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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-27
(54)【発明の名称】携帯電話安全支持装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/04 20060101AFI20220620BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20220620BHJP
   A44C 25/00 20060101ALI20220620BHJP
【FI】
H04M1/04 Z
G06F1/16 312G
G06F1/16 313C
A44C25/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563297
(86)(22)【出願日】2020-04-22
(85)【翻訳文提出日】2021-10-22
(86)【国際出願番号】 KR2020005339
(87)【国際公開番号】W WO2020218832
(87)【国際公開日】2020-10-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0046509
(32)【優先日】2019-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0149973
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.YouTube
(71)【出願人】
【識別番号】521464097
【氏名又は名称】ジュング, ハイエン チョコール
【氏名又は名称原語表記】JUNG, Hyeen-Chool
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】ジュング, ハイエン チョコール
【テーマコード(参考)】
3B114
5K023
【Fターム(参考)】
3B114FB07
5K023AA07
5K023BB01
5K023BB23
5K023KK01
5K023MM25
5K023PP02
5K023PP16
5K023QQ02
5K023QQ05
(57)【要約】
本発明は、携帯電話安全支持装置に関するもので、指が挿入されて携帯電話を支持するバ
ンドに連結環、連結紐及びアクセサリーを一つ以上選択的に着脱可能に連結して、ユーザ
が自分だけのより美麗で個性的な装飾美を演出することができるようにし、既存の携帯電
話又は携帯電話ケースの後側面の中心部に携帯電話支持手段の適用のための支持板挿入孔
を形成して、バンド挿入のためのバンド挿入孔が設けられたバンド支持板を前記支持板挿
入孔又はバンド支持板に設けられた係止段部によって挿入、支持されるようにすることに
より、持続的に変化する携帯電話の機種に応じて金型をいちいち製作したり、携帯電話支
持手段により別途の付着物が外部に突出して携帯電話の厚さが厚くなるようにしたりしな
くても、携帯電話の厚さが薄く維持された状態で、携帯電話支持手段が適用された携帯電
話をより容易且つ安定的に支持して使用することができるようにし、前記バンド挿入孔と
バンド挿入孔との間のバンド支持板の内側面にバンド挿入凹部を形成して、バンド挿入孔
に挿入されたバンドがバンド挿入凹部の内部に定着されるようにし、前記携帯電話又は携
帯電話ケースのバンド支持板と支持板挿入孔の周囲に装飾的模様を付与して、多様な装飾
美を演出することができるようにしたのである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話又は携帯電話ケース(1)の後側面の中心部に一つ以上設けられたバンド挿入孔
(3)にリング(6)又は連結環、連結紐及びアクセサリー(9)が一つ以上選択的に着
脱可能に連結されたバンド(5)が挿入され、ユーザが自分だけの個性的な装飾美を演出
することができるようにし、
前記バンド(5)又はリング(6)に指を入れて携帯電話を支持した状態で、携帯電話を
安定的に携帯及び使用することができるようにしたことを特徴とする、携帯電話安全支持
装置。
【請求項2】
前記バンド挿入孔(3)がバンド支持板(11)に一つ以上設けられ、携帯電話又は携帯
電話ケース(1)の後側面の中心部に支持板挿入孔(13)が設けられることにより、
支持板挿入孔(13)に挿入されたバンド支持板(11)が、バンド支持板(11)又は
