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む。
【0166】
例えば、図9に示すように、F61が色機能ウィジェットである場合、ユーザがF61をクリックすると、色フローティングボックスがポップアップし、該色フローティングボックスに表示される各色は、色ウィジェットにおけるオプションウィジェットである。該フローティングボックスは、注釈アプリケーションのインターフェースに表示されている。
【0167】
該フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信し、トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示する。該ターゲットオブジェクトは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示されている。
【0168】
例えば、図10に示すように、ユーザが2番目の色オプションウィジェットを選択した場合、選択が完了した後、フローティングボックスが非表示にされ、選択された色オブジェクトが色機能ウィジェットF61に表示される。これによって、ユーザは、現在使用されている色を直感的、且つ明確に把握することができる。ユーザが現在使用している色を確認するために注釈アプリケーションのインターフェースで手書きを行う必要がないため、直感的であり、便利である。
【0169】
ここで、注釈ウィジェットにおける各サブ機能ウィジェットは、その具体的な機能が以下の通りである。
【0170】
注釈終了機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、展開されたサブ機能ウィジェットを非表示にし、同一の位置に注釈機能ウィジェットを表示する。この際に、ユーザは注釈機能を使用することができない。
【0171】
共有機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、共有可能なアドレスを表示し、ユーザは必要に応じてアドレスの共有を選択することができる。
【0172】
保存機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、注釈筆跡が付いている注釈ページ及び対応するスライド文書をローカルのデフォルトアドレスに同期的に保存する。
【0173】
消去機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、ユーザにより手書きされた筆跡を容易に消去するように、消去アイコンを表示する。
【0174】
色選択機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、ユーザが必要に応じて使用したい色を選択するように、様々な色を表示する。
【0175】
筆跡太さ選択機能ウィジェットがトリガされると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、ユーザが実際の必要に応じて1つの筆跡を選択するように、様々な太さを有する筆跡を表示する。
【0176】
好ましくは、該注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示する。該システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む。
【0177】
注釈アプリケーションのインターフェースは、スライド文書を操作するための機能ウィジェットを表示することに加えて、図10におけるF1~F5などのようなオペレーティングシステムの機能ウィジェットのリストをさらに表示してもよい。該リストは、デフォルトのインターフェースに切り替えるための機能ウィジェットを含む。F1が「メインインターフェースに戻る」である場合、F1をクリックすると、システムのメインインターフェースに直接ジャンプできるため、メインインターフェースを操作して他の機能を実行することができる。
【0178】
なお、該システム機能ウィジェットのリストは、システム設定ウィジェット、戻りウィジェット、マルチページ表示ウィジェットなどをさらに含んでもよい。スライド文書を操作すると同時に、他のページを操作する必要がある場合、ユーザは、現在の再生モードを終了せずに、表示されたシステム機能ウィジェットにより切り替えを行うことができ、オペレーティングシステム機能ウィジェットによりスライド文書の再生モードインターフェースに迅速に戻ることができるため、操作が便利であり、且つ迅速である。
【0179】
なお、該システム機能ウィジェットのリストは、同様に、注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置であり、且つスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットの表示位置とは異なる位置に表示されてもよい。
【0180】
また、インテリジェントインタラクティブタブレットの左側又は右側に立っているかにも関わらず、ユーザが該インテリジェントインタラクティブタブレットを迅速に制御できるように、該インテリジェントインタラクティブタブレットの表示インターフェースにシステム機能ウィジェットのリスト、スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを左右で対称的に表示してもよい。
【0181】
好ましくは、該再生ウィジェット及び/又は該注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される。
【0182】
例えば、図11は、具体的な一例の注釈アプリケーションの表示インターフェースを示し、複数の機能ウィジェットが表示され、各機能ウィジェットは、文字及びアイコンにより構成されて表示される。
【0183】
なお、アイコンのみを表示してもよいし、文字のみを表示してもよいが、これらに特に限定されない。
【0184】
好ましくは、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していないステップ、及び該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするステップをさらに含む。
【0185】
該所定期間は、3分間、5分間などのユーザにより設定された任意の期間であってもよい。インテリジェントインタラクティブタブレットが所定期間内にタッチ信号を受信していない場合、ユーザがインテリジェントインタラクティブタブレットに対する操作を停止した判断してもよい。この場合、表示されている機能ウィジェットを非表示にする。これによって、機能ウィジェットがスライド文書に表示されている内容を遮蔽することを回避することができる。
【0186】
好ましくは、インテリジェントインタラクティブタブレットが長い期間でタッチ信号を受信していない場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、スタンバイモードに切り替えられる。
【0187】
S205において、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0188】
該タッチ操作は、注釈アプリケーションのインターフェースでユーザにより入力された操作である。指で直接タッチしてもよいし、タッチペンでタッチしてもよい。本発明の実施例では、指によるタッチ操作を一例にして説明する。
【0189】
該タッチ操作は、タッチポイントの数、タッチポイントの指紋、タッチポイントのタッチ圧力値、タッチポイントの接触面積、タッチ軌跡などのタッチ情報を含んでもよい。インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を受け付ける場合、該タッチ操作のタッチ情報を取得する。
【0190】
なお、注釈アプリケーションのインターフェースに操作受け付けのためのビューが事前に作成されており、ユーザが該操作受け付けのためのビューにタッチ操作を入力すると、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を認識してもよい。
【0191】
ここで、注釈アプリケーションのインターフェースでビュー(View)を作成する方法は、以下の2つの方法を含んでもよい。1つ目の方法は、ActivityのonCreate方法を呼び出し、setContentViewを実行して、Viewオブジェクトを作成する。2つ目の方法は、WindowManagerを取得し、そのaddView方法を呼び出し、管理のために該ビューをWindowManagerServiceに渡す。
【0192】
S206において、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0193】
第1のタイプは、任意の操作のタイプであってもよく、タッチ操作により搬送されるタッチ情報に応じて具体的に分類されてもよい。
【0194】
例えば、タッチ情報がタッチポイントの数を含む場合、第1のタイプは、1に等しいもの、1より大きいもの、1以上であり、且つ3以下のものなどであってもよい。
【0195】
別の例では、タッチ情報がタッチ接触面積を含む場合、第1のタイプは、所定面積閾値以上のもの、所定面積閾値より小さいもの、所定の面積閾値範囲内のもの、又は所定の面積閾値範囲外のものなどであってもよい。
【0196】
別の例では、タッチ情報がタッチ指紋を含む場合、第1のタイプは、親指の指紋、人差し指の指紋などの任意の設定された指紋であってもよい。
【0197】
別の例では、タッチ情報がタッチ圧力値を含む場合、第1のタイプは、任意の設定された可能な圧力値範囲であってもよい。
【0198】
本発明の実施例では、該第1のタイプは、マルチタッチであってもよい。タッチ操作のタッチ情報と第1のタイプとを比較し、比較結果として一致する場合、スライド文書に対してページめくりを行い、上側のインターフェースに入力された操作により下側のインターフェースに対する制御を実現することができるため、タッチ透過機能を実現する。
【0199】
該ページめくりは、前のページに戻すこと、及び次のページに進むことを含む。めくられるページ数は、所定のルールに従って決定されてもよい。例えば、操作ごとに1つのページをめくってもよいし、操作ごとに複数のページ(例えば2つのページ)をめくってもよい。
【0200】
例えば、図12に示すように、スライド文書は、現在1番目のページが表示されており、ユーザがその上に覆われている注釈アプリケーションのインターフェースにマルチタッチによりタッチする場合、スライド文書を2番目のページにめくる。
【0201】
好ましくは、スライド文書に対するページめくりは、注釈アプリケーションのインターフェースに表示されるページめくりウィジェットを操作することで行われてもよい。同様に、めくられるページ数は、所定のルールに従って決定されてもよい。
【0202】
該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに該タッチ操作を送信し、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0203】
ここで、操作の送信とは、タッチ操作(MotionEvent)が生成された場合、システムが該タッチ操作を具体的なビュー(View)に送信するプロセスを意味する。本発明の実施例では、該指のタッチ操作をスライド文書のインターフェースに送信する。
【0204】
アンドロイド(登録商標)システムでは、操作送信とは、ユーザがディスプレイにタッチしてタッチ操作(MotionEvent)を生成し、該操作がActivityにより受信され、Activityが該操作を受信した後に、Activity->Window->DecorView(DecorViewは、現在のインターフェースの下位のレイヤのコンテナであり、ViewGroupである)->ViewGroupのdispatchTouchEvent()の実行という伝達プロセスで該操作を伝達する。ここで、dispatchTouchEvent()は操作の送信を行うために使用される。
【0205】
アンドロイド(登録商標)システムでは、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、結果を返すことで、該指タッチ操作が処理されているか否かを判断してもよい。falseが返された場合、処理されていないことを意味し、同一操作(指タッチ操作))シーケンスで該インターフェースにより該操作を再度受信せず、trueが返された場合、処理を意味する。
【0206】
1つの具体的な態様では、端末は、上側レイヤに位置する注釈アプリケーション及び下側レイヤに位置するスライド文書の再生モードインターフェースに該指タッチ操作の操作情報をそれぞれ送信し、注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、falseを返し、スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該指タッチ操作に応答してtrueを返す。これによって、指タッチ操作の重なるインターフェースでの透過応答を実現することができる。
【0207】
好ましくは、ページめくり命令が受信された場合、該スライド文書及び該注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行う。
【0208】
なお、表示された注釈アプリケーションが複数ページの注釈であり、注釈の各ページはスライドの各ページに対応する。スライド文書に10ページが含まれている場合、注釈アプリケーションの表示ページに10ページが含まれる。
【0209】
現在のページに表示されているスライド文書に注釈を付ける場合、該スライド文書を次のページにめくると、該注釈筆跡及びスライド文書を対応して保存し、ページめくりを同期的に行い、次のページのスライド文書と次のページの注釈を表示する。
【0210】
ここで、該第1のタイプは、ページめくり命令であってもよい。なお、該ページめくり命令は、ディスプレイのインターフェースでのページめくりウィジェットをクリックすることであってもよい。
【0211】
好ましくは、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行った後に、ページめくり後の文書内容を表示し、該ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示するステップ、をさらに含む。これによって、スライド文書をレビューする際に、表示された注釈に基づいて文書内の重要な情報を迅速に見つけることができる。
【0212】
S207において、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。
【0213】
本発明の実施例では、該タッチ操作がシングルタッチ操作である。該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトし、該属性識別子に対応する該注釈アプリケーションのインターフェースに該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるようにトリガする。
【0214】
属性識別子は、注釈アプリケーションのインターフェースを一意に識別するために使用され、TAG識別子、IDなどを含んでもよい。注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加することで、注釈アプリケーションのインターフェースを容易に検索することができるため、該注釈アプリケーションのインターフェースを指向インターフェースとして迅速に決定することができる。
【0215】
1つの可能な態様では、属性識別子を有する注釈アプリケーションにタッチイベントを送信した後、注釈アプリケーションは、該タッチイベントのタイプを決定する。該タッチイベントがシングルタッチ操作である場合、注釈アプリケーションは、該タッチイベントに応答し、注釈アプリケーションのインターフェースでスライド文書に注釈を付ける。また、該タッチイベントは、注釈アプリケーションにより覆われているスライド文書のインターフェースに送信されない。該タッチイベントがマルチタッチ操作である場合、注釈アプリケーションは、該タッチイベントに応答せず、スライド文書のインターフェースに該タッチイベントを送信し、該スライド文書により該タッチイベントに応答する。好ましくは、該注釈アプリケーションは、システムレベルのアプリケーションであるため、タッチイベントに対する応答及び転送などの機能を実現することができる。好ましくは、該タッチイベントがマルチタッチ操作である場合、注釈アプリケーションは、該タッチイベントを、キーボード又はリモコンなどのデバイスにより生成された方向イベント(例えば上、下、左、右などのボタンが押下されていること)にカプセル化し、スライド文書のインターフェースに該方向イベントを送信してもよい。これによって、スライド文書のページめくり操作を実現することができる。
【0216】
ユーザは、注釈アプリケーションのインターフェースで編集操作を行うことで、識別子追加要求を生成する。端末は、該要求を受信した後、注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する。該属性識別子は、注釈アプリケーションのインターフェースの任意の表示領域、例えば左上隅に追加されてもよい。追加された属性識別子は、下位の識別子ライブラリから検索により取得されてもよいし、現在生成されてもよい。
【0217】
1つの可能な態様では、各インターフェースは属性識別子を有し、各属性識別子は、1組のバイナリコードにより表され、複数のビット(例えば32ビット)を含んでもよい。下位の識別子ライブラリから注釈アプリケーションのインターフェースの属性識別子を検索により取得し、注釈アプリケーションのインターフェースで該識別子をマークする。
【0218】
