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特表2022-529768自動化された失禁モニタリング用のおむつ、システムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-24
(54)【発明の名称】自動化された失禁モニタリング用のおむつ、システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/42 20060101AFI20220617BHJP
   A61F 13/49 20060101ALI20220617BHJP
【FI】
A61F13/42 F
A61F13/49
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021560454
(86)(22)【出願日】2020-04-09
(85)【翻訳文提出日】2021-12-03
(86)【国際出願番号】 EP2020060264
(87)【国際公開番号】W WO2020208193
(87)【国際公開日】2020-10-15
(31)【優先権主張番号】102019002636.5
(32)【優先日】2019-04-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521442109
【氏名又は名称】アドヴォセンス ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ウェブ、エリン
(72)【発明者】
【氏名】ヴィドゥカ、マルティナ
(72)【発明者】
【氏名】カステル、ジャスパー
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200AA01
3B200CA02
3B200DF04
(57)【要約】
本発明は、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1の場所(3)に第1のトランスミッタ(2)を含むおむつに関する。第1のトランスミッタは、おむつが排泄物で汚染されていることを検知することができる第1のセンサを含むことができる。第1のトランスミッタは、汚染されていない状態で信号を送信するように構成することができる。第1のトランスミッタは、パッシブ型でありかつ汚染されていない状態で遠隔励起により信号を送信するように構成することができる。遠隔励起は、トランスミッタの励起のために構成されたコンポーネントによって実現することができる。このコンポーネントは、別のコンポーネント、例えばトランスミッタの信号のレシーバ(13)と組み合わせ、かつ/または組み込むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
おむつであって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1の場所に第1のトランスミッタを備える、おむつ。
【請求項2】
前記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されている、請求項1に記載のおむつ。
【請求項3】
前記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、請求項2に記載のおむつ。
【請求項4】
前記間隔が、過去の同一患者における他のおむつの汚染状況に応じて自己調整される、請求項3に記載のおむつ。
【請求項5】
前記第1のトランスミッタが第1のRFIDコンポーネントを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のおむつ。
【請求項6】
前記第1のトランスミッタが、湿度センサおよび/または温度センサを含みかつ前記湿度センサおよび/または前記温度センサの読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のおむつ。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のおむつを含むおむつをモニタリングするシステムであって、前記システムは、前記おむつからの信号を受信するように構成されたレシーバをさらに含む、システム。
【請求項8】
前記レシーバおよび前記第1のトランスミッタが、前記おむつが適用されたとき、適用される前および/または適用された後に、識別(ID)を読み出し、かつ/または送信するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記レシーバがRFIDレシーバを含む、請求項7または8に記載のシステム。
【請求項10】
RFIDを含む前記おむつの前記第1のトランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントをさらに含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記RFID励起コンポーネントが、あらかじめ設定された任意の時間間隔で前記第1のトランスミッタを励起するように構成されている、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
データ処理デバイスを含み、前記データ処理デバイスは、前記おむつの排泄物、湿分および/または濡れが検出された場合に、アラームを起動するように構成されている、請求項7から11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
前記汚染されたおむつの交換時にアラームを自動的に停止するように構成されたアラーム停止デバイスさらに含む、請求項7から12のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項14】
単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするように構成されたモニタリングシステムをさらに含む、請求項7から13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
おむつの交換の必要性が、経時的に人のおむつの閾値枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、請求項7から14のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項16】
前記モニタリングシステムが、経時的に人のおむつの前記閾値枚数を自動的に適応させるように構成されている、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
おむつをモニタリングする方法であって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成され、前記おむつが汚染されていないときの間隔で信号を送信する第1のトランスミッタを含む、方法。
【請求項18】
前記おむつからの信号を受信するように構成されたレシーバによって、前記おむつからの信号を受信する段階と、前記おむつの排泄物、湿分および/または濡れが検出された場合にアラームを起動する段階とを有する、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするように構成されたモニタリングシステムをさらに含む、請求項17または18に記載の方法。
【請求項20】
おむつの交換の必要性が、経時的に人のおむつの閾値枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率的で信頼性が高く、自動化された失禁モニタリングを行うためのおむつ、システムおよび方法に関するものである。
導入部
【0002】
世界では2億人を超える人々が尿失禁(UI)を抱えて生活している。生活の質に影響を与えるだけでなく、UIは、予防可能な褥瘡、転倒および尿路感染症の主要な危険因子である。なぜなら、成人用ブリーフの交換は頻繁に行われないため、皮膚が尿にさらされると、皮膚が破壊されやすくなり得、大きな痛み、苦しみおよび長期入院の原因となり得るからである。
【0003】
コストのかかる院内感染を減らし、在庫管理の無駄を省き、患者の生活の質を向上させ、看護師などの臨床医の効率的なワークフローを最大化することで、私たちは失禁ケアの管理を変えつつある。この解決策は、患者ごとに個別のものであり、より質の高い患者ケアを提供し、コストを削減し、シームレスなワークフローの統合を可能にするため、臨床医が述べるコアバリューを明らかにする。
【0004】
尿失禁製品の世界市場は、今後5年間でおよそ9.5%の年平均成長率で成長し、2024年には160億米ドルに達すると予想されている。申請者の市場調査の結果、米国、カナダおよびドイツを基準市場とした産業社会において、約120万人のトータルマーケット規模の患者数を想定している。これらの患者は慢性的な失禁に悩まされているため、患者の残りの人生において、毎日平均6~10回のブリーフの交換が必要となる。
【0005】
各国の市場は、医療制度の構造のあり方の点で独特であり、申請者がどのように市場に参入するかに影響を与える。個人への保険、病院や介護施設への償還、ブリーフの支払い、およびデータのプライバシー保護の様式は、各国でさまざまである。とはいえ、3つの市場はいずれも高齢化が現在進んでおり、看護師のスタッフが不足しており、いずれも大学病院や介護施設があるため、最先端の技術を取り入れる可能性が高く、その能力と意欲もある。
【0006】
欧州特許出願公開第1398014号明細書は、電子おむつの製造方法を対象とし、電子おむつを自動的に製造する一連のプロセスを行うために、あらかじめおむつ本体の上層または下層の乾燥層にセンサが取り付けられることになる、当該センサを備えたおむつ本体を供給するセンサ供給バンドまたはボックスを提供することを目的としている。電子おむつは、上層および下層の乾燥層と、2つの乾燥層の間に挟まれた吸収層とを含み、上層または下層の乾燥層にはセンサが取り付けられている。センサは、コントローラと接続するための接続コンポーネントを有している。おむつ本体が濡れたことを検知すると、センサからコントローラに信号が送られ、コントローラは直ちに、おむつが濡れており、ユーザが快適に電子おむつを使用できるように新しいものと取り替える必要があることを看護師に知らせる警告信号を発する。
【0007】
中国特許第101472543号明細書は、1つまたは複数の吸収性物品の濡れ具合をモニタリングするための水分モニタリングシステムに関するものであり、当該システムは、吸収性物品における濡れの存在を示す1つまたは複数のセンサ信号を受信するための入力と、1つまたは複数のセンサ信号を処理し、吸収性物品で発生した濡れイベントを特徴付けるために信号の分析を実行するためのプロセッサと、システムのユーザと通信するためのユーザインタフェースとを含んでいる。数学モデルを使用して、センサ信号から得られる変数と、任意に患者や人口統計データとを入力として受信し、濡れイベントを特徴付ける。この数学モデルは、患者の濡れ具合をモニタリングする際に得られる観察データを利用したアルゴリズムによって構成および/または再構成され得る。
【0008】
中国特許出願公開第108489533号明細書は、回路基板が紙おむつの内側に取り付けられ、アラームモジュールが紙おむつの外側に配置されたものなど、インテリジェント紙おむつの技術分野に属する一種の使い捨て紙おむつの内蔵検査および検出方法を開示している。回路基板は、コア回路領域、温度センサ、尿濡れセンサ群および生体電気発生モジュールを備えている。コア回路領域には、電源管理モジュール、データ集中調達モジュールおよび無線トランスポートモジュールが含まれている。データ集中調達モジュールには、電源管理モジュール、尿濡れセンサ群、無線トランスポートモジュールおよび温度センサ電気接続部がそれぞれ備わっており、電源管理モジュールは、生体電気発生モジュールと電気的に接続されている。紙おむつに到達するために、無線トランスポートモジュールとアラームモジュールとを無線伝送で接続し、排尿センシング用の尿自己発電で排尿を判定するために、濡れ領域の数や尿量を少しでも知ることができるようになる。
【0009】
豪国特許出願公告第2010314813号明細書は、1人または複数の被験者の失禁をモニタリングするシステムを開示しており、当該システムは、表示手段と;ユーザが操作可能な入力手段と;1つまたは複数のセンサであって、各センサは、モニタリングされる1人または複数の被験者に関連付けられており、1つまたは複数のセンサは、1人または複数の被験者の失禁関連データを含む信号を送信するように構成されており、ここで、失禁関連データは、それぞれ別々の被験者が着用している吸収性物品に関連付けられた失禁センサから経時的に得られたものである、1つまたは複数のセンサと、1つまたは複数のセンサからの信号を受信するように構成されたレシーバユニットと;少なくともレシーバユニットと通信する処理手段であって、当該処理手段は、受信した信号を処理し、モニタリングされる1人または複数の被験者が着用している吸収性物品の失禁センサから得られた失禁関連情報の視覚的表現を表示するために、表示情報を表示手段に通信するように構成された表示プロセッサを含む、処理手段とを含んでいる。このシステムは、容量推定装置と、例えば推定された濡れ量と例えばパッドの種類とに基づいて「濡れ漏れの危険性」を看護師に通知する手段を含むことができる。パッドの種類は、パッドおよび/またはパッドとセンサとの組み合わせに関連付けられたパッドの種類を示すインジケータによって、システムに自動的に通知され得る。
【0010】
米国特許第8421636号明細書は、一実施形態による患者モニタリングシステムに関するものであり、当該システムは、関連するおむつ内で発生する濡れの変化率を検出するように構成されたリアルタイム濡れセンサを含み、排尿とは無関係の濡れイベントを考慮してセンサの感度を自動的に調整する。モニタリングユニットを、モニタリングシステムコントローラが濡れセンサをモニタリングし、おむつに関する検出された濡れイベントに関連付けられたデータを生成するような方法で利用することができる。モニタリングユニットを用いて構成され、モニタリングシステムコントローラと通信する無線センサをさらに利用して、生成されたデータを、ホストコンピュータを介して、ホストコンピュータと通信するケアギバーシステムコントローラを有するケアギバーユニットに送信することができる。次いで、ケアギバーは、記録した観察結果および提供したサービスを基地局に送信することで、患者の状態を確認したり、サービスを提供したり、患者の病歴に注釈を付けたりすることができる。
【0011】
前述のようなプロセスは、信頼性が低く、コストも高く、満足のいく結果が得られないことが多い。
【発明の概要】
【0012】
以上のことから、本発明の目的は、先行技術の欠点を克服するか、または少なくとも軽減することにある。より具体的には、本発明の目的は、失禁の自動モニタリングのためのおむつ、システムおよび方法を提供することである。
【0013】
この目的は、以下の説明、実施形態および特許請求の範囲に従った主題によって達成される。
【0014】
本発明は、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1の場所に第1のトランスミッタを備えるおむつに関するものである。
【0015】
本明細書では、「おむつ」という用語が主に使用される。これは、成人および/または高齢者向けのブリーフと呼ばれるものも含んでいる。
【0016】
トランスミッタという用語は、アクティブおよび/またはパッシブに(励起時に)信号を送信するように構成されたハードウェアおよび/またはソフトウェアのデバイスまたは装置を意味することを意図している。
【0017】
第1のトランスミッタは、第1の湿度センサおよび/または汚れセンサを含むことができる。おむつが排泄物で汚染されていることを検知できるセンサであれば、どのようなものでもよいことを意図している。
【0018】
排泄物という用語は、大便、排便、体液、例えば尿、膿状の排液および/または血液を含むことを意図している。
【0019】
第1のトランスミッタは、汚染されていない状態で信号を送信するように構成することができる。汚染されていないとは、おむつを交換する必要がない状態を意味することを意図している。多少汚染されていても、より多くの排泄物をさらに吸収することができ、さらにユーザが不快に感じることもなく、かつ/またはユーザにとって有害なイベントを回避することができる。
【0020】
第1のトランスミッタは、パッシブ型でありかつ汚染されていない状態で遠隔励起により信号を送信するように構成することができる。遠隔励起は、トランスミッタの励起のために構成されたコンポーネントによって実現することができる。このコンポーネントは、別のコンポーネント、例えばトランスミッタの信号を読み出すリーダなどの別のコンポーネントと組み合わせ、かつ/または組み込むことができる。
【0021】
第1のトランスミッタは、排泄物で汚染されると短絡されるように構成することができる。これは、2つの電極を横に並べて、互いに接続しないことで簡単に実行可能である。排泄物は通常、少なくとも部分的には導電性であるため、電極で閉じられた状態は、排泄物で短絡してしまうことがある。他にも、トランスミッタの信号を適切に送信するためにアンテナを回避する方法、および/または現象を集約および/または複合化する方法などがある。
【0022】
第1のトランスミッタは、汚染されていない状態で信号を一定の間隔および/または異なる間隔で送信するように構成することができる。間隔はあらかじめ設定可能である。間隔は、トランスミッタの汚染量に応じて自己調整されることができる。
【0023】
間隔は1分~10分で常時設定可能であり、かつ/または経過時間に応じて変更することもできる。
【0024】
第1のトランスミッタは、排泄物で汚染されると短絡されるように構成することができる。これは、単純で安価なセンサを使用でき、信頼性の高い情報を生成して使用できるという好ましい利点がある。万が一、センサが故障した場合でも、おむつまたはブリーフの着用者に不都合を与えないデフォルトの状態になる。
【0025】
