IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ キム,ジェ フンの特許一覧

特表2022-530119多機能モップ付きスティッククリーナー
<>
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図1
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図2
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図3
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図4
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図5
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図6
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図7
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図8
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図9
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図10
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図11
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図12
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図13
  • 特表-多機能モップ付きスティッククリーナー 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-27
(54)【発明の名称】多機能モップ付きスティッククリーナー
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/24 20060101AFI20220620BHJP
   A47L 13/256 20060101ALI20220620BHJP
【FI】
A47L13/24 A
A47L13/256
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563307
(86)(22)【出願日】2019-05-27
(85)【翻訳文提出日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 KR2019006295
(87)【国際公開番号】W WO2020218668
(87)【国際公開日】2020-10-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0048898
(32)【優先日】2019-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521464190
【氏名又は名称】キム,ジェ フン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェ フン
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA07
3B074AB02
3B074EE01
(57)【要約】
本発明は、モップ付きスティッククリーナーに連結部及びベース板と連設されて前記連結部と軸結合されて回動するベース板が弾性復元力により前記連結部と平行を保てるようにする弾性部材を備えてなり、使用者が少ない力でモップクロス付きベース板を床面、壁面、天井などに密着できるようにし、使用者が床面から壁面へと、壁面から天井へと、といったように床面、壁面、天井などの境界部分において、モップクロス付きベース板を壁面から天井などへと移動させるとき、前記ベース板が弾性部材の弾性復元力により回動しながら天井に直ちに密着できるようにして、床面、壁面、天井などの境界部分から使用者がベース板を離すことなく、ベース板を密着させたままで手軽に移動させながら拭き掃除できるようにする多機能モップ付きスティッククリーナーに関する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の一方の側にモップクロス(r)を選択的に着脱できるように構成されるベース板(100)と、前記ベース板(100)の両終端部と軸結合されて前記ベース板(100)が軸を中心として回動可能なように両終端部に下部に折り曲げられながら延びる連結部(210)がそれぞれ形成され、上部の一方の側に使用者が把持できるようにハンドル用柄(400)が配備される支持部材(200)と、から構成されるモップ付きスティッククリーナーであって、
前記モップ付きスティッククリーナーには、