注釈アプリケーションのインターフェースに指タッチ操作を送信した後、スライド文書のインターフェースに送信された指タッチ操作をインターセプトし、即ち送り返して、操作送信プロセスを終了することで、注釈アプリケーションのインターフェースで該指タッチ操作に応答するようにトリガすることができる。ここで、アンドロイド(登録商標)システムの場合、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該指タッチ操作をインターセプトしてもよい。
【0219】
第2のウィンドウで応答される指タッチ操作は、手書き、ローミング、他のページの起動などの複数の操作を含んでもよい。
【0220】
なお、説明の便宜上、本明細書では、全ての実施形態を列挙しておらず、特徴が矛盾しない限り、それらを自由に組み合わることで本発明の好ましい実施形態を構成してもよい。
【0221】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットでスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。また、注釈アプリケーションのインターフェースで関連するウィジェットを表示することで、スライド文書を容易に操作することができ、他の表示インターフェースに迅速に切り替えることができる。この設計は、ユーザの習慣に適合し、ユーザエクスペリエンスを向上させることができ、スライド文書に対する操作の効率を向上させることができる。
【0222】
図13は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。図13に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0223】
S301において、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示する。該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0224】
表示された所定フォーマット文書のインターフェースと手書きアプリケーションのインターフェースとは、異なるインターフェースである。また、所定フォーマット文書のインターフェースと手書きアプリケーションのインターフェースとは、重なり領域を有し、2つのインターフェースは部分的に重なってもよいし、完全に重なってもよい。言い換えれば、2つのインターフェースの間には階層関係があり、手書きアプリケーションのインターフェースが所定フォーマット文書のインターフェースを覆う場合、手書きアプリケーションのインターフェースは上側のインターフェースであり、所定フォーマット文書のインターフェースは下側のインターフェースであり、手書きアプリケーションのインターフェースは透明的なものであり、所定フォーマット文書の表示内容を遮蔽していない。
【0225】
2つのインターフェースは、異なるアプリケーションにそれぞれ対応してもよい。2つのインターフェースは、2つのアプリケーションを起動することで起動されてもよいし、所定フォーマット文書のインターフェースを起動した後に、手書きアプリケーションのインターフェースを作成してもよい。
【0226】
2つのインターフェースが共に起動された後、同一の表示インターフェースにこの2つのインターフェースが表示される。具体的には、2つのインターフェースは、所定の表示規則に従って表示されてもよく、例えば、手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆うように透明な表示方式で表示されてもよい。
【0227】
ここで、所定の表示規則は、インターフェース表示サイズ、インターフェース表示位置、インターフェース表示スタイル(静的、動的)などであってもよい。
【0228】
S302において、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0229】
該タッチ操作は、手書きアプリケーションのインターフェースでユーザにより入力される操作である。該タッチ操作は、指のタッチ操作又はペンのタッチ操作などであってもよい。該タッチ操作は、タッチポイントの数、タッチポイントの指紋、タッチポイントのタッチ圧力値、タッチポイントの接触面積、タッチ軌跡などのタッチ情報を含んでもよい。インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を受け付けた場合、該タッチ操作のタッチ情報を取得する。
【0230】
なお、該手書きアプリケーションのインターフェースには、操作受け付けビューが事前に作成されており、入力されたタッチ操作は、該操作受け付けビューでの入力である。
【0231】
タッチ操作が指タッチ操作である場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該手書きアプリケーションのインターフェースでの指タッチ操作を受け付け、該指タッチ操作のタッチポイントの数を取得する。
【0232】
作成された操作受け付けビューは、タッチ操作を受け付けるために使用されるため、ユーザが指で該ビューにタッチした場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、生成されたタッチ操作を感知して応答してもよい。
【0233】
指タッチ操作は、タッチポイントの数により区別されてもよく、シングルタッチ操作であってもよいし、マルチタッチ操作であってもよい。
【0234】
1つの可能な態様では、シングルタッチとマルチタッチとは、主に下位レイヤ操作のpointerCountに基づいて区別されてもよい。例えば、現在のpointerCountが2以上である場合、マルチタッチであると決定し、現在のpointerCountが1である場合、シングルタッチであると決定する。
【0235】
ここで、アンドロイド(登録商標)システムでは、MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを使用して、タッチポイントの数を取得してもよい。1を返す場合、1本の指が画面を押したことを意味し、2を返す場合は、2本の指が同時に画面を押したことを意味する。
【0236】
好ましくは、指タッチ操作は、タッチポイントの状態、タッチポイントの座標、タッチ圧力値、及びタッチ指紋などの情報をさらに含んでもよい。
【0237】
好ましくは、指タッチ操作は、指のスライドの角度及び速度をさらに含んでもよい。
【0238】
ここで、現在の操作のタッチポイントの状態は、event.getAction()により取得されてもよい。一点押下、離れ、及び移動の操作は、それぞれ、MotionEvent.ACTION_DOWN、ACTION_UP、ACTION_MOVEである。
【0239】
タッチポイントの座標は、event.getX()及びevent.getY()により取得されてもよい。複数のタッチポイントがある場合、event.getX(0)、event.getY(0)を使用して1番目のポイントの座標値を取得し、event.getX(1)、event.getY(1)を使用して2番目のポイントの座標値を取得してもよい。より多くのポイントの場合も同様である。
【0240】
該タッチ操作がペンタッチ操作である場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該手書きアプリケーションのインターフェースでのペンタッチ操作を受け付け、該ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得する。
【0241】
ペンタッチ操作は、タッチ接触面積により区別されてもよく、太いペンのタッチ操作であってもよいし、細いペンのタッチ操作であってもよい。
【0242】
1つの可能な態様では、タッチ接触面積の大きさと所定面積閾値とを比較することで区別してもよい。現在のタッチ接触面積が所定面積閾値以下である場合、細いペンのタッチであると決定し、現在のタッチ接触面積が所定面積閾値より大きい場合、太いペンタッチであると決定する。
【0243】
好ましくは、ペンタッチ操作は、タッチポイントの状態、タッチポイントの座標、及びタッチ圧力値などの情報をさらに含んでもよい。
【0244】
ここで、現在の操作のタッチポイントの状態は、event.getAction()により取得されてもよい。押下、離れ、及び移動の操作は、それぞれ、MotionEvent.ACTION_DOWN、ACTION_UP、ACTION_MOVEである。
【0245】
タッチポイントの座標は、event.getX()及びevent.getY()により取得されてもよい。複数のタッチポイントがある場合、event.getX(0)、event.getY(0)を使用して1番目のポイントの座標値を取得し、event.getX(1)、event.getY(1)を使用して2番目のポイントの座標値を取得してもよい。より多くのポイントの場合も同様である。
【0246】
S303において、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0247】
第1のタイプは、任意の操作のタイプであってもよく、タッチ操作のタッチ情報に応じて具体的に分類されてもよい。
【0248】
例えば、タッチ情報がタッチポイントの数を含む場合、第1のタイプは、1に等しいもの、1より大きいもの、1以上であり、且つ3以下のものなどであってもよい。
【0249】
別の例では、タッチ情報がタッチ接触面積を含む場合、第1のタイプは、所定面積閾値以上のもの、所定面積閾値より小さいもの、所定の面積閾値範囲内のもの、又は所定の面積閾値範囲外のものなどであってもよい。
【0250】
タッチ操作のタッチ情報と第1のタイプとを比較し、比較結果として一致する場合、所定フォーマット文書のインターフェースで該入力されたタッチ操作に応答する。所定フォーマット文書のインターフェースが下側レイヤのインターフェースである場合、下側レイヤのインターフェースで応答することで、タッチ透過機能を実現する。
【0251】
1つの可能な態様では、該タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、所定フォーマット文書のインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該所定フォーマット文書のインターフェースで該指タッチ操作に応答する。
【0252】
第1の数範囲は、任意の所定範囲であり、その値は0~所定数閾値の範囲、又は所定数閾値~10の範囲にある。本発明の実施例では、第1の数範囲が0~1であることを一例にして説明する。
【0253】
現在のタッチポイント数が1であると検出された場合、シングルタッチであると決定し、2つの重なるインターフェースのうちの下側レイヤに位置する所定フォーマット文書のインターフェースに該指タッチ操作を送信する。
【0254】
好ましくは、該タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、端末は、手書きアプリケーションのインターフェースにも該指タッチ操作を同時に送信し、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースで該指タッチ操作に同時に応答してもよい。
【0255】
もう1つの可能な態様では、現在のタッチ接触面積が第1の面積範囲を満たすと検出された場合、細いペンのタッチであると決定し、2つの重なるインターフェースのうちの下側レイヤに位置する所定フォーマット文書のインターフェースに該ペンタッチ操作を送信する。
【0256】
第1の面積範囲は、所定の任意の面積閾値であり、所定面積閾値以下であってもよいし、所定面積閾値よりも大きくてもよい。
【0257】
好ましくは、タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、端末は、手書きアプリケーションのインターフェースにも該ペンタッチ操作を同時に送信し、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースで該ペンタッチ操作に同時に応答してもよい。
【0258】
ここで、操作の送信とは、タッチ操作(MotionEvent)が生成された場合、システムが該タッチ操作を具体的なビュー(View)に送信するプロセスを意味する。本発明の実施例では、該指タッチ操作又はペンタッチ操作を所定フォーマット文書のインターフェースに送信する。
【0259】
アンドロイド(登録商標)システムでは、操作送信とは、ユーザがディスプレイにタッチしてタッチ操作(MotionEvent)を生成し、該操作がActivityにより受信され、Activityが該操作を受信した後に、Activity->Window->DecorView(DecorViewは、現在のインターフェースの下位のレイヤのコンテナであり、ViewGroupである)->ViewGroupのdispatchTouchEvent()の実行という伝達プロセスで該操作を伝達する。ここで、dispatchTouchEvent()は操作の送信を行うために使用される。
【0260】
所定フォーマット文書のインターフェースでタッチ操作に応答することとは、所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作の操作情報を処理又は消費することを意味する。
【0261】
アンドロイド(登録商標)システムでは、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、結果を返すことで、該指タッチ操作が処理されているか否かを判断してもよい。falseが返された場合、処理されていないことを意味し、同一操作(タッチ操作))シーケンスで該インターフェース(該インターフェースにおけるビュー)により該操作を再度受信せず、trueが返された場合、処理を意味する。
【0262】
1つの具体的な態様では、端末は、上側レイヤに位置する手書きアプリケーションのインターフェース及び下側レイヤに位置する所定フォーマット文書のインターフェースに該タッチ操作の操作情報をそれぞれ送信し、手書きアプリケーションのインターフェースについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、falseを返し、所定フォーマット文書のインターフェースについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返す。これによって、タッチ操作の重なるインターフェースでの透過応答を実現することができる。
【0263】
S304において、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0264】
同様に、第2のタイプは、第1のタイプとは異なり、タッチ情報に応じて分類される。なお、第2のタイプと第1のタイプとは、同一のタッチ情報に応じて分類されてもよいし、異なるタッチ情報に応じて分類されてもよい。
【0265】
例えば、第2のタイプ及び第1のタイプは何れも、タッチポイントの数に基づいて分類されてもよい。第1のタイプは第1の所定数であり、第2のタイプは第2の所定数であり、且つ第1の所定数と第2の所定数とは異なる。
【0266】
別の例として、第2のタイプは、タッチポイントの数に基づいて分類されてもよく、第1のタイプは、タッチ接触面積に基づいて分類されてもよい。
【0267】
タッチ操作のタッチ情報と第2のタイプとを比較し、比較結果として一致する場合、手書きアプリケーションのインターフェースで該入力されたタッチ操作に応答する。手書きアプリケーションのインターフェースが上側レイヤのインターフェースである場合、上側レイヤのインターフェースで応答することで、タッチ操作のインターフェースでの基本的な応答を実現する。
【0268】
具体的な態様では、該注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、該識別子追加要求に基づいて該注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する。該タッチ操作が第2のタイプである場合、該所定フォーマット文書のインターフェースに送信されたタッチ操作をインターセプトし、該属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに該タッチ操作が返された場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するようにトリガする。
【0269】
ここで、属性識別子は、注釈アプリケーションのインターフェースを一意に識別するために使用され、TAG識別子、IDなどを含んでもよい。手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加することで、手書きアプリケーションのインターフェースを容易に検索することができるため、該手書きアプリケーションのインターフェースを指向インターフェースとして迅速に決定することができる。
【0270】
ユーザは、手書きアプリケーションのインターフェースで編集操作を行うことで、識別子追加要求を生成する。端末であるインテリジェントインタラクティブタブレットは、該要求を受信した後、手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する。該属性識別子は、手書きアプリケーションのインターフェースの任意の表示領域、例えば左上隅に追加されてもよい。追加された属性識別子は、下位の識別子ライブラリから検索により取得されてもよいし、現在生成されてもよい。
【0271】
1つの可能な態様では、各インターフェースは属性識別子を有し、各属性識別子は、1組のバイナリコードにより表され、複数のビット(例えば32ビット)を含んでもよい。下位の識別子ライブラリから手書きアプリケーションのインターフェースの属性識別子を検索により取得し、手書きアプリケーションのインターフェースで該識別子をマークする。
【0272】
例えば、表1には、下位の識別子ライブラリに記憶された各インターフェースの属性識別子が示されている。表1を検索することで取得された手書きアプリケーションのインターフェースの属性識別子は、001011…1である。
表1
【0273】
【表1】
該タッチポイントの数が第2の数範囲を満たす場合、手書きアプリケーションのインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該第2の数範囲は、該第1の数範囲と異なる。
