(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-28
(54)【発明の名称】ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターン
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20220621BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220621BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20220621BHJP
G01S 5/10 20060101ALN20220621BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04W72/04 136
H04W64/00 173
G01S5/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563694
(86)(22)【出願日】2020-03-31
(85)【翻訳文提出日】2021-10-26
(86)【国際出願番号】 US2020026024
(87)【国際公開番号】W WO2020222962
(87)【国際公開日】2020-11-05
(32)【優先日】2019-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(32)【優先日】2020-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】ソリアガ、ジョセフ・ビナミラ
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【テーマコード(参考)】
5J062
5K067
【Fターム(参考)】
5J062BB05
5J062CC12
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ53
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システムおよびデバイスを説明する。一般的に、説明されている技法は、割り振られたリソース上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための適切なパターンを決定することを提供する。特に、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していない(例えば、少なくとも1つの周波数トーンだけ分離されている)ように、複数のシンボルに渡って周波数トーンに基準信号を割り当てるために、パターンを使用してもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、(例えば、構成されているアルゴリズムまたはルックアップテーブルに基づいて、)ポジショニングするために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを自律的に決定してもよく、他のケースでは、ワイヤレスデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))は、別のワイヤレスデバイス(例えば、基地局)から受信されたコンフィギュレーションに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを決定してもよい。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングすることと、
前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信することとを含む方法。
【請求項2】
前記パターンを決定することは、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別することと、
前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までの前記シーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記床または天井演算を再帰的に実行することは、
前記再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わることを含む請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることと、
0から前記丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記コムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記コムレベルの値を下回る前記10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、前記10進値のシーケンスと、前記コムレベルの値を下回り、前記10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項2記載の方法。
【請求項7】
前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、
前記コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記コムレベルの値を前記最も近いより高い方の2の累乗に切り上げることとを含む請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、
前記コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記コムレベルの値を前記最も近いより低い方の2の累乗に切り下げることとを含む請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む請求項2記載の方法。
【請求項10】
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係するか、前記カウンタは、前記送信デバイスに関係するか、または、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、スロット毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、フレーム毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、前記リソースが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、前記カウンタは、前記リソースセットが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされ、または、
前記カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記パターンを決定することは、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することを含む請求項1記載の方法。
【請求項13】
4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンが決定される請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記送信デバイスは、ユーザ機器(UE)であり、
前記パターンを決定することは、
基地局から、前記パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することを含む請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられている周波数トーンは隣接していない請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含む請求項1記載の方法。
【請求項17】
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含むことと、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記基準信号をデコードすることと、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定することとを含む方法。
【請求項18】
前記基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別することと、
前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとをさらに含む請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0から前記コムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む請求項18記載の方法。
【請求項22】
前記オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、前記時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示す請求項18記載の方法。
【請求項23】
前記基準信号のセットのために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することをさらに含む請求項17記載の方法。
【請求項24】
4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンが決定される請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない請求項17記載の方法。
【請求項26】
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングする手段と、
1つ以上のトランシーバを通して、前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信する手段とを具備する装置。
【請求項27】
前記パターンを決定する手段は、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別する手段と、
前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのものである手段と、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定する手段とを具備する請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記パターンを決定する手段は、前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照する手段を備える請求項26記載の装置。
【請求項29】
前記パターンは、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている請求項28記載の装置。
【請求項30】
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む手段と、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、
前記基準信号をデコードする手段と、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定する手段とを具備する装置。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
[0001]
本特許出願は、2019年5月2日に出願された「ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターン」と題するMANOLAKOSらによるギリシャ特許出願第20190100190号と、2020年2月28日に出願された「ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターン」と題するMANOLAKOSらによる米国特許出願第16/804846号とに対する優先権を主張するものであり、これらのそれぞれは本出願の譲受人に譲渡されている。
【背景】
【0002】
[0002]
以下は、一般的に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンに関する。
【0003】
[0003]
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等、さまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であってもよい。このような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、または、LTE-Aプロシステムのような、第4世代(4G)システムと、新しい無線(NR)システムとして呼ばれることがある第5世代(5G)システムとを含んでいる。これらのシステムは、コード分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または、離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多元接続(DFT-S-OFDM)のような、技術を用いてもよい。
【0004】
[0004]
ワイヤレス多元接続通信システムは、多数の基地局またはネットワークアクセスノードを含んでいてもよく、各基地局またはネットワークアクセスノードは、複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートし、複数の通信デバイスは、さもなければ、ユーザ機器(UE)として知られているかもしれない。いくつかのワイヤレス通信システムでは、ワイヤレスデバイスは、別のワイヤレスデバイスから受信された基準信号に基づいて、そのポジションまたは地理的ロケーションを識別してもよい。例えば、UEは1つ以上の基地局から受信された基準信号を測定してもよく、多面的ポジショニングを実行し、そのポジションまたは地理的ロケーションを識別してもよい。いくつかの態様では、ポジショニングのために使用されることになる基準信号を送信するための従来の技法は不十分である。
【概要】
【0005】
[0005]
説明する技法は、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする改善された方法、システム、デバイスおよび装置に関する。一般的に、説明する技法は、割り振られたリソース上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための適切なパターンを決定することを提供する。特に、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していない(例えば、少なくとも1つの周波数トーンだけ分離されている)ように、複数のシンボルに渡って周波数トーンに基準信号を割り当てるために、パターンが使用されてもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、(例えば、構成されているアルゴリズムまたはルックアップテーブルに基づいて、)ポジショニングするために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを自律的に決定してもよく、他のケースでは、ワイヤレスデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))は、別のワイヤレスデバイス(例えば、基地局)から受信されたコンフィギュレーションに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを決定してもよい。
【0006】
[0006]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンが、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングすることと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信することとを含んでいてもよい。
【0007】
[0007]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、1つ以上のトランシーバと、1つ以上のメモリと、1つ以上のメモリおよび1つ以上のトランシーバと電子的に結合されているプロセッサとを含んでいてもよい。1つ以上のプロセッサは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンが、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されるようにと、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングするようにと、1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信するように構成されていてもよい。
【0008】
[0008]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンが、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングする手段と、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信する手段とを含んでいてもよい。
【0009】
[0009]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンが、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されるようにと、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングするようにと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0010】
[0010]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別し、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用され、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0011】
[0011]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含み、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させ、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていてもよく、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0012】
[0012]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別し、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択し、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行し、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に加算して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別し、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるかもしれないまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別し、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0013】
[0013]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、床または天井演算を再帰的に実行することは、再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げ、0から丸められた値より1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含み、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させ、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていてもよく、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回っているかもしれず、10進値のシーケンスから除外されているかもしれない他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0014】
[0014]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いかもしれないことを決定し、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、コムレベルの値を2の累乗まで切り上げるまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いかもしれないことを決定し、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0015】
[0015]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別し、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けし、インデックス付けに基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係していてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、送信デバイスに関係していてもよく、または、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタであってもよい。
【0016】
[0016]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、スロット毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係していてもよく、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされてもよく、または、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされてもよい。
【0017】
[0017]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中の基準信号を送信するリソース要素のロケーションを示している。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}である。
【0018】
[0018]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、送信デバイスはUEであってもよく、パターンを決定することは、基地局から、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンの表示を受信することは、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定し、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することに基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きくてもよく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していないかもしれない。
【0019】
[0019]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボル中で周波数において均等に間隔が空けられていてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続していていてもよく、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続していてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンを決定することは、時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を容易にするために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているか否かを決定し、時間周波数リソースのセットが保護されているかもしれないか否かに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0020】
[0020]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含んでいる。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに、ポジショニングのために使用される基準信号をマッピングすることは、シンボルのセットに渡ってパターンを部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに、ポジショニングのために使用される基準信号をマッピングするための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0021】
[0021]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含むことと、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、第1のシンボルと第2のシンボルは連続していることと、基準信号をデコードすることと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定することとを含んでいてもよい。
【0022】
[0022]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、1つ以上のトランシーバと、1つ以上のメモリと、1つ以上のメモリおよび1つ以上のトランシーバに電子的に結合されている1つ以上のプロセッサとを含んでいてもよい。1つ以上のプロセッサは、1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されるようにと、基準信号をデコードするようにと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定するように構成されていてもよい。
【0023】
[0023]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む手段と、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、基準信号をデコードする手段と、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定する手段とを含んでいてもよい。
【0024】
[0024]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含むようにと、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されているようにと、基準信号をデコードするようにと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0025】
[0025]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別し、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されてもよく、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含み、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させ、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていてもよく、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0026】
[0026]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別し、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択し、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行し、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に加算して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別し、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるかもしれないまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別し、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0027】