弾性を有する材質から構成されるが、前記連結部(210)及び前記ベース板(100)と連設されて前記連結部(210)と軸結合されて回動する前記ベース板(100)が弾性復元力により前記連結部(210)と平行を保てるようにする弾性部材(300)が配備されてなることを特徴とする多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項2】
前記ベース板(100)の前面及び背面にはそれぞれ前記弾性部材(300)が嵌入される嵌入溝(110)が長手方向に長尺状に形成され、
前記連結部(210)には前記弾性部材(300)の両終端部を連結部(210)に選択的に固定及び分離する固定部材(215)が配備されてなり、
前記弾性部材(300)は、前記嵌入溝(110)に沿って嵌入されて前記ベース板(100)の前面及び背面を包み込むように構成され、両終端部は、前記固定部材(215)により前記連結部(210)に固定されることを特徴とする請求項1に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項3】
前記嵌入溝(110)の一方の側には、前記嵌入溝(110)に嵌設された弾性部材(300)が前記嵌入溝(110)から外側に抜脱されることを防ぐ抜け止め部材(500)が構成されることを特徴とする請求項2に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項4】
前記モップ付きスティッククリーナーには、
弾性を有する材質から構成されるが、一方の側が前記連結部(210)に連設され、他方の側が前記ベース板(100)に連設されて前記連結部(210)と軸結合されて回動するベース板(100)が弾性復元力により前記連結部(210)と平行を保てるようにするバネ状の補助弾性部材(600)が配備されてなることを特徴とする請求項1に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項5】
前記ベース板(100)の一方の側には長手方向に長尺状にレール溝(130)が形成され、
前記モップ付きスティッククリーナーには、
下端部の端面が尖った形状に形成され、上部に前記レール溝(130)に嵌入または嵌合される嵌合部(710)が形成されている掃除補助板(700)が配備されてなることを特徴とする請求項1に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項6】
前記支持部材(200)の一方の側には、
内部に巻かれたライン部(810)が一方の側に引出し及び引込み可能なように構成されるが、前記ライン部(810)を巻き続けるように構成される巻取り部(800)が配備されてなり、
前記巻取り部(800)の一方の側に引き出されたライン部(810)の終端部は、前記弾性部材(300)の弾性復元力により前記連結部(210)と平行を保つベース板(100)の上側の中央部に連設されることを特徴とする請求項1に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【請求項7】
前記ベース板(100)の前面及び背面にはモップクロス(r)を選択的に結合及び分離できるように面ファスナー(900)が構成され、
前記ハンドル用柄(400)は、支持部材(200)の上側の中央部に軸結合されて前記軸を中心として垂直に回動可能なように構成されることを特徴とする請求項1に記載の多機能モップ付きスティッククリーナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多機能モップ付きスティッククリーナーに係り、さらに詳しくは、モップクロス付きベース板が支持部材を中心として回動可能なようにして使用者が床面、壁面、天井などにベース板を手軽に密着させて拭き掃除できるようにし、弾性部材を用いて、前記ベース板の床面、壁面、天井などへの密着性を向上させるようにする多機能モップ付きスティッククリーナーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、掃除道具は、家の中や事務室などのライフスペースを掃除するときに用いられるものであって、吸込み力を用いて床の塵埃や異物を吸い込んで拭き取る真空掃除機と、スチームを用いてモップを加熱して床(フローリング)の頑固な垢や汚れや黒ずみを手軽に拭き取るスチーム掃除機及び底面に取り付けられたモップまたは掃除クロスを押し引きしながら床を拭き掃除するモップ付きスティッククリーナー(長柄付き雑巾とも呼ばれる。)などに分類される。
【0003】
一方、前記モップ付きスティッククリーナーは、モップまたは掃除クロスを柄の本体の底面に取り付けた状態で柄を用いて押しながら拭き掃除できるようにするものであって、モップまたは掃除クロスを本体の底面に取り付けて色々な場所の床面、壁面などを拭き掃除するときに用いられる掃除道具である。
【0004】