第1のトランスミッタは、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された第1の湿度センサを含むことができる。前述のように、排泄物は、多くの流体、水分、排便便などを含み得る。
【0026】
第2のトランスミッタは、排泄物で汚染されないように構成された第2の場所に配置することができる。このトランスミッタは、第1のトランスミッタと同じ単純で安価なデザインのものであり得、センサが正しく動作しているかどうかの追加制御を提供する。
【0027】
第2のトランスミッタは、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成することができる。非アクティブとは、信号、または排泄物が一切ないおむつの通常の状態と比較できる信号を、送信および/または受信できないことを意味している。
【0028】
第2のトランスミッタは、第2の湿度センサを含むことができる。第2のトランスミッタは、尿または排便などに含まれる湿分に対して感度を有することができる。しかしながら、上述および後述のとおり、センサは、代替的および/または追加的に、他の要素にも感度を有することができる。第2のトランスミッタは、汚染されていない状態で信号を送信するように構成することができる。
【0029】
第2のトランスミッタは、パッシブな性質のもとすることができ、汚染されていない状態で遠隔励起により信号を送信するように構成することができる。第2のトランスミッタは、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成することができる。
【0030】
第1および第2のトランスミッタはさらに、汚染されていない状態で各信号を同期した間隔で送信するように構成することができる。これは同時に行うことができ、信号を集約することができる。この場合、信号強度は大きくなるが、第2のトランスミッタだけが動作している場合は、信号が集約されずに小さくなる。また、2つのトランスミッタの信号を異なるタイミングで送信することも可能である。この場合、片方のトランスミッタが故障すると、信号の間隔が大きくなる。これは簡単に検出することができ、排泄物のあるおむつを表すアラームを作動させることができる。
【0031】
経済的な理由および/または信号の検出を容易にするために、間隔はあらかじめ設定可能である。追加的にまたは代替的に、間隔は1つのおむつの1サイクル中に延ばすこともでき、経時的に汚染の可能性がますます起こりやすくなるため、経時的に短くすることもできる。この間隔は、トランスミッタの汚染量および/または経過時間に応じて自己調整されることができる。信号または期待される信号の間隔は、1~10分とすることができる。信号は、短かったりかつ/または長かったり、各分フルとすることもできる。
【0032】
第2のトランスミッタは、排泄物で汚染されると短絡されるように構成することができる。これは、2つの電極を横に並べて、互いに接続しないことで簡単に実行可能である。排泄物は通常、少なくとも部分的には導電性であるため、電極で閉じられた状態は、排泄物で短絡してしまうことがある。他にも、トランスミッタの信号を適切に送信するためにアンテナを回避する方法、および/または現象を集約および/または複合化する方法などがある。
【0033】
第2のトランスミッタは、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された湿度センサを含むことができる。排泄物は、大便、排便および/または体液、例えば尿、膿状の排液および/または血液などを含むことができる。
【0034】
第1のセンサおよび/または第1の場所は、おむつの使用中に汚染および/または濡れた状態になるように構成することができる。
【0035】
第1の湿度センサは、湿分および/または液体による汚染に感度を有することができる。第1のセンサは、水分および/または液体の存在または不在を判定するように構成することができる。第1のセンサは、水分および/または液体の存在および/または不在を判定するように構成することができる。第1のセンサは、湿分および/または液体を測定するように構成することができる。
【0036】
第2のトランスミッタは、第2の湿度センサ、および/またはおむつもしくはブリーフの汚染に対して感度を有する任意のセンサを含むことができる。第2のトランスミッタおよび/または第2の場所は、おむつの使用中に乾いたままになるように構成することができる。
【0037】
第2のセンサは、第1のセンサと同じ種類のものとすることができる。第2のセンサはまた、第1のセンサとは異なる種類のものであってもよい。第2のセンサはまた、第1のセンサより感度が低くてもよい。
【0038】
第2のセンサはまた、液体にも感度を有することができる。言うまでもなく、このセンサは他の汚染または追加の汚染にも感度を有することができる。第1のセンサは、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成することができる。
【0039】
第2のセンサは、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成することができる。第2のセンサは、湿分および/または液体を測定するように構成することができる。第1のトランスミッタは、おむつの中央部および/または吸収部の中および/またはそこに配置することができる。第1のトランスミッタは、おむつの内側および/またはその内側付近に配置することができる。
【0040】
第2のトランスミッタは、おむつの周辺部の中および/または周辺部に配置することができる。第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとの間の距離は、少なくとも10cmとすることができる。第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとの間の距離は、10cm~25cmとすることができる。第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとの間の距離は、15cm~25cmとすることができる。第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとの間の距離は、18cm~25cmとすることができる。第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとの間の距離はまた、20cm~25cmとすることができる。
【0041】
第2のトランスミッタは、おむつの封止部の中および/または封止部に配置することができる。第2のトランスミッタは、おむつの中および/またはファスナに配置することができる。第2のトランスミッタは、おむつの外側および/またはその外側付近に配置することができる。
【0042】
第1のトランスミッタは、アンテナを含むことができ、かつ/または互いに統合することができる。第1のトランスミッタは、第1のRFIDコンポーネントを含むことができる。第1のトランスミッタは、第1のRFIDコンポーネントと統合することができる。
【0043】
第2のトランスミッタは、第1のトランスミッタと同様に設定することができ、例えば、第2のアンテナを含むことができる。第2のトランスミッタは、第2のRFIDコンポーネントを含むことができる。第2のトランスミッタは、第2のRFIDコンポーネントと統合することができる。
【0044】
第1のRFIDコンポーネントは、アクティブ型および/またはパッシブ型とすることができる。第2のトランスミッタは、アクティブ型および/またはパッシブ型とすることができる。第1のトランスミッタはさらに、第1の温度センサを含むことができる。第1のトランスミッタは、湿度センサおよび/または第1の温度センサの読み出し値に対応するデータを送信するように構成することができる。第2のトランスミッタはさらに、第2の温度センサを含むことができる。第2のトランスミッタは、湿度センサおよび/または第2の温度センサの読み出し値に対応するデータを送信するように構成することができる。
【0045】
さらに、第1のトランスミッタおよび第2のトランスミッタのうちの少なくとも一方を制御するための処理コンポーネントを設けることができる。
【0046】
処理コンポーネントは、処理コンポーネントRFIDを含むことができる。処理コンポーネントRFIDは、アクティブ型とすることができる。処理コンポーネントRFIDは、パッシブ型とすることもできる。後者は、チップをより単純に、信頼性が高く、安価に作ることができるという利点がある。
【0047】
パッシブ型の第1のトランスポンダ、パッシブ型の第2のトランスポンダおよび/またはパッシブ型の処理コンポーネントRFIDは、各々または組み合わせて、外部の電磁源によって励起されるように構成することができる。
【0048】
アクティブ型および/またはパッシブ型の第1のトランスポンダ、第2のトランスポンダおよび/または処理コンポーネントRFIDは、外部HF(高周波)および/またはUHF(超高周波)フィールドによって励起されるように構成することができる。
【0049】
処理コンポーネントは、説明したように、第1のトランスミッタからの信号と第2のトランスミッタからの信号との間の差を検出するように構成することができる。
【0050】
処理コンポーネントは、第1のトランスミッタおよび/または第2のトランスミッタの読み出し値、および/または第1のトランスミッタおよび第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するデータを無線で送信するように構成することができる。
【0051】
処理コンポーネントは、第1のトランスミッタおよび/または第2のトランスミッタの読み出し値、および/または第1のトランスミッタおよび第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成することができる。
【0052】
処理コンポーネントは、第1のトランスミッタおよび/または第2のトランスミッタの読み出し値、および/または第1のトランスミッタおよび第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成することができる。
【0053】
処理コンポーネントは、第1のトランスミッタと第2のトランスミッタとからの読み出し値の差に対応するあらかじめ設定された閾値に達したらアラーム信号を提供するように構成することができる。
【0054】
処理コンポーネントは、第1のトランスミッタの読み出しに失敗した場合にアラーム信号を提供するように構成することができる。
【0055】
本発明はまた、おむつをモニタリングするシステムにも関しており、特に、上記および下記に記載されるようなおむつを用いたものである。本システムは、おむつからの任意の信号を受信するように構成されたレシーバを含むことができる。レシーバはさらに、おむつと通信するように構成することができる。これは、レシーバが、おむつ内の1つまたは複数のパッシブ型トランスミッタを励起するためのコンポーネントを含み、かつ/またはそれと組み合わされている場合に特に当てはまり得る。
【0056】
レシーバは、おむつがレシーバ付近にあるときに、おむつと通信するように構成することができる。本システムはさらに、レシーバが、関連するユーザに適用されたおむつのトランスミッタからの信号のみを受信し、トランスミッタと通信し、かつ/またはトランスミッタを励起できるように構成された識別コンポーネントを含むことができる。ユーザは、前述のように、それぞれのレシーバに関連付けられている患者、人、高齢者などであり得る。これは、適用されたおむつのみが読み出され、特定の人に関連した信号をもたらすことができるようにすることを意図している。また、おむつのそれぞれのユーザをシステムによって識別できるように、適用前、適用中または適用後に最初に読み出されるIDをおむつのトランスミッタに提供することもできる。
【0057】
レシーバは、おむつが、レシーバから最大250cm、レシーバから最大200cm、レシーバから最大150cm、レシーバから最大100cm、レシーバから最大100cm、レシーバから最大75cm、レシーバから最大50cm、レシーバから最大25cm、またはレシーバから最大10cm離れた範囲に位置しているときに、おむつと通信するように構成することができる。後者の距離は、レシーバが、イス、車イス、ベッドなどに付属、装着および/または統合される場合に特に適している。
【0058】
レシーバは、RFIDレシーバを含むことができる。特に、レシーバは、RFIDを含むおむつのトランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含むことができる。RFID励起コンポーネントは、あらかじめ設定された任意の時間間隔でトランスミッタを励起または起動するように構成することができる。時間間隔は、1分~10分、1分~8分、1分~6分または1分~5分とすることができる。
【0059】
RFID励起コンポーネントは、RFIDを含むおむつのトランスミッタを電磁波によって励起するように構成することができる。
【0060】
本システムは、レシーバを制御し、かつ/または、レシーバによって制御されるように構成されたデータ処理デバイスをさらに含むことができる。データ処理デバイスは、トリガされたアラームをトラッキングするように構成することができる。それはデータベースに保存することができる。データ処理デバイスはさらに、アラームシステムを制御するように構成することができる。
【0061】
データ処理デバイスは、おむつによる排泄物、湿分および/または濡れが検出された場合に、アラームシステムを起動するように構成することができる。
【0062】
レシーバおよび/または処理デバイスは、濡れたまたは汚染されたおむつが検出された場合に、アラーム信号を生成することができる。
【0063】
レシーバは、ベッド、車イス、イス、テーブル、ホルダ内、壁上もしくは壁内および/または天井に配置し、かつ/または取り付けることができる。インテリアや家具の他の部分にも、独自にまたは後付けでレシーバを配置することができる。
【0064】
本システムはさらに、アラームコンポーネントを含むことができる。アラームコンポーネントは、スマートフォン、タブレットなどのハンドヘルドデバイス、ページャに独自にまたは後付けで配置することができ、呼鈴、インターコムデバイスを含むことができ、デスクトップコンピュータ内またはデスクトップコンピュータ上などに配置することができる。
【0065】
本システムはまた、汚染されたおむつの交換時にアラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスを含むことができる。アラーム停止デバイスは、汚染されたおむつの交換時に自動的にアラームを停止するように構成することができる。
【0066】
アラーム停止デバイスは、汚染されたおむつの交換時に手動でアラームを停止できるように構成することができる。
【0067】
本システムは、単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするように構成されたモニタリングシステムを含むことができる。本システムはまた、おむつ交換の必要性が閾値を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムを含むことができる。モニタリングシステムはまた、おむつ交換の必要性が、経時的に人のおむつの枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するように構成することができる。
【0068】
本発明はまた、おむつまたはブリーフをモニタリングする方法にも関しており、この方法は、それぞれの方法の段階の観点から、おむつおよびシステムに関して上記および下記に記載されているすべての特徴を利用している。本発明には、以下の好ましい利点および仕様がある:
【0069】
本発明は特に、アクティブ型またはパッシブ型のセンサを備えたおむつと、それぞれのおむつの使用方法およびおむつ用ファスナを対象とすることができる。本発明は、アクティブ型またはパッシブ型のセンサを備えたおむつ、おむつの使用方法、およびおむつ用ファスナに関するものである。
【0070】
おむつが濡れているか乾いているかを第三者に知らせるアクティブ型またはパッシブ型のセンサ素子を備えたおむつは、水分がセンサに影響を与えるため、機能が低下することが多いという問題がある。センサ素子を水に濡れない場所に配置すれば、当該センサ素子は敷いた状態のおむつライン内に設置することになり得、これによりセンサのユニットおよびセンサの製造がかなり複雑で高価になってしまう。
【0071】
任意のトランスミッタ、特に第1のトランスミッタは、汚染がトランスミッタによって感知されるように構成されている場合、ブリーフの外側にも配置することができる。一実施形態では、次いで第1のトランスミッタを非アクティブにする。本文脈では、第1のセンサの外側の配置は、本発明に従ったものとなる。
【0072】
本発明は、おむつが、排泄物によって汚染される(例えば、尿によって濡れる)可能性のあるおむつの第1の場所に第1のセンサを有し、おむつの使用時に濡れない第2の場所に第2のセンサ素子が取り付けられた、アクティブ型またはパッシブ型のセンサ素子を有するおむつに関するものである。
【0073】
その結果、互いに接続されていない2つのセンサ素子を使用することができ、また、第1のセンサが故障しても、送信された信号の送信値の差からおむつの濡れ具合をトラッキングすることができるため、濡れ具合の検出を妨げることはない。
【0074】
第1および第2の場所にあるセンサに加えて、温度測定デバイスを設けることができる。これにより、センサを使用することができるか、または第1のセンサの温度、好ましくは第1のセンサと第2のセンサの場所の間の温度差のおむつ内のセンサによって判定された検出された濡れ具合を検出することができる。
【0075】
一般的な熱や水分の蓄積と、尿の熱や湿分に起因するものとを区別するために、おむつのさまざまな場所にセンサが取り付けられる。センサが故障した場合、評価デバイスが水分の影響を突き止めることができる。
【0076】
例えば、第1のセンサがおむつの内側にあり、第2のセンサ素子がおむつの外側にある場合、第1のセンサの故障は、特に第2の伝送素子が正常に機能している場合、おむつが尿で濡れたことを示す。