支持板挿入孔(13)に設けられた係止段部(15)によって支持されるようにしたこと
を特徴とする、請求項1に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項3】
前記バンド支持板(11)が、携帯電話又は携帯電話ケース(1)の後側面の中心部に取
り付けられた支持板ケース(17)の支持板挿入孔(13’)の内部に挿入されて設置さ
れたことを特徴とする、請求項2に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項4】
前記支持板挿入孔(13、13’)とバンド支持板(11)が円形に形成され、バンド支
持板(11)が支持板挿入孔(13、13’)の内周面に沿って回転するようにしたこと
を特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項5】
前記バンド挿入孔(3)がバンド支持板(11)の外側部に互いに対向するように複数設
けられたことを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項6】
前記バンド挿入孔(3)とバンド挿入孔(3)との間のバンド支持板(11)の内側面に
バンド挿入凹部(18)が設けられ、バンド挿入孔(3)に挿入されたバンド(5)がバ
ンド挿入凹部(18)の内部に定着されるようにしたことを特徴とする、請求項5に記載
の携帯電話安全支持装置。
【請求項7】
前記バンド挿入孔(3)に、挟持部(19)が選択的に備えられた開口部(21)が設け
られることで、バンド(5)が開口部(21)を介して挿入されるようにしたことを特徴
とする、請求項2又は3に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項8】
前記バンド支持板(11)に装飾的文様(23)が設けられることで、装飾美を演出する
ことができるようにしたことを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯電話安全支持装
置。
【請求項9】
前記支持板挿入孔(13、13’)の周囲に前記バンド支持板(11)と相互連携される
装飾的文様(23’)が付与されることで、バンド支持板(11)又はバンド支持板(1
1)の装飾的文様(23)に関連付けられた装飾美を演出することができるようにしたこ
とを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯電話安全支持装置。
【請求項10】
前記支持板挿入孔(13、13’)の内周縁部に補助リング(14)がさらに挿入される
ことで、バンド支持板(11)との摩擦力を減少させてバンド支持板(11)がスムーズ
に回転することができるようにしたことを特徴とする、請求項2又は3に記載の携帯電話
安全支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話やタブレットPCなどの携帯用PC機器を手で握りやすくして、携帯
電話などをより安定的に携帯及び使用することができるようにした携帯電話安全支持装置
に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、携帯電話の急速な発展及び普及に伴い、全世界的に、携帯電話は、音声通話、ビデ
オ通話、メッセージの伝達、各種情報の検索、及びDMB又はYouTubeの視聴だけ
でなく、娯楽やゲームなどを時間と場所を問わずに楽しむことができるようになっており
、カメラ機能の強化により高画質の撮影が可能になって携帯電話による写真撮影が日常化
されている。
【0003】
このような携帯電話の機能は今後さらに発展することが期待され、現在、携帯電話は、現
代人に少しでも手から放し難い必需品として位置づけられている。
【0004】
一方、このような携帯電話の発展に伴い、新しい機能が追加された高価な携帯電話が連続
的に登場しており、消費者は、これを通信社との分割払い約定などを介して周期的に新し
い機種に交換して購入している。
【0005】
これにより、携帯電話の使用の際に、消費者は、高価で約定購入した携帯電話が紛失又は
破損しないように非常に用心深く使用しており、携帯電話が落ちて破損するのを防止する
ために携帯電話の外部にケースなどを被せて使用している。
【0006】
ところが、このような従来の携帯電話又は携帯電話ケースには、携帯電話の外部だけをケ