[0027]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、床または天井演算を再帰的に実行することは、再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンスを決定することは、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げ、0から丸められた値より1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含み、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させ、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていてもよく、コムレベルの値を下回っているかもしれない10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回っているかもしれず、10進値のシーケンスから除外されているかもしれない他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0028】
[0028]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いかもしれないことを決定し、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、コムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いかもしれないことを決定し、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げるための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0029】
[0029]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別し、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けし、インデックス付けに基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースに関係していてもよく、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むリソースセットに関係していてもよく、カウンタは、少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、受信デバイスに関係していてもよく、または、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むすべてのリソースセットに関係する共有カウンタであってもよい。
【0030】
[0030]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、スロット毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係していてもよく、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係していてもよく、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされてもよく、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされてもよく、または、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係していてもよく、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされてもよい。
【0031】
[0031]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示している。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}である。
【0032】
[0032]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、受信デバイスはUEであってもよく、パターンを決定することは、基地局から、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することは、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定し、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することに基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きくてもよく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられているかもしれない周波数トーンは隣接していないかもしれない。
【0033】
[0033]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号のセットのために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボル中で周波数において均等に間隔が空けられていてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続していていてもよく、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続していてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を容易にするために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているかもしれないか否かを決定し、時間周波数リソースのセットが保護されているかもしれないか否かに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【0034】
[0034]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含んでいる。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、基準信号のセットを識別することは、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0035】
[0035]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含むことと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングすることと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信することとを含んでいてもよい。
【0036】
[0036]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、1つ以上のトランシーバと、1つ以上のメモリと、1つ以上のメモリおよび1つ以上のトランシーバに電子的に結合されている1つ以上のプロセッサとを含んでいてもよい。1つ以上のプロセッサは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含むようにと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングするようにと、1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信するように構成されていてもよい。
【0037】
[0037]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含む手段と、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングする手段と、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信する手段とを含んでいてもよい。
【0038】
[0038]
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含むようにと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングするようにと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0039】
[0039]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられてもよく、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、周波数トーンのセットの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別し、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されてもよく、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令を含んでいてもよい。
【0040】
[0040]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信の方法を説明する。方法は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされることと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別することと、基準信号のセットをデコードすることと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定することとを含んでいてもよい。
【0041】
[0041]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置を説明する。装置は、1つ以上のトランシーバと、1つ以上のメモリと、1つ以上のメモリおよび1つ以上のトランシーバに電子的に結合されている1つ以上のプロセッサとを含んでいてもよい。1つ以上のプロセッサは、1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされるようと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別するようにと、基準信号のセットをデコードするようにと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定するように構成されていてもよい。
【0042】
[0042]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置を説明する。装置は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングするために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされる手段と、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別する手段と、基準信号のセットをデコードする手段と、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定する手段とを含んでいてもよい。
【0043】
[0043]
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体を説明する。コードは、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされるようにと、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別するようにと、基準信号のセットをデコードするようにと、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定するように、プロセッサにより実行可能な命令を含んでいてもよい。
【0044】
[0044]
本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例では、ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられてもよく、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、周波数トーンのセットの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていてもよい。本明細書で説明されている方法、装置および非一時的コンピュータ読取可能媒体のいくつかの例は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別し、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されてもよく、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定するための動作、特徴、手段または命令をさらに含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【
図1】[0045]
図1は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするワイヤレス通信システムの例を図示している。
【
図2】[0046]
図2は、本開示の態様による、基準信号に基づく多面的ポジショニングの例を図示している。
【
図3】[0047]
図3は、本開示の態様による、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのコンフィギュレーションの例を図示している。
【
図4】[0048]
図4は、本開示の態様による、4のコムレベルで送信される基準信号の例を図示している。
【
図5】[0049]
図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするワイヤレス通信システムの例を図示している。
【
図6】[0050]
図6は、本開示の態様による、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるパターンの例を図示している。
【
図7】[0051]
図7は、本開示の態様による、基準信号を送信するために異なるパターンが使用されるときに、ポジショニングのために使用される基準信号のために割り振られたリソースのセットをパンクチャリングした結果を図示している。
【
図8】
図8は、本開示の態様による、基準信号を送信するために異なるパターンが使用されるときに、ポジショニングのために使用される基準信号のために割り振られたリソースのセットをパンクチャリングした結果を図示している。
【
図9】[0052]
図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするデバイスのブロック図を示している。
【
図10】
図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするデバイスのブロック図を示している。
【
図11】[0053]
図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする通信マネージャのブロック図を示している。
【
図12】[0054]
図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするユーザ機器(UE)を含むシステムの図を示している。
【
図13】[0055]
図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする基地局を含むシステムの図を示している。
【
図14】[0056]
図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
【
図15】
図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
【
図16】
図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
【
図17】
図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法を図示するフローチャートを示している。
【詳細な説明】
【0046】
[0057]
いくつかのワイヤレス通信システムでは、ワイヤレスデバイスは、(例えば、ナビゲーションのために使用するために)そのポジションまたは地理的ロケーションを推定(決定、識別)するかもしれない。したがって、このようなシステムでは、第1のワイヤレスデバイスは、第2のワイヤレスデバイスから受信された基準信号において測定を実行して、そのポジションまたは地理的ロケーション(例えば、第1のワイヤレスデバイスのポジションまたは地理的ロケーション)を推定するかもしれない。このような基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)基準信号を含んでいてもよく、第2のワイヤレスデバイスは、基準信号のために構成されているコムレベルに基づいて、(例えば、6のコムレベルに対して6シンボル毎に)、ポジショニングのために使用される基準信号を送信してもよい。
【0047】
[0058]
いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、固定された階段パターンに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するかもしれず、基準信号は、連続するシンボル中の隣接する周波数トーンにマッピングされる。しかしながら、いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られた連続するシンボルが別の送信(例えば、低レイテンシ送信)のためにパンクチャされる場合には、基準信号は、複数の隣接する周波数トーン上で送信されないかもしれず、これは、基準信号送信の周波数ダイバーシティを制限するかもしれない。加えて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのパターンが固定されている場合には、送信デバイスは、ワイヤレス通信システムにおける変化する条件(例えば、異なるインスタンスにおいて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための異なるリソース割り振り)に適応することができないかもしれない。
【0048】
[0059]
本明細書で説明するように、ワイヤレスデバイスは、割り振られたリソース上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための適切なパターンを決定するための技法をサポートしてもよい。特に、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していない(例えば、少なくとも1つの周波数トーンだけ分離されている)ように、複数のシンボルに渡って周波数トーンに基準信号を割り当てるために、パターンを使用してもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、(例えば、構成されているアルゴリズムまたはルックアップテーブルに基づいて、)ポジショニングするために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを自律的に決定してもよく、他のケースでは、ワイヤレスデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))は、別のワイヤレスデバイス(例えば、基地局)から受信されたコンフィギュレーションに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを決定してもよい。
【0049】
[0060]
上記で紹介した本開示の態様は、ワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて以下で説明する。その後、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするプロセスおよびシグナリング交換の例を説明する。本開示の態様は、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンに関する装置図、システム図およびフローチャートを参照してさらに示し、説明する。
【0050】
[0061]
図1は、本開示の態様にしたがう、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするワイヤレス通信システム100の例を示している。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含んでいる。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-Aプロネットワーク、または、新しい無線(NR)ネットワークであってもよい。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼性(例えば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシー通信、または、低コストおよび低複雑性のデバイスとの通信をサポートしてもよい。
【0051】
[0062]
基地局105は、1本以上の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信してもよい。ここで説明する基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードB、または、ギガノードB(いずれもgNBとして呼ばれることもある)、ホームノードB、ホームeノードB、または、他の何らかの適切な用語を含み、これらとして、当業者により参照されることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロまたはスモールセル基地局)を含んでいてもよい。ここで説明するUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局、これらに類するものを含む、さまざまなタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することができてもよい。
【0052】
[0063]
さまざまなUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に、各基地局105は関係していてもよい。各基地局105は、通信リンク125を介して、それぞれの地理的カバレージエリア110のための通信カバレージを提供してもよく、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つ以上の搬送波を利用してもよい。ワイヤレス通信システム100中に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または、基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含んでいてもよい。ダウンリンク送信はまた、順方向リンク送信として呼ばれることがあり、アップリンク送信は、逆方向リンク送信として呼ばれることもある。
【0053】
[0064]
基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分を作り上げるセクタに分割され、各セクタはセルに関係していてもよい。例えば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または、他のタイプのセル、または、これらのさまざまな組み合わせのための通信カバレージを提供してもよい。いくつかの例では、基地局105は、移動可能であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110のための通信カバレージを提供してもよい。いくつかの例では、異なる技術に関係する異なる地理的カバレージエリア110がオーバーラップしていてもよく、異なる技術に関係するオーバーラップしている地理的カバレージエリア110が、同じ基地局105により、または、異なる基地局105によりサポートされていてもよい。ワイヤレス通信システム100は、例えば、異なるタイプの基地局105がさまざまな地理的カバレージエリア110のためのカバレージを提供する、異種LTE/LTE-A/LTE-AプロまたはNRネットワークを含んでいてもよい。
【0054】
[0065]
「セル」という用語は、(例えば、搬送波を介した)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指しているかもしれず、同じ搬送波または異なる搬送波を通して動作する隣接セルを識別する識別子(例えば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関係していてもよい。いくつかの例では、搬送波は、複数のセルをサポートしてもよく、異なるタイプのデバイスのためのアクセスを提供するかもしれない異なるプロトコルタイプ(例えば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域インターネットオブシングス(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または、他のもの)にしたがって、異なるセルを構成してもよい。いくつかのケースでは、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレージエリア110(例えば、セクタ)の一部分を指すこともある。
【0055】
[0066]
用語「搬送波」は、通信リンク125を介しての通信をサポートするために規定されている物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指しているかもしれない。例えば、通信リンク125の搬送波は、所定の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルにしたがって動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含んでいてもよい。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または、他のシグナリングを伝えてもよい。搬送波は、予め規定されている周波数チャネル(例えば、発展型ユニバーサル移動体電気通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関係していてもよく、UE115による発見のためのチャネルラスタにしたがって位置決めされていてもよい。搬送波は、(例えば、FDDモード中で)ダウンリンクまたはアップリンクであってもよく、または、(例えば、TDDモード中で)ダウンリンクおよびアップリンク通信を伝えるように構成されていてもよい。いくつかの例では、搬送波を介して送信される信号波形は、(例えば、直交周波数分割多重(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)のような、マルチ搬送波変調(MCM)技法を使用して)複数の副搬送波から作り上げられていてもよい。
【0056】
[0067]
UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体に渡って分散されていてもよく、各UE115は、静止していてもまたは移動体であってもよい。UE115はまた、移動体デバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または、加入者デバイス、または、他の何らかの適切な用語として呼ばれることもあり、「デバイス」は、ユニット、局、端末、または、クライアントとして呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、または、パーソナルコンピュータのような、パーソナル電子デバイスであってもよい。いくつかの例では、UE115はまた、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、インターネットオブスイングス(IoT)デバイス、インターネットオブエブリシング(IoE)デバイス、または、MTCデバイス、または、これらに類するものを指すことがあり、これらは、電気機器、車両(例えば、自動車、自転車など)、メータ、ウェアラブル(例えば、腕時計、メガネ、衣服、靴、宝石、ヘッドマウントディスプレイ)、ホームデバイス(例えば、鍵、照明、ディスプレイ)、ビデオ/オーディオデバイス(例えば、テレビ、スピーカー等)、健康診断デバイス、治療デバイス、または、これらに類するもののような、さまざまな物品で実現してもよい。
【0057】
[0068]
基地局105は、コアネットワーク130と、そして、互いに通信してもよい。例えば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(例えば、S1、N2、N3または他のインターフェースを介して)、コアネットワーク130とインターフェースしていてもよい。基地局105は、バックホールリンク134を介して(例えば、X2、Xnまたは他のインターフェースを介して)、直接的に(例えば、基地局105間で直接的に)、または、間接的に(例えば、コアネットワーク130を介して)互いに通信してもよい。
【0058】
[0069]