【0077】
技術的には、第2のセンサが固定用の粘着ストリップ、すなわち、いわゆるおむつ用ファスナに取り付けられている場合、特に簡単である。そのようなおむつ用ファスナは、通常、アクティブ型のセンサ、特にパッシブ型のセンサを内蔵し得る多層プラスチック材料で作られていてもよい。そのため、センサがRFID素子である場合、好ましくは有利であり得る。
【0078】
このように、おむつの尿で濡れる可能性のある場所に取り付けることができる第1のセンサの信号と、おむつの使用時に濡れない場所に設置することができる第2のセンサの信号を考慮することができる。これらの信号の差から、おむつが濡れていると結論づけることができる。
【0079】
そのため、第2のセンサの信号が検出されない場合には、アラームをトリガさせてもよいことが提案される。
【0080】
第1のセンサの信号強度と第2のセンサの信号強度との差が検出されたときや、その差の閾値に達したときに信号がトリガされると有利である。
【0081】
この差は、第1のセンサからの信号がなく、第2のセンサからの信号が検出された場合に特に大きくなる。
【0082】
さらに、第1の温度測定デバイスが、尿で濡れたおむつの第1の場所の温度を測定し、閾値に達したときに信号がトリガされることが提案される。このようにして温度測定デバイスがブリーフまたはおむつの中である温度を超えることを防げば、ある閾値から測定することができ、おむつが浸み込んでいると結論づけることができ、信号がトリガされる。
【0083】
第2の温度測定デバイスを使用して、通常はむしろ尿で濡れないおむつの第2の場所で第2の温度を測定すると、特に有利である。閾値を超えた場合、第1の温度と第2の温度との差が信号のトリガとなる。
【0084】
例えば、おむつの着用者が発熱した場合、両方の温度測定デバイスが同じ値または類似した値を測定する。しかしながら、温度測定デバイスが尿で濡れていると、そこではより高い温度が検出され、それぞれの信号が得られることになる。
【0085】
本発明によるおむつおよび方法では、アクティブ型またはパッシブ型のセンサ、特にRFID素子を備えたおむつ用ファスナを使用することができ、特に有利であり得る。おむつ用ファスナは、追加的または代替的に温度測定デバイスを含むことができる。
【0086】
以下、おむつの実施形態について説明する。これらの実施形態は、「D」の文字の後に数字を付けて略記される。本明細書で「システムの実施形態」に言及している場合は、これらの実施形態を意味している。
【0087】
D1.おむつ(1)であって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1の場所(3)に第1のトランスミッタ(2)を含む、おむつ(1)。
【0088】
D2.上記第1のトランスミッタ(2)が、第1の湿度センサ(2)および/または汚れセンサを含む、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0089】
D3.上記第1のトランスミッタ(2)が、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0090】
D4.上記第1のトランスミッタ(2)が、パッシブ型でありかつ汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0091】
D5.上記第1のトランスミッタ(2)が、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
D6.上記間隔があらかじめ設定されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0092】
D7.上記間隔が、上記トランスミッタ(2)の汚染量に応じて自己調整される、先行する2つのおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0093】
D8.上記間隔が1~10分である、先行する3つのおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0094】
D9.上記第1のトランスミッタ(2)が排泄物で汚染されると短絡されるように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0095】
D10.上記第1のトランスミッタ(2)が、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された上記第1の湿度センサ(2)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0096】
D11.排泄物で汚染されないように構成された第2の場所(5)に第2のトランスミッタ(4)をさらに含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0097】
D12.上記第2のトランスミッタ(4)が、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成されている、先行する実施形態に記載のおむつ。
【0098】
D13.上記第2のトランスミッタ(4)が第2の湿度センサ(2)を含む、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0099】
D14.上記第2のトランスミッタ(4)が、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0100】
D15.上記第2のトランスミッタ(4)が、汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0101】
D16.上記第2のトランスミッタ(2)が、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0102】
D17.上記第1および第2のトランスミッタ(2,4)が、汚染されていない状態で各信号を同期した間隔で送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0103】
D18.上記間隔があらかじめ設定されている、先行する2つのおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0104】
D19.上記間隔が、上記トランスミッタ(2)の汚染量に応じて自己調整される、先行する3つのおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0105】
D20.上記間隔が1~10分である、先行する4つのおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0106】
D21.上記第2のトランスミッタ(4)が、排泄物で汚染されると短絡されるように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0107】
D22.上記第2のトランスミッタ(4)が、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された第2湿度センサ(4)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0108】
D23.上記排泄物が、大便、排便および/または体液、例えば尿、膿状の排液および/または血液を含む、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0109】
D24.上記第1のセンサ(2)および/または上記第1の場所(3)が、おむつの使用中に濡れるように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0110】
D25.上記第1の湿度センサ(2)が、湿分および/または液体による汚染に感度を有する、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0111】
D26.上記第1のセンサ(2)が、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0112】
D27.上記第1のセンサ(2)が、湿分および/または液体の存在および/または不在を判定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0113】
D28.上記第1のセンサ(2)が、湿分および/または液体を測定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0114】
D29.上記第2のトランスミッタ(2)が第2の湿度センサ(2)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0115】
D30.上記第2のトランスミッタ(4)および/または上記第2の場所(5)が、おむつの使用中に乾いたままになるように構成されている、先行する実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0116】
D31.上記第2のセンサ(4)が第1のセンサ(2)と同じ種類のものである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0117】
D32.上記第2のセンサ(4)が、上記第1のセンサ(2)とは異なる種類のものである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0118】
D33.上記第2のセンサ(4)が上記第1のセンサ(2)よりも感度が低い、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0119】
D34.上記第2のセンサ(4)が液体に感度を有する、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0120】
D35.上記第1のセンサ(2)が、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0121】
D36.上記第2のセンサ(4)が、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0122】
D37.上記第2のセンサ(4)が、湿分および/または液体を測定するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0123】
D38.上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの中央部(3)の中および/または中央部(3)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0124】
D39.上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの吸収部(6)の中および/または吸収部(6)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0125】
D40.上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの内側および/または内側付近に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0126】
D41.上記第2のトランスミッタ(4)が、上記おむつの周辺部(5)の中および/または周辺部(5)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0127】
D42.上記第1のトランスミッタ(2)と上記第2のトランスミッタ(3)との間の距離が少なくとも10cmである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0128】
D43.上記第1のトランスミッタ(2)と上記第2のトランスミッタ(3)との間の距離が10cm~25cmである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0129】
D44.上記第1のトランスミッタ(2)と上記第2のトランスミッタ(3)との間の距離が15cm~25cmである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0130】
D45.上記第1のトランスミッタ(2)と上記第2のトランスミッタ(3)との間の距離が18cm~25cmである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0131】
D46.上記第1のトランスミッタ(2)と上記第2のトランスミッタ(3)との間の距離が20cm~25cmである、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0132】
D47.上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの封止部(4)の中および/または封止部(4)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0133】
D48.上記第2のトランスミッタ(4)が、上記おむつの封止部(4)の中および/または封止部(4)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0134】
D49.上記第2のトランスミッタ(4)が、上記おむつのファスナ(4)の中および/またはファスナ(4)に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0135】
D50.上記第2のトランスミッタ(4)が、上記おむつの外側および/または外側(4)付近に配置されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0136】
D51.上記第1のトランスミッタ(2)がアンテナを含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0137】
D52.上記第1のトランスミッタ(2)が、第1のRFIDコンポーネント(7)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0138】
D53.上記第1のトランスミッタ(2)が第1のRFIDコンポーネント(7)と統合されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0139】
D54.上記第2のトランスミッタ(4)が第2のアンテナ(8)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0140】
D55.上記第2のトランスミッタ(4)が、第2のRFIDコンポーネント(8)を含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0141】
D56.上記第2のトランスミッタ(4)が第2のRFIDコンポーネント(8)と統合されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0142】
D57.上記第1のRFIDコンポーネント(7)がアクティブ型である、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0143】
D58.上記第1のトランスミッタ(7)がパッシブ型である、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0144】
D59.上記第2のトランスミッタ(8)がアクティブ型である、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0145】
D60.上記第2のトランスミッタ(8)がパッシブ型である、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0146】
D61.上記第1のトランスミッタ(2)が、第1の温度センサ(15)をさらに含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0147】
D62.上記第1のトランスミッタ(2)が、上記湿度センサ(2)および/または上記第1の温度センサ(15)の読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0148】
D63.上記第2のトランスミッタ(4)が、第2の温度センサ(16)をさらに含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0149】
D64.上記第2のトランスミッタ(4)が、上記湿度センサ(4)および/または上記第2の温度センサ(16)の読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0150】
D65.上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)のうちの少なくとも一方を制御する処理コンポーネントをさらに含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0151】
D66.上記処理コンポーネントが、処理コンポーネントRFIDを含む、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0152】
D67.上記処理コンポーネントRFIDがアクティブ型である、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0153】
D68.上記処理コンポーネントRFIDがパッシブ型である、おむつの実施形態D66に記載のおむつ。
【0154】
D69.パッシブ型の第1のトランスポンダ(2)、パッシブ型の第2のトランスポンダ(4)および/またはパッシブ型の処理コンポーネントRFIDが、外部電磁源によって励起されるように構成されている、関連する先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0155】