【0274】
第2の数範囲は、第1の数範囲と異なる任意の所定範囲であり、同様に、その値は0~所定数閾値の範囲、又は所定数閾値~10の範囲にある。第1の数範囲は、第2の数範囲よりも大きくてもよいし、第2の数範囲よりも小さくてもよい。本発明の実施例では、第2の数範囲が1よりも大きいことを一例にして説明する。
【0275】
現在のタッチポイント数が1よりも大きいと検出された場合、マルチタッチであると決定し、2つの重なるインターフェースのうちの上側レイヤに位置する手書きアプリケーションのインターフェースに該指タッチ操作を送信する。
【0276】
ここで、手書きアプリケーションのインターフェースの属性識別子に基づいて、指タッチ操作の指向性送信を行ってもよい。
【0277】
手書きアプリケーションのインターフェースに指タッチ操作を送信した後、所定フォーマット文書のインターフェースに送信された指タッチ操作をインターセプトし、即ち送り返して、操作送信プロセスを終了することで、手書きアプリケーションのインターフェースで該指タッチ操作に応答するようにトリガすることができる。ここで、アンドロイド(登録商標)システムの場合、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該指タッチ操作をインターセプトしてもよい。
【0278】
手書きアプリケーションのインターフェースで応答される指タッチ操作は、ページめくり、手書き、ローミング、他のページの起動などの複数の操作を含んでもよい。
【0279】
該タッチ接触面積が第2の面積範囲を満たす場合、該ペンタッチ操作を手書きアプリケーションのインターフェースに送信する。
【0280】
第2の面積範囲は、第1の面積範囲とは異なる任意の範囲であり、所定面積閾値以下であってもよいし、所定面積閾値より大きくてもよい。本発明の実施例では、第1の面積範囲が所定面積閾値以下である場合、第2の面積範囲は、所定面積閾値よりも大きい。
【0281】
現在のタッチ接触面積が第2の面積範囲を満たすと検出された場合、太いペンのタッチであると決定し、2つの重なるインターフェースのうちの上側レイヤに位置する手書きアプリケーションのインターフェースに該ペンタッチ操作を送信する。
【0282】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットで所定フォーマット文書の再生モードインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示し、該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該所定フォーマット文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、手書きアプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、所定フォーマット文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に手書きアプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【0283】
図14は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の概略フローチャートである。本実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットは、赤外線タッチフレームを使用してディスプレイでのタッチデータを受信し、該方法は、以下のステップを含む。
【0284】
S401において、インテリジェントインタラクティブタブレットを起動する。
【0285】
インテリジェントインタラクティブタブレットとは、タッチ技術によりインテリジェントインタラクティブタブレット(LDC、LED、PDP)に表示される内容を制御し、人間とコンピュータのインタラクティブ操作を実現する一体化装置を意味する。
【0286】
該インテリジェントインタラクティブタブレットは、通常、大画面表示装置である。該インテリジェントインタラクティブタブレットにはスイッチ物理ボタンを設定されてもよく、該スイッチ物理ボタンを押すことでインテリジェントインタラクティブタブレットのオン/オフを切り替えることができる。インタラクティブスマートタブレットを起動することは、インテリジェントインタラクティブタブレットの電源がオンになり、インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイをオンにすることである。
【0287】
図15の左の図に示すように、インテリジェントインタラクティブタブレットがシャットダウン状態にある場合、ディスプレイは黒い画面を表示する。
【0288】
好ましくは、インテリジェントインタラクティブタブレットの起動は、音声、指紋などにより制御されてもよい。
【0289】
S402において、インテリジェントインタラクティブタブレットは、メインインターフェースを表示する。
【0290】
具体的には、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイをオンにした後、スタートアップインターフェースを表示する。該スタートアップインターフェースは、インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムのメインインターフェースであってもよく、該オペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムであってもよい。
【0291】
また、該ディスプレイのインターフェースには、PPTアプリケーションプログラムを起動するためのアプリケーションアイコンがさらに表示されてもよい。該アプリケーションアイコンは、作成されたPPT文書のアイコンであってもよく、1つ又は複数のアイコンがあってもよく、各PPT文書は1つの文書名に対応する。また、インストールされているPPTアプリケーションプログラムのアイコンであってもよく、該アプリケーションアイコンにより、空のPPTを開き、編集して保存することでPPT文書を取得することができる。
【0292】
例えば、インテリジェントインタラクティブタブレットが起動されると、ディスプレイに表示されるオペレーティングシステムインターフェース(デフォルトのスタートアップインターフェース)は、図15の右図に示すものである。
【0293】
S403において、PPTアプリケーションプログラムを起動するための操作を受け付ける。
【0294】
具体的には、ユーザがインテリジェントインタラクティブタブレットでPPTアプリケーションプログラムのアイコンをクリックしてアプリケーションを起動してもよい。或いは、外部信号が受信されると、インテリジェントインタラクティブタブレットが該PPTアプリケーションプログラムを自動的に起動してもよい。該外部信号は、音声信号、カメラ制御ジェスチャ動作信号などであってもよい。
【0295】
好ましくは、メインディスプレイインターフェースにPPTアプリケーションプログラムのアイコンが表示されていない場合、画面キャスト、ローカルのスライドを開くこと、又はリムーバブルディスク内のスライドを開くことによりPPTアプリケーションプログラムを起動してもよい。
【0296】
S404において、PPTのインターフェースを表示する。
【0297】
表示されたPPTのインターフェースは、該PPTの1番目のページであってもよいし、前回に該PPTを閉じた時に表示されたページであってもよいし、所定の規則に従って表示されたデフォルトのページであってもよい。
【0298】
なお、PPTは、複数ページの表示内容を含んでもよく、各ページの表示内容は、1枚の画像として見なされてもよい。PPTの現在のページに表示されている内容は、第1の画像とする。
【0299】
S405において、PPTを再生するための命令を受信する。
【0300】
メインインターフェースにおけるPPTアプリケーションプログラムのアイコンによりPPTを直接起動した場合、この時点で、該PPTの通常モードインターフェースが表示されている。PPTインターフェースにおける再生をクリックして、再生開始ページ、例えば「スライドショー-現在のスライドから開始」を選択することで、PPT再生インターフェースに入るように制御してもよい。
【0301】
画面キャストにより開く場合、移動可能な装置に表示されたスライドが再生モードで表示されるとき、インテリジェントインタラクティブタブレットにも同様にスライドの再生モードが表示される。
【0302】
ローカルのスライドを開くこと、又はリムーバブルディスク内のスライドを開くことにより起動する場合、PPTの再生インターフェースに移行するように制御する方法は、メインインターフェースにおけるPPTアプリケーションプログラムのアイコンによりPPTを直接開始する方法と同様である。
【0303】
S406において、PPT内容を再生する。
【0304】
ユーザが再生命令を入力すると、PPTは通常モードから再生モードに切り替わる。
【0305】
PPT内容の再生は、同様に、ユーザの選択により制御されてもよい。ユーザが自動再生モードを選択し、且つ「最初から再生」である場合、再生時間間隔は10秒であり、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該規則に従ってPPT内容を再生するように制御する。ユーザが手動再生モードを選択し、且つ「最初から再生」である場合、現在表示されているPPTの最初のページをそのまま維持し、ユーザが再生内容の切り替えをトリガするとき、切り替えられた内容を表示する。
【0306】
S407において、注釈アプリケーションプログラムの注釈機能を起動する。
【0307】
具体的には、PPT内容を再生する際に、アンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムは、注釈アプリケーションプログラムを自動的に起動してもよく、該注釈アプリケーションは、スライドの表示インターフェースを覆う透明なレイヤである。アンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムは、アクセシビリティサービス(Accessibility Service)の機能を提供し、PPTの再生と同時に注釈アプリケーションプログラムを起動してもよい。1つの態様では、PPTのアプリケーションプログラムが起動されたと検出された場合、それに応じて該アクセシビリティサービスの機能を起動する。該アクセシビリティサービスは、PPTアプリケーションプログラムの状態を継続的に監視する。PPTアプリケーションプログラムが再生状態にあると検出された場合、アクセシビリティサービスは、承認アプリケーションプログラムを同時に起動する。
【0308】
S408において、タッチ操作を受け付ける。
【0309】
タッチ操作は、ディスプレイでユーザにより入力された任意のタイプのタッチ動作であり、指により直接タッチされてもよいし、ペンによりタッチされてもよい。入力されたタッチ動作は、押圧動作、スライド動作、クリック動作などであってもよい。
【0310】
本発明の実施例では、該タッチ操作は、指により行われるスライド操作を意味する。該スライド操作は、1本指のスライド操作又は複数本の指のスライド操作を含んでもよい。該スライド操作は、注釈アプリケーションのインターフェースで入力され、且つ該注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である。
【0311】
例えば、図16aに示すように、ユーザにより入力されたスライド操作が注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して左へ水平にスライドすることである場合、PPTに対してページめくりを行い、次のページにめくってもよい。ユーザにより入力されたスライド操作が注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して右へ水平にスライドすることである場合、PPTを前のページにめくってもよい。
【0312】
別の例として、図16bに示すように、ユーザにより入力されたスライド操作が注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して下へ垂直にスライドすることである場合、PPTに対してページめくりを行い、次のページにめくってもよい。ユーザにより入力されたスライド操作が注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して上へ垂直にスライドすることである場合、PPTを前のページにめくってもよい。
【0313】
具体的には、ユーザが表示された注釈アプリケーションのインターフェースにタッチする場合、インテリジェントインタラクティブタブレットのタッチ感知装置は、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0314】
S409において、インテリジェントインタラクティブタブレットの赤外線タッチフレームは、該タッチ操作をタッチ信号に変換し、インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムに送信する。
【0315】
S410において、オペレーティングシステムは、該タッチ信号をカプセル化し、タッチイベントを形成する。
【0316】
具体的には、注釈アプリケーションのインターフェースには、操作受け付けビューが事前に作成されており、ユーザが操作受け付けビューでタッチ操作を入力する場合、インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作を認識してもよい。
【0317】
特に、該オペレーティングシステムはマザーボードで動作し、タッチフレームのタッチ信号をリアルタイムで監視する。
【0318】
ここで、カプセル化とは、サービスデータをカプセル化プロトコルのペイロードにマッピングし、対応するプロトコルのヘッダーを埋めて、カプセル化プロトコルのデータパケットを形成し、レート適応を完了することである。本発明の実施例では、サービスデータはタッチ信号であり、カプセル化されたデータパケットはタッチイベントである。
【0319】
同様に、アプリケーションプログラム(注釈アプリケーションプログラム及び/又はPPTアプリケーションプログラム)がタッチイベントを受信した場合、タッチイベントのカプセル化を解除し、応答するか否かを決定する。カプセル化の解除はカプセル化の逆のプロセスであり、プロトコルパケットを分解し、ヘッダー内の情報を処理し、ペイロード内のサービス情報を取得する。
【0320】
S411において、オペレーティングシステムは、該タッチイベントを注釈アプリケーションプログラムに送信する。
【0321】
アンドロイド(登録商標)システムでは、操作送信とは、ユーザがディスプレイにタッチしてタッチ操作(MotionEvent)を生成し、該操作がActivityにより受信され、Activityが該操作を受信した後に、Activity->Window->DecorView(DecorViewは、現在のインターフェースの下位のレイヤのコンテナであり、ViewGroupである)->ViewGroupのdispatchTouchEvent()の実行という伝達プロセスで該操作を伝達する。ここで、dispatchTouchEvent()は操作の送信を行うために使用される。
【0322】
具体的には、オペレーティングシステムの設定に従って、アンドロイド(登録商標)システムは、属性識別子を有する該領域の最上部のレイヤのウィンドウに対応するアプリケーションにタッチイベントを送信する。本発明の実施例では、該注釈アプリケーションは、ウィンドウの最上部のレイヤに位置する。
【0323】
S412において、注釈アプリケーションは、該タッチイベントに対して判断を行い、該タッチイベントが、シングルタッチ動作により生成されたイベントであるか、それともマルチタッチ動作により生成されたイベントであるかを決定する。
【0324】
具体的には、タッチポイントの数に基づいて、該イベントがシングルタッチ動作により生成されたイベントであるか、それともマルチタッチ動作により生成されたイベントであるかを決定してもよい。
【0325】
1つの可能な態様では、シングルタッチとマルチタッチとを区別する際に、下位レイヤ操作のPointerCountにより区別を行う。PointerCountが2以上である場合、該タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する。
【0326】
ここで、アンドロイド(登録商標)システムでは、MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを使用して、タッチポイントの数を取得してもよい。1を返す場合、1本の指がスクリーンを押したことを意味し、2を返す場合、2本の指が同時にスクリーンを押したことを意味する。
【0327】
S413において、該タッチイベントがシングルタッチ動作により生成されたイベントである場合、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイで該タッチ操作に対応するスライド軌跡を表示する。
【0328】
インテリジェントインタラクティブタブレットは、該タッチ操作が1本指のスライド操作であると検出した場合、追加された属性識別子を変更又は非表示にし、該タッチイベントを透過させる必要がないことを意味し、該タッチイベントを注釈アプリケーションに送信すると共に、ユーザ入力のスライド軌跡を同期的に表示し、ここで、該スライド軌跡は注釈アプリケーションのインターフェースに表示される。また、PPTアプリケーションに送信されたタッチイベントをインターセプトすると同時に、再生されたPPTの表示内容をそのまま維持する。
【0329】
1つの可能な態様では、該注釈アプリケーション及び該PPTに該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該PPTについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0330】