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および、他のアクセス、ルーティング、または、モビリティ機能を提供してもよい。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)、および、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)を含んでいてもよい、発展型パケットコア(EPC)であってもよい。MMEは、EPCに関係する基地局105によりサービスされるUE115に対するモビリティ、認証、および、ベアラ管理のような、非アクセス層(例えば、制御プレーン)機能を管理してもよい。ユーザIPパケットは、S-GWを介して転送され、S-GW自体は、P-GWに接続されていてもよい。P-GWは、IPアドレス割り振りとともに他の機能を提供してもよい。P-GWは、ネットワークオペレータIPサービスに接続されていてもよい。オペレータIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、または、パケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含んでいてもよい。
【0059】
[0070]
基地局105のようなネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスネットワークエンティティのようなサブコンポーネントを含んでいてもよく、アクセスネットワークエンティティは、アクセスノード制御装置(ANC)の例であってもよい。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または、送信/受信ポイント(TRP)として呼ばれることもある、他の多数のアクセスネットワーク送信エンティティを介して、UE115と通信してもよい。いくつかのコンフィギュレーションでは、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105のさまざまな機能は、さまざまなネットワークデバイス(例えば、無線ヘッドおよびアクセスネットワーク制御装置)に渡って分散されていてもよく、または、単一のネットワークデバイス(例えば、基地局105)に統合されていてもよい。
【0060】
[0071]
ワイヤレス通信システム100は、典型的には300MHz~300GHzの範囲で、1つ以上の周波数帯域を使用して動作するかもしれない。一般的に、300MHz~3GHzの領域は、超高周波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。なぜなら、波長は、長さが約1デシメートル~1メートルの範囲であるからである。UHF波は、建物および環境特徴により遮断またはリダイレクトされるかもしれない。しかしながら、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分なくらい構造を貫通するかもしれない。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの高周波数(HF)または非常に高い周波数(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い範囲(例えば、100km未満)に関係していてもよい。ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波数(SHF)領域中で動作してもよい。SHF領域は、5GHzの産業用、科学用、および、医療用(ISM)の帯域のような、帯域を含み、これは、他のユーザからの干渉を許容することができるかもしれない装置により都合よく使用してもよい。
【0061】
[0072]
ワイヤレス通信システム100は、ミリメータ帯域としても知られるスペクトルの非常に高い周波数(EHF)領域(例えば、30GHzから300GHz)中でも動作してもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリ波(mmW)通信をサポートしてもよく、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、より近くに間隔が空けられていてもよい。いくつかのケースでは、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にするかもしれない。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも大きな大気減衰の影響を受け、より短い範囲となるかもしれない。ここで開示する技法は、1つ以上の異なる周波数領域を使用する送信に渡って用いてもよく、これらの周波数領域に渡る帯域の指定された使用は、国または規制機関により異なっていてもよい。
【0062】
[0073]
いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、ライセンスされている無線周波数スペクトル帯域とライセンスされていない無線周波数スペクトル帯域の両方を利用してもよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域のようなライセンスされていない帯域において、ライセンス支援アクセス(LAA)、LTEライセンスされていない(LTE-U)無線アクセス技術、または、NR技術を用いてもよい。ライセンスされていない無線周波数スペクトル帯域で動作するとき、基地局105およびUE115のようなワイヤレスデバイスは、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を用いて、データを送信する前に周波数チャネルが確実にクリアであるようにするかもしれない。いくつかのケースでは、ライセンスされていない帯域における動作は、ライセンスされている帯域(例えば、LAA)において動作するコンポーネント搬送波に関連する搬送波アグリゲーションコンフィギュレーションに基づいていてもよい。ライセンスされていないスペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、または、これらの組み合わせを含んでいてもよい。ライセンスされていないスペクトルにおけるデュプレックスは、周波数分割デュプレックス(FDD)、時分割デュプレックス(TDD)、または、両方の組み合わせに基づいていてもよい。
【0063】
[0074]
いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、または、ビーム形成のような、技法を用いるのに使用してもよい、複数のアンテナを装備していてもよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(例えば、基地局105)と受信デバイス(例えば、UE115)との間の送信スキームを使用してもよく、送信デバイスは複数のアンテナを装備し、受信デバイスは1本以上のアンテナを装備する。MIMO通信は、マルチパス信号伝搬を用いて、異なる空間レイヤを介して、複数の信号を送信または受信することにより、スペクトル効率を増加させてもよく、これは空間多重化として呼ばれることもある。
【0064】
[0075]
複数の信号は、例えば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組み合わせを介して、送信デバイスにより送信されてもよい。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組み合わせを介して、受信デバイスにより受信されてもよい。複数の信号のそれぞれは、別個の空間ストリームとして呼ばれることがあり、同じデータストリーム(例えば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関係するビットを伝えてもよい。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関係していてもよい。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信される単一ユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信される複数ユーザMIMO(MU-MIMO)とを含んでいる。
【0065】
[0076]
空間フィルタリング、指向性送信、または、指向性受信としても呼ばれることがあるビーム形成は、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間パスに沿ってアンテナビーム(例えば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(例えば、基地局105またはUE115)において使用してもよい信号処理技法である。ビーム形成は、アンテナアレイに関して特定の方向に伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を組み合わせることにより達成されてもよい。アンテナ素子を介して通信される信号の調節は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関係するアンテナ素子のそれぞれを介して搬送される信号に対してある振幅および位相オフセットを適用することを含んでいてもよい。アンテナ素子のそれぞれに関係する調節は、特定の方向に関係する(例えば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに関する、あるいは、他の何らかの方向に関する)、ビーム形成重み設定により規定されていてもよい。
【0066】
[0077]
1つの例では、基地局105は、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用して、UE115との指向性通信のためのビーム形成動作を行ってもよい。例えば、いくつかの信号(例えば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または、他の制御信号)は、異なる方向に複数回、基地局105により送信されてもよく、これは、異なる送信の方向に関係する異なるビーム形成重み設定にしたがって信号が送信されることを含んでいてもよい。異なるビーム方向の送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を、(例えば、基地局105により、または、UE115のような受信デバイスにより)識別するのに使用してもよい。
【0067】
[0078]
特定の受信デバイスに関係するデータ信号のようないくつかの信号は、単一のビーム方向(例えば、UE115のような受信デバイスに関係する方向)に、基地局105により送信されてもよい。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関係するビーム方向は、異なるビーム方向において送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定されていてもよい。例えば、UE115は、基地局105により異なる方向に送信された信号のうちの1つ以上を受信してもよく、UE115は、最高の信号品質で、または、さもなければ許容可能な信号品質で、受信した信号の表示を、基地局105に報告してもよい。これらの技法は、基地局105により1つ以上の方向で送信される信号を参照して説明しているが、UE115は、(例えば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回、信号を送信する、または、(例えば、データを受信デバイスに送信するために)単一の方向に信号を送信する、同様の技法を用いてもよい。
【0068】
[0079]
受信デバイス(例えば、mmW受信デバイスの例であってもよいUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または、他の制御信号のような、さまざまな信号を基地局105から受信するとき、複数の受信ビームを試みるかもしれない。例えば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することにより、異なるアンテナサブアレイにしたがって受信信号を処理することにより、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信される信号に適用される異なる受信ビーム形成重み設定にしたがって受信することにより、または、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信される信号に適用される異なる受信ビーム形成重み設定にしたがって受信信号を処理することにより、複数の受信方向を試してもよく、これらのうちのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向にしたがって「リスニング」しているとして呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(例えば、データ信号を受信するとき)単一の受信ビームを使用して、単一のビーム方向に沿って受信してもよい。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向にしたがうリスニングに少なくとも部分的に基づいて決定されるビーム方向(例えば、複数のビーム方向にしたがうリスニングに少なくとも部分的に基づく、最高信号強度、最高信号対雑音比、または、さもなければ、許容可能な信号品質を有するように決定されたビーム方向)に整列されていてもよい。
【0069】
[0080]
いくつかのケースでは、基地局105またはUE115のアンテナは、1つ以上のアンテナアレイ内に位置していてもよく、アンテナアレイは、MIMO動作を、あるいは、送信または受信ビーム形成をサポートしてもよい。例えば、1本以上の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーのようなアンテナアセンブリとコロケートさせてもよい。いくつかのケースでは、基地局105に関係するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに配置されていてもよい。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビーム形成をサポートするため使用するかもしれない、アンテナポートの多数の行と列を有するアンテナアレイを有していてもよい。同様に、UE115は、さまざまなMIMOまたはビーム形成動作をサポートするかもしれない、1つ以上のアンテナアレイを有していてもよい。
【0070】
[0081]
いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、レイヤ化プロトコルスタックにしたがって動作するパケットベースのネットワークであってもよい。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであってもよい。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行してもよい。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先取り扱いを行い、論理チャネルのトランスポートチャネルへの多重化を行ってもよい。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおける再送信を提供するハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用してもよい。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、UE115と、基地局105またはユーザプレーンデータに対する無線ベアラをサポートするコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、コンフィギュレーション、および、管理を提供してもよい。物理レイヤでは、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされていてもよい。
【0071】
[0082]
いくつかのケースでは、UE115および基地局105は、データの再送信をサポートして、データの受信が成功する可能性を増加させてもよい。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正確に受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(例えば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、順方向誤り訂正(FEC)、および、再送信(例えば、自動反復要求(ARQ))の組み合わせを含んでいてもよい。HARQは、劣悪な無線条件(例えば、信号対雑音条件)において、MACレイヤにおけるスループットを改善するかもしれない。いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、同じスロットHARQフィードバックをサポートしてもよく、デバイスは、スロット中の以前のシンボル中で受信されたデータのための特定のスロット中にHARQフィードバックを提供してもよい。他のケースでは、デバイスは、後続のスロット中で、または、他の何らかの時間間隔にしたがって、HARQフィードバックを提供してもよい。
【0072】
[0083]
LTEまたはNRにおける時間間隔は、基本時間単位の倍数で表されていてもよく、基本時間単位は、例えば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指していてもよい。通信リソースの時間間隔は、それぞれが10ミリ秒(ms)の持続期間を有する無線フレームにしたがって編成されていてもよく、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表されていてもよい。無線フレームは、0から1023の範囲のシステムフレーム番号(SFN)により識別されていてもよい。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含んでいてもよく、各サブフレームは、1ミリ秒の持続期間を有していてもよい。サブフレームは、それぞれが0.5m秒の持続期間を有する2つのスロットにさらに分割されてもよく、各スロットは、(例えば、各シンボル期間の前に付加されるサイクリックプレフィックスの長さに依存して)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでいてもよい。サイクリックプレフィックスを除外すると、各シンボル期間は、2048のサンプリング期間を含んでいてもよい。いくつかのケースでは、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であってもよく、送信時間間隔(TTI)として呼ばれることもある。他のケースでは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、サブフレームよりも短くてもよく、または、(例えば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で、または、sTTIを使用する選択されたコンポーネント搬送波中で)動的に選択してもよい。
【0073】
[0084]
(例えば、低周波数FR1システムまたは高周波数FR2システムの例であるかもしれない)ワイヤレス通信システム100において、ワイヤレスデバイスは、別のワイヤレスデバイスから受信された基準信号に基づいて、(例えば、ナビゲーションに対して使用するために)そのポジションまたは地理的ロケーションを識別するように構成されていてもよい。
【0074】
[0085]
図2は、本開示の態様による、基準信号に基づく多面的ポジショニング200の例を図示している。
図2の例では、UE115は、基地局105からPRS(例えば、複数のセルからのダウンリンク基準信号)を受信してもよく、UEは、(例えば、基準セルに対する)基準信号の基準信号時間差(RSTD)または観測到着時間差(OTDOA)を測定し、これらの測定値を使用して、UEのポジションまたは地理的ロケーションを決定してもよい。いくつかのインプリメンテーションでは、RSTDは、以下のように計算してもよい。
【数1】
基地局またはUEにおける送信/受信ビーム形成は、精度を高めるためにセルエッジUEへの広帯域送信を可能にするかもしれず、ビームリファインメントはまた、(例えば、NRにおける)チャネル相互性プロシージャを活用してもよい。さらに、
図2は、複数のセルのRSTDに基づくUEにおける多面的ポジショニングの例を図示しているが、他の例では、基地局は、UE115-aからのアップリンク基準信号(例えば、SRS)に基づいて(例えば、アップリンク到着時間差(UTDOA)測定値に基づいて)、多面的ポジショニングを実行してもよい。
【0075】
[0086]
図3は、本開示の態様による、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのコンフィギュレーション300の例を図示している。
図3中に示されているように、基地局105-a(または、UE115のような他の送信デバイス)は、送信デバイスからのPRS送信に対する周期性、コムレベル等をそれぞれ示しているPRSリソース設定305-aおよび305-bで構成されていてもよい。各PRSリソース設定は、特定の送信ビームでPRSを送信するためにそれぞれが使用されるかもしれないPRSリソースセットに関係していてもよい。例えば、PRSリソース設定305-aは、PRSリソースセット310-a、310-b、...、310-cに関係していてもよく、これらはそれぞれ、送信ビーム1、送信ビーム2、...、送信ビームN
Tx,BでそれぞれPRSを送信するために使用されてもよい。加えて、各PRSリソースセットは、PRSリソースに関係してもよく、受信デバイスは、特定の受信ビームで各PRSリソース上でPRSを受信してもよい。例えば、受信デバイスは、それぞれ受信ビーム1、受信ビーム2、...、受信ビームN
Rx,Bを使用して、PRSリソース315-a、...、315-b上で送信されるPRSを受信してもよい。同様に、受信デバイスは、それぞれ受信ビーム1、...、受信ビームN
Rx,Bを使用して、PRSリソース315-c、...、315-d上で送信されるPRSを受信してもよい。
【0076】
[0087]
PRSリソースセット中の各初期PRSリソース(例えば、PRSリソース315-aおよびPRSリソース315-c)は、スロット内のポート上で送信されるPRSを含んでいてもよく、送信の周期性とスロットオフセットが構成されていてもよい。例えば、送信デバイスは、開始および終了物理リソースブロック(PRB)と、開始および終了シンボルと、初期PRSリソースの特定のリソース要素(例えば、構成されている開始PRBと開始シンボルからのオフセット)を示していてもよい値(例えば、vshift)とで構成されていてもよい。コンフィギュレーションを識別した後、基地局105-aは、PRSリソース設定に関係するPRSリソースセット内のPRSリソース上でPRSを送信してもよい。その後、UE115はPRSを受信してもよく、PRS上で測定を実行して、USのポジションを決定してもよい。いくつかのケースでは、UE115は、受信されたPRSに基づいて、到着時間(TOA)、RSTD、基準信号受信電力(RSRP)、角度、UE受信または送信ビーム、基準信号の信号対干渉プラス雑音比、基準信号受信量(RSRQ)、または、これらの何らかの組み合わせを報告する。報告は、各PRSリソース、PRSリソースセット、PRSリソース設定、または、各基地局105に対するものであってもよい。
【0077】
[0088]
したがって、
図2および
図3を参照して説明したように、第1のワイヤレスデバイスは、第2のワイヤレスデバイスから受信された基準信号上で測定を実行して、そのポジション(例えば、第1のワイヤレスデバイスのポジション)を識別してもよい。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、基準信号のために構成されているコムレベルに基づいて、基準信号を送信してもよい(例えば、6のコムレベルに対して6シンボル毎)。
【0078】
[0089]
図4は、本開示の態様による、4のコムレベル405(例えば、4シンボル毎)で送信される基準信号400の例を図示している。しかしながら、いくつかのケースでは、基準信号を送信するためにコムレベルが使用され、基準信号間の周波数ギャップが大きい(例えば、しきい値を上回る)場合には、受信デバイスはエイリアシングを経験するかもしれない。
図4の例では、(例えば、1のコムレベル410を有する基準信号送信と比較して)コム-4パターン(例えば、スタガリングを有する追加のシンボルなし)のエイリアシングは、50%パーセンタイル距離誤差において著しい変化がなく、約2.3mから4.3mへの90%パーセンタイル距離誤差の増加をもたらすかもしれない。
図4を参照して説明するエイリアシング誤差を補正するために、第2のワイヤレスデバイスは、固定された階段パターンに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信してもよく、基準信号は、連続するシンボル中の隣接する周波数トーンにマッピングされる。しかしながら、いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られた連続するシンボルが別の送信(例えば、低レイテンシ送信)のためにパンクチャされる場合には、基準信号は、複数の隣接する周波数トーン上で送信されないかもしれない。
【0079】
[0090]
結果として、ポジショニングのために使用される基準信号間に大きな周波数ギャップが存在するかもしれず、これは、基準信号送信の周波数ダイバーシティを制限するかもしれず、
図4を参照して説明したエイリアシング誤差を潜在的にもたらす可能性がある。加えて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのパターンが固定されている場合には、送信デバイスは、ワイヤレス通信システムにおける変化する条件に適応できないかもしれない。例えば、4のコムレベルを有する基準信号送信に対して、5個または3個のシンボルが割り振られている場合には、送信デバイスは、基準信号を送信するためのパターンを決定できないかもしれない。さらに、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのリソース割り振りが時間的に分割されている場合には、送信デバイスは、異なるセットに渡るリソース上で、または、同じリソースの異なる機会において、基準信号を送信するためのパターンを決定できないかもしれない。ワイヤレス通信システムでは、ワイヤレスデバイスは、割り振られたリソース上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための適切なパターンを決定する技法をサポートしていてもよい。
【0080】
[0091]
図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするワイヤレス通信システム500の例を図示している。ワイヤレス通信システム500は、
図1~
図4を参照して説明した基地局105の例であってもよい、基地局105-bを含んでいる。ワイヤレス通信システム500は、
図1~
図4を参照して説明したUE115の例であってもよい、UE115-aを含んでいる。基地局105-aは、
図1を参照して説明したカバレージエリア110の例であってもよい、地理的カバレージエリア110-aに対する通信カバレージを提供してもよい。ワイヤレス通信システム500は、ワイヤレス通信システム100の態様を実現していてもよい。例えば、ワイヤレス通信システム500中の基地局105-bおよびUE115-aは、割り振られたリソース上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するための適切なパターンを決定する技法をサポートしていてもよい。
【0081】
[0092]
特に、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していない(例えば、少なくとも1つの周波数トーンだけ分離されている)ように、複数のシンボルに渡って周波数トーンに基準信号を割り当てるために、パターンを使用してもよい。例えば、周波数トーンが既に使用されている場合には、パターンは、連続するシンボル中で占有される周波数トーンが可能な限り分離されるように、可能な限り均等に、周波数トーンに基準信号を割り当ててもよい。いくつかのケースでは、基地局105-bおよびUE115-aは、(例えば、構成されているアルゴリズムまたはルックアップテーブルに基づいて、)複数のシンボルに渡って、周波数トーンに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを自律的に決定してもよい。他のケースでは、UE115-aは、基地局105-bから受信されたコンフィギュレーション505に基づいて、複数のシンボルに渡って、周波数トーンに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを決定してもよい。
【0082】
[0093]
いくつかの例では、UE115-aが、コンフィギュレーション505に基づいて、複数のシンボルに渡って、周波数トーンに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てるために使用されるパターンを決定するように構成されている場合には、基地局105-bは、コンフィギュレーション505中で、パターンの明示的表示を送信してもよい。例えば、基地局105-bは、ポジショニングのために使用される基準信号をリソースに割り当てるために使用されるパターンを表すオフセットのシーケンスの明示的な表示を送信してもよい。他の例では、基地局105-bは、ポジショニングのために使用される基準信号をリソースに割り当てるために使用されるパターンを表すオフセットのデフォルトシーケンスの表示を送信してもよい。このような例では、ゼロのコムオフセットが、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されることになるか、または、(例えば、構成されているコムオフセットから開始する)デフォルトコムオフセットシーケンスが、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されることになるかを示す単一の値(例えば、{0})を有するシーケンスの表示を送信してもよい。いくつかの態様では、(例えば、比較的小さい)コムレベル(例えば、Nの値)に対して、ワイヤレスデバイスによりアクセス可能なルックアップテーブルが、コムオフセットのシーケンスで規定されてもよい(したがって、例えば、UE115-aは、異なるコムレベル(例えば、Nの値)および異なる初期コムオフセット値に対して、どのコムオフセットを選択するかを決定してもよい)。