まず、従来の技術を調べてみると、韓国登録実用新案第20-0376049号公報は、上部にハンドル部が備えられた柄と、柄の下部に結合されるモップ支持手段と、前記モップ支持手段に結合されるモップクロスと、から構成されたモップ付きスティッククリーナーにおいて、上部の中央に係合孔が備えられた支持板と、前記支持板の両端部から直下部に延設され、延設された端部の内側面の下部に回転軸突起が備えられた支持杆から構成された「┌┐」字状の支持具と、前記支持具の支持杆の内側に結合され、前背面の上端に雌マジックテープ(登録商標)面が装着され、前背面の表面の上部に突設された多数の滑り止め突起が備えられ、両側の端面の中央に前記支持杆の回転軸突起が嵌入される嵌入溝が備えられた板状のモップ取り付け板と、前記モップ取り付け板を包み込み、モップ取り付け板の前背面上の雄マジックテープ(登録商標)面に各端部の内側面が着脱自在に結合されるモップクロスと、から構成されたことを特徴とするモップ着脱式モップ付きスティッククリーナーに関するものである。
【0005】
上記の従来の技術を参照すると、支持具を中心としてモップ取り付け板が回動されるような構造となっていて、床面にモップ取り付け板の両面を選択的に密着させて使用できるようにすることを重点的に記載している。
【0006】
しかしながら、前記支持具を中心として回動するモップ取り付け板の回動を制限する別途の構成要素が設けられていないが故に、使用者がモップ取り付け板の両面のうちの一方の面を用い、モップ取り付け板を床面から離して移動するとき、前記モップ取り付け板についた異物などが使用者の移動に伴う揺動により振り落とされる虞があり、使用者が使用していない他方の面を用いるためにモップ取り付け板を回すことを余儀なくされるなど煩雑であるという不都合があり、前記モップ取り付け板が床面と密着できるように使用者がモップ付きスティッククリーナーに力を加え続けながら拭き掃除することを余儀なくされるが故に、使い勝手が悪くならざるを得ないという不都合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20-0376049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した従来の技術の不都合を解決するために案出されたものであり、モップ付きスティッククリーナーに連結部及びベース板と連設されて前記連結部と軸結合されて回動するベース板が弾性復元力により前記連結部と平行を保てるようにする弾性部材を備えてなり、使用者が少ない力でモップクロス付きベース板を床面、壁面、天井などに密着できるようにし、使用者が床面から壁面へと、壁面から天井へと、といったように床面、壁面、天井などの境界部分においてモップクロス付きベース板を壁面から天井などへと移動させるとき、前記ベース板が弾性部材の弾性復元力により回動しながら天井に直ちに密着できるようにして床面、壁面、天井などの境界部分から使用者がベース板を離すことなく、ベース板を密着させたままで手軽に移動させながら拭き掃除できるようにする多機能モップ付きスティッククリーナーを提供するところに主眼点をおいて技術的課題として完成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を達成するための本発明によれば、外部の一方の側にモップクロスを選択的に着脱できるように構成されるベース板と、前記ベース板の両終端部と軸結合されて前記ベース板が軸を中心として回動可能なように両終端部に下部に折り曲げられながら延びる連結部がそれぞれ形成され、上部の一方の側に使用者が把持できるようにハンドル用柄が配備される支持部材と、から構成されるモップ付きスティッククリーナーにおいて、前記モップ付きスティッククリーナーには、弾性を有する材質から構成されるが、前記連結部及びベース板と連設されて前記連結部と軸結合されて回動するベース板が弾性復元力により前記連結部と平行を保てるようにする弾性部材が配備されてなることを特徴とする多機能モップ付きスティッククリーナーを提供することによりその課題を解決しようとする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る多機能モップ付きスティッククリーナーによれば、モップクロスまたは掃除クロスを取り付けて室内及び室外を拭き掃除できるようにする本然の目的をそのまま保つとともに、使用者が本発明であるモップ付きスティッククリーナーを用いて拭き掃除しながら移動するとき、前記モップクロスまたは掃除クロスが取り付けられるベース板が弾性部材により固定されてベース板が軸を中心として回動することを防ぐことができて、使用者がベース板の前面及び背面を手軽に見分けられるようにし、使用者によりベース板が回動して床面、壁面、天井などに密着されるとき、前記ベース板が弾性部材の弾性復元力により床面、壁面、天井などに強固に密着できるようにし、前記ベース板が軸を中心として回動するが、弾性部材により戻る力を用いて曲線状の壁面、柱などを容易に拭き掃除できるようにし、これにより、使用者に利便性を与えられるようにする有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の好適な実施形態を示す正面図。
図2】本発明の好適な実施形態を示す側面図。