該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返す際に、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトする。
【0331】
S414において、該タッチイベントがマルチタッチ動作により生成されたイベントである場合、複数本の指がスクリーンで同時にスライドすることにより生成されたタッチデータであるか否かをさらに決定する。
【0332】
マルチタッチ動作により生成されたイベントは、複数本の指が同時にスクリーンでスライドすることにより生成されたイベントであってもよいし、複数本の指が所定期間内に順次スライドすることにより生成されたイベントであってもよい。本発明の実施例では、複数本の指が同時にスクリーンでスライドすることにより生成されたイベントであるか否かを決定するために、生成されたタッチデータを分析する必要がある。該タッチデータは、各指のスライド軌跡、各指とスクリーンとの接触時間などを含んでもよい。各指のスライド軌跡及び/又はスクリーンとの接触時間を比較することで確認を行う。
【0333】
具体的には、複数本の指のスライド操作は、少なくとも2本の指が該注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ、該複数本の指のスライド操作は、該注釈アプリケーションのインターフェースに対するものである。該複数本のスライド操作は、上から下へのスライド又は下から上へのスライドであってもよいし、右から左へのスライド又は左から右へのスライドであってもよい。
【0334】
S415において、複数本の指がスクリーンで同時にスライドすることにより生成されたタッチデータである場合、該注釈アプリケーションは、オペレーティングシステムがPPTアプリケーションプログラムにページ切り替え命令を送信するようにトリガするために、アンドロイド(登録商標)オペレーティングシステムにメッセージを送信する。
【0335】
具体的には、該注釈アプリケーションは、複数本の指がスクリーンで同時にスライドすることにより生成されたタッチデータを、キーボード又はリモコンなどの装置により生成された方向イベント(例えば上、下、左、右などのボタンが押下されていること)にカプセル化し、オペレーティングシステムがPPTアプリケーションにページ切り替え命令を送信するようにトリガするために、オペレーティングシステムに該方向イベントを送信してもよい。
【0336】
S416において、オペレーティングシステムは、該メッセージを受信した後、PPTアプリケーションプログラムにページ切り替え命令を送信する。
【0337】
S417において、PPTアプリケーションプログラムは、該オペレーティングシステムにより送信されたページ切り替え命令を受信した後、現在表示されているページの前のページのページデータ又は次のページのページデータをメインボードに送信して表示する。
【0338】
1つの可能な態様では、該注釈アプリケーション及び該PPTアプリケーションに該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該PPTアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0339】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットでシステムのメインインターフェースを表示し、メインインターフェースにおけるPPTアプリケーションプログラムをタッチして起動する。PPTが再生モードを表示するように制御する際に、注釈アプリケーションを同期的に起動し、注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を認識することで、PPTのページめくりに対する制御とPPTの注釈制御とをそれぞれ実現する。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【0340】
以下は、本発明の方法の実施例を実行するための本発明の装置の実施例を説明する。本発明の装置の実施例に説明されていない詳細について、本発明の方法の実施例を参照してもよい。
【0341】
図17は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。該インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又は両者の組み合わせにより、インテリジェントインタラクティブタブレットの全部又は一部として実現されてもよい。該装置は、インターフェース表示モジュール101、操作受け付けモジュール102、文書ページめくりモジュール103、及び文書注釈モジュール104を含む。
【0342】
インターフェース表示モジュール101は、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する。該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0343】
操作受け付けモジュール102は、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0344】
文書ページめくりモジュール103は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0345】
文書注釈モジュール104は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。
【0346】
好ましくは、該第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、該第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である。
【0347】
好ましくは、図18に示すように、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、タイプ決定モジュール105をさらに含む。タイプ決定モジュール105は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する。
【0348】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、識別子追加モジュール106をさらに含む。識別子追加モジュール106は、該注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、該識別子追加要求に基づいて該注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する。
【0349】
好ましくは、文書ページめくりモジュール103は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに該タッチ操作を送信し、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0350】
好ましくは、文書ページめくりモジュール103は、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0351】
好ましくは、文書注釈モジュール104は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトし、該属性識別子に対応する該注釈アプリケーションのインターフェースに該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるようにトリガする。
【0352】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。文書注釈モジュール104は、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0353】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。文書注釈モジュール104は、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトする。
【0354】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、スライド文書をトリガするための再生命令を受信する再生命令受信モジュール107をさらに含む。
【0355】
好ましくは、インターフェース表示モジュール101は、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に該注釈ウィジェットを表示する。該第1の所定位置は、該第2の所定位置に隣接し、該スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、該スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、該注釈ウィジェットは、該スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる。
【0356】
好ましくは、該スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0357】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信する注釈命令受信モジュール108と、該注釈ウィジェットを非表示にし、該第2の所定位置に該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するサブ機能表示モジュール109と、をさらに含む。
【0358】
好ましくは、該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0359】
好ましくは、インターフェース表示モジュール101は、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該注釈ウィジェットを表示する。
【0360】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信する再生ウィジェットトリガモジュール110と、トリガされた再生ウィジェットに基づいて該スライド文書を再生する文書再生モジュール111と、をさらに含む。
【0361】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するサブ機能トリガモジュール112と、フローティングボックスを表示するフローティングボックス表示モジュール113と、をさらに含む。該フローティングボックスは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、該フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む。
【0362】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するオプションウィジェットトリガモジュール114と、トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するオブジェクト表示モジュール115と、をさらに含む。該ターゲットオブジェクトは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示される。
【0363】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示するシステムウィジェット表示モジュール116をさらに含む。該システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む。
【0364】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するシステム機能トリガモジュール117と、該システムのデフォルトのインターフェースを表示するシステムインターフェース表示モジュール118と、をさらに含む。
【0365】
好ましくは、システムウィジェット表示モジュール116は、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示する。
【0366】
好ましくは、該再生ウィジェット及び/又は該注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される。
【0367】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、無線画面キャスト命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示する画面キャスト命令受信モジュール119、又は、ローカルの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示する選択命令受信モジュール120、又は、リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードのインターフェースを表示する該選択命令受信モジュール120、をさらに含む。
【0368】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するスタートアップインターフェース表示モジュールであって、該スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、スタートアップインターフェース表示モジュール121と、該文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、該文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するプレゼンテーション命令受信モジュール122と、をさらに含む。
【0369】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していない信号検出モジュール123と、該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするウィジェット非表示モジュール124と、をさらに含む。
【0370】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、ページめくり後の文書内容を表示し、該ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示する同期表示モジュール125をさらに含む。
【0371】
好ましくは、図18に示すように、該装置は、ページめくり命令が受信された場合、該スライド文書及び該注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行う同期ページめくりモジュール126、をさらに含む。
【0372】
なお、上記の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法がインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を実行する際に、上記機能モジュールの分割のみを一例として説明している。実際の応用では、上記の機能の割り当ては様々な機能モジュールにより実行されてもよい。即ち、装置の内部構造が様々な機能モジュールに分割され、上記の機能の全て又は一部を実行する。また、上記の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置は、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の実施例とは同一の概念に属し、その実施方法、インテリジェントインタラクティブタブレットの方法の実施例を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0373】
上記の本発明の実施例の番号は、単に説明するためのものであり、実施例の優劣を表すものではない。
【0374】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットでスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。また、注釈アプリケーションのインターフェースで関連するウィジェットを表示することで、スライド文書を容易に操作することができ、他の表示インターフェースに迅速に切り替えることができる。この設計は、ユーザの習慣に適合し、ユーザエクスペリエンスを向上させることができ、スライド文書に対する操作の効率を向上させることができる。
【0375】
図19は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。該インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又は両者の組み合わせにより、インテリジェントインタラクティブタブレットの全部又は一部として実現されてもよい。該装置は、インターフェース表示モジュール201、操作受け付けモジュール202、第1の応答モジュール203、及び第2の応答モジュール204を含む。
【0376】
インターフェース表示モジュール201は、所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示する。該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0377】
操作受け付けモジュール202は、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0378】
第1の応答モジュール203は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0379】
第2の応答モジュール204は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0380】