D70.アクティブ型および/またはパッシブ型の第1のトランスポンダ(2)、第2のトランスポンダ(4)および/または上記処理コンポーネントRFIDが、外部HFおよび/またはUHFフィールドによって励起されるように構成されている、関連する先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ。
【0156】
D71.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)からの信号の間の差を検出するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0157】
D72.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)および/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)からの読み出し値の間の差に対応するデータを無線で送信するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0158】
D73.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)および/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)からの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0159】
D74.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)および/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)からの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0160】
D75.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)および上記第2のトランスミッタ(4)からの読み出し値の間の差に対応するあらかじめ設定された閾値に達したらアラーム信号を提供するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0161】
D76.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)の読み出しに失敗した場合にアラーム信号を提供するように構成されている、先行するおむつの実施形態に記載のおむつ。
【0162】
以下、システムの実施形態について説明する。これらの実施形態は、「S」の文字の後に数字を付けて略記される。本明細書で「システムの実施形態」に言及している場合は、これらの実施形態を意味している。
【0163】
S1.おむつ(1)をモニタリングするシステムであって、特に、先行するおむつの実施形態のいずれか1つに記載のおむつ(1)を用い、上記システムは、上記おむつ(1)から任意の信号を受信するように構成されたレシーバ(13)を含む、システム。
【0164】
S2.上記レシーバ(13)が上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0165】
S3.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)付近にあるときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0166】
S4.上記レシーバが、関連するユーザに適用されたおむつのトランスミッタからの信号のみを受信し、上記トランスミッタと通信し、かつ/または上記トランスミッタを励起できるように構成された識別コンポーネントをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0167】
S5.上記レシーバおよびと上記トランスミッタが、上記おむつが適用されたとき、適用される前および/または適用された後に、識別(ID)を読み出し、かつ/または送信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0168】
S6.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大250cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0169】
S7.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大200cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0170】
S8.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大150cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0171】
S9.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0172】
S10.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0173】
S11.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大75cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0174】
S12.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)がレシーバ(13)から最大50cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0175】
S13.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大25cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0176】
S14.上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大10cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0177】
S15.上記レシーバ(13)がRFIDレシーバを含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0178】
S16.上記レシーバ(13)が、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0179】
S17.上記RFID励起コンポーネントが、あらかじめ設定された任意の時間間隔で上記トランスミッタを励起するように構成されている、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0180】
S18.上記レシーバ(13)が、RFIDを含む上記おむつのトランスミッタを、上記トランスミッタによる信号の途絶および/または上記トランスミッタによる伝送の損失まで励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0181】
S19.上記時間間隔を1分~10分とすることができる、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0182】
S20.上記時間間隔を1分~8分とすることができる、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0183】
S21.上記時間間隔を1分~6分とすることができる、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0184】
S22.上記時間間隔を1分~5分とすることができる、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0185】
S23.上記RFID励起コンポーネントが、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを電磁波によって励起するように構成されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0186】
S24.上記レシーバ(13)を制御し、かつ/または上記レシーバ(13)によって制御されるように構成されたデータ処理デバイス(100)をさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0187】
S25.上記データ処理デバイスが、トリガされたアラームをトラッキングするように構成されている、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0188】
S26.上記データ処理デバイス(100)が、アラームシステムを制御するように構成されている、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0189】
S27.上記データ処理デバイス(100)が、上記おむつ(1)による排泄物、湿分および/または濡れを検出した場合に、アラームシステムを起動するように構成されている、先行する2つのシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0190】
S28.上記レシーバおよび/または上記処理デバイス(100)が、濡れたおむつが検出された場合に、アラーム信号(14)を生成することができる、先行する3つのシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0191】
S29.上記レシーバ(13)がベッド(200)に配置され、かつ/またはベッドに取り付けられている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0192】
S30.上記レシーバ(13)が、車イスにまたは車イスの中に配置されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0193】
S31.上記レシーバ(13)が、イスにまたはイスの中に配置されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0194】
S32.上記レシーバ(13)が、テーブルにまたはテーブルの中に配置されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0195】
S33.上記レシーバ(13)がホルダにまたはホルダの中に配置されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0196】
S34.上記レシーバ(13)が、壁および/または天井に、またはそれらの中に配置されている、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0197】
S35.アラームコンポーネントをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0198】
S36.上記アラームコンポーネントがハンドヘルドデバイス(300,400)である、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0199】
S37.上記アラームコンポーネントがページャ(300,400)である、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0200】
S38.上記アラームコンポーネントが呼鈴(300,400)である、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0201】
S39.上記アラームコンポーネントがインターコムデバイス(300,400)である、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0202】
S40.上記アラームコンポーネントがデスクトップコンピュータ(300,400)である、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0203】
S41.上記ハンドヘルドデバイスが電話機であり、上記レシーバ(13)および/または上記データ処理デバイスによって上記電話機にアラームをトリガすることができる、先行するシステムの実施形態に記載のシステム。
【0204】
S42.汚染された上記おむつ(1)の交換時にアラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0205】
S43.汚染された上記おむつ(1)の交換時にアラームを自動的に停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0206】
S44.汚染された上記おむつ(1)の交換時にアラームを手動で停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0207】
S45.汚染された上記おむつ(1)の交換時にアラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0208】
S46.単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするモニタリングシステムをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0209】
S47.おむつの交換の必要性が閾値を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0210】
S48.おむつの交換の必要性が、経時的に人のおむつの枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、先行するシステムの実施形態のいずれか1つに記載のシステム。
【0211】
以下、方法の実施形態について説明する。これらの実施形態は、「M」の文字の後に数字を付けて略記される。本明細書で「方法の実施形態」に言及している場合は、これらの実施形態を意味する。
【0212】
M1.おむつの自動モニタリングのための方法であって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1のトランスミッタを第1の場所に提供する段階を有する、方法。
【0213】
M2.上記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されており、さらに信号をモニタリングする段階を有する、先行する方法の実施形態に記載の方法。
【0214】
M3.上記第1のトランスミッタが、パッシブ型でありかつ上記おむつの外側から上記パッシブ型の第1のトランスミッタを励起する更なる段階により汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0215】
M4.上記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0216】
M5.上記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成され、上記間隔があらかじめ設定されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0217】
M6.上記間隔が、上記トランスミッタの汚染量に応じて自己調整される、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0218】
M7.上記間隔が1~10分である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0219】
M8.上記第1のトランスミッタが、排泄物で汚染されると短絡されるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0220】
M9.上記第1のトランスミッタが、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された第1の湿度センサを備えている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0221】
M10.排泄物で汚染されないように構成された第2の場所に第2のトランスミッタをさらに含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0222】
M11.上記第2のトランスミッタが、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0223】
M12.上記第2のトランスミッタが第2の湿度センサを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0224】
M13.上記第2のトランスミッタが、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0225】
M14.上記第2のトランスミッタが、汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0226】
M15.上記第2のトランスミッタが、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0227】
M16.上記第1および第2のトランスミッタが、汚染されていない状態で各信号を同期した間隔で送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0228】
M17.上記間隔があらかじめ設定されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0229】