【0083】
[0094]
いったん基地局105-bおよびUE115-aがパターンを決定すると、基地局105-bおよびUE115-aは、パターンに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を交換してもよい。例えば、基地局105-bは、パターンに基づいて、リソースのセット中の特定のリソース要素上でPRSをUE115-aに送信してもよく、UE115-aは、そのポジションを決定するためにPRS上で測定を実行する前に、パターンに基づいて、PRSを送信するために使用されるリソース要素を識別してもよい。同様に、UE115-aは、パターンに基づいて、リソースのセット中の特定のリソース要素上でSRSを基地局105-bに送信してもよく、基地局105-bは、そのポジションを決定するためにSRS上で測定を実行する前に、パターンに基づいて、SRSを送信するために使用されるリソース要素を識別してもよい。
【0084】
[0095]
図6は、本開示の態様による、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるパターン600の例を図示している。
【0085】
[0096]
例示的なパターン600-aでは、ワイヤレスデバイスは、開始PRBと、開始シンボルと、開始PRBおよび開始シンボルから、リソースのセット605-aの第1の周波数トーン610-aおよび第1のシンボル615-aへのオフセットを示すvshift値とに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのリソースのセット605-aを識別してもよい。ワイヤレスデバイスは、その後、4のコムレベルが、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されることになることを決定してもよい。決定された4のコムレベルに基づいて、ワイヤレスデバイスは、リソースのセット605-a中のリソース要素(例えば、周波数トーンとシンボルとの組み合わせ)に基準信号を割り当てるために使用されるかもしれないリソースのセットに対するパターンを決定してもよい。特に、各シンボルに対して、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスがシンボル中で基準信号を送信するかもしれない周波数トーンに対応するかもしれない(例えば、第1の周波数トーン610-aから測定される)コムオフセットを決定してもよい(例えば、0のコムオフセットが第1の周波数トーン610-aに対応し、2のコムオフセットが第3の周波数トーン610-cに対応する)。
【0086】
[0097]
図5を参照して説明したように、パターンは、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していないように、リソースのセット605-aへの基準信号の割り当てを含んでいてもよい。例示的なパターン600-aでは、基準信号は、第1のシンボル615-a中の第1の周波数トーン610-aと、第2のシンボル615-b中の第3の周波数トーン610-cと、第3のシンボル615-c中の第2の周波数トーン610-bと、第4のシンボル615-d中の第4の周波数トーン610-dとにマッピングされていてもよい。すなわち、リソースのセット605-aに基準信号をマッピングするために使用されるパターンを表すコムオフセットのシーケンスは、{0、2、1、3}であってもよい。したがって、基準信号は、連続するシンボル615-aおよび615-b中の隣接していない周波数トーン610-aおよび610-cにマッピングされていてもよく、基準信号は、連続するシンボル615-cおよび615-d中の隣接していない周波数トーン610-bおよび610-dにマッピングされていてもよい。
【0087】
[0098]
例示的なパターン600-bでは、ワイヤレスデバイスはまた、開始PRBと、開始シンボルと、開始PRBおよび開始シンボルから、リソースのセット605-bの第1の周波数トーン610-eおよび第1のシンボル615-eへのオフセットを示すvshift値とに基づいて、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためのリソースのセット605-bを識別してもよい。ワイヤレスデバイスは、その後、6のコムレベルが、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されることになることを決定してもよい。決定された6のコムレベルに基づいて、ワイヤレスデバイスは、リソースのセット605-b中のリソース要素(例えば、周波数トーンとシンボルとの組み合わせ)に基準信号を割り当てるために使用されるかもしれないリソースのセットに対するパターンを決定してもよい。特に、各シンボルに対して、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスがシンボル中で基準信号を送信するかもしれない周波数トーンに対応するかもしれない(例えば、第1の周波数トーン610-eから測定される)コムオフセットを決定してもよい(例えば、0のコムオフセットが第1の周波数トーン610-aに対応し、2のコムオフセットが第3の周波数トーン610-cに対応する)。
【0088】
[0099]
図5を参照して説明したように、パターンは、少なくとも2つの連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンが隣接していないように、リソースのセット605-bへの基準信号の割り当てを含んでいてもよい。例示的なパターン600-bでは、基準信号は、第1のシンボル615-e中の第1の周波数トーン610-eと、第2のシンボル615-f中の第4の周波数トーン610-hと、第3のシンボル615-g中の第2の周波数トーン610-fと、第4のシンボル615-h中の第5の周波数トーン610-iと、第5のシンボル615-i中の第3の周波数トーン610-gと、第6のシンボル615-j中の第6の周波数トーン610-jとにマッピングされていてもよい。すなわち、リソースのセット605-bに基準信号をマッピングするために使用されるパターンを表すコムオフセットのシーケンスは、{0、3、1、4、2、5}であってもよい。したがって、6のコムレベルおよび4よりも大きいすべてのコムレベルに対して、基準信号は、2つの連続するシンボルの任意のグループ中の隣接していない周波数トーン(例えば、リソースのセット605-b中の連続するシンボル615-eおよび615-f中の隣接していない周波数トーン610-eおよび610g)にマッピングされていてもよい。
【0089】
[0100]
上記で説明した例によると、リソースのセット上で、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるパターンは、連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーン間に分離(例えば、少なくとも1つの周波数トーン)があるように、リソースのセットに基準信号を割り当ててもよい。上記で言及したように、パターンは、オフセットのシーケンスにより表されていてもよく、シーケンス中の各値は、シンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーンに対応している。いくつかのケースでは、パターンまたはパターンを表すオフセットのシーケンスが、ワイヤレスデバイスにおける内部計算に基づいて決定されるか、ルックアップテーブルにアクセスすることに基づいて決定されるか、または、別のワイヤレスデバイスから受信された表示に基づいて決定されるかにかかわらず、パターンまたはパターンを表すオフセットのシーケンスは、アルゴリズムに基づいて、決定または導出してもよい。
【0090】
[0101]
1つの例では、N=2k(例えば、2の累乗)のコムレベルに対して、ビット反転置換にしたがってコムオフセットのシーケンスを選択してもよい。ビット反転置換は、0からコムレベルより1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させることにより実行してもよい(例えば、各バイナリ表現が同じ長さ(k)を有するように、各数のバイナリ表現がパディングされてもよい)。その後、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値が決定されてもよく、コムオフセットのシーケンスは、これらの10進値のシーケンスに等しくなるかもしれない(例えば、元のシーケンス中の対応する値から導出された、結果として生じるシーケンス中の各値が、元のシーケンス中の対応する値と、結果として生じるシーケンス中の同じポジションにある)。例として、4のコムレベルに対して、k=2の長さを有する0から3までの数のシーケンス中の各数のバイナリ表現({00、01、10、11})は反転されてもよく({00、10、01、11})、コムオフセットのシーケンスは、反転されたバイナリ表現に対応する10進値のシーケンス(例示的なパターン600-aによれば、{0、2、1、3})に等しくなるかもしれない。8のコムレベルおよびk=3のバイナリ表現長に対して、コムオフセットのシーケンスは{0、4、2、6、1、5、3、7}に等しくてもよく、16のコムレベルおよびk=4のバイナリ表現長に対して、コムオフセットのシーケンスは、{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}に等しくてもよい。
【0091】
[0102]
別の例では、N≠2k(例えば、2の累乗とは異なる)のコムレベルに対して、コムレベルは、最も近い2の累乗に切り上げまたは切り下げてもよく、コムオフセットのシーケンスは、丸められた値に基づいて実行されるビット反転置換にしたがって選択されてもよい。この例では、ビット反転置換は、0から丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させ、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定することにより実行してもよい。その後、コムオフセットのシーケンスは、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むか、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回り、10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように決定されてもよい。すなわち、コムレベルが切り上げられている場合には、コムオフセットのシーケンスは、10進値のシーケンスから、コムレベル(N-1)以上である値を除去することにより決定されてもよく、または、コムレベルが切り下げられている場合には、コムオフセットのシーケンスは、コムレベル未満であり、10進値のシーケンスから除外されている他の値を、10進値のシーケンスに、できるだけ均等に付加することにより決定されてもよい(例えば、シーケンス中で最小ギャップを有する値間に各他の値を付加する)。
【0092】
[0103]
例として、6のコムレベルが8に切り上げられ、ビット反転置換を実行することに基づいて決定された10進値のシーケンスが{0、4、2、6、1、5、3、7}である場合には、コムオフセットのシーケンスは、10進値のシーケンスから、6以上である値を除去すること(例えば、境界外エントリを拒否すること)により決定されてもよく、{0、4、2、1、5、3}のオフセットのシーケンスをもたらす。代替的に、6のコムレベルが4に切り下げられ、ビット反転置換を実行することに基づいて決定された10進値のシーケンスが{0、2、1、3}である場合には、コムオフセットのシーケンスは、6未満であり、10進値のシーケンスから除外されている他の値(すなわち、{4、5})を、10進値のシーケンスに、できるだけ均等に付加することにより決定されてもよく、例えば、他の値が10進値のシーケンスの最後に付加される場合には、{0、2、4、1、3、5}のオフセットのシーケンスをもたらす。いくつかのケースでは、最も近いより高い方の2の累乗が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、コムレベルにより近い場合には、コムレベルは切り上げられてもよく、最も近いより低い方の2の累乗が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、コムレベルにより近い場合には、コムレベルは切り下げられてもよい。
【0093】
[0104]
さらに別の例では、任意のコムレベルに対して、コムオフセットのシーケンスは、1つ以上の循環バッファに基づいて、選択されてもよく、循環バッファ中で最も離れている値が、コムオフセットのシーケンス中の連続する値として追加される。この例では、0からコムレベルよりも1だけ小さい値が、円上にマークされるか、または、循環バッファに追加されてもよく、第1のコムオフセットが選択されてもよく(例えば、f(0)=0)、すべての後のf(i)値(例えば、コムオフセットのシーケンス中の値、f(0)はシーケンス中の第1の値に対応し、f(1)はシーケンス中の第2の値に対応する等)が、(例えば、第1のコムオフセットが循環バッファ中の第1の値であるように)第1のコムオフセットだけ循環シフトされる。円上で、または、循環バッファ中で、第1のコムオフセットから最も離れている値は、その後、コムオフセットのシーケンス中の次の値として選択される。例えば、0からコムレベルよりも1だけ小さい値までのすべての値を含む現在の円形部分の開始および終了を参照して、円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行して、コムオフセットのシーケンス中の次の値を決定する。
【0094】
[0105]
円または循環バッファは、その後、2つにセグメント化され、第1の円または循環バッファは、f(0)からf(1)までの値を含み(例えば、f(1)を含まない)、第2の円または循環バッファは、f(1)からf(0)に戻る値を含み(例えば、f(0)を含まない)、各セグメント化された円または循環バッファは同じ数の値を含むか、あるいは、1つの円または循環バッファは他のものよりも1だけ小さい値を含んでいる。その後、第1の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第1の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値(すなわち、f(2))として選択され、その後、第2の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第2の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値(すなわち、f(3))として選択される。
【0095】
[0106]
残りの円または循環バッファは、その後、4つの円または循環バッファにセグメント化され、第1の円または循環バッファは、f(0)からf(2)までの値を含み(例えば、f(2)を含まない)、第2の円または循環バッファは、f(2)からf(1)までの値を含み(例えば、f(1)を含まない)、第3の円または循環バッファは、f(1)からf(3)までの値を含み(例えば、f(3)を含まない)、第4の円または循環バッファは、f(3)からf(0)まで戻る値を含む(例えば、f(0)を含まない)。その後、第1の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第1の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値として選択され(すなわち、f(4)=f(0)-f(2)中点)、その後、第2の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第2の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値として選択され(すなわち、f(5)=f(1)-f(3)中点)、その後、第3の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第3の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値として選択され(すなわち、f(6)=f(2)-f(1)中点)、その後、第2の円または循環バッファのサイズ上で床または天井演算を実行することにより、第4の円または循環バッファの中点が、コムオフセットのシーケンス中の次の値として選択される(すなわち、f(7)=f(3)-f(0)中点)。いくつかの例では、上記で説明したビット反転技法に続いて、ビット反転を実行することに基づいて、中点値が選ばれる。
【0096】
[0107]
残りの円または循環バッファは、その後、各セグメント化された円または循環バッファが1つの値を含むまで(例えば、各セグメント化された循環バッファのサイズが1に等しい)、および/または、元の円または循環バッファ中のすべての値がオフセットのシーケンス中に含まれるまで、再帰的にセグメント化される。これらの技法を使用すると、コムレベルが2の累乗である場合には、結果として得られるオフセットのシーケンスは、上記で説明したようにビット置換反転を実行することにより生成されるオフセットのシーケンスに等しくなるかもしれない(例えば、円または循環バッファのすべての中点が整数である(すなわち、円または循環バッファのサイズのそれぞれ上で実行される床および天井演算が同じ結果をもたらす))。しかしながら、コムレベルが2の累乗でない場合には、他の円または循環バッファが単一の値を含む時点において、1つより多い値を有する残りの円または循環バッファが存在するかもしれない。このようなケースでは、1つの値を有する円または循環バッファ上でさらなるセグメント化は実行されないが、他の円または循環バッファが単一の値を含むまで、これらの円または循環バッファは再帰的にセグメント化される。いくつかのケースでは、床または天井演算を実行する決定は、以前の選択(例えば、床および天井演算の代替パターン等)に基づいていてもよい。
【0097】
[0108]
上記で説明したアルゴリズムのいずれかを使用して、ワイヤレスデバイスは、連続するシンボル中で基準信号がマッピングされる周波数トーン間に分離(例えば、少なくとも1つの周波数トーン)があるように、リソースのセット上で、ポジショニングするために使用される基準信号を送信するためのパターンを決定してもよい。したがって、基準信号を送信するために使用されるリソースのセットが、別の送信(例えば、低レイテンシ送信)のためにパンクチャされる場合、基準信号を送信するために使用される周波数トーン間に大きなギャップはないかもしれない。
【0098】
[0109]
図7および
図8は、基準信号を送信するために異なるパターンが使用されるとき(例えば、階段パターン対本明細書で説明する技法を使用して導出されたパターン)、ポジショニングのために使用される基準信号のために割り振られたリソースのセットをパンクチャリングした結果を(例えば、パターン700および800において)図示している。
【0099】
[0110]
図7の例では、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られたリソースのセット705中の第2のシンボル715-bおよび第3のシンボル715-cは、別の送信(例えば、低レイテンシ送信)のためにパンクチャされるかもしれない(または、別の送信と衝突するかもしれない)。その結果、例示的なパターン700-aでは、ワイヤレスデバイスは、シンボル715-a、715-d、715-eおよび715-f中の周波数トーン710-a、710-d、710-eおよび710-f上で基準信号を送信してもよく、周波数トーン710-bおよび710-c上で送信される基準信号はないかもしれない。すなわち、例示的なパターン700-a中の基準信号送信間には2つの周波数トーンのギャップがあるかもしれない(例えば、2つの連続する周波数トーンはサンプリングされないかもしれない)。しかしながら、例示的なパターン700-bでは、ワイヤレスデバイスは、周波数トーン710-a、710-c、710-eおよび710-f上で基準信号を送信するかもしれない。したがって、2つの周波数トーンのギャップではなく、基準信号送信間に1つの周波数トーンのギャップがあるかもしれず(例えば、2つのパンクチャされる周波数トーンは連続していないかもしれない)、結果的に、周波数ダイバーシティが増加し、エイリアシング誤差の可能性が低くなる。
【0100】
[0111]
図8の例では、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られたリソースのセット805中の第2のシンボル815-b、第3のシンボル815-cおよび第4のシンボル815-dは、別の送信(例えば、低レイテンシ送信)のためにパンクチャされるかもしれない(または、別の送信と衝突するかもしれない)。結果として、例示的なパターン800-aでは、ワイヤレスデバイスは、シンボル815-a、815-eおよび815-f中の周波数トーン810-a、810-eおよび810-f上で基準信号を送信するかもしれず、周波数トーン810-b、810-cおよび810-d上で送信される基準信号はないかもしれない。すなわち、例示的なパターン800-a中の基準信号送信間では3つの周波数トーンのギャップがあるかもしれない(例えば、3つの連続する周波数トーンはサンプリングされないかもしれない)。しかしながら、例示的なパターン800-bでは、ワイヤレスデバイスは、周波数トーン810-a、810-cおよび810-f上で基準信号を送信するかもしれない。したがって、3つの周波数トーンのギャップではなく、基準信号送信間に2つの周波数トーンのギャップがあるかもしれず(例えば、3つのパンクチャされる周波数トーンは連続していないかもしれない)、結果的に、周波数ダイバーシティが増加し、エイリアシング誤差の可能性が低くなる。
【0101】
[0112]
図7および
図8を参照して説明した例で分かるように、連続するシンボル中の隣接していない周波数トーンに基準信号を割り当てることにより、基準信号送信はよりロバストになるかもしれない。しかしながら、いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られたリソース(例えば、低干渉サブフレームのような低干渉リソース)は、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているかもしれない。このようなケースでは、(例えば、このようなパターンは導出するのがより容易であるかもしれないので)0からコムレベルよりも1だけ小さいものまで昇順でコムオフセットのシーケンスを有する階段パターンを使用して、ポジショニングのために使用される基準信号をリソースに割り当ててもよい。したがって、ポジショニングのために使用される基準信号をリソースに割り当てるために使用されるパターンは動的であってもよい(例えば、基準信号を送信するために割り振られたリソースのように、変化する条件に依存して変化してもよい)。
【0102】
[0113]
いくつかの例では、階段パターンと、連続するシンボル中の隣接していない周波数トーンにマッピングされた基準信号を有する本明細書で説明するパターンとの間の選択は、低干渉リソースとして宣言されているリソースに基づいて、構成されもよく、または、暗黙的であってもよい。追加的にまたは代替的に、連続するシンボル中の隣接していない周波数トーンに基準信号をマッピングするパターンに対して、コムオフセットが選択されてもよいが、これらのコムオフセットは、異なって順序付けられてもよい。例えば、時間および周波数に渡って階段パターンを発生させるために、コムオフセットが昇順で最低から最高に順序付けられてもよく、このことは、上記で説明したように、他のパターンよりも自然または単純であるかもしれない(例えば、少なくとも、パターンに渡って均等な階段高さのケース)。
【0103】
[0114]
上記で説明した例では、連続するシンボルは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られたリソースのセット中で互いに隣接する物理的に連続するシンボルを指すために使用されているかもしれない。しかしながら、他の例では、連続するシンボルは、シンボルがリソースのセット中で物理的に連続せず互いに隣接していない場合でも、パターン中の連続するシンボルを指すために使用されている。例えば、コムオフセットシーケンス中の(例えば、nのインデックスを有する)第1のオフセットを使用して、第1のシンボル中で基準信号を送信し、コムオフセットシーケンス中の第1のオフセットのすぐ近くの、(例えば、n+1のインデックスを有する)第2のオフセットを使用して、第2のシンボル中で基準信号を送信する場合には、第1のシンボルと第2のシンボルは連続するシンボルであるかもしれない。基準信号を送信するために割り振られたリソースが分離されている場合には、このような連続するシンボルを使用して、決定されたパターンにしたがって基準信号を送信してもよい。
【0104】
[0115]
いくつかの態様では、カウンタ値(例えば、Nのコムレベルに対して0、1、2、3、...、N-1)でコムオフセットシーケンスをインデックス付けすることに基づいて、シンボル中で基準信号を送信するための周波数トーンを決定するために使用されるオフセットを決定してもよい。例えば、第1の基準信号送信の後に、ワイヤレスデバイスは、カウンタ値をインクリメントさせてもよく、インクリメントされたカウンタ値でコムオフセットシーケンスにインデックス付けして、後続するシンボル中の次の基準信号送信に対する周波数トーンを決定してもよい。カウンタの値がコムオフセットシーケンスのサイズを超える場合には、コムオフセットシーケンスのサイズを法とするカウンタ値として、コムオフセットシーケンスをインデックス付けするために使用される値を決定してもよい(例えば、シーケンスは開始から繰り返す)。したがって、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するためにK個のシンボルが割り振られ、基準信号を送信するために長さMのコムオフセットのシーケンスが構成され、MがK未満である場合には、コムオフセットのシーケンスは、M個の基準信号送信の後に最初から繰り返されてもよい。例えば、6のコムレベル、8つのシンボル(K=8)を有するPRSリソース、{0、2、4、1、3、5}のコムオフセットシーケンスに対して、基準信号送信のために使用されるコムオフセットは、{0、2、4、1、3、5、0、2}であってもよい。
【0105】
[0116]
いくつかのケースでは、上記で説明したカウンタは、1つ以上のPRSリソース、(例えば、同じカウンタを共有するかまたは異なるカウンタを有する同じ送信デバイスのすべてのPRSリソースセットでの)1つ以上のPRSリソースセット、PRSリソース設定、または、送信デバイスに関係していてもよい。カウンタがPRSリソースに関係する場合には、スロット毎の後に、リソース機会毎の後に(例えば、特定の受信ビーム上で受信される特定の送信ビームによる基準信号の送信)、フレーム毎の後に、または、PRSリソースが再構成された後に、カウンタはリセットされてもよい。カウンタがPRSリソースセットに関係する場合には、PRSリソースセットが再構成された後に、カウンタはリセットされてもよい。カウンタがPRSリソース設定に関係する場合には、PRSリソース設定が再構成されるときに、カウンタはリセットされてもよい。カウンタがPRS報告コンフィギュレーションまたは設定に関係する場合には、PRS報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときに、カウンタはリセットされてもよい。
【0106】
[0117]
図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするデバイス905のブロック
図900を示している。デバイス905は、本明細書で説明するUE115または基地局105の態様の例であってもよい。デバイス905は、受信機910と、通信マネージャ915と、送信機920とを含んでいてもよい。デバイス905はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0107】
[0118]
受信機910は、Rxプロセッサ925と、MIMO検出器930と、フィルタ935と、電力増幅器940とを含んでいてもよい。受信機910は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、NRにおけるポジショニングのためのグループ遅延タイミング精度に関する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス905の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機910は、
図12および
図13を参照して説明するトランシーバ1220または1320の態様の例であってもよい。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用してもよい。受信機910のこれらのサブコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。受信機910またはそのサブコンポーネントは、機能の部分が1つ以上の物理的コンポーネントにより異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように、分散されることを含めて、さまざまなポジションに物理的に位置付けられてもよい。いくつかの例では、受信機910またはそのサブコンポーネントは、本開示のさまざまな態様による別個の異なるコンポーネントであってもよい。
【0108】
[0119]
受信機910は、ワイヤレスデバイスから信号を受信してもよく、受信された信号を(示されていない)1つ以上の復調器に提供してもよい。いくつかのケースでは、復調器は、Rxプロセッサ925中に含まれていてもよい。復調器は、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバートおよびデジタル化)して、入力サンプルを取得し、(例えば、OFDM等のために)入力サンプルを処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器930は、すべてのRxプロセッサ925から受信シンボルを取得し、適用可能な場合には、受信シンボル上でMIMO検出を実行し、検出シンボルを提供してもよい。Rxプロセッサ925は、検出シンボルをさらに処理(例えば、復調、デインターリーブおよびデコード)し、受信デバイスのためのデコードされたデータをデータ出力に提供し、デコードされた制御情報を通信マネージャ915に提供する。