好ましくは、操作受け付けモジュール202は、該手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、該指タッチ操作のタッチポイントの数を取得する。
【0381】
第1の応答モジュール203は、該タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、該所定フォーマット文書のインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該所定フォーマット文書のインターフェースで該指タッチ操作に応答する。
【0382】
第2の応答モジュール204は、該タッチポイントの数が該第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、該手書きアプリケーションのインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該手書きアプリケーションのインターフェースで該指タッチ操作に応答する。
【0383】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、操作受け付けモジュール202は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する。
【0384】
好ましくは、操作受け付けモジュール202は、該重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、該ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得する。
【0385】
第1の応答モジュール203は、該タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、該所定フォーマット文書のインターフェースに該ペンタッチ操作を送信し、該所定フォーマット文書のインターフェースで該ペンタッチ操作に応答する。
【0386】
第2の応答モジュール204は、該タッチ接触面積が該第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、該手書きアプリケーションのインターフェースに該ペンタッチ操作を送信し、該手書きアプリケーションのインターフェースで該ペンタッチ操作に応答する。
【0387】
好ましくは、第2の応答モジュール204は、該ペンタッチ操作のタッチ位置を取得し、該手書きアプリケーションのインターフェースにおける該タッチ位置でテキスト情報を入力する。
【0388】
好ましくは、第1の応答モジュール203は、該手書きアプリケーション及び該所定フォーマット文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0389】
好ましくは、図20に示すように、該装置は、該手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、該識別子追加要求に基づいて該手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加する識別子追加モジュール205、をさらに含む。
【0390】
第2の応答モジュール204は、該所定フォーマット文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトし、該属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに該タッチ操作が返された場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するようにトリガする。
【0391】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。第2の応答モジュール204は、該手書きアプリケーション及び該所定フォーマット文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0392】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。第2の応答モジュール204は、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトする。
【0393】
なお、上記の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法がインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法を実行する際に、上記機能モジュールの分割のみを一例として説明している。実際の応用では、上記の機能の割り当ては様々な機能モジュールにより実行されてもよい。即ち、装置の内部構造が様々な機能モジュールに分割され、上記の機能の全て又は一部を実行する。また、上記の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置は、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法の実施例とは同一の概念に属し、その実施方法、インテリジェントインタラクティブタブレットの方法の実施例を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0394】
上記の本発明の実施例の番号は、単に説明するためのものであり、実施例の優劣を表すものではない。
【0395】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットで所定フォーマット文書の再生モードインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示し、該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答し、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答する。インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、手書きアプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、所定フォーマット文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。
【0396】
図21は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置の構成の概略図である。該インテリジェントインタラクティブタブレットの操作装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又は両者の組み合わせにより、インテリジェントインタラクティブタブレットの全部又は一部として実現されてもよい。該装置は、タブレット起動モジュール301、モード起動モジュール302、インターフェース表示モジュール303、タッチ感知モジュール304、第1の制御モジュール305、及び第2の制御モジュール306を含む。
【0397】
タブレット起動モジュール301は、インテリジェントインタラクティブタブレットを起動する。
【0398】
モード起動モジュール302は、該インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動する。
【0399】
インターフェース表示モジュール303は、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する。該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該再生モードインターフェースは、該スライド文書の第1の画像を再生する。
【0400】
タッチ感知モジュール304は、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。該タッチ操作は、該注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、該スライド操作は、該注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である。
【0401】
第1の制御モジュール305は、該スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに該スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御する。該再生モードインターフェースで再生された該スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている。
【0402】
第2の制御モジュール306は、該スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、該複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が該注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ該注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードにより、該ディスプレイに該スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、該ディスプレイに該注釈アプリケーションのインターフェースで該複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御する。
【0403】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、タッチ感知モジュール304は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する。
【0404】
好ましくは、第2の制御モジュール306は、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返す。
【0405】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。第1の制御モジュール305は、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返す。
【0406】
好ましくは、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。第1の制御モジュール305は、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトする。
【0407】
本発明の実施例では、アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【0408】
本発明の実施例は、複数の命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。該命令は、プロセッサによりロードされ、上記の図1図16bに示す実施例に係る方法のステップを実行させる。具体的な実行プロセスは、図1図16bに示す実施例の具体的な説明を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0409】
図22は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。図22に示すように、インテリジェントインタラクティブタブレット1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001、少なくとも1つのネットワークインターフェース1004、ユーザインターフェース1003、メモリ1005、及び少なくとも1つの通信バス1002を含んでもよい。
【0410】
ここで、通信バス1002は、これらの構成要素間の接続及び通信を実現するために使用される。
【0411】
ユーザインターフェース1003は、ディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)を含んでもよく、好ましくは、ユーザインターフェース1003は、標準の有線インターフェース、無線インターフェースをさらに含んでもよい。
【0412】
ここで、ネットワークインターフェース1004は、好ましくは、標準の有線インターフェース、無線インターフェース(例えばWI-FIインターフェース)を含んでもよい。
【0413】
プロセッサ1001は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ1001は、様々なインターフェース及び回路を使用して、インテリジェントインタラクティブタブレット1000全体の各部分を接続し、メモリ1005に格納された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを実行し、メモリ1005に格納されたデータを呼び出すことによって、インテリジェントインタラクティブタブレット1000の各機能及びデータ処理を実行する。好ましくは、プロセッサ1001は、デジタル信号処理(Digital Signal Processing:DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array:PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式を使用して実現されてもよい。プロセッサ1001は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、ラフィック処理装置(Graphics Processing Unit:GPU)、モデムなどの1つ又は組み合わせと統合してもよい。ここで、CPUは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムを処理し、GPUはディスプレイに表示する必要のある内容をレンダリング及び描画するために使用され、モデムは無線通信を処理するために使用される。なお、上記のモデムは、プロセッサ1001に統合されなくてもよく、単一のチップで単独して実現されてもよい。
【0414】
メモリ1005は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)を含んでもよいし、又は読み取り専用メモリ(Read-Only Memory)を含んでもよい。好ましくは、メモリ1005は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ1005は、命令、プログラム、コード、コードセット、又は命令セットを格納するために使用されてもよい。メモリ1005は、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、ここで、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能(例えばタッチ機能、音声再生機能、画像再生機能)のための命令、上記の各方法の実施例を実現するための命令を記憶してもよい。記憶データ領域は、上記の方法の実施例などに含まれるデータを記憶してもよい。好ましくは、メモリ1005は、上記のプロセッサ1001から遠く離れて配置された少なくとも1つの記憶装置であってもよい。図22に示すように、コンピュータ記憶媒体であるメモリ1005は、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインターフェースモジュール、及びインテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングアプリケーションプログラムを含んでもよい。
【0415】
図22に示すインテリジェントインタラクティブタブレット1000では、ユーザインターフェース1003は、主に、ユーザにより入力されたデータを取得するように、ユーザに入力インターフェースを提供するために使用される。プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されたインテリジェントインタラクティブタブレットの操作アプリケーションプログラムを呼び出し、以下の操作を実行するために使用されてもよい。
【0416】
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する。該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0417】
該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0418】
該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行う。
【0419】
該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。
【0420】
1つの態様では、該第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、該第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である。
【0421】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、プロセッサ1001は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定するステップ、をさらに実行する。
【0422】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、該識別子追加要求に基づいて該注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに実行する。