M18.上記間隔が、上記トランスミッタの汚染量に応じて自己調整される、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0230】
M19.上記間隔が1分~10分である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0231】
M20.上記第2のトランスミッタが、排泄物で汚染されると短絡されるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0232】
M21.上記第2のトランスミッタが、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された第2の湿度センサを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0233】
M22.上記排泄物が、大便、排便および/または体液、例えば尿、膿状の排液および/または血液を含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0234】
M23.上記第1のセンサおよび/または上記第1の場所が、おむつの使用中に濡れるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0235】
M24.上記第1の湿度センサが、湿分および/または液体による汚染に感度を有する、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0236】
M25.上記第1のセンサが、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0237】
M26.上記第1のセンサが、湿分および/または液体の存在および/または不在を判定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0238】
M27.上記第1のセンサが、湿分および/または液体を測定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0239】
M28.上記第2のトランスミッタが第2の湿度センサを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0240】
M29.上記第2のトランスミッタおよび/または上記第2の場所が、おむつの使用中に乾いたままとなるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0241】
M30.上記第2のセンサが上記第1のセンサと同じ種類のものである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0242】
M31.上記第2のセンサが上記第1のセンサとは異なる種類のものである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0243】
M32.上記第2のセンサが上記第1のセンサよりも感度が低い、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0244】
M33.上記第2のセンサが液体に感度を有する、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0245】
M34.上記第1のセンサが、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0246】
M35.上記第2のセンサが、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0247】
M36.上記第2のセンサ(4)が、湿分および/または液体を測定するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0248】
M37.上記第1のトランスミッタが、上記おむつの中央部の中および/または中央部に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0249】
M38.上記第1のトランスミッタが、上記おむつの吸収部の中および/または吸収部に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0250】
M39.上記第1のトランスミッタが、上記おむつの内側および/またはその付近に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0251】
M40.第2のトランスミッタが、おむつの中および/または周辺部に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0252】
M41.上記第1のトランスミッタと上記第2のトランスミッタとの間の距離が少なくとも10cmである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0253】
M42.上記第1のトランスミッタと上記第2のトランスミッタとの間の距離が10cm~25cmである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0254】
M43.上記第1のトランスミッタと上記第2のトランスミッタとの間の距離が15cm~25cmである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0255】
M44.上記第1のトランスミッタと上記第2のトランスミッタとの間の距離が18cm~25cmである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0256】
M45.上記第1のトランスミッタと上記第2のトランスミッタとの間の距離が20cm~25cmである、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0257】
M46.上記第1のトランスミッタが、上記おむつの封止部の中および/または封止部に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0258】
M47.上記第2のトランスミッタが、おむつの封止部の中および/または封止部に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0259】
M48.上記第2のトランスミッタが、上記おむつのファスナの中および/またはファスナに配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0260】
M49.上記第2のトランスミッタが、上記おむつの外側および/または外の付近に配置されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0261】
M50.上記第1のトランスミッタがアンテナを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0262】
M51.上記第1のトランスミッタが第1のRFIDコンポーネントを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0263】
M52.上記第1のトランスミッタが第1のRFIDコンポーネントと統合されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0264】
M53.上記第2のトランスミッタが第2のアンテナを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0265】
M54.上記第2のトランスミッタが第2のRFIDコンポーネントを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0266】
M55.上記第2のトランスミッタが第2のRFIDコンポーネントと統合されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0267】
M56.上記第1のRFIDコンポーネントがアクティブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0268】
M57.上記第1のトランスミッタがパッシブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0269】
M58.上記第2のトランスミッタがアクティブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0270】
M59.上記第2のトランスミッタがパッシブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0271】
M60.上記第1のトランスミッタが、第1の温度センサをさらに含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0272】
M61.上記第1のトランスミッタが、上記湿度センサおよび/または上記第1の温度センサの読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0273】
M62.上記第2のトランスミッタが、第2の温度センサをさらに含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0274】
M63.上記第2のトランスミッタが、上記湿度センサおよび/または上記第2の温度センサの読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0275】
M64.上記第1のトランスミッタおよび上記第2のトランスミッタのうちの少なくとも一方を制御する処理コンポーネントをさらに含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0276】
M65.上記処理コンポーネントが処理コンポーネントRFIDを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0277】
M66.上記処理コンポーネントRFIDがアクティブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0278】
M67.上記処理コンポーネントRFIDがパッシブ型である、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0279】
M68.パッシブ型の第1のトランスポンダ、パッシブ型の第2のトランスポンダおよび/または上記パッシブ型の処理コンポーネントRFIDが、外部電磁源によって励起されるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0280】
M69.アクティブ型および/またはパッシブ型の第1のトランスポンダ、第2のトランスポンダ、および/または上記処理コンポーネントRFIDが、外部HFおよび/またはUHFフィールドによって励起されるように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0281】
M70.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタからの信号と第2のトランスミッタからの信号との間の差を検出するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0282】
M71.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタおよび/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタおよび上記第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するデータを無線で送信するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0283】
M72.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタおよび/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタおよび上記第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0284】
M73.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタおよび/または上記第2のトランスミッタの読み出し値、および/または上記第1のトランスミッタおよび上記第2のトランスミッタからの読み出し値の間の差に対応するアラーム信号を提供するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0285】
M74.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタからの読み出し値と上記第2のトランスミッタからの読み出し値との間の差に対応するあらかじめ設定された閾値に達したらアラーム信号を提供するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0286】
M75.上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタの読み出しに失敗した場合にアラーム信号を提供するように構成されている、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0287】
M76.上記おむつからの任意の信号を受信するように構成されたレシーバを含む、先行する方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0288】
M77.上記レシーバが、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0289】
M78.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバ付近にあるときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0290】
M79.上記レシーバが、関連するユーザに適用されたおむつのトランスミッタからの信号のみを受信し、上記トランスミッタと通信し、かつ/または上記トランスミッタを励起できるように構成された識別コンポーネントをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0291】
M80.上記レシーバおよび上記トランスミッタが、上記おむつが適用されたとき、適用される前および/または適用された後に、識別(ID)を読み出し、かつ/または送信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0292】
M81.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大250cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0293】
M82.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大200cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0294】
M83.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大150cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0295】
M84.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大100cm離れた範囲に位置しているときに、前記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0296】
M85.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0297】
M86.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大75cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0298】
M87.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大50cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0299】
M88.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大25cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0300】
M89.上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大10cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0301】
M90.上記レシーバがRFIDレシーバを含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0302】
M91.上記レシーバが、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0303】
M92.上記RFID励起コンポーネントが、あらかじめ設定された任意の時間間隔で上記トランスミッタを励起するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0304】
M93.上記時間間隔を1分~10分とすることができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0305】