図3】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
図4】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
図5】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
図6】本発明である多機能モップ付きスティッククリーナーに補助弾性部材が配備されることを示す分解図及び正面図。
図7】本発明である多機能モップ付きスティッククリーナーに掃除補助板が配備されることを示す分解図及び正面図。
図8図7の(A A’)を示す側断面図。
図9】本発明である多機能モップ付きスティッククリーナーに巻取り部が配備されることを示す分解図及び部分正断面図。
図10図9の好適な実施形態を示す使用状態図。
図11】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
図12】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
図13】本発明である多機能モップ付きスティッククリーナーの構成要素のうち、面ファスナーの嵌合溝を示す正面図。
図14】本発明の好適な実施形態を示す使用状態図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、モップクロス付きベース板が支持部材を中心として回動可能なようにして使用者が床面、壁面、天井などにベース板を手軽に密着させて拭き掃除できるようにし、弾性部材を用いて、前記ベース板の床面、壁面、天井などへの密着性を向上できるようにする多機能モップ付きスティッククリーナーを提供する。
【0013】
以下、添付図面の図1から図14に基づいて、前記目的を達成するための本発明の好適な構成及び作用について説明する。
【0014】
まず、本発明について説明するに先立って、その構成について図1から図5に基づいて調べてみると、外部の一方の側にモップクロスrを選択的に着脱できるように構成されるベース板100と、前記ベース板100の両終端部と軸結合されて前記ベース板100が軸を中心として回動可能なように両終端部に下部に折り曲げられながら延びる連結部210がそれぞれ形成され、上部一方の側に使用者が把持できるようにハンドル用柄400が配備される支持部材200と、から構成されるモップ付きスティッククリーナーにおいて、前記モップ付きスティッククリーナーには、弾性を有する材質から構成されるが、前記連結部210及びベース板100と連設されて前記連結部210と軸結合されて回動するベース板100が弾性復元力により前記連結部210と平行を保てるようにする弾性部材300が配備されてなる。
【0015】
上述したように構成される本発明についてさらに詳しく説明すると、まず、従来の通常のモップ付きスティッククリーナーは、ベース板100、支持部材200及びハンドル用柄400から構成される。
【0016】
前記ベース板100は、板状に形成され、外部の一方の側にモップクロスrを選択的に着脱できるように構成される。
【0017】
また、前記ベース板100は、後述する支持部材200の連結部21に軸結合されて前記軸を中心として回動可能なように構成される。
【0018】
ここで、前記モップクロスrとしては、従来通常の水を吸収して床、壁面及び天井を拭き掃除できるようにする様々な雑巾、クロス、ウェス、拭き取り布、ふきん及び掃除クロスなどが採用可能であり、前記モップクロスrがベース板100に着脱される構造としては、従来通常の溝への嵌合構造、ファスナー構造など様々な着脱構造が採用可能である。
【0019】
前記支持部材200は、前記ベース板100の上側の端部から離間して長手方向に長尺状に形成されるが、両終端部に下部に折り曲げられながら延びる連結部210がそれぞれ形成される。
【0020】
また、前記連結部210は、前記ベース板100の両側端部の中央部と軸結合されて前記ベース板100が軸を中心として回動可能なように構成される。
【0021】
前記ハンドル用柄400は、前記支持部材200の上部の一方の側に使用者が把持できるように備配されてなる。
【0022】
ここで、前記ハンドル用柄400は、前記支持部材200の上部の一方の側から延びて一体に形成されてもよく、前記支持部材200の上部の一方の側に選択的に結合及び分離可能なように構成されてもよい。
【0023】
一方、本発明の核心的な構成要素であって、上述したように構成されるモップ付きスティッククリーナーには、弾性を有する材質から構成されるが、前記連結部210及びベース板100と連設されて前記連結部210と軸結合されて回動するベース板100が弾性復元力により前記連結部210と平行を保てるようにする弾性部材300が配備されてなる。
【0024】