【0423】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行うステップを実行する際に、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに該タッチ操作を送信し、該スライド文書に対してページめくりを行うステップ、を実行する。
【0424】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ1001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行うステップを実行する際に、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を実行する。
【0425】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるステップを実行する際に、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトするステップと、該属性識別子に対応する該注釈アプリケーションのインターフェースに該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるようにトリガするステップと、を実行する。
【0426】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ1001は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付けるステップを実行する際に、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作を送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を実行する。
【0427】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップを実行する前に、スライド文書をトリガするための再生命令を受信するステップ、をさらに実行する。
【0428】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップを実行する際に、スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップと、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に該注釈ウィジェットを表示するステップと、を実行する。該第1の所定位置は、該第2の所定位置に隣接し、該スライド再生ウィジェットのリストにおける各再生ウィジェットは、該スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、該注釈ウィジェットは、該スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる。
【0429】
1つの態様では、該スライド再生ウィジェットのリストは、前のページに戻す機能のウィジェット、次のページに進む機能のウィジェット、及び再生を終了させる機能のウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0430】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示するステップを実行した後に、該注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、該注釈ウィジェットを非表示にし、該第2の所定位置に該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに実行する。
【0431】
1つの態様では、該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットは、注釈終了機能ウィジェット、共有機能ウィジェット、保存機能ウィジェット、消去機能ウィジェット、色選択機能ウィジェット、及び筆跡太さ選択機能ウィジェットのうちの少なくとも1つを含む。
【0432】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に該注釈ウィジェットを表示するステップを実行する際に、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該スライド再生ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該注釈ウィジェットを表示するステップ、を実行する。
【0433】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示するステップを実行した後に、スライド再生ウィジェットのリストにおける再生ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、トリガされた再生ウィジェットに基づいて該スライド文書を再生するステップと、をさらに実行する。
【0434】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈ウィジェットを非表示にし、該第2の所定位置に該注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップを実行した後に、該サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、フローティングボックスを表示するステップと、をさらに実行する。該フローティングボックスは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、該フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む。
【0435】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該フローティングボックスを表示するステップを実行した後に、該フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するステップと、をさらに実行する。該ターゲットオブジェクトは、該注釈アプリケーションのインターフェースに表示される。
【0436】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースでシステム機能ウィジェットのリストを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、をさらに実行する。該システム機能ウィジェットのリストは、システムのデフォルトのインターフェースに切り替えるように指示するためのシステム機能ウィジェットを含む。
【0437】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該システム機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、該システムのデフォルトのインターフェースを表示するステップと、をさらに実行する。
【0438】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースの第3の所定位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示するステップを実行する際に、該注釈アプリケーションのインターフェースのエッジ位置に該システム機能ウィジェットのリストを表示するステップ、を実行する。
【0439】
1つの態様では、該再生ウィジェット及び/又は該注釈ウィジェットは、アイコン及び/又は文字の形で表示される。
【0440】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップを実行する前に、無線画面キャスト命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、ローカルの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードのインターフェースを表示するステップ、をさらに実行する。
【0441】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該無線画面キャスト命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、該ローカルの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、該リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、該スライド文書の通常モードのインターフェースを表示するステップを実行する前に、該インテリジェントインタラクティブタブレットのスタートアップインターフェースを表示するステップであって、該スタートアップインターフェースは、文書プレゼンテーションウィジェットを含む、ステップと、該文書プレゼンテーションウィジェットをトリガするための命令を受信し、該文書プレゼンテーションウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに実行する。
【0442】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示するステップを実行した後に、該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後の所定期間内にタッチ信号を受信していないステップと、該スライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを非表示にするステップと、をさらに実行する。
【0443】
1つの態様では、プロセッサ1001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行うステップを実行した後に、ページめくり後の文書内容を表示し、該ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示するステップ、をさらに実行する。
【0444】
1つの態様では、プロセッサ1001は、ページめくり命令が受信された場合、該スライド文書及び該注釈アプリケーションに対してページめくりを同期的に行うステップ、をさらに実行する。
【0445】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットでスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示し、該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該スライド文書に対してページめくりを行い、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該注釈アプリケーションのインターフェースで該スライド文書に注釈を付ける。アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。また、注釈アプリケーションのインターフェースで関連するウィジェットを表示することで、スライド文書を容易に操作することができ、他の表示インターフェースに迅速に切り替えることができる。この設計は、ユーザの習慣に適合し、ユーザエクスペリエンスを向上させることができ、スライド文書に対する操作の効率を向上させることができる。
【0446】
図23は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。図23に示すように、インテリジェントインタラクティブタブレット2000は、少なくとも1つのプロセッサ2001、少なくとも1つのネットワークインターフェース2004、ユーザインターフェース2003、メモリ2005、及び少なくとも1つの通信バス2002を含んでもよい。
【0447】
ここで、通信バス2002は、これらの構成要素間の接続及び通信を実現するために使用される。
【0448】
ユーザインターフェース2003は、ディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)を含んでもよく、好ましくは、ユーザインターフェース2003は、標準の有線インターフェース、無線インターフェースをさらに含んでもよい。
【0449】
ここで、ネットワークインターフェース2004は、好ましくは、標準の有線インターフェース、無線インターフェース(例えばWI-FIインターフェース)を含んでもよい。
【0450】
プロセッサ2001は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ2001は、様々なインターフェース及び回路を使用して、インテリジェントインタラクティブタブレット2000全体の各部分を接続し、メモリ2005に格納された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを実行し、メモリ2005に格納されたデータを呼び出すことによって、インテリジェントインタラクティブタブレット2000の各機能及びデータ処理を実行する。好ましくは、プロセッサ2001は、デジタル信号処理(Digital Signal Processing:DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array:PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式を使用して実現されてもよい。プロセッサ2001は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、ラフィック処理装置(Graphics Processing Unit:GPU)、モデムなどの1つ又は組み合わせと統合してもよい。ここで、CPUは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムを処理し、GPUはディスプレイに表示する必要のある内容をレンダリング及び描画するために使用され、モデムは無線通信を処理するために使用される。なお、上記のモデムは、プロセッサ2001に統合されなくてもよく、単一のチップで単独して実現されてもよい。
【0451】
メモリ2005は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)を含んでもよいし、又は読み取り専用メモリ(Read-Only Memory)を含んでもよい。好ましくは、メモリ2005は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ2005は、命令、プログラム、コード、コードセット、又は命令セットを格納するために使用されてもよい。メモリ2005は、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、ここで、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能(例えばタッチ機能、音声再生機能、画像再生機能)のための命令、上記の各方法の実施例を実現するための命令を記憶してもよい。記憶データ領域は、上記の方法の実施例などに含まれるデータを記憶してもよい。好ましくは、メモリ2005は、上記のプロセッサ2001から遠く離れて配置された少なくとも1つの記憶装置であってもよい。図23に示すように、コンピュータ記憶媒体であるメモリ2005は、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインターフェースモジュール、及びインテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングアプリケーションプログラムを含んでもよい。
【0452】
図23に示すインテリジェントインタラクティブタブレット2000では、ユーザインターフェース2003は、主に、ユーザにより入力されたデータを取得するように、ユーザに入力インターフェースを提供するために使用される。プロセッサ2001は、メモリ2005に記憶されたインテリジェントインタラクティブタブレットの操作アプリケーションプログラムを呼び出し、以下の操作を実行するために使用されてもよい。
【0453】
所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示する。該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである。
【0454】
該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。
【0455】
該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0456】
該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答する。
【0457】
1つの態様では、プロセッサ2001は、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップを実行する際に、該手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、該指タッチ操作のタッチポイントの数を取得するステップ、を実行する。
【0458】
プロセッサ2001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、該所定フォーマット文書のインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該所定フォーマット文書のインターフェースで該指タッチ操作に応答するステップ、を実行する。
【0459】
プロセッサ2001は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該タッチポイントの数が該第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、該手書きアプリケーションのインターフェースに該指タッチ操作を送信し、該手書きアプリケーションのインターフェースで該指タッチ操作に応答するステップ、を実行する。