【0109】
[0120]
通信マネージャ915は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。
【0110】
[0121]
通信マネージャ915はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、基準信号をデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0111】
[0122]
通信マネージャ915はまた、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含み、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。
【0112】
[0123]
通信マネージャ915はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされ、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別し、基準信号のセットをデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。通信マネージャ915は、本明細書で説明する通信マネージャ1210または1310の態様の例であってもよい。
【0113】
[0124]
本明細書で説明する通信マネージャ915により実行されるアクションは、1つ以上の潜在的な利点を具現化するために実現してもよい。ワイヤレスデバイスがそのポジションまたは地理的ロケーションをより早く識別することできるかもしれないので(例えば、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために割り振られたリソースがパンクチャされるときに、エイリアシング誤差がより小さいかもしれないので)、1つのインプリメンテーションは、ワイヤレスデバイスが、電力を節約し、バッテリー寿命を増加させ、ユーザ経験を改善させることを可能にするかもしれない。さらに、ワイヤレスデバイスが、パンクチャリングのために使用される基準信号を送信または受信するためのパターンを動的に決定することができるかもしれないので、ワイヤレスデバイスは、変化する条件(例えば、異なる機会における変化するリソース割り振り)に適応することができるかもしれない。加えて、これらの基準信号を送信するために使用されるリソースがパンクチャされるときに、ポジショニングのために使用される基準信号間にはより小さいギャップがあるかもしれないので、通信マネージャ915におけるプロセッサは、より少ないエイリアシング誤差を経験するかもしれず、その結果、プロセッサにおける計算の複雑さが少なくなる。
【0114】
[0125]
通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)、または、これらの何らかの組み合わせで実現してもよい。プロセッサにより実行されるコードで実現される場合には、通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントの機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本開示で説明する機能を実行するように設計されているこれらの何らかの組み合わせにより実行されてもよい。通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、モデムベースバンドまたはプロセッサなしで実現してもよいことが理解されるかもしれない。通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、トランシーバ、センサコア、アプリケーションプロセッサ、または、これらの何らかの組み合わせを使用して実現してもよい。追加的または代替的に、通信マネージャ915中に含まれる1つ以上のコンポーネントは、トランシーバ、センサコア、アプリケーションプロセッサ、または、これらの何らかの組み合わせにおいて実現してもよい。
【0115】
[0126]
通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、機能の一部分が1つ以上の物理的コンポーネントにより異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように分散されていることを含めて、さまざまなポジションに物理的に配置されていてもよい。いくつかの例では、通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、本開示のさまざまな態様による、別で異なるコンポーネントであってもよい。いくつかの例では、通信マネージャ915またはそのサブコンポーネントは、入力/出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つ以上の他のコンポーネント、または、本開示のさまざまな態様による、これらのいずれかの組み合わせを含むが、これらに限定されない、1つ以上の他のハードウェアコンポーネントと組み合わせてもよい。
【0116】
[0127]
送信機920は、Txプロセッサ945と、Tx MIMO検出器950と、フィルタ955と、電力増幅器960とを含んでいてもよい。送信機920は、デバイス905の(通信マネージャ915のような)他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされていてもよい。例えば、送信機920は、
図12および
図13を参照して説明するトランシーバ1220または1320の態様の例であってもよい。送信機920は、1本以上のアンテナを利用してもよい。送信機920のこれらのサブコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。送信機920またはそのサブコンポーネントは、機能の部分が1つ以上の物理的コンポーネントにより異なる物理的ロケーションにおいて実現されるように、分散されることを含めて、さまざまなポジションに物理的に位置付けられていてもよい。いくつかの例では、送信機920またはそのサブコンポーネントは、本開示のさまざまな態様による別個の異なるコンポーネントであってもよい。
【0117】
[0128]
いくつかのケースでは、Txプロセッサ945は、データソースからデータを受信して処理してもよい。いくつかのケースでは、データソースは、通信マネージャ915から送信されたポジショニング基準信号であってもよい。Txプロセッサ945はまた、基準信号に対する基準シンボルを発生させてもよい。Txプロセッサ945からのシンボルは、Tx MIMOプロセッサによりプリコーディングされてもよい。いくつかのケースでは、MIMOプロセッサは、Txsプロセッサ945中に含まれていてもよい。その後、シンボルは基地局に送信されてもよい。
【0118】
[0129]
図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示している。デバイス1005は、本明細書で説明するデバイス905、UE115または基地局105の態様の例であってもよい。デバイス1005は、受信機1010と、通信マネージャ1015と、送信機1045とを含んでいてもよい。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでいてもよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに通信してもよい。
【0119】
[0130]
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または、さまざまな情報チャネルに関係する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンに関する情報等)のような情報を受信してもよい。情報は、デバイス1005の他のコンポーネントに受け渡されてもよい。受信機1010は、
図12および
図13を参照して説明するトランシーバ1220または1320の態様の例であってもよい。受信機1010は、1本以上のアンテナを利用してもよい。
【0120】
[0131]
通信マネージャ1015は、本明細書で説明する通信マネージャ915の態様の例であってもよい。通信マネージャ1015は、基準信号パターンマネージャ1020と、マッパー1025と、基準信号マネージャ1030と、デコーダ1035と、ポジショニングマネージャ1040とを含んでいてもよい。通信マネージャ1015は、本明細書で説明する通信マネージャ1210または1310の態様の例であってもよい。
【0121】
[0132]
基準信号パターンマネージャ1020は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている。マッパー1025は、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングしてもよい。基準信号マネージャ1030は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。
【0122】
[0133]
基準信号マネージャ1030は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含んでいる。基準信号パターンマネージャ1020は、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波的において分離されている。デコーダ1035は、基準信号をデコードしてもよい。ポジショニングマネージャ1040は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0123】
[0134]
基準信号パターンマネージャ1020は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含んでいる。マッパー1025は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングしてもよい。
【0124】
[0135]
基準信号マネージャ1030は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。基準信号マネージャ1030は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされる。基準信号パターンマネージャ1020は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別してもよい。デコーダ1035は、基準信号のセットをデコードしてもよい。ポジショニングマネージャ1040は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0125】
[0136]
送信機1045は、デバイス1005の他のコンポーネントにより発生された信号を送信してもよい。いくつかの例では、送信機1045は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされていてもよい。例えば、送信機1045は、
図12および
図13を参照して説明するトランシーバ1220または1320の態様の例であってもよい。送信機1045は、1本以上のアンテナを利用してもよい。
【0126】
[0137]
図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする通信マネージャ1105のブロック
図1100を示している。通信マネージャ1105は、本明細書で説明する通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または、通信マネージャ1210の態様の例であってもよい。通信マネージャ1105は、基準信号パターンマネージャ1110と、マッパー1115と、基準信号マネージャ1120と、コムレベルマネージャ1125と、オフセットシーケンスマネージャ1130と、カウンタマネージャ1135と、デコーダ1140と、ポジショニングマネージャ1145とを含んでいてもよい。これらのモジュールのそれぞれは、(例えば、1つ以上のバスを介して)互いに直接的にまたは間接的に通信してもよい。
【0127】
[0138]
基準信号パターンマネージャ1110は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている。
【0128】
[0139]
いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている。
【0129】
[0140]
いくつかの例では、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含んでいる。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を基地局から受信してもよい。
【0130】
[0141]
いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定したことに基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を促進するために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているか否かを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、時間周波数リソースのセットが保護されているか否かに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに基づいて、パターンを決定してもよい。
【0131】
[0142]
いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、基地局から、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定したことに基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を促進にするために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているか否かを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、時間周波数リソースのセットが保護されているか否かに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、シンボルのセットに渡ってパターンを部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別してもよい。
【0132】
[0143]
いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかの例では、基準信号パターンマネージャ1110は、オフセットのシーケンスに基づいて、パターンを決定してもよい。いくつかのケースでは、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}である。いくつかのケースでは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない。
【0133】
[0144]
いくつかのケースでは、周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボル中で周波数において均等に間隔が空けられている。いくつかのケースでは、第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続しているか、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続している。いくつかのケースでは、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}である。いくつかのケースでは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4より大きく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない。
【0134】
[0145]
いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられ、第1のシンボルと第2のシンボルは連続している。いくつかのケースでは、第1のセットの各周波数トーンは、周波数トーンのセットの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている。いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられ、第1のシンボルと第2のシンボルは連続している。いくつかのケースでは、第1のセットの各周波数トーンは、周波数トーンのセットの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている。
【0135】
[0146]
マッパー1115は、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングしてもよい。いくつかの例では、マッパー1115は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングしてもよい。いくつかの例では、マッパー1115は、シンボルのセットに渡ってパターンを部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに、ポジショニングのために使用される基準信号をマッピングしてもよい。基準信号マネージャ1120は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。いくつかの例では、基準信号マネージャ1120は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含んでいる。いくつかの例では、基準信号マネージャ1120は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。
【0136】
[0147]
いくつかの例では、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされる。いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号は、PRS、CSI-RS、TRS、SRS、または、PRACH信号を含んでいる。いくつかのケースでは、周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号のセットのために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボルにおいて周波数において均等に間隔が空けられている。いくつかのケースでは、第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続しているか、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続している。いくつかのケースでは、ポジショニングのために使用される基準信号は、PRS、CRI-RS、TRS、SRSまたはPRACH信号を含んでいる。
【0137】
[0148]
デコーダ1140は、基準信号をデコードしてもよい。いくつかの例では、デコーダ1140は、基準信号のセットをデコードしてもよい。ポジショニングマネージャ1145は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。いくつかの例では、ポジショニングマネージャ1145は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。コムレベルマネージャ1125は、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、コムレベルの値が,最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別してもよい。
【0138】
[0149]
いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別してもよい。いくつかの例では、コムレベルマネージャ1125は、基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別してもよい。オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定してもよく、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用される。いくつかの例では、0からコムレベルの値より1つ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含んでいる。
【0139】
[0150]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定してもよく、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれている。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を循環バッファから選択してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行してもよい。
【0140】
[0151]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に追加して、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を循環バッファから識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を循環バッファから識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、再帰において床演算と天井演算とを交換してもよい。
【0141】
[0152]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げてもよい。いくつかの例では、0から丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現は同じ数のビットを含んでいる。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回り、10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げてもよい。
【0142】
[0153]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けしてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、インデックス付けに基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定してもよく、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用される。いくつかの例では、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現は同じ数のビットを含んでいる。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させてもよい。
【0143】
[0154]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定してもよく、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれている。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を循環バッファから選択してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行してもよい。
【0144】
[0155]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に追加して、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を循環バッファから識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を循環バッファから識別してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、再帰において床演算と天井演算とを交換してもよい。
【0145】
[0156]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げてもよい。いくつかの例では、0から丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含んでいる。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回り、10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げてもよい。
【0146】
[0157]
いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けしてもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、インデックス付けに基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定してもよい。いくつかの例では、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定してもよく、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用される。いくつかのケースでは、オフセットシーケンスマネージャ1130は、コムレベルに基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定してもよく、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用される。いくつかのケースでは、オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中で基準信号を送信するリソース要素のロケーションを示している。
【0147】
[0158]
いくつかのケースでは、オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示している。カウンタマネージャ1135は、オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別してもよい。いくつかの例では、カウンタマネージャ1135は、オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別してもよい。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、送信デバイスに関係し、または、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである。
【0148】
[0159]
いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、スロット毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる。
【0149】
[0160]
いくつかのケースでは、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースに関係し、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むリソースセットに関係し、カウンタは、少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、受信デバイスに関係し、または、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである。
【0150】
[0161]
いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、スロット毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされる。いくつかのケースでは、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる。あるいは、いくつかのケースでは、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる。
【0151】
[0162]
図12は、本開示の態様をサポートするデバイス1205を含んでいるシステム1200の図を示している。デバイス1205は、本明細書で説明するデバイス905、デバイス1005、または、UE115のコンポーネントの例であってもよく、または、これらを含んでいてもよい。デバイス1205は、通信マネージャ1210と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240と、I/O制御装置1250とを含んでいる、通信を送信および受信するコンポーネントを含んでいる、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含んでいてもよい。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1255)を介して、電子通信してもよい。