M94.上記時間間隔を1分~8分とすることができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0306】
M95.上記時間間隔を1分~6分とすることができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0307】
M96.上記時間間隔を1分~5分とすることができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0308】
M97.上記RFID励起コンポーネントが、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを電磁波によって励起するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0309】
M98.上記レシーバを制御し、かつ/または上記レシーバによって制御されるように構成されたデータ処理デバイスをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0310】
M99.上記データ処理デバイスが、トリガされたアラームをトラッキングするように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0311】
M100.上記データ処理デバイス(100)が、アラームシステムを制御するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0312】
M101.上記データ処理デバイスが、上記おむつ(1)による排泄物、湿分および/または濡れを検出した場合に、アラームシステムを起動するように構成されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0313】
M102.上記レシーバおよび/または上記処理デバイス(100)が、濡れたおむつが検出された場合に、アラーム信号(14)を生成することができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0314】
M103.上記レシーバがベッドに配置され、かつ/またはベッドに取り付けられている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0315】
M104.上記レシーバが、車イスにまたは車イスの中に配置されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0316】
M105.上記レシーバが、イスにまたはイスの中に配置されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0317】
M106.上記レシーバが、テーブルにまたはテーブルの中に配置されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0318】
M107.上記レシーバがホルダにまたはホルダの中に配置されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0319】
M108.上記レシーバが、壁および/または天井に、それらの中に配置されている、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0320】
M109.アラームコンポーネントをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0321】
M110.上記アラームコンポーネントがハンドヘルドデバイスである、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0322】
M111.上記アラームコンポーネントがページャである、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0323】
M112.上記アラームコンポーネントが呼鈴である、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0324】
M113.上記アラームコンポーネントがインターコムデバイスである、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0325】
M114.上記アラームコンポーネントがデスクトップコンピュータである、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0326】
M115.上記ハンドヘルドデバイスが電話機であり、上記レシーバおよび/または上記データ処理デバイスによって上記電話機にアラームをトリガすることができる、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0327】
M116.汚染された上記おむつの交換時にアラームを停止にするように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0328】
M117.汚染された上記おむつの交換時にアラームを自動的に停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0329】
M118.汚染されたおむつの交換時にアラームを手動で停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0330】
M119.汚染された上記おむつの交換時にアラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0331】
M120.単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするモニタリングシステムをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0332】
M121.おむつの交換の必要性が閾値を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0333】
M122.おむつの交換の必要性が、経時的に人のおむつの枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、先行するそれぞれの方法の実施形態のいずれか1つに記載の方法。
【0334】
以下、使用の実施形態について説明する。これらの実施形態は、「U」の文字の後に数字を付けて略記される。本明細書で「使用の実施形態」に言及している場合は、これらの実施形態を意味する。
【0335】
U1.失禁をモニタリングするための、先行するおむつの実施形態のいずれかに記載のおむつの使用。
【0336】
U2.失禁をモニタリングするための、先行するシステムの実施形態のいずれかに記載のシステムの使用。
【0337】
U3.失禁をモニタリングするための、先行する方法の実施形態のいずれかに記載の方法の使用。
【0338】
RFIDタグは、マイクロチップ(情報を記憶・処理し、高周波(RF)信号を変調・復調する集積回路)、信号を送受信するためのアンテナおよび基板の3つで構成されることができる。タグ情報は、不揮発性メモリに記憶することができる。RFIDタグには、送信データとセンサデータとをそれぞれ処理するための固定ロジックまたはプログラマブルロジックが含まれている(2020年3月のWikipediaも参照)。
【0339】
RFIDタグは、パッシブ型、アクティブ型、バッテリアシストパッシブ型とすることができる。アクティブタグは、電池を内蔵し、周期的にID信号を送信する。バッテリアシストパッシブ型は、小型のバッテリを搭載し、RFIDリーダが存在するときに起動する。パッシブタグは、安価で小型のタグである。なぜなら、当該パッシブタグは、電池を持たない代わりに、リーダから送信される電波エネルギーを利用するからである。
【0340】
タグには、データベースへのキーとして使用される工場出荷時に割り当てられたシリアル番号を持つ読み取り専用のものと、システムユーザがタグにオブジェクト固有のデータを書き込むことができる読み取り/書き込み可能なものとがあり得る。フィールドプログラマブルタグは、一度の書き込みで複数回の読み取りが可能で、「ブランク」タグにはユーザが電子製品コードを書き込むことができる。
【0341】
RFIDタグはメッセージを受信すると、その識別情報などを返信する。これは、ユニークなタグシリアル番号だけの場合もあれば、ストック番号、ロット番号もしくはバッチ番号、製造日、またはその他の特定の情報など、製品に関する情報の場合もある。タグは個別のシリアル番号を持っているので、RFIDシステムの設計では、RFIDリーダの範囲内にあるかもしれない複数のタグの中から識別し、それらを同時に読み取ることができる。
【0342】
RFIDシステムは、タグとリーダの種類によって分類され得る。パッシブリーダアクティブタグ(PRAT)システムは、アクティブタグ(電池式、送信のみ)からの電波信号のみを受信するパッシブリーダを搭載している。PRATシステムのリーダの受信範囲は、1~2,000フィート(0~600m)の範囲で調整できるため、資産保護や監視などの用途に柔軟に対応できる。
【0343】
アクティブリーダパッシブタグ(ARPT)システムでは、アクティブリーダが質問信号を送信し、パッシブタグからの認証応答も受信する。
【0344】
アクティブリーダパッシブタグ(ARAT)システムを使用して、アクティブリーダからの質問信号によりアクティブタグが起動する。このシステムのバリエーションとして、パッシブタグのように動作し、タグのリターンレポート信号を供給する小型バッテリを備えたバッテリアシストパッシブ(BAP)タグを使用することもできる。
【0345】
固定式リーダは、厳密に制御できる特定の質問ゾーンを作るように設定されている。これにより、タグが質問ゾーンに出入りする際の読み取りエリアを高度に定義することができる。モバイルリーダは、携帯型であったり、カートや乗り物に装着したりすることもできる。
【0346】
次に、本発明の実施形態を示す添付の図面を参照して、本発明を説明する。これらの実施形態は、本発明を例示するだけで、制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0347】
図1】本発明に従ったシステムのハードウェアアーキテクチャを概略的に模式的に例示したものである。
図2】本発明の実施形態に記載のおむつを概略的に例示したものである。
【0348】
図3】本発明の実施形態に記載のシステムのセットアップを概略的に例示したものである。
【0349】
図4】患者がいる複数の部屋と、本発明によるモニタリングの設定を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0350】
すべての図面にすべての参照記号が記載されているわけではないことに留意されたい。代わりに、いくつかの図面では、簡潔にして図示を簡単にするために、いくつかの参照符号を省略している。次に、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0351】
図1は、演算デバイス100の概略図を提供する。演算デバイス100は、演算ユニット35、第1のデータストレージユニット30A、第2のデータストレージユニット30Bおよび第3のデータストレージユニット30Cを含むことができる。
【0352】
演算デバイス100は、単一の演算デバイスであっても、演算デバイスの集合体であってもよい。演算デバイス100は、ローカルに配置することも、クラウドソリューションのようにリモートで配置することも可能である。
【0353】
異なるデータストレージユニット30には、異なるデータを保存することができ、例えば第1のデータストレージ30Aには遺伝子データを、第2のデータストレージ30Bにはタイムスタンプデータおよび/またはイベントコードデータおよび/または表現型データを、第3のデータストレージ30Cには前述のデータの個人への接続などのプライバシーに関わるデータなどを保存することができる。
【0354】
追加のデータストレージを提供することもでき、かつ/または前述のものを少なくとも部分的に組み合わせることもできる。別のデータストレージ(図示せず)は、組成物または薬剤活性組成物を特定するデータ、および/または薬剤活性、副作用、異なる成分間の相互作用などの投薬データを含むことができる。このデータは、前述のデータストレージの1つまたは複数に提供することもできる。
【0355】
演算ユニット35は、バス接続160を含むことができる内部通信路160を介して、第1のデータストレージユニット30A、第2のデータストレージユニット30Bおよび第3のデータストレージユニット30Cにアクセスすることができる。
【0356】
演算ユニット30は、単一のプロセッサであっても、複数のプロセッサであってもよく、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィック処理ユニット)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、APU(加速処理装置)、ASIC(特定用途向け集積回路)、ASIP(特定用途向け命令セットプロセッサ)またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)であってもよいが、これらに限定されない。第1のデータストレージユニット30Aは、単一でも複数でもよく、揮発性または不揮発性のメモリ、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期式ダイナミックRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、フラッシュメモリ、磁気抵抗RAM(MRAM)、強誘電体RAM(F-RAM)、またはパラメータRAM(P-RAM)であってもよいが、これらに限定されない。
【0357】
第2のデータストレージユニット30Bは、単一でも複数でもよく、揮発性または不揮発性のメモリ、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期式ダイナミックRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、フラッシュメモリ、磁気抵抗RAM(MRAM)、強誘電体RAM(F-RAM)、またはパラメータRAM(P-RAM)であってもよいが、これらに限定されない。
【0358】
第3のデータストレージユニット30Cは、単一でも複数でもよく、揮発性または不揮発性のメモリ、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期式ダイナミックRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、フラッシュメモリ、磁気抵抗RAM(MRAM)、強誘電体RAM(F-RAM)、またはパラメータRAM(P-RAM)であってもよいが、これらに限定されない。
【0359】
一般的に、第1のデータストレージユニット30A(暗号化キーストレージユニット30Aともいう)、第2のデータストレージユニット30B(データシェアストレージユニット30Bともいう)、および第3のデータストレージユニット30C(復号キーストレージユニット30Cともいう)は、同じメモリの一部とすることもできることを理解すべきである。すなわち、デバイスごとに一般的なデータストレージユニット30を1つだけ提供し、それぞれの暗号化キーの記憶(暗号化キーを記憶するデータストレージユニット30の部分が、暗号化キーストレージユニット30Aとなるように)、それぞれのデータエレメントシェアの記憶(データエレメントシェアを記憶するデータストレージユニット30の部分がデータシェアストレージユニット30Bとなるように)、およびそれぞれの復号キーの記憶(復号キーを記憶するデータストレージユニット30の部分が、復号キーストレージユニット30Aとなるように)を行うように構成してもよい。
【0360】
いくつかの実施形態では、第3のデータストレージユニット30Cは、記憶されたデータのすべてを自動的に暗号化することができる、自己暗号化メモリ、ハードウェアベースのフルディスク暗号化メモリなどのセキュアメモリデバイス30Cとすることができる。データは、第3のデータストレージユニット30Cへのアクセスを必要とする起呼側の認証が成功した場合にのみ、メモリコンポーネントから復号化することができ、ここで、起呼側は、ユーザ、演算デバイス、処理ユニットなどとすることができる。いくつかの実施形態では、第3のデータストレージユニット30Cは、演算ユニット35にのみ接続することができ、演算ユニット35は、第3のデータストレージユニット30Cから受信したデータを決して出力しないように構成することができる。これにより、第3のデータストレージユニット30Cに記憶されている暗号化キー(すなわち、秘密鍵)の安全な記憶と取り扱いを確保することができる。
【0361】
いくつかの実施形態では、第2のデータストレージユニット30Bは提供されなくてもよいが、代わりに演算デバイス100は、データベース60から対応する暗号化されたシェアを受信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、演算デバイス100は、第2のデータストレージユニット30Bを含んでいてもよく、データベース60から対応する暗号化されたシェアを受信するように構成することができる。
【0362】
演算デバイス100は、更なるメモリコンポーネント140を含んでいてもよく、これは、単一でも複数でもよく、揮発性または不揮発性のメモリ、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期式ダイナミックRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、フラッシュメモリ、磁気抵抗RAM(MRAM)、強誘電体RAM(F-RAM)、またはパラメータRAM(P-RAM)であってもよいが、これらに限定されない。また、メモリコンポーネント140は、内部通信路160を介して、演算デバイス100の他のコンポーネント(演算コンポーネント35など)と接続されていてもよい。