【0460】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、プロセッサ2001は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定するステップを実行する。
【0461】
1つの態様では、プロセッサ2001は、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップを実行する際に、該重なり領域でのペンタッチ操作を受け付け、該ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得するステップ、を実行する。
【0462】
プロセッサ2001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、該所定フォーマット文書のインターフェースに該ペンタッチ操作を送信し、該所定フォーマット文書のインターフェースで該ペンタッチ操作に応答するステップ、を実行する。
【0463】
プロセッサ2001は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該タッチ接触面積が該第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、該手書きアプリケーションのインターフェースに該ペンタッチ操作を送信し、該手書きアプリケーションのインターフェースで該ペンタッチ操作に応答するステップ、を実行する。
【0464】
1つの態様では、プロセッサ2001は、該手書きアプリケーションのインターフェースで該ペンタッチ操作に応答するステップを実行する際に、該ペンタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、該手書きアプリケーションのインターフェースにおける該タッチ位置でテキスト情報を入力するステップと、を実行する。
【0465】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ2001は、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該手書きアプリケーション及び該所定フォーマット文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を実行する。
【0466】
1つの態様では、プロセッサ2001は、該手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、該識別子追加要求に基づいて該手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに実行する。
【0467】
プロセッサ2001は、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該所定フォーマット文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトし、該属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに該タッチ操作が返された場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するようにトリガするステップ、を実行する。
【0468】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ2001は、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答するステップを実行する際に、該手書きアプリケーション及び該所定フォーマット文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該手書きアプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該所定フォーマット文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を実行する。
【0469】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ2001は、該所定フォーマット文書のインターフェースに送信された該タッチ操作をインターセプトするステップを実行する際に、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトするステップを実行する。
【0470】
本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットで所定フォーマット文書の再生モードインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示し、該手書きアプリケーションのインターフェースは、該所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付け、該タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、該所定フォーマット文書のインターフェースで該タッチ操作に応答し、該タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、該手書きアプリケーションのインターフェースで該タッチ操作に応答する。インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、手書きアプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、所定フォーマット文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。
【0471】
図24は、本発明の実施例に係るインテリジェントインタラクティブタブレットの構成の概略図である。図24に示すように、インテリジェントインタラクティブタブレット3000は、少なくとも1つのプロセッサ3001、少なくとも1つのネットワークインターフェース3004、ユーザインターフェース3003、メモリ3005、及び少なくとも1つの通信バス3002を含んでもよい。
【0472】
ここで、通信バス3002は、これらの構成要素間の接続及び通信を実現するために使用される。
【0473】
ユーザインターフェース3003は、ディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)を含んでもよく、好ましくは、ユーザインターフェース3003は、標準の有線インターフェース、無線インターフェースをさらに含んでもよい。
【0474】
ここで、ネットワークインターフェース3004は、好ましくは、標準の有線インターフェース、無線インターフェース(例えばWI―FIインターフェース)を含んでもよい。
【0475】
プロセッサ3001は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ3001は、様々なインターフェース及び回路を使用して、インテリジェントインタラクティブタブレット3000全体の各部分を接続し、メモリ3005に格納された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを実行し、メモリ3005に格納されたデータを呼び出すことによって、インテリジェントインタラクティブタブレット3000の各機能及びデータ処理を実行する。好ましくは、プロセッサ3001は、デジタル信号処理(Digital Signal Processing:DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array:FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array:PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式を使用して実現されてもよい。プロセッサ1001は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、ラフィック処理装置(Graphics Processing Unit:GPU)、モデムなどの1つ又は組み合わせと統合してもよい。ここで、CPUは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムを処理し、GPUはディスプレイに表示する必要のある内容をレンダリング及び描画するために使用され、モデムは無線通信を処理するために使用される。なお、上記のモデムは、プロセッサ3001に統合されなくてもよく、単一のチップで単独して実現されてもよい。
【0476】
メモリ3005は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)を含んでもよいし、又は読み取り専用メモリ(Read-Only Memory)を含んでもよい。好ましくは、メモリ3005は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ3005は、命令、プログラム、コード、コードセット、又は命令セットを格納するために使用されてもよい。メモリ3005は、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、ここで、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能(例えばタッチ機能、音声再生機能、画像再生機能)のための命令、上記の各方法の実施例を実現するための命令を記憶してもよい。記憶データ領域は、上記の方法の実施例などに含まれるデータを記憶してもよい。好ましくは、メモリ3005は、上記のプロセッサ3001から遠く離れて配置された少なくとも1つの記憶装置であってもよい。図24に示すように、コンピュータ記憶媒体であるメモリ3005は、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインターフェースモジュール、及びインテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングアプリケーションプログラムを含んでもよい。
【0477】
図24に示すインテリジェントインタラクティブタブレット3000では、ユーザインターフェース3003は、主に、ユーザにより入力されたデータを取得するように、ユーザに入力インターフェースを提供するために使用される。プロセッサ3001は、メモリ3005に記憶されたインテリジェントインタラクティブタブレットの操作アプリケーションプログラムを呼び出し、以下の操作を実行するために使用されてもよい。
【0478】
インテリジェントインタラクティブタブレットを起動する。
【0479】
該インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動する。
【0480】
該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップ。該注釈アプリケーションのインターフェースは、該スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、該再生モードインターフェースは、該スライド文書の第1の画像を再生する。
【0481】
該インテリジェントインタラクティブタブレットのタッチ感知装置が該注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付ける。該タッチ操作は、該注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、該スライド操作は、該注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である。
【0482】
該スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに該スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御する。該再生モードインターフェースで再生された該スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている。
【0483】
該スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、該複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が該注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ該注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、該ディスプレイに該スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、該ディスプレイに該注釈アプリケーションのインターフェースで該複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御する。
【0484】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。該アンドロイド(登録商標)システムにおいて、プロセッサ3001は、該MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて該タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、該タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、該タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定するステップを実行する。
【0485】
該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ3001は、該スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、該ディスプレイに該スライド文書の第2のインターフェースを表示させるように制御するステップを実行する際に、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を実行する。
【0486】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ3001は、該スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、該インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、該インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに該スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップを実行する際に、該注釈アプリケーション及び該スライド文書に該タッチ操作をそれぞれ送信し、該注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答してtrueを返し、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を実行する。
【0487】
1つの態様では、該インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムである。プロセッサ3001は、該スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、該タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップを実行する際に、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して該タッチ操作をインターセプトするステップを実行する。
【0488】
本発明の実施例では、アンドロイド(登録商標)(Android)システムでは、タッチイベントは通常、押下、移動、離すことという3つのタイプに抽象化及び簡略化されている。例えば、特定の領域で指が押されると、Androidシステムは、該領域の最上側のウィンドウのアプリケーションにタッチイベントを送信し、その後の移動、離すことのタッチイベントは、処理のために該アプリケーションに送信され、ウィンドウにより覆われている他のアプリケーションに送信されないため、スライドを操作する前に注釈機能を終了させる必要があるという背景技術で説明された問題が生じてしまう。本発明の実施例では、インテリジェントインタラクティブタブレットのAndroidプラットフォームは、システムの操作送信ロジックを変更することで、注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作を行い、スライド文書に対してページめくりを行うことができるため、重なる表示インターフェースのシナリオにおいて上側レイヤのインターフェースにタッチすることにより下部レイヤのインターフェースを操作することの難しさを低減させることができる。注釈インターフェースを終了させる必要がなく、単に注釈アプリケーションのインターフェースでタッチ操作の操作タイプを識別することで、注釈インターフェースをオンにするようにトリガしている状態においてスライドを直接制御することができ、その操作が便利、且つ迅速であり、注釈インターフェースを呼び出した後のスライドに対する操作の利便性を向上させることができる。
【0489】