【0152】
[0163]
通信マネージャ1210は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。
【0153】
[0164]
通信マネージャ1210はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、基準信号をデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0154】
[0165]
通信マネージャ1210はまた、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含み、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。
【0155】
[0166]
通信マネージャ1210はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされ、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別し、基準信号のセットをデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0156】
[0167]
トランシーバ1220は、上記で説明したように、1本以上のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してもよい。例えば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表していてもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するモデムを含んでいてもよい。
【0157】
[0168]
いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1225を含んでいてもよい。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であってもよい、1つより多いアンテナ1225を有していてもよい。
【0158】
[0169]
メモリ1230は、RAM、ROM、または、これらの何らかの組み合わせを含んでいてもよい。メモリ1230は、プロセッサ(例えば、プロセッサ1240)により実行されるときに、本明細書で説明するさまざまな機能をデバイスに実行させる命令を含むコンピュータ読取可能コード1235を記憶してもよい。いくつかのケースでは、メモリ1230は、とりわけ、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話のような基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御するかもしれないBIOSを含んでいてもよい。
【0159】
[0170]
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロ制御装置、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせ)を含んでいてもよい。いくつかのケースでは、プロセッサ1240は、メモリ制御装置を使用して、メモリアレイを動作させるように構成されてもよい。他のケースでは、メモリ制御装置がプロセッサ1240に統合されていてもよい。プロセッサ1240は、デバイス1205にさまざまな機能(例えば、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(例えば、メモリ1230)中に記憶されているコンピュータ読取可能命令を実行するように構成されていてもよい。
【0160】
[0171]
I/O制御装置1250は、デバイス1205に対する入出力信号を管理してもよい。I/O制御装置1250はまた、デバイス1205に統合されていない周辺機器を管理してもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1250は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表していてもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1250は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または、別の既知のオペレーティングシステムのような、オペレーティングシステムを利用してもよい。他のケースでは、I/O制御装置1250は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または、類似するデバイスを表しているか、または、これらと対話してもよい。いくつかのケースでは、I/O制御装置1250は、プロセッサの一部として実現してもよい。いくつかのケースでは、ユーザは、I/O制御装置1250を介して、または、I/O制御装置1250により制御されるハードウェアコンポーネントを介して、デバイス1205と対話してもよい。
【0161】
[0172]
コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実現するための命令を含んでいてもよい。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリのような非一時的コンピュータ読取可能媒体中に記憶されていてもよい。いくつかのケースでは、コード1235は、プロセッサ1240により直接実行可能でないかもしれないが、(例えば、コンパイルされ実行されるとき)コンピュータに本明細書で説明されている機能を実行させてもよい。
【0162】
[0173]
図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示している。デバイス1305は、本明細書で説明するデバイス905、デバイス1005または基地局105のコンポーネントの例であるか、あるいは、これらを含んでいてもよい。デバイス1305は、通信マネージャ1310と、ネットワーク通信マネージャ1315と、トランシーバ1320と、アンテナ1325と、メモリ1330と、プロセッサ1340と、局間通信マネージャ1345とを含む、通信を送信および受信するコンポーネントを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含んでいてもよい。これらのコンポーネントは、1つ以上のバス(例えば、バス1355)を介して、電子通信してもよい。
【0163】
[0174]
通信マネージャ1310は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。
【0164】
[0175]
通信マネージャ1310はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよく、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されており、基準信号をデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0165】
[0176]
通信マネージャ1310はまた、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含み、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングし、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。
【0166】
[0177]
通信マネージャ1310はまた、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされ、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別し、基準信号のセットをデコードし、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。
【0167】
[0178]
ネットワーク通信マネージャ1315は、(例えば、1つ以上のワイヤードバックホールリンクを介する)コアネットワークとの通信を管理してもよい。例えば、ネットワーク通信マネージャ1315は、1つ以上のUE115のようなクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理してもよい。
【0168】
[0179]
トランシーバ1320は、上記で説明したように、1本以上のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してもよい。例えば、トランシーバ1320はワイヤレストランシーバを表していてもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1320はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受け取られたパケットを復調するモデムを含んでいてもよい。
【0169】
[0180]
いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1325を含んでいてもよい。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であってもよい、1本より多いアンテナ1325を有していてもよい。
【0170】
[0181]
メモリ1330は、RAM、ROM、または、これらの組み合わせを含んでいてもよい。メモリ1330は、プロセッサ(例えば、プロセッサ1340)により実行されるときに、本明細書で説明するさまざまな機能をデバイスに実行させる命令を含んでいるコンピュータ読取可能コード1335を記憶してもよい。いくつかのケースでは、メモリ1330は、とりわけ、周辺コンポーネントまたはデバイスとの対話のような、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御してもよいBIOSを含んでいてもよい。
【0171】
[0182]
プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロ制御装置、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理コンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせ)を含んでいてもよい。いくつかのケースでは、プロセッサ1340は、メモリ制御装置を使用して、メモリアレイを動作させるように構成されていてもよい。いくつかのケースでは、メモリ制御装置は、プロセッサ1340に統合されていてもよい。プロセッサ1340は、メモリ(例えば、メモリ1330)中に記憶されているコンピュータ読取可能命令を実行するように構成され、デバイス1305にさまざまな機能(例えば、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする機能またはタスク)を実行してもよい。
【0172】
[0183]
局間通信マネージャ1345は、他の基地局105との通信を管理してもよく、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御する制御装置またはスケジューラを含んでいてもよい。例えば、局間通信マネージャ1345は、ビーム形成またはジョイント送信のようなさまざまな干渉緩和技法のために、UE115への送信に対するスケジューリングを調整してもよい。いくつかの例では、局間通信マネージャ1345は、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内にX2インターフェースを提供して、基地局105間の通信を提供してもよい。
【0173】
[0184]
コード1335は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含んでいる、本開示の態様を実現するための命令を含んでいてもよい。コード1335は、システムメモリまたは他のタイプのメモリのような非一時的コンピュータ読取可能媒体中に記憶されていてもよい。いくつかのケースでは、コード1335は、プロセッサ1340により直接実行可能でなくてもよいが、(例えば、コンパイルされ実行されるとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させてもよい。
【0174】
[0185]
図14は、本開示の態様にしたがって、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法1400を図示しているフローチャートを示している。方法1400の動作は、本明細書で説明するようなUE115または基地局105またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1400の動作は、
図9~
図13を参照して説明したような通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEまたは基地局は、以下で説明する機能を実行するようにUEまたは基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEまたは基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0175】
[0186]
1405において、UEまたは基地局は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよい。1405の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1405の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号パターンマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0176】
[0187]
1410において、UEまたは基地局は、パターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングしてもよい。1410の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1410の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、マッパーにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0177】
[0188]
1415において、UEまたは基地局は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信してもよい。1415の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1415の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号マネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0178】
[0189]
図15は、本開示の態様にしたがって、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法1500を図示しているフローチャートを示している。方法1500の動作は、本明細書で説明するようなUE115または基地局105またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1500の動作は、
図9~
図13を参照して説明したような通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEまたは基地局は、以下で説明する機能を実行するようにUEまたは基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEまたは基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0179】
[0190]
1505において、UEまたは基地局は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含んでいる。1505の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1505の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号マネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0180】
[0191]
1510において、UEまたは基地局は、時間周波数リソースのセットに対するパターンに基づいて、基準信号のセットを識別してもよい。1510の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1510の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号パターンマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0181】
[0192]
1515において、UEまたは基地局は、基準信号をデコードしてもよい。1515の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1515の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、デコーダにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0182】
[0193]
1520において、UEまたは基地局は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。1520の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1520の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、ポジショニングマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0183】
[0194]
図16は、本開示の態様にしたがって、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法1600を図示しているフローチャートを示している。方法1600の動作は、本明細書で説明するようなUE115または基地局105またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1600の動作は、
図9~
図13を参照して説明したような通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEまたは基地局は、以下で説明する機能を実行するようにUEまたは基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEまたは基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0184】
[0195]
1605において、UEまたは基地局は、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定してもよく、パターンは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含んでいる。1605の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1605の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号パターンマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0185】
[0196]
1610において、UEまたは基地局は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングしてもよい。1610の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1610の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、マッパーにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0186】
[0197]
1615において、UEまたは基地局は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信してもよい。1615の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1615の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号マネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0187】
[0198]
図17は、本開示の態様にしたがって、ワイヤレス通信システム中でのポジショニングのために使用される基準信号に対するパターンをサポートする方法1700を図示しているフローチャートを示している。方法1700の動作は、本明細書で説明するようなUE115または基地局105またはそのコンポーネントにより実現してもよい。例えば、方法1700の動作は、
図9~
図13を参照して説明したような通信マネージャにより実行してもよい。いくつかの例では、UEまたは基地局は、以下で説明する機能を実行するようにUEまたは基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行してもよい。追加的または代替的に、UEまたは基地局は、特殊目的ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行してもよい。
【0188】
[0199]
1705において、UEまたは基地局は、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信してもよく、時間周波数リソースのセットは、シンボルのセットと周波数トーンのセットとを含み、基準信号のセットは、シンボルのセットのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされる。1705の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1705の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号マネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0189】
[0200]
1710において、UEまたは基地局は、シンボルのセットに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに基づいて、基準信号のセットを識別してもよい。1710の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1710の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、基準信号パターンマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0190】
[0201]
1715において、UEまたは基地局は、基準信号のセットをデコードしてもよい。1715の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1715の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、デコーダにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0191】
[0202]
1720において、UEまたは基地局は、デコードされた基準信号に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定してもよい。1720の動作は、本明細書で説明されている方法にしたがって実行されてもよい。いくつかの例では、1720の動作の態様は、
図9~
図13を参照して説明したように、ポジショニングマネージャにより実行されてもよい。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、(コード1235を含む)メモリ1230、プロセッサ1240および/またはバス1255を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。追加的または代替的に、実行する手段1405は、例えば、アンテナ1325、トランシーバ1320、通信マネージャ1310、(コード1335を含む)メモリ1330、プロセッサ1340、局間通信マネージャ1345および/またはバス1355を含んでいてもよいが、必ずしも含むとは限らない。
【0192】
[0203]
本明細書で説明した方法は可能なインプリメンテーションを説明しており、動作およびステップは並べ替えてもよく、または、そうでなければ、修正してもよく、他のインプリメンテーションも可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様を組み合わせてもよい。
【0193】
[0204]
例1:送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、パターンに少なくとも部分的に基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号をマッピングすることと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号を送信することとを含んでいる方法。
【0194】
[0205]
例2:パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別することと、コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとを含む例1記載の方法。
【0195】
[0206]
例3:オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現は、同じ数のビットを含むことと、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させることと、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンスに含まれることと、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定することとを含んでいる例2記載の方法。
【0196】
[0207]
例4:オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に加算して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む例2または3記載の方法。
【0197】
[0208]
例5:床または天井演算を再帰的に実行することは、再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わることを含む例4記載の方法。
【0198】
[0209]
例6:オフセットのシーケンスを決定することは、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることと、0から丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させることと、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回り、10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定することとを含む例2~5のいずれかの1例記載の方法。
【0199】
[0210]
例7:コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定することと、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げることとを含む例6記載の方法。
【0200】
[0211]
例8:コムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定することと、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げることとを含む例6記載の方法。
【0201】
[0212]
例9:オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む例2~8のいずれか1例記載の方法。
【0202】
[0213]
例10:カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係するか、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係するか、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係するか、カウンタは、送信デバイスに関係するか、または、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである例9記載の方法。
【0203】
[0214]
例11:カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、スロット毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされ、または、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる例9記載の方法。
【0204】
[0215]