ここで、前記弾性部材300は、一方の側が連結部210に連設され、他方の側が前記ベース板100の一方の側に連結されて前記ベース板100に外部から弾性復元力よりも大きな力が加えられて前記ベース板100が軸を中心として回動するときには伸び、前記ベース板100が軸を中心として回動可能なように構成されることが好ましく、前記軸を中心として回動したベース板100に加えられる力が消えるときには、前記ベース板100が弾性部材300の弾性復元力により元の位置に戻って前記連結部210と平行を保てるように構成されることが好ましい。
【0025】
また、前記弾性部材300は、従来通常の紐状、帯状、バネ状といったように様々な形状に形成されてもよく、本発明においては、前記弾性部材300が帯状に形成されることを想定しており、前記弾性部材300の材質は、弾性を有する従来通常の熱可塑性ポリウレタン(TPU)、金属、合成樹脂など様々な材質であってもよい。
【0026】
すなわち、前記弾性部材300は、使用者が前記支持部材200に配備されたハンドル用柄400を用いて、前記ベース板100の下部の一方の側を床面、壁面または天井に当接するように押し付けて前記ベース板100を回転させてベース板100の前面または背面を床面、壁面または天井に密着できるようにするが、前記弾性部材300の弾性復元力が加えられるベース板100が床面、壁面または天井にさらに強固に密着できるようにすることはもとより、前記ハンドル用柄400を用いて、前記ベース板100を床面、壁面または天井から離すとき、前記ベース板100が弾性部材300の弾性復元力により回転しながら前記連結部210と平行を保つようにするのである。
【0027】
換言すれば、図3図4図5に示すように、使用者により前記ベース板100が回動して床面、壁面、天井などに密着されるとき、前記ベース板100が弾性部材300の弾性復元力により床面、壁面、天井などに強固に密着できるようにし、前記ベース板100が軸を中心として回動するが、弾性部材により戻る力を用いて曲線状の壁面、柱などを拭き掃除し易くし、それにより、使用者に利便性を与えられるようにするのである。
【0028】
また、図14に示すように、本発明である多機能モップ付きスティッククリーナーを、前記ベース板100が弾性部材300の弾性復元力により戻る力を用いてほうきのような用途に手軽に用いることもできる。
【0029】
さらに、図1図2図8に示すように、前記ベース板100の前面及び背面にはそれぞれ前記弾性部材300が嵌入される嵌入溝110が長手方向に長尺状に形成され、前記連結部210には前記弾性部材300の両終端部を連結部210に選択的に固定及び分離する固定部材215が配備されてなり、前記弾性部材300は、前記嵌入溝110に沿って嵌入されて前記ベース板100の前面及び背面を包み込むように構成され、両終端部は、前記固定部材215により連結部210に固定される。
【0030】
すなわち、図8に示すように、前記嵌入溝110は、前記ベース板100の前面及び背面に嵌入されて前記ベース板100の前面及び背面を包み込む前記弾性部材300がベース板100の前面及び背面に完全に嵌入されて前記ベース板100の前面及び背面に突出しないように外側から内側に向かって挿設されることが好ましく、これは、前記ベース板100の前面及び背面に着脱されるモップクロスrが前記弾性部材300により浮いてしまうことを防止できるようにするためである。
【0031】
さらにまた、前記固定部材215は、前記嵌入溝110に沿って嵌入されて前記ベース板100の前面及び背面を包み込む弾性部材300の両終端部を前記それぞれの連結部210に選択的に固定及び分離できるように構成される。
【0032】
すなわち、前記固定部材215は、長期にわたっての使用に伴い、前記弾性部材300の弾性復元力が低下するとき、使用者が前記固定部材215を用いて弾性部材300を手軽に取り替えられるようにするものである。
【0033】
前記弾性部材300は、前記嵌入溝110に沿って嵌入されて前記ベース板100の前面及び背面を包み込むように構成され、両終端部は、前記固定部材215により連結部210に固定される。
【0034】
また、図1図2図8に示すように、前記嵌入溝110の一方の側には前記嵌入溝110に嵌設された弾性部材300が嵌入溝110から外側に抜脱することを防ぐ抜け止め部材500が構成される。
【0035】
ここで、前記抜け止め部材500は、前記ベース板100に形成される嵌入溝110の一方の側に前記抜け止め部材500がベース板100の外部に露出されないように嵌入溝110の一方の側から上下に延びる抜け止め部材嵌入溝120に嵌入されてなることが好ましく、これもまた、前記ベース板100の前面及び背面に着脱されるモップクロスrが前記抜け止め部材500により浮いてしまうことを防止できるようにするためである。
【0036】
すなわち、前記抜け止め部材500は、前記弾性部材300が外部のその他の要因により前記嵌入溝110から抜脱することを防止できるように構成されるものである。
【0037】
さらに、図6に示すように、前記モップ付きスティッククリーナーには、弾性を有する材質から構成されるが、一方の側が前記連結部210に連設され、他方の側が前記ベース板100に連設されて前記連結部210と軸結合されて回動するベース板100が弾性復元力により前記連結部210と平行を保てるようにするバネ状の補助弾性部材600が配備されてなる。