ースで単純に被せておいただけであり、携帯電話又は携帯電話ケースを安全に支持する手
段が備えられていないので、携帯電話の使用の際に、携帯電話を片手に持って親指で画面
をタッチして操作することが非常に不安であり、ややもすれば携帯電話を誤って落とした
場合、ケースを被せておいたとしても、携帯電話の液晶にひび割れが生じたり表面にキズ
が付いたりすることが発生した。
【0007】
このような不便を解消するために、携帯電話ケースの角にストラップをぶら下げて、スト
ラップを手首に巻いて使用することにより、携帯電話が手から外れないようにするか、或
いは、
携帯電話ケースの背面に小幅のバンドやチェーン又は円形環などを両面テープなどで接着
固定させて、携帯電話の使用の際に携帯電話を支持することができるようにした製品が公
知になっているが、
前者の場合は、携帯電話が手首を巻いており、携帯電話の画面をタッチして操作すること
が非常に不便であり、
後者の場合は、携帯電話を支持する手段が殆どプラスチック射出物や金属製の環又はチェ
ーンなどで形成され、携帯電話ケースの背面に別途の固定手段や両面テープなどで付着さ
せる構造になっていたので、
携帯電話ケースの外部に支持手段が別途厚く突出した状態になるにつれて、できる限り薄
い厚さの携帯電話を欲しがる消費者の嗜好を満たすことができず、使用を避けているのが
実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる従来の携帯電話支持手段が持っている諸問題点に鑑みてなされたもので
、その目的は、携帯電話支持機能と共に、装飾的機能を付与して、消費者が自分だけのよ
り美麗で個性的な装飾美を演出することができる携帯電話安全支持装置を提供することに
ある。
【0009】
本発明の他の目的は、携帯電話をより容易かつ安定的に支持するとともに、携帯電話の厚
さに影響を与えない携帯電話安全支持装置を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、継続的に多様に変化する携帯電話の機種に応じて金型をいちいち製
作しなくても、携帯電話支持手段を携帯電話又は携帯電話ケースに適用することができる
携帯電話安全支持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するための本発明は、手指が挿入されて携帯電話を支持するバンドに連結
環、連結紐及びビーズ等を一つ以上選択的に着脱可能に連結することにより、ユーザが自
分だけのより美麗で個性的な装飾美を演出することができるようにし、
既存の携帯電話又は携帯電話ケースの後側面の中心部に携帯電話支持手段の適用のための
支持板挿入孔を形成して、バンド挿入のためのバンド挿入孔が設けられたバンド支持板を
、前記支持板挿入孔又はバンド支持板に設けられた係止段部によって挿入、支持されるよ
うにすることにより、
継続的に多様に変化する携帯電話の機種に応じて金型をいちいち製作したり、携帯電話支
持手段により別途の付着物が外部に突出して携帯電話の厚さが厚くなるようにしたりしな
くても、携帯電話の厚さが薄く維持された状態で、携帯電話支持手段が適用された携帯電
話をより容易に安定的に支持して使用することができるようにし、
前記バンド挿入孔と前記バンド挿入孔との間のバンド支持板の内側面にバンド挿入凹溝を
形成して、バンド挿入孔に挿入されたバンドがバンド挿入凹溝の内部に定着されるように
し、
前記携帯電話又は携帯電話ケースのバンド支持板と支持板挿入孔の周囲に装飾的模様を付
与して、装飾美を演出することができるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の携帯電話安全支持装置は、携帯電話支持手段に装飾的機能が付与されることによ
り、消費者が自分だけのより美麗で個性的な装飾美を演出することができるようにし、
既存の携帯電話又は携帯電話ケースに携帯電話支持手段の適用のための支持板挿入孔を形
成して、バンド挿入のためのバンド挿入孔が設けられたバンド支持板を挿入することがで
きるようにすることにより、
継続的に多様に変化する携帯電話の機種に応じて金型をいちいち製作したり、携帯電話支
持手段により別途の付着物が外部に突出して携帯電話の厚さが厚くなるようにしたりしな
くても、携帯電話の厚さが薄く維持された状態で、携帯電話支持手段が適用された携帯電
話をより容易且つ安定的に支持して使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の携帯電話安全支持装置の一実施形態を示す外形図である。