例12:オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中の基準信号を送信するリソース要素のロケーションを示す例2~11のいずれか1例記載の方法。
【0205】
[0216]
例13:パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することを含む例1~12のいずれか1例記載の方法。
【0206】
[0217]
例14:4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、パターンが決定される例13記載の方法。
【0207】
[0218]
例15:送信デバイスは、ユーザ機器(UE)であり、パターンを決定することは、基地局から、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することを含む例1~14のいずれか1例記載の方法。
【0208】
[0219]
例16:パターンの表示を受信することは、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することと、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定することとを含む例15記載の方法。
【0209】
[0220]
例17:基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない例1~16のいずれか1例記載の方法。
【0210】
[0221]
例18:周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボル中で周波数において均等に間隔が空けられている例1~17のいずれか1例記載の方法。
【0211】
[0222]
例19:第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続しているか、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続している例1~18のいずれか1例記載の方法。
【0212】
[0223]
例20:パターンを決定することは、時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を容易にするために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているか否かを決定することと、時間周波数リソースのセットが保護されているか否かに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとを含む例1~19のいずれか1例記載の方法。
【0213】
[0224]
例21:ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含む例1~20のいずれか記載の方法。
【0214】
[0225]
例22:パターンに少なくとも部分的に基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに、ポジショニングのために使用される基準信号をマッピングすることは、複数のシンボルに渡ってパターンを部分的に繰り返すことに少なくとも部分的に基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに、ポジショニングのために使用される基準信号をマッピングすることを含む例1~21のいずれか1例記載の方法。
【0215】
[0226]
例23:受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含むことと、時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、基準信号のセットを識別し、パターンは、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、基準信号をデコードすることと、デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定することとを含む方法。
【0216】
[0227]
例24:基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別することと、コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとをさらに含む例23記載の方法。
【0217】
[0228]
例25:オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させることと、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、10進値のシーケンスに等しくなるように、オフセットのシーケンスを決定することとを含む例24記載の方法。
【0218】
[0229]
例26:オフセットのシーケンスを決定することは、0からコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、循環バッファのサイズの半分において実行された床または天井演算の結果を、循環バッファから選択された第1の値に加算して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、循環バッファから、オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、循環バッファ中の残りの値を、オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む例24記載の方法。
【0219】
[0230]
例27:床または天井演算を再帰的に実行することは、再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わることを含む例26記載の方法。
【0220】
[0231]
例28:オフセットのシーケンスを決定することは、コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることと、0から丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、数のシーケンス中の各数のバイナリ表現を反転させることと、各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0からコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、コムレベルの値を下回る10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、10進値のシーケンスと、コムレベルの値を下回り、10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、オフセットのシーケンスを決定することとを含む例24~27のいずれか1例記載の方法。
【0221】
[0232]
例29:コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定することと、コムレベルの値を最も近いより高い方の2の累乗に切り上げることとを含む例28記載の方法。
【0222】
[0233]
例30:コムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定することと、コムレベルの値を最も近いより低い方の2の累乗に切り下げることとを含む例28記載の方法。
【0223】
[0234]
例31:オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、識別されたカウンタ値を使用して、オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む例24~30のいずれか1例記載の方法。
【0224】
[0235]
例32:カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースに関係するか、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むリソースセットに関係するか、カウンタは、少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係するか、カウンタは、受信デバイスに関係するか、または、カウンタは、受信デバイスが少なくとも、ポジショニングのために使用される基準信号のセットのサブセットを受信するリソースを含むすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである例31記載の方法。
【0225】
[0236]
例33:カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、スロット毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、フレーム毎の後にリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、カウンタは、リソースが再構成されるときにリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、カウンタは、リソースセットが再構成されるときにリセットされ、カウンタは、ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされ、または、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる例31記載の方法。
【0226】
[0237]
例34:オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示す例24~33記載の方法。
【0227】
[0238]
例35:基準信号のセットのために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することをさらに含む例23~44のいずれか1例記載の方法。
【0228】
[0239]
例36:4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、パターンが決定される例35記載の方法。
【0229】
[0240]
例37:受信デバイスは、ユーザ機器(UE)であり、パターンを決定することは、基地局から、パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することを含む例23~36のいずれか1例記載の方法。
【0230】
[0241]
例38:パターンの決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することは、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することと、オフセットのシーケンスが1つの値を含むことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、デフォルトパターンを使用して、時間周波数リソースのセットに、ポジショニングのために使用される基準信号を割り当てることを決定することとを含む例37記載の方法。
【0231】
[0242]
例39:基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない例23~38のいずれか1例記載の方法。
【0232】
[0243]
例40:周波数トーンの第1のセットと周波数トーンの第2のセットは、それぞれ、基準信号のセットのために構成されているコムレベルの値に基づいて、第1のシンボルと第2のシンボル中で周波数において均等に間隔が空けられている例23~39のいずれか1例記載の方法。
【0233】
[0244]
例41:第1のシンボルと第2のシンボルは、物理的に連続し、パターン中で連続しているか、または、第1のシンボルと第2のシンボルは、パターン中で連続している例23~40のいずれか1例記載の方法。
【0234】
[0245]
例42:時間周波数リソースのセットが、他の物理チャネル上での送信を容易にするために、パンクチャリング、プリエンプション、レートマッチング、ドロップ、または、優先順位低下から保護されているか否かを決定することと、時間周波数リソースのセットが保護されているか否かに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとをさらに含む例23~41のいずれか1例記載の方法。
【0235】
[0246]
例43:ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含む例23~42のいずれか記載の方法。
【0236】
[0247]
例44:基準信号のセットを識別することは、複数のシンボルに渡ってパターンを部分的に繰り返すことに少なくとも部分的に基づいて、基準信号のセットを識別することを含む例23~43のいずれか1例記載の方法。
【0237】
[0248]
例45:送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、パターンは、複数のシンボルのサブセットに対する周波数トーンへの、ポジショニングのために使用される基準信号のセットの割り当てを含むことと、複数のシンボルに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに少なくとも部分的に基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットに基準信号のセットをマッピングすることと、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、基準信号のセットを送信することとを含む方法。
【0238】
[0249]
例46:ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられ、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている例45記載の方法。
【0239】
[0250]
例47:パターンを決定することは、基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別することと、コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとを含む例47記載の方法。
【0240】
[0251]
例48:受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含み、基準信号のセットは、複数のシンボルのサブセットに対する周波数トーンへの基準信号の割り当てを含むパターンに少なくとも部分的に基づいて、時間周波数リソースのセットのサブセットにマッピングされることと、複数のシンボルに渡ってパターンを少なくとも部分的に繰り返すことに少なくとも部分的に基づいて、基準信号のセットを識別することと、基準信号のセットをデコードすることと、デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、受信デバイスのロケーションを推定することとを含む方法。
【0241】
[0252]
例49:ポジショニングのために使用される基準信号は、時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとに割り当てられ、第1のシンボルと第2のシンボルは連続しており、第1のセットの各周波数トーンは、複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている例48記載の方法。
【0242】
[0253]
例50:基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別することと、コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、パターンを決定することとをさらに含む例49記載の方法。
【0243】
[0254]
例51:例1~22のいずれかの方法を実行する少なくとも1つの手段を具備する装置。
【0244】
[0255]
例52:例23~44のいずれかの方法を実行する少なくとも1つの手段を具備する装置。
【0245】
[0256]
例53:例45~47のいずれかの方法を実行する少なくとも1つの手段を具備する装置。
【0246】
[0257]
例54:例48~50のいずれかの方法を実行する少なくとも1つの手段を具備する装置。
【0247】
[0258]
例55:プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶されている命令とを具備し、命令は、例1~22のいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であるワイヤレス通信のための装置。
【0248】
[0259]
例56:プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶されている命令とを具備し、命令は、例23~44のいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であるワイヤレス通信のための装置。
【0249】
[0260]
例57:プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶されている命令とを具備し、命令は、例45~47のいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であるワイヤレス通信のための装置。
【0250】
[0261]
例58:プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶されている命令とを具備し、命令は、例48~50のいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサにより実行可能であるワイヤレス通信のための装置。
【0251】
[0262]
例59:ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、コードは、例1~22のいずれかの方法を実行するためにプロセッサにより実行可能な命令を備える非一時的コンピュータ読取可能媒体。
【0252】
[0263]
例60:ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、コードは、例23~44のいずれかの方法を実行するためにプロセッサにより実行可能な命令を備える非一時的コンピュータ読取可能媒体。
【0253】
[0264]
例61:ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、コードは、例45~47のいずれかの方法を実行するためにプロセッサにより実行可能な命令を備える非一時的コンピュータ読取可能媒体。
【0254】
[0265]
例62:ワイヤレス通信のためのコードを記憶している非一時的コンピュータ読取可能媒体において、コードは、例48~50のいずれかの方法を実行するためにプロセッサにより実行可能な命令を備える非一時的コンピュータ読取可能媒体。
【0255】
[0266]
ここで説明する技法は、コード分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、単一搬送波周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および、他のシステム等、さまざまなワイヤレス通信システムのために使用してもよい。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)のような、無線技術を実現してもよく、CDMA2000は、IS-2000標準規格、IS-95標準規格、および、IS-856標準規格をカバーする。IS-2000リリースは、一般的に、CDMA2000 1X、1X等として呼ばれることもある。IS-856(TIA-856)は、一般的にCDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)等と呼ばれ、UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形形態を含んでいる。TDMAシステムは、移動体通信用のグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現してもよい。
【0256】
[0267]
OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMのような、無線技術を実現してもよく、UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)の一部分である。LTE、LTE-AおよびLTE-Aプロは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-Aプロ、NR、および、GSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。ここで説明する技法は、本明細書で説明したシステムおよび無線技術、ならびに、他のシステムおよび無線技術のために使用してもよい。LTE、LTE-A、LTE-AプロまたはNRシステムの態様は、例のために説明されているかもしれず、LTE、LTE-A、LTE-AプロまたはNR用語は、説明の大部分において使用しているかもしれないが、ここで説明する技法は、LTE、LTE-A、LTE-AプロまたはNRアプリケーションを超えて適用可能である。
【0257】
[0268]
マクロセルは、一般的に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径が数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてもよい。スモールセルは、マクロセルと比較して、より低電力の基地局に関係しているかもしれず、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(例えば、ライセンスされている、ライセンスされていない等)周波数帯域において動作してもよい。スモールセルは、さまざまな例にしたがって、ピコセル、フェムトセル、および、マイクロセルを含んでいてもよい。ピコセルは、例えば、小さい地理的エリアをカバーしてもよく、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてもよい。フェムトセルはまた、小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーしてもよく、フェムトセルとの関係を有するUE(例えば、閉じられた加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUE、これらに類するもの)による制限されたアクセスを提供してもよい。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBとして呼ばれることもある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、または、ホームeNBとして呼ばれることもある。eNBは、1つ以上の(例えば、2、3、4のような)セルをサポートしてもよく、また、1つ以上のコンポーネント搬送波を使用して通信をサポートしてもよい。
【0258】
[0269]
ここで説明したワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートしてもよい。同期動作の場合には、基地局は、同様のフレームタイミングを有してもよく、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整列される。非同期動作の場合には、基地局は、異なるフレームタイミングを有してもよく、異なる基地局からの送信は、時間的に整列されないことがある。本明細書で説明した技法は、同期動作または非同期動作のいずれに対して使用してもよい。
【0259】
[0270]
ここで説明した情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表されているかもしれない。例えば、説明全体に渡って参照されているかもしれない、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、および、チップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁粒、光界または光粒、あるいは、これらの何らかの組み合わせにより表されているかもしれない。
【0260】
[0271]
ここでの開示に関連して説明した、さまざまな例示的なブロックおよびモジュールは、ここで説明した機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、これらの何らかの組み合わせを用いて、実現または実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPのコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、または、他の何らかのこのようなコンフィギュレーション)として実現してもよい。
【0261】
[0272]
ここで説明した機能は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ファームウェア、または、これらの何らかの組み合わせで実現してもよい。プロセッサにより実行されるソフトウェアで実現する場合には、機能は、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上に記憶され、あるいは、これを通して送信されていてもよい。他の例およびインプリメンテーションは、本開示および添付の特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明した機能は、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、または、これらの何らかの組み合わせを使用して実現してもよい。機能を実現する特徴はまた、機能の一部分が異なる物理的位置において実現されるように分散させることを含む、さまざまな位置において物理的に位置付けられていてもよい。
【0262】
[0273]
コンピュータ読取可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含んでいる。非一時的記憶媒体は、汎用または特殊目的コンピュータによりアクセスしてもよい任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム可能ROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶しているために使用することができ、汎用または特殊目的コンピュータ、あるいは、汎用または特殊目的プロセッサによりアクセスしてもよい他の何らかの非一時的媒体を備えることができる。また、任意の接続は、コンピュータ読取可能媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のような、ワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは、赤外線、無線、およびマイクロ波のような、ワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれている。ここで使用したような、ディスク(diskおよびdisc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、通常、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザにより光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれている。
【0263】
[0274]
特許請求の範囲を含め、ここで使用するように、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つ以上」のようなフレーズにより始まる項目のリスト)中で使用する「または」は、例えば、「A、B、または、C、のうちの少なくとも1つ」のリストが、AまたはBまたはCあるいはABまたはACまたはBCあるいはABC(すなわち、AとBとC)を意味するように、包括的なリストを示している。ここで使用するように、フレーズ「に基づいて」は、条件の閉じたセットへの参照として解釈すべきではない。例えば、「条件Aに基づく」のように説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づいていてもよい。言い換えると、ここで使用するように、フレーズ「基づいて」は、フレーズ「に少なくとも部分的に基づいて」と同じ方法で解釈すべきである。
【0264】
[0275]
添付の図では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有しているかもしれない。追加的に、同じタイプのさまざまなコンポーネントは、参照ラベルにより、および、類似のコンポーネント間を区別する第2のラベルにより区別されているかもしれない。第1の参照ラベルのみを本明細書で使用している場合には、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれか1つ、または、他の後続の参照ラベルに適用可能である。
【0265】
[0276]
添付の図面に関連して、ここで説明する説明は、例示的なコンフィギュレーションを記載し、実現してもよい、または、特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用している「例示的な」という用語は、「好ましい」または「他の例よりも有利である」という用語ではなく、「例、事例、または、例示の役割を果たす」ことを意味する。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的のための具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしで実施してもよい。いくつかの例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造およびデバイスがブロック図の形態で示されている。