当業者により理解できるように、上記の実施例の方法におけるプロセスの全部又は一部は、コンピュータプログラムにより関連するハードウェアに指示することで実施されてもよい。該プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。プログラムを実行する際に、上記の方法の実施例のプロセスを含んでもよい。ここで、記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用記憶メモリ、又はランダム記憶メモリなどであってもよい。
図1
図2
図3
図4
図5-1】
図5-2】
図6-1】
図6-2】
図6-3】
図6-4】
図6-5】
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16a
図16b
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【手続補正書】
【提出日】2021-10-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤである、ステップと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第1の所定位置に前記スライド再生ウィジェットのリストを表示し、前記注釈アプリケーションのインターフェースの第2の所定位置に前記注釈ウィジェットを表示するステップであって、前記スライド再生ウィジェットのリストは、前記スライド文書に対して再生操作を行うために用いられ、前記注釈ウィジェットは、前記スライド文書に対して注釈操作を行うために用いられる、ステップと、
前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースにおいて、前記スライド再生ウィジェットのリスト及び前記注釈ウィジェット以外の領域に位置する、ステップと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行い、ページめくり後の文書内容を表示し、前記ページめくり後の文書内容に対応する注釈筆跡を同期的に表示するステップと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップと、を含
前記第1のタイプのタッチ操作は、マルチタッチ操作であり、
前記第2のタイプのタッチ操作は、シングルタッチ操作である、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項2】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する、請求項に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項3】
前記注釈アプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記注釈アプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含む、請求項1又は2に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項4】
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップは、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記スライド文書に対してページめくりを行うステップ、を含
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるステップは、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記スライド文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトするステップと、
前記属性識別子に対応する前記注釈アプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作を送信し、前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記スライド文書に注釈を付けるようにトリガするステップと、を含む、請求項に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項5】
記第1の所定位置は、前記第2の所定位置に隣接する、請求項1乃至4の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項6】
前記注釈アプリケーションのインターフェースでスライド再生ウィジェットのリスト及び注釈ウィジェットを表示した後に、
前記注釈ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示するステップと、をさらに含む、請求項1乃至5の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項7】
前記注釈ウィジェットを非表示にし、前記第2の所定位置に前記注釈ウィジェットに対応するサブ機能ウィジェットを表示した後に、
前記サブ機能ウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
フローティングボックスを表示するステップと、をさらに含み、
前記フローティングボックスは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示され、
前記フローティングボックスは、トリガされたサブ機能ウィジェットに対応するオプションウィジェットを含む、請求項に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項8】
前記フローティングボックスを表示した後に、
前記フローティングボックスにおけるオプションウィジェットをトリガするための命令を受信するステップと、
トリガされたオプションウィジェットに対応するターゲットオブジェクトを表示するステップと、をさらに含み、
前記ターゲットオブジェクトは、前記注釈アプリケーションのインターフェースに表示される、請求項に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項9】
前記スライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示する前に、
無線画面キャスト命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、
ローカルの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードインターフェースを表示し、或いは、
リムーバブルディスクの文書選択命令を受信し、前記スライド文書の通常モードのインターフェースを表示するステップ、をさらに含む、請求項1乃至8の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項10】
所定フォーマット文書のインターフェース及び手書きアプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記手書きアプリケーションのインターフェースは、前記所定フォーマット文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記所定フォーマット文書のインターフェースと前記手書きアプリケーションのインターフェースとは、異なるインターフェースであり、且つ重なり領域を有する、ステップと、
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップと、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答し、前記所定フォーマット文書に対してページめくりを行うステップと、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記所定フォーマット文書に注釈を付けるステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項11】
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、
前記手書きアプリケーションのインターフェースで指タッチ操作を受け付け、前記指タッチ操作のタッチポイントの数を取得するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチポイントの数が第1の数範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチポイントの数が前記第1の数範囲と異なる第2の数範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記指タッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記指タッチ操作に応答するステップ、を含む、請求項10に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項12】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記指タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記指タッチ操作がマルチタッチ操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記指タッチ操作がシングルタッチ操作であると決定する、請求項11に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項13】
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップは、
前記手書きアプリケーションのインターフェースでのペンタッチ操作を受け付け、前記ペンタッチ操作のタッチ接触面積を取得するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第1のタイプのタッチ操作である場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチ接触面積が第1の面積範囲を満たす場合、前記所定フォーマット文書のインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記所定フォーマット文書のインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含み、
前記タッチ操作が第2のタイプのタッチ操作である場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記タッチ接触面積が前記第1の面積範囲と異なる第2の面積範囲を満たす場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースに前記ペンタッチ操作を送信し、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップ、を含む、請求項10乃至12の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項14】
前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記ペンタッチ操作に応答するステップは、
前記ペンタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、
前記手書きアプリケーションのインターフェースにおける前記タッチ位置でテキスト情報を入力するステップと、を含む、請求項13に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項15】
前記手書きアプリケーションのインターフェースに対して入力された識別子追加要求を取得し、前記識別子追加要求に基づいて前記手書きアプリケーションのインターフェースに属性識別子を追加するステップ、をさらに含み、
前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するステップは、
前記所定フォーマット文書のインターフェースに送信された前記タッチ操作をインターセプトし、前記属性識別子に対応する手書きアプリケーションのインターフェースに前記タッチ操作が返された場合、前記手書きアプリケーションのインターフェースで前記タッチ操作に応答するようにトリガするステップ、を含む、請求項10乃至14の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項16】
インテリジェントインタラクティブタブレットを起動するステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのスライド再生モードを起動するステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイにスライド文書の再生モードインターフェース及び注釈アプリケーションのインターフェースを表示するステップであって、前記注釈アプリケーションのインターフェースは、前記スライド文書のインターフェースを覆う透明なレイヤであり、前記再生モードインターフェースは、前記スライド文書の第1の画像を再生する、ステップと、
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのタッチ感知装置が前記注釈アプリケーションのインターフェースでのタッチ操作を受け付けるステップであって、前記タッチ操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースでの指のスライド操作であり、前記スライド操作は、前記注釈アプリケーションのインターフェースの枠に対して水平又は垂直なスライド動作である、ステップと、
前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップであって、前記再生モードインターフェースで再生された前記スライド文書の第1の画像は、そのまま維持されている、ステップと、
前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記複数本の指のスライド操作が、少なくとも2本の指が前記注釈アプリケーションのインターフェースで同時にスライドする操作であり、且つ前記注釈アプリケーションのインターフェースで上から下へのスライド又は右から左へのスライドであるとき、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させ、前記スライド文書に対してページめくりを行い、前記ディスプレイに前記注釈アプリケーションのインターフェースで前記複数本の指のスライド操作に対応するスライド軌跡を表示させないように制御するステップと、を含む、インテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項17】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記アンドロイド(登録商標)システムにおいて、前記MotionEventクラスにおけるgetPointerCountを用いて前記タッチ操作に対応するタッチポイントの数を取得し、PointerCountが2以上である場合、前記タッチ操作が複数本の指のスライド操作であると決定し、PointerCountが1である場合、前記タッチ操作が1本の指のスライド操作であると決定する、請求項16に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項18】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド操作が複数本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記ディスプレイに前記スライド文書の第2のインターフェースを表示させるように制御するステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返すステップ、を含む、請求項16又は17に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項19】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド操作が1本の指のスライド操作である場合、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのアンドロイド(登録商標)メインボードが、前記インテリジェントインタラクティブタブレットのディスプレイに前記スライド操作に対応するスライド軌跡を表示させるように制御するステップは、
前記注釈アプリケーション及び前記スライド文書に前記タッチ操作をそれぞれ送信し、前記注釈アプリケーションについて、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答してtrueを返し、前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップ、を含む、請求項16乃至18の何れかに記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【請求項20】
前記インテリジェントインタラクティブタブレットのオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)システムであり、
前記スライド文書について、dispatchTouchEvent()でonTouchEvent()を呼び出し、前記タッチ操作に応答せずにfalseを返すステップにおいて、dispatchTouchEvent()でonInterceptTouchEvent()を呼び出して前記タッチ操作をインターセプトする、請求項19に記載のインテリジェントインタラクティブタブレットの操作方法。
【国際調査報告】