図2】同部分横断面図である。
図3】本発明に装着されたバンド支持板の構成状態を示す外形図及び断面図である。
図4】本発明の様々な実施形態の部分横断面図である。
図5】本発明の様々な実施形態の部分横断面図である。
図6】本発明の様々な実施形態の部分横断面図である。
図7】本発明の様々な実施形態の部分横断面図である。
図8】本発明に装着されたバンド支持板の装飾的模様の適用状態を示す外形図である。
図9】本発明に装着されたバンド支持板の装飾的模様の適用状態を示す外形図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の携帯電話安全支持装置の一実施形態を示す外形図、図2は同部分横断面図
図3は本発明に装着されたバンド支持板の構成状態を示す外形図及び断面図、図4乃至
図7は本発明の様々な実施形態の部分横断面図である。
【0015】
本発明の携帯電話安全支持装置は、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部にバ
ンド挿入孔3が一つ以上設けられ、前記バンド挿入孔3には、弾性又は非弾性の織物、合
成樹脂、ゴム又は金属性の紐、鎖又は小幅の帯状に形成されたバンド5(以下、「バンド
」という)が挿入され、
さらに、前記バンド5には、リング6又は様々な形状、色及び材質の連結環7、連結紐8
、及び各種の工芸品や外付けメモリ、ワイヤレスイヤホンケースなどのアクセサリー9が
一つ以上選択的に着脱可能に連結され、
ユーザがバンド5又はリング6に指を入れた状態で携帯電話を安全に携帯及び使用するこ
とができるようになっており、
ユーザの嗜好に応じて、これらのバンド5、連結環7、連結紐8及びアクセサリー9を任
意に交換して自分だけの美的感覚を個性的かつ美麗に演出することができるように構成さ
れている。
【0016】
前記バンド挿入孔3は、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に射出成形時に
同時に形成するか、或いはバンド挿入孔3を別途のバンド支持板11に形成した後、携帯
電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に支持板挿入孔13を形成することにより、
その内部にバンド支持板11を挿入した状態で形成することができ、
また、この支持板挿入孔13とバンド支持板11とは、結合時に、相互符合する状態の如
何なる形態にもなれるように製作され、相互密着固定されるか或いは分離されて支持板挿
入孔13とバンド支持板11を円形に形成する場合、
バンド支持板11が支持板挿入孔13の内周面に沿って回転することができるようにして
、携帯電話の使用時に、バンド支持板11のバンド挿入孔3に挿入されたバンド5が巻き
付いたりねじれたりすることなくよりスムーズに作動することができるようになっており

支持板挿入孔13の内周縁部に補助リング14をさらに挿入することで、バンド支持板1
1との摩擦力を減少させてバンド支持板11がよりスムーズに回転することができるよう
にすることも可能である。
【0017】
また、前記バンド支持板11は、バンド支持板11又は支持板挿入孔13に設けられた係
止段部15によって、支持板挿入孔13の外部に離脱しないように装着されている。
【0018】
この他にも、前記バンド支持板11は、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部
に取り付けられた支持板ケース17の支持板挿入孔13´の内部に挿設することもできる
【0019】
また、前記支持板挿入孔13は、携帯電話又は携帯電話ケース1の射出成形時に同時に形
成することができ、
既に成形された携帯電話又は携帯電話ケース1の中心部にプレス又は切削加工などによっ
て形成することができるため、支持板挿入孔13が設けられた携帯電話又は携帯電話ケー
スの金型を携帯電話の機種に応じて個別に別途製作しなければならない負担から脱するこ
とができるようになる。
【0020】
一方、前記バンド挿入孔3をバンド支持板11に形成する場合、バンド支持板11の外側
部に互いに対向するように複数形成することができ、
前記バンド挿入孔3と前記バンド挿入孔3との間のバンド支持板11の内側面にはバンド
挿入凹溝18が設けられ、バンド挿入孔3に挿入された紐や鎖又は小幅の帯状のバンド5
がバンド挿入凹溝18の内部に定着された状態で挿入されている。
【0021】