【0363】
さらに、演算デバイス100は、外部通信コンポーネント130を含んでいてもよい。外部通信コンポーネント130は、外部デバイス(例えば、バックアップデバイス10、リカバリデバイス20、データベース60)との間でデータを送信および/または受信することを容易にするように構成することができる。外部通信コンポーネント130は、アンテナ(例えば、WIFIアンテナ、NFCアンテナ、2G/3G/4G/5Gアンテナなど)、USBポート/プラグ、LANポート/プラグ、電気的接続を提供するコンタクトパッドなどを含んでいてもよい。外部通信コンポーネント130は、データを送信および/または受信するための命令を含むことができる通信プロトコルに基づいて、データを送信および/または受信することができる。前記命令は、メモリコンポーネント140に記憶することができ、演算ユニット35および/または外部通信コンポーネント130によって実行することができる。外部通信コンポーネント130は、内部通信コンポーネント160に接続することができる。したがって、外部通信コンポーネント130によって受信されたデータは、メモリコンポーネント140、演算ユニット35、第1のデータストレージユニット30Aおよび/または第2のデータストレージユニット30Bおよび/または第3のデータストレージユニット30Cに提供することができる。同様に、メモリコンポーネント140、第1のデータストレージユニット30Aおよび/または第2のデータストレージユニット30Bおよび/または第3のデータストレージユニット30Cに記憶されたデータ、および/または演算ユニット35によって生成されたデータは、外部デバイスに送信されるために、外部通信コンポーネント130に提供することができる。
【0364】
さらに、演算デバイス100は、演算デバイス100のユーザが演算デバイス100に少なくとも1つの入力(例えば、命令)を提供することを可能にできる入力ユーザインタフェース110を含んでいてもよい。例えば、入力ユーザインタフェース110は、ボタン、キーボード、トラックパッド、マウス、タッチスクリーン、ジョイスティックなどを含んでいてもよい。
【0365】
さらになお、演算デバイス100は、演算デバイス100がユーザに表示を提供することを可能にできる出力ユーザインタフェース120を含んでいてもよい。例えば、出力ユーザインタフェース110は、LED、ディスプレイ、スピーカなどであってもよい。
【0366】
また、出力および入力ユーザインタフェース100は、内部通信コンポーネント160を介して、デバイス100の内部コンポーネントと接続されていてもよい。
【0367】
プロセッサは単一でも複数でもよく、CPU、GPU、DSP、APU、FPGAなどであってもよいが、これらに限定されない。メモリは単一でも複数でもよく、揮発性または不揮発性のメモリ、例えばSDRAM、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAM、F-RAM、またはP-RAMであってもよいが、これらに限定されない。
【0368】
データ処理デバイスは、プロセッサユニット、ハードウェアアクセラレータおよび/またはマイクロコントローラなどのデータ処理手段を含むことができる。データ処理デバイス20は、メインメモリ(例えばRAM)、キャッシュメモリ(例えば、SRAM)および/または二次メモリ(例えば、HDD、SDD)などのメモリコンポーネントを含むことができる。データ処理デバイスは、メモリコンポーネントと処理コンポーネント間の通信など、データ処理デバイスのコンポーネント間のデータ交換を促進するように構成されたバスを含むことができる。データ処理デバイスは、データ処理デバイスをインターネットなどのネットワークに接続するように構成することができるネットワークインタフェースカードを含むことができる。データ処理デバイスは、以下のようなユーザインタフェースを含むことができる:
・ 出力ユーザインタフェース、例えば:
視覚データを表示するように構成されたスクリーンまたはモニタ(例えば、アンケートのグラフィカルユーザインタフェースをユーザに表示する)、
音声データを伝達するように構成されたスピーカ(例えば、音声データをユーザに再生する)、
・ 入力ユーザインタフェース、例えば:
・ 視覚データを取り込むように構成されたカメラ(例えば、ユーザの画像および/またはビデオを取り込む)、
音声データを取り込むように構成されたマイク(例えば、ユーザの音声を録音する)、
テキストおよび/またはその他のキーボードコマンドの挿入を可能にするように構成されたキーボード(例えば、ユーザにキーボードをタイプさせることで、テキストデータおよび/またはその他のキーボードコマンドをユーザが入力できるようにする)および/またはトラックパッド、マウス、タッチスクリーン、ジョイスティック-アンケートの異なるグラフィカルユーザインタフェースを介したナビゲーションを容易にするように構成されている。
【0369】
データ処理デバイスは、プログラムの命令を実行するように構成された処理ユニットとすることができる。データ処理デバイスは、処理ユニット、メモリコンポーネントおよびバスを含むシステムオンチップとすることができる。データ処理デバイスは、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、ポケットコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータとすることができる。データ処理デバイスは、ローカルおよび/またはリモートのサーバとすることができる。データ処理デバイスは、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、ポケットコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータおよび/またはユーザインタフェース(上述のユーザインタフェースなど)とインタフェース可能な処理ユニットまたはシステムオンチップとすることができる。
【0370】
図2は、本発明によるおむつとシステムの好ましい例を示している。同図は、開いた状態のおむつを上から見たものである。図に示すおむつ1は、おむつの第1の場所3に第1のトランスミッタ2を示しており、おむつの使用時に、排泄物、特に尿で汚染される可能性がある。
【0371】
第2のトランスミッタ4は、おむつの使用時に、湿ったり濡れたりすることを想定していない場所5に装着されている。設計例では、吸収インレイ6などのインサート6が、おむつのボトム領域またはクロッチ領域に設けられている。この部分には、トランスミッタ2、例えばパッシブ型センサ2とRFID素子7とを含むものが設けられている。第2のトランスミッタ4は、RFID素子8を含んでおり、このRFID素子は、おむつ用ファスナ9に印刷または他の方法で固定することができる。
【0372】
2つのRFID素子7,8の位置は、おむつ1の加湿中に、第1のセンサ2が湿った状態になり、第2のセンサ4が乾いたままであることを容易にする。
【0373】
おむつまたはブリーフ1が人に着用されると、ファスナ9が10に調整され、さらにおむつ用ファスナ11が、接着表面を有する接触面12に取り付けられる。このように、おむつ用ファスナは、おむつの外側に配置されているので、RFID素子8は、おむつ1の使用時に、濡れない場所5に配置されている。
【0374】
RFID素子8がレシーバ13にデータを送信し、ひいては乾いた状況を示し、RFID素子7がそれに応じて乾いた状況を示した場合、レシーバまたはその他の任意のデバイスは、おむつが湿っていないと判定する。この場合、信号またはアラームが送出されることはない。
【0375】
しかしながら、RFID素子7が湿った状態を報告したり、湿った結果、信号を報告しなかったりした場合、これはレシーバ13で、おむつが濡れていると結論づけることができる。この状況では、レシーバ13は、アラーム信号となり得る信号14を送信する。
【0376】
RFID素子7に加えて温度測定デバイス15が設けられ、RFID素子8に加えて温度測定デバイス16が設けられている。
【0377】
さらに、温度測定デバイス15と16とは、このように、尿で濡れる可能性のあるおむつ1の第1の場所3と、乾いているか、または排泄物で汚染されていないことが想定された第2の場所5とに配置されている。
【0378】
このように、RFID素子は、湿度センサおよび/または温度センサと組み合わせることができ、温度または湿分の値が逸脱した場合や、1つのトランスミッタ、特に湿ったRFID素子が故障した場合には、レシーバ13が信号14を送信してアラームをトリガすることができる。
【0379】
第1のセンサ2をおむつ1に取り付けたり、組み込んだり、第2のセンサ素子4をおむつ1の外側に取り付けたりすることができる。
【0380】
おむつ用ファスナ9は通常、1つのRFID素子をその上に印刷できる粘着ストリップとして設計されているので、第2のセンサ4はおむつ用ファスナ上にある。温度および/または水分の測定デバイス15,16は、RFID素子に組み込むことができる。
【0381】
おむつの使用時に、レシーバは、おむつ1の尿で濡れる場所3に配置された第1のセンサ素子2の信号と、おむつ1の使用時に濡れない場所5に装着された第2のセンサ4の信号とを連続して送信することができる。
【0382】
レシーバ13では、第1のセンサ2の信号強度と第2のセンサ4の信号強度との差が検出され、差の閾値に達したら信号14がトリガされる。
【0383】
これに対応して、第1の温度測定デバイス15は、おむつ1の第1の場所3の温度を測定し、閾値を超えた場合には、信号14をトリガするために使用することもできる。
【0384】
おむつ1の第2の場所5で第2の温度が測定され、信号14の第1の温度と第2の温度との差の閾値に達したら信号14がトリガされると、特に有利である。つまり、濡れた結果、第1の伝送素子が故障したとしても、濡れていることを示す信号14がトリガされる。
【0385】
本発明の更なる発展形態によれば、センサは、ケーブルを介してかつ/または無線で互いにもしくは他のセンサとの間で、おむつ1に取り付けることができる。
【0386】
特許請求の範囲の括弧の間に表示される参照番号と文字は、実施形態に記載されかつ添付の図面に示された特徴を識別するものであり、特許請求の範囲に記載された事項を例示するものとして読者の助けとなるものである。このような参照番号と文字が含まれていることは、特許請求の範囲に何らかの制限を加えていると解釈されるべきではない。
【0387】
図3は、本発明に従った好ましいセットアップを示している。ベッド200に横たわる患者は、おむつ1を着用している。おむつの濡れ具合は、レシーバおよび/または処理ユニット100によってモニタリングされる。濡れていたり、湿分が過度になったりした場合、レシーバおよび/または制御ユニット100は、ハンドヘルドデバイス300,400、例えばスマートフォン300もしくは固定電話400または他の可動式もしくは固定式のコンポーネントにアラーム信号を作動させることができる。
【0388】
複数の部屋がある場合の例を図4に例示する。4つの部屋の例を示す。しかしながら、実際にはより多くの部屋をモニタリングすることもできる。いずれにしても、この例では、部屋1は、おむつまたはブリーフが濡れたことを考慮してアラームを送信している。ローカルアラームは、このアラームまたは中央のアラームまたはおむつの交換が必要な場所や部屋の表示を伴うハンドヘルドデバイス300へのアラームによってトリガすることができる。
【0389】
第1の選択肢および第2の選択肢のうちの少なくとも一方」という用語は、第1の選択肢もしくは第2の選択肢または第1の選択肢と第2の選択肢とを意味することを意図している。
【0390】
本明細書で「約」、「実質的に」または「ほぼ」などの相対的な用語が使用されている場合、そのような用語も正確な用語を含むと解釈すべきである。すなわち、例えば、「実質的にまっすぐ」は、「(正確に)まっすぐ」も含むと解釈すべきである。
【0391】
段階が上記または添付の特許請求の範囲にも記載されている場合、本文書に段階が記載されている順序は偶発的なものである可能性があることに留意されたい。すなわち、特に指定されない限り、または当業者に明らかでない限り、段階が記載されている順序は偶発的なものであってもよい。すなわち、本明細書において、例えば、ある方法が段階(A)と(B)とを含んでいることが記載されている場合、これは必ずしも段階(A)が段階(B)に先行することを意味するものではなく、段階(A)が段階(B)と(少なくとも部分的に)同時に実行されることや、段階(B)が段階(A)に先行することも可能である。さらに、ある段階(X)が別の段階(Z)に先行しているといっても、段階(X)と(Z)との間に段階がないことを意味するものではない。すなわち、段階(Z)に先行する段階(X)は、段階(X)が段階(Z)の直前に実行される状況だけでなく、(X)が1つまたは複数の段階(Y1)、...の前に実行され、続いて段階(Z)が実行される状況も包含している。「~の後」または「~の前」といった用語を使用する場合にも、対応する事項が当てはめられる。
[他の考えられる項目]
(項目1)
おむつ(1)であって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1の場所(3)に第1のトランスミッタ(2)を含む、おむつ(1)。
(項目2)
上記第1のトランスミッタ(2)が、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されている、項目1に記載のおむつ。
(項目3)
上記第1のトランスミッタ(2)が、パッシブ型でありかつ汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、項目1または2に記載のおむつ。
(項目4)
上記第1のトランスミッタ(2)が、汚染されていない状態で間隔を空けて信号を送信するように構成されている、項目1から3までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目5)
上記間隔があらかじめ設定されている、項目4に記載のおむつ。
(項目6)
上記間隔が、上記トランスミッタ(2)の汚染量に応じて自己調整される、項目4または5に記載のおむつ。
(項目7)
上記間隔が1~10分である、項目4から6までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目8)
上記第1のトランスミッタ(2)を、排泄物で汚染されると短絡されるように構成することができる、項目1から7までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目9)
上記第1のトランスミッタ(2)が、排泄物で汚染されると短絡されるように構成された第1の湿度センサ(2)を含む、項目1から8までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目10)
上記排泄物が、大便、排便および/または体液、例えば尿、膿状の排液および/または血液を含む、項目1から9までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目11)
上記第1のセンサ(2)が、湿分および/または液体の存在または不在を判定するように構成されている、項目1から10までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目12)
上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの中央部(3)の中および/または中央部(3)に配置されている、項目1から11までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目13)
上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの吸収部(6)の中および/または吸収部(6)に配置されている、項目1から12までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目14)
上記第1のトランスミッタ(2)が、上記おむつの内側および/または内側付近に配置されている、項目1から13までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目15)
上記第1のトランスミッタ(2)がアンテナを含む、項目1から14までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目16)
上記第1のトランスミッタ(2)が第1のRFIDコンポーネント(7)を含む、項目1から15までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目17)
上記第1のトランスミッタ(2)が第1のRFIDコンポーネント(7)と統合されている、項目1から16までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目18)
上記第1のRFIDコンポーネント(7)がアクティブ型である、項目1から17までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目19)
上記第1のトランスミッタ(7)がパッシブ型である、項目1から18までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目20)
上記第1のトランスミッタ(2)が第1の温度センサ(15)をさらに含む、項目1から19までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目21)
上記第1のトランスミッタ(2)が、上記湿度センサ(2)および/または上記第1の温度センサ(15)の読み出し値に対応するデータを送信するように構成されている、項目1から20までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目22)