【0266】
[0277]
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供されている。本開示のさまざまな修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形例に適用してもよい。したがって、本開示は、ここで説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-11-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングすることと、
前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信することとを含
み、
前記パターンは、4のコムレベルに対して{0、2、1、3}、6のコムレベルに対して{0、3、1、4、2、5}、8のコムレベルに対して{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16のコムレベルに対して{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、オフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている方法。
【請求項2】
前記パターンを決定することは、
前記基準信号を送信するため
の構成されているコムレベルを識別することと、
前記
構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいて、
前記オフセットのシーケンスのセットから前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記
構成されているコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記
構成されているコムレベルの値よりも1だけ小さい数までの前記シーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記
構成されているコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記床または天井演算を再帰的に実行することは、
前記再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わることを含む請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
前記
構成されているコムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることと、
0から前記丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記
構成されているコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記
構成されているコムレベルの値を下回る前記10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、前記10進値のシーケンスと、前記
構成されているコムレベルの値を下回り、前記10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項2記載の方法。
【請求項7】
前記
構成されているコムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、
前記
構成されているコムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記
構成されているコムレベルの値を前記最も近いより高い方の2の累乗に切り上げることとを含む請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記
構成されているコムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、
前記
構成されているコムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記
構成されているコムレベルの値を前記最も近いより低い方の2の累乗に切り下げることとを含む請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む請求項2記載の方法。
【請求項10】
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係するか、前記カウンタは、前記送信デバイスに関係するか、または、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、スロット毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、フレーム毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、前記リソースが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、前記カウンタは、前記リソースセットが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされ、または、
前記カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記パターンを決定することは、
ルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することを含
み、前記参照することは、前記基準信号を送信するための構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいている請求項1記載の方法。
【請求項13】
前記送信デバイスは、ユーザ機器(UE)であり、
前記パターンを決定することは、
基地局から、前記パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することを含む請求項1記載の方法。
【請求項14】
前記基準信号を送信するため
の構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられている周波数トーンは隣接していない請求項1記載の方法。
【請求項15】
前記ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含む請求項1記載の方法。
【請求項16】
前記第1のシンボルは、第1の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルまたは第1の離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)シンボルであり、前記第2のシンボルは、第2のOFDMシンボルまたは第2のDFT-S-OFDMシンボルである請求項1記載の方法。
【請求項17】
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含むことと、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記基準信号をデコードすることと、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定することとを含
み、
前記パターンは、4のコムレベルに対して{0、2、1、3}、6のコムレベルに対して{0、3、1、4、2、5}、8のコムレベルに対して{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16のコムレベルに対して{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、オフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている方法。
【請求項18】
前記基準信号のセットのため
の構成されているコムレベルを識別することと、
前記
構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいて、
前記オフセットのシーケンスのセットから前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとをさらに含む請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記
構成されているコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0から前記
構成されているコムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記
構成されているコムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む請求項18記載の方法。
【請求項22】
前記オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、前記時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示す請求項18記載の方法。
【請求項23】
ルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することをさらに含
み、前記参照することは、前記基準信号のセットのための構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいている請求項17記載の方法。
【請求項24】
前記基準信号を送信するため
の構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない請求項17記載の方法。
【請求項25】
前記第1のシンボルは、第1の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルまたは第1の離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)シンボルであり、前記第2のシンボルは、第2のOFDMシンボルまたは第2のDFT-S-OFDMシンボルである請求項17記載の方法。
【請求項26】
送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
1つ以上のトランシーバと、
1つ以上のメモリと、
前記1つ以上のメモリおよび前記1つ以上のトランシーバと電子的に結合されている1つ以上のプロセッサとを具備し、
前記1つ以上プロセッサは、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離され
るようにと、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングする
ようにと、
1つ以上のトランシーバを通して、前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信する
ように構成され、
前記パターンは、4のコムレベルに対して{0、2、1、3}、6のコムレベルに対して{0、3、1、4、2、5}、8のコムレベルに対して{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16のコムレベルに対して{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、オフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている装置。
【請求項27】
前記
1つ以上のプロセッサは、
前記基準信号を送信するため
の構成されているコムレベルを識別する
ことと、
前記
構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいて、
前記オフセットのシーケンスのセットから前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのものである
ことと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定する
こととに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定するように構成されている請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記第1のシンボルは、第1の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルまたは第1の離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)シンボルであり、前記第2のシンボルは、第2のOFDMシンボルまたは第2のDFT-S-OFDMシンボルである請求項26記載の装置。
【請求項29】
受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
1つ以上のトランシーバと、
1つ以上のメモリと、
前記1つ以上のメモリおよび前記1つ以上のトランシーバと電子的に結合されている1つ以上のプロセッサとを具備し、
前記1つ以上プロセッサは、
1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む
ようにと、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている
ようにと、
前記基準信号をデコードする
ようにと、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定する
ように構成され、
前記パターンは、4のコムレベルに対して{0、2、1、3}、6のコムレベルに対して{0、3、1、4、2、5}、8のコムレベルに対して{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16のコムレベルに対して{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、オフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている装置。
【請求項30】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記基準信号のセットのための構成されているコムレベルを識別するようにと、
前記構成されているコムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記オフセットのシーケンスのセットから前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されるようにと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定するようにさらに構成されている請求項29記載の装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0266
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0266】
[0277]
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供されている。本開示のさまざまな修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形例に適用してもよい。したがって、本開示は、ここで説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングすることと、
前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信することとを含む方法。
[2] 前記パターンを決定することは、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別することと、
前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとを含む[1]記載の方法。
[3] 前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までの前記シーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む[2]記載の方法。
[4] 前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む[2]記載の方法。
[5] 前記床または天井演算を再帰的に実行することは、
前記再帰において床演算と天井演算との間で入れ替わることを含む[4]記載の方法。
[6] 前記オフセットのシーケンスを決定することは、
前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることと、
0から前記丸められた値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値が、0から前記コムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記コムレベルの値を下回る前記10進値のシーケンスのサブセットを含むように、または、前記10進値のシーケンスと、前記コムレベルの値を下回り、前記10進値のシーケンスから除外されている他の10進値とを含むように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む[2]記載の方法。
[7] 前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げまたは切り下げることは、
前記コムレベルの値が、最も近いより低い方の2の累乗よりも、最も近いより高い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記コムレベルの値を前記最も近いより高い方の2の累乗に切り上げることとを含む[6]記載の方法。
[8] 前記コムレベルの値を2の累乗に切り上げるまたは切り下げることは、
前記コムレベルの値が、最も近いより高い方の2の累乗よりも、最も近いより低い方の2の累乗により近いことを決定することと、
前記コムレベルの値を前記最も近いより低い方の2の累乗に切り下げることとを含む[6]記載の方法。
[9] 前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む[2]記載の方法。
[10] 前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係するか、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係するか、前記カウンタは、前記送信デバイスに関係するか、または、前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースセットに関係する共有カウンタである[9]記載の方法。
[11] 前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、スロット毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、リソース機会毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、フレーム毎の後にリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースに関係し、前記カウンタは、前記リソースが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースセットに関係し、前記カウンタは、前記リソースセットが再構成されるときにリセットされ、
前記カウンタは、前記ポジショニングのために使用される基準信号を送信するために使用されるリソースコンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記リソースコンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされ、または、
前記カウンタは、報告コンフィギュレーションまたは設定に関係し、前記カウンタは、前記報告コンフィギュレーションまたは設定が再構成されるときにリセットされる[9]記載の方法。
[12] 前記パターンを決定することは、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することを含む[1]記載の方法。
[13] 4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンが決定される[12]記載の方法。
[14] 前記送信デバイスは、ユーザ機器(UE)であり、
前記パターンを決定することは、
基地局から、前記パターンを決定するために使用されるオフセットのシーケンスの表示を受信することを含む[1]記載の方法。
[15] 前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられている周波数トーンは隣接していない[1]記載の方法。
[16] 前記ポジショニングのために使用される基準信号は、ポジショニング基準信号(PRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、サウンディング基準信号(SRS)、または、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)信号を含む[1]記載の方法。
[17] 受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための方法において、
時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含むことと、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されていることと、
前記基準信号をデコードすることと、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定することとを含む方法。
[18] 前記基準信号のセットのために構成されているコムレベルを識別することと、 前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットは、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるために使用されることと、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することとをさらに含む[17]記載の方法。
[19] 前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンス中の各数のバイナリ表現を決定し、各バイナリ表現が同じ数のビットを含むことと、
前記数のシーケンス中の各数の前記バイナリ表現を反転させることと、
各反転されたバイナリ表現に対応する10進値を決定し、各10進値は、0から前記コムレベルよりも1だけ小さい数までのシーケンスに対応する10進値のシーケンス中に含まれていることと、
前記10進値のシーケンスに等しくなるように、前記オフセットのシーケンスを決定することとを含む[18]記載の方法。
[20] 前記オフセットのシーケンスを決定することは、
0から前記コムレベルの値よりも1だけ小さい数までのシーケンスを含む循環バッファを識別することと、
前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第1の値として含めるための第1の値を選択することと、
前記循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行することと、
前記循環バッファのサイズの半分において実行された前記床または天井演算の結果を、前記循環バッファから選択された前記第1の値に加算して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に第2の値として含めるための第2の値を識別することと、
前記循環バッファをセグメント化循環バッファに再帰的にセグメント化し、各セグメント化循環バッファのサイズが1に等しくなるまで、各セグメント化循環バッファのサイズの半分において、床または天井演算を実行して、前記循環バッファから、前記オフセットのシーケンス中に次の値として含めるための次の値を識別することと、
前記循環バッファ中の残りの値を、前記オフセットのシーケンス中の残りの値として含めることとを含む[18]記載の方法。
[21] 前記オフセットのシーケンスからオフセット値を識別するために使用されるカウンタの値を識別することと、
前記識別されたカウンタ値を使用して、前記オフセットのシーケンスをインデックス付けすることと、
前記インデックス付けに少なくとも部分的に基づいて、シンボル中の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのオフセットを決定することとをさらに含む[18]記載の方法。
[22] 前記オフセットのシーケンス中の各オフセットは、基準リソースからのオフセットを示し、前記時間周波数リソースのセット中の基準信号を含むリソース要素のロケーションを示す[18]記載の方法。
[23] 前記基準信号のセットのために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照することに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定することをさらに含む[17]記載の方法。
[24] 4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンが決定される[23]記載の方法。
[25] 前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルの値は、4よりも大きく、前記時間周波数リソースのセット中の2つの連続するシンボルのすべてのグループ中で基準信号が割り当てられる周波数トーンは隣接していない[17]記載の方法。
[26] 送信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む時間周波数リソースのセットに対するパターンを決定し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの、ポジショニングのために使用される基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンが、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて、前記時間周波数リソースのセットのサブセットに前記基準信号をマッピングする手段と、
1つ以上のトランシーバを通して、前記時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、前記基準信号を送信する手段とを具備する装置。
[27] 前記パターンを決定する手段は、
前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを識別する手段と、
前記コムレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンに対するオフセットのシーケンスを決定し、前記シーケンス中の各オフセットが、シンボル内の周波数トーンに基準信号を割り当てるためのものである手段と、
前記オフセットのシーケンスに少なくとも部分的に基づいて、前記パターンを決定する手段とを具備する[26]記載の装置。
[28] 前記パターンを決定する手段は、前記基準信号を送信するために構成されているコムレベルを有するルックアップテーブルを参照する手段を備える[26]記載の装置。
[29] 前記パターンは、4の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、2、1、3}、6の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、3、1、4、2、5}、8の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、4、2、6、1、5、3、7}、または、16の構成されているコムレベルに対して少なくとも{0、8、4、12、2、10、6、14、1、9、5、13、3、11、7、15}を含む、前記ルックアップテーブル中のオフセットのシーケンスのセットのいずれかに少なくとも部分的に基づいている[28]記載の装置。
[30] 受信デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置において、
1つ以上のトランシーバを通して、時間周波数リソースのセットのサブセットを介して、ポジショニングのために使用される基準信号のセットを受信し、前記時間周波数リソースのセットは、複数のシンボルと複数の周波数トーンとを含む手段と、
前記時間周波数リソースのセットに対するパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記基準信号のセットを識別し、
前記パターンは、前記時間周波数リソースのセットの第1のシンボル内の周波数トーンの第1のセットと、前記時間周波数リソースのセットの第2のシンボル内の周波数トーンの第2のセットとへの基準信号の割り当てを含み、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルは連続しており、
前記第1のセットの各周波数トーンは、前記複数の周波数トーンの少なくとも1つの周波数トーンだけ、前記第2のセットの各周波数トーンから周波数において分離されている手段と、
前記基準信号をデコードする手段と、
前記デコードされた基準信号に少なくとも部分的に基づいて、前記受信デバイスのロケーションを推定する手段とを具備する装置。
【国際調査報告】