また、前記バンド挿入孔3には、狭持部19が選択的に備えられた開口部21が設けられ
、バンド挿入孔3に挿入されるバンド5が開口部21を介して容易に挿入されるようにす
る一方、挿入された後には、挟持部19によって容易に外部に離脱しないようになってい
る。
【0022】
このように構成された本発明の携帯電話安全支持装置は、図1に示すように、携帯電話又
は携帯電話ケース1の後側面の中心部に設けられた一つ又は複数のバンド挿入孔3に、弾
性又は非弾性の織物、合成樹脂、ゴム又は金属性の紐、鎖又は小幅の帯状に形成されたバ
ンド5が挿入され、
携帯電話の使用又は写真撮影の際に、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に
備えられたバンド5の内部に第二指又は第三指を挿入した状態で、携帯電話又は携帯電話
ケース1を手で握るか或いは手のひらの上に載せておくと、
バンド5によって携帯電話又は携帯電話ケース1が手で任意に分離されることがなくなる
ことにより、一箇所に留まっているときはもとより、道を歩きながら携帯電話を手から放
し落とすおそれが全くなくなり、携帯電話をより安心して使用することができるようにな
り、
バンド5は、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に位置しているので、携帯
電話の重心がほぼ水平状態を維持することにより、携帯電話が第二指又は第三指の一本だ
けでも安定的に支持されるだけでなく、
バンドに挿入した第二指又は第三指を除いた残りの指で携帯電話を追加支持するとともに
、親指で携帯電話の画面を操作することが非常に容易となり、携帯電話を放し落とす心配
もなく、片手で携帯電話をより安心して安定的に携帯及び使用することができるという効
果がある。
【0023】
また、本発明の携帯電話安全支持装置は、バンド5に様々な形状、色及び材質の連結環7
、連結紐8、及び各種の工芸品や外付けメモリ、ワイヤレスイヤホンケースなどのアクセ
サリー9を一つ以上選択的に着脱可能に連結することにより、
ユーザが嗜好又は必要に応じてバンド5、連結環7、連結紐8及びアクセサリー9を任意
に交換して自分だけの美的感覚を個性的且つ美麗に演出することができるという利点があ
る。
【0024】
また、本発明の携帯電話安全支持装置は、バンド挿入孔3を携帯電話又は携帯電話ケース
1の後側面の中心部に射出成形時に同時に形成するか、
或いは、図2に示すように、バンド挿入孔3を別途のバンド支持板11に形成した後、バ
ンド挿入孔3が設けられたバンド支持板11を携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の
中心部に備えられた支持板挿入孔13に挿入して、バンド支持板11がバンド支持板11
又は支持板挿入孔13に設けられた係止段部15によって支持板挿入孔13の外部に離脱
しないようにした状態で形成するか、
或いは、図7に示すように、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に取り付け
られた支持板ケース17の支持板挿入孔13´の内部に挿設することもできるようにする
ことにより、
バンド挿入孔3を様々な方式で形成することができるようにして、コストの負担を大幅に
減らすことができるという効果がある。
【0025】
また、携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に設けられた前記支持板挿入孔1
3も、携帯電話又は携帯電話ケース1の射出成形時に同時に形成することができるが、
図2に示すように、既に成形された携帯電話又は携帯電話ケース1にプレス加工又は切削
加工などを介して既存の携帯電話又は携帯電話ケースに追加形成することにより、
支持板挿入孔13の形成のために支持板挿入孔13が設けられた携帯電話又は携帯電話ケ
ースの金型を携帯電話の機種に応じていちいち個別に別途製作しなければならない負担か
ら脱皮し、継続的に多様に変化する携帯電話の機種に合わせて金型をいちいち製作しなく
ても、携帯電話支持手段を既存の携帯電話又は携帯電話ケースに容易に適用することがで
きるという利点がある。
【0026】
本発明の前記支持板挿入孔13、13´とバンド支持板11は、組立時に相互符合する状
態の如何なる形態にすることも可能であり、
支持板挿入孔13、13´とバンド支持板11を円形に形成する場合、バンド支持板11
が支持板挿入孔13、13´の内周面に沿って回転することができるようにすることによ