少なくとも上記第1のトランスミッタ(2)を制御する処理コンポーネントをさらに含む、項目1から21までのいずれか一項に記載のおむつ。
(項目23)
上記処理コンポーネントが処理コンポーネントRFIDを含む、項目22に記載のおむつ。
(項目24)
上記処理コンポーネントRFIDがパッシブ型である、項目23に記載のおむつ。
(項目25)
上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)の読み出し値に対応するデータを無線で送信するように構成されている、項目24に記載のおむつ。
(項目26)
上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)の読み出し値に対応するアラーム信号を提供するように構成されている、項目24に記載のおむつ。
(項目27)
上記処理コンポーネントが、上記第1のトランスミッタ(2)の読み出しに失敗した場合にアラーム信号を提供するように構成されている、項目26に記載のおむつ。
(項目28)
おむつ(1)をモニタリングするシステムであって、特に、項目1から27までのいずれか一項に記載のおむつ(1)を用い、上記システムは、上記おむつ(1)から任意の信号を受信するように構成されたレシーバ(13)を含む、システム。
(項目29)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28に記載のシステム。
(項目30)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)の付近にあるときに、上記おむつと(1)通信するように構成されている、項目28または29に記載のシステム。
(項目31)
上記レシーバが、関連するユーザに適用されたおむつのトランスミッタから信号のみを受信し、上記トランスミッタと通信し、かつ/または上記トランスミッタを励起できるように構成された識別コンポーネントをさらに含む、項目28から30までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目32)
上記レシーバおよび上記トランスミッタが、上記おむつが適用されたとき、適用される前および/または適用された後に、識別(ID)を読み出し、かつ/または送信するように構成されている、項目28から31までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目33)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大250cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から32までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目34)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大200cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から33までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目35)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大150cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から34までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目36)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から35までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目37)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から36までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目38)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大75cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から37までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目39)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大50cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から38までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目40)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大25cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から39までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目41)
上記レシーバ(13)が、上記おむつ(1)が上記レシーバ(13)から最大10cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつ(1)と通信するように構成されている、項目28から40までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目42)
上記レシーバ(13)がRFIDレシーバを含む、項目28から41までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目43)
上記レシーバ(13)が、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含む、項目28から42までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目44)
上記RFID励起コンポーネントが、あらかじめ設定された任意の時間間隔で上記トランスミッタを励起するように構成されている、項目28から43までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目45)
上記時間間隔を1分~10分とすることができる、項目44に記載のシステム。
(項目46)
上記時間間隔を1分~8分とすることができる、項目45に記載のシステム。
(項目47)
上記時間間隔を1分~6分とすることができる、項目46に記載のシステム。
(項目48)
上記時間間隔を1分~5分とすることができる、項目47に記載のシステム。
(項目49)
上記RFID励起コンポーネントが、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを電磁波によって励起するように構成されている、項目28から48までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目50)
上記レシーバ(13)を制御し、かつ/または上記レシーバ(13)によって制御されるように構成されたデータ処理デバイス(100)をさらに含む、項目28から49までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目51)
上記データ処理デバイスが、トリガされたアラームをトラッキングするように構成されている、項目28から50までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目52)
上記データ処理デバイス(100)が、アラームシステムを制御するように構成されている、項目51に記載のシステム。
(項目53)
上記データ処理デバイス(100)が、上記おむつ(1)による排泄物、湿分および/または濡れを検出した場合に、アラームシステムを起動するように構成されている、項目51または52に記載のシステム。
(項目54)
上記レシーバおよび/または上記処理デバイス(100)が、濡れたおむつが検出された場合に、アラーム信号(14)を生成することができる、項目51から53までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目55)
上記レシーバ(13)がベッド(200)に配置され、かつ/またはベッドに取り付けられている、項目28から54までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目56)
上記レシーバ(13)が、車イスにまたは車イスの中に配置されている、項目28から55までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目57)
上記レシーバ(13)が、イスにまたはイスの中に配置されている、項目28から56までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目58)
上記レシーバ(13)が、テーブルにまたはテーブルの中に配置されている、項目28から57までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目59)
上記レシーバ(13)がホルダにまたはホルダの中に配置されている、項目28から58までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目60)
上記レシーバ(13)が、壁および/または天井に、またはそれらの中に配置されている、項目28から59までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目61)
アラームコンポーネントをさらに含む、項目28から60までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目62)
上記アラームコンポーネントがハンドヘルドデバイス(300,400)である、項目28から61までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目63)
上記アラームコンポーネントがページャ(300,400)である、項目28から62までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目64)
上記アラームコンポーネントが呼鈴(300,400)である、項目28から63までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目65)
上記アラームコンポーネントがインターコムデバイス(300,400)である、項目28から64までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目66)
上記アラームコンポーネントがデスクトップコンピュータ(300,400)である、項目28から65までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目67)
上記ハンドヘルドデバイスが電話機であり、上記レシーバ(13)および/または上記データ処理デバイスによって上記電話機にアラームをトリガすることができる、項目28から66までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目68)
汚染された上記おむつ(1)の交換時に上記アラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、項目28から67までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目69)
汚染された上記おむつ(1)の交換時に上記アラームを自動的に停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、項目28から68までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目70)
汚染された上記おむつ(1)の交換時に上記アラームを手動で停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、項目28から69までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目71)
汚染された上記おむつ(1)の交換時に上記アラームを停止するように構成されたアラーム停止デバイスをさらに含む、項目28から70までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目72)
単位時間ごとに人のおむつの枚数をモニタリングするモニタリングシステムをさらに含む、項目28から71までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目73)
おむつの交換の必要性が閾値を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、項目28から72までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目74)
おむつの交換の必要性が、経時的に人のおむつの枚数を超えたときにモニタリングアラームを設定するモニタリングシステムをさらに含む、項目28から73までのいずれか一項に記載のシステム。
(項目75)
おむつの自動モニタリングのための方法であって、排泄物で汚染されるように構成され、排泄物で汚染されると非アクティブになるように構成された第1のトランスミッタを第1の場所に提供する段階する、方法。
(項目76)
上記第1のトランスミッタが、汚染されていない状態で信号を送信するように構成されており、さらに信号をモニタリングする段階を有する、項目75記載の方法。
(項目77)
上記第1のトランスミッタが、パッシブ型でありかつ上記おむつの外側から上記パッシブ型の第1のトランスミッタを励起する更なる段階により汚染されていない状態で遠隔励起時に信号を送信するように構成されている、項目75または76記載の方法。
(項目78)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバ付近にあるときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から77までのいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
上記レシーバが、関連するユーザに適用されたおむつのトランスミッタからの信号のみを受信し、上記トランスミッタと通信し、かつ/または上記トランスミッタを励起できるように構成された識別コンポーネントをさらに含む、項目75から78までのいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
上記レシーバおよび上記トランスミッタが、上記おむつが適用されたとき、適用される前および/または適用された後に、識別(ID)を読み出し、かつ/または送信するように構成されている、項目75から79までのいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大250cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から80までのいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大200cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から81までのいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大150cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から82までのいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から83までのいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大100cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から84までのいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大75cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から85までのいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大50cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から86までのいずれか一項に記載の方法。
(項目88)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大25cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から87までのいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
上記レシーバが、上記おむつが上記レシーバから最大10cm離れた範囲に位置しているときに、上記おむつと通信するように構成されている、項目75から88までのいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
上記レシーバがRFIDレシーバを含む、項目75から89までのいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
上記レシーバが、RFIDを含む上記おむつの上記トランスミッタを励起するように構成されたRFID励起コンポーネントを含む、項目75から90までのいずれか一項に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】