【0038】
すなわち、前記補助弾性部材600は、バネ状に形成されて一方の側が前記連結部21の一方の側に連設され、他方の側が前記ベース板100の一方の側に連設されることにより、たとえ長期にわたっての使用に伴い前記弾性部材300の弾性復元力が低下するとしても、前記補助弾性部材600の弾性復元力により前記連結部210と平行を保てるようにするのである。
【0039】
さらにまた、図7図8に示すように、前記ベース板100の一方の側には長手方向に長尺状にレール溝130が形成され、前記モップ付きスティッククリーナーには、下端部の端面が尖った形状に形成され、上部に前記レール溝130に嵌入または嵌合される嵌合部710が形成されている掃除補助板700が配備されてなる。
【0040】
すなわち、前記掃除補助板700は、使用者が前記支持部材200の連結部210と軸結合されて回動するが、前記弾性部材300の弾性復元力により戻り回動するベース板100にさらに嵌着して防虫網の塵埃の除去、壁紙の貼着用など様々な道具としての役割を果たせるようにするものである。
【0041】
さらにまた、図9に示すように、前記支持部材200の一方の側には、内部に巻かれたライン部810が一方の側に引出し及び引込み可能なように構成されるが、前記ライン部810を巻き続けるように構成される巻取り部800が配備されてなり、前記巻取り部800の一方の側に引き出されたライン部810の終端部は、前記弾性部材300の弾性復元力により前記連結部210と平行を保つベース板100の上側の中央部に連設される。
【0042】
すなわち、前記巻取り部800は、前記ベース板100が軸を中心として回動するにつれて、内部に巻かれたライン部810が一方の側に引出し可能なように構成されることが好ましく、前記ライン部810を自動的に巻き取り続けられるように構成されて、前記ベース板100が弾性部材300の弾性復元力により元の位置に戻り回動するときにはライン部810を巻いてライン部810が弛んでしまうことを防止できるように構成されることが好ましい。
【0043】
換言すれば、前記巻取り部800から引き出されるライン部810の終端部が前記ベース板100の上側の中央部に連設されて前記連結部210と連結された軸を中心として回動するベース板100の重心をとって前記ベース板100がさらに安定的に回動できるようにするのである。
【0044】
また、図11図12に示すように、前記ベース板100の前面及び背面にはモップクロスrを選択的に結合及び分離できるように面ファスナー900が構成され、前記ハンドル用柄400は、支持部材200の上側の中央部に軸結合されて前記軸を中心として垂直に回動可能なように構成される。
【0045】
すなわち、前記面ファスナー900は、前記ベース板100の前面及び背面に面ファスナー900に取り付けられる構造を有するモップクロスrを選択的に結合及び分離できるようにするものである。
【0046】
さらに、前記ハンドル用柄400は、使用者が必要に応じてハンドル用柄400を支持部材200に隣り合うように把持して使用するとき、前記ハンドル用柄400が支持部材200となす角度を調節し易くするものである。
【0047】
さらにまた、図13に示すように、前記面ファスナー900の上には、掃除クロスcを嵌め込んで固定できるようにする嵌合溝910が形成されるが、前記嵌合溝910が形成されるベース板100の一部はゴム材質から構成される。
【0048】
すなわち、前記嵌合溝910は、前記面ファスナー900に取り付けられる構造を有さない掃除クロスcを嵌合溝910を介して嵌め込んで前記ベース板100の前面及び背面に固定できるようにするものである。
【0049】
本発明に係る多機能モップ付きスティッククリーナーによれば、モップクロスまたは掃除クロスを取り付けて室内及び室外を拭き掃除できるようにする本然の目的をそのまま保つとともに、使用者が本発明であるモップ付きスティッククリーナーを用いて拭き掃除しながら移動するとき、前記モップクロスまたは掃除クロスが取り付けられるベース板が弾性部材により固定されてベース板が軸を中心として回動することを防ぐことができて、使用者がベース板の前面及び背面を手軽に見分けられるようにし、使用者によりベース板が回動して床面、壁面、天井などに密着されるとき、前記ベース板が弾性部材の弾性復元力により床面、壁面、天井などに強固に密着できるようにし、前記ベース板が軸を中心として回動するが、弾性部材により戻る力を用いて曲線状の壁面、柱などを容易に拭き掃除できるようにし、これにより、使用者に利便性を与えられるようにする有用な発明である。
【符号の説明】
【0050】
100 ベース板
110 嵌入溝
120 抜け止め部材嵌入溝
130 レール溝
200 支持部材
210 連結部
215 固定部材
300 弾性部材
400 ハンドル用柄
500 抜け止め部材
600 補助弾性部材
700 掃除補助板
710 嵌合部
800 巻取り部
810 ライン部
900 面ファスナー
910 嵌合溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】