り、
携帯電話の使用時に、DMB又はYouTubeの視聴又は写真撮影のために携帯電話の
方向を変えようとする場合、
バンド5の内部に指を入れた状態で、携帯電話をユーザが所望する方向に回すと、
バンド5、又はバンド5が装着されたバンド支持板7を軸として携帯電話ケース1が容易
に回転して、バンド支持板11のバンド挿入孔3に挿入されたバンド5が巻き付いたりね
じれたりすることなく、携帯電話を所望の方向に一層スムーズに作動させることができる
という利点がある。
【0027】
また、前記バンド挿入孔3をバンド支持板11に形成する場合、図3に示すように、バン
ド挿入孔3をバンド支持板11の外側部に互いに対向するように複数形成して、バンド挿
入孔3とバンド挿入孔3との間のバンド支持板11の内側面に設けられたバンド挿入凹部
18の内部にバンド5が定着された状態で作動するようにすることにより、
バンド5がよりスムーズに作動するようにすることができるという効果がある。
【0028】
また、本発明は、前記バンド挿入孔3に、挟持部19が選択的に備えられた開口部21が
設けられることにより、
バンド挿入孔3に挿入されるバンド5が開口部21を介して容易に挿入できるようにする
一方、挿入された後には挟持部19によって容易に外部に離脱しないようになっている。
【0029】
[実施例]
図8及び図9は本発明に装着されたバンド支持板の装飾的模様の適用状態を示す外形図で
ある。
図8に示すように、前記バンド支持板11が模様なく形成されるか、或いは特異模様やユ
ーザのイニシャル、ロゴ、所望の文句などの装飾的な模様23(以下、「装飾的模様」と
いう)が陽刻又は陰刻又は貫通状態で彫刻されるか、或いは平面状態で印刷されることで
、装飾美を演出することができるようになっており、
図9に示すように、携帯電話又は携帯電話ケース1の支持板挿入孔13、13´の周囲に
前記バンド支持板11と相互連携される装飾的文様23´が付与されることで、バンド支
持板11又はバンド支持板11の装飾的文様23に関連付けられた装飾美を演出すること
ができるようになっている。
【0030】
したがって、このような本発明の携帯電話安全支持装置によれば、
指が挿入されて携帯電話を支持するバンド5に連結環7、連結紐8及びアクセサリー9を
一つ以上選択的に着脱可能に連結して、ユーザが自分だけのより美麗かつ個性的な装飾美
を演出することができるようにし、
既存の携帯電話又は携帯電話ケース1の後側面の中心部に携帯電話支持手段の適用のため
の支持板挿入孔13を形成して、バンド5挿入のためのバンド挿入孔3が設けられたバン
ド支持板11を、前記支持板挿入孔13又はバンド支持板11に設けられた係止段部15
によって挿入、支持されるようにすることにより、
継続的に多様に変化する携帯電話の機種に応じて金型をいちいち製作したり、携帯電話支
持手段により別途の付着物が外部に突出して携帯電話の厚さが厚くなるようにしたりしな
くても、携帯電話の厚さが薄く維持された状態で、携帯電話支持手段が適用された携帯電
話をより容易且つ安定的に支持して使用することができるようにし、
前記バンド挿入孔3と前記バンド挿入孔3との間のバンド支持板11の内側面にバンド挿
入凹部18を形成して、バンド挿入孔3に挿入されたバンド5がバンド挿入凹部18の内
部に定着されるようにし、
前記携帯電話又は携帯電話ケース1のバンド支持板11と支持板挿入孔13の周囲に装飾
的文様23、23´を付与して、より多様な装飾美を演出することができるという利点が
ある。
【0031】
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、この実施形態は本発明の技術思想
を説明するための一つの例示に過ぎず、この実施形態のみに本発明の範囲が限定されるも
のではなく、本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等な意味及び範囲内ですべての変更
を含む。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の携帯電話安全支持装置は、携帯電話やタブレットPCなどの携帯用PC機器を手
で握りやすくして、携帯電話などをより安定的に携帯及び使用することができるようにし
、前記機器に装飾的機能を付与して、消費者が自分だけのより美麗かつ個性的な装飾美を
演出することができるようにすることに利用可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】